JP6280430B2 - ペット用シーツ及びそれを用いたペット用トイレシステム - Google Patents

ペット用シーツ及びそれを用いたペット用トイレシステム Download PDF

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Description

本発明は、猫や犬等のペット用シーツ及びそれを用いたペット用トイレシステムに関する。
従来、犬や猫等のペットを住居内で飼育する際に、ペットが***した尿等の***物を吸収するためのペット用トイレとして、例えば、ペット用シーツを直接床において簡易的に形成したもの、或いは特許文献1,2に記載されたもの等が挙げられる。特許文献1,2に記載されたペット用トイレは、トイレ本体を簀の子等の液透過性構造を有する仕切部材により上下に区画して、上層部分に耐水性の猫砂等の便床を形成する粒状物を収容し、下層部分のトレーにペット用シーツを配置して使用される。***された尿は、上層部分に収容された耐水性の粒状物を通過してペット用シーツに吸収される。
ところで、猫や犬等のペットは、ペット用トイレの便床の一定の場所で***する習性があるため、ペット用シーツの一部しか使用されないことがある。そのため、このペット用シーツの前後を入れ替えたりして、汚れていない部分をペットが排尿する場所にくるようにして再使用されることがある。
このようなペット用シーツの再使用により、ペット用シーツにおける尿を吸収していない部分を有効に利用でき、ペット用シーツの使用期間を長くすることができる。特に、特許文献2に記載のペット用トイレは、ペット用シーツを収容するトレーが、トイレ本体の前方から引き出されて取り外され、前後の位置を入れ替えてトイレ本体に収容できるようになっており、ペット用シーツをトレーから取り出すことなく簡単にその前後方向を入れ替えることができ、衛生的に入れ替え作業を行える。
特開平10−229768号公報 特開2007−000124号公報
しかし、ペット用シーツの片側の一部に尿が吸収されたとしても、尿を吸収した状態で長時間放置されると、見た目上、尿を直接吸収した部分以外の残りの領域は吸収していないようであるが、吸収体内部で尿が拡散してしまい、もはやペット用シーツ本来の十分な吸収性を発揮できないといった問題がある。このような十分な吸収性を発揮できない状態で再使用されると、尿が漏れ出し、床やトレーが汚れてしまい、悪臭が発生し易いという問題があった。さらに、室内で使用されることから衛生的にも不快を感じることになる。
従って、本発明は、前述した従来技術を改良したペット用シーツを提供することにある。
本発明は、液透過性の表面シート、液不透過性の裏面シート、両シート間に配された矩形状の2個の吸収体を備えたペット用シーツであって、2個の前記吸収体は、並置されており、2個の前記吸収体の間に液不透過性の防漏シートが配されており、前記防漏シートは、該防漏シートの一端が2個の前記吸収体の内の一方の該吸収体上に配され固定され、該防漏シートの他端が前記裏面シートに接して固定されて、2個の該吸収体を隔てているペット用シーツを提供するものである。吸収体上とは、吸収体の表面シート側の面をいう。
また、本発明は、トイレ本体、及び該トイレ本体内を上層部分と下層部分とに区画する仕切部材を備え、該上層部分に便床を形成する粒状物を収容するペット用トイレと、該ペット用トイレに収容されて用いられる前記ペット用シーツとを有するペット用トイレシステムであって、前記ペット用シーツは、前記ペット用トイレの前記下層部分に収容されているペット用トイレシステムを提供するものである。
本発明によれば、床やトレーを汚し難く、悪臭が発生し難く、衛生的で、経済的である。
図1は、本発明の第1実施形態のペット用シーツを、表面シート側から見た平面図である。 図2は、図1に示すII−II線断面図である。 図3は、図2に示す吸収体の構成を説明するための断面図である。 図4は、ペット用シーツをペット用トイレに収容したペット用トイレシステムの模式的な分解斜視図である。 図5は、図4に示すペット用トイレの収容部にペット用シーツを収容した状態を示す斜視図である。 図6は、図1に示すペット用シーツをペット用トイレに収容したペット用トイレシステムの使用状態における長手方向に沿った断面を模式的に示す断面図である。 図7は、本発明の第2実施形態のペット用シーツを、表面シート側から見た平面図である(図1相当図)。 図8は、図7に示すVIII−VIII線断面図である(図2相当図)。 図9は、本発明の第3実施形態のペット用シーツの長手方向に沿った断面図である(図2相当図)。 図10(a)は本発明の第4実施形態のペット用シーツの長手方向の一端部を示す断面図であり、図10(b)は本発明の第5実施形態のペット用シーツの長手方向の一端部を示す断面図であり、図10(c)は本発明の第6実施形態のペット用シーツの長手方向の一端部を示す断面図である。 図11は、他の形態の吸収体の構成を説明するための断面図である(図3相当図)。
以下、本発明のペット用シーツの好ましい第1実施形態について、図1〜図3に基づいて説明する。なお本発明の矩形状は、4辺が等しい正方形も含み、この場合の短手方向は、ペット用シーツの中で分割された吸収体が並列に並んだ方向とする。
第1実施形態のペット用シーツ1A(以下、「シーツ1A」とも言う。)は、液透過性の表面シート2、液不透過性の裏面シート3、及び両シート間に配された矩形状の2個の吸収体4,4’を備えている。そして2個の吸収体4,4’は、並置されており、シーツ1Aにおいては、X方向に並置されている。図中のX方向は、各吸収体4,4’の短手方向と同じ方向であり、シーツ1Aの長手方向と同じ方向でもある。図中のY方向は、各吸収体4,4’の長手方向と同じ方向であり、シーツ1Aの短手方向(幅方向)と同じ方向でもある。また、図中のZ方向は、厚み方向である。
シーツ1Aは、図1に示すように、平面視して、X方向に長い長方形状に形成されている。シーツ1Aは、X方向の長さが300mm〜600mm程度に形成されており、Y方向の長さが200mm〜500mm程度に形成されている。また、シーツ1AのZ方向の厚みは、1.0mm〜15mm程度に形成されている。尚、厚みの測定においては、無加圧状態で、その断面を電子顕微鏡や光学顕微鏡を用いて撮影することにより測定する。
表面シート2は、シーツ1Aにおいては、図1,図2に示すように、X方向に長い矩形状に形成されている。表面シート2は、後述するように、X方向に並置された2個の吸収体4,4’より大きく、並置された2個の吸収体4,4’の周囲から延出している。表面シート2は、シーツ1Aの長手方向(X方向)においては、並置された2個の吸収体4,4’の両端それぞれから延出する表面シート延出部分21,21を有し、シーツ1Aの短手方向(Y方向)においては、並置された2個の吸収体4,4’の両端それぞれから延出する短手側表面シート延出部分23,23を有している。このように、表面シート2は、吸収体4のX方向の両端及び吸収体4のY方向の両端から外方に延出した矩形状に形成されている。
表面シート2は、例えば、シーツ1Aが後述するペット用トイレ101に用いられる場合には、飼い主のハンドリング性(シーツ1Aをペット用トイレ101にセットする時や尿吸収後のシーツ1Aを交換する時、そして丸めて廃棄する時のシート強度)と、液透過性とを考慮した経済的な材料であればよく、一般的な低坪量の液透過性の不織布であればよい。経済性の観点から、表面シート2に用いられる液透過性の不織布は、その坪量が、50g/m以下であることが好ましく、30g/m以下であることが更に好ましい。前記不織布は、公知の技術によって製造される液透過性の不織布であればよい。
