JP6179799B2 - 画像読取装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、原稿の画像を読み取るスキャナ等の画像読取装置、及び、これを備えた複写機、ファクシミリ等の画像形成装置に関するものである。
従来、スキャナ等の画像読取装置、又は、複写機、ファクシミリ等の画像形成装置に搭載される画像読取装置として、原稿を搬送しながら読取手段で読み取るシートスルー方式を採用するものが知られている。読取手段としては、例えば、CCD(Coupled Device Image Sensor)やCIS(Contact Image Sensor)等が用いられる。シートスルー方式の代表的な構成は、読取手段による原稿読取位置において、読取手段に対向配置される対向部材を備えている。これにより、原稿は、その被読取面を読取手段の読取面に略密着させた状態で原稿読取位置を通過することができる。1パス同時両面読取方式の自動原稿搬送装置(ADF)では、読取手段として、省スペース化が可能なCISなどの等倍センサが採用されることが多い。等倍センサは、焦点深度が浅いことから、原稿の被読取面を読取手段の読取面に略密着させた状態で原稿読取位置を通過させることが、特に重要である。
また、画像読取装置は、原稿読取の開始前または連続読取の合間に、白色補正の基準となる白色基準部を読取手段で読み取って、その読み取り結果を基準として原稿の読取画像を補正しながら原稿読取を行うシェーディング補正が広く行われている。このようなシェーディング補正を正確に行うためには、白色基準部に紙粉や汚れなどが付着しないことが望まれる。
特許文献1には、原稿読取位置に対向配置される白色基準部を備えたシェーディング部材を、上記読取手段から離して配置し、読取位置において、原稿が読取手段の読取面に接触するようにガイド部材で原稿を搬送し、白色基準部に原稿が接触しないように構成した画像読取装置が記載されている。
上記特許文献1に記載の画像読取装置によれば、原稿読取時に、白色基準部に原稿が接触しないように、搬送されるので白色基準部に原稿の汚れや紙粉等が付着し難い。そのため、原稿の汚れや紙粉が白色基準部に付着することによるシェーディング補正の精度悪化が抑制される。
ところが、上記特許文献1に記載の画像読取装置において、原稿の先端が白色基準部側にカールしていた場合、原稿の先端が白色基準部に接触するおそれがあり、白色基準部に原稿の汚れや紙粉などが付着するおそれがあった。
本発明は以上の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、白色基準部の汚れを、抑制することができる画像読取装置および画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、搬送される原稿の画像を読み取る読取手段と、上記読取手段による原稿読取位置で該読取手段に対向配置され、該読取手段による読取画像の補正基準となる白色基準部を有する対向部材とを備えた画像読取装置において、原稿読取時に、上記白色基準部を覆う覆い部材を設け、上記覆い部材を、可撓性部材で構成して、上記白色基準部を覆う覆い位置と、上記覆い位置から退避した退避位置とをとりうるようにし、上記白色基準部を上記読取手段で読み取って、その読み取り結果を基準として原稿の読取画像を補正するためのシェーディングデータ取得時は、上記覆い部材を上記退避位置に位置させ、上記原稿読取時は、搬送されてきた原稿に上記覆い部材が押されて屈曲することで、上記覆い部材を上記退避位置から上記覆い位置へ移動させて、上記覆い部材で上記白色基準部を覆うようにしたことを特徴とするものである。
本発明によれば、原稿読取時に白色基準部は、覆い部材により覆われるので、読取位置を通過する原稿が、白色基準部に接触するのを防止することができる。これにより、白色基準部が、汚れるのを特許文献1に記載の画像読取装置に比べて抑制することができる。
実施形態に係る複写機を示す概略構成図である。 同複写機における画像形成部の一部を拡大して示す部分構成図である。 同画像形成部における4つのプロセスユニットからなるタンデム部の一部を示す部分拡大図である。 同複写機のスキャナ及びADFを示す斜視図である。 同ADFの要部構成を同スキャナの上部とともに示す拡大構成図である。 同ADFの電気回路の一部を示すブロック図である。 固定画像読取部の電気回路の一部を示すブロック図である。 第二読取搬送部Fの概略構成を示す拡大図である。 原稿搬送時における第二読取搬送部の概略構成を示す拡大図である。 先端がカールした原稿が搬送されたときの第二読取搬送部の概略構成を示す拡大図である。 変形例1における第二読取搬送部の概略構成を示す拡大図である。 変形例2における第二読取搬送部の概略構成を示す拡大図である。 変形例3における第二読取搬送部の概略構成を示す拡大図である。
以下、本発明を、画像形成装置としての電子写真方式の複写機に適用した一実施形態について説明する。
まず、本実施形態に係る複写機500の基本的な構成について説明する。
図1は、複写機500を示す概略構成図である。
この複写機は、画像形成部1と、シート供給装置40と、画像読取装置としての画像読取ユニット50とを備えている。画像読取ユニット50は、画像形成部1の上に固定されたスキャナ150と、これに支持される原稿自動搬送装置(ADF)51とを有している。
シート供給装置40は、ペーパーバンク41内に多段に配設された2つのシート供給カセット42、シート供給カセット42から記録シートを送り出す記録シート送出ローラ43を有している。また、送り出された記録シートを分離してシート供給路44に供給する記録シート分離ローラ45等を有している。また、画像形成部1の搬送路としての本体側シート供給路37に、シート状部材としての記録シートを搬送する複数の搬送ローラ47等も有している。そして、シート供給カセット42内の記録シートを画像形成部1内の本体側シート供給路37内に給紙する。
画像形成部1は、光書込装置2や、黒、イエロー、マゼンタ、シアン(K、Y、M、C)のトナー像を形成する4つのプロセスユニット3K,3Y,3M,3Cを備えている。また、転写ユニット24、紙搬送ユニット28、レジストローラ対33、定着装置34、スイッチバック装置36、本体側シート供給路37等を備えている。そして、光書込装置2内に配設された図示しないレーザーダイオードやLED等の光源を駆動して、ドラム状の4つの感光体4K,4Y,4M,4Cに向けてレーザー光Lを照射する。この照射により、感光体4K,4Y,4M,4Cの表面には静電潜像が形成され、この潜像は所定の現像プロセスを経由してトナー像に現像される。
