JP6409460B2 - 画像処理装置、および、コンピュータプログラム - Google Patents

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Description

本開示は、第1の画像と第2の画像とが合成された画像を表す合成画像データを生成する技術に関する。
複数の画像を合成して合成画像データを生成する技術が知られている。例えば、特許文献1に開示された技術では、原稿が4分割して読み取られ、読み取られた部分画像が接合されて1枚の合成画像が出力される。ここで、各部分画像の縁部の画像濃度の検出結果に基づいて、各部分画像の合成画像内に於ける配置位置と接合対象となる対の接合辺とが決定される。
特開平9−121277号公報 特開平6−14157号公報 特開平5−342345号公報 特開2012−212963号公報
ところが、複数の画像を適切に合成することは容易ではなかった。例えば、第1画像と第2画像とが共通する部分を含む場合がある。この場合に第1画像の縁と第2画像の縁とを接合すると、共通部分が重複する合成画像が生成される。また、第1画像と第2画像とが共通する部分を含まない場合がある。この場合に第2画像の一部を第1画像の一部に重ねると、一部が欠けた合成画像が生成される。
本開示は、第1画像と第2画像とを適切に合成できる技術を提供する。
本開示は、例えば、以下の適用例を提供する。
[適用例1]画像処理装置であって、第1画像を表す第1画像データを取得する第1取得部と、第2画像を表す第2画像データを取得する第2取得部と、第1条件が満たされる場合に、前記第1画像データと前記第2画像データとを用いて、前記第1画像内の第1領域に前記第2画像内の第2領域が重なるように前記第1画像と前記第2画像とが合成された第1合成画像を表す第1合成画像データを生成する第1生成部と、前記第1条件とは異なる第2条件が満たされる場合に、前記第1画像データと前記第2画像データとを用いて、前記第1画像の第1縁に前記第2画像の第2縁が重ならず接合されるように前記第1画像と前記第2画像とが合成された第2合成画像を表す第2合成画像データを生成する第2生成部と、を備える、画像処理装置。
この構成によれば、第1画像内の第1領域に第2画像内の第2領域が重ねられる合成と、第1画像の第1縁に第2画像の第2縁が接合される合成とが、条件に応じて行われるので、第1画像と第2画像とを適切に合成できる。
[適用例2]
適用例1に記載の画像処理装置であって、
前記第1条件は、前記第1画像内の前記第1領域の画像と前記第2画像内の前記第2領域の画像とが類似条件を満たすことを含む、
画像処理装置。
[適用例3]
適用例2に記載の画像処理装置であって、
前記第1条件は、前記第1画像データの生成が、原稿台に置かれた原稿を読取部によって光学的に読み取る台読取処理によって実行され、前記第2画像データの生成が、別の台読取処理によって実行されたことである個別読取条件を含み、
前記第2条件は、前記個別読取条件が満たされ、かつ、前記第1画像内の前記第1領域の前記画像と前記第2画像内の前記第2領域の前記画像とが前記類似条件を満たさないことを含む、
画像処理装置。
[適用例4]
適用例1に記載の画像処理装置であって、
前記第1条件は、前記第1画像データの生成が、原稿台に置かれた原稿を読取部によって光学的に読み取る台読取処理によって実行され、前記第2画像データの生成が、別の台読取処理によって実行されたことを含み、
前記第2条件は、前記第1画像データの生成と、前記第2画像データの生成と、のそれぞれが、搬送装置によって搬送される原稿を読取部によって光学的に読み取る搬送読取処理によって実行されたことを含む、
画像処理装置。
[適用例5]
適用例4に記載の画像処理装置であって、
前記第2条件は、前記第1画像データの生成と前記第2画像データの生成との両方が、前記原稿の両面を読み取る1回の搬送読取処理によって実行されたことを含む、
画像処理装置。
[適用例6]
適用例1に記載の画像処理装置であって、
前記第1条件は、前記第1画像と前記第2画像との少なくとも一方のサイズが、所定のサイズを超えていることを含み、
前記第2条件は、前記第1画像と前記第2画像との両方のサイズが、前記所定のサイズ以下であることを含む、
画像処理装置。
[適用例7]
適用例1に記載の画像処理装置であって、
前記第1条件は、前記第1合成画像データの生成がユーザによって選択されることを含み、
前記第2条件は、前記第2合成画像データの生成がユーザによって選択されることを含む、
画像処理装置。
[適用例8]
適用例1から7のいずれか1項に記載の画像処理装置であって、
前記第2生成部は、
前記第1画像中の前記第1縁の少なくとも一部を含む第1探索領域から、前記第2画像内の前記第2縁の少なくとも一部を含む基準領域の画像に隣り合う画像を表すことを示す隣合条件を満たす隣合領域を探索し、
前記第1縁のうち前記隣合領域に含まれる部分に前記第2縁のうち前記基準領域に含まれる部分が対向する位置を、前記第1縁と前記第2縁との接合位置として、採用する、
画像処理装置。
[適用例9]
適用例8に記載の画像処理装置であって、
前記第1生成部は、
前記第1画像中の第2探索領域から、前記第2画像内の前記第2領域の画像に類似する画像を表すことを示す前記類似条件を満たす第1領域を探索し、
前記探索された第1領域に前記第2領域が重なるように前記第1画像に対する前記第2画像の位置を決定し、
前記第1合成画像データの生成に用いられる前記第1領域と前記第2領域とのサイズと形状とは、前記第2合成画像データの生成に用いられる前記基準領域と前記隣合領域とのサイズと形状と、異なっており、
前記隣合条件を満たす画像の類似の基準は、前記類似条件の画像の類似の基準よりも、低く、
前記第1領域が探索される前記第2探索領域は、前記隣合領域が探索される前記第1探索領域よりも広い、
画像処理装置。
[適用例10]
適用例1から9のいずれか1項に記載の画像処理装置であって、
前記第2生成部は、前記第2合成画像中の前記第1縁と前記第2縁との接合部分の少なくとも一部に、色値を平滑化する処理を実行する、
画像処理装置。

なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能であり、例えば、画像処理方法および画像処理装置、それらの方法または装置の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体(例えば、一時的ではない記録媒体)、等の形態で実現することができる。
実施例における画像処理システムの構成を示すブロック図である。 画像処理システム1000の動作を示すシーケンス図である。 原稿の一例を示す図である。 搬送装置を用いる原稿の読み取りの説明図である。 スキャン画像の一例を示す図である。 接合位置を決定する処理のフローチャートである。 原稿台を用いる原稿の読み取りの説明図である。 スキャン画像の一例を示す図である。 重複領域を決定する処理のフローチャートである。 第1スキャン画像20Laと回転済の第2スキャン画像20Raとの概略図である。 合成された合成画像32の概略図である。 画像処理の別の実施例の概略図である。 画像処理の別の実施例の概略図である。 画像処理の別の実施例の概略図である。 画像処理の別の実施例の概略図である。 画像処理の別の実施例の概略図である。 画像処理の別の実施例の概略図である。
A.第1実施例:
A−1:画像処理システム1000の構成
図1は、実施例における画像処理システムの構成を示すブロック図である。画像処理システム1000は、画像処理装置としてのサーバ400と、複合機200と、を有している。サーバ400は、インターネット70に接続されており、複合機200は、LAN(Local Area Network)80を介して、インターネット70に接続されている。この結果、サーバ400と複合機200は、LAN80とインターネット70とを介して、通信可能である。また、LAN80には、複合機200のユーザのパーソナルコンピュータ500が接続されていても良い(パーソナルコンピュータ500は省略されてもよい)。
サーバ400は、データ処理を実行するプロセッサ410(本実施例では、CPU。以下「CPU410」とも呼ぶ)と、DRAMなどの揮発性記憶装置420と、ハードディスクドライブやフラッシュメモリなどの不揮発性記憶装置430と、インターネット70などのネットワークに接続するためのインタフェースを含む通信部480と、を備えている。揮発性記憶装置420には、CPU410が処理を行う際に生成される種々の中間データを一時的に格納するバッファ領域421が設けられている。不揮発性記憶装置430には、コンピュータプログラム431と、UIデータ群433と、が格納されている。
コンピュータプログラム431、および、UIデータ群433は、例えば、サーバ400の管理者によって、インターネット70を介してサーバ400にアップロードされることにより、サーバ400にインストールされる。または、コンピュータプログラム431、および、UIデータ群433は、例えば、DVD−ROMなどに格納された形態で提供され、サーバ400の管理者によって、サーバ400にインストールされても良い。CPU410は、コンピュータプログラム431を実行することにより、後述する画像処理を実現する。
複合機200は、データ処理を実行するプロセッサ210(本実施例では、CPU。以下「CPU210」とも呼ぶ)と、DRAMなどの揮発性記憶装置220と、フラッシュメモリやハードディスクドライブなどの不揮発性記憶装置230と、プリンタ部240と、スキャナ部250と、タッチパネルやボタンなどの操作部260と、液晶ディスプレイなどの表示部270と、外部機器と通信を行う通信部280と、を有している。例えば、通信部280は、LAN80などのネットワークに接続するためのインタフェースや、外部記憶装置(例えば、USBメモリ)と接続するためのインタフェースを含んでいる。
揮発性記憶装置220には、CPU210が処理を行う際に生成される種々のデータを一時的に格納するバッファ領域221が設けられている。不揮発性記憶装置230には、制御プログラム231が格納されている。
プリンタ部240は、インクジェット方式やレーザー方式などの印刷方式を用いて印刷を実行する。スキャナ部250は、光電変換素子(例えば、CCD、CMOS)を用いて光学的に原稿を読み取ることによってカラー画像やグレー画像を表すスキャンデータを生成する。スキャナ部250は、例えば、いわゆるフラットベッド式の原稿台と、原稿を搬送する搬送装置と、を有している(詳細は後述)。本実施例では、1回で読み取ることができる原稿の最大サイズは、A4サイズより大きくA3サイズより小さいサイズである。ここで、A4サイズとA3サイズとは、ISO(International Organization for Standardizationの略称)216で定められている紙の寸法を規定するサイズである。後述するように、最大サイズよりも大きな原稿、例えば、A3サイズの原稿を読み取る場合には、原稿のおよそ半分の部分と残りのおよそ半分の部分とを読み取って得られる2つのスキャンデータを合成することによって、原稿の全体を表す画像データが生成される。
CPU210は、制御プログラム231を実行することにより、複合機200の制御を実行する。例えば、CPU210は、プリンタ部240やスキャナ部250を制御して、コピー処理、印刷処理、スキャン処理などを実行する。さらに、CPU210は、サーバ400にアクセスして、サーバ400が提供するサービスを利用するサービス利用処理を、実行することができる。
