JP6360653B2 - 車両の駆動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の駆動装置に関する。
エンジンの出力軸にベルトを介してモータジェネレータを機械的に結合し、このモータジェネレータでエンジンの始動を行う技術が知られている(特許文献1参照)。
特開2007−292079号公報
ところで、上記モータジェネレータを使用する範囲をエンジンの始動用のみにとどめるのではなく、車両走行中のトルクアシスト用にまで拡大することができれば運転性がよくなると本発明者が発想した。
しかしながら、上記特許文献1の技術では、モータジェネレータをエンジンの始動用に用いる場合しか考慮しておらず、車両走行中のトルクアシストに拡大した場合のモータジェネレータの設計・制御方法については一切記載がない。
本発明は、モータジェネレータを車両走行中のトルクアシストに拡大して、運転性を良くする装置を提供することを目的とする。
本発明による車両の駆動装置は、エンジンの始動後かつ車両の走行開始後においてアイドルストップを行い、エンジンの出力軸にベルトを介して機械的に結合されたモータジェネレータによってエンジンのアイドルストップからの再始動を行う際のモータ駆動トルクが、エンジンをトルクアシストする際のモータ駆動トルクより小さくなるように設定する。
本発明によれば、エンジンの出力軸にベルトを介して機械的に結合されたモータジェネレータによるエンジン始動トルクと、エンジンアシストトルクとをそれぞれ適切な値に設定して、適切な制御を行うことができる。
図1は、第1の実施形態における車両の駆動装置の概略構成図である。 図2は、ガソリンエンジンの制御システム図である。 図3は、第1の実施形態における車両の駆動装置によって行われるモータジェネレータの駆動制御のフローチャートである。 図4は、第2の実施形態における車両の駆動装置によって行われるモータジェネレータの駆動制御のフローチャートである。 図5は、第3の実施形態における車両の駆動装置によって行われるモータジェネレータの駆動制御のフローチャートである。 図6は、第3の実施形態における車両の駆動装置によって行われるモータジェネレータの駆動制御のフローチャートである。
−第1の実施形態−
図1は、第1の実施形態における車両の駆動装置の概略構成図である。図1において、車両1には、エンジン2、モータジェネレータ21、エアコン用コンプレッサ31が設けられている。具体的には、エンジン2の出力軸3、モータジェネレータ21の回転軸22、エアコン用コンプレッサ31の回転軸32が平行に配置され、出力軸3の一端にクランクプーリ4が、回転軸22、32に各プーリ23、33が取り付けられている。これら3つの各プーリ4、23、33にはベルト5が掛け回され、エンジン2の出力軸3、回転軸23、33の間は、ベルト5によって動力が伝達(伝導)される。
スタータ6は、エンジン2の始動に用いられる。エンジン2の出力軸3の他端には、トルクコンバータ8、ベルト式の自動変速機9が接続されている。トルクコンバータ8は、図示しないポンプインペラ、タービンランナを有する。ベルト式の自動変速機9は、図示しないプライマリプーリ、セカンダリプーリ、これらプーリに掛け回されるスチールベルトを有する。エンジン2の回転駆動力は、これらトルクコンバータ8、自動変速機9を介して、最終的に車両駆動輪(図示しない)に伝達される。
車両1の電源として、メインバッテリ41とサブバッテリ42が設けられている。いずれも14Vバッテリである。2つのバッテリ41、42の間は、並列された2つのリレー43によって接続されている。
上記のスタータ6、モータジェネレータ21は、メインバッテリ41とリレー43の間に接続され、電力はメインバッテリ41から供給される。なお、モータジェネレータ21は、交流機から構成されているため、メインバッテリ41からの直流を交流に変換するインバータ24を付属している。
エンジンコントロールモジュール(ECM)51は、エンジン2、スタータ6及びモータジェネレータ21を制御する。
