JP6323144B2 - 重合性化合物及び光学異方体 - Google Patents

重合性化合物及び光学異方体 Download PDF

Info

Publication number
JP6323144B2
JP6323144B2 JP2014088131A JP2014088131A JP6323144B2 JP 6323144 B2 JP6323144 B2 JP 6323144B2 JP 2014088131 A JP2014088131 A JP 2014088131A JP 2014088131 A JP2014088131 A JP 2014088131A JP 6323144 B2 JP6323144 B2 JP 6323144B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
formula
oco
coo
compound represented
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014088131A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015205843A (ja
Inventor
雅弘 堀口
雅弘 堀口
楠本 哲生
哲生 楠本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DIC Corp
Original Assignee
DIC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by DIC Corp filed Critical DIC Corp
Priority to JP2014088131A priority Critical patent/JP6323144B2/ja
Publication of JP2015205843A publication Critical patent/JP2015205843A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6323144B2 publication Critical patent/JP6323144B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K19/00Liquid crystal materials
    • C09K19/04Liquid crystal materials characterised by the chemical structure of the liquid crystal components, e.g. by a specific unit
    • C09K19/06Non-steroidal liquid crystal compounds
    • C09K19/08Non-steroidal liquid crystal compounds containing at least two non-condensed rings
    • C09K19/10Non-steroidal liquid crystal compounds containing at least two non-condensed rings containing at least two benzene rings
    • C09K19/14Non-steroidal liquid crystal compounds containing at least two non-condensed rings containing at least two benzene rings linked by a carbon chain
    • C09K19/18Non-steroidal liquid crystal compounds containing at least two non-condensed rings containing at least two benzene rings linked by a carbon chain the chain containing carbon-to-carbon triple bonds, e.g. tolans
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K19/00Liquid crystal materials
    • C09K19/04Liquid crystal materials characterised by the chemical structure of the liquid crystal components, e.g. by a specific unit
    • C09K2019/0444Liquid crystal materials characterised by the chemical structure of the liquid crystal components, e.g. by a specific unit characterized by a linking chain between rings or ring systems, a bridging chain between extensive mesogenic moieties or an end chain group
    • C09K2019/0448Liquid crystal materials characterised by the chemical structure of the liquid crystal components, e.g. by a specific unit characterized by a linking chain between rings or ring systems, a bridging chain between extensive mesogenic moieties or an end chain group the end chain group being a polymerizable end group, e.g. -Sp-P or acrylate

