JP2010119313A - ペット***物処理用積層シート - Google Patents

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Abstract

【課題】ペットの***行為に伴う飼育者の***物処理作業の負担を軽減することができるペット***物処理用積層シートを提供すること。
【解決手段】本発明のペット***物処理用積層シート1は、複数枚の***物処理用シート1A,1Bが、重ねられ且つ一部分で相互に固着されていると共に、***物処理用シートどうし1A,1Bを分離可能になされている。また、性能が異なる2種類の***物処理用シート1A,1Bを用いることもできる。この性能の相異は、例えば、消臭性能又は吸収性能の違いである。複数枚の***物処理用シート1A,1Bは、例えば、熱融着、エンボス加工又は接着剤により相互に固着されている。
【選択図】図3

Description

近年、犬や猫等のペットを室内で飼育することが広く行われており、このようなペットの尿や糞で床を汚さないようにするための使い捨てのペット***物処理用シートも知られている。例えば、特許文献1には、吸水シート層と、この吸水シート層の下面と接触するように配置された防水シート層とを有するペット***物処理用シートが開示されている。
従来のペット***物処理用シートは、特許文献1に開示されるようなロール状に巻回された状態とされたり、折り畳まれて包装袋に収納された状態とされて、市販等されている。折り畳まれて包装袋に収納される場合、通常、1枚毎に畳まれたものが複数枚積層されて収納されている。
実開平2−127155号公報
しかし、上述した従来のペット***物処理用シートでは、床やペット用の専用トイレに、包装袋から取り出したシートを設置してペットに***行為をさせた後、***物が付着したシートを廃棄し、同じ場所に新たなシートを敷設するという作業を、ペットの***量や***の頻度にもよるが、通常、一日に複数回行わなければならないことが多く、その作業に、手間がかかるという問題があった。そのため、ペットの***行為に伴う処理作業負担の軽減を図る必要があった。
従って、本発明の目的は、ペットの***行為に伴う飼育者の***物処理作業の負担を軽減することができるペット***物処理用積層シートを提供することにある。
本発明は、複数枚の***物処理用シートが、重ねられ且つ一部分で相互に固着されており、前記***物処理用シートどうしを分離可能になされているペット***物処理用積層シートを提供することにより前記目的を達成したものである。
本発明のペット***物処理用積層シートによれば、ペットの***行為に伴う飼育者の***物処理作業の負担を軽減することができる。
以下、本発明を、その好ましい実施形態に基づいて、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態であるペット***物処理用積層シート1(以下、単に積層シート1ともいう)を一部破断して示す平面図であり、該積層シート1は、複数枚の***物処理用シート1A,1B,1A,1Bが、重ねられ且つ一部分で相互に固着された構造を有している。
積層シート1は、相互に大きさが異なる2種類の***物処理用シート1A,1Bをそれぞれ2枚含んでおり、***物処理用シート1Aと***物処理用シート1Bとは、図3に示すように、積層シート1の厚み方向に交互に配置されている。
積層シート1は、平面視して長方形状を有しており、該長方形の3辺に位置する各端部H1〜H3に、該積層シート1を構成する4枚の***物処理用シート1A,1B,1A,1Bが相互に固着された固着部を有している。その固着部においては、積層された4枚の***物処理用シートが熱融着により一体化されている。
***物処理用シート1Aは、積層シート1の前記端部H1〜H3それぞれより、積層シート1の中央側に、***物処理用シートどうしを分離可能とするためのミシン目14を有している。図1を参照して説明すると、積層シート1の中央側とは、端部H1に対しては該端部H1より下側、端部H2に対しては該端部H2より右側、端部H3に対しては該端部H3より左側である。ミシン目14は、全体としてコ字状に形成されている。
***物処理用シート1Bは、長方形の長辺の長さが、***物処理用シート1Aより長く、積層状態において、図1に示すように、***物処理用シート1Aの一端から延出する部分を有している。それ以外は、***物処理用シート1Aと同様の構造を有しており、***物処理用シート1Bにも、***物処理用シート1Aと同様のミシン目14が形成されている。
ミシン目14は、***物処理用シート1A,1Bそれぞれの厚み方向全体を貫くように形成されている。また、積層シート1においては、***物処理用シート1Aのミシン目14は、***物処理用シート1Bのミシン目14と重なる位置に形成さている。
