JP6340597B2 - 空気調和機 - Google Patents
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Description
本発明は空気調和機に関し、特に送風性能を向上させた室内機に関するものである。
一般に家庭で使用される空気調和機は、通常、室内への騒音及び振動を抑制するために、コンプレッサ等の大きな騒音源、振動源となるものを室外機に配設し、騒音及び振動の少ないファンや熱交換器等を室内機に配設したセパレータ型が用いられている。このように構成された室内機は、室内の壁面等に設置されて、室内が所望の温度となるように空調動作を行う。室外機と室内機は、冷媒配管と制御用配線で互いに機械的及び電気的に接続されており、互いに協働して空調動作を行っている。
空気調和機の室内機には、温度調節された空気を室内に吹き出すための吹出口が設けられており、その吹出口には吹き出される空気の向きを変更するための風向変更手段が設けられている。風向変更手段としては、室内における所望の領域に向かって吹出口から吹き出された空気を送り出すために、吹出口から吹き出される空気の流れを上下方向に変更する上下風向変更羽根と、吹出口から吹き出される空気の流れを左右方向に変更する左右風向変更羽根とで構成された風向変更羽根が用いられている。
従来の空気調和機における上下風向変更羽根は、例えば、吹出口から吹き出す送風量を増加させるために、吹出口に設けた上下風向変更羽根を吹出口の下部を構成するリアガイダのほぼ延長上に配置して構成されたものがある(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら上記従来の構成では、リアガイダから上下風向変更羽根に流れ出た空気は、空気調和機本体の両側面に備えられた側壁に覆われる部分より下流に至ると、両側が側壁で覆われていないため圧力が急激に低下する。そして、上下風向変更羽根の長手方向(風の流れに対して横方向)に空気が拡散して、風量が低下してしまうという課題があった。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、吹出口から吹き出された空気が拡散して送風量が低下することを防止する空気調和機を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために本発明の空気調和機は、空気の取入口と吹出口を有する本体と、取入口から取り入れた空気を熱交換する熱交換器と、熱交換器によって熱交換した空気を吹出口から吹き出すためのファンと、ファンの下流に配置されて空気の流れを吹出口へ案内するリアガイダと、リアガイダに沿って流れてきた空気の向きを上下に変更する羽根とを備え、羽根はリアガイダの下流にリアガイダと連続してかつ回動可能に設けられ、羽根の長手方向の少なくとも一端に、リアガイダに沿って流れてきた空気が羽根の長手方向へ流れることを防止する遮風部材が、羽根の短手方向に沿って設けられたものである。
これにより、羽根をリアガイダの延長として利用でき送風性能を向上させることができる。さらに、リアガイダから羽根に流れ出た空気が空気調和機本体に備えられた側壁に覆われた部分より下流まできても、横方向への拡散がなくなる。その結果、風量が低下せず、送風性能のさらなる向上が可能となる。
また、本願発明に係る空気調和機は、空気の取入口と吹出口を有する本体と、取入口から取り入れた空気を熱交換する熱交換器と、熱交換器によって熱交換した空気を吹出口から吹き出すためのファンと、ファンの下流に配置されて空気の流れを吹出口へ案内するリアガイダと、リアガイダに沿って流れてきた空気の向きを上下に変更する羽根と、を備え、羽根はリアガイダの下流にリアガイダと連続してかつ回動可能に設けられ、羽根の長手方向の少なくとも一端に、送風時に発生する異音を防止する異音防止部材を、羽根の短手方向に沿って設けたものである。
これにより、羽根をリアガイダの延長として利用できて送風性能を向上させることができる。さらに、本体部の吹出口付近にて発生する耳障りな異常音も防止することができる。
第1の態様の空気調和機は、空気の取入口と吹出口を有する本体と、取入口から取り入れた空気を熱交換する熱交換器と、熱交換器によって熱交換した空気を吹出口から吹き出すためのファンと、ファンの下流に配置されて空気の流れを吹出口へ案内するリアガイダと、リアガイダに沿って流れてきた空気の向きを上下に変更する羽根とを備え、羽根はリアガイダの下流にリアガイダと連続してかつ回動可能に設けられ、羽根の長手方向の少なくとも一端には、リアガイダに沿って流れてきた空気が羽根の長手方向へ流れることを防止する遮風部材が設けられている。
