JP6135213B2 - 半導体発光素子 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体発光素子に関する。
従来から、半導体発光素子の表面に波長変換部材を塗布することによって任意の発光色を得る半導体発光装置が開発されている。
例えば、特許文献1には、半導体素子の上面に波長変換部材を滴下することによって形成されたドーム状の蛍光体含有層が設けられた半導体発光装置において、波長変換部材の膜厚の不均一に起因して生じる色ムラと防止するため、半導体層の発光面は少なくとも1つのコーナー部を有し、蛍光体含有層が、半導体層中央部から外縁部に向けてその膜厚が薄くなっており、少なくとも1つのコーナー部に光を放射しない非放射部を有する半導体発光装置が開示されている。
すなわち、この特許文献1の発光装置は、ディスペンサーを用いて波長変換部材を塗布する際に波長変換部材が半導体発光素子の各コーナー部にまで十分に濡れ広がらないといった問題を考慮して、コーナー部に光を放射しない非放射部を形成して、色ムラと防止するものである。
特開2010−92897号公報
しかしながら、特許文献1に記載されている半導体発光装置は、遮光部や非発光部が半導体層のコーナー部に設けられているのみであるため、半導体層の側面に露出した発光層からの光は波長変換されず、色ムラが生じる。また、発光層の側面から放射される光と、半導体層上面から放射される光は、波長変換部材を通過する距離が異なるので、色ムラが生じる。
そこで本発明は、このような問題を解決するためになされたものである。本発明の目的は、色ムラを改善した半導体発光素子を提供することにある。
本発明によれば、前記課題は次の手段により解決される。
本発明に係る半導体発光素子は、支持基板と、第1半導体層と発光層と第2半導体層とを有してなり、前記支持基板上に設けられた半導体積層構造体と、前記第1半導体層と電気的に接続される第1電極と、前記第2半導体層と電気的に接続される第2電極と、前記半導体積層構造体の上面の一部及び側面を覆い、前記第1及び第2電極と電気的に分離された遮光部材と、前記遮光部材で覆われていない前記半導体積層構造体の上面を覆う波長変換部材と、を有することを特徴とする。これにより、半導体積層構造体の側面が遮光部材で覆われているので、側面からの光の漏れを防ぐことができる。したがって、発光層からの光は半導体積層構造体の上面から放出されることになり、光の波長変換部材を通過する距離がほぼ均一になるので、色ムラが改善できる。
前記半導体積層構造体の上面において、前記波長変換部材は、さらに前記遮光部材の少なくとも一部を覆っていることが好ましい。これにより、遮光部材の半導体積層構造体への密着性が向上する。また、発光層からの光の大部分は、遮光部材で覆われない半導体積層構造体の上面を覆う波長変換部材を通過して放出されるが、本願発明の構成により、遮光部材で覆われない半導体積層構造体の上面から放出された光の一部が遮光部材を覆う波長変換部材を通過するので、遮光部材の開口部の形状の輪郭をぼかすことができる。
前記半導体積層構造体の側面は傾斜が設けられていることが好ましい。これにより、傾斜が順テーパーの場合は、半導体積層構造体の側面が垂直又は逆テーパーである場合と比べて、遮光部材を形成しやすくなる。傾斜が逆テーパーの場合は、半導体積層構造体内において、光を側面で反射させて上方へ光を取り出すことができる。
前記半導体積層構造体の上面の一部及び側面を覆う前記遮光部材は、同一材料であることが好ましい。これにより、半導体積層構造体の上面の一部と側面とを覆う遮光部材の遮光程度が同等になるため、発光のコントラストが良好となる。
前記半導体積層構造体は、第1半導体層と発光層と第2半導体層とを含み、前記第1半導体層と電気的に接続される第1電極と、前記第2半導体層と電気的に接続される第2電極とが設けられている。この第1電極と第2電極は前記支持基板と前記半導体積層構造体との間に設けられていることが好ましい。このようにすると、以下の理由により、第1半導体層と第2半導体層の間の発光層に電流を均一に流す電流均一性を阻害することなく、遮光部材の形状を任意に設定することができる(遮光部材の形状の自由度を向上させることができる)。半導体積層構造体の上面にn側の第1電極、下面にp側の第2電極が設けられた(半導体積層構造体を両電極が挟んでいる)従来の貼り合わせ発光装置では、n電極が遮光部材を兼ねている構成になり、遮光部材の形状は、電流拡散など素子の性能と遮光特性の両方を考慮して決定する必要があり、配置や形状には制限がある。これに対して、この第1電極と第2電極をともに支持基板と半導体積層構造体との間に設けると、遮光部材は遮光特性のみを考慮して形状を設定することができ、第1電極と第2電極は発光層に電流を均一に流す電流均一性を考慮して最適な設計が可能になる。本願発明の好ましい電極構造では、遮光部材が電極と別個に半導体積層構造体に設けられているため、半導体発光素子の電流均一性が阻害されない。ゆえに、遮光部材の形状の自由度が増す。
前記第1電極と前記第2電極とを例えば、絶縁膜を挟んで重ねて形成することもできる(第1電極と第2電極とが平面視で重なっていてもよい)。これにより、第1電極と第2電極を平面視で重なった立体的な配線となり、半導体発光素子全体に対して発光面積の占める割合を拡大することができる。
すなわち、支持基板上の半導体積層構造体が設けられている領域以外の部分で第1電極又は第2電極が占める面積が大きくなると、半導体発光素子全体に対して半導体積層構造体が占める領域の割合が相対的に小さくなるが、第1電極と第2電極を平面視で重なった立体的な配線とすることで、相対的に半導体積層構造体が占める領域の割合を大きくすることができ、発光面積を大きくすることができる。
前記第2電極はパッド電極を備え、前記パッド電極は平面視で前記半導体積層構造体と異なる領域に設けられていることが好ましい。例えば、前記第2電極が、前記支持基板上において前記半導体積層構造体外部に延在するように形成され、その外部に延在した第2電極上にパッド電極が形成されていることが好ましい。このように、支持基板上に前記半導体積層構造体とパッド電極が並置されていると、半導体積層構造体上面にパッド電極形成面を設ける必要がないので、遮光部材の形状の自由度が増す。
前記半導体発光素子が矩形状であって、前記パッド電極が前記半導体発光素子の角部以外の領域に配置されていることが好ましい。これにより、パッド電極の周囲に十分な面積を有しているため、外部電源と接続するためのワイヤボンディングにおいて、その圧力により半導体発光素子が割れることを防ぐことができる。
前記遮光部材は、金属が含有されていることが好ましい。また、前記遮光部材は、反射性物質が含有されている樹脂であることが好ましい。これにより、波長変換部材から半導体積層構造体へ向かう光を効率的に反射させることができ、光取り出し効率が向上する。
本発明の半導体発光素子によれば、色ムラを改善した半導体発光素子を提供することができる。
第一の実施形態に係る半導体発光素子を示す概略平面図である。 第一の実施形態に係る半導体発光素子を示す概略断面図である。 第一の実施形態に係る半導体発光素子を示す概略平面図である。 第一の実施形態に係る半導体発光素子の変形例を示す概略断面図である。 第一の実施形態に係る半導体発光素子の変形例を示す概略平面図である。 第二の実施形態に係る半導体発光素子を示す概略平面図である。 第二の実施形態に係る半導体発光素子を示す概略断面図である。 第二の実施形態に係る半導体発光素子の変形例を示す概略断面図である。 第三の実施形態に係る半導体発光素子を示す概略平面図である。 第四の実施形態に係る半導体発光素子を示す概略平面図である。 第一の実施形態に係る半導体発光素子の製造方法の一工程を示す概略図である。 第一の実施形態に係る半導体発光素子の製造方法の一工程を示す概略図である。 第一の実施形態に係る半導体発光素子の製造方法の一工程を示す概略図である。 第一の実施形態に係る半導体発光素子の製造方法の一工程を示す概略図である。 第一の実施形態に係る半導体発光素子の製造方法の一工程を示す概略図である。 第二の実施形態に係る半導体発光素子の製造方法の一工程を示す概略図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を詳細に説明する。ただし、以下に示す実施形態は、本発明の技術思想を具体化する半導体発光素子を例示するものであって、本発明を以下に限定するものではない。特に実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。また、複数の図面に表れる同一符号の部分は同一の部分又は部材を示す。さらにまた、発明を理解しやすくするために、実施形態を分けて説明するが、これらの実施形態はそれぞれ独立するものではなく、共有できるところは他の実施形態の説明を適用できる。