A−2:画像処理システム1000の動作
図2は、画像処理システム1000の動作を示すシーケンス図である。このシーケンス図の処理は、複合機200が、サーバ400が提供する画像生成サービスの利用指示を、ユーザから受け付けた場合に開始される。この画像生成サービスは、詳細は後述するが、複数個のスキャンデータによって表される複数個のスキャン画像を合成するサービスである。複数個のスキャンデータは、詳細は後述するが、例えば、1回で読み取り可能なサイズより大きなサイズの原稿を、複数回に分けて読み取ることによって生成される。以下、図中では、処理を示す符号として、文字「S」と、文字「S」に続く数字と、を組み合わせた符号を用いる。
処理が開始されると、S5では、複合機200のCPU210は、サービス開始要求を、サーバ400に対して送信する。サーバ400のCPU410は、サービス開始要求を受信すると、UIデータ群433(図1)から画像生成サービスの提供に必要なUIデータを選択し、該UIデータを複合機200に対して送信する(S10)。UIデータは、具体的には、ユーザインタフェース画面(以下、UI画面)を表す画面データと、制御データと、を含む。この制御データは、例えば、UI画面を利用して複合機200が所定の処理(具体的には、後述するS15のスキャン処理)を行うために必要な各種のデータを含む。例えば、制御データは、UI画面を介して受け付けたユーザの指示に基づいて、複合機200が実行すべき処理(例えば、サーバ400へのスキャンデータの送信)を行うために必要な情報(例えば、スキャンデータの送信先アドレス)を含む。
S15では、CPU210は、受信したUIデータに基づいて、複数個のスキャンデータを生成するスキャン処理(「読取処理」とも呼ぶ)を実行する。本実施例のスキャン処理では、CPU210は、ユーザが用意した原稿のおよそ半分の部分と残りのおよそ半分の部分とを読み取ることによって、2個のスキャンデータを生成する。本実施例のスキャンデータは、RGBの各成分の値(例えば、0〜255の256階調の値)を画素ごとに含むRGB画像データである。
本実施例の複合機200は、スキャナ部250の搬送装置を用いるスキャン処理(「搬送読取処理」とも呼ぶ)と、スキャナ部250の原稿台を用いるスキャン処理(「台読取処理」とも呼ぶ)と、の2種類のスキャン処理を実行可能である。CPU210は、UIデータに基づいて、搬送読取処理と台読取処理との一方を選択するためのUI画面を、表示部270に表示する(図示省略)。以下、搬送読取処理が選択された場合を先に説明し、続いて、台読取処理が選択された場合を説明する。
A−2−1:搬送装置を用いる読取処理:
図3は、本実施例で用いられる原稿の一例を示す図である。図3の原稿10のサイズは、スキャナ部250が1回で読み取り可能なサイズ(本実施例では、A4サイズより少し大きなサイズ)の約2倍のサイズ(本実施例では、A3サイズ)である。全高HAは、原稿10の短手方向(長手方向に垂直な方向)の長さを示し、全幅Wは、原稿10の長手方向の長さを示している。また、左領域10Lは、原稿10の左側の約半分の領域であり、右領域10Rは、原稿10の右側の約半分の領域である。幅WAは、各領域10L、10Rの幅(すなわち、全幅Wの半分)である。図中の左領域10Lと右領域10Rとを示す矢印は、下から上へ向かう方向を示している。
図4は、搬送装置を用いる原稿の読み取りの説明図である。図示するように、複合機200のスキャナ部250は、原稿を搬送する搬送装置254と、読取部252と、を有している。搬送装置254は、自動給紙装置(Auto Document Feeder)とも呼ばれる。読取部252は、第1センサモジュール252Aと、第2センサモジュール252Bと、を有している。これらのセンサモジュール252A、252Bは、原稿を光学的に読み取る光学センサであり、搬送装置254によって搬送される原稿の搬送経路の途中に配置されている。各センサモジュール252A、252Bは、原稿の搬送方向に交差する方向に沿って延びるライン状に配置された複数の受光素子を有している。第1センサモジュール252Aは、原稿の一方の面を読み取り、第2センサモジュール252Bは、原稿の他方の面を読み取る。このように、本実施例のスキャナ部250は、2つのセンサモジュール252A、252Bを用いることによって、原稿の両面読取が可能である。
搬送読取処理を選択する場合、図4に示すように、ユーザは、原稿10を二つ折りして、二つ折りされた原稿10を搬送装置254の原稿トレイ254tに置く。ここで、折目10fが搬送装置254の所定の方向Df(折目方向Dfとも呼ぶ)側に位置するように、原稿10が配置される。図示を省略するが、CPU210は、S15(図2)で、搬送読取処理が選択された場合、UIデータに従って、図4に示すように二つ折りした原稿を原稿トレイ254tに載せるようにユーザに案内する説明画面を表示部270に表示させる。
二つ折りされた原稿10の一方の面は、左領域10Lを示し、他方の面は、右領域10Rを示している。ユーザは、表示部270に表示されたUI画面(図示せず)を介してスキャン開始の指示を操作部260に入力する。CPU210は、指示に応じてスキャナ部250を制御することによって、原稿10の両面(すなわち、左領域10Lと右領域10R)を読み取り、各面を表す2個のスキャンデータを生成する。
図5は、スキャン画像の一例を示す図である。図5(A)には、第1スキャンデータによって表される第1スキャン画像20Lと、第2スキャンデータによって表される第2スキャン画像20Rと、が示されている。第1スキャン画像20Lは、原稿10(図3)の左領域10Lを表し、第2スキャン画像20Rは、原稿10の右領域10Rを表している。これらのスキャン画像20L、20Rは、第1方向D1と、第1方向D1に垂直な第2方向D2と、に沿って格子状に配置された図示しない複数の画素の色値(例えば、RGBの色値。画素値とも呼ぶ)によって表されている。なお、図示を省略するが、スキャン画像20L、20Rは、それぞれ、原稿10の外の部分を表す余白部分を含み得る。
図2のS20では、CPU210は、第1スキャン画像20Lを表す第1スキャンデータと、第2スキャン画像20Rを表す第2スキャンデータと、スキャンの設定を表すスキャン情報とを、サーバ400に対して送信する。スキャン情報は、スキャンデータの生成が台読取処理と搬送読取処理とのいずれによって実行されたのかを表す情報を含んでいる。サーバ400のCPU410は、S25で、第1スキャンデータと、第2スキャンデータと、スキャン情報とを、取得し、取得したデータをバッファ領域421に格納する。
S30では、CPU410は、スキャン情報を参照して、スキャンデータの生成に搬送装置254が用いられたか否か(すなわち、スキャンデータが搬送読取処理によって生成されたか否か)を判断する。ここで、S30の判断結果が「Yes」である場合について、説明する。搬送読取処理ではなく台読取処理によってスキャンデータが生成された場合については、後述する。
S40では、CPU410は、2枚のスキャン画像の接合位置を決定する。図6は、接合位置を決定する処理のフローチャートである。S100では、CPU410は、第1スキャンデータから、図4の折目方向Df側の縁(すなわち、辺)である第1縁の少なくとも一部を表す第1縁データを取得する。図5(A)の縁22Lは、第1スキャン画像20Lの折目方向Df側の縁である(「第1縁22L」と呼ぶ)。CPU410は、第1スキャン画像20Lを解析することによって、第1縁22Lを特定する。第1縁22Lを特定する処理としては、公知のエッジ検出処理を採用可能である(例えば、エッジフィルタを用いる処理や、ハフ変換を用いる処理)。特定された第1縁22Lが第1方向D1に対して斜めである場合、CPU410は、第1縁22Lが第1方向D1に平行となるように第1スキャン画像20Lを回転させる傾き補正処理を実行する。そして、CPU410は、第1縁22Lを表す1列の画素ライン24Lの全体を表すデータを、第1縁22Lを表す第1縁データとして取得する。図5(A)の第1スキャン画像20Lの右側には、画素ライン24Lの拡大図が示されている。各矩形Pは、1つの画素を示している。後述するように、接合位置は、第1縁データによって表される領域24Lから探索される(以下、「探索領域24L」とも呼ぶ)。
図6のS110では、CPU410は、第2スキャンデータから、図4の折目方向Df側の縁である第2縁の少なくとも一部を表す第2縁データを取得する。図5(A)の縁22Rは、第2スキャン画像20Rの折目方向Df側の縁である(「第2縁22R」と呼ぶ)。CPU410は、第2スキャン画像20Rを解析することによって、第2縁22Rを特定する。第2縁22Rを特定する処理としては、公知のエッジ検出処理を採用可能である。特定された第2縁22Rが第1方向D1に対して斜めである場合、CPU410は、第2縁22Rが第1方向D1に平行となるように第2スキャン画像20Rを回転させる傾き補正処理を実行する。そして、CPU410は、第2縁22Rを表す1列の画素ラインの所定サイズの中央部分24Rを表すデータを、第2縁22Rの一部を表す第2縁データとして取得する。図5(A)の第2スキャン画像20Rの左側には、中央部分24Rの拡大図が示されている。各矩形Pは、1つの画素を示している。後述するように、第2縁データによって表される領域24Rは、接合位置の探索の基準として用いられる(以下、「基準領域24R」とも呼ぶ)。
図6のS120では、CPU410は、探索領域24Lに対する基準領域24Rの比較位置を初期位置に設定する。図5(B)は、初期位置の説明図である。図中には、探索領域24Lと基準領域24Rとが示されている。本実施例では、比較位置は、第1方向D1に平行な方向の位置である。そして、初期位置としては、基準領域24Rの上端の画素が、探索領域24Lの上端の画素と対向する位置が採用される(ここで、上端の画素は、第1方向D1とは反対方向側の端の画素である)。ここで、探索領域24Lのうち基準領域24Rに対向する部分を、注目領域24Liと呼ぶ。なお、各画素Pに付されたハッチングの濃さは、各画素の色値を示している(ハッチングが濃いほど、色値が大きい)。
図6のS130では、CPU410は、基準領域24Rと、注目領域24Liと、の間で色値を比較して、第1類似度を算出する。本実施例では、第1類似度S1は、注目領域24Li内の画素の総数Ntに対する類似画素数SCの割合である(S1=SC/Nt)。注目領域24Li内の類似画素は、基準領域24R内の対応する画素に対する画素値の差ΔVPが小さい画素である。注目領域24Li内の注目画素に対応する基準領域24R内の画素は、比較位置に配置された基準領域24Rの複数の画素のうち、第1方向D1の位置が注目画素と同じ画素である。例えば、図5(B)の画素Pcは、注目画素Piに対応する画素である。差ΔVPについては、以下の通りである。差ΔVPを算出すべき2個の画素のRGBの値を、(R1、G1、B1)と(R2、G2、B2)とする。差ΔVPは、3種類の成分値間の差分の絶対値の和で表される。すなわち、差ΔVPは、(R1−R2)の絶対値と、(G1−G2)の絶対値と、(B1−B2)の絶対値と、の合計値で表される。差ΔVPが所定の基準値TH1以下である画素が、類似画素である。以上のように算出される第1類似度S1が大きいほど、基準領域24Rと注目領域24Liとはより類似している。