これにより、羽根をリアガイダの延長として利用できて送風性能を向上させることができる。さらに、リアガイダから羽根に流れ出た空気が、空気調和機本体の側壁に覆われる部分より下流まできても羽根に遮風部材が設けられているため、横方向(羽根の長手方向)への拡散がなく風量が低下しない。その結果、さらなる送風性能の向上が可能となる。
第2の態様の空気調和機は、特に、第1の態様の空気調和機において、羽根の長手方向のいずれか一端には、遮風部材の内側に隣接して配置され、送風時に発生する異音を防止する異音防止部材が設けられている。
これにより送風時に発生する異音の発生を防止することができ、快適性が向上する。
第3の態様の空気調和機は、特に、第1の態様の空気調和機において、遮風部材は、上流側端部において、下流側から上流側に向かって幅が小さくなる。
これにより、遮風部材の上流側端部の形状が通風路の圧損を軽減する形状となるので、送風性能の向上が可能となる。
第4の態様の空気調和機は、特に、第1の態様の空気調和機において、遮風部材は、羽根の長手方向に回動可能である。
これにより、左右方向への吹き分けが可能となり快適な空調を行うことができる。
第5の態様の空気調和機は、空気の取入口と吹出口を有する本体と、取入口から取り入れた空気を熱交換する熱交換器と、熱交換器によって熱交換した空気を吹出口から吹き出すためのファンと、ファンの下流に配置されて空気の流れを吹出口へ案内するリアガイダと、リアガイダに沿って流れてきた空気の向きを上下に変更する羽根と、を備え、羽根はリアガイダの下流にリアガイダと連続してかつ回動可能に設けられ、羽根の長手方向の少なくとも一端には、送風時に発生する異音を防止する異音防止部材が、羽根の短手方向に沿って設けられている。
これにより、羽根をリアガイダの延長として利用できて送風性能を向上させることができる。さらに、送風時に発生する異常音も防止できて快適な空調が実現できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではなく、同様の技術的思想に基づく構成が適用された各種の空気調和機を含むものである。
(実施の形態1)
実施の形態1の空気調和機は、室内機と室外機とが、冷媒配管及び制御配線等により互いに接続された、所謂セパレート型の空気調和機である。室内機と室外機によりヒートポンプが構成されており、室外機にはコンプレッサが設けられている。実施の形態1の空気調和機における室内機は、室内の壁面に取り付ける壁掛け式室内機である。
実施の形態1の空気調和機は、室内機と室外機とが、冷媒配管及び制御配線等により互いに接続された、所謂セパレート型の空気調和機である。室内機と室外機によりヒートポンプが構成されており、室外機にはコンプレッサが設けられている。実施の形態1の空気調和機における室内機は、室内の壁面に取り付ける壁掛け式室内機である。
図1は本発明に係る実施の形態1の空気調和機における室内機の概略構成を示す縦断面図で、空調運転停止時の状態を示している。
図1に示すように、室内機1は、空気の取入口となる前面開口部2aと上面開口部2b、および熱交換された空気を吹き出す吹出口2cとを有する本体2、及び本体2の前面開口部2aを開閉する可動式の前面パネル3を備えている。本体2の内部には、室内空気に含まれる塵埃を除去するためのフィルタ4と、取り入れた室内空気を熱交換する熱交換器5と、前面開口部2a及び上面開口部2bからフィルタ4を通して取り入れた室内空気を熱交換器5で熱交換して吹出口2cから室内に吹き出すための気流を発生させる貫流ファンであるファン6とが設けられている。また、ファン6の下流側から吹出口2cの上流側に至る通風路10は、ファン6の下流側に配置されて空気の流れを案内するリアガイダ7と、リアガイダ7に対向して配置されたスタビライザ11と、本体2の両側壁(図示せず)とで形成されている。なお、上述した用語「スタビライザ」は、ファン6の下流付近に位置し、ファン6の前部付近に発生する渦を安定化させるための湾曲面形状を有する部材のみを、スタビライザと称する場合もある。本実施形態では、この部材の下流側に位置し、ファン6により搬送される空気の通風路の上側を構成する壁部分も含めて「スタビライザ」と称する。
実施の形態1の空気調和機において熱交換した空気を室内に吹き出すための吹出口2cには、吹出口2cを開閉するとともに、空気の吹き出し方向を上下方向に変更することができる上下風向変更手段である上下風向変更羽根8が設けられている。さらに、吹出口2cの内部には空気の吹き出し方向を左右に変更することができる左右風向変更手段である左右風向変更羽根9が設けられている。