<第一の実施形態>
第一の実施形態に係る半導体発光素子について図面を用いて詳述する。図1は、第一の実施形態に係る半導体発光素子を示す概略平面図である。図2は、第一の実施形態に係る半導体発光素子を示し、図1のI−I’線における概略断面図である。図3は、第一の実施形態に係る半導体発光素子を示し、図2のII−II’線における概略平面図である(保護膜15c、遮光部材16、波長変換部材18は不図示)。図1及び図3のI−I’線は、同一の線を示している。図4は、第一の実施形態に係る半導体発光素子の変形例を示す概略断面図である。図5は、第一の実施形態に係る半導体発光素子の変形例を示す概略平面図である。ただし、説明の便宜上、図1乃至5は同一縮尺ではない。本明細書において、半導体発光素子100の波長変換部材18形成面を上面と称する。また、本明細書において、層上等でいう「上」とは、必ずしも上面に接触して形成される場合に限られず、離間して上方に形成される場合も含んでおり、部材と部材との間に介在する部材が存在する場合も包含する意味で使用する。さらに、「平面視」とは、波長変換部材18が設けられた側から半導体発光素子100を見ることを指し、透過された状態の平面視という意味を含む。
さらにまた、波長変換部材18が設けられた側を上面とし、光取り出し面側とする。
第一の実施形態に係る半導体発光素子100は、支持基板11、第1半導体層12aと発光層12bと第2半導体層12cとを有する半導体積層構造体12、第1電極13、反射電極14aと配線電極14bとパッド電極14cとを有する第2電極14、絶縁膜15a、15b、保護膜15c、遮光部材16、バンプ17、波長変換部材18、第1電極接着層13a、支持基板側接着層19、裏面接着層110を備える。
第一の実施形態に係る半導体発光素子100は、例えば、図2に示すように、底面に裏面接着層110を有する矩形状の支持基板11の上に、支持基板側接着層19、第1電極接着層13aをこの順に備え、第1電極接着層13a上に第1電極13、第1電極13の上に反射電極14aと配線電極14bとパッド電極14cとを備える第2電極14を有している。第1電極13と第2電極14の間には、絶縁膜15bが形成され、第1電極13と第2電極14間は絶縁されている。さらに、パッド電極14c上を除く第2電極14の上には、第2半導体層12c、発光層12b、第1半導体層12aを順に積層した、支持基板11と同様に略矩形状の半導体積層構造体12が設けられている。
具体的には、半導体積層構造体12は、支持基板11とほぼ同じ大きさの略矩形状であるが、パッド電極14c上がバンプ17を形成するために除去されて、図1に示すように、平面視をすると半導体積層構造体12の向かい合う2辺の中央部が半円状に内側にへこんでいる(以下、内側にへこんだ部分を除去部という)。また、図2に示すように、半導体積層構造体12において、第1半導体層12aの上面は粗面又は凹凸形状となっている。また、図1及び図3に示すように、第2半導体層12c及び発光層12bを部分的に除去して、第1半導体層12aと第1電極13とを接続する複数の貫通孔13bが設けられている。貫通孔13bの壁面は支持基板11側が徐々に拡がるように傾斜しており、さらに第1半導体層12aの壁面には段差がある。貫通孔13bの横断面は略楕円形であり、複数の貫通孔13bは縦横ほぼ等間隔になるように行列を成して、半導体積層構造体12の全面に配列されている。
第2電極14において、反射電極14aは第2半導体層12cのほぼ全面を覆うように設けられている。反射電極14aの第2半導体層12cと接する面とは反対側の面を覆うように配線電極14bが設けられる。配線電極14bは、半導体積層構造体12の除去部に延伸される。半導体積層構造体12の除去部に延伸された配線電極14b上には、パッド電極14cが形成される。このようにして、パッド電極14cは支持基板11上において、半導体積層構造体12が形成されていない領域に設けられる。パッド電極14cは、1つの半導体発光素子100に対して2つ設けられており、半導体発光素子100の向かい合う2辺の中央部分の、素子端部に近い位置にそれぞれ設けられている。このように、パッド電極14cは、半導体発光素子100の角部以外の領域に配置されていることが好ましい。さらに、2つのパッド電極14c上にそれぞれ、外部電源と接続するためのバンプ17が形成される。
第1電極13は、第1電極接着層13a上に、半導体積層構造体12よりも大きい面積でかつ平面視で半導体発光素子100のほぼ全面を覆うように形成される。第1電極13は、面積が半導体積層構造体12より大きいため、半導体積層構造体12の外側に延在する部分を有している。また、第1電極13と第2電極14は、平面視で重なる領域を持っている。第1電極13は、貫通孔13bを介して第1半導体層12aと接続される。貫通孔13bは、上述したように、第2半導体層12cから第1半導体層12aへ向かって幅が狭くなるような穴となっている。尚、貫通孔13bは、半導体積層構造体12の第2半導体12c、発光層12b、第1半導体層12aだけではなく、第2電極14の反射電極14a、配線電極14bも貫通するように形成されている。第1電極13と第2電極14間、第1電極13と第2半導体12c及び発光層12間は絶縁膜15bによって絶縁されている。
第1電極13と第2電極14の間の絶縁膜15bが第1半導体層12aの一部の壁面を覆う位置まで貫通孔内に延びて形成されている。すなわち、絶縁膜15bは、貫通孔13b内において、第2電極14の壁面、第2半導体層12cの壁面、発光層12bの壁面、第1半導体層12aの一部の壁面を覆っている。第2半導体層12cの表面において、反射電極14aが形成されていない部分には絶縁膜15aが設けられる。したがって、第2半導体層12cの表面は、反射電極14aまたは絶縁膜15aのいずれかで覆われている。さらに、第1電極13、第2電極14が形成された表面を除く半導体積層構造体12の表面、つまり、半導体積層構造体12の側面と上面は、保護膜15cで被覆されている。
半導体積層構造体12の上面の一部及び側面は、保護膜15cを介して遮光部材16で覆われている。遮光部材16は平面視でNという文字を円で囲んだ形状の開口部を有しており、開口部を介して保護膜15cが露出している。波長変換部材18は、遮光部材16で覆われない半導体積層構造体12の上面に接するように設けられる。波長変換部材18は、半導体積層構造体12全体を覆っていてもよく、本実施形態では、波長変換部材18が、遮光部材16、バンプ17の側面、遮光部材16から露出した保護膜15c、パッド電極14cを覆うように設けられている。波長変換部材18の上面はバンプ17とほぼ同じ高さであり、バンプ17は上面が波長変換部材18から露出している。本実施形態において、波長変換部材18は上面と側面が略垂直になるように設けられ、半導体発光素子100は全体として立方体又は直方体のような外観をしている。
以下、本実施形態の各構成について詳述する。
(支持基板11)
支持基板としては、主に、Si基板の他、GaAsの半導体基板、Cu、Ge、Niの金属材料、Cu−Wの複合材料等の導電性基板が挙げられる。加えて、Cu−Mo、AlSiC、AlSi、AlN、SiC、Cu−ダイヤ等の金属とセラミックの複合体等も利用できる。例えば、Cu−W、Cu−Moの一般式は、Cu100−x(0≦x≦30)、CuMo100−x(0≦x≦50)のようにそれぞれ示すことができる。またSiを用いる利点は安価でチップ化がしやすい点である。支持基板の好ましい板厚としては50〜500μmである。支持基板の板厚をこの範囲に設定することで放熱性が良くなる。また、支持基板に導電性基板を使用すれば、基板側からの電力供給が可能になる他、高い静電耐圧及び放熱性に優れた素子とできる。また、Si、Cu(Cu−W)等の不透光性の材料で放熱性に優れた支持基板を用い、それと半導体層との間、若しくは半導体層内に反射構造を設けて、支持基板と反対側から光りを取り出す構造とすると、放熱性、発光特性に優れた半導体発光素子を構成することができる。
また、メッキにより、支持基板、支持基板との間の接着部を形成することもできる。また、支持基板を設けない素子でも良く、発光装置の載置部、基台上に直接実装されても良い。
(半導体積層構造体12)