図2は、画像形成部1の内部構成の一部を拡大して示す部分構成図である。
図3は、4つのプロセスユニット3K,3Y,3M,3Cからなるタンデム部の一部を示す部分拡大図である。
4つのプロセスユニット3K,3Y,3M,3Cは、それぞれ使用するトナーの色が異なる他はほぼ同様の構成になっているので、図3においては各符号に付すK、Y、M、Cという添字を省略している。
プロセスユニット3K,3Y,3M,3Cは、それぞれ、感光体とその周囲に配設された各種装置とを1つのユニットとして共通の支持体に支持するものであり、画像形成部1本体に対して着脱可能になっている。一つのプロセスユニット3は、感光体4の周りに、帯電装置5、現像装置6、ドラムクリーニング装置15、除電ランプ22等を有している。複写機500では、4つのプロセスユニット3K,3Y,3M,3Cを、後述する中間転写ベルト25に対してその無端移動方向に沿って並べるように対向配設した、いわゆるタンデム型の構成になっている。
感光体4としては、アルミニウム等の素管に、感光性を有する有機感光材の塗布による感光層を形成したドラム状のものを用いている。但し、無端ベルト状のものを用いても良い。
現像装置6は、図示しない磁性キャリアと非磁性トナーとを含有する二成分現像剤を用いて潜像を現像するようになっている。内部に収容している二成分現像剤を攪拌しながら搬送して現像スリーブ12に供給する攪拌部7と、現像スリーブ12に担持された二成分現像剤中のトナーを感光体4に転移させるための現像部11とを有している。
攪拌部7は、現像部11よりも低い位置に設けられており、互いに平行配設された2本の搬送スクリュー8、これらスクリュー間に設けられた仕切り板、現像ケース9の底面に設けられたトナー濃度センサ10などを有している。
現像部11は、現像ケース9の開口を通して感光体4に対向する現像スリーブ12、これの内部に回転不能に設けられたマグネットローラ13、現像スリーブ12に先端を接近させるドクタブレード14などを有している。現像スリーブ12は、非磁性の回転可能な筒状になっている。マグネットローラ13は、ドクタブレード14との対向位置から現像スリーブ12の回転方向に向けて順次並ぶ複数の磁極を有している。これら磁極は、それぞれ現像スリーブ12上の二成分現像剤に対して回転方向の所定位置で磁力を作用させる。これにより、攪拌部7から送られてくる二成分現像剤を現像スリーブ12表面に引き寄せて担持させるとともに、現像スリーブ12表面上で磁力線に沿った磁気ブラシを形成する。
磁気ブラシは、現像スリーブ12の回転に伴ってドクタブレード14との対向位置を通過する際に適正な層厚に規制されてから、感光体4に対向する現像領域に搬送される。そして、現像スリーブ12に印加される現像バイアスと、感光体4の静電潜像との電位差によってトナーを静電潜像上に転移させて現像に寄与する。更に、磁気ブラシを形成し、現像スリーブ12に担持され現像領域を通過した二成分現像剤は、現像スリーブ12の回転に伴って再び現像部11内に戻る。そして、マグネットローラ13の磁極間に形成される反発磁界の影響によってスリーブ表面から離脱した後、攪拌部7内に戻される。攪拌部7内には、トナー濃度センサ10による検知結果に基づいて、二成分現像剤に適量のトナーが補給される。現像装置6としては、二成分現像剤を用いるものの代わりに、磁性キャリアを含まない一成分現像剤を用いるものを採用してもよい。
ドラムクリーニング装置15としては、弾性体からなるクリーニングブレード16を感光体4に押し当てる方式のものを用いているが、他の方式のものを用いてもよい。クリーニング性を高める目的で、本例では、外周面を感光体4に接触させる接触導電性のファーブラシ17を、図中矢印方向に回転自在に有する方式のものを採用している。このファーブラシ17は、図示しない固形潤滑剤から潤滑剤を掻き取って微粉末にしながら感光体4表面に塗布する役割も兼ねている。ファーブラシ17にバイアスを印加する金属製の電界ローラ18を図中矢示方向に回転自在に設け、これにスクレーパ19の先端を押し当てている。ファーブラシ17に付着したトナーは、ファーブラシ17に対してカウンタ方向に接触して回転しながらバイアスが印加される電界ローラ18に転位する。そして、スクレーパ19によって電界ローラ18から掻き取られた後、回収スクリュー20上に落下する。回収スクリュー20は、回収トナーをドラムクリーニング装置15における図紙面と直交する方向の端部に向けて搬送して、外部のリサイクル搬送装置21に受け渡す。リサイクル搬送装置21は、受け渡された回収トナーを現像装置6に送ってリサイクルする。
除電ランプ22は、光照射によって感光体4の表面を除電する。除電された感光体4の表面は、帯電装置5によって一様に帯電せしめられた後、光書込装置2による光書込処理がなされる。複写機500では、帯電装置5として帯電バイアスが印加される帯電ローラを感光体4に当接させながら回転させるものを用いているが、感光体4に対して非接触で帯電処理を行うスコロトロンチャージャ等を用いてもよい。
先に示した図2において、4つのプロセスユニット3K,3Y,3M,3Cの感光体4K,4Y,4M,4Cには、これまで説明してきたプロセスによってK、Y、M、Cトー像が形成される。
4つのプロセスユニット3K,3Y,3M,3Cの下方には、転写ユニット24が配設されている。転写ユニット24は、複数のローラによって張架している中間転写ベルト25を、感光体4K,4Y,4M,4Cに当接させながら図中時計回り方向に無端移動させる。これにより、感光体4K,4Y,4M,4Cと、中間転写ベルト25とが当接するK、Y、M、C用の一次転写ニップが形成されている。K,Y,M,C用の一次転写ニップの近傍では、ベルトループ内側に配設された一次転写ローラ26K,26Y,26M,26Cによって中間転写ベルト25を感光体4K,4Y,4M,4Cに向けて押圧している。これら一次転写ローラ26K,26Y,26M,26Cには、それぞれ図示しない電源によって一次転写バイアスが印加されている。これにより、K,Y,M,C用の一次転写ニップには、感光体4K,4Y,4M,4C上のトナー像を中間転写ベルト25に向けて静電移動させる一次転写電界が形成されている。図中時計回り方向の無端移動に伴ってK,Y,M,C用の一次転写ニップを順次通過していく中間転写ベルト25のおもて面には、各一次転写ニップでトナー像が順次重ね合わせて一次転写される。この重ね合わせの一次転写により、中間転写ベルト25のおもて面には4色重ね合わせトナー像(以下「4色トナー像」という。)が形成される。
