JP5761231B2 - 車両用サイドエアバッグ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の側面衝突時にサイドエアバッグによって着座乗員を拘束する車両用サイドエアバッグ装置に関する。
下記特許文献1に記載されたサイドエアバッグ装置は、左右2チャンバのサイドエアバッグを備えている。このサイドエアバッグは、乗員側の第1基布とドア側の第2基布との間に挟まれた第3基布を有しており、乗員側の第1バッグ半体とドア側の第2バッグ半体とが構成されている。この第2バッグ半体には、インフレータからのガスが供給され、第3基布におけるインフレータから遠い側の端部に形成された連通孔を介して第1バッグ半体にガスが供給される。これにより、先ず第2バッグ半体を膨張展開させて必要最小限の乗員拘束性能を確保した後に、第1バッグ半体を展開させるようにしている。つまり、第2バッグ半体が膨張展開するときには、その車両幅方向の厚さが小さく設定されていることにより、乗員と干渉しないスムーズな展開を可能とする一方、その後に第1バッグ半体の膨張展開を完了させることにより、サイドエアバッグ全体としての充分な車両幅方向の厚さを確保して、乗員拘束性能を高めるようにしている。
一方、下記特許文献2に記載されたサイドエアバッグ装置では、サイドエアバッグが、乗員の肩部とサイドドアとの間に膨張展開する小型の第1エアバッグと、該第1エアバッグのサイドドア側に縫製された大型の第2エアバッグとを備えた左右独立2チャンバサイドエアバッグとされている。第1エアバッグは、第2エアバッグよりも先に膨張展開が完了し、膨張展開後の水平断面が前方側に先細り状に形成されている。これにより、小型車等において乗員とサイドドアとの間の隙間が狭い場合でも、当該隙間に先ず第1エアバッグを膨張展開させてから第2エアバッグを膨張展開させることにより、サイドエアバッグを安定して膨張展開させるようにしている。
国際公開第2010/076881号 特開2011−051414号公報
しかしながら、上記各特許文献に記載されたサイドエアバッグ装置では、サイドエアバッグの構造が複雑であるため、多くの基布が必要になると共に、縫製作業が煩雑になり、製造コストの増加に繋がる。しかも、折り畳んだサイドエアバッグが嵩張るため、コンパクトな車両用シートには搭載できなくなることがある。
本発明は上記事実を考慮し、着座乗員と車体側部との間の隙間が狭い場合でもサイドエアバッグの良好な展開性能を確保することができると共に、サイドエアバッグの構造を簡素化することができる車両用サイドエアバッグ装置を得ることを目的とする。
請求項1に記載の発明に係る車両用サイドエアバッグ装置は、車両用シートのシートバックにおける車両幅方向外側の側部に設けられ、車両の側面衝突が検知又は予知された場合に作動されてガスを発生させるインフレータと、前記側部に設けられ、外周縁部を縫製部において縫製されると共に、仕切部によって仕切られた前側バッグ部と後側バッグ部とを有、前記後側バッグ部内の後部に収容された前記インフレータからのガスが前記各バッグ部内に供給されて膨張展開し、前記後側バッグ部の上部に設けられた肩拘束部が前記前側バッグ部の上方側で車両前方側へ延びて着座乗員の肩部と車体側部との間に介在されると共に、前記後側バッグ部における前記肩拘束部を含む領域に前記縫製部から離間して施された膨張抑制用縫製部が前記後側バッグ部の内圧上昇によって解れる又は破断することにより、前記領域の車両幅方向の膨張厚が拡大されるサイドエアバッグと、を備えている。
なお、請求項1に記載の前後上下の方向は、サイドエアバッグが膨張展開した状態での方向であり、車両の前後上下の方向と対応している。この点は、請求項2〜請求項6においても同様である。
請求項1に記載の発明では、サイドエアバッグが、仕切部によって仕切られた前側バッグ部と後側バッグ部とを有している。後側バッグ部内の後部には、インフレータが収容されており、車両の側面衝突が検知又は予知された場合に、インフレータが作動される。すると、インフレータから発生するガスが上記各バッグ部内に供給されてサイドエアバッグが膨張展開し、後側バッグ部の上部に設けられた肩拘束部が、前側バッグ部の上方側で車両前方側へ延びて着座乗員の肩部と車体側部との間に介在される。
ここで、上記後側バッグ部における肩拘束部を含む領域には、膨張抑制用縫製部が施されており、後側バッグ部の内圧が上昇すると、膨張抑制用縫製部が解れる又は破断することにより、上記領域の車両幅方向の膨張厚が拡大される。つまり、膨張抑制用縫製部が解れる又は破断するまでは、肩拘束部の車両幅方向の膨張厚及び容量が小さいため、特に隙間が狭い着座乗員の肩部と車体側部との間に良好に肩拘束部を展開させることができる。その結果、サイドエアバッグの良好な展開性能を確保することが可能になる。しかも、後側バッグ部における肩拘束部を含む領域に膨張抑制用の縫製部を施すという簡単な構成で上記の効果が得られるため、サイドエアバッグの構造を簡素化することができる。
請求項2に記載の発明に係る車両用サイドエアバッグ装置は、請求項1において、前記膨張抑制用縫製部は、前記肩拘束部に位置する一端部が解れ防止処理を施される一方、前記一端部よりも前記インフレータ側に位置する他端部が解れ防止処理を施されていない仮縫いである。
