JP6265171B2 - 車両の熱交換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の熱交換装置に関するものである。
特許文献1に開示されている車両の熱交換装置は、内燃機関のウォータジャケット出口からウォータジャケット入口までの間に、オイルクーラとヒータとが並列に接続された冷却水回路を備えている。
特開2014−196708号公報
特許文献1に開示されている冷却水回路のように、内燃機関のウォータジャケット出口からウォータジャケット入口までの間に、各熱交換器を並列に接続する態様として、EGRクーラ、オイルクーラ、及びATFウォーマを並列に接続する態様が考えられる。このような場合、内燃機関のウォータジャケット出口から流出した冷却水が、EGRクーラ、オイルクーラ及びATFウォーマへと分岐して流れる。
ここで、オイルクーラでは、冷却水とエンジンオイルとが熱交換され、ATFウォーマでは冷却水と自動変速機の作動油であるATFとが熱交換される。そして、一般的に、EGRクーラの熱容量に比べて、オイルクーラ及びエンジンオイルの熱容量は大きく、ATFウォーマ及びATFの熱容量が大きい。そのため、内燃機関の冷間始動時に、冷却水によりEGRクーラは早期に暖機されるものの、ATFウォーマにおけるATFの加温を通じた自動変速機の暖機と、オイルクーラにおけるエンジンオイルの加温を通じた同オイルが供給される各部の暖機に長時間を要してしまう。
ところで、EGRクーラの暖機が完了していない間は、EGR通路内での凝縮水の発生を抑制するため、EGR通路を通じた吸気通路側への排気の還流は行われないが、EGRクーラの暖機が完了するとEGR通路を通じて排気が吸気通路側に還流されるようになる。その結果、EGRクーラでは冷却水が排気から熱を受け取ることにより高温となる。
しかしながら、上記の構成では、排気から熱を受け取った高温の冷却水は、オイルクーラやATFウォーマを通過せずに、内燃機関のウォータジャケット入口に導入される。そのため、EGRクーラを通過した冷却水の熱をオイルクーラやATFウォーマによる暖機に活用することができない。特に、EGRクーラを通過した冷却水がラジエータを通過する場合には、EGRクーラにおいて冷却水が排気との熱交換によって受け取った熱がオイルクーラによる暖機やATFウォーマによる暖機に利用されずに、放熱されてしまうことになる。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、EGRクーラにおいて冷却水が排気から受け取った熱を有効に利用することにより、オイルクーラとATFウォーマとによる暖機に要する時間を短縮化することができる車両の熱交換装置を提供することにある。
上記課題を解決するための車両の熱交換装置は、吸気通路と排気通路とを接続して排気を前記吸気通路に還流するEGR通路を有する内燃機関と自動変速機とが搭載される車両に適用され、前記内燃機関のウォータジャケットの出口から同ウォータジャケットの入口までの間に、ウォータポンプと、前記EGR通路を流れる排気と冷却水とが熱交換するEGRクーラと、エンジンオイルと冷却水とが熱交換するオイルクーラと、自動変速機の作動油であるATFと冷却水とが熱交換するATFウォーマとが接続される冷却水回路を備える車両の熱交換装置であり、前記冷却水回路では、前記EGRクーラの下流に前記オイルクーラと前記ATFウォーマとが接続されている。
上記構成によれば、EGRクーラを流れた冷却水が、オイルクーラとATFウォーマとに流れる。そのため、EGRクーラの暖機完了後に、EGRクーラにおいて冷却水が排気から受け取った熱を、オイルクーラによる暖機やATFウォーマによる暖機に利用することができる。したがって、オイルクーラによる暖機とATFウォーマによる暖機に要する時間を短縮化することができる。
また、車両の熱交換装置は、前記EGR通路には、排気の還流量を調整するためのEGRバルブが設けられており、前記冷却水回路では、前記EGRバルブと冷却水とが熱交換するバルブ用熱交換部が、前記EGRクーラと並列に接続されていることが好ましい。
上記構成によれば、冷間始動時には、ウォータジャケット出口から流出してバルブ用熱交換部を流れる冷却水によりEGRバルブを暖機することができる。したがって、排気がEGRバルブを通過する際に、凝縮水が発生することを抑制することができる。また、EGRバルブの暖機後においては、同バルブを通過する排気を冷却水により冷却することができる。
そして、EGRバルブは、オイルクーラ及びエンジンオイルと、ATFウォーマ及びATFとに比べて熱容量が小さいため、オイルクーラ及びATFウォーマによる暖機よりも早期に暖機され、バルブ用熱交換部において冷却水が排気から受け取った熱を、オイルクーラによる暖機やATFウォーマによる暖機に利用することができる。したがって、オイルクーラとATFウォーマとによる暖機が完了するのに要する時間をさらに短縮化することができる。
また、車両の熱交換装置は、前記EGR通路には、排気の還流量を調整するためのEGRバルブが設けられ、前記ウォータジャケットの出口から流出した冷却水の温度を検出する検出部と、前記検出部によって検出される冷却水の温度が、前記ATFウォーマ及び前記オイルクーラによる暖機が完了して冷却水によりATF及びエンジンオイルが冷却されているときに同検出部によって検出される冷却水の温度よりも高い所定温度以上となると、前記EGRバルブを閉弁する制御部とを備えることが好ましい。
ATFウォーマ及びオイルクーラによる暖機が完了した後には、ATFウォーマ及びオイルクーラを通過する冷却水との熱交換により、ATFやエンジンオイルが冷却されるようになる。そのため、暖機完了後にATFウォーマ及びオイルクーラに極めて高温の冷却水が流入した場合には、ATFやエンジンオイルが冷却することができなくなる。
