JP5981826B2 - 工具径可変型主軸装置 - Google Patents

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Description

本発明は工具径可変型主軸装置に係り、特に、外側主軸を一方向に回転させることで、外側主軸に偏心させて内挿された内側主軸を公転させながら外側主軸に対して他方向に自転させて相対回転させる工具径可変機構を備えた工具径可変型主軸装置に関する。
従来、マシニング装置におけるボーリング加工において、主軸を回転させながら工具を主軸と直交する径方向に移動させて、工具の偏心量を調整して工具径(主軸の回転中心から工具刃先までの径)を変えて、テーパや曲面加工を行うためのU軸加工装置(工具径可変型主軸装置)が知られている(例えば、特許文献1)。
特許文献1に記載の工具径可変型主軸装置は、シフタ10の直線運動を内側主軸2の回転運動に変換して、内側主軸2を外側主軸3に対して相対回転させる機構を採用していた。具体的には、工具径可変用駆動源によりシフタ10を主軸の軸線方向へ直線移動させると、外側主軸3のガイド溝3aに案内されたねじれキー14と、このねじれキー14が係合された内側主軸2のねじれキー溝2bと、により外側主軸3と内側主軸2が相対回転して、内側主軸2に取り付けられた工具Tによる工具径を可変する。
特開平09−309002号公報(段落0023〜0025、図1〜図3)
しかしながら、従来の特許文献1に記載の工具径可変型主軸装置は、内側主軸2に形成されたねじれキー溝2bを介して、シフタ10の直線移動を回転運動に変換するため、ねじれキー溝2bには大きなスラスト力が作用し摩擦抵抗が大きく、大きな駆動力が必要になるという問題があった。また、大きな駆動力を必要とするため、駆動力を主軸の両側から分散させて複数個所から付与する必要があり、このため装置も大型化するという問題があった。
また、従来の工具径可変型主軸装置では、直線運動を回転運動に変換するためのねじれキー溝2bの寸法精度がワークの仕上がり径に直接影響するため、ねじれキー溝2bの高い剛性の確保と精度管理が要求され加工難易度が高く加工工数が増大するという問題があった。
本発明は、このような背景に鑑みてなされたものであり、工具径変更時の駆動抵抗を小さくして円滑かつ高精度に工具径を変更し、しかも装置のコンパクト化を図ることができる工具径可変型主軸装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、基体となるケーシングと、このケーシングに回転自在に支持された外側主軸と、この外側主軸に固定された外側主軸駆動ギヤと、工具が偏心して装着される工具取付孔が形成され、前記外側主軸に対して偏心させて回転自在に内挿された内側主軸と、この内側主軸に固定された内側主軸駆動ギヤと、前記内側主軸を回転させる主軸用モータと、前記外側主軸を外側主軸回転機構を介して回転させる偏心用モータと、前記主軸用モータによる前記内側主軸駆動ギヤの回転を前記外側主軸駆動ギヤに伝達して、前記内側主軸と前記外側主軸を一体として回転させる同期回転機構と、前記外側主軸に対して前記内側主軸を相対回転させて工具径を変える工具径可変機構と、を有する工具径可変型主軸装置であって、前記工具径可変機構は、前記主軸用モータに連結され、前記内側主軸駆動ギヤに噛合された内歯車を有する駆動ギヤを備え、前記内歯車は、前記内側主軸を前記外側主軸の回転軸回りに公転させながら当該内側主軸の回転軸回りに自転させるように、前記内側主軸駆動ギヤに噛合され、前記外側主軸回転機構は、前記内歯車と同軸に前記駆動ギヤに設けられた外歯車と、前記偏心用モータの駆動軸に連結された第1ねじ軸と、この第1ねじ軸に螺合された第1ナットと、この第1ナットに対して回転自在かつ軸方向に一体として移動するように連結され、前記