JP2019099841A - 成膜方法、成膜用ノズル、及び成膜装置 - Google Patents

成膜方法、成膜用ノズル、及び成膜装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2019099841A
JP2019099841A JP2017228753A JP2017228753A JP2019099841A JP 2019099841 A JP2019099841 A JP 2019099841A JP 2017228753 A JP2017228753 A JP 2017228753A JP 2017228753 A JP2017228753 A JP 2017228753A JP 2019099841 A JP2019099841 A JP 2019099841A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aerosol
nozzle
film forming
cooling
film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017228753A
Other languages
English (en)
Inventor
俊 臼井
Shun Usui
俊 臼井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Niterra Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NGK Spark Plug Co Ltd filed Critical NGK Spark Plug Co Ltd
Priority to JP2017228753A priority Critical patent/JP2019099841A/ja
Publication of JP2019099841A publication Critical patent/JP2019099841A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Nozzles (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)
  • Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Abstract

【課題】ガス中に微粒子材料が分散してなるエアロゾルを噴射して成膜対象物の表面に被膜を形成するにあたり、所望の範囲内に効率的に被膜を形成する。【解決手段】エアロゾル60をノズル30の所定領域AR1に設けられた加速部32内に流入させ、エアロゾル60が加速部32を通過する際に微粒子材料64の移動速度を加速させる。そして、加速部32を通過したエアロゾルを、加速部32よりも下流側に配置され且つ加速部32よりも低い温度で維持される冷却部34によって冷却し、冷却部34によって冷却されたエアロゾルを噴射口44Bから噴射する。【選択図】図2