尚、***物処理用シート1Aと***物処理用シート1Bとは長さが相異するが、幅は同一にされている。勿論、***物処理用シート1Aの幅を***物処理用シート1Bの幅より狭くしてもよい。
各***物処理用シート1A,1Bは、それぞれ、上層シート11、下層シート12及びこれら両シート11,12間に配された吸収体13から構成されており、これらは、ホットメルト接着剤等の接着剤により層間が接着されて一体化されている。
上層シート11と下層シート12とは、***物処理用シート1A,1B毎に同一形状及び大きさにされている。
***物処理用シート1A,1Bに用いられる上層シート11と下層シート12の材料としては、従来この種の製品に用いられている材料と同様のものを用いることができる。例えば上層シート11として、液透過性のシート材料を用いることができる。シート材料の素材としては、例えばポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂などの各種熱可塑性樹脂が挙げられる。これらの素材からなるシート材料は、例えば繊維シート、フィルム、これらの積層体の形態であり得る。シート材料が撥水性の素材から構成されている場合には、各種親水化剤による親水化処理を施してもよい。
前記のシート材料が繊維シートである場合、該繊維シートとしては、織布及び不織布の何れも用いることができる。ペット用シートが使い捨てのものであることを考慮すると、経済性の観点から該繊維シートとして不織布を用いることが好適である。繊維シートとして不織布を用いる場合、該不織布としては、例えばスパンボンド不織布、エアスルー不織布、スパンレース不織布、ニードルパンチ不織布、ケミカルボンド不織布などを用いることができる。これらの不織布のうち、強度が高く、また液透過性が良好な不織布であるスパンボンド不織布を用いることが好ましい。
前記の繊維シートは繊維間に空隙を有しているので、この空隙を通して液を透過させることが可能である。しかし、該繊維シートに開孔処理を施して多数の開孔を規則的又は不規則に形成し、液の透過を一層確実にしてもよい。シート材料がフィルムである場合には、液の透過を確保するために、該フィルムに開孔処理を施して多数の開孔を規則的又は不規則に形成することが必要である。これら繊維シートやフィルムに形成される開孔は、平面的なものでもよく、或いは漏斗状の立体的なものでもよい。特に開孔が立体的であると、吸収体に吸収された液の上層シート表面への逆戻り、すなわちウエットバックが起こりにくくなるので有利である。
上層シート11を構成するシート材料は、それが繊維シートであるか或いはフィルムであるかまたその色を問わず、その坪量が10〜50g/m2、特に15〜25g/m2であることが上層シート11の十分な強度の確保及び原料コストやシートの厚み感の観点から好ましい。
下層シート12としては、熱可塑性樹脂からなる液不透過性のフィルムを用いることができる。また、このフィルムに不織布等を積層してもよい。或いは下層シート12として、スパンボンド−メルトブローン−スパンボンド不織布のような撥水性のシート材料を用いてもよく、その色についても問わない。下層シート12は、その坪量が10〜50g/m2、特に15〜30g/m2であることが、下層シート12の十分な強度の確保の観点、十分な液遮断性の確保、そして製品シートの厚み及び取り扱い性の観点から好ましい。
吸収体13としては、吸液素材、例えばフラッフパルプ、吸水性ポリマー、それらの混合積繊体などを用いることができる。ここで、吸水性ポリマーとしては、各種公知のものを特に制限なく用いることができ、例えば、ポリアクリル酸ナトリウム、(アクリル酸−ビニルアルコール)共重合体、ポリアクリル酸ナトリウム架橋体、(でんぷん−アクリル酸)グラフト共重合体、(イソブチレン−無水マレイン酸)共重合体及びそのケン化物、ポリアスパラギン酸等が挙げられる。また、繊維材料としては、各種公知のものを特に制限なく用いることができ、例えば、パルプ繊維、レーヨン繊維やコットン、酢酸セルロース等の親水性繊維等を用いることができ、これらには、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系繊維、ポリエステル、ポリアミド等の縮合系繊維、塩化ビニル、酢酸ビニル等のビニルモノマー重合体の繊維等を混在させてもよい。
