JP6496496B2 - 電力貯蔵システムおよびその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、二次電池およびキャパシタを備えている電力貯蔵システムおよびその制御方法に関する。
従来、高エネルギ密度および高出力密度を両立する電力貯蔵システムとして、二次電池およびキャパシタを組み合わせたハイブリッドシステムが知られている。ただし、二次電池の寿命の短さがハイブリッドシステムを船舶などの輸送機器に搭載する上で問題となっている。このため、長寿命化を図ったハイブリッドシステムとして、たとえば、非特許文献1のハイブリッド電源システムが知られている。
このハイブリッド電源システムでは、低周波成分の電力を電池が供給し、高い周波数成分の電力を電気二重層キャパシタが供給している。この高周波成分をHPF(High Pass Filter)で分離して、HPFの時定数TEDLCをキャパシタの容量および充放電周期に基づいて設定している。また、キャパシタの過充電および過放電を防止するために、比例補償器を用いて、電池がキャパシタの損失分を供給できるように比例補償器の比例ゲインkpを設定している。
能美雄貴、近藤圭一郎著「電池・キャパシタハイブリッド電源システムにおける電池の長寿命化、損失低減に適した蓄電装置搭載質量の決定法」平成25年電気学会産業応用部門大会 IV−125〜IV−128
上記ハイブリッド電源システムでは、制御パラメータ(HPFの時定数TEDLC、比例補償器の比例ゲインkp)が負荷変動の特性(周波数、大きさ)に依存するため、ハイブリッド電源システムが汎用性に欠けている。
すなわち、キャパシタの容量および充放電周期に基づいたHPFの時定数TEDLCは、負荷変動の周波数に依存して設定される。たとえば、時定数TEDLCは、キャパシタが負担する負荷変動の周波数F1に対応した時定数T1(=1/F1)より大きく、電池が負担する負荷変動の周波数F2に対応した時定数T2(=1/F2)より小さな値に設定される。この場合、充放電パターンの変化や別システムへの適用などによって負荷変動の周波数が変化すると、設定された時定数TEDLCが変化した負荷変動の周波数に適合しなくなる。T1<T2<TEDLCになると、全ての電力をキャパシタが負担することになる。一方、TEDLC<T1<T2になると、全ての電力を電池が負担することになる。よって、負荷変動の周波数に応じて時定数TEDLCを調整しなければならない。
また、比例補償器の比例ゲインkpは負荷変動の大きさに依存する。負荷変動の大きさに対して比例ゲインkpが小さすぎると、キャパシタの損失を補償できず、キャパシタの電圧が下限に達してしまう。一方、負荷変動の大きさに対して比例ゲインkpが大きすぎると、キャパシタの電圧を一定にしようと働き、電池からの電力供給が増加してしまう。よって、負荷変動の大きさに応じて比例ゲインkpを調整しなければならない。
本発明はこのような課題を解決するためになされたものであり、汎用性が高く、長寿命化が図られた電力貯蔵システムおよびその制御方法を提供することを目的としている。
本発明のある態様に係る電力貯蔵システムは、負荷側端子が負荷に接続される電力変換器と、前記電力変換器の電源側端子に接続された二次電池と、前記電力変換器の電源側端子にDC/DCコンバータを介して前記二次電池に並列に接続されたキャパシタと、前記二次電池より前記キャパシタを優先して充放電させるように前記DC/DCコンバータを制御する制御器と、を備えている。
この構成によれば、二次電池およびキャパシタの充放電が負荷変動の周波数および大きさに依存しないので、電力貯蔵システムの汎用性が高い。また、二次電池よりキャパシタを優先して充放電させるので、二次電池よりキャパシタを優先しない場合に比べて二次電池の充放電回数が減少し、二次電池の寿命が長くなる。その結果、電力貯蔵システムの長寿命化を図ることができる。
電力貯蔵システムでは、前記制御器は、零または零に近い所定の二次電池電流目標値に対する前記二次電池の電流の偏差に基づいて前記キャパシタ電流目標値を生成する第1制御部と、前記キャパシタ電流目標値に対する前記キャパシタの電流の偏差に基づいて前記DC/DCコンバータの通流率を生成し、これを前記DC/DCコンバータに出力する第2制御部と、を含んでいてもよい。