上記構成によれば、ウォータジャケット出口から流出した冷却水の温度が所定温度以上となった場合、EGRバルブが閉弁されてEGR通路における排気の流れが停止される。そのため、ウォータジャケット出口から流出した所定温度以上の冷却水に、内燃機関から新たに排出された排気の熱がEGRクーラにおいて与えられることに起因して、冷却水がさらに高温となることを抑制することができる。これにより、オイルクーラとATFウォーマとによる暖機完了後に、高温の冷却水がオイルクーラとATFウォーマとに流入することが抑制されるようになる。そのため、ATFやエンジンオイルが冷却水により適切に冷却することができなくなってしまうことを抑制することができる。
第1実施形態の車両の熱交換装置とその周辺機構を示す模式図。 同実施形態におけるEGRカット制御の実行手順を示すフローチャート。 比較例における冷却水回路の各部の温度推移を示すタイミングチャート。 第1実施形態における冷却水回路の各部の温度推移を示すタイミングチャート。 第2実施形態の車両の熱交換装置とその周辺機構を示す模式図。
(第1実施形態)
以下、車両の熱交換装置を具体化した第1実施形態を図1〜図4を参照して説明する。
本実施形態の車両には、内燃機関10と自動変速機30とが搭載されている。
本実施形態の内燃機関10は、ガソリンエンジンであり、燃焼室に空気を送り込む吸気通路11と、燃焼室で燃焼した燃焼ガスが排気として排出される排気通路12とを備えている。吸気通路11と排気通路12とには、排気通路12を流れる排気を吸気通路11に還流するためのEGR通路13が接続されている。また、EGR通路13は、排気の還流量を調整するためのEGRバルブ14が設けられている。本実施形態のEGRバルブ14には、EGRバルブ14と冷却水とが熱交換するためのバルブ用熱交換部15が一体的に形成されている。また、EGR通路13において、EGRバルブ14の上流側にはEGRクーラ17が設けられている。EGRクーラ17では、EGR通路13を流れる排気と冷却水とが熱交換するように構成されている。
また、内燃機関10のシリンダブロックとシリンダヘッドとには、ウォータジャケット20が形成されている。また、車両には、内燃機関10の各部位の潤滑や作動油として用いられるエンジンオイルと冷却水とが熱交換するオイルクーラ25が設けられている。オイルクーラ25には、エンジンオイルが流れるオイル通路26が接続されており、エンジンオイルは、オイル通路26を通じてオイルクーラ25に導入されて冷却水と熱交換された後に、内燃機関10の各潤滑部位などに戻される。
自動変速機30はトルクコンバータ31を介して内燃機関10と接続されている。自動変速機30には、同変速機30を作動するための作動油、すなわちオートマチックトランスミッションフルード(以下、ATFという)が収容されている。車両には、このATFと冷却水とが熱交換するATFウォーマ35が設けられている。ATFウォーマ35には、自動変速機30内のATFが流れるATF通路37が接続されており、ATFがATF通路37を通じてATFウォーマ35に導入され、冷却水と熱交換された後に、ATF通路37を通じて自動変速機30内に戻される。
車両の熱交換装置1は、冷却水が循環する冷却水回路40を備えている。
冷却水回路40では、上記ウォータジャケット20の入口であるウォータジャケット入口21に、入口側通路41の下流端が接続されている。入口側通路41の途中には、ウォータポンプ45が接続されている。このウォータポンプ45は内燃機関10の出力軸であるクランク軸の回転に伴って駆動される。また、ウォータジャケット20の出口であるウォータジャケット出口22は、出口側通路42を介して制御バルブ46の流入口47に接続されている。
制御バルブ46は、上記流入口47と第1流出口48と第2流出口49とを備えており、これらの各開口47,48,49は、制御バルブ46の内部空間と連通している。制御バルブ46は内部空間に収容されている弁体を制御することにより、流入口47と第1流出口48との連通遮断状態、流入口47と第2流出口49との連通遮断状態を調整可能に構成されている。
制御バルブ46の第1流出口48には、第1熱交換通路50の上流端が接続されており、制御バルブ46の第2流出口49には、第2熱交換通路51の上流端が接続されている。第1熱交換通路50の下流端と第2熱交換通路51の下流端とは合流し、入口側通路41の上流端に接続されている。
上記第1熱交換通路50では、上流側から順に、EGRクーラ17とバルブ用熱交換部15とが並列に接続された第1並列通路50aと、オイルクーラ25とATFウォーマ35とが並列に接続された第2並列通路50bとが接続されている。すなわち、第1熱交換通路50では、EGRクーラ17の下流にオイルクーラ25とATFウォーマ35とが接続されている。
また、上記第2熱交換通路51の途中には、ラジエータ55が接続されている。
また、車両の熱交換装置1は、冷却水回路40における冷却水の流通状態や温度制御を行うための制御部60を備えている。制御部60は、中央処理制御装置(CPU)、各種プログラムやマップ等を予め記憶した読出専用メモリ(ROM)、CPUの演算結果等を一時記憶するランダムアクセスメモリ(RAM)、入力インターフェース、出力インターフェース等を備えたマイクロコンピュータを中心に構成されている。