図2は、ガソリンエンジンの制御システム図である。各吸気ポート(図示しない)には、燃料噴射弁7が設けられている。燃料噴射弁7は、燃料をエンジン2に間欠的に供給するものである。
吸気通路11には、電子制御のスロットル弁12が設けられ、スロットルモータ13によってスロットル弁12の開度(以下、「スロットル開度」という。)が制御される。実際のスロットル開度は、スロットルセンサ14により検出され、エンジンコントロールモジュール51に入力される。
エンジンコントロールモジュール51には、アクセルセンサ53からのアクセル開度(アクセルペダル52の踏込量)の信号、クランク角センサ54からのクランク角の信号、エアフローメータ55からの吸入空気量の信号が入力される。クランク角センサ54の信号からは、エンジン2の回転速度が算出される。エンジンコントロールモジュール51は、これらの信号に基づいて、目標吸入空気量及び目標燃料噴射量を算出し、目標吸入空気量及び目標燃料噴射量が得られるように、スロットルモータ13及び各燃料噴射弁7に指令を出す。
ここで、吸入空気量の制御について概説する(特開平9−287513号公報参照)。アクセル開度APOとエンジン回転速度Neとから所定のマップを検索することにより、目標基本吸入空気量及び目標当量比tDMLをそれぞれ算出する。目標基本吸入空気量を目標当量比tDMLで除算した値を目標吸入空気量とする。そして、この目標吸入空気量とエンジン回転速度から所定のマップを検索することにより、目標スロットル弁開度を求める。目標スロットル弁開度を指令値に変換して、スロットルモータ13に出力する。
次に、燃料噴射(燃料噴射量及び燃料噴射時期)の制御について概説する。エアフローメータ55の出力をA/D変換し、リニアライズして吸入空気量Qaを算出する。この吸入空気量Qaとエンジン回転速度Neから、ほぼ理論空燃比(当量比=1.0)の混合気が得られる基本噴射パルス幅Tp0[ms]を、Tp0=K×Qa/Ne(ただし、Kは定数)として求める。次に、
Tp=Tp0×Fload+Tp-1×(1−Fload)
ただし、Fload:加重平均係数、
Tp-1:前回のTp、
の式によりシリンダ空気量相当パルス幅Tp[ms]を求める。これは、シリンダ(燃焼室)に流入する空気量(つまりシリンダ空気量)がエアフローメータ部での吸入空気量に対して応答遅れを有するので、この応答遅れを一次遅れで近似したものである。一次遅れの係数である加重平均係数Fload[無名数]は、回転速度Ne及びシリンダ容積Vの積Ne・Vと吸気管の総流路面積Aaから所定のマップを検索することにより求める。このようにして求めたシリンダ空気量相当パルス幅Tpに基づいて、燃料噴射弁7に与える燃料噴射パルス幅Ti[ms]を、
Ti=Tp×tDML×(α+αm−1)×2+Ts
ただし、tDML:目標当量比[無名数]、
α:空燃比フィードバック補正係数[無名数]、
αm:空燃比学習値[無名数]、
ts:無効噴射パルス幅[無名数]、
の式により算出する。そして、所定の燃料噴射時期になったときに、この燃料噴射パルス幅Tiの期間、燃料噴射弁7を開く。
なお、ガソリンエンジン2では、燃焼室(シリンダ)に臨んで点火プラグを備えている。エンジンコントロールモジュール51は、圧縮上死点前の所定の時期に点火コイルの一次側電流を遮断することにより点火プラグに火花を発生させ、これによって燃焼室内の混合気に点火する。
また、エンジンコントロールモジュール51は、スタータスイッチ56からの信号に基づいて、初回の始動要求があると判断したときには、スタータ6を駆動しエンジン2を始動させる。
エンジンコントロールモジュール51は、燃費向上を目的として、アイドルストップ制御を行う。すなわち、アクセルペダル52が踏み込まれておらず(APO=0)、ブレーキペダル57が踏み込まれ(ブレーキスイッチ58がON)、かつ車両1が停止状態にある(車速VSP=0)ときに、アイドルストップ許可条件が成立する。アイドルストップ許可条件が成立すると、燃料噴射弁7から吸気ポートへの燃料噴射を遮断して、エンジン2を停止する。これにより、無駄な燃料消費を低減する。
