JP7205106B2 - 画像読取装置及び該画像読取装置を備えた画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像読取装置及び該画像読取装置を備えた画像形成装置に関する。
従来より、コンタクトガラス上の原稿の画像を光学的に読取る読取りユニットを備えた画像読取装置は知られている。上記読取りユニットは、原稿に向けて光を照射する光源と、光源からの反射光を線状に配列された受光素子へと導くミラーとを有している。この画像読取装置による画像読取方式として2つの方式がある。
第1の方式は、読取りユニットを副走査方向に移動させつつ原稿画像の読取りを行う方式であり、第2の方式は、読取りユニットを固定して読取り対象である原稿を原稿送り装置によって搬送することで原稿画像の読取りを行う方式である。第2の方式では、原稿搬送路の途中にコンタクトイメージセンサー(画像読取センサー)を設ける場合がある。この場合、読取りユニットにより原稿の表面画像を読取ることに加えて、コンタクトイメージセンサーにより原稿の裏面画像を読取ることで原稿の両面読取りが可能となる。
上記画像読取装置では、読取りユニットに設けられた各受光素子間の受光感度のバラツキを補正するために、白基準部材を用いてシェーディング補正を行う。
この白基準部材は通常、画像読取りユニットに対して原稿搬送路を挟んで対向配置される。このため、原稿搬送路内を通過する原稿が白基準部材に接触することにより、白基準部材に傷や汚れが付着する場合がある。白基準部材に傷や汚れが付着していると、シェーディング補正時に当該部分の補正値が異常な値になるので、シェーディング補正を精度良く行うことができない。
そこで、例えば特許文献1に示す画像読取装置では、周面が白色にコーティングされたローラー部材を白基準部材とし使用するようにしている。そして、この画像読取装置では、シェーディング補正時の補正データに異常値が含まれる場合には、ローラー部材を回転させて、ローラー周面の傷や汚れのない箇所で補正データを再取得するようにしている。
特開2010-34932号公報
しかしながら、上記特許文献1に示す画像読取装置では、上述したように、シェーディング補正データに異常値が含まれる場合に、白基準部材を駆動して補正データを再取得する必要がある。このため、ローラー周面にて傷や汚れが増加してくると補正データの再取得が頻繁に実行されることとなる。この結果、シェーディング補正に要する時間が長くなるという問題がある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、白基準部材に原稿が接触することにより傷や汚れが生じてシェーディング補正精度が低下するのを防止することにある。
本発明の一局面に係る画像読取装置は、原稿搬送路に沿って原稿を搬送する搬送機構と、該原稿搬送路の途中に設定された所定読取位置を通過する原稿の画像を読取る画像読取センサーと、該画像読取センサーに対向して配置され、当該画像読取センサーのシェーディング補正時の白基準として機能する白基準部材とを備えている。
そして、上記原稿搬送路の上記所定読取位置に設けられて搬送中の原稿をガイドするガイド面を形成する透明部材をさらに備え、上記画像読取センサーは、上記透明部材の原稿搬送路側とは反対側に設けられていて、上記透明部材を介して原稿の画像読取り可能に構成され、上記白基準部材は、上記透明部材と上記画像読取センサーとの間に位置して上記白基準として機能する第一位置と、該第一位置から退避して上記画像読取センサーによる原稿画像の読取りを可能にする第二位置との間で移動可能であり、シェーディング補正時には、上記白基準部材を上記第一位置に位置させる一方、シェーディング補正の非実行には、上記白基準部材を上記第二位置に退避させる白基準部材駆動部をさらに備えている。
本発明の他の局面に係る画像形成装置は上記画像読取装置を備えている。
本発明によれば、白基準部材に原稿が接触することにより傷や汚れが生じてシェーディング補正精度が低下するのを防止することができる。
図1は、実施形態における画像読取装置を備えた画像形成装置を示す概略の断面図である。 図2は、原稿給紙装置を示す概略の縦断面図である。 図3は、白基準テープ(スライド板)を駆動する駆動機構を示す概略図であって、白基準テープが第一位置にある状態を示す図である。 図4は図3のIV方向矢視図である。 図5は、白基準テープが第二位置にある状態を示す図3相当図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。
《実施形態》
