JPH1118210A - ハイブリッドシステム車両の制御装置 - Google Patents

ハイブリッドシステム車両の制御装置

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JPH1118210A
JPH1118210A JP9164041A JP16404197A JPH1118210A JP H1118210 A JPH1118210 A JP H1118210A JP 9164041 A JP9164041 A JP 9164041A JP 16404197 A JP16404197 A JP 16404197A JP H1118210 A JPH1118210 A JP H1118210A
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temperature
motor
torque
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Bunichi Matsuda
文一 松田
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Nissan Motor Co Ltd
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  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電動モータの出力特性や経年劣化にかかわら
ず、常時アクセル開度に応じた出力トルクを確保する。 【解決手段】 エンジン1に連結されたモータジェネレ
ータ3と、運転状態に応じて前記エンジンとモータジェ
ネレータの出力の目標値をそれぞれ設定する駆トルク配
分コントロールユニット7と、モータジェネレータ3の
温度を検出する温度センサ15を備えて、この検出温度
とモータジェネレータ3の温度特性に応じてモータジェ
ネレータ3の出力目標値を補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関と電動モ
ータを組み合わせたハイブリッドシステム車両の制御装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から排気エミッションを低減するた
め、内燃機関(以下、エンジンとする)と電動モータを
組み合わせたハイブリッド車両が知られており、例え
ば、特開平3−121928号公報が知られている。
【0003】これは、エンジンと電動モータを並列的に
配置したパラレル式のハイブリッドシステムで、所定の
走行条件ではエンジンの駆動力に電動モータの駆動力を
加えて走行を行い、コーストまたは減速時にはモータを
発電器としてエネルギーの回生を行ってエンジンの熱効
率及び排気エミッションを改善しようとするものであ
り、電動モータを駆動する場合には、エンジンと電動モ
ータの駆動トルクの配分を可変制御して、エンジンの熱
効率及び排気エミッションが最良の状態となるように制
御している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電動モータ
の出力特性は、図10に示すように、電動モータの温度
(例えば、コイルの温度)tmotorが上昇すると電動モ
ータのトルクTmが減少し、また、経年劣化によってマ
グネットが劣化した場合にもトルクTmが減少してしま
う。
【0005】しかしながら、上記従来例では、このよう
な電動モータの温度特性や経年劣化によるトルクの減少
を考慮していないため、図11に示すような定常運転を
行った場合、エンジントルクTeが所定値を維持する一
方、時間の経過に応じて電動モータの温度が上昇する
と、上記図10の出力特性に従って電動モータのトルク
Tmが減少するため、駆動軸に加わる出力トルクTallは
時間の経過とともに低下することになり、運転者はアク
セル開度(踏み込み量)を大きくするなどして、電動モ
ータの出力低下分を調整する必要があり、一定の出力を
得るのにアクセル開度が変化して運転者に違和感を与え
る場合があった。
【0006】また、経年劣化によって電動モータのマグ
ネットが劣化した場合にも出力Tmが低下するため、一
定の出力を得るには経年劣化状態に応じてアクセル開度
が変化していくことになり、運転者へ違和感を与える場
合があった。
【0007】そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなさ
れたもので、電動モータの出力特性や経年劣化にかかわ
らず、常時アクセル開度に応じた出力トルクを確保し
て、運転性を向上させることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、エンジン
