JP6254221B2 - エレベータシステム、およびこれに利用するエレベータ制御装置、エレベータ制御方法 - Google Patents

エレベータシステム、およびこれに利用するエレベータ制御装置、エレベータ制御方法 Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、エレベータシステム、およびこれに利用するエレベータ制御装置、エレベータ制御方法に関する。
従来、エレベータには、地震や火災等の発生を検知したときに非常時の運転モードに移行し、乗りかごを最寄階または予め設定された避難階に停止させる機能が搭載されている。この機能が搭載されることにより、建物内で非常事態が発生したときに、利用者が乗りかご内に閉じ込められる事態が回避され、利用者は適切に避難行動をとることができる。
特開2007−62861号公報 特開2010−30695号公報
エレベータの利用者の中には、車椅子利用者やお年寄り、子供など、階段の利用が困難であり、非常時の避難行動にエレベータの使用が不可欠な人(以下、「避難困難者」と称する)が含まれている場合がある。しかし、上述した非常時の運転では、利用者に避難困難者が含まれているか否かは考慮されていないため、避難困難者が適切に避難行動をとることができない場合があるという問題があった。例えば、通常利用者で乗りかごが混み合い、車椅子利用者が乗り込めない等の事態が発生するおそれがあった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、非常時に建物内の避難困難者の避難行動を支援するエレベータシステム、およびこれに利用するエレベータ制御装置、エレベータ制御方法の提供を目的とする。
上記目的を達成するための実施形態によればエレベータシステムのエレベータ制御装置は、避難困難者情報記録部と運転制御部とを備える。避難困難者情報記録部は、建物内の各階床のエレベータ乗場に設置された信号受信機のいずれかにおいて、対応するエレベータ乗場にいる利用者の属性情報として、避難時にエレベータの使用を必要とする避難困難者であることを示す属性情報が取得されると、該当階に避難困難者がいることを示す避難困難者情報を記録する。運転制御部は、建物内の異常検知センサで異常が検知されたときに、現在乗りかごがある階床に対応する避難困難者情報が避難困難者情報記録部に記録されていないときには、直ちに非常時運転に移行し、現在乗りかごがある階床に対応する避難困難者情報が避難困難者情報記録部に記録されているときには、乗りかごが戸閉中であれば戸開させ、当該階床で通常運転時よりも長い時間戸開させた後、非常時運転に移行し、非常時運転では、登録された乗場呼びに応答しながら予め設定された避難階に乗りかごを移動させ、既に登録された乗場呼びに基づいて決定した次の着床階に対応する避難困難者情報が避難困難者情報記録部に記録されていないときには、当該乗場呼びをキャンセルする
第1〜第5実施形態によるエレベータシステムの構成を示す全体図。 第1、第2、第4、第5実施形態によるエレベータシステムのエレベータ制御装置において通常運転が実行されるときの動作を示すフローチャート。 第1実施形態によるエレベータシステムのエレベータ制御装置において非常運転が実行されるときの動作を示すフローチャート。 第2実施形態によるエレベータシステムのエレベータ制御装置において非常運転が実行されるときの動作を示すフローチャート。 第3実施形態によるエレベータシステムのエレベータ制御装置において通常運転が実行されるときの動作を示すフローチャート。 第3実施形態によるエレベータシステムのエレベータ制御装置において非常運転が実行されるときの動作を示すフローチャート。 第4実施形態によるエレベータシステムのエレベータ制御装置において非常運転が実行されるときの動作を示すフローチャート。 第5実施形態によるエレベータシステムのエレベータ制御装置において非常運転が実行されるときの動作を示すフローチャート。
《第1実施形態》
〈第1実施形態によるエレベータシステムの構成〉
