JP2014215049A - 形状検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来に比べて正確に三方枠の形状を検査するための形状検査装置を提供する。
【解決手段】エレベーターの各階の乗場に設けられた開口部を覆う三方枠1と、開口部に設けられ、エレベーターのかご側ドアと連動して敷居3に沿って開閉可能な乗場ドアとを備えたエレベーター乗場ドアシステムの三方枠の形状を検査する形状検査装置100であって、重力方向と逆方向のZ軸に対する三方枠の側面101の傾きの角度と、Y軸に対する三方枠の上面103の傾きの角度と、Y軸に対する敷居の傾きの角度とを計測する角度計測手段8A、8Bと、距離計測手段6Aから三方枠の側面までの距離と、距離計測手段6Bから三方枠の上面までの距離とを計測する距離計測手段と、角度を示す信号と距離を示す信号とに基づいて、Y軸及びZ軸により形成されるYZ平面上の座標値を用いて三方枠の形状を示す所定のパラメータの値を演算する形状演算部10とを備えた。
【選択図】図5

Description

本発明は、エレベーターの各階の乗場に設けられた開口部を覆う三方枠の形状を検査する形状検査装置に関する。
一般に建物に設置されたエレベーターは、建物の上下方向に延びる昇降路内をエレベーターカゴが昇降し所定の階から他の階へと移動できるように構成されている。図1はエレベーターの乗場側から見たエレベーターの乗場付近の斜視図であり、図2は図1のエレベーターの乗場ドア2及び三方枠1の一例を示す水平断面図である。図1及び図2において、エレベーターの各階の乗場に設けられた開口部を覆う三方枠1と、当該開口部に設けられ、エレベーターのかご側ドアと連動して敷居3に沿って水平に開閉可能な乗場ドア2との間には若干の隙間4が存在する。
上述したようなエレベーターは、建物に火災が発生した場合に、その火災に伴って発生した煙等が上述の隙間4を通って、昇降路内から乗場側へ、もしくは乗場側から昇降路内へと侵入する。この侵入を回避するために、乗場ドア2を囲う四方に対して気密部材を用いて隙間4を塞ぐような対策がなされている。このようなエレベーターを新規に建物に設置する場合には、専用の遮煙用乗場ドアを設置すればよい一方で、既設エレベーターに対して遮煙性能を向上させるためには、気密部材を設置する三方枠1一式を交換すれば精度良く遮煙用ドアを設置することが可能である。その場合には、改造工事費用や工事期間を考慮すれば既設三方枠1を流用して気密部材を設置することが望ましい。しかしながら、既設三方枠1を流用して気密部材を設置する場合には、三方枠1の形状がある一定以上変形してしまうと、気密部材設置後においても隙間4を完全に充填することができずに遮煙性能を確保することができないという問題が生じる。従って、そのような問題が生じないように、既設三方枠1を流用して気密部材を設置する前に事前に三方枠1の形状を計測し気密部材設置可否を判定する必要がある。従来、三方枠1の形状を計測する手法として、例えば特許文献1及び特許文献2に開示するような手法が提案されている。
特許文献1には、ドア枠の一辺とこの一辺とが交差する交差辺との直角度及び長さを計測する方法として、基準棒材を一辺に押し当て、基準棒材に設けられた検知部によって高さを計測し、基準棒材に対して直角に設けられた直角棒材と直角棒材との両端に設置された進退可能な2つの直角度計測用駒によってドア枠の一辺とこの一辺との直角度を計測し、さらに直角棒材に設けられた検知部によってドア枠の幅及び高さを計測する建築用計測具が開示されている。
また、特許文献2には、非接触式の水平距離計と、水平距離計を水平回転させるための回転機構と、回転機構の回転角度を検出するための回転角度検出装置とを備え、水平距離計及び回転角度検出装置からの取得された水平距離計の回転角度及び計測ポイントまでの距離のデータに基づいてエレベーターの寸法を計測できる寸法計測装置が開示されている。
特開平4−281979号公報 特開2001−227949号公報
しかしながら、特許文献1における建築用計測具においては、エレベーターの三方枠1を構成する4辺のうちの一辺を基準として直角度や寸法を計測するので、重力方向を基準として取り付けられた乗場ドア2と三方枠1との間に遮煙用の気密部材を隙間なく取り付けられないという問題点があった。さらに、三方枠1の側面は図3A〜図3Cに図示するように曲線的に歪んだ形状となる場合があり、図3Aに図示するように上下対称に曲線的に歪んだ形状に対しては計測することができるが、駒の搭載位置及び基準棒材の長手方向の高さによっては、図3Bに図示するような上下非対称に曲線的に歪んだ形状と、図3Cに図示するような上下非対称に曲線的に歪んだ形状とを識別することができないという問題点があった。
また、特許文献2における寸法計測装置においては、かご上に計測装置を設置して重力方向を基準とした寸法計測ができないので、重力方向を基準として取り付けられた乗場ドア2と三方枠1との間に遮煙用の気密部材を隙間なく取り付けられないという問題点があった。さらに、図4に図示するように三方枠1の両側面の形状が平行な場合には非接触式の距離計にて計測可能であるが、図2に図示するように三方枠1の両側面の形状が平行でなく、斜めに配置された形状に対しては、例えば非接触式のレーザ距離計を用いた場合には光線が装置に戻ってこないので正常に距離を計測できないという問題点があった。
本発明の目的は以上の問題点を解決し、重力方向を基準として三方枠の形状を計測することによって、三方枠への気密部材の取り付け可否を正確に判定することができる形状検査装置を提供することにある。
本発明に係る形状検査装置は、
エレベーターの各階の乗場に設けられた開口部を覆う三方枠と、当該開口部に設けられ、上記エレベーターのかご側ドアと連動して敷居に沿って開閉可能な乗場ドアとを備えたエレベーター乗場ドアシステムの三方枠の形状を検査する形状検査装置であって、
互いに直交するX軸、Y軸及びZ軸を有する座標系において、重力方向と逆方向のZ軸に対する上記三方枠を形成する側面の傾きの角度と、Y軸に対する上記三方枠を形成する上面の傾きの角度と、Y軸に対する上記敷居の傾きの角度とを計測し、当該計測された角度を示す信号をそれぞれ出力する角度計測手段と、
距離計測手段から上記三方枠を形成する側面までの距離と、距離計測手段から上記三方枠を形成する上面までの距離とを計測し、当該計測された距離を示す信号をそれぞれ出力する距離計測手段と、
上記計測された角度を示す信号と上記計測された距離を示す信号とに基づいて、Y軸及びZ軸により形成されるYZ平面上の座標値を用いて上記三方枠の形状を示す所定のパラメータの値を演算する形状演算部とを備えたことを特徴とする。
本発明に係る形状検査装置によれば、三方枠の形状を重力方向を基準として測定することができるので、より正確に三方枠の形状を計測することができる。