転写ユニット24の図中下方には、駆動ローラ30と二次転写ローラ31との間に、無端状の紙搬送ベルト29を掛け渡して無端移動させる紙搬送ユニット28が設けられている。そして、自らの二次転写ローラ31と、転写ユニット24の下部張架ローラ27との間に、中間転写ベルト25及び紙搬送ベルト29を挟み込んでいる。これにより、中間転写ベルト25のおもて面と、紙搬送ベルト29のおもて面とが当接する二次転写ニップが形成されている。二次転写ローラ31には図示しない電源によって二次転写バイアスが印加されている。一方、転写ユニット24の下部張架ローラ27は接地されている。これにより、二次転写ニップに二次転写電界が形成されている。
この二次転写ニップの図中右側方には、レジストローラ対33が配設されている。また、レジストローラ対33のレジストニップの入口付近には、図示しないレジストローラセンサが配設されている。シート供給装置40からレジストローラ対33に向けて搬送されてくる記録シートPは、その先端が不図示のレジストローラセンサに検知された所定時間後に記録シートPの搬送が一時停止し、レジストローラ対33のレジストニップに先端を突き当てる。この結果、記録シートPの姿勢が修正され、画像形成との同期をとる準備が整う。
記録シートPの先願がレジストニップに突き当たると、レジストローラ対33は、記録シートPを中間転写ベルト25上の4色トナー像に同期させ得るタイミングでローラ回転駆動を再開して、記録シートPを二次転写ニップに送り出す。二次転写ニップ内では、中間転写ベルト25上の4色トナー像が二次転写電界やニップ圧の影響によって記録シートPに一括二次転写され、記録シートPの白色と相まってフルカラー画像となる。二次転写ニップを通過した記録シートPは、中間転写ベルト25から離間して、紙搬送ベルト29のおもて面に保持されながら、その無端移動に伴って定着装置34へと搬送される。
二次転写ニップを通過した中間転写ベルト25のおもて面には、二次転写ニップで記録シートPに転写されなかった転写残トナーが付着している。この転写残トナーは、クリーニング部材が中間転写ベルト25に当接するベルトクリーニング装置32によって掻き取り除去される。
定着装置34に搬送された記録シートPは、定着装置34内における加圧や加熱によってフルカラー画像が定着させしめられた後、定着装置34から排紙ローラ対35に送られた後、機外の排紙トレイ501へと排出される。
先に示した図1において、紙搬送ユニット28および定着装置34の下には、記録シート反転装置であるスイッチバック装置36が配設されている。これにより、両面プリントを行う場合には、片面に対する画像定着処理を終えた記録シートPの搬送経路が、切換爪によってスイッチバック装置36側に切り換えられ、そこで反転されて再び二次転写転写ニップに進入する。そして、もう片面にも画像の二次転写処理と定着処理とが施された後、排紙トレイ501上に排紙される。
画像形成部1のレジストローラ対33に対しては、シート供給装置40から送り出された記録シートが送り込まれる他、画像形成部1の側壁に開閉可能に設けられた手差しトレイ38から送り出された記録シートが送り込まれることもある。
図4は、本実施形態におけるスキャナ150及びADF51を示す斜視図である。
画像形成部1の上に固定されたスキャナ150やこれの上に取り付けられたADF51からなる画像読取ユニット50は、固定読取部や移動読取部152を有している。移動読取部152は、原稿MSに接触するようにスキャナ150のケーシング上壁に固定された第二コンタクトガラス155の直下に配設されており、光源や、反射ミラーなどからなる光学系を図中左右方向に移動させることができる。光学系を図中左側から右側に移動させていく過程で、光源から発した光を第二コンタクトガラス155上に載置された図示しない原稿MSの下面で反射させる。原稿MSの下面で反射した反射光を、複数の反射ミラーを経由させて、スキャナ150に固定された画像読取センサ153で受光する。
一方、画像読取ユニット50は固定読取部として、スキャナ150の内部に配設された第一固定読取部151と、ADF51内に配設された後述する第二固定読取部95とを有している。光源、反射ミラー、CCD等の画像読取センサなどを有する第一固定読取部151は、原稿MSに接触するようにスキャナ150のケーシング上壁に固定された第一コンタクトガラス154の直下に配設されている。そして、ADF51によって搬送される原稿MSが第一コンタクトガラス154上を通過する際に、光源から発した光を原稿MSの第一面で順次反射させながら、複数の反射ミラーを経由させて画像読取センサ153で受光する。これにより、光源や反射ミラー等からなる光学系を移動させることなく、原稿MSの第一面を走査する。また、第二固定読取部95は、第一固定読取部151を通過した後の原稿MSの第二面を走査する。
スキャナ150の上に配設されたADF51は、本体カバー52に、読取前の原稿MSを載置するための原稿載置台53、シートである原稿MSを搬送するための原稿搬送部54、読取後の原稿MSをスタックするための原稿スタック台55などを保持している。図4に示すように、台座部であるスキャナ150に固定されたヒンジ機構を構成する蝶番159によって上下方向に回動可能に支持されている。そして、その回動によって開閉扉のような動きをとり、開かれた状態でスキャナ150の上面の第一コンタクトガラス154や第二コンタクトガラス155を露出させる。原稿束の片隅を綴じたブック原稿などの片綴じ原稿の場合には、原稿を1枚ずつ分離することができないため、ADF51による搬送を行うことができない。そこで、片綴じ原稿の場合には、ADF51を図5に示すように開いた後、読み取らせたいページが見開かれた片綴じ原稿を下向きにして第二コンタクトガラス155上に載せた後、ADF51を閉じる。そして、スキャナ150の図2に示した移動読取部152によってそのページの画像を読み取らせる。
一方、互いに独立した複数の原稿MSを単に積み重ねた原稿束の場合には、その原稿MSをADF51によって1枚ずつ自動搬送しながら、スキャナ150内の第一固定読取部151やADF51内の第二固定読取部95に順次読み取らせていくことができる。この場合、原稿束を原稿載置台53上にセットした後、操作部108のコピースタートボタン158を押す。すると、ADF51が、原稿載置台53上に載置された原稿束の原稿MSを上から順に原稿搬送部54内に送り、それを反転させながら原稿スタック台55に向けて搬送する。この搬送の過程で、原稿MSを反転させた直後にスキャナ150の第一固定読取部151の真上に通す。このとき、原稿MSの第一面の画像がスキャナ150の第一固定読取部151によって読み取られる。
