JP2015081092A - ヒンジキャップ - Google Patents

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Abstract

【課題】開封作業を、多くの手間や時間をかけずに、かつ、高齢者などの大きな力を出し難い人でも支障なく行うことができるヒンジキャップを提供する。【解決手段】注ぎ口19を有するキャップ本体11と上蓋13とがヒンジ12で接続され、薄肉部24を介して上蓋13と接続されかつ分離可能なスペーサ25が、キャップ本体11と上蓋13との間に位置するように配設され、キャップ本体11の注ぎ口19に、弱化線部20を介して接続された、中栓21が配設され、上蓋13の内部に、中栓21と結合可能な上蓋結合部22が設けられ、スペーサ25が、側面視して、ヒンジ12が設けられている側を頂部として扁平な略三角形となる形状に形成されている。【選択図】図5

Description

本発明はヒンジキャップに関する。
瓶やチューブ容器などに用いられるキャップとして、従来、キャップ本体と上蓋とをヒンジで接続したヒンジキャップが既に広く知られている。このヒンジキャップは、上蓋がキャップ本体に連結されているので、上蓋の紛失の恐れがなく、また片手での開閉操作が可能となり使い勝手が良い。
また、キャップが設けられて開封可能で、開封後に何度も開封したり密封したりすることが可能な構造として、プルオープン式のキャップが知られている。このプルオープン式のキャップは、キャップ本体に開口を形成するための除去可能部が形成され、キャップ本体と除去可能部とが、溝状薄肉部からなるスコアによって接続されて一体化されている。前記除去可能部には支柱が一体に設けられ、この支柱の先端にはプルリングが一体的に設けられている。開封する際には、プルリングに指を挿入して引き上げることにより、スコアを破断させてキャップ本体から除去可能部を切り離すよう構成されている。
しかしながら、このプルオープン式のキャップでは、開封時にプルリングが設けられている狭い場所に指を挿入しなければならないとともに、プルリングに指を挿入して引き上げる動作に比較的大きな力を必要とするので、高齢者などにとって開け難く、利便性が必ずしもよくないという短所があった。
このような短所を改善可能なキャップとして、特許文献1に開示されたキャップがある。このキャップでは、キャップの上方に、薄肉の弱化線部を介してリング状の遊離操作片が一体形成された開蓋体が装着されている。また、開蓋体の内部に略円筒形で下方に突出する切刃が設けられている。開封時には、キャップの外側からリング状の遊離操作片を周方向に沿って切除した後、切刃がついた開蓋体を押し下げて、キャップの内部に設けられた弱化切線の一部を破断させ、さらに開蓋体を回転させることにより、蓋片を切断する。なお、切断された蓋片は、開蓋体の内部に設けられた環状突蓋に係止される。
このキャップでは、開封時に、キャップの外側からリング状の遊離操作片を周方向に沿って切除する動作と、切刃がついた開蓋体を押し下げる動作と、開蓋体を回転させる動作とを順に行うことにより、開封できる。したがって、このキャップを用いた場合には、プルリングが設けられている狭い場所に指を挿入する動作や、プルリングに指を挿入して引き上げる動作を必要とせず、プルリングを引き上げる場合と比較すると、小さな力で開封することができる。
なお、前記特許文献1と類似するキャップ構造として、本体キャップの下方に、薄肉部を介して切断可能なリング状の中栓が一体形成されているとともに、本体キャップの内部に刃(ガイド筒)を形成したものが特許文献2に開示されている。このキャップでも、開封時に、キャップの外側からリング状の中栓を周方向に沿って切除する動作と、刃(ガイド筒)がついた本体キャップを押し下げる動作と、本体キャップを回転させる動作とを順に行うことにより、開封できる。
実開昭54−7958号公報 特開平11−79225号公報
しかしながら、前記特許文献1や特許文献2に開示されたキャップ構造によれば、リング状の遊離操作片や中栓を周方向に沿って切除する動作と、切刃がついた開蓋体や刃(ガイド筒)が設けられた本体キャップを押し下げる動作とに加えて、開蓋体や本体キャップを回転させて、切刃や刃(ガイド筒)により弱化線部を切断する動作が必要である。このため、多くの手間や時間がかかるとともに、開蓋体や本体キャップを回転させる際に、高齢者などの大きな力を出し難い人にとっては開け難いおそれがある。