に連結されたモータジェネレータと、運転状態に応じて
前記エンジンとモータジェネレータの出力の目標値をそ
れぞれ設定する駆動力配分手段とを備えたハイブリッド
システム車両の制御装置において、前記モータジェネレ
ータの温度を検出する手段と、この検出温度とモータジ
ェネレータの温度特性に応じてモータジェネレータの出
力目標値を補正するモータトルク補正手段とを備える。
【0009】また、第2の発明は、前記第1の発明にお
いて、前記モータトルク補正手段は、所定の温度毎また
は温度範囲毎に前記検出温度と運転状態に応じたマップ
を備える。
【0010】また、第3の発明は、前記第1の発明にお
いて、前記モータトルク補正手段は、モータジェネレー
タの減磁による出力低下を学習補正する経年劣化補正手
段を備える。
【0011】また、第4の発明は、前記第3の発明にお
いて、前記経年劣化補正手段は、所定の温度毎または温
度範囲毎に前記検出温度と運転状態に応じたマップと、
エンジン及びモータジェネレータの実際の出力を検出す
る実出力検出手段と、この実出力に基づいてモータジェ
ネレータの実際の出力を演算する実モータトルク演算手
段と、モータジェネレータの実際の出力と前記目標値の
差に応じて前記マップを補正する学習補正手段とを備え
る。
【0012】
【発明の効果】したがって、第1の発明は、モータジェ
ネレータの検出温度とモータジェネレータの温度特性に
応じてモータジェネレータの出力目標値を補正するよう
にしたため、例えば、モータジェネレータが温度上昇に
応じて出力が低下しようとすると、出力目標値が増大方
向に補正されて所定の出力を確保できるため、同一の運
転状態であればモータジェネレータの温度にかかわら
ず、同一の出力を得ることが可能となって、運転者の要
求する出力と実際に発生する出力を一致させて、前記従
来例のような違和感を与えることがなくなり、ハイブリ
ッドシステム車両の運転性を大幅に向上させることがで
きる。
【0013】また、第2の発明は、所定の温度毎または
温度範囲毎に検出温度と運転状態に応じたマップに基づ
いて、モータジェネレータの出力目標値を補正するよう
にしたため、簡易な演算で迅速に出力目標値を容易に補
正することができる。
【0014】また、第3の発明は、経年劣化補正手段に
よって、モータジェネレータの減磁による出力低下を学
習補正するため、モータジェネレータの温度上昇による
出力低下と、減磁等の経年劣化による出力低下を共に防
いで、常時新車時と同様の運転状態を維持することがで
き、ハイブリッドシステム車両の運転性をさらに向上さ
せることができる。
【0015】また、第4の発明は、モータジェネレータ
の出力目標値を温度特性に応じて補正するマップを、エ
ンジン及びモータジェネレータの実際の出力に基づくモ
ータジェネレータの実際の出力と目標値の差に応じて学
習補正するため、減磁などの経年劣化と温度上昇等の運
転状態に応じたモータジェネレータの出力低下を一つの
マップで確実に防止することができ、装置の複雑化を防
いで製造コストの増大を抑制できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0017】図1に本発明の一実施形態を示し、エンジ
ン1は自動変速機2を介して駆動軸11、差動装置16
及び駆動輪17へ駆動力を伝達する。
【0018】そして、エンジン1と並列的に配置された
モータジェネレータ3はプーリ20及びベルト21を介
して、エンジン1のプーリ10に連結されており、モー
タジェネレータ3が発生したトルクTmは、エンジン1
を介して変速機2から駆動軸11へ伝達される一方、車
両の減速時ではエンジン1を介して駆動軸11からのエ
ネルギーを回生して後述するバッテリ9へ充電を行う。
【0019】モータジェネレータ3は、エンジン1の始
動時または車両の発進時にはエンジン1のクランキング
を行う始動手段として動作する一方、発進または加速時
などの所定の運転条件が成立したときには、エンジン1
のトルクTeにモータジェネレータ3のトルクTmを付加
して、車両の加速等を円滑に行うものである。
【0020】ここで、発進または加速時などでのエンジ
ン1とモータジェネレータ3のトルク配分は、トルク配
分コントロールユニット7によって制御される。
【0021】トルク配分コントロールユニット7には、
車両の運転状態を検出するため、アクセルペダルの開度
(踏み込み量)ACSを検出する開度センサ14と、駆
動軸11の回転数等から車速VSPを検出する車速セン
サ13からの信号が入力され、さらに、モータジェネレ
ータ3の温度tmotorを検出する温度センサ15の信号
が入力され、モータジェネレータ3の運転状態を検出す
る。なお、温度センサ15は、例えば、モータジェネレ
ータ3の図示しないコイルの温度などを測定する。