Description

本発明は、成膜方法、成膜用ノズル、及び成膜装置に関するものである。
特許文献1には、微粒子材料を含むエアロゾルをノズルから噴射して成膜する技術の一例として、エアロゾルデポジション法を用いた成膜装置が開示されている。この成膜装置は、ガス中に微粒子材料が分散してなるエアロゾルを成膜室内に設けられたノズルから基板に向けて噴射し、エアロゾル内に含まれる微粒子材料を基板表面に衝突させて堆積させるように成膜する。
特開2005−2461号公報 特開2007−231317号公報
エアロゾルデポジション法やコールドスプレー法などのように、微粒子材料を含んだエアロゾルをノズルから噴射して成膜する方法では、図3のように、エアロゾルAzがノズルNから噴射された後、成膜対象物Wに到達するまでの間にある程度拡散することになる。この拡散度合いが大きいほど、エアロゾルAzに含まれる微粒子材料Paも拡散しやすくなり、狙った範囲よりも広範囲にわたって成膜されたり、形成される被膜Ctにおいて吹き付けの外側(拡散する側)が中心側よりも薄く形成されるような厚さの不均一が生じたりしやすくなる。
このような問題を解消するために、特許文献1の成膜装置では、基板の一部をマスクによって覆い、外側に拡散する速度の遅い微粒子流を遮断しながらAD膜を形成するといった方法が採用されている。しかし、この成膜装置が採用する方法では、エアロゾルの拡散自体は抑えることができず、マスクによって遮断されるエアロゾルの割合が大きくなると、成膜対象物上に堆積しない微粒子材料の割合が増加し、成膜効率の悪化を招いてしまう。一方、特許文献2には、エアロゾルデポジション法によってセラミック被膜を形成するにあたり、セラミック被膜の形成に供されずに飛散するセラミック微粒子を回収し、再利用する技術が開示されている。しかし、この方法でも、エアロゾルの拡散自体は抑えることができず、成膜効率の悪化が懸念される。
ところで、この種の成膜方法では、噴射されるガスの流量が多すぎると、図4のような事態が生じやすくなる。図4の例は、ノズルNから噴射されるエアロゾルAzにおいてキャリアガスGsのガス流量が多く、エアロゾルAzが成膜対象物Wに衝突したときにガスGsが巻き上がり、更に、ガスGsが狙った範囲から外れるように横逃げした例を示している。このような「ガスの巻き上がり」や「ガスの横逃げ」が生じると、ガスの動きに追従しやすい微粒子材料は成膜対象物上に堆積しにくくなり、その結果、成膜効率の悪化を招いてしまうことになる。
本発明は、上述した課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、ガス中に微粒子材料が分散してなるエアロゾルを噴射して成膜対象物の表面に被膜を形成するにあたり、所望の範囲内に効率的に被膜を形成することを目的とする。
本発明の第1態様の成膜方法は、
ガス中に微粒子材料が分散してなるエアロゾルをノズルの噴射口から噴射し、前記微粒子材料が堆積してなる被膜を成膜対象物の表面に形成する成膜方法であって、
前記エアロゾルを前記ノズルの所定領域に設けられた加速部内に流入させ、前記エアロゾルが前記加速部を通過する際に前記微粒子材料の移動速度を加速させ、
前記加速部を通過した前記エアロゾルを、前記ノズルにおいて前記加速部よりも下流側に配置され且つ前記加速部よりも低い温度で維持される冷却部によって冷却し、
前記冷却部によって冷却された前記エアロゾルを前記噴射口から噴射する。
上記第1態様の成膜方法は、エアロゾルを加速部内に流入させて微粒子材料の移動速度を加速させた後、そのエアロゾルを冷却してから噴射することができる。つまり、エアロゾル内のガスの体積を低減させてからエアロゾルを噴射することができるため、冷却部を用いない方法と比較すると単位時間当たりに放出されるガス流量が抑えられ、その結果、エアロゾルの拡散が抑制されることになる。従って、微粒子材料の拡散を抑えながら微粒子材料を成膜対象物に衝突させることが可能となり、ゆえに、微粒子材料を堆積させた被膜を、成膜対象物の表面において狙った範囲内に正確に形成しやすくなる。しかも、成膜対象物をマスク(防護板)のようなもので覆わない構成又は覆う領域を低減した構成であっても、エアロゾルの噴射を狙った範囲に絞ることができるため、マスク(防護板)によって遮断されるエアロゾルを低減又は無くすことができる。ゆえに、投入原料(投入された微粒子材料)において「被膜となる微粒子材料」の割合が高められ、投入原料をより効率的に利用することができる。
しかも、上記第1態様の成膜方法を用いると、ガス流量が抑制された状態でエアロゾルが成膜対象物に吹き付けられることになる。従って、エアロゾルに含まれるガスが成膜対象物に衝突して巻き上がったり、横逃げしたりする事態が生じにくくなり、ガスの巻き上がりや横逃げに起因して微粒子材料の堆積不良が生じることを抑えることができる。ゆえに、微粒子材料を堆積させた被膜をより効率的に且つより正確に形成しやすくなる。
なお、冷却部でエアロゾルを冷却したとしても、微粒子材料の移動速度は減速されることなく加速したままである。そのため、ノズルから成膜対象物(例えば、基板)に向けてエアロゾルを噴射しても、問題なく微粒子材料を成膜対象物の表面に堆積させることができ、良好に成膜することができる。
本発明の第1態様の成膜方法において、ノズルは、貫通孔が形成されたノズル本体を備えていてもよい。また、貫通孔の上流側の端部は、エアロゾルの流入口として構成されていてもよく、下流側の端部は噴射口として構成されていてもよい。さらに、冷却部は、ノズル本体の外壁面と内壁面との間に形成された冷媒用孔部の内部を冷媒が流れる構成であってもよい。
