JP6128765B2 - 時間に関連があるパラメータを示す指示部材を所定の位置にリセットする装置 - Google Patents

時間に関連があるパラメータを示す指示部材を所定の位置にリセットする装置 Download PDF

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Description

本発明は、時間または時間パラメータに関連があるパラメータを示す指示部材を所定の位置にリセットする装置、特に「フライバック」装置として既知のものに関する。本発明はまた、時計ムーブメントまたは当該装置が備え付けられている時計に関する。
スイープ秒針を瞬時に再スタートさせることができるようにゼロにリセットすることが可能である腕時計が、市場に出回っている。この機能は、一般的に「フライバック」として既知であり、やはり「フライバック」の名称で表されることがあるスプリットタイム機構とは区別される必要がある。
そのような機能は、一般的に、制御部材により制御される同期ゼロリセット装置により実施されており、装置の作動により秒針がゼロにリセットされ、解除により針が再スタートする。そのような装置は、制御部材の作用により第1に秒針がゼロにリセットされ、次いで第2にそれが再スタートする非同期ゼロリセット装置とは、区別される必要がある。図1に示されている通り、同期機構の動作は、このように、腕時計着用者の動作に同期しており、押しボタンを押すことによりゼロリセットがもたらされ、解除により秒針の再スタートがもたらされる。結果として、計時が実施される敏速度は、ユーザの器用さに依存する。したがって、そのような装置の機能性は、非同期ゼロリセット装置の機能性と比較すると、制限される。さらに、この同期装置は、一般に、クロノグラフ機構に取り付けられている。この場合、「フライバック」機構は、クロノグラフのクラッチシステムおよびそれを動作させるのに必要な多数の構成要素に依存する。別の解決策は、基本ムーブメント内の摩擦を用いてスイープ秒針を取り付けることである。そのような構造は、少数の構成部品を使用しかつクラッチを必要としないという利点を有する。しかし、摩擦は摩耗を受けるため、制御部材の長時間の作動は、ムーブメントの時間測定を中断させる危険、またはさらには時計を停止させる危険を伴う。これは、摩擦が、ムーブメントの正確な時間測定動作に必要なエネルギーから取り出されたエネルギーを消費するからである。
特許文献1は、水平クラッチを備えたクロノグラフ機構に対する修正形態を記載している。事前にクロノグラフを停止させておくことなく、不注意なゼロリセット時に計数連鎖が係合解除され得るような方法で、ハンマーが適合される。押しボタンの解除により、ハンマーの平面がゼロリセットハートピースから分離され、計数連鎖が再係合する。この機構は、クロノグラフ機構全体に依存する。さらには、そのようなシステムの適正な動作は、相当数の調節を必要とするため、非同期ゼロリセット装置の使用を可能にしない。
特許文献2は、解除システム(各種の解除レバーおよびコラムホイール)を有さない水平クラッチ装置に関する。制御部材が、「フライバック」機構と直接係合している。押しボタンを押すことによりハンマーの運動を引き起こし、それが、1つの動作でゼロリセットハートピースに作用し、当該運動の連鎖の揺動レバー上に配置されている計数連鎖を係合解除する。押しボタンを解除することにより、スイープ秒針が再スタートすることが可能になる。従来のクロノグラフ機構と比較してより少数の構成要素を有しているにもかかわらず、ゼロリセットを同期しかつ解除を制御する機構は、特に開発しにくい。さらに、そのようなシステムは、非同期ゼロリセット装置の使用を可能にしない。
特許文献3は、フライバックゼロリセットのための付加的な係合解除手段を作動させるように設計されているハンマーを含む垂直クラッチを備えたクロノグラフ機構を記載している。ユーザが押しボタンを押している間、該機構は係合解除され、秒針はゼロにリセットされる。この機構の適正な動作は、垂直クラッチの開発に依存しており、さらには、それを作動させるために追加の制御を必要とする。さらに、そのようなシステムは、非同期ゼロリセット装置の使用を可能にしない。
特許文献4は、クラッチを有さない装置を記載している。スイープ秒針が、秒針ピニオン上に摩擦取付けされている。押しボタンを押すことにより、スイープ秒針ゼロリセットハートピースに作用するハンマーの作用が生じる。秒針ピニオンと秒針との間に生成される摩擦は、ユーザが押しボタンを解除しない限り、残存している。したがって、この同期装置は、ムーブメントの時間測定を中断させるか、またはさらには時計を停止させる危険を伴う。ハンマーは、押しボタンが解除されると、線ばねにより位置に戻される。秒針は、次いで、再度回転駆動される。要するに、このシステムは、非同期ゼロリセット装置の使用を可能にしない。
