JP6044454B2 - 蓄電装置モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、異なる蓄電装置の正極電極端子と負極電極端子を導通部材で接続して構成された蓄電装置モジュールに関する。
EV(Electric Vehicle)やPHV(Plug in Hybrid Vehicle)などの車両には、原動機となる電動機への供給電力を蓄える蓄電装置モジュールが搭載されている。蓄電装置モジュールは、蓄電装置としての二次電池について、複数の二次電池同士の電極端子を導通部材で電気的に接続して構成される。接続方法としては、両方の電極端子をねじ端子とし、導通部材をナットで締結する構造が一般的に用いられている。また、導通部材の一端を二次電池に溶接固定する構造も提案されており、例えば、正極及び負極のいずれか一方の電極端子をねじ端子とするとともに、他方の電極端子をブロック状端子とし、ねじ端子に対し導通部材をナットで締結するとともに、ブロック状端子に導通部材を溶接して接続する方法がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−87721号公報
ところで、正極の電極端子がアルミニウム製で、負極の電極端子が銅製の二次電池がある。このような二次電池では、正極の電極端子は、大気に曝されると、容易にその表面に酸化皮膜が形成されてしまう。酸化皮膜は導電率が低く、導通部材をナットで締結する構造において、このような酸化皮膜が電極端子と導通部材との間に介在すると、電極端子と導通部材との接触抵抗が増大してしまう。そこで、正極の電極端子を特許文献1のようにブロック状端子とするとともに、負極の電極端子をねじ端子とし、導通部材をアルミニウム製として、正極の電極端子と導通部材とを溶接することで、正極の電極端子側での酸化皮膜による接触抵抗の増大を抑えることができる。しかし、アルミニウム製の導通部材の表面にも容易に酸化皮膜が形成されてしまい、負極の電極端子と導通部材との間に酸化皮膜が介在し、負極における電極端子と導通部材との接触抵抗が増大してしまう。
本発明は、アルミニウム系金属材料よりなる導通部材を用いつつ、正極電極端子及び負極電極端子のいずれも導通部材との接触抵抗が増大することを防止することができる蓄電装置モジュールを提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の蓄電装置モジュールは、アルミニウム系金属材料よりなる正極電極端子、及び銅系金属材料よりなる負極電極端子を備え、前記正極電極端子及び前記負極電極端子の備える極柱部がケースの壁部から突出した蓄電装置が複数並設されるとともに、異なる蓄電装置の前記正極電極端子と前記負極電極端子を導通部材で接続して構成された蓄電装置モジュールであって、前記導通部材はアルミニウム系金属材料よりなる本体を備え、前記本体を貫通する挿通部を有するとともに、前記本体の表面における少なくとも前記挿通部の周囲で、かつ前記負極電極端子の極柱部との接触部にメッキ層を有しており、前記メッキ層は、スズによって形成されており、少なくとも前記負極電極端子は、前記極柱部にねじ部を有し、前記正極電極端子の極柱部と前記導通部材とは溶接によって接続されるとともに、前記負極電極端子の極柱部と前記導通部材とは、締結部材を前記ねじ部に螺合することによって接続されており、前記締結部材は前記メッキ層と接触していることを要旨とする。
これによれば、アルミニウム系金属材料の正極電極端子が大気に曝されると、表面に、容易に酸化皮膜が形成されるが、正極電極端子の極柱部と導通部材とは溶接によって接続されるため、溶接の熱によって酸化皮膜は消滅する。このため、溶接された正極電極端子の極柱部と導通部材との間に酸化皮膜は介在せず、正極電極端子と導通部材との接触抵抗が酸化皮膜によって増大することが無い。また、正極電極端子の極柱部と導通部材は同種金属(アルミニウム系金属)であるため、溶接を簡単かつ確実に行うことができる。
一方、導通部材において、本体の表面のうちメッキ層が設けられた箇所は、メッキ層により酸化皮膜が形成されることが防止される。このため、負極電極端子の極柱部と、導通部材とを締結部材で締結し、接続したとき、負極電極端子の極柱部と導通部材の接触部との間に酸化皮膜が介在せず、負極電極端子と導通部材との接触抵抗が酸化皮膜によって増大することが無い。
