JP5970867B2 - 情報処理装置、画像形成装置およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、画像形成装置およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、画像形成装置およびプログラムに関する。
公報記載の従来技術として、画像形成装置のI/O制御部に不揮発性メモリを設け、画像形成装置の電源遮断時に、I/O制御部を構成する機能モジュールへの設定データを保持するレジスタ群の値を、不揮発性メモリにコピーしておくものが存在する(特許文献1参照)。
特開2004−78043号公報
本発明は、プログラムのデータおよびプログラムの実行に伴って生じる作業データを記憶させるメモリとして不揮発性メモリを用いる場合に、この不揮発性メモリからの起動処理を可能にすることを目的とする。
請求項1記載の発明は、プログラムを実行する実行手段と、読み書き可能であって電源を供給しなくても記憶している情報を保持することが可能な不揮発性メモリを備え、当該不揮発性メモリには、前記実行手段が実行する前記プログラムとして起動処理で最初に実行される第1プログラムと当該第1プログラムに続いて実行される第2プログラムとを記憶する第1記憶領域と、当該実行手段が当該プログラムを実行することに伴って生じるデータを記憶する第2記憶領域とが設けられる主記憶手段と、前記実行手段と前記主記憶手段とを接続するとともに、当該実行手段と当該主記憶手段との間において、前記プログラムおよび前記データの授受を行う接続手段と、読み書き可能であって電源を供給しなくても記憶している情報を保持することが可能な他の不揮発性メモリを備え、前記接続手段が前記実行手段と前記主記憶手段との間において前記プログラムおよび前記データの授受を行うために設定される設定条件を記憶する条件記憶手段とを含み、前記実行手段は、前記起動処理において、前記設定条件に基づいて前記主記憶手段の前記不揮発性メモリから読み出した前記第1プログラムを実行することを特徴とする情報処理装置である。
請求項2記載の発明は、前記接続手段によって前記実行手段と前記主記憶手段とを接続する前に、前記設定条件として、当該接続手段と当該主記憶手段との間で通信を行う際の通信条件を設定する設定手段をさらに備え、前記条件記憶手段は、前記設定手段で設定された前記通信条件を前記設定条件として記憶することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置である。
請求項3記載の発明は、前記主記憶手段は、読み書き可能であって電源を供給しないと記憶している情報を保持することが不可能な揮発性メモリをさらに備え、前記揮発性メモリは、前記不揮発性メモリと共通のバスを介して前記接続手段と接続され、前記揮発性メモリには、前記第2記憶領域が設けられることを特徴とする請求項1または2記載の情報処理装置である。
請求項4記載の発明は、前記主記憶手段における前記不揮発性メモリが、MRAM、FeRAM、PRAM、ReRAMのいずれかであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の情報処理装置である。
請求項5記載の発明は、記録材に画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部の動作を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記画像形成部の制御に用いられるプログラムを実行する実行手段と、読み書き可能であって電源を供給しなくても記憶している情報を保持することが可能な不揮発性メモリを備え、当該不揮発性メモリには、前記実行手段が実行する前記プログラムとして起動処理で最初に実行される第1プログラムと当該第1プログラムに続いて実行される第2プログラムとを記憶する第1記憶領域と、当該実行手段が当該プログラムを実行することに伴って生じるデータを記憶する第2記憶領域とが設けられる主記憶手段と、前記実行手段と前記主記憶手段とを接続するとともに、当該実行手段と当該主記憶手段との間において、前記プログラムおよび前記データの授受を行う接続手段と、読み書き可能であって電源を供給しなくても記憶している情報を保持することが可能な他の不揮発性メモリを備え、前記接続手段が前記実行手段と前記主記憶手段との間において前記プログラムおよび前記データの授受を行うために設定される設定条件を記憶する条件記憶手段とを含み、前記実行手段は、前記起動処理において、前記設定条件に基づいて前記主記憶手段の前記不揮発性メモリから読み出した前記第1プログラムを実行することを特徴とする画像形成装置である。
請求項6記載の発明は、コンピュータに、プログラムを実行する機能と、読み書き可能であって電源を供給しなくても記憶している情報を保持することが可能な不揮発性メモリに、前記プログラムとして起動処理で最初に実行される第1プログラムと当該第1プログラムの実行後に実行される第2プログラムとを記憶する第1記憶領域と、当該プログラムを実行することに伴って生じるデータを記憶する第2記憶領域とを設定する機能と、前記不揮発性メモリと接続するとともに、当該不揮発性メモリとの間において、前記プログラムおよび前記データの授受を行う機能と、読み書き可能であって電源を供給しなくても記憶している情報を保持することが可能な他の不揮発性メモリに、前記不揮発性メモリとの間において前記プログラムおよび前記データの授受を行うために設定される設定条件を記憶させる機能と、前記起動処理において、前記設定条件に基づいて前記不揮発性メモリから読み出した前記第1プログラムを実行する機能とを実現させるプログラムである。
請求項7記載の発明は、前記不揮発性メモリと接続する前に、前記設定条件として、当該不揮発性メモリとの間で通信を行う際の通信条件を設定する機能をさらに有し、前記設定条件を記憶させる機能では、前記通信条件を当該設定条件として前記他の不揮発性メモリに記憶させることを特徴とする請求項6記載のプログラムである。