このように、ノズル本体の外壁面と内壁面との間を冷媒が流れるようにすれば、ノズル本体の内壁面付近をより効果的に冷却することができ、ノズル内を通過するエアロゾルを冷却する効果も一層高まる。
本発明の第1態様の成膜方法は、ノズルにおいて加速部と冷却部との間に、加速部及び冷却部よりも熱伝導率の低い材料からなる断熱部が設けられていてもよい。
このようにすれば、加速部の熱が冷却部側に伝達されることを確実に抑制することができ、冷却部がエアロゾルを冷却するときの冷却効率を効果的に高めることができる。
本発明の第1態様の成膜方法は、エアロゾル発生器によってエアロゾルを発生させつつ、エアロゾルをエアロゾル発生器から送り出し、エアロゾル発生器から送り出されたエアロゾルを乾燥装置によって乾燥させ、乾燥装置によって乾燥させたエアロゾルをノズルに流入させるようにしてもよい。
このように、乾燥装置によって一層乾燥させたエアロゾルをノズルに流入させるようにすれば、冷却部によってエアロゾルを冷却させても結露が生じにくくなり、結露が生じた状態でエアロゾルが吹き付けられることをより確実に防ぐことができる。
本発明の第2態様の成膜用ノズルは、
ガス中に微粒子材料が分散してなるエアロゾルを噴射することで微粒子材料が堆積してなる被膜を成膜対象物の表面上に形成する成膜方法に用いられる成膜用ノズルであって、
エアロゾルを通過させ、エアロゾルの通過時に微粒子材料の移動速度を加速させる加速部と、
加速部よりも下流側に配置されるとともに加速部よりも低い温度で維持され、加速部を通過したエアロゾルを冷却する冷却部と、
冷却部によって冷却された微粒子材料の出口となる噴射口と、
を有する。
第2態様の成膜用ノズルによっても、拡散を抑えながら微粒子材料を成膜対象物に衝突させることが可能となり、微粒子材料を堆積させた被膜を、成膜対象物の表面において狙った範囲内に正確に形成しやすくなる。しかも、投入原料(投入された微粒子材料)において「被膜となる微粒子材料」の割合が高められ、投入原料をより効率的に利用することができる。更に、ガスの巻き上がりや横逃げに起因して微粒子材料の堆積不良が生じることを抑えることができるため、微粒子材料を堆積させた被膜をより効率的に且つより正確に形成しやすくなる。
本発明の第2態様の成膜用ノズルは、貫通孔が形成されたノズル本体を備えていてもよい。また、貫通孔の上流側の端部は、エアロゾルの流入口として構成されていてもよく、下流側の端部は噴射口として構成されていてもよい。さらに、冷却部は、ノズル本体の外壁面と内壁面との間に形成された冷媒用孔部の内部を冷媒が流れる構成であってもよい。
このように、ノズル本体の外壁面と内壁面との間を冷媒が流れるようにすれば、ノズル本体の内壁面付近をより効果的に冷却することができ、ノズル内を通過するエアロゾルを冷却する効果も一層高まる。
本発明の第2態様の成膜用ノズルは、加速部と冷却部との間に、加速部及び冷却部よりも熱伝導率の低い材料からなる断熱部が設けられていてもよい。
このようにすれば、加速部の熱が冷却部側に伝達されることを確実に抑制することができ、冷却部がエアロゾルを冷却するときの冷却効率を効果的に高めることができる。
本発明の第3態様の成膜装置は、
エアロゾルを発生させつつ、自身からエアロゾルを送り出すエアロゾル発生器と、
エアロゾル発生器から送り出されたエアロゾルが流入するノズルである第2態様の成膜用ノズルと、
を含む。
第3態様の成膜装置によっても、拡散を抑えながら微粒子材料を成膜対象物に衝突させることが可能となり、微粒子材料を堆積させた被膜を、成膜対象物の表面において狙った範囲内に正確に形成しやすくなる。しかも、投入原料(投入された微粒子材料)において「被膜となる微粒子材料」の割合が高められ、投入原料をより効率的に利用することができる。更に、ガスの巻き上がりや横逃げに起因して微粒子材料の堆積不良が生じることを抑えることができるため、微粒子材料を堆積させた被膜をより効率的に且つより正確に形成しやすくなる。
本発明の第3態様の成膜装置は、エアロゾル発生器から送り出されたエアロゾルを乾燥させる乾燥装置を含んだ構成であってもよい。そして、乾燥装置が乾燥させたエアロゾルをノズルに流入させる構成であってもよい。
このように、乾燥装置によって一層乾燥させたエアロゾルをノズルに流入させるようにすれば、冷却部によってエアロゾルを冷却させても結露が生じにくくなり、結露が生じた状態でエアロゾルが吹き付けられることをより確実に防ぐことができる。
本発明によれば、ガス中に微粒子材料が分散してなるエアロゾルを噴射して成膜対象物の表面上に被膜を形成するにあたり、ノズルから噴射されるエアロゾルの拡散を抑えることができるとともに、成膜対象物に衝突したエアロゾルが巻き上がったり横逃げしたりすることを抑えることができる。よって、成膜対象物の表面において所望の範囲内に効率的に被膜を形成しやすくなる。
第1実施形態の成膜装置を概略的に例示する概略図である。 図1の成膜装置に用いられる成膜用ノズルの断面及びその周辺構成を概略的に例示する概略図である。 比較例の成膜用ノズルを使用した状態について説明する説明図である。 比較例の成膜用ノズルを使用した状態について、図3とは異なる例を説明する説明図である。
1.第1実施形態
1−1.成膜装置の概要
まず、図1を参照し、第1実施形態に係る成膜装置1の概要を説明する。
成膜装置1は、エアロゾルデポジション法によってセラミック材料や金属材料の被膜を形成する装置として構成されている。成膜装置1は、主として、エアロゾル発生器2、乾燥装置4、冷却装置6、成膜室8、成膜用ノズル30(以下、ノズル30ともいう)、移動装置20、その他の周辺構成などを備える。