なお、アルミニウム系金属材料は、純アルミニウム及びアルミニウム合金を含み、銅系金属材料は、銅及び銅合金を含む。
また、蓄電装置モジュールについて、前記導通部材は、前記本体の表面全てに前記メッキ層を有するのが好ましい。
これによれば、例えば、導通部材の本体において、負極電極端子の極柱部との接触部だけにメッキ層を形成する場合と比べて、メッキ層の形成を簡単に行うことができる。
また、蓄電装置モジュールについて、前記蓄電装置は二次電池である。
本発明によれば、アルミニウム系金属材料よりなる導通部材を用いつつ、正極電極端子及び負極電極端子のいずれも導通部材との接触抵抗が増大することを防止することができる。
電池パックを示す分解斜視図。 電池パックを示す斜視図。 導通部材と負極電極端子との締結状態を示す図2の3−3線断面図。 導通部材と正極電極端子とを溶接した状態を示す図2の4−4線断面図。 (a)及び(b)は導通部材におけるメッキ層の別例を示す斜視図。
以下、蓄電装置モジュールを電池パックに具体化した一実施形態を図1〜図4にしたがって説明する。
図1及び図2に示すように、電池パック71は、蓄電装置としての二次電池10を複数並設するとともに、異なる二次電池10同士を導通部材60で直列接続して構成されている。
図1、図3及び図4に示すように、二次電池10は、金属製のケース12を備え、ケース12には電極組立体20及び電解液18が収容されている。また、ケース12は、開口部13dを有する直方体状のケース本体13と、ケース本体13の開口部13dを閉塞する矩形平板状の蓋14とからなる。ケース本体13と蓋14は、何れも金属製(例えば、ステンレスやアルミニウム合金)であり、ケース本体13と蓋14はレーザー溶接によって接合されている。また、本実施形態の二次電池10は、その外周が角型をなす角型電池であり、電解液18として非水電解液を用いるリチウムイオン電池である。
電極組立体20は、複数の正極電極と、複数の負極電極が交互に積層されるとともに、両電極の間にセパレータが介在された積層構造である。電極組立体20は、複数の正極電極の有する正極集電タブ31aを積層した正極タブ群31を備えるとともに、複数の負極電極の有する負極集電タブ32aを積層した負極タブ群32を備える。正極タブ群31の少なくとも最外の正極集電タブ31aが、正極導電部材33と溶接されるとともに、負極タブ群32の少なくとも最外の負極集電タブ32aが負極導電部材37と溶接されている。
図3及び図4に示すように、正極導電部材33には、アルミニウム系金属材料としてのアルミニウム合金製の正極電極端子41が溶接されるとともに、負極導電部材37には、銅系金属材料としての銅製の負極電極端子42が溶接されている。正極電極端子41、及び負極電極端子42は、それぞれ電極組立体20と電気を授受する。正極電極端子41は四角板状をなす基部43を有するとともに、負極電極端子42は四角板状をなす基部44を有する。正極電極端子41及び負極電極端子42の基部43,44の中央からは円筒状の極柱部45,46が立設されるとともに、極柱部45,46の外周面に雄ねじ部45a,46aを有する。また、各極柱部45,46において、蓋14からの突出方向の先端に位置する面を、円環状の先端面45f,46fとすると、極柱部45,46は、先端面45f,46fから極柱部45,46の軸方向に沿って円穴状に凹む雌ねじ穴48,49を備える。そして、極柱部45,46は、雌ねじ穴48,49の内周面に、ねじ部としての雌ねじ部48a,49aを有する。
基部43,44において、蓋14の内面14aに対向する面を座面43a,44aとするとともに、基部43,44の厚み方向に座面43a,44aと反対側の面を組立体側端面43b,44bとする。基部43,44には、樹脂製の端子カバー50が装着されている。端子カバー50は、基部43,44の座面43a,44aと、蓋14の内面14aとの間に配置される蓋側絶縁板51を備える。蓋側絶縁板51は、極柱部45,46が挿入される挿入部51aを有する。蓋側絶縁板51は、該蓋側絶縁板51の側縁から蓋14から離れる方向に延びるケース側絶縁板52を備える。ケース側絶縁板52は矩形板状であり、蓋側絶縁板51に対し垂直に延びている。ケース側絶縁板52において、蓋14から離れた側の先端には、組立体側絶縁板53が蓋側絶縁板51と同じ方向に向けて、かつ組立体側端面43b,44bに沿って延設されている。ケース側絶縁板52は矩形板状に形成されている。