この構成によれば、負荷変動の際に、二次電池の電流が所定の二次電池電流目標値に抑制される。従って、所定の二次電池電流目標値に応じて、二次電池の充放電回数が抑制され、その分、二次電池よりキャパシタが優先して充放電される。
電力貯蔵システムでは、前記所定の二次電池電流目標値は、前記二次電池の一時間電流率以下の電流値であってもよい。この一時間電流率は、一時間で二次電池の残存容量SOC(State Of Charge)を充電または放電することができる電流値である。
この構成によれば、効果的に二次電池の充放電回数が抑制され、効果的に二次電池の寿命が長くなる。その結果、効果的に電力貯蔵システムの長寿命化を図ることができる。
電力貯蔵システムでは、前記所定の二次電池電流目標値は、零であってもよい。
この構成によれば、最も効果的に二次電池の充放電回数が抑制され、最も効果的に二次電池の寿命が長くなる。その結果、最も効果的に電力貯蔵システムの長寿命化を図ることができる。
電力貯蔵システムでは、前記第1制御部は、前記二次電池のSOCを所定値に維持するための電流と、前記所定の二次電池電流目標値に対する前記二次電池の電流の偏差とに基づいて前記キャパシタ電流目標値を生成するように構成されていてもよい。
この構成によれば、二次電池のSOCを所定値に維持することができる。
本発明のある態様に係る電力貯蔵システムの制御方法は、負荷側端子が負荷に接続される電力変換器と、前記電力変換器の電源側端子に接続された二次電池と、前記電力変換器の電源側端子にDC/DCコンバータを介して前記二次電池に並列に接続されたキャパシタと、制御器と、を備えた電力貯蔵システムの制御方法であって、前記制御器は、前記二次電池より前記キャパシタを優先して充放電させるように前記DC/DCコンバータを制御する。
本発明は、以上に説明した構成を有し、汎用性が高く、長寿命化が図られた電力貯蔵システムおよびその制御方法を提供することができるという効果を奏する。
本発明の上記目的、他の目的、特徴、および利点は、添付図面参照の下、以下の好適な実施態様の詳細な説明から明らかにされる。
本発明の実施形態1に係る電力貯蔵システムの構成を示す機能ブロック図である。 図1の電力貯蔵システムを搭載した船舶を概略的に示す図である。 図1の電力貯蔵システムの制御器の構成例を示す図である。 電力の第1充放電パターンを示すグラフである。 電力の第2充放電パターンを示すグラフである。 第1充放電パターンの充放電による二次電池の損失量を示すグラフである。 第2充放電パターンの充放電による二次電池の損失量を示すグラフである。 図8(a)は、実施例の電力貯蔵システムにおける第2充放電パターン、二次電池およびキャパシタの各電力を示すグラフである。図8(b)は、実施例の電力貯蔵システムにおける二次電池およびキャパシタの各電流を示すグラフである。 図9(a)は、比較例の電源システムにおける第2充放電パターン、二次電池およびキャパシタの各電力を示すグラフである。図8(b)は、比較例の電源システムにおける二次電池およびキャパシタの各電流を示すグラフである。 第2充放電パターンの充放電時における実施例の電力貯蔵システムの二次電池およびキャパシタの各残存容量を示すグラフである。 第2充放電パターンの充放電時における比較例の電源システムの二次電池およびキャパシタの各残存容量を示すグラフである。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら具体的に説明する。なお、以下では全ての図面を通じて同一又は相当する要素には同一の参照符号を付して、その重複する説明を省略する。
(実施の形態1)
図1は、実施形態1に係る電力貯蔵システム100の構成を示す機能ブロック図である。図2は、電力貯蔵システム100を搭載した船舶300を概略的に示す図である。図1に示す電力貯蔵システム100の用途は、特に限定されず、たとえば、車両などの移動体に用いられる。この電力貯蔵システム100は、たとえば、図2に示す電気推進船舶(船舶)300の補助電源として用いられる。図2では、船舶300は、電気推進力(電動発電機330の駆動力)をプロペラ220の主駆動源として用いている。ただし、プロペラ220の主駆動源に主機(図示せず)と用いて、電気推進力(電動発電機330の駆動力)をプロペラ220の補助駆動源として用いてもよい。なお、電動発電機330は電動変換器320を介して電力貯蔵システム100、主電源310および船内電力系統210に接続している。