Description

本発明は重合性基を有する化合物、当該化合物を含有する重合性組成物及び当該重合性組成物を用いた光学異方体に関する。
重合性基を有する化合物(重合性化合物)は種々の光学材料に使用される。例えば、重合性化合物を含む重合性組成物を液晶状態で配列させた後、重合させることにより、均一な配向を有する重合体を作製することが可能である。このような重合体は、ディスプレイに必要な偏光板、位相差板、3D表示を行うために必要なレンチキュラーレンズ等に使用することができる。多くの場合、要求される光学特性、重合速度、溶解性、融点、ガラス転移温度、重合体の透明性、機械的強度、表面硬度、耐熱性及び耐光性を満たすために、2種類以上の重合性化合物を含む重合性組成物が使用される。その際、使用する重合性化合物には、他の特性に悪影響を及ぼすことなく、重合性組成物に良好な物性をもたらすことが求められる。
人間は左右の各々の目から入った映像が脳内で一体化する際に、奥行きや立体感を感じる。3D表示は、右目用及び左目用に別々の角度で撮影した映像を各々右目及び左目に送ることにより、奥行きや立体感を感じさせる仕組みである。右目用及び左目用の各々の映像を各々の目に送る方法として、レンチキュラーレンズを使用したものが知られている。
重合性化合物をレンチキュラーレンズ用に使用する場合には、重合前の重合性組成物を調製した際に、長時間保管しても重合性組成物から、その成分中の重合性化合物が析出することが無いことが重要である。析出が発生しやすい重合性組成物を使用した場合、重合性組成物を調製した後、重合物を製造までの期間に析出が発生する可能性が高くなる。その場合、析出の生じた重合性組成物を加熱等の操作によって再度溶解させなければならず、プロセス上著しく不利である。また、3Dディスプレイ用途にレンチキュラーレンズを使用する場合には、ディスプレイの内部部品のレイアウト自由度やディスプレイそのもののデザイン性の観点から、レンチキュラーレンズの膜厚がなるべく小さいことが好ましい。そのため、使用する重合性化合物には他の特性に悪影響を及ぼすことなく、屈折率異方性が大きいことが望まれる。また、重合性組成物を基材に塗布した後、ラビング処理した樹脂金型を取り付け、紫外線を照射し重合させるが、その際塗布した重合性組成物にヘイズが生じないことが好ましい。ヘイズの生じたレンチキュラーレンズを、例えば3Dディスプレイに使用した場合、3D表示の品質が低下したり、ディスプレイの明るさにムラが生じたりしてしまい、ディスプレイ製品の品質を大きく低下させてしまう問題がある。
当該分野において屈折率異方性の大きな化合物として種々の重合性化合物が知られているが、それらの重合性化合物は、重合性組成物に添加した場合に結晶の析出が起こり、保存安定性が不十分であったり、重合性組成物を基材に塗布した後ラビング処理した樹脂金型を取り付けるとヘイズが生じてしまったりする問題があった(特許文献1、2、3、4)。
特表2013−534646号公報 特開2012−214756号公報 特開2000−281629号公報 特表2002−542219号公報
本発明が解決しようとする課題は、重合性組成物に添加した際に結晶の析出等が起こらず高い保存安定性を有し、屈折率異方性の大きな重合性化合物を提供し、当該重合性化合物を含有する重合性組成物に樹脂金型を取り付け重合させた際にヘイズが生じにくい重合性組成物を提供することである。更に、当該重合性組成物を重合させることで得られる重合体及び当該重合体を用いた光学異方体を提供することである。
本願発明は一般式(I)
Figure 0006323144
(式中、P及びPは各々独立して重合性基を表し、S及びSは各々独立してスペーサー基を表すが、S及び/又はSが複数存在する場合それらは同一であっても異なっていても良く、X及びXは各々独立して−O−、−S−、−OCH−、−CHO−、−CO−、−COO−、−OCO−、−CO−S−、−S−CO−、−O−CO−O−、−CO−NH−、−NH−CO−、−SCH−、−CHS−、−CFO−、−OCF−、−CFS−、−SCF−、−CH=CH−COO−、−CH=CH−OCO−、−COO−CH=CH−、−OCO−CH=CH−、−COO−CHCH−、−OCO−CHCH−、−CHCH−COO−、−CHCH−OCO−、−COO−CH−、−OCO−CH−、−CH−COO−、−CH−OCO−、−CH=CH−、−N=N−、−CH=N−N=CH−、−CF=CF−、−C≡C−又は単結合を表すが、X及び/又はXが複数存在する場合それらは同一であっても異なっていても良く(ただし、P−S、S−X、X−S、及びS−Pは、−O−O−、−NH−O−、−O−NH−、−O−S−又は−S−O−基を含まない。)、n1及びn2は0から8の整数を表し、A、A及びAは各々独立して1,4−フェニレン基、1,4−シクロヘキシレン基、ピリジン−2,5−ジイル基、ピリミジン−2,5−ジイル基、ナフタレン−2,6−ジイル基、ナフタレン−1,4−ジイル基、テトラヒドロナフタレン−2,6−ジイル基、デカヒドロナフタレン−2,6−ジイル基又は1,3−ジオキサン−2,5−ジイル基を表すが、これらの基は無置換又は1つ以上のLによって置換されても良いが、A、A及び/又はAが複数現れる場合は各々同一であっても異なっていても良く、Bはナフタレン−2,6−ジイル基を表すが、当該基は無置換又は1つ以上のLによって置換されても良く、Z及びZは各々独立して−O−、−S−、−OCH−、−CHO−、−CHCH−、−CO−、−COO−、−OCO−、−CO−S−、−S−CO−、−O−CO−O−、−CO−NH−、−NH−CO−、−SCH−、−CHS−、−CFO−、−OCF−、−CFS−、−SCF−、−CH=CH−COO−、−CH=CH−OCO−、−COO−CH=CH−、−OCO−CH=CH−、−COO−CHCH−、−OCO−CHCH−、−CHCH−COO−、−CHCH−OCO−、−COO−CH−、−OCO−CH−、−CH−COO−、−CH−OCO−、−CH=CH−、−N=N−、−CH=N−N=CH−、−CF=CF−、−C≡C−又は単結合を表すが、Z及び/又はZが複数現れる場合は各々同一であっても異なっていても良く、m1及びm2は0、1又は2を表すが、m1+m2は0、1又は2を表し、Lはフッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、ペンタフルオロスルフラニル基、シアノ基、ニトロ基、イソシアノ基、アミノ基、ヒドロキシル基、メルカプト基、メチルアミノ基、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基、ジイソプロピルアミノ基、トリメチルシリル基、ジメチルシリル基、チオイソシアノ基、又は、1個の−CH−又は隣接していない2個以上の−CH−が各々独立して−O−、−S−、−CO−、−COO−、−OCO−、−CO−S−、−S−CO−、−O−CO−O−、−CO−NH−、−NH−CO−、−CH=CH−COO−、−CH=CH−OCO−、−COO−CH=CH−、−OCO−CH=CH−、−CH=CH−、−CF=CF−、−C≡C−から選択される基によって置換されても良い炭素原子数1から12の直鎖又は分岐アルキル基を表すが、m1+m2が0の場合、A及びBで表される基の一方又は両方は、1個又は2個以上の置換基Lによって置換され、m1+m2が1又は2の場合、存在するA、A、A又はBで表される基の1個又は2個以上は、1個又は2個以上の置換基Lによって置換されるが、Lが複数存在する場合それらは同一であっても異なっていても良い。)で表される化合物を提供し、併せて当該化合物を含有する組成物、当該組成物を重合させることにより得られる重合体及び当該重合体を用いた光学異方体、当該化合物を用いた樹脂、樹脂添加剤、オイル、フィルター、接着剤、粘着剤、油脂、インキ、医薬品、化粧品、洗剤、建築材料、液晶材料、電子材料、自動車部品、機械部品、農薬及び食品並びにそれらを使用した製品を提供する。
本願発明の化合物は、重合性組成物を構成した場合に保存安定性が高く、屈折率異方性が大きいことから重合性組成物の構成部材として有用である。また、本願発明の化合物を含有する組成物を用いた光学異方体は、樹脂金型を取り付けた際にヘイズが生じにくいことからレンチキュラーレンズ等の光学材料の用途に有用である。
本願発明は一般式(I)で表される化合物を提供し、併せて当該化合物を含有する組成物、当該組成物を重合させることにより得られる重合体及び当該重合体を用いた光学異方体を提供する。
一般式(I)においてP及びPは各々独立して、重合性基を表すが、下記の式(P−1)から式(P−20)
Figure 0006323144
から選ばれる基を表すことが好ましく、これらの重合性基はラジカル重合、ラジカル付加重合、カチオン重合及びアニオン重合により重合する。特に重合方法として紫外線重合を行う場合には、式(P−1)、式(P−2)、式(P−3)、式(P−4)、式(P−5)、式(P−7)、式(P−11)、式(P−13)、式(P−15)又は式(P−18)が好ましく、式(P−1)、式(P−2)、式(P−3)、式(P−8)、式(P−11)又は式(P−13)がより好ましく、式(P−1)、式(P−2)又は式(P−3)がさらに好ましく、式(P−1)又は式(P−2)が特に好ましい。
及びSは各々独立してスペーサー基を表すが、S及び/又はSが複数存在する場合それらは同一であっても異なっていても良い。液晶性、原料の入手容易さ及び合成の容易さの観点から、1個の−CH−又は隣接していない2個以上の−CH−が各々独立して−O−、−COO−、−OCO−又は−OCO−O−に置き換えられても良い炭素原子数1から20のアルキレン基を表すことが好ましく(ただし、P−S、S−X、X−S、及びS−Pは、−O−O−、−NH−O−、−O−NH−、−O−S−又は−S−O−基を含まない。)、1個の−CH−又は隣接していない2個以上の−CH−が各々独立して−O−、−COO−、−OCO−に置き換えられても良い炭素原子数1から10のアルキレン基を表すことがより好ましく、各々独立して炭素原子数1から8のアルキレン基を表すことが特に好ましい。
及びXは各々独立して−O−、−S−、−OCH−、−CHO−、−CO−、−COO−、−OCO−、−CO−S−、−S−CO−、−O−CO−O−、−CO−NH−、−NH−CO−、−SCH−、−CHS−、−CFO−、−OCF−、−CFS−、−SCF−、−CH=CH−COO−、−CH=CH−OCO−、−COO−CH=CH−、−OCO−CH=CH−、−COO−CHCH−、−OCO−CHCH−、−CHCH−COO−、−CHCH−OCO−、−COO−CH−、−OCO−CH−、−CH−COO−、−CH−OCO−、−CH=CH−、−N=N−、−CH=N−N=CH−、−CF=CF−、−C≡C−又は単結合を表すが、X及び/又はXが複数存在する場合それらは同一であっても異なっていても良い。原料の入手容易さ及び合成の容易さの観点から各々独立して−O−、−OCH−、−CHO−、−COO−、−OCO−、−COO−CHCH−、−OCO−CHCH−、−CHCH−COO−、−CHCH−OCO−又は単結合を表すことが好ましく、各々独立して−O−、−COO−、−OCO−又は単結合を表すことが特に好ましい。
n1及びn2は各々独立して0から8の整数を表すが、液晶性、保存安定性、樹脂金型を取り付けた際のヘイズの生じにくさ、原料の入手容易さ及び合成の容易さの観点から0から4の整数を表すことが好ましく、0、1又は2を表すことがより好ましく、1又は2を表すことがさらに好ましく、1を表すことが特に好ましい。
及びZは各々独立して−O−、−S−、−OCH−、−CHO−、−CHCH−、−CO−、−COO−、−OCO−、−CO−S−、−S−CO−、−O−CO−O−、−CO−NH−、−NH−CO−、−SCH−、−CHS−、−CFO−、−OCF−、−CFS−、−SCF−、−CH=CH−COO−、−CH=CH−OCO−、−COO−CH=CH−、−OCO−CH=CH−、−COO−CHCH−、−OCO−CHCH−、−CHCH−COO−、−CHCH−OCO−、−COO−CH−、−OCO−CH−、−CH−COO−、−CH−OCO−、−CH=CH−、−N=N−、−CH=N−N=CH−、−CF=CF−、−C≡C−又は単結合を表すが、Z及び/又はZが複数現れる場合は各々同一であっても異なっていても良い。保存安定性、液晶性、樹脂金型を取り付けた際のヘイズの生じにくさの観点から各々独立して−OCH−、−CHO−、−CHCH−、−COO−、−OCO−、−COO−CHCH−、−OCO−CHCH−、−CHCH−COO−、−CHCH−OCO−、−C≡C−又は単結合を表すことが好ましく、各々独立して−COO−、−OCO−又は単結合を表すことがより好ましく、単結合を表すことが特に好ましい。
、A及びAは各々独立して無置換又は1つ以上のLによって置換されても良い1,4−フェニレン基、1,4−シクロヘキシレン基、ピリジン−2,5−ジイル基、ピリミジン−2,5−ジイル基、ナフタレン−2,6−ジイル基、ナフタレン−1,4−ジイル基、テトラヒドロナフタレン−2,6−ジイル基、デカヒドロナフタレン−2,6−ジイル基又は1,3−ジオキサン−2,5−ジイル基を表すが、A及び/又はAが複数現れる場合は各々同一であっても異なっていても良い。液晶性、原料の入手容易さ及び合成の容易さの観点から下記の式(a−1)から式(a−6)
Figure 0006323144
及び下記の式(a−7)から式(a−14)
Figure 0006323144
から選ばれる基を表すことが好ましく、各々独立して式(a−1)から式(a−6)又は式(a−7)から式(a−9)から選ばれる基を表すことがより好ましく、各々独立して式(a−1)から式(a−6)又は式(a−7)から選ばれる基を表すことが特に好ましい。
Bは無置換又は1つ以上のLによって置換されても良いナフタレン−2,6−ジイル基を表すが、原料の入手容易さ及び合成の容易さの観点から下記の式(b−1)から式(b−3)
Figure 0006323144
から選ばれる基を表すことが好ましく、式(b−1)で表される基を表すことが特に好ましい。
m1及びm2は0、1又は2を表しm1+m2は0、1又は2を表すが、合成の容易さ、保存安定性及び液晶性の観点から、m1及びm2は0又は1を表すことが好ましく、m1及びm2は0又は1を表しm1+m2は0又は1を表すことが特に好ましい。
特に、m1+m2が0の場合、A又はBで表される基のうち少なくとも1つは少なくとも1つの置換基Lによって置換され、m1+m2が1又は2の場合、A、A、A又はBで表される基のうち少なくとも1つは少なくとも1つの置換基Lによって置換される。
また、m1+m2が0の場合、Aで表される基が少なくとも1つの置換基Lによって置換されることが好ましく、Aは上記式(a−2)から式(a−4)、式(a−6)から選ばれる基を表すことがより好ましく、Aは上記式(a−2)又は式(a−3)から選ばれる基を表すことがさらに好ましく、Aは上記式(a−3)の基を表すことが特に好ましい。
また、m1+m2が1の場合、A又はA、A又はAで表される基のうち少なくとも1つは少なくとも1つの置換基Lによって置換されることが好ましく、置換基Lによって置換されたA及び/又はA、A及び/又はAは上記式(a−2)から式(a−4)から選ばれる基を表すことがより好ましく、式(a−2)又は式(a−3)から選ばれる基を表すことがさらに好ましく、Aを有する場合Aで表される基が置換基Lによって置換されていることが特に好ましく、Aを有する場合A又はAで表される基のいずれか一方が置換基Lによって置換されていることが特に好ましい。Aを有する場合Aは上記式(a−2)から式(a−4)から選ばれる基を表すことがより好ましく、式(a−2)又は式(a−3)から選ばれる基を表すことがさらに好ましく、式(a−3)の基を表すことが特に好ましい。Aを有する場合A又はAで表される基のいずれか一方が上記式(a−2)から式(a−4)から選ばれる基を表すことがより好ましく、式(a−2)又は式(a−3)から選ばれる基を表すことがさらに好ましく、Aが式(a−1)の基を表しAが式(a−2)の基を表すか、Aが式(a−3)の基を表しAが式(a−1)の基を表すことが特に好ましい。また、m1+m2が1の場合、m1が0を表し、m2が1を表す場合が特に好ましい。