制御部60は、車両に設けられる各種センサの信号が入力されることにより、冷却水回路40を流れる冷却水の温度や流通状態を調整する。上記各種センサとしては、吸入空気量GAを検出するエアフロメータ61、クランク軸の回転速度である機関回転速度NEを検出する回転速度センサ62、アクセルペダルの踏み込み量であるアクセル操作量を検出するアクセルセンサ63、車速を検出する車速センサ64が挙げられる。また、水温センサ65は、ウォータジャケット出口22から流出して出口側通路42を流れる冷却水の温度に対応する検出信号を出力することで、ウォータジャケット出口22から流出した冷却水の温度を検出する検出部を構成し、この水温センサ65の検出信号も制御部60に入力される。なお、以下においては、ウォータジャケット出口22の冷却水の温度を、出口冷却水温という。
制御部60は、これら各種センサの検出信号に基づいて、制御バルブ46及びEGRバルブ14を制御することで、冷却水回路40を流れる冷却水の温度や流通状態を調整する。
詳細には、制御部60は、制御バルブ46の制御として、内燃機関10の運転中は、流入口47と第1流出口48とが常時連通されるように制御する。これにより、内燃機関10の運転中においては、ウォータジャケット出口22から流出した冷却水の少なくとも一部が、常時、第1熱交換通路50に流入する。
また、制御部60は、水温センサ65の検出信号が示す出口冷却水温が、機関運転状態に基づいて設定される目標温度となるように流入口47と第2流出口49との連通状態を調整する。詳細には制御部60には、回転速度センサ62の検出信号に基づいて機関回転速度NEを把握するとともに、エアフロメータ61及びアクセルセンサ63等の検出信号に基づいて内燃機関10の負荷を把握する。そして、制御部60は、機関回転速度NEと負荷とに対する目標温度との関係を示すマップを予め記憶しており、把握される機関回転速度NEと負荷とをこのマップに適用することで、目標温度を設定する。なお、このマップでは、内燃機関10の負荷に関しては、負荷が大きいほど、同機関10を冷却すべく目標温度が低い温度に設定されており、内燃機関10の負荷が低いほど、同機関10の保温性を高めるため、目標温度が高い温度に設定されている。また、機関回転速度NEに関しては、ノッキングの発生を抑制すべく、同回転速度NEが高いほど目標温度が低い温度に設定されている。そして、こうして設定される目標温度の下限値は、内燃機関10の暖機完了しているときの温度に設定されている。
制御部60は、出口冷却水温が目標温度よりも低いときには、流入口47と第2流出口49との連通を遮断する。すなわち、出口冷却水温が目標温度よりも低いときには、冷却水の熱をラジエータで放熱させる必要がないため、冷却水が第2流出口49から第2熱交換通路51へ流れないように制御する。一方、制御部60は、出口冷却水温が目標温度よりも高い場合には、ウォータジャケット出口22から流出した冷却水をラジエータ55に流入させて放熱させるために、制御バルブ46の弁体を制御して流入口47と第2流出口49を連通させる。そして、制御部60は、出口冷却水温が目標温度よりも高いほど、連通状態にある流入口47と第2流出口49との間の通路断面積が大きくなるように弁体を制御して、ウォータジャケット出口から流出した冷却水のうちラジエータ55を流れる冷却水の流量が多くなるようにする。
また、制御部60は、出口冷却水温が基準温度未満の状態では、EGRバルブ14を全閉とする。この基準温度は、上記目標温度よりも低い温度であって、基準温度以上の冷却水がEGRクーラ17及びバルブ用熱交換部15を流れることにより、排気がEGRクーラ17及びEGRバルブ14を流れて冷却水により冷却されたとしても、排気に含まれる水蒸気が凝縮することを抑制することができる温度に設定されている。すなわち、出口冷却水温が基準温度未満の状態では、排気がEGRクーラ17及びEGRバルブ14を流れて冷却水により冷却されることにより、排気に含まれる水蒸気が凝縮する可能性があることから、EGRバルブ14を全閉とする。そして、制御部60は、出口冷却水温が上記基準温度以上となると、上記各種センサ等からの信号により把握される機関運転状態や出口冷却水温度等に応じてEGRバルブ14を開弁し、その開度を調整する。
こうした制御により、冷却水回路40では、以下のように冷却水が流通するとともに、冷却水の温度が変化する。なお、図1において冷却水回路40に沿った破線矢印は、各冷却水通路41,42,50,51を冷却水の流通が許容されている状況において、冷却水の流れる方向を示している。
内燃機関10の冷間始動時には、出口冷却水温は、上記基準温度未満であり、上記目標温度よりも低い。そのため、内燃機関10の冷間始動時には、制御バルブ46では、流入口47と第1流出口48とは連通されるものの、流入口47と第2流出口49との連通は遮断される。これにより、内燃機関10のウォータジャケット20を流れ、ウォータジャケット出口22から流出した冷却水は、第1熱交換通路50に流入するものの、第2熱交換通路51には流入しない。したがって、ウォータジャケット20から流出した冷却水は、第1熱交換通路50において、バルブ用熱交換部15とEGRクーラ17とに分岐して流れた後に合流し、オイルクーラ25とATFウォーマ35とに分岐して流れる。その後、オイルクーラ25とATFウォーマ35とから流出した冷却水は、合流してウォータポンプ45に吸入され、内燃機関10のウォータジャケット20に流入する。