特許文献5は、同期ゼロリセット装置を記載している。これは、制御部材がもはや作動されていないと、ハンマーが静止位置に戻ることを可能にするために、伸縮ばねと協働するように設計されている制御部材を使用している。したがって、そのようなシステムは、非同期ゼロリセット装置の使用を可能にしない。
特許文献6は、秒針および分針をゼロにリセットし、解除により針が再スタートする単一制御部材の、簡易化されたクロノグラフ装置の作動を記載している。システムは、クロノグラフの水平クラッチ機構およびゼロリセット装置に縮小され、それらは、ハートピース上でのハンマーの作動中に計数連鎖が係合解除され得るように設計されている。そのようなシステムは、適切なゼロリセット装置により同期ゼロリセット装置の使用を可能にするが、制御部材、水平クラッチおよびハンマーが非同期ゼロリセット装置を画定するようになされることを可能にしない。
特許文献7は、ハンマーの各ハートピースに対するハンマーへの配置の調節を可能にするために、少なくとも2つのハンマーの適合を記載している。その特許文献は、非同期ゼロリセット装置を備え付けるように設計されているシステムに、ハンマーが組み込まれ得る方法でこれらのハンマーが成形されることを認める、いかなる要素をも明記していない。
特許文献8は、要求に応じて時間指示を表示しかつプッシャにより制御される装置を記載している。システムはカムと、ラックに固定されているカム従動子と、ラックと噛合しているピニオンとを含む。後者は、押しボタンが作動しなくなるとすぐに、伸縮ばねにより戻される。これは、したがって、制御部材が表示装置と完全に同期している装置である。
上記特許文献を考慮して、これらの解決策は、戻し要素(return element)すなわちハンマーまたはラックが、いかなる第三者装置とも無関係に、制御部材により、恐らくは伸縮ばねと結合された制御部材により直接作動される、同期ゼロリセット装置の使用に至ることを可能にする。実際、これらの解決策は、制御部材の動作により、第1に時間に関連があるパラメータを示す指示部材が所定の位置にリセットされ、第2にそれが再スタートする非同期ゼロリセット装置の使用を可能にしない。
特許文献9は、非同期であるという特定の特徴を有するフライバック装置の一実施形態を記載しており、その特徴は、押しボタンを押し下げる作用により、秒針がゼロにリセットされ、次いで再スタートすることである。押しボタンの作用は、カムおよび制御レバーを介して、ゼロリセットハンマーに伝達される。カムは回転可動動性を有し、伸縮ばねと協働する。このカムは、ゼロリセット中に制御レバーと協働するように設計されている傾斜面を有する。制御レバーが傾斜平面の端部に到達すると、ハートピースに対するハンマーの作用は中断される。カムと協働するばねは、押しボタンが依然として押し下げられているか否かについては関係なく、第2の伸縮ばねの作用下でその初期位置に復帰するハンマーに対する制御レバーの作用を中断するように、カムが後退することを可能にする。しかし、この機構は、秒針がゼロに留まる危険を排除せず、秒針を長時間停止させ、したがってムーブメントの動作を中断させる危険も排除しない。さらに、ユーザが押しボタンを作動させ始めるとすぐにユーザ自身が作動を感じ得る、明確な感覚を引き起こすために提供されている装置はない。最後に、押しボタンを部分的に押し下げることにより、ハートピースに対するハンマーが不完全に作用され、秒針をゼロ位置に部分的に戻す可能性がある。そのような可能性は望ましくない。
これらの特許文献を考慮して、さらに詳細には最後の前述の特許文献を考慮して、その解決策はいずれも、信頼性がある非同期ゼロリセット装置の使用に至ることを可能にせず、1つの同じ単一動作で、時間、例えば秒、に関連がある指示を瞬時にゼロにリセットし、次いで瞬時に再スタートさせ、ユーザにより実施される操作とは無関係に上記を実施することを可能にしない。
スイス国特許出願第183262号明細書 スイス国特許出願第214664号明細書 欧州特許出願第1136894A1号明細書 フランス国特許出願第1104103号明細書 スイス国特許出願第698827号明細書 スイス国特許出願第702157号明細書 スイス国特許出願第678910号明細書 欧州特許出願第1936448号明細書 スイス国特許出願第192624号明細書
本発明の目的は、好ましくは非同期タイプであり、前述の欠点を克服しかつ所定の位置にリセットする先行技術から既知の装置を向上させる、指示部材を所定の位置にリセットする装置を提供することである。詳細には、本発明は、信頼性があり、例えば押しボタンを押すなど、ユーザによる1つの操作で、時間に関連があるパラメータを示す指示部材、例えば秒針、が所定の位置にリセットされることを可能にする、所定の位置にリセットする装置を提案する。
本発明の第1の態様によれば、所定の位置にリセットする装置は、請求項1により定義されている。