その後、アイドルストップ状態で、アクセルペダル52が踏み込まれたり、ブレーキペダル57が戻される(ブレーキスイッチ58がOFF)などすると、アイドルストップ許可条件が不成立となる。アイドルストップ許可条件が不成立となると、モータジェネレータ21をスタータとして用いてエンジン2をクランキングし、燃料噴射弁7からの燃料噴射と点火プラグによる火花点火とを再開して、エンジン2を再始動する。
このように、モータジェネレータ21をアイドルストップからのエンジン再始動用として専ら用いることで、スタータ6の使用頻度を減らして、スタータ6を保護する。なお、スタータ6やモータジェネレータ21を駆動するときには、エンジンコントロールモジュール51により、2つのリレー43をともに遮断して、メインバッテリ41とサブバッテリ42を電気的に切り離す。これによって、エンジン2の始動操作に伴ってサブバッテリ42の電圧が変動することを防止する。
図1に戻り、説明を続ける。車両1には、自動変速機用コントロールユニット(CVTCU)61が設けられている。自動変速機用コントロールユニット61は、車速とスロットル開度とから定まる車両の走行条件に応じて、自動変速機9の変速比を無段階に制御する。また、ポンプインペラ、タービンランナを有するトルクコンバータ8には、ポンプインペラとタービンランナとを締結・開放する機械式のロックアップクラッチが設けられている。ロックアップクラッチを締結する車両の走行域は、ロックアップ領域(車速とスロットル開度とをパラメータとしている)として予め定められている。自動変速機用コントロールユニット61は、車両の走行条件がロックアップ領域となったとき、ロックアップクラッチを締結してエンジン2と変速機9とを直結状態とし、車両の走行条件がロックアップ領域でないときには、ロックアップクラッチを開放する。エンジン2と変速機9とを直結状態としたときには、トルクコンバータ8でのトルクの吸収がなくなり、その分燃費が良くなる。
車両1にはまた、ビークルダイナミックコントロール(Vehicle Dynamics Control)ユニット(VDCCU)62、車速感応式の電動パワーステアリング(Electric Power Steering)用コントロールユニット(EPSCU)63、エアコン用オートアンプ64、コンビネーションメータ66が設けられている。ビークルダイナミックコントロールユニット62は、車両の横滑りや尻振りを起こしそうになると、横滑り状態をセンサが検知し、ブレーキ制御とエンジン出力制御により、走行時の車両安定性を向上させる。車速感応式電動パワーステアリング用コントロールユニット63は、トルクセンサから入力される操舵トルク、及び車速から、最適なアシストトルク信号をEPSモータに出力する。
上記の自動変速機用コントロールユニット61、ビークルダイナミックコントロールユニット62、車速感応式パワーステアリング用コントロールユニット63、コンビネーションメータ66は、電圧降下を許容できない電気負荷である。従って、これらは、サブバッテリ42から電力の供給を受ける。
エンジンコントロールモジュール51と3つの各コントロールユニット61〜63、エアコン用オートアンプ(A/C Amp)64、コンビネーションメータ66の間は、CAN(Controller Area Network)で接続されている。エンジンコントロールモジュール51には、コンビネーションメータ66から車速信号が入力される。
ここで、モータジェネレータ21を使用する範囲をエンジンの始動用のみにとどめるのではなく、車両走行中のトルクアシスト用にまで拡大することができれば、運転性がよくなると本発明者が思い至った。そこで、本実施形態における車両の駆動装置では、アイドルストップからの再始動用に用いているモータジェネレータ21の使用範囲を車両走行中のトルクアシストにまで拡大する。
トルクアシストを許可するときには、エンジン2をトルクアシストするよう、メインバッテリ41を電源として用いて、モータジェネレータ21に所定のアシストトルクを発生させ、トルクアシストを禁止するときにはアシストトルクを発生させない。これによって、エンジン2の始動後かつ車両1の走行開始後に、良好な加速応答性(運転性)が得られるようにする。