蓋側絶縁板51の挿入部51aには極柱部45,46が挿入され、蓋側絶縁板51が極柱部46,46のほぼ全周を取り囲んでいる。また、蓋側絶縁板51は基部43,44の座面43a,44a上に支持されている。基部43,44の座面43a,44a上には、Oリング56が極柱部45,46を取り囲む状態に設けられている。組立体側絶縁板53は、基部43,44の組立体側端面43b,44bより電極組立体20側に配置されている。また、組立体側絶縁板53は、基部43,44と電極組立体20との間に介装されている。
そして、端子カバー50における蓋側絶縁板51により、蓋14と正極電極端子41及び負極電極端子42が電気的に絶縁されている。また、ケース側絶縁板52により、ケース本体13と、正極電極端子41及び負極電極端子42とが電気的に絶縁されている。さらに、組立体側絶縁板53により、電極組立体20と正極電極端子41及び負極電極端子42とが電気的に絶縁されている。
極柱部45,46は、蓋14の透孔14bを貫通してケース12の外部に突出(露出)している。よって、本実施形態では、蓋14がケース12の壁部を構成している。蓋14の透孔14bの内周面と、極柱部45,46の外周面とは、絶縁部材19によって絶縁されている。絶縁部材19は、筒状部24と、この筒状部24の軸方向一端縁に設けられたフランジ部25と、を有する。筒状部24は、透孔14bの内周面と、極柱部45,46の外周面との間に介装されている。フランジ部25は、蓋14の外面14cにおいて透孔14bの周囲に係止されている。
極柱部45,46の雄ねじ部45a,46aにはナット55が螺合されている。蓋14の外面14cと、ナット55との間には、絶縁部材19のフランジ部25が挟圧され、フランジ部25によってナット55と蓋14が絶縁されている。また、ナット55と基部43,44との間に、フランジ部25、蓋14、Oリング56及び蓋側絶縁板51が狭圧されるとともに正極電極端子41及び負極電極端子42が蓋14に締結されている。この締結状態では、Oリング56は、圧縮状態で蓋14の内面14a及び基部43,44の座面43a,44aに密接し、透孔14bの周囲をシールしている。
図1及び図2に示すように、複数の二次電池10同士は、正極電極端子41が、隣り合う別の二次電池10の負極電極端子42に、負極電極端子42が隣り合う別の二次電池10の正極電極端子41にそれぞれ導通部材60を介して直列接続され、接続された複数の二次電池10によって電池パック71が構成されている。
図1、図3及び図4に示すように、二次電池10同士を電気的に接続する導通部材60は、アルミニウム系金属材料としてのアルミニウム合金製の本体62を有するとともに、矩形状の本体62の表面全面を被覆するメッキ層63を有し、メッキ層63はスズ製である。なお、スズも表面に酸化皮膜を生じることがあるが、スズの酸化皮膜は割れやすく、締結作業時などで容易に割れ、又は剥離し、接触抵抗への影響は少ない。導通部材60は、長手方向の一端側に、本体62を厚み方向に貫通する挿通部60aを有し、本体62の表面のうち挿通部60aの周囲及び内周面もメッキ層63で被覆されている。
図3に示すように、電池パック71において、導通部材60は、負極電極端子42の極柱部46に対し、締結部材61によって締結されている。締結部材61は、雌ねじ部49aに螺合する締結用雄ねじ部61aと、締結用雄ねじ部61aの軸方向一端の頭部61bとを有する。
負極電極端子42において、極柱部46の先端面46fには、導通部材60の長手方向一端側(挿通部60a側)が、挿通部60aを雌ねじ穴49に連通させた状態で支持されるとともに、挿通部60aに挿通された締結部材61の締結用雄ねじ部61aが雌ねじ穴49の雌ねじ部49aに螺合されている。そして、導通部材60は、締結部材61の頭部61bと、極柱部46の先端面46fとの間に挟持されている。本体62の表面において、挿通部60aの周囲で、かつ極柱部46の先端面46fと対向する円環状の部位はメッキ層63を介して先端面46fに面接触しており、負極電極端子42と導通部材60が電気的に接続されている。したがって、導通部材60の本体62において、挿通部60aを円環状に囲む部位が接触部Sとなっている。