エアロゾル発生器2は、エアロゾルデポジション法で採用される公知のエアロゾル発生器として構成されており、エアロゾルを発生させつつ、エアロゾルをエアロゾル発生器2から送り出す機能を有する。エアロゾル発生器2には、ガスボンベ14、マスフローコントローラ16、バルブ18などが配管を介して接続されている。ガスボンベ14には、キャリアガスとなるヘリウム等のガスが高圧状態で充填されており、マスフローコントローラ16は、ガスボンベ14からのガスの放出を制御する。なお、ガスは、ヘリウムガスに限定されず、例えば、アルゴン、ネオン、窒素の不活性ガスをキャリアガスとして用いることができる。また、微粒子材料64としてセラミックスを用いる場合、キャリアガスは酸化性のガス、例えば酸素や空気を用いてもよい。
エアロゾル発生器2には、収容器2Aと振動機2Bとが設けられている。収容器2Aは微粒子材料64を収容する容器である。微粒子材料64は、セラミック材料や金属材料などの微粒子である。振動機2Bは、超音波振動や電磁振動、機械的振動などにより収容器2A内に収容された微粒子に対して運動エネルギーを与える装置である。収容器2A内に収容された微粒子は、収容器2A内へのキャリアガスの流入と振動機2Bの振動作用とによって収容器2A内で巻き上げられ、キャリアガス中に分散する。エアロゾル発生器2は、このように発生させたエアロゾル(キャリアガス内に微粒子材料が分散するようにエアロゾル化させたもの)を、管路24Aを介して送り出すように構成される。
乾燥装置4は、エアロゾル発生器2から管路24Aを介して送り出されたエアロゾルを乾燥させ、乾燥後のエアロゾルを管路24Bに送り出す機能を有する。乾燥装置4は、公知の様々な乾燥装置を用いることができ、例えば、管路24Aから流入するエアロゾルが乾燥装置4に設けられた乾燥室内を通過するように構成し、この乾燥室内をヒータ等によって加熱することでエアロゾルを乾燥させるような方式を用いてもよい。或いは、このようにエアロゾルが乾燥室内を通過するように構成し、乾燥室内を通るエアロゾルに対してマイクロ波を供給することでエアロゾル内の水分を振動させて乾燥させてもよい。なお、これらの乾燥方式に限定されるわけではなく、流入するエアロゾルを乾燥させて送り出し得る公知の乾燥方式であれば、様々な方式を採用することができる。
成膜室8は、ガス(キャリアガス)中に微粒子材料64が分散してなるエアロゾルをノズル30から噴射し、成膜対象物90上に微粒子材料64の被膜を形成するエリアである。成膜室8は、ノズル30や成膜対象物90を配置する空間が複数の壁部によって箱状に囲まれた構成をなしている。
成膜室8には、エアロゾル発生器2からの配管(具体的には、乾燥装置4からの管路24B)が接続されたノズル30と、ノズル30と対向させた状態で成膜対象物90を保持する保持台22と、保持台22とともに成膜対象物90を移動させ得る移動装置20とを備える。移動装置20は、例えば保持台22をX方向(所定の基準方向)、Y方向(X方向と直交する方向)、Z方向(X方向及びY方向と直交する方向)に移動させうるXYZステージとして構成されている。また、成膜室8には、成膜室8内の圧力を減圧とし、ガス(キャリアガス)を排気するためのメカニカルブースタ10とロータリポンプ12とが接続されている。
1−2.成膜用ノズル
次に、図1、図2を参照し、成膜装置1に用いられるノズル30について詳述する。
図1で示すノズル30は、後述する成膜方法(ガス中に微粒子材料が分散してなるエアロゾルを噴射することで微粒子材料が堆積してなる被膜を成膜対象物90の表面に形成する成膜方法)に用いられるノズルである。このノズル30は、エアロゾル発生器2から送り出されたエアロゾル60が流入するノズルであり、具体的には、乾燥装置4が乾燥させたエアロゾル60を内部に流入させるように配置されている。
ノズル30は、図2のような構成をなしている。このノズル30は、貫通孔44が形成されたノズル本体42を備え、貫通孔44の上流側の端部は、エアロゾル60の流入口44Aとして構成され、下流側の端部はエアロゾル60を噴射する噴射口44Bとして構成されている。ノズル本体42は、長手状(具体的には軸状)に構成されており、ノズル本体42の長手方向一端(軸方向一端)から他端(軸方向他端)まで貫通するように貫通孔44が形成されている。なお、ノズル本体42は、後述する加速部32を構成する管状部材、断熱部36を構成する管状部材、冷却部34を構成する管状部材によって構成され、全体として管状の構成をなしている。
流入口44Aは、後述する加速部32の端部(上流側の端部)において管路24Bに連通するように接続されるとともに管路24Bを介して流れるエアロゾル60をノズル30内に導入するための入口となっている。噴射口44Bは、後述する冷却部34の端部(下流側の端部)に形成されており、冷却部34によって冷却されたエアロゾル60がノズル30から放出される際の出口となっている。流入口44Aと噴射口44Bとの間には、加速部32、断熱部36、冷却部34が設けられている。
加速部32は、管路24Bを介して外部から流入するエアロゾル60を通過させるとともに、エアロゾル60の通過時に微粒子材料64の移動速度を加速させるように機能する部分である。なお、図2の例では、領域AR1が加速部32の領域である。加速部32は、管状に構成されており、加速部32に形成された孔部(具体的には、貫通孔44の一部)が管路24Bに連通するように配置されている。図2では図示を簡略化しているが、管路24Bの内径よりも加速部32の内径のほうが小さくなっており、管路24Bから加速部32に流入するとエアロゾル60の流速が上昇するようになっている。なお、図示はしていないが、ノズル30の流入口44A付近において下流側になるにつれて内径が次第に小さくなるような縮径部を設けるようにしてもよく、管路24B側においてこのような縮径部を設けるようにしてもよい。このような縮径部が存在していれば、縮径部をエアロゾル60が通過する際にガス62の流速が急上昇することになり、加速部32内ではガス62が速い移動速度で流れることになる。