請求項1記載の発明によれば、本構成を有していない場合と比較して、プログラムのデータおよびプログラムの実行に伴って生じる作業データを記憶させるメモリとして不揮発性メモリを用いる場合に、この不揮発性メモリからの起動処理を可能にすることができる。
請求項2記載の発明によれば、本構成を有していない場合と比較して、より適切な条件下で、データの授受を行うことが可能になる。
請求項3記載の発明によれば、本構成を有していない場合と比較して、かかるコストの上昇を抑制しつつ、第2記憶領域の記憶容量を増加させることが可能になる。
請求項4記載の発明によれば、例えば不揮発性メモリとしてEEPROMあるいはフラッシュメモリを用いた場合と比較して、不揮発性メモリとの間でのデータの授受を、より高速に行うことができる。
請求項5記載の発明によれば、本構成を有していない場合と比較して、プログラムのデータおよびプログラムの実行に伴って生じる作業データを記憶させるメモリとして不揮発性メモリを用いる場合に、この不揮発性メモリからの起動処理を可能にすることができる。
請求項6記載の発明によれば、本構成を有していない場合と比較して、プログラムのデータおよびプログラムの実行に伴って生じる作業データを記憶させるメモリとして不揮発性メモリを用いる場合に、この不揮発性メモリからの起動処理を可能にすることができる。
請求項7記載の発明によれば、本構成を有していない場合と比較して、かかるコストの上昇を抑制しつつ、第2記憶領域の記憶容量を増加させることが可能になる。
本実施の形態が適用される画像形成システムの構成の一例を示す図である。 画像形成装置に設けられた制御部の内部構成の一例を示すブロック図である。 制御部に設けられたCPUおよびASICの内部構成の一例を示すブロック図である。 CPUに設けられたCPU−RAMコントローラの内部構成の一例を示すブロック図である。 動作制御部に設けられたCPU−RAMモジュールの構成の一例を示すブロック図である。 動作制御部のメインメモリにおけるメモリマップの構成の一例を説明するための図である。 HWリセット処理に伴うブートセレクト処理の手順を説明するためのフローチャートである。 ROMブート時における起動処理の手順を説明するためのフローチャートである。 MRAMブート時における起動処理の手順を説明するためのフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態が適用される画像形成システムの構成の一例を示す図である。
この画像形成システムは、スキャン機能、プリント機能、コピー機能およびファクシミリ機能を備えた所謂複合機として動作する画像形成装置1と、画像形成装置1に接続されるネットワーク2と、ネットワーク2に接続される端末装置3と、ネットワーク2に接続されるファクシミリ装置4と、ネットワーク2に接続されるサーバ装置5とを有している。
ここで、ネットワーク2は、インターネット回線や電話回線等によって構成されている。また、端末装置3は、ネットワーク2を介して、画像形成装置1に画像の形成等を指示するものであり、例えばPC(Personal Computer)で構成される。さらに、ファクシミリ装置4は、ネットワーク2を介して、画像形成装置1との間でファクシミリを送受信する。さらにまた、サーバ装置5は、ネットワーク2を介して、画像形成装置1との間でデータ(プログラムを含む)を送受信する。
また、画像形成装置1は、紙等の記録媒体に記録された画像を読み取る画像読取部10と、紙等の記録媒体に画像を形成する画像形成部20と、ユーザから電源のオン/オフ、スキャン機能、プリント機能、コピー機能およびファクシミリ機能を用いた動作に関連する指示を受け付けるとともに、ユーザに対してメッセージを表示するユーザインタフェース(UI)30と、ネットワーク2を介して端末装置3、ファクシミリ装置4およびサーバ装置5との間でデータの送受信を行う送受信部40と、これら画像読取部10、画像形成部20、UI30および送受信部40の動作を制御する制御部50とを備えている。そして、この画像形成装置1では、画像読取部10によってスキャン機能が実現され、画像形成部20によってプリント機能が実現され、画像読取部10および画像形成部20によってコピー機能が実現され、画像読取部10、画像形成部20および送受信部40によってファクシミリ機能が実現される。なお、送受信部40は、例えばインターネット回線用のものと電話回線用のものとを、別々に設けるようにしてもかまわない。
図2は、図1に示す画像形成装置1に設けられた制御部50の内部構成の一例を示すブロック図である。
本実施の形態の制御部50は、画像形成装置1の各部の動作を制御する動作制御部51と、画像読取部10および画像形成部20に関連する画像処理を実行する画像処理部52と、動作制御部51および画像処理部52を接続するPCIe(PCI Express)バス53とを備えている。
これらのうち、動作制御部51は、種々の演算を実行することによって画像形成装置1の各部を制御するCPU(Central Processing Unit:中央処理装置)511と、CPU−RAM用バス513を介してCPU511に接続されるCPU−MRAMモジュール61およびCPU−DRAMモジュール62と、CPU−ROM用バス514を介してCPU511に接続されるCPU−ROMモジュール63とを備えている。以下の説明においては、CPU511に接続される、CPU−MRAMモジュール61、CPU−DRAMモジュール62およびCPU−ROMモジュール63を、まとめてメインメモリ512と称することがある。そして、動作制御部51では、CPU511が、メインメモリ512に対し、直接にデータを読み書きするように構成されている。