裏面シート3は、図1,図2に示すように、X方向に長い矩形状に形成されており、表面シート2と同形同大に形成されている。裏面シート3は、X方向に並置された2個の吸収体4,4’より大きく、並置された2個の吸収体4,4’の周囲から延出している。裏面シート3は、シーツ1Aの長手方向(X方向)においては、並置された2個の吸収体4,4’の両端それぞれから延出する裏面シート延出部分31,31を有し、シーツ1Aの短手方向(Y方向)においては、並置された2個の吸収体4,4’の両端それぞれから延出する短手側裏面シート延出部分33,33を有している。このように、裏面シート3は、表面シート2と同形同大に形成されており、吸収体4のX方向の両端及び吸収体4のY方向の両端から外方に延出した矩形状に形成されている。
裏面シート3は、例えば、シーツ1Aが後述するペット用トイレ101に用いられる場合には、前記飼い主のハンドリング性と液不透過性とを考慮すればよく、通常用いられるポリエチレン製等のフィルムであればよい。経済性の観点から、裏面シート3に用いられる液不透過性のフィルムは、その坪量が、40g/m以下であることが好ましくは、25g/m以下であることが更に好ましい。
2個の吸収体4,4’は、図1,図2に示すように、各吸収体4,4’の短手方向(X方向)に並置されている。2個の吸収体4,4’は、X方向に並置された状態で、表面シート2と裏面シート3との間に配されている。各吸収体4,4’は、図1,図2に示すように、Y方向に長い矩形状に形成されている。各吸収体4,4’は、Y方向の長さが120mm〜430mm程度に形成されており、X方向の長さが80mm〜280mm程度に形成されている。また、各吸収体4,4’のZ方向の厚みは、0.5mm〜10mm程度に形成されている。シーツ1Aの備える2個の吸収体4,4’どうしの間隔は、10mm以上50mm以下であることが好ましく、20mm以上30mm以下であることが更に好ましい。尚、上述したように、吸収体4と吸収体4’とは、同形同大で、構成も全く同じであるが、説明を容易にするために、一方の吸収体を「吸収体4」とし。他方の吸収体を「吸収体4’」として説明する。
各吸収体4,4’は、尿などの液吸収性を有するものであれば、その種類は特に制限されず、例えば高吸収性ポリマー、フラッフパルプ等からなる吸収性コアを、紙(台紙),不織布等からなるコアラップシートで包んだものなどが挙げられる。例えば、フラッフパルプの集合体内に高吸収性ポリマーが分散配置された吸収性コアの全体を、薄い台紙からなるコアラップシートで覆って形成されているものが好適に使用できる。高吸収性ポリマーはフラッフパルプ中に混合された状態で用いられる他、裏面シート3側に散布されたり、層状にして厚み方向中央に挿入されたり、或いは、公知手段によりポリマーシート化するなどの手段で部分的に配置されてもよい。尚、高吸収性ポリマーを含有しない形態であってもよい。シーツ1Aにおいては、フラッフパルプの集合体のZ方向中央に、高吸収性ポリマーを層状にして挿入して形成された吸収性コアをコアラップシートで包んだ吸収体4,4’が使用されている。以下、シーツ1Aの2個の吸収体4,4’について詳述する。
2個の吸収体4,4’は、矩形状の吸収性コア41をコアラップシート44で包んで形成された吸収体を別々に用意してもよいが、シーツ1Aにおいては、図3に示すように、X方向に長い矩形状の吸収性コア41をコアラップシート44で包んで形成された1個の吸収体を、X方向中央にてカットして分断して2個の吸収体4,4’を形成している。ここで、吸収性コア41は、フラッフパルプの上層側の集合体42uとフラッフパルプの下層側の集合体42dとの間に、高吸収性ポリマー43を散布して積層して形成されている。尿の吸収や高吸収性ポリマー43への尿の移動がスムーズに行われる観点から、上層側の集合体42uの坪量の方が、下層集合体42dの坪量よりも低く形成されていることが好ましい。尚、当初の1個の吸収体は、1個の吸収性コア41を、Y方向の両端を除いて、全体がコアラップシート44で被覆されて形成されている。
当初の1個の吸収体に関して詳述すると、コアラップシート44は、図3に示すように、寸法の異なる上層コアラップシート44uと下層コアラップシート44dとから構成されている。上層コアラップシート44uは、X方向及びY方向の長さが、吸収性コア41のX方向及びY方向の長さと略一致するように形成されている。下層コアラップシート44dは、Y方向の長さが、吸収性コア41のY方向の長さと略一致しており、X方向の長さが吸収性コア41のX方向の長さよりも長く、上層コアラップシート44uよりも幅広に形成されている。そして、上層コアラップシート44uは、吸収性コア41の上面に対向して配されている。また、下層コアラップシート44dは、吸収性コア41の下面に対向して配され、1個の吸収性コア41のX方向の両端から延出した部分が、吸収性コア41の上面を被覆する上層コアラップシート44uの上面上に巻き上げられている。このようにして、シーツ1Aの当初の1個の吸収体が形成されている。次いで、1個の吸収体のX方向中央にて、Y方向に沿って平行にカットして分断し、Y方向に長い矩形状の2個の吸収体4,4’を形成している。このように形成された2個の吸収体4,4’においては、X方向における分断された側の吸収性コア41の端部がコアラップシート44(下層コアラップシート44d)で被覆されていない。尚、吸収性コア41には、必要に応じて消臭剤や抗菌剤、香料等を添加することができる。
シーツ1Aの2個の吸収体4,4’について更に詳述すると、図3に示すように、各吸収体4,4’を構成する吸収性コア41の上層側の集合体42uは、X方向における分断された側の端部が、押圧等され、X方向におけるコアラップシート44(下層コアラップシート44d)で被覆された側の端部のZ方向の厚みに比べて、Z方向の厚みが薄くなっている。具体的には、X方向に並置された上層側の集合体42u,42uそれぞれの互いに対向するように配されたY方向に沿う側部全域に亘って、各集合体42uのX方向の内方端部が、X方向の内方に向かって、言い換えれば、並置された上層側の集合体42u,42uの中央に向かって、漸次薄くなっている。
2個の吸収体4,4’の間には、図1,図2に示すように、液不透過性の防漏シート9が配されている。防漏シート9は、該防漏シート9のX方向の一端91が2個の吸収体4,4’の内の一方の吸収体4上に配され固定され、該防漏シート9の他端92が裏面シート3に接して固定されて、2個の吸収体4,4’を隔てている。シーツ1Aの防漏シート9は、Y方向に長い矩形状のシートであり、各吸収体4,4’のY方向の長さよりも長く、表面シート2及び裏面シート3それぞれのY方向の両端間に亘って、Y方向に平行に帯状に延在している。防漏シート9のX方向の一端91は、吸収体4上に配される幅が、好ましくは10mm〜50mm程度必要で、更に好ましくは15mm〜30mm程度必要であることから、防漏シート9のX方向の長さ(幅)は、20mm〜80mm程度に形成されていることが好ましく、30mm〜50mm程度に形成されていることが更に好ましい。尚、防漏シート9のY方向の長さは、シーツ1AのY方向の長さと同じに形成されていることが好ましい。また、吸収体4上とは、吸収体4の表面シート2側の一面をいう。