メインバッテリ41の電圧はモニタし、エンジンコントロールモジュール51に入力させておく。エンジンコントロールモジュール51は、メインバッテリ41の電流に基づいて、メインバッテリ41のSOC(State Of Charge)を算出し、このSOCに基づいて、メインバッテリ41の充放電の収支を管理する。
インバータ24とエンジンコントロールモジュール51とは、LIN(Local Interconnect Network)で接続している。LINを介して、エンジンコントロールモジュール51がインバータ24に対して、モータジェネレータ21を駆動するのか、それともモータジェネレータ21で発電させるのか、モータとして駆動するためにどのくらいの電流を流すのか等を指令する。
ここで、モータジェネレータ21によってエンジン2の再始動を行う際のモータトルクと、エンジン2をトルクアシストする際のモータトルクとを同じ大きさとすると、エンジン2の再始動時のトルクが不適切になるか、または、エンジン2をアシストする際のトルクが不適切になる可能性がある。従って、本実施形態では、モータジェネレータ21によってエンジン2の再始動を行う際のモータトルクと、エンジン2をトルクアシストする際のモータトルクとをそれぞれ別の適切な値に設定する。
図3は、モータジェネレータ21の駆動制御のフローチャートである。図3に示すフローチャートの処理は、エンジンコントロールモジュール51によって、所定時間ごと(例えば、10msごと)に行われる。
ステップS10では、エンジン2の初回始動後であるか否かを判定する。エンジン2の初回始動では、スタータ6を用いる。エンジン2の初回始動後でないと判定すると今回の処理は終了し、初回始動後であると判定すると、ステップS20に進む。
ステップS20では、モータジェネレータ21の駆動条件が成立したか否かを判定する。モータジェネレータ21の駆動条件が成立していないと判定すると今回の処理は終了し、駆動条件が成立したと判定すると、ステップS30に進む。
ステップS30では、成立したモータジェネレータ21の駆動条件がエンジン2のトルクアシスト実行条件であるか否かを判定する。成立したモータジェネレータ21の駆動条件がエンジン2のトルクアシスト実行条件であると判定するとステップS40に進み、エンジン2の再始動条件であると判定するとステップS50に進む。
ステップS40では、モータジェネレータ21の駆動トルクTSSGをTRQ1に設定する。
一方、ステップS50では、モータジェネレータ21の駆動トルクTSSGを、TRQ1よりも小さいTRQ2に設定する。
すなわち、エンジン2のトルクアシスト時のモータ駆動トルクTSSGに比べて、エンジン2の再始動時のモータ駆動トルクTSSGを小さくする。これにより、モータジェネレータ21によるエンジン2の再始動時では、ベルト5の静止状態から駆動状態に切り替わる際にベルトスリップが発生するのを防止して、ベルト5を保護することができる。また、モータジェネレータ21によるエンジン2のトルクアシスト時には、大きなアシストトルクを発生させて、スムーズな加速を実現することができる。
ステップS60では、設定された駆動トルクTSSGをモータジェネレータ21が出力するために必要な電流量を決定し、決定した電流量がモータジェネレータ21に流れるように、インバータ24に対して指令を出す。この指令に基づいて、インバータ24は、モータジェネレータ21に流れる電流量を調節する。これにより、モータジェネレータ21は、駆動トルクTSSGを発生する。
以上、第1の実施形態における車両の駆動装置によれば、エンジン2の出力軸にベルト5を介して機械的に結合されたモータジェネレータ21によってエンジン2の始動を行う際のモータ駆動トルクと、エンジン2をトルクアシストする際のモータ駆動トルクとを異なる値に設定し、設定したモータ駆動トルクを発生するようにモータジェネレータ21を駆動する。これにより、モータジェネレータ21によってエンジン2の再始動およびエンジン2のトルクアシストを行う際に、それぞれ適切な大きさのトルクを発生させて適切に行うことができる。
