JP6326359B2 - ヒンジキャップ付き容器 - Google Patents
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Description
このヒンジキャップでは、弱化部の破断状態を確認することで、開封があったか否かを判断することができる。
本発明に係るヒンジキャップ付き容器は、内容物が収容される容器本体と、前記容器本体の口部に装着されたヒンジキャップと、を備え、前記ヒンジキャップは、前記口部に容器軸回りに回転自在に装着されるキャップ本体と、前記キャップ本体にヒンジ部を介して連結され、前記口部を開閉する蓋体と、を備え、前記ヒンジキャップには、前記ヒンジキャップを径方向に貫通する配置孔が形成され、前記配置孔には、前記蓋体に上弱化部を介して連結されるとともに前記キャップ本体に下弱化部を介して連結され、前記上弱化部および前記下弱化部が破断したときに、前記蓋体および前記キャップ本体のうちの少なくとも一方から分離される連結片が配置され、前記口部および前記連結片において互いに径方向に対向する各部分のうち、一方には、径方向に窪む窪み部と、前記窪み部の周方向の外側に位置する***部と、が設けられ、他方には、前記窪み部に配置され、前記ヒンジキャップの回転に伴って前記***部上を摺動する突起部が設けられ、前記口部には、前記口部を閉塞する中栓が、周方向の全周にわたって延びる封止弱化部を介して連結され、前記蓋体には、前記中栓が装着され、前記中栓を前記ヒンジキャップとともに回転させる栓装着部が設けられていることを特徴とする。
ヒンジキャップ付き容器を開封するときには、ヒンジキャップを容器本体の口部に対して回転させる。すると、ヒンジキャップに加えられた回転力が、栓装着部を介して中栓に伝達されて封止弱化部が破断される。またこのとき、ヒンジキャップの回転に伴って突起部が***部上を摺動することで、連結片が、***部および突起部により径方向の外側に押し込まれ、口部から径方向の外側に離間する。その後、連結片を例えば指などで把持してヒンジキャップから引き離し、上弱化部および下弱化部を破断すると、連結片が、蓋体およびキャップ本体のうちの少なくとも一方から分離され、連結片による蓋体の回動の規制が解除される。そこで、蓋体をヒンジ部回りに回動させると、中栓が、栓装着部を介して蓋体とともに容器本体の口部から離間し、口部が開放される。
このヒンジキャップでは、上弱化部および下弱化部の破断状態を確認することで、開封があったか否かを判断することができるので、開封の判断における視認性を確保することができる。
また未開封状態では、中栓が容器本体の口部に周方向の全周にわたって封止弱化部を介して連結されていることで、口部を閉塞しているので、未開封状態での密封性を更に向上させることができる。
さらに開封時に、単にヒンジキャップを口部に対して回転させることで、封止弱化部を破断することが可能である上、連結片を口部から径方向の外側に離間させて把持し易くすることができるので、開封操作性を向上させることができる。
なお配置孔が、ヒンジキャップにおいて容器軸を間に挟んでヒンジ部の反対側に位置する部分に配置されていた場合、連結片をヒンジキャップから分離することで、蓋体をヒンジ部回りに回動させるときに、蓋体を配置孔内から押し上げることが可能になり、操作性を向上させることができる。
図1および図2に示すように、ヒンジキャップ付き容器10は、内容物が収容される容器本体20と、容器本体20の口部21に装着されたヒンジキャップ40と、を備えている。本実施形態に係るヒンジキャップ付き容器10は、例えば、内部に収容された液状、ペースト状の内容物を吐出する吐出容器として好適に使用することが可能である。
中栓30の下端面には、上方に向けて窪む凹部32が形成されている。凹部32は、容器軸Oと同軸に配置され、上方に向かうに従い漸次縮径している。
なお蓋体42は、ヒンジ部43を介してキャップ本体41に連結されており、蓋体42がキャップ本体41に対してヒンジ部43回りに回動することで、容器本体20の口部21が開閉される。以下、ヒンジキャップ付き容器10の平面視において、容器軸Oに直交しヒンジ部43を通過する仮想軸に沿う方向を前後方向という。前後方向に沿ってヒンジ部43側を後側といい、容器軸O側(反ヒンジ部側)を前側という。
蓋体42の周壁部は、キャップ本体41と同径に形成され、蓋体42の周壁部およびキャップ本体41は、ヒンジキャップ40の周壁部を形成している。図1に示すように、キャップ本体41の外周面と蓋体42の外周面とは、面一に形成されており、ヒンジキャップ40の外周面を形成している。
芯部45は、容器軸Oと同軸に配置された棒状に形成され、中栓30の上端部を通して中栓30内に嵌合されている。芯部45は、中栓30内に、中栓30の上端部から上方に抜け出し不能に嵌合されている。
