JP2016091660A - 蓄電装置、及び蓄電装置の製造方法 - Google Patents

蓄電装置、及び蓄電装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】簡便に接合できるとともに、接合部における電気抵抗が高くなることを抑制できる蓄電装置、及び蓄電装置の製造方法を提供すること。
【解決手段】第1貫通孔42aを有している端子板42と、第1貫通孔42aに挿通されている棒状の胴部35、胴部35の両端部のうち第1端部に設けられた第1フランジ部36、及び胴部35の両端部のうち第1端部とは反対側の第2端部を変形させて設けられた第2フランジ部37を有する導電性の接続部材27と、を備え、胴部35は、外周面35aと、外周面35aにおける第2フランジ部37側の端部に連設されている第1連設面35bと、を有しており、第2フランジ部37は、胴部35が延びる方向における両端面のうち端子板42と接触する接触面37cと、接触面37cにおける胴部35側の端部に連設されている第2連設面37dとを、有しており、第1連設面35bと第2連設面37dとは、接触または近接している。
【選択図】図4

Description

この発明は、蓄電装置、及び蓄電装置の製造方法に関する。
従来から、EV(Electric Vehicle)やPHV(Plug in Hybrid Vehicle)などの車両には、電動機などへの供給電力を蓄える蓄電装置としてリチウムイオン二次電池やニッケル水素二次電池などが搭載されている。このような蓄電装置においては、例えば特許文献1に記載されているように、導電性の部材同士をリベットによりカシメ接合して電気的に接続することが行われている。
図9に示すように、特許文献1では、電池缶70の開口部71を塞ぐ金属板72を貫通させた状態において、略丸棒状(円柱状)であるリベット部材73の先端部73aを直径が大きくなるように変形させることで、リベット部材73の先端部73aと、金属板72の外側に配設されている電極引出用部材74とが電気的に接続されている。
特開2001−291506号公報
しかしながら、特許文献1では、変形させたリベット部材73の先端部73aと電極引出用部材74との間に隙間Sが生じることで、リベット部材73と電極引出用部材74との接合部における電気抵抗が高くなる可能性がある。
この発明は、上記従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、簡便に接合できるとともに、接合部における電気抵抗が高くなることを抑制できる蓄電装置、及び蓄電装置の製造方法を提供することにある。
上記課題を解決する蓄電装置は、ケースに収容された電極組立体と電解質とを有する蓄電装置であって、前記蓄電装置は、前記ケースの外部に少なくとも一部が突出し且つ前記電極組立体との間で電気を授受する電極端子と、前記電極組立体と前記電極端子とを電気的に接続し且つ貫通孔を有している導電部材と、前記貫通孔に挿通されている棒状の胴部、前記胴部の両端部のうち第1端部に設けられた第1フランジ部、及び前記胴部の両端部のうち前記第1端部とは反対側の第2端部を変形させて設けられた第2フランジ部を有し、前記導電部材と前記電極組立体とを電気的に接続する導電性のリベット部材と、を備え、前記胴部は、外面と、該外面における前記第2フランジ部側の端部に連設されている第1連設面と、を有しており、前記第2フランジ部は、前記胴部が延びる方向における両端面のうち前記導電部材と接触する接触面と、該接触面における前記胴部側の端部に連設されている第2連設面とを、有しており、前記第1連設面と前記第2連設面とは、接触または近接していることを要旨とする。
これによれば、リベット部材と導電部材とは、胴部の両端部のうち第2端部を変形させて第2フランジ部を設けることで簡便に接合できる。そして、胴部の第1連設面と第2フランジ部の第2連設面とを接触または近接させることで、第2端部を変形させて第2フランジ部を設けるときに、第2フランジ部と導電部材との接触面を大きくし易い。したがって、導電部材とリベット部材との接合部における電気抵抗が高くなることを抑制できる。
上記蓄電装置について、前記第1連設面と前記第2連設面とは、前記胴部の中心線を囲う環状の面であることが好ましい。これによれば、第1連設面及び第2連設面が胴部の中心線を囲う環状であることから、胴部の周囲の全体にわたって、第2フランジ部と導電部材との接触面を大きくし易くできる。