シーツ1Aの防漏シート9について詳述すると、図1,図2に示すように、防漏シート9のX方向の一端91が、2個の吸収体4,4’の内の一方の吸収体4と表面シート2との間に配され固定されている。そして、防漏シート9のX方向の他端92が、2個の吸収体4,4’の間に配され、裏面シート3に接して固定されている。このように防漏シート9が配されていることによって、2個の吸収体4,4’が隔てられている。
以上の構成を有するシーツ1Aは、図1,図2に示すように、X方向の両端側それぞれにおいて、表面シート延出部分21と裏面シート延出部分31とが接合されて、X方向外方に延出している。詳述すると、表面シート2と吸収体4との間、裏面シート3と吸収体4との間は、ホットメルト接着剤等の接合手段により接合されている。そして、シーツ1AのX方向の両端側それぞれにおいては、表面シート延出部分21と裏面シート延出部分31とが、ホットメルト接着剤等の接合手段により接合されて、サイドフラップ5を形成している。そして、各サイドフラップ5は、X方向外方に延出している。表面シート延出部分21と裏面シート延出部分31とを接合してなるサイドフラップ5は、X方向の幅が、10mm以上40mm以下に形成されていることが好ましく、20mm以上30mm以下に形成されていることが更に好ましい。尚、ホットメルト接着剤の塗布は、線状、面状、ドット状、スパイラル状、或いは霧状等であってもよい。
また、シーツ1AのY方向の両端側それぞれにおいては、短手側表面シート延出部分23と短手側裏面シート延出部分33とが、ホットメルト接着剤等の接合手段により接合され固定されて、フラップを形成している。短手側表面シート延出部分23と短手側裏面シート延出部分33とを接合してなる各フラップは、Y方向外方に延出しており、Y方向の幅が、10mm以上40mm以下に形成されていることが好ましく、20mm以上30mm以下に形成されていることが更に好ましい。
上述した本発明の第1実施形態のシーツ1Aを使用した際の作用効果について説明する。
シーツ1Aは、直接床に置いて使用されたり、或いはペット用トイレ101に収容されてペット用トイレシステム100Aとして使用される。
先ず、シーツ1Aを直接床に置いて使用する場合について説明する。
犬や猫等のペットは、いつも決まった場所で***する傾向があり、例えば、ペット用シーツ1Aの備える2個の吸収体4,4’の内の一方の吸収体4の所定の場所に排尿する習慣となっている場合、シーツ1Aにおいては2個の吸収体4,4’が防漏シート9で隔てられているので、一方の吸収体4で吸収された尿は、防漏シート9を越えて他方の吸収体4’へ移行することができない。また、例えば、他方の吸収体4’の所定の場所に排尿する習慣となっている場合、他方の吸収体4’で吸収された尿が、防漏シート9を越えて一方の吸収体4へ移行することができない。その為、汚れていない側の吸収体は十分な吸収性を発揮でき、シーツ1Aの前後を入れ替えたりして、汚れていない側の吸収体をペットが排尿する場所にくるようにして再使用したとしても、尿が漏れ出し難く、床を汚し難い。このように床を汚し難いので、悪臭が発生し難く、衛生的である。また、このようにシーツ1Aが再利用可能なので、経済的である。
特に、シーツ1Aの備える各吸収体4,4’を構成する上層側の集合体42uは、X方向における分断された側の端部のZ方向の厚みが薄くなっている。その為、シート1Aの中央付近に***された尿は、表面シート2を通過し防漏シート9によって、更に中央へと導かれることになり、一方の吸収体4若しくは他方の吸収体4´のどちらかに吸収され易くなる。運悪く、***された尿が、両方の吸収体4,4’に亘ってしまっても、上述の通り、それぞれの吸収体4,4’間における尿の拡散は、防漏シート9によって遮断されるので、各吸収体4,4’の吸収量は十分に確保できる。
また、シーツ1Aの備える防漏シート9は、着色されていることが好ましい。防漏シート9が着色されていると、シーツ1Aの表裏の区別がし易く、使用感が向上するとの効果を奏する。
次に、シーツ1Aをペット用トイレ101に収容したペット用トイレシステム100Aについて説明する。
ペット用トイレシステム100Aは、図4に示すように、トイレ本体102、及びトイレ本体102内を上層部分Aと下層部分Bとに区画する仕切部材103を備え、上層部分Aに便床を形成する粒状物109を収容するペット用トイレ101と、ペット用トイレ101に収容されて用いられるペット用シーツ1Aとを有している。言い換えれば、ペット用シーツ1Aは、トイレ本体102、及びトイレ本体102内を上層部分Aと下層部分Bとに区画する仕切部材103を備え、上層部分Aに便床を形成する粒状物109を収容するペット用トイレ101に収容されて用いられる。
ペット用トイレ101は、図4に示すように、上部開口を有する外容器104と、外容器104内に着脱自在に装着される内容器105とを備えている。外容器104及び内容器105は、何れも平面視して略矩形形状(即ち上部開口及び底部141cが略矩形形状)であり、その四辺の周縁部が全て起立した形態を有するトレー状のものである。外容部104の側壁部141a,141b及び底部141cによって囲まれた内側は、内容器105の収容部及びペット用シーツ1A,1A’の収容部となり、内容器105の側壁部151a,151b及び底部151cによって囲まれた内側は、粒状物109の収容部となる。ここで、外容器104の側壁部141a及び内容器105の側壁部151aは、トイレ本体102(外容器104、内容器105)の長手方向に延びる側壁部であり、外容器104の側壁部141b及び内容器105の側壁部151bは、該長手方向と直交する方向(幅方向)に延びる側壁部である。尚、トイレ本体102(外容器104、内容器105、後述する収容部106)の長手方向は、各吸収体4,4’の短手方向(X方向)と同じ方向であり、シーツ1Aの長手方向と同じ方向でもある。また、トイレ本体102(外容器104、内容器105)の幅方向(短手方向)は、各吸収体4,4’の長手方向(Y方向)と同じ方向であり、シーツ1Aの短手方向(幅方向)と同じ方向でもある。
外容器104は、図4に示すように、側壁部141a,141bの上端部にフランジ部142を有している。また、内容器105は、側壁部151a,151bの上端部にフランジ部152を有している。内容器105のフランジ部152は、図8に示すように、外容器104のフランジ部142を覆い、内容器105のフランジ部152の内面と外容器104のフランジ部142の外面とが嵌合するように形成されている。
内容器105の底部151cは、図4に示すように、液通過構造を有する仕切部材103を含んで構成されている。即ち、仕切部材103は内容器105の一部である。仕切部材103は、平面視してX方向に長い略矩形形状の板状部材からなり、該仕切部材103を厚み方向(Z方向)に貫通する、平面視して略矩形形状の貫通孔131を多数有している。多数の貫通孔131は、仕切部材103のX方向及びY方向それぞれに所定間隔を置いて配置されている。貫通孔131は、上層部分A(内容器5内)の液を下層部分Bに通過させるための通液孔として機能する。
外容器104及び内容器105の大きさは特に制限されない。外容器104は、例えばX方向の長さが300mm〜600mm程度、Y方向の長さが200mm〜400mm程度の平面矩形形状を有し、側壁部141a,141bの高さが70mm〜200mm程度である。また内容器105は、例えばX方向の長さが295mm〜595mm程度、Y方向の長さが195mm〜395mm程度の平面矩形形状を有し、側壁部151a,151bの高さが30mm〜170mm程度である。尚、ここに示した外容器104及び内容器105の各部の寸法は、内寸法(容器104,105の内側の寸法)である。
