JP6368831B1 - 金属ストリップの冷却装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】加熱処理後の金属ストリップをより均一に冷却できる冷却装置を提供すること。
【解決手段】加熱処理後の金属ストリップを連続搬送しながら冷却する冷却装置は、金属ストリップの搬送方向に沿って上流側から順に、金属ストリップに対して上方から空気を吹き付ける第1の空気ノズルと、金属ストリップに対して上方から水を吹き付ける第1の水ノズルと、金属ストリップの周辺の雰囲気を上方へ排気する排気部とを設け、第1の空気ノズルからの空気を金属ストリップに衝突させた後、金属ストリップの表面に沿って移動させ、第1の水ノズルからの水によって水蒸気が形成される箇所に当てるようにし、かつ、排気部によって当該水蒸気を排気するようにした。
【選択図】図3A

Description

本開示は、加熱処理後の金属ストリップを連続搬送しながら冷却する冷却装置に関する。
金属ストリップを加熱処理した後、冷却を行うには、当該金属ストリップに対して特許文献1のように空気を吹き付けて空冷するものや、特許文献2のように水を吹き付けて水冷するものがある。
特開平9−10656号公報 特開2013−240808号公報 特開2008−73765号公報
しかしながら、空冷のみでは、冷却効果が弱い。また水冷のみでは、高温の金属ストリップの表面で沸騰が生じて、水蒸気を包んだ水蒸気膜が形成され(これを「膜沸騰」と呼んでいる)、金属ストリップに水が液体として接触しにくくなり、そのような膜がランダムに生じて、金属ストリップが均一に冷却されない場合がある。
一方で、金属ストリップを冷却する際に水と空気の両方を用いるものがある。特許文献3の冷却装置は、空気と水とを繰り返して吹き付けて冷却するものである。
しかしながら、特許文献3の冷却装置においても、高温の金属ストリップの表面に水を吹き付けたときに膜沸騰が生じて、金属ストリップが均一に冷却されない場合がある。
本開示は、前記課題を解決するものであり、加熱処理した後の金属ストリップを冷却する冷却装置において、金属ストリップをより均一に急速に(短距離で)冷却できるようにすることを目的とする。
本開示の一態様の冷却装置は、加熱処理後の金属ストリップを連続搬送しながら冷却する冷却装置であって、前記金属ストリップの搬送方向に沿って上流側から順に、前記金属ストリップに対して上方から空気を吹き付ける第1の空気ノズルと、前記金属ストリップに対して上方から水を吹き付ける第1の水ノズルと、前記金属ストリップの周辺の雰囲気を上方へ排気する排気部とを設け、前記第1の空気ノズルからの空気を前記金属ストリップに衝突させた後、前記金属ストリップの表面に沿って移動させ、前記第1の水ノズルからの水によって水蒸気が形成される箇所に当てるようにし、かつ、前記排気部によって当該水蒸気を排気するようにしている。
前記構成によれば、膜沸騰によって水蒸気を包んだ水蒸気膜が形成されることを抑制することができ、金属ストリップをより均一に冷却することができる。
前記冷却装置は、前記第1の空気ノズルからの空気の噴射量と、前記第1の水ノズルからの水の噴射量を制御する制御部をさらに備えてもよい。前記構成によれば、金属ストリップの材質等に応じて最適な冷却速度を実現することが可能となり、所望の特性を有する金属ストリップの製造が可能となる。
前記冷却装置において、前記制御部は、予め設定された前記金属ストリップの所望の冷却速度に応じて、前記第1の空気ノズルからの空気の噴射量および前記第1の水ノズルからの水の噴射量を制御してもよい。前記構成によれば、金属ストリップに求められる所望の冷却速度に応じて最適な冷却速度を実現することが可能となり、所望の特性を有する金属ストリップの製造が可能となる。