上記蓄電装置について、前記第1連設面と前記第2連設面とは、面接触していることが好ましい。これによれば、第1連設面と第2連設面とが面接触していることから、第2端部を変形させて第2フランジ部を設けるときに、第2フランジ部と導電部材との接触面をさらに大きくし易くできる。
上記蓄電装置について、前記導電部材、及び前記第2フランジ部は、前記ケースの外部に配置されており、前記導電部材は板状部材であり、前記導電部材は、前記リベット部材と接続される側とは反対側で前記電極端子と接続されていることが好ましい。
これによれば、ケースの外部において、胴部の第2端部を変形させて第2フランジ部を設けることで、より簡便に接合できる。
上記蓄電装置について、前記蓄電装置は二次電池であることが好ましい。これによれば、二次電池として、簡便に接合できるとともに、接合部における電気抵抗が高くなることを抑制できる。
また、上記課題を解決する蓄電装置の製造方法は、貫通孔を有している導電部材と、棒状の胴部、及び前記胴部の両端部のうち第1端部に設けられた第1フランジ部を有している導電性のリベット部材と、を接合する接合工程を含む蓄電装置の製造方法において、前記胴部は、該胴部の中心線を囲うように外面から切り欠いた環状の切欠き部を有しており、前記切欠き部は、該切欠き部よりも前記第1端部側における外面と連設されている第1連設面と、前記切欠き部よりも前記第1端部とは反対側の第2端部側の外面と連設されている第2連設面と、を有しており、前記接合工程では、前記貫通孔に前記胴部を挿通させた状態において、前記第1連設面と前記第2連設面とが近接又は接触するように、前記胴部の第2端部を前記切欠き部から外側へ折り曲げるように変形させて第2フランジ部を設けることを要旨とする。
これによれば、リベット部材の胴部における第2端部を変形させることで第2フランジ部を設け、導電部材とリベット部材とを簡便に接合することができる。このとき、胴部における切欠き部の第1連設面と第2連設面とを近接又は接触させることで、第2端部を変形させて第2フランジ部を設けるときに、第2フランジ部と導電部材との接触面を大きくし易い。したがって、導電部材とリベット部材との接合部における電気抵抗が高くなることを抑制できる。
本発明によれば、簡便に接合できるとともに、接合部における電気抵抗が高くなることを抑制できる。
二次電池の分解斜視図。 二次電池の斜視図。 電極組立体の分解斜視図。 (a)は、図2に示す1−1線断面図、(b)は、(a)の部分拡大図。 (a)及び(c)は、二次電池の断面図、(b)は、(a)の部分拡大図。 別の実施形態における二次電池の断面図。 (a)及び(b)は、別の実施形態における接続部材の断面図。 別の実施形態における二次電池の断面図。 従来の二次電池の断面図。
以下、二次電池の一実施形態について説明する。
図1及び図2に示すように、本実施形態において、蓄電装置としての二次電池10は、リチウムイオン二次電池であるとともに、その外観が角型である角型電池である。二次電池10は、ケース11と、該ケース11に収容されている電極組立体12と、を備えている。ケース11は、開口部14を有する有底四角筒状のケース本体13と、開口部14を塞ぐ四角板状の蓋15と、を有する。ケース本体13及び蓋15は、例えばステンレスやアルミニウムなどの金属製である。
蓋15は、その厚さ方向に貫通する2つの貫通孔15aを有する。また、蓋15は、各貫通孔15aに近接した位置において、ケース11の外側に向かってそれぞれ突出する直方体状の2つの突出部15bを有する。また、ケース11には、図示しない電解質として、電解液が収容されている。
図3に示すように、電極組立体12は、電極としての正極電極16と、電極としての負極電極17と、各電極16,17の間を絶縁している多孔質のセパレータ18とを有する。電極組立体12は、正極電極16と負極電極17とを間にセパレータ18を介在させた状態で交互に積層した積層型の構造を有する。以下の説明では、電極組立体12における各電極16,17の積層方向を単に「積層方向D1」と示す。
正極電極16は、アルミニウムなどの正極金属箔19と、正極金属箔19を覆っている正極活物質層20と、正極金属箔19の縁部16aから正極金属箔19の面方向に突出する正極集電タブ21と、を有する。正極活物質層20は、正極金属箔19の両面に正極活物質を塗布して設けられている。正極集電タブ21は、正極金属箔19のうち、正極活物質が塗布されていない未塗工部である。