半導体積層構造体を構成する第1半導体層、発光層及び第2半導体層としては、特に限定されるものではなく、例えば、InAlGaP系、InP系、AlGaAs系、これらの混晶、GaN系等の窒化物半導体を用いて構成することができる。窒化物半導体としては、より具体的には、GaN、AlNもしくはInN、又はこれらの混晶であるIII−V族窒化物半導体(InAlGa1−X−YN(0≦X、0≦Y、X+Y≦1))が挙げられる。さらに、III族元素として一部又は全部にBを用いても、V族元素としてNの一部をP、As、Sbで置換した混晶であってもよい。これらの半導体層は、通常、n型、p型のいずれかの不純物がドーピングされている。
第1及び第2半導体層において、第1半導体層とは、n型又はp型半導体層を指し、第2半導体層とは、第1半導体層とは異なる導電型、つまりp型又はn型半導体層を示す。好ましくは、第1半導体層がn型半導体層であり、第2半導体層がp型半導体層である。
半導体層は、単層構造でもよいが、MIS接合、PIN接合又はPN接合を有したホモ構造、ヘテロ構造又はダブルへテロ構造等の積層構造であってもよい。つまりは、n型半導体層とp型半導体層とが直接接して発光部となる素子でもよいし、n型半導体層とp型半導体層との間に活性層を設けて、活性層が発光部となる素子でもよい。
各半導体層の膜厚は特に限定されるものではなく、適宜調整することができる。
発光層12bを有する半導体積層構造体12は、遮光部材16が設けられる場合、遮光部材16が発光層12からの光を遮るので、平面視でどのような形状であっても構わない。本実施形態では略矩形状であるが、円形、楕円形、多角形等任意の形状とすることができる。また、遮光部材16が設けられない場合であっても、発光層12bを任意の形状にすれば、発光層12bの形状と同様の発光形状をつくることができる。
半導体積層構造体12は、平面視で第2半導体層12cの面積よりも第1半導体層12aの面積の方が小さくなるように、その側面は傾斜が設けられている。つまり、本実施形態では側面が順テーパーになっている。このとき、半導体積層構造体12の上面と側面の間の曲部の角度が鈍角になって角度が緩やかになるため、半導体積層構造体12の上面と側面とにまたがる遮光部材16の割れを抑制できる。また、半導体積層構造体12の側面は、第2半導体層12cの面積よりも第1半導体層12aの面積の方が大きくなるように逆テーパーとしてもよい。このとき、半導体積層構造体12内において、光を側面で反射させて上方へ光を取り出すことができる。
第1半導体層12aの上面は、粗面又は凹凸が形成されている。これにより、光取り出し効率が向上する。また、第1半導体層12aの上面全面に粗面又は凹凸を形成する必要はなく、少なくとも後述する遮光部材16の開口部、すなわち遮光部材16に覆われない第1半導体層12aの上面に形成されていればよい。
(遮光部材16)
遮光部材は、反射率の高い材料が好ましい。例えば、ニッケル(Ni)、白金(Pt)パラジウム(Pd)、ロジウム(Rh)、ルテニウム(Ru)、オスミウム(Os)、イリジウム(Ir)、チタン(Ti)、ジルコニウム(Zr)、ハフニウム(Hf)、バナジウム(V)、ニオブ(Nb)、タンタル(Ta)、コバルト(Co)、鉄(Fe)、マンガン(Mn)、モリブデン(Mo)、クロム(Cr)、タングステン(W)、ランタン(La)、銅(Cu)、銀(Ag)、イットリウム(Y)、アルミニウム(Al)、シリコン(Si)これらの酸化物又は窒化物からなる群から選択された少なくとも一種を含む材料、金属、合金の単層膜又は積層膜により形成することができる。また、金属と絶縁膜の両方が含有されて構成されることもできる。膜厚は特に限定されることなく、得ようとする特性を考慮して適宜調整することができる。また、例えば反射性物質を含む樹脂を用いてもよい。反射性物質としては、ZrO、Al、TiO、SiO等を、樹脂としては、シリコーン樹脂、変性シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、変性エポキシ樹脂、アクリル樹脂等が使用できる。DBR(Distributed Bragg Reflector)膜としてもよい。
遮光部材16は、半導体積層構造体12の上面の一部と全ての側面を被覆している。本実施形態では、上面の一部と全ての側面に設けられた遮光部材16は一体となっているが、半導体積層構造体12の側面を被覆していれば、上面と側面の遮光部材16は離間していても良い。本実施形態において、「一体」とは、上面の遮光部材16と側面の遮光部材16とが連結されている部分を有することを指す。半導体積層構造体12の上面の一部及び側面を覆う遮光部材16は、上面と側面が一体、又は離間している場合のいずれであっても、同一材料、異なる材料を使用することができる。同一材料であれば、遮光部材16の遮光程度を半導体発光素子100全体で均一にすることができるため、発光のコントラストが良好になる。また、製造工程を簡略化できる。
上面においては、平面視でNという文字を円で囲んだ形状の開口部を形成している。この開口部はこれ以外にも、円、楕円、多角形、文字、記号、絵、イラスト等任意の形状とすることができる。半導体積層構造体12の全ての側面を被覆している遮光部材16があることで、発光層12bの側面からの光の放出を防ぐことができる。
したがって、波長変換部材18を通って波長変換した光と発光層12bから側面方向に波長変換されずに出た光との混色による色ムラが生じない。また、半導体積層構造体12から放出する光は上面方向が主となり、ほぼ全ての光が波長変換部材を通過して波長変換されることに加え、遮光部材16により余分な光を遮っているので、発光面を所望の形状にかつ明瞭に光らせることができる。
また、例えば図4に示すように、遮光部材16に覆われた第1半導体層12aの上面を平坦面とした場合、その平坦面における光の散乱を抑制することができるため光の損失が少なくなり発光効率がよくなる。
(波長変換部材18)
波長変換部材は、半導体発光素子からの光の一部を異なる波長の光に変換する光変換物質を含有する樹脂からなる。光変換物質は、少なくとも、発光層からの発光波長によって励起され蛍光光を発する。光変換物質は、公知の蛍光体を用いることができ、例えばYAG系蛍光体が使用できる。樹脂は目的や用途に応じて、フェニル系シリコーン樹脂、ジメチル系シリコーン樹脂、硬質ハイブリットシリコーン樹脂等のシリコーン系樹脂、エポキシ系樹脂を用いることができる。樹脂には蛍光体の他に、フィラー、拡散剤等を含有させることができる。これにより、発光層からの光を変換させ、例えば、白色系、電球色等の所望の光を発する半導体発光素子を得ることができる。
波長変換部材18は、平面視で少なくとも遮光部材16から露出された半導体積層構造体12を覆っていればよい。さらに遮光部材16の少なくとも一部を覆っていることが好ましい。さらにまた、波長変換部材18は、平面視において、遮光部材16の開口部の形状の輪郭に沿って、遮光部材16と遮光部材16から露出された半導体積層構造体12とにまたがって設けられるのが好ましい。このような本実施形態の好ましい構成によれば、発光層12bからの光の大部分は、遮光部材16で覆われない半導体積層構造体12の上面を覆う波長変換部材18を通過して放出されるが、遮光部材16を覆う波長変換部材18を通過する光も存在するので、遮光部材16の開口部の形状の輪郭をぼかすことができる。また、遮光部材16と保護膜15cの密着性、ひいては遮光部材16の半導体積層構造体12への密着性が向上する。波長変換部材18は、半導体積層構造体12の上面と側面とを覆う保護膜15cと遮光部材16、パッド電極14c、バンプ17の露出面を覆っている。すなわち、波長変換部材18は、遮光部材16の開口部を満たしている。波長変換部材18は、上面と、ほぼ垂直な側面と、を有しており、平面視で矩形状である。波長変換部材18の上面は、バンプ17の上面とほぼ同じ高さである。これにより、バンプ17の上面が波長変換部材18から露出しているので、バンプ17が平面視で半導体発光素子100のどの位置にあってもワイヤーと接続することができ、バンプ形成位置を自由に設定することができる。波長変換部材18の表面は粗面であってもよく、これにより波長変換部材18から外部へ光が出るときに全反射しにくく、放出されやすくなるため、光取り出し効率が向上する。
波長変換部材18は、板状のものであってもよい。例えば、遮光部材16で覆われない半導体積層構造体12上に、それよりも大きい面積の板状の波長変換部材18を、接着用の樹脂を用いて設けることもできる。