外歯車に噛合された第1ナット連結ギヤと、この第1ナット連結ギヤに一体として回転するように固定された第2ねじ軸と、この第2ねじ軸に螺合された第2ナットと、この第2ナットの軸方向の移動を規制するとともに前記ケーシングに対して回転自在に支持する第2ナット支持部材と、前記第2ナットに設けられ前記外側主軸駆動ギヤに噛合された第2ナットギヤと、を備え、前記同期回転機構は、前記主軸用モータを回転させることで、前記外歯車を介して前記第1ナット連結ギヤおよび前記第2ナットギヤから前記外側主軸駆動ギヤを回転させるとともに、前記内歯車を介して前記内側主軸を回転させ、工具径固定加工時にあっては、前記偏心用モータを停止させて前記主軸用モータを回転させ、前記同期回転機構により、前記内側主軸と前記外側主軸の回転を同期させて一体として回転させることで、工具径固定加工を実行し、工具径可変時にあっては、前記主軸用モータを停止させて前記偏心用モータを回転させ、前記外側主軸回転機構により前記外側主軸を一方向に回転させるとともに、前記内歯車により当該外側主軸に対して前記内側主軸を当該内側主軸の回転軸回りに他方向に回転させることで、工具径を変えること、を特徴とする工具径可変型主軸装置。
本発明の請求項1に係る工具径可変型主軸装置は、前記内側主軸を前記外側主軸に対して偏心させて回転自在に内挿されている。また、前記内側主軸に対して工具が偏心して装着される工具取付孔が形成されている。
このため、前記外側主軸と前記内側主軸を一体として外側主軸の回転中心(工具径可変型主軸装置の主軸中心、以下、単に「主軸中心」という。)の回りに回転させると、工具径を一定に固定したまま主軸中心の回りに工具を回転させて加工することができる(工具径固定加工)。
一方、内側主軸を外側主軸に対して相対回転させると、工具偏心量(主軸中心に対する内側主軸に形成された工具取付孔の中心(工具中心)までの距離)を調整して工具径(主軸中心に対する工具刃先の軌跡が形成する半径または直径)を変えることができる(工具径可変動作)。
<工具径固定加工>
本発明の請求項1に係る工具径可変型主軸装置は、工具径固定加工時にあっては、前記偏心用モータを停止させて前記主軸用モータを回転させることで、前記同期回転機構により、前記内側主軸と前記外側主軸の回転を同期させて一体として回転させる。これにより、工具径を一定に固定したまま主軸中心の回りに工具を回転させて加工することができる。
<工具径可変動作>
一方、前記主軸用モータを停止させて前記偏心用モータを回転させて、前記外側主軸回転機構により前記外側主軸を一方向に回転させることで、前記内側主軸を前記外側主軸に対して一方向に公転させながら当該内側主軸の回転軸回りに他方向に相対回転させて工具偏心量を調整することができる。
つまり、内側主軸は、前記外側主軸に対して偏心させて回転自在に内挿されているため、外側主軸を主軸中心の回りに回転させると、内側主軸は主軸中心の回りに公転する。このとき、前記内歯車は、内側主軸の公転軌道に沿って内側主軸を案内するように、内側主軸駆動ギヤに噛合されている。このため、内側主軸は、内歯車に噛合しながら公転軌道に沿って公転するため、公転しながら当該内側主軸の回転軸回りに他方向に自転する。
このようにして、本発明の請求項1に係る工具径可変型主軸装置は、外側主軸を一方向に回転し、内側主軸を外側主軸の回転方向と同じ方向に公転させながら他方向に自転させて相対回転させることで、工具偏心量を調整し工具径を変える工具径可変動作を実行する。
<工具径可変加工>
また、前記主軸用モータを回転させるとともに、前記偏心用モータを回転させることで、工具径を連続的にまたは段階的に変えながら加工する工具径可変加工を実行することができるため、ボーリング加工等においてテーパ加工や段付き加工等の多様な加工が可能となる。