図1は、本実施形態における画像読取装置200を備えた画像形成装置1を示している。画像形成装置1は、電子写真方式を利用したレーザープリンターである。画像形成装置1は、画像形成装置本体100と、画像形成装置本体100の上部に取り付けられた上記画像読取装置200と、ユーザーが操作可能なパネル290とを備えている。尚、以下の説明において、前側、後側はそれぞれ、画像形成装置1の前側、後側(図1の右側、左側)を意味し、左側、右側は、画像形成装置1を前側から見たときの左側、右側(図1の紙面垂直方向の手前側、奥側)を意味する。
画像形成装置本体100は箱状の筐体60を有している。筐体60の上部には画像読取装置200が設けられている。上記筐体60内には、給紙部10、画像形成部20、定着部40が収容されている。給紙部10から排紙トレイ部50に至る用紙搬送路Lには、用紙Pを挟持して搬送する複数の搬送ローラー対11~13が配置されている。また、用紙搬送路Lの下流側から分岐して上流側に合流する反転搬送路L´が設けられている。反転搬送路L´には搬送ローラー対14~16が配置されている。
上記給紙部10は、筐体60内の下部に配置されている。給紙部10は、シート状の用紙Pが収容される給紙カセット10aと、該給紙カセット10a内の用紙Pを取り出して該カセット外に送り出すためのピックアップローラー10bとを有している。給紙カセット10aよりカセット外に送り出された用紙Pは、搬送ローラー対11を介して画像形成部20に供給される。
画像形成部20では、ブラック、マゼンタ、シアンおよびイエローの各色にそれぞれ対応するトナー画像を形成する四つの作像ユニット20Bk、20M、20C、20Yが一列に配置されている。各作像ユニット20Bk、20M、20C、20Yは、感光体ドラム21、帯電装置22、現像装置23およびクリーニング装置24を備えている。
作像ユニット20Bk、20M、20C、20Yの下方には、各感光体ドラム21の表面にレーザー光を照射する露光装置25が配置されている。また、作像ユニット20Bk、20M、20C、20Yの上方には、中間転写ユニット26が配置されている。中間転写ユニット26には、各感光体ドラム21に接して走行する中間転写ベルト27が設けられている。中間転写ベルト27の内側には感光体ドラム21との間で中間転写ベルト27を挟み込むように、一次転写ローラー28が設けられている。また、作像ユニット20Bkの下流側には、中間転写ベルト27の表面に接触するように二次転写ローラー29が設けられている。中間転写ユニット26の上方には、トナーコンテナ30Bk、30M、30C、30Yが配置されている。トナーコンテナ30Bk、30M、30C、30Yには、作像ユニット20Bk、20M、20C、20Yの各現像装置23に補給される各色のトナーが収納されている。
画像形成部20では、露光装置25によって各感光体ドラム21の表面に所定の画像データ(本実施形態では、画像読取装置200により読み込んだ原稿画像データ)に基づくレーザー光を照射することで静電潜像を形成する。画像形成部20は、この形成した静電潜像を現像装置23によって現像することで各色のトナー像を形成する。各感光体ドラム21の表面に形成された各色のトナー像は、一次転写ローラー28によって中間転写ベルト27の表面に順次転写されて重ね合わせられる。そして、中間転写ベルト27上に転写されたトナー像は二次転写ローラー29によって、給紙部10より供給された用紙Pに対して転写される。該転写後の用紙Pは定着部40に供給される。
定着部40では、画像形成部20より供給される用紙Pを定着ローラー40a及び加圧ローラー40b間で加圧することにより、当該用紙Pにトナー像を定着させる。そして、定着部40にてトナー像が定着された用紙Pは、両ローラー40a,40bにより下流側へと送り出される。定着部40より送り出された用紙Pは、搬送ローラー対13を介して上記排紙トレイ部50に排出される。また、用紙Pの両面にトナー像を形成する場合には、搬送ローラー対13によって用紙Pはスイッチバックされて、反転搬送路L´に搬送される。
[画像読取装置の構成]
上記画像読取装置200は、略直方体状のケース体250と、原稿押さえカバー240と、原稿給紙装置221とを有している。ケース体250の上面には、原稿G(図4及び5にのみ示す)の画像をシート固定方式で読取るための第一コンタクトガラス250a(図2にのみ示す)と、原稿Gの画像をシートスルー方式で読取るための第二コンタクトガラス250bとが装着されている。
