JP6170416B2 - 道路標識判断装置 - Google Patents

道路標識判断装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6170416B2
JP6170416B2 JP2013240964A JP2013240964A JP6170416B2 JP 6170416 B2 JP6170416 B2 JP 6170416B2 JP 2013240964 A JP2013240964 A JP 2013240964A JP 2013240964 A JP2013240964 A JP 2013240964A JP 6170416 B2 JP6170416 B2 JP 6170416B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
road
sign
current
link
regulation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013240964A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015102898A (ja
Inventor
裕次 横地
裕次 横地
裕崇 瀧口
裕崇 瀧口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2013240964A priority Critical patent/JP6170416B2/ja
Publication of JP2015102898A publication Critical patent/JP2015102898A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6170416B2 publication Critical patent/JP6170416B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Navigation (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Description

本発明は、撮像画像に起因する道路標識と地図データに起因する道路標識との両者を利用して、車両の乗員に報知するための道路標識(最終的な道路標識)を判断する装置(道路標識判断装置)に関する。
例えば特許文献1の図面は、標識認識装置を開示し、標識認識装置は、カメラの画像データから検出された道路標識と地図DBの地図データから取得された道路標識との両者を利用することができる。
次に、例えば特許文献2の図面は、速度規制値通知装置を開示し、速度規制値通知装置は、車載カメラの撮像画像から検出された道路標識と地図データ記憶部の地図データから取得された道路標識との両者を利用することができる。
特開2012−164254号公報 特開2012−185076号公報
しかしながら、特許文献1の標識認識装置、特許文献2の速度規制値通知装置等の従来の道路標識判断装置は、撮像画像に起因する道路標識(現在の道路標識)が地図データに起因する道路標識(現在の道路標識)と一致するか否かを判断しているに過ぎない。従って、撮像画像に起因する道路標識(現在の道路標識)が検出されない時に、従来の道路標識判断装置は、最終的な道路標識を判断することができない。言い換えれば、本発明者らは、従来の道路標識判断装置では、最終的な道路標識が乗員に報知される確率又は期間が低い又は短いことを認識した。加えて、撮像画像に起因する道路標識(現在の道路標識)が検出される場合であっても、その検出に誤りが存在し得る。言い換えれば、本発明者らは、従来の道路標識判断装置では、乗員に報知される最終的な道路標識に誤りが存在する確率が高いことを認識した。
本発明の1つの目的は、最終的な道路標識をより正確に判断可能な道路標識判断装置を提供することである。本発明の他の目的は、以下に例示する態様及び最良の実施形態、並びに添付の図面を参照することによって、当業者に明らかになるであろう。
以下に、本発明の概要を容易に理解するために、本発明に従う態様を例示する。
第1の態様において、道路標識判断装置は、
車両に設けられる撮像部によって前記車両の前方が撮像された撮像画像に画像認識処理を実行して、第1の道路規制標識を検出する画像認識部と、
前記車両の位置を用いて、地図を構成する道路に関する道路リンク情報を含む地図データを記憶する地図データ記憶部から、前記位置での第2の道路規制標識を含む道路リンクを取得する地図情報取得部と、
前記道路リンクが変化する時に、過去の道路リンクで検出された過去の第1の道路規制標識が前記過去の道路リンクで取得された過去の第2の道路規制標識に一致するか否かを示す一致不一致情報(過去の一致不一致情報)だけでなく、現在の道路リンクで検出された現在の第1の道路規制標識及び前記現在の道路リンクで取得された現在の第2の道路規制標識の少なくとも一方も利用して、前記現在の道路リンクでの現在の最終的な道路規制標識を判断する道路標識判断部と、を備え
前記道路標識判断部は、
過去の道路リンクで検出された過去の第1の道路規制標識と前記過去の道路リンクで取得された過去の第2の道路規制標識とが一致し、且つ前記現在の道路リンクで検出された現在の第1の道路規制標識が検出されない時に、前回の道路リンクで取得された前回の第2の道路規制標識が、前記現在の道路リンクで取得された現在の第2の道路規制標識と一致するか否かを判断し、
前記前回の第2の道路規制標識が前記現在の第2の道路規制標識と一致する時に、前記現在の最終的な道路規制標識として、前記現在の第2の道路規制標識を選択する。
第1の態様では、道路標識判断装置は、過去の道路リンクで検出された過去の第1の道路規制標識が過去の道路リンクで取得された過去の第2の道路規制標識に一致するか否かを示す一致不一致情報(過去の一致不一致情報)を考慮することができる。
例えば、撮像画像に起因する現在の第1の道路規制標識が現在の道路リンクで検出されない時に、道路標識判断装置は、過去の一致不一致情報と地図データに起因する現在の道路リンクで取得された現在の第2の道路規制標識との両者を利用して、現在の最終的な道路規制標識を判断することができる。即ち、撮像画像に起因する現在の第1の道路規制標識が検出されない時に、道路標識判断装置は、地図データに起因する現在の第2の道路規制標識を選択可能であり、これにより、現在の最終的な道路規制標識として、現在の第2の道路規制標識が車両の乗員に報知され得る。このように、現在の一致不一致情報が存在しない時に、道路標識判断装置は、過去の一致不一致情報を考慮して、最終的な道路標識が乗員に報知さない期間を抑制して、現在の最終的な道路規制標識をより正確に判断することができる。
代替的に、現在の一致不一致情報が存在する時に、撮像画像に起因する現在の第1の道路規制標識の検出に誤りが存在し得る。即ち、撮像画像に起因する現在の第1の道路規制標識が検出される時に、道路標識判断装置は、過去の一致不一致情報を考慮して、撮像画像に起因する現在の第1の道路規制標識を選択しなくてもよい。このように、誤って検出された現在の第1の道路規制標識が車両の乗員に報知されることが抑制されるので、道路標識判断装置は、現在の最終的な道路規制標識をより正確に判断することができる。
前記道路標識判断部は、過去の道路リンクで検出された過去の第1の道路規制標識と前記過去の道路リンクで取得された過去の第2の道路規制標識と一致する時に、道路標識判断装置は、地図データに起因する第2の道路規制標識の取得に誤りが存在しない確率が高いと判断することができる。従って、現在の道路リンクで撮像画像に起因する現在の第1の道路規制標識が検出されない場合であっても、道路標識判断装置は、前回の道路リンクで地図データに起因する前回の第2の道路規制標識が現在の道路リンクで継続していることを条件に、現在の道路リンクでの地図データに起因する現在の第2の道路規制標識を選択する。これにより、道路標識判断装置は、現在の最終的な道路規制標識をより一層正確に判断することができる。
の態様において、道路標識判断装置は、
車両に設けられる撮像部によって前記車両の前方が撮像された撮像画像に画像認識処理を実行して、第1の道路規制標識を検出する画像認識部と、
前記車両の位置を用いて、地図を構成する道路に関する道路リンク情報を含む地図データを記憶する地図データ記憶部から、前記位置での第2の道路規制標識を含む道路リンクを取得する地図情報取得部と、
前記道路リンクが変化する時に、現在の道路リンクでの現在の最終的な道路規制標識を判断する道路標識判断部と、を備え、
前記道路標識判断部は、
前回の道路リンクで取得された前回の第1の道路規制標識と前記前回の道路リンクで取得された前回の第2の道路規制標識と一致する時に、記前回の第2の道路規制標識が前記現在の道路リンクで取得された現在の第2の道路規制標識と一致するか否かを判断し
前記前回の第2の道路規制標識が前記現在の第2の道路規制標識と一致する時に、前記現在の最終的な道路規制標識として、前記現在の第2の道路規制標識を選択する。