本発明の請求項1に係る工具径可変型主軸装置は、従来例(特開平09−309002号公報)のように、外側主軸を回転させずに、シフタの直線移動による駆動力を利用して、内側主軸に螺旋状に形成されたねじれキー溝を介して、内側主軸の回転移動に変換するのではなく、偏心用モータにより外側主軸を回転させる回転駆動力を利用して外側主軸に内挿された内側主軸を一緒に公転させることで、内歯車に噛合された内側主軸を公転させながら回転(自転)させる回転駆動力に変換する。つまり、外側主軸の回転運動を内側主軸の相対回転運動に変換している。
このため、本発明の請求項1に係る工具径可変型主軸装置は、従来例(特開平09−309002号公報)のようなねじれキー溝に大きなスラスト力が作用して摩擦力が増大することを回避し、工具径変更時の駆動抵抗を小さくして円滑に工具径を変更し、しかも装置のコンパクト化を図ることができる。また、外側主軸の回転運動を内側主軸の相対回転運動に変換しているため、従来のねじれキー溝方式よりも精度管理がしやすいため、高精度に工具径を変更し、しかも製作工数を低減することが可能となる。
かかる外側主軸回転機構を備えたことで、偏心用モータを回転させると第1ねじ軸が回転し、第1ねじ軸に螺合された第1ナットが軸方向に移動し、第1ナットに連結された第1ナット連結ギヤが一体として軸方向に移動して、第1ナット連結ギヤに一体として回転するように固定された第2ねじ軸が軸方向に移動する。
第2ねじ軸が軸方向に移動すると、この第2ねじ軸に螺合された第2ナットが回転して第2ナットギヤが回転し、第2ナットギヤに噛合された外側主軸駆動ギヤが回転して、外側主軸が回転する。
このようにして、本発明の請求項1に係る発明は、外側主軸回転機構を備えたことで、偏心用モータの駆動力を外側主軸駆動ギヤに伝達して、外側主軸を回転させる。
また、同期回転機構を備えたことで、前記主軸用モータを回転させると、前記外歯車を介して前記外側主軸駆動ギヤを回転させるとともに、前記内歯車を介して前記内側主軸を回転させることができるため、外側主軸と内側主軸を一体として回転させることができる。
本発明の請求項2に係る発明は、請求項1に記載の工具径可変型主軸装置であって、前記第1ねじ軸は、前記第1ナットとの間にボールを介在させたボールねじ軸であり、前記第2ねじ軸は、前記第2ナットとの間にボールを介在させたボールねじ軸であること、を特徴とする。
かかる構成によれば、ボールねじ軸を採用することで、外側主軸回転機構および同期回転機構を円滑に駆動して、外側主軸駆動ギヤをより少ない駆動力で円滑に回転させることができる。このため、従来例のように内側主軸を回転させるシフタを複数設けなくても円滑な動作が可能になるため装置のコンパクト化を図ることができる。
本発明の請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載の工具径可変型主軸装置であって、前記第2ねじ軸のリードは、前記第1ねじ軸のリードよりも大きいことを特徴とする。
かかる構成によれば、偏心用モータにより第1ねじ軸を回転させた場合には、第1ねじ軸の回転による第1ナットの軸方向の推進力(第2ねじ軸の軸方向の推進力)を効率よく第2ナットの回転力に変換することができる。このため、偏心用モータの負荷を軽減しながら、第2ナットの回転力を利用して外側主軸を円滑に回転させることができる。
本発明に係る工具径可変型主軸装置は、簡素な構成により工具径変更時の駆動抵抗を小さくして円滑に工具径を変更し、装置のコンパクト化を図ることができる。