図6のS140では、CPU410は、隣合条件が満たされるか否かを判断する。隣合条件は、注目領域24Liの画像が基準領域24Rの画像の第2方向D2とは反対側に隣り合う画像を表すことを示す条件である。本実施例では、隣合条件は、第1類似度S1が所定の第1閾値T1以上であることである。注目領域24Liの画像が基準領域24Rの画像に隣り合う場合、注目領域24Liの画像は基準領域24Rの画像に類似するので、第1類似度S1が高くなる。一方、注目領域24Liの画像が基準領域24Rの画像に隣り合わない場合、注目領域24Liの画像は基準領域24Rの画像に類似しないので、第1類似度S1が低くなる。従って、「第1類似度S1≧第1閾値T1」という隣合条件を用いることによって、注目領域24Liの画像が基準領域24Rの画像に隣り合うか否かを適切に判断できる。以下、隣合条件を満たす注目領域24Liを、「隣合領域」とも呼ぶ。
隣合条件が満たされない場合(S140:No(S1<T1))、S150で、CPU410は、比較位置を第1方向D1に所定の移動距離だけ移動させる。本実施例では、移動距離は、1画素分の距離である。ただし、移動距離が、2画素分の距離以上であってもよい。
S160では、CPU410は、移動済の比較位置が所定の探索範囲内であるか否かを判断する。図5(E)は、探索範囲SRの説明図である。本実施例では、探索範囲SRは、探索領域24Lの第1方向D1とは反対方向側の端e1から、第1方向D1側の端e2までの範囲である。この探索範囲SRから基準領域24Rがはみ出ない場合に、比較位置が探索範囲SR内であると判断される。初期位置から第1方向D1に向かって移動する基準領域24Rの第1方向D1の端eRが、探索領域24Lの第1方向D1の端e2と対向する位置に到達するまでは、比較位置が探索範囲SR内と判断される。基準領域24Rの第1方向D1の端eRが、探索領域24Lの第1方向D1の端e2よりも第1方向D1側に位置する場合に、比較位置が所定の探索範囲内ではないと判断される。
移動済の比較位置が探索範囲内である場合(S160:Yes)、CPU410は、S130に移行して、移動済の比較位置に対するS130、S140を実行する。これにより、図5(B)、図5(C)、図5(D)に示すように、探索範囲内での基準領域24Rの移動と隣合条件が満たされるか否かの判断とが、隣合条件が満たされるまで、繰り返される。図5(D)の注目領域24Liは、隣合条件を満たす隣合領域24Lcを示している。
隣合条件を満たす比較位置(すなわち、隣合領域24Lc)が検出されずに、比較位置が探索範囲の外に移動した場合(S160:No)、S190で、CPU410は、合成フラグを「オフ」に設定し、図6の処理を終了する。合成フラグは、2枚のスキャン画像の合成を行うが否かを示すフラグである。合成フラグを表すデータは、サーバ400の記憶装置(例えば、揮発性記憶装置420または不揮発性記憶装置430)に格納されている。「オン」の合成フラグは、合成を行うことを示し、「オフ」の合成フラグは、合成を行わないことを示している。
隣合条件が満たされる場合(S140:Yes)、S170で、CPU410は、合成フラグを「オン」に設定する。S180では、CPU410は、現行の比較位置を、接合位置として採用し、接合位置を表すデータをサーバ400の記憶装置(例えば、揮発性記憶装置420または不揮発性記憶装置430)に格納する。接合位置は、第1縁22Lのうち隣合領域24Lcに含まれる部分に、第2縁22Rのうち基準領域24Rに含まれる部分が対向する位置である。そして、CPU410は、図6の処理を終了する。
図2のS43では、CPU410は、記憶装置から接合フラグを読み取り、接合フラグが「オン」であるか否かを判断する。接合フラグが「オフ」である場合(S43:No)、CPU410は、画像を接合せずに、S92で、エラーコードを複合機200に送信し、図2の処理が終了する。この場合、複合機200のCPU210は、エラーメッセージを表示部270に表示させて、そして、図2の処理が終了する。
接合フラグが「オン」である場合(S43:Yes)、S46で、CPU410は、第1スキャン画像20Lと第2スキャン画像20Rとが合成された合成画像を表す合成画像データを生成する。本実施例では、合成画像データは、1枚の合成画像を表す単一の画像データとして、生成される。図5(F)は、合成された合成画像30の概略図である。S46の合成は、第1スキャン画像20Lの第1縁22Lに、第2スキャン画像20Rの第2縁22Rが重ならずに接合されるように、行われる。以下、縁22L、22Rを、「接合縁22L、22R」とも呼ぶ。ここで、第1スキャン画像20Lの第1縁22Lに対する第2スキャン画像20Rの第2縁22Rの第1方向D1の位置は、図6のS180で決定された接合位置である。この接合位置は、基準領域24R(図5(D))が隣合領域24Lcに接合される位置である。従って、適切な合成画像30を表す合成画像データを生成可能である。以下、第1スキャン画像と第2スキャン画像とを重ねずに接合して得られる合成画像(例えば、合成画像30)を表す合成画像データを、「第2合成画像データ」とも呼ぶ。
図2のS90では、CPU410は、生成された合成画像データを複合機200に対して送信する。複合機200のCPU210は、合成画像データを受信すると、受信した合成画像データを不揮発性記憶装置230に格納するとともに、ユーザに合成画像データを受信したことを通知する。ユーザは、合成画像データを、任意の用途に利用可能である。例えば、複合機200は、ユーザの指示に基づいて、合成画像データを用いて、合成画像30を印刷することができる。
A−2−2:原稿台を用いる読取処理:
次に、原稿台を用いて原稿を読み取る場合の処理について説明する。ここで、図3の原稿10と同じ原稿を読み取ることとする。図7は、原稿台を用いる原稿の読み取りの説明図である。複合機200のスキャナ部250は、原稿を載せるための原稿台256を有している。原稿台256は、搬送装置254を上に開くことによって、現れる。図7には、原稿台256を上から見た上面図が示されている。図中の方向D1、D2は、スキャン画像に対する方向D1、D2を、原稿台256に適用して得られる方向である。原稿台256は透明板(例えば、ガラス板)を用いて構成されている。図示を省略するが、原稿台256の下には、第1センサモジュール252A(図4)が配置されている。第1センサモジュール252Aは、第2方向D2に沿って延びている。第1センサモジュール252Aは、第1方向D1に移動しながら読み取りを行うことによって、原稿台256のおおよそ全体を読み取ることが可能である。
図中の長手長L1は、原稿台256の長手方向の長さを示し、短手長L2は、原稿台256の短手方向の長さを示している。本実施例では、原稿台の長手長L1は、A4サイズの長手方向の長さである297mmより少しだけ(例えば、数mm)長い。そして、原稿台の短手長L2は、レターサイズの短手方向の長さである215.9mmより少しだけ(例えば、数mm)長い。ここで、レターサイズは、ANSI/ASME(American National Standards Institute/American Society of Mechanical Engineersの略称)Y14.1で定められている紙の寸法を規定するサイズである。本実施例では、1回で読み取ることができる原稿の最大サイズは、A4サイズより大きくA3サイズより小さいサイズである。具体的には、スキャナ部250は、長手方向の長さがA4サイズの長手方向の長さより少しだけ長く、かつ、短手方向の長さがレターサイズの短手方向の長さより少しだけ長い領域を読み取り、当該領域のサイズの画像を表す画像データを生成する。
図3で説明したA3サイズの原稿10を読み取る場合には、左領域10Lと右領域10Rとが別々に読み取られる。図7(A)は、左領域10Lを読み取る場合の原稿台256に対する原稿10の配置の例を示し、図7(B)は、右領域10Rを読み取る場合の原稿台256に対する原稿10の配置の例を示している。図示するように、A3サイズの原稿10の長手方向の中央付近の部分CA(図3の中央部CA)が2枚のスキャン画像の両方に含まれるように、原稿台256に対して原稿10が配置される。また、本実施例では、原稿台256の奥側(第2方向D2とは反対方向側)に搬送装置254が連結されている。従って、原稿10のうちの原稿台256からはみ出る部分は、原稿台256の第2方向D2側に配置される。これにより、右領域10Rを読み取る場合(図7(B))の原稿10の上方向(右領域10Rを示す矢印の方向)は、左領域10Lを読み取る場合(図7(A))の原稿10の上方向(左領域10Lを示す矢印の方向)の反対の方向である。
図示を省略するが、図2のS15では、CPU210は、台読取処理が選択された場合、UIデータに従って、図7(A)に示すように原稿の一方側を原稿台256に載せるようにユーザに案内する説明画面を表示部270に表示させる。そして、ユーザが説明画面中のスキャンボタンを操作したことに応じて、CPU210は、スキャナ部250を制御して原稿を読み取ることによって、左領域10Lを表す第1スキャンデータを生成する。次に、CPU210は、UIデータに従って、図7(B)に示すように原稿の他方側を原稿台256に載せるようにユーザに案内する説明画面を表示部270に表示させる(図示せず)。そして、ユーザが説明画面中のスキャンボタンを操作したことに応じて、CPU210は、スキャナ部250を制御して原稿を読み取ることによって、右領域10Rを表す第2スキャンデータを生成する。
図8は、スキャン画像の一例を示す図である。図中には、第1スキャンデータによって表される第1スキャン画像20Laと、第2スキャンデータによって表される第2スキャン画像20Raと、が示されている。図7で説明したように、第2スキャン画像20Ra中の右領域10Rの上方向は、第1スキャン画像20La中の左領域10Lの上方向と反対である。図2のS20では、CPU210は、第1スキャン画像20Laを表す第1スキャンデータと、第2スキャン画像20Raを表す第2スキャンデータとを、サーバ400に送信する。また、CPU210は、スキャンデータの生成が台読取処理によって実行されたことを表す情報を含むスキャン情報も、サーバ400に送信する。この場合、S30の判断結果は「No」であり、処理は、S50に移行する。
S50では、CPU410は、重複領域を決定する処理を実行する。図9は、重複領域を決定する処理のフローチャートである。S200では、CPU410は、第2スキャン画像20Raを180度回転させる。図10は、第1スキャン画像20Laと、回転済の第2スキャン画像20Raと、の概略図である。図示するように、第1スキャン画像20La中の左領域10Lの上方向と、第2スキャン画像20Ra中の右領域10Rの上方向とは、一致している。
なお、第1スキャン画像20Laは、余白部分を含み得る。そして、第1スキャン画像20La中で、左領域10Lが、方向D1、D2に対して傾斜している場合がある。この場合、CPU410は、図6のS100、S110と同様に傾き補正処理を実行する。例えば、CPU410は、左領域10Lの左側の縁SL(すなわち、辺SL)を公知のエッジ検出処理で特定する。そして、特定された縁SLが第1方向D1に対して斜めである場合、CPU410は、縁SLが第1方向D1に平行となるように、第1スキャン画像20Laを回転させる。第2スキャン画像20Ra中の右領域10Rの傾きについても、同様に、CPU410は、右領域10Rの右側の縁SRが第1方向D1に平行となるように、第2スキャン画像20Raを回転させる。