本発明は上記課題を解決するもので、開封作業を、多くの手間や時間をかけずに、かつ、高齢者などの大きな力を出し難い人でも支障なく行うことができるヒンジキャップを提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、本発明のヒンジキャップは、注ぎ口を有するキャップ本体と上蓋とがヒンジで接続され、薄肉部を介して上蓋またはキャップ本体と接続されかつ分離可能なスペーサが、上蓋をキャップ本体に被せた際にキャップ本体と上蓋との間に位置するように、配設され、キャップ本体の注ぎ口に、弱化線部を介して接続された、中栓が配設され、上蓋の内部に、中栓と結合可能な上蓋結合部が設けられ、前記スペーサが、上蓋をキャップ本体に被せた状態で、ヒンジが当該ヒンジキャップの右側端部または左側端部に位置する姿勢となるように側面視して、前記ヒンジが設けられている側を頂部として扁平な略三角形となる形状に形成され、前記スペーサを、上蓋またはキャップ本体から分離し、上蓋を押し下げることにより、中栓が上蓋結合部に結合され、この状態から上蓋を開けることにより、中栓がキャップ本体から分離されるように構成されていることを特徴とする。
上記構成において、上蓋をキャップ本体に被せるなどした状態で、前記スペーサを、上蓋またはキャップ本体から分離し、上蓋を押し下げることにより、中栓が上蓋結合部に結合される。また、この状態から上蓋を開けることにより、中栓がキャップ本体から分離される。このように上記構成によれば、前記スペーサの上蓋またはキャップ本体からの分離動作と、上蓋の押し下げ動作だけを行い、この後、上蓋を開けることにより、中栓をキャップ本体から分離できる。したがって、開封時に、開蓋体や本体キャップを回転させて、切刃や刃(ガイド筒)により弱化線部を切断する動作を必要とせず、少ない手間や時間で開封動作を行うことができるとともに、高齢者などの大きな力を出し難い人でも支障なく開封動作を行うことができる。
また、本発明は、中栓の上端部が、上蓋結合部に設けられた筒状部に嵌合して結合されるよう構成されていることを特徴とする。また、本発明は、前記スペーサを取り外した状態で、傾斜して閉じられた上蓋に対して中栓が水平な姿勢で取り付けられるように、上蓋結合部が形成されていることを特徴とする。このように、上蓋結合部が形成されていると、スペーサが取り外されて、上蓋が傾斜して閉じられる場合でも、中栓が、キャップ本体の注ぎ口に対して水平な良好な姿勢で密接することとなる。
また、本発明は、前記スペーサに把持可能なタブが形成されていることを特徴とする。このように、前記スペーサに把持可能なタブが形成されていると、開封時にタブを持って前記スペーサをより容易に取り外すことができる。
本発明によれば、キャップ本体と上蓋との間に配設されたスペーサを、上蓋またはキャップ本体から分離し、上蓋を押し下げることにより、中栓が上蓋結合部に結合され、この状態から上蓋を開けることで中栓がキャップ本体から分離されるように構成したことにより、開封時に、開蓋体や本体キャップを回転させて、切刃や刃(ガイド筒)により弱化線部を切断する動作を必要とせず、少ない手間や時間で開封動作を行うことができるとともに、高齢者などの大きな力を出し難い人でも支障なく開封動作を行うことができて、利便性が向上する。また、前記スペーサの形状を、側面視して、前記ヒンジが設けられている側を頂部として扁平な略三角形となる形状に形成したことにより、スペーサを分離した状態で、ヒンジを中心として、上蓋を下方に押し込むことができて、中栓を上蓋の上蓋結合部により強固に結合でき、この後、上蓋を開けた際に、中栓が上蓋の上蓋結合部から外れることをより確実に阻止できて、信頼性が向上する。
また、前記スペーサを取り外した状態で、傾斜して閉じられた上蓋に対して中栓が水平な姿勢で取り付けられるように、上蓋結合部を形成することにより、スペーサが取り外されて、上蓋が傾斜して閉じられる場合でも、中栓が、キャップ本体の注ぎ口に対して水平な良好な姿勢で密接することとなり、上蓋が閉じた状態で内容物が外部に漏れることを良好に防止できて、信頼性が向上する。