前記冷却装置において、前記金属ストリップは、アルミニウムであってもよい。前記構成によれば、アルミニウムは冷却速度によって特性が変化しやすい部材であるが、本冷却装置によれば、膜沸騰の現象を防止しながら、空冷のみや水冷のみでは得られない所望の冷却速度を実現することができる。
前記冷却装置において、前記排気部よりも前記金属ストリップの搬送方向の下流側において、前記金属ストリップの搬送方向に沿って上流側から順に、前記金属ストリップに対して上方から水を吹き付ける第2の水ノズルと、前記金属ストリップに対して上方から空気を吹き付ける第2の空気ノズルとをさらに設け、前記第2の空気ノズルからの空気を前記金属ストリップに衝突させた後、前記金属ストリップの表面に沿って移動させ、前記第2の水ノズルからの水によって水蒸気が形成される箇所に当てるようにし、かつ、排気部によって当該水蒸気を排気するようにしてもよい。前記構成によれば、冷却速度を向上させつつ、排気部の数を減らし、低コストを実現することができる。
本開示によれば、金属ストリップをより均一に冷却することができる。
実施形態1における冷却装置の概略構成を示す図 比較例による金属ストリップの冷却形態を説明するための概略図 比較例による金属ストリップの温度変化を示す図 実施形態1の実施例による金属ストリップの冷却形態を説明するための概略図 実施形態1の実施例による金属ストリップの温度変化を示す図 実施形態2における冷却装置の概略構成を示す図 膜沸騰しない場合を説明するための概略図
以下、本開示に係る冷却装置および冷却方法の好適な実施形態について、添付の図面を参照しながら説明する。本開示は、以下の実施形態の具体的な構成に限定されるものではなく、同様の技術的思想に基づく構成が本開示に含まれる。
(実施形態1)
図1は、実施形態1における冷却装置2および冷却装置2を備える熱処理装置1の概略構成を示す図である。
熱処理装置1は、金属ストリップSを熱処理する装置である。図1に示すように、熱処理装置1は、冷却装置2と、加熱装置3とを備える。
冷却装置2は、加熱装置3で加熱処理された金属ストリップSを連続搬送しながら冷却する金属ストリップSの冷却装置である。
冷却装置2は、搬送部6と、空気ノズル8と、水ノズル10と、排気部12と、制御部14とを備える。このような構成を備える冷却装置2は、加熱装置3で加熱後の金属ストリップSを、搬送部6によって搬送方向Tに連続搬送しながら、空気ノズル8によって空気を吹き付けて冷却し、その下流側で水ノズル10によって水を吹き付けて冷却する。
本開示の発明は特に、水ノズル10の下流側に排気部12を設け、金属ストリップSの周辺の雰囲気を上方へ排気している。これにより、金属ストリップSの表面に発生した水蒸気(雰囲気)の圧力を下げるとともに、水蒸気を内包した水の膜である水蒸気膜(沸騰膜)が形成されることを抑制し、金属ストリップSの均一な冷却を促すものである。
以下、熱処理装置1のそれぞれの構成要素について説明する。
加熱装置3は、金属ストリップSを加熱する加熱装置である。加熱装置3は、炉体4と、搬送部7とを備える。
炉体4は、金属ストリップSを加熱する筐体である。炉体4では、金属ストリップSが搬入される。例えば金属ストリップSがアルミニウムの場合、約580℃に加熱された状態で炉体4から搬出され、冷却装置2の領域に移動する。アルミニウムは、冷却される冷却速度によって特性が変化しやすい材料であり、本実施形態1の冷却装置2による冷却が適した材料である。
炉体4の入口部分と出口部分には、金属ストリップSを搬入出するためのスリット状の隙間Cが設けられている。
炉体4の搬送部7は、金属ストリップSを浮き上がらせながら連続加熱するように金属ストリップSに対して上下から熱風を吹き付けるものである。その状態で進行方向の端部で金属ストリップSをコイル状に巻き取る巻取り装置(図示せず)で巻き取られることで、金属ストリップSは搬送される。
冷却装置2の搬送部6は、金属ストリップSを搬送方向Tに沿って連続搬送する部材である。ここでは、耐熱ローラRで下から保持している例を示すが、どのような形であってもよい。