の態様では、前回の道路リンクで検出された前回の第1の道路規制標識と前回の道路リンクで取得された前回の第2の道路規制標識と一致する時に、道路標識判断装置は、地図データに起因する第2の道路規制標識の取得に誤りが存在しない確率が高いと判断することができる。従って、道路標識判断装置は、前回の道路リンクで地図データに起因する前回の第2の道路規制標識が現在の道路リンクで継続していることを条件に、現在の道路リンクでの地図データに起因する現在の第2の道路規制標識を選択する。これにより、道路標識判断装置は、現在の最終的な道路規制標識をより一層正確に判断することができる。
の態様に従属する第の態様において、
前記現在の道路リンクが次の道路リンクに切り替わり、且つ前記次の道路リンクが次の道路規制情報の位置を含む時に、前記道路標識判断部は、前記現在の第2の道路規制標識が次回の道路リンクで取得された次の第2の道路規制標識と一致するか否かを判断し、
前記現在の第2の道路規制標識が前記次の第2の道路規制標識と一致する時に、前記道路標識判断部は、前記車両の位置が前記次の道路規制情報の前記位置を通過するまでの間、次の最終的な道路規制標識として、前記次の第2の道路規制標識を選択してもよい。
の態様では、道路標識判断装置は、前回の道路リンクで地図データに起因する前回の第2の道路規制標識が現在の道路リンク及び次の道路リンクで継続していることを条件に、次の道路リンクでの地図データに起因する次の第2の道路規制標識を選択可能である。具体的には、次の道路リンクが次の道路規制情報の位置を含む時に、道路標識判断装置は、車両の位置が次の道路規制情報の位置を通過するまでの間、地図データに起因する次の第2の道路規制標識を選択する。これにより、道路標識判断装置は、次の最終的な道路規制標識をより正確に判断することができる。
の態様において、道路標識判断装置は、
車両に設けられる撮像部によって前記車両の前方が撮像された撮像画像に画像認識処理を実行して、第1の道路規制標識を検出する画像認識部と、
前記車両の位置を用いて、地図を構成する道路に関する道路リンク情報を含む地図データを記憶する地図データ記憶部から、前記位置での第2の道路規制標識を含む道路リンクを取得する地図情報取得部と、
前記道路リンクが変化する時に、過去の道路リンクで検出された過去の第1の道路規制標識が前記過去の道路リンクで取得された過去の第2の道路規制標識に一致するか否かを示す一致不一致情報だけでなく、現在の道路リンクで検出された現在の第1の道路規制標識及び前記現在の道路リンクで取得された現在の第2の道路規制標識の少なくとも一方も利用して、前記現在の道路リンクでの現在の最終的な道路規制標識を判断する道路標識判断部と、を備え、
前記道路標識判断部は、
前記一致不一致情報が前回の道路リンクで検出された前回の第1の道路規制標識と前記前回の道路リンクで取得された前回の第2の道路規制標識との不一致を含む時に、前記現在の第1の道路規制標識が検出されるまでの間、前記現在の最終的な道路規制標識を判断しない。
の態様では、一致不一致情報が前回の道路リンクで検出された前回の第1の道路規制標識と前回の道路リンクで取得された前回の第2の道路規制標識との不一致を含む時に、道路標識判断装置は、地図データに起因する第2の道路規制標識の取得に誤りが存在する確率が高いと判断することができる。従って、道路標識判断装置は、撮像画像に起因する現在の第1の道路規制標識が検出されるまでの間、現在の最終的な道路規制標識の判断を中止する。言い換えれば、撮像画像に起因する現在の第1の道路規制標識が検出されるまでの間、誤って取得された現在の第2の道路規制標識が車両の乗員に報知されることが抑制される。これにより、道路標識判断装置は、現在の最終的な道路規制標識をより一層正確に判断することができる。
の態様において、道路標識判断装置は、
車両に設けられる撮像部によって前記車両の前方が撮像された撮像画像に画像認識処理を実行して、第1の道路規制標識を検出する画像認識部と、
前記車両の位置を用いて、地図を構成する道路に関する道路リンク情報を含む地図データを記憶する地図データ記憶部から、前記位置での第2の道路規制標識を含む道路リンクを取得する地図情報取得部と、
前記道路リンクが変化する時に、過去の道路リンクで検出された過去の第1の道路規制標識が前記過去の道路リンクで取得された過去の第2の道路規制標識に一致するか否かを示す一致不一致情報だけでなく、現在の道路リンクで検出された現在の第1の道路規制標識及び前記現在の道路リンクで取得された現在の第2の道路規制標識の少なくとも一方も利用して、前記現在の道路リンクでの現在の最終的な道路規制標識を判断する道路標識判断部と、を備え、
前記道路標識判断部は、
前記一致不一致情報が前回の道路リンクで検出された前回の第1の道路規制標識と前記前回の道路リンクで取得された前回の第2の道路規制標識との不一致と前記前回の道路リンクよりも前の以前の道路リンクで検出された以前の第1の道路規制標識と前記以前の道路リンクで取得された以前の第2の道路規制標識との不一致とを含む時に、前記道路標識判断部は、前記現在の最終的な道路規制標識を判断しない。
の態様では、地図データに起因する第2の道路規制標識の取得に誤りが存在する確率が高い時に、道路標識判断装置は、現在の最終的な道路規制標識の判断を中止することができる。
の態様において、道路標識判断装置は、
車両に設けられる撮像部によって前記車両の前方が撮像された撮像画像に画像認識処理を実行して、第1の道路規制標識を検出する画像認識部と、
前記車両の位置を用いて、地図を構成する道路に関する道路リンク情報を含む地図データを記憶する地図データ記憶部から、前記位置での第2の道路規制標識を含む道路リンクを取得する地図情報取得部と、
前記道路リンクが変化する時に、現在の道路リンクでの現在の最終的な道路規制標識を判断する道路標識判断部と、を備え、
前記道路標識判断部は、
前回の道路リンクで取得された前回の第1の道路規制標識と前記前回の道路リンクで取得された前回の第2の道路規制標識と一致するとともに、前記前回の道路リンクよりも前の以前の道路リンクで検出された以前の第1の道路規制標識と前記以前の道路リンクで取得された以前の第2の道路規制標識と一致する時に、前記現在の最終的な道路規制標識として、前記現在の第2の道路規制標識を選択する。
の態様では、地図データに起因する第2の道路規制標識の取得に誤りが存在しない確率が高い時に、道路標識判断装置は、現在の第2の道路規制標識を選択することができる。
の態様において、道路標識判断装置は、
車両に設けられる撮像部によって前記車両の前方が撮像された撮像画像に画像認識処理を実行して、第1の道路規制標識を検出する画像認識部と、
前記車両の位置を用いて、地図を構成する道路に関する道路リンク情報を含む地図データを記憶する地図データ記憶部から、前記位置での第2の道路規制標識を含む道路リンクを取得する地図情報取得部と、
前記道路リンクが変化する時に、過去の道路リンクで検出された過去の第1の道路規制標識が前記過去の道路リンクで取得された過去の第2の道路規制標識に一致するか否かを示す一致不一致情報だけでなく、現在の道路リンクで検出された現在の第1の道路規制標識及び前記現在の道路リンクで取得された現在の第2の道路規制標識の少なくとも一方も利用して、前記現在の道路リンクでの現在の最終的な道路規制標識を判断する道路標識判断部と、を備え、
前記道路標識判断部は、
前記車両の方向指示器が作動する又は前記車両が車線を変更する又は前記車両の位置が前記現在の道路リンクと一時的に対応しない時に、前回の道路リンクで検出された前回の第1の道路規制標識と前記前回の道路リンクで取得された前回の第2の道路規制標識とを破棄する。
の態様では、方向指示器の作動等の車両の状態が変化する時に、道路標識判断装置は、撮像画像に起因する前回の第1の道路規制標識と地図データに起因する前回の第2の道路規制標識とを破棄することができる。言い換えれば、道路標識判断装置は、一致不一致情報のうちの直前の情報を削除して、前回の第1の道路規制標識又は前回の第2の道路規制標識が現在の道路リンクで車両の乗員に報知されることが抑制される。
8の態様において、道路標識判断装置は、
車両に設けられる撮像部によって前記車両の前方が撮像された撮像画像に画像認識処理を実行して、第1の道路規制標識を検出する画像認識部と、
前記車両の位置を用いて、地図を構成する道路に関する道路リンク情報を含む地図データを記憶する地図データ記憶部から、前記位置での第2の道路規制標識を含む道路リンクを取得する地図情報取得部と、
前記道路リンクが変化する時に、過去の道路リンクで検出された過去の第1の道路規制標識が前記過去の道路リンクで取得された過去の第2の道路規制標識に一致するか否かを示す一致不一致情報だけでなく、現在の道路リンクで検出された現在の第1の道路規制標識及び前記現在の道路リンクで取得された現在の第2の道路規制標識の少なくとも一方も利用して、前記現在の道路リンクでの現在の最終的な道路規制標識を判断する道路標識判断部と、を備え、
前記現在の最終的な道路規制標識は、現在の最終的な規制速度であり、
前記道路標識判断部は、
前記現在の最終的な規制速度が前回の最終的な規制速度よりも低く、且つ前記車両の現在の速度が前記現在の最終的な規制速度よりも高い時に、前記車両のアクセルペダルに反力を加えるアクセルペダル反力信号を生成する。