ペット用トイレ101は、図6に示すように、外容器104の上方から内容器105をはめ込んだ状態において、内容器105の底部151cを構成する仕切部材103と外容器104の底部141cとの間の下層部分Bに、ペット用シーツ1Aの収容空間Sが形成されるよう構成されている。収容空間Sには、ペット用シーツ1Aが配置されるようになる。収用空間Sは、ペット用シーツ1Aが尿を吸収して膨らんでも仕切部材103に接触せず且つ使用期間内に尿が溢れることがないような、十分な尿吸収容量が確保できるように、適宜設計されることが望ましい。
収容部106は、図4に示すように、平面視して略矩形形状(即ち上部開口及び底部161cが略矩形形状)であり、その四辺の周縁部が全て起立した形態を有するトレー状のものである。収容部106の側壁部161a,161b及び底部161cによって囲まれた内側が、ペット用シーツ1Aの収容部となる。収容部106の側壁部161a,161bは、その高さが収容部106に収容されるペット用シーツ1Aの厚みを超え且つその上端が仕切部材103に接触しないように形成されている。
収容部106は、図4に示すように、外容器104の底部141cの上面に載置される。収容部106は、トイレ本体102から引き出し可能に形成されている。収容部106の引き出し方向は、X方向であり、外容器104(トイレ本体102)の長手方向と平行である。外容器104のY方向に沿って延びる、相対向する一対の側壁部141b,141bのうちの一方には、下層部分Bに相当する部分に、収容部106を出し入れする際に利用する開口部142が形成されている。開口部142の形状及び大きさは、収容部106の引き出し方向Xと直交する方向の断面形状及び大きさと略同じになされており、開口部142から収容部106を引き出し或いは挿入することができるように形成されている。収容部106の底部161cは、Y方向の長さがペット用シーツ1Aの有する各吸収体4,4’のY方向の長さと略一致しており、X方向の長さがペット用シーツ1Aの有するX方向に並置された2個の吸収体4,4’の合計長さと略一致している。
ペット用シーツ1Aは、図4に示すように、ペット用トイレ101の下層部分Bに配される収容部106に、その長手方向(X方向)を収容部106の長手方向に一致させ、1枚収容される。具体的には、ペット用シーツ1Aは、収容部106の底部161c上に、図5に示すように、ペット用シーツ1Aの有する並置された2個の吸収体4,4’のX方向を一致させてセットされる。上述したように、収容部106の底部161cは、Y方向の長さが各吸収体4,4’のY方向の長さと略一致しており、X方向の長さがX方向に並置された2個の吸収体4,4’の合計長さと略一致している。その為、上述したように収容部106にペット用シーツ1Aの1枚を収容すると、図5に示すように、ペット用シーツ1Aの両サイドフラップ5,5が側壁部161bに沿って上方に折り曲げられ、ペット用シーツ1AのY方向の両端側のフラップが側壁部161aに沿って上方に折り曲げられるようになる。
ペット用トイレ101は、図4,図6に示すように、仕切部材103に、尿を誘導する尿誘導部材107が形成されている。尿誘導部材107は、ペット用シーツ1Aの備えるX方向に並置された2個の吸収体4,4’の何れかに尿を誘導するため、防漏シート9に沿って延在して設けられている。言い換えれば、ペット用シーツ1Aの備える防漏シート9の上方に位置する仕切部材103に、ペット用シーツ1Aの備えるX方向に並置された2個の吸収体4,4’の何れかに尿を誘導する尿誘導部材107が該防漏シート9に沿って延在して設けられている。ここで、防漏シート9は、Y方向に平行に形成されている。尿誘導部材107は、ペット用トイレシステム100Aにおいては、図4に示すように、仕切部材103(内容器105の底部151c)の上方(上層部分A)に設けられている。
ペット用トイレシステム100Aの尿誘導部材107は、図4,図6に示すように、仕切部材103の上面(上層部分A側の面)に取り付けられており、隣接するシーツ1A,1A’の境界の上方(真上)に位置し、内容器105内のX方向の全長に亘って、即ち、内容器105の対向する一対の側壁部151a,151a間に亘って連続している。尿誘導部材107は貫通孔131を有さず液通過構造を有していない。
尿誘導部材107は、図6に示すように、ペット用シーツ1Aの備える防漏シート9の上方(真上)に位置する頂部からシーツ1Aの備える並置された2個の吸収体4,4’に向けて斜め下方に延びる斜面171,171を有している。具体的には、尿誘導部材107は、トイレ本体102の長手方向に沿った断面視において、略二等辺三角形形状に形成されており、その二等辺三角形形状部分の頂部が、防漏シート9の真上に位置し、該二等辺三角形形状部分の下部が仕切部材103の上面と接合されている。2つの斜面171,171のなす角度αは、2個の吸収体4,4’の何れかに尿を誘導する観点から、28°以上176°以下であることが好ましく、45°以上160°以下であることが更に好ましい。
ペット用トイレ101の構成部材(仕切部材103、外容器104、内容器105、収容部106、尿誘導部材107等)の材質は、耐食性を有するものであれば特に制限はない。軽量で 取り扱い易く、成形性が良い等の点から、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、塩化ビニル、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS)等の汎用の合成樹脂で一体成形されたものが好ましい。また、ペット用トイレ101の構成部材は、表面に撥水加工や抗菌加工が施されたものを用いることがより好ましい。
上層部分Aに収容される粒状物109としては、当該技術分野において猫砂やトイレ砂等として用いられている粒状物を特に制限無く用いることができる。粒状物109は、好ましくは、植物由来の素材の粉砕物、合成樹脂、粘土鉱物等の成分の1種以上を含んで構成され、成形された成形物が挙げられる。粒状物109の形状は、図8に示す如き円筒形状に限定されず、例えば球状、立方体、直方体等とすることができる。粒状物109としては、本出願人の先の出願に係る特許第3788625号公報に記載の***物処理剤を用いることもできる。
ペット用トイレシステム100Aは、図6に示すように、仕切部材103の上面全面に適量の粒状物109を敷設して上層部分Aに粒状物109の層を形成すると共に、下層部分Bの収容部106にシーツ1Aを収容して使用する。上層部分Aに収容された粒状物109は、ペットが***する尿を素早く通過させ、この通過した尿は、液通過構造を有する仕切部材103の貫通孔131を介して下層部分Bのペット用シーツ1A上に落下し、ペット用シーツ1Aに吸収される。
