JP6149888B2 - 車両用カーテンエアバッグ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用カーテンエアバッグ装置に関する。
下記特許文献1に記載されたカーテンエアバッグは、ルーフサイドレール部の車両下方側に膨張展開する主膨張部と、ルーフサイドレール部を越えて車両前方側に膨張展開する延設膨張部(前側副チャンバ)とを有している。このカーテンエアバッグは、前側副チャンバを二つ折りによって主膨張部側に重ねた上でロール折りされ、ルーフサイドレール部に収納される。これにより、フロントピラーガーニッシュ内にカーテンエアバッグを収納することなく、搭乗者の保護を確保するようにしている。
特開2004−256000号公報
上記構成のカーテンエアバッグでは、前側副チャンバが二つ折りを解かれて膨張展開する際にフロントサイドガラスと干渉し、前側副チャンバの展開挙動が不安定になることにより、前側副チャンバの展開が遅れる可能性がある。
そこで、前側副チャンバを展開性に優れたZ折りにすることが考えられる。しかしながら、ロールオーバーや斜め衝突(オブリーク衝突)に対応するカーテンエアバッグでは、前側副チャンバが大容量であることから、折り畳まれたカーテンエアバッグの収納スペースが、フロントピラーガーニッシュの後端部によって覆われる領域へと拡大してしまう場合が考えられる。そのような構成の場合、カーテンエアバッグが膨張展開する際に、前側副チャンバがフロントピラーガーニッシュの後端部に引っ掛かり、前側副チャンバの展開挙動が不安定になる可能性がある。
本発明は上記事実を考慮し、前側副チャンバが設けられた前端側がZ折りにされた上で上下に折り畳まれるカーテンエアバッグを備えた構成において、前側副チャンバの大容量化と展開挙動の安定化との両立に寄与する車両用カーテンエアバッグ装置を得ることを目的とする。
請求項1に記載の発明に係る車両用カーテンエアバッグ装置は、前側主チャンバの前方側に前側副チャンバが設けられ、インフレータからガスが供給されることにより車室側部に沿って膨張展開するカーテンエアバッグを備え、前記カーテンエアバッグは、前記前側副チャンバが設けられた前端側が車両幅方向内側にZ折りにされ、更に上下に折り畳まれて車室側部の上端部に収納され、当該収納状態で、前記Z折りにされた部位の前端部がフロントピラーガーニッシュの後端部によって車両幅方向内方側から覆われると共に、前記前側副チャンバの前端側且つ上端側のコーナー部が前記前側副チャンバの前方側且つ上方側へ凸をなす円弧状に形成されており、前記カーテンエアバッグが前記上下の折り畳みを解かれ且つ前記Z折りを解かれていない展開途中状態では、前記Z折りにされた部位の前端側且つ上端側が前記フロントピラーガーニッシュの後端部によって車両幅方向内方側から覆われ、前記コーナー部が前記フロントピラーガーニッシュの後端部に対して車両幅方向外方に重なると共に、前記コーナー部の後端が前記フロントピラーガーニッシュの後端よりも車両後方側に位置するように構成されている。
請求項1に記載の発明では、カーテンエアバッグは、前側副チャンバが設けられた前端側が車両幅方向内方側にZ折りにされ、更に上下に折り畳まれて車室側部の上端部に収納される。このカーテンエアバッグがインフレータからのガス供給によって膨張展開する際には、カーテンエアバッグが上下の折り畳みを解かれて車両下方側へ膨張展開した後に、前側副チャンバがZ折りを解かれて車両前方側へ膨張展開する。
ここで、この発明では、カーテンエアバッグの収納状態において、Z折りにされた部位の前端部、すなわち前側副チャンバの一部を含む部位が、フロントピラーガーニッシュの後端部によって車両幅方向内方側から覆われる。これにより、前側副チャンバを大容量化した場合でも、カーテンエアバッグの収納スペースの確保が容易になる。但し、前側副チャンバがフロントピラーガーニッシュの後端部に引っ掛かることにより、前側副チャンバの展開挙動が不安定になることが考えられる。
この点、この発明では、前側副チャンバの前端側且つ上端側のコーナー部が、前側副チャンバの前方側且つ上方側へ凸をなす円弧状に形成されている。また、カーテンエアバッグが上下の折り畳みを解かれ且つZ折りを解かれていない展開途中状態では、Z折りにされた部位の前端側且つ上端側がフロントピラーガーニッシュの後端部によって車両幅方向内方側から覆われ、上記コーナー部がフロントピラーガーニッシュの後端部に対して車両幅方向外方に重なると共に、上記コーナー部の後端がフロントピラーガーニッシュの後端よりも車両後方側に位置するように構成されている。
これにより、前側副チャンバの前端側且つ上端側において、フロントピラーガーニッシュの後端部に対して車両幅方向に重なる膨張部の膨張厚を小さくすることができる。その結果、前側副チャンバの前端側且つ上端側がフロントピラーガーニッシュの車両幅方向内方側へ抜け出し易くなるので、上記のような引っ掛かりが生じ難くなる。しかも、Z折りは、二つ折りに比べて展開性に優れている。以上のことから、本発明によれば、前側副チャンバの大容量化と展開挙動の安定化とに寄与する。