本発明の実施形態に係る工具径可変型主軸装置の外観を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る工具径可変型主軸装置の構成を模式的に示す正面断面図である。 本発明の実施形態に係る工具径可変型主軸装置の動作を説明するための図2の左側面図であり、(a)は工具中心が主軸中心に合致した工具偏心量がゼロの状態、(b)は工具偏心量が最大の状態を示す。 本発明の実施形態に係る工具径可変型主軸装置における工具径を変更する状態を説明するための模式的な側面断面図である。 本発明の実施形態に係る工具径可変型主軸装置における工具径固定加工時の動作を説明するための模式的な正面断面図である。 本発明の実施形態に係る工具径可変型主軸装置における工具径調整時の動作を説明するための模式的な正面断面図である。
本発明の実施形態に係る工具径可変型主軸装置1について、適宜図を参照しながら詳細に説明する。工具径可変型主軸装置1は、図示しないマシニングセンタ等の工作機械の主軸ヘッドを構成する装置であり、装着された工具T(図1参照)を回転させて孔明けやボーリング加工等を行うことができる。
工具径可変型主軸装置1は、図1と図2に示すように、基体となるケーシング11と、ケーシング11に回転自在に支持された外側主軸2と、外側主軸2に対して偏心させて回転自在に内挿された内側主軸3と、内側主軸3を回転させる主軸用モータ12と、外側主軸2を外側主軸回転機構4を介して回転させる偏心用モータ13と、内側主軸3と外側主軸2を一体として回転させる同期回転機構5と、主軸用モータ12で駆動される駆動ギヤ6と、外側主軸2に対して内側主軸3を相対回転させて工具径δ(図4参照)を変える工具径可変機構8と、を備えている。
ケーシング11は、図2に示すように、工具径可変型主軸装置1の基体となる筐体を構成し、外側主軸2や主軸用モータ12、偏心用モータ13等の構成要素を収容する部材である。なお、ケーシング11は、特に構成が限定されるものではないので、内部の構成を理解しやすくするため、先端側の一部を二点鎖線で表示するが詳細な形状の図示は省略する。
外側主軸2は、円筒状の部材であり、ベアリングB1,B2を介してケーシング11に回転自在に支持されている。外側主軸2の外周部には、外側主軸駆動ギヤ21が一体として回転するように固定されている。このため、外側主軸回転機構4を介して外側主軸駆動ギヤ21を回転させることにより外側主軸2を回転させるようになっている。外側主軸2の回転中心が工具径可変型主軸装置1の回転中心(説明の便宜上、「主軸中心O1」という。)である。
内側主軸3は、円筒状の部材であり、ベアリングB3,B4を介して外側主軸2の内周部に回転自在に挿入されている。内側主軸3の主軸用モータ12側の端部には内側主軸駆動ギヤ31が一体として回転するように固定され、内側主軸駆動ギヤ31を回転させることにより内側主軸3を回転させるようになっている。
内側主軸3は、外側主軸2に対して偏心量Eだけ偏心して外側主軸2に内挿されている。つまり、内側主軸3の回転中心O2は、外側主軸2の回転中心(主軸中心O1)に対して偏心量Eだけ偏心している(図3(a)参照)。
また、内側主軸3の先端部には、工具T(図5参照)を取り付けるための取付座33が固定され、取付座33には、内側主軸3の回転中心O2から偏心量Eだけ偏心して工具取付孔32が形成されている。工具取付孔32は、内側主軸3の先端部に形成されている。工具取付孔32には、工具ホルダ等の工具保持手段(不図示)を介してボーリング工具等の工具T(図1参照)が装着される。説明の便宜上、工具取付孔32の中心を「工具中心O3」といい、主軸中心O1から工具中心O3までの距離を「工具偏心量ε(図3参照)」という。
工具偏心量εについて、図3を参照しながら説明する。参照する図3は、図2の左側面図であり、(a)は工具中心O3が主軸中心O1に合致した工具偏心量εが最小(ε=0)の状態、(b)は工具偏心量εが最大(ε=2E)の状態を示す。
工具径可変型主軸装置1は、外側主軸2に対して、内側主軸3を相対回転させると、工具偏心量εを0〜2Eまで変化させることができる。