このようにエアロゾル60が加速部32内に入り込むと、ガス62の流速が急速に高まり、ガス62が速い移動速度で流れることになるが、微粒子材料64の移動速度の上昇度合いはガス62の移動速度の上昇度合いよりも緩やかであり、加速部32内では、ガス62の速い流れに追従するように微粒子材料64が次第に加速することになる。
断熱部36は、ノズル30において加速部32と冷却部34との間に設けられており、加速部32から冷却部34への熱の移動、及び冷却部34から加速部32側への熱の移動を抑制するように機能する部分である。なお、図2の例では、領域AR3が断熱部36の領域である。本実施形態では、加速部32を構成する管状部材及び冷却部34を構成する管状部材が金属材料によって構成されており、断熱部36は、加速部32及び冷却部34よりも熱伝導率の低い材料(例えば、これらよりも熱伝導率の低い樹脂材料)からなる。なお、加速部32及び冷却部34は公知の様々な金属材料を用いることができ、これらは同一材料であっても、別材料であってもよい。断熱部36の材料は、冷却部34よりも熱伝導率が低い材料であれば、公知の様々な樹脂材料、金属材料などを用いることができる。
図2の例では、管状に構成された断熱部36の外周面がノズル30の外周面の一部(具体的には、加速部32の外周面と冷却部34の外周面との間に位置する外周面)をなし、断熱部36の内周面が、ノズル30の内周面の一部(具体的には、加速部32の内周面と冷却部34の内周面との間に位置する内周面)をなす。なお、ノズル30の内周面は、貫通孔44の内壁面に相当する。
冷却部34は、加速部32及び断熱部36を通過したエアロゾル60を冷却するように機能する部分である。図2の例では、領域AR2が冷却部34の領域である。冷却部34は、管状に構成されており、加速部32よりも下流側に配置されるとともに加速部32よりも低い温度で維持される部分となっている。
冷却部34は、ノズル本体42の外壁面42Aと内壁面42Bとの間に形成された冷媒用孔部46を備えており、この冷媒用孔部46の内部を冷媒が流れる構成をなしている。冷媒用孔部46は、管状に構成された冷却部34において、外周面と内周面との間を通るように螺旋状に形成された孔部であり、冷却装置6によって送り出される冷媒が流れる循環路の一部をなしている。冷媒用孔部46の孔の一端が管路7Aに連通し、管路7Aからの冷媒が入り込む入口となっている。冷媒用孔部46の孔の他端は管路7Bに連通し、冷媒用孔部46を通った冷媒が管路7Bに送り出されるようになっている。なお、冷媒用孔部46の位置を、冷却部34の外周面よりも内周面に近い位置とすれば、貫通孔44を流れるエアロゾル60を冷却する効果が一層高まる。
冷却装置6は、冷却部34に形成された冷媒用孔部46に冷媒を継続的に流すための装置であり、例えば液体窒素を冷媒とする公知の液体窒素循環冷却装置などを用いてもよく、水を冷媒とする公知の冷却水循環装置を用いてもよい。冷却装置6は、例えば、管路7Aを介して冷媒(液体窒素や水などの液体)を送り出し、管路7Bを介してその冷媒を回収するように循環装置によって冷媒に循環させ、循環する冷媒を、冷却装置6内に設けられた冷却装置(ラジエータや冷却ファンなど)によって冷却するように構成することができる。
1−3.成膜方法
次に、成膜装置1により成膜する方法について説明する。以下で説明する成膜方法では、エアロゾルデポジション法によって被膜を形成する方法を例示するが、ガス中に微粒子材料が分散してなるエアロゾルをノズルの噴射口から噴射し、微粒子材料が堆積してなる被膜を成膜対象物の表面に形成する成膜方法であればコールドスプレー法などであってもよい。また、以下の説明では微粒子材料としてセラミック微粒子を例示するが、金属粒子であってもよい。
まず、形成材料となる平均粒径が所定範囲(例えば、10nm〜1μm)のセラミック微粒子を図1で示すエアロゾル発生器2に充填し、ガスボンベ14から所定圧力のヘリウムガスをキャリアガスとして収容器2Aに供給し、更に振動機2Bにより加振して、セラミック微粒子をガス内に分散させるようにエアロゾル化する。
エアロゾル発生器2は、生成したエアロゾルを管路24Aに送り出し、この管路24Aを介して乾燥装置4に流入させる。乾燥装置4は、エアロゾル発生器2から送り出されたエアロゾルを乾燥させ、エアロゾルに含まれる水分を除去する。そして、乾燥装置4は、このように乾燥させたエアロゾルを管路24Bに送り出し、この管路24Bを介してノズル30に流入させる。
図2のように、エアロゾル60がノズル30内に流入すると、このエアロゾル60は、領域AR1に設けられた加速部32内を通過する。上述したように、エアロゾル60が加速部32を通過する際には微粒子材料64の移動速度が加速することになる。従って、微粒子材料64の平均速度は、加速部32の上流端の位置での平均速度よりも加速部32の下流端の位置での平均速度のほうが大幅に大きくなる。
加速部32を通過したエアロゾルは、断熱部36を通った後、冷却部34に流入する。上述したように、冷却部34は、加速部32及び断熱部36よりも下流側において加速部32よりも低い温度で維持されており、加速部32及び断熱部36を通過して流入するエアロゾル60を冷却する。冷却部34で冷却されたエアロゾル60は、冷却部34の端部に形成された噴射口44Bから噴射される。噴射口44Bは、成膜対象物90に対向するように配置されるため、噴射口44Bから噴射されたエアロゾル60は成膜対象物90の表面90Aに衝突し、その表面90A上に微粒子材料64が堆積した被膜70(AD膜)が形成される。
1−4.効果