請求項2に記載の発明では、サイドエアバッグの後側バッグ部内にインフレータからのガスが供給され、後側バッグ部の内圧が上昇すると、後側バッグ部における肩拘束部を含む領域に施された仮縫いが、解れ防止処理を施されていない他端部から解れ始める。この他端部は、肩拘束部に位置して解れ防止処理を施された一端部よりもインフレータ側に位置している。このように仮縫いが設定されることにより、肩拘束部の膨張を遅らせることができるので、展開途中の肩拘束部が着座乗員の肩部に不用意に干渉することを防止又は効果的に抑制できる。
請求項3に記載の発明に係る車両用サイドエアバッグ装置は、請求項1又は請求項2において、前記膨張抑制用縫製部は、前記仕切部のうち前記肩拘束部と前記前側バッグ部との間に位置する上仕切部に沿って設定されている。
請求項3に記載の発明では、膨張抑制用縫製部が上記のように設定されているため、肩拘束部には、その先端側へ延びるガス流路が形成される。これにより、インフレータからのガスを肩拘束部の先端側へ良好に導くことができ、肩拘束部を着座乗員の肩部と車体側部との間へ早期に展開させることが可能になる。
請求項4に記載の発明に係る車両用サイドエアバッグ装置は、請求項1又は請求項2において、前記膨張抑制用縫製部は、前記インフレータから前記肩拘束部まで延びるガス流路を前記後側バッグ部の後部側に区画形成している。
請求項4に記載の発明では、上記のようにガス流路が形成されているため、当該ガス流路によってインフレータからのガスを肩拘束部に良好に導くことができ、肩拘束部を着座乗員の肩部と車体側部との間へ早期に展開させることが可能になる。しかも、ガス流路が設けられた後側バッグ部の後部側が早期に膨張展開するため、着座乗員の上体の側部において前部側よりも荷重耐性が高い背部側を後側バッグ部によって早期に拘束することができる。これにより、サイドエアバッグによる着座乗員の初期拘束性能を向上させることができる。
請求項5に記載の発明に係る車両用サイドエアバッグ装置は、請求項1又は請求項2において、前記膨張抑制用縫製部は、前記仕切部から前記前側バッグ部とは反対側へ突出する膨張抑制領域を前記後側バッグ部に形成すると共に、前記インフレータからのガスが前記肩拘束部の上部から前部へと流れるように前記膨張抑制領域の上方側にガス流路を形成している。
請求項5に記載の発明では、後側バッグ部に上記のような膨張抑制領域が形成されているため、膨張抑制用縫製部が解れる又は破断するまでは、後側バッグ部の容量を小さくすることができる。しかも、インフレータからのガスが、上記膨張抑制領域の上方側に形成されたガス流路を通って、肩拘束部の上部から前部へと供給されるので、肩拘束部を着座乗員の肩部と車体側部との間へ早期に展開させることが可能になる。
請求項6に記載の発明に係る車両用サイドエアバッグ装置は、請求項1〜請求項4の何れか1項において、前記仕切部のうち前記肩拘束部と前記前側バッグ部との間に位置する上仕切部は、前記膨張展開状態で前記シートバックの前方斜め上方へ延びるように設定されている。
請求項6に記載の発明では、後側バッグ部の上部に設けられた肩拘束部は、サイドエアバッグの膨張展開状態でシートバックの前方斜め上方へ延びる上仕切部によって前側バッグ部と仕切られている。つまり、シートバックの前後方向に対して前上がりに延びる上仕切部が設定されることにより、後側バッグ部の上部が前側バッグ部の上方側へ延びて着座乗員の肩部を拘束する。このように上仕切部が設定されることにより、後側バッグ部の容量の増加を抑制しつつ、肩拘束部による肩部の拘束面積を良好に拡大させることができる。
また、サイドエアバッグの膨張展開状態において、上仕切部の付近は膨張を抑制されるので、前側バッグ部の車両幅方向内側面における上下方向中央部よりも上方側を、車両幅方向外側へ向かうに従い上昇するように湾曲させることができる。これにより、サイドエアバッグと着座乗員とが側面衝突の衝撃によって相対的に接近した際に、上記湾曲した面と着座乗員の上腕部とを摺接させ、上腕部に上方への押し上げ力を作用させることができる。その結果、上腕部を前側バッグ部の上方へ押し上げて、肩拘束部により拘束させることができるので、着座乗員の胸部とサイドエアバッグとの間に上腕部が介在することを抑制でき、胸部の負荷を低減することができる。
請求項7に記載の発明に係る車両用サイドエアバッグ装置は、車両用シートのシートバックにおける車両幅方向外側の側部に設けられ、車両の側面衝突が検知又は予知された場合に作動されてガスを発生させるインフレータと、前記側部に設けられ、仕切部によって仕切られた前側バッグ部と後側バッグ部とを有すると共に、前記後側バッグ部内の後部に収容された前記インフレータからのガスが前記各バッグ部内に供給されて膨張展開し、前記後側バッグ部の上部に設けられた肩拘束部が前記前側バッグ部の上方側で車両前方側へ延びて着座乗員の肩部と車体側部との間に介在されると共に、前記後側バッグ部における前記肩拘束部を含む領域に施された膨張抑制用縫製部が前記後側バッグ部の内圧上昇によって解れる又は破断することにより、前記領域の車両幅方向の膨張厚が拡大されるサイドエアバッグと、を備え、前記膨張抑制用縫製部は、前記インフレータから前記肩拘束部まで延びるガス流路を前記後側バッグ部の後部側に区画形成している。