そして、内燃機関10の運転が継続されることにより同機関10の温度が徐々に上昇すると、出口冷却水温が徐々に上昇する。出口冷却水温が基準温度になると、この基準温度以上の冷却水がバルブ用熱交換部15及びEGRクーラ17とに分岐して流れる。EGRバルブ14及びEGRクーラ17は、ともに熱容量が小さいため、基準温度以上の冷却水が流入することにより早期に暖機が完了する。そして、出口冷却水温が基準温度以上となったことにより、制御部60の制御によりEGRバルブ14が開弁されると、排気がEGR通路13を流れる。これにより、冷却水は、EGRクーラ17を流れる際に、排気から熱を受け取って高温となる。また、冷却水は、バルブ用熱交換部15を流れる際にも排気から熱を受け取って高温となる。そのため、第1熱交換通路50では、EGRクーラ17とバルブ用熱交換部15とのそれぞれから流出した高温の冷却水が合流した後に、オイルクーラ25とATFウォーマとに分岐して流れる。このように、本実施形態の冷却水回路40では、EGRクーラ17及びバルブ用熱交換部15の下流に、オイルクーラ25とATFウォーマ35とが接続されている。そのため、EGRクーラ17及びEGRバルブ14の暖機完了後に、EGRクーラ17及びバルブ用熱交換部15において冷却水が排気から受け取った熱が、オイルクーラ25による暖機やATFウォーマ35による暖機に利用され、オイルクーラ25とATFウォーマ35とによる暖機に要する時間が短縮化される。そして、オイルクーラ25を流れた冷却水とATFウォーマ35を流れた冷却水とは合流してウォータポンプ45に吸入されて、内燃機関10のウォータジャケット20に流入する。
その後、内燃機関10の暖機が完了して、出口冷却水温が内燃機関10の運転状態に応じた目標温度以上となると、制御バルブ46の流入口47と第2流出口49とが連通状態となる。これにより、ウォータジャケット出口22から流出した冷却水の一部は、第2熱交換通路51を流れて、冷却水がラジエータ55を流れる際に、冷却水の熱が放熱される。また、ウォータジャケット出口22から流出した冷却水のうちの残りの一部は、上記したように第1熱交換通路50を流れる。また、EGRクーラ17、EGRバルブ14、オイルクーラ25、及びATFウォーマ35における暖機が完了された後には、冷却水によりEGRクーラ17及びEGRバルブ14を流れる排気が冷却されるとともに、オイルクーラ25においてエンジンオイルが冷却水により冷却され、ATFウォーマ35において冷却水によりATFが冷却される。そして、第1熱交換通路50を流れた冷却水と第2熱交換通路51を流れた冷却水とが合流してウォータポンプ45に吸入され、ウォータジャケット20に流入する。
なお、上記の通り、ATFウォーマ35及びオイルクーラ25による暖機が完了した後には、ATFウォーマ35及びオイルクーラ25を通過する冷却水との熱交換により、ATFやエンジンオイルが冷却されるようになる。そのため、ATFウォーマ35及びオイルクーラ25による暖機完了後に、ATFウォーマ35及びオイルクーラ25に極めて高温の冷却水が流入した場合には、ATF及びエンジンオイルを適切に冷却することができなくなる。
そこで、本実施形態では、制御部60が、水温センサ65の検出信号が示す出口冷却水温が、ATFウォーマ35及びオイルクーラ25による暖機が完了して、冷却水によりATFやエンジンオイルが冷却されているときに水温センサ65の検出信号が示す所定温度以上となったときに、EGRバルブ14を閉弁することによりEGRをカットする。なお、この所定温度は、上記目標温度の下限値よりも高い温度であり、ATFウォーマ35及びオイルクーラ25による暖機が完了して、冷却水によりATFやエンジンオイルが冷却されているときの出口冷却水温を、予め実験やシミュレーションにより導出することにより設定されている。
制御部60によるEGRカット制御は、図2のフローチャートに示す処理手順に従って実行される。図2に示す処理は、内燃機関10の運転中に所定周期毎に繰り返し実行される。
図2に示すように、EGRカット制御がスタートすると、ステップS11において、出口冷却水温が所定温度以上であるか否かが判定される。出口冷却水温が所定温度以上である場合には(ステップS11:YES)、ステップS12に移り、EGRカット許可条件が成立しているか否かを判定する。EGRカット許可条件としては、高速走行中にさらに加速要求がある場合など、内燃機関10の出力要求が大きい状況である運転状態であることが条件とされる。すなわち、このような運転状態では、EGRをカットしても燃費がさほど問題とならないため、EGRカットが許可される。制御部60は、例えば、車速センサ64の検出信号が示す車速が所定速度以上であって、アクセル操作量が所定量以上である場合等には、内燃機関10の出力要求が大きくEGRカット許可条件が成立していると判定する。そして、ステップS12において、EGRカット許可条件が成立していると判定されると(ステップS12:YES)、ステップS13に移り、EGRバルブ14を閉弁して全閉状態とし、本処理を一旦終了する。
このように、出口冷却水温が所定温度以上となったときには、EGRカット許可条件が成立した場合に、EGRバルブ14が全閉状態とされる。そのため、ウォータジャケット出口22から流出した所定温度以上の冷却水に、内燃機関10から新たに排出された排気の熱がEGRクーラ17において与えられることに起因して、ATFウォーマ35及び前記オイルクーラ25に高温の冷却水が流入することが抑制される。
一方、ステップS11において、出口冷却水温が所定温度未満であると判定された場合は(ステップS11:NO)、本処理が一旦終了される。すなわち、このような場合は、図2に示す処理とは別の処理により、EGRバルブ14の開度が制御される。すなわち、出口冷却水温が上記基準温度未満である場合には、制御部60は、上記したように、EGRバルブ14を全閉状態に制御する。また、出口冷却水温が上記基準温度以上であって、上記所定温度未満である場合には、制御部60は、内燃機関10の運転状態に応じてEGRバルブ14の開度が調整されるように制御する。
また、ステップS12において、EGRカット許可条件が成立していないと判定された場合においても(ステップS12:NO)、本処理が一旦終了される。すなわち、このような場合は、図2に示す処理とは別の処理により、制御部60は、内燃機関10の運転状態に応じてEGRバルブ14の開度が調整されるように制御する。