(第1電極13、第2電極14)
第1、第2電極は、例えば、ニッケル(Ni)、白金(Pt)パラジウム(Pd)、ロジウム(Rh)、ルテニウム(Ru)、オスミウム(Os)、イリジウム(Ir)、チタン(Ti)、ジルコニウム(Zr)、ハフニウム(Hf)、バナジウム(V)、ニオブ(Nb)、タンタル(Ta)、コバルト(Co)、鉄(Fe)、マンガン(Mn)、モリブデン(Mo)、クロム(Cr)、タングステン(W)、ランタン(La)、銅(Cu)、銀(Ag)、イットリウム(Y)、アルミニウム(Al)、シリコン(Si)、金(Au)これらの酸化物又は窒化物、ITO、ZnO、In等の透明導電性酸化物からなる群から選択された少なくとも一種を含む金属、合金の単層膜又は積層膜により形成することができる。膜厚は特に限定されることなく、得ようとする特性を考慮して適宜調整することができる。
(反射電極14a)
反射電極14aは、発光層12bからの光を効率よく反射させることを意図するものであるため、第2半導体層12cの略全面に、広い面積で形成されることが好ましい。ここで略全面とは、第2半導体層12cの外縁及び第1半導体層12aの露出部の外縁以外の領域を指し、例えば、半導体発光素子100の上面積の70%以上、80%以上であることが好ましい。これにより、反射電極14aの第2半導体層12cへの接触面積を最大限として、接触抵抗を低下させて駆動電圧を低減させることができる。また、発光層12bからの光を、第2半導体層12cの略全面積で反射させることが可能となり、光の取り出し効率を向上させることができる。反射電極14aは、第1電極13を第1半導体層12aに導通させるための貫通孔13bが形成されているので、複数の穴が設けられたような形状をしている。
反射電極は、発光層の出光を反射させるために、Al、Rh、Agから選択された少なくとも一種金属又は合金の単層膜又は積層膜により形成することが好ましく、なかでもAg又はAg合金を含む金属膜を含むことが好ましい。
反射電極は、マイグレーション防止のためにカバー電極となる別の金属含有層で側面と下側(支持基板側)が完全に被覆されていてもよい。本実施形態においては、反射電極はその下側が配線電極で、側面が絶縁膜で覆われているので、これらがカバー電極としての役割も担っている。
(配線電極14b)
反射電極14aの下側には、配線電極14bが設けられている。配線電極14bは、反射電極14aのほぼ全面を覆い、また反射電極14aと外部電源とを接続するために半導体積層構造体の外側まで延伸し、平面視で半導体積層構造体から露出する領域を持つ。配線電極14bも、発光層12bからの光を反射する機能を有しているのが好ましく、また導電性が高い材料であることが好ましい。
(パッド電極14c)
平面視で半導体積層構造体12から外部に延伸した配線電極14b上には、パッド電極14cが形成されている。パッド電極14cは、その上面に外部電源や配線と接続するためのバンプ17が形成される。本実施形態において、2つのパッド電極14cが、半導体発光素子100の角部以外の領域であって、半導体積層構造体12を間に挟むように素子端部の辺に配置されており、向かい合うものどうしの形状は円形で等しい。パッド電極14cは、角部以外の領域に設けることが好ましく、外部接続用のワイヤーが発光を遮ることを考慮すると半導体発光素子100の周辺付近に配置した方がよいが、半導体発光素子100の中央領域に形成してもよい。半導体発光素子100の大きさや半導体積層構造体12の形状に合わせて、適宜大きさ、個数、配置を変更することができる。
(第1電極13)
第1電極13は、平面視で半導体積層構造体12よりも大きく半導体発光素子100の略全面に広く設けられる。第1電極13は、第1半導体層12aと導通するために、絶縁膜15bによって絶縁されて第2電極14の下側から、配線電極14b、反射電極14a、第2半導体層12c、発光層12b、第1半導体層12aの一部の側面へ延びるように設けられて第1半導体層12aと接している。第1電極13は、貫通孔13bを満たしており、貫通孔13b内において第1電極13の上面とその上面につながる側面の一部が絶縁膜15bから露出されており、第1電極13の上面と絶縁膜15bから露出した側面の一部で第1半導体層12aと接している。以上のような構成により、貫通孔13b内において、第1電極13の側面が全て絶縁膜15bで被覆されるよりも、第1電極13と第1半導体層12aとの接触面積が大きくなるため、電流が広がり易くVf(順方向電圧)が低減する。また、貫通孔13b内において第1半導体層12aの壁面には絶縁膜15bの端部に段差が形成されている。
本実施形態においては、平面視で、楕円形状の複数の貫通孔13bが行列を成して等間隔に配置され、この複数の貫通孔13bを介して第1電極13は複数の箇所で第1半導体層12aと接続されている。これにより、複数の箇所から第1半導体層12aに電流が注入できるので、発光層に注入する電流密度を均一にでき、Vf(順方向電圧)を低減でき、均一発光が可能となる。また、第1電極13は第1電極接着層13aと絶縁膜15bの間で一体化されて電気的に導通しているので、第1電極13には少なくとも1つのパッド電極を設ければよい。また、複数の貫通孔13bを小さい面積で分散配置することが可能で発光面積を減少させることなく十分大きく確保することができる。
貫通孔13bの平面視での形状は楕円形に限らず、円形、多角形、線状、曲線状等任意の形状とすることができ、形状が統一されていなくてもよいし、複数が繋がるような形状でもよい。形状は、面積が小さすぎるとVfが高くなる虞があるので、円形よりも少し面積を大きくできる楕円形や、例えば図5のような直線状とすることもできる。配置する数や位置は、半導体積層構造体12や遮光部材16の大きさや形状によって適宜変更することができる。したがって、行列配置に限らず、線対称配置、点対称配置、距離が不均一な配置であってもよい。
第1電極13は、第1半導体層12aと接続されるので、第1半導体層12aと良好なオーミック接触が可能な材料を用いて構成することが好ましい。また、第1電極13には貫通孔13bにおいて半導体積層構造体12からの光が絶縁膜15bを介して照射されるので、第2電極14と同様に発光層12bから出た光を反射する材料により構成することが好ましい。したがって、第1電極13の材料は、第1半導体層12aとのオーミック性と発光層12bから出た光を良好に反射できる点を考慮して選択される。第1電極13の材料として、Al、Al合金が挙げられる。
(絶縁層15a、15b)
絶縁膜、保護膜は、例えば、Si、Ti、V、Zr、Nb、Hf、Ta、Alよりなる群から選択された少なくとも一種の元素を含む酸化膜、窒化膜、酸化窒化膜等が挙げられる。特に、SiO、ZrO、SiN、SiON、BN、SiC、SiOC、Al、AlN、AlGaNが挙げられる。保護膜は、単一の材料の単層膜又は積層膜でもよいし、異なる材料の積層膜でもよい。DBR膜(分布ブラッグ反射膜): Distributed Bragg Reflector)としてもよい。
絶縁層15aは、平面視で反射電極14a及びパッド電極14cの間を満たすように配置されている。絶縁層15bは、第1電極13と第2電極14、詳細には第1電極13と配線電極14bの間に設けられており、貫通孔13b内では、配線電極14bの下側から第1半導体層12aまで延在して設けられており、第1電極13、配線電極14b、反射電極14a、第2半導体層12c、発光層12b、第1半導体層12aの一部、の側面を覆っている。この絶縁層15bにより第1電極と第2電極とが絶縁されているので、電極の立体的な構造が可能になっている。
(第1電極接着層13a)
第1電極は、第1電極の下面のほぼ全面に形成された第1電極接着層によって、支持基板側接着層と接合される。第1電極接着層と支持基板側接着層を接合したものを接着部材とする。第1電極接着層は第1電極に使用可能な材料を用いることができ、この他にもSi、Au、Su、Pd、In等の金属も使用可能で、これら材料の単層、積層並びに合金などが利用できる。第1電極接着層は、密着層、バリア層、共晶層を有することが好ましい。第1電極接着層は接合のための機能と、第1電極のように電流供給としての機能を兼ねることができる。第1電極接着層と支持基板側接着層との接合面をAu−Au接合にすれば、熱に対する耐性が強いため信頼性の高い半導体発光素子とすることができる。
(支持基板側接着層19)