請求項8に記載の発明に係る車両用サイドエアバッグ装置は、車両用シートのシートバックにおける車両幅方向外側の側部に設けられ、車両の側面衝突が検知又は予知された場合に作動されてガスを発生させるインフレータと、前記側部に設けられ、仕切部によって仕切られた前側バッグ部と後側バッグ部とを有すると共に、前記後側バッグ部内の後部に収容された前記インフレータからのガスが前記各バッグ部内に供給されて膨張展開し、前記後側バッグ部の上部に設けられた肩拘束部が前記前側バッグ部の上方側で車両前方側へ延びて着座乗員の肩部と車体側部との間に介在されると共に、前記後側バッグ部における前記肩拘束部を含む領域に施された膨張抑制用縫製部が前記後側バッグ部の内圧上昇によって解れる又は破断することにより、前記領域の車両幅方向の膨張厚が拡大されるサイドエアバッグと、を備え、前記膨張抑制用縫製部は、前記仕切部から前記前側バッグ部とは反対側へ突出する膨張抑制領域を前記後側バッグ部に形成すると共に、前記インフレータからのガスが前記肩拘束部の上部から前部へと流れるように前記膨張抑制領域の上方側にガス流路を形成している。
以上説明したように、本発明に係る車両用サイドエアバッグ装置では、着座乗員と車体側部との間の隙間が狭い場合でもサイドエアバッグの良好な展開性能を確保することができると共に、サイドエアバッグの構造を簡素化することができる。
本発明の第1実施形態に係る車両用サイドエアバッグ装置が搭載された車両用シートの側面図であり、サイドエアバッグの膨張展開途中の状態を示す図である。 同サイドエアバッグを拡大して示す拡大側面図である。 図2のF3−F3線に沿った切断面を示す断面図である。 図2のF4−F4線に沿った切断面を示す断面図である。 図2のF5−F5線に沿った切断面を縮小して示す縮小断面図であり、同サイドエアバッグの膨張展開完了状態を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る車両用サイドエアバッグ装置の構成部材であるサイドエアバッグの膨張展開途中の状態を示す側面図である。 本発明の第3実施形態に係る車両用サイドエアバッグ装置の構成部材であるサイドエアバッグの膨張展開途中の状態を示す側面図である。
<第1の実施形態>
本発明の第1実施形態に係る車両用サイドエアバッグ装置10について、図1〜図5に基づいて説明する。なお、各図に適宜記す矢印FR、矢印UP、矢印OUTは、車両の前方向(進行方向)、上方向、車両幅方向の外側をそれぞれ示している。以下、単に前後、上下の方向を用いて説明する場合は、特に断りのない限り、車両前後方向の前後、車両上下方向の上下を示すものとする。
(構成)
図1に示されるように、本第1実施形態に係るサイドエアバッグ装置10は、車両用シート12におけるシートバック14のドア側サイド部14A(車両幅方向外側の側部:図4に示されるサイドドア66側の側部)に搭載されている。このシートバック14は、シートクッション16の後端部に傾倒可能に連結されており、上端部にはヘッドレスト18が連結されている。
なお、本実施形態では、車両用シート12の前後方向、左右方向(幅方向)及び上下方向は、車両の前後方向、左右方向(幅方向)及び上下方向と一致している。また、図1では、車両用シート12には実際の乗員の代わりに、衝突試験用のダミーPが着座している。このダミーPは、例えばWorldSID(国際統一側面衝突ダミー:World Side Impact Dummy)のAM50(米国人成人男性の50%をカバーするモデル)である。以下、説明をわかり易くするため、ダミーPを「着座乗員P」と称する。
サイドエアバッグ装置10は、サイドエアバッグ20と、該サイドエアバッグ20内でガスを発生させるインフレータ22(ガス発生手段)とを主要部として構成されている。サイドエアバッグ20は、折り畳まれてインフレータ22等と共にユニット化(モジュール化)された状態でドア側サイド部14Aの内部に配設(格納)されており、インフレータ22から発生するガスの圧力で着座乗員Pとサイドドア66のドアトリム68(図4参照)との間に膨張展開する。この膨張展開の際には、シートバックパッド17(図3参照)及びシート表皮(図示省略)がサイドエアバッグ20の膨張圧を受けて破断される構成になっている。なお、以下の説明に記載するサイドエアバッグ20の前後上下の方向は、特に断りのない限り、サイドエアバッグ20が膨張展開した状態での方向を示すものであり、シートバック14の前後上下の方向と略一致している。
図1〜図5に示されるように、サイドエアバッグ20は、所謂ツインチャンバサイドエアバッグであり、例えばナイロン系又はポリエステル系の布材を切り出して形成された1枚の基布24が縫製されることにより袋状に形成されている。この基布24は、折れ線Kに沿って二つ折りにされると共に、折れ線Kを介した一側部分24Aと他側部分24Bとが重ね合わされて外周縁部をシーム(縫製部)T1(図1及び図2では図示省略)において縫製されている。なお、2枚の基布が重ね合わされて外周縁部を縫製されることによりサイドエアバッグ20が形成される構成にしてもよい。
このサイドエアバッグ20は、膨張展開状態で、基布24の一側部分24Aが車両幅方向内側(着座乗員P側)を向き、基布24の他側部分24Bが車両幅方向外側(サイドドア66側)を向くように配設されている。また、このサイドエアバッグ20は、図1及び図2に示される如く膨張展開状態を側面視で見た場合に、シートバック高さ方向に沿って長尺な略長円形状を成すように形成されており、着座乗員Pの肩部S、胸部C、腹部B及び腰部Lを拘束可能な大きさに形成されている。
サイドエアバッグ20の内部は、仕切部であるテザー26(仕切布)によって仕切られている。このテザー26は、基布24と同様の布材によって長尺帯状に形成されており、一方の長辺縁部が縫製部T2において基布24の一側部分24Aに縫製され、他方の長辺縁部が縫製部T3において基布24の他側部分24Bに縫製されている(図3〜図5参照。図1及び図2では図示省略)。このテザー26は、サイドエアバッグ20の上下方向中間部から下部にかけてシートバック高さ方向に延びる縦仕切部26Aと、縦仕切部26Aの上端からシートバック14の前方斜め上方へ延びる上仕切部(傾斜仕切部)26Bとによって構成されており、サイドエアバッグ20を前側バッグ部28と後側バッグ部30とに仕切っている。