ここで、CPU−MRAMモジュール61は、メモリデバイスとしてMRAM(Magnetoresistive RAM)を備えており、電源を供給しなくても、記憶している情報を保持することが可能な不揮発性メモリとして機能している。一方、CPU−DRAMモジュール62は、メモリデバイスとしてDRAM(Dynamic RAM)を備えおり、電源を供給しないと、記憶している情報を保持することができない揮発性メモリとして機能している。そして、本実施の形態では、CPU−MRAMモジュール61およびCPU−DRAMモジュール62が、CPU−RAM用バス513に設定された共通のクロック周波数(メモリクロック)にてデータの読み書きを行う。したがって、CPU−MRAMモジュール61は、CPU−DRAMモジュール62と同等の読み書き性能を有していることになる。それゆえ、CPU−MRAMモジュール61は、UV−EPROM(Ultra-Violet Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、あるいはフラッシュメモリなどの不揮発性メモリに比べて、より高速にデータの読み書きを行う。なお、本実施の形態のCPU−DRAMモジュール62は、例えばDDR2−SDRAM(Double-Data-Rate2 Synchronous Dynamic Random Access Memory)で構成されている。
これに対し、CPU−ROMモジュール63は、所謂マスクROM、各種PROM(Programmable ROM:例えばOTP ROM (One Time Programmable ROM)、UV−EPROM(Ultra-Violet Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM))、フラッシュメモリなどで構成されている。なお、この例では、CPU−ROMモジュール63として、フラッシュメモリが用いられている。
また、画像処理部52は、種々の演算を実行することによって、画像読取部10から入力される画像データおよび画像形成部20に出力する画像データに処理を施すASIC(Application Specific Integrated Circuit)521と、ASIC−RAM用バス523を介してASIC521に接続されるメインメモリ522とを備えている。ここで、画像処理部52に設けられるメインメモリ522は、上述したCPU−DRAMモジュール62と同じ構成を有するASIC−DRAMモジュール91を備えている。
さらに、動作制御部51と画像処理部52とを接続するPCIeバス53は、PCI EXpress規格に準拠した送受信を行うことで、制御部50において、動作制御部51に設けられたCPU511と、画像処理部52に設けられたASIC521とを接続している。この例において、ASIC521は、CPU511からPCIeバス53を介して受けた指示に基づいて、各種画像処理を実行するようになっている。
図3は、図2に示す制御部50に設けられたCPU511およびASIC521の内部構成の一例を示すブロック図である。なお、以下の説明においては、CPU511に接続されるメインメモリ512のうち、CPU−RAM用バス513に接続されるCPU−MRAMモジュール61およびCPU−DRAMモジュール62を、まとめてCPU−RAMモジュール60(主記憶手段の一例)と称することがある。
まず、CPU511の内部構成について説明する。
CPU511は、プログラムにしたがって種々の演算を実行する実行手段の一例としてのCPUコア71と、CPUコア71とCPU−RAMモジュール60との間でのデータの送受信を制御するCPU−RAMコントローラ72と、CPUコア71とCPU−ROMモジュール63との間でのデータの送受信を制御するCPU−ROMコントローラ73とを備えている。また、CPU511は、CPUコア71におけるプログラム実行時の異常を検出するために用いられるウォッチドッグタイマ(WDT)74と、CPUコア71と外部(例えばASIC521)との間でのデータの送受信を制御するCPU/PCIeインタフェース75と、CPUコア71とCPU−RAMモジュール60との間でのデータの送受信を制御するCPU−ICコントローラ76とを備えている。さらに、CPU511は、CPU511の内部において、これらCPUコア71、CPU−RAMコントローラ72、CPU−ROMコントローラ73、ウォッチドッグタイマ74、CPU/PCIeインタフェース75およびCPU−ICコントローラ76を相互に接続するCPU内部バス77を有している。
ここで、本実施の形態のCPU−RAM用バス513は、CPU−RAMコントローラ72に接続されるメモリバス513aと、CPU−ICコントローラ76に接続されるICバス513bとを有している。そして、メモリバス513aにおけるデータの転送速度は、ICバス513bにおけるデータの転送速度よりも高速である。また、CPU−RAM用バス513のメモリバス513aにおけるデータの転送速度は、CPU−ROM用バス514におけるデータの転送速度よりも高速である。
続いて、ASIC521の内部構成について説明する。
ASIC521は、種々の演算を実行するASICコア81と、ASICコア81とASIC−DRAMモジュール91との間でのデータの送受信を制御するASIC−RAMコントローラ82と、ASICコア81と外部(例えばCPU511)との間でのデータの送受信を制御するASIC/PCIeインタフェース85と、ASICコア81とASIC−DRAMモジュール91との間でのデータの送受信を制御するASIC−ICコントローラ86とを備えている。また、ASIC521は、ASIC521の内部において、これらASICコア81、ASIC−RAMコントローラ82、ASIC/PCIeインタフェース85およびASIC−ICコントローラ86を相互に接続するASIC内部バス87を有している。