本発明の第1実施形態によるエレベータシステムの構成について、図1を参照して説明する。本実施形態によるエレベータシステム1Aは、非常時の避難の際にエレベータの使用が不可欠な避難困難者の避難行動を支援するためのシステムであり、n階建ての建物内の昇降路上部の巻上げ機10から吊り下げられた乗りかご20と、利用者が携帯する携帯端末30と、建物内の1階〜n階のエレベータ乗場にそれぞれ設置された乗場操作盤40−1〜40−n、信号受信機50−1〜50−n、スピーカ60−1〜60―n、およびアンプ70−1〜70−nと、建物内のいずれかの場所に設置された異常検知センサ80と、昇降路上部に設置されたエレベータ制御装置90とを備える。
巻上げ機10は、乗りかご20が接続されたロープを巻き上げるモータ11と、モータ11を動作させるための信号を発生させるパルスジェネレータ12とを有する。乗りかご20は、利用者が乗降する際に開状態になるかご扉21と、乗りかご20の上部に設置され、かご扉21を開閉させるためのドアモータ22およびドアモータ制御装置23と、乗りかご20内の利用者により行先階を指定する操作が行われると、当該操作情報をエレベータ制御装置90に送信する行先階登録装置24とを有する。携帯端末30は、利用者が携帯するスマートデバイスや鍵に内蔵され、当該利用者の属性情報、例えば行先階情報や、車椅子利用者であることを示す情報、高齢者であることを示す情報等を記憶する。そして、これらの記憶した属性情報や、行先階に移動するための乗場呼び登録要求を、利用者がいる階床の信号受信機50−1〜50−nに無線送信する。乗場操作盤40−1〜40−nはそれぞれ、上方向操作ボタン41−1〜41−nと、下方向操作ボタン42−1〜42−nとを有し、利用者によりいずれかのボタンが操作されると、当該操作情報をエレベータ制御装置90に送信する。信号受信機50−1〜50−nは、利用者の携帯端末30から無線送信された情報を受信し、エレベータ制御装置90に送信する。スピーカ60−1〜60−nは、エレベータ制御装置90から送信されアンプ70−1〜70−nで増幅されたアナウンス情報を出力する。異常検知センサ80は、地震感知器や火災検知器等であり、当該建物内で発生した地震や火災等の異常事態を検知する。
エレベータ制御装置90は、設計情報記憶部91と、信号入出力部92と、通常運転制御部93と、避難困難者情報記録部94と、非常時運転制御部95と、避難困難者判定部96とを有する。設計情報記憶部91は、エレベータシステム1A内で実行される通常運転の運転内容、および当該建物内で異常事態が発生した際に実行される非常時運転の運転内容として設計された情報を記憶する。信号入出力部92は、巻上げ機10、乗りかご20、乗場操作盤40−1〜40−n、信号受信機50−1〜50−n、スピーカ60−1〜60−n(アンプ70−1〜70−n)、および異常検知センサ80から送信された信号を入力するとともに、これらの装置に信号を出力する。通常運転制御部93は、異常検知センサ80で異常事態が検知されていないときに、設計情報記憶部91に記憶された情報に基づいて通常運転を行う。例えば、乗場操作盤40−1〜40−nの操作情報や信号受信機50−1〜50−nにおいて受信した情報に基づいて乗場呼びを登録し、行先階登録装置24の操作情報に基づいてかご呼びを登録するとともに、これらの乗場呼びおよびかご呼びに応答するように運転を行う。避難困難者情報記録部94は、通常運転中にいずれかの信号受信機50−1〜50−nから避難困難者である利用者の属性情報が取得されると、当該属性情報と該当する階床の情報とを対応付けて、該当階に避難困難者がいることを示す避難困難者情報として記憶する。記録した情報は、対応する乗場呼びへの応答が完了したときに削除する。非常時運転制御部95は、異常事態が検知されたときに、現在乗りかご20がある階床に避難困難者がいないと判定すると、直ちに非常時運転に移行する。また、異常検知センサ80で異常事態が検知されたときに、現在乗りかご20がある階床に避難困難者がいると判定すると、避難困難者がいることを報知するアナウンス情報を該当する階床のスピーカ60−1〜60−nから出力させるとともに、乗りかご20を当該階床で通常運転時や非常時運転時よりも長い時間戸開させ、その後非常時運転に移行する。避難困難者判定部96は、非常時運転制御部95からの要求により、現在乗りかご20がある階床に対応する避難困難者情報が避難困難者情報記録部94に記録されているか否かを判定する。
〈第1実施形態によるエレベータシステムの動作〉