図3(a)に示すように、外側主軸2の回転中心が工具径可変型主軸装置1の回転中心(主軸中心O1)である。内側主軸3は、外側主軸2に対して偏心量Eだけ偏心して内挿されているため、内側主軸3の回転中心O2は、主軸中心O1に対して偏心量Eだけ偏心している。このため、外側主軸2に対して内側主軸3を相対回転させると、工具偏心量εを変化させることができ、工具中心O3が主軸中心O1に合致した状態では、工具偏心量εが最小(ε=0)となる。この場合の工具径δ(主軸中心O1に対する工具刃先の軌跡が形成する半径または直径)は、図4(a)に示すように、半径で図示するとδ1である。
一方、図3(b)に示すように、図3(a)の状態(ε=0)から、内側主軸3を外側主軸2に対して180度相対回転させると、工具中心O3が最大(ε=2E)となる。この場合の工具径δは、図4(b)に示すように、半径で図示するとδ2である。
このようにして、工具径可変型主軸装置1は、内側主軸3を外側主軸2に対して相対回転させ工具偏心量εを変化させることで、工具径δ(δ1,δ2)を変えることができる。
主軸用モータ12は、図2に示すように、駆動ギヤ6を介して内側主軸3を回転させ、駆動ギヤ6および同期回転機構5を介して外側主軸2を回転させるモータである。主軸用モータ12の回転軸は、駆動ギヤ6にカップリング12aを介して連結され、ベアリングB5で軸支されている。
駆動ギヤ6は、同軸に形成された外歯車61、および内歯車62を備え、主軸用モータ12に連結されている。外歯車61は、同期回転機構5を介して外側主軸2を回転させるための歯車である。内歯車62は、内側主軸駆動ギヤ31に噛合され、内側主軸3を回転させるための歯車である。
内歯車62は、内側主軸3を外側主軸2の回転軸回りに公転させながら内側主軸3の回転軸回りに自転させるように、内側主軸駆動ギヤ31に噛合されている。
具体的には、内歯車62の回転中心は、外側主軸2の回転中心(主軸中心O1)に一致し、内側主軸駆動ギヤ31が内歯車62に噛合した状態で、内側主軸駆動ギヤ31は、内歯車62に沿って主軸中心O1の回りに公転しながら内側主軸3の回転中心O2の回りに自転する。このため、内側主軸3は、主軸中心O1の回りに公転しながら内側主軸3の回転中心O2の回りに自転する。
偏心用モータ13は、外側主軸回転機構4を介して外側主軸2を回転させるためのモータである。
外側主軸回転機構4は、偏心用モータ13の駆動力を外側主軸駆動ギヤ21に伝達する機構であり、偏心用モータ13の駆動軸に連結された第1ねじ軸41と、この第1ねじ軸41に螺合された第1ナット42と、この第1ナット42に対して回転自在かつ軸方向に一体として移動するように連結された第1ナット連結ギヤ43と、この第1ナット連結ギヤ43に一体として固定された第2ねじ軸44と、この第2ねじ軸44に螺合された第2ナット45と、を備えている。
第1ねじ軸41は、第1ナット42との間にボール(不図示)を介在させたいわゆるボールねじであり、偏心用モータ13にカップリング13aを介して連結されている。第1ナット42は、第1ねじ軸41にボール(不図示)を介して螺合されたナット部42aと、ナット部42aに固定された円筒形状の第1ケース42bと、を備えている。第1ナット42は、第1ねじ軸41に対して回転自在に螺合され、かつ軸方向に移動自在にケーシング11に配設(図示省略)されている。
第1ナット連結ギヤ43は、外歯車61と噛合するギヤ部43aと、ギヤ部43aに連結されて一体として回転するスリーブ43bと、を備え、スリーブ43bが第1ナット42の第1ケース42bにベアリングB6を介して回転自在に連結されている。このため、第1ナット連結ギヤ43は、第1ナット42に対して、回転方向では独立して回転可能であるが、軸方向では第1ナット42と一体として移動するようになっている。
第2ねじ軸44は、一体として回転するように第1ナット連結ギヤ43に固定され、ケーシング11に回転自在に軸支されている。