上記ケース体250の内部にはスキャナ部210(図2参照)が収容されている。スキャナ部210は、例えば、反射ミラー、CCDセンサー等により構成されている。そして、スキャナ部210は、シート固定方式では第一コンタクトガラス250a上の原稿Gの画像を光学的に読取る。一方、スキャナ部210は、シートスルー方式では第二コンタクトガラス250b上を通過する原稿の画像を光学的に読取る。そして、スキャナ部210は読取った原稿画像のデジタルデータを生成する。
上記原稿押さえカバー240は、ケース体250の上面を開閉可能に覆っている。原稿押さえカバー240は、不図示のヒンジ機構を介してケース体250に回動可能に取付けられている。原稿給紙装置221は原稿押さえカバー240の上面側に設けられている。原稿給紙装置221は、シートスルー方式による原稿画像の読取り時に、複数の原稿Gを第二コンタクトガラス250b上に供給して通過させる。
[原稿給紙装置の詳細]
図2は原稿給紙装置221の縦断面図である。原稿給紙装置221は本体ケース222を有している。本体ケース222は、原稿押さえカバー240の上面側の左側端部に設けられている。
本体ケース222の右側面には、上下方向に並ぶ給紙口222c及び排紙口222dが形成されている。給紙口222c及び排紙口222dの右側にはそれぞれ、給紙トレイ223及び排紙トレイ228が設けられている。本体ケース222内には、給紙口222cから排紙口222dに至る略U字状の原稿搬送路225が形成されている。本体ケース222内には、この搬送路225に沿って上流側から下流側に向かって順に、送出しローラー261、給紙ローラー262、搬送ローラー対263,264,265及び排紙ローラー対266が設けられている。これらローラー261,262及び搬送ローラー対263~265は、主走査方向(前後方向)に平行に延びるように配置されていて原稿Gを搬送する搬送機構として機能する。
送出しローラー261と給紙ローラー262とは、ブラケット部231を介して連結されている。給紙動作時には、ブラケット部231が支持シャフト232回りに図の時計回り方向に回動することで、送出しローラー261が原稿Gの上面に当接するようになっている。
上記原稿給紙装置221の給紙動作が開始すると、給紙トレイ223に載置された原稿Gが、送出しローラー261及び給紙ローラー262によって原稿搬送路225に供給された後、搬送ローラー対263~265を経由して排紙ローラー対266によって排紙トレイ228に排出される。
本体ケース222は開閉式の上部カバー222aを有している。上部カバー222aは、本体ケース222の左側端部に設けられた支持軸222bに軸支されており、本体ケース222を支持軸222b回りに回転させて上方に持ち上げることで、本体ケース222の上方が開放される。これにより、ユーザーは原稿搬送路225に詰まったジャム紙を処理したり故障部品を交換したりすることができる。
原稿搬送路225の途中には、第1画像読取位置226及び第2画像読取位置227が設定されている。第1画像読取位置226では、コンタクトイメージセンサー(Contact Image Sensor)211により原稿Gの裏面の画像が読取られる。第2画像読取位置227では、上記スキャナ部210により原稿の表面Gの画像が読取られる。
第1画像読取位置226には、原稿Gを下方からガイドするガイド面を形成する透明ガイド板252(透明部材)と、透明ガイド板252に対向して配置され、通過中の原稿Gの浮きを規制するコ字状ガイド251とが設けられている。透明ガイド板252及びコ字状ガイド251は、原稿通過領域の主走査方向の全体に亘って設けられている。第2画像読取位置227には、原稿を下方からガイドする第二コンタクトガラス250bと、第二コンタクトガラス250bに対向して配置され、通過中の原稿Gの浮きを規制するコ字状ガイド253とが設けられている。第二コンタクトガラス250b及びコ字状ガイド253は、原稿通過領域の主走査方向の全体に亘って設けられている。
第1画像読取位置226にて原稿Gの裏面を読取るコンタクトイメージセンサー211(画像読取センサー)は、透明ガイド板252の下側に隙間を空けて配置されている。コンタクトイメージセンサー211の読取面は透明ガイド板252に対向している。コンタクトイメージセンサー211は、原稿搬送路225を通過する原稿Gに向けて光を出射する光源と、主走査方向(画像形成装置の前後方向に一致する方向)に並ぶ複数の受光素子(図示省略)とを有している。各受光素子は、原稿Gからの反射光を受光して、その受光量に応じた大きさの画像信号(本実施形態では電圧信号)を出力する。各受光素子から出力された画像信号は不図示のコントローラー350に送信される。コントローラー350では、各受光素子から受信した画像信号を基に原稿Gの裏面の画像データを生成する。