次に、本実施形態の作用を図3及び図4を参照して、比較例と比較しながら説明する。なお、図3は、比較例における冷却水回路40の各部での冷却水温度を示しており、図4は本実施形態の冷却水回路40の各部での冷却水温度を示している。図3及び図4において、実線L1は、ウォータジャケット出口22から流出した冷却水の温度である出口冷却水温を示している。また、破線L2は、EGRクーラ17から流出した冷却水の温度を示している。また、オイルクーラ25とATFウォーマ35とのそれぞれから流出する冷却水の温度はほぼ同じ態様で変化し、実線L3で示している。
比較例では、本実施形態と異なり、第1熱交換通路50において、EGRクーラ17とEGRバルブ14のバルブ用熱交換部15とオイルクーラ25とATFウォーマ35とが並列に接続されている。また、比較例では、図2に示した出口冷却水温が所定温度以上となった場合のEGRカット制御が行われない。なお、比較例におけるその他の構成は本実施形態と同じであるため、説明を省略する。まず、比較例における冷却水温度の推移を、図3を参照して説明する。
図3に示すように、時刻t0には、冷却水回路40の各部における冷却水の温度が冷間時であることを示す温度Taであり、この状態で内燃機関10が運転を開始する。そして、内燃機関10の運転が開始して冷却水回路40における冷却水の循環が開始されると、実線L1に示すように、内燃機関10が徐々に温度上昇するため、出口冷却水温が徐々に上昇する。また、ウォータジャケット出口22から流出した冷却水がEGRクーラ17とEGRバルブ14のバルブ用熱交換部15とに流入するため、実線L1の出口冷却水温が上昇するのに伴って、破線L2に示すように、EGRクーラ17を流れた冷却水の温度も上昇する。そして、時刻t1において、出口冷却水温度が基準温度Tbを超えると、EGRバルブ14が開弁することによって、EGR通路13に排気が流れる。これにより、破線L2に示すように、EGRクーラ17を流れる冷却水は排気の熱を受け取るため、温度が急激に上昇する。
そして、時刻t2に、出口冷却水温が内燃機関10の運転状態に基づく目標温度Tc以上となると、制御バルブ46における流入口47と第2流出口49とが連通し、弁体によりその連通状態(流路断面積)が調整されることにより、出口冷却水温が目標温度Tcとなるように制御される。なお、図3では、目標温度Tcが一定の場合を示している。
また、オイルクーラ25とATFウォーマ35には、ウォータジャケット出口22から流出した冷却水が流れるため、実線L3に示すように、オイルクーラ25とATFウォーマ35とのそれぞれを流れた冷却水の温度は時刻t0から徐々に温度上昇する。そして、時刻t3において、オイルクーラ25とATFウォーマ35とのそれぞれを流れた冷却水の温度が温度Tdとなり、オイルクーラ25においてエンジンオイルを加温することによる同オイルが供給される各部の暖機と、ATFウォーマ35におけるATFの加温を通じた自動変速機30の暖機とが完了する。
これに対して、本実施形態では、図4に示すように冷却水の温度が変化する。なお、この例では、時刻t10における内燃機関10の始動開始時には、各部における冷却水の温度が、図3の比較例における始動時の温度と同じ温度Taとする。
時刻t10に内燃機関10の運転が開始して冷却水回路40における冷却水の循環が開始されると、実線L1に示す出口冷却水温が徐々に上昇する。また、ウォータジャケット出口22から流出した冷却水がEGRクーラ17とEGRバルブ14のバルブ用熱交換部15とに流入するため、出口冷却水温が上昇するのに伴って、破線L2に示すように、EGRクーラ17を流れた冷却水の温度も上昇する。そして、時刻t11において、出口冷却水温度が基準温度Tbを超えると、EGRバルブ14が開弁することによって、EGR通路13に排気が流れる。これにより、破線L2に示すように、EGRクーラ17を流れる冷却水は排気の熱を受け取り、急激に温度上昇する。
そして、実線L3に示すように、オイルクーラ25とATFウォーマ35とには、ウォータジャケット出口22から流出して、EGRクーラ17とEGRバルブ14のバルブ用熱交換部15とを流れた冷却水が流入する。したがって、オイルクーラ25とATFウォーマ35とのそれぞれを流れた冷却水の温度は、時刻t10から徐々に温度上昇し、時刻t11以降は、流入する冷却水の温度が急上昇するため、オイルクーラ25とATFウォーマ35とのそれぞれを流れた冷却水の温度も急激に上昇する。これにより、オイルクーラ25とATFウォーマ35とのそれぞれを流れた冷却水の温度は、時刻t12において、温度Tdとなり、オイルクーラ25においてエンジンオイルを加温することによる同オイルが供給される各部の暖機と、ATFウォーマ35におけるATFの加温を通じた自動変速機30の暖機とが完了する。そして、この暖機完了に要する期間、すなわち時刻t10から時刻t12までの期間は、図3に示した比較例においてオイルクーラ25とATFウォーマ35とによる暖機に要した期間、すなわち時刻t0から時刻t3までの期間よりも短い期間となる。このように、本実施形態では、オイルクーラ25とATFウォーマ35とによる暖機に要する期間が短縮化される。
また、時刻t13に、出口冷却水温が内燃機関10の運転状態に基づく目標温度Tc以上となると、制御バルブ46における流入口47と第2流出口49とが連通し、弁体によりその連通状態(流路断面積)が調整されることにより、出口冷却水温が目標温度Tcとなるように制御される。なお、図4では、目標温度Tcが一定の場合を示している。