の態様では、車両の現在の速度が低減された規制速度よりも高い時に、道路標識判断装置は、アクセルペダル反力信号を生成することができる。言い換えれば、道路標識判断装置は、車両の現在の速度が高いことをアクセルペダル反力信号で乗員に報知することができる。
当業者は、例示した本発明に従う態様が、本発明の精神を逸脱することなく、さらに変更され得ることを容易に理解できるであろう。
本発明に従う道路標識判断装置の構成例を示す。 道路リンク情報の説明図を示す。 図3(A)は、図1の道路標識判断装置の第1の動作例の説明図を示し、図3(B)は、図1の道路標識判断装置の第2の動作例の説明図を示す。 図1の道路標識判断装置の第3の動作例の説明図を示す。 図5(A)は、図1の道路標識判断装置の第4の動作例の説明図を示し、図5(B)は、図1の道路標識判断装置の第5の動作例の説明図を示す。 図1の道路標識判断装置の動作を表すフローチャートの一部を示す。 図1の道路標識判断装置の動作を表すフローチャートの残部を示す。 図8(A)は、図1の道路標識判断装置の第6の動作例の説明図を示し、図8(B)は、図1の道路標識判断装置の第7の動作例の説明図を示す。
以下に説明する最良の実施形態は、本発明を容易に理解するために用いられている。従って、当業者は、本発明が、以下に説明される実施形態によって不当に限定されないことを留意すべきである。
図1は、本発明に従う道路標識判断装置の構成例を示す。図1に示されるように、道路標識判断装置100は、画像認識部14、地図情報取得部24及び道路標識判断部32を備えている。また、図1の道路標識判断装置100は、撮像部12、地図データ記憶部22、位置情報取得部42及び報知部44を更に備えることができる。もちろん、道路標識判断装置100は、これらの構成要素の一部を備えなくてもよく、また、道路標識判断装置100は、図示せぬ他の構成要素を更に備えてもよい。加えて、図1の道路標識判断装置100は、車載ネットワーク50上の情報又はデータを入力し、或いは、車載ネットワーク50上に情報又はデータを出力することができる。
図1の撮像部12は、車両に設けられている。ここで、撮像部12は、車両の例えば室内に配置され、車両の前方(進行方向)を撮像する撮像画像を生成することができる。もちろん、撮像部12は、室内のミラー(リアビューミラー)の前方に設けられてもよく、さらに、撮像部12は、例えばドライブレコーダに利用される共用の撮像部であってもよい。加えて、撮像部12は、車両の例えば室外に配置されてもよく、撮像部は、例えばエンブレムの裏、フロントバンパーの裏等に設けられてもよい。このように、撮像部12が車両の前方(進行方向)を撮像できるように、撮像部12は、車両の任意の位置に配置される。撮像部12は、例えばCCD、CMOS等の撮像センサ(撮像素子)を有し、デジタル形式の撮像画像を生成することが好ましい。また、撮像部12は、被写体(車両の前方に位置する例えば道路標識)の像を撮像センサの撮像面に形成する撮像レンズを有し、撮像レンズの位置は、例えばオートフォーカスモータによって自動的に駆動又は調整されることが好ましい。加えて、撮像部12は、例えばリアルタイムの撮像画像を画像認識部14に出力し続けてもよく、或いは、所定のタイミングで定期的に又は不定期的に撮像画像を画像認識部14に出力してもよい。
図1の画像認識部14は、例えばデジタル形式の撮像画像を入力し、撮像画像に画像認識処理を実行する。画像認識部14は、撮像画像に文字、図形等の所定のパターンが存在するか否かを判断し、道路標識を検出することができる。図1の画像認識部14は、道路標識のうちの道路規制標識を検出し、道路規制標識は、特定の交通方法を車両に禁止させ、又は特定の方法に従って車両が通行するように車両に指定している。道路規制標識は、例えば規制速度を含み、規制速度は、例えば車両が表示された速度(最高速度)を超えて走行することを禁止することができる。このように、画像認識部14は、撮像画像から規制速度等の道路規制標識を検出し、その道路規制標識(第1の道路規制標識)を道路標識判断部に出力することができる。
なお、図1の撮像部12がカメラで構成される時に、撮像部12及び画像認識部14は、FCM(Front Camera Module)と呼ぶことができる。また、図1の符号「FCM」は、FCM又は画像認識部14から出力される道路規制標識(第1の道路規制標識)を表している。
図1の地図データ記憶部22は、道路リンク情報を含む地図データを記憶している。地図データ記憶部22は、例えばSSD、HDD、DVD等のドライブ装置で構成され、図1の地図情報取得部24によってアクセスされる。
図2は、道路リンク情報の説明図を示す。道路リンク情報は、地図を構成する道路に関する情報であり、図2において、複数の道路リンクL1〜L17が示されている。1つの道路リンク(例えば道路リンクL1)は、1つのノード(例えばノードND1)ともう1つのノード(例えばノードND2)との間の道路区間を表し、道路リンクは、その道路リンクの例えば規制速度等の道路規制標識(第2の道路規制標識)を含んでいる。加えて、道路リンクには、リンク番号が付与され、道路リンクは、その道路リンクの道路規制標識(第2の道路規制標識)の位置(座標)又は起点ノードからの距離等を含むことができる。なお、ノードには、ノード番号が付与され、ノードは、そのノードの位置(座標)を含んでいる。ノードは、例えば交差点であり、交差点以外の節点であってもよい。
図1の地図情報取得部24は、車両の位置を用いて、地図データ記憶部22から、車両のその位置での道路リンクを取得する。車両が例えば図2の道路リンクL1を走行する時に、地図情報取得部24は、道路リンクL1の例えば規制速度(第2の道路規制標識)を取得することができる。図1において、車両の位置は、位置情報取得部42によって取得され、地図情報取得部24は、車両の位置を入力して、道路リンクが変化したか否かを判断することができる。代替的に、地図情報取得部24は、車両の位置を入力して、車両のその位置での道路リンクのリンク番号を道路標識判断部32に出力し、道路標識判断部32は、道路リンクが変化したか否かを判断することができる。
なお、図1の記憶部22及び地図情報取得部24は、MPU(Map Positioning Unit)と呼ぶことができる。また、図1の符号「MPU」は、MPU又は地図情報取得部24から出力される道路規制標識(第2の道路規制標識)を表している。加えて、MPUは、例えばGPS受信機で構成される位置情報取得部42を含んでもよい。もちろん、位置情報取得部42は、GPS受信機に代えて、又はGPS受信機に加えて、ジャイロセンサ、加速度センサ等の位置センサを有することができる。
図1の道路標識判断部32は、FCM又は画像認識部14によって検出された例えば規制速度(第1の道路規制標識)とMPU又は地図情報取得部24によって取得された例えば規制速度(第2の道路規制標識)とを入力し、両者が一致するか否かを判断することができる。しかしながら、FCM又は画像認識部14によって例えば規制速度が検出されないことがある。即ち、規制速度を示す道路規制標識が何らかの理由で一時的に存在しないことがある。或いは、道路リンクによっては、道路規制標識が整備されていないことがある。加えて、道路規制標識が存在する場合であっても、例えば木、隣の車両、雨、雪等の障害物によって、道路規制標識を表す撮像画像が生成されないことがある。或いは、道路規制標識を表す撮像画像によっては、日光による撮像画像内のチラツキ、反射等のノイズで、道路規制標識を検出できないことがある。
例えば、FCM又は画像認識部14によって例えば規制速度(現在の第1の道路規制標識)が現在の道路リンクで検出されない時に、道路標識判断部32は、過去の道路リンクで検出された過去の第1の道路規制標識が過去の道路リンクで取得された過去の第2の道路規制標識に一致するか否かを示す一致不一致情報(過去の一致不一致情報)とMPU又は地図情報取得部24によって現在の道路リンクで取得された例えば規制速度(現在の第2の道路規制標識)との両者を利用して、現在の最終的な道路規制標識を判断することができる。
代替的に、FCM又は画像認識部14によって例えば規制速度(現在の第1の道路規制標識)が現在の道路リンクで検出される時に、その検出に誤りが存在し得る。従って、道路標識判断部32は、現在の道路リンクで検出された現在の第1の道路規制標識が現在の道路リンクで取得された現在の第2の道路規制標識に一致するか否かを示す一致不一致情報(現在の一致不一致情報)と過去の一致不一致情報との両者を利用して、現在の最終的な道路規制標識を判断することができる。
このように、道路標識判断部32は、道路リンクが変化する時に、過去の道路リンクで検出された過去の第1の道路規制標識が前記過去の道路リンクで取得された過去の第2の道路規制標識に一致するか否かを示す一致不一致情報(過去の一致不一致情報)と現在の道路リンクで検出された現在の第1の道路規制標識及び前記現在の道路リンクで取得された現在の第2の道路規制標識の少なくとも一方との両者を利用して、現在の道路リンクでの現在の最終的な道路規制標識を判断する。これにより、道路標識判断装置100は、現在の最終的な道路規制標識をより正確に判断することができる。