特に、第1の実施形態における車両の駆動装置によれば、エンジンの始動を行う際のモータ駆動トルクがエンジンをトルクアシストする際のモータ駆動トルクより小さくなるように設定するので、エンジン2の再始動時には、ベルト5の静止状態から駆動状態に切り替わる際にベルトスリップが発生するのを防止して、ベルト5を保護することができる。また、エンジン2のトルクアシスト時には、大きなアシストトルクを発生させて、スムーズな加速を実現することができる。
−第2の実施形態−
図4は、第2の実施形態における車両の駆動装置によって行われるモータジェネレータ21の駆動制御のフローチャートである。図3に示すフローチャートの処理と同一の処理を行うステップについては、同一の符号を付して詳しい説明は省略する。
ステップS30において、成立したモータジェネレータ21の駆動条件がエンジン2のトルクアシスト実行条件であると判定するとステップS100に進み、エンジン2の再始動条件であると判定するとステップS130に進む。ステップS130では、モータジェネレータ21の駆動トルクTSSGをTRQ5に設定する。
ステップS100では、アクセル開度APOが所定開度Aaより小さいか否かを判定する。アクセル開度APOが所定開度Aaより小さいと判定するとステップS110に進み、所定開度Aa以上であると判定するとステップS120に進む。
ステップS110では、モータジェネレータ21の駆動トルクTSSGをTRQ3に設定する。
一方、ステップS120では、モータジェネレータ21の駆動トルクTSSGをTRQ4に設定する。
上記3つの駆動トルクTRQ3、TRQ4、TRQ5の間には、次式(1)の関係が成り立つ。
TRQ3<TRQ5<TRQ4 (1)
すなわち、第1の実施形態と同様に、エンジン2のトルクアシスト時のモータ駆動トルクTSSG(TRQ4)に比べて、エンジン2の再始動時のモータ駆動トルクTSSG(TRQ5)を小さくするが、エンジン2のトルクアシスト時に、アクセル開度APOが所定開度Aaより小さい場合のモータ駆動トルクTSSG(TRQ3)を、エンジン2の再始動時のモータ駆動トルクTSSG(TRQ5)より小さくする。アクセル開度が小さい場合、ドライバは、大きな加速度よりも、できるだけ長い時間のトルクアシストを望んでいるものと考えられる。トルクアシスト時に駆動トルクTSSGを大きくすると、メインバッテリ41の充電量の減りが早くなり、トルクアシスト時間が短くなるが、アクセル開度が小さい場合には、駆動トルクTSSGを小さくすることにより、小さい駆動トルクにてトルクアシスト時間を長く保つことができる。
以上、第2の実施形態における車両の駆動装置によれば、エンジンの始動を行う際のモータ駆動トルクがエンジンをトルクアシストする際のモータ駆動トルクより小さくなるように設定するが、トルクアシストする際に、アクセル開度が所定開度より小さい場合には、トルクアシストする際のモータ駆動トルクがエンジンの始動を行う際のモータ駆動トルクより小さくなるように設定する。これにより、アクセル開度が小さい場合には、小さいトルクアシスト量にて長時間のトルクアシストを実現することができる。
−第3の実施形態−
第2の実施形態における車両の駆動装置では、エンジン2のトルクアシスト時に、アクセル開度が所定開度より小さい場合に、エンジン2のトルクアシスト時のモータ駆動トルクTSSGをエンジン2の再始動時のモータ駆動トルクTSSGより小さくした。第3の実施形態における車両の駆動装置では、車速が所定車速より低い場合に、エンジン2のトルクアシスト時のモータ駆動トルクTSSGをエンジン2の再始動時のモータ駆動トルクTSSGより小さくする。
図5は、第3の実施形態における車両の駆動装置によって行われるモータジェネレータ21の駆動制御のフローチャートである。図4に示すフローチャートの処理と同一の処理を行うステップについては、同一の符号を付して詳しい説明は省略する。
図5に示すフローチャートの処理が図4に示すフローチャートの処理と異なるのは、ステップS200の処理である。ステップS200では、車速Vが所定車速Vaより低いか否かを判定する。車速Vが所定車速Vaより低いと判定するとステップS110に進み、所定車速Va以上であると判定するとステップS120に進む。