装置の種々の実施形態が、請求項2から18により定義されている。
本発明の第2の態様によれば、所定の位置にリセットする装置は、請求項19により定義されている。
装置の一実施形態が、請求項20から21により定義されている。
本発明による時計ムーブメントが、請求項22により定義されている。
時計ムーブメントの一実施形態が、請求項23により定義されている。
本発明による時計が、請求項24により定義されている。
添付図面は、例として、時間に関連がある指示を所定の位置にリセットする装置の2つの実施形態を示している。
所定の位置にリセットする同期装置を含む時計の図である。 所定の位置にリセットする非同期装置を含む時計の図である。 種々の構成で示されている、本発明による所定の位置にリセットする装置の第1の実施形態の図である。 種々の構成で示されている、本発明による所定の位置にリセットする装置の第1の実施形態の図である。 種々の構成で示されている、本発明による所定の位置にリセットする装置の第1の実施形態の図である。 種々の構成で示されている、本発明による所定の位置にリセットする装置の第1の実施形態の図である。 種々の構成で示されている、本発明による所定の位置にリセットする装置の第1の実施形態の図である。 種々の構成で示されている、本発明による所定の位置にリセットする装置の第1の実施形態の図である。 所定の位置にリセットする装置の第1の実施形態の横断面図であり、図3に示されている断面IX−IXの平面図である。 所定の位置にリセットする作用を実施するハンマー/ハートピース組立体の一例の詳細図である。 所定の位置にリセットする段階の間の、連続する配置でのハンマー/ハートピース組立体の図である。 所定の位置にリセットする段階の間の、連続する配置でのハンマー/ハートピース組立体の図である。 所定の位置にリセットする段階の間の、連続する配置でのハンマー/ハートピース組立体の図である。 所定の位置にリセットする段階の間の、連続する配置でのハンマー/ハートピース組立体の図である。 所定の位置にリセットする段階の間の、連続する配置でのハンマー/ハートピース組立体の図である。 所定の位置にリセットする段階の間の、連続する配置でのハンマー/ハートピース組立体の図である。 所定の位置にリセットする段階の間の、連続する配置でのハンマー/ハートピース組立体の図である。 所定の位置にリセットする段階の間の、連続する配置でのハンマー/ハートピース組立体の図である。 所定の位置にリセットする段階の間の、連続する配置でのハンマー/ハートピース組立体の図である。 本発明による所定の位置にリセットする装置の第2の実施形態の図である。 本発明による所定の位置にリセットする装置の第2の実施形態の図である。
時間に関連があるパラメータを示す指示部材13を所定の位置にリセットする装置100の第1の実施形態が、図2から図9を参照して、以下に記載されている。この装置は、時計ムーブメントすなわち腕時計のムーブメントを備え付けることを目的としている。例えば、この装置は、秒または任意の他の時間パラメータを指示する針が所定の位置にリセットされることを可能にする「フライバック」装置である。詳細には、所定の位置は、初期位置またはゼロを示す位置または任意の他の原点であってもよい。装置の動作は、ユーザ側の単一の動作、詳細には押しボタンを押すユーザの動作により制御されることが好ましい。押しボタンを押しているユーザの動作が、図2に示されている通り、指示部材を所定の位置に戻すことを可能にし、次いで、この指示部材の駆動が、1秒の10分の1程度の持続後、再開される。したがって、この駆動の再開は瞬間的であり、押しボタンを解除するユーザとは関係ないと見なされ、単に、ユーザの動作により開始された機能を装置が完結するのにかかった時間に関係しているだけである。押しボタンが押し下げ続けられても、その後、指示部材の動作に影響がもたらされることはない。同様に、押しボタンの解除により、指示部材の動作に影響がもたらされることはない。したがって、駆動の再開は、制御部材の状態とは無関係である。
指示部材13は、摩擦により駆動可動装置(drive mobile)15に運動学的に連結されている。この駆動可動装置は、それ自体、香箱などの駆動部材から、既知の方法で、歯車19を含む運動伝達連鎖(movement transmission chain)により駆動される。したがって、所定の位置にリセットする装置に動力が供給されなかった場合、指示部材は摩擦により駆動部材に運動学的に連結されているため、時間に関連があるパラメータを示す指示部材は、動作中は永久的に駆動される。