伝達部47は、芯部45と囲繞筒部46との間に配置され、蓋体42の頂壁部から下方に向けて突出している。伝達部47は、周方向に同等の間隔をあけて複数配置されている。伝達部47は、中栓30の縦リブ33と同数設けられていて、周方向に隣り合う縦リブ33の間に、上方から差し込まれている。
また未開封状態では、中栓30が容器本体20の口部21に周方向の全周にわたって封止弱化部31を介して連結されていることで、口部21を閉塞しているので、未開封状態での密封性を更に向上させることができる。
さらに開封時に、単にヒンジキャップ40を口部21に対して回転させることで、封止弱化部31を破断することが可能である上、連結片50を口部21から径方向の外側に離間させて把持し易くすることができるので、開封操作性を向上させることができる。
さらに容器本体20が、口部材23と基部材24とが組み合わされてなるので、中栓30と一体に形成された口部材23と、基部材24と、を別個に成形した後、両部材を組み合わせることで、容器本体20を精度良く円滑に形成することができる。また、口部材23と基部材24とを組み合わせる前に、口部材23にヒンジキャップ40を装着させることも可能になり、組み立て順序の多様化を図ることもできる。
20 容器本体
21 口部
23 口部材
24 基部材
30 中栓
31 封止弱化部
40 ヒンジキャップ
41 キャップ本体
42 蓋体
43 ヒンジ部
44 栓装着部
48 配置孔
50 連結片
51 上弱化部
52 下弱化部
56 仲介部材
58 窪み部
59 ***部
59a 傾斜面
60 突起部
O 容器軸
Claims (7)
- 内容物が収容される容器本体と、
前記容器本体の口部に装着されたヒンジキャップと、を備え、
前記ヒンジキャップは、前記口部に容器軸回りに回転自在に装着されるキャップ本体と、前記キャップ本体にヒンジ部を介して連結され、前記口部を開閉する蓋体と、を備え、
前記ヒンジキャップには、前記ヒンジキャップを径方向に貫通する配置孔が形成され、
前記配置孔には、前記蓋体に上弱化部を介して連結されるとともに前記キャップ本体に下弱化部を介して連結され、前記上弱化部および前記下弱化部が破断したときに、前記蓋体および前記キャップ本体のうちの少なくとも一方から分離される連結片が配置され、
前記口部および前記連結片において互いに径方向に対向する各部分のうち、一方には、径方向に窪む窪み部と、前記窪み部の周方向の外側に位置する***部と、が設けられ、他方には、前記窪み部に配置され、前記ヒンジキャップの回転に伴って前記***部上を摺動する突起部が設けられ、
前記口部には、前記口部を閉塞する中栓が、周方向の全周にわたって延びる封止弱化部を介して連結され、
前記蓋体には、前記中栓が装着され、前記中栓を前記ヒンジキャップとともに回転させる栓装着部が設けられていることを特徴とするヒンジキャップ付き容器。 - 前記連結片は、前記上弱化部および前記下弱化部が破断したときに、前記蓋体および前記キャップ本体の両方から分離されることを特徴とする請求項1記載のヒンジキャップ付き容器。
- 前記容器本体は、下端開口部が径方向に挟み込まれて閉塞されるとともに上端開口部に前記口部が配設された胴部を備えるチューブ容器であることを特徴とする請求項1または2に記載のヒンジキャップ付き容器。
- 前記容器本体は、前記口部を形成するとともに前記中栓と一体に形成された口部材と、前記容器本体のうち、前記口部以外の部分を形成する基部材と、が組み合わされてなることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のヒンジキャップ付き容器。
- 前記上弱化部は、前記連結片の上端部を前記蓋体に連結し、
前記下弱化部は、前記連結片の下端部を前記キャップ本体に連結し、
前記連結片における周方向の両端部のうちの少なくとも一方は、前記ヒンジキャップに非連結であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のヒンジキャップ付き容器。 - 前記***部において前記窪み部を形成する周方向の端面には、容器軸に直交する横断面視において、前記窪み部の底面から径方向に離間するに従い漸次、周方向の外側に向けて延びる傾斜面が設けられていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のヒンジキャップ付き容器。
- 前記連結片の下端部には、下方に向けて延び前記キャップ本体に固定された仲介部材が、前記下弱化部を介して連結されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のヒンジキャップ付き容器。
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