支持基板側接着層19は、支持基板11の上面のほぼ全面に形成され、支持基板11のオーミック電極且つ第1電極接着層と接合するためのものであり、第1電極接着層と同様の材料を用いることができる。支持基板側接着層19は、密着層、バリア層、共晶層を有することが好ましい。支持基板側接着層19を金属の積層構造にする場合、第1電極接着層をAuで構成するときには第1電極接着層とAu−Au接合するために、最上面はAuであることが好ましい。
(裏面接着層110)
裏面接着層は、支持基板の支持基板側接着層19が形成されている面と反対側に形成されオーミック電極として機能し、且つ半導体発光素子を実装基板に実装するための層である。TiSi、Ti、Pt、Ru、Au、Suなどの金属を含む層やその積層構造とすることができる。第1電極接着層、支持基板側接着層と同様の材料を使用することができるが、樹脂を用いてもよい。
<第二の実施形態>
次に、第二の実施形態に係る半導体発光素子について説明する。図6は、第二の実施形態に係る半導体発光素子を示す概略平面図である。図7は、第二の実施形態に係る半導体発光素子を示し、図6のIII−III’線における概略断面図である。

図8は、第二の実施形態に係る半導体発光素子の変形例を示す概略断面図である。ただし、説明の便宜上、図6乃至8は同一縮尺ではない。第二の実施形態に係る半導体発光素子200は、遮光部材26と波長変換部材28の形状、配置が異なる以外は、第一の実施形態と実質的に同様である。
第二の実施形態に係る半導体発光素子200は、半導体積層構造体22の上面の一部と側面とを覆う遮光部材26が、半導体積層構造体22の上面にNという文字を円で囲んだ形状の開口部を有するように設けられている。波長変換部材28は遮光部材26の開口部を満たして設けられている。すなわち、遮光部材26で覆われない半導体積層構造体22の上面は、保護膜25cを介して波長変換部材28に覆われている。遮光部材26の上面と、波長変換部材28の上面と、バンプ27の上面はほぼ同じ高さとなっており、遮光部材26の上面は波長変換部材28から露出している。半導体発光素子200の外観が略直方体となるように、遮光部材26の上面と側面は垂直に交わっている。2つのバンプ27は、波長変換部材28のNという文字を囲む円の外側の半導体発光素子200の端部であって向かい合う2辺の中央付近にそれぞれ設けられている。
第1半導体層22aの上面は粗面又は凹凸が形成された面となっている。
遮光部材26で覆われない第1半導体層22aの上面のみを粗面又は凹凸が形成された面にして、遮光部材26に覆われた第1半導体層22aの上面を平坦面とすることもできる。
これによれば、波長変換部材28の周囲に遮光部材26が存在し、波長変換部材28の側面は全て遮光部材26で被覆されている。したがって、発光層22bからの光は半導体積層構造体22の上面であって、且つ波長変換部材28の上面からしか放出されないので、色ムラが抑制できる。したがって、波長変換部材28を任意の形状に形成していれば、発光の指向性が良いのでその形状をより明瞭に発光させることができる。
<第三の実施形態>
次に、第三の実施形態に係る半導体発光素子について説明する。図9は、第三の実施形態に係る半導体発光素子における反射電極34aの形状を示す横断面図である。ここで、横断面図とは支持基板の上面と平行な断面図である。第三の実施形態に係る半導体発光素子300は、反射電極34aの形状が異なる以外は、第一の実施形態と実質的に同様である。当該横断面図には、半導体積層構造体、絶縁膜、保護膜、遮光部材、バンプ、波長変換部材は現れていないが、その構成は第一の実施形態と同様である。
第三の実施形態に係る半導体発光素子300は、反射電極34aの平面形状が、遮光部材36の開口部と同様の形状でありNという文字を円で囲んだ形状になっており、発光面から反射電極34aを透視して見たとき、反射電極34aは遮光部材36の開口部と重なっている。
第一の実施形態と同様の矩形状の配線電極34bは反射電極34aの下側に反射電極34aよりも大きい面積で設けられている。配線電極34bの下の第1電極33を第1半導体層32aに接続するための貫通孔33bを形成するために、反射電極34aと配線電極34bには楕円形の穴が複数均等に形成されている。尚、貫通孔33bは、反射電極34aが形成されている部分だけに形成すればよい。また、配線電極34b上であって、反射電極34aが形成されていない領域には絶縁膜が設けられており(図9には図示していない)、反射電極34aと絶縁膜の上に半導体積層構造体が半導体発光素子300と同様の略矩形状に形成される。
電流は、第2半導体層32cと接する反射電極34aから半導体積層構造体32へ供給される。したがって、主として電流は、反射電極34aが接する第2半導体層32cを厚さ方向に流れて発光層32bに注入されるため、発光領域も反射電極34aと同様の形状となる。そのため配線電極34bの形状は発光領域の形状に影響しないが、反射電極34aと同じ形状でも異なる形状としてもよい。遮光部材36があればより明瞭な発光形状にすることができるが、このような構成にすれば、遮光部材36がなくても反射電極34aに応じて任意の発光形状をつくることができる。
<第四の実施形態>
次に、第四の実施形態に係る半導体発光素子について説明する。図10は、第四の実施形態に係る半導体発光素子を示す概略平面図である。第四の実施形態に係る半導体発光素子400は、半導体積層構造体42と反射電極44aの形状が異なる以外は、第一の実施形態と実質的に同様である。概略平面図では、絶縁膜、保護膜、遮光部材、バンプ、波長変換部材を省略している。
第四の実施形態に係る半導体発光素子400は、半導体積層構造体42と反射電極44aが平面視で略同一形状で重なっており、それぞれNという文字を円で囲む形状を成している。半導体積層構造体42の側面は、保護膜45cを介して遮光部材46が設けられており、遮光部材46で覆われない半導体積層構造体42が波長変換部材で覆われている(不図示)。
したがって、第四の実施形態に係る半導体発光素子400において、半導体積層構造体42の表面は、遮光部材46と波長変換部材のいずれかにより覆われている。
これにより、半導体積層構造体42(発光層42b)を所望の形状にすることにより、半導体積層構造体42と同じ発光層42b形状で発光するので、明瞭な発光形状とすることができる。また、半導体積層構造体42は少なくとも側面が遮光部材46で被覆されていれば、発光層42bからの光は、半導体積層構造体42を被覆する波長変換部材48の上面方向のみで波長変換されるので、色ムラを改善でき、より明瞭な発光形状とできる。
次に、本発明の第一の実施形態の半導体発光素子100の製造方法について図面を用いて詳述する。図11乃至15は、第一の実施形態に係る半導体発光素子の製造方法の一工程を示す概略図である。製造方法の工程は、図11(A)〜(F)、図12(G)〜(J)、図13(K)〜(N)、図14(O)〜(R)、図15(A)〜(D)の順に行われる。
<半導体積層構造の形成>
まず、成長基板10のウエハを準備する。成長基板10は、半導体積層構造体をエピタキシャル成長させるのに適した材料から形成され、基板の大きさや厚さ等は特に限定されない。窒化物半導体のエピタキシャル成長に適した基板としては、サファイア、スピネル等の絶縁性基板、透光性基板や、SiC、窒化物半導体(例えば、GaN等)、CuW等の導電性基板が挙げられる。成長基板10の表面は凹凸を有していてもよい。このサファイア基板10をMOCVD装置内に設置し、このサファイア基板10の凹凸を有する表面に、図11(A)に示すように、第1半導体層12a、発光層12bおよび第2半導体層12cを順に成長させることで、半導体積層構造が形成される。
<反射電極14aの形成>
図11(A)に示すように、第2半導体層12cの表面に所定の形状にパターンニングされた反射電極14aを形成する。パターンニングされた反射電極14aは、図示はしていないが、貫通孔13bのための穴を有している。電流注入により発光する領域を大きくするために、反射電極14aは第2半導体層12cのほぼ全面に形成する。反射電極14aは、光を反射させる側に形成する電極であるため、反射させることが可能な電極構造とし、具体的には、例えば、反射率の高い反射層を有するものとする。反射電極14aは、この反射層を第2半導体層接触側に有することが好ましいが、例えば、光透過する薄膜の密着層を介して、例えば密着層/反射層の順に積層した多層構造とすることもできる。
<絶縁膜15aの形成>
図11(B)に示すように、反射電極14aから露出した第2半導体層12c上に絶縁膜15aを形成する。例えば、反射電極14aは、互いに隣接若しくは離間して設けられていてもよい。絶縁膜15aは反射電極14aの一部を覆うように設けることもできる。第2半導体層12cの表面上に選択的に設けられた反射電極14aは第2半導体層12cに導通されている。