図1の符号「INF」は、道路標識判断部32から出力される現在の最終的な道路規制標識(車両の乗員に報知するための道路標識)を表している。報知部44は、例えばディスプレイで構成され、報知部44は、現在の最終的な道路規制標識、具体的には、FCM又は画像認識部14によって検出された例えば規制速度(第1の道路規制標識)又はMPU又は地図情報取得部24によって取得された例えば規制速度(第2の道路規制標識)の何れか一方(道路標識判断部32の判断結果又は選択結果)を表示することができる。これにより、車両の乗員は、現在の最終的な道路規制標識を認識することができる。もちろん、報知部44は、例えばスピーカで構成されてもよく、報知部44は、現在の最終的な道路規制標識を音声で乗員に報知してもよい。
図1の道路標識判断装置100は、TSR(Traffic sign recognition)装置又はTSRシステムと呼ぶことができる。また、道路標識判断装置100は、例えばナビゲーション装置又はナビゲーションシステムを構成してもよい。言い換えれば、FCMと接続されるナビゲーション装置の処理部が例えば地図情報取得部24の機能及び道路標識判断部32の機能を有してもよい。代替的に、撮像部12と接続されるナビゲーション装置の処理部が例えば画像認識部14の機能、地図情報取得部24の機能及び道路標識判断部32の機能を有してもよい。加えて、道路標識判断装置100は、例えばドライブレコーダを構成してもよい。言い換えれば、撮像部12は、ドライブレコーダのカメラであってもよい。
図3(A)は、図1の道路標識判断装置100の第1の動作例の説明図を示し、図3(B)は、図1の道路標識判断装置100の第2の動作例の説明図を示す。図3(A)において、車両は、道路リンクL(−1)を走行する時に、FCM又は画像認識部14は、例えば40[km/h]を表す規制速度(最高速度)を検出し、MPU又は地図情報取得部24は、例えば40[km/h]を表す規制速度(最高速度)を取得する。FCMで検出された規制速度がMPUで取得された規制速度に一致するので、道路標識判断部32から出力される最終的な道路規制標識(INF)は、例えば40[km/h]を表す規制速度(最高速度)である。道路リンクが変化する時に、即ち、車両が道路リンクL(−1)を通過して、道路リンクL(0)に入る時に、道路標識判断部32は、最終的な道路規制標識(INF)として、例えば40[km/h]を表す規制速度(最高速度)を出力することができる(図3(A)の矢印EXT1参照)。
このように、前回の道路リンクL(−1)でFCMによって検出された規制速度(第1の道路規制標識)が前回の道路リンクL(−1)でMPUによって取得された規制速度(第2の道路規制標識)に一致する時に、図1の道路標識判断部32は、MPUによる第2の道路規制標識の取得に誤りが存在しない確率が高いと判断することができる。従って、現在の道路リンクL(0)でFCMによる現在の第1の道路規制標識が検出されない場合であっても、道路標識判断部32は、前回の道路リンクL(−1)でMPUによる前回の第2の道路規制標識が現在の道路リンクL(0)で継続していることを条件に、現在の道路リンクL(0)でMPUによる現在の第2の道路規制標識を選択する。これにより、道路標識判断装置100は、現在の最終的な道路規制標識をより一層正確に判断することができる。
なお、道路標識判断部32は、一致不一致情報(過去の一致不一致情報)として、前回の道路リンクL(−1)でFCMによって検出された規制速度(第1の道路規制標識)と前回の道路リンクL(−1)でMPUによって取得された規制速度(第2の道路規制標識)との一致(前回の一致)に加えて、又はその一致(前回の一致)に代えて、前回の道路リンクL(−1)よりも前の以前の道路リンクでFCMによって検出された規制速度(第1の道路規制標識)と以前の道路リンクでMPUによって取得された規制速度(第2の道路規制標識)との一致(以前の一致)を利用することができる。
即ち、一致不一致情報(過去の一致不一致情報)が過去の第1の道路規制標識と過去の第2の道路規制標識との一致(過去の一致)を含み、且つ現在の第1の道路規制標識がFCMによって検出されない時に、道路標識判断部32は、前回の道路リンクL(−1)で取得された前回の第2の道路規制標識が現在の道路リンクL(0)で取得された現在の第2の道路規制標識と一致するか否かを判断することができる。次に、前回の第2の道路規制標識が現在の第2の道路規制標識と一致する時に、道路標識判断部32は、現在の最終的な道路規制標識(INF)として、現在の道路リンクL(0)で取得された現在の第2の道路規制標識を選択することができる(図3(A)の矢印EXT1参照)。
これに応じて、図1の報知部44は、例えば40[km/h]を表す規制速度(最高速度)に対応する表示を現在の道路リンクL(0)で継続することができる。言い換えれば、現在の道路リンクL(0)での規制速度の不表示(点滅)が抑制され、車両の乗員、特に運転者は、道路リンクが変化する時に、車両の運転に専念することができる。
図3(B)において、現在の道路リンクL(0)は、規制速度(第2の道路規制標識)の位置(座標)を含んでいる。従って、車両が道路リンクL(−1)を通過して、道路リンクL(0)に入る時に、現在の第1の道路規制標識がFCMによって検出されない。前回の道路リンクL(−1)で取得された前回の第2の道路規制標識が現在の道路リンクL(0)で取得された現在の第2の道路規制標識と一致する時に、道路標識判断部32は、車両が現在の道路リンクL(0)の第2の道路規制標識の位置を通過するまでの間、現在の最終的な道路規制標識(INF)として、現在の道路リンクL(0)で取得された現在の第2の道路規制標識を選択することができる(図3(B)の矢印EXT2参照)。
図4は、図1の道路標識判断装置100の第3の動作例の説明図を示す。図4において、車両は、道路リンクL(−2)を走行する時に、FCM又は画像認識部14は、例えば40[km/h]を表す規制速度(最高速度)を検出し、MPU又は地図情報取得部24は、例えば40[km/h]を表す規制速度(最高速度)を取得する。FCMで検出された規制速度がMPUで取得された規制速度に一致するので、道路標識判断部32から出力される最終的な道路規制標識(INF)は、例えば40[km/h]を表す規制速度(最高速度)である。道路リンクが変化する時に、即ち、車両が道路リンクL(−2)を通過して、道路リンクL(1)に入る時に、道路標識判断部32は、最終的な道路規制標識(INF)として、例えば40[km/h]を表す規制速度(最高速度)を出力することができる(図4の矢印EXT1参照)。
道路リンクが更に変化する時に、即ち、車両が道路リンクL(−1)を通過して、道路リンクL(0)に入る時に、道路標識判断部32は、車両が道路リンクL(0)の第2の道路規制標識の位置を通過するまでの間、最終的な道路規制標識(INF)として、例えば40[km/h]を表す規制速度(最高速度)を出力することができる(図4の矢印EXT3参照)。
このように、道路標識判断部32は、前々回の道路リンクL(−2)でMPUによって取得された前々回の第2の道路規制標識が前回の道路リンクL(−1)及び現在の道路リンクL(0)で継続していることを条件に、現在の道路リンクL(0)でMPUによって取得された現在の第2の道路規制標識を選択可能である。具体的には、現在の道路リンクL(0)が現在の道路規制情報の位置(座標)を含む時に、道路標識判断部32は、車両の位置が現在の道路規制情報の位置を通過するまでの間、現在の道路リンクL(0)でMPUによって取得された現在の第2の道路規制標識を選択する(図4の矢印EXT3参照)
なお、図4の前々回の道路リンクL(−2)は、図3(A)の前回の道路リンクL(−1)に対応し、図4の前回の道路リンクL(−1)は、図3(A)の現在の道路リンクL(0)に対応する。言い換えれば、車両が図3(A)の道路リンクL(0)を通過した後に、道路標識判断部32は、図3(A)の現在の道路リンクL(0)を図4の前回の道路リンクL(−1)に変更又は更新する。また、図4の現在の道路リンクL(0)は、図3(A)の次の道路リンクに対応する。
図3(A)において、現在の道路リンクL(0)が次の道路リンクに切り替わり、且つ次の道路リンクが次の道路規制情報の位置を含む時に、道路標識判断部23は、現在の道路リンクL(0)でMPUによって取得された現在の第2の道路規制標識が次回の道路リンクでMPUによって取得された次の第2の道路規制標識と一致するか否かを判断する。次に、現在の第2の道路規制標識が次の第2の道路規制標識と一致する時に、道路標識判断部23は、車両の位置が次の道路規制情報の位置を通過するまでの間、次の最終的な道路規制標識として、次の第2の道路規制標識を選択することができる。これにより、道路標識判断装置100は、次の最終的な道路規制標識をより一層正確に判断することができる。