通常、航海中には船舶300を推進する電力および船舶300内で使用する電力を船舶300に備えられた主電源310で賄っている。この電力の変動が非常大きいと、過電流によって主電源310からの電力供給が遮断されてしまう。このような事態を回避するため、主電源310と共に補助電源として電力貯蔵システム100が船舶300の負荷200(たとえば、船内電力系統210およびプロペラ220駆動用電動発電機330)に接続されている。これにより、電力貯蔵システム100は、適宜、主電源310をアシストして電力を負荷200に供給し、または、負荷200から電力を受給して貯蔵する。ただし、電力貯蔵システム100の用途は船舶300の補助電源に限定されず、たとえば、自動車や家庭などに電力を供給する電力貯蔵システムとしても用いられる。
電力貯蔵システム100は、二次電池10、キャパシタ11および制御器12を備えている。電力貯蔵システム100は、DC/ACインバータ13を介して負荷200に電力を供給し、または、負荷200から電力を受給して二次電池10およびキャパシタ11の一方または双方に貯蔵する。
DC/ACインバータ(電力変換器)13は、負荷側端子が負荷200に接続されている。DC/ACインバータ13は、電源側端子に入力される直流電力を交流電力に変換して、交流電力を負荷側端子から出力する。また、DC/ACインバータ13は、負荷側端子に入力される交流電力を直流電力に変換して、直流電力を電源側端子から出力する。
DC/ACインバータ13の電源側端子には、二次電池10とキャパシタ11とが互いに並列に接続されている。キャパシタ11は、DC/DCコンバータ17を介してDC/ACインバータ13の電源側端子に接続されている。
具体的には、DC/ACインバータ13の電源側端子に一対の配線で構成されるDCリンク20を介して二次電池10が接続され、このDCリンク20にキャパシタ11がDC/DCコンバータ17を介して接続されている。DCリンク20を構成する一対の配線間にはDCリンクキャパシタ14が接続されている。
DCリンクキャパシタ14は、DCリンク20の電圧の変動を平滑化する。DCリンクキャパシタ14に並列に電圧センサ15が接続されている。電圧センサ15は、DCリンク20の電圧であるDCリンク電圧Vdc(DCリンクキャパシタ14の両端電圧))を検知する。
二次電池10は、電荷を化学反応または物理反応を介して蓄積し、蓄積した電荷を逆反応を介して放出する大容量型蓄電デバイスである。二次電池10としては、たとえば、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池および鉛蓄電池が用いられる。二次電池10に直列に第1電流センサ16が接続されている。第1電流センサ16は、二次電池10とキャパシタ11との接続点との間に設けられており、二次電池10から放電されるまたは二次電池10を充電する電流Ibを検知する。
キャパシタ11は、電荷を直接(反応を介さずに)蓄積し、蓄積した電荷を直接放出する高出力型蓄電デバイスである。キャパシタ11として、たとえば、リチウムイオンキャパシタ、電気二重層キャパシタが用いられる。キャパシタ11は、DCリンク20にDC/DCコンバータ17を介して接続されており、この接続点は第1電流センサ16とDCリンクキャパシタ14との間に設けられている。
DC/DCコンバータ17は、通流率を変化させてキャパシタ11の電流を変化させる。DC/DCコンバータ17は、電圧を変えることが可能な昇圧機能または降圧機能を有していてもよい。DC/DCコンバータ17とキャパシタ11の接続点との間においてDC/DCコンバータ17に直列に直流リアクトル18(DCL)が接続されている。直流リアクトル18は、DC/DCコンバータ17から出力されるまたはDC/DCコンバータ17に入力される電流を平滑化する。DC/DCコンバータ17とDCリンク20との間においてDC/DCコンバータ17に直列に第2電流センサ19が接続されており、第2電流センサ19はキャパシタ11から放電されるまたはキャパシタ11を充電する電流Icを検知する。
制御器12は、二次電池10よりキャパシタ11を優先して充放電させるようにDC/DCコンバータ17を制御する。すなわち、制御器12は、第1制御部12aおよび第2制御部12bを含む。