図5は、ADF51の要部構成をスキャナ150の上部とともに示す拡大構成図である。
ADF51は、原稿載置部A、分離搬送部B、レジスト部C、ターン部D、第一読取搬送部E、第二読取搬送部F、排紙部G、スタック部H等を備えている。本実施形態に係るADF51の原稿搬送部54は、分離搬送部Bの下流側の後端検知手段M1による検知位置から、読取入口ローラ対90までの原稿MSが搬送される経路を構成する部分である。
原稿載置部Aは、原稿MSの第一面が上方となるように原稿MSの束がセットされる原稿載置台53等を有している。分離搬送部Bは、セットされた原稿MSの束から原稿MSを一枚ずつ分離して給送するものである。レジスト部Cは、給送された原稿MSに一時的に突き当たって原稿MSを整合した後に送り出すものである。ターン部Dは、C字状に湾曲する湾曲搬送部を有しており、この湾曲搬送部内で原稿MSを折り返しながらその上下を反転させて、原稿MSの第一面を下方に向けるものである。第一読取搬送部Eは、第一コンタクトガラス154の上で原稿MSを搬送しながら、第一コンタクトガラス154の下方からスキャナ150の内部に配設されている第一固定読取部151に原稿MSの第一面を読み取らせるものである。第二読取搬送部Fは、第二固定読取部95の下方に配置されたシェーディング板96によって原稿MSを支持しながら、原稿MSの第二面を第二固定読取部95に読み取らせるものである。また、排紙部Gは、両面の画像が読み取られた原稿MSをスタック部Hに向けて排出するものである。また、スタック部Hは、原稿スタック台55の上に原稿MSをスタックするものである。
図6は、ADF51の電気回路の一部を示すブロック図である。
ADF51のコントローラ100は、演算手段たるCPU(Central Processing Unit)、データ記憶手段たるRAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)等から構成され、各種の演算処理や、制御プログラムの実行を行うことができる。このコントローラ100には、各モータ101〜105、113〜114、各種センサ部、固定画像読取部300(第一固定読取部151または第二固定読取部95)等が接続されている。
図7は、固定画像読取部300の電気回路の一部を示すブロック図である。
固定画像読取部300は、光源部200、センサチップ201、画像処理部204、フレームメモリ205、出力制御回路206等を有している。
先に示した図5において、画像の読み取りが行われる原稿MSは、原稿先端部を支持し原稿MSの束の厚みに応じて図中矢印a、b方向に揺動可能な可動原稿テーブル53bと、原稿後端側を支持する固定原稿テーブル53aとから構成される原稿載置台53上に、第一面が上向きとなるように載せられた状態でセットされる。このとき、原稿載置台53上において、その幅方向(原稿MSの搬送方向に直交する方向で、図紙面に直交する方向)の両端に対してそれぞれ図示しないサイドガイドが突き当てられることで、幅方向における位置決めがなされる。
このようにして原稿載置台53にセットされた原稿MSは、可動原稿テーブル53bの上方で揺動可能に配設されたレバー部材であるセットフィラー62を押し上げる。すると、それに伴って原稿セットセンサ63が原稿MSのセットを検知して、検知信号をコントローラ100に送信する。そして、この検知信号は、コントローラ100からインターフェイス回路(以下「I/F」という。)107を介して画像読取ユニット50の本体制御部111に送信される。
また、固定原稿テーブル53aには、原稿MSの搬送方向の長さを検知する反射型フォトセンサ又は原稿一枚でも検知可能なアクチュエーター・タイプのセンサからなる複数の長さ検知センサ57,58が配置されている。これらの長さ検知センサ57,58による検知結果に基づいて、原稿MSの搬送方向の長さの概略が判定される。
可動原稿テーブル53bの上方にはピックアップローラ80が配置されている。
可動原稿テーブル53bは、底板昇降モータ105の駆動により、駆動するカム機構によって図中矢印c、d方向に揺動する。原稿MSが原稿載置台53にセットされたことをセットフィラー62や原稿セットセンサ63が検知したら、コントローラ100は底板昇降モータ105を正転させる。すると、束状の原稿MSの最上面がピックアップローラ80と接触するように可動原稿テーブル53bが上昇する。
送出手段としてのピックアップローラ80は、ピックアップ昇降モータ101によって駆動するカム機構により、図中矢印c、d方向に移動可能となっている。また、ピックアップローラ80は、可動原稿テーブル53bが上昇して可動原稿テーブル53b上の原稿MSの上面により押されて図中矢印c方向に上がる。これをテーブル上昇センサ59で検知することにより、原稿上面レベルの上限までの上昇が検知される。これにより、ピックアップ昇降モータ101が停止するとともに底板昇降モータ105が停止する。なお、テーブル上昇センサ59としては、ピックアップローラ80を移動可能に保持するピックアップホルダーの被検部材を検知することで、原稿上面レベルの上限までの上昇を間接的に検知するものを用いた。この構成のものに代えて、原稿上面レベルを直接的に検知するものを設けてもよい。
操作部108よりコピースタートボタン158が押下され、本体制御部111からI/F107を介してADF51のコントローラ100に原稿給紙信号が送信される。これにより、給紙モータ102が駆動してピックアップローラ80が回転駆動し、原稿載置台53上の数枚(理想的には1枚)の原稿MSを原稿載置部Aから送り出す。ピックアップローラ80の回転方向は、最上位の原稿MSを給紙口48に搬送する方向である。
ピックアップローラ80によって送り出された原稿MSは、分離手段としての分離搬送部Bに進入して、給紙ベルト84との当接位置に送り込まれる。この給紙ベルト84は、駆動ローラ82と従動ローラ83とによって張架されており、給紙モータ102の正転に伴う駆動ローラ82の回転によって図中時計回り方向に無端移動せしめられる。