上述したように、犬や猫等のペットは、いつも決まった場所で***する傾向があり、例えば、ペット用シーツ1Aの備える2個の吸収体4,4’の内の一方の吸収体4の所定の場所に対応する仕切部材103の上面全面に配された粒状物109の位置に排尿する習慣となっている場合、粒状物109は、ペットが***する尿を素早く通過させ、この通過した尿は、液通過構造を有する仕切部材103の貫通孔131を介して下層部分Bのシーツ1Aの一方の吸収体4上に落下し吸収される。シーツ1Aにおいては2個の吸収体4,4’が防漏シート9で隔てられているので、一方の吸収体4で吸収された尿は、防漏シート9を越えて他方の吸収体4’へ移行することができない。また、例えば、他方の吸収体4’の所定の場所に対応する仕切部材103の上面全面に配された粒状物109の位置に排尿する習慣となっている場合、粒状物109は、ペットが***する尿を素早く通過させ、この通過した尿は、液通過構造を有する仕切部材103の貫通孔131を介して下層部分Bのシーツ1Aの他方の吸収体4’上に落下し吸収される。他方の吸収体4’で吸収された尿は、防漏シート9を越えて一方の吸収体4へ移行することができない。その為、汚れていない側の吸収体は十分な吸収性を発揮できる。従って、収容部106をトイレ本体102から引き出し、シーツ1Aの前後を入れ替えたりして、汚れていない側の吸収体をペットが排尿する場所にくるようにして再配置してシーツ1Aを再利用できるので、経済的である。また、このように、汚れていない側の吸収体は十分な吸収性を発揮でき、シーツ1Aを再利用したとしても、尿が漏れ出し難く、収容部106を汚し難い。このように収容部106を汚し難いので、悪臭が発生し難く、衛生的である。
特に、ペット用トイレシステム100Aは、図6に示すように、シーツ1Aの備える並置された2個の吸収体4,4’の何れかに尿を誘導する尿誘導部材107が設けられている。その為、収容部106上に配されたシーツ1Aの備える並置された2個の吸収体4,4’の内の一方が更に汚れ易く、他方が更に汚れ難くなっており、汚れていない側の吸収体を用いてシーツ1Aは再利用でき、非常に経済的であり、非常に衛生的である。
また、ペット用トイレシステム100Aにおいては、図5に示すように、収容部106に収容されたペット用シーツ1Aの両サイドフラップ5,5が側壁部161bに沿って上方に折り曲げられ、ペット用シーツ1AのY方向の両端側のフラップが側壁部161aに沿って上方に折り曲げられるようになる。その為、収容部106が更に汚れ難くなっている。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は上述した実施形態に制限されない。例えば、第1実施形態のペット用シーツ1A以外にも、後述する第2〜第6実施形態のペット用シーツ1B〜1Fであってもよい。第2〜第6実施形態のペット用シーツ1B〜1Fについては、第1実施形態のペット用シーツ1Aと異なる点について説明する。特に説明しない点は、ペット用シーツ1Aと同様であり、ペット用シーツ1Aの説明が適宜適用される。また、ペット用シーツ1B〜1Fの効果については、ペット用シーツ1Aの効果と異なる点について説明する。特に説明しない点は、ペット用シーツ1Aの効果と同様であり、ペット用シーツ1Aの効果の説明が適宜適用される。
第2実施形態のペット用シーツ1B(以下、「シーツ1B」とも言う。)に関して説明すると、シーツ1Bの防漏シート9は、シーツ1Aの防漏シート9と配置の位置が異なっている。
具体的には、シーツ1Bの防漏シート9は、図7,図8に示すように、2個の吸収体4,4’の間に配され、X方向の一端91が2個の吸収体4,4’の内の一方の吸収体4上に配され固定され、X方向の他端92が2個の吸収体4,4’の内の他方の吸収体4’下に配され固定されて、2個の吸収体4,4’を隔てている。吸収体下とは、裏面シートと吸収体の間である。シーツ1Bの防漏シート9について詳述すると、防漏シート9のX方向の一端91が、2個の吸収体4,4’の内の一方の吸収体4と表面シート2との間に配され固定されている。そして、防漏シート9のX方向の他端92が、2個の吸収体4,4’の内の他方の吸収体4’と裏面シート3との間に配され固定されている。このように防漏シート9が配されていることによって、2個の吸収体4,4’が隔てられている。
シーツ1Bの2個の吸収体4,4’どうしの間隔は、分断された側の吸収性コア41の端部がコアラップシート44で被覆されていない図3に示すような2個の吸収体4,4’を使用する場合に、分断された側の吸収性コア41の端部から高吸収性ポリマー43が脱落しない観点から、10mm以下であることが好ましく、略0mmであることが更に好ましい。ここで、2個の吸収体4,4’どうしの間隔が略0mmであるとは、ペット用シーツ1Aの有する並置された2個の吸収体4,4’の長手方向(Y方向)を一致させ、図7に示すように、一方の吸収体4の短手方向(X方向)の一端と、他方の吸収体4’の短手方向(X方向)の一端とが、防漏シート9を介して隣接していることを意味する。
以上の構成を有するシーツ1Bは、図7,図8に示すように、防漏シート9のX方向の一端91が、2個の吸収体4,4’の内の一方の吸収体4上に配され固定され、防漏シート9のX方向の他端92が、他方の吸収体4’下に配され固定されて、2個の吸収体4,4’を隔てている。その為、第2実施形態のシーツ1Bを使用すると、使用する材料、具体的には、表面シート2や裏面シート3のX方向の大きさを必要以上に大きくする必要がないので、経済性に優れるとともに、1枚の吸収体4をX方向に2つに分断された場合には、切り口からの吸収部材のシーツ表面への漏出を防ぐことができる。
次に、第3実施形態のペット用シーツ1C(以下、「シーツ1C」とも言う。)に関して説明すると、シーツ1Cの防漏シート9は、シーツ1Aの防漏シート9と配置の位置が異なっている。
具体的には、シーツ1Cの防漏シート9は、図9に示すように、2個の吸収体4,4’の間に配され、X方向の一端91が2個の吸収体4,4’の内の一方の吸収体4上に配され固定され、X方向の他端92が該一方の吸収体4下に配され固定されて、該一方の吸収体4のX方向の一端部を囲んでおり、2個の吸収体4,4’を隔てている。シーツ1Cの防漏シート9について詳述すると、防漏シート9のX方向の一端91が、2個の吸収体4,4’の内の一方の吸収体4と表面シート2との間に配され固定されている。そして、防漏シート9のX方向の他端92が、該一方の吸収体4’と裏面シート3との間に配され固定されている。このように、シーツ1Cの防漏シート9は、該一方の吸収体4のX方向の一端部を囲むように折り返されており、防漏シート9が配されていることによって、2個の吸収体4,4’が隔てられている。
以上の構成を有するシーツ1Cは、図9に示すように、防漏シート9によって、2個の吸収体4,4’の内の一方の吸収体4のX方向の一端部が囲まれて、2個の吸収体4,4’を隔てている。その為、第3実施形態のシーツ1Cを使用すると、使用する材料、具体的には、表面シート2や裏面シート3のX方向の大きさを必要以上に大きくする必要がないので、経済性に優れる。
上述した第1〜第3実施形態のペット用シーツ1A〜1Cに関しては、X方向の両端側それぞれにおいて、表面シート延出部分21と裏面シート延出部分31とを接合してなるサイドフラップ5が、X方向外方に延出している形態であるが、X方向の両端の形状が、後述する第4〜第6実施形態のペット用シーツ1D〜1Fのような形態であってもよい。後述する第4〜第6実施形態のペット用シーツ1D〜1Fにおいては、図10(a),(b),(c)に示すように、少なくとも裏面シート3は、X方向に並置された2個の吸収体4,4’より大きく、並置された2個の吸収体4,4’の周囲から延出している。即ち、裏面シート3は、シーツ1Aの長手方向(X方向)においては、並置された2個の吸収体4,4’の両端それぞれから延出する裏面シート延出部分31,31を有し、シーツ1Aの短手方向(Y方向)においては、並置された2個の吸収体4,4’の両端それぞれから延出する短手側裏面シート延出部分33を有している。そして各裏面シート延出部分31,31が、吸収体4の上面側に巻き上げられている。このように裏面シート延出部分31が吸収体4の上面側に巻き上げられているので、シーツ1D〜1Fの長手方向(X方向)の両端それぞれからペットの***した尿が更に漏れ難くなっている。尚、シーツ1D〜1Fの短手方向(Y方向)の両端においても、短手側裏面シート延出部分33が吸収体4の上面側に巻き上げられていてもよい。以下、第4〜第6実施形態のペット用シーツ1D〜1Fについて、詳述する。