特に、フラッフパルプと吸水性ポリマーの混合積繊体を用いると、十分な吸収容量を確保し得る観点から好ましい。この混合積繊体を用いる場合、その周囲をティッシュペーパーなどの吸収紙で被覆することが、該混合積繊体の保形性の確保や、吸水性ポリマーの脱落防止の観点から好ましく、該ティッシュペーパーに各種の色を配することで、その場所がトイレであると認識し易くなると共に、室内のインテリアとしても有効なものとなる。
本実施形態の積層シート1は、これを構成する複数枚の***物処理用シート1A,1B,1A,1Bを一体的に折り曲げて折り畳んだものを、更に複数枚積層した状態で包装袋や容器等に収容して市場に流通(市販等)させることが、コンパクトな形態で、運搬、商品陳列、保管等することができる観点から好ましい。
本実施形態の積層シート1は、単独状態で床に敷いて使用することもできるし、該積層シート1を、当初の敷設位置から移動しないように保持する保持具に保持させた状態で使用することもできる。
図2及び図3には、この積層シート1を、トレイ状の保持具2に保持させた状態が示されており、図4には、保持具2に保持させた状態の積層シート1から、該積層シート1を構成する***物処理用シート1A,1Bを上から順に取り出す様子が示されている。
図2〜図4に示す保持具2及び該保持具2を用いた積層シート1の使用方法について説明する。
保持具2は、全体としてトレイ状の形態を有し、平面状に拡げた状態の積層シート1を内部に収容できると共に、その積層シート1の周縁部を上下から挟持して固定することができるものであり、その状態でカーペットや絨毯等からなる室内の床面に載置して使用することができる。
保持具2は、図2に示すように、平面視して長方形状であり、四隅には丸みが形成されている。保持具2の材質としては、プラスチック、木材、又はセラミックなど各種の材料を採用することができる。尚、図2中には、長方形状の破線が2本描かれているが、外側の破線B1は積層シート1の外形を表しており、内側の破線B2は***物処理用シート1A又は1Bを分離する際のミシン目14を表している。
保持具2は、図3に示すように、底部21と枠部22から構成されている。底部21は、積層シート1(換言すれば、複数枚の***物処理用シート1A,1B)を載置するトレイ土台21aと、このトレイ土台21aの周縁部近傍から立設した突起部21bとを有している。突起部21bの外側面には溝部21b1が形成され、この溝部21b1に、枠部22の突起22aが嵌合するようになされている。枠部22は、トレイ土台21a上に載置した積層シート1上に覆い被せるようにして、底部21に対して固定することができ、その固定状態においては、枠部22の開口部周縁部の下面に突設された抑え部22bが、積層シート1の周縁部を上方から加圧しており、それにより、該積層シート1が、拡げた状態に安定に保持される。
図3では、枠部22の抑え部22bが、最上層の***物処理用シート1Aの上面と当接している。最上位の***物処理用シート1Aを分離しても抑え部22b付近のシートは分離しないでそのままの状態で残るため、抑え部22bは常に***物処理用シート1A,1Bの積層体であるペット***物処理用積層シート1を保持することができる。
なお、***物処理用シート1A,1Bに形成されるミシン目は、最下層の***物処理用シート1Bには形成しなくてもよい。また、枠部22は、その一部が、底部21に対してヒンジ等で連結されているものであっても、底部21から完全に取り外すことができるものであっても良い。
図4には、保持具2に保持させた状態の積層シート1から、該積層シート1の最上層を構成する***物処理用シート1Aを分離する様子が示されている。
より具体的には、ペット飼育者が、ペット排尿後の***物処理用シート1Aの一端を把持し、捻りを加えながら該***物処理用シート1Aを持ち上げ、該***物処理用シート1Aのミシン目14を破断しながら、該***物処理用シート1Aを、残りの***物処理用シート1Bから分離している状態が示されている。