上述した成膜装置1、成膜用ノズル30、及び成膜方法によれば、エアロゾル60を加速部32内に流入させて微粒子材料64の移動速度を加速させた後、そのエアロゾル60を冷却してから噴射することができる。つまり、エアロゾル60内のガスの体積を低減させてからエアロゾル60を噴射することができるため、冷却部34を用いない方法と比較すると単位時間当たりに放出されるガス流量が抑えられ、その結果、エアロゾル60の拡散が抑制されることになる。従って、微粒子材料64の拡散を抑えながら微粒子材料64を成膜対象物90に衝突させることが可能となり、ゆえに、微粒子材料64を堆積させた被膜70を、成膜対象物90の表面において狙った範囲内に正確に形成しやすくなる。しかも、成膜対象物90をマスク(防護板)のようなもので覆わない構成、又は覆う領域を低減した構成であっても、エアロゾル60の噴射を狙った範囲に絞ることができるため、マスク(防護板)によって遮断されるエアロゾルを低減又は無くすことができる。ゆえに、投入原料(投入された微粒子材料)において「被膜となる微粒子材料」の割合が高められ、投入原料をより効率的に利用することができる。
しかも、ガス62のガス流量が抑制された状態でエアロゾル60が成膜対象物90に吹き付けられるため、エアロゾル60に含まれるガス62が成膜対象物90に衝突して巻き上がったり、横逃げしたりする事態が生じにくくなり、ガス62の巻き上がりや横逃げに起因して微粒子材料64の堆積不良が生じることを抑えることができる。ゆえに、微粒子材料64を堆積させた被膜70をより効率的に且つより正確に形成しやすくなる。
また、ノズル30は、貫通孔44が形成されたノズル本体42を備えており、貫通孔44の上流側の端部は、エアロゾル60の流入口44Aとして構成され、下流側の端部は噴射口44Bとして構成され、冷却部34は、ノズル本体42の外壁面42Aと内壁面42Bとの間に形成された冷媒用孔部46の内部を冷媒が流れる構成となっている。このように、ノズル本体42の外壁面42Aと内壁面42Bとの間を冷媒が流れるようにすれば、ノズル本体42の内壁面付近をより効果的に冷却することができ、ノズル30内を通過するエアロゾル60を冷却する効果も一層高まる。
更に、ノズル30において加速部32と冷却部34との間には、加速部32及び冷却部34よりも熱伝導率の低い材料からなる断熱部36が設けられている。このようにすれば、加速部32の熱が冷却部34側に伝達されることを確実に抑制することができ、冷却部34がエアロゾル60を冷却するときの冷却効率を効果的に高めることができる。
更に、成膜装置1では、エアロゾル発生器2によってエアロゾル60を発生させつつ、エアロゾル60をエアロゾル発生器2から送り出し、エアロゾル発生器2から送り出されたエアロゾル60を乾燥装置4によって乾燥させ、乾燥装置4によって乾燥させたエアロゾル60をノズル30に流入させるようになっている。このように乾燥装置4によって一層乾燥させたエアロゾル60をノズル30に流入させるようにすれば、冷却部34によってエアロゾル60を冷却させても結露が生じにくくなり、結露が生じた状態でエアロゾル60が吹き付けられることをより確実に防ぐことができる。
2.他の実施形態
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。また、上述した実施形態や後述する実施形態の様々な特徴は、矛盾しない組み合わせであればどのように組み合わせてもよい。
上述した実施形態又は上述した実施形態を変更したいずれの例でも、冷却部よりも下流側に冷却部よりも高い温度で保たれる管状の部分が設けられていてもよい。つまり、冷却部は、ノズルにおいて最下流の位置に配置されていなくてもよい。
上述した実施形態又は上述した実施形態を変更したいずれの例でも、成膜装置が採用する成膜方法は、エアロゾルデポジション法に限定されない。例えば、成膜装置1は、コールドスプレー法を実施し得る成膜装置として構成されていてもよい。このようなコールドスプレー法を実施し得る成膜装置においても、第1実施形態と同様のノズル30を用いることができる。
上述した実施形態又は上述した実施形態を変更したいずれの例でも、乾燥装置4を省略してもよい。この場合、エアロゾル発生器2にてエアロゾルを生成する際に、エアロゾルを十分乾燥させることが望ましい。
上述した実施形態では、加速部32を構成する管状部材と冷却部34を構成する管状部材とを完全に分断するように断熱部36が配置されているが、加速部32を構成する管状部と冷却部34を構成する管状部との間の領域(図2の領域AR3)において、一部のみに断熱部が配置されていてもよい。例えば、加速部32を構成する材料と、冷却部34を構成する材料とが一部において一体的に連結されていてもよい。
第1実施形態では、冷媒用孔部46の流路構成を、2巻程度の螺旋構造としたが、上述した実施形態又は上述した実施形態を変更したいずれの例でも、1巻の環状構成であってもよく、3巻以上の螺旋構造であってもよい。また、ノズル内を冷媒が流れる構成であれば螺旋状の流路構造や環状の流路構造に限定されない。
上述した実施形態又は上述した実施形態を変更したいずれの例でも、冷却部は、冷媒用孔部46内に冷媒を通す構成に限定されない。例えば、ノズル本体42に対して外部から冷却状態となりうる何らかの部材(例えば、冷媒が流れる管路や放熱部材)を接触させたり一体形成したような構成であってもよい。
1…成膜装置
2…エアロゾル発生器
4…乾燥装置
30…成膜用ノズル
32…加速部
34…冷却部
36…断熱部
42…ノズル本体
42A…外壁面
42B…内壁面
44…貫通孔
44A…流入口
44B…噴射口
46…冷媒用孔部
60…エアロゾル
62…ガス
64…微粒子材料
70…被膜
90…成膜対象物