図中には、第1スキャン画像20Laに含まれる中央画像CILと、第2スキャン画像20Raに含まれる中央画像CIRとが、ハッチングで示されている。これらの中央画像CIL、CIRは、図3の原稿10の横方向の中央部CAを表す画像である。第1スキャン画像20Laの中央画像CILは、第1スキャン画像20Laの右側の縁Smを含み、第2スキャン画像20Raの中央画像CIRは、第2スキャン画像20Raの左側の縁Snを含んでいる。後述するように、第1スキャン画像20Laの縁Smは、第2スキャン画像20Raに重畳され、第2スキャン画像20Raの縁Snは、第1スキャン画像20Laに重畳される。以下、これらの縁Sm、Snを「重畳縁Sm、Sn」とも呼ぶ。
第2スキャン画像20Raの中には、基準領域RAが示されている。基準領域RAは、第2スキャン画像20Ra内の予め決められた部分領域である。基準領域RAは、中央画像CIRに含まれるように、決定されている。
第1スキャン画像20Laの中には、探索領域SAが示されている。探索領域SAは、第1スキャン画像20La内の予め決められた部分領域である。本実施例では、探索領域SAは、第1スキャン画像20Laの縁のうち第2スキャン画像20Raに重畳される重畳縁Smの全体を含む矩形領域である。探索領域SAは、中央画像CILを含むように、決定されている。
上記の通り、第1スキャン画像20Laの中央画像CILは、第2スキャン画像20Raの中央画像CIRと同じである。ここで、CPU410は、第1スキャン画像20Laの中央画像CILを含む探索領域SAから、基準領域RAに類似する領域を探索し、探索された領域を、基準領域RAに対応する重複領域CPとして決定する。そして、CPU410は、基準領域RAが重複領域CPに重なるように、第1スキャン画像20Laと第2スキャン画像20Raとを合成する。
具体的には、以下の通りである。図9の220では、CPU410は、第1スキャン画像20La(図10)内の探索領域SAから、候補領域CPcを選択する。候補領域CPcの形状およびサイズは、基準領域RAに応じて決定される。まず、基準領域RAと同じ形状およびサイズを有する枠NPが、探索領域SAの少なくとも一部と重なるように、探索領域SAに対して配置される。枠NPの一部が探索領域SAの外に配置されてもよい。本実施例では、枠NPの位置は、枠NPの少なくとも一部が探索領域SAと重なる位置の範囲であって、探索領域SAのうちの枠NP内に含まれる枠内部分の第1方向D1の長さが所定の第1長閾値以上であり、枠内部分の第2方向D2の長さが所定の第2長閾値以上であるような範囲内から、選択される(第1長閾値と第2長閾値とは、いずれも、ゼロより大きい)。そして、枠NP内の領域のうち、探索領域SAと重なる領域が候補領域CPcとして選択される。探索領域SAからは、第1方向D1の位置と第2方向D2の位置との少なくとも一方が互いに異なる複数の候補領域が選択され得る。図9のS220では、CPU410は、未処理の1つの候補領域を、処理対象として選択する。以下、処理対象として選択された候補領域を、「注目候補領域」と呼ぶ。
図9のS230では、CPU410は、基準領域RAと注目候補領域CPcとの間の第2類似度S2を算出する。S230で算出される第2類似度S2は、図6のS130で算出される第1類似度S1と同様の計算式に従って、算出される。具体的には、第2類似度S2は、注目候補領域CPc内の画素の総数Ntaに対する類似画素数SCaの割合である(S2=SCa/Nta)。注目候補領域CPc内の類似画素は、基準領域RA内の対応する画素に対する画素値の差ΔVPが小さい画素である。注目候補領域CPc内の注目画素に対応する基準領域RA内の画素は、注目候補領域CPc内の画像と基準領域RA内の画像とを、注目候補領域CPcを特定する際に用いた枠NPと基準領域RAの外縁とが一致するように重ねた場合に、注目画素と重なる基準領域RA内の画素である。差ΔVPは、第1類似度S1の算出に用いられた差ΔVPと同じである。差ΔVPが所定の基準値TH1以下である画素が、類似画素である。以上のように算出される第2類似度S2が大きいほど、基準領域RAと注目候補領域CPcとはより類似している。
図9のS240では、CPU410は、類似条件が満たされるか否かを判断する。類似条件は、注目候補領域CPcが基準領域RAの画像に類似する画像を表すことを示す条件である。本実施例では、類似条件は、第2類似度S2が第2閾値T2以上であることである。このような類似条件を用いることによって、注目候補領域CPcの画像が基準領域RAの画像に類似するか否かを適切に判断できる。
類似条件が満たされる場合(S240:Yes)、S245で、CPU410は、注目候補領域CPcを特定する情報を、基準領域RAに類似する候補領域(類似候補領域と呼ぶ)を特定する情報として、記憶装置(例えば、揮発性記憶装置420、または、不揮発性記憶装置430)に格納する。類似候補領域を特定する情報(類似候補領域情報と呼ぶ)としては、例えば、注目候補領域CPcの枠の左上の隅の画素の位置と候補領域の枠の第2方向D2の幅と第1方向D1の高さとを表す情報を、採用可能である。そして、処理は、S270に移行する。
類似条件が満たされない場合(S240:No)、S245がスキップされ、処理は、S270に移行する。
S270では、CPU410は、探索領域に含まれる全ての候補領域の処理が完了したか否かを判定する。未処理の候補領域が残っている場合(S270:No)、S280で、CPU410は、探索領域から新たな(他の)候補領域を選択する。そして、CPU410は、S230に移行し、新たな注目候補領域の処理を実行する。本実施例では、右上の端の位置の枠NPから1画素ずつ第1方向D1に位置がずれた枠NPが、順次に選択される。そして、第1方向D1の端の位置の枠NPが選択されると、選択される枠NPの第2方向D2の位置が1画素だけ左方向に移動し、そして、第1方向D1の位置が上端に移動する。その後は、再び1画素ずつ第1方向D1に位置がずれた枠NPが、順次に選択される。選択される枠NPの位置が、このように移動することによって、探索領域SAの全体から枠NP(すなわち、候補領域)が選択される。
探索領域SA内の全ての候補領域の処理が完了した場合(S270:Yes)、S285で、CPU410は、記憶装置の類似候補領域情報を参照して、少なくとも1つの類似候補領域が検出されたか否かを判定する。少なくとも1つの類似候補領域が検出された場合(S285:Yes)、S290で、CPU410は、検出された少なくとも1つの類似候補領域の中から最も類似度の高い候補領域を、重複領域CPとして決定し、重複領域CPを特定する情報を、記憶装置(例えば、揮発性記憶装置420、または、不揮発性記憶装置430)に格納する。重複領域CPを特定する情報(「重複領域情報」と呼ぶ)としては、類似候補領域情報と同じ形式の情報を採用可能である。なお、候補領域を重複領域CPとして決定することは、第1スキャン画像20Laに対する第2スキャン画像20Raの位置を決定することに対応する。そして、S310で、CPU410は、接合フラグを「オン」に設定し、図9の処理を終了する。類似候補領域が検出されない場合(S285:No)、S340で、CPU410は、接合フラグを「オフ」に設定し、図9の処理を終了する。
最も類似度の高い候補領域は、基準領域RAと同じ画像を表している可能性が高い。従って、そのような候補領域を重複領域CPとして採用すれば、基準領域RAを重複領域CPに重ねることによって適切な合成画像データを生成可能である。
図2のS53では、CPU410は、記憶装置から接合フラグを読み取り、接合フラグが「オン」であるか否かを判断する。接合フラグが「オフ」である場合(S53:No)、CPU410は、画像を接合せずに、S92で、エラーコードを複合機200に送信し、図2の処理が終了する。この場合、複合機200のCPU210は、エラーメッセージを表示部270に表示させて、そして、図2の処理が終了する。
接合フラグが「オン」である場合(S53:Yes)、S56で、CPU410は、記憶装置から重複領域情報を読み取り、第1スキャン画像20Laと第2スキャン画像20Raとが合成された合成画像を表す合成画像データを生成する。本実施例では、合成画像データは、1枚の合成画像を表す単一の画像データとして、生成される。図11は、合成された合成画像32の概略図である。S56の合成は、第1スキャン画像20La内の重複領域CPに、第2スキャン画像20Ra内の基準領域RAが重なるように、行われる。従って、適切な合成画像32を表す合成画像データを生成可能である。なお、2枚のスキャン画像20La、20Raが重なる領域の画素の色値としては、所定のスキャン画像(例えば、第1スキャン画像20La)の画素の色値を採用すればよい。この代わりに、第1スキャン画像の画素の色値と第2スキャン画像の画素の色値とを用いて得られる色値(例えば、平均色値)を採用してもよい。生成された合成画像データは、S90で、複合機200に供給される。以下、第1スキャン画像に第2スキャン画像の一部を重ねて得られる合成画像(例えば、合成画像32)を表す合成画像データを、「第1合成画像データ」とも呼ぶ。
以上のように、本実施例では、1枚の合成画像を表す合成画像データを生成する処理として、2種類の処理が可能である。第1の生成処理(「重畳合成処理」とも呼ぶ)は、図2のS56の処理であり、第2の生成処理(「接合合成処理」とも呼ぶ)は、図2のS46の処理である。第1生成処理(S56)では、第1スキャン画像20La(図10)の重複領域CPに、第2スキャン画像20Raの基準領域RAが重なるように画像20La、20Raが合成された合成画像32(図11)を表す第1合成画像データが生成される。第2生成処理(S46)では、第1スキャン画像20L(図5(A))の第1縁22Lに第2スキャン画像20Rの第2縁22Rが重ならずに接合されるように画像20L、20Rが合成された合成画像30(図5(F))を表す第2合成画像データが生成される。これらの生成処理は、図2で説明した条件に応じて実行されるので、第1スキャン画像と第2スキャン画像とを適切に合成できる。
本実施例では、第1生成処理(重畳合成処理、図2:S56)が実行されるための条件は、以下の条件C1、C2が満たされることである。
第1条件C1: 第1スキャン画像20La(図10)内の重複領域CPの画像と第2スキャン画像20Ra内の基準領域RAの画像とが類似条件を満たす(図9:S240:Yes、図2:S53:Yes)
第2条件C2: 第1と第2のスキャンデータの生成が台読取処理によって実行される(図2:S30:No)
なお、本実施例では、図7で説明したように、原稿台256のサイズは、原稿10のサイズよりも小さい。従って、第2条件C2が満たされることは、第1スキャンデータの生成が台読取処理によって実行され、第2スキャンデータの生成は、別の台読取処理によって実行されたことを示している。
このように、第1条件C1(類似条件)を用いることによって、基準領域RAに適した重複領域CPに基準領域RAを重ねることができるので、適切な合成画像データを生成可能である。また、第2条件C2(台読取処理)を用いることによって、類似条件を満たす重複領域CPが第1スキャン画像20La中に存在し得る場合に、重複領域CPを用いて適切な合成画像データを生成可能である。
また、本実施例では、第2生成処理(接合合成処理、図2:S46)が実行されるための条件は、以下の条件C3、C4が満たされることである。