請求項2に記載の発明に係る車両用カーテンエアバッグ装置は、前側主チャンバの前方側に前側副チャンバが設けられ、インフレータからガスが供給されることにより車室側部に沿って膨張展開するカーテンエアバッグを備え、前記カーテンエアバッグは、前記前側副チャンバが設けられた前端側が車両幅方向内側にZ折りにされることにより三つの膨張部が車両幅方向に重ねられると共に、更に上下に折り畳まれて車室側部の上端部に収納され、当該収納状態で、前記Z折りにされた部位の前端部がフロントピラーガーニッシュの後端部によって車両幅方向内方側から覆われると共に、前記カーテンエアバッグが前記上下の折り畳みを解かれ且つ前記Z折りを解かれていない展開途中状態では、前記Z折りにされた部位の前端側且つ上端側において、前記三つの膨張部のうちの少なくとも一つが前記フロントピラーガーニッシュの後端部の車両幅方向外方に位置しないように構成されている。
請求項2に記載の発明では、カーテンエアバッグは、前側副チャンバが設けられた前端側が車両幅方向内方側にZ折りにされることにより三つの膨張部が車両幅方向に重ねられると共に、更に上下に折り畳まれて車室側部の上端部に収納される。このカーテンエアバッグがインフレータからのガス供給によって膨張展開する際には、カーテンエアバッグが上下の折り畳みを解かれて車両下方側へ膨張展開した後に、前側副チャンバがZ折りを解かれて車両前方側へ膨張展開する。
ここで、この発明では、カーテンエアバッグの収納状態において、Z折りにされた部位の前端部、すなわち前側副チャンバの一部を含む部位が、フロントピラーガーニッシュの後端部によって車両幅方向内方から覆われる。これにより、前側副チャンバを大容量化した場合でも、カーテンエアバッグの収納スペースの確保が容易になる。但し、前側副チャンバがフロントピラーガーニッシュの後端部に引っ掛かることにより、前側副チャンバの展開挙動が不安定になることが考えられる。
この点、この発明では、カーテンエアバッグが上下の折り畳みを解かれ且つZ折りを解かれていない展開途中状態では、Z折りにされた部位の前端側且つ上端側において、前記三つの膨張部のうちの少なくとも一つがフロントピラーガーニッシュの後端部の車両幅方向外方に位置しないように構成されている。
これにより、上記展開途中状態において、上記三つの膨張部の全てがフロントピラーガーニッシュの車両幅方向外方に位置する構成と比較して、前側副チャンバがフロントピラーガーニッシュの後端部に引っ掛かり難くなる。しかも、Z折りは、二つ折りに比べて展開性に優れている。以上のことから、本発明によれば、前側副チャンバの大容量化と展開挙動の安定化とに寄与する。
請求項3に記載の発明に係る車両用カーテンエアバッグ装置は、請求項2において、前記展開途中状態では、前記Z折りの折り目のうち車両前方側に位置する折り目が、前記フロントピラーガーニッシュの後端に対して車両後方側に位置するように前記Z折りが設定されている。
請求項3に記載の発明では、上記のようにZ折りが設定されているため、前記展開途中状態において、前記三つの膨張部のうちの二つの膨張部が、フロントピラーガーニッシュの後端よりも車両後方側に位置するようになる。これにより、Z折りの折り方を変えるだけの簡単な変更で、請求項2の効果を得ることができる。
請求項4に記載の発明に係る車両用カーテンエアバッグ装置は、請求項2又は請求項3において、前記展開途中状態では、前記三つの膨張部のうちで前記前側副チャンバの前端側を構成する膨張部が前記フロントピラーガーニッシュの後端部の車両幅方向外方に位置しないように構成されている。
請求項4に記載の発明では、上記のように構成されているため、前側副チャンバの前端側の膨張部がフロントピラーガーニッシュの後端部に引っ掛かることを防止できる。
請求項5に記載の発明に係る車両用カーテンエアバッグ装置は、請求項4において、前記展開途中状態では、前記前側副チャンバの前方側且つ上方側において、前記カーテンエアバッグの外周に設定された外周非膨張部が前記フロントピラーガーニッシュの後端部の車両幅方向外方に位置しないように、前記外周非膨張部の前端側且つ上端側の角部が形成されている。
請求項5に記載の発明では、上記のように構成されているため、前側副チャンバの前方側且つ上方側において、外周非膨張部がフロントピラーガーニッシュの後端部に引っ掛かることを防止できる。
請求項6に記載の発明に係る車両用カーテンエアバッグ装置は、請求項2において、前記展開途中状態では、前記Z折りの折り目のうち車両前方側に位置する折り目が、前記フロントピラーガーニッシュの後端に対して車両前方側に位置すると共に、前記前側副チャンバの前縁部が前記フロントピラーガーニッシュの後端に対して車両後方側に位置するように、前記Z折りが設定されている。
