JP6027338B2 - 軌道検測装置システムの車両床下搭載方法及び軌道検測装置システム - Google Patents

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Description

本発明は、車両の走行する軌道の状況等を測定する軌道検測装置システムの車両床下搭載方法及び軌道検測装置システムに係り、特に営業車両に搭載可能な軌道検測装置システムの車両床下搭載方法及び軌道検測装置システムに関する。
従来は、軌道検測装置システムを構成する光学変位センサを搭載した検出器ユニットを車両の台車に取り付けることができるように小型軽量化したものが提案されている。例えば、特許文献1に記載の検出器ユニットは、レールの横断方向すなわち台車の横梁方向に沿って設けられた収納ケースに内装された水平板フレームとこれから起立する垂直板フレームとで構成された内装フレームを備えており、この内装フレームを構成する垂直板フレームの両端に光学的変位センサがそれぞれ設けられ、内装フレームの両端は緩衝部材を介して収納ケースに取付けられ、ジャイロは水平板フレームの中央部付近に搭載してある。
特開2011−093470号公報
特許文献1に記載の従来の軌道検測装置システムは、検出器ユニット自体を台車に取り付けているため、検出器ユニットによって営業車両の乗車スペースを狭めることはなかったが、検出器ユニットを制御する制御ユニット(処理装置)が営業車の車内に設けてあるため、依然として営業車両の乗車スペースを狭めていた。
本発明は、上述の点に鑑みなされたものであって、営業車両の乗車スペースを狭めることなく営業車両に搭載することのできる軌道検測装置システムの車両床下搭載方法及び軌道検測装置システムを提供することを目的とする。
本発明に係る軌道検測装置システムの車両床下搭載方法の第1の特徴は、台車の走行する軌道の状況を検出する検出器ユニット手段と、前記検出器ユニット手段によって検出されたデータに基づいて前記軌道の状況を検測する制御ユニット手段とを、前記台車上の車両の床下に設置することにある。これは、検出器ユニット手段及び制御ユニット手段の両方を台車以外の車両の床下に設置することによって、営業車両の乗車スペースを狭めることなく、営業車両への搭載を可能にしたものである。
本発明に係る軌道検測装置システムの車両床下搭載方法の第2の特徴は、前記第1の特徴に記載の軌道検測装置システムの車両床下搭載方法において、前記検出器ユニット手段及び前記制御ユニット手段を構成する部品は、直方体形状の筐体上部に固着された連結アームを介して前記車両の床下に固定的に取り付けられた筐体内に設けられた内装フレーム上に実装され、前記内装フレームは、前記筐体内部の両側面に設けられたスライドレールによって前記筐体の出入口から引き出し可能に構成され、前記筐体は前記筐体の出入口の全周に沿って結露防止・防水・防塵用パッキンの設けられた開閉扉を備え、前記筐体の出入口の全周にも結露防止・防水・防塵用パッキンが設けられていることにある。これは、車両の床下に搭載される検出器ユニット及び制御ユニット手段の構成に関するものであり、直方体形状の筐体内の内装フレームに検出器ユニット及び制御ユニットを構成する部品を実装してあり、この筐体の開閉扉を閉鎖した時に筐体と開閉扉に設けられた結露防止・防水・防塵用パッキンが共に作用して2重パッキン構造となり、極めて高い結露防止・防水性・防塵性を有するように構成されている。
本発明に係る軌道検測装置システムの車両床下搭載方法の第3の特徴は、前記第2の特徴に記載の軌道検測装置システムの車両床下搭載方法において、前記制御ユニット手段の筐体の出入口とは反対側の背面外側の左右両端の離間した位置に空調手段が設けられ、前記空調手段の外周には防護カバーが設けられていることにある。これは、空調手段によって筐体内に外気を取り入れ、ラジエターの熱交換機能で熱交換を行い、再び外気として排出するようにしたものである。また、空調手段本体は剛性がないので、飛来物等から保護するために外周に沿って防護カバーが取り付けてある。
本発明に係る軌道検測装置システムの車両床下搭載方法の第4の特徴は、前記第1、第2又は第3の特徴に記載の軌道検測装置システムの車両床下搭載方法において、前記検出器ユニット手段は、前記車両の走行する軌道の状況として通り、高低、水準、平面性、軌間等を検出することにある。これは、検出器ユニット手段が検測する車両の走行する軌道の状況を具体的にしたものである。