次に、本実施形態によるエレベータシステム1Aの動作について、図2および3のフローチャートを参照して説明する。図2は、異常検知センサ80において異常事態が検出されていないときにエレベータ制御装置90で実行される通常運転中の処理を示し、図3は、異常検知センサ80において異常事態が検出されたときに実行される非常時運転中の処理を示す。
エレベータシステム1Aの通常運転中は(S1)、利用者がいずれかの階床の乗場操作盤40−1〜40−nの操作ボタン41−1〜41−n、42−1〜42−nを操作すると、該当する操作情報がエレベータ制御装置90に送信され、該当階床、方向の乗場呼びが通常運転制御部93に登録される。また、利用者が乗りかご20内の行先階登録装置24でいずれかの階床を指定する操作を行うと、該当する操作情報がエレベータ制御装置90に送信され、当該階床のかご呼びが通常運転制御部93に登録される。また、利用者が携帯端末30を用いて乗場呼び操作を行うと、携帯端末30から現在利用者がいる階床の信号受信機(例えば1階の信号受信機50−1)に、当該利用者の属性情報および行先階情報とともに乗場呼び登録要求が送信される。信号受信機50−1で受信された情報はエレベータ制御装置90に送信され、信号入出力部92を介して通常運転制御部93に該当階床、方向の乗場呼びが登録される。
そして、通常運転制御部93により、登録された乗場呼びおよびかご呼びに応答して乗りかご20が昇降するように、巻上げ機10等に制御指示が送信される。巻上げ機10では、受信された制御指示に基づいてパルスジェネレータ12によりパルス信号が出力され、モータ11が駆動される。
また、利用者が携帯端末30を用いて乗場呼び操作を行い、エレベータ制御装置90の信号入出力部92においていずれかの信号受信機50−1〜50−nから乗場呼び登録要求が受信されたときには(S2の「YES」)、上述したように乗場呼びが登録される一方で、当該乗場呼び登録要求とともに受信された利用者の属性情報に基づいて当該利用者が避難困難者であるか否かが判定される(S3)。本実施形態においては、利用者の属性情報に車椅子利用者であることを示す情報または高齢者であることを示す情報が含まれていた場合に、当該利用者が避難困難者であると判定するものとする。
ここで利用者が避難困難者であると判定されると(S3の「YES」)、当該利用者に関する避難困難者情報が避難困難者情報記録部94に既に記録されているか否か判定される(S4)。記録されていなければ(S4の「YES」)、当該利用者の属性情報と該当する階床(属性情報が受信された信号受信機の設置階)の情報とを対応付け、該当階に避難困難者がいることを示す避難困難者情報として避難困難者情報記録部94に記憶される(S5)。
また、当該利用者に関する避難困難者情報が既に記録されていれば(S4の「NO」)、先に記録された避難困難者情報、例えば今回とは異なる階床情報が対応付けられた避難困難者情報を削除し(S6)、今回新たに取得された情報に基づく避難困難者情報が記録される(S7)。記録された避難困難者情報は、当該利用者に関する乗場呼びへの応答が完了すると(S8の「YES」)、避難困難者情報記録部94から削除される(S9)。
通常運転実行中は、避難困難者である利用者から携帯端末30を用いて乗場呼び登録操作が行われる都度、上述したように該当する避難困難者情報が記録され、それぞれの乗場呼びに対して応答が完了する都度、該当する情報が削除される。
通常運転の実行中に、当該建物内で地震や火事等の異常事態が発生したときの処理について説明する。地震や火事等の異常事態が発生すると、異常検知センサ80で検知され(S11の「YES」)、異常検知信号がエレベータ制御装置90の信号入出力部92で取得される。信号入出力部92で異常検知信号が取得されると(S11の「YES」)、通常運転制御部93による通常運転から非常時運転制御部95による非常時運転に切り替えられる(S12)。
非常時運転に切り替えられると、非常時運転制御部95から避難困難者判定部96に対し、現在乗りかご20がある階床に避難困難者がいるか否かの判定処理が要求される。避難困難者判定部96では、非常時運転制御部95からの要求に対し、現在乗りかご20がある階床に対応する避難困難者情報が避難困難者情報記録部94に記録されているか否かが判定される(S13)。判定の結果、現在乗りかご20がある階床に対応する避難困難者情報が記録されているときには、当該階に避難困難者がいると判定され(S13の「YES」)、判定結果が非常時運転制御部95に出力される。