図5(A)は、図1の道路標識判断装置100の第4の動作例の説明図を示し、図5(B)は、図1の道路標識判断装置100の第5の動作例の説明図を示す。図5(A)において、車両は、道路リンクL(−1)を走行する時に、FCM又は画像認識部14は、例えば40[km/h]を表す規制速度(最高速度)を検出し、MPU又は地図情報取得部24は、例えば50[km/h]を表す規制速度(最高速度)を取得する。FCMで検出された規制速度がMPUで取得された規制速度に一致しないので、車両の位置が道路リンクL(−1)の道路規制情報の位置を通過した後に道路標識判断部32から出力される最終的な道路規制標識(INF)は、例えば40[km/h]を表す規制速度(最高速度)である。道路リンクが変化する時に、即ち、車両が道路リンクL(−1)を通過して、道路リンクL(0)に入る時に、道路標識判断部32は、最終的な道路規制標識(INF)として、例えば50[km/h]を表す規制速度(最高速度)を出力しない(図5(A)の矢印NONE1参照)。
このように、前回の道路リンクL(−1)でFCMによって検出された規制速度(第1の道路規制標識)が前回の道路リンクL(−1)でMPUによって取得された規制速度(第2の道路規制標識)に一致しない時に、図1の道路標識判断部32は、MPUによる第2の道路規制標識の取得に誤りが存在する確率が高いと判断することができる。従って、道路標識判断部32は、現在の道路リンクL(0)でFCMによる現在の第1の道路規制標識が検出されるまでの間、現在の最終的な道路規制標識の判断を中止する。これにより、道路標識判断装置100は、現在の最終的な道路規制標識をより一層正確に判断することができる。
図5(B)において、FCMで検出された規制速度がMPUで取得された規制速度に一致しないので、例えば40[km/h]を表す最終的な道路規制標識(INF)は、車両の位置が道路リンクL(−1)の道路規制情報の位置を通過した後の所定の期間だけ出力される。即ち、FCMで検出された規制速度がMPUで取得された規制速度に一致しない時に、図1の道路標識判断部32は、FCMで検出された規制速度を所定の期間だけ選択し、その後は、現在の最終的な道路規制標識の判断を中止してもよい(図5(B)の矢印NONE2参照)。
なお、現在の道路リンクL(0)でFCMによって検出された規制速度(第1の道路規制標識)が現在の道路リンクL(0)でMPUによって取得された規制速度(第2の道路規制標識)に一致する場合であっても、道路標識判断部32は、現在の道路リンクL(0)でFCMによる現在の第1の道路規制標識が検出されるまでの間、現在の最終的な道路規制標識の判断を中止する(図5(B)の矢印NONE1参照)。
図6及び図7は、図1の道路標識判断装置100の動作を表すフローチャートを示す。図1の道路標識判断部32は、例えば道路リンクが変化する時に、トリガーを生成する(図6のステップST01)。具体的には、道路標識判断部32は、MPU又は地図情報取得部24によって取得された現在の道路リンクが、その道路リンクの道路規制標識(第2の道路規制標識)の位置(座標)を含むか否かを判断することができる。現在の道路リンクが、その道路リンクの道路規制標識(第2の道路規制標識)の位置を含まない時に、道路標識判断部32は、トリガーを生成することができる。一方、現在の道路リンクがその道路リンクの道路規制標識(第2の道路規制標識)の位置を含み、且つ車両の現在の位置がMPU又は地図情報取得部24によって取得された道路規制標識(第2の道路規制標識)の位置に近づく時に、道路標識判断部32は、トリガーを生成することができる。
図1の画像認識部14は、例えばトリガーに応じて、撮像画像に画像認識処理を実行する(図6のステップST02)。具体的には、撮像画像に規制速度等の道路規制標識(第1の道路規制標識)が含まれている時に、FCM又は画像認識部14は、現在の道路リンクの道路規制標識(第1の道路規制標識)を道路標識判断部32に出力することができる。一方、撮像画像に規制速度等の道路規制標識(第1の道路規制標識)が含まれていない時に、FCM又は画像認識部14は、現在の道路リンクの道路規制標識(第1の道路規制標識)を道路標識判断部32に出力することができない。
道路標識判断部32は、現在の道路リンクで道路規制標識(第1の道路規制標識)がFCM又は画像認識部14によって検出されたか否かを判断する(図6のステップST03)。次に、現在の道路リンクで道路規制標識(第1の道路規制標識)がFCM又は画像認識部14によって検出される時に、道路標識判断部32は、その検出された道路規制標識(第1の道路規制標識)を選択し、これに応じて、報知部44は、現在の最終的な道路規制標識(INF)として、現在の道路リンクでFCM又は画像認識部14によって検出された道路規制標識(第1の道路規制標識)を車両の乗員に報知する(図6のステップST04)。この時、道路標識判断部32は、現在の道路リンクでFCM又は画像認識部14によって検出された道路規制標識(第1の道路規制標識)が現在の道路リンクでMPU又は地図情報取得部24によって取得された道路規制標識(第2の道路規制標識)と一致するか否かを判断することが好ましい。
例えば図3(B)において、車両が現在の道路リンクL(0)の第2の道路規制標識の位置を通過する時に、現在の道路リンクL(0)で道路規制標識(第1の道路規制標識)がFCM又は画像認識部14によって検出され、報知部44は、矢印EXT2で示される表示の後に、FCMによって検出された例えば40[km/h]を表す規制速度(最高速度)に対応する表示を実行する(図6のステップST04参照)。
図6のステップST03において現在の道路リンクで道路規制標識(第1の道路規制標識)がFCM又は画像認識部14によって検出されない時に、道路標識判断部32は、例えば前回の道路リンクで道路規制標識(第1の道路規制標識)がFCM又は画像認識部14によって検出されたか否かを判断する(図6のステップST05)。次に、例えば前回の道路リンクで道路規制標識(第1の道路規制標識)がFCM又は画像認識部14によって検出される時に、道路標識判断部32は、例えば前回の道路リンクでFCM又は画像認識部14によって検出された道路規制標識(第1の道路規制標識)が例えば前回の道路リンクでMPU又は地図情報取得部24によって取得された道路規制標識(第2の道路規制標識)と一致していたか否かを判断する(図6のステップST06)。
例えば前回の道路リンクでFCM又は画像認識部14によって検出された道路規制標識(第1の道路規制標識)が例えば前回の道路リンクでMPU又は地図情報取得部24によって取得された道路規制標識(第2の道路規制標識)に一致する時に、報知部44は、前回の道路リンクでの報知を継続する(図6のステップST07)。
例えば図3(B)において、前回の道路リンクL(−1)でFCM又は画像認識部14によって検出された道路規制標識(第1の道路規制標識)が前回の道路リンクL(−1)でMPU又は地図情報取得部24によって取得された道路規制標識(第2の道路規制標識)と一致する時に、報知部44は、矢印EXT2で示される表示を実行する(図6のステップST07参照)。この時、前回の道路リンクL(−1)でMPUによる前回の第2の道路規制標識が現在の道路リンクL(0)で継続していることを条件に、道路標識判断部32は、現在の道路リンクL(0)でMPUによる現在の道路規制標識(第2の道路規制標識)を選択することが好ましい。これに応じて、報知部44は、現在の最終的な道路規制標識(INF)として、現在の道路リンクL(0)(=前回の道路リンクL(−1))でMPU又は地図情報取得部24によって取得された道路規制標識(第2の道路規制標識)を車両の乗員に報知する(図6のステップST07参照)。
図6のステップST06において例えば前回の道路リンクでFCM又は画像認識部14によって検出された道路規制標識(第1の道路規制標識)が例えば前回の道路リンクでMPU又は地図情報取得部24によって取得された道路規制標識(第2の道路規制標識)に一致しない時に、報知部44は、現在の道路リンクでの報知を中止する(図6のステップST08)。
例えば図5(A)において、前回の道路リンクL(−1)でFCM又は画像認識部14によって検出された道路規制標識(第1の道路規制標識)が前回の道路リンクL(−1)でMPU又は地図情報取得部24によって取得された道路規制標識(第2の道路規制標識)と一致しない時に、報知部44は、矢印NONE1で示されるように、現在の最終的な道路規制標識(INF)を報知しない(図6のステップST08参照)。
図6のステップST05において例えば前回の道路リンクで道路規制標識(第1の道路規制標識)がFCM又は画像認識部14によって検出されない時に、道路標識判断部32は、現在の道路リンクでMPU又は地図情報取得部24によって取得される道路規制標識(第2の道路規制標識)が存在するか否かを判断する(図7のステップST09)。次に、現在の道路リンクでMPU又は地図情報取得部24によって取得される道路規制標識(第2の道路規制標識)が存在する時に、道路標識判断部32は、報知部44が前回の道路リンクで前々回の道路リンクでの報知を継続したか否かを判断する(図7のステップST10)。
次に、報知部44が前回の道路リンクで前々回の道路リンクでの報知を継続する時に、報知部44は、現在の道路リンクで前々回の道路リンクでの報知を継続する(図7のステップST11)。