空気ノズル8は、金属ストリップSに対して空気を吹き付ける部材である。空気ノズル8は、加熱後の金属ストリップSに空気を接触させることにより、金属ストリップSを冷却する機能、および後述する水の膜沸騰を防止する機能を有する。空気ノズル8は金属ストリップSの上方に配置されており、金属ストリップSに上方から空気を吹き付ける。
水ノズル10は、金属ストリップSに対して水を吹き付ける部材である。水ノズル10は、加熱後の金属ストリップSに水を接触させることにより、金属ストリップSを冷却する機能を有する。水を用いた冷却効果は、空気ノズル8による空気を用いた冷却効果よりも高い。空気ノズル8と同様に、水ノズル10は金属ストリップSの上方に配置されており、金属ストリップSに上方から水を吹き付ける。
排気部12は、金属ストリップSの周辺の雰囲気を排気し、水冷で生じた水蒸気を除去する部材である。本実施形態1における排気部12は、吸引によって強制排気を行うものである。空気ノズル8および水ノズル10と同様に、排気部12は金属ストリップSの上方に配置されており、空冷および水冷後の金属ストリップSの周辺の雰囲気を上方へ排気する。
制御部14は、冷却装置2および加熱装置3の運転を制御する部材である。本実施形態1の制御部14は特に、空気ノズル8から吹き付ける空気の量と、水ノズル10から吹き付ける水の量および排気部12からの雰囲気の排気量を制御可能である。制御部14は例えば、マイクロコンピュータにより構成される。
図1に示すように、金属ストリップSの搬送方向Tに沿って上流側から順に、空気ノズル8、水ノズル10、排気部12が設けられている。このような構成により、空気および水を用いて金属ストリップSを冷却する際に、水の噴射によって生じる沸騰膜を抑制し、金属ストリップSを均一に冷却するものである。この点に関して、図2A、図2B、図3A、図3B、図5を用いて説明する。
図2A、図2Bは、比較例に対応する図であり、通常の膜沸騰の様子を示している。図3A、図3Bは、本実施形態1の実施例に対応する図である。
図2Aおよび図3Aは、比較例と実施例のそれぞれによる金属ストリップSの冷却形態を説明するための概略図である。図2Bおよび図3Bは、比較例と実施例のそれぞれによる金属ストリップSの温度変化を示すグラフである。
図5は、膜沸騰が生じず、正常に水冷される場合の概略図である。金属ストリップSの加熱温度が低ければ、このように、ノズルから噴射された水W1は全量が金属ストリップSの表面に液体の状態で接触でき、沸騰して蒸発しながら水滴W6状になって消滅する(これを核沸騰という。)。金属ストリップSの加熱温度が350℃以下であればこのようにして熱が奪われ、冷却される。
図2Aに示す比較例の構成は、搬送方向Tに連続搬送される金属ストリップSに対して、水ノズル18からの水のみによって冷却する構成である(水冷のみ)。一方で、図3Aに示す実施例の構成は、図1を用いて説明したように、搬送方向Tに連続搬送される金属ストリップSに対して、空気ノズル8からの空気および水ノズル10からの水によって冷却する構成である(水冷および空冷)。本実施例の構成はさらに、水の噴射によって生じた水蒸気を排気部12によって排気する構成である。
本比較例および本実施例では、金属ストリップSの一例として、約580度まで加熱処理されたアルミニウムの金属ストリップSを300℃まで冷却する例について説明する。