非常時運転制御部95では、現在乗りかご20がある階床に避難困難者がいることを示す判定結果が取得されると、信号入出力部92を介して、避難困難者がいることを報知するアナウンス情報が該当階のスピーカ60−1〜60−nに送信される。該当するスピーカ60−1〜60−nでは、受信されたアナウンス情報が出力される(S14)。
また、当該階床で現在乗りかご20のかご扉21が戸閉中であるときには非常時運転制御部95により戸開され(S15の「YES」、S16)、設計情報記憶部91に記憶された、避難困難者に対応した戸開時間が経過すると戸閉される(S17の「YES」、S18)。ここで、避難困難者に対応した戸開時間は、通常運転時の戸開時間や避難困難者がいない階床における非常時運転の際の戸開時間よりも長い時間で設定されている。乗りかご20のかご扉21の戸開閉は、非常時運転制御部95から信号入出力部92を介してドアモータ制御装置23に制御信号が送信されることによりドアモータ22が駆動されて実行される。
また、ステップS13において、現在乗りかご20がある階床に避難困難者がいないと判定されたときには(S13の「NO」)、当該階床で現在乗りかご20のかご扉21が戸閉中であれば戸開され(S19の「YES」、S20)、非常時運転時の戸開時間が経過すると戸閉される(S21の「YES」、S22)。ここで、非常時運転時の戸開時間は例えば、なるべく早く非難階等に移動させるために通常運転時よりも短い時間で設定されている。
戸閉後、予め設定された非常時運転により最寄階や避難階に着床させる制御が行われる(S23)。そして、異常事態が解消されれば通常運転に切り替えられる(S24の「YES」、S25)。
以上の第1実施形態によれば、災害によりエレベータシステム内が非常時運転に切り替わった際に、乗りかごがある階に避難困難者がいるか否かを迅速に判定し、避難困難者がいるときには戸開時間を長くするとともに避難困難者の存在を周囲の利用者に報知するアナウンス情報を出力することで、避難困難者が優先的に乗りかごに乗り込めるようにするための支援をすることができる。
《第2実施形態》
〈第2実施形態によるエレベータシステムの構成〉
本発明の第2実施形態によるエレベータシステム1Bの構成は、第1実施形態において説明したエレベータシステム1Aの構成と同様であるため、同一機能を有する部分の詳細な説明は省略する。
本実施形態においてエレベータ制御装置90の非常時運転制御部95は、異常検知センサ80で異常が検知され、現在乗りかご20がある階床に避難困難者がいると判定して乗りかご20を戸開した後、当該利用者の携帯端末30から信号受信機50−1〜50−nのいずれかを介して、乗りかご20への乗り込みが完了したことを示す通知が取得されると、避難困難者に対応した戸開時間の経過を待たずに乗りかご20を戸閉して、非常時運転に移行する。
〈第2実施形態によるエレベータシステムの動作〉
本実施形態において、エレベータシステム1Bで通常運転中に実行される処理は、第1実施形態で説明したステップS1〜S25の処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。
本実施形態において、当該建物内で異常事態が発生したときにエレベータシステム1Bで実行される処理について、図4のフローチャートを参照して説明する。図4において、ステップS31〜S36の処理は、第1実施形態において説明したステップS11〜S16の処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。
ステップS36により乗りかご20のかご扉21が戸開された後、当該利用者が携帯端末30を用いて乗りかご20への乗り込みが完了したことを通知する操作を行うと、携帯端末30から現在利用者がいる階床の信号受信機50−1に、当該操作内容を示す通知情報が送信される。信号受信機50−1で受信された通知情報はエレベータ制御装置90に送信され、信号入出力部92を介して非常時運転制御部95に送出される。