例えば図4において、前回の道路リンクL(−1)で報知部44が矢印EXT1で示される表示を実行する時に、報知部44は、矢印EXT3で示される表示を実行する(図7のステップST11参照)。この時、前々回の道路リンクL(−2)でMPUによる前回の第2の道路規制標識が前回の道路リンクL(−1)及び現在の道路リンクL(0)で継続していることを条件に、道路標識判断部32は、現在の道路リンクL(0)でMPUによる現在の道路規制標識(第2の道路規制標識)を選択することが好ましい。これに応じて、報知部44は、現在の最終的な道路規制標識(INF)として、現在の道路リンクL(0)(=前回の道路リンクL(−1)=前々回の道路リンクL(−2))でMPU又は地図情報取得部24によって取得された道路規制標識(第2の道路規制標識)を車両の乗員に報知する(図7のステップST11参照)。
図8(A)は、図1の道路標識判断装置100の第6の動作例の説明図を示し、図8(B)は、図1の道路標識判断装置100の第7の動作例の説明図を示す。例えば図6のステップST06は、一致不一致情報(過去の一致不一致情報)として、前回の道路リンクLでFCMによって検出された規制速度(第1の道路規制標識)と前回の道路リンクでMPUによって取得された規制速度(第2の道路規制標識)との一致(前回の一致)に加えて、又はその一致(前回の一致)に代えて、前回の道路リンクLよりも前の以前の道路リンクでFCMによって検出された規制速度(第1の道路規制標識)と以前の道路リンクでMPUによって取得された規制速度(第2の道路規制標識)との一致(以前の一致)を利用することができる(図8(A)の矢印NONE3及び図8(B)の矢印EXT4参照)。
図8(A)において、過去の一致不一致情報が道路リンクL(−3)及び道路リンクL(−2)でFCMによって検出された第1の道路規制標識と道路リンクL(−3)及び道路リンクL(−2)でMPUによって取得された第2の道路規制標識との不一致を含む時に、言い換えれば、過去の一致不一致情報が例えば3回分の一致不一致情報で構成されて、過去の道路リンクにおいて多くの不一致が存在する時に、道路標識判断部32は、地図データに起因する第2の道路規制標識の取得に誤りが存在する確率が高いと判断することができる。従って、前回の道路リンクL(−1)でFCMによって検出された第1の道路規制標識が前回の道路リンクL(−1)でMPUによって取得された第2の道路規制標識に一致する場合であっても、現在の道路リンクL(0)で第1の道路規制標識が検出されない時に、道路標識判断部32は、現在の最終的な道路規制標識(INF)を判断しなくてもよい(図8(A)の矢印NONE3参照)。
同様に、過去の一致不一致情報が前回の道路リンクでMPUによって取得された前回の第2の道路規制標識との不一致と前回の道路リンクよりも前の以前の道路リンクで検出された以前の第1の道路規制標識と前記以前の道路リンクで取得された以前の第2の道路規制標識との不一致とを含む時に、即ち、地図データに起因する第2の道路規制標識の取得に誤りが存在する確率が高いと判断する時に、道路標識判断部32は、現在の最終的な道路規制標識を判断しなくてもよい。例えば図4において、過去の一致不一致情報が例えば2回分の一致不一致情報で構成されて、過去の道路リンクにおいて2回分の一致不一致情報のすべてが一致を示しているが、仮に、過去の道路リンクにおいて2回分の一致不一致情報のすべてが不一致を示す時に、道路標識判断部32は、矢印EXT3で示される表示を実行しなくてもよい。
図8(B)において、過去の一致不一致情報が道路リンクL(−3)及び道路リンクL(−2)でFCMによって検出された第1の道路規制標識と道路リンクL(−3)及び道路リンクL(−2)でMPUによって取得された第2の道路規制標識との一致を含む時に、言い換えれば、過去の一致不一致情報が例えば3回分の一致不一致情報で構成されて、過去の道路リンクにおいて多くの一致が存在する時に、道路標識判断部32は、地図データに起因する第2の道路規制標識の取得に誤りが存在しない確率が高いと判断することができる。従って、前回の道路リンクL(−1)でFCMによって検出された第1の道路規制標識が前回の道路リンクL(−1)でMPUによって取得された第2の道路規制標識に一致しない場合であっても、現在の道路リンクL(0)で第1の道路規制標識が検出されない時に、道路標識判断部32は、矢印EXT4で示される表示を実行してもよい。
同様に、過去の一致不一致情報が前回の道路リンクでMPUによって取得された前回の第2の道路規制標識との一致と前回の道路リンクよりも前の以前の道路リンクで検出された以前の第1の道路規制標識と前記以前の道路リンクで取得された以前の第2の道路規制標識との一致とを含む時に、即ち、地図データに起因する第2の道路規制標識の取得に誤りが存在しない確率が高いと判断する時に、道路標識判断部32は、現在の最終的な道路規制標識として、MPUによって取得された現在の第2の道路規制標識を選択してもよい。例えば図4において、過去の一致不一致情報が例えば2回分の一致不一致情報で構成されて、過去の道路リンクにおいて2回分の一致不一致情報のすべてが一致を示す時に、道路標識判断部32は、矢印EXT3で示される表示を実行してもよい。
加えて、車両の方向指示器の作動等の車両の状態が変化する時に、道路標識判断部32は、FCMによって検出された前回の第1の道路規制標識とMPUによって取得された前回の第2の道路規制標識とを破棄することができる。言い換えれば、道路標識判断部32は、一致不一致情報のうちの直前の情報を削除して、前回の第1の道路規制標識又は前回の第2の道路規制標識が現在の道路リンクで車両の乗員に報知されることが抑制される。具体的には、例えば図6のステップST06の実行が省略され、或いは図6のステップST06の実行が強制的に「NO」を示し、報知部44は、現在の道路リンクでの報知を中止する(図6のステップST08)。
車両の状態は、車線の変更、道路の変更でもよく、図1の例えば撮像部12で撮像される撮像画像から画像認識部14によって車両が車線を変更することが検出されてもよく、図1の例えば地図情報取得部24又は道路標識判断部32によって車両が道路を変更することが検出されてもよい。ここで、車線の変更は、車両が現在の車線の1つ隣の車線に変更することだけでなく、車両が現在の車線の2つ以上隣の車線に変更することも含んでいる。また、道路の変更は、車両が左折又は右折することだけでなく、車両が例えばUターンすることも含み、さらに、車両の位置が現在の道路リンクと一時的に対応しないことが検出されることを含んでもよい。もちろん、例えば車両のステアリングハンドルの舵角が例えばCAN等の車載ネットワーク50を介して道路標識判断装置100に入力される時に、その舵角を用いて、車両が車線又は道路を変更することが検出されてもよい。また、方向指示器の作動は、車載ネットワーク50を介して道路標識判断装置100に入力されてもよく、或いは、方向指示器が例えば道路標識判断部32に直接に接続されて、方向指示器の作動が例えば道路標識判断部32に直接に入力されてもよい。
図1において、例えばFCM又は画像認識部14は、道路標識判断部32に直接に接続されているが、FCM又は画像認識部14からの情報又はデータは、例えば車載ネットワーク50を介して道路標識判断部32に入力されてもよい。同様に、MPU又は地図情報取得部24は、道路標識判断部32に直接に接続されているが、MPU又は地図情報取得部24からの情報又はデータは、例えば車載ネットワーク50を介して道路標識判断部32に入力されてもよい。
図1の報知部44は、例えばディスプレイ(又はナビゲーション装置のディスプレイ)であるが、報知部44は、ディスプレイに加えて、或いは、ディスプレイに代えて、例えばアクセルバイワイヤ方式のアクセルペダルで構成されてもよい。具体的には、現在の最終的な規制速度が前回の最終的な規制速度よりも低く、且つ車両の現在の速度が現在の最終的な規制速度よりも高い時に、道路標識判断部32は、車両のアクセルペダルに反力を加えるアクセルペダル反力信号を生成してもよい。アクセルペダル反力信号は、例えば車載ネットワーク50を介して電子制御スロットルシステム又はアクセルペダルのアクチュエータに入力される。
このように、車両の現在の速度が低減された規制速度よりも高い時に、道路標識判断部32は、アクセルペダル反力信号を生成することができる。言い換えれば、道路標識判断装置100は、車両の現在の速度が高いことをアクセルペダル反力信号で運転者に報知することができる。これに応じて、運転者は、車両の速度を規制速度以下に保つことができる。
本発明は、上述の例示的な実施形態に限定されず、また、当業者は、上述の例示的な実施形態を特許請求の範囲に含まれる範囲まで、容易に変更することができるであろう。
12・・・撮像部、14・・・画像認識部、22・・・地図データ記憶部、24・・・地図情報取得部、32・・・道路標識判断部、42・・・位置情報取得部、44・・・報知部、50・・・車載ネットワーク、100・・・道路標識判断装置。

