JP4953789B2 - 画像処理装置、記録装置、画像処理方法、プログラム、および記憶媒体 - Google Patents

画像処理装置、記録装置、画像処理方法、プログラム、および記憶媒体 Download PDF

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Description

本発明は、誤差拡散方式による画像データの量子化処理を高速に行うことができる画像処理装置、記録装置、画像処理方法、プログラム、および記憶媒体に関するものである。
集積回路技術の一層の進展や情報通信技術の急速な発達に伴い、パーソナルコンピュータやデジタルカメラ等の情報機器は、オフィス用途および家庭用途として広く普及し、その性能も著しく向上している。また、こうした情報機器の普及によって、出力装置としての記録装置の需要もますます増大してきている。なかでも複数色のインク液滴によって画像を記録するインクジェット記録装置は、さまざまな産業分野において、また家庭用途として広く利用されている。特に近年は、インクジェット記録技術の高度化が進み、カラー写真のような高精細なカラー画像を出力可能な記録装置や、A0幅やB0幅の大型の記録媒体に出力可能な記録装置が開発されている。
インクジェット記録装置は、ノズルを構成する多数の細孔(ノズルを形成する吐出口)が形成された記録ヘッドを用いて画像記録するものであり、それらの吐出口から、各色のインクを微小な液滴として吐出する構成となっている。いわゆるシリアルスキャン方式のインクジェット記録装置においては、記録媒体と対向する位置における記録ヘッドの主走査方向の往復移動と、その主走査方向と交差する方向における記録媒体の移動と、を伴って、記録媒体上に画像が記録される。複数のノズルは、主走査方向と交差する方向に沿って配列されてノズル列を形成する。記録装置に装着されたインクタンクに、各色のインクが貯留されており、このインクタンクから記録ヘッドに供給されたインクがノズルから吐出される。
インクジェット記録装置において扱う画像データは、各インク色について、画素毎にインク滴を吐出するか否かを表す2値データである。一方、記録装置に記録を指示するコンピュータ装置等のホスト装置上において扱う画像データは、例えば、各インク色について、画素毎に8ビットや10ビット、すなわち256階調や1024階調で表現される高階調画像データである。したがって、インクジェット記録装置において記録を行うためには、高階調画像データを2値の画像データに変換する2値化処理、すなわち量子化処理を行う必要がある。
量子化処理を行う方式としては、誤差拡散方式とディザ方式とが広く知られている。誤差拡散方式は、各画素について、画素値としきい値とを比較して量子化を行うと共に、量子化処理により発生する量子化誤差を未処理の周辺画素に分配する量子化方式である。誤差拡散方式では、量子化処理によっても画像全体の濃度が保存されるため、良好な擬似階調表現が可能である。
シリアルスキャン方式のインクジェット記録装置において、画像データに誤差拡散方式の量子化処理を施す場合、記録ヘッドの主走査方向の移動を伴って記録される1ライン分の画素に対して、その一方端の画素から他方端の画素に向かう順序で量子化処理を行う。1ライン分の画素の量子化処理が終了すると、副走査方向に隣接する次の1ライン分の画素に対して、同様に量子化処理を行う。このようにして、画像全体の画像データに対しての量子化処理を行う。量子化処理により発生する量子化誤差は、量子化対象の注目画素と同一ライン上の画素、または、そのラインと副走査方向において隣接するライン上の画素に、拡散することができる。例えば、図16に示すように、注目画素Pの量子化誤差が拡散される画素として、注目画素Pと同一ラインL1上の未処理の画素A、B、H、I、および隣接ラインL2上の各画素C、D、E、F、Gの中から、全部または一部が選択できる。この場合、同一ラインL1上の画素に対して拡散する誤差データは、それらの画素が処理されるまでの間、誤差拡散回路内のバッファに一時的に保存される。また、隣接ラインL2上の画素に対して拡散する誤差データは、1ライン分まとめて誤差メモリに格納され、その隣接ラインL2の量子化処理時に、その隣接ラインL2上の画素の処理に合わせて誤差メモリから読み出される。