第1制御部12aは、二次電池10の所定の電流指令値Ib*(二次電池電流目標値)に対する二次電池10の電流Ibの偏差に基づいて、キャパシタ11の電流指令値Ic*(キャパシタ電流目標値)を生成する。第2制御部12bは、この電流指令値Ic*に対するキャパシタ11の電流Icの偏差に基づいて、DC/DCコンバータ17の通流率Dを生成し、これをDC/DCコンバータ17に出力する。これにより、制御器12は、キャパシタ11の電流を直接的に制御し、二次電池10の電流を間接的に制御する。このため、電力貯蔵システム100の全体における電流の流れが制御される。ここで、所定の電流指令値Ib*を、0(零)または0(零)に近い値に設定する。これにより、負荷変動の際に、二次電池10の電流Ibが所定の電流指令値Ib*に抑制される。従って、所定の電流指令値Ib*に応じて、二次電池10の充放電回数が抑制され、その分、キャパシタ11が二次電池10より優先して充放電される。
第1制御部12aは、二次電池10の残存容量SOC(State Of Charge)(%)を所定値に維持するための電流Ibsoc*と、電流指令値Ib*に対する二次電池10の電流Ibの偏差とに基づいて、キャパシタ11の電流指令値Ic*を生成する。これにより、二次電池10の残存容量SOCの変動を抑制しながら、電力貯蔵システム100の全体における電流の流れを制御する。
次に、図1および図3を参照しながら、電力貯蔵システム100の充放電の制御方法を具体的に説明する。図3は、電力貯蔵システム100の制御器12の構成例を示すブロック図である。なお、以下の充放電では、内部起電力Eb(V)がフラットなプラトー領域で二次電池10を用いた。たとえば、残存容量SOC40%以下および60%以上で内部起電力Ebが傾く二次電池10に対しては、SOC50%付近で二次電池10を使用した。
図1に示すように、DC/ACインバータ13から負荷200へ有効電力が供給されていないとき、DCリンクキャパシタ14に印加されるDCリンク電圧Vdc(V)は、二次電池10の内部起電力Eb(V)に等しくなる。この内部起電力Ebは、下記(式1)に示すように、二次電池10に残存容量SOC(State Of Charge)(%)に依存し、その関数f(SOC(t))により求められる。(式1)内の残存容量SOCは下記(式2)で表される。この(式2)におけるIbは二次電池10の電流(A)であり、Qb0はキャパシタ11の定格容量(Ah)である。
Eb=f(SOC(t)) (式1)
Figure 0006496496
一方、負荷変動が発生し、DC/ACインバータ13から負荷200へ有効電力Pac(W)が供給されると、DCリンクキャパシタ14からDC/ACインバータ13へ電流Idc(A)が流れる。この電流Idcは下記(式3)により表される。この(式3)におけるVdcはDCリンク電圧(V)である。
Idc=Pac/Vdc (式3)
この電流Idcの流れによって、電流Icdc(A)がDCリンクキャパシタ14から流れる。この電流Icdcは下記(式4)により表される。(式4)で、Icは、DC/DCコンバータ17の1次側(DCリンクキャパシタ14側)のキャパシタ11の電流(1次側電流)(A)である。
Icdc=Idc−Ib−Ic (式4)
DCリンクキャパシタ14において電流Icdcが流れることにより、DCリンクキャパシタ14の電圧(DCリンク電圧)Vdcが降下する。DCリンク電圧Vdcは下記(式5)により表される。(式5)で、CdcはDCリンクキャパシタ14の静電容量(F)である。
Vdc=(−1/Cdc)∫Icdc・dt (式5)
DCリンク電圧Vdcの降下により、DCリンク電圧Vdcと内部起電力Ebとの電位差が生じ、二次電池10からDCリンクキャパシタ14へ放電電流Ib(A)が流れる。この時の放電電流Ibは下記(式6)により表される。(式6)で、Rbは二次電池10の内部抵抗(Ω)である。
Ib=(Eb−Vdc)/Rb (式6)
そして、放電電流Ibが流れると、電流Ibを第1電流センサ16が検知して制御器12へ出力する。図3に示すように、制御器12は、第1電流センサ16からの電流Ibを得て、キャパシタ11を二次電池10に優先して充放電させて有効電力Pacを供給するように制御する。