本発明の実施の形態に係るヒンジキャップの側面図で、上蓋を開けている状態(初期状態)を示す。 同ヒンジキャップの斜視図で、上蓋を開けている状態(初期の使用前状態)を示す。 (a)は同ヒンジキャップの側面断面図、(b)は図3(a)におけるA部の要部拡大断面図、(c)は図3(a)におけるB部の要部拡大断面図で、それぞれ上蓋を開けている状態(初期の使用前状態)を示す。 (a)および(b)は同ヒンジキャップの側面図および側面断面図で、それぞれ初期状態から上蓋を閉じた状態を示す。 (a)および(b)は同ヒンジキャップの側面図および側面断面図で、それぞれスペーサを分離した状態を示す。 (a)および(b)は同ヒンジキャップの側面図および側面断面図、(c)は、図6(b)におけるC部の要部拡大断面図で、それぞれスペーサを分離した後に、上蓋を押し下げた状態を示す。 (a)および(b)は同ヒンジキャップの部分切断側面図および斜視図で、それぞれ上蓋を押し下げた後に開けた状態(使用状態)を示す。 (a)は本発明の他の実施の形態に係るヒンジキャップの側面断面図、(b)は図8(a)におけるD部の要部拡大断面図であり、それぞれ上蓋を開けている状態(初期の使用前状態)を示す。 同他の実施の形態に係るヒンジキャップの側面断面図で、初期状態から上蓋を閉じた状態を示す。 (a)は同他の実施の形態に係るヒンジキャップの側面断面図、(b)は図10(a)におけるE部の要部拡大断面図であり、それぞれスペーサを分離した後に、上蓋を押し下げた状態を示す。
図1〜図4などに示すように、本発明の実施の形態に係るヒンジキャップ10は、弾性変形可能な性質を有するポリエチレンなどの合成樹脂製であって、キャップ本体11と、ヒンジ12によってキャップ本体11に結合された上蓋13とが一体に形成された構成である。キャップ本体11は、図4(a)、(b)などに示す容器としてのボトル1の上端の口部2に、打栓されるなどして装着されて固定される。ボトル1は、ガラスやポリエチレンテレフタレートなど、ヒンジキャップ10よりも硬質の材料により形成されている。
キャップ本体11は内周面に沿って突起15が形成されている環状のスカート壁14を有し、このスカート壁14がボトル1の口部2に外嵌される。また、キャップ本体11にはインナーリング16が一体に形成されており、このインナーリング16がボトル1の上端の口部2の内方に入り込んだ状態でヒンジキャップ10がボトル1に装着される。
また、キャップ本体11におけるインナーリング16の上縁部は、スカート壁14の上縁部と接続されるとともに、その外周径が少し小さく形成されて上蓋13の外周下縁部に対して弾性的に嵌合可能とされ、キャップ本体11に円板状に設けられた上面部18の外周に接続されている。また、キャップ本体11の上面部18の中央部には上方に筒状に突出する注ぎ口19が一体形成されている。
ヒンジキャップ10は、樹脂成形などにより製造されるが、製造時においては、図3(a)、(b)に示すように、キャップ本体11の注ぎ口19に、薄肉の弱化線部20を介して一体に接続された、中栓21が配設されている。なお、弱化線部20は注ぎ口19の先端部内周の全周にわたって形成され、この弱化線部20と中栓21により、ヒンジキャップ10がボトル1に装着された状態では、ボトル1が密封されて、ボトル1内の内容物が漏れないようになっている。
また、図4(a)、(b)などに示すように、キャップ本体11に上蓋13を被せた状態で、キャップ本体11と上蓋13との間に位置するように、スペーサ25が配設されている。図1〜図5などに示すように(詳しくは後述する)、スペーサ25は、薄肉部(薄肉弱化線部)24を介して上蓋13(またはキャップ本体11)と接続されかつ分離可能とされている。この実施の形態では、スペーサ25が上蓋13の開口部側周縁に、薄肉部(薄肉弱化線部)24を介して一体化された状態で接続されている。また、薄肉部(薄肉弱化線部)24に対応する上蓋13の内面が窪むように形成されているが、上蓋13の外面が窪むように形成して薄肉部(薄肉弱化線部)24を構成したり、上蓋13の外面および内面が窪むように形成して薄肉部(薄肉弱化線部)24を構成したりしてもよい。
ここで、スペーサ25は、図4(a)、(b)に示すように、上蓋13をキャップ本体11に被せた状態で、ヒンジ12がヒンジキャップ10の右側端部(または左側端部)に位置する姿勢となるように側面視して、ヒンジ12が設けられている側を頂部として扁平な略三角形(三角形や、扇形など)となる形状に形成されている。すなわち、この実施の形態では、側面視して、薄肉部(薄肉弱化線部)24がヒンジ12側ほど下方となるように傾斜して(ヒンジ12が設けられている箇所に向かって傾斜するように)形成されている。また、スペーサ25の周方向の両端部には、下方に向かって延びるタブ(把持部)26が形成され、このタブ26を把持して、スペーサ25を破断できるよう構成されている。また、上蓋13をキャップ本体11に被せた際に、タブ26に対応するように、キャップ本体11のスカート壁14の一部には、タブ26を収容可能な凹部27が形成されている。