エレベーターの乗場側から見たエレベーターの乗場付近の斜視図である。 図1のエレベーターの乗場ドア2及び三方枠1の一例を示す水平断面図である。 図1のエレベーターの三方枠1の形状の変形例を示す垂直断面図である。 図1のエレベーターの三方枠1の形状の別の変形例を示す垂直断面図である。 図1のエレベーターの三方枠1の形状の別の変形例を示す垂直断面図である。 図1のエレベーターの乗場ドア2及び三方枠1の別の例を示す水平断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る形状検査装置100及びその周辺の構成要素を示すブロック図である。 図1の三方枠1と乗場ドア2との位置関係の一例を示す正面図である。 図6Aの側面図である。 図6Aの上面図である。 図5の形状検査装置100を用いて三方枠1の形状を計測する時の第1の計測状態を示す正面図及びブロック図である。 図5の形状検査装置100を用いて三方枠1の形状を計測する時の第2の計測状態を示す正面図及びブロック図である。 図5の形状検査装置100を用いて三方枠1の形状を計測する時の第3の計測状態を示す正面図及びブロック図である。 図5の形状検査装置100を用いて三方枠1の形状を計測する時の第4の計測状態を示す正面図及びブロック図である。 図5の形状検査装置100を用いて三方枠1の形状を計測する時の第5の計測状態を示す正面図及びブロック図である。 図8の点AのYZ平面上における座標を計測する時の計測状態を示した、原点O及び点A付近を拡大した正面図及びブロック図である。 図5の形状検査装置100を用いて三方枠1の形状を計測する時の第6の計測状態を示す正面図及びブロック図である。 図5の形状検査装置100を用いて三方枠1の形状を良否判定するパラメータを説明する正面図である。 図1の三方枠1と乗場ドア2との位置関係の別の例を示す側面図である。 図1の三方枠1Aと乗場ドア2との位置関係の別の例を示す正面図である。 図16Aの側面図である。 図16Aの上面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る、図5の形状検査装置100を用いて図16Aの三方枠1Aの形状を計測する時の第1の計測状態を示す正面図及びブロック図である。 本発明の第2の実施の形態に係る、図5の形状検査装置100を用いて図16Aの三方枠1Aの形状を計測する時の第2の計測状態を示す正面図及びブロック図である。 本発明の第2の実施の形態に係る、図5の形状検査装置100を用いて図16Aの三方枠1Aの形状を計測する時の第3の計測状態を示す正面図及びブロック図である。 本発明の第2の実施の形態に係る、図5の形状検査装置100を用いて図16Aの三方枠1Aの形状を計測する時の第4の計測状態を示す正面図及びブロック図である。 本発明の第2の実施の形態に係る、図5の形状検査装置100を用いて図16Aの三方枠1Aの形状を計測する時の第5の計測状態を示す正面図及びブロック図である。 本発明の第2の実施の形態に係る、図5の形状検査装置100を用いて図16Aの三方枠1Aの形状を計測する時の第6の計測状態を示す正面図及びブロック図である。 本発明の第2の実施の形態に係る、図5の形状検査装置100を用いて図16Aの三方枠1Aの形状を計測する時の第7の計測状態を示す正面図及びブロック図である。 図20の点P1のYZ平面上における座標を計測する時の計測状態を示した、原点O及び点P1付近を拡大した正面図及びブロック図である。 本発明の第3の実施の形態に係る形状検査装置100A及びその周辺の構成要素を示すブロック図である。 図25の形状検査装置100Aを用いて図6Aの三方枠1の形状を計測する時の第1の計測状態を示す正面図及びブロック図である。 図25の形状検査装置100Aを用いて図6Aの三方枠1の形状を計測する時の第2の計測状態を示す正面図及びブロック図である。
以下、本発明に係る実施の形態について図面を参照して説明する。なお、以下の各実施の形態において、同様の構成要素については同一の符号を付して説明は省略する。
第1の実施の形態.
本発明の第1の実施形態に係る形状検査装置100によれば、エレベーターの各階の乗場に設けられた開口部を覆う三方枠1と、当該開口部に設けられ、上記エレベーターのかご側ドアと連動して敷居3に沿って開閉可能な乗場ドア2とを備えたエレベーター乗場ドアシステムにおいて、三方枠1の形状を重力方向を基準として検査することができる。
図5は、本発明の第1の実施の形態に係る形状検査装置100及びその周辺の構成要素を示すブロック図である。図5において、形状検査装置100は、水平用ワイヤーエンコーダ6Aからの距離を計測する水平用ワイヤーエンコーダ6Aと、当該水平用ワイヤーエンコーダ6Aのワイヤー11Aの先端に搭載された水平用の計測用ブロック部材である水平用計測ブロック7Aと、水平用計測ブロック7A上に搭載され、互いに直交するX軸、Y軸及びZ軸を有する座標系において、重力方向と逆方向のZ軸を基準とした傾きの角度及びY軸を基準とした傾きの角度を計測する角度計測手段である水平用角度計測装置8Aと、垂直用ワイヤーエンコーダ6Bからの距離を計測する垂直用ワイヤーエンコーダ6Bと、当該垂直用ワイヤーエンコーダ6Bのワイヤー11Bの先端に搭載された垂直用の計測用ブロック部材である垂直用計測ブロック7Bと、垂直用計測ブロック7B上に搭載され、互いに直交するX軸、Y軸及びZ軸を有する座標系において、重力方向と逆方向のZ軸を基準とした傾きの角度及びY軸を基準とした傾きの角度を計測する角度計測手段である垂直用角度計測装置8Bと、垂直用ワイヤーエンコーダ6Bと、水平用ワイヤーエンコーダ6Aと垂直用ワイヤーエンコーダ6Bとを固定し、乗場ドア2の敷居3上に設置するための土台であるベース5と、三方枠1の形状を示す所定のパラメータの値を演算するための手段である形状演算部9と、形状演算部9からの出力信号に基づいて、三方枠1の形状の良否を判定する形状検査部10とから構成される。また、形状演算部9は、入力装置12とメモリ13Aと信号処理部14とから構成され、形状検査部10は、形状判定部15とメモリ13Bと表示部17とから構成される。この構成によれば、三方枠の形状1を重力方向を基準として計測できるため、より正確に三方枠1の形状を計測することが可能である。
図5において、水平用ワイヤーエンコーダ6Aは、水平用ワイヤーエンコーダ6Aから三方枠1の側面までの距離を計測するための距離計測手段であって、垂直用ワイヤーエンコーダ6Bは、垂直用ワイヤーエンコーダ6Bから三方枠1の上面までの距離を計測するための距離計測手段である。ここで、水平用ワイヤーエンコーダ6Aは、入力装置12からのリクエスト信号に基づいて、水平用計測ブロック7Aを三方枠1の側面102に押し当て、水平用ワイヤーエンコーダ6Aから三方枠1の側面102までの距離を計測して計測された距離を示す信号を生成し、当該信号をメモリ13Aに出力する。また、垂直用ワイヤーエンコーダ6Bは、入力装置12からのリクエスト信号に基づいて、垂直用計測ブロック7Bを三方枠1の上面103に押し当て、垂直用ワイヤーエンコーダ6Bから三方枠1の上面103までの距離を計測して計測された距離を示す信号を生成し、当該信号をメモリ13Aに出力する。なお、水平用ワイヤーエンコーダ6Aと垂直用ワイヤーエンコーダ6Bとは直交するように構成されることが望ましいが、水平用ワイヤーエンコーダ6Aに対する垂直用ワイヤーエンコーダ6Bの相対角度が測定することができるのであれば、この測定された相対角度を用いて各点の座標を求めることが可能である。この構成によれば、三方枠1の形状を重力方向を基準として計測できるため、より正確に三方枠の形状を計測することが可能である。さらに、水平用計測ブロック7A及び垂直用計測ブロック7Bが三方枠1の側面もしくは上面に対する当て面となるためより正確に距離を計測することが可能となる。
