JP6455399B2 - 故障通知システム - Google Patents

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Description

本発明は、故障通知システムに関し、特に、車両制御システムが故障した場合に、運転者へその故障が発生したことを通知する故障通知システムに関する。
従来、故障通知システムは、車両に関する様々な制御を行う車両制御システムが故障した場合に、運転者へその故障が発生したことを通知していた。この通知は、具体的には、スピーカーやブザー等の発音器から警告音を鳴らすことで行われていた。
ここで、警告音が鳴らない場合、運転者は、警告を出すべき状況でないから警告音が鳴っていないのか、発音器に異常が発生しているため警告音が鳴らないのかを区別することができない。つまり、運転者は、警告音が鳴らないのは、実際に警告を出すべき車両状況ではないからなのか、それとも、発音器が故障しているからなのか、ということを判別することができなかった。
そこで、特許文献1の故障通知システムは、故障の有無の自己診断を行い、発音器の配線が断線している等の故障があった場合に、発音器を作動させる故障時導通回路を設けている。これによれば、自己診断によって発音器が故障したと診断された場合、故障時導通回路により発音器を作動させることができる。よって、発音器の配線が断線している等の故障があったときでも、運転者に警告音を鳴らすことができる。
特開2000−006736号公報
しかし、特許文献1の故障通知システムを製造する際、故障通知システムに自己診断を行う機能を付加したり、故障時導通回路を設けたりしなければならない。すると、自己診断を行う機能や故障時導通回路を備えた分、故障通知システムは複雑になる。よって、故障通知システムの製造時において、製造費用がかかってしまう。
上述の課題をかんがみて、本発明は、簡略なシステム構成でも、発音器の故障を運転者に伝えることができる故障通知システムを提供することを目的とする。
本発明は、上述の目的を達成するために、以下の技術的手段を採用する。
請求項1に記載の発明では、車両に異常が発生した場合に、異常が発生したことを運転者に伝えるための警告音を鳴らす発音器と、運転者に伝えるべき車両情報を表示する表示器と、車両情報を取得して、発音器及び表示器を制御するマイコンと、を備え、マイコンは、車両情報に基づいて、異常が発生したか否かを判定する判定部と、判定部が、異常が発生したと判定したとき、発音器に警告音を鳴らす指令である警告音発生指令を出す発音指令部と、判定部が、異常が発生したと判定したとき、表示器に警告音発生指令が出ていることを表示させる指令である表示指令を出す表示指令部と、を有する故障通知システムである。
この発明によれば、マイコンの判定部が異常発生と判定したとき、発音指令部からの警告音発生指令によって発音器は警告音を発生し、表示指令部からの表示指令によって表示器は警告音発生指令が出ていることを表示する。よって、発音器の故障によって警告音が発生しない場合でも、表示器によって警告音が鳴っていることを運転者に伝えることができる。したがって、従来のように、上述の故障通知システムに自己診断を行う機能を付加したり、故障時導通回路を設けたりしている場合と比べて、簡略なシステム構成で警告音発生器が故障していることを運転者に伝えることができる。
また、故障していることを伝えるだけでなく、車両に異常が発生していることも当然運転者に伝えることができる。
また、請求項2に記載の発明では、マイコンは、車両の駆動開始時に警告音発生指令と表示指令を出す駆動時指令部を有している。
この発明によれば、車両の駆動開始前に、駆動時指令部が警告音発生指令と表示指令を出させるので、故意に警告音を鳴らし、表示器に警告音が鳴っている旨の表示をさせることができる。よって、実際に発音器に故障が発生している場合に、運転者が車両を運転する前に発音器の故障を知らせることができる。
また、請求項3に記載の発明では、発音指令部は、警告音を鳴らしてから所定時間経過後に、警告音を止める指令を出している。
この発明によれば、発音指令部が警告音を鳴らしてから所定時間経過後に警告音が止まる。所定時間の後、警告音が鳴りやまない場合に比べて、運転者は快適に車両の運転を行うことができる。