置換基Lはフッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、ペンタフルオロスルフラニル基、シアノ基、ニトロ基、イソシアノ基、アミノ基、ヒドロキシル基、メルカプト基、メチルアミノ基、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基、ジイソプロピルアミノ基、トリメチルシリル基、ジメチルシリル基、チオイソシアノ基、若しくは、1個の−CH−又は隣接していない2個以上の−CH−が各々独立して−O−、−S−、−CO−、−COO−、−OCO−、−CO−S−、−S−CO−、−O−CO−O−、−CO−NH−、−NH−CO−、−CH=CH−COO−、−CH=CH−OCO−、−COO−CH=CH−、−OCO−CH=CH−、−CH=CH−、−CF=CF−又は−C≡C−によって置換されても良い炭素原子数1から12の直鎖又は分岐アルキル基を表すが、Lが複数存在する場合それらは同一であっても異なっていても良く、液晶性、合成の容易さ及び原料の入手容易さの観点からフッ素原子、塩素原子、シアノ基、ニトロ基、若しくは、1個の−CH−又は隣接していない2個以上の−CH−が各々独立して−O−、−COO−、−OCO−によって置換されても良い炭素原子数1から12の直鎖又は分岐アルキル基を表すことが好ましく、フッ素原子、塩素原子、炭素原子数1から7の直鎖アルコキシ基、炭素原子数1から8の直鎖アルキル基を表すことがより好ましく、フッ素原子、塩素原子、メチル基、メトキシ基を表すことが特に好ましい。置換基Lは、液晶性、保存安定性、樹脂金型を取り付けた際のヘイズの生じにくさ、原料の入手容易さ及び合成の容易さの観点からの観点から、化合物中に1つ以上4つ以下有することが好ましく、1つ又は2つ有することがさらに好ましく、1つ有することが特に好ましい。また、置換基Lは、液晶性、保存安定性、樹脂金型を取り付けた際のヘイズの生じにくさ、原料の入手容易さ及び合成の容易さの観点からの観点から、1,4−フェニレン基、ナフタレン−2,6−ジイル基、及び/又は1,4−シクロヘキシレン基に有することが好ましく、1,4−フェニレン基、及び/又はナフタレン−2,6−ジイル基に有することがさらに好ましく、1,4−フェニレン基に有することが特に好ましい。
一般式(I)で表される化合物として具体的には、下記の式(I−1)から式(I−106)で表される化合物が好ましい。
Figure 0006323144
Figure 0006323144
Figure 0006323144
Figure 0006323144
Figure 0006323144
Figure 0006323144
Figure 0006323144
Figure 0006323144
Figure 0006323144
Figure 0006323144
Figure 0006323144
Figure 0006323144
Figure 0006323144
Figure 0006323144
Figure 0006323144
Figure 0006323144
Figure 0006323144
Figure 0006323144
Figure 0006323144
Figure 0006323144
Figure 0006323144
Figure 0006323144
本願発明の化合物は以下の製法で製造することができる。
(製法1)下記式(S−10)で表される化合物の製造
Figure 0006323144
(式中、P、P、S、S、Lは各々独立して一般式(I)で定義されたものと同一のものを表し、rは各々独立して0から4の整数を表し、sは各々独立して0から3の整数を表し、halogenは各々独立してハロゲン原子又はハロゲン等価体を表す。)
一般式(S−1)で表される化合物を例えば塩基存在下一般式(S−2)で表される化合物と反応させることにより一般式(S−3)で表される化合物を得る。塩基の具体例としては炭酸カリウム、炭酸セシウム等が挙げられる。
一般式(S−4)で表される化合物を例えば塩基存在下一般式(S−5)で表される化合物と反応させることにより一般式(S−6)で表される化合物を得る。塩基の具体例としては炭酸カリウム、炭酸セシウム等が挙げられる。
一般式(S−6)で表される化合物を例えばトリメチルシリルアセチレン等と反応させることにより一般式(S−7)で表される化合物を得ることができる。反応例として例えばパラジウム触媒、銅触媒及び塩基を用いた薗頭カップリング反応が挙げられる。パラジウム触媒の具体例としては[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリド、酢酸パラジウム(II)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)等が挙げられる。銅触媒の具体例としてはヨウ化銅(I)が挙げられる。塩基の具体例としてはトリエチルアミン等が挙げられる。反応条件としては例えばMetal−Catalyzed Cross−Coupling Reactions(Armin de Meijere、Francois Diedrich共著、Wiley−VCH)、Palladium Reagents and Catalysts:New Perspectives for the 21st Century(Jiro Tsuji著、Wiley & Sons,Ltd.)、Cross−Coupling Reactions:A Practical Guide(Topics in Current Chemistry)(S.L.Buchwald、K.Fugami、T.Hiyama、M.Kosugi、M.Miura、N.Miyaura、A.R.Muci、M.Nomura、E.Shirakawa、K.Tamao著、Springer)等の文献に記載の方法が挙げられる。
一般式(S−7)で表される化合物を例えば炭酸カリウム及びメタノール存在下反応させることにより一般式(S−8)で表される化合物を得る。エチニル基の導入方法としてはトリメチルシリルアセチレンを用いる方法の他に、2−メチル−3−ブチン−2−オール又はアセチレンを用いる方法が挙げられる。
一般式(S−8)で表される化合物を一般式(S−3)で表される化合物と反応させることにより一般式(S−9)で表される化合物を得ることができる。反応例として例えばパラジウム触媒、銅触媒及び塩基を用いた薗頭カップリング反応が挙げられる。パラジウム触媒、銅触媒及び塩基の具体例としては前記のものが挙げられる。反応条件としては前記文献に記載の方法が挙げられる。
一般式(S−9)で表される化合物に重合性基を導入することにより一般式(S−10)で表される化合物を得る。
前記各工程において記載した以外の反応条件として、例えば実験化学講座(日本化学会編、丸善株式会社発行)、Organic Syntheses(A John Wiley & Sons,Inc.,Publication)、Beilstein Handbook of Organic Chemistry(Beilstein−Institut fuer Literatur der Organischen Chemie、Springer−Verlag Berlin and Heidelberg GmbH & Co.K)、Fiesers’ Reagents for Organic Synthesis(John Wiley & Sons,Inc.)等の文献に記載のもの又はSciFinder(Chemical Abstracts Service,American Chemical Society)、Reaxys(Elsevier Ltd.)等のデータベースに収載のものが挙げられる。
各工程において必要に応じてP、P、S、S、Lで表される基を保護、脱保護することができる。保護基としては、例えば、GREENE’S PROTECTIVE GROUPS IN ORGANIC SYNTHESIS((Fourth Edition)、PETER G.M.WUTS、THEODORA W.GREENE共著、A John Wiley & Sons,Inc.,Publication)等に記載の保護基が挙げられる。
また、各工程において適宜反応溶媒を用いることができる。溶媒の具体例としてはエタノール、テトラヒドロフラン、トルエン、ジクロロメタン、水等が挙げられる。有機溶媒及び水の二相系で反応を行う場合、相間移動触媒を添加することも可能である。相間移動触媒の具体例としてはベンジルトリメチルアンモニウムブロミド、テトラブチルアンモニウムブロミド等が挙げられる。
また、各工程において必要に応じて精製を行うことができる。精製方法としてはクロマトグラフィー、再結晶、蒸留、昇華、再沈殿、吸着、分液処理等が挙げられる。精製剤の具体例としてはシリカゲル、アルミナ、活性炭等が挙げられる。
(製法2)下記式(S−24)で表される化合物の製造
Figure 0006323144
(式中、P、P、S、S、Lは各々独立して一般式(I)で定義されたものと同一のものを表し、rは各々独立して0から4の整数を表し、sは各々独立して0から3の整数を表し、halogenは各々独立してハロゲン原子又はハロゲン等価体を表し、PGは保護基を表す。)
一般式(S−11)で表される化合物のヒドロキシル基を保護基(PG)により保護する。保護基(PG)としては、脱保護工程に至るまで安定に保護しうるものであれば特に制限は無いが、例えば、GREENE’S PROTECTIVE GROUPS IN ORGANIC SYNTHESIS((Fourth Edition)、PETER G.M.WUTS、THEODORA W.GREENE共著、A John Wiley & Sons,Inc.,Publication)等に挙げられている保護基(PG)が好ましい。保護基の具体例としてはテトラヒドロピラニル基等が挙げられる。
一般式(S−12)で表される化合物をホウ酸化することにより一般式(S−13)で表される化合物を得る。ホウ酸化の方法としては一般式(S−12)で表される化合物をグリニャール試薬へと誘導し、ホウ酸エステルと反応させた後、加水分解する方法、又は一般式(S−12)で表される化合物をハロゲンリチウム交換反応によりリチオ化し、ホウ酸エステルと反応させた後、加水分解する方法が挙げられる。ホウ酸エステルの具体例としてはホウ酸トリメチル、ホウ酸トリイソプロピル等が挙げられる。リチオ化剤の具体例としてはブチルリチウム、sec−ブチルリチウム、tert−ブチルリチウム等が挙げられる。
一般式(S−13)で表される化合物を一般式(S−14)で表される化合物と反応させることにより一般式(S−15)で表される化合物を得ることができる。反応例として例えば金属触媒及び塩基存在下、クロスカップリングさせる方法が挙げられる。金属触媒の具体例としては[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリド、酢酸パラジウム(II)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)等が挙げられる。塩基の具体例としては炭酸カリウム、リン酸カリウム、炭酸セシウム等が挙げられる。反応条件としては例えばMetal−Catalyzed Cross−Coupling Reactions(Armin de Meijere、Francois Diedrich共著、Wiley−VCH)、Palladium Reagents and Catalysts:New Perspectives for the 21st Century(Jiro Tsuji著、Wiley & Sons,Ltd.)、Cross−Coupling Reactions:A Practical Guide(Topics in Current Chemistry)(S.L.Buchwald、K.Fugami、T.Hiyama、M.Kosugi、M.Miura、N.Miyaura、A.R.Muci、M.Nomura、E.Shirakawa、K.Tamao著、Springer)等の文献に記載の方法が挙げられる。
一般式(S−15)で表される化合物を例えばトリメチルシリルアセチレン等と反応させることにより一般式(S−16)で表される化合物を得ることができる。反応例として例えばパラジウム触媒、銅触媒及び塩基を用いた薗頭カップリング反応が挙げられる。パラジウム触媒、銅触媒及び塩基の具体例としては製法1記載のものが挙げられる。反応条件としては製法1の文献に記載のものが挙げられる。
一般式(S−16)で表される化合物を例えば炭酸カリウム及びメタノール存在下反応させることにより一般式(S−17)で表される化合物を得る。エチニル基の導入方法としてはトリメチルシリルアセチレンを用いる方法の他に、2−メチル−3−ブチン−2−オール又はアセチレンを用いる方法が挙げられる。
一般式(S−17)で表される化合物を一般式(S−18)で表される化合物と反応させることにより一般式(S−19)で表される化合物を得ることができる。反応例として例えばパラジウム触媒、銅触媒及び塩基を用いた薗頭カップリング反応が挙げられる。パラジウム触媒、銅触媒及び塩基の具体例としては前記のものが挙げられる。反応条件としては前記文献に記載の方法が挙げられる。
一般式(S−19)で表される化合物を例えば塩基存在下一般式(S−20)で表される化合物と反応させることにより一般式(S−21)で表される化合物を得る。塩基の具体例としては炭酸カリウム、炭酸セシウム等が挙げられる。
一般式(S−21)で表される化合物の保護基(PG)を脱保護する。脱保護の反応条件としては、一般式(S−22)で表される化合物を与えるものであれば特に制限は無いが、例えば前記文献に挙げられているものが好ましい。
一般式(S−22)で表される化合物を一般式(S−23)で表される化合物と例えば光延反応により反応させることによって一般式(S−24)で表される化合物を得る。アゾジカルボン酸の具体例としてはアゾジカルボン酸ジエチル、アゾジカルボン酸ジイソプロピル等が挙げられる。ホスフィンの具体例としてはトリフェニルホスフィン等が挙げられる。また、シアノメチレントリブチルホスホラン等の角田試薬を用いてもよい。
前記各工程において記載した以外の反応条件として、製法1記載の文献に記載のもの又はデータベースに収載のものが挙げられる。製法1同様に各工程において必要に応じてP、P、S、S、Lで表される基を保護、脱保護することができる。また、製法1同様に各工程において適宜反応溶媒を用いることができる。製法1同様に各工程において必要に応じて精製を行うことができる。
本願発明の化合物は、ネマチック液晶組成物、スメクチック液晶組成物、キラルスメクチック液晶組成物及びコレステリック液晶組成物に使用することが好ましい。本願発明の反応性化合物を用いる液晶組成物において本願発明以外の化合物を添加しても構わない。
本願発明の反応性化合物と混合して使用される他の反応性化合物としては、具体的には一般式(II−1)
Figure 0006323144
及び/又は一般式(II−2)
Figure 0006323144