第3条件C3: 第1スキャン画像20L(図5)中の第1縁22Lの少なくとも一部を含む注目領域24Liが、第2スキャン画像20Rの第2縁22Rの少なくとも一部を含む基準領域24Rの画像に隣り合う画像を表すことを示す隣合条件を満たす(図6:S140:Yes、図2:S43:Yes)
第4条件C4: 第1スキャンデータの生成と第2スキャンデータの生成とが、それぞれ、搬送読取処理によって実行される(図2:S30:Yes)
このように、第3条件C3(隣合条件)を用いることによって、基準領域24Rに適した隣合領域24Lcに基準領域24Rを重ねずに接合できるので、適切な合成画像データを生成可能である。また、第4条件C4(搬送読取処理)を用いることによって、隣合条件を満たす隣合領域24Lcが第1スキャン画像20L中に存在し得る場合に、隣合領域24Lcを用いて適切な合成画像データを生成可能である。
なお、図4の実施例で、第2センサモジュール252Bが省略されてもよい。この場合、1回の搬送読取処理で原稿10の左領域10Lと右領域10Rとの一方を読み取り、別の搬送読取処理で、左領域10Lと右領域10Rとの他方を読み取ればよい。この場合も、第4条件C4は満たされる。なお、搬送読取処理の回数は、搬送装置254による原稿の搬送回数に対応する。1回の搬送読取処理は、原稿を1回だけ搬送することによってスキャンデータを生成する処理である。原稿を読み取った後に、同じ原稿を裏返して再び読み取る場合、搬送読取処理の回数は2回である。
また、本実施例では、第1生成処理(重畳合成処理、図2:S56)で用いられる基準領域RA(図10)と重複領域CPとのサイズと形状は、第2生成処理(接合合成処理、図2:S46)で用いられる基準領域24R(図5(D))と隣合領域24Lcとのサイズと形状と、異なっている。
具体的には、第2生成処理(接合合成処理)の領域24R、24Lcに関しては、第2方向D2の長さ(すなわち、接合縁22L、22Rに垂直な方向の長さ)が著しく小さく、この代わりに、第1方向D1の長さ(すなわち、接合縁22L、22Rに平行な方向の長さ)は長い。このように、領域24R、24Lcの形状は、接合縁22L、22Rに平行な細長いライン状の矩形である。この理由は、第2生成処理(接合合成処理)では、接合縁22L、22Rに平行な方向の位置である接合位置が探索され、接合縁22L、22Rに垂直な方向の位置は探索の対象外であるからである。なお、領域24Lc、24Rの第2方向D2の長さは、1画素分の長さよりも長くてもよい。例えば、N画素分の長さを採用してもよい(Nは2以上9以下の整数)。
一方、第1生成処理(重畳合成処理)では、重複領域CP(図10)の第1方向D1の位置と第2方向D2の位置との両方が探索される。従って、領域RA、CPに関しては、第1方向D1の長さと第2方向D2の長さとの両方が、領域24Lc、24R(図5(D))の第2方向D2の長さよりも大きい。このように、第1方向D1の長さと第2方向D2の長さとの少なくとも一方が過小となることが抑制されているので、基準領域RAと同じ画像を表す重複領域CPを、適切に探索できる。また、領域RA、CPの第1方向D1の長さは、領域24Lc、24R(図5(D))の第1方向D1の長さよりも短い。従って、領域RA、CPの画素数が過大となることを抑制できるので、画像処理の負担を軽減できる。なお、領域RA、CPの形状は、図5(D)の領域24Lc、24Rと比べて短く太い矩形である。
また、本実施例では、隣合条件(図6:S140)を満たす画像の類似の基準(第1閾値T1)は、類似条件(図9:S240)の画像の類似の基準(第2閾値T2)よりも、低い。この理由は、以下の通りである。図6の処理で探索される隣合領域24Lc(図5(D))の画像は、基準領域24Rの画像とは厳密には同じではなく、この代わりに、基準領域24Rの画像に隣り合う画像(すなわち、基準領域24Rの画像に隣接し得る画像)である。一方、図9の処理で探索される重複領域CP(図10)の画像は、基準領域RAの画像と同じである。従って、重複領域CPに要求される類似の程度は、隣合領域24Lcに要求される類似の程度よりも、高い。従って、図9のS240の類似条件の類似の基準(第2閾値T2)は、図6のS140の隣合条件を満たす画像の類似の基準(第1閾値T1)よりも高いことが好ましい。本実施例では、第2閾値T2>第1閾値T1であるので、基準領域24R(図5(D))に隣り合う隣合領域24Lcの探索と、基準領域RA(図10)に類似する重複領域CPの探索と、の両方を、適切に実現できる。
また、重複領域CP(図10)が探索される探索領域SAは、隣合領域24Lc(図5(D))が探索される探索領域24Lよりも広い(すなわち、探索領域SAの面積は、探索領域24Lの面積よりも大きい)。具体的には、探索領域SAの第2方向D2の長さ(すなわち、重畳縁Smに垂直な方向の長さ)は、探索領域24Lの第2方向D2の長さよりも長い。この理由は、以下の通りである。重複領域CPに関しては、第1方向D1の位置と第2方向D2の位置との両方が探索される。従って、探索領域SAの第1方向D1の長さと第2方向D2の長さとの両方を長くすることによって、第1方向D1の位置と第2方向D2の位置との両方が未確定である重複領域CPの探索を、適切に実行できる。一方、連続領域24Lcに関しては、第1方向D1の位置は探索されるものの、第2方向D2の位置は探索されない。従って、探索領域24Lの第2方向D2の長さが短くても、隣合領域24Lcの探索を、適切に実行できる。
B.第2実施例:
図12は、画像処理の別の実施例の概略図である。図12(A)は、フローチャートの一部を示し、図12(B)は、S48で用いられる平滑化フィルタの概略図を示し、図12(C)は、合成画像30bの概略図を示している。図2の第1実施例との差異は、S46とS90との間にS48が追加される点だけである。第2実施例の画像処理の他のステップは、図2の第1実施例のステップと同じである。また、画像処理を実行する画像処理システムのハードウェア構成は、図1の構成と同じである。
接合合成処理(図2:S46)で合成画像データが生成された後、図12(A)のS48で、CPU410は、接合縁22L、22Rの接合部分に、色値を平滑化する処理を実行する。図12(B)には、処理対象の画素(注目画素Pxと呼ぶ)に適用される平滑化フィルタの例が示されている。図示するように、注目画素Pxの処理済の色値Vxは、注目画素Pxの周囲に配置された8個の画素(8近傍の画素とも呼ばれる)の未処理の色値Va〜Vhの平均値に設定される。このような平滑化フィルタは、移動平均フィルタとも呼ばれる。本実施例では、このような平滑化処理が、全ての色成分(ここでは、赤R、緑G、青B)の色値に対して、行われる。
図12(C)にハッチングで示す対象領域Asは、平滑化処理の対象領域である。本実施例では、対象領域Asは、接合縁22L、22Rの全体を含み、接合縁22L、22Rに垂直な方向の幅が所定幅Wsである矩形領域である。CPU410は、このような対象領域Asの全体に亘って、図12(B)で説明した平滑化処理を実行する。この結果、第1縁22Lと第2縁22Rとの接合の跡が目立つことを抑制できる。例えば、図4に示すように原稿10を二つ折りにすると、折目10f上の部分画像が、2枚のスキャン画像20L、20Rのいずれからも欠落する場合がある。折目10f上の部分画像は、第1縁22Lと第2縁22Rとの間の部分に相当する。そのような部分画像の第2方向D2の幅(すなわち、接合縁22L、22Rに垂直な方向の幅)は、1〜10画素程度であり得る。そのような部分画像が欠落する場合、接合縁22L、22Rの接合部分において画像が不自然に見える場合がある。本実施例では、接合縁22L、22Rの間の部分画像が欠落する場合であっても、接合縁22L、22Rの接合部分における画像の不自然に見えることを緩和できる。
C.第3実施例:
図13は、画像処理の別の実施例の概略図である。図13には、フローチャートの一部が示されている。図2の第1実施例との差異は、S25とS90との間の処理の手順が変更されている点だけである。換言すれば、第1生成処理(重畳合成処理、図2:S56)が実行されるための条件と、第2生成処理(接合合成処理、図2:S46)が実行されるための条件とが、変更されている点だけである。第3実施例の画像処理の他のステップは、図2の第1実施例のステップと同じである。また、画像処理を実行する画像処理システムのハードウェア構成は、図1の構成と同じである。
図13では、図2のステップと同じステップには、同じ符号が付されている。S25でスキャンデータが取得された後、S50で、CPU410は、重複領域を決定する。S53では、CPU410は、合成フラグがオンであるか否かを判断する。合成フラグがオンである場合、すなわち、適切な重複領域が検出された場合、S56で、CPU410は、第1生成処理(重畳合成処理)を実行して合成画像データを生成する。そして、処理は、S90に移行する。
適切な重複領域が検出されない場合(S53:No)、S40で、CPU410は、接合位置を決定する。S43では、CPU410は、合成フラグがオンであるか否かを判断する。合成フラグがオンである場合、すなわち、適切な接合位置(すなわち、隣合領域24Lc)が検出された場合、S46で、CPU410は、第2生成処理(接合合成処理)を実行して合成画像データを生成する。そして、処理は、S90に移行する。適切な接合位置(すなわち、隣合領域24Lc)が検出されない場合(S43)、処理は、S92に移行する。
第3実施例では、第1生成処理(重畳合成処理、S56)が実行されるための条件は、上記の第1条件C1が満たされること(すなわち、類似条件を満たす重複領域CPが検出されること)である。第1実施例とは異なり、スキャンデータの生成方法を限定する第2条件C2は省略されている。従って、スキャンデータの生成方法に依らずに、適切な重複領域CPが検出される場合には、適切な合成画像データを生成可能である。
また、第3実施例では、第2生成処理(接合合成処理、S46)が実行されるための条件は、第3条件C3と第5条件C5とが満たされることである。
第3条件C3: 上記の第3条件C3と同じ(すなわち、隣合条件を満たす隣合領域24Lcが検出される)
第5条件C5: 第1条件C1が満たされない(S53:No)。すなわち、類似条件を満たす重複領域が検出されない。
第1条件C1が満たされない場合、すなわち、第1生成処理(重畳合成処理、S56)が実行されるための条件が満たされない場合には、合成フラグがオフに確定されるのではなく、第2生成処理(接合合成処理、S46)によって合成画像データを生成するための条件が判断される。従って、第1スキャン画像から類似条件を満たす重複領域CPが検出されない場合であっても、隣合条件を満たす注目領域24Li(すなわち、隣合領域24Lc)が検出される場合には、適切な合成画像データを生成可能である。また、第1実施例とは異なり、スキャンデータの生成方法を限定する第4条件C4は省略されているので、スキャンデータの生成方法に依らずに、適切な合成画像データを生成可能である。
D.第4実施例:
図14は、画像処理の別の実施例の概略図である。図14には、フローチャートの一部が示されている。図2の第1実施例との差異は、図2のS30が、図14のS34に置換されている点だけである。第4実施例の画像処理の他のステップは、図2の第1実施例のステップと同じである。また、画像処理を実行する画像処理システムのハードウェア構成は、図1の構成と同じである。