以上、第3の実施形態における車両の駆動装置によれば、エンジンの始動を行う際のモータ駆動トルクがエンジンをトルクアシストする際のモータ駆動トルクより小さくなるように設定するが、トルクアシストする際に、車速が所定車速より低い場合には、トルクアシストする際のモータ駆動トルクがエンジンの始動を行う際のモータ駆動トルクより小さくなるように設定する。これにより、ドライバが大きな加速度よりも、できるだけ長い時間のトルクアシストを望んでいると考えられる低車速時に、小さいトルクアシスト量にて長時間のトルクアシストを実現することができる。
−第4の実施形態−
図6は、第4の実施形態における車両の駆動装置によって行われるモータジェネレータ21の駆動制御のフローチャートである。図3に示すフローチャートの処理と同一の処理を行うステップについては、同一の符号を付して詳しい説明は省略する。
ステップS30において、成立したモータジェネレータ21の駆動条件がエンジン2のトルクアシスト実行条件であると判定するとステップS300に進み、エンジン2の再始動条件であると判定するとステップS310に進む。
ステップS300では、モータジェネレータ21の駆動トルクTSSGをTRQ6に設定する。
一方、ステップS310では、モータジェネレータ21の駆動トルクTSSGを、TRQ6よりも大きいTRQ7に設定する。
すなわち、エンジン2のトルクアシスト時のモータ駆動トルクTSSGに比べて、エンジン2の再始動時のモータ駆動トルクTSSGを大きくする。これにより、エンジン2の再始動時における始動応答性を確保することができる。また、トルクアシスト時に駆動トルクTSSGを大きくすると、メインバッテリ41の充電量の減りが早くなり、トルクアシスト時間が短くなるが、本実施形態によれば、トルクアシスト時には、小さい駆動トルクにてトルクアシスト時間を長く保つことができる。
以上、第4の実施形態における車両の駆動装置によれば、エンジンをトルクアシストする際のモータ駆動トルクがエンジンの始動を行う際のモータ駆動トルクより小さくなるように設定するので、小さい駆動トルクにてトルクアシスト時間を長く保つことができる。また、エンジンの始動時には、大きい駆動トルクにてエンジンの始動を行うので、エンジン始動時の始動応答性を確保することができる。
本発明は、上述した第1〜第4の実施形態に限定されることはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。
2…エンジン
5…ベルト
21…モータジェネレータ
51…エンジンコントロールモジュール(モータ駆動トルク設定手段、モータジェネレータ制御手段)

Claims (4)

  1. エンジンの出力軸にベルトを介して機械的に結合されたモータジェネレータと、
    エンジンの始動後かつ車両の走行開始後においてアイドルストップを行い、前記モータジェネレータによって前記エンジンの前記アイドルストップからの再始動を行う際のモータ駆動トルクが、前記エンジンをトルクアシストする際のモータ駆動トルクより小さくなるように設定するモータ駆動トルク設定手段と、
    前記設定されたモータ駆動トルクを発生するように前記モータジェネレータを駆動するモータジェネレータ制御手段と、
    を備えることを特徴とする車両の駆動装置。
  2. 請求項1に記載の車両の駆動装置において、
    前記モータ駆動トルク設定手段は、前記エンジンをトルクアシストする際に所定の条件が成立した場合には、前記エンジンをトルクアシストする際のモータ駆動トルクが前記エンジンの前記アイドルストップからの再始動を行う際のモータ駆動トルクより小さくなるように設定する、
    ことを特徴とする車両の駆動装置。
  3. 請求項2に記載の車両の駆動装置において、
    前記所定の条件は、アクセル開度が所定開度より小さいことである、
    ことを特徴とする車両の駆動装置。
  4. 請求項2に記載の車両の駆動装置において、
    前記所定の条件は、車速が所定車速より低いことである、
    ことを特徴とする車両の駆動装置。
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