所定の位置にリセットする装置は、主に、エネルギー蓄積器9と、時間に関連があるパラメータを示す指示部材を所定の位置に戻す戻し要素1とを含む。戻し要素は、蓄積器からのエネルギーを原動力とする。すなわち、戻し要素は、蓄積器からのエネルギーを使用して動作する。再配置装置は、エネルギー蓄積器から伸縮ばねまで運動を伝達する運動伝達要素をさらに含み、運動伝達要素は、エネルギー蓄積器へ、戻し要素の動作を引き起こすために、エネルギーを伝達する。蓄積器へのエネルギーの伝達は、プッシャ4から行われ得る。戻し要素の動作が、プッシャに対する作用により意図的に引き起こされ得る。このプッシャは、ユーザが操作することができ、エネルギー蓄積器にエネルギーを伝達しかつ戻し要素の作用または動作を引き起こす伝達要素に作用することができる。
戻し要素は、指示部材13に、回転の観点から運動学的に連結されておりかつ軸1’を中心に回転するように取り付けられており、カム2、特にハートカムまたはハートピースに作用することができる、ハンマー92を含む。ハートピース2は、指示部材13に固定されていることが好ましい。戻し要素が動力を供給されると、ハンマーは後述のように、軸1’を中心に回転運動、特に一回転の回転運動または半回転の回転運動を実施する。ハンマーは、指示部材が所定の位置に到達するまでハートピースを回転させるために、ハートピースと協働することおよびハートピースの外形の一部分に作用することを目的とする平面92aを含む。さらに、ハンマーは、ハートピースを停止させるかまたは不動にし、したがって指示部材を所定の位置に停止させるかまたは不動にするために、ハートピースの外形の一部分と協働することを目的とする固定要素92bを含む。全体的に、ハンマーは、ハンマーが静止位置にある場合にハートピースが軸2’を中心に自由に回転することを可能にする平面92aおよび切取り部92cを形成する切欠きを有するディスクの形をしている。先行技術から既知の、軸を中心に枢動取付けされているハンマーとは異なり、該ハンマーは1つの回転方向だけに動く。例えば、ハンマーは、それ自体で1回転または1回転の何分の1かを実施する。ハンマーは、その移動または回転方向を反転させることにより初期位置に戻ることはしない。ハンマーは、動力が供給されると一方向に移動し、それは、ハンマーが協働するハートピースとの接触位置を経由してその静止位置からその静止位置までを言うことを意味する。
エネルギー蓄積器9から戻し要素1まで運動を伝達する伝達要素は、戻し要素に運動学的に連結されている、特にハンマーに運動学的に連結されている第1のカム7を含む。詳細には、第1のカム7は、ハンマーに固定されていてもよい。したがって、第1のカム7は、軸1’を中心に回転することができる。運動伝達要素はまた、エネルギー蓄積器、特にエネルギー蓄積器の板ばね91などの弾性要素により、第1のカム7と接触した状態に保たれているランナまたはローラ8aを含む。このランナは回転自在に取り付けられており、第1のカム7の外形に沿って回転することを目的としている。例えば、ランナ8aは、軸8’を中心に枢動するように取り付けられているレバー8上で回転する自由を有して取り付けられている。この場合、ばね91は、レバーに作用して、第1のカム7に当接してランナ8aを戻す。あるいは、レバー8とばね91とは、1つの構成要素に統合されていてもよく、レバー8の端部は、ランナ8aとは無関係に、カム7の外形と協働してもよい。
エネルギーを伝達しかつ戻し要素の作動または動作を引き起こす伝達要素は、揺動レバー3と第2のカム6とを含む。第2のカム6は、戻し要素1に、回転の観点から運動学的に連結されている。例えば、第2のカム6は、第1のカム7に固定されている。この固定は、図示の通り、第1のカム7上のピンと協働している第2のカム上の切欠きにより達成されてもよい。揺動レバー3は、第2のカム6に作用して、それを回転させることができる。そのために、第2のカム6は、揺動レバー3、より正確には、軸5’を中心に枢動取付けされておりかつ弾性要素11により停止部12に当接して静止位置に戻される指状部5と、協働することを目的とする切欠き6aを含む。したがって、指状部5は後退可能である。このように、揺動レバー3は、指状部5を介して第2のカム6に作用する。揺動レバーは、軸3’を中心に枢動するように取り付けられている。揺動レバーの枢動運動は、プッシャ4がユーザにより作動されると、プッシャ4の並進運動により引き起こされる。揺動レバーのこの作動は、伸縮ばね10の動作に対抗して実施される。このばねは、プッシャに対するいかなる作用も存在しない場合に、揺動レバーが静止位置に戻されることを可能にする。したがって、その機能性は、先行技術から既知のゼロリセット装置の戻し要素および/または制御部材と協働するように設計されているばねの機能性の等価物である。
当然、プッシャは、任意のタイプの制御部材と置き換えられてもよい。