請求項6に記載の発明では、上記のようにZ折りが設定されているため、前側副チャンバの前縁部側(前端側)がフロントピラーの後端部に引っ掛かることを防止できる。
以上説明したように、本発明に係る車両用カーテンエアバッグ装置では、前側副チャンバが設けられた前端側がZ折りにされた上で上下に折り畳まれるカーテンエアバッグを備えた構成において、前側副チャンバの大容量化と展開挙動の安定化との両立に寄与する。
本発明の第1実施形態に係る車両用カーテンエアバッグ装置の概略全体構成を車両幅方向内側から見た側面図であり、カーテンエアバッグの収納状態を示す図である。 カーテンエアバッグの展開途中状態を示す図1に対応した側面図である。 カーテンエアバッグの展開完了状態を示す図1及び図2に対応した側面図である。 カーテンエアバッグが平面状に展開された状態を示す側面図である。 図4Aに示されるカーテンエアバッグの前端側が車両幅方向内方側へZ折りにされた状態を示す側面図である。 図4Bに示されるカーテンエアバッグがロール折りによって上下に折り畳まれた状態を示す側面図である。 図2に示される構成の一部を車両前方斜め上方側から見た斜視図である。 図5のF6−F6線に沿った切断面を拡大して示す拡大断面図である。 比較例に係る車両用カーテンエアバッグ装置の部分的な構成を示す図5に対応した斜視図である。 図7のF8−F8線に沿った切断面を拡大して示す拡大断面図である。 本発明の第2実施形態に係る車両用カーテンエアバッグ装置の部分的な構成を示す図5に対応した斜視図である。 図9のF10−F10線に沿った切断面を拡大して示す拡大断面図である。 本発明の第3実施形態に係る車両用カーテンエアバッグ装置の部分的な構成を示す図5に対応した斜視図である。 図11のF12−F12線に沿った切断面を拡大して示す拡大断面図である。 本発明の第4実施形態に係る車両用カーテンエアバッグ装置の部分的な構成を示す図5に対応した斜視図である。 本発明の第5実施形態に係る車両用カーテンエアバッグ装置の部分的な構成を示す図5に対応した斜視図である。 本発明の第6実施形態に係る車両用カーテンエアバッグ装置の部分的な構成を示す図5に対応した斜視図である。 本発明の第7実施形態に係る車両用カーテンエアバッグ装置の部分的な構成を示す図5に対応した斜視図である。
<第1の実施形態>
本発明の第1実施形態に係る車両用カーテンエアバッグ装置10について図1〜図6に基づいて説明する。なお、各図に適宜記す矢印FR、矢印UP、矢印OUTは、それぞれ車両用カーテンエアバッグ装置10が搭載された自動車(車両)12の前方(進行方向)、上方、及び幅方向の外方を示している。以下、単に前後、左右、上下の方向を用いて説明する場合は、特に断りのない限り、車両前後方向の前後、車両左右方向(車両幅方向)の左右、車両上下方向の上下を示すものとする。また、以下の説明では、最初に車両用カーテンエアバッグ装置10の全体構成について説明し、その後に本実施形態の要部について説明する。
(カーテンエアバッグ装置の全体構成)
図1〜図3に示されるように、車両用カーテンエアバッグ装置10は、例えばセダンタイプの自動車12に搭載されており、カーテンエアバッグ14と、インフレータ16とを備えている。カーテンエアバッグ14は、インフレータ16からガスが供給されることにより、図3に示されるように、車室側部に沿って膨張展開し、サイドウインドガラス18、20及びBピラー(センタピラー)24を覆うように形成されている。
このカーテンエアバッグ14は、通常時には、図1に示されるように、折り畳まれて長尺状にされた上で、車室側部の上端部に設けられたルーフサイド部28にインフレータ16と共に収納される。この収納状態では、長尺状にされたカーテンエアバッグ14が、Aピラー(フロントピラー)22の後端部からルーフサイド部28に沿ってCピラー(リヤピラー)26の上端側にまで延びるように構成されている。
Aピラー22は、該Aピラー22に取り付けられたAピラーガーニッシュ23によって車両幅方向内方側から覆われている。また、ルーフサイド部28は、ルーフサイドレール30と図示しないルーフヘッドライニングとを含んで構成されており、カーテンエアバッグ14及びインフレータ16が、ルーフサイドレール30とルーフヘッドライニングとの間に収納される。
上記のカーテンエアバッグ14は、例えばナイロン系又はポリエステル系の布材を切り出して形成された2枚の基布が重ね合わされると共に、これらの基布が外周縁部を縫製部S1において互いに縫製されることにより袋状に形成されている。なお、カーテンエアバッグ14の製造方法は、上記に限らず適宜変更することができる。例えばカーテンエアバッグ14が、OPWと略称されるワンピースウーブン(One Piece Woven)方式によって製造される構成にしてもよい。このOPW方式では、ジャガード織機を用いて、二枚の布を同時に製織しながら、必要な個所を多重織りすることで、無縫製の袋体を形成する。