上蓋13の内部、詳しくは上蓋13の本体部である上蓋本体の天面部13aの内側には、中栓21と結合可能な上蓋結合部22が一体に設けられている。この実施の形態では、上蓋結合部22は、図3(c)などに示すように、内筒結合部(筒状部として機能する)22aと外筒結合部22bとから構成され、内筒結合部22aの先端部には、外周側に突出する結合突起22cが全周に一体形成されている。また、これに対応して、図3(b)などに示すように、中栓21の上縁部内周にも結合突部21aが全周に一体形成されている。そして、詳しくは後述するが、図6(b)、(c)に示すように、中栓21の結合突部21aは、内筒結合部22aの結合突起22cと係合して、中栓21が上蓋結合部22に結合可能に構成されている。なお、この実施の形態では、上蓋結合部22(内筒結合部22aおよび外筒結合部22b)は、上蓋本体の天面部13aの面に対して直交する姿勢で内側に突出する形状とされている。
上記構成において、図1〜図3に示すように、ヒンジキャップ10は、樹脂成形などにより製品化された状態では、キャップ本体11の注ぎ口19に、薄肉の弱化線部20を介して、中栓21が一体的に接続されている。したがって、図4に示すように、キャップ本体11に上蓋13が被せられた状態で、内容物が入れられたボトル1に、ヒンジキャップ10が装着されるが、この状態では、ボトル1が密封されて、ボトル1内の内容物が漏れることはない。
開封する際には、まず、タブ26を把持して、ヒンジキャップ10の外周側に広げるようにして、図5に示すように、薄肉部(薄肉弱化線部)24からスペーサ25を破断させ、上蓋13から分離する。この後、図6に示すように、上蓋13を押し下げる。これにより、ヒンジ12を中心として、スペーサ25が配設された空間の分だけ、上蓋13を良好に下方に押し込むことができる。そして、まず、中栓21の結合突部21aが設けられている上縁部が、上蓋結合部22の内筒結合部22aと外筒結合部22bとの間に嵌り込み、中栓21の結合突部21aが内筒結合部22aの結合突起22cと係合して、中栓21が上蓋結合部22に強固に結合される。
この場合に、スペーサ25の形状を、側面視して、ヒンジ12が設けられている側を頂部として扁平な略三角形となる形状に形成したことにより、スペーサ25を分離した状態で、ヒンジ12を中心として、上蓋13を良好に下方に押し込むことができる。これにより、中栓21を上蓋13の上蓋結合部22により強固に結合できる。
この後、図7に示すように、上蓋13を開けると、中栓21が上蓋13の上蓋結合部22により強固に結合されているので、中栓21とキャップ本体11とを接続していた薄肉の弱化線部20が破断され、中栓21はキャップ本体11から分離されて上蓋13の裏面に取り付けられた状態となる。
このように上記構成によれば、スペーサ25の上蓋13からの分離動作と、上蓋13の押し下げ動作だけを行い、この後、上蓋13を開けることにより、中栓21をキャップ本体11から容易に分離できる。したがって、開封時に、従来のような、開蓋体や本体キャップを回転させて、切刃や刃(ガイド筒)により弱化線部を切断する動作を必要とせず、少ない手間や時間で開封動作を行うことができる。また、高齢者などの大きな力を出し難い人でも支障なく開封動作を行うことができて、利便性が向上する。
また、上記の実施の形態では、上蓋13が押し込まれた際に、中栓21が内筒結合部22aと外筒結合部22bとの間に挟持された状態で嵌合するとともに、中栓21の結合突部21aが、筒状部としての内筒結合部22aに設けられた結合突起22cに係合して、中栓21が上蓋結合部22に良好に結合される場合を述べたが、これに代えて結合突起を外筒結合部22bに形成したり、結合突起を内筒結合部22aおよび外筒結合部22bの両方に形成したりして、中栓21を上蓋13に結合させるよう構成してもよい。
また、上記構成によれば、スペーサ25に把持可能なタブ26が形成されているので、開封時にタブ26を持ってスペーサ25をより容易に取り外すことができ、良好な利便性を維持することができる。