図5において、水平用角度計測装置8Aは、入力装置12からのリクエスト信号に基づいて、三方枠1の側面102に水平用計測ブロック7Aを押し当てた面でのZ軸を基準とした三方枠1の側面102の傾きの角度を計測して計測された角度を示す信号を生成して、当該信号をメモリ13Aに出力する。また、水平用角度計測装置8Aは、入力装置12からのリクエスト信号に基づいて、Z軸と直交するY軸を基準として乗場ドア2の敷居3の傾きの角度を計測して計測された角度を示す信号を生成して、当該信号をメモリ13Aに出力する。
また、垂直用角度計測装置8Bは、入力装置12からのリクエスト信号に基づいて、三方枠1の上面101に垂直用計測ブロック7Bを押し当てた面でのY軸に対する三方枠1の上面101の傾きの角度を計測して計測された角度を示す信号を生成して、当該信号をメモリ13Aに出力する。また、水平用角度計測装置8Bは、入力装置12からのリクエスト信号に基づいて、Z軸に対する三方枠1の側面101の傾きの角度を計測して計測された角度を示す信号を生成して、当該信号をメモリ13Aに出力する。
ここで、水平用角度計測装置8A及び垂直用角度計測装置8Bはそれぞれ、例えば加速度センサ等の角度計測装置が使用されてもよい。なお、本実施の形態において、水平用計測ブロック7A及び垂直用計測ブロック7B上に、水平用角度計測装置8A及び垂直用角度計測装置8Bそれぞれを搭載したが、水平用角度計測装置8A及び垂直用角度計測装置8B自体それぞれに計測用ブロック部材の機能を有してもよい。
図5において、入力装置12は、水平用ワイヤーエンコーダ6A、垂直用ワイヤーエンコーダ6B、水平用角度計測装置8A及び垂直用角度計測装置8Bからの出力信号をそれぞれ取得するためのリクエスト信号を生成して、当該リクエスト信号を水平用ワイヤーエンコーダ6A、垂直用ワイヤーエンコーダ6B、水平用角度計測装置8A及び垂直用角度計測装置8に送信する。また、メモリ13Aは、水平用ワイヤーエンコーダ6Aから三方枠1の側面102までの距離L1を示す信号と、垂直用ワイヤーエンコーダ6Bから三方枠1の上面103までの距離L2を示す信号と、Y軸に対する敷居3の傾きの角度θ1を示す信号と、Z軸に対する三方枠1の側面102の傾きの角度θ2を示す信号と、Z軸に対する三方枠101の傾きの角度θ3を示す信号と、Y軸に対する三方枠1の上面101の傾きの角度θ4を示す信号とをそれぞれデータとして保存する。この構成によれば、三方枠1の形状を重力方向を基準として計測できるため、より正確に三方枠1の形状を計測することが可能である。さらに、測定したいポイントでの距離及び角度の出力を自動的に収集することが可能となる。
図5において、形状演算部9の信号処理部14は、メモリ13Aに保存された各データに基づいて三方枠1の形状を演算し、演算された結果を三方枠1の実際の形状を示す出力信号として形状判定部15に出力する。すなわち、計測された角度を示す信号と計測された距離を示す信号とに基づいて、Y軸及びZ軸により形成されるYZ平面上の座標値を用いて三方枠の形状を示す所定のパラメータの値を演算する。ここで、所定のパラメータの値とは、例えば三方枠1の高さ、幅、対角線の長さなどであって、これについては後述する。
図5において、形状判定部15は、メモリ13B内に保存された予め設定された三方枠1の設計値と、信号処理部14からの三方枠1の実際の形状を示す所定のパラメータとの誤差量を算出し、当該算出された誤差量と所定のしきい値とを比較して三方枠1の形状の良否を判定し、当該判定結果を示す信号を表示部17に出力する。また、表示部17は、信号処理部14から判定結果を示す信号を受信して、当該結果を表示する。なお、本実施の形態では、三方枠1の形状の良否の判定結果を表示部17に出力するとしたが、当該表示部17の代わりに、例えば判定結果を印刷するプリンタなどが用いられ、当該判定結果が印刷されてもよい。また、形状演算部9と形状検査部10とは一体化されてもよく、メモリ13Aとメモリ13Bとを共通のメモリとしてもよい。さらに、ここで例示された形状演算部9と形状検査部10とはあくまでも一構成例であって、同様の機能を有するのであれば他の構成を用いてもよい。
次に、上述した形状検査装置100を用いて三方枠1の形状を計測する手順について説明する。ここでは、形状検査装置100の形状演算部9及び形状検査部10以外の構成要素のみを図示する。
図6Aは、図1の三方枠1と乗場ドア2との位置関係の一例を示す正面図であって、図6Bは、図6Aの側面図であって、図6Cは、図6Aの上面図である。図6A、図6B及び図6Cにおいて、重力方向400と逆方向にZ軸をとり、Z軸と直交する平面を形成する2軸をX軸、Y軸とする。ここで、三方枠1の枠形状を形成する面はYZ平面上に位置し、乗場ドア2はYZ平面と平行に位置して軸と平行方向22に開閉する。本実施の形態において、三方枠1の枠形状はYZ平面内で直線的に歪んだ状態と仮定し、その計測手順について以下説明する。
図7は、図5の形状検査装置100を用いて三方枠1の形状を計測する時の第1の計測状態を示す正面図及びブロック図である。図7において、水平用ワイヤーエンコーダ6Aと垂直用ワイヤーエンコーダ6Bとが搭載されたベース5を乗場ドア2の敷居3と側面101とが交差する角部に設置する。ここで、乗場ドア2の敷居3と側面101との交点を原点O(0,0)とする。
図8は、図5の形状検査装置100を用いて三方枠1の形状を計測する時の第2の計測状態を示す正面図及びブロック図である。図8において、水平用ワイヤーエンコーダ6Aのワイヤー11Aの先端に搭載された水平用計測ブロック7Aを敷居3と平行に敷居3に当接しながら側面102に当たるまで引き伸ばす。ここで、形状演算部9の入力装置12からのリクエスト信号に基づいて、水平用ワイヤーエンコーダ6Aから三方枠1の側面102までの距離L1が水平用ワイヤーエンコーダ6Aによって計測され取得され、Y軸に対する敷居3の傾きの角度θ1が水平用角度計測装置8Aによって計測されて取得され、それらの値が形状演算部9のメモリ13Aに保存される。
図9は、図5の形状検査装置100を用いて三方枠1の形状を計測する時の第3の計測状態を示す正面図及びブロック図である。図9において、水平用計測ブロック7Aが側面102と平行になるように傾けられ、平行となった時点において、形状演算部9の入力装置12からのリクエスト信号に基づいて、Z軸に対する側面102の傾きの角度θ2が水平用角度計測装置8Aによって計測されて取得され、その値が形状演算部9のメモリ13Aに保存される。
図10は、図5の形状検査装置100を用いて三方枠1の形状を計測する時の第4の計測状態を示す正面図及びブロック図である。図10において、垂直用ワイヤーエンコーダ6Bのワイヤー11Bの先端に搭載された水平用計測ブロック7Bが上面103に当たるまで引き伸ばす。上面103に当たって時点において、形状演算部9の入力装置12からのリクエスト信号に基づいて、垂直用ワイヤーエンコーダから三方枠1の上面103までの距離L2が垂直用ワイヤーエンコーダ6Bによって計測されて取得され、Z軸に対する側面101の傾きの角度θ3が垂直用角度計測装置8Bによって計測されて取得され、それらの値が形状演算部9のメモリ13Aに保存される。