図4に示すように、正極電極端子41において、極柱部45の先端面45fには、導通部材60の長手方向他端側が溶接によって接合され、極柱部45と導通部材60の間に溶接部Yが形成されている。正極電極端子41と導通部材60との溶接の際、メッキ層63は溶接の熱によって溶融し、本体62と極柱部45が接合されるとともに、正極電極端子41と導通部材60は電気的に接続される。
次に、電池パック71の作用を記載する。
正極電極端子41の極柱部45と導通部材60とは溶接部Yによって接続されている。また、負極電極端子42の極柱部46と導通部材60とは締結部材61による締結によって接続されている。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)導通部材60の本体62をアルミニウム合金製とし、正極電極端子41の極柱部45と導通部材60を溶接で接続した。このため、本体62の表面に酸化皮膜が形成されていても、溶接時の熱により酸化皮膜及びメッキ層63が消滅し、導通部材60及び正極電極端子41がアルミニウム合金製であっても、正極電極端子41の極柱部45と導通部材60との間に酸化皮膜が介在せず、酸化皮膜による接触抵抗の増大を無くすことができる。
一方、導通部材60において、本体62における接触部Sにはメッキ層63が設けられ、メッキ層63によって接触部Sに酸化皮膜が形成されることが防止されている。このため、負極電極端子42の極柱部46と、本体62の接触部Sとの間に酸化皮膜が介在せず、酸化皮膜による接触抵抗の増大を無くすことができる。したがって、アルミニウム合金製の導通部材60を用いながらも、正極電極端子41及び負極電極端子42のいずれでも導通部材60との間での接触抵抗が増大せず、電池パック71の出力低下を防止できる。
(2)アルミニウム合金製の正極電極端子41には酸化皮膜が形成されるため、導通部材60と、極柱部45の先端面45fとの間に介在しないようにするため、極柱部45の先端面45fに部分的にメッキ層を設けることが考えられる。しかし、部分的にメッキ層を設けるためには、メッキ自体の工程の他に、マスキングなどの工程を必要とし、コストが嵩むため好ましくない。また、正極電極端子41の表面全体にメッキ層を設けることも考えられるが、ケース12内において、メッキ層が電解液18に接触すると、電解液18に影響を及ぼして好ましくない。本実施形態では、正極電極端子41にはメッキ層を設けず、導通部材60にメッキ層63を設けている。導通部材60は、矩形板状であり、かつケース12の外に設けられる。このため、メッキ層63を用いて酸化皮膜が形成されないようにしつつも、製造コストを抑え、かつ電解液18にも影響を及ぼさない。
(3)導通部材60と負極電極端子42は締結部材61によって締結されている。このため、アルミニウム合金製の導通部材60と、銅製の負極電極端子42とを溶接しなくもよく、導通部材60と負極電極端子42を確実に電気的に接続することができる。
(4)導通部材60において、本体62の表面全面にメッキ層63が設けられている。このため、導通部材60の本体62において、負極電極端子42の極柱部46との接触部Sだけにメッキ層63を設ける場合と比べると、メッキ層63を簡単に設けることができるとともに、導通部材60の製造コストを抑えることができる。
(5)メッキ層63はスズによって形成されており、安価に設けることができる。また、スズは、はんだ並みに柔らかい金属であるため、導通部材60を締結部材61の頭部61bで極柱部46の先端面46fに押し付けたとき、先端面46fになじみ易く、導通部材60と先端面45fとを確実に接触させることができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 図5(a)に示すように、導通部材60の本体62において、負極電極端子42における極柱部46の先端面46fとの接触部Sのみにメッキ層63を設けてもよい。
また、図5(b)に示すように、導通部材60の本体62において、正極電極端子41の先端面45fとの溶接部Yとなり得る部位を除いてメッキ層63を設けてもよい。
○ 実施形態では、負極電極端子42における極柱部46の先端面46fに導通部材60を支持させ、挿通部60aに挿通した締結部材61を極柱部46の雌ねじ部49aに螺合したが、負極電極端子42と導通部材60の締結方法はこれに限らない。