図9に示されている通り、指示部材13およびハートピース2は、スピンドル14上に設置されてもよい。指示部材13の歯車15は、ばね16を介してこの組立体上に摩擦取付けされており、指示部材が所定の位置にリセットされている時に、指示部材が伝達連鎖から係合解除されることを可能にする。摩擦ばね16は、不測の衝撃の場合に、指示部材13とこの指示部材の歯車15とを一緒に保てるような大きさに作製されているが、また、あらゆる場合に、ばね91により蓄積されているエネルギーを使用して、指示部材が所定の位置にリセットされることを可能にするように設計されている。選択肢として、スピンドル14に固定されているボブウェイト17が、指示部材に起因する不均衡を有利に相殺し、したがって衝撃に対するその感受性を最小化してもよい。
図2に示されている通り、前述の指示部材を所定の位置にリセットする装置が、時計ムーブメントまたは時計に適用されてもよい。
所定の位置にリセットする装置の動作が、(エネルギー蓄積器にエネルギーを伝達しかつ戻し要素の動作を引き起こす伝達要素の動作を詳述している)図4Aから図8と、(戻し要素の動作および戻し要素が指示部材とどのように相互作用するかを詳述している)図11から図18とを参照して、以下に記載されている。
図4Aが、ユーザがプッシャ4に作用していない場合の、静止時のエネルギー伝達要素を示す。図4B、図5および図7に示されている通り、このプッシャの作動により、ばね10の作用に対抗して、揺動レバー3が軸3’を中心に枢動する。この枢動は、第2のカム6の切欠き6aに対する指状部5の作用をもたらす。この作用は、軸1’を中心とする第2のカム6の回転をもたらす。軸1’を中心とする第2のカム6の回転により、同じ軸を中心とする第1のカム7の回転が生じる。次いで、図5および7Aに示されている通り、ランナ8aは、第1のカムの第1の部分7aにより画定されているその静止位置を離れ、第2のカムの第2の部分7bに到達するというように続く。第1の部分7aにより画定されている静止位置は、制御部材4が作動していない場合、ばね91の作用により、第1のカム7を回転の観点から不動にし、したがってハンマーを回転の観点から不動にすることを可能にする。第2の部分7bに沿って回転することにより、ランナ8aは、第1のカムの回転軸1’から離れて移動する。このことは、レバー8の枢動をもたらし、したがって制御部材4を操作することでユーザにより供給されるエネルギーを貯蔵しているばね91の変形をもたらす。このエネルギーは、図11に示されている静止位置から、ランナ8aが第2の外形7bと第3の外形7cとの間の分岐点7dに到達している図12に示されている位置までの角度範囲Φで回転する第1のカム7の第2の外形7bにより蓄積される。この位置まで、第2のカム6は、指状部5を介した揺動レバー3の作用により、常時回転駆動されている。この第3の外形7cは、螺旋型または渦巻き型である。このように、ランナ8aがこの外形上に到達するとすぐに、図7B、図13、図14、図15、図16、図17および図18に示されている通り、第1のカム7に当接してランナを戻す戻し作用が、第1のカム7に対するランナ8aの機械的作用をもたらし、それにより、第1のカム7の回転軸1’の周囲に機械トルクを発生させる。次いで、第1のカム7が、ばね91のエネルギーを使用して回転駆動されるというように続く。制御部材4または揺動レバー3に対するさらなる作用は必要とされない。詳細には、制御部材4は解除され得る。ばね91が蓄積されたエネルギーを解放すると、ハンマー92は1秒の10分の1程度の持続時間で回転し、それにより、レバー8を介して第1のカム7へ回転運動を伝達し、そのランナ8aは第3の外形7cと協働する。制御部材が解除されていない状況では、図8に示されている通り、第2のカム6の回転が指状部5を解放するようになされているため、ハンマー92の回転は、揺動レバーを妨げない。このことを行うために、揺動レバー3上で軸5’に対して枢動する指状部5は、制御部材が作動していない場合に指状部を定位置に保持する、ばね11および支持構造物上に取り付けられている停止部12と協働する。
換言すれば、ハンマー92がハートピース2を妨げていない限り、指示部材13は、例えば図3、図4Aおよび図11に示されている通り、摩擦接続による伝達連鎖により回転駆動される。ユーザが制御部材4を作動させ、揺動レバー3および指状部5(図4B)で形成されているエネルギー伝達要素を始動させた場合、カム6、およびしたがってハンマー92の回転が開始される。ランナ8aは、図5および図12に示されている通り、カム7の第2の外形7bに沿って移動し、カム7の第2の外形と第3の外形との間の分岐点7dに到達する。これにより、カムは、図11に示されているその初期位置から角度Φ移動した。このエネルギー蓄積段階が終わると、ランナは、ハンマー92の表面92aとハートピース2の表面2aとが最初に接触するまで、カム7の第3の外形7cに沿って移動する。この移動は、図13に示されている角度αの第1のカム7の回転に対応する。ハンマー92の平面92aは、次いで、ハートピース2の表面2aに作用して、図14に示されている所定の位置に指示部材13を戻す。