すなわち、有効電力Pac(t)(W)は、DC/ACインバータ13を介して二次電池10およびキャパシタ11から負荷200へ供給される。このため、有効電力Pac(t)は、下記(式7)で表されるように、二次電池10の電力Pb(t)(W)とキャパシタ11の電力Pc(t)(W)との合計値であって、0(W)より大きくなる。
Pac(t)=Pb(t)+Pc(t),t>0 (式7)
そして、二次電池10の電流指令値Ib*(二次電池電流目標値)を0(零)(A)に設定すると、二次電池10の電力Pb(t)が0(W)に近づく。このため、下記(式8)の関係となり、キャパシタ11が二次電池10より優先的に使用されて、有効電力Pac(t)の全部をキャパシタ11が担うことになる。なお、キャパシタ11が二次電池10より優先的に使用されれば、二次電池10の電流指令値Ib*を0(A)でなく、0(零)に近い値(A)に設定してもよい。
Pac(t)=Pc(t),t>0 (式8)
そこで、第1制御部12aは、二次電池10の電流指令値Ib*に対する第1電流センサ16からの電流Ibの偏差(Ib*−Ib)からキャパシタ11の出力電力指令値Pc*(W)を下記(式9)に基づいて求める。(式9)で、C1(s)は伝達関数である。
Pc*=C1(s)・(Ib*−Ib) (式9)
第1制御部12aは、電圧センサ15からDCリンク電圧Vdcを得る。そして、第1制御部12aは、このDCリンク電圧Vdcと(式9)で求めた出力電力指令値Pc*とからキャパシタ11の電流指令値Ic*(キャパシタ電流目標値)を下記(式10)に従って演算して得る。1次側電流指令値Ic*は、DC/DCコンバータ17の1次側(DCリンクキャパシタ14側)のキャパシタ11の電流指令値(A)である。
Ic*=Pc*/Vdc (式10)
次に、第2制御部12bは、第2電流センサ19からキャパシタ11の電流Icを得る。そして、第2制御部12bは、この電流Icの1次側電流指令値Ic*に対する偏差(Ic*−Ic)からDC/DCコンバータ17の通流率Dを下記(式11)に基づいて求める。(式11)で、C2(s)は伝達関数である。
D=C2(s)・(Ic*−Ic) (式11)
第2制御部12bは、通流率DをDC/DCコンバータ17に出力すると、1次側電流Icの電流がキャパシタ11から流れる。この電流は、DC/DCコンバータ17および直流リアクトル18を介してDCリンクキャパシタ14に流れる。このDCリンクキャパシタ14に供給される電力Pc(W)は下記(式12)で表される。
Pc=Vdc・Ic (式12)
上記のとおり、二次電池10の電流指令値Ib*が0(零)または0(零)に近い値に設定されているため、キャパシタ11の電力Pcが有効電力Pacとして負荷200に供給される。このキャパシタ11の電力Pcが有効電力Pacに等しければ、有効電力Pacに対してキャパシタ11の電力Pcで足りているため、キャパシタ11のみで負荷200に電力を供給する。
一方、キャパシタ11の残存容量SOCの低下や出力電流の制限などによってキャパシタ11の電力Pcが有効電力Pacより小さければ、有効電力Pacに対してキャパシタ11の電力Pcで足りない。このため、DCリンク電圧Vdcが低下し、DCリンク電圧Vdcと内部起電力Ebとの電位差が生じる。これにより、二次電池10からDCリンクキャパシタ14へ放電電流Ib(A)が流れて、下記(式13)の二次電池10の電力PbがDCリンクキャパシタ14に供給される。この二次電池10の電力Pbをキャパシタ11の電力Pcに加えた電力が有効電力Pacとして負荷200に供給される。
Pb=Vdc・Ib (式13)
また、二次電池10の内部起電力Ebは二次電池10の残存容量SOCに依存するため、上記のとおりにキャパシタ11の電流を制御するのに加えて、二次電池10の残存容量SOCも制御する必要がある。このため、制御器12は、第1電流センサ16から二次電池10の電流Ibを取得し、二次電池10の残存容量SOC(t)を上記(式2)から求める。制御器12は、二次電池10の残存容量SOC(t)からSOC維持用の電流指令値Ibsoc*を下記(式14)に従って算出する。(式14)においてC3はSOC(t)の補正項である。そして、制御器12は、電流指令値Ibsoc*によって二次電池10の電流指令値Ib*を補正することによって、二次電池10の残存容量SOCを制御する。
Ibsoc*=C3・(SOC(t)) (式14)
なお、図3では、電流指令値Ibsoc*が電流指令値Ib*に加算されているが、電流指令値Ibsoc*は、電流指令値Ib*に対する電流Ibの偏差に加算されてもよい。