第2ナット45は、第2ねじ軸44との間にボール(不図示)を介在させて螺合されたナット部45aと、第2ナット45に一体として回転するように固定された第2ナットギヤ45bと、第2ナット45の軸方向の移動を規制するとともにケーシング11に対して回転自在に支持する第2ナット支持部材46と、を備えている。
第2ナットギヤ45bは、外側主軸駆動ギヤ21に噛合されている。
第2ナット支持部材46は、第2ナット45を回転自在に軸支するベアリング46aと、第2ナット45の軸方向の移動を規制するスラスト軸受等の第2ケース46bと、を備えている。
かかる構成により、第2ねじ軸44が軸方向に移動すると、この第2ねじ軸44に螺合された第2ナット45が回転して第2ナットギヤ45bが回転し、第2ナットギヤ45bに噛合された外側主軸駆動ギヤ21が回転して、外側主軸2が回転するようになっている。
<第1ねじ軸と第2ねじ軸の関係>
第2ねじ軸44のリードは、第1ねじ軸41のリードよりも大きく設定されている。
かかる構成によれば、偏心用モータ13により第1ねじ軸41を回転させた場合には、第1ねじ軸41の回転による第1ナット42の軸方向の推進力(第2ねじ軸44の軸方向の推進力)を効率よく第2ナット45の回転力に変換することができる。このため、偏心用モータ13の負荷を軽減しながら、第2ナット45の回転力を利用して外側主軸2を円滑に回転させることができる。
同期回転機構5は、主軸用モータ12による駆動ギヤ6の回転を内歯車62を介して内側主軸駆動ギヤ31から内側主軸3を回転させるとともに、外歯車61を介して第1ナット連結ギヤ43、第2ねじ軸44、および第2ナット45から外側主軸駆動ギヤ21まで伝達して外側主軸2を回転させる機構であり、回転数を同じにして内側主軸3と外側主軸2を一体として回転させるようにギヤ比が設定されている。
工具径可変機構8は、主として外側主軸回転機構4、駆動ギヤ6等からなり、外側主軸2に対して内側主軸3を相対回転させて後記する工具径可変動作を実行する機構である。
続いて、本発明の実施形態に係る工具径可変型主軸装置1の動作について主として図5〜図6を参照しながら説明する。
<工具径固定加工>
工具径固定加工は、図5に示すように、工具径δ(図4参照)を変更せずに一定に固定したまま主軸中心O1(図2参照)の回りに工具Tを回転させて加工する加工形態であり、偏心用モータ13を停止させて主軸用モータ12を回転させることで、同期回転機構5により、内側主軸3(R13参照)と外側主軸2(R16参照)を一体として主軸中心O1(図2参照)の回りに回転させることで実行する。
具体的には、工具径可変型主軸装置1は、主軸用モータ12を図5の右から見て時計回りに回転R11(右回転、下から上への矢印で図示)させると、駆動ギヤ6が右回転R12して、外歯車61と内歯車62を一体として右回転R12させる。内歯車62を右回転R12させると、内歯車62に噛合された内側主軸駆動ギヤ31を介して内側主軸3を右回転R13させる。
一方、外歯車61を右回転R12させると、第1ナット連結ギヤ43が図5の右から見て反時計回り(左回転、上から下への矢印で図示)に回転R14し、第2ナット45が左回転R15するので、外側主軸駆動ギヤ21を介して外側主軸2を右回転R16させる。
<工具径可変動作>
工具径可変動作は、図6(a)から(c)に示すように、内側主軸3を外側主軸2に対して相対回転させて工具偏心量を変更する動作であり、主軸用モータ12を停止させて偏心用モータ13を回転させ、外側主軸回転機構4により、外側主軸2を一方向に回転させることで、内側主軸3を外側主軸2に対して他方向に相対回転させて実行する。
具体的には、図6(a)に示すように、工具径可変型主軸装置1は、偏心用モータ13を図6(a)の右から見て時計回りに回転R21(右回転、下から上への矢印で図示)させると、第1ナット42とともに、第1ナット連結ギヤ43、および第2ねじ軸44が一体として軸方向に図6(a)の右方向S22に移動する。