第4実施形態のペット用シーツ1D(以下、「シーツ1D」とも言う。)に関して説明する。
シーツ1Dの表面シート2は、X方向に並置された2個の吸収体4,4’より大きく、シーツ1Dの長手方向(X方向)においては、並置された2個の吸収体4,4’の両端まで延在する一対の表面シート端部22,22を有し、シーツ1Dの短手方向(Y方向)においては、並置された2個の吸収体4,4’の両端それぞれから延出する短手側表面シート延出部分23,23を有している。そして、シーツ1Dの長手方向(X方向)の両端側においては、図10(a)に示すように、裏面シート延出部分31が、吸収体4の上面側に巻き上げられて、表面シート端部22上に配され固定されている。具体的には、シーツ1Dの長手方向(X方向)の両端側それぞれにおいては、裏面シート延出部分31が、吸収体4の上面側に巻き上げられて、表面シート端部22上に配され、表面シート端部22と裏面シート延出部分31が、ホットメルト接着剤等の接合手段により接合されて、裏面シート巻き上げ部6を形成している。
次に、第5実施形態のペット用シーツ1E(以下、「シーツ1E」とも言う。)に関して説明する。
シーツ1Eの表面シート2は、X方向に並置された2個の吸収体4,4’より大きく、シーツ1Eの長手方向(X方向)においては、並置された2個の吸収体4,4’の両端まで延在する一対の表面シート端部22,22を有し、シーツ1Eの短手方向(Y方向)においては、並置された2個の吸収体4,4’の両端それぞれから延出する短手側表面シート延出部分23,23を有している。そして、シーツ1Eの長手方向(X方向)の両端側においては、図10(b)に示すように、裏面シート延出部分31が、吸収体4の上面側に巻き上げられて、各吸収体4,4’と各表面シート端部22との間に配され固定されている。具体的には、シーツ1Eの長手方向(X方向)の両端側それぞれにおいては、裏面シート延出部分31が、吸収体4の上面側に巻き上げられて、吸収体4と表面シート他端部22との間に配され、表面シート他端部22と裏面シート延出部分31が、ホットメルト接着剤等の接合手段により接合されて、裏面シート巻き上げ部6を形成している。
次に、第6実施形態のペット用シーツ1F(以下、「シーツ1F」とも言う。)に関して説明する。
シーツ1Fの表面シート2は、X方向に並置された2個の吸収体4,4’より大きく、当初、並置された2個の吸収体4,4’の周囲から延出しており、シーツ1Fの長手方向(X方向)においては、並置された2個の吸収体4,4’の両端から延出する一対の表面シート延出部分24,24を有し、シーツ1Fの短手方向(Y方向)においては、並置された2個の吸収体4,4’の両端それぞれから延出する短手側表面シート延出部分23,23を有している。そして、シーツ1Fの長手方向(X方向)の両端側においては、図10(c)に示すように、裏面シート延出部分31と表面シート延出部分24とが接合されている。接合された表面シート延出部分24及び裏面シート延出部分31は、吸収体4の上面側に巻き上げられて、表面シート2上に配され固定されている。具体的には、シーツ1Fの長手方向(X方向)の両端側においては、裏面シート延出部分31と表面シート延出部分24とが、ホットメルト接着剤等の接合手段により接合されて、サイドフラップ7,7を形成している。このように形成された各サイドフラップ7が、吸収体4の上面側に巻き上げられて、表面シート2上に配され固定されている。尚、サイドフラップ7と表面シート2とは、ホットメルト接着剤等の接合手段により接合されている。
シーツ1B〜1Fは、シーツ1Aと同様に、直接床に置いて使用したり、シーツ1Aと同様に、シーツ1B〜1Fをペット用トイレ101に収容したペット用トイレシステムとして使用される。尚、上述のシーツ1A乃至シーツ1Fにおける各構成要件は、本発明の趣旨を損なわない範囲で、適宜組み合わせて実施できる。
また、本発明は上述した実施形態に制限されず、上述のシーツ1Aが有する吸収体4に関しては、図3に示すように、各吸収体4,4’を構成する吸収性コア41の上層側の集合体42uのX方向の分断された側の端部が、コアラップシート44(下層コアラップシート44d)で被覆された側の端部のZ方向の厚みに比べて、Z方向の厚みが薄くなっている形態であるが、図11に示すように、吸収体4を構成する上層側の集合体42uのZ方向の厚みが均一なフラットな形態であってもよい。
また、上述のシーツ1A〜1Fの備える2個の吸収体4,4’は、X方向に並置されているが、Y方向に並置されていてもよい。
また、シーツ1Aを収容したペット用トイレシステム100Aの備えるペット用トイレ101は、図4,図6に示すように、上層部分Aに便床を形成する粒状物109を収容する所謂猫用のペット用トイレであるが、粒状物109を収容しない所謂犬用のペット用トイレであってもよい。犬用のペット用トイレとしては、例えば、シーツ1Aを収容するトレー状の収容部上に、メッシュ状の仕切部材を備えたペット用トイレが挙げられる。メッシュ状の仕切部材は、ペット用シーツからの***後の液戻りの防止、及びいたずらによるペット用シーツの破損の防止の役割を果たす部材である。該仕切部材には、シーツ1Aの有する並置された2個の吸収体4,4’の何れかに尿を誘導する尿誘導部材が、防漏シート9に沿って延在して設けられていることが好ましい。
上述した実施形態に関し、さらに以下のペット用シーツを開示する。
<1>
液透過性の表面シート、液不透過性の裏面シート、両シート間に配された矩形状の2個の吸収体を備えたペット用シーツであって、
2個の前記吸収体は並置されており、
2個の前記吸収体の間に液不透過性の防漏シートが配されており、
前記防漏シートは、該防漏シートの一端が2個の前記吸収体の内の一方の該吸収体上に配され固定され、該防漏シートの他端が前記裏面シートに接して固定されて、2個の該吸収体を隔てているペット用シーツ。
<2>
前記防漏シートは、該防漏シートの他端が2個の前記吸収体の間に配されている前記<1>に記載のペット用シーツ。
<3>
前記防漏シートは、該防漏シートの他端が2個の前記吸収体の内の他方の該吸収体下に配されている<1>に記載のペット用シーツ。
<4>
前記裏面シートは、並置された2個の吸収体の周囲から延出しており、前記ペット用シーツの長手方向においては、該裏面シートにおける該並置された2個の吸収体の両端から延出した裏面シート延出部分を有しており、
前記表面シートは、並置された2個の吸収体の周囲から延出しており、前記ペット用シーツの長手方向においては、該表面シートにおける該並置された2個の吸収体の両端から延出した表面シート延出部分を有しており、
前記ペット用シーツの長手方向の両端側においては、前記表面シート延出部分と前記裏面シート延出部分とは接合されて、該長手方向外方に延出している前記<1>〜<3>の何れか1に記載のペット用シーツ。
<5>