また、請求項4に記載の発明では、表示器には、警告音を止める警告音停止スイッチが設置されている。
この発明によれば、警告音停止スイッチによって運転者自ら警告音を止めることができる。よって、運転者が警告音の発生による発音器の故障を認知した後、警告音を止めることができるので、警告音が鳴りやまない場合に比べて、運転者は快適に車両の運転を行うことができる。
なお、特許請求の範囲及びこの項に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、発明の技術的範囲を限定するものではない。
第1実施形態の故障通知システムのブロック図である。 第1実施形態の表示器において、警告音が鳴っている旨の表示をしている状態を表した図である。 第1実施形態の故障通知システムのフローチャートである。 第2実施形態の故障通知システムのブロック図である。 第2実施形態の故障通知システムのフローチャートである。 第3実施形態の故障通知システムのフローチャートである。 第4実施形態の故障通知システムのブロック図である。 第4実施形態の表示器において、警告音が鳴っている旨の表示をしている状態を表した図である。
(第1実施形態)
以下、添付した図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、説明の理解を容易にするため各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
まず、第1実施形態の故障通知システム1は、車両制御システムが故障していること運転者に通知するために用いられている。車両制御システムとは、車両に異常が発生したことを運転手に知らせるシステムのことである。
ここでいう、車両の運行状態が異常である状態というのは、以下のことを意味する。例えば、車両が過度なスピードで走行している場合、車両運行中に車両のドアが開いている状態及びロックされていない状態、車両駆動するイグニションキーが車両に刺さったままドアを外からロックした状態並びにエアバッグ等の搭乗者安全装置が故障している場合等である。
次に、図1及び図2を参照して第1実施形態の故障通知システム1の構成及び動作について説明する。
第1実施形態の故障通知システム1は、図1に示すように、電子制御装置2、発音器10及び表示器20を備えている。そして、発音器10は後述のアンプ60を介して電子制御装置2と接続されており、表示器20は電子制御装置2に接続されている。
電子制御装置2は、詳細は後述するが、車両情報に基づいて適正な車両状態かどうかを自己判定する。そして、この判定の結果、異常であると判定すると運転者に異常を通知するために、発音器10と表示器20に指令を出している。
発音器10は、後述する音声IC50(Integrated Circuits)からアンプ60を介して送られてきた信号によって警告音が鳴り、運転者に車両状態に異常が発生したことを通知している。
表示器20は、後述する表示IC70から送られてきた信号を受けとり、上記発音器10から警告音発生指令が出ていることを運転者に表示する。そして、表示器20には、車両に異常が発生していることを表示する異常表示領域200と、警告音発生指令が出ていることを表示する領域201がある。ここで、発音器10から警告音発生指令が出ているとは、図2に示すような文言が考えられる。つまり、警告音が現在鳴っているということを運転者に伝えることができればよい。また、警告音が現在鳴っているということを文章で表現せずとも図や記号などでも、発音器10から警告音発生指令が出ていることを表示させてもよい。要するに、図2では、警告音発生指令が出ていることを表示するという一例として、表示器に現在警告音が鳴っている旨を表示している。
続いて、図1及び図2を参照して電子制御装置2について説明する。
電子制御装置2は、図1に示すように、通信IC40、マイコン30、音声IC50、アンプ60、表示IC70を有している。