本発明に係る軌道検測装置システムの第1の特徴は、台車上の車両の床下に設置され、前記車両の走行する軌道の状況を検出する検出器ユニット手段と、前記車両の床下に設置され、前記検出器ユニット手段によって検出されたデータに基づいて前記軌道の状況を検測する制御ユニット手段とを備えたことにある。これは、前記軌道検測装置システムの車両床下搭載方法の第1の特徴を利用した軌道検測装置システムの発明である。
本発明に係る軌道検測装置システムの第2の特徴は、前記第1の特徴に記載の軌道検測装置システムにおいて、前記検出器ユニット手段及び前記制御ユニット手段を構成する部品は、直方体形状の筐体上部に固着された連結アームを介して前記車両の床下に固定的に取り付けられた筐体内に設けられた内装フレーム上に実装され、前記内装フレームは、前記筐体内部の両側面に設けられたスライドレールによって前記筐体の出入口から引き出し可能に構成され、前記筐体は前記筐体の出入口の全周に沿って結露防止・防水・防塵用パッキンの設けられた開閉扉を備え、前記筐体の出入口の全周にも結露防止・防水・防塵用パッキンが設けられていることにある。これは、前記軌道検測装置システムの車両床下搭載方法の第2の特徴を利用した軌道検測装置システムの発明である。
本発明に係る軌道検測装置システムの第3の特徴は、前記第2の特徴に記載の軌道検測装置システムにおいて、前記制御ユニット手段の筐体の出入口とは反対側の背面外側の左右両端の離間した位置には空調手段が設けられ、前記空調手段の外周には防護カバーが設けられていることにある。これは、前記軌道検測装置システムの車両床下搭載方法の第3の特徴を利用した軌道検測装置システムの発明である。
本発明に係る軌道検測装置システムの第4の特徴は、前記第1、第2又は第3の特徴に記載の軌道検測装置システムにおいて、前記検出器ユニット手段は、前記車両の走行する軌道の状況として通り、高低、水準、平面性、軌間等を検出することにある。これは、前記軌道検測装置システムの車両床下搭載方法の第4の特徴を利用した軌道検測装置システムの発明である。
本発明によれば、営業車両の乗車スペースを狭めることなく営業車両に軌道検測装置システムを搭載することができるという効果がある。
本発明に係る軌道検測装置システムを営業車両の床下に搭載した場合の一例を示す図である。 営業車両の床下に搭載される検出器ユニットの外観構成を示す図である。 図2の検出器ユニットから検出器用内装フレームを引き出した状態を示す斜視図である。 検出器ユニットが営業車両の床面に取り付けられた状態を図2の側面左下側(営業車両の進行方向に対して垂直方向)から見た側面図である。 営業車両の床下に搭載される制御ユニットの外観構成を示す図である。 図5の制御ユニットから内装フレームを引き出した状態を示す斜視図である。 制御ユニットが営業車両の床面に取り付けられた状態を図5の左下側から見た側面図である。
以下、添付図面に従って本発明に係る軌道検測装置システムの一実施の形態について説明する。図1は、本発明に係る軌道検測装置システムを台車上の営業車両の床下に搭載した場合の一例を示す図である。営業車両1は、進行方向(長手方向)の前後2個所に設けられた台車12,13上に搭載されている。図1の軌道検測装置システムは、営業車両1の走行する軌道の状況(通り、高低、水準、平面性、軌間等)を測定する検出器ユニット20と、この検出器ユニット20から送られて来るデータの解析や信号のやり取り、データの保存などを行うパソコン等で構成される制御ユニット40とから構成される。この実施の形態では、軌道検測装置システムが台車12,13上の営業車両1の床下に共に搭載されている。図1に示すように検出器ユニット20及び制御ユニット40を台車12,13上の営業車両1の床下に搭載することにより、営業車両1の客室乗車スペースを狭めることなく、軌道の状況(通り、高低、水準、平面性、軌間等)を、営業運転を行いながら測定することができるという効果がある。また、検出ユニット20と制御ユニット40を営業車両1の床下に搭載したことで、防振部材を使用しなくて済み、軽量化を図った軌道検測ユニットにすることができる。なお、検出器ユニット20及び制御ユニット40間は点線で示すケーブルで接続され、このケーブルを介して各種データの受け渡しが行われるようになっている。検出器ユニット20は、軌道(レール2)を検測する関係で台車11のできるだけ近傍の営業車両1の床面に設けられる。営業車両1と台車12,13との間にはまくらばねなどの緩衝部材が設けられているので、営業車両1の床下に搭載された検出器ユニット20及び制御ユニット40に対しては、走行中の振動の影響が激減するという効果がある。