(式中、P、P及びPは各々独立して一般式(I)におけるP又はPと同じ意味を表し、S、S及びSは各々独立して単結合又は炭素原子数1〜20個のアルキレン基を表すが、1個の−CH−又は隣接していない2個以上の−CH−は−O−、−COO−、−OCO−、−OCOO−に置き換えられても良く、X、X及びXは各々独立して−O−、−S−、−OCH−、−CHO−、−CO−、−COO−、−OCO−、−CO−S−、−S−CO−、−O−CO−O−、−CO−NH−、−NH−CO−、−SCH−、−CHS−、−CFO−、−OCF−、−CFS−、−SCF−、−CH=CH−COO−、−CH=CH−OCO−、−COO−CH=CH−、−OCO−CH=CH−、−COO−CHCH−、−OCO−CHCH−、−CHCH−COO−、−CHCH−OCO−、−COO−CH−、−OCO−CH−、−CH−COO−、−CH−OCO−、−CH=CH−、−CF=CF−、−C≡C−又は単結合を表し、Z及びZは各々独立して−O−、−S−、−OCH−、−CHO−、−COO−、−OCO−、−CO−、−CO−S−、−S−CO−、−O−CO−O−、−CO−NH−、−NH−CO−、−SCH−、−CHS−、−CFO−、−OCF−、−CFS−、−SCF−、−CHCH−、−CHCF−、−CFCH−、−CFCF−、−CH=CH−COO−、−CH=CH−OCO−、−COO−CH=CH−、−OCO−CH=CH−、−COO−CHCH−、−OCO−CHCH−、−CHCH−COO−、−CHCH−OCO−、−COO−CH−、−OCO−CH−、−CH−COO−、−CH−OCO−、−CH=CH−、−CF=CF−、−C≡C−又は単結合を表し、A、A、A及びAは各々独立して、1,4−フェニレン基、1,4−シクロヘキシレン基、ピリジン−2,5−ジイル基、ピリミジン−2,5−ジイル基、ナフタレン−2,6−ジイル基、ナフタレン−1,4−ジイル基、テトラヒドロナフタレン−2,6−ジイル基又は1,3−ジオキサン−2,5−ジイル基を表すが、A、A、A及びAは各々独立して無置換であるか又はアルキル基、ハロゲン化アルキル基、アルコキシ基、ハロゲン化アルコキシ基、ハロゲン原子、シアノ基又はニトロ基に置換されていても良く、Rは水素原子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、ペンタフルオロスルフラニル基、シアノ基、ニトロ基、イソシアノ基、チオイソシアノ基、若しくは、1個の−CH−又は隣接していない2個以上の−CH−が各々独立して−O−、−S−、−CO−、−COO−、−OCO−、−CO−S−、−S−CO−、−O−CO−O−、−CO−NH−、−NH−CO−、−CH=CH−COO−、−CH=CH−OCO−、−COO−CH=CH−、−OCO−CH=CH−、−CH=CH−、−CF=CF−又は−C≡C−によって置換されても良い炭素原子数1から20の直鎖又は分岐アルキル基を表し、m3及びm4は0、1、2又は3を表すが、m3及び/又はm4が2又は3を表す場合、2個あるいは3個存在するA、A、Z及び/又はZは同一であっても異なっていても良いが、一般式(I)で表される化合物を除く。)で表される化合物が好ましく、P、P及びPがアクリル基又はメタクリル基である場合が特に好ましい。一般式(II−1)で表される化合物として具体的には、一般式(II−1A)
Figure 0006323144
(式中、W及びWは各々独立して水素又はメチル基を表し、S及びSは各々独立して炭素原子数2から18のアルキレン基、X及びXは各々独立して−O−、−COO−、−OCO−又は単結合を表し、Z及びZは各々独立して−COO−又は−OCO−を表し、A、A及びA10は各々独立して無置換或いはフッ素原子、塩素原子、炭素原子数1から4のアルキル基又は炭素原子数1から4のアルコキシ基によって置換された1,4−フェニレン基を表す。)で表される化合物が好ましく、下記式(II−1A−1)から式(II−1A−8)で表される化合物が特に好ましい。
Figure 0006323144
(式中、W及びWは各々独立して水素又はメチル基を表し、Sは一般式(II−1A)におけるSと同じ意味を表し、Sは一般式(II−1A)におけるSと同じ意味を表す。)上記式(II−1A−1)から式(II−1A−8)において、S及びSが各々独立して炭素原子数2から8のアルキレン基である化合物がさらに好ましい。
また、一般式(II−1B)
Figure 0006323144
(式中、W及びWは各々独立して水素又はメチル基を表し、S及びSは各々独立して炭素原子数2から18のアルキレン基、X及びXは各々独立して−O−、−COO−、−OCO−又は単結合を表し、Zは−COO−又は−OCO−を表し、A11、A12及びA13は各々独立して無置換或いはフッ素原子、塩素原子、炭素原子数1から4のアルキル基又は炭素原子数1から4のアルコキシ基によって置換された1,4−フェニレン基を表す。)で表される化合物が好ましく、下記式(II−1B−1)から式(II−1B−8)で表される化合物が特に好ましい。
Figure 0006323144
(式中、W及びWは各々独立して水素又はメチル基を表し、Sは一般式(II−1B)におけるSと同じ意味を表し、Sは一般式(II−1B)におけるSと同じ意味を表す。)上記式(II−1B−1)から式(II−1B−8)において、耐熱性及び耐久性の観点から、式(II−1B−2)、式(II−1B−5)、式(II−1B−6)、式(II−1B−7)及び式(II−1B−8)で表される化合物が好ましく、式(II−1B−2)で表される化合物がさらに好ましく、S及びSが各々独立して炭素原子数2から8のアルキレン基である化合物が特に好ましい。
この他、好ましい2官能重合性化合物としては下記一般式(II−1C−1)から式(II−1C−8)で表される化合物が挙げられる。
Figure 0006323144
(式中、W及びWは各々独立して水素又はメチル基を表し、S10及びS11は各々独立して炭素原子数2から18のアルキレン基を表す。)上記式(II−1C−1)から式(II−1C−8)において、式(II−1C−2)、式(II−1C−3)、式(II−1C−4)、式(II−1C−6)、式(II−1C−7)及び式(II−1C−8)で表される化合物が好ましく、S10及びS11が各々独立して炭素原子数2から8のアルキレン基である化合物が特に好ましい。
また、一般式(II−2)で表される化合物として具体的には、下記一般式(II−2−1)から式(II−2−9)で表される化合物が挙げられる。
Figure 0006323144
(式中、Pは一般式(I)におけるP又はPと同じ意味を表し、S12は単結合又は炭素原子数1から20個のアルキレン基を表すが、1個の−CH−又は隣接していない2個以上の−CH−は−O−、−COO−、−OCO−、−OCOO−に置き換えられても良く、X10は単結合、−O−、−COO−、−OCO−を表し、Zは単結合、−COO−、−OCO−、−CH=CH−COO−、−OCO−CH=CH−、−CH=CH−、−CF=CF−又は−C≡C−を表し、A14は1,4−フェニレン基又はナフタレン−2,6−ジイル基を表すが、A14は無置換であるか又はアルキル基、ハロゲン化アルキル基、アルコキシ基、ハロゲン化アルコキシ基、ハロゲン原子、シアノ基又はニトロ基に置換されていても良く、Lはフッ素原子、塩素原子、1個の−CH−又は隣接していない2個以上の−CH−が各々独立して−O−、−COO−、−OCO−に置き換えられても良い炭素原子数1から10の直鎖状又は分岐状アルキル基を表し、rは0から4の整数を表し、Rは水素原子、フッ素原子、塩素原子、シアノ基、ニトロ基、1個の−CH−又は隣接していない2個以上の−CH−が各々独立して−O−、−S−、−CO−、−COO−、−OCO−、−CO−S−、−S−CO−、−O−CO−O−、−CO−NH−、−NH−CO−、−CH=CH−COO−、−CH=CH−OCO−、−COO−CH=CH−、−OCO−CH=CH−、−CH=CH−、−CF=CF−又は−C≡C−に置き換えられても良い炭素原子数1から20の直鎖状又は分岐状アルキル基を表す。)
本願発明の化合物を含有する重合性液晶組成物には、当該組成物の液晶性を大きく損なわない程度に、液晶性を示さない重合性化合物を添加することも可能である。具体的には、この技術分野で高分子形成性モノマーあるいは高分子形成性オリゴマーとして認識される化合物であれば特に制限なく使用可能である。具体例として例えば「光硬化技術データブック、材料編(モノマー,オリゴマー,光重合開始剤)」(市村國宏、加藤清視監修、テクノネット社)記載のものが挙げられる。
また、本願発明の化合物は光重合開始剤を使用しなくても重合させることが可能であるが、目的により光重合開始剤を添加しても構わない。その場合は光重合開始剤の濃度は、本願発明の化合物に対し0.1質量%から15質量%が好ましく、0.2質量%から10質量%がより好ましく、0.4質量%から8質量%がさらに好ましい。光重合開始剤としては、ベンゾインエーテル類、ベンゾフェノン類、アセトフェノン類、ベンジルケタール類、アシルフォスフィンオキサイド類等が挙げられる。光重合開始剤の具体例としては2−メチル−1−(4−メチルチオフェニル)−2−モルホリノプロパン−1−オン(IRGACURE 907)、安息香酸[1−[4−(フェニルチオ)ベンゾイル]ヘプチリデン]アミノ(IRGACURE OXE 01)等が挙げられる。熱重合開始剤としては、アゾ化合物、過酸化物等が挙げられる。熱重合開始剤の具体例としては2,2’−アゾビス(4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2’−アゾビス(イソブチロニトリル)等が挙げられる。また、1種類の重合開始剤を用いても良く、2種類以上の重合開始剤を併用して用いても良い。
また、本発明の液晶組成物には、その保存安定性を向上させるために、安定剤を添加することもできる。使用できる安定剤としては、例えば、ヒドロキノン類、ヒドロキノンモノアルキルエーテル類、第三ブチルカテコール類、ピロガロール類、チオフェノール類、ニトロ化合物類、β−ナフチルアミン類、β−ナフトール類、ニトロソ化合物等が挙げられる。安定剤を使用する場合の添加量は、組成物に対して0.005質量%から1質量%の範囲が好ましく、0.02質量%から0.8質量%がより好ましく、0.03質量%から0.5質量%がさらに好ましい。また、1種類の安定剤を用いても良く、2種類以上の安定剤を併用して用いても良い。安定剤としては、具体的には式(III−1)から式(III−36)
Figure 0006323144
Figure 0006323144
Figure 0006323144
Figure 0006323144
Figure 0006323144
Figure 0006323144
Figure 0006323144
(式中、nは0から20の整数を表す。)で表される化合物が好ましい。
また、本願発明の化合物を含有する重合性液晶組成物をフィルム類、光学素子類、機能性顔料類、医薬品類、化粧品類、コーティング剤類、合成樹脂類等の用途に利用する場合には、その目的に応じて金属、金属錯体、染料、顔料、色素、蛍光材料、燐光材料、界面活性剤、レベリング剤、チキソ剤、ゲル化剤、多糖類、紫外線吸収剤、赤外線吸収剤、抗酸化剤、イオン交換樹脂、酸化チタン等の金属酸化物等を添加することもできる。
本願発明の化合物を含有する重合性液晶組成物を重合することにより得られるポリマーは種々の用途に利用できる。例えば、本願発明の化合物を含有する重合性液晶組成物を、配向させずに重合することにより得られるポリマーは、光散乱板、偏光解消板、モアレ縞防止板として利用可能である。また、配向させた後に重合することにより得られるポリマーは、光学異方性を有しており有用である。このような光学異方体は、例えば、本願発明の化合物を含有する重合性液晶組成物を、布等でラビング処理した基板、有機薄膜を形成した基板又はSiOを斜方蒸着した配向膜を有する基板に担持させるか、基板間に挟持させた後、当該重合性液晶組成物を重合することによって製造することができる。
重合性液晶組成物を基板上に担持させる際の方法としては、スピンコーティング、ダイコーティング、エクストルージョンコーティング、ロールコーティング、ワイヤーバーコーティング、グラビアコーティング、スプレーコーティング、ディッピング、プリント法等を挙げることができる。またコーティングの際、重合性液晶組成物に有機溶媒を添加しても良い。有機溶媒としては、炭化水素系溶媒、ハロゲン化炭化水素系溶媒、エーテル系溶媒、アルコール系溶媒、ケトン系溶媒、エステル系溶媒、非プロトン性溶媒等を使用することができるが、例えば炭化水素系溶媒としてはトルエン又はヘキサンを、ハロゲン化炭化水素系溶媒としては塩化メチレンを、エーテル系溶媒としてはテトラヒドロフラン、アセトキシ−2−エトキシエタン又はプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートを、アルコール系溶媒としてはメタノール、エタノール又はイソプロパノールを、ケトン系溶媒としてはアセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、γ−ブチルラクトン又はN−メチルピロリジノン類を、エステル系溶媒としては酢酸エチル又はセロソルブを、非プロトン性溶媒としてはジメチルホルムアミド又はアセトニトリルを挙げることができる。これらは単独でも、組み合わせて用いても良く、その蒸気圧と重合性液晶組成物の溶解性を考慮し、適宜選択すれば良い。添加した有機溶媒を揮発させる方法としては、自然乾燥、加熱乾燥、減圧乾燥、減圧加熱乾燥を用いることができる。重合性液晶材料の塗布性をさらに向上させるためには、基板上にポリイミド薄膜等の中間層を設けることや、重合性液晶材料にレベリング剤を添加する事も有効である。基板上にポリイミド薄膜等の中間層を設ける方法は、重合性液晶材料を重合することにより得られるポリマーと基板との密着性を向上させるために有効である。
上記以外の配向処理としては、液晶材料の流動配向の利用、電場又は磁場の利用を挙げることができる。これらの配向手段は単独で用いても、また組み合わせて用いても良い。さらに、ラビングに代わる配向処理方法として、光配向法を用いることもできる。基板の形状としては、平板の他に、曲面を構成部分として有していても良い。基板を構成する材料は、有機材料、無機材料を問わずに用いることができる。基板の材料となる有機材料としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリイミド、ポリアミド、ポリメタクリル酸メチル、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリテトラフルオロエチレン、ポリクロロトリフルオロエチレン、ポリアリレート、ポリスルホン、トリアセチルセルロース、セルロース、ポリエーテルエーテルケトン等が挙げられ、また、無機材料としては、例えば、シリコン、ガラス、方解石等が挙げられる。
本願発明の化合物を含有する重合性液晶組成物を重合させる際、迅速に重合が進行することが望ましいため、紫外線又は電子線等の活性エネルギー線を照射することにより重合させる方法が好ましい。紫外線を使用する場合、偏光光源を用いても良く、非偏光光源を用いても良い。また、液晶組成物を2枚の基板間に挟持させて状態で重合を行う場合、少なくとも照射面側の基板は活性エネルギー線に対して適当な透明性を有していなければならない。また、光照射時にマスクを用いて特定の部分のみを重合させた後、電場や磁場又は温度等の条件を変化させることにより、未重合部分の配向状態を変化させて、さらに活性エネルギー線を照射して重合させるという手段を用いても良い。また、照射時の温度は、本発明の重合性液晶組成物の液晶状態が保持される温度範囲内であることが好ましい。特に、光重合によって光学異方体を製造しようとする場合には、意図しない熱重合の誘起を避ける意味からも可能な限り室温に近い温度、即ち、典型的には25℃での温度で重合させることが好ましい。活性エネルギー線の強度は、0.1mW/cm〜2W/cmが好ましい。強度が0.1mW/cm以下の場合、光重合を完了させるのに多大な時間が必要になり生産性が悪化してしまい、2W/cm以上の場合、重合性液晶化合物又は重合性液晶組成物が劣化してしまう危険がある。
重合によって得られた当該光学異方体は、初期の特性変化を軽減し、安定的な特性発現を図ることを目的として熱処理を施すこともできる。熱処理の温度は50〜250℃の範囲であることが好ましく、熱処理時間は30秒〜12時間の範囲であることが好ましい。
このような方法によって製造される当該光学異方体は、基板から剥離して単体で用いても、剥離せずに用いても良い。また、得られた光学異方体を積層しても、他の基板に貼り合わせて用いてもよい。
以下、実施例を挙げて本発明を更に記述するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。また、以下の実施例及び比較例の組成物における「%」は『質量%』を意味する。
(実施例1)式(I−1)で表される化合物の製造
Figure 0006323144
反応容器に式(I−1−1)で表される化合物50.00g(0.224モル)、3−クロロプロパノール27.55g(0.291モル)、ジメチルスルホキシド300mL、炭酸セシウム109.55g(0.336モル)を加えた。3時間加熱撹拌した後、ジクロロメタンで希釈し水、食塩水で洗浄した。カラムクロマトグラフィー及び再結晶により精製を行い、式(I−1−2)で表される化合物55.12gを得た。