通信IC40は、車両に取り付けられた各種検出素子が検出した車両情報を受信する。そして、後述するマイコン30が受信した車両情報を処理するために適した信号に変換する。例えば、マイコン30はデジタル信号を処理するが、その一方でマイコン30が処理する車両信号はアナログ信号である。そこで、通信IC40によって、アナログ信号をデジタル信号に変換している。つまり、通信IC40はアナログ−デジタル変換回路の機能をもつ。また、上記の各種検出素子が検出した車両情報は非常に小さい信号であることが多い。そこで、マイコン30に送信する前に通信IC40によって信号を増幅して大きい信号とする。つまり、通信IC40は増幅回路の機能をもってもよい。また、各種検出素子が検出した車両情報は一般的にはノイズがあるので、通信IC40によってノイズを除去してもよい。つまり、通信IC40はノイズ処理回路としての機能を有していてもよい。以上より、通信IC40は、各種検出素子が受信した信号をマイコン30が機能するように、適した信号に変換する機能を持っていればよい。よって、上述したアナログ−デジタル変換に関する従来技術や、ノイズ処理に関する従来技術を適宜選択して通信IC40に組み込むことができる。
マイコン30は、詳細は後述するが、取得部31、判定部32、発音指令部33及び表示指令部34を有している。そして、取得部31は通信IC40からの信号を受け取っており、判定部32は取得部31から送られる信号を受け取る。そして、判定部32から送られた信号は、発音指令部33及び表示指令部34がそれぞれ受け取り、発音指令部33は音声IC50に信号を送り、表示指令部34は表示IC70に信号を送っている。
音声IC50は、マイコン30から送られてきた後述する警告音発生指令の信号を受信する。そして、受信した警告音発生指令を発音器10が警告音を鳴らすために適した信号に変換する。例えば、警告音発生指令はデジタル信号であり、発音器10はアナログ信号によって警告音が鳴るため、デジタル信号を発音器10に入力しても、警告音は鳴らない。そこで、音声IC50によってデジタル信号をアナログ信号に変換している。つまり、音声IC50はデジタル−アナログ変換回路の機能をもつ。また、マイコン30から送られてきたデジタル信号である警告音発生指令は一般的にはノイズがあるので、音声IC50によってノイズを除去してもよい。つまり、音声IC50はノイズ処理回路としての機能を有していてもよい。なお、音声IC50は、マイコン30から送られてきた警告音発生指令を発音器10から警告音が鳴るように、適した信号に変換する機能を持っていればよく、上述したデジタル−アナログ変換に関する従来技術を適宜選択して音声IC50に組み込むことができる。
アンプ60は音声IC50から送られてきた信号を増幅して、発音器10に送っている。アンプ60は信号増幅の機能を有しており、従来技術を適宜用いて構成されている。
表示IC70は、マイコン30から送られてきた後述する表示指令の信号を受信する。そして、受信した表示指令を表示器20が、警告音発生指令が出ていることを表示するために適した信号に変換する。つまり、表示指令はデジタル信号であり、表示器20が表示指令に基づいて情報を表示するためには、表示器20が情報を表示できるように適した信号に変換しなければ、直接表示指令を表示器20に入力しても、表示器20に表示はされない。そこで、表示IC70によって表示器20に適した信号にデジタル信号を変換している。また、マイコン30から送られてきたデジタル信号である表示指令は一般的にはノイズがあるので、表示IC70によってノイズを除去してもよい。つまり、表示IC70はノイズ処理回路としての機能を有していてもよい。なお、表示IC70は、上記の表示指令を表示器20が情報を表示できるように、適した信号に変換する機能を持っていればよく、上述した信号を変換する従来技術を適宜選択して表示IC70に組み込むことができる。
続いて、図1を参照してマイコン30について説明する。
第1実施形態のマイコン30は、取得部31、判定部32、発音指令部33及び表示指令部34として機能している。そして、マイコン30は発音指令部33及び表示指令部34で発音器10及び表示器20を制御している。
取得部31は、通信IC40から送られてきた信号を受け取っている。なお、上述では通信IC40はノイズ除去の機能を有しているとしたが、マイコン30の取得部31においてノイズ処理をしてもよい。