図2Aに示すように、比較例の構成によれば、水ノズル18から金属ストリップSに水W1が吹き付けられる。金属ストリップSが350℃以上の高温の場合は、金属ストリップSに高圧で水を吹き付けても表面に接触する前、もしくは接触直後に沸騰して蒸発してしまう(W2)。ところが冷却水は大量に吹き付けられるため、全量が蒸発してしまうわけではなく、一部が液体のまま残り、水蒸気と水とが表面上に共存し、実際には図2Aのように水蒸気層B1を内包した水の膜(これを以降「水蒸気膜」と呼ぶ)B2が形成される。これを「膜沸騰」という。これは、金属ストリップSの表面上の各所にランダムで発生し、図2Aのようにその状態を引きずったまま金属ストリップSはTの方向へ高速で搬送されていく。水蒸気は断熱性が高いため、その水蒸気膜B2の部分は冷却が十分になされない。また、水蒸気は高圧でもあるため、水蒸気膜B2の上から高圧で水を吹き付けても水蒸気膜B2を下から押し上げる力が働くため、水圧で水蒸気膜B2を破ることもできず、なおさら水W1が液体で金属ストリップSの表面に接触することができない。しかし、水蒸気膜B2自体も蒸発するため金属ストリップSの熱を奪い、表面の温度は下がっていくが、図2Bの変化点(変異点)Pの左側のように、このような不安定な冷却状態では冷却速度は遅い。
そして、350℃付近まで温度が下がると、次第に水蒸気の層はなくなっていき、水が液体の状態で金属ストリップSの表面に接触できるようになり、水滴W6状となって通常の核沸騰となる。すると、図2Bの変化点Pの右側のように冷却速度は速くなり、本来の水冷効果が現れる。
この、水蒸気膜B2がなくなる変化点Pが発生する箇所が金属ストリップSの表面上にランダムで生じるため、冷却時の熱履歴がばらばらとなり熱収縮にばらつきが出て、金属ストリップSに凹凸が発生してしまう。また、膜沸騰の状態では冷却効果が劣るため、冷却に時間がかかり、長い冷却ゾーンが必要となる。
上述したように、金属ストリップSが高温の場合、水冷のみによる方法によれば、膜沸騰の発生により、金属ストリップS表面の熱履歴がばらばらになるため、金属ストリップSが均一に冷却されず、金属ストリップSに歪が生じてしまう。
一方、図3Aに示す実施例の構成によれば、搬送方向Tの最も上流側において、空気ノズル8から金属ストリップSに空気A1を吹き付けることにより、金属ストリップSが冷却される。空気は水よりも冷却効果が弱いため、図3Bに示すように、金属ストリップSの冷却速度は低い状態から始まる。
金属ストリップSに吹き付けられた空気A1はその後、金属ストリップSの表面に沿って移動する。空気A1が吹き付けられる速度は約70m/sであり、金属ストリップSに衝突してもその速度をほぼ保ちながら、表面を70m/sで水平に流れていく。よって、金属ストリップSの表面を移動する空気A2は、水ノズル10によって水W4が吹き付けられる箇所に即座に移動する。
水ノズル10から水W4が吹き付けられる箇所では、前述したように水蒸気W5が生じる。比較例の構成では沸騰膜が形成されていたが、本実施例では、空気A2が水蒸気W5の中を横切るように高速で移動するため、水蒸気W5が分散され、凝縮して水蒸気膜になりにくく、沸騰膜の形成が抑制される。これにより、膜沸騰を起こさずに核沸騰を生じさせることができ、金属ストリップSの均一な冷却を促すことができる。
また、水蒸気W5の中に空気A2が入りこみ、水蒸気W5が希釈される。この状態での水蒸気W5は高温で圧力が非常に高いため沸点が高く、金属ストリップSの表面では水が蒸発しにくいが、空気A2による希釈によって、圧力が低下する。圧力が低下することにより沸点が下がり、水蒸気W5の周辺に残存する水が蒸発しやすくなる。水の蒸発が促進されることで、金属ストリップSの表面において水を均一に蒸発させることができ、金属ストリップSの均一な冷却を促すことができる。
さらに、金属ストリップSの表面上には多量の水蒸気が発生するため、本実施例では排気部12による排気を行っている。これにより、更に金属ストリップS表面の圧力が下がり、水蒸気が凝縮して水蒸気膜になることを抑制することができる。また、水が蒸発して水蒸気になると、体積が約1800倍になるが、排気部12によって水蒸気を排気することにより、水の蒸発に伴う体積の増加によって水蒸気の圧力が上昇するのを抑制することができる。これにより、水の蒸発をより促進することができ、金属ストリップSをさらに均一に冷却することができる。