上記構成によれば、DC/DCコンバータ17の通流率によってキャパシタ11の電流を制御することにより、二次電池10の電流も間接的に制御し、電力貯蔵システム100の全体における電流の流れを制御することができる。よって、制御パラメータが負荷変動の特性に依存することがなく、電力貯蔵システム100は汎用性に優れている。
また、二次電池10よりキャパシタ11を優先して充放電させている。これにより、二次電池10の充放電回数および充放電深度を減らすことができるため、二次電池10の長寿命化を図ることができる。
たとえば、二次電池10の電流指令値Ib*を0または0に近い値に設定している。これにより、キャパシタ11を二次電池10より優先的に簡単に充放電させることができる。
なお、二次電池10の充放電時の電流Ibが低いほど、二次電池10の長寿命化が図られる。このため、二次電池10の電流指令値Ib*の0(零)に近い値に、たとえば、二次電池10の一時間電流率以下の電流値に設定してもよい。この一時間電流率は、一時間で二次電池の残存容量SOC(State Of Charge)を0%から100%まで充電することができる電流値、または、一時間で二次電池のSOCを100%から0%まで放電することができる電流値である。このように、二次電池10の充放電電流Ibが一時間電流率(1C)以下に制限される。これにより、キャパシタ11より大きな電流が二次電池10に流れることによって二次電池10の劣化が促進されることを抑制することができ、二次電池10の長寿命化が図られる。
また、二次電池10の電流指令値Ib*の0(零)に近い値を、有効電力Pacおよび比例係数kを用いて、Ib*=k・Pacと第1制御部12aにおいて設定してもよい。これにより、電力貯蔵システム100全体の出力に比例して、二次電池10の電流Ibを増減させることができる。このとき、二次電池10とキャパシタ11との負荷分担率はk:(1−k)となるため、比例係数kによって二次電池10の負荷分担率を調整することが可能である。よって、放電中にキャパシタ11のSOCが規定値以下になった場合、または、充電中にキャパシタ11のSOCが規定値以上になった場合、キャパシタ11の電流指令値Ic*を低減して、二次電池10の充放電電流Ibが増加させることができる。
(実施例)
次に、上記構成の電力貯蔵システム100における二次電池10の長寿命化について実施例による検証結果を説明する。具体的には、二次電池10の寿命は二次電池10の発熱量に依存する。二次電池10の発熱量が大きいほど、二次電池10が劣化し、二次電池10の寿命が短くなる。よって、充放電パターンに応じて電力貯蔵システム100を制御した際の二次電池10の発熱量に基づいて二次電池10の寿命を評価した。
実施例の電力貯蔵システム100では、図3に示す制御例の通りに二次電池10の電流指令値ib*=0とし、各センサ16、19、15からの検出値Ib、Ic、Vdcに基づいて求めたDC/DCコンバータ17の通流率Dにより、キャパシタ11の電流を制御した。一方、比較例の電源システムでは、上記非特許文献1のハイブリッド電源システムと同様に、比例補償器を用い、高周波成分をHPF(High Pass Filter)で分離して、低周波成分の電力を二次電池10が供給し、高い周波数成分の電力を電気二重層キャパシタ11が供給した。ここで、キャパシタ11をできる限り使用するように、HPFの時定数TEDLCを充放電パターンの周期より大きく、比例補償器の比例ゲインkpをキャパシタ11の上限電圧および下限電圧に達しない範囲における小さい値に設定した。このため、充放電パターンの周期および電圧に応じて時定数TEDLCおよび比例ゲインkpは異なる。
なお、実施例の電力貯蔵システム100および比較例の電源システムの構成(二次電池10およびキャパシタ11の各数量、各内部抵抗、静電容量など)、ならびに、DC/DCコンバータ17の制御方法およびパラメータをそれぞれ同一にした。実施例の電力貯蔵システム100および比較例の電源システムでは、キャパシタ11の損失を十分補償できるように、二次電池10の二次電池10容量を155.52kWhとした。また、キャパシタ11の初期電力量を2.15kWhとした。