また、負極電極17は、銅などの負極金属箔22と、負極金属箔22を覆っている負極活物質層23と、負極金属箔22の縁部17aから負極金属箔22の面方向に突出する負極集電タブ24と、を有する。負極活物質層23は、負極金属箔22の両面に負極活物質を塗布して設けられている。負極集電タブ24は、負極金属箔22のうち、負極活物質が塗布されていない未塗工部である。負極活物質層23は、電極組立体12において、積層方向D1からみたときに、正極活物質層20の全面を覆うことが可能な大きさである。
図1に示すように、電極組立体12は、蓋15と対向する対向面12aから突出し、複数の正極集電タブ21が層状に重なった正極集電タブ群25を有する。正極集電タブ群25は、電極組立体12において、正極集電タブ21が積層方向D1に沿って列状に並ぶように、正極電極16を積層して設けられている。また、電極組立体12は、対向面12aから突出し、複数の負極集電タブ24が層状に重なった負極集電タブ群26を有する。負極集電タブ群26は、電極組立体12において、負極集電タブ24が積層方向D1に沿って列状に並ぶように、負極電極17を積層して設けられている。
また、二次電池10は、正極集電タブ群25に接合されており、導電性の略四角板状部材である正極用の接続部材27を有する。正極用の接続部材27は、例えばアルミニウム製又はアルミニウム合金製である。二次電池10は、正極用の接続部材27と電気的に接続されており、電極組立体12との間で電気を授受する正極用の電極端子29を有する。即ち、正極用の接続部材27は、正極集電タブ群25と正極用の電極端子29とを電気的に接続している。
また、二次電池10は、負極集電タブ群26に接合されており、導電性の略四角板状部材である負極用の接続部材27を有する。負極用の接続部材27は、銅製又は銅合金製である。二次電池10は、負極用の接続部材27と電気的に接続されており、電極組立体12との間で電気を授受する負極用の電極端子29を有する。即ち、負極用の接続部材27は、負極集電タブ群26と負極用の電極端子29とを電気的に接続している。
以下、図1、図2、並びに図4(a)及び(b)を参照し、接続部材27と電極端子29との接続構造について説明する。なお、本実施形態において、接続部材27と電極端子29との接続構造は、正極用と負極用とで略同一であることから、正極用の接続構造について詳しく説明し、負極用の接続構造についての説明を簡略する。
電極端子29は、蓋15側に開口部を有する四角箱状の固定部31と、該固定部31から突出する中実丸棒状(円柱状)の端子部32とを有する。電極端子29は、蓋15と電極端子29とを絶縁する端子用絶縁部材33を介在させた状態にて、固定部31が突出部15bに嵌め込まれていることで、蓋15に対して固定されている。即ち、電極端子29は、ケース11の外部に突出している。端子部32には、雄ネジ32aが設けられている。以下の説明では、各端子部32の突出方向を単に「突出方向D2」と示す。また、以下の説明では、積層方向D1と突出方向D2とに直交する方向を単に「幅方向D3」と示す。
二次電池10は、導電性を有する導電部材としての端子板42を有する。正極用の端子板42は、例えばアルミニウム製又はアルミニウム合金製である。負極用の端子板42は、例えば銅製又は銅合金製である。端子板42は、ケース11の外部において、幅方向D3に沿って延びる略四角板状の部材であるとともに、その厚さ方向(D2方向と一致する)に貫通する貫通孔として、第1貫通孔42aと、端子部32が挿通されている第2貫通孔42bとを有する。
また、接続部材27は、蓋15の貫通孔15a及び端子板42の第1貫通孔42aに挿通されている中実丸棒状(円柱状)の胴部35と、該胴部35の両端部のうちケース11の内部に配置されている第1端部に設けられた第1フランジ部36と、を有する。第1フランジ部36は、幅方向D3に沿って延びる四角板状の部材であり、幅方向D3における第1フランジ部36の両端部のうち第1端部には、正極集電タブ群25が接合されている。