なお、上記実施の形態では、上蓋結合部22(内筒結合部22aおよび外筒結合部22b)が、上蓋本体の天面部13aの面に対して直交する姿勢で内側に突出されている場合を述べたが、これに限るものではない。すなわち、この構成によれば、図6(a)、(b)に示すように、スペーサ25を取り外した後、キャップ本体11に上蓋13を閉じると、スペーサ25がないので、上蓋13が少し傾斜した姿勢で被せられる。そのため、上蓋本体(上蓋13の本体部)の天面部13aとともに、中栓21が少し傾斜した姿勢で、キャップ本体11の注ぎ口19に当接することになる。したがって、上蓋13を閉じた状態でも、ヒンジキャップ10を装着したボトル1が強く振られるなど、場合によっては、上蓋が閉じた状態で内容物が外部に漏れるおそれがある。
このような不具合を改善する他の実施の形態に係るヒンジキャップ10を、図8〜図10に示す。このヒンジキャップ10では、スペーサ25を取り外した状態で、傾斜して閉じられた上蓋13に対して中栓21が水平な姿勢で取り付けられるように、上蓋結合部22が形成されている。この実施の形態では、上蓋本体の天面部13aにおける上蓋結合部22が形成されている面(上蓋結合部形成面22d)が、スペーサ25を取り外した状態で、上蓋13が傾斜して閉じられた際に、ほぼ水平となるように形成されており、この上蓋結合部形成面22dから、中栓21を係止する内筒結合部22eおよび結合突起22fが形成されている。そして、スペーサ25を取り外して上蓋13を閉じると、中栓21の上縁部が上蓋結合部形成面22dに当接した状態で、中栓21の結合突部21aが上蓋結合部22の結合突起22fや内筒結合部22eに係合し、これにより、中栓21が水平な姿勢でキャップ本体11の注ぎ口19に当接する。
この結果、スペーサ25が取り外されて、上蓋13が傾斜して閉じられる場合でも、中栓21が、キャップ本体11の注ぎ口19に対して水平な良好な姿勢で密接することとなり、上蓋13が閉じた状態で内容物が外部に漏れることを良好に防止できて、信頼性が向上する。
なお、上記実施の形態においては、スペーサ25を薄肉の弱化線部20を介して、上蓋13の開口部側周縁に接続させた場合を述べたが、これに代えて、同様な形状のスペーサ25を薄肉の弱化線部を介してキャップ本体11のスカート壁14の上方に形成してもよく、この場合にも、スペーサ25をキャップ本体11のスカート壁14から分離すると同様な作用効果が得られる。
1 ボトル
2 口部
10 ヒンジキャップ
11 キャップ本体
12 ヒンジ
13 上蓋
19 注ぎ口
20 弱化線部
21 中栓
22 上蓋結合部
22a 内筒結合部(筒状部)
22b 外筒結合部
22c 結合突起
22d 上蓋結合部形成面
22e 内筒結合部
22f 結合突起
24 薄肉部(薄肉弱化線部)
25 スペーサ
26 タブ

Claims (4)

  1. 注ぎ口を有するキャップ本体と上蓋とがヒンジで接続され、
    薄肉部を介して上蓋またはキャップ本体と接続されかつ分離可能なスペーサが、上蓋をキャップ本体に被せた際にキャップ本体と上蓋との間に位置するように、配設され、
    キャップ本体の注ぎ口に、弱化線部を介して接続された、中栓が配設され、
    上蓋の内部に、中栓と結合可能な上蓋結合部が設けられ、
    前記スペーサが、ヒンジが当該ヒンジキャップの左側端部または右側端部に位置するように側面視して、前記ヒンジが設けられている側を頂部として扁平な略三角形となる形状に形成され、
    前記スペーサを、上蓋またはキャップ本体から分離し、上蓋を押し下げることにより、中栓が上蓋結合部に結合され、この状態から上蓋を開けることにより、中栓がキャップ本体から分離されるように構成されていることを特徴とするヒンジキャップ。
  2. 中栓の上端部が、上蓋結合部に設けられた筒状部に嵌合して結合されるよう構成されていることを特徴とする請求項1記載のヒンジキャップ。
  3. 前記スペーサを取り外した状態で、傾斜して閉じられた上蓋に対して中栓が水平な姿勢で取り付けられるように、上蓋結合部が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のヒンジキャップ。
  4. 前記スペーサに把持可能なタブが形成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のヒンジキャップ。
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