このようにして、積層シート1の最上層の***物処理用シート1Aを分離すると、未使用状態の次の***物処理用シート1Bが表面に現れる。その***物処理用シート1Bについても、ペットの***後に、***物処理用シート1Aと同様にして、保持具2に残る他の***物処理用シート1A,1Bから分離することができる。尚、***物処理用シート1A,1Bの一端を把持するときには、枠部22に形成した円弧状の切欠部2aに指を挿入し、***物処理用シート1A又は1Bの端部を摘むようにすると把持し易い。
本実施形態の積層シート1は、例えば、このようにして、その一方の面側から***物処理用シート1A,1Bを順次分離していくことができる。
本発明のペット***物処理用積層シートは、性能の異なる複数種類の***物処理用シートを組み合わせて用いることも好ましい。例えば、上述した実施形態の積層シート1においては、***物処理用シート1Aと***物処理用シート1Bとで、性能を異ならせることもできる。
異ならせる性能としては、消臭性能、吸収性能、そして表面シート強度(犬の悪戯による引っ掻き防止など)等が挙げられ、これら2種以上の性能を異ならせることもできる。
例えば、消臭性能のある***物処理用シート1A又は1Bと、それより消臭性能は劣るが吸収性能は高い***物処理用シート1B又は1Aとを重ね合わせることもできる。
また、日中等にシートを悪戯して破いてしまうことが多いペットの場合には、その時間帯に合わせて表面シート強度の強いシートが最上面にくるように設置するということも使い勝手の面から工夫することができる。
シートの消臭性能の違いは、例えば、1)香料成分の配合量を異ならせる方法、2)吸水性ポリマーの配合量を異ならせる方法、3)単位あたりの吸収量の異なる吸水性ポリマーを配合する方法、4)木粉ペレットを配合する場合にはその配合量を異ならせる方法、5)これらの方法の2種以上を組み合わせた方法等により発現させることができる。香料の種類としては、特に制限はなく、例えば、特開2007−229151号公報記載の各種の物質を用いることができる。
また、シートの吸収性能の違いは、例えば、吸水性ポリマーの含有量や種類、又はパルプ量を異ならせることで総吸収量の違いとして発現させることができる。
更には、尿臭(アンモニア臭)については、吸水性ポリマーの含有量によっても、その違いを発現することができる。
例えば、共稼ぎや一人暮らしで、***物処理用シート1A,1Bの取替えを朝夜の1日に2回行う場合、***物処理用シート1Aには高吸収性シート、***物処理用シート1Bに消臭力に優れたシートが好適に用いられる。この場合、***物処理用シート1A,1Bからなる積層シート1を夜のうちに設置しておくと、急がしい朝の作業を、***物処理用シート1Aを分離して廃棄するという簡単な作業で終わらせることができる。
上層に高吸収性シートを用いるのは、朝に排出されるペットの大量の尿を吸収するためであり、下層に消臭力に優れたシートを用いるのは、日中ペットの尿を数回に渡り吸収する必要が生じることがあるため、飼い主が帰宅した時に尿のニオイが気にならないようにするためである。
また、上層に高吸収性シートを用い、下層にそれより低吸収性のシートを用いるようにしてもよい。上層に高吸収性シートを用いるのは、朝一番の大量の尿を吸収するためであり、下層に通常吸収性シートを用いるのは、半日分程度の尿の吸収に対応するためである。吸収性能は、パルプ量やポリマー量を調整することにより変化させることができる。また、上層に通常消臭性シートを用い、下層に高消臭性シートを用いてもよい。上層に通常消臭性シートを用いるのは、朝一回分の尿の消臭に対応するためであり、下層に高消臭性シートを用いるのは、日中の長時間、数回***された尿の消臭に対応するためである。その他、各種組み合わせを適用することができる。
上述した実施形態の積層シート1においては、複数枚の***物処理用シート1A,1Bが、重ねられ且つ一部分で相互に固着されており、それらの***物処理用シート1A又は1Bを分離可能であるため、各***物処理用シートの濡れ具合や汚れ具合等に応じて、適宜に分離して使用することで、ペットの***行為に伴う飼育者の***物処理作業の負担を軽減することができる。特に、積層シート1においては、***物処理用シート1A,1Bを、積層シート1の片面側から順次分離可能になされているので、***物処理作業を一層効率的に行うことができる。