図2は、営業車両の床下に搭載される検出器ユニット20の外観構成を示す図であり、営業車両の進行方向の斜め上方から見た図である。図3は、図2の検出器ユニット20から検出器用内装フレーム25を引き出した状態を示す斜視図である。図4は、検出器ユニット20が営業車両1の床面に取り付けられた状態を図2の側面左下側(営業車両1の進行方向に対して垂直方向)から見た側面図である。検出器ユニット20は、直方体形状の筐体に覆われて構成されている。この筐体の上部平坦部には、2本の連結アーム21,22が取り付けられている。検出器ユニット20は、図4に示すように、この連結アーム21,22を介して営業車両1の床下の横梁10にボルト10aとナット10bによって固定的に取り付けられている。なお、図1では検出器ユニット20の取り付け箇所は1個所の場合を示しているが、営業車両1に合わせて複数個所に取り付けられる場合もある。
連結アーム21,22は、図4に示すように、検出器ユニット20の筐体に対してボルト21a,22aとナット21b,22bとで締め付けられて固定され、更にこのボルト21a,22aとナット21b,22bは互いに溶接固着される。これは、ボルト21a,22aとナット21b,22bが互いに緩まないようにするためである。連結アーム21,22は、ボルト21a,22aとナット21b,22bとは別に、連結アーム21,22の全周が検出器ユニット20の筐体に溶接される。これによって金属の腐食、錆等で溶接部が外れてしまった場合でも、車両から落下しない2重の脱落防止構造が形成されている。
検出器ユニット20の開閉扉30a,30bは、保守作業時には取り外し可能となっているが、通常は天候、風雨での作業も考慮し取り外されることなく、途中まで開くような構成になっている。検出器ユニット20の開閉扉30a側には各種検出器を搭載した検出器用内装フレーム25が取り出されるようになっている。反対の検出器ユニット20の開閉扉30b側には、各種検出器に接続されるプリント基板(図示せず)が取り出されるようになっている。
検出器用内装フレーム25は、図3に示すように、加速度センサ27、ジャイロスコープ28及びレーザ変位センサユニット29a,29bなどの各種検出器が固定的に搭載されている。検出器用内装フレーム25の反対側には、これらの各種検出器からの信号を制御するプリント基板が実装されている。レーザ変位センサユニット29a,29bは、それぞれレーザ変位センサと回転ミラー機構とで構成され、三角測量方式によって下方のレール2までの距離(変位)をそれぞれ計測する。従って、このレーザ変位センサユニット29a,29bの位置にして投光光と受光光のレーザを通過させるためのガラス窓又は開口が、検出器ユニット20の下方部の左右両側に設けられている。検出器用内装フレーム25内に搭載されるものは、上述のようなレーザ変位センサユニット29a,29bに限らず、レール2までの距離(変位)などを計測できるものであれば、それを構成するセンサや計測方式などはどのようなものであっても構わない。
検出器用内装フレーム25に実装された各種検出器の保守作業用に、検出器ユニット20の内部両側面と検出器用内装フレーム25両側との間にそれぞれ検出器用スライドレール26が取り付けられ、検出器用内装フレーム25は筐体からスライド引き出し可能になっている。この検出器用スライドレール26によって検出器用内装フレーム25が筐体の出入口から外部に引き出されることによって、検出器用内装フレーム25の正面、左右、上面の何処からでもアクセスすることができ、実装された各種検出器のメンテナンス作業を容易に行なうことができる。図示していないが、検出器用内装フレーム25の反対側からも同様のスライドレールを介してプリント基板等が外部に引き出され、メンテナンス作業を容易に行なうことができるようになっている。
検出器ユニット20の検出器側の開閉扉30a及びプリント基板側の開閉扉30bは、その裏側(筐体側)全周に渡って防水・防塵用パッキン31a,31bが取り付けられている。また、検出器ユニット20の筐体側の出入口の周縁の全周にも防水・防塵用パッキン32a,32bが取り付けられている。互いに向かい合う防水・防塵用パッキン31a,31b,32a,32bによって検出器ユニット20の開閉扉30a,30bを閉めた時に2重構造のパッキンが構成されるようになっているので、結露防止・防水・防塵機能効果がより一層高まるようになっている。さらに図2に示すように、開閉扉30aの6箇所にラッチ33a〜33fが設けられており、これらのラッチ33a〜33fによって開閉扉30aを筐体に締め込み固定してある。なお、図示していないが、開閉扉30bの6箇所にもラッチが設けられており、これらのラッチによって開閉扉30bを筐体に締め込み固定してある。これによって、検出器ユニット20の筐体の気密性は非常に高くなっている。