前側バッグ部28の内部は、前側チャンバ32とされ、後側バッグ部30の内部は、後側チャンバ34とされている。前側チャンバ32と後側チャンバ34とは、縦仕切部26Aに形成された1又は複数(ここでは上下一対)の連通口36、38を介して互いに連通されている。
上記の縦仕切部26Aは、サイドエアバッグ20の膨張展開状態を車両幅方向から見た場合に、着座乗員Pのヒップポイントと重なる位置から肩部Sの中心へ向けて脇部の下側近傍まで延在するように設定されている。なお、肩部Sの中心の位置は、ダミーPの肩部Sに設けられたボルトの軸心の位置とされる。
この縦仕切部26Aは、サイドエアバッグ20の膨張展開状態で、着座乗員Pの胸部C、腹部B及び腰部Lの前後方向中間部と対向するように設けられており、着座乗員Pの胸部C、腹部B及び腰部Lの前部(前半部)が前側バッグ部28によって拘束され、胸部C、腹部B及び腰部Lの後部(後半部)が後側バッグ部30によって拘束される構成になっている。この縦仕切部26Aの付近では、図3に示されるように、サイドエアバッグ20の車両幅方向内側面が車両幅方向外側へ凹んで凹部40が形成される。この凹部40は、縦仕切部26Aに沿ってシートバック高さ方向に延在する。この凹部40が胸部Cの前後方向中央部(すなわち車両幅方向外側へ最も張り出した部分)と対向するようになっている。
一方、上記の上仕切部26Bは、シートバック14の前後方向、すなわちシート側面視でシートバック14の高さ方向(図2の一点鎖線Yに沿った方向)と直交する方向(図2の一点鎖線Xに沿った方向)に対して、シートバック14の前方側へ向かうに従い上昇するように傾斜している。なお、シートバック14の高さ方向とは、シートバックフレーム15の上端部の前後方向中央とリクライニングロッド46の軸心とを結ぶ方向である。また、本実施形態では、シートバック14の前後方向に対する上仕切部26Bの傾斜角度θは、30〜60度の範囲内が好ましく、より好ましくは40〜50度の範囲内に設定されている。
この上仕切部26Bは、サイドエアバッグ20の膨張展開状態を車両幅方向から見た場合に、着座乗員Pの肩部Sの中心と上腕部Aの長手方向中央部(上腕部Aの重心ACの位置又は重心ACの近傍の位置)との間の中央付近に位置するように設定されている。この上仕切部26Bが設定されることにより、後側バッグ部30の上部には前側バッグ部28と区画された肩拘束部30Aが形成されている。この肩拘束部30Aは、前側バッグ部28の上方側で車両前方側へ延びて着座乗員Pの肩部Sを拘束する。
また、上仕切部26Bの付近では、図5に示されるように、サイドエアバッグ20の車両幅方向内側面が車両幅方向外側へ凹んで凹部42が形成される。この凹部42は、上仕切部26Bに沿ってシートバック14の前方斜め上方へ延びるように延在する。また、前側バッグ部28の車両幅方向内側面は、上下方向中央部よりも上方側が車両幅方向外側へ向かうに従い上昇するように湾曲するようになっている。
なお、本実施形態では、基布24及びテザー26が縫製されることによりサイドエアバッグ20が形成されているが、これに限らず、サイドエアバッグ20の製造方法は特に限定されない。例えば、自動織機による袋織り工法(所謂OPW工法)によってサイドエアバッグが形成される構成にしてもよい。
また、本実施形態では、縦仕切部26A及び上仕切部26Bの両方がテザー26によって構成されているが、これに限らず、縦仕切部26Aをテザー26によって構成し、上仕切部をシーム(縫製部)によって構成してもよい。また、縦仕切部26A及び上仕切部26Bの両方をシームによって構成してもよい。さらに、本実施形態では、図1及び図2に示されるように、縦仕切部26A及び上仕切部26Bが側面視で直線状に展開するように設定されているが、これに限らず、縦仕切部26A及び上仕切部26Bが側面視で円弧状に展開するようにしてもよい。
一方、インフレータ22は、所謂シリンダータイプのインフレータであり、円柱状に形成されている。このインフレータ22は、軸線方向がシートバック14の高さ方向に沿う状態で後側バッグ部30の内部に配設されており、サイドエアバッグ20が膨張展開した状態では、後側バッグ部30の後端部における上下方向中央部付近に位置するように設けられている。
インフレータ22の外周部からは、車両幅方向内方側へ向けて上下一対のスタッドボルト48(図3参照)が突出している。これらのスタッドボルト48は、基布24の一側部分24A及びシートバックフレーム15のサイドフレーム15Aを貫通しており、先端側にナット50が螺合している。これにより、インフレータ22がサイドエアバッグ20と共にサイドフレーム15Aに締結固定(所謂側面締め)されている。なお、インフレータ22の外周部から車両後方側へ突出したスタッドボルトがサイドフレーム15Aに固定されたブラケット等を車両前方側から貫通してナットに螺合される構成(所謂背面締め)にしてもよい。
