JP5024257B2 - エアバッグ装置 - Google Patents
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Description
なお、エアバッグは、背もたれ部の衝撃箇所側の側部を前方へ膨出させた後も同側部内に留まるものであってもよいし、膨出後に、自身の一部を背もたれ部内に残した状態で上記側部から飛び出すものであってもよい。
図1〜図3の少なくとも1つに示すように、車両における車室11内の前部には、車幅方向に一対の座席(前席)12,13が所定の間隔をおいて並設されている。両座席12,13は、乗員P1,P2が着座したときに、車両の前方を向くように車室内に配置されている。従って、座席12,13の前後方向は、車両の前後方向と合致していることになる。座席12,13の各々は、略水平状に配置された座部14と、その座部14の後側に配置された背もたれ部15と、その背もたれ部15の上に配置されたヘッドレスト16とを備えている。
図1及び図2の少なくとも一方に示すように、車室11の前部であって車幅方向についての中央部には、車両前後方向へ延びるセンターコンソール32が設けられている。センターコンソール32にはシフトレバー、サイドブレーキレバー等の操作部が設けられるほか、カップホルダ、灰皿、小物入れ等の収納スペースが設けられている。センターコンソール32の後部32Rは上記両座席12,13間に位置している。この後部32Rは、各座席12,13の座部14よりも若干高くなっている(図2参照)。
エアバッグ51は、背もたれ部15内でのみ膨張することで、衝撃箇所側の側部(サイドサポート部18)を、エアバッグ51の膨張前よりも前方へ膨出させるために設けられている。このようにサイドサポート部18が前方へ膨出させられることで、衝撃に応じて衝撃箇所側へ移動する乗員P1,P2が受け止められる。
サイドエアバッグ装置40のエアバッグ41が、最寄りのボディサイド部24,25に近い側の側部(サイドサポート部17)の内部に収容されているのに対し、エアバッグ装置50のエアバッグ51は、背もたれ部15の中間部19の上部であって、ワイヤフレーム部31(図4参照)等の前側に収容されている。また、この収容は、エアバッグ51が蛇腹状、ロール状等に折り畳まれた状態でなされている。図6は、蛇腹状に折り畳まれた例を示している。
図1〜図3は、膨張用ガスが充填されて展開膨張させられた状態のエアバッグ51を模式的に示している。これらの図1〜図3に示すように、エアバッグ51は、背もたれ部15の中間部19の上部と、最寄りのボディサイド部24,25から遠い側のサイドサポート部18の上部とにおいて膨張し得る大きさを有している。この大きさは、乗員P1,P2の少なくとも肩部Psを保護し得る大きさである。
図4、図6及び図7の少なくとも1つに示すように、背もたれ部15の中間部19内について、背もたれ部15の幅方向へ互いに離間した複数箇所に固定部が設けられており、これらの固定部にエアバッグ51の後部が固定されている。詳しくは、前記複数の固定部は、前記背もたれ部15の幅方向についての中央部Cを基準とし、中間部19において中央部Cに対し衝撃箇所側となる1つ以上の箇所と、同衝撃箇所とは反対側となる1つ以上の箇所とにそれぞれ設けられている。背もたれ部15の幅方向について中央部Cの両側に一対のヘッドレストサポート26が設けられていることについては前述したが、本実施形態では両ヘッドレストサポート26を固定部として利用している。従って、ヘッドレストサポート26は、ヘッドレスト16が支持される箇所として機能するほか、エアバッグ51が固定される箇所として機能することとなる。なお、エアバッグ51の背もたれ部15内での固定のために、ヘッドレストサポート26とは別に新たに固定部は設けられていない。これに伴い、背もたれ部15内には固定部の配置のためのスペースは特段確保されていない。
両座席12,13にそれぞれ乗員P1,P2が着座している状況のもと、側突により、車両に対し、座席12,13の並設方向(車幅方向)の一方から他方へ向けて衝撃が加わる場合がある。ここでは、一方のボディサイド部24に対し、図1及び図2において実線の矢印で示す方向から衝撃が加わった場合を想定している。このように、一方のボディサイド部24に対し側突による衝撃が加わると、そのボディサイド部24が車室11の内方(センターコンソール32側)へ変形しようとする。
(1)背もたれ部15の中間部19内について、同背もたれ部15の幅方向へ互いに離間した2箇所に固定部(ヘッドレストサポート26)を設け、これらの固定部にエアバッグ51を固定するようにしている。このため、乗員P1,P2による押圧力F2が、エアバッグ51によって前方へ膨出させられた衝撃箇所側のサイドサポート部18に加わっても、その膨出した状態を維持し、乗員P1,P2を確実に受け止めて衝撃から保護することができるようになる。