判定部32は、上記取得部31から送られてきた信号と、もともとインプットされている正常な状態のときの各種車両情報とを比較を行い、現在の車両状態が正常な状態であるか異常な状態であるかを判定する。ここで、車両情報とは、例えば、車両走行速度、エンジンルーム内の温度、車両のドアの開閉具合等の情報を指す。また、正常な状態のときの各種車両情報とは、例えば、車両走行の法定速度、エンジンルーム内の上限温度、車両ドアが閉まっていること等を意味する。そして、もともとインプットされた正常時の各種車両情報と取得部31から送られてきた車両情報とを比較して両者が異なっているとき、つまり、異常であると判定する。異常判定後、判定部32から異常が発生したと判定した信号である異常発生信号を後述の発音指令部33及び表示指令部34に送る。
発音指令部33は、上記判定部32から送られてきた異常発生信号に基づき、上記発音器10から警告音を鳴らすために警告音発生指令を出す。そして、警告音発生指令はマイコン30に接続された音声IC50に送られる。なお、上述では音声IC50がノイズ除去の機能を有しているとしたが、発音指令部33は、デジタル信号である警告音発生指令を音声IC50に送る前に、警告音発生指令のノイズ除去を行う機能をもっていてもよい。
表示指令部34は、上記判定部32から送られてきた信号に基づき、上記表示器20に発音器10から警告音発生指令が出ていることを表示させるために表示指令を出す。そして、表示指令はマイコン30に接続された表示IC70に送られる。なお、上述では表示IC70がノイズ除去の機能を有しているとしたが、表示指令部34は、デジタル信号である表示指令を表示IC70に送る前に、表示指令のノイズ除去を行う機能をもっていてもよい。
次に、図3を参照して、第1実施形態の故障通知システム1の動作を説明する。
まず、車両に取り付けられている各種検出装置から送られた車両情報を通信IC40が受け取り、通信IC40が受け取った車両情報を取得部31に送られてマイコン30が車両情報を取得する。これが、図3のステップS1である。
次に、取得部31が受け取った車両情報の信号は、判定部32へと送られる。そして、上述したように、この判定部32で、あらかじめマイコン30に記録させた正常時の車両情報と、取得部31が受け取った車両情報とを比較する。両者を比較して正常時の車両情報と取得部31が受け取った車両情報とが所定値以上のズレがあるのかないのかを判定部32が判断する。そして、所定値未満のズレがあったと判断すると、判定部32は正常であると判断する。逆に、所定値以上のズレがあったと判断すると、判定部32は異常が発生したと判断する。これが、図3のステップS2である。
そして、判定部32が異常発生と判断しなかった場合、つまり、図3のステップS2でNoとなる場合には、故障通知システム1は動作を終了する。一方、判定部32が異常発生と判断した場合、つまり、図3のステップS2でYesとなる場合には、判定部32から発音指令部33及び表示指令部34に上記の異常発生信号が送られる。
以下、判定部32が異常発生と判断した場合について、図3を参照しつつ説明する。
まず、判定部32から送られてきた異常発生信号を発音指令部33が受け取る。すると、発音指令部33から上記の警告音発生指令が出される。さらに、異常発生信号は表示指令部34にも送られているので、表示指令部34が異常発生信号を受け取ることで、表示指令部34から上記の表示指令が出される。これが、図3のステップS3である。
なお、判定部32から異常発生信号が発音指令部33及び表示指令部34に送られるのであるが、異常発生信号の送信は発音指令部33と表示指令部34の両方に同じタイミングで送られてもよい。また、異常発生信号の送信は、発音指令部33、表示指令部34の順に送られてもよいし、あるいは、表示指令部34、発音指令部33の順に送られてもよい。つまり、判定部32から異常発生信号を発音指令部33及び表示指令部34に送るタイミングは同時でもよいし、所定時間ずらしてもよく、適宜調整をすることができる。
次に、発音指令部33から発せられた警告音発生指令は音声IC50に送られて、上述したように、音声IC50でデジタル信号の警告音発生指令は、アナログ信号の警告音そのものの信号に変換される。そして、この警告音そのものの信号は、音声IC50と発音器10との間に接続されたアンプ60によって増幅されて、発音器10から警告音が鳴る。