ところで、記録画像の高精細化や記録用紙サイズの大型化により、記録装置が扱う画像データのサイズは、従前に比べて増大化している。また、記録装置におけるプリンタエンジンの高機能化や記録ヘッドの大型化により、従来よりも高速な記録処理が実現されるようになっている。したがって、大容量の記録データをより高速に処理することが求められており、特に、誤差拡散方式による量子化処理の高速化が必要となっている。
特許文献1には、誤差メモリに誤差データを書き込むに当たり、シグモイド型の関数に近似した関数に基づいて誤差データのビット数を削減することによって、メモリアクセス回数を低減する画像処理装置が開示されている。
特開2001−285633号公報
しかしながら、上述した従来例の画像処理装置では、ビット数を削減した誤差データから元の誤差データを完全に復元することができず、画像品位が低下するという問題があった。
本発明の目的は、記録画像の品位の低下を回避しつつ、誤差拡散方式による画像データの量子化処理を高速に行うことができる画像処理装置、記録装置、画像処理方法、プログラム、および記憶媒体を提供することにある。
本発明の画像処理装置は、各画素の諧調を表現する画像データを量子化処理するための方式として、注目画素の誤差データを当該注目画素の周辺の周辺画素に分散させる誤差拡散方式を用いる画像処理装置において、複数ビットで表される誤差データの誤差値が基準値以下であるか否か判定する第1の判定手段と、前記第1の判定手段により誤差値が基準値以下であると判定された場合に、当該誤差データから、前記基準値を超えた誤差値の表現が可能な予め決められたビット数の上位ビット部分を除くことによって、当該誤差データを圧縮誤差データに変換する変換手段と、処理対象の誤差データが前記変換手段により変換された圧縮誤差データであるか否か判定する第2の判定手段と、前記第2の判定手段により処理対象の誤差データが圧縮誤差データであると判定された場合、前記圧縮誤差データに、前記変換手段によって除かれた上位ビットを加えることによって、前記誤差データの誤差値を復元し、圧縮誤差データでないと判定された場合、誤差データに含まれる誤差値をそのまま用いる処理手段と、を備えることを特徴とする。
本発明の記録装置は、各画素の諧調を表現する画像データを量子化処理するための方式として、注目画素の誤差データを当該注目画素の周辺の周辺画素に分散させる誤差拡散方式を用い、当該誤差拡散方式により量子化処理した前記画像データに基づいて、画像を記録する記録装置において、複数ビットで表される誤差データの誤差値が基準値以下であるか否か判定する第1の判定手段と、前記第1の判定手段により誤差値が基準値以下であると判定された場合に、当該誤差データから、前記基準値を超えた誤差値の表現が可能な予め決められたビット数の上位ビット部分を除くことによって、当該誤差データを圧縮誤差データに変換する変換手段と、処理対象の誤差データが前記変換手段により変換された圧縮誤差データであるか否か判定する第2の判定手段と、前記第2の判定手段により処理対象の誤差データが圧縮誤差データであると判定された場合、前記圧縮誤差データに、前記変換手段によって除かれた上位ビットを加えることによって、前記誤差データの誤差値を復元し、圧縮誤差データでないと判定された場合、誤差データに含まれる誤差値をそのまま用いる処理手段と、を備えることを特徴とする。
本発明の画像処理方法は、各画素の諧調を表現する画像データを量子化処理するための方式として、注目画素の誤差データを当該注目画素の周辺の周辺画素に分散させる誤差拡散方式を用いる画像処理方法において、複数ビットで表される誤差データの誤差値が基準値以下であるか否か判定する工程と、誤差値が基準値以下であると判定された場合に、当該誤差データから、前記基準値を超えた誤差値の表現が可能な予め決められたビット数の上位ビット部分を除くことによって、当該誤差データを圧縮誤差データに変換する工程と、処理対象の誤差データが圧縮誤差データであるか否か判定する工程と、圧縮誤差データであると判定された場合、前記圧縮誤差データに、前記除かれた上位ビットを加えることによって、前記誤差データを復元する工程と、圧縮誤差データでないと判定された場合、誤差データに含まれる誤差値をそのまま用いる工程と、を含むことを特徴とする。