負極電極端子42の雄ねじ部46aに支持ナットを螺合するとともに、負極電極端子42と支持ナットを電気的に接続する。この場合、支持ナットは極柱部46の一部を構成する。また、導通部材60の挿通部60aを、極柱部46が挿通可能に拡径する。そして、導通部材60の挿通部60aに極柱部46を挿通するとともに、支持ナット上に導通部材60を支持させる。さらに、極柱部46の雄ねじ部46aに、締結部材としての締結ナットを螺合し、支持ナットと締結ナットで導通部材60を挟持し、導通部材60を負極電極端子42に締結するとともに、電気的に接続する。
この場合、導通部材60において、挿通部60aの周囲で、かつ支持ナットに接触する接触部にメッキ層63を設ける。また、極柱部46の雄ねじ部46aがねじ部を構成する。
○ 正極電極端子41において、雌ねじ穴48及び雌ねじ部48aは無くてもよい。
○ メッキ層63は、スズではなくニッケルで形成してもよい。
○ 実施形態では、ケース12の壁部を蓋14に具体化したが、ケース本体13の側壁又は底壁をケース12の壁部とし、それら側壁や底壁から極柱部45,46を突出させてもよい。
○ 電極組立体20において、正極集電タブ31a及び負極集電タブ32aがそれぞれ電極組立体20の異なる端面から突出する構成としてもよい。
○ 二次電池10は、リチウムイオン二次電池に限らず、ニッケル水素二次電池やニッケルカドミウム二次電池等の他の二次電池であってもよい。
○ 二次電池10は電解液が必須ではなく、例えば、セパレータが高分子電解質で形成されていてもよい。
○ 蓄電装置は、二次電池10に限らず、例えば、電気二重層キャパシタやリチウムイオンキャパシタであってもよい。
○ 電極組立体20は正極導電部材33及び負極導電部材37を備えておらず、正極タブ群31が正極電極端子41に直接溶接され、負極タブ群32が負極電極端子42に直接溶接されていてもよい。
○ 導通部材60は、電池パック71において、二次電池10同士を導通するものに限定されない。例えば、導通部材が、外部機器の配線の先端に配置される端子であってもよく、この場合でも同様の効果が得られる。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(イ)前記導通部材は、前記本体の表面のうち前記負極電極端子の前記極柱部との接触部のみにメッキ層を有する蓄電装置モジュール。
(ロ)前記導通部材は、前記本体の表面のうち前記正極電極端子との溶接部を除く全てにメッキ層を有する蓄電装置モジュール。
(ハ)前記ねじ部は、前記極柱部の前記壁部からの突出方向の先端面から凹む雌ねじ部であり、前記締結部材は、前記導通部材の挿通孔に挿通されるとともに、前記雌ねじ部に螺合されている蓄電装置モジュール。
S…接触部、10…蓄電装置としての二次電池、12…ケース、14…壁部としての蓋、41…正極電極端子、42…負極電極端子、45,46…極柱部、49a…ねじ部としての雌ねじ部、60…導通部材、60a…挿通部、61…締結部材、62…本体、63…メッキ層、71…蓄電装置モジュールとしての電池パック。

Claims (3)

  1. アルミニウム系金属材料よりなる正極電極端子、及び銅系金属材料よりなる負極電極端子を備え、前記正極電極端子及び前記負極電極端子の備える極柱部がケースの壁部から突出した蓄電装置が複数並設されるとともに、異なる蓄電装置の前記正極電極端子と前記負極電極端子を導通部材で接続して構成された蓄電装置モジュールであって、
    前記導通部材はアルミニウム系金属材料よりなる本体を備え、前記本体を貫通する挿通部を有するとともに、前記本体の表面における少なくとも前記挿通部の周囲で、かつ前記負極電極端子の極柱部との接触部にメッキ層を有しており、
    前記メッキ層は、スズによって形成されており、
    少なくとも前記負極電極端子は、前記極柱部にねじ部を有し、
    前記正極電極端子の極柱部と前記導通部材とは溶接によって接続されるとともに、前記負極電極端子の極柱部と前記導通部材とは、締結部材を前記ねじ部に螺合することによって接続されており、前記締結部材は前記メッキ層と接触していることを特徴とする蓄電装置モジュール。
  2. 前記導通部材は、前記本体の表面全てに前記メッキ層を有する請求項1に記載の蓄電装置モジュール。
  3. 前記蓄電装置は二次電池である請求項1又は請求項2に記載の蓄電装置モジュール。
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