反応容器に式(I−1−3)で表される化合物30.00g(0.157モル)、3−クロロプロパノール19.30g(0.204モル)、ジメチルスルホキシド180mL、炭酸セシウム76.76g(0.236モル)を加えた。加熱撹拌した後、ジクロロメタンで希釈し水、食塩水で洗浄した。カラムクロマトグラフィーにより精製を行い、式(I−1−4)で表される化合物39.10gを得た。
反応容器に式(I−1−4)で表される化合物39.10g、トリメチルシリルアセチレン30.85g、N,N−ジメチルホルムアミド117mL、ヨウ化銅(I)0.60g、トリエチルアミン39mLを加えた。系内を窒素置換した後、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)1.81gを加えた。加熱撹拌した後、ジクロロメタンで希釈し、塩酸、水、食塩水で洗浄した。カラムクロマトグラフィーにより精製を行い、式(I−1−5)で表される化合物を得た。
反応容器に式(I−1−5)で表される化合物、炭酸カリウム4.18g、メタノール209mLを加えた。室温で撹拌した後、溶媒を濃縮し、カラムクロマトグラフィーにより精製を行い、式(I−1−6)で表される化合物10.71gを得た。
反応容器に式(I−1−6)で表される化合物10.71g、式(I−1−2)で表される化合物15.50g、ヨウ化銅(I)0.21g、N,N−ジメチルホルムアミド93mL、トリエチルアミン31mLを加えた。系内を窒素置換した後、パラジウム触媒を加えた。加熱撹拌した後、酢酸エチルで希釈し、塩酸、水、食塩水で洗浄した。カラムクロマトグラフィー及び再結晶により精製を行い、式(I−1−7)で表される化合物10.10gを得た。
反応容器に式(I−1−7)で表される化合物、トリエチルアミン、ジクロロメタンを加えた。氷冷しながら塩化アクリロイルを滴下した。室温で撹拌した後、塩酸、水、食塩水で洗浄した。カラムクロマトグラフィー及び再結晶により精製を行い、式(I−1)で表される化合物を得た。
IR:3060−3030,2975−2920,1725,1630,1200,1160,1130,750,690cm−1
MS:502
(実施例2)式(I−2)で表される化合物の製造
Figure 0006323144
反応容器に式(I−2−1)で表される化合物10.00g(0.0374モル)、3−クロロプロパノール4.25g(0.0450モル)、ジメチルスルホキシド50mL、炭酸セシウム18.30g(0.0562モル)を加えた。加熱撹拌した後、ジクロロメタンで希釈し水、食塩水で洗浄した。カラムクロマトグラフィー及び再結晶により精製を行い、式(I−2−2)で表される化合物10.92g(0.0336モル)を得た。
反応容器に式(I−2−2)で表される化合物10.92g(0.0336モル)、トリメチルシリルアセチレン6.60g(0.0672モル)、ヨウ化銅(I)0.26g(0.00137モル)、N,N−ジメチルホルムアミド66mL、トリエチルアミン22mLを加えた。系内を窒素置換した後テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)0.78g(0.000675モル)を加えた。加熱撹拌した後ジクロロメタンで希釈し塩酸、水、食塩水で洗浄した。カラムクロマトグラフィーにより精製を行い、式(I−2−3)で表される化合物を得た。
反応容器に式(I−2−3)で表される化合物、メタノール58mL、炭酸カリウム1.15gを加えた。室温で撹拌した後、溶媒を留去した。カラムクロマトグラフィー及び再結晶により精製を行い、式(I−2−4)で表される化合物4.56gを得た。
反応容器に式(I−2−4)で表される化合物4.56g、式(I−1−2)で表される化合物4.74g、ヨウ化銅(I)0.06g、N,N−ジメチルホルムアミド90mL、トリエチルアミン30mLを加えた。系内を窒素置換した後、パラジウム触媒を加えた。加熱撹拌した後、酢酸エチルで希釈し、塩酸、水、食塩水で洗浄した。カラムクロマトグラフィー及び再結晶により精製を行い、式(I−2−5)で表される化合物を得た。
反応容器に式(I−2−5)で表される化合物、ジイソプロピルエチルアミン、ジクロロメタンを加えた。氷冷しながら塩化アクリロイルを滴下した。室温で撹拌した後、塩酸、水、食塩水で洗浄した。カラムクロマトグラフィー及び再結晶により精製を行い、式(I−2)で表される化合物を得た。
IR:3060−3030,2975−2920,1725,1630,1200,1160,1130,750,690cm−1
H NMR(CDCl)δ 2.20(quin,2H),2.25(quin,2H),4.12(t,2H),4.20(t,2H),4.39(t,2H),4.42(t,2H),5.85(dd,2H),6.14(dd,1H),6.15(dd,1H),6.43(dd,1H),6.44(dd,1H),6.99(d,2H),7.12(d,1H),7.17(dd,1H),7.37(m,3H),7.52(dd,2H),7.55(dd,1H),7.72(dd,2H),8.00(s,1H)ppm.
13C NMR(CDCl)δ 28.52,28.56,61.31,61.33,64.27,64.32,87.94,91.06,106.47,114,48,117.73,118.85,119.10,119.67,123.49,126.87,127.64,127.68,127.71,128.27,128.29,128.45,128.60,128.73,128.93,129.43,130.07,130.11,130.24,130.29,131.00,131.04,131.45,134.17,157.53,157.95,158.58,160.42,166.21ppm.
MS:578
(実施例3)式(I−3)で表される化合物の製造
Figure 0006323144
反応容器に式(I−3−1)で表される化合物5.00g(0.0321モル)、式(I−3−2)で表される化合物9.07g(0.0321モル)、炭酸カリウム6.65g(0.0481モル)、エタノール50mL、水50mLを加えた。系内を窒素置換した後、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)0.37g(0.321ミリモル)を加えた。加熱撹拌した後酢酸エチルで希釈し塩酸、水、食塩水で洗浄した。カラムクロマトグラフィー及び再結晶により精製を行い、式(I−3−3)で表される化合物6.85g(0.0256モル)を得た。
反応容器に式(I−3−3)で表される化合物6.85g(0.0256モル)、6−クロロヘキサノール4.56g(0.0334モル)、炭酸セシウム12.5g(0.0385モル)、ジメチルスルホキシド50mLを加えた。加熱撹拌した後、ジクロロメタンで希釈し水、食塩水で洗浄した。カラムクロマトグラフィー及び再結晶により精製を行い、式(I−3−4)で表される化合物8.01g(0.0218モル)を得た。
反応容器に式(I−3−4)で表される化合物3.00g、トリメチルシリルアセチレン1.60g、ヨウ化銅(I)0.03g、N,N−ジメチルホルムアミド30mL、トリエチルアミン10mLを加えた。系内を窒素置換した後、パラジウム触媒を加えた。加熱撹拌した後ジクロロメタンで希釈し、塩酸、水、食塩水で洗浄した。カラムクロマトグラフィーにより精製を行い、式(I−3−5)で表される化合物2.04gを得た。
反応容器に式(I−3−5)で表される化合物2.04g、炭酸カリウム1.10g、メタノールを加えた。室温で撹拌した後、溶媒を留去した。カラムクロマトグラフィーにより精製を行い、式(I−3−6)で表される化合物1.58gを得た。
実施例1と同様の方法によって式(I−3)で表される化合物を得た。
IR:3060−3030,2975−2920,1725,1630,1200,1160,1130,750,690cm−1
MS:662
(実施例4)式(I−4)で表される化合物の製造
Figure 0006323144
反応容器に式(I−1−2)で表される化合物3.00g(0.0107モル)、式(I−4−1)で表される化合物1.68g(0.0107モル)、炭酸カリウム2.21g(0.0160モル)、エタノール50mLを加えた。系内を窒素置換した後、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)0.12g(0.107ミリモル)を加えた。加熱撹拌した後、酢酸エチルで希釈し塩酸、水、食塩水で洗浄した。カラムクロマトグラフィー及び再結晶により精製を行い、式(I−4−2)で表される化合物2.52g(8.00ミリモル)を得た。
反応容器に式(I−4−2)で表される化合物2.52g(8.00ミリモル)、p−トルエンスルホン酸ピリジニウム0.10g(0.400ミリモル)、ジクロロメタン20mLを加えた。氷冷しながら3,4−ジヒドロ−2H−ピラン0.81g(9.60ミリモル)を滴下した。撹拌した後、重曹水、食塩水で洗浄した。カラムクロマトグラフィーにより精製を行い、式(I−4−3)で表される化合物3.03g(7.60ミリモル)を得た。
反応容器に式(I−4−3)で表される化合物3.03g(7.60ミリモル)、テトラヒドロフラン20mLを加えた。系内を窒素置換した後、−70℃でsec−ブチルリチウム溶液を滴下した。撹拌した後、ヨウ素2.12g(8.36ミリモル)をテトラヒドロフランに溶解させた溶液を滴下した。撹拌した後、トルエンで希釈しチオ硫酸ナトリウム水溶液、食塩水で洗浄した。カラムクロマトグラフィーにより精製を行い式(I−4−4)で表される化合物2.99g(5.70ミリモル)を得た。
反応容器に式(I−4−4)で表される化合物2.99g(5.70ミリモル)、トリメチルシリルアセチレン1.12g、ヨウ化銅(I)0.02g、N,N−ジメチルホルムアミド30mL、トリエチルアミン10mLを加えた。系内を窒素置換した後、パラジウム触媒を加えた。加熱撹拌した後、ジクロロメタンで希釈し、塩酸、水、食塩水で洗浄した。カラムクロマトグラフィーにより精製を行い、式(I−4−5)で表される化合物1.83gを得た。
反応容器に式(I−4−5)で表される化合物1.83g、炭酸カリウム0.77g、メタノール10mLを加えた。撹拌した後、溶媒を留去した。カラムクロマトグラフィーにより精製を行い、式(I−4−6)で表される化合物1.41gを得た。
反応容器に式(I−4−6)で表される化合物1.41g、式(I−1−2)で表される化合物0.94g、ヨウ化銅(I)0.01g、N,N−ジメチルホルムアミド20mL、トリエチルアミン7mLを加えた。系内を窒素置換した後、パラジウム触媒を加えた。加熱撹拌した後、酢酸エチルで希釈し、塩酸、水、食塩水で洗浄した。カラムクロマトグラフィーにより精製を行い、式(I−4−7)で表される化合物1.35gを得た。
反応容器に式(I−4−7)で表される化合物1.35g、テトラヒドロフラン10mL、メタノール10mLを加えた。塩酸1mLを加え撹拌した。溶媒を留去しカラムクロマトグラフィー及び再結晶により精製を行い、式(I−4−8)で表される化合物0.95gを得た。
反応容器に式(I−4−8)で表される化合物0.95g、トリエチルアミン、ジクロロメタンを加えた。氷冷しながら塩化アクリロイルを滴下した。撹拌した後、塩酸、水、食塩水で洗浄した。カラムクロマトグラフィー及び再結晶により精製を行い、式(I−4)で表される化合物を得た。
IR:3060−3030,2975−2920,1725,1630,1200,1160,1130,750,690cm−1
MS:646
(実施例5)式(I−5)で表される化合物の製造
Figure 0006323144
実施例1と同様の方法によって式(I−5−4)で表される化合物を得た。また、実施例4と同様の方法によって式(I−5−7)で表される化合物を得た。
反応容器に式(I−5−7)で表される化合物2.00g、ビス(ピナコラート)ジボロン1.49g、酢酸カリウム1.05g、ジメチルスルホキシド10mLを加えた。系内を窒素置換した後、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリド0.08gを加えた。加熱撹拌した後トルエンで希釈し、食塩水で洗浄した。カラムクロマトグラフィーにより精製を行い、式(I−5−8)で表される化合物1.80gを得た。
反応容器に式(I−5−8)で表される化合物1.80g、式(I−1−1)で表される化合物0.95g、炭酸カリウム6.40g、エタノール20mL、水20mLを加えた。系内を窒素置換した後、パラジウム触媒を加えた。加熱撹拌した後酢酸エチルで希釈し塩酸、水、食塩水で洗浄した。カラムクロマトグラフィーにより精製を行い、式(I−5−9)で表される化合物0.98gを得た。
反応容器に式(I−5−9)で表される化合物0.98g、ジクロロメタン10mL、ピリジンを加えた。氷冷しながらトリフルオロメタンスルホン酸無水物を滴下した。撹拌した後、塩酸、水、食塩水で洗浄した。カラムクロマトグラフィーにより精製を行い、式(I−5−10)で表される化合物1.64gを得た。
反応容器に式(I−5−10)で表される化合物1.64g、式(I−5−4)で表される化合物0.63g、ヨウ化銅(I)0.01g、N,N−ジメチルホルムアミド20mL、トリエチルアミン7mLを加えた。系内を窒素置換した後、パラジウム触媒を加えた。加熱撹拌した後酢酸エチルで希釈し塩酸、水、食塩水で洗浄した。カラムクロマトグラフィーにより精製を行い、式(I−5−11)で表される化合物0.78gを得た。
反応容器に式(I−5−11)で表される化合物0.78g、テトラヒドロフラン5mL、メタノール5mLを加えた。塩酸1mLを加え撹拌した。ジクロロメタンで希釈した後、食塩水で洗浄した。カラムクロマトグラフィー及び再結晶により精製を行い、式(I−5−12)で表される化合物0.61gを得た。
反応容器に式(I−5−12)で表される化合物0.61g、トリエチルアミン、ジクロロメタンを加えた。氷冷しながら塩化アクリロイルを滴下した。撹拌した後、塩酸、水、食塩水で洗浄した。カラムクロマトグラフィー及び再結晶により精製を行い、式(I−5)で表される化合物を得た。
IR:3060−3030,2975−2920,1725,1630,1200,1160,1130,750,690cm−1
MS:662
(実施例6)式(I−6)で表される化合物の製造
Figure 0006323144
実施例4と同様の方法によって式(I−6−7)で表される化合物を得た。
反応容器に式(I−6−7)で表される化合物1.00g、式(I−6−8)で表される化合物0.53g、N,N−ジメチルアミノピリジン0.03g、ジクロロメタン10mLを加えた。氷冷しながらジイソプロピルカルボジイミド0.32gを滴下した。撹拌した後、不溶物を濾過し、有機層を塩酸、水、食塩水で洗浄した。カラムクロマトグラフィー及び再結晶により精製を行い、式(I−6)で表される化合物0.89gを得た。
IR:3060−3030,2975−2920,1725,1630,1200,1160,1130,750,690cm−1
MS:702
(実施例7)式(I−7)で表される化合物の製造
Figure 0006323144
反応容器に4−クロロブタノール5.00g、p−トルエンスルホン酸ピリジニウム0.58g、ジクロロメタン50mLを加えた。氷冷しながら3,4−ジヒドロ−2H−ピラン4.65gを滴下した。撹拌した後、重曹水、食塩水で洗浄した。カラムクロマトグラフィーにより精製を行い、式(I−7−1)で表される化合物7.99gを得た。
反応容器に式(I−7−2)で表される化合物2.00g、式(I−7−1)で表される化合物2.89g、炭酸セシウム4.88g、ジメチルスルホキシド20mLを加えた。加熱撹拌した後トルエンで希釈し水、食塩水で洗浄した。カラムクロマトグラフィーにより精製を行い、式(I−7−3)で表される化合物2.49gを得た。
オートクレーブに式(I−7−3)で表される化合物2.49g、エタノール100mL、5%パラジウム炭素0.5gを加えた。水素ガス加圧下、加熱撹拌した後、濾過し、溶媒を留去した。カラムクロマトグラフィーにより精製を行い、式(I−7−4)で表される化合物1.68gを得た。