このインフレータ22の下端部には、ガス噴出口22Aが設けられており、インフレータ22が作動した際には、ガス噴出口22Aからガスが噴出される。このインフレータ22には、図1に示されるように、車両に搭載された側突ECU52が電気的に接続されている。この側突ECU52には、側面衝突を検知する側突センサ54が電気的に接続されている。側突ECU52は、側突センサ54からの信号に基づいて側面衝突(の不可避)を検知した際にインフレータ22を作動させる構成とされている。なお、側突ECU52に側面衝突を予知(予測)するプリクラッシュセンサが電気的に接続されている場合には、プリクラッシュセンサからの信号に基づいて側突ECU52が側面衝突を予知した際にインフレータ22が作動される構成にしてもよい。
上述のインフレータ22は、インナチューブ(整流布)56によって覆われている。このインナチューブ56は、サイドエアバッグ20の基布24と同様の布材によって筒状に縫製されたものであり、当該インナチューブ56の内側にインフレータ22が挿入されている。このインナチューブ56には、インフレータ22の上下一対のスタッドボルト48が貫通しており、インフレータ22と基布24の一側部分24Aとの間に挟持されている。
このインナチューブ56は、インフレータ22から噴出されたガスを、上下の開口によって上方側及び下方側へ案内する機能(ガスを整流する機能)を有している(図2の矢印G1、G2参照)。ガスG1は、後側バッグ部30の上部の肩拘束部30Aへ向けて噴出され、ガスG2は、後側バッグ部30の下部(腰拘束部)へ向けて噴出される。さらに、後側バッグ部30内に噴出されたガスG1、G2は、縦仕切部26Aの連通口36、38を通って前側バッグ部28に供給される(図2の矢印G3、F4参照)。このため、後側バッグ部30の内圧が前側バッグ部28の内圧よりも高くなるようになっている。つまり、本実施形態では、後側バッグ部30内にインフレータ22が設けられること、及び、縦仕切部26Aに連通口36、38が形成されることにより、後側バッグ部30の内圧を前側バッグ部28の内圧よりも高くする内圧調整手段が構成されている。
また、本実施形態では、後側バッグ部30の肩拘束部30Aには、膨張抑制用縫製部としての一対の仮縫い58、60が施されており、これらの仮縫い58、60によって基布24の一側部分24Aと他側部分24Bとが仮縫いされている。これらの仮縫い58、60は、前側バッグ部28と肩拘束部30Aとの間に位置する上仕切部26Bに沿って直線状に(ここでは上仕切部26Bと平行に)延びており、上仕切部26Bの長手直交方向に並んで設定されている。これらの仮縫い58、60が設定されることにより、肩拘束部30Aには、その先端部側へ延びる複数(ここでは3つ)のガス流路62、63、64が形成されている。これらの仮縫い58、60は、図1及び図2に示されるように、サイドエアバッグ20の膨張展開途中の状態を車両幅方向から見た場合に、肩部Sの中心を挟んで上腕部Aの長手方向に並ぶように設定されている。
上記の仮縫い58、60は、肩拘束部30Aの先端部(ここでは上端部)に位置する一端部58A、60Aが解れ防止処理を施される一方、上記一端部58A、60Aよりもインフレータ22側に位置する他端部58B、60Bが解れ防止処理を施されていない構成になっている。解れ防止処理を施されていない仮縫い58、60の他端部58B、60Bは、肩拘束部30Aの基端部(ここでは下端部)に位置しており、一端部58A、60Aよりも肩拘束部30AへのガスG1の供給方向下流側に位置している。なお、上記の解れ防止処理は、例えば返し縫い、ジグザグ縫い、玉止め等の方法によって行われている。
上記の仮縫い58、60は、インフレータ22からのガスG1、G2によって後側バッグ部30(ここでは肩拘束部30A)の内圧が予め設定された値以上になると、解れ防止処理を施されていない他端部58B、60B側から順次解れ始めるように構成されている。また、このように、仮縫い58、60が他端部58B、60B側から解れ始めるタイミングは、肩拘束部30Aが着座乗員Pの肩部Sとドアトリム68との間の隙間に展開した後になるように設定されている。つまり、図4に示されるように、肩拘束部30Aの展開初期には、基布24の一側部分24Aと他側部分24Bのうち肩拘束部30Aを構成する部分が仮縫い58、60によって縫製された状態が維持されることにより、肩拘束部30Aの車両幅方向の膨張厚(以下、単に膨張厚という)が抑制される。そして、仮縫い58、60が他端部58B、60B側から解れ始めるについて、肩拘束部30Aの基端部側から肩拘束部30Aの膨張厚が増加し、仮縫い58、60が一端部58A、60Aまで解れると、肩拘束部30Aが完全に膨張するようになっている(図4の二点鎖線参照)。
(作用及び効果)
次に、本第1実施形態の作用及び効果について説明する。
上記構成のサイドエアバッグ装置10では、側突ECU52が側突センサ54からの信号により側面衝突を検知すると、当該側突ECU52によってインフレータ22が作動される。すると、インフレータ22から噴出されるガスが、インナチューブ56の上端開口から後側バッグ部30の肩拘束部30Aへ向けて噴出されると共に、インナチューブ56の下端開口から後側バッグ部30の下部へ向けて噴出される。さらに、後側バッグ部30内に噴出されたガスが、縦仕切部26Aの連通口36、38を通って前側バッグ部28に供給される。これにより、サイドエアバッグ20が着座乗員Pとドアトリム68との間に膨張展開し、後側バッグ部30の上部の肩拘束部30Aが着座乗員Pの肩部Sとドアトリム68との間に介在される。