図4において、時刻t14に、出口冷却水温度が上記所定温度Te以上となり、EGRカット許可条件が成立すると、EGRバルブ14が閉弁される。ここで、ウォータジャケット出口22から流出した所定温度以上の冷却水に、EGRクーラ17において内燃機関10から新たに排出された排気の熱が与えられると、一点鎖線L4に示すように、冷却水がさらに高温となる。そのため、オイルクーラ25とATFウォーマ35とに流入する冷却水の温度が高くなることから、オイルクーラ25とATFウォーマ35とから流出した冷却水の温度は、一点鎖線L5に示すように高温となり、オイルクーラ25とATFウォーマ35とにおける冷却水による冷却が適切になされない。これに対して、本実施形態では、時刻t14に、EGRバルブ14が全閉状態となり、EGR通路13における排気の流れが停止される。そのため、破線L2に示すように、冷却水は、EGRクーラ17を流れても、内燃機関10から新たに排出された排気からの熱が与えられることがないため、出口冷却水温とほぼ同じ温度となる。そのため、高温の冷却水がオイルクーラ25とATFウォーマ35に流入することが抑制されるため、ATFやエンジンオイルを冷却水により適切に冷却することができなくなってしまうことを抑制することができる。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)本実施形態の車両の熱交換装置1は、ウォータジャケット出口22からウォータジャケット入口21までの間に、ウォータポンプ45とEGRクーラ17とオイルクーラ25とATFウォーマ35とが接続される冷却水回路40を備えている。そして、冷却水回路40では、EGRクーラ17の下流にオイルクーラ25とATFウォーマ35とが接続されている。これにより、EGRクーラ17を流れた冷却水が、オイルクーラ25とATFウォーマ35とに流れる。そのため、EGRクーラ17の暖機完了後に、EGRクーラ17において冷却水が排気から受け取った熱を、オイルクーラ25による暖機とATFウォーマ35による暖機に有効に利用することができる。したがって、オイルクーラ25とATFウォーマ35とによる暖機が完了するのに要する時間を短縮化することができる。
(2)本実施形態では、EGR通路13に、排気の還流量を調整するためのEGRバルブ14が設けられており、冷却水回路40では、EGRバルブ14と冷却水とが熱交換するバルブ用熱交換部15が、EGRクーラ17と並列に接続されている。これにより、冷間始動時には、ウォータジャケット出口22から流出してバルブ用熱交換部15を流れる冷却水によりEGRバルブ14を暖機することができる。したがって、排気がEGRバルブ14を通過する際に、凝縮水が発生することを抑制することができる。また、EGRバルブ14の暖機後においては、同バルブ14を通過する排気を冷却水により冷却することができる。
そして、EGRバルブ14は、熱容量が小さいため、オイルクーラ25及びATFウォーマ35による暖機が完了するよりも早期に暖機が完了し、EGRバルブ14において冷却水が排気から受け取った熱を、オイルクーラ25による暖機とATFウォーマ35による暖機に有効に利用することができる。したがって、オイルクーラ25とATFウォーマ35とによる暖機が完了されるのに要する時間をさらに短縮化することができる。
(3)本実施形態の車両の熱交換装置1では、水温センサ65の検出信号が示す出口冷却水温が、ATFウォーマ35及びオイルクーラ25による暖機が完了して、冷却水によりATF及びエンジンオイルが冷却されているときの出口冷却水温よりも高い所定温度以上となると、制御部60により、EGRバルブ14が閉弁されるように制御される。
これにより、ウォータジャケット出口22から流出した冷却水の温度が所定温度以上となった場合には、EGR通路13における排気の流れが停止される。そのため、ウォータジャケット出口22から流出した所定温度以上の冷却水に、内燃機関10から新たに排出された排気の熱がEGRクーラ17において与えられることに起因して、冷却水がさらに高温となることを抑制することができる。そのため、オイルクーラ25とATFウォーマ35とによる暖機完了後に、高温の冷却水がオイルクーラ25とATFウォーマ35とに流入することが抑制されるようになる。そのため、ATFやエンジンオイルが冷却水により適切に冷却することができなくなってしまうことを抑制することができる。
(4)本実施形態では、EGRクーラ17の下流にオイルクーラ25とATFウォーマ35とを接続するにあたり、オイルクーラ25とATFウォーマ35とを並列に接続するようにしている。これにより、第1熱交換通路50においてEGRクーラ17の下流にオイルクーラ25とATFウォーマ35とを直列に接続する構成とした場合と比べて、冷却水が第1熱交換通路50を流れる際の圧力損失が大きくなることを抑制することができるため、第1熱交換通路50を流れる冷却水の流量が少なくなることを抑制することができる。
(第2実施形態)
次に、車両の熱交換装置2の第2実施形態について、図5を参照して説明する。
図5に示すように、第2実施形態の車両の熱交換装置2の冷却水回路43には、第1実施形態の冷却水回路40と異なり、制御バルブ46が設けられておらず、ウォータジャケット出口22に接続される出口側通路42に第1熱交換通路50の上流端と第2熱交換通路51の上流端とが接続されている。また、第1熱交換通路50の下流端と第2熱交換通路51の下流端とはサーモスタットバルブ56を介して入口側通路41の上流端に接続されている。なお、第1実施形態と同じ構成については、図5において第1実施形態と同じ符号で示し、説明を適宜省略する。