S34では、CPU410は、スキャンデータの生成に搬送装置254が用いられ、かつ、第1スキャンデータの生成と第2スキャンデータの生成との両方が両面読取による1回の搬送読取処理によって実行されたか否かを判断する。ユーザは、図2のS15で、搬送読取処理を選択する場合に、さらに、両面読取と片面読取とのいずれかをUI画面を介して選択できる。図2のS20では、複合機200のCPU210は、選択された読取方法を表す情報を含むスキャン情報を、サーバ400に送信する。サーバ400のCPU410は、受信したスキャン情報を用いて、S34の判断を行う。判断結果が「Yes」である場合、処理はS50に移行し、この判断結果が「No」である場合、処理はS40に移行する。
第4実施例では、第2生成処理(接合合成処理、図2:S46)が実行されるための条件は、第3条件C3と第4条件C4と第6条件C6とが満たされることである。
第3条件C3: 上記の第3条件C3と同じ(隣合条件を満たす隣合領域24Lcが検出される)
第4条件C4: 上記の第4条件C4と同じ(搬送読取処理が用いられる)
第6条件C6: 第1画像データの生成と第2画像データの生成との両方が両面読取による1回の搬送読取処理によって実行される(図14:S34:Yes)
このように、第4実施例では、第1実施例の条件に、第6条件C6が追加されている。
第6条件C6が満たされる場合には、図4で説明したように二つ折された原稿10の一方の面と他方の面とがスキャナ部250によって読み取られるので、第1と第2のスキャン画像は、共通の中央画像CIL、CIR(図10)を含むことができない、すなわち、第1スキャン画像中に、適切な重複領域CPは、存在しない。従って、第2生成処理(接合合成処理、図2:S46)によって、適切な合成画像データを生成可能である。
また、第4実施例では、第1生成処理(重畳合成処理、図2:S56)が実行されるための条件は、第1条件C1と第7条件C7とが満たされることである。
第1条件C1: 上記の第1条件C1と同じ(類似条件を満たす重複領域CPが検出される)
第7条件C7: 第1と第2のスキャンデータの生成が台読取処理によって実行される、または、第1画像データの生成が片面読取による搬送読取処理によって実行され、第2画像データの生成が片面読取による別の搬送読取処理によって実行される(図14:S34:No)。
第7条件C7が満たされる場合には、第1と第2のスキャン画像は、共通の中央画像CIL、CIR(図10)を含み得る、すなわち、第1スキャン画像中に、適切な重複領域CPが、存在し得る。例えば、スキャンデータの生成に搬送装置254を用いる場合には、ユーザは、左領域10L(図10)と中央画像CILとが同じ面に配置されるように原稿10を二つ折りにして、その面をスキャナ部250に読み取らせることができる。そして、ユーザは、右領域10Rと中央画像CIRとが同じ面に配置されるように原稿10を折り直して、その面をスキャナ部250に読み取らせることができる。このような2回の搬送読取処理によって、図10の実施例と同様のスキャン画像20La、20Raを表す2個のスキャンデータが生成され得る。従って、第1生成処理(重畳合成処理、図2:S56)によって、適切な合成画像データを生成可能である。
E.第5実施例:
図15は、画像処理の別の実施例の概略図である。図15には、フローチャートの一部が示されている。図2の第1実施例との差異は、図2のS30が、図15のS35に置換されている点だけである。第5実施例の画像処理の他のステップは、図2の第1実施例のステップと同じである。また、画像処理を実行する画像処理システムのハードウェア構成は、図1の構成と同じである。
S35では、CPU410は、第1スキャン画像と第2スキャン画像との少なくとも一方のサイズが、所定サイズ(ここでは、A4サイズ)を超えているか否かを判断する。ここで、CPU410は、スキャン画像のサイズとして、余白部分を除外した残りの部分のサイズを用いる。例えば、CPU410は、スキャン画像中の原稿10を表す部分の輪郭を公知のエッジ検出処理で特定する。そして、CPU410は、特定された輪郭のサイズを、スキャン画像のサイズとして採用する。また、スキャン画像の第1方向D1の長さが所定サイズの第1方向D1の長さを超える、または、スキャン画像の第2方向D2の長さが所定サイズの第2方向D2の長さを超える場合に、スキャン画像のサイズが所定サイズを超えていると判断される。S35の判断結果が「Yes」である場合、処理は、S50に移行し、判断結果が「No」である場合、処理は、S40に移行する。
第5実施例では、第1生成処理(重畳合成処理、図2:S56)が実行されるための条件は、第1条件C1と第8条件C8とが満たされることである。
第1条件C1: 上記の第1条件C1と同じ(類似条件を満たす重複領域CPが検出される)
第8条件C8: 第1スキャン画像と第2スキャン画像との少なくとも一方のサイズが、所定サイズ(ここでは、A4サイズ)を超えている(S35:Yes)
第8条件C8が満たされる場合(例えば、図10のスキャン画像20La、20Raを表すスキャンデータが生成される場合)、所定サイズを超えるサイズを有するスキャン画像は、他のスキャン画像と共通の部分画像(例えば、中央画像CIL)を含む可能性が高い。従って、第1生成処理(重畳合成処理、図2:S56)によって、適切な合成画像データを生成可能である。
また、第5実施例では、第2生成処理(接合合成処理、図2:S46)が実行されるための条件は、第3条件C3と第9条件C9とが満たされることである。
第3条件C3: 上記の第3条件C3と同じ(隣合条件を満たす隣合領域24Lcが検出される)
第9条件C9: 第8条件C8が満たされない(S35:No)。すなわち、第1スキャン画像と第2スキャン画像との両方のサイズが、所定サイズ(ここでは、A4サイズ)以下である。
第9条件C9が満たされる場合(例えば、図5(A)のスキャン画像20L、20Rを表すスキャンデータが生成される場合)、2枚のスキャン画像は、互いに共通部分を含まない。従って、第2生成処理(接合合成処理、図2:S46)によって、適切な合成画像データを生成可能である。
なお、所定サイズとしては、元の原稿10のサイズの半分のサイズを採用可能である。
F.第6実施例:
図16は、画像処理の別の実施例の概略図である。図16には、フローチャートの一部が示されている。図2の第1実施例との差異は、図2のS30が、図16のS36に置換されている点だけである。第6実施例の画像処理の他のステップは、図2の第1実施例のステップと同じである。また、画像処理を実行する画像処理システムのハードウェア構成は、図1の構成と同じである。
S36では、CPU410は、ユーザによって第1生成処理(重畳合成処理、図2:S56)が選択されたか否かを判断する。ユーザは、図2のS15で、さらに、第1生成処理(重畳合成処理)と第2生成処理(接合合成処理)とのいずれかをUI画面を介して選択できる。図2のS20では、複合機200のCPU210は、選択された合成方法を表す情報を含むスキャン情報を、サーバ400に送信する。サーバ400のCPU410は、受信したスキャン情報を用いて、S36の判断を行う。判断結果が「Yes」である場合、処理はS50に移行し、判断結果が「No」である場合、処理はS40に移行する。
第6実施例では、第1生成処理(重畳合成処理、図2:S56)が実行されるための条件は、第1条件C1と第10条件C10とが満たされることである。
第1条件C1: 上記の第1条件C1と同じ(類似条件を満たす重複領域CPが検出される)
第10条件C10: ユーザによって第1生成処理(重畳合成処理)による合成画像データの生成が選択される(S36:Yes)。
第10条件C10が満たされる場合には、ユーザによって選択された第1生成処理(重畳合成処理、図2:S56)によって、適切な合成画像データを生成可能である。
また、第6実施例では、第2生成処理(接合合成処理、図2:S46)が実行されるための条件は、第3条件C3と第11条件C11とが満たされることである。
第3条件C3: 上記の第3条件C3と同じ(隣合条件を満たす隣合領域24Lcが検出される)
第11条件C11: 第10条件C10が満たされない(S36:No)。すなわち、ユーザによって第2生成処理(接合合成処理)による合成画像データの生成が選択される。
第11条件C11が満たされる場合には、ユーザによって選択された第2生成処理(接合合成処理)によって、適切な合成画像データを生成可能である。
G.第7実施例:
図17は、画像処理の別の実施例の概略図である。図17には、フローチャートの一部が示されている。図13の第3実施例との差異は、S25とS50との間にS37が追加されている点だけである。第7実施例の画像処理の他のステップは、図13の第3実施例のステップと同じである。また、画像処理を実行する画像処理システムのハードウェア構成は、図1の構成と同じである。
S37では、CPU410は、スキャンデータの生成に原稿台256が用いられたか否か(すなわち、スキャンデータが台読取処理によって生成されたか否か)を判断する。本実施例では、図7で説明したように、原稿台256のサイズは、原稿10のサイズよりも小さい。従って、台読取処理によってスキャンデータが生成されたことは、第1スキャンデータの生成が台読取処理によって実行され、第2スキャンデータの生成は、別の台読取処理によって実行されたことを示している。判断結果が「Yes」である場合には、処理は、S53に移行する。続く処理は、図13の実施例と同じである。S37の判断結果が「No」である場合、処理は、S40に以降する。
第7実施例では、第1生成処理(重畳合成処理、S56)が実行されるための条件は、第1条件C1と第12条件C12とが満たされることである。
第1条件C1: 上記の第1条件C1と同じ(類似条件を満たす重複領域CPが検出される)
第12条件C12: 第1スキャンデータの生成が台読取処理によって実行され、第2スキャンデータの生成は、別の台読取処理によって実行された(S37:Yes)
第12条件C12が満たされる場合には、図10に示す実施例と同様に、一方のスキャン画像は、他方のスキャン画像と共通の部分画像(例えば、中央画像CIL)を含む可能性が高い。従って、第1生成処理(重畳合成処理、図2:S56)によって、適切な合成画像データを生成可能である。
また、第5実施例では、第2生成処理(接合合成処理、S46)が実行されるための条件は、第1生成処理(重畳合成処理、S56)が実行されるための条件が満たされず(S37:No、または、S53:No)、かつ、第3条件C3が満たされる(S43:Yes)ことである。
このように、第12条件C12が満たされ(S37:Yes)、かつ、類似条件を満たす重複領域CP(図10)が検出されない(S53:No)場合には、第2生成処理(接合合成処理)によって合成画像データが生成され得る。第12条件C12が満たされない場合には(S37:No)、図5に示す実施例と同様に、第1と第2のスキャン画像は、共通の部分画像を含まない可能性が高い。従って、第2生成処理(接合合成処理)によって、適切な合成画像データを生成可能である。
H.変形例:
(1)類似度S1、S2の算出方法としては、上記の方法に代えて、2枚の画像の間の類似の度合いを表す値を算出可能な他の任意の方法を採用可能である。例えば、画素値の差ΔVPは、特定の色成分(例えば、輝度成分)の画素値の差分であってもよい。