上述した実施例による冷却装置およびその方法によれば、空気および水を用いて高温の金属ストリップSを冷却する際に、膜沸騰が生じないようにしながら冷却することができる。これにより、金属ストリップSを均一に冷却することができ、金属ストリップSの歪みを最小限に留めることができる。
さらに比較例とは異なり、膜沸騰の発生を抑制し、核沸騰を継続することができるため、図3Bに示すように、途中で温度勾配を急変させることなく、傾斜のなだらかな温度勾配を実現することができる。図1を用いて説明したように、本実施形態1の冷却装置2では、空気ノズル8からの空気の噴射量および水ノズル10からの水の噴射量は制御部14によって制御される。本実施例では、アルミニウムに求められる所望の冷却速度を予め設定しており、当該冷却速度に応じてそれぞれの噴射量を制御している。これにより、図3Bに示すような所望の冷却速度を実現することができる。
本実施例の冷却装置・方法によれば、金属ストリップSの急速冷却方法として有力な「空冷後の水冷」という方法が、膜沸騰を起こさずに実施できるため、現実的なものとなる。
さらに、空気ノズル8および水ノズル10は、金属ストリップSに対して垂直に配置した状態で実行可能な冷却装置・方法である。空気ノズル8や水ノズル10を傾斜して配置する必要がないため、設置スペースも抑えることができる。また、急速に冷却できることで、装置の冷却ゾーンを短くできる。
上述したように、本実施形態1の冷却装置2は、加熱処理後の金属ストリップSを連続搬送しながら冷却する冷却装置である。冷却装置2は、金属ストリップSの搬送方向Tに沿って上流側から順に、第1の空気ノズル8と、第1の水ノズル10と、排気部12とを備える。第1の空気ノズル8は、金属ストリップSに対して上方から空気を吹き付ける。第1の水ノズル10は、金属ストリップSに対して上方から水を吹き付ける。排気部12は、金属ストリップSの周辺の雰囲気を上方へ排気する。このような構成において、第1の空気ノズル8からの空気を金属ストリップSに衝突させた後、金属ストリップSの表面に沿って移動させ、第1の水ノズル10からの水によって水蒸気が形成される箇所に当てるようにしている。かつ、排気部12によって当該水蒸気を排気するようにしている。
このような構成により、加熱処理した後の金属ストリップSを冷却する冷却装置2において、金属ストリップSをより均一かつ急速に(短距離で)冷却することができる。
また本実施形態1の冷却装置2は、第1の空気ノズル8からの空気の噴射量と、第1の水ノズル10からの水の噴射量を制御する制御部14をさらに備える。このような構成によれば、空気の噴射量と水の噴射量を制御することで、金属ストリップSを冷却する冷却速度を調節することができる。これにより、金属ストリップSの材質等に応じて最適な冷却速度を実現することが可能となり、所望の特性を有する金属ストリップSの製造が可能となる。
また本実施形態1の冷却装置2によれば、制御部14は、予め設定された金属ストリップSの所望の冷却速度に応じて、第1の空気ノズル8からの空気の噴射量および前記第1の水ノズル10からの水の噴射量を制御する。このような構成によれば、予め設定された金属ストリップSの所望の冷却速度に応じて水と空気の噴射量を制御することで、最適な冷却速度を実現することが可能となり、所望の特性を有する金属ストリップSの製造が可能となる。
また本実施形態1では、金属ストリップSはアルミニウムである。アルミニウムは熱伝導性が高く冷却速度によって特性が変化しやすい部材であるが、本実施形態1の冷却装置2によれば、膜沸騰の発生を抑制しながら、空冷のみや水冷のみでは得られない所望の冷却速度を実現することができる。特に、冷却速度を制御可能な制御部14を設けた場合、アルミニウムに最適な冷却速度を設定することが可能となり、所望の特性のアルミニウム製の金属ストリップSを得ることが可能となる。
(実施形態2)