この給紙ベルト84の下部張架面には、給紙モータ102の正転によって図中時計回りに回転駆動されるリバースローラ85が当接している。この当接部においては、給紙ベルト84の表面が給紙方向に移動する。これに対し、リバースローラ85の表面は、給紙方向とは逆方向に移動しようとする。しかし、リバースローラ85の駆動伝達部には不図示のトルクリミッターが設けられており、給紙方向に向かう力がトルクリミッターのトルクよりも大きいとリバースローラ85は給紙方向に表面移動するように回転する。リバースローラ85は、給紙ベルト84に所定の圧力で当接して分離ニップを形成しており、給紙ベルト84に直接当接している際、あるいは分離ニップに原稿MSが1枚だけ挟み込まれている際には、給紙ベルト84又は原稿MSに連れ回る。但し、当接部に複数枚の原稿MSが挟み込まれた際には、連れ回り力がトルクリミッターのトルクよりも低くなるように設定されているため、連れ回り方向とは逆の図中時計回りに回転駆動する。これにより、最上位よりも下の原稿MSには、リバースローラ85によって給紙方向とは反対方向の移動力が付与されて、数枚の原稿から最上位の原稿MSだけが分離される。これにより、重送が防止される。
給紙ベルト84やリバースローラ85の作用によって1枚に分離された原稿MSは、レジスト部Cに進入する。そして、給紙ベルト84によって更に送られ、突き当てセンサ72によって先端が検知されつつ、更に進んで停止しているプルアウトローラ対86に突き当たる。その後、突き当てセンサ72による先端の検知から所定時間だけ給紙モータ102を駆動させて、停止する。これにより、原稿MSが突き当てセンサ72による検知位置から所定量定められた距離だけ送られ、結果的には、原稿MSがプルアウトローラ対86に所定量の撓みをもって押し当てられた状態で給紙ベルト84による原稿MSの搬送が停止する。そして、突き当てセンサ72によって原稿MSの先端が検知されたときに、ピックアップ昇降モータ101を回転させることでピックアップローラ80を原稿MSの上面から退避させ原稿MSを給紙ベルト84の搬送力のみで送る。これにより、原稿MSの先端は、プルアウトローラ対86の上下のローラによって形成されるニップに進入し、先端の整合(スキュー補正)が行われる。
プルアウトローラ対86は、上述したように、スキュー補正機能を有すると共に、分離後にスキュー補正された原稿MSを中間ローラ対66まで搬送するためのローラ対で、プルアウトモータ113により2つのローラのうちの一方が駆動される。
プルアウトローラ対86によって送り出された原稿MSは、原稿幅センサ73の直下を通過する。原稿幅センサ73は、反射型フォトセンサ等からなる紙検知センサを原稿幅方向(図紙面に直交する方向)に複数個並べたセンサであり、どの紙検知センサが原稿MSを検知するかに基づいて、原稿MSの幅方向のサイズを検知する。また、原稿MSの搬送方向の長さは、原稿MSの先端が突き当てセンサ72によって検知されてから、原稿MSが突き当てセンサ72によって検知されなくなる(原稿MSの後端が通過する)までのタイミングに基づいてモータパルスから検知する。
プルアウトローラ対86及び中間ローラ対66の駆動によって搬送される原稿MSは、中間ローラ対66及び読取入口ローラ対90によって搬送されるターン部Dに進入する。
中間ローラ対66はプルアウトローラ対86の駆動源であるプルアウトモータ113と、読取入口ローラ対90の駆動源である読取入口モータ114との両方のモータから駆動が伝達される構成となっている。そして、2つのモータのうち、回転速度が速くなる側のモータの駆動によって回転速度が決まる機構を備えている。
画像読取ユニット50では、プルアウトローラ対86及び中間ローラ対66の回転駆動によりレジスト部Cからターン部Dに原稿MSが搬送される際には、レジスト部Cでの搬送速度を第一読取搬送部Eでの搬送速度よりも高速に設定している。このように、高速に設定して原稿MSを第一読取搬送部Eへ送り込む処理時間の短縮を図っている。このとき、中間ローラ対66はプルアウトモータ113を駆動源として回転する。
原稿MSの先端が読取入口センサ67により検出されると、読取入口ローラ対90の上下のローラによって形成されるニップに原稿MSの先端が進入する前に、原稿MSの搬送速度を第一読取搬送部Eでの搬送速度と同速にする。そのため、プルアウトモータ113の減速を開始する。これと同時に、読取入口モータ114及び読取モータ103を正転駆動する。読取入口モータ114を正転駆動することで読取入口ローラ対90が搬送方向に回転駆動し、読取モータ103を正転駆動することで読取出口ローラ対92及び第二読取出口ローラ対93が搬送方向にそれぞれ駆動する。
ターン部Dから第一読取搬送部Eに向かう原稿MSの先端をレジストセンサ65で検知すると、コントローラ100は、所定の時間をかけて各モータの駆動を減速することで、原稿MSの搬送速度を所定の搬送距離をかけて減速する。そして、コントローラ100は、第一固定読取部151による第一読取位置400の手前で原稿MSを一時停止するように制御すると共に、本体制御部111にI/F107を介してレジスト停止信号を送信する。続いて、コントローラ100が本体制御部111より読取開始信号を受信すると、第一読取位置400の手前で一時停止していた原稿MSの搬送を開始する。また、原稿MSの原稿先端が第一読取位置400に到達するまでに、原稿MSの搬送速度が所定の搬送速度に立ち上がるように、読取入口モータ114及び読取モータ103の駆動を制御する。これにより、原稿MSは搬送速度が増速されつつ、第一読取位置400に向かって搬送される。そして、読取入口モータ114のパルスカウントに基づいて算出された原稿MSの先端が第一読取位置400に到達するタイミングで、コントローラ100から本体制御部111に対して原稿MSの第一面の副走査方向有効画像領域を示すゲート信号が送信される。この送信は、原稿MSの後端が第一読取位置400を抜け出るまで続けられ、原稿MSの第一面が第一固定読取部151によって読み取られる。
第一読取搬送部Eを通過した原稿MSは、読取出口ローラ対92のニップを通過した後、その先端が排紙センサ61によって検知され、さらに、その後、第二読取搬送部Fを通過して排紙部Gへと搬送される。
原稿MSの片面(第一面)のみを読み取る場合には、第二固定読取部95による原稿MSの第二面の読取が不要である。そこで、排紙センサ61によって原稿の先端が検知されると、排紙モータ104の正転駆動が開始されて、排紙ローラ対94における図中上側の排紙ローラが図中反時計回り方向に回転駆動される。また、排紙センサ61によって原稿MSの先端が検知されてからの排紙モータ104のパルスカウントに基づいて、原稿MSの後端が排紙ローラ対94のニップを抜け出るタイミングが演算される。そして、この演算結果に基づいて、原稿MSの後端が排紙ローラ対94のニップから抜け出る直前のタイミングで、排紙モータ104の駆動速度が減速せしめられて、原稿MSが原稿スタック台55から飛び出さないような速度で排紙されるように制御される。