図11は、図5の形状検査装置100を用いて三方枠1の形状を計測する時の第5の計測状態を示す正面図及びブロック図である。図11において、水平用計測ブロック7Bが上面103と平行になるように傾けられ、平行となった時点において、形状演算部9の入力装置12からのリクエスト信号に基づいて、Y軸に対する上面103の傾きの角度θ4が垂直用角度計測装置8Bによって計測されて取得され、その値が形状演算部9のメモリ13Aに保存される。
次に、本実施の形態による形状検査装置100の形状演算部9において三方枠1の形状を演算するまでの動作について説明する。
図12は、図8の点AのYZ平面上における座標を計測する時の計測状態を示した、原点O及び点A付近を拡大した正面図及びブロック図である。図12において、YZ平面上での点Aの座標(ya,za)は次の手順に従って算出される。先ず、図5の形状演算部9の信号処理部14は、水平用ワイヤーエンコーダ6A及び垂直用ワイヤーエンコーダ6Bの幅を合わせた長さJ1と水平用計測ブロック7Aの幅の長さJ2とから原点O(0,0)から点A(ya,za)までの長さJJ(=J1+J2+L1)を算出する。次に、メモリ13Aに保存されたY軸に対する敷居3の傾きの角度θ1を用いて、点Aの座標(ya,za)はya=JJ×cosθ1及びza=JJ×sinθ1として算出される。
図13は、図5の形状検査装置100を用いて三方枠1の形状を計測する時の第6の計測状態を示す正面図及びブロック図である。図13において、YZ平面上における点Dの座標(yd,zd)が次の手順で算出される。先ず、垂直用ワイヤーエンコーダ6Bによって計測された距離L2を半径として、垂直用ワイヤーエンコーダ6Bの点B(yb,zb)を中心点として円200を描く。ここで、点Bの座標(yb,yz)は、垂直用ワイヤーエンコーダ6Bの高さとベース5の高さとを加算した高さH1から算出することができる。なお、高さH1は、形状演算部9のメモリ13Aに事前に保存される。
図13において、形状演算部9の信号処理部14は、メモリ13Aに保存された高さH1と、Y軸に対する敷居3の傾きの角度θ1とから点Bの座標(yb,zb)をyb=H1×sinθ1,zb=H1×cosθ1として算出する。また、形状演算部9の信号処理部14は、メモリ13Aに保存された垂直用ワイヤーエンコーダ6Bの垂直用ワイヤーエンコーダ6Bによって計測された距離L2と、Z軸に対する側面101の傾きの角度θ3と、先に算出された点Bの座標とを用いて、円200と側面101との交点の点Cの座標(yc,zc)を算出する。さらに、形状演算部9の信号処理部14は、形状演算部9のメモリ13Aに保存された側面101の傾きの角度θ3と、水平用計測ブロック7Bの幅H2と、先に算出された点Cの座標(yc,zc)を用いて、点Dの座標(yd,zd)をyd=yc−H2×sinθ3、zd=zc+H2×cosθ3として算出する。この構成によれば、三方枠1の各辺が直線的に歪んだ形状をより正確に計測することが可能となる。なお、本実施の形態では、上述したような方法で各座標値を算出したが、上述した形状のベース5、水平用ワイヤーエンコーダ6A、垂直用ワイヤーエンコーダ6B、水平用計測ブロック7A及び垂直用計測ブロック7Bとは異なる形状を用いたベース、水平用ワイヤーエンコーダ、垂直用ワイヤーエンコーダ、水平用計測ブロック及び垂直用計測ブロックを用いても同様に座標を計算することができる。
上述したように、三方枠1の各辺を通る1点と各辺の重量方向に対する傾きの角度とが取得されるので、各辺は重力方向を基準とした直交座標系上に直線の方程式として描くことができる。
次に、図5の形状演算部9による算出された結果に基づいて形状検査部10により三方枠1の形状の良否を判定する動作について説明する。
図14は、図5の形状検査装置100を用いて三方枠1の形状を良否判定するパラメータを説明する正面図である。図14において、形状演算部9の信号処理部14は、上述したように算出された三方枠1の各辺の直線の方程式に基づいて、所定のパラメータの値を算出する。ここで、所定のパラメータの値は、三方枠1の高さ、幅、対角線の長さであって、重力方向を基準とした直交座標YZ平面上における座標値から算出される。
図14において、例えば、三方枠1の高さは、上面103を形成する線上のY座標値の中点Vから重力方向(Z軸と平行方向)に敷居3まで伸ばした線の長さ、すなわち中点Vと交点Wとを結んだ線分の長さとして求めることができる。また、三方枠1の幅は、側面101を形成する線上のZ座標値の中点Rから重力方向に対して直角方向(Y軸と平行方向)に側面102まで伸ばした線の長さ、すなわち中点Rと交点Sとを結んだ線分の長さとして求めることができる。このようにして求められた所定のパラメータの値は形状検査部10に出力され、形状検査部10の形状判定部15にて、形状検査部10のメモリ13Bに事前に設定された設計値との差分を演算し、その結果算出された誤差量が事前に設定されたしきい値以上の場合には三方枠1の形状はNGとして判定され、既設の三方枠1に気密部材を取り付けることが不可能であると判断される。一方、誤差量が事前に設定されたしきい値よりも小さい場合には、三方枠1の形状はOKと判定され、三方枠1をそのままの状態で気密部材を取り付けることが可能であると判断することができる。なお、しきい値は所定のパラメータごとに定めてもよいし、同一の値としてもよい。
以上の実施の形態に係る形状検査装置100によれば、角度計測装置が重力方向を基準として計測して重力方向を基準とした座標系上に三方枠1の形状を描くことができるので、重力方向を基準として取り付けられている乗場ドア2に対する三方枠1の歪み量を従来と比較してより正確に計測することが可能となる。
また、本実施の形態においては、図6A〜図6Cに図示するように三方枠1の枠形状を形成する面がYZ面と平行であると仮定して説明したが、例えば建物全体が傾くなどの場合には図15に図示するように三方枠1の枠形状を形成する面全体がY軸周りに傾くこととなる。しかしながらこのような場合でも、エレベーター乗場ドアシステム100の敷居3のY軸周りの傾きの角度Ψを計測し、従来からある座標変換手法を用いて三次元的な座標値として三方枠1の形状を描くことが可能である。
さらに、本実施の形態では、ベース5を乗場ドア2の敷居3と、三方枠1の側面101とにおいて形成される角部に設置したが、敷居3上であればどこに設置してもよい。この場合には、事前に別の手法、例えばレーザ距離計等によって側面101までの距離を計測しておけば、本実施の形態のように水平用ワイヤーエンコーダ6Aと垂直用ワイヤーエンコーダ6Bのみで計測することが可能となる。また、レーザ距離計等によって事前に側面101までの距離が計測されていなくても、水平用ワイヤーエンコーダを2台使用し、2台の水平用ワイヤーエンコーダを相互に180度反対向きに設置し、側面101及び側面102までの距離を計測するように構成すれば、同様の演算によって三方枠1の形状を計測することが可能となる。
なお、上述において三方枠1の形状を計測する例について説明したが、4辺に囲まれた枠形状であればどのような形状でも計測可能である。
第2の実施の形態.