反応容器に式(I−7−5)で表される化合物5.00g、アクリル酸tert−ブチル3.68g、炭酸カリウム4.96g、N,N−ジメチルアセトアミド30mLを加えた。系内を窒素置換した後、酢酸パラジウム(II)0.05gを加えた。加熱撹拌した後、酢酸エチルで希釈し塩酸、水、食塩水で洗浄した。カラムクロマトグラフィーにより精製を行い、式(I−7−6)で表される化合物4.29gを得た。
オートクレーブに式(I−7−6)で表される化合物4.29g、エタノール100mL、5%パラジウム炭素0.5gを加えた。水素ガス加圧下、撹拌した後、濾過し、溶媒を留去した。カラムクロマトグラフィーにより精製を行い、式(I−7−7)で表される化合物3.89gを得た。
反応容器に式(I−7−7)で表される化合物3.89g、ピリジン、ジクロロメタン30mLを加えた。氷冷しながらトリフルオロメタンスルホン酸無水物を滴下した。撹拌した後、塩酸、水、食塩水で洗浄した。カラムクロマトグラフィーにより精製を行い、式(I−7−8)で表される化合物4.71gを得た。
反応容器に式(I−7−8)で表される化合物4.71g、トリメチルシリルアセチレン2.37g、ヨウ化銅(I)0.05g、N,N−ジメチルホルムアミド20mL、トリエチルアミン7mLを加えた。系内を窒素置換した後、パラジウム触媒を加えた。加熱撹拌した後、トルエンで希釈し塩酸、水、食塩水で洗浄した。カラムクロマトグラフィーにより精製を行い、式(I−7−9)で表される化合物2.45gを得た。
反応容器に式(I−7−9)で表される化合物2.45g、炭酸カリウム1.50g、メタノール40mLを加えた。撹拌した後、トルエンで希釈し水、食塩水で洗浄した。カラムクロマトグラフィーにより精製を行い、式(I−7−10)で表される化合物1.73gを得た。
反応容器に式(I−7−10)で表される化合物1.73g、ジクロロメタン20mLを加えた。氷冷しながらトリフルオロ酢酸10mLを滴下した。撹拌した後、生成物を沈殿させ濾過した。固体を洗浄し、式(I−7−11)で表される化合物0.96gを得た。
反応容器に式(I−1−1)で表される化合物5.00g、式(I−7−1)で表される化合物5.61g、炭酸セシウム11.0g、ジメチルスルホキシド50mLを加えた。加熱撹拌した後トルエンで希釈し、水、食塩水で洗浄した。カラムクロマトグラフィーにより精製を行い、式(I−7−12)で表される化合物5.95gを得た。
反応容器に式(I−7−12)で表される化合物1.73g、式(I−7−11)で表される化合物0.96g、ヨウ化銅(I)0.02g、N,N−ジメチルホルムアミド20mL、トリエチルアミン7mLを加えた。系内を窒素置換した後パラジウム触媒を加えた。加熱撹拌した後酢酸エチルで希釈し、塩酸、水、食塩水で洗浄した。カラムクロマトグラフィー及び再結晶により精製を行い、式(I−7−13)で表される化合物1.39gを得た。
反応容器に式(I−7−13)で表される化合物1.39g、式(I−7−4)で表される化合物0.73g、N,N−ジメチルアミノピリジン0.03g、ジクロロメタン20mLを加えた。氷冷しながらジイソプロピルカルボジイミド0.41gを滴下した。撹拌した後、不溶物を濾過し、有機層を塩酸、水、食塩水で洗浄した。カラムクロマトグラフィー及び再結晶により精製を行い、式(I−7−14)で表される化合物1.45gを得た。
反応容器に式(I−7−14)で表される化合物1.45g、テトラヒドロフラン10mL、メタノール10mLを加えた。塩酸1mLを加えた。撹拌した後溶媒を留去し、酢酸エチルに再溶解させ、食塩水で洗浄した。カラムクロマトグラフィー及び再結晶により精製を行い、式(I−7−15)で表される化合物0.90gを得た。
反応容器に式(I−7−15)で表される化合物0.90g、3−エチル−3−オキセタンメタノール0.39g、トリフェニルホスフィン0.88g、テトラヒドロフラン30mLを加えた。氷冷しながらアゾジカルボン酸ジイソプロピル0.68gを滴下した。撹拌した後、溶媒を留去した。カラムクロマトグラフィー及び再結晶により精製を行い、式(I−7)で表される化合物0.72gを得た。
MS:784
(実施例8)式(I−8)で表される化合物の製造
Figure 0006323144
反応容器に式(I−8−1)で表される化合物5.00g、p−トルエンスルホン酸ピリジニウム0.34g、ジクロロメタン50mLを加えた。氷冷しながら3,4−ジヒドロ−2H−ピラン2.70gを滴下した。撹拌した後、重曹水、水、食塩水で洗浄した。カラムクロマトグラフィーにより精製を行い、式(I−8−2)で表される化合物6.52gを得た。
反応容器に式(I−8−2)で表される化合物6.52g、式(I−8−3)で表される化合物4.50g、炭酸セシウム11.8g、ジメチルスルホキシド50mLを加えた。加熱撹拌した後、トルエンで希釈し、水、食塩水で洗浄した。カラムクロマトグラフィーにより精製を行い、式(I−8−4)で表される化合物6.35gを得た。
反応容器に式(I−8−4)で表される化合物6.35g、トリメチルシリルアセチレン3.31g、ヨウ化銅(I)0.06g、N,N−ジメチルホルムアミド30mL、トリエチルアミン10mLを加えた。系内を窒素置換した後、パラジウム触媒を加えた。加熱撹拌した後トルエンで希釈し、塩酸、水、食塩水で洗浄した。カラムクロマトグラフィーにより精製を行い、式(I−8−5)で表される化合物3.99gを得た。
反応容器に式(I−8−5)で表される化合物3.99g、炭酸カリウム2.79g、メタノール100mLを加えた。撹拌した後、溶媒を留去した。カラムクロマトグラフィーにより精製を行い、式(I−8−6)で表される化合物2.61gを得た。
反応容器に式(I−8−6)で表される化合物2.61g、式(I−1−1)で表される化合物1.80g、ヨウ化銅(I)0.03g、N,N−ジメチルホルムアミド20mL、トリエチルアミン7mLを加えた。系内を窒素置換した後、パラジウム触媒を加えた。加熱撹拌した後酢酸エチルで希釈し、塩酸、水、食塩水で洗浄した。カラムクロマトグラフィーにより精製を行い、式(I−8−7)で表される化合物1.88gを得た。
反応容器に式(I−8−7)で表される化合物1.88g、式(I−8−8)で表される化合物0.90g、炭酸セシウム1.98g、ジメチルスルホキシド30mLを加えた。加熱撹拌した後、ジクロロメタンで希釈し、塩酸、水、食塩水で洗浄した。カラムクロマトグラフィーにより精製を行い、式(I−8−9)で表される化合物1.63gを得た。
反応容器に式(I−8−9)で表される化合物1.63g、炭酸カリウム0.78g、メタノール50mLを加えた。撹拌した後溶媒を留去した。酢酸エチルに再溶解させ、塩酸、水、食塩水で洗浄した。カラムクロマトグラフィー及び再結晶により精製を行い、式(I−8−10)で表される化合物1.11gを得た。
反応容器に式(I−8−10)で表される化合物1.11g、ジイソプロピルエチルアミン0.44g、ジクロロメタン20mLを加えた。氷冷しながら塩化メタクリロイル0.31gを滴下した。撹拌した後、塩酸、水、食塩水で洗浄した。カラムクロマトグラフィー及び再結晶により精製を行い、式(I−8)で表される化合物0.76gを得た。
IR:3060−3030,2975−2920,1725,1630,1200,1160,1130,750,690cm−1
MS:560
(実施例9)式(I−9)で表される化合物の製造
Figure 0006323144
同様の方法によって式(I−9−12)で表される化合物を得た。
反応容器に式(I−9−12)で表される化合物2.00g、トリフェニルホスフィン1.04g、2−メチル−2,3−エポキシ−1−プロパノール0.35g、テトラヒドロフラン20mLを加えた。氷冷しながらアゾジカルボン酸ジイソプロピル0.80gを滴下した。撹拌した後、溶媒を留去した。カラムクロマトグラフィー及び再結晶により精製を行い、式(I−9)で表される化合物1.32gを得た。
IR:3060−3030,2975−2920,1725,1630,1200,1160,1130,750,690cm−1
MS:724
(実施例10)式(I−10)で表される化合物の製造
Figure 0006323144
反応容器に式(I−10−1)で表される化合物5.00g、p−トルエンスルホン酸ピリジニウム0.32g、ジクロロメタン50mLを加えた。氷冷しながら3,4−ジヒドロ−2H−ピラン2.55gを滴下した。撹拌した後、重曹水、水、食塩水で洗浄した。カラムクロマトグラフィーにより精製を行い、式(I−10−2)で表される化合物6.41gを得た。
反応容器に式(I−10−2)で表される化合物6.41g、テトラヒドロフラン30mLを加えた。−70℃でsec−ブチルリチウム溶液を滴下した。撹拌した後、ヨウ素6.34gのテトラヒドロフラン溶液を滴下した。撹拌した後、クエンチした。トルエンで希釈しチオ硫酸ナトリウム水溶液、水、食塩水で洗浄した。カラムクロマトグラフィーにより精製を行い、式(I−10−3)で表される化合物5.56gを得た。
反応容器に式(I−10−3)で表される化合物5.56g、トリメチルシリルアセチレン1.09g、ヨウ化銅(I)0.05g、N,N−ジメチルホルムアミド20mL、トリエチルアミン7mLを加えた。系内を窒素置換した後、パラジウム触媒を加えた。加熱撹拌した後トルエンで希釈し、塩酸、水、食塩水で洗浄した。カラムクロマトグラフィーにより精製を行い、式(I−10−4)で表される化合物2.58gを得た。
反応容器に式(I−10−4)で表される化合物2.58g、炭酸カリウム1.41g、メタノール30mLを加えた。撹拌した後溶媒を留去した。トルエンに再溶解させ水、食塩水で洗浄した。カラムクロマトグラフィーにより精製を行い、式(I−10−5)で表される化合物1.88gを得た。
反応容器に式(I−10−5)で表される化合物1.88g、式(I−1−1)で表される化合物1.37g、ヨウ化銅(I)0.02g、N,N−ジメチルホルムアミド30mL、トリエチルアミン10mLを加えた。系内を窒素置換した後、パラジウム触媒を加えた。加熱撹拌した後酢酸エチルで希釈し、塩酸、水、食塩水で洗浄した。カラムクロマトグラフィー及び再結晶により精製を行い、式(I−10−6)で表される化合物1.37gを得た。
反応容器に式(I−10−6)で表される化合物1.37g、テトラヒドロフラン20mL、メタノール20mL、塩酸1mLを加えた。撹拌した後、溶媒を留去した。カラムクロマトグラフィー及び再結晶により精製を行い、式(I−10−7)で表される化合物0.78gを得た。
反応容器に式(I−10−7)で表される化合物0.78g、ジイソプロピルエチルアミン0.61g、ジクロロメタン20mLを加えた。氷冷しながら塩化メタクリロイル0.49gを滴下した。撹拌した後、塩酸、水、食塩水で洗浄した。カラムクロマトグラフィー及び再結晶により精製を行い、式(I−10)で表される化合物0.64gを得た。
IR:3060−3030,2975−2920,1725,1630,1200,1160,1130,750,690cm−1
MS:500
(実施例11)式(I−11)で表される化合物の製造
Figure 0006323144
特開2005−047838号公報記載の方法によって式(I−11−1)で表される化合物を製造した。実施例2と同様の方法によって式(I−11)で表される化合物を得た。
IR:3060−3030,2975−2920,1725,1630,1200,1160,1130,750,690cm−1
MS:578 同様の方法及び公知の方法を用いて、下記式(I−12)から式(I−106)で表される化合物を製造した。
Figure 0006323144
Figure 0006323144
Figure 0006323144
Figure 0006323144
Figure 0006323144
Figure 0006323144
Figure 0006323144
Figure 0006323144
Figure 0006323144
Figure 0006323144
Figure 0006323144
Figure 0006323144
Figure 0006323144
Figure 0006323144
Figure 0006323144
Figure 0006323144
Figure 0006323144
Figure 0006323144
Figure 0006323144
Figure 0006323144
(実施例12〜22、比較例1〜4)
実施例1から実施例11記載の式(I−1)から式(I−11)で表される化合物及び、特許文献1記載の化合物(R−1)、特許文献2記載の化合物(R−2)、特許文献3記載の化合物(R−3)並びに特許文献4記載の化合物(R−4)を評価対象の化合物とした。
Figure 0006323144
Figure 0006323144
Figure 0006323144
Figure 0006323144
保存安定性を評価するために、評価対象の化合物の安定保存濃度を測定した。安定保存濃度は、母体液晶に評価対象となる化合物を5%から20%まで5%刻みで添加した組成物を各々調製し、調製した組成物を26.8℃で2週間放置した後に、結晶の析出が起こらない当該化合物の最大添加濃度と定義する。最大添加濃度が大きい化合物は安定保存濃度が大きく、長期間の保存によっても結晶の析出が発生しないことを意味する。
安定保存濃度を測定するために、下記化合物(X−1)から化合物(X−3)で表される化合物からなる液晶組成物を母体液晶(X)とした。母体液晶(X)の組成を表1に示す。
Figure 0006323144
Figure 0006323144
評価対象の化合物の安定保存濃度を表2に示す。
Figure 0006323144
表より、本願発明の式(I−1)から式(I−11)で表される化合物はいずれも、環構造に置換基を有さない比較化合物(R−1)、環構造数が本願発明より多い比較化合物(R−2)、環構造に置換基を有さない比較化合物(R−3)、環構造を連結する連結基Zが本願発明の範囲外である比較化合物(R−4)と比較して、結晶の析出の起こらない最大添加濃度が同等以上であることから、高い保存安定性を示すことがわかる。
(実施例23〜実施例33、比較例5〜比較例8)
配向膜用ポリイミド溶液を厚さ0.7mmのガラス基材にスピンコート法を用いて塗布し、100℃で10分乾燥した後、200℃で60分焼成することにより塗膜を得た。得られた塗膜をラビング処理した。ラビング処理は、市販のラビング装置を用いて行った。母体液晶(X)に評価対象となる化合物を20%添加することにより調製した組成物各々に対し、光重合開始剤Irgacure907(BASF社製)を0.5重量部及び4−メトキシフェノールを0.1重量部添加した。この組成物をラビングしたガラス基材に75℃でスピンコート法により塗布した。得られた塗布膜の上に配向処理が施された樹脂金型をラビングしたガラス基材の配向方向と樹脂金型の配向方向が並行になるように配置した後、室温まで冷却した。その後、高圧水銀ランプを用いて、紫外線を50mW/cmの強度で40秒間照射した(図1及び図2参照)。得られた重合体のヘイズについて評価を行った。ヘイズ値は下記式
ヘイズ(%)=Td/Tt×100
(式中、Tdは拡散透過率、Ttは全光線透過率を表す。)で表され、測定にはヘイズ測定装置(日本電色工業株式会社製NHD2000)を用い、重合体上の3点で測定を行いその平均値を評価した。結果を下記表3に示す。
Figure 0006323144
表より、本願発明の式(I−1)から式(I−11)で表される化合物は、いずれも比較化合物(R−1)から比較化合物(R−4)と比較して、ヘイズが同等以下であることがわかる。
以上の結果から、実施例1から実施例10記載の本願発明である式(I−1)から式(I−11)で表される化合物は、重合性組成物を構成した場合に保存安定性が高く、屈折率異方性が大きく、本願発明の化合物を含有する組成物を用いた光学異方体は、樹脂金型を取り付けた際にヘイズが生じにくいことがわかる。
レンチキュラーレンズの構成を模式図で示す。 配向方向を模式図で示す。
1:配向処理が施された樹脂金型
2:重合性液晶組成物の塗布膜
3:ガラス基材
4:重合性液晶組成物の重合体
da:樹脂金型の配向方向
db:ガラス基材の配向方向
(A):紫外線照射後のレンチキュラーレンズ
(B):樹脂金型取り付け前の塗布膜
(C):樹脂金型
(D):ガラス基材