少なくとも前記裏面シートは、並置された2個の吸収体の周囲から延出しており、前記ペット用シーツの長手方向においては、該裏面シートにおける該並置された2個の吸収体の両端から延出した裏面シート延出部分が、該吸収体の上面側に巻き上げられている前記<1>〜<3>の何れか1に記載のペット用シーツ。
<6>
前記表面シートは、前記ペット用シーツの長手方向においては、該並置された2個の吸収体の両端まで延在する一対の表面シート端部を有しており、
前記ペット用シーツの長手方向の両端側においては、前記裏面シート延出部分が、前記吸収体の上面側に巻き上げられて、前記表面シート端部上に配され固定されている前記<5>に記載のペット用シーツ。
<7>
前記表面シートは、前記ペット用シーツの長手方向においては、該並置された2個の吸収体の両端まで延在する一対の表面シート端部を有しており、
前記ペット用シーツの長手方向の両端側においては、前記裏面シート延出部分が、前記吸収体の上面側に巻き上げられて、該吸収体と前記表面シート端部との間に配され固定されている前記<5>に記載のペット用シーツ。
<8>
前記表面シートは、並置された2個の吸収体の周囲から延出しており、前記ペット用シーツの長手方向においては、該表面シートにおける該並置された2個の吸収体の両端から延出した表面シート延出部分を有しており、
前記ペット用シーツの長手方向の両端側においては、前記表面シート延出部分と前記裏面シート延出部分とは接合されており、接合された該表面シート延出部分及び該裏面シート延出部分は、前記吸収体の上面側に巻き上げられて、前記表面シート上に配され固定されている前記<5>に記載のペット用シーツ。
<9>
前記防漏シートは、着色されている前記<1>〜<8>の何れか1に記載のペット用シーツ。
<10>
トイレ本体、及び該トイレ本体内を上層部分と下層部分とに区画する仕切部材を備え、該上層部分に便床を形成する粒状物を収容するペット用トイレに収容されて用いられる<1>〜<9>の何れか1に記載のペット用シーツであって、
前記ペット用シーツは、前記ペット用トイレの前記下層部分に収容されるペット用シーツ。
<11>
前記シーツは、平面視して、短手方向(X方向)に長い長方形状に形成され、短手方向(X方向)の長さが300mm〜600mm、長手方向(Y方向)の長さが200mm〜500mm、前記シーツの厚み方向(Z方向)の厚みは、1.0mm〜15mmである前記<1>〜<10>の何れか1に記載のペット用シーツ。
<12>
前記表面シートは、低坪量の液透過性の不織布であり、その坪量が、50g/m以下好ましくは、30g/m以下である前記<1>〜<11>の何れか1に記載のペット用シーツ。
<13>
前記裏面シートは、ポリエチレン製等のフィルムであり、その坪量が、40g/m以下好ましくは、25g/m以下である前記<1>〜<11>の何れか1に記載のペット用シーツ。
<14>
2個の前記吸収体は、短手方向(X方向)に並置された状態で、前記表面シートと前記裏面シートとの間に配されており、
前記吸収体は、長手方向(Y方向)に長い矩形状に形成されており、
前記吸収体は、長手方向(Y方向)の長さが120mm〜430mm、短手方向(X方向)の長さが80mm〜280mm、該吸収体の厚み方向(Z方向)の厚みは、0.5mm〜10mmで、前記シーツの備える2個の前記吸収体どうしの間隔は、10mm以上50mm以下好ましくは、20mm以上30mm以下である前記<1>〜<13>の何れか1に記載のペット用シート。
<15>
2個の前記吸収体は、高吸収性ポリマー、フラッフパルプからなる吸収性コアを、紙又は不織布からなるコアラップシートで包んだものであり、
前記フラッフパルプの集合体内に前記高吸収性ポリマーが分散配置された前記吸収性コアの全体を、前記コアラップシートで覆って形成されており、
前記高吸収性ポリマーは、フラッフパルプ中に混合された状態で用いられるか、前記裏面シート側に散布されたり、層状にして厚み方向中央に挿入されてもよく、
あるいは、2個の前記吸収体は、フラッフパルプからなる吸収性コアを、紙又は不織布からなるコアラップシートで包んだものであり、高吸収性ポリマーを含有しない前記<1>〜<14>の何れか1に記載のペット用シーツ。
<16>
2個の前記吸収体は、短手方向(X方向)に長い矩形状の吸収性コアをコアラップシートで包んで形成された1個の吸収体を、短手方向(X方向)中央にてカットして分断して2個の吸収体を形成しており、
前記吸収性コアは、フラッフパルプの上層側の集合体と該フラッフパルプの下層側の集合体との間に、高吸収性ポリマーを散布して積層して形成されており、
前記上層側の集合体の坪量の方が、前記下層側の集合体の坪量よりも低く形成されている前記<1>〜<15>の何れか1に記載のペット用シーツ。
<17>
2個の前記吸収体を構成する吸収性コアの上層側の集合体は、短手方向(X方向)における分断された側の端部が、押圧等され、短手方向(X方向)におけるコアラップシート(下層コアラップシート)で被覆された側の端部の厚み方向(Z方向)の厚みに比べて、厚み方向(Z方向)の厚みが薄くなっており、短手方向(X方向)に並置された上層側の集合体それぞれの互いに対向するように配された長手方向(Y方向)に沿う側部全域に亘って、上層側の集合体の短手方向(X方向)の内方端部が、短手方向(X方向)の内方に向かって、並置された前記上層側の集合体の中央に向かって、漸次薄くなっている前記<1>〜<16>の何れか1に記載のペット用シーツ。
<18>
前記シーツの前記防漏シートは、長手方向(Y方向)に長い矩形状のシートであり、2個の前記吸収体の長手方向(Y方向)の長さよりも長く、前記表面シート及び前記裏面シートそれぞれの長手方向(Y方向)の両端間に亘って、長手方向(Y方向)に平行に帯状に延在しており、
前記防漏シートの短手方向(X方向)の一端は、前記吸収体上に配される幅が、10mm〜50mmで、好ましくは15mm〜30mmであり、該防漏シートの短手方向(X方向)の長さ(幅)は、20mm〜80mmに形成され、好ましくは30mm〜50mmに形成されている前記<1>〜<17>の何れか1に記載のペット用シーツ。
<19>
前記裏面シートは、前記ペット用シーツの長手方向においては、該裏面シートにおける該並置された2個の吸収体の両端から延出した裏面シート延出部分を有しており、
前記表面シートは、前記ペット用シーツの長手方向においては、該表面シートにおける該並置された2個の吸収体の両端から延出した表面シート延出部分を有しており、
前記表面シートと前記吸収体4との間、前記裏面シートと該吸収体との間は、ホットメルト接着剤等の接合手段により接合されており、
前記シーツの短手方向(X方向)の両端側それぞれにおいては、前記表面シート延出部分と前記裏面シート延出部分とが、ホットメルト接着剤の接合手段により接合されて、サイドフラップを形成し、該サイドフラップは、短手方向(X方向)外方に延出しており、
前記表面シート延出部分と前記裏面シート延出部分とを接合してなる前記サイドフラップは、短手方向(X方向)の幅が、10mm以上40mm以下に形成され好ましくは、20mm以上30mm以下に形成され、前記ホットメルト接着剤の塗布は、線状、面状、ドット状、スパイラル状、或いは霧状の何れかである前記<1>〜<18>の何れか1に記載のペット用シーツ。
<20>
前記シーツの長手方向(Y方向)の両端側それぞれにおいては、短手側表面シート延出部分と短手側裏面シート延出部分とが、ホットメルト接着剤の接合手段により接合され固定されて、フラップを形成し、