本発明のプログラムは、上記の画像処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムコードを有することを特徴とする。
本発明のコンピュータにより読み取り可能な記憶媒体は、上記のプログラムが格納されたことを特徴とする。
本発明によれば、誤差データによって表現される誤差値が基準値以下のときに、その基準値を超えた誤差値の表現が可能なデータ部分の少なくとも一部を除くことによって、誤差データを圧縮する。これにより、誤差データを完全に復元可能に圧縮して、記録画像の品位の低下を回避することができると共に、誤差拡散方式による画像データの量子化処理を高速に行うことができる。より具体的には、誤差メモリへの誤差データの格納、および、その誤差メモリからの誤差データの読み出しのためのアクセス回数を低減して、量子化処理の高速化を図ることができる。
以下、本発明を記録装置に適用した場合の好適な実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図15は、本発明を適用可能なインクジェット記録装置100におけるプリンタエンジン118の部分の概略斜視図である。
本例の記録装置100はシリアルスキャン方式の記録装置であり、ガイド軸51,52によって、キャリッジ53が矢印Xの主走査方向に移動自在にガイドされている。キャリッジ53は、キャリッジモータおよびその駆動力を伝達するベルト等の駆動力伝達機構により、主走査方向に往復動される。キャリッジ53には、記録ヘッドと、その記録ヘッドにインクを供給するインクタンクが搭載される。本例の場合、それらの記録ヘッドとインクタンクは、インクジェットカートリッジ54を構成する。記録ヘッドには、インクを吐出可能な吐出口が主走査方向と交差する方向に配列されて、ノズル列が形成されている。吐出口からインクを吐出させるための手段としては、電気熱変換体(ヒータ)やピエゾ素子などを用いることができる。電気熱変換体を用いた場合には、その電気熱変換体の発熱によってインクを発泡させ、その発泡エネルギーを利用して、吐出口からインクを吐出させることができる。
被記録媒体としての用紙Pは、装置の前端部に設けられた挿入口55から挿入された後、その搬送方向が反転されてから、送りローラ56によって矢印Yの副走査方向に搬送される。記録装置100は、記録ヘッドを主走査方向に移動させつつ、プラテン57上の用紙Pのプリント領域に向かってインクを吐出させる記録動作と、その記録幅に対応する距離だけ用紙Pを副走査方向に搬送する搬送動作と、を繰り返す。これによって、用紙P上に順次画像が記録される。
キャリッジ53の移動領域における図15中の左端には、キャリッジ53に搭載された記録ヘッドの吐出口の形成面と対向する回復系ユニット(回復処理手段)58が設けられている。回復系ユニット58には、記録ヘッドの吐出口のキャッピングが可能なキャップと、そのキャップ内に負圧を導入可能な吸引ポンプなどが備えられている。そして、吐出口を覆ったキャップ内に負圧を導入することにより、吐出口からインクを吸引排出させて、記録ヘッドの良好なインク吐出状態を維持すべく回復処理(「吸引回復処理」ともいう)をする。また、キャップ内に向かって、吐出口から画像の寄与しないインクを吐出させることによって、記録ヘッドの良好なインク吐出状態を維持すべく回復処理(「吐出回復処理」ともいう)をすることもできる。
図1は、記録装置100の制御系のブロック構成図である。本例の記録装置100は、画像形成コントロール装置101とプリンタエンジン118とを含む。
画像形成コントロール装置101は、パーソナルコンピュータ等のホスト装置300から、記録指示のコマンドおよび記録用の画像データを受信し、受信した画像データをプリンタエンジン118によって記録可能な構成の2値の画像データに変換して出力する。画像形成コントロール装置101は、CPU102、画像処理部103、プリンタエンジンインターフェース部104、通信インターフェース部105、拡張バス回路部106、RAMコントローラ107、およびROMコントローラ108を備えている。さらに、これらの機能部(「ブロック」ともいう)は、それぞれバスライン110a〜110gを介してシステムバスブリッジ109に接続されている。本例の場合、これらのブロックは、システムLSIとして1つのパッケージに封止された画像形成コントローラASIC(Application Specific Integrated Circuit)111として構成されている。