(4)背もたれ部15の衝撃箇所側のサイドサポート部18内における前後方向の膨張厚みTが、中間部19内における前後方向の膨張厚みTよりも大きくなるように、エアバッグ51を膨張させている。そのため、中間部19とサイドサポート部18との間の段差Bをエアバッグ51の膨張によって増大させて、衝撃に応じ衝撃箇所側へ移動する乗員P1,P2を受け止めやすくすることができる。
<エアバッグ51について>
・エアバッグ51は、背もたれ部15の衝撃箇所側のサイドサポート部18を前方へ膨出させた後、同サイドサポート部18を破断させて、自身の一部を背もたれ部15の外へ飛び出させるものであってもよい。この場合であっても、エアバッグ51の回転を規制することができ、サイドサポート部18を前方へ膨出した状態に維持することができるため、上記実施形態と同様の効果が得られる。
<背もたれ部15の側部について>
・背もたれ部15における衝撃箇所側の側部は、サイドサポート部17,18によって構成されず、エアバッグ51の非膨張時に、同側部の前面が平坦な面によって構成されるものであってもよい。すなわち、側部の前面が中間部19の前面と同一面上に位置するものであってもよい。
・背もたれ部15の幅方向に互いに離間した3箇所以上に固定部を設けてもよい。この場合、両端の固定部間の間隔を広くとって、エアバッグ51の回転を確実に規制する観点からは、中間部19において、中央部Cに対し衝撃箇所側となる1つ以上の箇所と、同衝撃箇所とは反対側となる1つ以上の箇所とに固定部をそれぞれ設けることが望ましい。
・インフレータアセンブリ52がエアバッグ51と一緒に固定される箇所(例えばシートフレーム20)も、上記固定部に含めることができる。この場合、インフレータアセンブリ52の位置によっては、エアバッグ51の一方のヘッドレストサポート26への固定を省略することも可能である。ただし、その場合には、エアバッグ51の他方のヘッドレストサポート26への固定箇所と、インフレータアセンブリ52の固定箇所とを、背もたれ部15の幅方向にある程度以上離間させる必要がある。
・エアバッグ装置50を車両の後席に適用してもよいし、前席及び後席の両者に適用してもよい。後席に適用した場合、その後席に対応するボディサイド部24,25は、サイドドア(リアドア)の後部、Cピラー、タイヤハウスの前部、リアクォータ等となる。
Claims (5)
- 複数の座席が並設された車両に対し、その並設方向の一方から他方へ向けて衝撃が加わるときの同車両の衝撃箇所に最も近い座席を除く他の座席に適用され、前記他の座席の背もたれ部内にエアバッグを非膨張状態で収容しておき、前記衝撃に応じ前記エアバッグを前記背もたれ部の少なくとも内部で膨張させることにより、前記背もたれ部の前記衝撃箇所側の側部を前記エアバッグの膨張前よりも前方へ膨出させ、前記他の座席に着座し、かつ前記衝撃に応じて前記衝撃箇所側へ移動する乗員を、膨出させられた前記側部で受け止めるようにしたエアバッグ装置であって、
前記背もたれ部の両側部間の中間部内について、同背もたれ部の幅方向へ互いに離間した複数箇所に固定部を設け、これらの固定部に前記エアバッグを固定することを特徴とするエアバッグ装置。 - 前記複数の固定部は、前記背もたれ部の幅方向についての中央部を基準とし、前記中間部において前記中央部に対し衝撃箇所側となる1つ以上の箇所と、同衝撃箇所とは反対側となる1つ以上の箇所とにそれぞれ設けられている請求項1に記載のエアバッグ装置。
- 前記背もたれ部の幅方向について前記中央部の両側には、同背もたれ部よりも上側のヘッドレストを支持するためのヘッドレストサポートが設けられており、前記エアバッグは、前記両ヘッドレストサポートを前記固定部として、同ヘッドレストサポートに固定されている請求項2に記載のエアバッグ装置。
- 前記背もたれ部内に非膨張状態で収容された前記エアバッグは、前後方向の膨張厚みが、前記衝撃箇所側の前記側部内において前記中間部内におけるよりも大きくなるように膨張する請求項1〜3のいずれか1つに記載のエアバッグ装置。
- 前記背もたれ部の内部には同背もたれ部の骨格をなすシートフレームが配設されており、
前記シートフレームは、前記背もたれ部の前記側部内となる箇所にサイドフレーム部を有しており、
前記エアバッグは、前記衝撃箇所側の前記サイドフレーム部に接触するように膨張するものである請求項1〜4のいずれか1つに記載のエアバッグ装置。
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