また、胴部35は、第1フランジ部36の両端部のうち、第1端部とは反対側の第2端部において、蓋15と対向する面から突出方向D2に沿って延びている。胴部35は、外面としての外周面35aと、外周面35aにおける突出方向D2側の端部に連設されている第1連設面35bと、を有している(図4(b)に示す)。第1連設面35bは、蓋15側から突出方向D2に向かって直径が小さくなる円錐台の外周面状である。即ち、第1連設面35bは、胴部35の中心線CLを囲う環状の面である。
また、接続部材27は、胴部35の両端部のうち第1端部とは反対側において、ケース11の外部に配置されている第2端部に設けられた第2フランジ部37を有する。第2フランジ部37は、突出方向D2からみたときに略円盤状であるとともに、中央に略円錐状の窪み37aを有する。また、第2フランジ部37は、窪み37aと同心円状となるように、突出方向D2に突出する環状突出部37bを有する。
そして、突出方向D2における第2フランジ部37の両端面のうち、端子板42側の面は、その全体が端子板42と接触している接触面37cである。また、第2フランジ部37は、接触面37cにおける胴部35側の端部に連設されている第2連設面37dを有する(図4(b)に示す)。第2連設面37dは、蓋15側から突出方向D2に向かって直径が小さくなる円錐台の外周面状である。即ち、第2連設面37dは、胴部35の中心線CLを囲う環状の面である。
本実施形態において、胴部35における第1連設面35bの先端部と、第2フランジ部37における第2連設面37dの先端部とは、その全周にわたって接続されている。そして、本実施形態において、第1連設面35bと第2連設面37dとは、少なくとも一部(本実施形態では全部)が相互に接触(密着)している。
後述するように、本実施形態の第2フランジ部37は、胴部35の第2端部を変形(塑性変形)させて設けられている。以下の説明では、胴部35の第2端部を変形(塑性変形)させて第2フランジ部37を形成することにより、接続部材27と他の部材とを接合することを、単に「リベット接合」と示す。なお、図1には、胴部35の第2端部を変形させる前の状態の接続部材27が図示されている。このように、本実施形態の接続部材27は、リベット部材に相当する。
二次電池10は、第1フランジ部36と蓋15との間に配設されており、接続部材27と蓋15とを絶縁する四角板状の第1絶縁部材38を有する。第1絶縁部材38は、その厚さ方向に貫通し、胴部35が挿通されている貫通孔38aを有する。また、二次電池10は、胴部35を挿通させた状態で貫通孔38aに挿入されている絶縁性のOリング39を有する。
また、二次電池10は、胴部35を挿通させた状態で第2フランジ部37と蓋15との間に介装されており、接続部材27と蓋15とを絶縁する円環状の第2絶縁部材40を有する。第2絶縁部材40は、胴部35の外周面35aと貫通孔15aの内周面との間に介装されていることで、胴部35と蓋15とを絶縁する介装部40aを有する。
二次電池10において、蓋15、第1絶縁部材38、Oリング39、第2絶縁部材40、及び端子板42は、第1フランジ部36と第2フランジ部37とによって挟持されており、相互に密着している。したがって、接続部材27は、第2フランジ部37において端子板42と電気的に接続されており、これにより電極組立体12と端子板42とを電気的に接続している。そして、端子板42は、接続部材27と接続される側とは反対側で電極端子29と接続されている。また、Oリング39は、蓋15、介装部40a、第1フランジ部36、及び貫通孔38aの間で圧縮され、ケース11内の電解液や充放電に伴って発生し得るガスが漏出しないようにシールしている。
次に、図5を参照し、二次電池10の製造方法について、接続部材27と端子板42との接合方法を中心に説明する。なお、接続部材27と端子板42との接合方法は、正極における接合方法と、負極における接合方法とで略同一であることから、正極における接合方法について詳しく説明し、負極における接合方法についての説明を簡略する。
本実施形態において、二次電池10の製造方法には、正極集電タブ群25と、接続部材27における第1フランジ部36の第1端部とを溶接により接合する溶接工程、及び接続部材27における胴部35の第2端部を変形させて第2フランジ部37を設け、接続部材27と端子板42とをリベット接合する接合工程と、を含んでいる。