営業車両1の走行中に直接飛来物が検出器ユニット20に衝突したとしても、検出器用内装フレーム25に対する衝撃を抑制するために、剛性を持ったスライドレール26の取り付け個所以外について、筐体と内装フレームとの間にはそれぞれ空間を有するようになっている。さらに、営業車両1の走行中に揺れ等を防止するために、検出器用内装フレーム25の左右両端には点線で示した固定部品24a,24bが取り付けられている。この固定部品24a,24bによって、検出器用内装フレーム25は検出器ユニット20の反対側のプリント基板に対して一体的にネジ留め固定される。
図5は、営業車両の床下に搭載される制御ユニット40の外観構成を示す図である。図6は、図5の制御ユニット40から内装フレーム45を引き出した状態を示す斜視図である。図7は、制御ユニット40が営業車両1の床面に取り付けられた状態を図5の左下側(営業車両1の進行方向側)から見た側面図である。制御ユニット40は、直方体形状の筐体に覆われて構成されている。この筐体の上部平坦部には、2本の連結アーム41,42が取り付けられている。制御ユニット40は、図7に示すように、この連結アーム41,42を介して営業車両1の床下の横梁11にボルト11aとナット11bによって固定的に取り付けられている。なお、図1では制御ユニット40の取り付け箇所は1個所の場合を示しているが、営業車両1に合わせて複数個所に取り付けられる場合もある。
連結アーム41,42は、図7に示すように、制御ユニット40の筐体に対してボルト41a,42aとナット41b,42bとで締め付けられて固定され、更にこのボルト41a,42aとナット41b,42bは互いに溶接固着される。これは、ボルト41a,42aとナット41b,42bが互いに緩まないようにするためである。連結アーム41,42は、ボルト41a,42aとナット41b,42bとは別に、連結アーム41,42の全周が制御ユニット40の筐体に溶接される。これによって金属の腐食、錆等で溶接部が外れてしまった場合でも車両から落下しない2重の脱落防止構造が形成されている。
制御ユニット40の開閉扉49は、保守作業時には取り外し可能となっているが、通常は天候、風雨での作業も考慮し取り外されることなく、途中まで開くような構成になっている。制御ユニット40の背面には空調装置43,44が左右両端のそれぞれ離間した位置に取り付けられている。
内装フレーム45は、図6に示すように、検出器ユニット20からのデータの解析や信号のやり取り、データの保存を制御する各種電子機器群を実装している。内装フレーム45に実装された各種電子機器の保守作業用に、制御ユニット40の内部両側面と内装フレーム45両側との間に、それぞれスライドレール46が取り付けられ、内装フレーム45は筐体からスライド引き出し可能になっている。このスライドレール46によって、内装フレーム45が筐体の出入口から外部に引き出されるので、内装フレーム45の正面、左右、上面の何処からでもアクセスすることができ、実装された各種電子機器のメンテナンス作業を容易に行なうことができる。
営業車両1の走行中に直接飛来物が制御ユニット40に衝突したとしても、内装フレーム45に対する衝撃を抑制するために、剛性を持ったスライドレール46の取り付け個所以外について、筐体と内装フレームとの間にはそれぞれ空間を有するようになっている。さらに、営業車両1の走行中に揺れ等を防止するために、内装フレーム45の左右両端には固定部品47,48が取り付けられている。この固定部品47,48によって内装フレーム45は制御ユニット40の左右両端にネジ留め固定される。
制御ユニット40のフロント(出入口)側の開閉扉49は、その裏側(筐体側)全周に渡って防水・防塵用パッキン50が取り付けられている。また、制御ユニット40の筐体側のフロント(出入口)の周縁の全周にも防水・防塵用パッキン51が取り付けられている。これらの防水・防塵用パッキン50,51によって制御ユニット40の開閉扉49を閉めた時に、2重構造のパッキンが構成されるようになっているので、結露防止・防水・防塵機能効果がより一層高まるようになっている。さらに図5に示すように、開閉扉49の6箇所にラッチ52a〜52fが設けられており、これらのラッチ52a〜52fによって開閉扉49を筐体に締め込み固定してあるので、筐体の気密性は非常に高くなっている。