したがって、摩擦接続におけるずれが生じ、駆動可動装置15は依然として駆動されている。角度βの回転後、図15および図16に示されている通り、ハンマーの固定用外形92bが、ハートピースの外形2cと接触する。指示部材は所定の位置に戻されており、ハンマーは図17に示されている角度円弧δで移動しているが、指示部材はこの位置で不動にされている。この角移動の完了後、ハンマーはハートピースを妨害せず、指示部材は、摩擦接続により、図18に示されている通り、所定の位置から再度回転駆動される。ハンマーと第1のカムおよび第2のカムとは、次いで、図19に示されている通り、ランナ8aが第1のカムの第1の外形7aに来るまで、角度円弧γでそれらの回転を継続する。
角度範囲の振幅は、当然、ハンマー92に対するハートピース2の相対位置に依存する。
指示部材を所定の位置にリセットする装置は、ばね91のエネルギーの回復により生じる動的効果を緩和するように設計されている。このことを達成するために、ハンマー92の運動学および形状は、第1に定位置に設定することを、第2に、定位置に設定することの後にハートピース2の角度位置を固定することを実施するように開発されてきた。
ハンマー92とハートピース2との間の協働は、固定段階の間に、マルタ十字システムに連結され得る。詳細には、外形92bと外形2cとは、互いに補完してもよく、類似のまたはさらには同一の湾曲半径の円の弧で少なくとも部分的に形成されていてもよい。
本発明の装置によれば、エネルギー蓄積器が、制御部材と所定の位置に戻す要素との間に界面を形成する。制御部材を作動させることにより生成されるエネルギーは、エネルギー蓄積器に伝達され、その後、特に1秒の何分の1かで、所定の位置への戻しを実現する要素に変換される。換言すれば、戻し要素は、蓄積器からのエネルギーを原動力とし、エネルギーは、制御部材により、事前にエネルギー蓄積器に供給される。このように、ユーザは決して、所定の位置への戻しを実現する要素を直接作用することができない。したがって、そのような設計は、フライバック機能がより信頼性のあるものになることを可能にし、摩擦クラッチ機構に因るいかなる時間測定の劣化も回避することを可能にする。
戻し要素が時間に関連があるパラメータを示す指示部材に作用する場合、この作用のエネルギーは、エネルギー蓄積器により一体的に供給される(supplied or provided)。このエネルギーは、先に蓄積器内に貯蔵されている。このエネルギーは、蓄積器に対するユーザの作用、詳細には制御部材を介した蓄積器に対するユーザの作用により貯蔵される。
エネルギー蓄積器は完全に習得されているシステムである。したがって、設計し実施することが容易である。
装置により蓄積されるエネルギーは、ユーザにより供給されるエネルギーである。したがって、プッシャを押す感覚は明確に定義され、またエネルギー蓄積器に依存する。したがって、当該所定の位置にリセットする装置が備え付けられている時計は、先行技術の既知のクロノグラフで必要とされるように、プッシャ上に対抗力を発生させるように設計されているいかなる追加の機構も必要としない。
ハンマーへ伝達されるエネルギーは、ハンマーが、全ての許容差範囲に亘って、不測の衝撃の場合に指示部材とこの可動装置の歯車とが互いに固定され続けるように設計される必要がある摩擦接続により生成される摩擦トルクを、克服可能である。
ハンマーの運動学は特に単純である。その機能を始動させることにより、常に同じ単一の回転方向に、360°(Φ+α+β+δ+γ=360°)でハンマーが枢動する。したがって、ハンマーを駆動するのに必要な構成要素の数は、必要最小限に減少する。
ハンマーの運動学および形状は、第1に所定の位置へのリセットを開始するように、第2に、指示部材がその所定の位置に復帰したら指示部材の角度位置を固定するように、設計されている。したがって、この装置は、最小限の費用で、突然のエネルギーの回復に起因する動的効果を排除することを可能にし、任意の付加的なブレーキ機構を用いずにそのように実行する。
ユーザはハンマーの回転を把握しない。したがって、長引くゼロリセットおよび部分的なゼロリセットの危険は排除される。
ハンマーは、1秒の何分の1かで、すなわち瞬時に、ハートピースに作用する。したがって、長時間の摩擦トルクの結果として、時間測定性能に対するいかなる損傷の危険もない。
装置は、1つの動作で、秒針がゼロに瞬時にリセットされかつ再スタートすることを可能にし、時計に対する他の操作とは無関係に実施する。したがって、時間測定の質は、ユーザの器用さに依存しない。
このシステムは、いかなるクロノグラフ機構とも無関係である。該システムは、揺動レバークラッチを必要とせず、先行技術の既知の摩擦機構に固有の欠点を緩和する。