上記コンタクトイメージセンサー211と透明ガイド板252との隙間には、スライド板301が設けられている。スライド板301は、後述する駆動機構310によって原稿搬送方向に沿う方向に往復駆動される。スライド板301には、白基準部材としての白基準テープ302が貼付けられており、スライド板301が原稿搬送方向に沿って往復移動することで白基準テープ302が第一位置と第二位置との間で往復移動するようになっている。尚、図示しないが、スライド板301はレール部材によりガイドされている。
ここで、第一位置とは、白基準テープ302がコンタクトイメージセンサー211と透明ガイド板252との間に位置して白基準として機能する位置である。本実施形態では、第一位置において、白基準テープ302がコンタクトイメージセンサー211の読取面全体に対向する。尚、コンタクトイメージセンサー211の読取面と白基準テープ302との間には僅かに隙間があることが好ましい。これにより、両者の接触により白基準テープ30に傷や汚れが生じるのを防止することができる。
一方、第二位置とは、白基準テープ302が上記第一位置から退避してコンタクトイメージセンサー211による原稿画像の読取りが可能になる位置である。本実施形態では、第二位置において、白基準テープ302がスライド板301と共に、コンタクトイメージセンサー211の画像読取面よりも原稿搬送方向の上流側に退避する。
[駆動機構]
次に、図3~図5を参照して、上記スライド板301を往復駆動する上記駆動機構310(白基準部材駆動部)について説明する。駆動機構310は、モーター等の動力源を有しておらず原稿Gの搬送時の推進力を利用してスライド板301を駆動する。以下では、先ず図3及び図4を参照して駆動機構310の基本構成を説明し、その後、原稿Gの推進力により駆動機構310が作動する原理を説明する。
駆動機構310は、スライド板301に設けられた一対の突出ピン303に係合する一対の揺動レバー311を有している。ここで、スライド板301は、図4に示すように、コンタクトイメージセンサー211の読取面全体を覆う幅広部301aと、幅広部301aの原稿搬送方向の上流側に連接された幅狭部301bとを有している。白基準テープ302は幅広部301aにのみ貼付けられている。上記一対の突出ピン303は、幅狭部301bの主走査方向の両端面から突出している。
上記一対の揺動レバー311は、原稿給紙装置221内の固定部材229に対して支持ピン312回り(支持軸回り)に回動可能に支持されている。各揺動レバー311は、先端部に斜面311aを有する細長い台形板状に形成されている。各揺動レバー311の基端部には、長さ方向に延びるU字状の開放溝311bが形成されている。各揺動レバー311の開放溝311bには突出ピン303がスライド可能に係合している。開放溝311bの幅は、突出ピン303の直径よりも僅かに大きい。各揺動レバー311は、捻りバネ313(付勢部材)によって支持ピン312を支点として図3の時計回り方向に常時付勢されている。図3において揺動レバー311の下端部付近には、捻りバネ313による付勢力に抗して揺動レバー311を受け止めるストッパー314が設けられている。揺動レバー311がストッパー314に当接した状態では、揺動レバー311の上端部(先端部)が原稿搬送路225を上下に貫通して遮断している。このとき、揺動レバー311の上端部の斜面311aは原稿搬送方向の上流側を向いている。
この状態で原稿給紙トレイ223から原稿搬送路225内に原稿Gが供給されると、揺動レバー311の斜面311aに原稿Gの先端が当接する。この結果、図5に示すように、揺動レバー311が支持ピン312を支点に図のD1方向(所定方向)に回転する。これに伴い、スライド板301に固定された突出ピン303が開放溝311b内にて長さ方向にスライドしながら右側に移動する。この結果、スライド板301がコンタクトイメージセンサー211の読取面よりも右側(原稿搬送方向の上流側)に移動し、これに伴い白基準テープ302が上記第一位置から第二位置に移動する。その後、原稿Gの後端が揺動レバー311の斜面311aを通過し終えると、揺動レバー311に対する原稿Gからの推進力(押圧力)が作用しなくなる。このため、揺動レバー311が捻りバネ313の復元力により元の位置(図3の位置)に戻って、白基準テープ302もこれに連動して上記第二位置から第一位置に戻る。白基準テープ302が第一位置に戻るとコンタクトイメージセンサー211の読取面が白基準テープ302により覆われてシェーディング補正を実行可能になる。