本開示に係る実施形態2の冷却装置30について説明する。実施形態2では、主に実施形態1と異なる点について説明する。実施形態2においては、実施形態1と同一又は同等の構成については同じ符号を付して説明する。また、実施形態2では、実施形態1と重複する記載は省略する。
実施形態1では、空気ノズル8および水ノズル10を1つずつ設けたが、実施形態2では、第1の空気ノズル8および第1の水ノズル10に加えて、第2の空気ノズル20および第2の水ノズル22をさらに設けた点が異なる。
図4に示すように、冷却装置30は、排気部12よりも金属ストリップSの搬送方向の下流側において、金属ストリップSの搬送方向Tに沿って上流側から順に、第2の水ノズル22と、第2の空気ノズル20とをさらに備える。
第2の空気ノズル20は、第1の空気ノズル8と同様に金属ストリップSに対して上方から空気を吹き付けて冷却する部材である。第2の水ノズル22は、第1の水ノズル10と同様に金属ストリップSに対して上方から水を吹き付けて冷却する部材である。
このような構成において、第2の空気ノズル20からの空気を金属ストリップSに衝突させた後、金属ストリップSの表面に沿って移動させ、第2の水ノズル22からの水によって水蒸気が形成される箇所に当てるようにしている。
このような構成によれば、排気部12を中心として搬送方向Tの両側に空気ノズル8、20を設けることで、排出すべき水蒸気同士を中央部で衝突させて、金属ストリップSから剥離できる。剥離した水蒸気は金属ストリップSに対して垂直な方向に排出され、第1の水ノズル10と第2の水ノズル22の間の空間を抜けて、図中A3のように、排気部12から上方へ強制排気される。
上述したように、本実施形態2の冷却装置30は、排気部12よりも搬送方向下流側において、金属ストリップSの搬送方向Tに沿って上流側から順に、第2の水ノズル22と、第2の空気ノズル20とをさらに備える。ここで、第2の空気ノズル20からの空気を金属ストリップSに衝突させた後、金属ストリップSの表面に沿って移動させ、第2の水ノズル22からの水によって水蒸気が形成された箇所に当てるようにしている。
このような構成によれば、排気部12を中心とする両側に水ノズル10、22と空気ノズル8、20を設けているため、金属ストリップSを両側から冷却することができる。これにより、空冷のみや水冷のみでは得られない冷却速度を実現するとともに、冷却速度を向上させることができる。また、上流側の水ノズル10および空気ノズル8と、下流側の水ノズル22および空気ノズル20に対して1つの排気部12を割り当てているため、水ノズル10、22と空気ノズル8、20の数に対して排気部12の数を少なくすることができ、低コストを実現できる。
なお、第2の空気ノズル20は搬送方向Tの下流側に存在するが、金属ストリップSの搬送速度よりも空気A2’の速度の方が十分に大きいため、空気A2’は搬送方向Tの上流に向かって流れることができ、第1の空気ノズル8の空気A2と同様の効果が得られる。
なお、排気部12からの排気量は、第1の水ノズル10と第2の水ノズル22の間の間隔によって調整可能である。具体的には、第1の水ノズル10と第2の水ノズル22の間の間隔が大きくほど排気量を多くすることができ、間隔が小さくなるほど排気量は少なくすることができる。このため、望ましい排気量に応じて第1の水ノズル10と第2の水ノズル22の間の間隔を設定すればよい。例えば、第1の水ノズル10と第2の水ノズル22の間を流れる排気の流速が10m/s以下になるように、第1の水ノズル10と第2の水ノズル22の間の間隔を設定することで、炉体4における炉圧の上昇を抑制することもできる。
以上、上述の実施形態1、2を挙げて本開示の発明を説明したが、本開示の発明は上述の実施形態1、2に限定されない。例えば、上記実施形態1、2では、金属ストリップSがアルミニウムである場合について説明したが、このような場合に限らず、加熱処理後の金属であれば適用可能である。なお、アルミニウムの場合は前述したように冷却速度によって特性が変化しやすい部材であるため、本実施形態1、2のように冷却速度の調整が容易な方法が特に適している。