図1に示す空調運転停止時の状態においては、前面パネル3が本体2に密着して前面開口部2aを閉じ、上下風向変更羽根8が吹出口2cの内部に収納されて吹出口2cを閉鎖している。
図2は実施の形態1の空気調和機における空調運転時の状態を示す概略図である。図2に示すように、前面パネル3は、本体2から離れる方向に所定距離だけ移動して前面開口部2aを開放する。
上下風向変更羽根8は、第1の羽根の一例である下羽根8aと、この下羽根8aの上方に設けられた第2の羽根の一例である上羽根8bとを備えている。上下風向変更羽根8は、下羽根8aと上羽根8bとが協働して、吹出口2cから吹き出される空気の吹き出し方向を制御している。下羽根8aは、下羽根駆動軸の回動動作により、所定角度だけ回動するよう構成されている。上羽根8bは、例えば制御によって下羽根8aと略平行に保持された状態で回動して下羽根8aに対して近接・離間動作するように構成されている。
なお、上下風向変更羽根8における上羽根8bには第3の羽根の一例であるガイドミニ羽根8cが設けられている。ガイドミニ羽根8cは、下羽根8aと上羽根8bにより形成される主流に対して保護する気流を発生させる機能を有している。このように、上羽根8bの上面にガイドミニ羽根8cを設けることにより、主流に対する周りの空気の混合を防止し、主流における流れの減衰が抑制されている。
なお、左右風向変更羽根9は、複数枚の羽根で構成されており、吹出口2cから吹き出される空気の吹き出し方向を左右方向に変更するよう制御されている。
上記構成において、空気調和機が空調運転を開始すると、前面パネル3が本体2から所定距離だけ離れる離動作を行い前面開口部2aが開放されるとともに、上下風向変更羽根8が開動作を行い吹出口2cが開放される。このように前面開口部2aおよび吹出口2cが開放された状態でファン6が駆動されて、室内空気が前面開口部2a及び上面開口部2bを通して室内機1の内部に取り入れられる。取り入れられた室内空気は、フィルタ4を通り、熱交換器5において熱交換されて、ファン6に吸い込まれる。ファン6に吸い込まれ熱交換された空気は、ファン6の下流側に形成された通風路10を通り、吹出口2cより吹き出される。
ファン6からの空気が通風路10を通過するとき、ファン6の下流側に配置されたリアガイダ7およびスタビライザ11によりファン6からの空気が案内されて、吹出口2cから吹き出される。貫流ファンであるファン6からの空気は、ファン6の外側外周に設けられたリアガイダ7の曲面に沿って流れて、吹出口2cから吹き出される。
吹出口2cから吹き出される空気の吹き出し方向は、上下風向変更羽根8及び左右風向変更羽根9により制御されている。上下風向変更羽根8及び左右風向変更羽根9の角度調整等の動作は、当該空気調和機を制御する制御装置(図示省略)により制御されている。
図3から図5は、実施の形態1の空気調和機における空調運転時の上下風向変更羽根8の動作例を示しており、主流を形成する下羽根8aと上羽根8bとの回動動作を示す概略図である。
上下風向変更羽根8は、下羽根8aを駆動させる駆動軸の回動により、下羽根8aとともに上羽根8bが連動して回動し、更に下羽根8aを固定した状態で上羽根8bが回動することもできる構成である。
実施の形態1の空気調和機における上下風向変更羽根8は、通風路10の下流側端部(下流端)となる吹出口2cに設けられて、吹出口2cから吹き出される空気をスムーズに所望の領域に到達させることができる。特に下羽根8aはリアガイダ7の下流側端部(下流端)に設けられて、リアガイダ7を延長した位置にあり、吹出口2cからの空気に対して高い整流効果を発揮するディフューザとしての機能を有する。
図3は、下羽根8aにおける吹出面13が、リアガイダ7の案内面14における下流側端部の面と、実質的に連続するように直線的に位置するように駆動された動作例を示している。図3に示す動作例においては、吹出口2cからの空気が斜め下方向に吹き出されており、最大風量時の状態を示している。このときの上下風向変更羽根8はディフーザとしての機能を最大に発揮している。なお、下羽根8aの吹出面13とは、図3における上向き面であり、吹出口2cから吹き出される空気の主流が沿って流れる面である。
図4は、下羽根8aの吹出面13が、リアガイダ7の案内面14における下流側端部の面に対して、鈍角を有して位置するように駆動された動作例であり、吹出口2cからの空気の吹き出し方向が、略水平方向である。図4は、一般的な冷房運転時の動作例である。