ここで、後側バッグ部30の肩拘束部30Aには、仮縫い58、60が施されており、後側バッグ部30の内圧が設定値以上に上昇すると、仮縫い58、60が解れることにより、肩拘束部30Aの膨張厚が拡大される。つまり、仮縫い58、60が解れるまでは、肩拘束部30Aの膨張厚及び容量が小さいため、特に隙間が狭い着座乗員Pの肩部Sとドアトリム68との間に良好に肩拘束部30Aを展開させることができる。その結果、サイドエアバッグ20の良好な展開性能を確保することが可能になる。しかも、後側バッグ部30の肩拘束部30Aに膨張抑制用の仮縫い58、60を施すという簡単な構成で上記の効果が得られるため、サイドエアバッグ20の構造を簡素化することができる。
しかも、本実施形態では、仮縫い58、60は、肩拘束部30Aの先端部に位置する一端部58A、60Aが解れ防止処理を施される一方、一端部58A、60Aよりもインフレータ22側に位置する他端部58B、60Bが解れ防止処理を施されていない構成になっている。このため、仮縫い58、60は、肩拘束部30Aの先端部に位置する一端部58A、60Aよりもインフレータ22側に位置する他端部58B、60Bから解れ始める。このように仮縫い58、60が設定されることにより、肩拘束部30Aの先端部側の膨張を遅らせることができるので、展開途中の肩拘束部30Aの先端部側が肩部Sに不用意に干渉することを防止又は効果的に抑制できる。
さらに、本実施形態では、仮縫い58、60が上仕切部26Bに沿って設定されることで、肩拘束部30Aの先端部側へ延びるガス流路62、63、64が肩拘束部30Aに形成されている。これにより、インフレータ22からのガスをガス流路62、63、64によって肩拘束部30Aの先端部側へ良好に導くことができ、肩拘束部30Aを肩部Sとドアトリム68との間へ早期に展開させることが可能になる。
また、本実施形態では、後側バッグ部30の肩拘束部30Aは、縦仕切部26Aの上端からシートバック14の前方斜め上方へ延びる上仕切部26Bによって前側バッグ部28と区画されており、前側バッグ部28の上方側へ膨張展開する。つまり、シートバック14の前後方向に対して前上がりに延びる上仕切部26Bが設定されることにより、後側バッグ部30の上部(肩拘束部30A)が前側バッグ部28の上方側で車両前方側へ延びて着座乗員Pの肩部Sを拘束する。このように上仕切部26Bが設定されることにより、後側バッグ部30の容量の増加を抑制しつつ、肩拘束部30Aによる肩部Sの拘束面積を良好に拡大することができる。
さらに、図5に示されるように、膨張展開した前側バッグ部28の車両幅方向内側面は、上下方向中央部よりも上方側が車両幅方向外側へ向かうに従い上昇するように湾曲する。このため、サイドエアバッグ20と着座乗員Pとが側面衝突の衝撃によって相対的に接近することにより、上記湾曲した面と着座乗員Pの上腕部Aとが摺接し、上腕部Aを上方へ押し上げる力Fが発生する。その結果、上腕部Aが前側バッグ部28の上方へ押し上げられ、肩拘束部30Aによって拘束される。これにより、着座乗員Pの胸部Cとサイドエアバッグ20との間に上腕部Aが介在することを抑制できるので、胸部Cの負荷を低減することができる。
また、本実施形態では、上仕切部26Bは、サイドエアバッグ20の膨張展開状態を車両幅方向から見た場合に、着座乗員Pの肩部Sの中心と上腕部Aの長手方向中央部(上腕部Aの重心AC付近)との間の中央付近に位置する。このため、上腕部Aの重心ACの付近に上仕切部26Bが設定されている場合と比較して、前側バッグ部28による上腕部Aの押し上げ力Fを上腕部Aの重心AC付近に良好に作用させることができる。これにより、上腕部Aを効果的に押し上げることが可能になる。
また、本実施形態では、縦仕切部26Aは、サイドエアバッグ20の膨張展開状態を車両幅方向から見た場合に、着座乗員Pの胸部C及び腹部Bの前後方向中央部に沿ってシートバック上下方向に延びるように設定されている。このため、前側バッグ部28と後側バッグ部30とによって、着座乗員Pの胸部C及び腹部Bの側面をその湾曲に沿って前後から覆うように拘束することができる。これにより、胸部C及び腹部Bとサイドエアバッグ20との車両前後方向の位置関係を安定させることができる。
さらに、本実施形態では、サイドエアバッグ20が膨張展開すると、縦仕切部26A及び上仕切部26Bの付近においてサイドエアバッグ20の車両幅方向内側面が車両幅方向外側へ凹む。縦仕切部26Aの付近に形成される凹部40には、胸部Cの側面における前後方向中央部(すなわち車両幅方向外側へ最も張り出した部分)が嵌まり込む。これにより、胸部C(肋骨など)への負荷を低減することができる。また、上仕切部26Bの付近に形成される凹部42には、前側バッグ部28との摺接によって押し上げられた上腕部Aが嵌まり込む。これにより、上腕部Aを押し上げられた位置に良好に拘束することができる。
また、本実施形態では、縦仕切部26A及び上仕切部26Bがテザー26によって構成されているため、当該テザー26の幅寸法の分だけ前側バッグ部28及び後側バッグ部30の膨張厚(膨張展開状態における車両幅方向の寸法)を増加させることができる。これにより、前側バッグ部28及び後側バッグ部30の衝撃吸収ストロークを良好に確保することができる。
次に、本発明の他の実施形態について説明する。なお、前記第1実施形態と基本的に同様の構成・作用については、前記第1実施形態と同符号を付与しその説明を省略する。
<第2の実施形態>
図6には、本発明の第2実施形態に係る車両用サイドエアバッグ装置におけるサイドエアバッグ70の膨張展開途中の状態が側面図にて示されている。このサイドエアバッグ70では、膨張抑制用縫製部としての仮縫い72の構成が、前記第1実施形態における仮縫い58、60とは異なっている。また、前記第1実施形態におけるインナチューブ56が省略されている。それ以外の構成は、前記第1実施形態と同様である。