検証では、電力の大きさおよび充放電の周波数が異なる2種類の充放電パターンに従って、実施例の電力貯蔵システム100および比較例の電源システムを制御した。そして、二次電池10の損失量(内部損失)の全てまたはほぼ全てが熱エネルギになるため、損失量Loss(kWh)を発熱量として下記(式15)により求めた。この(式15)において、iは二次電池10の電流(A)であり、Rは二次電池10の内部抵抗(Ω)である。
Loss=(3600/1000)・∫i2・Rdt (式15)
第1充放電パターンでは、図4に示すように、5秒間250kWの電力量(0.347kWh)を放電し、1秒間休止した後、5秒間250kWを充電し、1秒間休止するという周期12秒の充放電を繰り返す。第2充放電パターンでは、図5に示すように、15秒間500kWの電力量(2.083kWh)を放電し、2秒間休止した後、15秒間500kWを充電し、2秒間休止するという周期34秒の充放電を繰り返す。このように、第1充放電パターンの電力量(0.347kWh)がキャパシタ11の初期電力量(2.15kWh)より非常に小さいため、第1充放電パターンはキャパシタ11に対して軽充放電と言える。第2充放電パターンの電力量(2.083kWh)がキャパシタ11の初期電力量(2.15kWh)と同等であるため、第2充放電パターンはキャパシタ11に対して重充放電と言える。
検証の結果、図6に示すように、第1充放電パターンで充放電した際、実施例および比較例の損失量Lossは時間の経過と伴に増加している。また、図7に示すように、第2充放電パターンで充放電した際、実施例および比較例の損失量Lossは時間の経過と伴に増加している。図6および図7の全時間範囲において実施例の損失量は比較例の損失量より小さく、この差は時間の経過と伴に大きくなっている。
また、図6の1200(sec)時点における実施例の損失量は比較例の損失量の72.2%であった。図7の1200(sec)時点における実施例の損失量は比較例の損失量の51.3%であった。
このように、実施例の損失量は比較例より小さいことから、実施例の発熱量が比較例より少ない。このため、実施例における二次電池10の熱劣化が抑制され、二次電池10の長寿命化が図れたと考えられる。
このような実施例の損失量と比較例の損失量との差は、二次電池10の電力(kWh)および二次電池10の電流(A)に由来する。すなわち、図8(a)に示すように、第2充放電パターンで実施例が充放電した際、負荷200への放電開始時にはキャパシタ11のみから電力を供給し、これによりキャパシタ11の残量容量が減少するに従って二次電池10からも電力を供給する。次に、休止中には二次電池10からの給電が終了し、充電時にはキャパシタ11のみに電力が供給される。また、図8(b)に示す電流についても、図8(a)の電力と同様のことが言える。つまり、第2充放電パターンによる実施例の充放電では、放電の初期にはキャパシタ11のみから電流が流れ、キャパシタ11の残量容量が減少するに伴って二次電池10からも電流が流れる。そして、休止中に二次電池10からの電流の流れが終わり、充電時にはキャパシタ11のみに電流が流れる。
一方、図9(a)に示すように、第2充放電パターンで比較例が充放電した際、放電が始まると、HPFによって高周波成分の電力をキャパシタ11のみから供給し、その後の低周波成分の電力を二次電池10およびキャパシタ11から供給している。充電が終了すると(20秒付近、50秒付近)、キャパシタ11の残存容量SOCを回復するために比例補償器が働き、二次電池10からキャパシタ11に電力が供給される。そして、充電の終了時から放電開示時(35秒付近、70秒付近)に、キャパシタ11の残存容量SOCが上限に近くなるため、負荷200からの電力が二次電池10に供給される。また、図9(b)に示す電流についても、図9(a)の電力と同様のことが言える。つまり、第2充放電パターンによる比較例の充放電では、放電の初期にキャパシタ11のみから電流が流れ、その後に二次電池10からも電流が流れる。そして、休止中および充電と途中まで二次電池10から電流が流れ、充電時にはキャパシタ11へ電流が流れ、充電の途中からは二次電池10へも電流が流れる。