Claims (14)

  1. 一般式(I)
    Figure 0006323144
    (式中、P及びPは各々独立して下記の式(P−1)から式(P−20)
    Figure 0006323144
    から選ばれる基を表し、S及びSは各々独立してスペーサー基を表すが、S及び/又はSが複数存在する場合それらは同一であっても異なっていても良く、X及びXは各々独立して−O−、−S−、−OCH−、−CHO−、−CO−、−COO−、−OCO−、−CO−S−、−S−CO−、−O−CO−O−、−CO−NH−、−NH−CO−、−SCH−、−CHS−、−CFO−、−OCF−、−CFS−、−SCF−、−CH=CH−COO−、−CH=CH−OCO−、−COO−CH=CH−、−OCO−CH=CH−、−COO−CHCH−、−OCO−CHCH−、−CHCH−COO−、−CHCH−OCO−、−COO−CH−、−OCO−CH−、−CH−COO−、−CH−OCO−、−CH=CH−、−N=N−、−CH=N−N=CH−、−CF=CF−、−C≡C−又は単結合を表すが、X及び/又はXが複数存在する場合それらは同一であっても異なっていても良く(ただし、P−S、S−X、X−S、及びS−Pは、−O−O−、−NH−O−、−O−NH−、−O−S−又は−S−O−基を含まない。)、n1及びn2は各々独立して0から8の整数を表し、A、A及びAは各々独立して1,4−フェニレン基、1,4−シクロヘキシレン基、ピリジン−2,5−ジイル基、ピリミジン−2,5−ジイル基、ナフタレン−2,6−ジイル基、ナフタレン−1,4−ジイル基、テトラヒドロナフタレン−2,6−ジイル基、デカヒドロナフタレン−2,6−ジイル基又は1,3−ジオキサン−2,5−ジイル基を表すが、これらの基は無置換又は1つ以上のLによって置換されても良いが、A び/又はAが複数現れる場合は各々同一であっても異なっていても良く、
    Bはナフタレン−2,6−ジイル基を表すが、当該基は無置換又は1つ以上のLによって置換されても良く、Z及びZは各々独立して−O−、−S−、−OCH−、−CHO−、−CHCH−、−CO−、−COO−、−OCO−、−CO−S−、−S−CO−、−O−CO−O−、−CO−NH−、−NH−CO−、−SCH−、−CHS−、−CFO−、−OCF−、−CFS−、−SCF−、−CH=CH−COO−、−CH=CH−OCO−、−COO−CH=CH−、−OCO−CH=CH−、−COO−CHCH−、−OCO−CHCH−、−CHCH−COO−、−CHCH−OCO−、−COO−CH−、−OCO−CH−、−CH−COO−、−CH−OCO−、−CH=CH−、−N=N−、−CH=N−N=CH−、−CF=CF−又は単結合を表すが、Z及び/又はZが複数現れる場合は各々同一であっても異なっていても良く、m1及びm2は0、1又は2を表すが、m1+m2は0、1又は2を表し、Lはフッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、ペンタフルオロスルフラニル基、シアノ基、ニトロ基、イソシアノ基、アミノ基、ヒドロキシル基、メルカプト基、メチルアミノ基、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基、ジイソプロピルアミノ基、トリメチルシリル基、ジメチルシリル基、チオイソシアノ基、又は、1個の−CH−又は隣接していない2個以上の−CH−が各々独立して−O−、−S−、−CO−、−COO−、−OCO−、−CO−S−、−S−CO−、−O−CO−O−、−CO−NH−、−NH−CO−、−CH=CH−COO−、−CH=CH−OCO−、−COO−CH=CH−、−OCO−CH=CH−、−CH=CH−、−CF=CF−、−C≡C−から選択される基によって置換されても良い炭素原子数1から12の直鎖又は分岐アルキル基を表すが、m1+m2が0の場合、A及びBで表される基の一方又は両方は、1個又は2個以上の置換基Lによって置換され、m1+m2が1又は2の場合、存在するA、A、A又はBで表される基の1個又は2個以上は、1個又は2個以上の置換基Lによって置換されるが、Lが複数存在する場合それらは同一であっても異なっていても良い。)で表される化合物。
  2. 一般式(I)においてS及びSが各々独立して、1個の−CH−又は隣接していない2個以上の−CH−が各々独立して−O−、−COO−、−OCO−又は−OCO−O−に置き換えられても良い炭素原子数1から20のアルキレン基を表す請求項1記載の化合物。
  3. 一般式(I)においてX及びXが各々独立して−O−、−COO−、−OCO−又は単結合を表す請求項1又は請求項2に記載の化合物。
  4. 一般式(I)においてA、A及びAが各々独立して、下記の式(a−1)から式(a−6)
    Figure 0006323144
    及び下記の式(a−7)から式(a−14)
    Figure 0006323144
    から選ばれる基を表す請求項1から請求項のいずれか一項に記載の化合物。
  5. 一般式(I)においてBが下記の式(b−1)から式(b−3)
    Figure 0006323144
    から選ばれる基を表す請求項1から請求項のいずれか一項に記載の化合物。
  6. 一般式(I)においてZ及びZが各々独立して−COO−、−OCO−又は単結合を表す請求項1から請求項のいずれか一項に記載の化合物。
  7. 一般式(I)においてLがフッ素原子、塩素原子、炭素原子数1から7の直鎖アルコキシ基又は炭素原子数1から8の直鎖アルキル基を表す請求項1から請求項のいずれか一項に記載の化合物。
  8. 一般式(I)においてn1及びn2が1を表す請求項1から請求項のいずれか一項に記載の化合物。
  9. 一般式(I)においてm1+m2が0又は1を表す請求項1から請求項のいずれか一項に記載の化合物。
  10. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載の化合物を含有する組成物。
  11. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載の化合物を含有する液晶組成物。
  12. 請求項1又は請求項1に記載の組成物を重合することにより得られる重合体。
  13. 請求項1記載の重合体を用いた光学異方体。
  14. 請求項1から請求項のいずれかに記載の化合物を用いた樹脂、樹脂添加剤、オイル、フィルター、接着剤、粘着剤、油脂、インキ、医薬品、化粧品、洗剤、建築材料、液晶材料、電子材料、自動車部品、機械部品、農薬及び食品並びにそれらを使用した製品。
JP2014088131A 2014-04-22 2014-04-22 重合性化合物及び光学異方体 Expired - Fee Related JP6323144B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014088131A JP6323144B2 (ja) 2014-04-22 2014-04-22 重合性化合物及び光学異方体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014088131A JP6323144B2 (ja) 2014-04-22 2014-04-22 重合性化合物及び光学異方体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015205843A JP2015205843A (ja) 2015-11-19
JP6323144B2 true JP6323144B2 (ja) 2018-05-16