<配線電極14bの形成>
図11(C)に示すように、反射電極14aと絶縁膜15aの上の略全面に配線電極14bを形成する。配線電極14bは反射電極14aと同様に貫通孔13b用のための穴が設けられている。配線電極14bの貫通孔13b用の穴と反射電極14aの貫通孔13b用の穴は重なるように反射電極14aと配線電極14bを形成する。
<貫通孔13bの形成(半導体積層構造のエッチング)(1)>
貫通孔13bとなる領域を除いて、絶縁膜15aと配線電極14bの上面にレジストを設け、エッチングする。エッチングによりレジスト開口部を介して、絶縁膜15a、第2半導体層12c、発光層12b、第1半導体層12aの一部を除去して、図11(D)に示すように、第1半導体層12aを露出させ貫通孔13bを形成する。
この時、第1半導体層12aは発光層12bとの界面が露出するまでエッチングしてもよいし、第1半導体層12aの内部までエッチングしてもよい。
<絶縁膜15bの形成>
図11(E)に示すように、貫通孔13bの壁面を構成する配線電極14b、絶縁膜15a、反射電極14a、第2半導体層12c、発光層12b、第1半導体層12aの表面を全て被覆する絶縁膜15bを形成する。この絶縁膜15bによって、第1電極が第2電極、第2半導体層12c及び発光層12bと絶縁される。
<貫通孔13bの形成(半導体積層構造のエッチング)(2)>
図11(F)に示すように、貫通孔13bにおいて、第1半導体層12aが露出するように絶縁膜15bをエッチングにより除去する。さらに絶縁膜15bをエッチングした際のダメージを除去するために第1半導体層12aの一部を除去する。
<第1電極13の形成>
図12(G)に示すように、絶縁膜15b上に第1電極13を形成する。このとき、第1電極は貫通孔13bを埋め込み、第1半導体層12aの露出面と接する。
続いて、第1電極13の上面をCMP(ケミカル・メカニカル・ポリッシュ)処理するか研磨し、平坦化する(図12(H))。第1電極13は、貫通孔13bがあるためにその孔の位置に凹部が形成されてしまうが、研磨等を行い表面を平坦化することで、後の貼り合わせ工程で接着層間にボイドが発生するのを防止することができる。
<第1電極接着層の形成>
図12(I)に示すように、平坦化された第1電極13上に、貼り合わせ時に支持基板側接着層と接着するための第1電極接着層13aを形成する。第1電極13の表面が平坦であるので、その上に形成される第1電極接着層13aも平坦となる。
<貼り合わせ工程>
他方、支持基板側接着層19が形成された支持基板11を準備する。図12(J)及び図13(K)に示すように、支持基板側接着層19と第1電極接着層13aとを熱圧着により接着する。このとき、支持基板側接着層19と第1電極接着層13aを構成する材料の一部が合金化されていてもよいし、材料の成分が拡散していてもよい。
<素子分離工程(半導体積層構造体12の形成)>
図13(L)に示すように、第1半導体層12a上の成長基板10は、成長基板10側からエキシマレーザやフェムト秒レーザを含む固体レーザ等を照射して剥離・除去する(Laser Lift Off:LLO)か、又は研削によって取り除かれる。成長基板10を除去後、露出した第1半導体層12aの表面をCMP処理することで所望の膜である第1半導体層12aを露出させる。その後、図13(M)に示すように、第1半導体層12aの上面にレジストを設けてRIE等でエッチングし、個々の半導体発光素子100を構成する複数の半導体積層構造体12に分離する。このエッチングにより、半導体積層構造体12間の半導体積層構造が除去された部分には絶縁膜15aが露出される。半導体積層構造体12の上面は、TMAH(水酸化テトラメチルアンモニウム)溶液により異方性エッチングを行う。この処理により、図13(N)に示すように、第1半導体層12aの表面が粗面になり、光取り出し効率が向上する。
<パッド電極14cの形成>
半導体積層構造体12間に露出した絶縁膜15aの上面に開口部を有したレジストを設け、その開口部を介して絶縁膜15aを除去して、図14(O)に示すように、開口部底面に配線電極14bを露出させる。図14(P)に示すように、その開口部底面に露出した配線電極14b上にパッド電極14cを形成した後、レジストを除去する。
<保護膜15cと裏面接着層110の形成>
図14(Q)に示すように、半導体積層構造体12の上面と側面とを被覆する保護膜15cを形成する。また、図14(R)に示すように、支持基板の裏面全面に、半導体発光素子100を実装基板に実装するための裏面接着層110を形成する。
<遮光部材16、バンプ17、波長変換部材18の形成>
図15(A)に示すように、半導体積層構造体12の上面の一部(所定の領域)と側面に、保護膜15cを介して金属が含有されている遮光部材16を形成する。上面の一部と側面に設けられた遮光部材16は同一材料で一体として形成されている。上面の遮光部材16は、半導体積層構造体12の中央部分にNという文字を円で囲んだ形状の開口部が形成されるように所定の領域に形成する。保護膜15cと遮光部材16の間に絶縁膜を設けてもよい。これにより、半導体積層構造体12と遮光部材16が短絡するのをより効果的に防止することができる。図15(B)に示すように、パッド電極14c上には半導体積層構造体12の高さよりも高いバンプ17が形成される。図15(C)に示すように、パッド電極14cと、絶縁膜15aと、保護膜15cと、遮光部材16と、バンプ17の全ての露出面を、蛍光体が含有される樹脂からなる波長変換部材18で被覆する。波長変換部材18は、印刷、ポッティング、圧縮成型、スピンコート、スプレーコート等でウエハに塗布する。波長変換部材18の樹脂を硬化した後、図15(D)に示すように、バンプ17の上面が露出し、かつバンプ17と波長変換部材18の上面が同じ高さとなるように切削する。その後、ウエハを個々の半導体発光素子100にダイシングやブレイク等で分割する。
以上の方法により、本発明の第一の実施形態の半導体発光素子100が製造される。
次に、本発明の第二の実施形態の半導体発光素子200の製造方法について図面を用いて詳述する。図16は、第二の実施形態に係る半導体発光素子の製造方法の工程を示す概略図である。第二の実施形態の半導体発光素子200の製造方法は、図11乃至14までは第一の実施形態と同様に行われ、遮光部材26と波長変換部材28の形成方法が異なる以外は、第一の実施形態に係る半導体発光素子100の製造方法と実質的に同様である。
以下、主として、第一の実施形態の半導体発光素子100の製造方法と異なる工程に係る点を説明する。
<遮光部材26、バンプ27、波長変換部材28の形成>
図16(A)に示すように、半導体積層構造体22の上面に、Nという文字を円で囲んだ形状の波長変換部材28を設ける。波長変換部材28は、型(金型、レジスト等)を作製し樹脂を流し込むことにより任意の形状に硬化して形成することができ、また、予め所望の形状に作製された板状のものを載置するようにしてもよい。図16(B)に示すように、パッド電極24c上に半導体積層構造体22の高さよりも高いバンプ27を形成する。図16(C)に示すように、パッド電極24cと、絶縁膜25aと、バンプ27と、波長変換部材28と、半導体積層構造体22の上面を覆っている波長変換部材28から露出した保護膜25cと、の全ての露出面を、遮光部材26で被覆する。遮光部材26は、反射性物質が含有されている樹脂からなる。遮光部材26の樹脂を硬化した後、図16(D)に示すように、バンプ27の上面が露出して、バンプ27と遮光部材26と波長変換部材28の上面が同じ高さとなるように切削する。これにより、波長変換部材28の上面は遮光部材26から露出される。半導体積層構造体22の上面の一部と側面に設けられた遮光部材26は同一材料で一体として形成されている。
その後、ウエハを個々の半導体発光素子200にダイシング等で分割する。
以上の方法により、本発明の第二の実施形態の半導体発光素子200が製造される。
<実施例1>
次に、実施例1について説明する。実施例1は、第一の実施形態に係る半導体発光素子の製造方法に基づいて半導体発光素子100を作製する。
図1は、実施例1に係る半導体発光素子を示す概略平面図である。図2は、実施例1に係る半導体発光素子を示し、図1のI−I’線における概略断面図である。図3は、実施例1に係る半導体発光素子を示し、図2のII−II’線における概略平面図である。図1及び図3のI−I’線は、同一の線を示している。