第2ねじ軸44が図の右方向S22に移動すると、この第2ねじ軸44に螺合された第2ナット45が右回転R23して、第2ナットギヤ45bに噛合された外側主軸駆動ギヤ21を介して外側主軸2を左回転R24させる。
外側主軸2を主軸中心O1(図2参照)の回りに、図6(a)の右から見て反時計回りに回転R24(左回転、上から下への矢印で図示)させると、図6(b)に示すように、外側主軸2に対して偏心させた内側主軸3(内側主軸駆動ギヤ31と一体)は主軸中心O1の回りに左回りに公転R25する。このとき、内側主軸3は、内側主軸駆動ギヤ31が内歯車62に噛合しながら公転するため、公転しながら公転方向と逆方向に自転し右回転R26して、図6(c)の位置まで移動する。
このようにして、工具径可変型主軸装置1は、外側主軸2を一方向に回転し、内側主軸3を外側主軸2の回転方向と同じ方向に公転させながら自転させることで、自転させた分だけ内側主軸3を外側主軸2に対して相対回転させて、工具偏心量ε(図3参照)を調整し工具径δ(図4参照)を変える工具径可変動作を実行する。
<工具径可変加工>
工具径可変型主軸装置1は、主軸用モータ12を回転させるとともに(図5参照)、偏心用モータ13を回転させることで(図6参照)、工具径δ(図4参照)を連続的にまたは段階的に変えながら加工する工具径可変加工を実行することができる。このため、ボーリング加工等においてテーパ加工や段付き加工等の多様な加工が可能となる。
以上のように構成したことで、本発明の実施形態に係る工具径可変型主軸装置1は、以下のような作用効果を奏する。
工具径可変型主軸装置1は、従来例(特開平09−309002号公報)のように、外側主軸を回転させずに、シフタの直線移動による駆動力を利用して、内側主軸に螺旋状に形成されたねじれキー溝を介して、内側主軸の回転移動に変換するのではなく、偏心用モータ13により外側主軸2を回転させる回転駆動力を利用して、内歯車62に噛合された内側主軸3を回転(自転)させる回転駆動力に変換、つまり、外側主軸2の一方向の回転運動を内側主軸3の他方向の相対回転運動に変換したものである。
このため、工具径可変型主軸装置1は、従来例(特開平09−309002号公報)のようなねじれキー溝に大きなスラスト力が作用して摩擦力が増大することを回避して、工具径変更時の駆動抵抗を小さくして円滑に工具径δ(図4参照)を変更し、装置のコンパクト化を図ることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記した各実施形態に限定されず、適宜変更して実施することが可能である。
例えば、本実施形態においては、偏心用モータ13の負荷を考慮して第2ねじ軸44のリードを第1ねじ軸41のリードよりも大きく設定したが、これに限定されるものではなく、第1ねじ軸41と第2ねじ軸44のリードを同程度に設定することもできる。
本実施形態においては、同期回転機構5を主軸用モータ12から駆動ギヤ6を介して内側主軸3と外側主軸2を一体として回転させたが、これに限定されるものではなく、外歯車61により第1ナット連結ギヤ43を介して外側主軸2を回転させるのではなく、主軸用モータ12により内側主軸3を回転させ、偏心用モータ13により図示しない独立した減速装置を介して外側主軸2を回転させ、主軸用モータ12と偏心用モータ13の回転を電気的に制御して一体として回転させるように同期させてもよい。
1 工具径可変型主軸装置
2 外側主軸
3 内側主軸
4 外側主軸回転機構
5 同期回転機構
6 駆動ギヤ
8 工具径可変機構
11 ケーシング
12 主軸用モータ
13 偏心用モータ
21 外側主軸駆動ギヤ
31 内側主軸駆動ギヤ
32 工具取付孔