このカーテンエアバッグ14は、前側主チャンバ32及び後側主チャンバ34と、前側主チャンバ32の前方側に設けられた前側副チャンバ36と、前後の主チャンバ32、34の間に亘って設けられた後側副チャンバ38と、を備えている。さらに、このカーテンエアバッグ14は、前後の主チャンバ32、34を相互に連通させたガス供給通路40と、インフレータ16が接続された接続通路42とを備えている。
前側主チャンバ32は、前席乗員の頭部に対して車両幅方向外方に膨張展開し、前席乗員の頭部と車体側部との間に介在する。後側主チャンバ34は、後席乗員の頭部に対して車両幅方向外方に膨張展開し、後席乗員の頭部と車体側部との間に介在する。ガス供給通路40は、カーテンエアバッグ14の上端部の前後方向中間部における車両後方寄りに設けられており、カーテンエアバッグ14の前後方向に延びている。このガス供給通路40によって、前側主チャンバ32の上部と後側主チャンバ34の上部とが相互に連通されている。
ガス供給通路40の上端部からは、上方側且つ後方側へ向けて筒状の接続通路42が延出されている。この接続通路42の後端部には、シリンダータイプのインフレータ16が接続されている。また、接続通路42及びガス供給通路40の内側には、ディフューザ44(整流布。インナチューブとも称する)が設けられている。このディフューザ44は、インフレータ16から噴出されたガスを、ガス供給通路40内の車両前方側及び車両後方側に分配する。
前側副チャンバ36は、前側主チャンバ32の前方で膨張展開されてカーテンエアバッグ14の前端部分を構成し、斜め衝突及びロールオーバーの際に前席乗員の頭部を前席の前方側で保護するようになっている。この前側副チャンバ36は、膨張展開状態(展開完了状態)で、上縁側がAピラー22に対して重なると共に、その下端側が前側主チャンバ32よりも下方側に突出してフロントサイドドアのドアベルトラインBLを上下に跨ぐように形成されている。
この前側副チャンバ36は、カーテンエアバッグ14の基布を縫製した環状の縫製部S2によって形成された浮島状の非膨張部46によって、前側主チャンバ32と部分的に仕切られている。非膨張部46の上下には、それぞれ絞り流路48、50が形成されており、これらの絞り流路48、50によって前側主チャンバ32と前側副チャンバ36とが相互に連通されている。また、非膨張部46とAピラー22との間には、テンションベルト52(図4A〜図4Cでは図示省略)が架け渡されている。
後側副チャンバ38は、前後の主チャンバ32、34の間で膨張展開され、ロールオーバー及び斜め衝突の際に後席乗員の頭部を後席の前方側で保護するようになっている。この後側副チャンバ38は、ガス供給通路40の下方に位置しており、縫製部S1の一部によって形成された線状の非膨張部54によってガス供給通路40及び後側主チャンバ34と仕切られている。この非膨張部54の後端部は、カーテンエアバッグ14の外周部に設定された外周非膨張部56の下部に一体に接続されている。
また、後側副チャンバ38は、外周非膨張部56の下部から上方側へ延びる線状の非膨張部58によって前側主チャンバ32と部分的に仕切られている。この非膨張部58は、縫製部S1の一部によって構成されている。この非膨張部58の上端部と非膨張部54の前端部との間には、後側副チャンバ38へのガス供給口である絞り流路60が形成されている。
上記構成のカーテンエアバッグ14が折り畳まれる際には、前側副チャンバ36が設けられたカーテンエアバッグ14の前端側が、図3及び図4Aに示される折り目L1、L2に沿って車両幅方向内方側にZ折りにされる(図4B参照)。次いで、図4Cに示されるように、カーテンエアバッグ14がロール折り及び蛇腹折りのうちの少なくとも一方を含む折り畳み方(ここではロール折り)によって上下に折り畳まれる。
このカーテンエアバッグ14の上端縁である外周非膨張部56の上部には、複数のタブ62が車両前後方向に並んで取り付けられている。これらのタブ62を貫通したクリップやボルト及びナット等の固定具によって、カーテンエアバッグ14がルーフサイドレール30及びCピラー26に固定される。また、インフレータ16は、図示しないブラケットを介してルーフサイドレール30に固定される。
上述のカーテンエアバッグ14及びインフレータ16は、自動車12の車両幅方向の両側にそれぞれ設けられている。つまり、車両用カーテンエアバッグ装置10は、左右一対のカーテンエアバッグ14及び左右一対のインフレータ16を備えて構成されている。なお、車両左側のカーテンエアバッグ14及びインフレータ16の図示は省略する。