非常時運転制御部95において、乗りかご20の戸開後、避難困難者に対応した戸開時間が経過する前に、当該利用者の携帯端末30から乗りかご20への乗り込みが完了したことを示す通知情報が取得されると(S37の「YES」)、避難困難者に対応した戸開時間の経過を待たずに乗りかご20が戸閉され、非常時運転に移行される(S39、S44)。ステップS37において、避難困難者に対応した戸開時間が経過する前に、当該利用者の携帯端末30から乗りかご20への乗り込みが完了したことを示す通知情報が取得されなかったとき(S37の「NO」)には、第1実施形態と同様に、避難困難者に対応した戸開時間が経過したときに戸閉される(S38の「YES」、S39)。
ステップS33において、現在乗りかご20がある階床に避難困難者がいないと判定されたときに実行されるステップS40〜S46の処理は、第1実施形態で説明したステップS19〜S25の処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。
以上の第2実施形態によれば、災害によりエレベータシステム内が非常時運転に切り替わった際に、乗りかごがある階に避難困難者がいるか否かを迅速に判定し、避難困難者がいるときには戸開時間を長くして安全に乗り込めるようにする一方で、利用者が乗り込みを完了したことを検知したときには直ちに戸閉して昇降を開始させることで、迅速な避難行動を誘導することができる。
《第3実施形態》
〈第3実施形態によるエレベータシステムの構成〉
本発明の第3実施形態によるエレベータシステム1Cの構成は、第1実施形態において説明したエレベータシステム1Aの構成と同様であるため、同一機能を有する部分の詳細な説明は省略する。
本実施形態においてエレベータ制御装置90の避難困難者情報記録部94は、記録している避難困難者情報数を階床ごとに計数した階床別避難困難者数を記録する。そして、信号受信機50−1〜50−nのいずれかから、現在記録していない避難困難者に関する属性情報が取得されると、該当する階床の避難困難者数を加算する。また、既に記録した避難困難者に関する新たな避難困難者情報が取得されると、先に記録した避難困難者情報に対応する階床の避難困難者数を減算するとともに、新たに取得した避難困難者情報に対応する階床の避難困難者数を加算する。
また非常時運転制御部95は、避難困難者がいる階床の乗場で出力させるための避難困難者数ごとのアナウンス情報を保持している。そして、異常検知センサ80で異常事態が検知されたときに、現在乗りかご20がある階床に避難困難者がいると判定すると、現在の当該階床の避難困難者数に応じたアナウンス情報を選択し、該当階のスピーカ60−1〜60−nから出力させる。
〈第3実施形態によるエレベータシステムの動作〉
本実施形態によるエレベータシステム1Cの動作について、図5および6のフローチャートを参照して説明する。図5は、異常検知センサ80において異常事態が検出されていないときにエレベータ制御装置90で実行される通常運転中の処理を示し、図3は、異常検知センサ80において異常事態が検出されたときに実行される非常時運転中の処理を示す。
エレベータシステム1Cにおいて通常運転中に実行されるステップS51〜S55で実行される処理は、第1実施形態において説明したステップS1〜S5の処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。ステップS55において、現在記録のない利用者に関する避難困難者情報が取得されて記録されると、避難困難者情報記録部94に記録されている当該階床の避難困難者数が加算される(S56)。また、ステップS57において、現在記録のある利用者に関する新たな避難困難者情報が取得されて先に記録した情報が削除されると、当該先の情報内の階床に関する避難困難者数が減算される(S58)。また、現在記録のある利用者に関する新たな避難困難者情報が取得されて当該新たな情報が記録されると(S59)、当該新たに記録された情報内の階床に関する避難困難者数が加算される(S60)。以上の処理により、通常運転中に各階床の避難困難者数が都度更新されて記録される。