実施例1の半導体発光素子100は、平面視で2mm四方、外観は略直方体である。半導体発光素子100は、支持基板11、第1半導体層12aと発光層12bと第2半導体層12cとを有する半導体積層構造体12、第1電極13、反射電極14aと配線電極14bとパッド電極14cとを有する第2電極14、絶縁膜15a、15b、保護膜15c、遮光部材16、バンプ17、波長変換部材18、第1電極接着層13a、支持基板側接着層19、裏面接着層110を備える。
本明細書において積層構造は、特に記載がない場合は断面図で下にあるものを左から記載する。例えば、下から順にAu、Pt、Tiと積層されている場合は、Au/Pt/Tiと表す。
実施例1の半導体発光素子100は、底面にAu/Pt/Ti(=500nm/300nm/2nm)からなる裏面接着層110を有する平面視で矩形状のSi基板11上に、Ti/Pt/Au(=2nm/300nm/500nm)からなる支持基板側接着層19、Au/Pt/Ti(=500nm/300nm/100nm)からなるn側電極接着層13aをこの順に備える。支持基板11と半導体積層構造体12は、支持基板側接着層19のAuとn側電極接着層13aのAuで接合される。n側電極接着層13aの上にn側電極13、絶縁膜15b、反射電極14aと配線電極14bと、パッド電極14cとを有するp側電極14が形成される。また、反射電極14a上にはp型半導体層12c、発光層12b、n型半導体層12aを有する半導体積層構造体12が形成されている。
n側電極接着層13a上のほぼ全面にAl合金からなるn側電極13が形成されている。n側電極13とp側電極14は、平面視で重なる領域を持っており、n側電極13はp側電極14の配線電極14b、反射電極14a、p型半導体12c、発光層12b、n型半導体層12aの一部を貫く貫通孔13bを通して、露出されたn型半導体層12aと接続される。貫通孔13bは、p型半導体層12cからn型半導体層12aへ向かって幅が狭くなるような穴となっている。
n側電極13とp側電極14の間には400nmの酸化シリコンからなる絶縁膜15bがある。絶縁層15bは、貫通孔13b内では、配線電極14bの下側から第1半導体層12aまで延在して設けられており、第1電極13、配線電極14b、反射電極14a、第2半導体層12c、発光層12b、第1半導体層12aの一部、の各側面(貫通孔13bの壁面)を覆っている。
n側電極13の上に絶縁膜15bを介してp側電極14が設けられる。p側電極14は、Pt/Ti/Ni/Ag(=120nm/120nm/120nm/120nm)からなる反射電極14aを含み、反射電極14aはp型半導体層12cのほぼ全面を覆うように設けられている。反射電極14aに覆われていないp型半導体層12cの露出面を480nmの酸化シリコンからなる絶縁膜15aが被覆している。
反射電極14aのp型半導体層12cと接する面とは反対側の面で、反射電極14aを覆うようにTi/Rh/Ti(=30nm/340nm/30nm)からなる配線電極14bが設けられる。配線電極14bは、半導体積層構造体12の外側に延在するように、つまり、平面視で半導体積層構造体12と重ならない領域まで延伸される。半導体積層構造体12の外側に延伸された配線電極14b上には、Ti/Pt/Au(=30nm/300nm/500nm)からなるパッド電極14cが形成される。パッド電極14cは、支持基板11上において、平面視で前記半導体積層構造体と異なる領域に設けられ、矩形状の半導体発光素子100の向かい合う2辺の中央の、素子端部に近い位置に2つ設けられている。さらに、2つのパッド電極14c上にそれぞれ、外部電源と接続するためのAuバンプ17が形成される。
p側電極上には、半導体積層構造体12が設けられる。半導体積層構造体12は、上面側(Si基板と反対側)から、n型半導体層12aと、発光層12bと、p型半導体層12cとを含む。n型半導体層12aとして、n側電極13と接続するためのn型コンタクト層と、Siドープのn型GaN層、さらにアンドープの窒化物半導体であるGaN層を積層する。発光層12bとして、バリア層となるGaN層、井戸層となるInGaN層を1セットとして9セット積層して最後にバリア層となるGaN層を積層させた多重量子井戸構造の発光層を形成する。p型半導体層12cとして、MgがドープされたAlGaN層からなるp型クラッド層と、Mgがドープされたp型GaN層からなるp型コンタクト層とを積層する。
半導体積層構造体12において、n型半導体層12aの上面は粗面又は凹凸形状となっている。また、p型半導体層12c及び発光層12bを部分的に除去して貫通孔13bを形成してn型半導体層12aを露出させている。n型半導体層12aの露出された領域は、略楕円形状で複数あり、この露出された領域は、ほぼ等間隔になるように行列を成して、半導体積層構造体12の全面に配列している。この露出されたn型半導体層12aが貫通孔13bを通してn側電極13と接続される。
半導体積層構造体12の側面と上面は、400nmの酸化シリコンからなる保護膜15cで被覆されている。
半導体積層構造体12の上面の一部及び側面は、保護膜15cを介して酸化シリコン/Ti/Pt(=1000nm/100nm/100nm)からなる遮光部材16で覆われている。最下層の酸化シリコンは半導体積層構造体12と遮光部材16の間を電気的に分離する絶縁膜としても機能する。遮光部材16は平面視でNを円で囲んだ形状の開口部が形成されるように半導体積層構造体12の上面の一部を覆っており、その開口部を介して保護膜15cが露出している。半導体積層構造体12は、遮光部材16及び保護膜15cを介してYAG系蛍光体を含むシリコーン樹脂からなる波長変換部材18により覆われている。波長変換部材18は、バンプ17の側面、及びパッド電極14cの側面を覆うように設けられている。波長変換部材18の上面はバンプ17とほぼ同じ高さであり、バンプ17の上面は波長変換部材18から露出している。
この実施例1の半導体発光素子100は、以下の製造方法により作製される。
<半導体層111の形成>
まず、凹凸形状が形成された成長表面を持った成長基板であるサファイア基板10をMOCVD装置内に設置し、サファイア基板10の成長表面上に、バッファ層としてアンドープの窒化物半導体であるGaN層を形成した。n型コンタクト層として、Siドープのn型GaN層、さらにアンドープの窒化物半導体であるGaN層を積層し、n型半導体層12aを形成した。n型半導体層12a上には、発光層12bとして、バリア層となるGaN層、井戸層となるInGaN層を1セットとして9セット積層して最後にバリア層となるGaN層を積層させた多重量子井戸構造を形成した。発光層12b上には、p型半導体層12cとして、MgがドープされたAlGaN層からなるp型クラッド層として、Mgがドープされたp型GaN層からなるp型コンタクト層を順次積層した。以上の工程により、半導体積層構造体12となる半導体積層構造を形成したウエハを得た。
p型半導体層12cの表面にp型半導体層12cのほぼ全面にAg/Ni/Ti/Ptの順に積層して所定の形状になるようにパターンニングして反射電極14aを形成した。反射電極14aは、貫通孔13bのための穴を含む。
反射電極14aから露出したp型半導体層12c上に酸化シリコンからなる絶縁膜15aを形成した。これにより、p型半導体層12cの表面は、反射電極14aまたは絶縁膜15aのいずれかにより覆われている。第2電極14は、p型半導体層12cの表面上に選択的に設けられた反射電極14aによりp型半導体層12cと導通される。
反射電極14aと絶縁膜15aの上の略全面に、Ti/Rh/Tiの順に積層した配線電極14bを形成した。配線電極14bには、反射電極14aと同様に貫通孔13bのための穴が反射電極14aの貫通孔13b用の穴と重なるように形成される。
貫通孔13bとなる領域を除いて、絶縁膜15aと配線電極14bの上面にレジストを設け、エッチングした。エッチングによりレジスト開口部を介して、絶縁膜15a、p型半導体層12c、発光層12b、n型半導体層12aの一部を除去して、n型半導体層12aを露出させた。
配線電極14b、絶縁膜15aを被覆する絶縁膜15bを、酸化シリコン400nmで形成した。この絶縁膜15bは、貫通孔13bの壁面に露出した、配線電極14b、p型半導体層12c、発光層12b、n型半導体層12aを全て覆っている。これにより、n側電極がp側電極、p型半導体層12c及び発光層12bと絶縁される。その後、貫通孔13bの底面の絶縁膜15bをエッチングにより除去して、n型半導体層12aを露出させ、さらに絶縁膜15bをエッチングした際のダメージを除去するためにn型半導体層12aの一部(ダメージを受けた部分)を除去し貫通孔13bを形成した。