第1の実施の形態に係る形状検査装置100を用いて三方枠1の枠形状が直線的に歪んだ状態の場合の計測方法について説明したが、三方枠1の側面101及び側面102が曲線的に歪んだ形状の場合の計測方法について以下に説明する。
図16Aは、図1の三方枠1Aと乗場ドア2との位置関係の別の例を示す正面図であって、図16Bは、図16Aの側面図であって、図16Cは、図16Aの上面図である。図16A、図16B及び図16Cにおいて、重力方向400と逆方向にZ軸をとり、Z軸と直交する平面を形成する2軸をX軸、Y軸とする。ここで、三方枠1Aの枠形状を形成する面はYZ平面上に位置し、乗場ドア2はYZ平面と平行に位置し、乗場ドア2はY軸と平行方向22に開閉する。本実施の形態において、三方枠1Aの側面101A及び側面102Aが曲線的に歪んだ形状と仮定し、その計測手順について以下説明する。
図17は、本発明の第2の実施の形態に係る、図5の形状検査装置100を用いて図16Aの三方枠1Aの形状を計測する時の第1の計測状態を示す正面図及びブロック図である。図17において、水平用ワイヤーエンコーダ6A及び垂直用ワイヤーエンコーダ6Bが搭載されたベース5が乗場ドア2の敷居3と側面101Aとが交差する角部に設置される。ここで、敷居3と側面101Aとの交点を原点O(0,0)とする。
図18は、本発明の第2の実施の形態に係る、図5の形状検査装置100を用いて図16Aの三方枠1Aの形状を計測する時の第2の計測状態を示す正面図及びブロック図である。図18において、水平用ワイヤーエンコーダ6Aのワイヤー11Aの先端に搭載された水平用計測ブロック7Aは、敷居3に当接しながら側面102Aに当たるまで引き伸ばされる。水平用計測ブロック7Aが側面102Aに接触した時点において、形状演算部9の入力装置12からのリクエスト信号に基づいて、水平用ワイヤーエンコーダ6Aから三方枠1Aの側面102Aまでの距離L1が水平用ワイヤーエンコーダ6Aによって計測されて取得され、Y軸に対する敷居3の傾きの角度θ1が水平用角度計測装置8Aによって計測されて取得され、それらの値が形状演算部9のメモリ13Aに保存される。
図19は、本発明の第2の実施の形態に係る、図5の形状検査装置100を用いて図16Aの三方枠1Aの形状を計測する時の第3の計測状態を示す正面図及びブロック図である。図19において、水平用計測ブロック7Aが側面102Aと平行になるように傾けられ、平行となった時点において、形状演算部9の入力装置12からのリクエスト信号に基づいて、側面102Aの点Aにおける三方枠1Aの側面102Aに対する接線方向の傾きの角度φ0が水平用角度計測装置8Aによって計測されて取得され、その値が形状演算部9のメモリ13Aに保存される。
図20は、本発明の第2の実施の形態に係る、図5の形状検査装置100を用いて図16Aの三方枠1Aの形状を計測する時の第4の計測状態を示す正面図及びブロック図である。図20において、垂直用ワイヤーエンコーダ6Bのワイヤー11Bの先端に搭載された水平用計測ブロック7Bを側面101Aの面に沿うように敷居3から上面103にかけて数点計測する。本実施の形態では、図20に示すように点P1、P2及びP3の3点を計測する。このとき、各点P1〜点P3において、形状演算部9の入力装置12からのリクエスト信号に基づいて、距離L21、L22及びL23が垂直用ワイヤーエンコーダ6Bによって計測されて取得され、側面101Aの接線方向の傾きの角度φ1、φ2及びφ3が垂直用角度計測装置8Bによって計測されて取得され、それらの値が形状演算部9のメモリ13Aに保存される。ここで、距離L21は、垂直用ワイヤーエンコーダ6Bから点P1までの距離であって、距離L22は、垂直用ワイヤーエンコーダ6Bから点P2までの距離であって、距離L23は、垂直用ワイヤーエンコーダ6Bから点P3までの距離である。また、角度φ1は、点P1における側面101Aに対する接線方向の傾きの角度であって、角度φ2は、点P2における側面101Aに対する接線方向の傾きの角度であって、角度φ3は、点P3における側面101Aに対する接線方向の傾きの角度である。
図21は、本発明の第2の実施の形態に係る、図5の形状検査装置100を用いて図16Aの三方枠1Aの形状を計測する時の第5の計測状態を示す正面図及びブロック図である。図21において、水平用計測ブロック7Bが上面103と平行になるように傾けられ、平行となった時点において、形状演算部9の入力装置12からのリクエスト信号に基づいて、Y軸に対する上面103の傾きの角度θ4が垂直用角度計測装置8Bによって計測されて取得され、その値が形状演算部9のメモリ13Aに保存される。
図22は、本発明の第2の実施の形態に係る、図5の形状検査装置100を用いて図16Aの三方枠1Aの形状を計測する時の第6の計測状態を示す正面図及びブロック図である。図22において、水平用ワイヤーエンコーダ6Aと、垂直用ワイヤーエンコーダ6Bとが搭載された図21のベースをZ軸周りに180度回転させ、水平用ワイヤーエンコーダ6A及び垂直用ワイヤーエンコーダ6Bが搭載されたベース5が乗場ドア2の敷居3と側面102Aとが交差する角部に設置される。さらに、水平用ワイヤーエンコーダ6Aのワイヤー11Aの先端に搭載された水平用計測ブロック7Aを敷居3と平行に敷居3に当接しながら側面101Aに当たるまで引き伸ばし、次に水平用計測ブロック7Aが側面101Aと平行になるように傾けられ、平行となった時点において、形状演算部9の入力装置12からのリクエスト信号に基づいて、側面101Aの原点Oでの三方枠1Aの側面101Aに対する接線方向の傾きの角度φ7が水平用角度計測装置8Aによって計測されて取得され、その値が形状演算部9のメモリ13Aに保存される。