Claims (9)

  1. ガス中に微粒子材料が分散してなるエアロゾルをノズルの噴射口から噴射し、前記微粒子材料が堆積してなる被膜を成膜対象物の表面に形成する成膜方法であって、
    前記エアロゾルを前記ノズルの所定領域に設けられた加速部内に流入させ、前記エアロゾルが前記加速部を通過する際に前記微粒子材料の移動速度を加速させ、
    前記加速部を通過した前記エアロゾルを、前記ノズルにおいて前記加速部よりも下流側に配置され且つ前記加速部よりも低い温度で維持される冷却部によって冷却し、
    前記冷却部によって冷却された前記エアロゾルを前記噴射口から噴射する
    成膜方法。
  2. 前記ノズルは、貫通孔が形成されたノズル本体を備え、
    前記貫通孔の上流側の端部は、前記エアロゾルの流入口として構成され、下流側の端部は前記噴射口として構成されており、
    前記冷却部は、前記ノズル本体の外壁面と内壁面との間に形成された冷媒用孔部の内部を冷媒が流れる構成をなす
    請求項1に記載の成膜方法。
  3. 前記ノズルにおいて前記加速部と前記冷却部との間には、前記加速部及び前記冷却部よりも熱伝導率の低い材料からなる断熱部が設けられている
    請求項1又は請求項2に記載の成膜方法。
  4. エアロゾル発生器によって前記エアロゾルを発生させつつ、前記エアロゾルを前記エアロゾル発生器から送り出し、
    前記エアロゾル発生器から送り出された前記エアロゾルを乾燥装置によって乾燥させ、
    前記乾燥装置によって乾燥させた前記エアロゾルを前記ノズルに流入させる
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の成膜方法。
  5. ガス中に微粒子材料が分散してなるエアロゾルを噴射することで前記微粒子材料が堆積してなる被膜を成膜対象物の表面に形成する成膜方法に用いられる成膜用ノズルであって、
    前記エアロゾルを通過させ、前記エアロゾルの通過時に前記微粒子材料の移動速度を加速させる加速部と、
    前記加速部よりも下流側に配置されるとともに前記加速部よりも低い温度で維持され、前記加速部を通過した前記エアロゾルを冷却する冷却部と、
    前記冷却部によって冷却された前記微粒子材料の出口となる噴射口と、
    を有する成膜用ノズル。
  6. 貫通孔が形成されたノズル本体を備え、
    前記貫通孔の上流側の端部は、前記エアロゾルの流入口として構成され、下流側の端部は前記噴射口として構成されており、
    前記冷却部は、前記ノズル本体の外壁面と内壁面との間に形成された冷媒用孔部の内部を冷媒が流れる構成をなす
    請求項5に記載の成膜用ノズル。
  7. 前記加速部と前記冷却部との間には、前記加速部及び前記冷却部よりも熱伝導率の低い材料からなる断熱部が設けられている
    請求項5又は請求項6に記載の成膜用ノズル。
  8. 前記エアロゾルを発生させつつ、自身から前記エアロゾルを送り出すエアロゾル発生器と、
    前記エアロゾル発生器から送り出された前記エアロゾルが流入するノズルである請求項5から請求項7のいずれか一項に記載の成膜用ノズルと、
    を含む成膜装置。
  9. 前記エアロゾル発生器から送り出された前記エアロゾルを乾燥させる乾燥装置を含み、
    前記乾燥装置が乾燥させた前記エアロゾルを前記ノズルに流入させる
    請求項8に記載の成膜装置。
JP2017228753A 2017-11-29 2017-11-29 成膜方法、成膜用ノズル、及び成膜装置 Pending JP2019099841A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017228753A JP2019099841A (ja) 2017-11-29 2017-11-29 成膜方法、成膜用ノズル、及び成膜装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017228753A JP2019099841A (ja) 2017-11-29 2017-11-29 成膜方法、成膜用ノズル、及び成膜装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019099841A true JP2019099841A (ja) 2019-06-24