【0022】トルク配分コントロールユニット7は、検
出した車速VSP及びアクセル開度ACSから運転状態
を判定して、発進または加速状態であれば、図3のマッ
プに基づいて、変速機2に出力すべきトルクの目標値で
ある出力トルク指令値T*allを、アクセル開度ACSを
パラメータとして車速VSPに基づいて求めた後、検出
したモータジェネレータ3の温度tmotorに基づいて、
図4のマップから、モータジェネレータ3が発生すべき
トルクの目標値であるモータトルク指令値T*mを求め
る。同様に、出力トルク指令値T*allから図示しないマ
ップより、エンジン1が発生すべきトルクの目標値であ
るエンジントルク指令値T*eを求める。
【0023】そして、エンジンコントロールユニット6
は、トルク配分コントロールユニット7からのエンジン
トルク指令値T*eに基づいてエンジン1の燃料噴射制御
や点火時期制御等を行って、エンジン1が変速機2へ付
与する実際のエンジントルクTeをエンジントルク指令
値T*eへ一致させるよう制御する。
【0024】また、モータジェネレータコントロールユ
ニット5は、トルク配分コントロールユニット7からの
モータトルク指令値T*mに基づいてインバータ8によっ
てバッテリ9の電力をモータジェネレータ3へ供給し、
モータジェネレータ3がエンジン1を介して変速機2へ
付与する実際のモータトルクTmをモータトルク指令値
T*mへ一致させ、エンジン1とモータジェネレータ3の
トルク配分を可変制御するのである。
【0025】次に、トルク配分コントロールユニット7
で行われるトルク配分制御の一例を、図2のフローチャ
ートを参照しながら詳述する。なお、このフローチャー
トは上記出力トルク指令値T*allの演算を行った直後に
行われるもので、例えば、数十msec毎に実行されるもの
である。
【0026】まず、ステップS1では、モータジェネレ
ータ3の温度tmotorを温度センサ15から、アクセル
開度ACSを開度センサ14からそれぞれ読み込む。
【0027】そして、ステップS2では、モータ温度t
motorに基づいて、図4に示したマップのうち、該当す
る温度範囲のマップ(ACS、T*m)tnを選択してから、
この選択したマップ(ACS、T*m)tn上でアクセル開度
ACSに応じモータトルク指令値T*mを求める。
【0028】ここで、図4のマップは、所定の温度範囲
毎にそれぞれ設定されているもので、例えば、5℃毎に
マップを設定した場合、マップ(ACS、T*m)t0が20
℃≦tmotor<25℃の温度範囲のモータトルク指令値
T*mを示し、マップ(ACS、T*m)t1が25℃≦tmoto
r<30℃の温度範囲のモータトルク指令値T*mを示
す。そして、20℃未満及び30℃以上の図示しない温
度範囲でも、同様にマップ(ACS、T*m)tnが設定され
ている。
【0029】したがって、温度センサ15が検出した温
度tmotor=22℃の場合では、tn←t0となって、マ
ップ(ACS、T*m)t0が選択され、この予め設定された
マップt0上から、アクセル開度ACSに応じたモータ
トルク指令値T*m=T*m0を読み込む。
【0030】そして、これらマップ(ACS、T*m)tn
は、温度tmotorが上昇するのに伴ってモータトルク指
令値T*mも大きくなるように設定されており、例えば、
図4において、20℃≦tmotor<25℃のマップ(AC
S、T*m)t0におけるモータトルク指令値T*m0よりも、
25℃≦tmotor<30℃のマップ(ACS、T*m)t1に
おけるモータトルク指令値T*m1の方が大きく設定され
るが、前記図10に示したように、モータジェネレータ
3の温度特性から実際に出力されるモータトルクTmは
同一の値となって、温度上昇による出力の低下を補正す
ることができるのである。
【0031】次に、ステップS4では、上記図3で求め
た運転状態に基づく出力トルク指令値T*allから、図示
しないマップまたは関数よりエンジン1の出力目標値で
あるエンジントルク指令値T*eを演算する。なお、この
マップは、例えば、アクセル開度ACSをパラメータと
して、エンジン回転数Ne(または車速VSP)に応じ
て予め設定されたものである。ここで、エンジントルク
指令値T*eとモータトルクTmの和が出力トルク指令値
T*allとなるように、エンジントルク指令値T*eは予め
設定されたもので、さらに、エンジンコントロールユニ
ット6へのエンジントルク指令値T*eとエンジン1が発
生する実際のエンジントルクTeが一致するものとす
る。したがって、変速機2へ出力される実際の出力トル
クTallは、 Tall=Te+Tm =T*e+Tm ………(1) として扱う。
【0032】そして、ステップS5では、これらエンジ
ン1の制御目標値であるエンジントルク指令値T*eをエ
ンジンコントロールユニット6へ送出するとともに、モ