一方、表示指令部34から発せられた表示指令は表示IC70に送られて、上述したように、表示IC70でデジタル信号の表示指令は、表示器20に適した信号に変換される。そして、変換後の信号は、表示器20に送られ、図2に示すように、表示器20に警告音発生指令が出ていることが表示される。これら発音器10において警告音を発生させ、かつ、表示器20に警告音発生指令が出ていることを表示させることが、図3のステップS4である。
以上、説明したステップS1からステップS4までが第1実施形態の故障通知システム1の動作である。
(第1実施形態の作用効果)
以下、第1実施形態の故障通知システム1における作用効果について説明する。
本実施形態によれば、マイコン30の判定部32が異常発生と判定したとき、発音指令部33からの警告音発生指令によって発音器10は警告音を発生し、表示指令部34からの表示指令によって表示器20は警告音発生指令が出ていることを表示する。よって、発音器10の故障によって警告音が発生しない場合でも、表示器20によって警告音が鳴っていることを運転者に伝えることができる。したがって、従来のように自己診断機能や故障時導通回路を設けた故障通知システムに比べて、簡略な構成をもった故障通知システムを提供することができる。また、上述したように故障していることを伝えるだけでなく、車両に異常が発生していることも当然運転者に伝えることができる。
(第2実施形態)
図4及び図5を参照して第2実施形態の故障通知システム1Aの構成及び動作について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成についての説明は省略する。
第2実施形態の故障通知システム1Aは、第1実施形態と同様に、電子制御装置2A、発音器10及び表示器20を備えている。そして、電子制御装置2Aは、通信IC40、マイコン30A、音声IC50、アンプ60及び表示IC70を有している。
しかし、第2実施形態におけるマイコン30Aは、取得部31、判定部32、発音指令部33及び表示指令部34に加えて、駆動時指令部35を有している。
つまり、第2実施形態の故障通知システム1Aは、マイコン30Aが駆動時指令部35を有しており、一方、第1実施形態ではこの駆動時指令部35を有していないという点で異なっている。
駆動時指令部35は、車両の駆動開始前に送られてくるイグニッションスイッチがオンになっている等の信号に基づき、発音指令部33及び表示指令部34が警告音発生指令及び表示指令を出すように、発音指令部33及び表示指令部34に駆動時指令を出す。
詳述すると、車両が駆動する際にイグニッションキーがオンになったときの信号を駆動時指令部35が受け取ったときに、駆動時指令が出される。すると、発音指令部33及び表示指令部34に、第1実施形態で説明した異常判定信号を受け取ったときと同様に、駆動時指令が出される。これが、図5のステップS5のYesの場合である。一方、車両駆動時でないときは、イグニッションキーがオンになった時の信号が駆動時指令部35に送られない。これが、図5のステップS5のNoの場合である。ステップS5でNoとなった場合は、第1実施形態の故障通知システム1Aと同様に図5のステップS1へ進み、後は上述したように第1実施形態の故障通知システム1Aと同様の流れで動作する。
次に、図5のステップS5でYesとなった場合を説明する。ステップS5でYesとなった後、発音指令部33及び表示指令部34に駆動時指令が出される。駆動時指令部35から駆動時指令を受け取った発音指令部33は、発音器10から警告音を鳴らすために警告音発生指令を出す。同様に、駆動時指令部35から駆動時指令を受け取った表示指令部34は、表示器20から警告音発生指令が出ていることを表示させるために表示指令を出す。
なお、第2実施形態の故障通知システム1Aにおけるマイコン30Aは、駆動時指令部35を有しているとしたが、判定部32が駆動時指令部35の機能を有していてもよい。同様に、イグニッションキーがオンになった信号が直接発音指令部33及び表示指令部34に送られてもよい。つまり、第2実施形態では、車両駆動時に伴って生じた信号がマイコン30Aに送られて、この信号に基づき発音指令部33及び表示指令部34から警告音発生指令及び表示指令が出されればよいということである。