コントローラー350は、白基準テープ302が第一位置に戻る度に(つまりコンタクトイメージセンサー211によって原稿画像を一枚読取る度に)毎回、各受光素子ごとに白基準データ(読取りデータ)を取得する。そして、コントローラー350は、取得した白基準データを基にコンタクトイメージセンサー211の各受光素子の感度補正(シーディング補正)を実行する。
[作用効果]
以上説明したように本実施形態では、上記原稿搬送路の第1画像読取位置(所定読取位置)には搬送中の原稿Gをガイドする透明ガイド板252が設けられている。そしてコンタクトイメージセンサー211、透明ガイド板252の原稿搬送路側とは反対側に設けられ、白基準テープ302は、透明ガイド板252とコンタクトイメージセンサー211との間に位置して白基準として機能する第一位置と、該第一位置から退避してコンタクトイメージセンサー211による原稿画像の読取りを可能にする第二位置との間で移動可能とされている。
この構成によれば、白基準テープ302は透明ガイド板252の下側(原稿搬送路225側とは反対側)にあるので、白基準テープ302が搬送中の原稿Gと接触することはない。よって、白基準テープ302に原稿Gが接触して傷や汚れが生じるのを防止し、延いては白基準テープ302を用いたシェーディング補正精度を向上させることができる。
また、上記駆動機構310は、原稿Gが第1画像読取位置226を通過する際(シェーディング補正の非実行時の一例)には、白基準テープ302を上記第二位置に退避させる一方、上記原稿Gが第1画像読取位置226を通過していないときには白基準テープ302を上記第一位置に位置させるように構成されている。
この構成によれば、ユーザーが上部カバー222(図2参照)を開けた状態で、制御部350の誤作動によりコンタクトイメージセンサー211の光源が点灯したとしても、コンタクトイメージセンサー211は白色基準テープ302により覆われているので、光がユーザーに直接照射されるのを防止することができる。
また、上記駆動機構310は、原稿搬送路225内に供給された原稿Gの推進力が揺動レバー311に作用すると、該揺動レバー311が捻りバネ313の付勢力に抗して支持ピン312回りに回動し、白基準テープ302を上記第一位置から第二位置に移動させるように構成されている。
この構成によれば、電動モーター等のアクチュエーターを用いることなく白基準テープを第一位置から第二位置に自動的に移動させることができる。よって、製品コストを低減することができる。
すなわち、従来の画像形成装置では、シェーディング補正時の補正値が異常値を示した場合には、白基準部材を電動モーター等により回動又は直動させて傷や汚れのない箇所で白基準データを再取得する必要があった。しかし、本実施形態では、白基準テープ302に原稿が接触しないのでそもそも傷や汚れが付着しない。よって、このような電動モーターを用いた高価な機構を採用する必要もない。
《他の実施形態》
上記実施形態では、白基準部材としての白基準テープ302をスライド板301に貼付けるようにしているが、これに限ったものではなく、例えばスライド板301自体を白基準部材として利用してもよい。この場合、スライド板301を例えば白色の地肌を有する樹脂製プレート等で構成すればよい。
上記実施形態では、制御部350は、コンタクトイメージセンサー211により原稿画像を一枚読取る度にシェーディング補正を実行するようにしているが、これに限ったものではなく、例えば、省エネモードからの復帰時や電源オン時に一回だけ実施するようにしてもよい。
上記実施形態では、駆動機構310は、原稿Gの搬送時の推進力を利用してスライド板301を駆動するようにしているが、これに限ったものではない。すなわち、駆動機構310は、例えば電動モーターやエアーシリンダー等のアクチュエーターによってスライド板301を往復駆動するものであってもよい。
以上説明したように、本発明は、画像読取装置及び該画像読取装置を備えた画像形成装置について有用である。
G :原稿
1 :画像形成装置
30 :白基準テープ(白基準部材)
200 :画像読取装置
211 :コンタクトイメージセンサー
221 :原稿給紙装置
261 :送出しローラー(搬送機構)
262 :給紙ローラー(搬送機構)
263 :搬送ローラー対(搬送機構)
264 :搬送ローラー対(搬送機構)
265 :搬送ローラー対(搬送機構)
266 :排紙ローラー対(搬送機構)
290 :パネル
300 :コントローラー(制御部)
302 :白基準テープ(白基準部材)
312 :支持ピン
313 :バネ(付勢部材)

Claims (6)