ータジェネレータ3の制御目標値であるモータトルク指
令値T*mをモータジェネレータコントロールユニット5
へ送出して処理を終了する。
【0033】上記処理を所定時間毎などに行うことによ
り、モータトルク指令値T*mは図4のマップ(ACS、
T*m)tnに応じて、常時アクセル開度ACSに対応した
値に補正され、運転開始からの時間経過に伴ってモータ
ジェネレータ3の温度tmotorが上昇して、検出温度tm
otorが例えば22℃から28℃へ上昇すると、図4のマ
ップは(ACS、T*m0)t0から(ACS、T*m1)t1へ切り
換えられ、モータトルク指令値T*mはT*m0からT*m1へ
上昇するため、温度上昇によるモータジェネレータ3の
出力低下を確実に抑制することが可能となって、同一の
アクセル開度ACSであれば、必ず同一のモータトルク
Tmを発生して、モータジェネレータ3の温度変化にか
かわらず運転者の要求する出力と実際に発生する出力ト
ルクを一致させて、前記従来例のような違和感を与える
ことがなくなり、ハイブリッドシステム車両の運転性を
大幅に向上させることが可能となるのである。
【0034】また、モータジェネレータ3の補正マップ
を所定の温度範囲毎に設定したため、簡易な演算で迅速
かつ正確にモータトルク指令値を補正することができ
る。
【0035】図5〜図8は第2の実施形態を示し、前記
第1実施形態に実際の出力トルクを検出する実出力検出
手段としてのトルクセンサ12を設けて、駆動軸11ま
たは駆動輪17から検出された駆動トルクTDRVより、
エンジン1とモータジェネレータ3の出力Te、Tmの和
である出力トルクTallを求め、モータトルク指令値T*
mと実際のモータトルクTmの差からモータジェネレータ
3の温度tmotorに応じたモータトルク指令値T*mのマ
ップ(ACS、T*m)tnを学習補正して、モータジェネレ
ータ3の経年劣化などによる図示しないマグネットの劣
化(減磁)によるモータトルクTmの低下を防止するも
のである。
【0036】トルクセンサ12は、例えば、駆動軸11
または駆動輪17の車軸に取り付けられた歪みゲージな
どで構成されて、トルク配分コントロールユニット7へ
駆動トルクTDRVを出力し、トルク配分コントロールユ
ニット7は変速機2の変速比RTOから次式により実際
の出力トルクTallを演算する。
【0037】Tall=RTO×TDRV ………(2) なお、変速比RTOは図示しない変速コントロールユニ
ットから得た現在値を用いる。
【0038】次に、トルク配分コントロールユニット7
で行われるトルク配分制御の一例を、図6のフローチャ
ート及び図7の制御概念図を参照しながら詳述する。な
お、このフローチャートのステップS1からS5は上記
図2のフローチャートと同一であるため、ステップS6
以降について説明する。
【0039】ステップS6では、トルクセンサ12から
駆動軸11に出力された駆動トルクTDRVを読み込むと
ともに、上記(2)式より実際の出力トルクTallを演
算する。
【0040】そして、ステップS7では、出力トルクT
allとエンジントルク指令値T*e及び上記(1)式よ
り、次式によってモータジェネレータ3が実際に出力す
るモータトルクTmを演算する。
【0041】Tm=Tall−T*e ………(3) そして、ステップS8では、モータトルクTmが上記ス
テップS3で求めたモータトルク指令値T*mに一致する
か否かを判定し、一致しない場合には、現在選択中のマ
ップ(ACS、T*m)tnの指令値T*mを実際のモータト
ルクTmに応じて学習補正しそうでない場合にはそのま
ま処理を終了する。
【0042】このマップ(ACS、T*m)tnの学習補正
は、まず、モータトルク指令値T*mと上記(3)式のモ
ータトルクTmの差分ΔTmを次のように求める。
【0043】ΔTm=Tm−T*m ………(4) そして、この差分ΔTmをマップ(ACS、T*m)tnの
モータトルク指令値T*mに加算し、選択されたマップ上
の値(ACS、Tm)tnを(ACS、Tm+ΔTm)tnと
して更新する。
【0044】こうして、上記ステップS6からS8の処
理は所定時間毎に行われ、実際のモータトルクTmと指
令値T*mの差ΔTmに応じて、モータジェネレータ3の
温度tmotorに対応したマップ(ACS、T*m)tnの指
令値T*mが学習補正される。
【0045】すなわち、いま、モータジェネレータ3の
温度tmotorが、図8に示すように、マップ(ACS、
T*m)t1の温度範囲にあるとき、モータトルク指令値T
*m=Tm1に設定される。
【0046】このとき、上記ステップS7で求めた実際
のモータトルクTmが指令値Tm1より小さい場合、モー
タジェネレータ3が経年劣化による減磁等の影響で出力
が低下していると推定され、この実際のモータトルクT