図5は、下羽根8aの吹出面13が、リアガイダ7の案内面14の吹き出し方向、即ち案内面の14に沿って延びる吹出口側の延長線Gの方向より、鉛直下方向側を向いており、吹出口2cからの空気の吹き出し方向が、略下向き方向である。図5は、通常暖房運転時の動作例である。
上記のように構成された実施の形態1の空気調和機には、上下風向変更羽根8の下羽根8aに、吹出口2cから吹き出された空気が、下羽根8aの長手方向に拡散して、送風性能が悪化しないように遮風部材12が設けられている。
図6は、上下風向変更羽根8の下羽根8aに遮風部材12(12a、12b)が設けられた状態を示す斜視図である。
遮風部材12は、下羽根8aの両側に空気が流れる方向に設けられている。より具体的には、遮風部材12は、下羽根8aの長手方向の略両端部に、下羽根8aの短手方向に沿って形成されている。また、遮風部材12は、下羽根8aから、下羽根8aの面と略直交する方向に形成されている。なお、遮風部材12の高さ(下羽根8aの面と略直交する方向)は、下羽根8aの最大厚みの厚みよりも大きい。
遮風部材12は、上流側端部において、下流側から上流側に向かって幅を小さくすることが好ましい。これによって、空気が流れる際に遮風部材12が大きな抵抗となることを防止している。
遮風部材12が下羽根8aの両側に設けられたことで、最大風量時において、リアガイダ7から下羽根8aの吹出面13に連続して流れる空気が下羽根8aの長手方向両側に漏れ出ることなく、下流方向に流れるため、上下風向変更羽根8のディフーザとしての機能がより強化される。これにより、送風性能が向上して、同一風量を実現するのに必要なファン6を駆動するモータへの入力を減らせるので省エネルギーを実現することができる。さらに、空間での空気の到達性も向上する。よって快適な空調が実現できる。
なお遮風部材12は下羽根8aの長手方向に回動可能としてもよい。左右風向変更羽根9が、吹出口2cから吹き出される空気の吹き出し方向を左右方向に変更するのに合わせて遮風部材12を左右方向に回動させることによって、遮風部材12による左右への吹き分けが妨げられるのを防止できる。これにより、より快適な空調が可能となる。
また、遮風部材12の高さは必ずしも均一の高さ、均一の幅である必要はない。運転停止時の収納性を考慮して、あるいは送風性能をさらに向上させることを考慮して、上流から下流にかけて、遮風部材12の高さや幅が変化しても良い。また、下羽根8aの両端の左右両方ではなく、いずれか片方にだけ遮風部材12を設けてもよい。
(実施の形態2)
図7は本発明の第2の実施の形態の空気調和機の上下風向変更羽根8のうち下羽根8aを示す斜視図である。
図7は本発明の第2の実施の形態の空気調和機の上下風向変更羽根8のうち下羽根8aを示す斜視図である。
この実施の形態の下羽根8aには、遮風部材12(12a、12b)の内側に隣接して配置され、送風時に発生する耳障りな異常音を音防止するための異音防止部材15が設けられている。
実施の形態1と同様に、ファン6に吸い込まれた空気は、ファン6の下流側に配置されたリアガイダ7およびスタビライザ11により、ファン6の下流側に形成された通風路10に案内されて、かつ、通風路10を通り、吹出口2cより吹き出される(図2参照)。
この時空気流は、本体2に形成された側壁(図示せず)と摩擦を起こすため、摩擦損失により側壁近傍の空気の風速は、他の部分に比べて小さくなる。空気が吹出口から吹き出されて開放域に吐出されると、圧力が急激に低下するため、風速の遅い側壁近傍では不安定空気流や逆吸込み(空気の逆流)といった空気流の乱れを生じる。この空気流の乱れが原因となって、耳障りな異音が発生し、空気調和機を使用している空間にいる人に不快感を与える。
しかしながら、本実施形態の構成によれば、異音防止部材15(15a、15b)が、遮風部材12近傍での空気の逆流を抑える働きをするので、逆吸込を防止し空気の乱れを無くすことができる。すなわち、吹出口からの空気に対して高い整流効果を発揮することができ、耳障りな異常音を抑えることができる。
異音防止部材15は、リアガイダ7に配置しても一定程度の異音防止効果はあるものの、空気が吹き出される最終端となる下羽根8aに異音防止部材15を設けた方が異音防止効果は大きい。また、リアガイダ7上に異音防止部材15を配置した場合は、異音防止部材15が空気流の妨げとなり、送風性能の大きな悪化が懸念される。これに対し、空気が吹き出される最終端となる下羽根8aに異音防止部材15を設けた場合は、送風性能の悪化は最小限に抑えられる。
遮風部材12が下羽根8aの長手方向に回動するようにした場合は、異音防止部材15a、15bも遮風部材12a、12bと一緒に回動を行い、吹出口2cから吹き出される空気の吹き出し方向を左右方向に吹き分ける際の妨げにならないようにできる。