また、上述した実施形態では、***物処理用シート1Aと***物処理用シート1Bとで大きさを異ならせてあるため、個々の***物処理用シートの取り出しが容易であると共に、***物処理用シート1Aと***物処理用シート1Bとを交互に重ねてあるので、性能を相互に異ならせて一層効率の良い使用方法も可能である。また、***物処理用シートを、3枚以上、特に4枚以上積層してあるので、ペットと共に過ごす時間の長い専業主婦等が、ペットの排便後に毎回取り替えるといった使用方法も可能である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に制限されず、適宜変更可能である。
例えば、上述した実施形態では、長方形状の積層シート1の3辺に位置する各端部H1〜H3に固着部を設け、3辺の固着部それぞれの近傍にミシン目を形成したが、図5に示すように、***物処理用積層シートの1辺に位置する端部H1のみに固着部を設け、その固着部の近傍のみにミシン目14を設けても良く、また、図6に示すように、***物処理用積層シートの相対向する2辺に位置する端部H2,H3に固着部を設け、それらの固着部それぞれの近傍のみにミシン目14を設けても良い。また、積層シート1の端部に設ける固着部は、各***物処理用シートの周端縁から所定幅(例えば0.1〜2cm程度)離間させた位置に設けることもできる。更に、***物処理用シートどうしの固着部を、積層シートの端部以外の部分に設けることもできる。
また、***物処理用積層シートは、中心点を一致させて積層された、大きさが総て同じ***物処理用シートからなるものであっても良い。また、大きさの異なる2種類の***物処理用シートが、一方の***物処理用シートにおける相対向する2辺それぞれから他方の***物処理用シートが延出するように積層されていても良い。また、大きさの異なる3種類以上の***物処理用シートが積層されたものであっても良く、その場合においても、積層シートの一面を構成する***物処理用シートの一辺からの延出量が、積層シートの他面側に向かうに連れて漸次増加するように積層されたものとすることもできる。
また、ペット***物処理用積層シートは、性能が同一の複数枚の***物処理用シートからなるものであっても良い。例えば、1回又は2、3回の排尿を吸収するのに必要最小限の吸収力を有する***物処理用シートを3〜5枚重ねて一組としてもよい。
***物処理用シートの積層枚数は、4枚に代えて、2枚又は3枚でも良く、5枚〜10枚程度であっても良い。ペット***物処理用積層シート及びそれを構成する個々の***物処理用シートの形状は、長方形に代えて、正方形状とすることもでき、楕円形や円形、角部を丸めた四角形、菱形、ハート型等とすることもできる。
また、個々の***物処理用シートは、上層シート、下層シート及びこれら両シート間に配された吸収体を具備するものに限られず、ある程度の吸収容量を持たせた上層シートと防漏性を有する下層シートのみからなるものであっても良く、パルプシートの片面に樹脂層を形成したもの等であっても良い。
また、複数枚の***物処理用シートを相互に固着する方法は、熱融着に代えて、エンボス加工、接着剤等であっても良い。また、これらの2以上を組み合わせた方法を用いることもできる。
また、上述した実施形態では、***物処理用シート1Aと***物処理用シート1Bをミシン目を切断して分離する例であったが、ミシン目以外の方法により、***物処理用シートどうしが分離可能になされていても良い。例えば、複数枚の***物処理用シートが、手の力で容易に剥離できるような接合強度で相互に固着されていても良い。この場合、その固着部における、***物処理用シートどうしの接合強度は、10〜300g/30mm、特に20〜150g/30mmとすることが好ましい。
〔接合強度の測定方法〕
1.試験片の作成
固着部(第1の実施形態においてはH1〜H3全て)において、固着部長手方向と平行な方向に30mmとそれに直交する向きで100mmの大きさの測定サンプル(試験片)を、固着部の中央部分を含む領域から切り出す(図9参照)。このとき上側及び下側の***物処理用シート1A,1Bを、各シートの構成要素を除くことなく(第1実施形態においては11〜13)カットする(図10参照)。測定サンプルは、各固着部毎に3枚作成する。
2.測定方法