一方、原稿MSの両面(第一面及び第二面)を読み取る場合には、排紙センサ61によって原稿MSの先端が検知された後、第二固定読取部95に到達するまでのタイミングが読取モータ103のパルスカウントに基づいて演算される。そして、そのタイミングでコントローラ100から本体制御部111に対して原稿MSの第二面における副走査方向の有効画像領域を示すゲート信号が送信される。この送信は、原稿MSの後端が第二固定読取部95による第二読取位置を抜け出るまで続けられ、原稿MSの第二面が第二固定読取部95によって読み取られる。
一方、原稿MSの両面(第一面及び第二面)を読み取る場合には、排紙センサ61によって原稿MSの先端が検知された後、第二固定読取部95に到達するまでのタイミングが読取モータ103のパルスカウントに基づいて演算される。そして、そのタイミングでコントローラ100から本体制御部111に対して原稿MSの第二面における副走査方向の有効画像領域を示すゲート信号が送信される。この送信は、原稿MSの後端が第二固定読取部95による第二読取位置を抜け出るまで続けられ、原稿MSの第二面が第二固定読取部95によって読み取られる。
読取手段としての第二固定読取部95は、密着型イメージセンサ(CIS)からなり、原稿MSに付着している糊状の異物が読取面に付着することによる読取縦すじを防止する目的で、読取面にコーティング処理が施されている。また、原稿MSが通過する搬送路を挟んで第二固定読取部95に対向する位置には、シェーディング板96が配設されている。シェーディング板96の少なくとも、第二固定読取部95により読み取られる箇所は、白色であり、第二固定読取部95におけるシェーディングデータを取得するための白色基準部となっている。
白色基準部の読取結果を用いたシェーディング補正は、光源のムラやセンサ感度ムラを含む読取画像データから、そのようなムラの影響を軽減するための処理であり、例えば、下記式(1)の演算処理により行われる。下記式(1)中、「Dout」はシェーディング後の出力画像データである。「Din」は原稿読取時の画像データ(原稿画像データ)である。「Dsh」は白色基準部読取時の画像データ(シェーディングデータ)であり、「Bk」は黒レベル(光が入らない時の画像データレベル)である。
Dout=(Din−Bk)/(Dsh−Bk)×(2n−1)・・・(1)
このようなシェーディング補正を正確に行うためには、白色基準部に紙粉や汚れなどが付着しないことが望まれる。しかしながら、原稿の搬送時に原稿の汚れや紙粉が、シェーディング板96の白色基準部に付着し、シェーディング補正の精度が悪化するおそれがあった。そこで、本実施形態においては、原稿搬送時、シェーディング板96の白色基準部を覆う覆い部材を設けた。
図8は、第二読取搬送部Fの概略構成を示す拡大図である。
図8に示すように、本実施形態においては、シェーディング板96の白色基準部961を覆う覆い部材301が設けられている。覆い部材301は、PETフィルムなどの可撓性の部材である。覆い部材301は、一端が、シェーディング板96よりも原稿搬送方向上流側に固定されている。覆い部材301は、一端が、シェーディング板96から立ち上がった姿勢で固定されている。このとき、覆い部材301は、シェーディング板96の白色基準部961を覆っていない退避位置にあり、シェーディング補正が可能となっている。
図9は、原稿搬送時における第二読取搬送部Fの概略構成を示す拡大図である。
原稿が搬送されてくると、原稿の先端が、覆い部材301に突き当たり、覆い部材301が、搬送方向下流側へ押される。原稿MSの先端で覆い部材301が押されると、覆い部材301は、シェーディング板96側へ倒れこむように弾性変形する。その結果、覆い部材301が、退避位置から、図9に示すように、シェーディング板96の白色基準部961を覆う覆い位置へ移動する。これにより、原稿搬送時は、白色基準部961は、覆い部材301に覆われるため、原稿MSの汚れや紙粉が、白色基準部961に付着するのを抑制することができる。これにより、経時にわたり、良好なシェーディング補正を行うことができ、第二固定読取部95で良好な画像を読み取ることができる。
なお、特許文献1には、第二固定読取部に原稿を搬送するガイド部材の原稿搬送方向下流側端部に、弾性部材を設けた実施例が記載されている。しかし、この弾性部材は、原稿を、確実にシェーディング板96から離間させて搬送させるためのガイドであり、本実施形態のような、白色基準部961を覆う覆い部材ではない。特許文献1に記載のように、原稿をシェーディング板96から離間させて搬送する構成では、原稿MSの先端がシェーディング板96側にカールしている場合、原稿の先端が白色基準部961に接触するおそれがある。従って、原稿の紙粉や汚れが、白色基準部961に付着するおそれがある。
一方、本実施形態においては、原稿搬送時は、覆い部材301により白色基準部961を覆っている。従って、図10に示すように、原稿MSの先端が、シェーディング板96側にカールしている場合でも、白色基準部961に原稿が接触することがない。よって、特許文献1に比べて、白色基準部961が汚れるのを抑制することができる。
また、実施形態においては、覆い部材の位置を切り替えるための駆動源を用いずに、原稿の搬送力により、覆い部材を退避位置から覆い位置へ切り替えることができる。これにより、安価な構成で、白色基準部961の汚れを抑制することができる。
次に、本実施形態の変形例について説明する。
[変形例1]
図11は、変形例1における第二読取搬送部Fの概略構成を示す拡大図である。
図11に示すように、この変形例1は、覆い部材301は、板状部材であり、非可撓性部材であり、一端が回動自在に不図示の支持軸に取り付けられている。また、覆い部材301は、通常時は、付勢部材としてのトーションスプリング302によりシェーディング板96から立ち上がった退避位置に位置させる。
この変形例1においては、原稿搬送時に、原稿の先端が覆い部材301を押すと、トーションスプリング302の付勢力に抗して、覆い部材301が、図中時計回りに回動する。これにより、覆い部材301が、退避位置から覆い位置に移動し、白色基準部961を覆う。これにより、この変形例1においても、原稿MSの汚れや紙粉が、白色基準部961に付着するのを抑制することができる。
この変形例1も、覆い部材の位置を切り替えるための駆動源を用いずに、原稿の搬送力により、覆い部材を退避位置から覆い位置へ切り替えることができる。よって、この変形例1も、安価な構成で、白色基準部961の汚れを抑制することができる。