また、画像形成コントロール装置101は、機能拡張ユニットを装着可能な拡張スロット112、RAM部115、およびROM部117を備える他、図示しない操作部、表示部、および電源回路部等を備えている。
CPU102は、画像形成コントロール装置101全体の制御を司る。CPU102は、ROM部117またはRAM部115に格納されたプログラムを読み出し、そのプログラムの制御手順にしたがって順次制御を実行する。これによりCPU102は、画像処理部103を制御して、ホスト装置から受信した画像データを2値の画像データである画像形成データに変換する。またCPU102は、通信インターフェース部105、およびプリンタエンジンインターフェース部104の制御等を行う。通信インターフェース部105は、ホスト装置と通信するためのものである。またプリンタエンジンインターフェース部104は、通信プロトコルの解釈、および画像処理部103にて生成された2値の画像データのプリンタエンジン118への転送を行なう。
画像処理部103は、上述したように、ホスト装置から受信した画像データをプリンタエンジン118にて記録可能な2値の画像データに変換する機能を備えている。この画像処理部103の詳細な構成については後述する。
プリンタエンジンインターフェース部104は、画像形成コントロール装置101とプリンタエンジン118との間にてデータの送受信を行う。プリンタエンジンインターフェース部104は、DMAC(Dynamic Memory Access Controller;ダイナミックメモリアクセスコントローラ)を有する。このプリンタエンジンインターフェース部104は、画像処理部103にて生成されてRAM部115に格納されている2値の画像データを、RAMコントローラ107を介して順次読み出して、プリンタエンジン118に転送する機能を備えている。
通信インターフェース部105は、パーソナルコンピュータやワークステーション等のホスト装置300と、記録装置100と、の間にてデータの送受信を行う機能を備えている。さらに、この通信インターフェース部105は、ホスト装置300から受信した画像データをRAMコントローラ107を介してRAM部115に格納する機能を備えている。通信インターフェース部105の通信方式は、USB(Universal Serial Bus)やIEEE1394などの高速シリアル通信、あるいはIEEE1284などのパラレル通信などであってもよい。さらに、通信インターフェース部105の通信方式は、100BASE−TX等のネットワーク通信などいずれの方式であってもよく、また、これらの複数の通信方式を用いるものであってもよい。さらに、その通信方式は、有線による通信方式に限らず、無線による通信方式であってもよい。
拡張バス回路部106は、拡張スロット112に装着した機能拡張ユニットを制御する機能を備え、拡張バス113を介して、機能拡張ユニットにデータを送信する制御、および機能拡張ユニットが出力するデータを受信する制御を行う。拡張スロット112には、通信ユニットやハードディスクドライブユニットなどの装着が可能である。その通信ユニットは、USB、IEEE1394、IEEE1284、あるいはネットワーク通信などによるホスト装置300との間の通信機能を提供し、またハードディスクドライブユニットは、大容量の記憶機能を提供する。
画像処理部103、通信インターフェース部105、および拡張バス回路部106は、プリンタエンジンインターフェース部104と同様にDMACを有し、メモリアクセス要求を発行する機能を備えている。
RAMコントローラ107はRAM部115の制御機能を備え、そのRAM部115は、RAMバス114を介して画像形成コントローラASIC111に接続される。RAMコントローラ107は、CPU102およびDMACを有する各ブロックと、RAM部115と、の間において、書き込みまたは読み出しされるデータを中継する。RAMコントローラ107は、CPU102および各ブロックからの読み出し要求や書き込み要求に応じて、必要な制御信号を生成することにより、RAM部115への書き込みやRAM部115からの読み出しを実現する。