さらに、車両用カーテンエアバッグ装置10は、図1に示されるように、インフレータ16に電気的に接続されたエアバッグECU64と、該エアバッグECU64に電気的に接続された側突センサ66、ロールオーバーセンサ68及び斜突センサ70とを備えている。側突センサ66は、自動車12の側面衝突(の不可避)を予測又は検出してエアバッグECU64に側突検出信号を出力するように構成されている。ロールオーバーセンサ68は、自動車12のロールオーバー(の不可避)を予測又は検出してエアバッグECU64にロールオーバー検出信号を出力するように構成されている。また、斜突センサ70は、自動車12の斜め衝突(の不可避)を予測又は検出してエアバッグECU64に斜突検出信号を出力するように構成されている。
エアバッグECU64は、側突検出信号又は斜突検出信号が入力されると、側面衝突側又は斜め衝突側(何れもニアサイド)のインフレータ16を作動させる構成になっている。したがって、自動車12に側面衝突又は斜め衝突が生じると、ニアサイドのカーテンエアバッグ14がガス供給を受けて膨張し、展開されるようになっている。また、エアバッグECU64は、ロールオーバー検出信号が入力されると、車両幅方向両側のインフレータ16を作動させる構成になっている。なお、エアバッグECU64は、側面衝突後又は斜め衝突後にロールオーバー検出信号が入力されると、すでに作動されているニアサイドとは反対側(ファーサイド)のインフレータ16を作動させるようになっている。
インフレータ16が作動すると、インフレータ16からのガスがディフューザ44によってガス供給通路40の前端側及び後端側へ分配される。ディフューザ44によって分配されたガスは、前後の主チャンバ32、34に供給され、前後の主チャンバ32、34が膨張する。これにより、カーテンエアバッグ14がルーフヘッドライニングの端末部を下方側へ押し下げつつ、車室側面に沿って下方側へ展開する。
前側主チャンバ32に供給されたガスの一部は、絞り流路48、50を通って前側副チャンバ36に供給され、前側副チャンバ36が前後の主チャンバ32、34に対して時間的に遅れて膨張するようになっている。また、前側主チャンバ32に供給されたガスの一部は、絞り流路60を通って後側副チャンバ38に供給され、後側副チャンバ38が前後の主チャンバ32、34に対して時間的に遅れて膨張するようになっている。次に、本実施形態の要部について説明する。
(本実施形態の要部)
本実施形態では、前述したように、カーテンエアバッグ14が折り畳まれる際には、前側副チャンバ36が設けられたカーテンエアバッグ14の前端側が、図3及び図4Aに示される折り目L1、L2に沿って車両幅方向内方側にZ折りにされる(図4B参照)。これにより、Z折りにされた部位14Aにおいては、三つの膨張部72、74、76(図4A及び図6参照)が車両幅方向に重ねられる。
なお、本実施形態では、膨張部72は、前側副チャンバ36の前端側を構成しており、膨張部74は、前側副チャンバ36の前後方向中間部及び後端側の一部を構成しており、膨張部76は、前側副チャンバの後端部と、絞り流路48、50と、前側主チャンバ32の前端部とを構成している。これらの膨張部72、74、76は、カーテンエアバッグ14の前端側がZ折りにされた状態では、Z折りの折り目L1、L2によって区分されるが、カーテンエアバッグ14の前端側がZ折りを解かれた状態では一体に連続する。
また、本実施形態では、図1に示されるカーテンエアバッグ14の収納状態において、Z折りにされた部位14Aの前端部が、Aピラーガーニッシュ23の後端部23Aによって車両幅方向内方側から覆われる構成になっている。
さらに、本実施形態では、図5に示されるように、前側副チャンバ36の前端側且つ上端側のコーナー部36Aが前側副チャンバ36の前方側且つ上方側へ凸をなす円弧状に形成されている。このコーナー部36Aは、本実施形態では、縫製部S1の一部によって構成されており、カーテンエアバッグ14の外周非膨張部56と、膨張部である前側副チャンバ36との境界の一部を構成している。なお、図5においては、前側副チャンバ36の前縁部に符号36Fを付している。
また、本実施形態では、カーテンエアバッグ14が上下の折り畳みを解かれ且つZ折りを解かれていない展開途中状態(図2、図5、図6の図示状態:以下、単に「展開途中状態」と称する場合がある)では、Z折りにされた部位14Aの前端側且つ上端側が、Aピラーガーニッシュ23の後端部23Aによって車両幅方向内方側から覆われる。この状態では、上述のコーナー部36Aが、Aピラーガーニッシュ23の後端部23Aに対して車両幅方向外方に重なると共に、コーナー部36Aの後端36A1が、Aピラーガーニッシュ23の後端23A1よりも車両後方側に位置するように構成されている。
これにより、展開途中状態では、図5及び図6に示されるように、Aピラーガーニッシュ23の後端部23Aの車両幅方向外方において、車両幅方向に並ぶ三つの膨張部72、74、76のうち、前側副チャンバ36の前端側を構成する膨張部72が、他の二つの膨張部74、76よりも、車両幅方向の膨張厚を縮小されるように構成されている。なお、上記の「後端36A1」は、図5に示されるように、縫製部S1において、コーナー部36Aを構成する円弧状の部位S11と、当該円弧状の部位S11からカーテンエアバッグ14の後端側へ延びる直線状の部位S12との境界点である。