絶縁膜15b上に、n型半導体層12aに導通するAl合金を積層して、n側電極13を形成した。n側電極13は、貫通孔13b内に埋め込まれたAl合金によって、貫通孔13bの底部に露出したn型半導体層12aと導通する。続いて、n側電極13の上面をCMP(ケミカル・メカニカル・ポリッシュ)処理するか研磨し、平坦化した。平坦化されたn側電極13上に、貼り合わせ時に支持基板側接着層と合金化するためのn側電極接着層をTi/Pt/Auをこの順に積層して形成した。
他方、一方の面にTi/Pt/Auが積層された支持基板側接着層19を有する支持基板11を準備し、支持基板側接着層19と第1電極接着層13aとを熱圧着により接着する。熱圧着された支持基板側接着層19と第1電極接着層13aによりAu−Au接着部材が形成される。
n型半導体層12a上のサファイア基板10を、サファイア基板10側からLLOにより除去した。サファイア基板10の除去後、露出したn型半導体層12aの表面をCMP処理し、所望の膜質のn型半導体層12aを露出させた。その後、n型半導体層12aの上面にレジストを設けてRIE等でエッチングし、個々の半導体発光素子100を構成する半導体積層構造体12に分離する。分離された半導体積層構造体12間には配線電極14b上に形成された絶縁膜15aが露出している。n型半導体層12aの上面は、TMAH溶液により異方性エッチングを行い、粗面とした。
平面視で半導体積層構造体12間に露出された絶縁膜15aの上面に、配線電極14b表面を露出させる開口部を有するレジストを設け、レジスト開口部の絶縁膜15aを除去した後、レジスト開口部にTi/Pt/Auからなるパッド電極14cを形成して、レジストを除去した。
分離された半導体積層構造体12の上面と側面とを被覆する保護膜15cを酸化シリコン400nmで形成した。また、支持基板の裏面全面にTi/Pt/Auの順に積層して裏面接着層110を形成した。
保護膜15c上に所定のレジストを形成し、半導体積層構造体12の上面の一部と側面に酸化シリコン/Ti/Ptを積層して遮光部材16を形成した。パッド電極14c上には半導体積層構造体12の高さよりも高いAuバンプ17を形成した。パッド電極14cと、絶縁膜15aと、保護膜15cと、遮光部材16と、Auバンプ17の全ての露出面は、YAG系の蛍光体を含むシリコーン樹脂からなる波長変換部材18を、圧縮成型によりウエハ全体に塗布することにより被覆した。波長変換部材18の樹脂を硬化した後、バンプ17の上面が露出して、バンプ17と波長変換部材18の上面が同じ高さとなるように切削した。以上の方法により得られるウエハをダイシングやブレイク等により所定の箇所で個々に分割することにより、2mm四方の半導体発光素子100を製造した。
本実施例によれば、遮光部材で発光層の側面が覆われているため、色ムラの改善された光取り出し効率が良好な半導体発光素子を得ることができる。さらに、半導体積層構造体の上面の遮光部材を任意の形状とすることができるため、半導体発光素子を所望の発光形状に調整することが可能である。
本発明の半導体発光素子は、照明用光源、各種インジケーター用光源、車載用光源、ディスプレイ用光源、液晶バックライト用光源、センサー用光源、および信号機等に利用することができる。
10 成長基板
11、21 支持基板
12、22、42 半導体積層構造体
12a、22a 第1半導体層(n型半導体層)
12b、22b 発光層
12c、22c 第2半導体層(p型半導体層)
13、23、33 第1電極(n側電極)
13a、23a 第1電極接着層(n側電極接着層)
13b、23b、33b 貫通孔
14、24、34 第2電極(p側電極)
14a、24a、34a、44a 反射電極
14b、24b、34b、44b 配線電極
14c、24c、34c、44c パッド電極
15a、15b、25a、25b、35a、35b、45a、45b 絶縁膜
15c、25c 保護膜
16、26 遮光部材
17、27 バンプ
18、28 波長変換部材
19、29 支持基板側接着層
110、210 裏面接着層
100、200、300、400 半導体発光素子

Claims (15)

  1. 支持基板と、
    第1半導体層と発光層と第2半導体層とを有してなり、前記支持基板上に設けられた半導体積層構造体と、
    前記第1半導体層と電気的に接続される第1電極と、
    前記第2半導体層と電気的に接続される第2電極と、
    前記半導体積層構造体の上面の一部及び側面を覆い、前記第1及び第2電極と電気的に分離された遮光部材と、
    前記遮光部材で覆われていない前記半導体積層構造体の上面を覆う波長変換部材と、
    を有し、
    前記第1電極と前記第2電極とが、前記支持基板と前記半導体積層構造体の間にあることを特徴とする半導体発光素子。
  2. 前記遮光部材は、反射性物質を含むことを特徴とする請求項1に記載の半導体発光素子。
  3. 前記反射性物質は、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、酸化チタン、酸化シリコンからなる群から選択された少なくとも一種を含むことを特徴とする請求項2に記載の半導体発光素子。
  4. 支持基板と、
    第1半導体層と発光層と第2半導体層とを有してなり、前記支持基板上に設けられた半導体積層構造体と、
    前記第1半導体層と電気的に接続される第1電極と、
    前記第2半導体層と電気的に接続される第2電極と、
    前記半導体積層構造体の上面の一部及び側面を覆い、前記第1及び第2電極と電気的に分離された遮光部材と、
    前記遮光部材で覆われていない前記半導体積層構造体の上面を覆う波長変換部材と、
    を有し、
    前記遮光部材は、反射性物質を含み、
    前記反射性物質は、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、酸化チタン、酸化シリコンからなる群から選択された少なくとも一種を含むことを特徴とする半導体発光素子。
  5. 前記波長変換部材は、さらに前記遮光部材の少なくとも一部を覆っていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一つに記載の半導体発光素子。
  6. 前記半導体積層構造体の側面は傾斜が設けられていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一つに記載の半導体発光素子。
  7. 前記半導体積層構造体の上面の一部及び側面を覆う前記遮光部材は、同一材料であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一つに記載の半導体発光素子。
  8. 前記第1電極と前記第2電極とが、絶縁膜を介して重なっている請求項1乃至3のいずれか一つ記載の半導体発光素子。
  9. 前記第2電極は、前記支持基板上において前記半導体積層構造体外部に延在するように形成されており、その外部に延在した第2電極上にパッド電極が形成された請求項1乃至のいずれか一つに記載の半導体発光素子。
  10. 前記半導体発光素子が矩形状であって、前記パッド電極が前記半導体発光素子の角部以外の領域に配置されていることを特徴とする請求項に記載の半導体発光素子。
  11. 前記遮光部材は、金属を含むことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一つに記載の半導体発光素子。
  12. 前記遮光部材は、Ni、Ti、Rh、Al、Ag、Ptからなる群から選択された少なくとも一種を含むことを特徴とする請求項11に記載の半導体発光素子。
  13. 前記半導体積層構造体の上面は、粗面又は凹凸が形成されていることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一つに記載の半導体発光素子。
  14. 前記遮光部材で被覆された前記半導体積層構造体の上面は、平坦面であることを特徴とする請求項13に記載の半導体発光素子。
  15. 前記半導体積層構造体の上面の一部は、保護膜を介して前記遮光部材で覆われていることを特徴とする請求項1乃至14のいずれか一つに記載の半導体発光素子。
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