図23は、本発明の第2の実施の形態に係る、図5の形状検査装置100を用いて三方枠1Aの形状を計測する時の第7の計測状態を示す正面図及びブロック図である。図23において、垂直用ワイヤーエンコーダ6Bのワイヤー11Bの先端に搭載された水平用計測ブロック7Bを側面102Aの面に沿うように敷居3から上面103にかけて数点計測する。本実施の形態では、図23に図示するように点P4、P5及びP6の3点を計測する。すなわち、各点P4〜点P6において、形状演算部9の入力装置12からのリクエスト信号に基づいて、距離L24〜L26が垂直用ワイヤーエンコーダ6Bによって計測されて取得され、側面102Aの接線方向の傾きの角度φ4〜φ6が垂直用角度計測装置8Bによって計測されて取得され、それらの値が形状演算部9のメモリ13Aに保存される。ここで、距離L24は、垂直用ワイヤーエンコーダ6Bから点P4までの距離であって、距離L25は、垂直用ワイヤーエンコーダ6Bから点P5までの距離であって、距離L26は、垂直用ワイヤーエンコーダ6Bから点P6までの距離である。また、角度φ4は、点P4における三方枠1Aの側面102Aに対する接線方向の傾きの角度であって、角度φ5は、点P5における三方枠1Aの側面102Aに対する接線方向の傾きの角度であって、角度φ6は、点P6における三方枠1Aの側面102Aに対する接線方向の傾きの角度である。
次に、本実施の形態による形状検査装置100の形状演算部9において三方枠1の形状を演算するまでの動作について説明する。なお、敷居3及び上面103をYZ平面上の直線方程式を算出する方法は上述した第1の実施の形態において説明したので、側面101Aの曲線的に歪んだ形状をYZ平面上にプロットする方法について以下に説明する。
図24は、図20の点P1のYZ平面上における座標を計測する時の計測状態を示した、原点O及び点P1付近を拡大した正面図及びブロック図である。図24において、側面101Aの形状を算出するために、先ず点P1のYZ平面上での座標を算出する。ここで、点P1の座標(yp1,zp1)は、中心点B(yb,zb)、半径L21の円210と、原点O及び点P1を通る角度φ10の直線との交点として算出することができる。一方、三方枠1の側面101A及び側面102Aの曲線的な歪みは、細かい周期のうねりとはならず、また、その歪み量も小さいため、例えば側面101A上の原点Oと点P1との曲線は円の一部の曲線と近似することが可能である。従って、円外の任意の点から円上の任意の2点に引いた接線の長さは同一であるので、点P1における接線と原点Oにおける接線との交点を点Qとすると線分QP1の長さと線分QOの長さは同一となり、∠QP1O=∠QOP1となる。次に、図24の角度Ψ10に注目すると、角度Ψ10=2(φ10−φ7)=φ1−φ7となるので、角度φ10=(φ1+φ7)/2となる。
また、図20の点P2及び点P3のYZ平面上の座標についても同様に算出することができる。ここで、座標を計測する点を原点O(0,0)から順にP1,P2,P3…Pn(ここで、nは2以上の整数である。)とすると、点Pnにおける垂直用ワイヤーエンコーダ6Bによって計測された、三方枠1Aの側面上の各点Pnと垂直ワイヤーエンコーダ6Bとの間の距離を距離L2nと仮定し、点Pnにおける垂直用角度計測装置8Bによって計測された、三方枠1Aの側面101Aに対する接線方向の傾きの角度を角度φnと仮定すると、点PnのYZ平面上での座標は、距離L2nと角度φn及びφ(n−1)とから算出することができる。すなわち、点Pnの接線方向の傾きの角度は、点P(n−1)の接線方向の傾きの角度から算出できる。この構成によれば、三方枠1Aの側面101Aが曲線的に歪んだ形状であっても、より正確に計測することが可能となる。なお、側面102Aの曲線的に歪んだ形状についても側面101Aと同様に算出することができる。
上述したように、三方枠1Aの曲線的に歪んだ側面の形状も重力方向を基準とした直交座標系上に平面曲線の方程式として描くことができる。なお、第1の実施の形態において説明したように三方枠1Aの上面103及び乗場ドア2の敷居3の形状は重力方向を基準とした直交座標系上に直線の方程式として描くことができる。
また、図5の形状演算部9による算出された結果に基づいて形状検査部10により三方枠1Aの形状の良否を判定する動作については第1の実施の形態と同様である。すなわち、形状演算部9の信号処理部14は、上述したように算出された三方枠1Aの各辺の直線もしくは平面曲線の方程式に基づいて、所定のパラメータ値を算出する。ここで、パラメータ値は、例えば三方枠1Aの高さ、幅、対角線の長さ、重力方向と逆方向のZ軸に対する三方枠1Aを形成する2つの側面101A,102Aのそれぞれの傾きの角度と、Y軸に対する三方枠1Aを形成する上面103の傾きの角度と、Y軸に対する敷居3の傾きの角度などであって、重力方向を基準とした直交座標YZ平面上における座標値から算出される。このようにして得られた所定のパラメータの値は形状検査部10に出力され、形状検査部10の形状判定部15にて、形状検査部10のメモリ13Bに事前に設定された設計値との差分を演算し、その結果算出された誤差量が事前に設定されたしきい値以上の場合には三方枠1Aの形状はNGとして判定され、既設の三方枠1Aに気密部材を取り付けることが不可能であると判断される。一方、誤差量が事前に設定されたしきい値よりも小さい場合には、三方枠1Aの形状はOKと判定され、既設の三方枠1Aをそのままの状態で気密部材を取り付けることが可能であると判断することができる。なお、上述したしきい値は所定のパラメータごとに設定してもよいし、すべて同一の値としてもよい。
以上の実施の形態に係る形状検査装置100によれば、側面101Aが曲線的に歪んだ形状の場合であっても、重力方向を基準とした座標系上に三方枠1Aの形状を描くことが可能となるため、乗場ドア2に対する三方枠1Aの形状を従来に比べてより正確に計測することが可能となる。
また、以上の実施形態に係る形状検査装置100によれば、三方枠1Aの側面101A及び102Aの点Pn(nは2以上の整数)の座標値が点P(n−1)の座標値に基づいて算出することができるので、三方枠1Aの側面101A及び102Aが曲線的に歪んだ場合であっても三方枠1Aの形状を正確に計測することが可能となる。
また、本実施の形態では側面101A及び側面102A上を3点ずつ計測される場合について説明したが、計測される点は2点以上であれば何点でもよい。ただし、計測時間と計測精度とを考慮すれば3〜5点程度が望ましい。さらに、三方枠1の形状を計測する例について説明したが、4辺に囲まれた枠形状であればどのようなものでも計測可能である。
第3の実施の形態.