Claims (8)

  1. 車両に設けられる撮像部によって前記車両の前方が撮像された撮像画像に画像認識処理を実行して、第1の道路規制標識を検出する画像認識部と、
    前記車両の位置を用いて、地図を構成する道路に関する道路リンク情報を含む地図データを記憶する地図データ記憶部から、前記位置での第2の道路規制標識を含む道路リンクを取得する地図情報取得部と、
    前記道路リンクが変化する時に、現在の道路リンクでの現在の最終的な道路規制標識を判断する道路標識判断部と、を備え
    前記道路標識判断部は、
    過去の道路リンクで検出された過去の第1の道路規制標識と前記過去の道路リンクで取得された過去の第2の道路規制標識とが一致し、且つ前記現在の道路リンクで検出された現在の第1の道路規制標識が検出されない時に、前回の道路リンクで取得された前回の第2の道路規制標識が、前記現在の道路リンクで取得された現在の第2の道路規制標識と一致するか否かを判断し、
    前記前回の第2の道路規制標識が前記現在の第2の道路規制標識と一致する時に、前記現在の最終的な道路規制標識として、前記現在の第2の道路規制標識を選択することを特徴とする道路標識判断装置。
  2. 車両に設けられる撮像部によって前記車両の前方が撮像された撮像画像に画像認識処理を実行して、第1の道路規制標識を検出する画像認識部と、
    前記車両の位置を用いて、地図を構成する道路に関する道路リンク情報を含む地図データを記憶する地図データ記憶部から、前記位置での第2の道路規制標識を含む道路リンクを取得する地図情報取得部と、
    前記道路リンクが変化する時に、現在の道路リンクでの現在の最終的な道路規制標識を判断する道路標識判断部と、を備え、
    前記道路標識判断部は、
    前回の道路リンクで取得された前回の第1の道路規制標識と前記前回の道路リンクで取得された前回の第2の道路規制標識とが一致する時に、前記前回の第2の道路規制標識が前記現在の道路リンクで取得された現在の第2の道路規制標識と一致するか否かを判断し、
    前記前回の第2の道路規制標識が前記現在の第2の道路規制標識と一致する時に、前記現在の最終的な道路規制標識として、前記現在の第2の道路規制標識を選択することを特徴とする道路標識判断装置。
  3. 前記現在の道路リンクが次の道路リンクに切り替わり、且つ前記次の道路リンクが次の道路規制情報の位置を含む時に、前記道路標識判断部は、前記現在の第2の道路規制標識が次回の道路リンクで取得された次の第2の道路規制標識と一致するか否かを判断し、
    前記現在の第2の道路規制標識が前記次の第2の道路規制標識と一致する時に、前記道路標識判断部は、前記車両の位置が前記次の道路規制情報の前記位置を通過するまでの間、次の最終的な道路規制標識として、前記次の第2の道路規制標識を選択することを特徴とする請求項1に記載の道路標識判断装置。
  4. 車両に設けられる撮像部によって前記車両の前方が撮像された撮像画像に画像認識処理を実行して、第1の道路規制標識を検出する画像認識部と、
    前記車両の位置を用いて、地図を構成する道路に関する道路リンク情報を含む地図データを記憶する地図データ記憶部から、前記位置での第2の道路規制標識を含む道路リンクを取得する地図情報取得部と、
    前記道路リンクが変化する時に、過去の道路リンクで検出された過去の第1の道路規制標識が前記過去の道路リンクで取得された過去の第2の道路規制標識に一致するか否かを示す一致不一致情報だけでなく、現在の道路リンクで検出された現在の第1の道路規制標識及び前記現在の道路リンクで取得された現在の第2の道路規制標識の少なくとも一方も利用して、前記現在の道路リンクでの現在の最終的な道路規制標識を判断する道路標識判断部と、を備え、
    前記道路標識判断部は、
    前記一致不一致情報が前回の道路リンクで検出された前回の第1の道路規制標識と前記前回の道路リンクで取得された前回の第2の道路規制標識との不一致を含む時に、前記現在の第1の道路規制標識が検出されるまでの間、前記現在の最終的な道路規制標識を判断しないことを特徴とする道路標識判断装置。
  5. 車両に設けられる撮像部によって前記車両の前方が撮像された撮像画像に画像認識処理を実行して、第1の道路規制標識を検出する画像認識部と、
    前記車両の位置を用いて、地図を構成する道路に関する道路リンク情報を含む地図データを記憶する地図データ記憶部から、前記位置での第2の道路規制標識を含む道路リンクを取得する地図情報取得部と、
    前記道路リンクが変化する時に、過去の道路リンクで検出された過去の第1の道路規制標識が前記過去の道路リンクで取得された過去の第2の道路規制標識に一致するか否かを示す一致不一致情報だけでなく、現在の道路リンクで検出された現在の第1の道路規制標識及び前記現在の道路リンクで取得された現在の第2の道路規制標識の少なくとも一方も利用して、前記現在の道路リンクでの現在の最終的な道路規制標識を判断する道路標識判断部と、を備え、
    前記道路標識判断部は、
    前記一致不一致情報が前回の道路リンクで検出された前回の第1の道路規制標識と前記前回の道路リンクで取得された前回の第2の道路規制標識との不一致と前記前回の道路リンクよりも前の以前の道路リンクで検出された以前の第1の道路規制標識と前記以前の道路リンクで取得された以前の第2の道路規制標識との不一致とを含む時に、前記道路標識判断部は、前記現在の最終的な道路規制標識を判断しないことを特徴とする道路標識判断装置。
  6. 車両に設けられる撮像部によって前記車両の前方が撮像された撮像画像に画像認識処理を実行して、第1の道路規制標識を検出する画像認識部と、
    前記車両の位置を用いて、地図を構成する道路に関する道路リンク情報を含む地図データを記憶する地図データ記憶部から、前記位置での第2の道路規制標識を含む道路リンクを取得する地図情報取得部と、
    前記道路リンクが変化する時に、現在の道路リンクでの現在の最終的な道路規制標識を判断する道路標識判断部と、を備え、
    前記道路標識判断部は、
    前回の道路リンクで取得された前回の第1の道路規制標識と前記前回の道路リンクで取得された前回の第2の道路規制標識とが一致するとともに、前記前回の道路リンクよりも前の以前の道路リンクで検出された以前の第1の道路規制標識と前記以前の道路リンクで取得された以前の第2の道路規制標識とが一致する時に、前記現在の最終的な道路規制標識として、前記現在の第2の道路規制標識を選択することを特徴とする道路標識判断装置。
  7. 車両に設けられる撮像部によって前記車両の前方が撮像された撮像画像に画像認識処理を実行して、第1の道路規制標識を検出する画像認識部と、
    前記車両の位置を用いて、地図を構成する道路に関する道路リンク情報を含む地図データを記憶する地図データ記憶部から、前記位置での第2の道路規制標識を含む道路リンクを取得する地図情報取得部と、
    前記道路リンクが変化する時に、過去の道路リンクで検出された過去の第1の道路規制標識が前記過去の道路リンクで取得された過去の第2の道路規制標識に一致するか否かを示す一致不一致情報だけでなく、現在の道路リンクで検出された現在の第1の道路規制標識及び前記現在の道路リンクで取得された現在の第2の道路規制標識の少なくとも一方も利用して、前記現在の道路リンクでの現在の最終的な道路規制標識を判断する道路標識判断部と、を備え、
    前記道路標識判断部は、
    前記車両の方向指示器が作動する又は前記車両が車線を変更する又は前記車両の位置が前記現在の道路リンクと一時的に対応しない時に、前回の道路リンクで検出された前回の第1の道路規制標識と前記前回の道路リンクで取得された前回の第2の道路規制標識とを破棄することを特徴とする道路標識判断装置。
  8. 車両に設けられる撮像部によって前記車両の前方が撮像された撮像画像に画像認識処理を実行して、第1の道路規制標識を検出する画像認識部と、
    前記車両の位置を用いて、地図を構成する道路に関する道路リンク情報を含む地図データを記憶する地図データ記憶部から、前記位置での第2の道路規制標識を含む道路リンクを取得する地図情報取得部と、
    前記道路リンクが変化する時に、過去の道路リンクで検出された過去の第1の道路規制標識が前記過去の道路リンクで取得された過去の第2の道路規制標識に一致するか否かを示す一致不一致情報だけでなく、現在の道路リンクで検出された現在の第1の道路規制標識及び前記現在の道路リンクで取得された現在の第2の道路規制標識の少なくとも一方も利用して、前記現在の道路リンクでの現在の最終的な道路規制標識を判断する道路標識判断部と、を備え、
    前記現在の最終的な道路規制標識は、現在の最終的な規制速度であり、
    前記道路標識判断部は、
    前記現在の最終的な規制速度が前回の最終的な規制速度よりも低く、且つ前記車両の現在の速度が前記現在の最終的な規制速度よりも高い時に、前記車両のアクセルペダルに反力を加えるアクセルペダル反力信号を生成することを特徴とする道路標識判断装置。
JP2013240964A 2013-11-21 2013-11-21 道路標識判断装置 Active JP6170416B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013240964A JP6170416B2 (ja) 2013-11-21 2013-11-21 道路標識判断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013240964A JP6170416B2 (ja) 2013-11-21 2013-11-21 道路標識判断装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015102898A JP2015102898A (ja) 2015-06-04
JP6170416B2 true JP6170416B2 (ja) 2017-07-26