ここで、本実施の形態のASIC−RAM用バス523は、ASIC−RAMコントローラ82に接続されるメモリバス523aと、ASIC−ICコントローラ86に接続されるICバス523bとを有している。そして、メモリバス523aにおけるデータの転送速度は、ICバス523bにおけるデータの転送速度よりも高速である。
図4は、図3に示すCPU511に設けられたCPU−RAMコントローラ72の内部構成を示すブロック図である。
接続手段の一例としてのCPU−RAMコントローラ72は、CPU内部バス77との間でのデータの送受信を制御する内部バスインタフェース721と、内部バスインタフェース721に接続されるとともに、メモリバス513aとの間でのデータの送受信を制御するメモリバスインタフェース722とを備えている。また、このCPU−RAMコントローラ72は、メモリバス513aを介してCPU−RAMコントローラ72およびCPU−RAMモジュール60(図3参照)を接続した際のデータの送受信条件を最適化するためのトレーニングシーケンスを実行するトレーニング実行回路723と、トレーニング実行回路723によるトレーニングシーケンスの結果に基づいて得られ、メモリバスインタフェース722に対して設定される各種設定値(以下では、レジスタ設定値と呼ぶ)を記憶する不揮発性設定レジスタ724とを備えている。
ここで、条件記憶手段の一例としての不揮発性設定レジスタ724は、上述したCPU−MRAMモジュール61(図3参照)と同じMRAMによって構成されており、電源を供給しなくても、記憶している情報を保持することが可能な他の不揮発性メモリとして機能している。
なお、本実施の形態では、メモリバス513aを介してCPU−RAMコントローラ72とCPU−RAMモジュール60(CPU−MRAMモジュール61およびCPU−DRAMモジュール62)との間でデータの授受を実行する際に、上記レジスタ設定値が必要となる。逆の観点からいえば、上記レジスタ設定値が確定するまでの間は、メモリバス513aを介したCPU−RAMコントローラ72とCPU−RAMモジュール60との間でデータの授受を実行することができない。
図5は、図2に示す動作制御部51に設けられたCPU−RAMモジュール60の構成の一例を示すブロック図である。より具体的に説明すると、図5(a)はCPU511に接続されるCPU−MRAMモジュール61の内部構成の一例を示すブロック図であり、図5(b)はCPU511に接続されるCPU−DRAMモジュール62の内部構成の一例を示すブロック図である。
まず、図5(a)を参照しつつ、CPU−MRAMモジュール61の内部構成について説明を行う。
CPU−MRAMモジュール61は、CPU511が実行するプログラムやプログラムの実行に伴って発生した作業データ等を記憶するMRAM汎用記憶部611と、CPU−MRAMモジュール61の特性情報(使用可能な最大クロック周波数や信号タイミングなど)を含むSPD(Serial Presence Detect)を記憶するMRAMSPD記憶部612と、CPU−MRAMモジュール61の動作モードを記憶するMRAMモード記憶部613とを備える。また、CPU−MRAMモジュール61は、メモリバス513aを介してCPU−RAMコントローラ72(図3参照)との間でデータの授受を行うとともに、ICバス513bを介してCPU−ICコントローラ76との間でデータの授受を行い、さらに、MRAM汎用記憶部611、MRAMSPD記憶部612およびMRAMモード記憶部613に対するデータの読み書きを制御するMRAM内部コントローラ614を備える。
ここで、MRAM内部コントローラ614は、メモリバス513aとMRAM汎用記憶部611との間でのデータの送受信を制御し、且つ、ICバス513bとMRAMSPD記憶部612およびMRAMモード記憶部613との間でのデータの送受信を制御する。
この例において、MRAM汎用記憶部611、MRAMSPD記憶部612およびMRAMモード記憶部613は、それぞれ、MRAMによって構成される。ただし、これに限られるものではなく、上述したメモリバス513aとICバス513bとの転送速度の違いを考慮し、MRAM汎用記憶部611をMRAMによって構成する一方、MRAMSPD記憶部612およびMRAMモード記憶部613については、例えばEEPROMによって構成してもかまわない。
続いて、図5(b)を参照しつつ、CPU−DRAMモジュール62の内部構成について説明を行う。
CPU−DRAMモジュール62は、CPU511によるプログラムの実行に伴って発生した作業データ等を記憶するDRAM汎用記憶部621と、CPU−DRAMモジュール62のSPDを記憶するDRAMSPD記憶部622と、CPU−DRAMモジュール62の動作モードを記憶するDRAMモード記憶部623とを備える。また、CPU−DRAMモジュール62は、メモリバス513aを介してCPU−RAMコントローラ72(図3参照)との間でデータの授受を行うとともに、ICバス513bを介してCPU−ICコントローラ76との間でデータの授受を行い、さらに、DRAM汎用記憶部621、DRAMSPD記憶部622およびDRAMモード記憶部623に対するデータの読み書きを制御するDRAM内部コントローラ624を備える。
ここで、DRAM内部コントローラ624は、メモリバス513aとDRAM汎用記憶部621との間でのデータの送受信を制御し、且つ、ICバス513bとDRAMSPD記憶部622およびDRAMモード記憶部623との間でのデータの送受信を制御する。
この例において、DRAM汎用記憶部621およびはDRAMによって構成され、DRAMSPD記憶部622およびDRAMモード記憶部623は、それぞれ、例えばEEPROMによって構成される。
なお、画像処理部52に設けられたASIC−DRAMモジュール91(図3参照)も、上述したCPU−DRAMモジュール62と同じ構成を有している。