また、上記実施形態1、2では、制御部14を設けて、空気ノズル8からの空気の噴射量および水ノズル10からの水の噴射量を制御可能とする場合について説明したが、このような場合に限らず、制御部14を設けず、手動で調整する場合であってもよい。しかし、制御部14を設けた方が、金属ストリップSの材質などに応じてより適切な冷却速度を実現することができる。
なお、上記様々な実施形態のうちの任意の実施形態を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。
本開示は、添付図面を参照しながら好ましい実施形態に関連して充分に記載されているが、この技術の熟練した人々にとっては種々の変形や修正は明白である。そのような変形や修正は、添付した特許請求の範囲による本開示の範囲から外れない限りにおいて、その中に含まれると理解されるべきである。また、各実施形態における要素の組合せや順序の変化は、本開示の範囲及び思想を逸脱することなく実現し得るものである。
本開示は、加熱処理後の金属ストリップを連続搬送しながら冷却する冷却装置であれば適用可能である。
1 熱処理装置
2 冷却装置
3 加熱装置
4 炉体
6 搬送部
7 搬送部
8 空気ノズル(第1の空気ノズル)
10 水ノズル(第1の水ノズル)
12 排気部
14 制御部
18 水ノズル
20 空気ノズル(第2の空気ノズル)
22 水ノズル(第2の水ノズル)
30 冷却装置
A1 空気
A1’ 空気
A2 空気
A2’ 空気
A3 上昇流
B1 水蒸気層
B2 水蒸気膜
C 隙間
P 変化点(変異点)
R 耐熱ローラ
S 金属ストリップ
T 搬送方向
W1 水
W2 水蒸気
W4 水
W5 水蒸気
W6 水滴

Claims (5)

  1. 加熱処理後の金属ストリップを連続搬送しながら冷却する冷却装置であって、
    前記金属ストリップの搬送方向に沿って上流側から順に、前記金属ストリップに対して上方から空気を吹き付ける第1の空気ノズルと、前記金属ストリップに対して上方から水を吹き付ける第1の水ノズルと、前記金属ストリップの周辺の雰囲気を上方へ排気する排気部とを設け、
    前記第1の空気ノズルからの空気を前記金属ストリップに衝突させた後、前記金属ストリップの表面に沿って移動させ、前記第1の水ノズルからの水によって水蒸気が形成される箇所に当てるようにし、かつ、前記排気部によって当該水蒸気を排気するようにした、金属ストリップの冷却装置。
  2. 前記第1の空気ノズルからの空気の噴射量と、前記第1の水ノズルからの水の噴射量を制御する制御部をさらに備える、請求項1に記載の冷却装置。
  3. 前記制御部は、予め設定された前記金属ストリップの所望の冷却速度に応じて、前記第1の空気ノズルからの空気の噴射量および前記第1の水ノズルからの水の噴射量を制御する、請求項2に記載の冷却装置。
  4. 前記金属ストリップは、アルミニウムである、請求項1から3のいずれか1つに記載の冷却装置。
  5. 前記排気部よりも金属ストリップの搬送方向の下流側において、前記金属ストリップの搬送方向に沿って上流側から順に、前記金属ストリップに対して上方から水を吹き付ける第2の水ノズルと、前記金属ストリップに対して上方から空気を吹き付ける第2の空気ノズルとをさらに設け、
    前記第2の空気ノズルからの空気を前記金属ストリップに衝突させた後、前記金属ストリップの表面に沿って移動させ、前記第2の水ノズルからの水によって水蒸気が形成される箇所に当てるようにし、かつ、前記排気部によって当該水蒸気を排気するようにした、請求項1から4のいずれか1つに記載の冷却装置。
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