33 取付座
41 第1ねじ軸
42 第1ナット
42a ナット部
42b 第1ケース
43 第1ナット連結ギヤ
44 第2ねじ軸
45 第2ナット
46 第2ナット支持部材
46a ベアリング
46b 第2ケース
61 外歯車
62 内歯車
O1 主軸中心(外側主軸の回転中心)
O2 内側主軸の回転中心
O3 工具中心
T 工具
δ 工具径

Claims (3)

  1. 基体となるケーシングと、
    このケーシングに回転自在に支持された外側主軸と、
    この外側主軸に固定された外側主軸駆動ギヤと、
    工具が偏心して装着される工具取付孔が形成され、前記外側主軸に対して偏心させて回転自在に内挿された内側主軸と、
    この内側主軸に固定された内側主軸駆動ギヤと、
    前記内側主軸を回転させる主軸用モータと、
    前記外側主軸を外側主軸回転機構を介して回転させる偏心用モータと、
    前記主軸用モータによる前記内側主軸駆動ギヤの回転を前記外側主軸駆動ギヤに伝達して、前記内側主軸と前記外側主軸を一体として回転させる同期回転機構と、
    前記外側主軸に対して前記内側主軸を相対回転させて工具径を変える工具径可変機構と、を有する工具径可変型主軸装置であって、
    前記工具径可変機構は、
    前記主軸用モータに連結され、前記内側主軸駆動ギヤに噛合された内歯車を有する駆動ギヤを備え、
    前記内歯車は、前記内側主軸を前記外側主軸の回転軸回りに公転させながら当該内側主軸の回転軸回りに自転させるように、前記内側主軸駆動ギヤに噛合され、
    前記外側主軸回転機構は、
    前記内歯車と同軸に前記駆動ギヤに設けられた外歯車と、
    前記偏心用モータの駆動軸に連結された第1ねじ軸と、
    この第1ねじ軸に螺合された第1ナットと、
    この第1ナットに対して回転自在かつ軸方向に一体として移動するように連結され、前記外歯車に噛合された第1ナット連結ギヤと、
    この第1ナット連結ギヤに一体として回転するように固定された第2ねじ軸と、
    この第2ねじ軸に螺合された第2ナットと、
    この第2ナットの軸方向の移動を規制するとともに前記ケーシングに対して回転自在に支持する第2ナット支持部材と、
    前記第2ナットに設けられ前記外側主軸駆動ギヤに噛合された第2ナットギヤと、を備え、
    前記同期回転機構は、前記主軸用モータを回転させることで、前記外歯車を介して前記第1ナット連結ギヤおよび前記第2ナットギヤから前記外側主軸駆動ギヤを回転させるとともに、前記内歯車を介して前記内側主軸を回転させ、
    工具径固定加工時にあっては、前記偏心用モータを停止させて前記主軸用モータを回転させ、前記同期回転機構により、前記内側主軸と前記外側主軸の回転を同期させて一体として回転させることで、工具径固定加工を実行し、
    工具径可変時にあっては、前記主軸用モータを停止させて前記偏心用モータを回転させ、前記外側主軸回転機構により前記外側主軸を一方向に回転させるとともに、前記内歯車により当該外側主軸に対して前記内側主軸を当該内側主軸の回転軸回りに他方向に回転させることで、工具径を変えること、を特徴とする工具径可変型主軸装置。
  2. 前記第1ねじ軸は、前記第1ナットとの間にボールを介在させたボールねじ軸であり、
    前記第2ねじ軸は、前記第2ナットとの間にボールを介在させたボールねじ軸であること、を特徴とする請求項1に記載の工具径可変型主軸装置。
  3. 前記第2ねじ軸のリードは、前記第1ねじ軸のリードよりも大きいことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の工具径可変型主軸装置。
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