また、本実施形態では、カーテンエアバッグ14内にガスが供給されていない場合でも、上記の展開途中状態では、コーナー部36AがAピラーガーニッシュ23の後端部23Aに対して車両幅方向外方に重なると共に、コーナー部36Aの後端36A1が、Aピラーガーニッシュ23の後端23A1よりも車両後方側に位置するように構成されているが、これに限るものではない。つまり、インフレータ16の作動によりカーテンエアバッグが膨張展開している途中の状態において、上記の構成が成立するものであればよい。
(作用及び効果)
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
上記構成の車両用カーテンエアバッグ装置10では、カーテンエアバッグ14は、前側副チャンバ36が設けられた前端側が車両幅方向内方側にZ折りにされ、更に上下に折り畳まれて車室側部の上端部に収納される。このカーテンエアバッグ14がインフレータ16からのガス供給によって膨張展開する際には、カーテンエアバッグ14が上下の折り畳みを解かれて車両下方側へ膨張展開した後に、前側副チャンバ36がZ折りを解かれて車両前方側へ膨張展開する。
ここで、本実施形態では、カーテンエアバッグ14の収納状態において、Z折りにされた部位14Aの前端部、すなわち前側副チャンバ36の一部を含む部位が、Aピラーガーニッシュ23の後端部23Aによって車両幅方向内方側から覆われる。これにより、前側副チャンバ36を大容量化した場合でも、カーテンエアバッグ14の収納スペースの確保が容易になる。また、前側副チャンバ36を、より車両前方側(前側副チャンバ36が膨張展開する側)に収納することができるので、前側副チャンバ36の膨張展開の早期化に寄与する。但し、前側副チャンバ36がAピラーガーニッシュ23の後端部23Aに引っ掛かることにより、前側副チャンバ36の展開挙動が不安定になることが考えられる。
上記の引っ掛かりについて、図7及び図8に示される車両用カーテンエアバッグ装置80(以下、比較例80と称する)を用いて説明する。この比較例80は、本実施形態と基本的に同様の構成とされているが、前側副チャンバ36の前端側且つ上端側のコーナー部36Aの構成が本実施形態とは異なっている。このコーナー部36Aは、図7及び図8に示される展開途中状態において、後端36A1がAピラーガーニッシュ23の後端23A1よりも車両前方側に位置するように形成されている。
このような構成の場合、図8に示されるように、車両幅方向に並ぶ三つの膨張部72、74、76のうちで最も車両幅方向内側に位置する膨張部72が、他の二つの膨張部74、76の膨張によってAピラーガーニッシュ23の後端部23Aに押し付けられることにより、膨張部72がAピラーガーニッシュ23の後端部23Aに引っ掛かり易くなる。
一方、本実施形態では、展開途中状態において、前側副チャンバ36の前端側且つ上端側において、コーナー部36Aの後端36A1が、Aピラーガーニッシュ23の後端23A1よりも車両後方側に位置するように構成されている。これにより、前側副チャンバ36の前端側且つ上端側において、Aピラーガーニッシュ23の後端部23Aに対して車両幅方向に重なる膨張部72の膨張厚を小さくすることができる。
その結果、前側副チャンバ36の前端側且つ上端側がAピラーガーニッシュ23の車両幅方向内方側へ抜け出し易くなるので、上記のような引っ掛かりが生じ難くなる。しかも、Z折りは、二つ折りに比べて展開性に優れている。以上のことから、本実施形態によれば、前側副チャンバ36の大容量化と展開挙動の安定化との両立に寄与する。
次に、本発明の他の実施形態について説明する。なお、前記第1実施形態と基本的に同様の構成及び作用については、前記第1実施形態と同符号を付与しその説明を省略する。
<第2の実施形態>
図9には、本発明の第2実施形態に係る車両用カーテンエアバッグ装置90の部分的な構成が図5に対応した斜視図にて示されている。また、図10には、図9のF10−F10線に沿った切断面が拡大断面図にて示されている。この実施形態は、第1実施形態と基本的に同様の構成とされているが、前側副チャンバ36のコーナー部36Aの構成が第1実施形態とは異なっている。
具体的には、図9に示されるように、コーナー部36Aが第1実施形態よりも前側副チャンバ36の後方側且つ下方側に退避して設定されている。これにより、図9及び図10に示される展開途中状態においては、Z折りにされた部位14Aにおいて車両幅方向に重ねられた三つの膨張部72、74、76のうち、前側副チャンバ36の前端側を構成する膨張部72が、Aピラーガーニッシュ23の後端部23Aの車両幅方向外方に位置しないように構成されている。つまり、図10に示されるように、Aピラーガーニッシュ23の後端部23Aの車両幅方向外方には、二つの膨張部74、76と外周非膨張部56とが位置するように構成されている。