このように、比較例の電源システムでは、HPFの機能によってキャパシタ11の残存容量SOCが急激に増減するのに対してキャパシタ11の電力指令値を補償するように比例補償器が働く。これにより、放電中のみならず充電中も二次電池10の電流が常時流れている。これに対して、実施例では、二次電池10の電流指令値ib*=0(A)にすることにより、電流指令値ib*と二次電池10の電流Ibとの偏差に相当するキャパシタ11の出力電力指令値Pc*が決定されるため、二次電池10からキャパシタ11に電力が供給されない。このように、実施例では効率的に電力がキャパシタ11のみに充電される。よって、比較例のような二次電池10とキャパシタ11との間の電力のやり取りが実施例では行われないことにより、実施例の損失量(発熱量)は比較例に比べて小さくなる。
なお、図10に示す第2充放電パターンで1200秒間、充放電した際の実施例の二次電池10の残存容量SOC(%)は、38.9%であった。また、図11に示す第2充放電パターンで1200秒間、充放電した際の比較例の二次電池10の残存容量SOC(%)は、37.5%であった。このため、実施例の二次電池10の残存容量SOCは比較例と同等であった。なお、充放電開始時における実施例および比較例の各二次電池10の残存容量SOCは、50%であった。
(その他の実施の形態)
なお、上記実施の形態において、負荷200に直流電力を供給する場合には、電力変換器として、DC/ACインバータ13に代えて、DC/DCコンバータを用いてもよい。
上記説明から、当業者にとっては、本発明の多くの改良や他の実施形態が明らかである。従って、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本発明を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本発明の精神を逸脱することなく、その構造および/又は機能の詳細を実質的に変更できる。
本発明の電力貯蔵システムおよびその制御方法は、汎用性が高く、長寿命化が図られた電力貯蔵システムおよびその制御方法等として有用である。
10 二次電池
11 キャパシタ
12 制御器
12a 第1制御部
12b 第2制御部
13 DC/ACインバータ
14 DCリンクキャパシタ
17 DC/DCコンバータ
20 DCリンク
100 電力貯蔵システム
200 負荷

Claims (3)

  1. 負荷側端子が負荷に接続される電力変換器と、
    前記電力変換器の電源側端子に接続された二次電池と、
    前記電力変換器の電源側端子にDC/DCコンバータを介して前記二次電池に並列に接続されたキャパシタと、
    前記二次電池より前記キャパシタを優先して充放電させるように前記DC/DCコンバータを制御する制御器と、を備え
    前記制御器は、
    零または零に近い所定の二次電池電流目標値に対する前記二次電池の電流の偏差に基づいて前記キャパシタ電流目標値を生成する第1制御部と、
    前記キャパシタ電流目標値に対する前記キャパシタの電流の偏差に基づいて前記DC/DCコンバータの通流率を生成し、これを前記DC/DCコンバータに出力する第2制御部と、を含み、
    零に近い所定の二次電池電流目標値は、前記二次電池の一時間電流率以下の電流値である、電力貯蔵システム。
  2. 前記第1制御部は、前記二次電池のSOCを所定値に維持するための電流と、前記所定の二次電池電流目標値に対する前記二次電池の電流の偏差とに基づいて前記キャパシタ電流目標値を生成するように構成されている、請求項に記載の電力貯蔵システム。
  3. 負荷側端子が負荷に接続される電力変換器と、前記電力変換器の電源側端子に接続された二次電池と、前記電力変換器の電源側端子にDC/DCコンバータを介して前記二次電池に並列に接続されたキャパシタと、制御器と、を備えた電力貯蔵システムの制御方法であって、
    前記制御器は、
    零または零に近い所定の二次電池電流目標値に対する前記二次電池の電流の偏差に基づいて前記キャパシタ電流目標値を生成し、
    前記キャパシタ電流目標値に対する前記キャパシタの電流の偏差に基づいて前記DC/DCコンバータの通流率を生成し、これを前記DC/DCコンバータに出力して、
    前記二次電池より前記キャパシタを優先して充放電させるように前記DC/DCコンバータを制御し、
    零に近い所定の二次電池電流目標値は、前記二次電池の一時間電流率以下の電流値である、電力貯蔵システムの制御方法。
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