仮縫い72は、解れ防止処理を施された一端部72A(上端部)が肩拘束部30Aの先端部に位置しており、解れ防止処理を施されていない他端部72B(下端部)が後側バッグ部30の下部側に位置している。つまり、後側バッグ部30における肩拘束部30Aを含む領域に仮縫い72が施されている。この仮縫い72によって基布24の一側部分24Aと他側部分24Bとが縫製されている。仮縫い72の他端部72Bは、インフレータ22の前方側でインフレータ22よりも下方側に位置しており、当該仮縫い72が設定されることにより、インフレータ22から肩拘束部30Aの先端部まで延びるガス流路74が後側バッグ部30の後部側に区画形成されている。
上記の仮縫い72は、インフレータ22からのガスによって後側バッグ部30の内圧が予め設定された値以上になると、解れ防止処理を施されていない他端部72B側から順次解れ始めるように構成されている。また、仮縫い72が他端部72Bから解れ始めるタイミングは、前記第1実施形態と同様に、肩拘束部30Aが着座乗員Pの肩部Sとドアトリム68との間の隙間に展開した後になるように設定されている。これにより、前記第1実施形態と基本的に同様の作用効果を奏する。
しかも、この実施形態では、ガス流路74によってインフレータ22からのガスを肩拘束部30Aに良好に導くことができ(図6の矢印G1参照)、肩拘束部30Aを着座乗員Pの肩部Sとドアトリム68との間へ早期に展開させることが可能になる。また、ガス流路74が設けられた後側バッグ部30の後部側が早期に膨張展開するため、着座乗員Pの上体の側部において前部側よりも荷重耐性が高い背部側(背中側)を後側バッグ部30によって早期に拘束することができる。これにより、サイドエアバッグによる着座乗員の初期拘束性能を向上させることができる。また、着座乗員Pが背中をドアトリム68に向ける方向へ着座乗員Pの上体を回転させることができるので、荷重耐性が低い胸部C及び腹部Bの前部がサイドエアバッグ70から受ける負荷を一層効果的に低減することができる。
<第3の実施形態>
図7には、本発明の第3実施形態に係る車両用サイドエアバッグ装置におけるサイドエアバッグ80の膨張展開途中の状態が側面図にて示されている。このサイドエアバッグ80では、膨張抑制用縫製部としての仮縫い82、84の構成が、前記第1実施形態における仮縫い58、60とは異なっている。それ以外の構成は、前記第1実施形態と同様である。
仮縫い82、84は、上仕切部26Bの長手方向中間部付近に位置する一端部82A、84Aからサイドエアバッグ80の後端側へ延びると共に、サイドエアバッグ80の前後方向中間部付近で下方側へ屈曲している。更に仮縫い82、84は、縦仕切部26Aの上端部と同等の高さにおいてサイドエアバッグ80の前端側へ屈曲しており、他端部82B、84Bが縦仕切部26Aの上端部に至っている。これにより、仮縫い82、84と仕切部26とによって囲まれた膨張抑制領域86が形成されており、インフレータ22からのガスが肩拘束部30Aの上部から前部へと流れるように膨張抑制領域86の上方側にガス流路88が形成されている。
上記の仮縫い82、84は、肩拘束部30Aに位置する一端部82A、84Aが解れ防止処理を施される一方、一端部82A、84Aよりもインフレータ22側に位置する他端部82B、84Bが解れ防止処理を施されていない構成になっている。また、仮縫い82、84が他端部82B、84Bから解れ始めるタイミングは、前記第1実施形態と同様に、肩拘束部30Aが着座乗員Pの肩部Sとドアトリム68との間の隙間に展開した後になるように設定されている。これにより、前記第1実施形態と基本的に同様の作用効果を奏する。
しかも、この実施形態では、これらの仮縫い82、84が解れ始めるまでは、膨張抑制領域86内へのガスの供給が抑制されるため、後側バッグ部30の容量を小さくすることができる。しかも、インフレータ22からのガスが、膨張抑制領域86の上方側に形成されたガス流路88を通って、肩拘束部30Aの上部から前部へと供給されるので、肩拘束部30Aを着座乗員Pの肩部Sとドアトリム68との間へ早期に展開させることが可能になる。
<実施形態の補足説明>
前記第1及び第3実施形態では、サイドエアバッグ20、80がインナチューブ56を備えた構成にしたが、本発明はこれに限らず、インナチューブ56が省略された構成にしてもよい。
また、前記各実施形態では、仕切部であるテザー26に上下一対の連通口36、38が形成された構成にしたが、本発明はこれに限らず、前側バッグ部と後側バッグ部とを連通させる連通口の数及び位置は適宜変更することができる。
また、前記各実施形態では、膨張抑制用縫製部としての仮縫い58、60、72、82、84が後側バッグ部30の内圧上昇によって解れる構成にしたが、本発明はこれに限らず、膨張抑制用縫製部としてのティアシーム(脆弱な縫製部)が後側バッグ部30の内圧上昇によって破断する構成にしてもよい。
また、前記各実施形態では、サイドエアバッグ20、70、80が、前側バッグ部28と後側バッグ部30とに仕切られた構成にしたが、本発明はこれに限らず、前側バッグ部及び後側バッグ部とは仕切られた下側バッグ部をサイドエアバッグの下部に設け、当該下側バッグ部によって着座乗員の腰部を拘束する構成にしてもよい。
また、前記各実施形態では、上仕切部26Bが、サイドエアバッグ20の膨張展開状態において、シートバック14の前方斜め上方へ延びる構成にしたが、本発明はこれに限らず、上仕切部26Bがシートバック14の前後方向に沿って延びる構成にしてもよい。