この実施形態では、展開途中状態において、前側副チャンバ36の前端側の膨張部72がAピラーガーニッシュ23の後端部23Aに引っ掛かることを防止できる。これにより、三つの膨張部72、74、76の全てがAピラーガーニッシュ23の後端部23Aの車両幅方向外方に位置する構成(図7及び図8参照)と比較して、前側副チャンバ36の展開挙動を安定させることができるので、第1実施形態と基本的に同様の作用効果を得ることができる。
<第3の実施形態>
図11には、本発明の第3実施形態に係る車両用カーテンエアバッグ装置100の部分的な構成が図5に対応した斜視図にて示されている。また、図12には、図11のF12−F12線に沿った切断面が拡大断面図にて示されている。この実施形態は、第1実施形態と基本的に同様の構成とされているが、Z折りの折り方が第1実施形態とは異なっている。
この実施形態では、図11及び図12に示される展開途中状態において、Z折りの折り目L1、L2のうち車両前方側に位置する折り目L2が、Aピラーガーニッシュ23の後端23A1に対して車両後方側に位置するように、Z折りがずれて設定されている。これにより、展開途中状態において、三つの膨張部72、74、76のうちの二つの膨張部74、76が、Aピラーガーニッシュ23の後端部23Aに対して車両幅方向外方に位置しないように構成されている。
この実施形態においても、前側副チャンバ36の前端側の膨張部72がAピラーガーニッシュ23の車両幅方向内方側へ抜け出し易くなる。これにより、Z折りの折り方を変えるだけの簡単な変更で、前記第1実施形態と基本的に同様の作用効果を得ることができる。
しかも、この実施形態では、カーテンエアバッグ14の収納状態において、Z折りにされた部位14Aの前端部の嵩張りが少なくなるので、Aピラーガーニッシュ23とAピラー22との間の狭い隙間において、Z折りにされた部位14Aの前端部を収納し易くなる。また、Z折りにされた部位14Aの前端部を収納するために、Aピラーガーニッシュ23が太幅化されることを回避できるので、Aピラーガーニッシュ23の太幅化によって乗員の視界不良が生じないようにすることができる。
<第4の実施形態>
図13には、本発明の第4実施形態に係る車両用カーテンエアバッグ装置110の部分的な構成が図5に対応した斜視図にて示されている。この実施形態では、前側副チャンバ36のコーナー部36Aが第1実施形態と同様に形成されると共に、Z折りの折り方が第3実施形態と同様に設定されている。この実施形態においても、第3実施形態と同様の作用効果を得ることができる。しかも、コーナー部36Aが第1実施形態と同様に形成されているため、前側副チャンバ36の前端側且つ上端側がAピラーガーニッシュ23の車両幅方向内方側へ抜け出し易くなる。
<第5の実施形態>
図14には、本発明の第5実施形態に係る車両用カーテンエアバッグ装置120の部分的な構成が図5に対応した斜視図にて示されている。この実施形態では、前側副チャンバ36のコーナー部36Aが第2実施形態と同様に形成されると共に、Z折りの折り方が第3実施形態と同様に設定されている。この実施形態においても、前記第3実施形態と同様の作用効果を得ることができる。しかも、コーナー部36Aが第2実施形態と同様に形成されているため、前側副チャンバ36の前端側且つ上端側がAピラーガーニッシュ23の後端部23Aに引っ掛かることを防止できる。
<第6の実施形態>
図15には、本発明の第6実施形態に係る車両用カーテンエアバッグ装置130の部分的な構成が図5に対応した斜視図にて示されている。この実施形態では、前側副チャンバ36のコーナー部36Aが第2実施形態と同様に形成されると共に、Z折りの折り方が第3実施形態と同様に設定されている。更に、展開途中状態では、前側副チャンバ36の前方側且つ上方側において、外周非膨張部56がAピラーガーニッシュ23の後端部23Aの車両幅方向外方に位置しないように、外周非膨張部56の前端側且つ上端側の角部が形成(カット)されている。この実施形態では、前側副チャンバ36の前方側且つ上方側において、外周非膨張部56がAピラーガーニッシュ23の後端部23Aに引っ掛かることを防止できる。
<第7の実施形態>
図16には、本発明の第6実施形態に係る車両用カーテンエアバッグ装置140の部分的な構成が図5に対応した斜視図にて示されている。この実施形態では、展開途中状態において、Z折りの折り目L1、L2のうち車両前方側に位置する折り目L2が、Aピラーガーニッシュ23の後端23A1に対して車両前方側に位置すると共に、前側副チャンバ36の前縁部36FがAピラーガーニッシュ23の後端23A1に対して車両後方側に位置するように、Z折りが設定されている。これにより、展開途中状態においては、三つの膨張部72、74、76のうち、前側副チャンバ36の前端側を構成する膨張部72が、Aピラーガーニッシュ23の後端部23Aの車両幅方向外方に位置しないように構成されている。