図6は、図2に示す動作制御部51のメインメモリ512(CPU−MRAMモジュール61、CPU−DRAMモジュール62、CPU−ROMモジュール63)におけるメモリマップの構成の一例を説明するための図である。動作制御部51に設けられたCPU511は、このメモリマップに基づいて、メインメモリ512に対するデータの読み書きを行う。
図6に示すメモリマップにおいて、メインメモリ512全体としての記憶領域A0は、基本的にROMとして使用されるROM領域A1と、基本的にRAMとして使用されるRAM領域A2とを含んでいる。本実施の形態では、CPU−ROMモジュール63とCPU−MRAMモジュール61とに跨ってROM領域A1が配置され、CPU−MRAMモジュール61とCPU−DRAMモジュール62とに跨ってRAM領域A2が配置されている。これらのうち、ROM領域A1は、CPU−ROMモジュール63側に配置されることにより、データの書き換えが基本的に許容されない第1ROM領域A11と、CPU−MRAMモジュール61側に配置されることにより、データの書き換えが基本的に許容される第2ROM領域A12とを有している。一方、RAM領域A2は、CPU−MRAMモジュール61側に配置される第1RAM領域A21と、CPU−DRAMモジュール62側に配置される第2RAM領域A22とを有している。
ROM領域A1を構成する第1ROM領域A11は、第1リセットベクタ格納領域A111と、圧縮プログラム格納領域A112とを有している。これらのうち、第1リセットベクタ格納領域A111は、画像形成装置1を起動するにあたり、動作制御部51においてCPU511(図2参照)が実行するプログラムである、第1IPL(IPL:Initial Program Loader)を格納する。また、圧縮プログラム格納領域A112は、画像形成装置1の制御において用いられるプログラムをデータ圧縮して得た、圧縮プログラムファイルを格納する。
一方、第1ROM領域A11とともにROM領域A1を構成する第1記憶領域の一例としての第2ROM領域A12は、第2リセットベクタ格納領域A121と、展開プログラム格納領域A122と、設定情報格納領域A123とを有している。これらのうち、第2リセットベクタ格納領域A121は、画像形成装置1を起動するにあたり、動作制御部51においてCPU511が実行するプログラムである、第2IPLを格納する。また、展開プログラム格納領域A122は、第1ROM領域A11の圧縮プログラム格納領域A112から読み出した圧縮プログラムファイルを、CPU511が展開することによって得た、展開プログラムファイルを格納する。さらに、設定情報格納領域A123は、CPU−RAMコントローラ72に設けられた不揮発性設定レジスタ724(図4参照)に記憶されるレジスタ設定値と同じ内容のデータを、設定情報として格納する。
なお、この例において、展開プログラム格納領域A122に用意されるメモリ容量は圧縮プログラム格納領域A112に用意されるメモリ容量よりも大きい。これは、圧縮されたファイルを展開することに伴って、そのファイルサイズが大きくなることによるものである。
また、本実施の形態では、CPU−ROMモジュール63に配置された第1リセットベクタ格納領域A111に第1IPLが格納されており、CPU−MRAMモジュール61に配置された第2リセットベクタ領域A121に第2IPLが格納されている。そして、本実施の形態では、後述するように、画像形成装置1を起動するためにCPU511のハードウェアリセット(HWリセット)が実行された後に、これら第1IPLおよび第2IPLのいずれか一方が、選択的に実行されるようになっている。なお、この詳細については後述する。
他方、この例において、第2記憶領域の一例としてのRAM領域A2を構成する第1RAM領域A21および第2RAM領域A22は、CPU511によるプログラムの実行に伴って発生するデータや、CPU511による処理に伴って、画像形成装置1の各構成要素に対して出力される指示に関するデータなどを、一時的に格納する作業領域A200として用いられる。このように、本実施の形態では、記憶方式が異なる2つのメモリ(CPU−MRAMモジュール61の一部の領域およびCPU−DRAMモジュール62のすべての領域)によってRAM領域A2(作業領域A200)が構成されている。そして、CPU511は、CPU−MRAMモジュール61側に配置される第1RAM領域A21およびCPU−DRAMモジュール62側に配置される第2RAM領域A22を、一まとまりのRAM領域A2として扱う。
図7は、図1等に示す画像形成装置1の起動処理を説明するためのフローチャートである。なお、この起動処理は、例えばUI30を介して画像形成装置1の電源が投入されることに伴って制御部50(より具体的には、動作制御部51におけるCPU511)にHWリセット指示が入力されたとき、また、画像形成装置1の電源が投入された後に、何らかの理由により制御部50にHWリセット指示が入力されたとき、などに実行される。ここで、画像形成装置1の電源が投入された後に、制御部50にHWリセット指示が入力される理由としては、例えば制御部50内でエラーが発生した場合、画像形成装置1が省電力モード(スリープモード)に設定された後に、UI30等を介して制御部50に通常モードへの復帰指示がなされた場合、等が挙げられる。ここで、画像形成装置1が省電力モードに設定されている場合、画像読取部10や画像形成部20等への給電が停止されるとともに、制御部50内においても、ほとんどの構成要素(回路)に対する給電が停止される。
制御部50の動作制御部51に設けられたCPU511に対し、起動処理の開始に伴うHWリセットが実行された後に、このHWリセットが解除される(ステップ11)。HWリセットが解除されると、続いて、今回の起動処理が、画像形成装置1を設置してから最初の起動処理(初回起動)であるか否かが判断される(ステップ12)。
ステップ12において否定の判断(No)がなされた場合、すなわち、今回の起動処理が2回目以降の起動処理であった場合、次に、今回の起動処理が、CPU511に設けられたウォッチドッグタイマ74(図3参照)に基づくウォッチドッグタイマリセット(WDTリセット)に伴う再起動であるか否かが判断される(ステップ13)。
ステップ13において否定の判断(No)がなされた場合、CPU511は、CPU−MRAMモジュール61に配置された第2ROM領域A12における第2リセットベクタ格納領域A121から読み出した第2IPLに基づくブート(以下では、『MRAMブート』と呼ぶ)を実行する(ステップ14)。
これに対し、ステップ12において肯定の判断(Yes)がなされた場合、および、ステップ13において肯定の判断(Yes)がなされた場合、CPU511は、CPU−ROMモジュール63に配置された第1ROM領域A11における第1リセットベクタ格納領域A111から読み出した第1IPLに基づくブート(以下では、『ROMブート』と呼ぶ)を実行する(ステップ15)。
このように、本実施の形態では、CPU511に対するHWリセットの解除後に、HWリセット前の状態に応じて、起動処理に使用するIPLを切り換えるブートセレクト処理が実行される。
図8は、上記ステップ15で示した、ROMブート時における起動処理の手順を説明するためのフローチャートである。
ROMブートにおいては、まず、CPUコア71が、CPU−ROMコントローラ73を介して、CPU−ROMモジュール63に配置された第1ROM領域A11における第1リセットベクタ格納領域A111から、第1IPLを読み出して実行する(ステップ101)。これに伴い、割込ベクタの設定が実行され(ステップ102)、メインメモリ512に対する、図6に示すメモリマップの設定が実行される(ステップ103)。
次に、CPU−ROMコントローラ73の初期化が実行され(ステップ104)、CPU−ICコントローラ76の初期化が実行される(ステップ105)。そして、初期化されたCPU−ICコントローラ76を介して、CPU−RAMモジュール60を構成するCPU−MRAMモジュール61に設けられたMRAMSPD記憶部612およびCPU−DRAMモジュール62に設けられたDRAMSPD記憶部622から、それぞれのSPDが取得される(ステップ106)。
続いて、CPU−RAMコントローラ72の初期化が実行される(ステップ107)。ステップ107では、ステップ106で取得したSPDに基づき、トレーニング実行回路723が、メモリバス513aを介したCPU−RAMコントローラ72およびCPU−RAMモジュール60の通信条件の最適化を図るためのトレーニングシーケンスを実行し、最適化された設定値を得る。そして、トレーニングシーケンスで得られた結果は、不揮発性設定レジスタ724にレジスタ設定値として書き込まれるとともに、メモリバス513aを介して、CPU−RAMモジュール60を構成するCPU−MRAMモジュール61に配置された第2ROM領域A12における設定情報格納領域A123に、設定情報として格納される。
続いて、CPU−RAMモジュール60を構成するCPU−MRAMモジュール61に設けられたMRAMモード記憶部613およびCPU−DRAMモジュール62に設けられたDRAMモード記憶部623の初期化が実行される(ステップ108)。そして、上記トレーニングシーケンスの結果として得られた動作モードの情報が、CPU−MRAMモジュール61に設けられたMRAMモード記憶部613およびCPU−DRAMモジュール62に設けられたDRAMモード記憶部623にそれぞれ格納される。
それから、CPUコア71の内部に設けられた内部レジスタ(図示せず)の設定が実行され(ステップ109)、さらに、CPU−RAMモジュール60を構成するCPU−MRAMモジュール61に設けられたMRAM汎用記憶部611およびCPU−DRAMモジュール62に設けられたDRAM汎用記憶部621の状態(異常の有無)が診断(チェック)される(ステップ110)。なお、この例において、CPUコア71の内部レジスタは、揮発性メモリによって構成されている。
その後、CPUコア71は、CPU−ROMモジュール63に配置された第1ROM領域A11における圧縮プログラム格納領域A112に格納される圧縮プログラムファイルを読み出し、読み出した圧縮プログラムファイルを展開し、圧縮プログラムファイルを展開して得られた展開プログラムファイルを、CPU−MRAMモジュール61に配置された第2ROM領域A12における展開プログラム格納領域A122に格納する(ステップ111)。
そして、CPUコア71は、第1IPLの実行の実行を完了するとともに、今度は、展開プログラム格納領域A122から読み出したプログラム(展開プログラム)の実行を開始する(ステップ112)。これに伴い、例えばCPU/PCIeインタフェース75の初期化、CPU/PCIeインタフェース75およびPCIeバス53を介したASIC521の初期化、さらには送受信部40等の初期化が実行され、画像形成装置1が使用可能な状態に設定されることにより、ROMブートに伴う起動処理が完了する。
図9は、上記ステップ14で示した、MRAMブート時における起動処理の手順を説明するための図である。
なお、MRAMブートが選択される2回目以降の起動処理において、CPU−MRAMモジュール61の第2ROM領域A12における展開プログラム格納領域A122には、前回までの起動処理に伴って既に展開プログラムが格納されており、CPU−MRAMモジュール61の第2ROM領域A12における設定情報格納領域A123には、前回までの起動処理に伴って既に設定情報が格納されている。
また、MRAMブートが選択される2回目以降の起動処理において、CPU−MRAMモジュール61のMRAMモード記憶部613およびCPU−DRAMモジュール62のDRAMモード記憶部623には、それぞれ、前回までの起動処理に伴って既にモード情報が格納されている。
さらに、MRAMブートが選択される2回目以降の起動処理において、CPU−RAMコントローラ72に設けられた不揮発性設定レジスタ724には、前回までの起動処理に伴って既にレジスタ設定値が格納されている。それゆえ、MRAMブートにおいては、上述したROMブートとは異なり、HWリセットの解除とともに、CPU511に設けられたCPU−RAMコントローラ72が、CPU−RAMモジュール60(CPU−MRAMモジュール61およびCPU−DRAMモジュール62)にアクセスできるようになっている。
MRAMブートにおいては、まず、CPUコア71が、CPU−RAMコントローラ72を介して、CPU−MRAMモジュール61に配置された第2ROM領域A12における第2リセットベクタ格納領域A121から、第2IPLを読み出して実行する(ステップ201)。このとき、CPU511では、ウォッチドッグタイマ74を用いて、CPUコア71による第2IPLの実行を監視しており、第2IPLが実行可能であるか否か、すなわち、第2IPLの実行に際し、CPUコア71においてフェッチの失敗(プログラムが読み込めない)等が生じていないかどうかの判断が行われる(ステップ202)。
ステップ202において肯定の判断(Yes)がなされた場合、CPU−RAMコントローラ72を介して、CPU−MRAMモジュール61の第2ROM領域A12における設定情報格納領域A123から設定情報が読み出されるとともに、CPU−RAMコントローラ72における不揮発性設定レジスタ724からレジスタ設定値が読み出される(ステップ203)。続いて、ステップ203で読み出された設定情報とレジスタ設定値とが一致するか否かの判断が行われる(ステップ204)。
ステップ204において肯定の判断(Yes)がなされた場合、CPUコア71の内部に設けられた内部レジスタ(図示せず)の設定が実行される(ステップ205)。
そして、CPUコア71は、第2IPLの実行の実行を完了するとともに、今度は、展開プログラム格納領域A122から読み出したプログラム(展開プログラム)の実行を開始する(ステップ206)。これに伴い、例えばCPU/PCIeインタフェース75の初期化、CPU/PCIeインタフェース75およびPCIeバス53を介したASIC521の初期化、さらには送受信部40等の初期化が実行され、画像形成装置1が使用可能な状態に設定されることにより、MRAMブートに伴う起動処理が完了する。
なお、上記ステップ202において否定の判断(No)がなされた場合、および、上記ステップ204で否定の判断(No)がなされた場合は、ROMブートによる起動処理が中止され、図7に示すステップ15すなわち図8に示すROMブートへと移行する。
ここで、ステップ202において否定の判断がなされるのは、例えば、CPU−MRAMモジュール61に配置された第2ROM領域A12における第2リセットベクタ格納領域A121に格納される第2IPLに異常が発生している場合である。また、ステップ204において否定の判断がなされるのは、例えば、CPU−MRAMモジュール61の第2ROM領域A12における設定情報格納領域A123に格納される設定情報、あるいは、CPU−RAMコントローラ72における不揮発性設定レジスタ724に格納されるレジスタ設定値に異常が発生している場合である。さらに、例えば前回の起動処理後且つ今回の起動処理前に、CPU−MRAMモジュール61が交換されているような場合においても、ステップ204において否定の判断がなされることになる。
そして、2回目以降の起動処理において、ステップ13で肯定の判断がなされた場合、および、ステップ202あるいはステップ204で否定の判断がなされた場合は、ステップ15(図8)に示すROMブートが再度実行されることにより、トレーニングシーケンスや圧縮プログラムの展開等を含む起動処理がなされ、画像形成装置1は、正常に動作する状態となる。
これに対し、2回目以降の起動処理において、ステップ13で否定の判断がなされ、さらに、ステップ202およびステップ204において肯定の判断がなされた場合は、上述初期設定を省略した起動処理がなされることにより、起動処理にかかる時間が短縮化されることになる。ここで、図8に示すROMブートのフローチャートにおいて、太線の枠で示したステップは、図9に示すMRAMブートでは省略されるステップに対応している。この例において、MRAMブートによる起動時間は、ROMブートによる起動時間に比べて約3.4秒短くなる。これは、主として、図8のステップ111に示す圧縮プログラムの読出・展開・格納の処理にかかる時間(約3.3秒)が省略されていることによるものである。
なお、本実施の形態では、CPU−MRAMモジュール61およびCPU−DRAMモジュール62を用いてCPU−RAMモジュール60を構成していたが、これに限られるものではない。例えば、CPU−MRAMモジュール61のみを用いてCPU−RAMモジュール60を構成してもかまわない。
また、本実施の形態では、CPU−RAMモジュール60を構成する不揮発性メモリとして、CPU−MRAMモジュール61を用いていたが、これに限られるものではない。例えば、CPU−RAMモジュール60で使用する不揮発性メモリとして、FeRAM(Ferroelectric RAM)、PRAM(Phase change RAM)、ReRAM(Resistance RAM)などを用いてもかまわない。
さらに、本実施の形態において、コンピュータ(CPU511)に実行させるプログラムは、このコンピュータが読み取り可能に記憶した記憶媒体に格納される形態がある。この記憶媒体としては、例えばCD−ROM媒体等が該当し、コンピュータにおけるCD−ROM読取装置によってプログラムが読み取られ、例えば、コンピュータにおけるハードディスク等の各種メモリにこのプログラムが格納され、実行される形態が考えられる。また、これらのプログラムは、例えば、プログラム伝送装置によってネットワークを介してノートPCや携帯端末に提供される形態が考えられる。このようなプログラム伝送装置としては、プログラムを格納するメモリと、ネットワークを介してプログラムを提供するプログラム伝送手段とを備えていれば足りる。
1…画像形成装置、10…画像読取部、20…画像形成部、30…UI、40…送受信部、50…制御部、51…動作制御部、52…画像処理部、53…PCIeバス、511…CPU、512…メインメモリ、513…CPU−RAM用バス、514…CPU−ROM用バス、521…ASIC、522…メインメモリ、523…ASIC−RAM用バス

Claims (7)

  1. プログラムを実行する実行手段と、
    読み書き可能であって電源を供給しなくても記憶している情報を保持することが可能な不揮発性メモリを備え、当該不揮発性メモリには、前記実行手段が実行する前記プログラムとして起動処理で最初に実行される第1プログラムと当該第1プログラムに続いて実行される第2プログラムとを記憶する第1記憶領域と、当該実行手段が当該プログラムを実行することに伴って生じるデータを記憶する第2記憶領域とが設けられる主記憶手段と、
    前記実行手段と前記主記憶手段とを接続するとともに、当該実行手段と当該主記憶手段との間において、前記プログラムおよび前記データの授受を行う接続手段と、
    読み書き可能であって電源を供給しなくても記憶している情報を保持することが可能な他の不揮発性メモリを備え、前記接続手段が前記実行手段と前記主記憶手段との間において前記プログラムおよび前記データの授受を行うために設定される設定条件を記憶する条件記憶手段と
    を含み、
    前記実行手段は、前記起動処理において、前記設定条件に基づいて前記主記憶手段の前記不揮発性メモリから読み出した前記第1プログラムを実行すること
    を特徴とする情報処理装置。
  2. 前記接続手段によって前記実行手段と前記主記憶手段とを接続する前に、前記設定条件として、当該接続手段と当該主記憶手段との間で通信を行う際の通信条件を設定する設定手段をさらに備え、
    前記条件記憶手段は、前記設定手段で設定された前記通信条件を前記設定条件として記憶することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記主記憶手段は、読み書き可能であって電源を供給しないと記憶している情報を保持することが不可能な揮発性メモリをさらに備え、
    前記揮発性メモリは、前記不揮発性メモリと共通のバスを介して前記接続手段と接続され、
    前記揮発性メモリには、前記第2記憶領域が設けられることを特徴とする請求項1または2記載の情報処理装置。
  4. 前記主記憶手段における前記不揮発性メモリが、MRAM、FeRAM、PRAM、ReRAMのいずれかであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の情報処理装置。
  5. 記録材に画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部の動作を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記画像形成部の制御に用いられるプログラムを実行する実行手段と、
    読み書き可能であって電源を供給しなくても記憶している情報を保持することが可能な不揮発性メモリを備え、当該不揮発性メモリには、前記実行手段が実行する前記プログラムとして起動処理で最初に実行される第1プログラムと当該第1プログラムに続いて実行される第2プログラムとを記憶する第1記憶領域と、当該実行手段が当該プログラムを実行することに伴って生じるデータを記憶する第2記憶領域とが設けられる主記憶手段と、
    前記実行手段と前記主記憶手段とを接続するとともに、当該実行手段と当該主記憶手段との間において、前記プログラムおよび前記データの授受を行う接続手段と、
    読み書き可能であって電源を供給しなくても記憶している情報を保持することが可能な他の不揮発性メモリを備え、前記接続手段が前記実行手段と前記主記憶手段との間において前記プログラムおよび前記データの授受を行うために設定される設定条件を記憶する条件記憶手段と
    を含み、
    前記実行手段は、前記起動処理において、前記設定条件に基づいて前記主記憶手段の前記不揮発性メモリから読み出した前記第1プログラムを実行すること
    を特徴とする画像形成装置。
  6. コンピュータに、
    プログラムを実行する機能と、
    読み書き可能であって電源を供給しなくても記憶している情報を保持することが可能な不揮発性メモリに、前記プログラムとして起動処理で最初に実行される第1プログラムと当該第1プログラムの実行後に実行される第2プログラムとを記憶する第1記憶領域と、当該プログラムを実行することに伴って生じるデータを記憶する第2記憶領域とを設定する機能と、
    前記不揮発性メモリと接続するとともに、当該不揮発性メモリとの間において、前記プログラムおよび前記データの授受を行う機能と、
    読み書き可能であって電源を供給しなくても記憶している情報を保持することが可能な他の不揮発性メモリに、前記不揮発性メモリとの間において前記プログラムおよび前記データの授受を行うために設定される設定条件を記憶させる機能と
    前記起動処理において、前記設定条件に基づいて前記不揮発性メモリから読み出した前記第1プログラムを実行する機能と
    を実現させるプログラム。
  7. 前記不揮発性メモリと接続する前に、前記設定条件として、当該不揮発性メモリとの間で通信を行う際の通信条件を設定する機能をさらに有し、
    前記設定条件を記憶させる機能では、前記通信条件を当該設定条件として前記他の不揮発性メモリに記憶させることを特徴とする請求項6記載のプログラム。
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