営業車両1が軌道上を走行すると、営業車両1の床下に搭載された制御ユニット40は、飛来物等から衝撃を受けることがある。その関係で、厚い鋼板で構成された制御ユニット40と空調装置43,44との間の接合部は、経年劣化の少ないシリコンパッキン55で結露防止・防塵・防水機能を持たせてある。空調装置43,44の保守作業時は、この接合部から切り離して作業が出来るようになっている。空調装置43,44の構造は、制御ユニット40内に外気を取り入れ、ラジエターの熱交換機能で熱交換を行い、再び外気として排出するものであり、制御ユニット40内に粉塵や水などが侵入しないような構造になっている。空調装置43,44本体は剛性がないので、飛来物等から保護するために外周に沿って防護カバー56が取り付けてあり、飛来物等から防護可能な構造となっている。なお、空調装置は、使用環境によってはファンのみの送風機能のみでもよい。
1…営業車両、
2…レール、
10,11…横梁、
10a,11a,21a,41a…ボルト、
10b,11b,21b,41b…ナット、
12,13…台車、
20…検出器ユニット、
25…検出器用内装フレーム、
27…加速度センサ、
26…検出器用スライドレール、
28…ジャイロスコープ、
29a,29b…レーザ変位センサユニット、
40…制御ユニット、
21,22,41,42…連結アーム、
43,44…空調装置、
45…内装フレーム、
26,46…スライドレール、
24a,24b,47,48…固定部品、
30a,30b,49…開閉扉、
31a,31b,32a,32b,50,51…防水・防塵用パッキン、
33a〜33f,52a〜52f…ラッチ、
55…シリコンパッキン、
56…防護カバー

Claims (6)

  1. 台車の走行する軌道の状況を検出する検出器ユニット手段と、前記検出器ユニット手段によって検出されたデータに基づいて前記軌道の状況を検測する制御ユニット手段とを、前記台車上の車両の床下に設置する軌道検測装置システムの車両床下搭載方法において、前記検出器ユニット手段及び前記制御ユニット手段を構成する部品は、直方体形状の筐体上部に固着された連結アームを介して前記車両の床下に固定的に取り付けられた筐体内に設けられた内装フレーム上に実装され、
    前記内装フレームは、前記筐体内部の両側面に設けられたスライドレールによって前記筐体の出入口から引き出し可能に構成され、
    前記筐体は前記筐体の出入口の全周に沿って結露防止・防水・防塵用パッキンの設けられた開閉扉を備え、
    前記筐体の出入口の全周にも結露防止・防水・防塵用パッキンが設けられていることを特徴とする軌道検測装置システムの車両床下搭載方法。
  2. 請求項に記載の軌道検測装置システムの車両床下搭載方法において、前記制御ユニット手段の筐体の出入口とは反対側の背面外側の左右両端の離間した位置に空調手段が設けられ、前記空調手段の外周には防護カバーが設けられていることを特徴とする軌道検測装置システムの車両床下搭載方法。
  3. 請求項1に記載の軌道検測装置システムの車両床下搭載方法において、前記検出器ユニット手段は、前記車両の走行する軌道の状況として通り、高低、水準、平面性、軌間等を検出することを特徴とする軌道検測装置システムの車両床下搭載方法。
  4. 台車上の車両の床下に設置され、前記車両の走行する軌道の状況を検出する検出器ユニット手段と、
    前記車両の床下に設置され、前記検出器ユニット手段によって検出されたデータに基づいて前記軌道の状況を検測する制御ユニット手段と
    を備えた軌道検測装置システムにおいて、
    前記検出器ユニット手段及び前記制御ユニット手段を構成する部品は、直方体形状の筐体上部に固着された連結アームを介して前記車両の床下に固定的に取り付けられた筐体内に設けられた内装フレーム上に実装され、
    前記内装フレームは、前記筐体内部の両側面に設けられたスライドレールによって前記筐体の出入口から引き出し可能に構成され、
    前記筐体は前記筐体の出入口の全周に沿って結露防止・防水・防塵用パッキンの設けられた開閉扉を備え、
    前記筐体の出入口の全周にも結露防止・防水・防塵用パッキンが設けられていることを特徴とする軌道検測装置システム。
  5. 請求項に記載の軌道検測装置システムにおいて、前記制御ユニット手段の筐体の出入口とは反対側の背面外側の左右両端の離間した位置には空調手段が設けられ、前記空調手段の外周には防護カバーが設けられることを特徴とする軌道検測装置システム。
  6. 請求項又は5に記載の軌道検測装置システムにおいて、前記検出器ユニット手段は、前記車両の走行する軌道の状況として通り、高低、水準、平面性、軌間等を検出することを特徴とする軌道検測装置システム。
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