なお、車両の駆動開始前とは、エンジン駆動する車両であれば、イグニッションスイッチをオンにしたときや、アクセサリスイッチをオンにしたとき及びエンジン始動時を意味する。また、ハイブリッド車両であれば、車両の駆動開始前とは、イグニッションスイッチをオンにしたときや、アクセサリスイッチをオンにしたとき及び走行用モータの始動時を意味する。
(第2実施形態の作用効果)
以下、第2実施形態の故障通知システム1Aにおける作用効果について説明する。
本実施形態によれば、車両の駆動開始時に、駆動時指令部35が警告音発生指令と表示指令を出させるので、故意に警告音を鳴らし、表示器20に警告音が鳴っていることの表示をさせることができる。よって、実際に発音器10に故障が発生している場合に、運転者が車両を運転する前に発音器10の故障を知らせることができる。
(第3実施形態)
図6を参照して第3実施形態の故障通知システムの動作について説明する。なお、第1実施形態及び第2実施形態と同様の動作の説明は省略する。
第3実施形態の故障通知システムは、第1実施形態と同様の構成をもっているが、図6のフローチャートに示すように、発音指令部33が所定時間経過後に警告音を止めるという機能があり、このような機能を持っていない点で第1実施形態とは異なっている。
以下、第3実施形態の故障通知システムの動作を詳述する。
第3実施形態の故障通知システムは、図6の警告音を鳴らし、かつ、警告音発生指令が出ていることを表示するステップS4の後に、判定部32が所定時間経過したか否かを判定するステップS6と、判定部32が所定時間経過したと判定した場合に、発音指令部33に警告音を停止する指令を出し、警告音を停止させるステップS7とを有している。
図6のステップS6の所定時間は、判定部32にあらかじめ記憶させている。この所定時間は、発明者の創意検討により導かれた、運転者が車両状態の異常発生を確実に認識するために必要な時間を意味している。判定部32は、図6のステップS4で警告音が鳴り、警告発生のことの情報が表示された時から経過した時間が、上記の所定時間が経過したか否かを判定している。そして、警告音発生かつ警告音が発生していることを表示してから所定時間経過した場合、つまり、図6のステップS6でYesの場合には、次のステップであるステップS7へ進む。一方、警告音発生かつ警告音が発生していることを表示してから所定時間経過していない場合、つまり、図6のステップS6でNoの場合には、ステップS4に戻り、引き続き警告音を発生させ、警告音発生のことの情報の表示を続ける。
そして、上述の警告音発生かつ警告音が発生していることを表示してから所定時間経過した場合、図6のステップS7へ進む。このステップS7では、判定部32が警告音の発生を止めるために、発音指令部33に警告音を停止する指令を出す。この指令が発音指令部33に送られて警告音が停止する。ここで、警告音が停止したとき、表示器20では警告音発生指令が出ていることの表示は停止しない。
(第3実施形態の作用効果)
以下、第3実施形態の故障通知システムにおける作用効果について説明する。
本実施形態によれば、発音指令部33が警告音を鳴らしてから所定時間経過後に警告音が止まるが、この所定時間の間、警告音を鳴らせば運転者は十分に発音器10の故障を認知することができる。よって、所定時間の後に警告音が鳴りやまない場合に比べて、十分に発音器10の故障を認知しつつ、運転者は快適に車両の運転を行うことができる。
また、警告音が停止したとき、表示器20では警告音発生指令が出ていることの表示は停止しない。よって、警告音が停止しても表示器20では警告音が鳴っていることは継続して表示されるので、運転者は故障通知システムに何らかの異常が発生していることを認知することができる。
(第4実施形態)
図7及び図8を参照して第4実施形態の故障通知システム1Bの構成及び動作について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成についての説明は省略する。