Family

ID=66976225

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017228753A Pending JP2019099841A (ja) 2017-11-29 2017-11-29 成膜方法、成膜用ノズル、及び成膜装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019099841A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021177437A1 (ja) * 2020-03-05 2021-09-10 タツタ電線株式会社 スプレーノズル、ノズル先端部、及び溶射装置
WO2022010651A1 (en) * 2020-07-10 2022-01-13 The Government Of The United States Of America, As Represented By The Secretary Of The Navy Cooling system and fabrication method thereof

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20020168466A1 (en) * 2001-04-24 2002-11-14 Tapphorn Ralph M. System and process for solid-state deposition and consolidation of high velocity powder particles using thermal plastic deformation
JP2009000632A (ja) * 2007-06-21 2009-01-08 Kazuhiro Ogawa コールドスプレー用ノズル
JP2011195885A (ja) * 2010-03-19 2011-10-06 Fujitsu Ltd エアロゾルデポジション装置及びエアロゾルデポジション方法
US20130087633A1 (en) * 2011-10-11 2013-04-11 Hirotaka Fukanuma Cold spray gun

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20020168466A1 (en) * 2001-04-24 2002-11-14 Tapphorn Ralph M. System and process for solid-state deposition and consolidation of high velocity powder particles using thermal plastic deformation
JP2009000632A (ja) * 2007-06-21 2009-01-08 Kazuhiro Ogawa コールドスプレー用ノズル
JP2011195885A (ja) * 2010-03-19 2011-10-06 Fujitsu Ltd エアロゾルデポジション装置及びエアロゾルデポジション方法
US20130087633A1 (en) * 2011-10-11 2013-04-11 Hirotaka Fukanuma Cold spray gun

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021177437A1 (ja) * 2020-03-05 2021-09-10 タツタ電線株式会社 スプレーノズル、ノズル先端部、及び溶射装置
WO2022010651A1 (en) * 2020-07-10 2022-01-13 The Government Of The United States Of America, As Represented By The Secretary Of The Navy Cooling system and fabrication method thereof

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6569245B2 (en) Method and apparatus for applying a powder coating
KR101298162B1 (ko) 냉가스 분무기
JP5188961B2 (ja) 流動体流の相互衝突による流動体の噴霧化方法、そのためのノズル、およびそれを含むシステム
KR101478267B1 (ko) 플라즈마 스프레이 장치 및 액체 전구체를 플라즈마 가스흐름에 도입시키는 방법
JP2019099841A (ja) 成膜方法、成膜用ノズル、及び成膜装置
JP2008014213A (ja) 排気処理装置
JP2017534443A (ja) 噴霧器ノズル
US20050214474A1 (en) Kinetic spray nozzle system design
KR20140106654A (ko) 현탁액 플라즈마 용사 공정에서 보호된 플라즈마 용사 또는 보호된 액체 현탁액 주입의 활용을 위한 시스템 및 방법
JP6165771B2 (ja) 懸濁液プラズマ溶射プロセス用の反応性ガス・シュラウド又はフレーム・シース
JPH0220304B2 (ja)
JP2017029978A (ja) フィラメント引き延ばし式霧化装置
CA3003981C (en) Apparatus and method for cold spraying and coating processing
US20140034752A1 (en) Atomizer
JP4448924B2 (ja) 真空装置
JP6368831B1 (ja) 金属ストリップの冷却装置
KR100776537B1 (ko) 콜드 스프레이용 노즐 및 이를 이용한 콜드 스프레이 장치
JP2016507003A (ja) コーティング系を堆積するためのプロセス及びシステム、並びにこれと共にコーティングされる構成要素
CN203980654U (zh) 一种丰字形非平衡翅片式电热板及升温加湿装置
JP5838851B2 (ja) 成膜装置
JPS63259064A (ja) 溶射方法および装置
JP6588029B2 (ja) ノズル、成膜装置及び皮膜の形成方法
JP2021095581A (ja) 管状部材の製造方法
JP2008119560A (ja) 蒸気集束ノズル及び洗浄方法
JP2013174153A (ja) ガス浄化装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200807

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210525

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210601

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20211118