第1及び第2の実施の形態に係る形状検査装置100は、垂直方向及び水平方向それぞれにワイヤーエンコーダ及び角度計測装置を使用して計測する。これに対して、本発明の第3の実施の形態に係る形状検査装置100Aは、水平用のワイヤーエンコーダ及び角度計測装置のみを使用して三方枠1の形状を計測することを特徴とする。
図25は、本発明の第3の実施の形態に係る形状検査装置100A及びその周辺の構成要素を示すブロック図である。図25の形状検査装置100Aは、図5の形状検査装置100に比較して、垂直用ワイヤーエンコーダ6B、ワイヤー11B、垂直用計測ブロック7B及び垂直用角度計測装置8Bを削除し、形状演算部9の代わりに形状演算部9Aを備え、さらにベース5上に計測方向変更手段16を備え、当該計測方向変更手段16上に水平用ワイヤーエンコーダ6Aを固定したことを特徴とする。また、形状演算部9Aは、図5の形状演算部9に比較して、入力装置12の代わりに入力装置12Aを備える。この構成によれば、形状検査装置100Aをより小型化することができる。
図25において、入力装置12Aは、水平用ワイヤーエンコーダ6Aと水平用角度計測装置8Aとからの出力信号をそれぞれ取得するためのリクエスト信号を生成して、当該リクエスト信号を水平用ワイヤーエンコーダ6A、水平用角度計測装置8A及び計測方向変更手段16に送信する。
図25において、計測方向変更手段16は、水平用ワイヤーエンコーダ6Aから三方枠1に対してワイヤー11Aを引き伸ばす時のワイヤー引き伸ばし方向を変更するための手段であって、例えば回転ステージ等が使用される。例えば、計測方向変更手段16は、入力装置12Aからのリクエスト信号に基づいてXZ平面上でX軸の周りに90度回転し、Z軸に対する三方枠1の側面101の傾きの角度、三方枠1の上面103のY軸に対する傾きの角度、水平用ワイヤーエンコーダ6Aから三方枠1の上面103までの距離を測定する。
次に、上述した形状検査装置100Aを用いて三方枠1の形状を計測する手順について説明する。
図26は、図25の形状検査装置100Aを用いて図6Aの三方枠1の形状を計測する時の第1の計測状態を示す正面図及びブロック図である。図26において、水平用ワイヤーエンコーダ6Aの底面のライン17とベース5とが平行となるように計測方向変更手段16が調整され、このときの角度を0度として形状演算部9Aのメモリ13Aに保存される。次に、水平用ワイヤーエンコーダ6Aと計測方向変更手段16とが搭載されたベース5を、乗場ドア2の敷居3と側面101とが交差する角部に設置する。次に、水平用ワイヤーエンコーダ6Aのワイヤー11Aの先端に搭載された計測ブロック7Aを敷居3と平行に敷居3に当接しながら側面102に当たるまで引き伸ばす。当たった時点において、形状演算部9Aの入力装置12Aからのリクエスト信号に基づいて、水平用ワイヤーエンコーダ6Aによって計測された当該水平用ワイヤーエンコーダ6Aから三方枠1の側面102までの距離と、水平用角度計測装置8Aによって計測された、Y軸に対する敷居3の傾きの角度θT1が取得され、それらの値が形状演算部9Aのメモリ13Aに保存される。さらに、水平用計測ブロック7Aが側面102と平行になるように傾けられ、当該側面102と平行となった時点において、形状演算部9Aの入力装置12Aからのリクエスト信号に基づいて、Z軸に対する側面102の傾きの角度が水平用角度計測装置8Aによって計測されて取得され、その値が形状演算部9のメモリ13Aに保存される。
図27は、図25の形状検査装置100Aを用いて図6Aの三方枠1の形状を計測する時の第2の計測状態を示す正面図及びブロック図である。図27において、形状演算部9の入力装置12Aからのリクエスト信号に基づいて計測方向変更手段16の角度をZ軸方向に90度回転させ、水平用ワイヤーエンコーダ6Aのワイヤー11Aの先端に搭載された水平用計測ブロック7Aを上面103に当たるまで引き伸ばす。このとき、測定方向変更手段16の設定した角度をメモリ13Aに保存する。ここで、形状演算部9Aの入力装置12Aからのリクエスト信号に基づいて、水平用ワイヤーエンコーダ6Aによって計測された、当該水平用ワイヤーエンコーダ6Aから三方枠1の上面103までの距離と、水平用角度計測装置8Aによって計測された、Z軸に対する側面101の傾きの角度θT3とが取得され、それらの値が形状演算部9Aのメモリ13Aに保存される。さらに、水平用計測ブロック7Aを上面103と平行になるように傾け、平行となった時点において、形状演算部9Aの入力装置12Aからのリクエスト信号に基づいて、Y軸に対する上面103の傾きの角度が水平用角度計測装置8Aによって計測されて取得され、その値が形状演算部9のメモリ13Aに保存される。
次に、本実施の形態による形状検査装置100Aの形状演算部9Aにおいて三方枠1の形状を演算するまでの動作について説明する。
図26及び図27において、三方枠1の形状を求めるためには、上述した第1の実施の形態と同様に、三方枠1の各辺の傾きの角度と、点A及び点Dの座標を算出すればよい。ここで、点A及び点Dの座標を算出するためには、点T1及び点T2それぞれの座標を算出すればよく、上述した第1の実施の形態及び第2の実施の形態の手法を用いて算出することができる。例えば、点T1の座標は、半径LT1、中心BT1の円と、原点Oを通り、傾きθT1の直線との交点として算出することができ、点T2の座標は、半径LT2、中心BT2の円と、原点Oを通り、傾きθT3の直線との交点として算出することができ、中心BT1及び中心BT2の座標は水平用ワイヤーエンコーダ6A、計測方向変更手段16の寸法、計測方向変更手段16の回転角度から一意的に算出することができる
以上のように構成された形状検査装置100Aの形状検査部10の動作については、第1の実施の形態に係る形状検査装置100の形状検査部10と同一であるので、その説明は省略する。
本実施の形態によれば、第1の実施の形態の構成と比較して、さらに簡易な構成によって三方枠の形状を従来に比べてより正確に計測することが可能となる。
また、本実施の形態では、計測方向変更手段16に回転ステージを用いた例について説明したが、水平用ワイヤーエンコーダ6A自体を回転させず、滑車を用いてワイヤー11Aの方向のみを変えるように構成してもよい。さらに、本実施の形態では、三方枠1の側面101及び側面102が直線的に歪んだ形状であると仮定したが、上述した第2の実施の形態と同様に曲線的に歪んだ形状である場合についても計測することができる。この場合においても、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