前記短手側表面シート延出部分と前記短手側裏面シート延出部分とを接合してなる各フラップは、長手方向(Y方向)外方に延出しており、長手方向(Y方向)の幅が、10mm以上40mm以下に形成され好ましくは、20mm以上30mm以下に形成されている前記<1>〜<19>の何れか1に記載のペット用シーツ。
<21>
犬用である前記<1>〜<20>の何れか1に記載のペット用シーツ。
<22>
猫用である前記<1>〜<20>の何れか1に記載のペット用シート。
<23>
トイレ本体、及び該トイレ本体内を上層部分と下層部分とに区画する仕切部材を備え、該上層部分に便床を形成する粒状物を収容するペット用トイレと、該ペット用トイレに収容されて用いられる前記<1>〜<22>の何れか1に記載のペット用シーツとを有するペット用トイレシステムであって、
前記ペット用シーツは、前記ペット用トイレの前記下層部分に収容されているペット用トイレシステム。
<24>
前記トイレ本体を上層部分と下層部分とに区画する仕切部材には尿誘導部材が形成され、該尿誘導部材は、前記並置された2個の吸収体の何れか1に尿を誘導するため、隣り合う2個の吸収体の間に配置された前記防漏シートに沿って延在して設けられている前記<23>に記載のペット用トイレシステム。
<25>
前記ペット用トイレは内容器を有し、
前記ペット用トイレシステムの前記尿誘導部材は、前記仕切部材の上面(上層部分側の面)に取り付けられており、隣接する2個の前記シーツの境界の上方(真上)に位置し、前記内容器内の短手方向(X方向)の全長に亘って、該内容器の対向する一対の側壁部間に亘って連続しており、
前記尿誘導部材は貫通孔を有さず液通過構造を有していない前記<24>に記載のペット用トイレシステム。
<26>
前記尿誘導部材は、前記シーツの備える防漏シートの上方(真上)に位置する頂部から該シーツの備える並置された2個の前記吸収体に向けて斜め下方に延びる2つの斜面を有し、
前記尿誘導部材は、前記トイレ本体の長手方向に沿った断面視において、略二等辺三角形形状に形成されており、その二等辺三角形形状部分の頂部が、前記防漏シートの真上に位置し、該二等辺三角形形状部分の下部が前記仕切部材の上面と接合されて、前記2つの斜面のなす角度αは、28°以上176°以下であり、好ましくは45°以上160°以下である前記<24>又は<25>に記載のペット用トイレシステム。
1A,1B、1C,1D,1E,1F ペット用シーツ
2 表面シート
21,24 表面シート延出部分
22 表面シート端部
23 短手側表面シート延出部分
3 裏面シート
31 裏面シート延出部分
33 短手側裏面シート延出部分
4 吸収体
41 吸収性コア
44 コアラップシート
5,7 サイドフラップ
6 裏面シート巻き上げ部
9 防漏シート
91 防漏シートの一端
92 防漏シートの他端
101 ペット用トイレ
102 トイレ本体
103 仕切部材
104 外容器
105 内容器
106 収容部
107 尿誘導部材
109 粒状物
100A ペット用トイレシステム

Claims (12)

  1. 液透過性の表面シート、液不透過性の裏面シート、両シート間に配された矩形状の2個の吸収体を備えたペット用シーツであって、
    2個の前記吸収体は、並置されており、
    2個の前記吸収体の間に液不透過性の防漏シートが配されており、
    前記防漏シートは、該防漏シートの一端が2個の前記吸収体の内の一方の該吸収体上に配され固定され、該防漏シートの他端が前記裏面シートに接して固定されて、2個の該吸収体を隔てているペット用シーツ。
  2. 前記防漏シートは、該防漏シートの他端が2個の前記吸収体の間に配されている請求項1に記載のペット用シーツ。
  3. 前記防漏シートは、該防漏シートの他端が2個の前記吸収体の内の他方の該吸収体下に配されている請求項1に記載のペット用シーツ。
  4. 前記裏面シートは、並置された2個の吸収体の周囲から延出しており、前記ペット用シーツの長手方向においては、該裏面シートにおける該並置された2個の吸収体の両端から延出した裏面シート延出部分を有しており、
    前記表面シートは、並置された2個の吸収体の周囲から延出しており、前記ペット用シーツの長手方向においては、該表面シートにおける該並置された2個の吸収体の両端から延出した表面シート延出部分を有しており、
    前記ペット用シーツの長手方向の両端側においては、前記表面シート延出部分と前記裏面シート延出部分とは接合されて、該長手方向外方に延出している請求項1〜3の何れか1項に記載のペット用シーツ。
  5. 少なくとも前記裏面シートは、並置された2個の吸収体の周囲から延出しており、前記ペット用シーツの長手方向においては、該裏面シートにおける該並置された2個の吸収体の両端から延出した裏面シート延出部分が、該吸収体の上面側に巻き上げられている請求項1〜3の何れか1項に記載のペット用シーツ。
  6. 前記表面シートは、前記ペット用シーツの長手方向においては、該並置された2個の吸収体の両端まで延在する一対の表面シート端部を有しており、
    前記ペット用シーツの長手方向の両端側においては、前記裏面シート延出部分が、前記吸収体の上面側に巻き上げられて、前記表面シート端部上に配され固定されている請求項5に記載のペット用シーツ。
  7. 前記表面シートは、前記ペット用シーツの長手方向においては、該並置された2個の吸収体の両端まで延在する一対の表面シート端部を有しており、
    前記ペット用シーツの長手方向の両端側においては、前記裏面シート延出部分が、前記吸収体の上面側に巻き上げられて、該吸収体と前記表面シート端部との間に配され固定されている請求項5に記載のペット用シーツ。
  8. 前記表面シートは、該並置された2個の吸収体の周囲から延出しており、前記ペット用シーツの長手方向においては、該表面シートにおける該並置された2個の吸収体の両端から延出した表面シート延出部分を有しており、
    前記ペット用シーツの長手方向の両端側においては、前記表面シート延出部分と前記裏面シート延出部分とは接合されており、接合された該表面シート延出部分及び該裏面シート延出部分は、前記吸収体の上面側に巻き上げられて、前記表面シート上に配され固定されている請求項5に記載のペット用シーツ。
  9. 前記防漏シートは、着色されている請求項1〜8の何れか1項に記載のペット用シーツ。
  10. トイレ本体、及び該トイレ本体内を上層部分と下層部分とに区画する仕切部材を備え、該上層部分に便床を形成する粒状物を収容するペット用トイレに収容されて用いられる請求項1〜9の何れか1項に記載のペット用シーツであって、
    前記ペット用シーツは、前記ペット用トイレの前記下層部分に収容されるペット用シーツ。
  11. トイレ本体、及び該トイレ本体内を上層部分と下層部分とに区画する仕切部材を備え、該上層部分に便床を形成する粒状物を収容するペット用トイレと、該ペット用トイレに収容されて用いられる請求項1〜9の何れか1項に記載のペット用シーツとを有するペット用トイレシステムであって、
    前記ペット用シーツは、前記ペット用トイレの前記下層部分に収容されているペット用トイレシステム。
  12. 前記仕切部材に、尿誘導部材が形成され、該尿誘導部材は、隣り合う2個の前記吸収体の何れかに尿を誘導するため、前記防漏シートに沿って延在して設けられている請求項11に記載のペット用トイレシステム。
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