ROM部117は、ROMバス116を介して画像形成コントローラASIC111に接続され、ROMコントローラ108は、そのROM部117の制御を行うための機能を備えている。ROMコントローラ108は、CPU102からの読み出し要求に応じて、必要な制御信号を生成する。これによりROMコントローラ108は、予めROM部117に格納された制御手順(プログラム)やデータを読み出して、読み出した内容をシステムバスブリッジ109を介してCPU102に送り返す。また、ROM部117は、フラッシュメモリ等の電気的に書き換え可能なデバイスによって構成することができる。この場合、ROMコントローラ108は、必要な制御信号を発生してROM部117の内容を書き換えるための機能を備える。
システムバスブリッジ109は、画像形成コントローラASIC111を構成する各ブロック間を接続するための機能を備える。さらにシステムバスブリッジ109は、複数のブロックから同時にアクセス要求が発行された場合に、バス権を調停するための機能を備えている。CPU102、およびDMACを有する各ブロックは、RAM部115へのアクセス要求をRAMコントローラ107を介してほぼ同時に発行する場合がある。この場合、システムバスブリッジ109は、予め指定されたプライオリティーにしたがって適切に調停を行う。
RAM部115は、同期DRAM等によって構成される。RAM部115は、CPU102が実行する制御手順(プログラム)の格納機能、画像処理部103において生成された2値の画像データの一時的な記憶機能、およびCPU102のワークメモリとしての機能などを提供するメモリブロックである。また、RAM部115は、通信インターフェース部105がホスト装置300から受信した画像データの一時的なバッファリング機能を備える。さらに、RAM部115は、拡張バス113を介して接続された機能拡張ユニットとの間にて受け渡しされるデータを、一時保存するための機能などをも備える
ROM部117は、フラッシュメモリ等によって構成され、CPU102が実行する制御手順(プログラム)および記録制御に必要なパラメータを格納する。フラッシュメモリは、電気的に書き換え可能で不揮発性のデバイスであり、決められたシーケンスにしたがって制御手順やパラメータを書き換えることが可能である。
さらに、各回路ブロックは、動作モード等を設定するためのレジスタを備える。またCPU102は、図示しないレジスタアクセスバスを介して、各回路ブロックの動作モード等を設定することが可能である。
プリンタエンジン118は、画像形成コントロール装置101から送出される2値の画像データに基づいて、記録媒体P上に画像を記録する記録機構である。本例のプリンタエンジン118は、インクジェット方式の記録ヘッド(インクジェット記録ヘッド)を用い、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、黒(K)、ライトシアン(LC)、およびライトマゼンタ(M)の6色のインクによって画像を記録する。つまり、記録ヘッドをキャリッジ53(図15参照)と共に主走査方向に移動させつつ、それらのインクを記録ヘッドの吐出口から吐出する動作と、記録媒体Pを副走査方向に搬送する動作と、を繰り返すことによって、記録媒体P上に順次画像を記録する。それぞれのインク色毎に対応する吐出口は、主走査方向と交差する方向(本例の場合は、直交する方向)に沿って列状に並ぶように、複数形成されている。
図2は、画像処理部103のブロック構成、および、この画像処理部103によって処理される画像データの形式の説明図である。
本例の画像処理部103は、色変換処理部201、量子化処理部202、誤差データ圧縮部203、誤差データ伸長部204、およびレジスタ部205を含む。さらに画像処理部103は、画像データリードDMAC206、画像データライトDMAC207、誤差データリードDMAC208、および誤差データライトDMAC209を含む。