なお、耳障りな異常音は、吹出口2cに向かって左側だけに発生したり、右側にだけ発生したり、両方に発生したり、片方が他方よりもが大きかったりすることがある。このため異音防止部材15の配置は、異音防止部材が左右両方とも必要な場合と片方だけで良い場合とがあるが、これらは任意に選択可能である。
異音防止部材15について、より具体的に説明する。異音防止部材15は、遮風部材12の内側に隣接して、下羽根8aの短手方向に沿って形成されている。そして、異音防止部材15は、下羽根8aから、下羽根8aの面と略直交する方向に形成されている。なお、異音防止部材15の高さ(下羽根8aの面と略直交する方向)は、遮風部材12の高さよりも小さい。より好ましくは、異音防止部材15の高さは、下羽根8aの最大厚みの厚みよりも小さい。また、異音防止部材15は、上流側から下流側に向かって幅を大きくすることが好ましい。
(実施の形態3)
図8は本発明の第3の実施の形態の空気調和機における上下風向変更羽根8のうち下羽根8aを示す斜視図である。
図8は本発明の第3の実施の形態の空気調和機における上下風向変更羽根8のうち下羽根8aを示す斜視図である。
この実施の形態は、下羽根8aに遮風部材12(12a、12b)は設けず、耳障りな異常音を防止するための異音防止部材15(15a、15b)のみ設けたものである。
遮風部材12が無い状態でも、本体2の側壁近傍での逆吸込や空気の乱れを防止することが可能である。下羽根8aが吹出口2cに近接配設している場合に特に有用となる。
遮風部材12が無い状態では、異音防止部材15は、異音防止部材15の一側面が、下羽根8aの側面と同一平面上に設けられることが好ましい。
なお、異音防止部材15の形状は、図7、図8においては四角錐として説明したが、この形状に限られるものではない。その他の形状の例としては、異音防止部材15の形状は三角錘や四角柱でもよい。異音防止部材15は、上流側から下流側に向かって幅を大きくすることが好ましいが、これに限られるものではない。出来る限り異音防止部材15が通風路の圧損にならないようにしつつ、逆吸込や空気の乱れを防止できる形状であればよい。また、左右の異音防止部材は互いに同じ形状でなくてもよい。
以上のように、本発明にかかる空気調和機は、噴出される気流の横方向への拡散がなくなって風量が低下せず、送風性能が向上する。これにより、高性能でかつ吹出口からの空気を所望の領域に到達するように吹き出すことが可能となり、快適な空調ができるため、業務用及び一般家庭等で使用される空気調和機として有用である。
1 室内機
2 本体
2a 前面開口部
2b 上面開口部
2c 吹出口
3 前面パネル
4 フィルタ
5 熱交換器
6 ファン
7 リアガイダ
8 上下風向変更羽根
8a 下羽根
8b 上羽根
8c ガイドミニ羽根
9 左右風向変更羽根
10 通風路
11 スタビライザ
12 遮風部材
13 吹出面
14 案内面
15 異音防止部材
2 本体
2a 前面開口部
2b 上面開口部
2c 吹出口
3 前面パネル
4 フィルタ
5 熱交換器
6 ファン
7 リアガイダ
8 上下風向変更羽根
8a 下羽根
8b 上羽根
8c ガイドミニ羽根
9 左右風向変更羽根
10 通風路
11 スタビライザ
12 遮風部材
13 吹出面
14 案内面
15 異音防止部材
Claims (3)
- 空気の取入口と吹出口を有する本体と、
前記取入口から取り入れた空気を熱交換する熱交換器と、
前記熱交換器によって熱交換した空気を前記吹出口から吹き出すためのファンと、
前記ファンの下流に配置されて空気の流れを前記吹出口へ案内するリアガイダと、
前記リアガイダに沿って流れてきた空気の向きを上下に変更する羽根と、を備え、前記羽根は、前記リアガイダの下流に前記リアガイダと連続してかつ回動可能に設けられ、
前記羽根の長手方向の少なくとも一端には、前記リアガイダに沿って流れてきた空気が前記羽根の長手方向へ流れることを防止する遮風部材が、前記羽根の短手方向に沿って設けられており、
前記羽根の長手方向のいずれか一端には、前記遮風部材の内側に隣接して配置され、送風時に発生する異音を防止するための異音防止部材が設けられている空気調和機。 - 前記遮風部材は、上流側端部において、下流側から上流側に向かって幅が小さくなる請求項1に記載の空気調和機。
- 前記遮風部材は、前記羽根の長手方向に回動可能である請求項1に記載の空気調和機。
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