(2)探索領域24L(図5(A))としては、図5(A)で説明した領域24Lに代えて、他の種々の領域を採用可能である。例えば、第1縁22Lの一部のみを含む部分領域を、探索領域24Lとして採用してもよい。また、プロセッサ410は、スキャン画像20Lを解析し、その解析結果に応じて探索領域24Lを決定してもよい。例えば、スキャン画像20Lのうちの位置の変化に対する色値の変化が大きい領域が、探索領域24Lとして決定されてもよい。一般的には、探索領域24Lとしては、スキャン画像20Lのうちの、第1縁22Lの少なくとも一部を含む部分領域を採用可能である。
また、基準領域24Rとしては、図5(A)で説明した領域24Rに代えて、他の種々の領域を採用可能である。例えば、第2縁22Rの全てを含む部分領域を、基準領域24Rとして採用してもよい。また、プロセッサ410は、スキャン画像20Rを解析し、その解析結果に応じて基準領域24Rを決定してもよい。例えば、スキャン画像20Rのうちの位置の変化に対する色値の変化が大きい領域が、基準領域24Rとして決定されてもよい。一般的には、基準領域24Rとしては、スキャン画像20Rのうちの、第2縁22Rの少なくとも一部を含む部分領域を採用可能である。
(3)注目領域24Liが隣合領域24Lcであるか否かを判断するための隣合条件としては、第1類似度S1が第1閾値T1以上であることを含む条件に代えて、隣合領域24Lcが基準領域24Rの画像に隣り合う画像を表すことを示す任意の条件を採用可能である。例えば、CPU410は、全ての比較位置における第1類似度S1を算出し、そして、第1類似度S1が最大である比較位置を接合位置として採用してもよい。すなわち、隣合条件としては、注目領域24Liが、探索領域24L内の全ての注目領域24Liの第1類似度S1のうち最大の第1類似度S1を有することを採用してもよい。また、以下の条件を採用してもよい。基準領域24Rの画像と注目領域24Liの画像とのそれぞれから、公知のエッジ検出処理によってラインを検出する。そして、基準領域24Rから検出されたラインと注目領域24Liから検出されたラインとが繋がることを、隣合条件として採用してもよい。いずれの場合も、隣合条件としては、予め決められた条件を採用してよい。
(4)基準領域RA(図10)に重ねられる重複領域CPを決定する処理としては、図9に示す処理に代えて、基準領域RAに類似する画像を表す重複領域CPを決定する種々の処理を採用可能である。例えば、CPU410は、類似条件を満たす最初に見つかった注目候補領域CPcを重複領域CPとして採用してもよい。
(5)探索領域SA(図10)としては、図10で説明した領域SAに代えて、他の種々の領域を採用可能である。例えば、重畳縁Smの中央部分のみを含む部分領域を、探索領域SAとして採用してもよい。また、プロセッサ410は、スキャン画像20Laを解析し、その解析結果に応じて探索領域SAを決定してもよい。例えば、スキャン画像20Laのうちの位置の変化に対する色値の変化が大きい領域が、探索領域24Lとして決定されてもよい。また、基準領域RAとしては、図10で説明した領域RAに代えて、他の種々の領域を採用可能である。例えば、重畳縁Snの少なくとも一部を含む領域を、基準領域RAとして採用してもよい。また、プロセッサ410は、スキャン画像20Raを解析し、その解析結果に応じて基準領域RAを決定してもよい。例えば、スキャン画像20Raのうちの位置の変化に対する色値の変化が大きい領域が、基準領域RAとして決定されてもよい。いずれの場合も、これらの領域SA、RAとしては、2枚のスキャン画像に共通な部分画像を表し得る種々の領域を採用可能である。
(6)候補領域CPcが重複領域CPであるか否かを判断するための類似条件としては、第2類似度S2が第2閾値T2以上であることを含む条件に代えて、基準領域RAの画像と候補領域CPcの画像とが類似していることを示す任意の条件を採用可能である。例えば、図9のS240を省略してもよい。すなわち、類似条件としては、候補領域CPcが、探索領域SA内の全ての候補領域の第2類似度S2のうち最大の第2類似度S2を有することを採用してもよい。また、画像から特徴点(例えば、ラインの端点や分岐点等)を抽出し、特徴点の分布を用いるパターンマッチングによって、2つの画像が類似しているか否かを判断してもよい。いずれの場合も、類似条件としては、予め決められた条件を採用してよい。
(7)第1生成処理(重畳合成処理、図2:S56)が実行されるための条件(第1条件と呼ぶ)としては、上記の各実施例の条件に代えて、他の種々の条件を採用可能である。例えば、上記の複数の実施例から任意に選択された2以上の実施例の第1条件を組み合わせて得られる条件を採用してもよい。
(8)第2生成処理(接合合成処理、図2:S46)が実行されるための条件(第2条件と呼ぶ)としては、上記の各実施例の条件に代えて、他の種々の条件を採用可能である。例えば、上記の複数の実施例から任意に選択された2以上の実施例の第2条件を組み合わせて得られる条件を採用してもよい。また、第2条件は、第1条件が満たされないことを含んでも良い。すなわち、CPU410は、第1条件が満たされるか否かを判定し、第1条件が満たされない場合に、第2条件が満たされるか否かを判定してもよい。こうすれば、類似条件を満たす重複領域CPが検出されるか否かに応じて、適切に、合成画像データを生成できる。
(9)図12(A)のS48の平滑化処理の対象は、接合縁22L、22Rの接合部分の中央部分のみであってもよい。一般的に、平滑化処理の対象としては、接合縁22L、22Rの接合部分の少なくとも一部を含む領域を採用可能である。
また、図12(A)のS48で実行される平滑化処理としては、図12(B)のフィルタを用いる処理に代えて、色値を平滑化する任意の処理を採用可能である。例えば、注目画素Pxからの距離が短いほど大きな重みが付された重み付き平均値を採用してもよい(例えば、ガウシアンフィルタ)。また、図12(A)の平滑化処理(S48)を、他の実施例に適用してもよい。いずれの場合も、平滑化処理の対象の色成分が、一部の色成分(例えば、輝度成分)であってもよい。
(10)図4の実施例にように二つ折りされた原稿10を読み取る場合に、折目10fの向きとして任意の方向が許容されてもよい。また、二つ折りされた原稿10の一方の面を片面読取の搬送読取処理で読み取り、他方の面を片面読取の別の搬送読取処理で読み取っても良い。いずれの場合も、CPU410は、第1スキャン画像と第2スキャン画像とを解析することによって、第1スキャン画像の接合縁と第2スキャン画像の接合縁とを特定すればよい。例えば、CPU410は、第1スキャン画像の縁と第2スキャン画像の縁との複数の組合せに対して接合位置を決定する処理を実行し、そして、最も大きい第1類似度S1を有する組合せを採用してもよい。
(11)画像処理の手順としては、上記の各実施例の手順に代えて、他の種々の手順を採用可能である。例えば、図6のS100、S110、図9のS200で実行される傾き補正処理は、複合機200(例えば、CPU210)によって実行されてもよい。また、右領域10Rを含むスキャン画像から、探索領域24L(図5(A))と探索領域SA(図10)とを選択し、左領域10Lを含むスキャン画像から、基準領域24Rと基準領域RAとを選択してもよい。また、図9のS200を省略し、これに代えて、CPU410は、第1スキャン画像と第2スキャン画像との解析結果に応じて、回転角度を決定してもよい。例えば、CPU410は、ゼロ度と90度と180度と270度との4つの回転角度に対して重複領域を決定し、4つの重複領域のうち最も大きな第2類似度S2を有する重複領域に対応付けられた回転角度を採用してもよい。
(12)上記各実施例では、合成画像データの生成に用いられる2個のスキャンデータは、1つの原稿を読み取って得られる第1スキャンデータと第2スキャンデータである。これに代えて、2個のスキャンデータは、2個の原稿をそれぞれ読み取って得られる2個のスキャンデータであっても良い。
(13)上記各実施例では、合成画像データの生成に用いられる2個の画像データは、複合機200のスキャナ部250によって原稿が読み取られることによって生成される2個のスキャンデータである。これに代えて、2個の画像データは、搬送装置254を有さずに原稿台256を有するスキャナ装置によって生成された2個のスキャンデータであってもよい。また、2個の画像データは、原稿台256を有さずに搬送装置254を有するスキャナ装置によって生成された2個のスキャンデータであってもよい。いずれの場合も、スキャナ装置は、サーバ400へ、2個のスキャンデータに加えて、スキャン情報を送信することが好ましい。スキャン情報は、第1生成処理(図2:S56)が実行されるための第1条件と、第2生成処理(図2:S46)が実行されるための第2条件と、のいずれが満たされるのかの判断に利用される情報を含むことが好ましい。また、2個の画像データは、スキャナ装置に代えて、デジタルカメラによって原稿を撮影することによって生成される2個の画像データであってもよい。一般的には、光学的に対象物を読み取ることによって対象物を表す画像データを生成する読取装置によって生成された読取画像データを採用可能である。ここで、読取装置が読取画像データをサーバ400に送信してもよく、この代わりに、読取装置に接続された他の装置(例えば、コンピュータ)が読取画像データをサーバ400に送信してもよい。いずれの場合も、読取画像データに加えて、第1条件と第2条件とのいずれが満たされるのかの判断に利用される情報も、サーバ400に送信されることが好ましい。
(14)上記実施例においてサーバ400のCPU410によって実行される処理(例えば、図2のS25〜S90の処理)は、例えば、複合機200のCPU210によって実行されても良い。この場合には、サーバ400を省略可能であり、複合機200が単体で図2の処理を実行すればよい。また、サーバ400のCPU410によって実行される処理は、複合機200に接続されたパーソナルコンピュータ500(図1)のCPU(図示省略)によって実行されても良い。例えば、パーソナルコンピュータ500のCPUは、パーソナルコンピュータ500にインストールされたスキャナドライバプログラムを実行することによって、これらの処理を実行しても良い。また、サーバ400は、図1の実施例のように1つの計算機で構成されても良く、複数個の計算機を含む計算システムによって構成されていても良い。
上記各実施例において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部あるいは全部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。例えば、図1のCPU410の機能を、専用のハードウェア回路によって実現してもよい。
また、本発明の機能の一部または全部がコンピュータプログラムで実現される場合には、そのプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体(例えば、一時的ではない記録媒体)に格納された形で提供することができる。プログラムは、提供時と同一または異なる記録媒体(コンピュータ読み取り可能な記録媒体)に格納された状態で、使用され得る。「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」は、メモリーカードやCD−ROMのような携帯型の記録媒体に限らず、各種ROM等のコンピュータ内の内部記憶装置や、ハードディスクドライブ等のコンピュータに接続されている外部記憶装置も含んでいる。