図5(a)及び(b)に示すように、接続部材27は、胴部35の中心線CLを囲うように外周面35aから切り欠いた環状の切欠き部50を有している。切欠き部50は、該切欠き部50よりも胴部35の第1端部側の外周面35aと連設されている第1連設面35bと、切欠き部50よりも第2端部側の外周面35aと連設されている第2連設面37dとを有している。即ち、切欠き部50は、胴部35の中心線CLを面内に含む仮想平面で切断したときの断面形状が三角形であり、胴部35の周方向に沿って伸びる凹部である。
また、切欠き部50は、貫通孔38a、Oリング39、貫通孔15a、第2絶縁部材40、及び第1貫通孔42aに胴部35を挿通させた状態において、端子板42の両端面のうち第2絶縁部材40とは反対側の面が、突出方向D2において、第1連設面35bの基端から先端迄の範囲内に位置するように設けられている。また、胴部35において、切欠き部50よりも第2端部側は、円筒状の加工部37eとされている。即ち、接続部材27は、いわゆる中空リベット部材である。
そして、接合工程では、第1絶縁部材38の貫通孔38a、Oリング39、蓋15の貫通孔15a、第2絶縁部材40、端子板42の第1貫通孔42aの順に、接続部材27の胴部35を挿通させるとともに、支持台60に載置する。なお、端子板42の第2貫通孔42bには、端子部32を挿通させる。
次に、加工部37eの先端部に対して、加工部37eをカシメ加工するためのカシメ冶具61を当接させるとともに、カシメ冶具61を支持台60へ向かって移動させる。カシメ冶具61における加工部37eとの接触面には、第2フランジ部37に対応した形状の凹部が設けられている。
そして、図5(c)に示すように、カシメ冶具61の移動に伴って、該カシメ冶具61の凹部に沿って加工部37eを拡径するように変形(塑性変形)させることにより、第2フランジ部37を胴部35の第2端部に設ける。このとき、胴部35には切欠き部50が設けられていることから、加工部37eは、切欠き部50から胴部35の直径方向における外側へ折り曲げられるように変形する。このため、切欠き部50を構成している第1連設面35bと第2連設面37dとが相互に接触することに伴って、第2フランジ部37の基端部において、端子板42との間に隙間が生じてしまうことが抑制される。そして、加工部37eにおける外周面35aは、接触面37cとして端子板42と面接触する。
仮に、胴部35に切欠き部50を設けない場合には、加工部37eの変形に伴って、第2フランジ部37の基端部において、端子板42との間に隙間が生じる可能性がある。これに対して、本実施形態では、胴部35に予め切欠き部50を設けておくことで、このような問題を好適に解決している。
また、前述のように、切欠き部50は、端子板42の両端面のうち第2絶縁部材40とは反対側の面が、突出方向D2において、第1連設面35bの基端から先端迄の範囲内に位置するように設けられている。このため、本実施形態では、切欠き部50を構成している第1連設面35bと第2連設面37dとが相互に接触するまで加工部37eを変形させることで、第2フランジ部37(接触面37c)と第1フランジ部36との間で、各部材を強く挟持することができる。
したがって、本実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)接続部材27と端子板42とは、胴部35の両端部のうち第2端部を変形させて第2フランジ部37を設けることで簡便に接合できる。そして、胴部35の第1連設面35bと第2フランジ部37の第2連設面37dとを接触させることで、第2フランジ部37における接触面37cの面積を大きくし易い。したがって、端子板42と接続部材27との接合部における電気抵抗が高くなることを抑制できる。
(2)第1連設面35b及び第2連設面37dが胴部35の中心線CLを囲う環状であることから、胴部35の周囲の全体にわたって、第2フランジ部37と端子板42との接触面37cを大きくし易くできる。
(3)第1連設面35bと第2連設面37dとは面接触していることから、第2端部を変形させて第2フランジ部37を設けるときに、第2フランジ部37と端子板42との接触面37cをさらに大きくし易くできる。
(4)ケース11の外部において、胴部35の第2端部の加工部37eを変形させて第2フランジ部37を設けることで、より簡便に接合できる。
(5)二次電池10として、簡便に接合できるとともに、接合部における電気抵抗が高くなることを抑制できる。