そして、当該建物内で異常事態が発生し、エレベータシステム1C内が通常運転から非常時運転に切り替えられ(S71、S72)、現在乗りかご20がある階床に避難困難者がいると判定されると(S73の「YES」)、非常時運転制御部95により、当該階床の避難困難者数に応じたアナウンス情報、例えば「避難困難者が2人います」が選択され、信号入出力部92を介して該当階のスピーカ60−1〜60−nに送信される。該当するスピーカ60−1〜60−nでは、受信されたアナウンス情報が出力される(S74)。アナウンス情報の出力後に実行されるステップS75〜S85の処理は、第1実施形態で説明したステップS15〜S25の処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。
以上の第3実施形態によれば、災害によりエレベータシステム内が非常時運転に切り替わった際に、乗りかごがある階に避難困難者がいるか否かを迅速に判定し、避難困難者がいるときにはその避難困難者数に応じたアナウンス情報を出力することで、一部の避難困難者が乗り込んだことにより他の避難困難者が周囲の利用者に気づかれずに乗場の取り残されることが回避され、さらに高い精度で避難行動の支援を誘導することができる。
《第4実施形態》
〈第4実施形態によるエレベータシステムの構成〉
本発明の第4実施形態によるエレベータシステム1Dの構成は、第1実施形態において説明したエレベータシステム1Aの構成と同様であるため、同一機能を有する部分の詳細な説明は省略する。
本実施形態においてエレベータ制御装置90の非常時運転制御部95は、避難困難者の属性情報ごとに予め設定された、避難誘導のためのアナウンス情報を保持するとともに、エレベータによる避難の優先度を示す情報を保持している。そして、異常検知センサ80で異常事態が検知されたときに、現在乗りかご20がある階床に避難困難者がいると判定すると、当該階床の避難困難者のうち、エレベータによる避難の優先度が最も高い属性情報を有する避難困難者に応じたアナウンス情報を選択し、該当階のスピーカ60−1〜60−nから出力させる。
〈第4実施形態によるエレベータシステムの動作〉
本実施形態において、エレベータシステム1Dで通常運転中に実行される処理は、第1実施形態で説明したステップS1〜S25の処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。
本実施形態において、当該建物内で異常事態が発生したときにエレベータシステム1Dで実行される処理について、図7のフローチャートを参照して説明する。異常事態が発生し、エレベータシステム1D内が通常運転から非常時運転に切り替えられ(S91、S92)、現在乗りかご20がある階床に避難困難者がいると判定されると(S92の「YES」)、非常時運転制御部95により、避難困難者情報記録部94に記録されている当該階床の避難困難者情報に基づいて、当該階床の避難困難者のうちエレベータによる避難の優先度が最も高い属性情報を有する避難困難者に応じたアナウンス情報、例えば「車椅子利用者がいます」が選択され、信号入出力部92を介して該当階のスピーカ60−1〜60−nに送信される。該当するスピーカ60−1〜60−nでは、受信されたアナウンス情報が出力される(S94)。アナウンス情報の出力後に実行されるステップS95〜S105の処理は、第1実施形態で説明したステップS15〜S25の処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。
以上の第4実施形態によれば、災害によりエレベータシステム内が非常時運転に切り替わった際に、乗りかごがある階に避難困難者がいるか否かを迅速に判定し、避難困難者がいるときにはその避難困難者のうちエレベータによる避難の優先度が最も高い避難困難者に応じたアナウンス情報を出力することで、適切な避難行動の支援を誘導することができる。
《第5実施形態》
〈第5実施形態によるエレベータシステムの構成〉
本発明の第5実施形態によるエレベータシステム1Eの構成は、第1実施形態において説明したエレベータシステム1Aの構成と同様であるため、同一機能を有する部分の詳細な説明は省略する。
本実施形態においてエレベータ制御装置90の非常時運転制御部95は、非常時運転切り替えると、現在乗りかごがいる階で戸開した後、登録された乗場呼びに応答しながら避難階に移動する。乗場呼びに応答する際、次の着床階に対応する避難困難者情報が避難困難者情報記録部94に記録されておらず避難困難者がいないと判定したとき、または、次の着床階が災害により着床不可能であると判定したときには、当該乗場呼びをキャンセルする。