サーモスタットバルブ56は、第1熱交換通路50と入口側通路41とが同サーモスタットバルブ56を通じて常に連通するように構成されている。また、サーモスタットバルブ56は、バイパス通路44によって、ウォータジャケット出口22に接続される出口側通路42と接続されることにより、ウォータジャケット20から流出した冷却水の一部がバイパス通路44を通じてサーモスタットバルブ56の感温部に供給された後に、入口側通路41に流入する。そして、サーモスタットバルブ56は、バイパス通路44を通じて供給される冷却水の温度、すなわち出口冷却水温が設定温度未満の状態では、第2熱交換通路51と入口側通路41との連通を遮断し、出口冷却水温が設定温度以上であるときには、第2熱交換通路51と入口側通路41とを連通させるように構成されている。なお、この設定温度は、内燃機関10が暖機されている場合の出口冷却水温の下限値以上の温度であり、EGRカット制御を行うための上記所定温度よりも低い温度である。
以上の構成により、内燃機関10の冷間始動時には、サーモスタットバルブ56により第2熱交換通路51から入口側通路41への冷却水の流通が禁止されるため、第2熱交換通路51における冷却水の流通が停止される。したがって、内燃機関10のウォータジャケット20から流出した冷却水は、第1熱交換通路50に流入するものの、第2熱交換通路51には流入しない。そのため、ウォータジャケット20から流出した冷却水は、第1熱交換通路50において、バルブ用熱交換部15とEGRクーラ17とに分岐して流れた後に、合流してオイルクーラ25とATFウォーマ35とに分岐して流れる。そして、オイルクーラ25とATFウォーマ35とのそれぞれから流出した冷却水は、合流してウォータポンプ45に吸入され、内燃機関10のウォータジャケット20に流入する。
そして、出口冷却水温が基準温度になると、この基準温度以上の冷却水がバルブ用熱交換部15及びEGRクーラ17とに分岐して流れる。これにより熱容量が小さいEGRバルブ14及びEGRクーラ17は、基準温度以上の冷却水が流入することにより早期に暖機が完了する。そして、出口冷却水温が基準温度以上となったことにより、制御部60の制御によりEGRバルブ14が開弁されると、排気がEGR通路13を流れる。これにより、冷却水は、EGRクーラ17を流れる際に、排気から熱を受け取って高温となる。また、冷却水は、バルブ用熱交換部15を流れる際にも排気から熱を受け取って高温となる。これにより、この高温の冷却水が合流した後に、オイルクーラ25とATFウォーマ35とに分岐して流れる。このように、本実施形態の冷却水回路43では、EGRクーラ17及びバルブ用熱交換部15の下流に、オイルクーラ25とATFウォーマ35とが接続されている。そのため、EGRクーラ17及びEGRバルブ14の暖機完了後に、EGRクーラ17及びEGRバルブ14において冷却水が排気から受け取った熱を、オイルクーラ25による暖機とATFウォーマ35による暖機に有効に利用することができる。したがって、オイルクーラ25とATFウォーマ35とによる暖機が完了するのに要する時間が短縮化される。そして、オイルクーラ25を流れた冷却水とATFウォーマ35を流れた冷却水とは合流してウォータポンプ45に吸入されて、内燃機関10のウォータジャケット20に流入する。
その後、内燃機関10の暖機が完了して、出口冷却水温が設定温度以上となると、サーモスタットバルブ56を通じた第2熱交換通路51からウォータポンプ45への冷却水の流通が許容される。これにより、ウォータジャケット出口22から流出した冷却水の一部は、第2熱交換通路51を流れて、冷却水がラジエータ55を流れる際に、冷却水の熱が放熱される。また、ウォータジャケット出口22から流出した冷却水の残りの一部は、上記した態様で第1熱交換通路50を流れる。
なお、本実施形態においても、制御部60は、水温センサ65の検出信号が示す出口冷却水温が所定温度以上となると、EGRカット許可条件が成立する場合に、EGRバルブ14が全閉状態に制御される。
本実施形態においても、上記第1実施形態における(1)〜(4)と同等の効果を奏することができる。
(その他の実施形態)
なお、上記各実施形態においては、以下のように変形してもよい。また、以下の変形例において組み合わせ可能なものは、適宜組み合わせて上記各実施形態に適用することもできる。
・上記各実施形態では、ウォータジャケット出口22からウォータジャケット入口21までの間に、EGRクーラ17と、EGRバルブ14のバルブ用熱交換部15と、オイルクーラ25と、ATFウォーマ35と、ラジエータ55とが接続されている。しかしながら、ウォータジャケット出口22からウォータジャケット入口21までの間に、この他の熱交換器が接続されていてもよい。ウォータジャケット出口22からウォータジャケット入口21までの間に接続される熱交換器は、例えば、排気冷却アダプタ、排気熱回収器、水冷式のヒートインシュレータの熱交換器、水冷式のオルタネータの熱交換器などの何れかであってもよい。また、こうした熱交換器は、第1熱交換通路50と第2熱交換通路51とに並列に接続される熱交換通路の途中に接続されてもよいし、第1熱交換通路50や第2熱交換通路51の途中に接続されていてもよい。なお、第1熱交換通路50と第2熱交換通路51と並列に接続される熱交換通路を設ける場合には、出口側通路42と各熱交換通路への連通状態を制御する制御バルブを設けるようにしてもよいし、各熱交換通路に、個別に電磁弁を設けるようにしてもよい。
また、車両が内燃機関10として、ディーゼルエンジンを搭載している場合には、ウォータジャケット出口22からウォータジャケット入口21までの間に接続される熱交換器としては、上記例示した熱交換器の他、サプライポンプと冷却水とが熱交換する熱交換部や、燃料クーラなどであってもよい。そして、こうした熱交換器は、第1熱交換通路50と第2熱交換通路51とに並列に接続される熱交換通路の途中に接続されてもよいし、第1熱交換通路50や第2熱交換通路51の途中に接続されていてもよい。なお、内燃機関10としてディーゼルエンジンが搭載される場合には、第1実施形態の制御バルブ46を用いて機関運転状態に応じた出口冷却水温の目標温度に制御する場合に、この目標温度の設定態様は、上記第1実施形態と異なる態様で設定すればよい。