[変形例2]
図12は、変形例2における第二読取搬送部Fの概略構成を示す拡大図である。
この変形例2は、駆動手段としてのソレノイドアクチュエータ303を用いて、覆い部材301を、退避位置と覆い位置とをとらせるものである。
この変形例2の覆い部材301は、非可撓性部材であり、一端が回動自在に支持された不図示の回転軸に固定されている。また、この回転軸には、レバー303aの一端が固定されており、レバーの他端は、ソレノイドアクチュエータ303の可動軸303bに固定されている。
シェーディング補正を行うときは、図12に示すように、覆い部材301を、退避位置に位置させる。原稿搬送時は、ソレノイドアクチュエータ303を駆動させ、可動軸303bを、図中左側へ移動させる。すると、レバー303aの他端が、図中左側へ移動し、不図示の回転軸が図中時計回りに回動する。これにより、回転軸に固定された覆い部材301が、図中時計回りに回動し、退避位置から、白色基準部961を覆う覆い位置へ移動する。これにより、この変形例2においても、原稿MSの汚れや紙粉が、白色基準部961に付着するのを抑制することができる。
上記変形例1、2においては、薄紙などのコシの弱い原稿の場合、原稿の先端で覆い部材301を押したとき、覆い部材301を、押し倒すことができず、原稿が折れ曲がるおそれがある。一方、この変形例2においては、原稿の先端で覆い部材301を押し倒して、位置を切り替えるものではないので、薄紙などのコシの弱い原稿であっても、良好に原稿を搬送することができる。
また、通常時は、覆い部材301で白色基準部961を覆い、シェーディング補正を行うときのみ、覆い部材301を退避させるのが好ましい。これにより、待機時に、白色基準部961に埃などが付着するのを防止することができ、白色基準部961の汚れをより一層抑制することができる。
[変形例3]
図13は、変形例3における第二読取搬送部Fの概略構成を示す拡大図である。
この変形例3は、搬送モータMにより、覆い部材301を駆動させるように構成したものである。
図13に示すように、搬送モータMの駆動軸M1には、モータプーリ306が固定されている。覆い部材301が固定された回転軸305aには、覆い用従動プーリ305が覆い用クラッチ315を介して固定されており、モータプーリ306と覆い用従動プーリ305とには、覆い用タイミングベルト308が張架されている。また、第二読取出口ローラ対93の駆動ローラ93aの軸931には、搬送用クラッチ314を介して搬送用従動プーリ304が固定されている。モータプーリ306と搬送用従動プーリ304とには、搬送用タイミングベルト307が張架されている。
不図示の付勢部材により、覆い部材301は、覆い位置に位置するよう付勢されている。
シェーディング補正を行うときは、搬送モータMによりモータプーリ306を、図中反時計回りに回動させる。このとき、搬送用クラッチ314は切っており、搬送用従動プーリ304は軸931に対して空回りする。一方、覆い用クラッチ315は繋げて、回転軸305aを図中反時計回りに回動させる。これにより、覆い部材301が図中反時計回りに回動し、覆い位置から退避位置へ移動する。シェーディング補正後、覆い用クラッチ315を切ると、不図示の付勢部材により、覆い部材301が、図中時計回りに回動し、退避位置から覆い位置へ移動する。
原稿搬送時は、搬送モータMにより、モータプーリ306が図中時計回りに回動させ、覆い用クラッチ315は切って、搬送用クラッチ314は繋げる。これにより、第二読取出口ローラ対93が回転駆動するとともに、覆い部材301が覆い姿勢に位置させることができる。
この変形例3においては、搬送モータMにより、覆い部材301を駆動させるので、覆い部材301を駆動させる駆動源を別に設ける場合に比べて、駆動源の個数を削減することができる。
なお、搬送用クラッチ314は無くてもよい。搬送用クラッチ314を無くした場合、覆い部材301を、覆い位置から退避位置に変更するとき、第二読取出口ローラ対93は、原稿搬送時とは逆方向に回転することになる。しかしながら、通常、シェーディング補正は、原稿搬送時以外のタイミングで行われるので、第二読取出口ローラ対93が、原稿搬送時とは逆方向に回転しても何ら問題がない。
上述では、シェーディング板96の白色基準部961から原稿搬送方向上流側を覆う構成であるが、覆い部材301で、シェーディング板96全体を覆うようにしてもよい。これにより、シェーディング板96に原稿の汚れや紙粉が付着するのを抑制することができる。従って、シェーディング板96に付着した原稿の汚れや紙粉が、なにかの拍子に、白色基準部961に移動して、白色基準部961が汚れてしまうのを抑制することができる。
また、覆い部材301を、原稿搬送方向にスライド移動可能に構成し、覆い部材301をスライド移動させることで、覆い部材301を覆い位置と退避位置との間を移動させる構成としてもよい。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、以下の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様1)
搬送される原稿MSの画像を読み取る第二固定読取部95等の読取手段と、読取手段による原稿読取位置で読取手段に対向配置され、読取手段による読取画像の補正基準となる白色基準部961を有するシェーディング板96などの対向部材とを備えた画像読取装置において、原稿読取時に、白色基準部961を覆う覆い部材301を設けた。
かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように、読取位置を通過する原稿が、白色基準部961に接触するのを防止することができ、白色基準部961が、汚れるのを抑制することができる。
(態様2)
(態様1)において、覆い部材301は、白色基準部961を覆う覆い位置と、覆い位置から退避したから退避した退避位置とをとりうるように構成し、白色基準部961を第二固定読取部95等の読取手段で読み取って、その読み取り結果を基準として原稿の読取画像を補正するためのシェーディングデータ取得時は、覆い部材301を退避位置に位置させる。
かかる構成を備えることで、シェーディングデータ取得時は、第二固定読取部95等の読取手段で白色基準部961を読み取ることができる。
(態様3)
(態様2)において、覆い部材301は、可撓性部材であって、通常時、覆い部材301は退避位置に位置し、搬送されてきた原稿MSに覆い部材301が押されて屈曲することで、覆い部材301が退避位置から覆い位置へ移動する。