  1. 原稿搬送路に沿って原稿を搬送する搬送機構と、該原稿搬送路の途中に設定された所定読取位置を通過する原稿の画像を読取る画像読取センサーと、該画像読取センサーに対向して配置され、当該画像読取センサーのシェーディング補正時の白基準として機能する白基準部材とを備えた画像読取装置であって、
    上記原稿搬送路の上記所定読取位置に固定されて搬送中の原稿をガイドするガイド面を形成する透明部材をさらに備え、
    上記画像読取センサーは、上記透明部材の原稿搬送路側とは反対側に設けられていて、上記透明部材を介して原稿の画像読取り可能に構成され、
    上記白基準部材は、上記透明部材とは分離して移動可能に構成されていて、上記透明部材と上記画像読取センサーとの間に位置して上記白基準として機能する第一位置と、該第一位置から退避して上記画像読取センサーによる原稿画像の読取りを可能にする第二位置との間で移動可能であり、
    シェーディング補正時には、上記白基準部材を上記第一位置に位置させる一方、シェーディング補正の非実行には、上記白基準部材を上記第二位置に退避させる白基準部材駆動部をさらに備えている、画像読取装置。
  2. 請求項1記載の画像読取装置において、
    上記白基準部材駆動部は、上記原稿が上記所定読取位置を通過する際には、上記白基準部材を上記第二位置に退避させる一方、上記原稿が上記所定読取位置を通過していないときには上記白基準部材を上記第一位置に位置させるように構成されている、画像読取装置。
  3. 請求項1又は2に記載の画像読取装置において、
    上記白基準部材駆動部は、支持軸と、該支持軸に支持されて白基準部材と連動する揺動レバーと、該揺動レバーを該支持軸回りに所定方向に付勢することで上記白基準部材を上記第一位置に位置させる付勢部材とを備えていて、上記原稿搬送路内に供給された原稿の推進力が上記揺動レバーに作用すると、該揺動レバーが上記付勢部材の付勢力に抗して上記支持軸回りに回動して上記白基準部材を上記第一位置から第二位置に移動させるように構成されている、画像読取装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像読取装置において、
    上記画像読取センサーによる上記白基準部材の読取りデータを基に該画像読取センサーのシェーディング補正を実行する制御部をさらに備え、
    上記制御部は、上記白基準部材駆動部により上記白基準部材が上記第二位置から上記第一位置に駆動される度に、上記画像読取センサーのシェーディング補正を実行するように構成されている、画像読取装置。
  5. 原稿搬送路に沿って原稿を搬送する搬送機構と、該原稿搬送路の途中に設定された所定読取位置を通過する原稿の画像を読取る画像読取センサーと、該画像読取センサーに対向して配置され、当該画像読取センサーのシェーディング補正時の白基準として機能する白基準部材とを備えた画像読取装置であって、
    上記原稿搬送路の上記所定読取位置に設けられて搬送中の原稿をガイドするガイド面を形成する透明部材をさらに備え、
    上記画像読取センサーは、上記透明部材の原稿搬送路側とは反対側に設けられていて、上記透明部材を介して原稿の画像読取り可能に構成され、
    上記白基準部材は、透明部材と上記画像読取センサーとの間に位置して上記白基準として機能する第一位置と、該第一位置から退避して上記画像読取センサーによる原稿画像の読取りを可能にする第二位置との間で移動可能であり、
    シェーディング補正時には、上記白基準部材を上記第一位置に位置させる一方、シェーディング補正の非実行には、上記白基準部材を上記第二位置に退避させる白基準部材駆動部をさらに備え、
    上記白基準部材駆動部は、上記原稿が上記所定読取位置を通過する際には、上記白基準部材を上記第二位置に退避させる一方、上記原稿が上記所定読取位置を通過していないときには上記白基準部材を上記第一位置に位置させるように構成され、
    上記白基準部材駆動部は、支持軸と、該支持軸に支持されて白基準部材と連動する揺動レバーと、該揺動レバーを該支持軸回りに所定方向に付勢することで上記白基準部材を上記第一位置に位置させる付勢部材とを備えていて、上記原稿搬送路内に供給された原稿の推進力が上記揺動レバーに作用すると、該揺動レバーが上記付勢部材の付勢力に抗して上記支持軸回りに回動して上記白基準部材を上記第一位置から第二位置に移動させるように構成されている、画像読取装置。
  6. 請求項1乃至のいずれか一項に記載の画像読取装置を備えた画像形成装置。
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