1,1A 三方枠、101,102,101A,102A 側面、103 上面、3 敷居、2 乗場ドア、3 敷居、4 隙間、100,100A 形状検査装置、5 ベース、6A 水平用ワイヤーエンコーダ、6B 垂直用ワイヤーエンコーダ、7A 水平用計測ブロック7、7B 垂直用計測ブロック、8A 水平用角度計測装置、8B 垂直用角度計測装置、9,9A 形状演算部、10 形状検査部、11A,11B ワイヤー、12,12A 入力装置、13A,13B メモリ、14 処理部、15 判定部。

Claims (14)

  1. エレベーターの各階の乗場に設けられた開口部を覆う三方枠と、当該開口部に設けられ、上記エレベーターのかご側ドアと連動して敷居に沿って開閉可能な乗場ドアとを備えたエレベーター乗場ドアシステムの三方枠の形状を検査する形状検査装置であって、
    互いに直交するX軸、Y軸及びZ軸を有する座標系において、重力方向と逆方向のZ軸に対する上記三方枠の側面の傾きの角度と、Y軸に対する上記三方枠の上面の傾きの角度と、Y軸に対する上記敷居の傾きの角度とを計測し、当該計測された角度を示す信号をそれぞれ出力する角度計測手段と、
    距離計測手段から上記三方枠の側面までの距離と、距離計測手段から上記三方枠の上面までの距離とを計測し、当該計測された距離を示す信号をそれぞれ出力する距離計測手段と、
    上記計測された角度を示す信号と上記計測された距離を示す信号とに基づいて、Y軸及びZ軸により形成されるYZ平面上の座標値を用いて上記三方枠の形状を示す所定のパラメータの値を演算する形状演算部とを備えたことを特徴とする形状検査装置。
  2. 上記形状演算部は、上記角度計測手段及び上記距離計測手段からそれぞれ上記計測された角度を示す信号及び上記計測された距離を示す信号を出力するためのリクエスト信号を送信する入力装置を備えたことを特徴とする請求項1記載の形状検査装置。
  3. 上記距離計測手段は、ワイヤーエンコーダであることを特徴とする請求項1又は2記載の形状検査装置。
  4. 上記ワイヤーエンコーダは、ワイヤーの先端に計測用ブロック部材を設け、
    上記計測用ブロック部材を上記三方枠の各面に当てて距離を計測することを特徴とする請求項3記載の形状検査装置。
  5. 上記ワイヤーエンコーダは、水平用ワイヤーエンコーダと垂直用ワイヤーエンコーダとを備え、
    上記水平用ワイヤーエンコーダ及び上記垂直用ワイヤーエンコーダによって2方向の距離を計測することを特徴とする請求項3又は4記載の形状検査装置。
  6. 上記角度計測手段は、水平用角度計測手段と垂直用角度計測手段とを備え、
    上記水平用ワイヤーエンコーダと上記垂直用ワイヤーエンコーダとは上記乗場ドアの敷居と上記三方枠の側面とが交差する角部に設置され、
    上記水平用角度計測手段は、上記水平用ワイヤーエンコーダのワイヤーの先端の水平用計測ブロック部材上に配置され、
    上記垂直用角度計測手段は、上記垂直用ワイヤーエンコーダのワイヤーの先端の垂直用計測ブロック部材上に配置され、
    上記水平用ワイヤーエンコーダは、当該水平用ワイヤーエンコーダから上記三方枠の側面までの距離を計測し、
    上記垂直用ワイヤーエンコーダは、当該垂直用ワイヤーエンコーダから上記三方枠の上面までの距離を計測し、
    上記垂直用角度計測手段は、上記垂直用計測ブロック部材を上記三方枠の上面に当ててY軸に対する上記三方枠の上面の傾きの角度及びZ軸に対する上記三方枠の側面の傾きの角度を計測し、
    上記水平用角度計測手段は、上記水平用計測ブロック部材を上記三方枠の側面に当ててZ軸に対する上記三方枠の側面の傾きの角度及びY軸に対する上記乗場ドアの敷居の傾きの角度を計測することを特徴とする請求項5記載の形状検査装置。
  7. 上記角度計測手段は、垂直用角度計測手段を備え、
    上記水平用ワイヤーエンコーダと上記垂直用ワイヤーエンコーダとは上記乗場ドアの敷居と上記三方枠の側面とが交差する角部に設置され、
    上記垂直用角度計測手段は、上記垂直用ワイヤーエンコーダのワイヤーの先端の垂直用計測ブロック部材上に配置され、
    上記水平用ワイヤーエンコーダは、当該水平用ワイヤーエンコーダから上記三方枠の側面までの距離を計測し、
    上記垂直用ワイヤーエンコーダは、上記三方枠の側面上の点Pn(nは2以上の整数)と上記垂直ワイヤーエンコーダとの間の距離をそれぞれ測定し、
    上記垂直用角度計測手段は、上記三方枠の側面上の各点Pnにおける上記三方枠の側面に対する接線方向の傾きの角度を計測することを特徴とする請求項5記載の形状検査装置。
  8. 上記三方枠の側面上の点Pnにおける当該三方枠の側面に対する接線方向の傾きの角度は、上記三方枠の側面上の点P(n−1)における当該三方枠の側面に対する接線方向の傾きの角度から算出できることを特徴とする請求項7記載の形状検査装置。
  9. 上記水平用ワイヤーエンコーダと上記垂直用ワイヤーエンコーダとは上記乗場ドアの敷居と上記三方枠の側面と対向する側面とが交差する角部に設置され、
    上記垂直用角度計測手段は、上記三方枠の側面と対向する側面上の各点Pm(mは2以上の整数)における当該三方枠の側面と対向する側面に対する接線方向の傾きの角度を計測することを特徴とする請求項7又は8記載の形状検査装置。
  10. 上記ワイヤーエンコーダのワイヤーを引き伸ばす方向を変更する測定方向変更手段を備えたことを特徴とする請求項3又は4記載の形状検査装置。
  11. 上記測定方向変更手段を用いて2方向の距離を計測することを特徴とする請求項10記載の形状検査装置。
  12. 上記演算された所定のパラメータの値と予め設定された設計値との誤差量を算出する形状検査部をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜11のうちのいずれか1つに記載の形状検査装置。
  13. 上記形状検査部は、上記算出された誤差量と所定のしきい値とを比較して上記三方枠の形状の良否を判定することを特徴とする請求項12記載の形状検査装置。
  14. 上記所定のパラメータは、上記三方枠の高さ、幅、対角線の長さ、Z軸に対する上記三方枠を形成する2つの側面のそれぞれの傾きの角度と、Y軸に対する上記三方枠を形成する上面の傾きの角度と、Y軸に対する上記敷居の傾きの角度であることを特徴とする請求項1〜13のうちのいずれか1つに記載の形状検査装置。
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