時間に関連があるパラメータを示す指示部材を所定の位置にリセットする装置200の第2の実施形態が、図19および図20を参照して、以下に記載されている。第2の実施形態では、第1の実施形態の要素と同一の、類似の、または同じ機能を実施する要素が、第1の実施形態に使用されている参照符号と比較して20を足した参照符号により特定されている。このように、例えば、第1の実施形態を示す図で8と記載されているレバーは、第2の実施形態を示す図で28と記載されている。同様に、例えば、カムは第1の実施形態を示す図では2と記載されており、第2の実施形態を示す図では22と記載されている。本実施形態では、ハンマーの回転の角度範囲は、サイズの理由から縮小されている。カム27とハンマー292とは、機能が始動されると、単一の回転方向に180°回転するように設計されている。したがって、カム27の機能表面およびハンマー292の機能表面は重複である。重複表面は、「’」を使用して記載されている。第2の実施形態が作動する方法は、第1の実施形態の作動、詳細には、カムとハンマーとが、所定の位置へリセットする機能の間に、移動方向の反転なしに単一の回転方向に移動すること、に完全に類似している。また、120°もしくは90°の角度、またはより一般的には360°/m(ここで、詳細には、m=1または2または3または4)で回転するハンマーを着想することが可能である。この解決策は、例えば、いくつかのハートピース、この特定の例ではn個のハートピース、を駆動可能にすると考えられ、n個の指示部材をn個の所定の位置にリセットするために、その中心は、ハンマーの軸と同心の円上に配されている(ここで、詳細には、n=1または2または3または4)。n=mである場合、ハンマーの平面の各々は、ハンマーが作動する度に1つのハートピースに作用することができる。
このように、ここに記載の2つの実施形態では、装置は、蓄積器からのエネルギーのおかげで戻し要素を作動させるかまたは戻し要素に運動を伝達する要素を含む。エネルギーは、所定の位置へのリセットを引き起こす制御部材4を介して、かつエネルギー蓄積器にエネルギーを伝達すると共に戻し要素の動作を引き起こす要素を介して、ユーザによりエネルギー蓄積器に付与される。制御部材は、ユーザが操作する(manipulated or maneuvered or handle)かまたは動かす(moved)ことができる。
前述の実施形態では、指示部材は、駆動可動装置に、摩擦により機械的に連結されている。それにもかかわらず、指示部材は、摩擦システムの代わりにクラッチシステムを使用することも可能と考えられる。そのような場合には、クラッチを切ることは、戻し要素の作用段階の間に、すなわちハートピースに対するハンマーの作用によりゼロにリセットするステップの間に、次いで固定するステップの間に、制御されるであろう。
当然、この装置をクロノグラフ機構内に挿入することが考えられる。クロノグラフの計数連鎖の各指示、例えば秒、分および時間の指示は、ハンマーにより作動され得る、それぞれに対応するハートピースを有する。採用されている設計に応じて、これらのハートピースは、同心に配置され得るか、またはあるいは、1秒の10分の1程度の継続時間の間にゼロリセットハンマーにより、特に1秒の10分の1程度の継続時間の間に1つの同一の平面により、それらが順に作動され得るように、それらの中心がハンマーの軸と同心の円内に並んでいるような方法で配置可能である。
1 戻し要素
1’、2’、3’、5’、8’ 軸
2、22 カム、ハートピース
2a 表面
2c 外形
3 揺動レバー
4 プッシャ、制御部材
5 指状部
6 第2のカム
6a 切欠き
7、27 第1のカム
7a 第1の部分
7b 第2の部分、第2の外形
7c 第3の外形
7d 分岐点
8、28 レバー
8a、28a ランナ/ローラ
9 エネルギー蓄積器
10 伸縮ばね
11 弾性要素、ばね
12 停止部
13 指示部材
14 スピンドル
15、35 駆動可動装置、歯車
16 摩擦ばね
17 ボブウェイト
19 歯車
91 板ばね
92、292 ハンマー
92a 平面、表面
92b 固定要素、固定用外形
92c 切取り部
100、200 装置
α、β 角度
γ、δ 角度円弧
Φ 角度範囲

Claims (24)

  1. 時間に関連があるパラメータを示す指示部材(2、13;22)を所定の位置にリセットする装置(100;200)であって、前記指示部材は、駆動歯車(15;35)に運動学的に連結されており、前記装置は、エネルギー蓄積器(9)と、時間に関連がある前記パラメータを示す前記指示部材を所定の位置に戻す戻し要素(1;21)と、前記所定の位置にリセットする制御部材(4)とを含み、前記戻し要素は、前記エネルギー蓄積器からのエネルギーを原動力とし、前記エネルギーは、前記制御部材を介して、ユーザにより前記エネルギー蓄積器に供給され、前記制御部材は、前記ユーザが操作することができる、装置。
  2. 前記指示部材は、摩擦またはクラッチにより前記駆動歯車に運動学的に連結されている、請求項1に記載の装置。