その他、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施できる。また、本発明の権利範囲が上記各実施形態に限定されないことは勿論である。
10 車両用サイドエアバッグ装置
12 車両用シート
14 シートバック
14A ドア側サイド部(車両幅方向外側の側部)
20 サイドエアバッグ
22 インフレータ
26 テザー(仕切部)
26B 上仕切部
28 前側バッグ部
30 後側バッグ部
30A 肩拘束部
58、60 仮縫い
58A、60A 一端部
58B、60B 他端部
66 サイドドア(車体側部)
70 サイドエアバッグ
72 仮縫い
72A 一端部
72B 他端部
74 ガス流路
80 サイドエアバッグ
82、84 仮縫い
82A、84A 一端部
82B、84B 他端部
86 膨張抑制領域
88 ガス流路

Claims (8)

  1. 車両用シートのシートバックにおける車両幅方向外側の側部に設けられ、車両の側面衝突が検知又は予知された場合に作動されてガスを発生させるインフレータと、
    前記側部に設けられ、外周縁部を縫製部において縫製されると共に、仕切部によって仕切られた前側バッグ部と後側バッグ部とを有、前記後側バッグ部内の後部に収容された前記インフレータからのガスが前記各バッグ部内に供給されて膨張展開し、前記後側バッグ部の上部に設けられた肩拘束部が前記前側バッグ部の上方側で車両前方側へ延びて着座乗員の肩部と車体側部との間に介在されると共に、前記後側バッグ部における前記肩拘束部を含む領域に前記縫製部から離間して施された膨張抑制用縫製部が前記後側バッグ部の内圧上昇によって解れる又は破断することにより、前記領域の車両幅方向の膨張厚が拡大されるサイドエアバッグと、
    を備えた車両用サイドエアバッグ装置。
  2. 前記膨張抑制用縫製部は、前記肩拘束部に位置する一端部が解れ防止処理を施される一方、前記一端部よりも前記インフレータ側に位置する他端部が解れ防止処理を施されていない仮縫いである請求項1に記載の車両用サイドエアバッグ装置。
  3. 前記膨張抑制用縫製部は、前記仕切部のうち前記肩拘束部と前記前側バッグ部との間に位置する上仕切部に沿って設定されている請求項1又は請求項2に記載の車両用サイドエアバッグ装置。
  4. 前記膨張抑制用縫製部は、前記インフレータから前記肩拘束部まで延びるガス流路を前記後側バッグ部の後部側に区画形成している請求項1又は請求項2に記載の車両用サイドエアバッグ装置。
  5. 前記膨張抑制用縫製部は、前記仕切部から前記前側バッグ部とは反対側へ突出する膨張抑制領域を前記後側バッグ部に形成すると共に、前記インフレータからのガスが前記肩拘束部の上部から前部へと流れるように前記膨張抑制領域の上方側にガス流路を形成している請求項1又は請求項2に記載の車両用サイドエアバッグ装置。
  6. 前記仕切部のうち前記肩拘束部と前記前側バッグ部との間に位置する上仕切部は、前記膨張展開状態で前記シートバックの前方斜め上方へ延びるように設定されている請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の車両用サイドエアバッグ装置。
  7. 車両用シートのシートバックにおける車両幅方向外側の側部に設けられ、車両の側面衝突が検知又は予知された場合に作動されてガスを発生させるインフレータと、
    前記側部に設けられ、仕切部によって仕切られた前側バッグ部と後側バッグ部とを有すると共に、前記後側バッグ部内の後部に収容された前記インフレータからのガスが前記各バッグ部内に供給されて膨張展開し、前記後側バッグ部の上部に設けられた肩拘束部が前記前側バッグ部の上方側で車両前方側へ延びて着座乗員の肩部と車体側部との間に介在されると共に、前記後側バッグ部における前記肩拘束部を含む領域に施された膨張抑制用縫製部が前記後側バッグ部の内圧上昇によって解れる又は破断することにより、前記領域の車両幅方向の膨張厚が拡大されるサイドエアバッグと、
    を備え、
    前記膨張抑制用縫製部は、前記インフレータから前記肩拘束部まで延びるガス流路を前記後側バッグ部の後部側に区画形成している車両用サイドエアバッグ装置。
  8. 車両用シートのシートバックにおける車両幅方向外側の側部に設けられ、車両の側面衝突が検知又は予知された場合に作動されてガスを発生させるインフレータと、
    前記側部に設けられ、仕切部によって仕切られた前側バッグ部と後側バッグ部とを有すると共に、前記後側バッグ部内の後部に収容された前記インフレータからのガスが前記各バッグ部内に供給されて膨張展開し、前記後側バッグ部の上部に設けられた肩拘束部が前記前側バッグ部の上方側で車両前方側へ延びて着座乗員の肩部と車体側部との間に介在されると共に、前記後側バッグ部における前記肩拘束部を含む領域に施された膨張抑制用縫製部が前記後側バッグ部の内圧上昇によって解れる又は破断することにより、前記領域の車両幅方向の膨張厚が拡大されるサイドエアバッグと、
    を備え、
    前記膨張抑制用縫製部は、前記仕切部から前記前側バッグ部とは反対側へ突出する膨張抑制領域を前記後側バッグ部に形成すると共に、前記インフレータからのガスが前記肩拘束部の上部から前部へと流れるように前記膨張抑制領域の上方側にガス流路を形成している車両用サイドエアバッグ装置。
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