〈第5実施形態によるエレベータシステムの動作〉
本実施形態において、エレベータシステム1Eで通常運転中に実行される処理は、第1実施形態で説明したステップS1〜S25の処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。
本実施形態において、当該建物内で異常事態が発生したときにエレベータシステム1Eで実行される処理について、図8のフローチャートを参照して説明する。図8において、ステップS111〜S122の処理は、第1実施形態において説明したステップS11〜S22の処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。
ステップS118またはS122により乗りかご20のかご扉21が戸閉された後、非常時運転制御部95により、既に登録された乗場呼びに基づいて次の着床予定階が決定される。そして、次の着床予定階に対応する避難困難者情報が避難困難者情報記録部94に記録されておらず避難困難者がいないと判定したときには、当該乗場呼びがキャンセルされる。また、次の着床予定階が災害により着床不可能であるとき、例えば火災により煙が充満しているとき等は、当該乗場呼びがキャンセルされる(S123の「YES」、S124)。
乗場呼びがキャンセルされると、乗りかご20が着床しないことを報知するアナウンス情報が信号入出力部92を介して該当階のスピーカ60−1〜60−nに送信される。該当するスピーカ60−1〜60−nでは、受信されたアナウンス情報が出力される(S125)。
その後、登録された他の乗場呼びに対してステップS123〜S125が繰り返され(S126の「NO」)、非常時運転により設定された最寄階や避難階に着床し(S126の「YES」)、異常事態が解消さると通常運転に切り替えられる(S127の「YES」、S128)。
以上の第5実施形態によれば、災害によりエレベータシステム内が非常時運転に切り替わり、乗りかごが現在の階床で戸開した後、乗場呼びに応答しながら避難階に移動する際に、不要または着床不可能な乗場呼びをなるべく応答前にキャンセルすることで、迅速に利用者を避難させるための運転を行うことができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1A,1B,1C,1D,1E…エレベータシステム、10…巻上げ機、11…モータ、12…パルスジェネレータ、20…乗りかご、21…かご扉、22…ドアモータ、23…ドアモータ制御装置、24…行先階登録装置、30…携帯端末、40−1〜40−n…乗場操作盤、41−1〜41−n…上方向操作ボタン、42−1〜42−n…下方向操作ボタン、50−1〜50−n…信号受信機、60−1〜60−n…スピーカ、70−1〜70−n…アンプ、80…異常検知センサ、90…エレベータ制御装置、91…設計情報記憶部、92…信号入出力部、93…通常運転制御部、94…避難困難者情報記録部、95…非常時運転制御部、96…避難困難者判定部

Claims (7)

  1. 建物内の各階床のエレベータ乗場に設置され、対応するエレベータ乗場にいる利用者の属性情報を取得する信号受信機と、
    前記建物内で発生した異常を検知する異常検知センサと、
    前記信号受信機のいずれかで、該当する利用者が、避難時にエレベータの使用を必要とする避難困難者であることを示す属性情報が取得されると、該当階に避難困難者がいることを示す避難困難者情報を記録する避難困難者情報記録部と、
    前記異常検知センサで異常が検知されたときに、現在乗りかごがある階床に対応する避難困難者情報が前記避難困難者情報記録部に記録されていないときには、直ちに非常時運転に移行し、
    現在乗りかごがある階床に対応する避難困難者情報が前記避難困難者情報記録部に記録されているときには、前記エレベータの乗りかごが戸閉中であれば戸開させ、当該階床で通常運転時よりも長い時間戸開させた後、非常時運転に移行し、
    前記非常時運転では、登録された乗場呼びに応答しながら予め設定された避難階に乗りかごを移動させ、既に登録された乗場呼びに基づいて決定した次の着床階に対応する避難困難者情報が前記避難困難者情報記録部に記録されていないときには、当該乗場呼びをキャンセルする運転制御部と
    を備えることを特徴とするエレベータシステム。
  2. 建物内の各階床のエレベータ乗場に設置された信号受信機のいずれかにおいて、対応するエレベータ乗場にいる利用者の属性情報として、避難時にエレベータの使用を必要とする避難困難者であることを示す属性情報が取得されると、該当階に避難困難者がいることを示す避難困難者情報を記録する避難困難者情報記録部と、
    前記建物内の異常検知センサで異常が検知されたときに、現在乗りかごがある階床に対応する避難困難者情報が前記避難困難者情報記録部に記録されていないときには、直ちに非常時運転に移行し、
    現在乗りかごがある階床に対応する避難困難者情報が前記避難困難者情報記録部に記録されているときには、前記エレベータの乗りかごが戸閉中であれば戸開させ、当該階床で通常運転時よりも長い時間戸開させた後、非常時運転に移行し、
    前記非常時運転では、登録された乗場呼びに応答しながら予め設定された避難階に乗りかごを移動させ、既に登録された乗場呼びに基づいて決定した次の着床階に対応する避難困難者情報が前記避難困難者情報記録部に記録されていないときには、当該乗場呼びをキャンセルする運転制御部と
    を備えることを特徴とするエレベータ制御装置。
  3. 前記運転制御部は、前記異常検知センサで異常が検知されて前記乗りかごを戸開させたときに、避難困難者がいることを示す報知情報を、当該階床の出力装置から出力させる
    ことを特徴とする請求項2に記載のエレベータ制御装置。
  4. 前記運転制御部は、前記異常検知センサで異常が検知されて前記乗りかごを戸開させた後、当該階床の利用者により乗り込みが完了したことが通知されると前記乗りかごを戸閉させて、前記非常時運転に移行する
    ことを特徴とする請求項2または3に記載のエレベータ制御装置。
  5. 前記避難困難者情報記録部は、階床ごとの避難困難者数を記録し、
    前記運転制御部は、前記異常検知センサで異常が検知されたときに、現在乗りかごがある階床に対応する避難困難者情報が前記避難困難者情報記録部に記録されていれば、当該階床の避難困難者数を取得し、取得した避難困難者数に応じた報知情報を当該階床に設置された出力装置から出力させる
    ことを特徴とする請求項2〜4いずれか1項に記載のエレベータ制御装置。
  6. 前記避難困難者情報記録部は、前記避難困難者情報として当該利用者の属性情報を記録し、
    前記運転制御部は、利用者の属性情報ごとに予め設定された、避難誘導のための報知情報およびエレベータによる避難の優先度を示す情報を保持し、前記異常検知センサで異常が検知されたときに、現在乗りかごがある階床に対応する避難困難者情報が前記避難困難者情報記録部に記録されていれば、該当する避難困難者の属性情報のうち、前記優先度の高い属性情報に応じた報知情報を当該階床に設置された出力装置から出力させる
    ことを特徴とする請求項2〜5いずれか1項に記載のエレベータ制御装置。
  7. 建物内の各階床のエレベータ乗場に設置された信号受信機のいずれかにおいて、対応するエレベータ乗場にいる利用者の属性情報として、避難時にエレベータの使用を必要とする避難困難者であることを示す属性情報が取得されると、該当階に避難困難者がいることを示す避難困難者情報を記録し、
    前記建物内の異常検知センサで異常が検知されたときに、現在乗りかごがある階床に対応する避難困難者情報が記録されていないときには、直ちに非常時運転に移行し、
    現在乗りかごがある階床に対応する避難困難者情報が記録されているときには、前記乗りかごが戸閉中であれば戸開させ、当該階床で通常運転時よりも長い時間戸開させた後、非常時運転に移行し、
    前記非常時運転では、登録された乗場呼びに応答しながら予め設定された避難階に乗りかごを移動させ、既に登録された乗場呼びに基づいて決定した次の着床階に対応する避難困難者情報が記録されていないときには、当該乗場呼びをキャンセルする
    ことを特徴とするエレベータ制御方法。
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