第4実施形態の故障通知システム1Bは、第1実施形態と同様の構成をもっているが、図7に示すように、表示器20Bに設置された警告音停止スイッチ80から出た信号が発音指令部33Bに送られる。そして、警告音停止スイッチ80からの信号に基づいて、発音指令部33Bは音声IC50に警告音を停止するように指令を出す。よって、第4実施形態は、警告音停止スイッチ80からの信号に基づいて警告音を停止する機能を持っていない第1実施形態と異なっている。
以下、第4実施形態の故障通知システム1Bについて詳述する。
第4実施形態の表示器20Bには、警告音停止スイッチ80が設置されている。なお、この警告音停止スイッチ80は、表示器20Bの任意の場所に適宜設置することができ、図8のような実施形態に限定されない。
そして、この警告音停止スイッチ80が押されると、図7に示すように、警告音を停止する信号が発音指令部33Bに送られる。発音指令部33Bが警告音を停止する信号を受け取ると、発音指令部33Bが警告音を停止する信号を音声IC50に出し、発音器10から警告音が止まる。このとき、警告音停止スイッチ80が押されて生成した警告音を停止する信号は、発音指令部33Bに送られるとした。しかし、発音指令部33Bに送られずとも、警告音を停止する信号がマイコン30Bに送られて、マイコン30Bが音声IC50に警告音を停止するように信号を出せばよい。つまり、警告音を停止する信号は、判定部32に送られてから、判定部32が警告音を停止する指令を発音指令部33Bに出してもよい。また、警告音を停止する信号を直接音声IC50に送ることで、警告音を停止してもよい。
(第4実施形態の作用効果)
以下、第4実施形態の故障通知システム1Bにおける作用効果について説明する。
本実施形態によれば、警告音停止スイッチ80によって運転者自ら警告音を止めることができる。よって、運転者が警告音の発生による発音器10の故障を認知した後、警告音を止めることができるので、警告音が鳴りやまない場合に比べて、運転者は快適に車両の運転を行うことができる。
(他の実施形態)
以上、発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態になんら制限されることなく、以下に例示するように種々変形して実施することが可能である。各実施形態で具体的に組合せが可能であることを明示している部分どうしの組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、明示していなくとも実施形態どうしを部分的に組み合せることも可能である。
10…発音器、20…表示器、30…マイコン、
32…判定部、33…発音指令部、34…表示指令部

Claims (4)

  1. 車両に異常が発生した場合に、前記異常が発生したことを運転者に伝えるための警告音を鳴らす発音器(10)と、
    前記運転者に伝えるべき車両情報を表示する表示器(20)と、
    前記車両情報を取得して、前記発音器及び前記表示器を制御するマイコン(30、30A、30B)と、を備え、
    前記マイコンは、前記車両情報に基づいて、前記異常が発生したか否かを判定する判定部(32)と、
    前記判定部が、前記異常が発生したと判定したとき、前記発音器に前記警告音を鳴らす指令である警告音発生指令を出す発音指令部(33、33B)と、
    前記判定部が、前記異常が発生したと判定したとき、前記表示器に前記警告音発生指令が出ていることを表示させる指令である表示指令を出す表示指令部(34)と、を有する故障通知システム。
  2. 前記マイコンは、前記車両の駆動開始前に前記警告音発生指令と前記表示指令を出す駆動時指令部(35)を有する請求項1に記載の故障通知システム。
  3. 前記発音指令部は、前記警告音を鳴らしてから所定時間経過後に、前記警告音を止める指令を出す請求項1又は2に記載の故障通知システム。
  4. 前記表示器には、前記警告音を止める警告音停止スイッチ(80)が設置されている請求項1から3までのいずれか1項に記載の故障通知システム。
JP2015222309A 2015-11-12 2015-11-12 故障通知システム Active JP6455399B2 (ja)

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