色変換処理部201は、ホスト装置300から受信した入力画像データの色空間を、プリンタエンジン118において用いられるインクの色によって表される色空間に変換する。本例の場合、ホスト装置300上における画像データは、赤(R)、緑(G)、青(B)のそれぞれについて8ビットずつのデータによって、各画素を表現する。色変換処理部201は、この画像データの色空間を、各画素をインクの色(C、M、Y、K、LC、およびLM)毎に10ビットのデータによって表現する色空間に変換する。また色変換処理部201は、プリンタエンジン118の出力特性に応じたガンマ補正もあわせて行う。
量子化処理部202は、それぞれのインク色毎の画素要素について、誤差拡散方式による二値化処理を行うための機能を備えている。量子化処理部202は、注目画素に対して、その注目画素の周辺画素から拡散される量子化誤差を加算して、その値をしきい値と比較することによって、2値化処理すなわち量子化処理を行う。注目画素から発生する量子化誤差は、その周辺の未処理の画素へ拡散され、これにより、画像データの全体としての濃度値が保存される。
誤差データ圧縮部203は、量子化処理部202が未処理の周辺画素に対して拡散させる量子化誤差(「拡散誤差」および「誤差データ」ともいう)の内、隣接ラインの画素に拡散する誤差データのデータ量を圧縮するための機能を備えている。圧縮処理された誤差データは、誤差データライトDMAC(書き込み手段)209に送られて、誤差メモリ(記憶手段)に格納される。誤差データの圧縮処理方法については後述する。
誤差データ伸長部204は、誤差データ圧縮部203により圧縮処理された誤差データを元のデータに伸長するための機能を備えている。この誤差データ伸長部204は、圧縮処理された誤差データを誤差データリードDMAC208を介して受け取って伸長処理し、その伸長処理によって復元した誤差データを量子化処理部202に転送する。
本例の場合、隣接ラインL2に拡散する誤差データは、各インク色のいずれに対応する誤差データに関しても、図3(a)に示すように、正負の符号部の1ビットを含めた11ビットによって表現され、負数は2の補数により表される。正の誤差データは、図3(b)に示すようにMSBが「0」のデータであり、負の誤差データは、図3(c)に示すようにMSBが「1」のデータである。
レジスタ部205は、画像処理の開始を指示する画像処理起動レジスタ、実行する画像処理の内容およびパラメータを指定するコマンド・パラメータレジスタ等を備えたレジスタ群から構成される。また、レジスタ部205は、圧縮処理および伸長処理に関するパラメータを設定するレジスタを有している。
画像データリードDMAC206は、RAM部115に格納された入力画像データを読み出すためのDMACである。また、画像データライトDMAC207は、入力画像データの量子化処理によって生成された2値の画像データをRAM部115に格納するためのDMACである。
誤差データリードDMAC208は、隣接ラインから拡散される誤差データを誤差メモリから読み出すためのDMACである。誤差メモリは、圧縮誤差データを含む誤差データを記憶可能である。また、誤差データライトDMAC209は、隣接ラインに拡散する誤差データを誤差メモリに格納するためのDMACである。本例の誤差メモリは、RAM部115の一部として構成される。
次に、量子化処理部202の動作について説明する。
まず量子化処理部202は、注目画素を含むライン(画素列)の前のライン(以下、「前ライン」ともいう)からの拡散される誤差データを読み出す。そして、その誤差データによって表現される誤差値を、色変換処理部201から出力された注目画素の画像データが表現する階調値に加算する。前ラインからの拡散される誤差データは、誤差データ圧縮部203により圧縮処理されてRAM部115に格納されている。RAM部115から読み出された誤差データは、誤差データ伸長部204により伸長処理されて元の誤差データに復元されてから、量子化処理部202に送られる。また、注目画素に対しては、それが含まれる同一のライン(以下、「同一ライン」ともいう)上の処理済みの画素から拡散される誤差データも加算される。同一ラインの画素から拡散される誤差データは、量子化処理部202内の図示しないバッファに一時的に記憶される。同一ラインおよび前ラインの画素からの誤差データを注目画素に拡散した後、その注目画素における色要素毎の画像データをしきい値と比較して量子化し、その量子化した2値の記録データを画像データライトDMAC207によってRAM部115に格納する。量子化処理は、画素列毎に行なわれる。