Family

ID=54603006

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014088131A Expired - Fee Related JP6323144B2 (ja) 2014-04-22 2014-04-22 重合性化合物及び光学異方体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6323144B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6402976B2 (ja) * 2014-07-04 2018-10-10 Dic株式会社 重合性化合物及び光学異方体
JP6918352B2 (ja) * 2016-07-20 2021-08-11 学校法人立命館 フォトルミネッセント材料として有用なポリマー
WO2019059318A1 (ja) * 2017-09-21 2019-03-28 Agc株式会社 含フッ素化合物、含フッ素重合体及び含フッ素重合体の製造方法
JP7069618B2 (ja) * 2017-09-28 2022-05-18 Dic株式会社 マレイミド化合物、並びにこれを用いた組成物および硬化物
US20210071080A1 (en) * 2018-02-07 2021-03-11 Jnc Corporation Compound, liquid crystal composition and liquid crystal display device
CN117280011A (zh) 2021-05-07 2023-12-22 默克专利股份有限公司 反应性介晶
JPWO2022270563A1 (ja) * 2021-06-23 2022-12-29
CN117561233A (zh) * 2021-06-23 2024-02-13 富士胶片株式会社 化合物、组合物、固化物、光学各向异性体、光学元件及导光元件
WO2024068311A1 (en) * 2022-09-26 2024-04-04 Rolic Technologies AG Liquid crystal compounds

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3999400B2 (ja) * 1999-03-31 2007-10-31 富士フイルム株式会社 コレステリック液晶性組成物および液晶表示装置
JP4608852B2 (ja) * 2002-10-15 2011-01-12 チッソ株式会社 液晶性ビニルケトン誘導体およびその重合体
EP2227513B1 (en) * 2008-01-11 2012-08-29 Merck Patent GmbH Reactive mesogenic compounds and mixtures
WO2011160765A1 (de) * 2010-06-25 2011-12-29 Merck Patent Gmbh Polymerisierbare verbindungen und ihre verwendung in flüssigkristallanzeigen
TWI622598B (zh) * 2011-03-29 2018-05-01 Dainippon Ink & Chemicals 聚合性化合物、聚合性組成物及光學各向異性體
JP2013064890A (ja) * 2011-09-16 2013-04-11 Fujifilm Corp 重合体および赤外線反射フィルム
JP5885017B2 (ja) * 2011-10-31 2016-03-15 Dic株式会社 アゾベンゼン誘導体及びこれを含有する液晶組成物
JP5962949B2 (ja) * 2011-11-28 2016-08-03 Dic株式会社 重合性液晶化合物
US9469810B2 (en) * 2011-11-30 2016-10-18 Dic Corporation Polymerizable liquid crystal composition and thin film using same

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015205843A (ja) 2015-11-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6323144B2 (ja) 重合性化合物及び光学異方体
JP6402976B2 (ja) 重合性化合物及び光学異方体
CN108349925B (zh) 聚合性化合物和光学各向异性体
JP6066252B2 (ja) 重合性化合物及び光学異方体
JP6164509B2 (ja) 重合性化合物及び光学異方体
JP6292462B2 (ja) 重合性化合物及び光学異方体
JP6319618B2 (ja) 重合性化合物及び光学異方体
JP6337497B2 (ja) 重合性化合物及び光学異方体
JP6531935B2 (ja) 重合性化合物及び光学異方体
JP6217999B2 (ja) 重合性化合物及び光学異方体
JP2018154658A (ja) 重合性化合物及び光学異方体
JP6241654B2 (ja) 重合性化合物及び光学異方体
JP6634692B2 (ja) 重合性化合物及び光学異方体
JP6529519B2 (ja) 重合性化合物及び光学異方体
JP6769131B2 (ja) 重合性化合物及び光学異方体
WO2012144331A1 (ja) 末端環構造にラテラル置換基を有する重合性化合物
JP6304529B2 (ja) 重合性化合物及び光学異方体
JP6418476B1 (ja) 重合性化合物及び光学異方体
JP7078089B2 (ja) 重合性化合物及び光学異方体
JP6550742B2 (ja) 重合性化合物及び光学異方体
JP2017218391A (ja) 重合性化合物及び光学異方体
JP2014019654A (ja) 重合性アセチレン化合物
JP2018035126A (ja) 重合性化合物及び光学異方体
JP2017210409A (ja) 重合性化合物及び光学異方体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171102

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171102

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171225

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20180220

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180313

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180326

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6323144

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees