JP6242755B2 - ガス発生装置 - Google Patents

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本発明は、エアバッグ装置におけるエアバッグを膨張させるための膨張用ガスを発生するガス発生装置に関する。
衝突等により車両に衝撃が加わった場合に、車両用シートに着座している乗員を衝撃から保護する装置として、衝撃に応じガス発生装置から膨張用ガスを発生させ、乗員に接近した箇所でエアバッグを膨張させて衝撃を緩和するエアバッグ装置が有効である。
ガス発生装置としては、例えば特許文献1に記載されているように、膨張用ガスを発生する長尺状のインフレータと、そのインフレータを覆った状態で車両用シートの強度部材に締結されるインフレータ保持具(特許文献1では「ホルダ」と記載)とを備えるものが知られている。インフレータは、その一方の端部に膨張用ガスのガス噴出部を有している。また、インフレータの他方の端部には被接続部が設けられており、インフレータへの作動信号の入力配線となるハーネスが被接続部に接続されている。
さらに、特許文献1では、インフレータ及びインフレータ保持具がエアバッグと一緒にケース内に収容されている。ハーネスは、ケースの内面に形成されたフック部と、ケースの外部に設けられたクリップとによって保持されている。これらの保持により、ハーネスの動きが規制され、ハーネスの周辺部品との干渉が抑制される。
特開平11−91478号公報
ところが、上記特許文献1に記載されたガス発生装置では、被接続部から大きく離れた箇所に設けられたフック部及びクリップによってハーネスが保持される。そのため、ハーネスのうち被接続部に近い箇所に外力が加わった場合、その箇所が大きく動き、ハーネスの被接続部に対する接続状態が影響を受けるおそれがある。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、ハーネスの被接続部に近い箇所に外力が加わっても、その箇所が動くのを抑制することのできるガス発生装置を提供することにある。
上記課題を解決するガス発生装置は、乗物のシートバックフレームに備えられたサイドフレーム部に固定されるガス発生装置であって、長尺状をなし、かつハーネスが接続される被接続部を一方の端部に有するとともに、前記被接続部から離間した箇所に膨張用ガスのガス噴出部を有するインフレータと、前記インフレータの少なくとも一部を覆った状態で同インフレータを保持する保持本体部を有するとともに、前記保持本体部を前記サイドフレーム部に固定するための固定部を有するインフレータ保持具とを備え、前記保持本体部は、前記サイドフレーム部の車幅方向側方に固定されており、前記インフレータ保持具のうち前記インフレータの前記被接続部に近い箇所には、同被接続部に接続された前記ハーネスを保持するハーネス保持部が設けられており、前記ハーネス保持部は、車幅方向に対して前記サイドフレーム部から前記被接続部の方向に偏倚した位置に設けられている。
上記課題を解決するガス発生装置は、乗物のシートバックフレームに備えられたサイドフレーム部に固定されるガス発生装置であって、長尺状をなし、かつハーネスが接続される被接続部を一方の端部に有するとともに、前記被接続部から離間した箇所に膨張用ガスのガス噴出部を有するインフレータと、前記インフレータの少なくとも一部を覆った状態で同インフレータを保持する保持本体部を有するとともに、前記保持本体部を前記サイドフレーム部に固定するための固定部を有するインフレータ保持具とを備え、前記保持本体部は、前記サイドフレーム部の車幅方向外方に固定されており、前記インフレータ保持具のうち前記インフレータの前記被接続部に近い箇所には、同被接続部に接続された前記ハーネスを保持するハーネス保持部が設けられており、前記ハーネス保持部は、前記ハーネスを前記インフレータの軸線に直交する方向又はそれに近い方向へ延びる状態に保持するものであり、前記ハーネス保持部は、前記サイドフレーム部に形成された孔に挿通されて同サイドフレーム部の車幅方向内方に位置している。
上記の構成によれば、ガス発生装置では、長尺状をなすインフレータの少なくとも一部が、インフレータ保持具の保持本体部によって覆われた状態でそのインフレータ保持具に保持される。この保持本体部が固定部によって乗物に固定されることで、インフレータがインフレータ保持具を介して乗物に固定される。そして、ハーネスがインフレータの被接続部に接続されるとともに、被接続部に近い箇所においてハーネス保持部によってインフレータ保持具に保持される。
ここで、ハーネス保持部は、インフレータの周りに配置される各種部材のうち、そのインフレータに最も接近した箇所に位置するインフレータ保持具に設けられている。しかも、ハーネス保持部は、インフレータ保持具のうちインフレータの被接続部に近い箇所に設けられている。従って、ハーネスは、被接続部に対しより近い箇所で保持されることとなる。そのため、ハーネスの被接続部に近い箇所に外力が加わっても、その箇所は動きにくく、ハーネスの被接続部に対する接続状態が良好に維持される。
上記ガス発生装置において、前記被接続部は、前記保持本体部の一方の端部に接近した箇所に配置され、前記ハーネス保持部は、前記保持本体部の前記端部の外部であって、同端部に接近した箇所に設けられていることが好ましい。
上記の構成によれば、ハーネスは、保持本体部の一方の端部に接近した箇所で被接続部に接続される。また、ハーネスは、保持本体部の上記端部の外部であって、同端部に接近した箇所でハーネス保持部によってインフレータ保持具に保持される。従って、ハーネスは、被接続部に対しより近い箇所で、ハーネス保持部によって保持されることとなり、ハーネスの被接続部に近い箇所がより一層動きにくくなる。
上記ガス発生装置において、前記ハーネスにはクリップが装着されており、前記ハーネス保持部には、前記クリップが係止される被係止部が形成されていてもよい。
上記の構成によれば、ハーネスに装着されたクリップをハーネス保持部の被係止部に係止させるといった簡単な作業を行なうだけで、ハーネスの被接続部に近い箇所がクリップを介してハーネス保持部に間接的に取付けられる。
上記ガス発生装置において、前記ハーネス保持部には、前記ハーネスを挟み込む挟持部が形成されていてもよい。
上記の構成によれば、ハーネスをハーネス保持部の挟持部によって挟み込むといった簡単な作業を行なうだけで、ハーネスの被接続部に近い箇所がハーネス保持部に直接取付けられる。
上記ガス発生装置において、前記保持本体部及び前記ハーネス保持部は、金属の板材を板金加工することにより一体に形成されていることが好ましい。
上記の構成によれば、金属の板材を板金加工することにより、保持本体部及びハーネス保持部が一体に形成される。そのため、保持本体部及びハーネス保持部が別々の部材によって構成される場合に比べ、インフレータ保持具の形成が容易となる。また、金属の板材からなるハーネス保持部は高い強度を発揮し、ハーネスを介して外力が加わっても変形しにくい。従って、ハーネスは、強度の高いハーネス保持部によって保持されることとなり、外力によって動くことがより一層抑制される。
上記ガス発生装置によれば、ハーネスの被接続部に近い箇所に外力が加わっても、その箇所が動くのを抑制することができる。
ガス発生装置の第1実施形態を示す図であり、同ガス発生装置がサイドフレーム部に固定された状態(エアバッグについては図示略)を示す部分斜視図。 第1実施形態におけるガス発生装置を示す部分斜視図。 第1実施形態を示す図であり、車両用シートにおけるシートバックフレーム及びエアバッグモジュールの位置関係を示す正面図。 第1実施形態において、車両用シートの側部の内部構造を示す部分平断面図。 第1実施形態におけるインフレータ保持具を示す図であり、(a)は平面図、(b)は部分側面図。 第1実施形態におけるガス発生装置をエアバッグと一緒にサイドフレーム部に固定した状態を示す図であり、(a)は部分平断面図、(b)は部分側面図。 ガス発生装置の第2実施形態を示す図であり、同ガス発生装置がサイドフレーム部に固定された状態(エアバッグ及びハーネスについては図示略)を示す斜視図。 第2実施形態におけるインフレータ保持具の斜視図。 第2実施形態において、インフレータがインフレータ保持具によって保持された状態を示す底面図。 第2実施形態において、ガス発生装置がエアバッグと一緒にサイドフレーム部に固定された状態を示す部分側断面図。 第2実施形態において、ガス発生装置がエアバッグと一緒にサイドフレーム部に固定された状態を示す部分底断面図。 ハーネス保持部の変形例をハーネスとともに示す図であり、(a)は部分正面図、(b)は図12(a)の12b−12b線断面図。 ハーネス保持部の変形例をハーネスとともに示す部分断面図。 ハーネス保持部の変形例をハーネスとともに示す図であり、(a)はハーネスの一部を破断して示す部分正面図、(b)は図14(a)の14b−14b線断面図。 ガス発生装置の変形例を示す図であり、同ガス発生装置がサイドフレーム部に固定された状態(エアバッグ及びハーネスについては図示略)を示す斜視図。
(第1実施形態)
以下、車両用のサイドエアバッグ装置に用いられるガス発生装置に具体化した第1実施形態について、図1〜図6を参照して説明する。
なお、以下の記載においては、車両の前進方向を前方とし、それを基準に前、後、上、下を規定している。また、図面における「内」は車内側を示し、「外」は車外側を示している。
図3は、車両の車室内に配置された車両用シート11を示している。この車両用シート11は、シートクッション12と、そのシートクッション12の後側から起立するシートバック13とを備えている。
シートバック13の骨格は、一対のサイドフレーム部15(図1参照)を備えたシートバックフレーム14によって構成されている。両サイドフレーム部15は、互いに車幅方向に離間した状態で略上下方向へ延びている。両サイドフレーム部15は、それらの下端部において、シートクッションフレーム(図示略)に対し軸によりそれぞれ回動可能に支持されている。シートバックフレーム14は、この軸を支点として前後方向へ傾動可能である。
図4に示すように、サイドフレーム部15を含むシートバックフレーム14の前側には、ウレタンフォーム等の弾性材からなるシートパッド16が配置されている。また、シートバックフレーム14の後側には、合成樹脂等によって形成された硬質のバックボード17が配置されている。なお、シートパッド16は表皮によって被覆されているが、図4ではその表皮の図示が省略されている。また、図4では、シートバックフレーム14のうちサイドフレーム部15以外の部分の図示が省略されている。
シートバック13の車外側の側部18内であってサイドフレーム部15よりも車外側には、収納部19が設けられている。この収納部19には、サイドエアバッグ装置の主要部をなすエアバッグモジュールAMが配置されている。
収納部19の角部からは、斜め前かつ車外側に向けてスリット21が延びている。シートパッド16の前側の角部16cとスリット21とによって挟まれた箇所(図4において二点鎖線の枠で囲んだ箇所)は、後述するエアバッグ55によって破断される破断予定部22を構成している。
エアバッグモジュールAMは、ガス発生装置30及びエアバッグ55を主要な構成部材として備えている。ガス発生装置30は、インフレータ31及びインフレータ保持具41を備えている。次に、ガス発生装置30の構成部材について説明する。
<インフレータ31>
図1及び図2に示すように、インフレータ31は長尺状の一形態である略円柱状をなしており、その内部には、膨張用ガスを発生するガス発生剤(図示略)が収容されている。インフレータ31の一方(図1及び図2の各上方)の端部には、端面において開口する凹状の被接続部32が形成されている(図5(a)参照)。この被接続部32には、インフレータ31への作動信号の入力配線となるハーネス33が電気的に接続されている。より詳しくは、ハーネス33の端部には接続部34が接続されており、この接続部34が被接続部32に嵌入されることにより、ハーネス33が接続部34及び被接続部32を介してインフレータ31に電気的に接続されている。なお、接続部34及び被接続部32に接近した箇所では、ハーネス33はその接続部34からインフレータ31の径方向外方へ延びている。
ハーネス33において接続部34に接近した箇所には、樹脂製のクリップ35が装着されている。クリップ35としては、図6(a),(b)に示すように、ハーネス33を挟み込むクランプ部36と、クランプ部36に隣接して設けられて、後述するハーネス保持部49に取付けられる取付け部37とを備えた周知の構造を有するものが用いられている。
図1及び図2に示すように、インフレータ31の他方(図1及び図2の各下方)の端部には、他の箇所よりも小径のガス噴出部38が形成されており、同インフレータ31で発生された膨張用ガスがこのガス噴出部38から噴出される。
上記のようにガス発生剤を用いたインフレータ31は「パイロタイプ」と呼ばれる。なお、インフレータ31としては、パイロタイプに代えて、高圧の膨張用ガスの充填された高圧ガスボンベの隔壁を火薬等によって破断して膨張用ガスを噴出させるタイプ(ハイブリッドタイプ)が用いられてもよい。
<インフレータ保持具41>
図5(a),(b)に示すように、インフレータ保持具41は、保持本体部42及び固定部を備えている。保持本体部42は、主としてインフレータ31を保持するためのものであり、金属の板材を筒状となるように曲げ、かつ上記板材の両側部を平らな状態にして重ね合わせることにより形成されている。この重ね合わされた箇所を、保持本体部42の他の箇所と区別するために、平板部43,44というものとする。両平板部43,44は、溶接等によって相互に固定されている。
図2に示すように、保持本体部42は、インフレータ31の一部を除いた多くの部分を、その部分に接近した状態で覆っている。ここでの一部とは、被接続部32及びその周辺部分である。ガス噴出部38は、保持本体部42によって覆われる対象とされている。保持本体部42の一方(図2の上方)の端部42aには、周方向に沿って延びる切込み45が形成されている。また、保持本体部42には、その内方へ向けて延びる位置決め用の突片53(図5等参照)が形成されている。
そして、上記突片53がインフレータ31に当接されることにより、保持本体部42がインフレータ31に対し位置決めされている。この状態で、上記切込み45により他の箇所よりも変形しやすくなった保持本体部42の端部42aがかしめられることにより、インフレータ31がインフレータ保持具41に移動不能に係止、すなわち保持されている。このようにして、インフレータ保持具41に保持されたインフレータ31においては、被接続部32は、保持本体部42の端部42aに接近した箇所に位置する。
保持本体部42において、インフレータ31のガス噴出部38に対応する箇所には窓部46が形成されており、ガス噴出部38から噴出された膨張用ガスが、保持本体部42の端部42aとは反対側の端部42bに加え、窓部46を通って保持本体部42の外部のエアバッグ55(図4等参照)へ供給される。このように、保持本体部42は、インフレータ31を保持する機能に加え、膨張用ガスの噴出する方向を制御するディフューザとしての機能も有している。
図6(a)に示すように、固定部は、保持本体部42をシートバック13内の強度部材に固定するためのものである。第1実施形態では、ボルト孔(図示略)のあけられたサイドフレーム部15が強度部材とされている。固定部は、保持本体部42の平板部44に固定されて保持本体部42の径方向外方へ向けて延びるボルト47によって構成されている。
両平板部43,44には、図5(b)及び図6(b)に示すように、インフレータ31の軸線L1に沿って上側へ延びる延長部48が形成されている。一方の延長部48の側部には、板状のハーネス保持部49が形成されている。ハーネス保持部49は、延長部48からその厚み方向へ偏倚した箇所に、同延長部48に対し平行又はそれに近い状態となる本体部51を有している(図5(a)参照)。この本体部51には、上記クリップ35が係止される被係止部として取付け孔52が貫通されている。本体部51は、保持本体部42のうちインフレータ31の被接続部32に近い側の端部42aの外部であって、同端部42aに接近した箇所に位置している。
上記保持本体部42、両延長部48、ハーネス保持部49及び突片53は、上述した金属の板材を板金加工することによって一体に形成されている。そのため、保持本体部42、両延長部48、ハーネス保持部49及び突片53が別々の部材によって構成される場合に比べ、インフレータ保持具41の形成が容易である。
そして、図6(a),(b)に示すように、ハーネス33に装着された上記クリップ35の取付け部37が取付け孔52(図5(a),(b)参照)に挿入及び係止されている。この係止により、ハーネス保持部49及びその近くでは、ハーネス33がインフレータ31の軸線L1に沿って延びる状態に保持されている。
このように、ハーネス33は、接続部34及び被接続部32の近くと、ハーネス保持部49の近くとで延びる方向が異なるが、それらの中間部分で屈曲させられることで、方向の相違が吸収されている。
<エアバッグ55>
エアバッグ55は、基布(パネル布とも呼ばれる)を縫合することによって形成されている。基布としては、強度が高く、かつ可撓性を有していて容易に折り畳むことのできる素材、例えばポリエステル糸、ポリアミド糸等を用いて形成した織布等が適している。
なお、図1では、エアバッグ55の図示が省略されている。後述する第2実施形態で用いられる図7についても同様である。
エアバッグ55には、ガス発生装置30を挿入するための挿入口(図示略)が形成されている。
<ガス発生装置30の取付け態様>
図1及び図2に示すように、ガス発生装置30は、被接続部32が上部に位置する(ガス噴出部38が下部に位置する)ように、略上下方向へ延びる姿勢にされている。ガス発生装置30の全体は、上記姿勢で、上記挿入口の下方から同挿入口を通じてエアバッグ55内に挿入されている。このようにガス発生装置30が配置されたエアバッグ55では、挿入口がガス発生装置30よりも下方に位置している。被接続部32は、挿入口に対し、ガス噴出部38よりも上方へ遠ざかった箇所に位置している。そのため、被接続部32に接続されたハーネス33は、下方へ折り返され、挿入口を通じてエアバッグ55の外部へ引き出されている。
図6(a)に示すように、インフレータ保持具41のボルト47は、エアバッグ55に挿通され、同エアバッグ55の外部に露出している。この挿通により、ガス発生装置30がエアバッグ55に対し位置決めされた状態で係止されている。図4に示すように、エアバッグ55においてガス発生装置30の付近を除く大部分は、折り畳まれることによりコンパクトな形態にされ、収納部19内のガス発生装置30よりも前側に収納されている。
そして、ボルト47がサイドフレーム部15のボルト孔に挿通され、その挿通部分にナット23が締付けられることにより、ガス発生装置30がエアバッグ55と一緒にサイドフレーム部15に固定されている。
次に、上記のように構成された第1実施形態のガス発生装置30の作用について説明する。
ハーネス保持部49は、インフレータ31の周りに配置される各種部材のうち、そのインフレータ31に最も接近した箇所に位置するインフレータ保持具41に設けられている。しかも、ハーネス保持部49は、インフレータ保持具41のうちインフレータ31の被接続部32に近い箇所に設けられている。従って、ハーネス33は、被接続部32に対しより近い箇所で保持されることとなる。そのため、ハーネス33のうち被接続部32に近い箇所に外力が加わっても、その箇所は動きにくい。ハーネス33を保持するハーネス保持部49が、高い強度を発揮する金属の板材によって形成されていることも、ハーネス33の動きを抑制するうえで有効である。外力がハーネス33を介して加わってもハーネス保持部49が変形しにくいからである。
特に、第1実施形態では、ハーネス33の接続部34は、保持本体部42の端部42aに接近した箇所で被接続部32に接続される。また、ハーネス33は、保持本体部42の上記端部42aの外部であって、同端部42aに接近した箇所でハーネス保持部49によって保持される。従って、ハーネス33は、被接続部32に対しより一層近い箇所でインフレータ保持具41に保持されることとなり、ハーネス33の被接続部32に近い箇所がより一層動きにくくなる。
そして、上記のように被接続部32の近くでハーネス33が動きにくくなることから、ハーネス33における接続部34の、インフレータ31における被接続部32に対する接続状態が良好に維持される。
なお、上記サイドエアバッグ装置が装備された車両では、走行中に衝突等により衝撃が加わり、そのことがセンサ(図示略)によって検出されると、その検出信号に基づき、制御装置(図示略)からハーネス33を通じてインフレータ31に対し、これを作動させるための作動信号が出力される。この作動信号に応じて、インフレータ31が膨張用ガスを発生し、これをガス噴出部38から噴出する。この膨張用ガスが供給されたエアバッグ55は膨張を開始する。この膨張は、折り状態の解消(展開)を伴いながらなされる。
この展開及び膨張するエアバッグ55によって図4のシートパッド16の側部が押圧され、破断予定部22において破断される。エアバッグ55は、サイドフレーム部15に対する固定部分及びその周辺部分を収納部19内に残した状態で、破断された箇所を通じてシートバック13の前方へ飛び出す。
その後も膨張用ガスが供給されるエアバッグ55は、車両用シート11に着座している乗員の上半身の側方近傍で前方へ向けて展開及び膨張する。このエアバッグ55によって乗員の上半身が車内側へ押圧されて拘束されるとともに、車両に対し加わる側方からの衝撃がエアバッグ55によって緩和されて、同上半身が保護される。
以上詳述した第1実施形態によれば、次の効果が得られる。
(1)インフレータ31及びインフレータ保持具41を備えるガス発生装置30にあって、インフレータ保持具41のうちインフレータ31の被接続部32に近い箇所には、同被接続部32に接続されたハーネス33を保持するハーネス保持部49を設けている(図6(a),(b))。
そのため、ハーネス33の被接続部32に近い箇所に外力が加わっても、その箇所を動きにくくし、もってハーネス33の接続部34の被接続部32に対する接続状態を良好に維持することができる。
また、特許文献1とは異なり、フック部及びクリップが形成される部材であるケースが不要となり、その分、ガス発生装置30の軽量化を図り、コスト低減を図ることができる。
(2)インフレータ31が保持本体部42によって保持された状態では、同インフレータ31の被接続部32を、保持本体部42の一方の端部42aに接近した箇所に位置させる。そして、ハーネス保持部49を、保持本体部42の上記端部42aの外部であって、同端部42aに接近した箇所に設けている(図6(a),(b))。
そのため、被接続部32により近い箇所で、ハーネス33をハーネス保持部49によって保持することができ、ハーネス33の被接続部32に近い箇所をより一層動きにくくすることができる。
(3)ハーネス33を、ハーネス保持部49によって、インフレータ31の軸線L1に沿って延びる状態に保持するようにしている(図6(b))。
そのため、ハーネス保持部49及びその近くでハーネス33をインフレータ31の軸線L1に沿うように配策したい場合に、容易に対応することができる。
(4)ハーネス33に装着したクリップ35が係止される被係止部として取付け孔52をハーネス保持部49に形成している(図5(a),(b))。
そのため、クランプ部36においてハーネス33に装着されたクリップ35の取付け部37を取付け孔52に挿入してハーネス保持部49に係止させるといった簡単な作業を行なうだけで、ハーネス33の被接続部32に近い箇所を、クリップ35を介してハーネス保持部49に取付けることができる。
(5)金属の板材を板金加工することにより、少なくとも保持本体部42及びハーネス保持部49を一体に形成している(図5(a),(b))。
そのため、保持本体部42及びハーネス保持部49を有するインフレータ保持具41を容易に形成することができる。また、ハーネス保持部49の強度を確保し、そのハーネス保持部49自体を変形しにくくして、ハーネス33の動きをより一層抑制することができる。
(第2実施形態)
次に、車両用のサイドエアバッグ装置に用いられるガス発生装置に具体化した第2実施形態について、図7〜図11を参照して説明する。
図8及び図10に示すように、第2実施形態では、インフレータ保持具41における両延長部48が第1実施形態よりも短く形成されている。一方の延長部48の下縁部には、板状のハーネス保持部49が形成されている。図9及び図11に示すように、ハーネス保持部49は、インフレータ31の軸線L1に対し直交する方向又はそれに近い方向であって、ボルト47(図8参照)に沿って保持本体部42から遠ざかる方向へ延びている。この構成により、ハーネス保持部49は、保持本体部42のうちインフレータ31の被接続部32に近い側の端部42aの外部であって、同端部42aに接近した箇所に位置している。
図7に示すように、ガス発生装置30は、被接続部32が下部に位置する(ガス噴出部38が上部に位置する)ように、略上下方向へ延びる姿勢にされている。ガス発生装置30は、上記姿勢で、エアバッグの挿入口の下方から同挿入口を通じて同エアバッグ内に挿入されている。ガス発生装置30のガス噴出部38及び窓部46は、エアバッグ55内に配置されている。これに対し、図10に示すように、被接続部32はエアバッグ55の外部(挿入口よりも下方)に配置されている。ハーネス33は、エアバッグ55の外部で被接続部32に接続されている。このことから、ハーネス33は、第1実施形態とは異なり、これをエアバッグ55の外へ出すために、下方へ折り返される必要がない。
ハーネス保持部49は、サイドフレーム部15において被接続部32に接近した箇所に形成された孔24(図7参照)に挿通されている。ハーネス保持部49において、サイドフレーム部15よりも車内側の部分には、クリップ35が係止される被係止部として取付け孔52(図8及び図9参照)が貫通されている。
そして、図10及び図11に示すように、被接続部32に接続された接続部34からインフレータ31の径方向外方へ延びるハーネス33は、孔24に挿通されている。ハーネス33に装着されたクリップ35の取付け部37は、サイドフレーム部15よりも車内側で取付け孔52に挿入及び係止されている。ハーネス33は、インフレータ31の被接続部32の近くでハーネス保持部49によって、インフレータ31の軸線L1に直交する方向又はそれに近い方向へ延びる状態に保持されている。
インフレータ保持具41の保持本体部42から延びる固定部としてのボルト47(図8参照)は、エアバッグ55及びサイドフレーム部15に挿通されており、この挿通部分にナット23が締付けられることにより、ガス発生装置30がエアバッグ55と一緒にサイドフレーム部15に固定されている。
上記以外の構成は第1実施形態と同様である。そのため、第1実施形態で説明したものと同様の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
次に、上記のように構成された第2実施形態のガス発生装置30の作用について説明する。
図10及び図11に示すように、接続部34においてインフレータ31の被接続部32に接続されたハーネス33は、その接続部34に接近した箇所では、ボルト47(図8参照)に沿って接続部34から径方向外方へ延びる。また、ハーネス33は、ハーネス保持部49及びその近くでは、クリップ35及びハーネス保持部49によって、インフレータ31の軸線L1に直交する方向又はそれに近い方向であって、ボルト47に沿う方向へ延びる状態に保持される。このように、ハーネス33は、接続部34の近くと、ハーネス保持部49の近くとで、延びる方向が合致するため、ハーネス33を大きく屈曲させなくてもすむ。
ハーネス保持部49は、インフレータ31の周りに配置される各種部材のうち、そのインフレータ31に最も接近した箇所に位置するインフレータ保持具41に設けられている。しかも、ハーネス保持部49は、インフレータ保持具41のうち被接続部32に近い箇所に設けられている。従って、ハーネス33は、被接続部32に対しより近い箇所で保持されることとなる。そのため、ハーネス33の被接続部32に近い箇所に外力が加わっても、その箇所は動きにくい。
従って、第2実施形態によると、上述した(1),(2),(4),(5)と同様の効果が得られるほか、(3)に代えて次の効果が得られる。
(6)ハーネス33を、ハーネス保持部49によって、インフレータ31の軸線L1に直交する方向又はそれに近い方向へ延びる状態に保持するようにしている(図10、図11)。
そのため、ハーネス保持部49及びその近くでハーネス33をインフレータ31の軸線L1に直交又はそれに近い状態で配策したい場合に、容易に対応することができる。
また、ハーネス33が、被接続部32の近くの箇所とハーネス保持部49での保持箇所とで同一の方向に延びているため、ハーネス33を大きく屈曲させなくてもすむ。
なお、上記各実施形態は、これを以下のように変更した変形例として実施することもできる。
<インフレータ31について>
・インフレータ31として、ガス噴出部38が被接続部32とは反対側の端部以外の箇所に設けられたものが用いられてもよい。
<クリップ35について>
・クリップ35として、ハーネス33を支持し、かつハーネス保持部49の被係止部に係止可能であることを条件に、上記各実施形態とは異なる形態を有するものが用いられてもよい。
<保持本体部42について>
・保持本体部42は、インフレータ31の一部を覆うものであることを条件に、上記各実施形態とは異なる形状に変更されてもよい。例えば、保持本体部42は、非筒状をなすものであってもよい。
・保持本体部42は、上記各実施形態よりも短く形成されて、インフレータ31の軸線L1に沿う方向の一部のみを覆うものであってもよい。また、これとは逆に、保持本体部42は、上記各実施形態よりも長く形成されて、インフレータ31の全体を覆うものであってもよい。
<固定部について>
・保持本体部42を乗物に固定する固定部として、上述したボルト47とは異なる形態を有するものが用いられてもよい。
・固定部が固定される対象は、乗物であることを条件に、サイドフレーム部15とは異なる部材に変更されてもよい。例えば、サイドエアバッグ装置が車両用シート11とは異なる箇所、例えば、車両のサイドドアのドアトリム等に組込まれる場合には、インフレータ保持具41は、固定部において同サイドドアの強度部材に固定されてもよい。
<ハーネス保持部49について>
・上記各実施形態とは異なり、クリップ35を用いずに、ハーネス33がハーネス保持部49によって直接保持される構成に変更されてもよい。
図12〜図14は、その一例を示している。
図12(a),(b)では、ハーネス保持部49に、取付け孔52に代えて第1挟持部61,62及び第2挟持部65が形成されている。第1挟持部61,62は、ハーネス保持部49においてハーネス33の延びる方向(図12(a)では上下方向)に沿って互いに離間した2箇所に形成されている。各第1挟持部61,62は、ハーネス保持部49に対し直交又はそれに近い状態で交差する縦壁部63と、縦壁部63の先端からハーネス33に近づく側であり、かつ、ハーネス保持部49に対し平行又はそれに近い状態で延びる横壁部64とによって構成されている。第1挟持部61と第1挟持部62とでは、横壁部64の延びる方向が逆になっている。各第1挟持部61,62は、ハーネス保持部49の一部を切り起こして屈曲させることにより形成されているが、ハーネス保持部49とは別部材によって形成されてもよい。そして、ハーネス保持部49において両第1挟持部61,62によって挟まれた箇所が、第2挟持部65となっている。
この変形例では、ハーネス33は、両第1挟持部61,62とその間の第2挟持部65とによって挟み込まれることで、インフレータ保持具41に保持される。
図13では、ハーネス保持部49に第3挟持部66及び第4挟持部69が形成されている。第3挟持部66は、上記図12(a),(b)の変形例とは異なり、ハーネス保持部49の1箇所に形成されている。第3挟持部66は、ハーネス保持部49に対し直交又はそれに近い状態で交差する縦壁部67と、縦壁部67の先端からハーネス33に近づく側であり、かつハーネス保持部49に対し平行又はそれに近い状態で延びる横壁部68とによって構成されている。横壁部68の先端部分には、ハーネス保持部49に向けて膨出する膨出部68aが形成されている。また、ハーネス保持部49において第3挟持部66に対し、ハーネス33の延びる方向(図13では紙面に直交する方向)に隣接する箇所が第4挟持部69となっている。
この変形例では、ハーネス33は、第3挟持部66と第4挟持部69とによって挟み込まれることでインフレータ保持具41に保持される。膨出部68aは、ハーネス33が第3挟持部66と第4挟持部69との間から抜け出るのを規制する。
図14(a),(b)では、ハーネス33の外殻部分が、配線保護用のコルゲートチューブ71によって構成されている。コルゲートチューブ71は蛇腹状のチューブであり、スリットチューブ、可撓電線管等とも呼ばれる。
一方、二点鎖線で示すハーネス保持部49には、互いに離間した一対の第5挟持部72が形成されている。そして、コルゲートチューブ71の隣合う大径部71b間の小径部71aが両第5挟持部72間に挿入されることで、ハーネス33がインフレータ保持具41に保持される。
・上記各実施形態では、ハーネス保持部49が延長部48を介して保持本体部42に間接的に設けられたが、延長部48を介さずにハーネス保持部49が保持本体部42に直接設けられてもよい。
・上記各実施形態におけるハーネス保持部49の被係止部は、クリップ35をハーネス保持部49に係止することができるものであることを条件に、上記取付け孔52とは異なる形態を有するものに変更されてもよい。
・ハーネス保持部49は、保持本体部42とは別部材によって構成されてもよい。この場合、ハーネス保持部49は、金属製の保持本体部42とは異なる材料、例えば、樹脂によって形成されてもよい。
・ハーネス保持部49は、インフレータ保持具41の保持本体部42とは異なる箇所、例えば、固定部に設けられてもよい。
<その他>
・第2実施形態において、ハーネス33を、サイドフレーム部15よりも車内側へ引き出さなくてもよい場合には、図15に示すように、孔24が省略されてもよい。この場合、保持本体部42の平板部43,44には、インフレータ31の軸線L1に沿って下方へ延びる延長部48が形成され、少なくとも一方の延長部48の下縁部に板状のハーネス保持部49が形成されてもよい。ハーネス保持部49は、サイドフレーム部15から車外側へ離間した箇所に、延長部48に対し平行又はそれに近い状態となる本体部51を有する。本体部51には、クリップ35が係止される被係止部として機能する取付け孔52が形成される。
なお、図15では、エアバッグ55及びハーネス33の図示が省略されている。
・上記図15の変形例において、被接続部32は、エアバッグ55内に配置されてもよいし、エアバッグ55外に配置されてもよい。
・第1実施形態、第2実施形態及び図15の変形例では、ガス発生装置30が、挿入口の下方から同挿入口を通じてエアバッグ内に挿入される態様について説明したが、これとは逆に、挿入口の上方からガス発生装置30が同挿入口を通じてエアバッグ内に挿入されてもよい。
・上記ガス発生装置は、長尺状のインフレータを用いたガス発生装置であることを条件に、サイドエアバッグ装置以外のエアバッグ装置、例えば膝保護用エアバッグ装置(ニーエアバッグ装置とも呼ばれる)等に適用可能である。
・上記ガス発生装置は、車両とは異なる乗物、例えば航空機、船舶等に装備されるエアバッグ装置のエアバッグに膨張用ガスを供給するガス発生装置にも適用可能である。
30…ガス発生装置、31…インフレータ、32…被接続部、33…ハーネス、35…クリップ、38…ガス噴出部、41…インフレータ保持具、42…保持本体部、42a,42b…端部、47…ボルト(固定部)、49…ハーネス保持部、52…取付け孔(被係止部)、61,62…第1挟持部、65…第2挟持部、66…第3挟持部、69…第4挟持部、72…第5挟持部、L1…軸線。

Claims (6)

  1. 乗物のシートバックフレームに備えられたサイドフレーム部に固定されるガス発生装置であって、
    長尺状をなし、かつハーネスが接続される被接続部を一方の端部に有するとともに、前記被接続部から離間した箇所に膨張用ガスのガス噴出部を有するインフレータと、
    前記インフレータの少なくとも一部を覆った状態で同インフレータを保持する保持本体部を有するとともに、前記保持本体部を前記サイドフレーム部に固定するための固定部を有するインフレータ保持具とを備え、
    前記保持本体部は、前記サイドフレーム部の車幅方向側方に固定されており、
    前記インフレータ保持具のうち前記インフレータの前記被接続部に近い箇所には、同被接続部に接続された前記ハーネスを保持するハーネス保持部が設けられており、
    前記ハーネス保持部は、車幅方向に対して前記サイドフレーム部から前記被接続部の方向に偏倚した位置に設けられているガス発生装置。
  2. 乗物のシートバックフレームに備えられたサイドフレーム部に固定されるガス発生装置であって、
    長尺状をなし、かつハーネスが接続される被接続部を一方の端部に有するとともに、前記被接続部から離間した箇所に膨張用ガスのガス噴出部を有するインフレータと、
    前記インフレータの少なくとも一部を覆った状態で同インフレータを保持する保持本体部を有するとともに、前記保持本体部を前記サイドフレーム部に固定するための固定部を有するインフレータ保持具とを備え、
    前記保持本体部は、前記サイドフレーム部の車幅方向外方に固定されており、
    前記インフレータ保持具のうち前記インフレータの前記被接続部に近い箇所には、同被接続部に接続された前記ハーネスを保持するハーネス保持部が設けられており、
    前記ハーネス保持部は、前記ハーネスを前記インフレータの軸線に直交する方向又はそれに近い方向へ延びる状態に保持するものであり、
    前記ハーネス保持部は、前記サイドフレーム部に形成された孔に挿通されて同サイドフレーム部の車幅方向内方に位置しているガス発生装置。
  3. 前記被接続部は、前記保持本体部の一方の端部に接近した箇所に配置され、
    前記ハーネス保持部は、前記保持本体部の前記端部の外部であって、同端部に接近した箇所に設けられている請求項1又は2に記載のガス発生装置。
  4. 前記ハーネスにはクリップが装着されており、
    前記ハーネス保持部には、前記クリップが係止される被係止部が形成されている請求項1〜のいずれか1項に記載のガス発生装置。
  5. 前記ハーネス保持部には、前記ハーネスを挟み込む挟持部が形成されている請求項1〜のいずれか1項に記載のガス発生装置。
  6. 前記保持本体部及び前記ハーネス保持部は、金属の板材を板金加工することにより一体に形成されている請求項1〜のいずれか1項に記載のガス発生装置。
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