・上記各実施形態では、EGRバルブ14と冷却水とが熱交換するバルブ用熱交換部15が、EGRクーラ17と並列に接続されている。しかしながら、バルブ用熱交換部15は、例えば、EGRクーラ17の下流であって、オイルクーラ25とATFウォーマ35の上流に接続してもよいし、冷却水回路40におけるその他の部位に接続するようにしてもよい。また、バルブ用熱交換部15は、EGRバルブ14に一体的に形成されていなくてもよく、EGRバルブ14に単に固定されているものであってもよい。また、EGRバルブ14には、バルブ用熱交換部15が固定されていなくてもよく、その場合には、冷却水回路にバルブ用熱交換部15が接続されていなくてもよい。
・上記各実施形態では、水温センサ65の検出信号が示す出口冷却水温が所定温度以上となると、EGRカット許可条件が成立している場合に、EGRバルブを閉弁するように制御している。しかしながら、水温センサ65の検出信号が示す出口冷却水温が所定温度以上となると、常にEGRバルブを閉弁するようにしてもよい。
また、車両の熱交換装置は、水温センサ65の検出信号が示す出口冷却水温が所定温度以上となった場合であっても、EGRバルブ14を出口冷却水温以外のパラメータに基づいて開度制御するようにしてもよい。
・上記各実施形態では、制御バルブ46やサーモスタットバルブ56等により、出口冷却水温度が特定の温度以上となったときに、ラジエータ55が設けられる第2熱交換通路51に冷却水が流れるように構成されている。しかしながら、こうした冷却水の流通状態の切り替えを、例えば、出口側通路42に対して第1熱交換通路50と第2熱交換通路51とを直接接続し、制御バルブ46やサーモスタットバルブ56に代わって、第2熱交換通路51の途中に電磁弁を設けて、この電磁弁を制御することにより行うようにしてもよい。
また、第2熱交換通路51における冷却水の流通が開始される時期は、上記各実施形態で例示した態様に限定されない。したがって、ATFウォーマ35とオイルクーラ25とによる暖機完了よりも早期にラジエータ55に冷却水が流れる構成であってもよい。また、冷却水回路に制御バルブ46やサーモスタットバルブ56、電磁弁等が設けられておらず、ウォータジャケット出口から流出した冷却水が、第2熱交換通路51にも常時流れる構成であってもよい。このような場合であっても、EGRクーラ17の下流にはオイルクーラ25とATFウォーマ35とが接続されているため、EGRクーラ17において冷却水が排気から受け取った熱をオイルクーラ25とATFウォーマ35とによる暖機に利用して、オイルクーラ25とATFウォーマ35とによる暖機に要する時間を短縮化することができる。
・上記各実施形態では、EGRクーラ17の下流にオイルクーラ25とATFウォーマ35とが並列に接続されている。しかしながら、EGRクーラ17の下流にオイルクーラ25とATFウォーマ35とが直列に接続されていてもよい。また、直列に接続される場合には、オイルクーラ25よりもATFウォーマ35が上流であってもよいし、ATFウォーマ35よりもオイルクーラ25が上流であってもよい。すなわち、車両の熱交換装置の冷却水回路では、EGRクーラ17の下流にオイルクーラ25とATFウォーマ35とが接続されていればよい。
1,2…熱交換装置、10…内燃機関、11…吸気通路、12…排気通路、13…EGR通路、14…EGRバルブ、15…バルブ用熱交換部、17…EGRクーラ、20…ウォータジャケット、21…ウォータジャケット入口、22…ウォータジャケット出口、26…オイル通路、25…オイルクーラ、30…自動変速機、31…トルクコンバータ、37…ATF通路、35…ATFウォーマ、40,43…冷却水回路、41…入口側通路、42…出口側通路、44…バイパス通路、45…ウォータポンプ、46…制御バルブ、47…流入口、48…第1流出口、49…第2流出口、50…第1熱交換通路50…第2熱交換通路、55…ラジエータ、56…サーモスタットバルブ、60…制御部、61…エアフロメータ、62…回転速度センサ、63…アクセルセンサ、64…車速センサ、65…水温センサ。

Claims (2)

  1. 吸気通路と排気通路とを接続して排気を前記吸気通路に還流するEGR通路を有する内燃機関と自動変速機とが搭載される車両に適用され、前記内燃機関のウォータジャケットの出口から同ウォータジャケットの入口までの間に、ウォータポンプと、前記EGR通路を流れる排気と冷却水とが熱交換するEGRクーラと、エンジンオイルと冷却水とが熱交換するオイルクーラと、自動変速機の作動油であるATFと冷却水とが熱交換するATFウォーマとが接続される冷却水回路を備える車両の熱交換装置であり、
    前記EGR通路には、排気の還流量を調整するためのEGRバルブが設けられており、
    前記冷却水回路では、前記EGRクーラの下流に前記オイルクーラと前記ATFウォーマとが接続されているとともに、前記EGRバルブと冷却水とが熱交換するバルブ用熱交換部が、前記EGRクーラと並列に接続されている車両の熱交換装置。
  2. 記ウォータジャケットの出口から流出した冷却水の温度を検出する検出部と、
    前記検出部によって検出される冷却水の温度が、前記ATFウォーマ及び前記オイルクーラによる暖機が完了して冷却水によりATF及びエンジンオイルが冷却されているときに同検出部によって検出される冷却水の温度よりも高い所定温度以上となると、前記EGRバルブを閉弁する制御部とを備える請求項1に記載の車両の熱交換装置。
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