  3. 前記戻し要素は、
    前記指示部材に回転の観点から運動学的に連結されているカム(2;22)と協働し、
    軸(1’)を中心に回転するように取り付けられている
    ハンマー(92;292)を含む、請求項1または2に記載の装置。
  4. 前記ハンマーは、動力を供給されると一方向の回転運動を実施する、請求項3に記載の装置。
  5. 前記ハンマーは、作動されると、360°/m(m=1または2または3または4)の回転運動を取り得る、請求項4に記載の装置。
  6. 前記ハンマーは、前記カム(2;22)に衝突することを目的とする平面(92a)と、前記指示部材を前記所定の位置に停止させることを目的とする固定要素(92b)とを含む、請求項3から5のいずれか一項に記載の装置。
  7. 前記固定要素(92b)は、前記カム(2;22)の相補外形(2b)と協働するディスク部分を含む、請求項6に記載の装置。
  8. 前記ディスク部分は、180°より大きい、請求項7記載の装置。
  9. 前記エネルギー蓄積器からの運動を前記戻し要素に伝達する運動伝達要素(8、8a、7;28、27)を含む、請求項1からのいずれか一項に記載の装置。
  10. 前記運動伝達要素は、前記戻し要素に運動学的に連結されている第1のカム(7;27)を含む、請求項9に記載の装置。
  11. 前記運動伝達要素は、前記エネルギー蓄積器により戻されて前記第1のカムに接触するランナ(8a;28a)を含み、前記エネルギー蓄積器(9)は第1の弾性要素(91)を含む、請求項10に記載の装置。
  12. 前記エネルギー蓄積器にエネルギーを伝達しかつ前記戻し要素の動作を引き起こすエネルギー伝達要素(3、5、6、7)を含む、請求項1から11のいずれか一項に記載の装置。
  13. エネルギーを伝達しかつ前記戻し要素の動作を引き起こす前記エネルギー伝達要素は、揺動レバー(3)と第2のカム(6)とを含み、前記揺動レバーは、前記第2のカムに作用してそれを回転させることができ、前記第2のカムは、前記戻し要素に、回転の観点から運動学的に連結されている、請求項12に記載の装置。
  14. 前記揺動レバー(3)は、軸(5’)を中心に枢動しかつ第2の弾性要素(11)により静止位置に戻されるように取り付けられている指状部(5)を含み、前記揺動レバーは、前記指状部を介して前記第2のカムに作用する、請求項13に記載の装置。
  15. 前記制御部材(4)は、前記エネルギー蓄積器にエネルギーを伝達しかつ前記戻し要素の動作を引き起こす前記エネルギー伝達要素に作用することができる、請求項1から14のいずれか一項に記載の装置。
  16. 前記制御部材(4)はプッシャである、請求項1から15のいずれか一項に記載の装置。
  17. 前記エネルギーは、前記ユーザにより、前記所定の位置への前記戻しを制御する前記制御部材(4)を介して、事前に前記エネルギー蓄積器に供給され、前記制御部材は、前記ユーザが操作することができる、請求項1から16のいずれか一項に記載の装置。
  18. 前記装置はフライバック装置である、請求項1から17のいずれか一項に記載の装置。
  19. 時間に関連があるパラメータを示す指示部材(2、13;22)を所定の位置にリセットする装置(100;200)であり、時間に関連がある前記パラメータを示す前記指示部材を前記所定の位置に戻す戻し要素(1;21)を含み、前記戻し要素は、
    前記指示部材に、回転の観点から運動学的に連結されているカム(2;22)と協働し、
    軸(1’)を中心に回転するように取り付けられている
    ハンマー(92;292)を含み、
    前記ハンマーは、動力を供給されると一方向の回転運動を実施する、装置。
  20. 前記ハンマーは、作動されると、360°/m(m=1または2または3または4)の回転運動を取り得る、請求項19に記載の装置。
  21. エネルギー蓄積器(9)を含み、前記戻し要素は、前記エネルギー蓄積器からのエネルギーを原動力とする、請求項19または20に記載の装置。
  22. 請求項1から21のいずれか一項に記載の装置(100;200)を含みかつ前記指示部材である前記第1の指示部材と同じパラメータを指示すると共に駆動可動装置に永久的に連結されている第2の指示部材を付加的に含む、時計ムーブメント。
  23. 前記装置は、前記戻し要素の前記作用に従う前記駆動可動装置(15;35)からの前記指示部材への再開された駆動が、前記制御部材の位置に無関係なフライバック装置である、請求項22に記載の時計ムーブメント。
  24. 請求項22もしくは23に記載の時計ムーブメント、または請求項1から21のいずれか一項に記載の装置を含む、時計。
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