(6)接続部材27の胴部35における第2端部を変形させることで第2フランジ部37を設け、端子板42と接続部材27とを簡便に接合することができる。このとき、胴部35の第1連設面35bと第2フランジ部37の第2連設面37dとを接触させることで、第2端部を変形させて第2フランジ部37を設けるときに、第2フランジ部37と端子板42との接触面37cを大きくし易い。したがって、端子板42と接続部材27との接合部における電気抵抗が高くなることを抑制できる。
(7)本実施形態では、端子板42と接続部材27との間の電気抵抗(接触抵抗)が高くなることを抑制できることから、端子板42と接続部材27とをリベット接合したのちに、さらに抵抗溶接やレーザ溶接を行う工程を省略し得る。
(8)接続部材27は、各集電タブ群25,26が接合される第1フランジ部36を有する。したがって、リベット部材としての頭部と、各集電タブ群を接合するための部材とを兼用することで、部品点数を削減できる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
○ 図6に示すように、第1連設面35bと第2連設面37dとは、各連設面35b,37dの先端部における接続部を除いて、接触(密着)している必要はなく、近接しておればよい。
○ 図7に示すように、切欠き部50の形状を変更してもよい。例えば、切欠き部50は、胴部35の中心線CLを面内に含む仮想平面で切断したときの断面形状が台形であってもよい(図7(a)に示す)。また、例えば、切欠き部50は、胴部35の中心線CLを面内に含む仮想平面で切断したときの断面形状が半円形であってもよい(図7(b)に示す)。
○ 図8に示すように、上述したリベット接合は、接続部材27と、端子板42とは異なる導電部材51との接合に適用できる。この場合、第2フランジ部37は、正極集電タブ群25の貫通孔25aと、導電部材51の貫通孔51aとに胴部35を挿通させた状態において、該胴部35の加工部37e(ここでは図示しない)を変形させて形成するとよい。このような構成であっても、胴部35の第1連設面35bと第2フランジ部37の第2連設面37dとを接触させることで、第2フランジ部37の接触面37cを大きくし易い。したがって、導電部材51と接続部材27との接合部における電気抵抗が高くなることを抑制できる。なお、本別例の接続部材27は、正極集電タブ群25と導電部材51とを接合するための部材である。なお、本別例において、導電部材51は、ケース11の内部に配置される。本別例は、負極用の接続構造や接合方法にも適用できる。
○ 電極端子29は、端子部32がケース11の外部に突出し且つ固定部31がケース11の内部に突出するように、ケース11の壁(蓋15)を貫通するように配置されていてもよい。即ち、電極端子29は、少なくとも一部がケース11の外部に突出しておればよい。この場合、電極組立体12と電極端子29とを電気的に接続する導電部材は、ケース11の内部に配置される。
○ 第2フランジ部37は、端子板42との接触面37cを有しておればよく、一部が端子板42から離間していてもよい。
○ 胴部35の形状を変更してもよい。例えば、胴部35は、角柱状であってもよい。
○ 胴部35の加工部37eは、中実の丸棒状(円柱状)であってもよい。また、加工部37eは、割ピン状であってもよい。
○ 接続部材27の胴部35は、全体が中空の丸棒状(円筒状)であってもよい。
○ 第2フランジ部37と端子板42との間の電気抵抗をさらに低減しようとする場合には、第2フランジ部37と端子板42とを抵抗溶接やレーザ溶接により接合することもできる。
○ 接続部材27における胴部35の両端部のうち、ケース11の内部に配置される端部を変形させてフランジ部を設けてもよい。この場合、ケース11の内部に設けたフランジ部に対して、他の導電性部材を介在させずに直接的に、又は他の導電性部材を介在させて間接的に、正極集電タブ群25を電気的に接続するとよい。本別例は、負極用の接続構造や接合方法にも適用できる。
○ 接続部材27の第1フランジ部36には、正極集電タブ群25と接合された導電性部材を接合してもよい。即ち、リベット部材としての頭部と、各集電タブ群を接合するための部材とを兼用しなくてもよい。本別例は、負極用の接続構造や接合方法にも適用できる。
○ 電極組立体12は、帯状の正極電極と帯状の負極電極との間に帯状のセパレータを介在させた状態で捲回して層状に積層した捲回型の電極組立体であってもよい。