測定は(株)オリエンテック社製テンシロン(型番:ORIENTEC RTC−1210A)で行なう。試験片のシート非固着部(第1実施形態では、固着部H1〜H3各々の長手方向と直交する向き)の上側の***物処理用シート1A側のミシン目部より固着部H1〜H3側の下層シート12と下側の***物処理用シート側のミシン目部より固着部H1〜H3側の上層シート11の接合強度が測れるよう、図11に示すように、試験片をチャックに取り付け、300mm/minの速度で引張り、1Aの12と1Bの11が完全に分離するまでの間の最大点荷重の値を測定する。3枚の試料について同様の測定を行い、その平均値を、その接合強度とする。
なお、第1実施形態の積層シート1のように、4枚の***物処理用シート1A,1B,1A,1Bが固着部で一体化している場合、4枚の処理用シートが一体化された固着部を含む測定サンプルを切り出し、最も上側の処理用シート1Aと、他の3枚の処理用シート1B,1A,1Bとの間を開いて、接合強度を測定する。
また、上述した実施形態では、トレイ状の保持具2に積層シート1を収納して使用する例について説明したが、保持具2などに収納せずに、単独で用いてもよい。
単独使用で用いる場合、図7に示すように***物処理用シート1A,1Bを何れも平面状に広げて床に敷設するようにしてもよいし、図8に示すように、一方の***物処理用シート1Bを床と壁に渡るように敷設し、他方の***物処理用シート1Aを、***物処理用シート1Bの上に位置させた状態として、使用するようにしても良い。
上述した一の実施形態における説明省略部分及び一の実施形態のみが有する要件は、それぞれ他の実施形態に適宜適用することができ、また、各実施形態における要件は、適宜、実施形態間で相互に置換可能である。
図1は、本発明の一実施形態であるペット***物処理用積層シートを一部破断して示す平面図である。 図2は、図1に示すペット***物処理用積層シートをトレイ状の保持具に保持させた状態を、使用時における上方から視た平面図である。 図3は、図2のIII−III線断面を一部省略して示す模式断面図である。 図4は、保持具に保持させた状態のペット***物処理用積層シートから、該積層シートを構成する個々の***物処理用シートを取り出す様子を示す図である。 図5は、本発明の他の実施形態であるペット***物処理用積層シートを示す図(図1相当図)である。 図6は、本発明の更に他の実施形態であるペット***物処理用積層シートを示す図(図1相当図)である。 図7は、ペット***物処理用積層シートの使用状態の一例を示す説明図である。 図8は、ペット***物処理用積層シートの使用状態の他の例を示す説明図である。 図9は、固着部の接合強度を測定するための測定サンプルの切り出し方を示す説明図である。 図10は、固着部の接合強度を測定するための測定サンプルの模式断面図である。 図11は、固着部の接合強度を測定方法の説明図である。
符号の説明
1 ペット***物処理用積層シート
1A,1B ***物処理用シート
11 上層シート
12 下層シート
13 吸収体
14 ミシン目
H1〜H3 固着部を有する端部
2 トレイ状の保持具
2a 切欠部
21 底部
21a トレイ土台
21b 突起部
21b1 溝部
22 枠部
22a 突起
22b 抑え部

Claims (7)

  1. 複数枚の***物処理用シートが、重ねられ且つ一部分で相互に固着されており、
    前記***物処理用シートどうしを分離可能になされているペット***物処理用積層シート。
  2. 複数枚の***物処理用シートのうちの少なくとも一枚は、他の***物処理用シートと性能が異なる、請求項1に記載のペット***物処理用積層シート。
  3. 前記性能の相異は、消臭性能又は吸収性能の違いである請求項2記載のペット***物処理用積層シート。
  4. 前記消臭性能の違いが、香料成分、吸水性ポリマー及び木粉ペレットの何れか一以上の配合量の違いにより発現される請求項3記載のペット***物処理用積層シート。
  5. 前記吸収性能の違いが、吸水性ポリマー及び/又はパルプの含有量に基づく総吸収量の違いである請求項3記載のペット***物処理用積層シート。
  6. 前記***物処理用シートどうしを、ミシン目の破断により分離する請求項1〜5の何れかに記載のペット***物処理用積層シート。
  7. 前記***物処理用シートが相互に固着された固着部における***物処理用シートどうしの接合強度が10〜300g/30mmである、請求項1〜5の何れかに記載のペット***物処理用積層シート。
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