mと指令値Tm1の差分ΔTmを現在の指令値Tm1に加えた
ものを新たな指令値Tm1’として更新する。
【0047】こうして、経年劣化による出力低下を温度
補正用のマップで学習補正することによって、アクセル
開度ACSと出力トルクTallの関係を新車時と同一に
維持することができ、ハイブリッドシステム車両の運転
性をさらに向上させることが可能となり、また、一つの
マップで温度上昇による出力低下と減磁による出力低下
を共に防止できるため、装置の複雑化を防いで製造コス
トの増大を抑制できるのである。
【0048】図9は第3の実施形態を示し、前記第2実
施形態の実出力検出手段をモータジェネレータ3とエン
ジン1の間に介装されたトルクメータ12’としたもの
である。
【0049】エンジン1とモータジェネレータ3は同軸
的に配置されて、モータジェネレータ3には回転数セン
サ18が配設され、トルク配分コントロールユニット7
にはトルクメータ12’が検出した実際の出力トルクT
allとモータジェネレータ3の回転数Nが入力され、前
記第2実施形態と同様に、マップ(ACS、T*m)tnの
学習補正を行うものである。なお、この場合、エンジン
回転数Neとモータジェネレータ3の回転数Nは等しく
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すハイブリッドシステ
ム車両の概略構成図。
【図2】トルク配分コントロールユニット7で行われる
制御の一例を示すフローチャート。
【図3】アクセル開度ACSをパラメータとした車速V
SPと駆動軸への出力トルク指令値T*allのマップ。
【図4】モータジェネレータの各温度範囲tnごとに設
定されたモータトルク指令値T*mの補正マップで、アク
セル開度ACSに応じたモータトルク指令値T*mを示
す。
【図5】第2の実施形態を示し、ハイブリッドシステム
車両の概略構成図。
【図6】トルク配分コントロールユニット7で行われる
制御の一例を示すフローチャート。
【図7】同じく制御概念図。
【図8】モータジェネレータの各温度範囲tnごとに設
定されたモータトルク指令値T*mの補正マップで、アク
セル開度ACSに応じたモータトルク指令値T*mを示
す。
【図9】第3の実施形態を示し、ハイブリッドシステム
車両の概略構成図。
【図10】モータジェネレータの温度特性を示すグラフ
で、温度とトルクの関係を示す。
【図11】ハイブリッド車両のトルク特性を示すグラフ
で、合計出力トルク、エンジントルク、モータトルクと
時間の関係を示す。
【符号の説明】
1 エンジン 2 変速機 3 モータジェネレータ 5 モータジェネレータコントロールユニット 6 エンジンコントロールユニット 7 トルク配分コントロールユニット 11 駆動軸 12 トルクセンサ 13 車速センサ 14 アクセル開度センサ 15 温度センサ 17 駆動輪 18 回転数センサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンに連結されたモータジェネレー
    タと、 運転状態に応じて前記エンジンとモータジェネレータの
    出力の目標値をそれぞれ設定する駆動力配分手段とを備
    えたハイブリッドシステム車両の制御装置において、 前記モータジェネレータの温度を検出する手段と、 この検出温度とモータジェネレータの温度特性に応じて
    モータジェネレータの出力目標値を補正するモータトル
    ク補正手段とを備えたことを特徴とするハイブリッドシ
    ステム車両の制御装置。
  2. 【請求項2】 前記モータトルク補正手段は、所定の温
    度毎または温度範囲毎に前記検出温度と運転状態に応じ
    たマップを備えたことを特徴とする請求項1に記載のハ
    イブリッドシステム車両の制御装置。
  3. 【請求項3】 前記モータトルク補正手段は、モータジ
    ェネレータの減磁による出力低下を学習補正する経年劣
    化補正手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の
    ハイブリッドシステム車両の制御装置。
  4. 【請求項4】 前記経年劣化補正手段は、 所定の温度毎または温度範囲毎に前記検出温度と運転状
    態に応じたマップと、 エンジン及びモータジェネレータの実際の出力を検出す
    る実出力検出手段と、 この実出力に基づいてモータジェネレータの実際の出力
    を演算する実モータトルク演算手段と、 モータジェネレータの実際の出力と前記目標値の差に応
    じて前記マップを補正する学習補正手段とを備えたこと
    を特徴とする請求項3に記載のハイブリッドシステム車
    両の制御装置。
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