○ ケース11を構成する部材は3つ以上であってもよく、各部材の形状を変更してもよい。例えば、ケース11は、開口部を有する第1部材と開口部を有する第2部材とを開口部同士が対向するように組み合わせて形成してもよい。
○ ケース11の形状は、収容される電極組立体12の形状に対応させて適宜変更してもよい。例えば、ケース11は円柱型であってもよい。この場合、有底円筒状のケース本体13と、円盤状の蓋15とを用いるとよい。
○ 二次電池10は、車両としての乗用車や産業用車両に搭載してもよく、定置用の蓄電装置として適用してもよい。
○ 二次電池10は、リチウムイオン二次電池に限らず、ニッケル水素二次電池やニッケルカドミウム二次電池等の他の二次電池であってもよい。
○ 二次電池に限らず、例えば、電気二重層キャパシタやリチウムイオンキャパシタ等のようなキャパシタとして具体化してもよい。
以下、上述した実施形態及び変更例から把握できる技術的思想を追記する。
(イ)前記リベット部材には、電極組立体が電気的に接続されていることが好ましい。
10…二次電池(蓄電装置)、11…ケース、12…電極組立体、27…接続部材、29…電極端子、35…胴部、35a…外周面(外面)、35b…第1連設面、36…第1フランジ部、37…第2フランジ部、37c…接触面、37d…第2連設面、37e…加工部、42…端子板(導電部材)、42a…第1貫通孔(貫通孔)、50…切欠き部、51…導電部材。

Claims (6)

  1. ケースに収容された電極組立体と電解質とを有する蓄電装置であって、
    前記蓄電装置は、
    前記ケースの外部に少なくとも一部が突出し且つ前記電極組立体との間で電気を授受する電極端子と、
    前記電極組立体と前記電極端子とを電気的に接続し且つ貫通孔を有している導電部材と、
    前記貫通孔に挿通されている棒状の胴部、前記胴部の両端部のうち第1端部に設けられた第1フランジ部、及び前記胴部の両端部のうち前記第1端部とは反対側の第2端部を変形させて設けられた第2フランジ部を有し、前記導電部材と前記電極組立体とを電気的に接続する導電性のリベット部材と、を備え、
    前記胴部は、外面と、該外面における前記第2フランジ部側の端部に連設されている第1連設面と、を有しており、
    前記第2フランジ部は、前記胴部が延びる方向における両端面のうち前記導電部材と接触する接触面と、該接触面における前記胴部側の端部に連設されている第2連設面とを、有しており、
    前記第1連設面と前記第2連設面とは、接触または近接していることを特徴とする蓄電装置。
  2. 前記第1連設面と前記第2連設面とは、前記胴部の中心線を囲う環状の面である請求項1に記載の蓄電装置。
  3. 前記第1連設面と前記第2連設面とは、面接触している請求項1または請求項2に記載の蓄電装置。
  4. 前記導電部材、及び前記第2フランジ部は、前記ケースの外部に配置されており、前記導電部材は板状部材であり、
    前記導電部材は、前記リベット部材と接続される側とは反対側で前記電極端子と接続されている請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の蓄電装置。
  5. 前記蓄電装置は二次電池である請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の蓄電装置。
  6. 貫通孔を有している導電部材と、
    棒状の胴部、及び前記胴部の両端部のうち第1端部に設けられた第1フランジ部を有している導電性のリベット部材と、を接合する接合工程を含む蓄電装置の製造方法において、
    前記胴部は、該胴部の中心線を囲うように外面から切り欠いた環状の切欠き部を有しており、前記切欠き部は、該切欠き部よりも前記第1端部側における外面と連設されている第1連設面と、前記切欠き部よりも前記第1端部とは反対側の第2端部側の外面と連設されている第2連設面と、を有しており、
    前記接合工程では、前記貫通孔に前記胴部を挿通させた状態において、前記第1連設面と前記第2連設面とが近接又は接触するように、前記胴部の第2端部を前記切欠き部から外側へ折り曲げるように変形させて第2フランジ部を設けることを特徴とする蓄電装置の製造方法。
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