以上、実施例、変形例に基づき本発明について説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれる。
10...原稿、10L...左領域、10R...右領域、10f...折目、20L...第1スキャン画像、20R...第2スキャン画像、20La...第1スキャン画像、20Ra...第2スキャン画像、22L...第1縁(接合縁)、22R...第2縁(接合縁)、24L...探索領域(画素ライン)、24R...基準領域(中央部分)、24Lc...隣合領域、24Li...注目領域、30、30b、32...合成画像、70...インターネット、200...複合機、210...CPU、220...揮発性記憶装置、221...バッファ領域、230...不揮発性記憶装置、231...制御プログラム、240...プリンタ部、250...スキャナ部、252...読取部、252A...第1センサモジュール、252B...第2センサモジュール、254...搬送装置、254t...原稿トレイ、256...原稿台、260...操作部、270...表示部、280...通信部、400...サーバ、410...CPU、420...揮発性記憶装置、421...バッファ領域、430...不揮発性記憶装置、431...コンピュータプログラム、480...通信部、500...パーソナルコンピュータ、1000...画像処理システム、D1...第1方向、D2...第2方向、S1...第1類似度、T1...第1閾値、S2...第2類似度、T2...第2閾値、RA...基準領域、SA...探索領域、CP...重複領域、CA...中央部、24R...基準領域、24L...探索領域、24Lc...隣合領域、NP...枠、Df...折目方向、As...対象領域、CIL...中央画像、CIR...中央画像

Claims (10)

  1. 画像処理装置であって、
    第1画像を表す第1画像データを取得する第1取得部と、
    第2画像を表す第2画像データを取得する第2取得部と、
    第1条件が満たされる場合に、前記第1画像データと前記第2画像データとを用いて、前記第1画像内の第1領域に前記第2画像内の第2領域が重なるように前記第1画像と前記第2画像とが合成された第1合成画像を表す第1合成画像データを生成する第1生成部と、
    前記第1条件とは異なる第2条件が満たされる場合に、前記第1画像データと前記第2画像データとを用いて、前記第1画像の第1縁に前記第2画像の第2縁が重ならず接合されるように前記第1画像と前記第2画像とが合成された第2合成画像を表す第2合成画像データを生成する第2生成部と、
    を備え
    前記第1条件は、前記第1画像内の前記第1領域の画像と前記第2画像内の前記第2領域の画像とが類似条件を満たすことと、前記第1画像データの生成が、原稿台に置かれた原稿を読取部によって光学的に読み取る台読取処理によって実行され、前記第2画像データの生成が、別の台読取処理によって実行されたことである個別読取条件と、を含み、
    前記第2条件は、前記個別読取条件が満たされ、かつ、前記第1画像内の前記第1領域の前記画像と前記第2画像内の前記第2領域の前記画像とが前記類似条件を満たさないことを含む、
    画像処理装置。
  2. 請求項に記載の画像処理装置であって、
    前記第2生成部は、
    前記第1画像中の前記第1縁の少なくとも一部を含む第1探索領域から、前記第2画像内の前記第2縁の少なくとも一部を含む基準領域の画像に隣り合う画像を表すことを示す隣合条件を満たす隣合領域を探索し、
    前記第1縁のうち前記隣合領域に含まれる部分に前記第2縁のうち前記基準領域に含まれる部分が対向する位置を、前記第1縁と前記第2縁との接合位置として、採用する、
    画像処理装置。
  3. 請求項に記載の画像処理装置であって、
    前記第1生成部は、
    前記第1画像中の第2探索領域から、前記第2画像内の前記第2領域の画像に類似する画像を表すことを示す前記類似条件を満たす第1領域を探索し、
    前記探索された第1領域に前記第2領域が重なるように前記第1画像に対する前記第2画像の位置を決定し、
    前記第1合成画像データの生成に用いられる前記第1領域と前記第2領域とのサイズと形状とは、前記第2合成画像データの生成に用いられる前記基準領域と前記隣合領域とのサイズと形状と、異なっており、
    前記隣合条件を満たす画像の類似の基準は、前記類似条件の画像の類似の基準よりも、低く、
    前記第1領域が探索される前記第2探索領域は、前記隣合領域が探索される前記第1探索領域よりも広い、
    画像処理装置。
  4. 画像処理装置であって、
    第1画像を表す第1画像データを取得する第1取得部と、
    第2画像を表す第2画像データを取得する第2取得部と、
    第1条件が満たされる場合に、前記第1画像データと前記第2画像データとを用いて、前記第1画像内の第1領域に前記第2画像内の第2領域が重なるように前記第1画像と前記第2画像とが合成された第1合成画像を表す第1合成画像データを生成する第1生成部と、
    前記第1条件とは異なる第2条件が満たされる場合に、前記第1画像データと前記第2画像データとを用いて、前記第1画像の第1縁に前記第2画像の第2縁が重ならず接合されるように前記第1画像と前記第2画像とが合成された第2合成画像を表す第2合成画像データを生成する第2生成部と、
    を備え
    前記第1条件は、前記第1画像と前記第2画像との少なくとも一方のサイズが、所定のサイズを超えていることを含み、
    前記第2条件は、前記第1画像と前記第2画像との両方のサイズが、前記所定のサイズ以下であることを含む、
    画像処理装置。
  5. 画像処理装置であって、
    第1画像を表す第1画像データを取得する第1取得部と、
    第2画像を表す第2画像データを取得する第2取得部と、
    第1条件が満たされる場合に、前記第1画像データと前記第2画像データとを用いて、前記第1画像内の第1領域に前記第2画像内の第2領域が重なるように前記第1画像と前記第2画像とが合成された第1合成画像を表す第1合成画像データを生成する第1生成部と、
    前記第1条件とは異なる第2条件が満たされる場合に、前記第1画像データと前記第2画像データとを用いて、前記第1画像の第1縁に前記第2画像の第2縁が重ならず接合されるように前記第1画像と前記第2画像とが合成された第2合成画像を表す第2合成画像データを生成する第2生成部と、
    を備え
    前記第1条件は、前記第1合成画像データの生成がユーザによって選択されることを含み、
    前記第2条件は、前記第2合成画像データの生成がユーザによって選択されることを含む、
    画像処理装置。
  6. 請求項4または5に記載の画像処理装置であって、
    前記第2生成部は、
    前記第1画像中の前記第1縁の少なくとも一部を含む第1探索領域から、前記第2画像内の前記第2縁の少なくとも一部を含む基準領域の画像に隣り合う画像を表すことを示す隣合条件を満たす隣合領域を探索し、
    前記第1縁のうち前記隣合領域に含まれる部分に前記第2縁のうち前記基準領域に含まれる部分が対向する位置を、前記第1縁と前記第2縁との接合位置として、採用する、
    画像処理装置。
  7. 請求項1からのいずれか1項に記載の画像処理装置であって、
    前記第2生成部は、前記第2合成画像中の前記第1縁と前記第2縁との接合部分の少なくとも一部に、色値を平滑化する処理を実行する、
    画像処理装置。
  8. コンピュータプログラムであって、
    第1画像を表す第1画像データを取得する第1取得機能と、
    第2画像を表す第2画像データを取得する第2取得機能と、
    第1条件が満たされる場合に、前記第1画像データと前記第2画像データとを用いて、前記第1画像内の第1領域に前記第2画像内の第2領域が重なるように前記第1画像と前記第2画像とが合成された第1合成画像を表す第1合成画像データを生成する第1生成機能と、
    前記第1条件とは異なる第2条件が満たされる場合に、前記第1画像データと前記第2画像データとを用いて、前記第1画像の第1縁に前記第2画像の第2縁が重ならず接合されるように前記第1画像と前記第2画像とが合成された第2合成画像を表す第2合成画像データを生成する第2生成機能と、
    をコンピュータに実現させ
    前記第1条件は、前記第1画像内の前記第1領域の画像と前記第2画像内の前記第2領域の画像とが類似条件を満たすことと、前記第1画像データの生成が、原稿台に置かれた原稿を読取部によって光学的に読み取る台読取処理によって実行され、前記第2画像データの生成が、別の台読取処理によって実行されたことである個別読取条件と、を含み、
    前記第2条件は、前記個別読取条件が満たされ、かつ、前記第1画像内の前記第1領域の前記画像と前記第2画像内の前記第2領域の前記画像とが前記類似条件を満たさないことを含む、
    コンピュータプログラム。
  9. コンピュータプログラムであって、
    第1画像を表す第1画像データを取得する第1取得機能と、
    第2画像を表す第2画像データを取得する第2取得機能と、
    第1条件が満たされる場合に、前記第1画像データと前記第2画像データとを用いて、前記第1画像内の第1領域に前記第2画像内の第2領域が重なるように前記第1画像と前記第2画像とが合成された第1合成画像を表す第1合成画像データを生成する第1生成機能と、
    前記第1条件とは異なる第2条件が満たされる場合に、前記第1画像データと前記第2画像データとを用いて、前記第1画像の第1縁に前記第2画像の第2縁が重ならず接合されるように前記第1画像と前記第2画像とが合成された第2合成画像を表す第2合成画像データを生成する第2生成機能と、
    をコンピュータに実現させ
    前記第1条件は、前記第1画像と前記第2画像との少なくとも一方のサイズが、所定のサイズを超えていることを含み、
    前記第2条件は、前記第1画像と前記第2画像との両方のサイズが、前記所定のサイズ以下であることを含む、
    コンピュータプログラム。
  10. コンピュータプログラムであって、
    第1画像を表す第1画像データを取得する第1取得機能と、
    第2画像を表す第2画像データを取得する第2取得機能と、
    第1条件が満たされる場合に、前記第1画像データと前記第2画像データとを用いて、前記第1画像内の第1領域に前記第2画像内の第2領域が重なるように前記第1画像と前記第2画像とが合成された第1合成画像を表す第1合成画像データを生成する第1生成機能と、
    前記第1条件とは異なる第2条件が満たされる場合に、前記第1画像データと前記第2画像データとを用いて、前記第1画像の第1縁に前記第2画像の第2縁が重ならず接合されるように前記第1画像と前記第2画像とが合成された第2合成画像を表す第2合成画像データを生成する第2生成機能と、
    をコンピュータに実現させ
    前記第1条件は、前記第1合成画像データの生成がユーザによって選択されることを含み、
    前記第2条件は、前記第2合成画像データの生成がユーザによって選択されることを含む、
    コンピュータプログラム。
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