かかる構成を備えることで、原稿読取時は、白色基準部961を覆い部材301で覆うことができる。また、覆い部材301を駆動させる駆動源を用いずに、覆い部材301を退避位置から覆い位置へ移動させることができる。これにより、装置のコストダウンを図ることができる。
(態様4)
また、(態様2)において、覆い部材301を退避位置に位置させるように付勢するトーションスプリング302などの付勢部材を備え、搬送されてきた原稿に覆い部材301が押されることで、覆い部材301が上記退避位置から上記覆い位置へ移動する。
かかる構成としても、変形例1で説明したように、原稿読取時は、白色基準部961を覆い部材301で覆うことができる。また、覆い部材301を駆動させる駆動源を用いずに、覆い部材301を退避位置から覆い位置へ移動させることができる。これにより、装置のコストダウンを図ることができる。
(態様5)
また、(態様2)において、退避位置と覆い位置との間を移動するように、覆い部材301を駆動させるソレノイドアクチュエータ303などの駆動手段を備えた。
かかる構成を備えることで、変形例2で説明したように、薄紙などのコシの弱い原稿であっても、良好に原稿を搬送することができる。
(態様6)
また、態様5において、駆動手段が、原稿を搬送する第二読取出口ローラ対93などの搬送部材を駆動させる搬送モータMである。
かかる構成とすることで、変形例3で説明したように、覆い部材301を駆動させる駆動手段を別に設ける場合に比べて、駆動手段の個数を削減することができる。
(態様7)
(態様1)乃至(態様6)いずれかにおいて、シェーディング板96などの対向部材は、板状部材で構成され、第二固定読取部95等の読取手段に対向する側の板面に白色基準部961が形成されたものである。
板状部材とすることで、ローラ状部材に比べて、容易に白色基準部961を形成することができる。
(態様8)
原稿MSを搬送する搬送手段と、搬送手段により搬送される原稿の画像を読み取る画像読取部と、画像読取部で読み取られた原稿画像データに基づき、画像を形成する画像形成部とを有する画像形成装置において、画像読取部として、(態様1)乃至(態様7)のいずれかの画像読取装置を用いる。
かかる構成によれば、経時にわたり、適切にシェーディング補正された読取画像に基づく画像形成を行うことができる。
1 画像形成部
50 画像読取ユニット
93 第二読取出口ローラ対
93a 駆動ローラ
95 第二固定読取部
96 シェーディング板
301 覆い部材
302 トーションスプリング
303 ソレノイドアクチュエータ
303a レバー
303b 可動軸
304 搬送用従動プーリ
305 覆い用従動プーリ
305a 回転軸
306 モータプーリ
307 搬送用タイミングベルト
308 覆い用タイミングベルト
314 搬送用クラッチ
315 覆い用クラッチ
931 軸
961 白色基準部
特開2006−148281号公報

Claims (5)

  1. 搬送される原稿の画像を読み取る読取手段と、
    上記読取手段による原稿読取位置で該読取手段に対向配置され、該読取手段による読取画像の補正基準となる白色基準部を有する対向部材とを備えた画像読取装置において、
    原稿読取時に、上記白色基準部を覆う覆い部材を設け、
    上記覆い部材を、可撓性部材で構成して、上記白色基準部を覆う覆い位置と、上記覆い位置から退避した退避位置とをとりうるようにし、
    上記白色基準部を上記読取手段で読み取って、その読み取り結果を基準として原稿の読取画像を補正するためのシェーディングデータ取得時は、上記覆い部材を上記退避位置に位置させ、
    上記原稿読取時は、搬送されてきた原稿に上記覆い部材が押されて屈曲することで、上記覆い部材を上記退避位置から上記覆い位置へ移動させて、上記覆い部材で上記白色基準部を覆うようにしたことを特徴とする画像読取装置。
  2. 搬送される原稿の画像を読み取る読取手段と、
    上記読取手段による原稿読取位置で該読取手段に対向配置され、該読取手段による読取画像の補正基準となる白色基準部を有する対向部材とを備えた画像読取装置において、
    原稿読取時に、上記白色基準部を覆う覆い部材を設け、
    上記覆い部材は、上記白色基準部を覆う覆い位置と、上記覆い位置から退避した退避位置とをとりうるように構成し、
    付勢部材により上記覆い部材を上記退避位置に位置させるように付勢して、上記白色基準部を上記読取手段で読み取って、その読み取り結果を基準として原稿の読取画像を補正するためのシェーディングデータ取得時に、上記覆い部材を上記退避位置に位置させ、
    上記原稿読取時は、搬送されてきた原稿に上記覆い部材が押されることで、上記覆い部材が上記退避位置から上記覆い位置へ移動して、上記覆い部材で上記白色基準部を覆うようにしたこと特徴とする画像読取装置。
  3. 搬送される原稿の画像を読み取る読取手段と、
    上記読取手段による原稿読取位置で該読取手段に対向配置され、該読取手段による読取画像の補正基準となる白色基準部を有する対向部材とを備えた画像読取装置において、
    原稿読取時に、上記白色基準部を覆う覆い部材を設け、
    上記覆い部材は、上記白色基準部を覆う覆い位置と、上記覆い位置から退避した退避位置とをとりうるように構成し、
    上記退避位置と上記覆い位置との間を移動するように、上記覆い部材を駆動させる駆動手段を備え、
    上記白色基準部を上記読取手段で読み取って、その読み取り結果を基準として原稿の読取画像を補正するためのシェーディングデータ取得時は、上記覆い部材上記退避位置に位置させ、
    上記駆動手段が、上記原稿を搬送する搬送部材を駆動させる搬送モータであることを特徴とする画像読取装置。
  4. 請求項1乃至3いずれかに記載の画像読取装置において、
    上記対向部材は、板状部材で構成され、上記読取手段に対向する側の板面に上記白色基準部が形成されたものであることを特徴とする画像読取装置。
  5. 原稿を搬送する搬送部材と、該搬送部材により搬送される原稿の画像を読み取る画像読取部と、該画像読取部で読み取られた原稿画像データに基づき、画像を形成する画像形成部とを有する画像形成装置において、
    上記画像読取部として、請求項1乃至4いずれかに記載の画像読取装置を用いることを特徴とする画像形成装置。
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