この実施形態においても、前側副チャンバ36の前縁部36F側(前端側)がAピラーガーニッシュ23の後端部23Aに引っ掛かることを防止できるので、前記第1実施形態と基本的に同様の作用効果を得ることができる。
以上、幾つかの実施形態を示して本発明について説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施できる。また、本発明の権利範囲が上記各実施形態に限定されないことは勿論である。
10 車両用カーテンエアバッグ装置
14 カーテンエアバッグ
14A Z折りにされた部位
16 インフレータ
22 Aピラー(フロントピラー)
23 Aピラーガーニッシュ(フロントピラーガーニッシュ)
23A 後端部
23A1 後端
32 前側主チャンバ
36 前側副チャンバ
36A コーナー部
36A1 後端
36F 前縁部
56 外周非膨張部
72、74、76 膨張部
90 車両用カーテンエアバッグ装置
100 車両用カーテンエアバッグ装置
110 車両用カーテンエアバッグ装置
120 車両用カーテンエアバッグ装置
130 車両用カーテンエアバッグ装置
140 車両用カーテンエアバッグ装置
L1 折り目
L2 折り目

Claims (6)

  1. 前側主チャンバの前方側に前側副チャンバが設けられ、インフレータからガスが供給されることにより車室側部に沿って膨張展開するカーテンエアバッグを備え、
    前記カーテンエアバッグは、前記前側副チャンバが設けられた前端側が車両幅方向内側にZ折りにされ、更に上下に折り畳まれて車室側部の上端部に収納され、当該収納状態で、前記Z折りにされた部位の前端部がフロントピラーガーニッシュの後端部によって車両幅方向内方側から覆われると共に、
    前記前側副チャンバの前端側且つ上端側のコーナー部が前記前側副チャンバの前方側且つ上方側へ凸をなす円弧状に形成されており、
    前記カーテンエアバッグが前記上下の折り畳みを解かれ且つ前記Z折りを解かれていない展開途中状態では、前記Z折りにされた部位の前端側且つ上端側が前記フロントピラーガーニッシュの後端部によって車両幅方向内方側から覆われ、前記コーナー部が前記フロントピラーガーニッシュの後端部に対して車両幅方向外方に重なると共に、前記コーナー部の後端が前記フロントピラーガーニッシュの後端よりも車両後方側に位置するように構成された車両用カーテンエアバッグ装置。
  2. 前側主チャンバの前方側に前側副チャンバが設けられ、インフレータからガスが供給されることにより車室側部に沿って膨張展開するカーテンエアバッグを備え、
    前記カーテンエアバッグは、前記前側副チャンバが設けられた前端側が車両幅方向内側にZ折りにされることにより三つの膨張部が車両幅方向に重ねられると共に、更に上下に折り畳まれて車室側部の上端部に収納され、当該収納状態で、前記Z折りにされた部位の前端部がフロントピラーガーニッシュの後端部によって車両幅方向内方側から覆われると共に、
    前記カーテンエアバッグが前記上下の折り畳みを解かれ且つ前記Z折りを解かれていない展開途中状態では、前記Z折りにされた部位の前端側且つ上端側において、前記三つの膨張部のうちの少なくとも一つが前記フロントピラーガーニッシュの後端部の車両幅方向外方に位置しないように構成された車両用カーテンエアバッグ装置。
  3. 前記展開途中状態では、前記Z折りの折り目のうち車両前方側に位置する折り目が、前記フロントピラーガーニッシュの後端に対して車両後方側に位置するように前記Z折りが設定された請求項2に記載の車両用カーテンエアバッグ装置。
  4. 前記展開途中状態では、前記三つの膨張部のうちで前記前側副チャンバの前端側を構成する膨張部が前記フロントピラーガーニッシュの後端部の車両幅方向外方に位置しないように構成された請求項2又は請求項3に記載の車両用カーテンエアバッグ装置。
  5. 前記展開途中状態では、前記前側副チャンバの前方側且つ上方側において、前記カーテンエアバッグの外周に設定された外周非膨張部が前記フロントピラーガーニッシュの後端部の車両幅方向外方に位置しないように、前記外周非膨張部の前端側且つ上端側の角部が形成された請求項4に記載の車両用カーテンエアバッグ装置。
  6. 前記展開途中状態では、前記Z折りの折り目のうち車両前方側に位置する折り目が、前記フロントピラーガーニッシュの後端に対して車両前方側に位置すると共に、前記前側副チャンバの前縁部が前記フロントピラーガーニッシュの後端に対して車両後方側に位置するように、前記Z折りが設定された請求項2に記載の車両用カーテンエアバッグ装置。
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