Family

ID=53378576

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013240964A Active JP6170416B2 (ja) 2013-11-21 2013-11-21 道路標識判断装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6170416B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102019208176A1 (de) 2018-06-08 2019-12-12 Suzuki Motor Corporation Fahrzeug-fahrassistenz-system
DE102019208192A1 (de) 2018-06-08 2019-12-12 Suzuki Motor Corporation Verkehrszeichen-erkennungssystem
FR3101461A1 (fr) 2019-09-27 2021-04-02 Suzuki Motor Corporation Systeme d’assistance a la conduite d’un vehicule

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6154839B2 (ja) 2015-03-18 2017-06-28 本田技研工業株式会社 道路標識判断装置及び道路標識判断方法
KR101678095B1 (ko) 2015-07-10 2016-12-06 현대자동차주식회사 차량, 및 그 제어방법
JP6447958B2 (ja) * 2015-08-25 2019-01-09 マツダ株式会社 標識認識表示装置
JP6536893B2 (ja) * 2015-08-25 2019-07-03 マツダ株式会社 標識認識表示装置
JP6436054B2 (ja) * 2015-10-26 2018-12-12 株式会社デンソー 運転支援装置
KR102416767B1 (ko) * 2016-05-17 2022-07-04 현대자동차주식회사 자동차의 조건부 제한속도 표시 시스템
US11448513B2 (en) 2019-09-17 2022-09-20 Here Global B.V. Methods and systems for generating parallel road data of a region utilized when performing navigational routing functions
JP7470555B2 (ja) * 2020-03-30 2024-04-18 本田技研工業株式会社 交通標識表示装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61195500A (ja) * 1985-02-25 1986-08-29 トヨタ自動車株式会社 道路標識対応装置
JPH08241497A (ja) * 1995-03-03 1996-09-17 Kansei Corp 障害物検出装置
JP2006275690A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Fujitsu Ten Ltd 運転支援装置
JP2007010598A (ja) * 2005-07-04 2007-01-18 Alpine Electronics Inc 地図情報更新方法及びナビゲーション装置
JP4577655B2 (ja) * 2005-12-27 2010-11-10 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 地物認識装置
JP5129016B2 (ja) * 2008-05-09 2013-01-23 本田技研工業株式会社 車両走行制御装置及び車両走行制御方法
JP5587170B2 (ja) * 2010-12-28 2014-09-10 株式会社豊田中央研究所 運転支援装置及びプログラム
JP5423696B2 (ja) * 2011-02-09 2014-02-19 株式会社デンソー 標識認識装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102019208176A1 (de) 2018-06-08 2019-12-12 Suzuki Motor Corporation Fahrzeug-fahrassistenz-system
DE102019208192A1 (de) 2018-06-08 2019-12-12 Suzuki Motor Corporation Verkehrszeichen-erkennungssystem
FR3101461A1 (fr) 2019-09-27 2021-04-02 Suzuki Motor Corporation Systeme d’assistance a la conduite d’un vehicule

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015102898A (ja) 2015-06-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6170416B2 (ja) 道路標識判断装置
JP6062473B2 (ja) 道路標識判断装置及び道路標識判断方法
JP6154839B2 (ja) 道路標識判断装置及び道路標識判断方法
CN102956118B (zh) 用于交通信号识别的装置和方法
JP6493545B2 (ja) 情報提示装置及び情報提示方法
US10322674B2 (en) Display control method and display control device
US8275542B2 (en) Navigation device, navigation method, and navigation program
JP6307895B2 (ja) 車両用周辺監視装置
US10369995B2 (en) Information processing device, information processing method, control device for vehicle, and control method for vehicle
EP3493152A1 (en) Image processing device and surroundings recognition device
US20140035738A1 (en) Blind spot warning system and method
US9892641B2 (en) Regulatory information notifying device and method
JPWO2008038370A1 (ja) 交通情報検出装置、交通情報検出方法、交通情報検出プログラムおよび記録媒体
JP2020052863A (ja) 車両監視装置
JP2018127084A (ja) 自動運転車両
JP4983558B2 (ja) 車両用運転支援装置
JP2007257301A (ja) 車両用標識認識装置
JP4848644B2 (ja) 障害物認識システム
CN106945605B (zh) 车辆盲区监控***及控制方法
JP4986070B2 (ja) 車両用周囲監視装置
JP6419011B2 (ja) 地物画像認識システム、地物画像認識方法及びコンピュータプログラム
JP4968369B2 (ja) 車載装置及び車両認識方法
JP5208016B2 (ja) 合流退出判定装置及び合流退出判定プログラム
JP2008082925A (ja) ナビゲーション装置、その制御方法及び制御プログラム
JP4687381B2 (ja) 車両認識方法及び車載装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151127

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20160324

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160822

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161004

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161201

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170606

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170630

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6170416

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150