量子化処理によって発生する注目画素「P」の量子化誤差は、図4に示す拡散係数にしたがって、未処理の周辺画素に拡散される。同一ラインL1上の画素「A」および「B」に拡散される誤差データは、量子化処理部202内の図示しないバッファに保存する。また、隣接ラインL2上の画素「C」、「D」および「E」に拡散される誤差データは、量子化処理部202内のバッファに一旦記憶されてから、同一画素に対して拡散される誤差データが全て足し合わされる。合算された誤差データは、誤差データ圧縮部203にて圧縮処理されてから、誤差データライトDMAC209を介してRAM部115に格納される。
すなわち、図5中の隣接ラインL2上の画素「X」に対して拡散される誤差データは、以下の第1、第2、および第3の3つの誤差データを合算したものとなる。第1の誤差データは、図5(a)の注目画素「R」画素から、図4の画素「E」の拡散係数(1/16)にしたがって拡散される誤差データである。第2の誤差データは、図5(b)の注目画素「S」から、図4の画素「D」の拡散係数(1/4)にしたがって拡散される誤差データである。第3の誤差データは、図5(c)の注目画素「T」から、図4の画素「C」の拡散係数(1/8)にしたがって拡散される誤差データである。
画像処理部103は、CPU102からレジスタ部205への書き込みによって画像処理の開始が指示されると、RAM部115に格納された入力画像データをラインの一方端の画素から他方端の画素まで順次読み出して、色変換処理および量子化処理を行う。画像処理部103は、このような処理(「ライン処理」ともいう)が終了すると、CPU102に対して割り込みを発行して、ライン処理の完了を通知する。CPU102からの指示により、副走査方向に隣接するラインの画素列についても同様のライン処理を行うことにより、画像データ全体の2値化処理が実現できる。2値化された画像データ(出力画像データ)は、順次RAM部115に格納され、そしてプリンタエンジンインターフェース部104によってプリンタエンジン118へ送出されることにより、その画像データに基づいて記録媒体P上に画像が記録される。
次に、本例における記録装置の動作について説明する。
図6は、入力画像データを量子化処理するときの画像処理部103の動作手順を説明するためのフローチャートである。画像処理部103は、量子化処理の実行が指示されたときに、図6のフローチャートにしたがって画像処理動作を実行して、量子化処理を行う。
すなわち画像処理部103は、ステップS601にて、注目画素の画像データを画像データリードDMAC206を介してRAM部115から読み出してから、ステップS602へ進む。次に画像処理部103は、ステップS602にて、注目画素の画像データをインク色によって表現される画像データに変換してから、ステップS603へ進む。その変換処理は、色変換処理部201によって行う。次に画像処理部103は、ステップS603にて、C、M、Y、K、LC、およびLMの各色の要素毎に、注目画素の画像データを誤差拡散方式により量子化してから、ステップS604へ進む。この量子化処理については後述する。
次に画像処理部103は、ステップS604にて、1ライン分の画素の処理が終了したか否かを判定し、未処理の画素が残っている場合にはステップS601へ戻る。1ライン分の全ての画素の処理が終了している場合には、本処理動作を終了する。
本例では、図6のフローチャートにしたがう処理をハードウエア記述言語(Hardware Description Language;HDL)によって記述して、論理合成を行うことにより、本画像処理動作の実行が可能な論理回路を生成する。そして、その論理回路によって画像処理部103を構成する。
次に、図7を参照して、図6におけるステップS603の量子化処理の手順について説明する。
まず画像処理部103は、図7のステップS701にて、圧縮処理されてRAM部115に格納されている前ライン上の画素の拡散誤差を、誤差データリードDMAC208を介して読み出す。その前ライン上の画素の拡散誤差は、処理対象のライン(以下、「本ライン」ともいう)の前のラインから、本ラインの画像データに拡散される誤差データである。その読み出した誤差データは、誤差データ伸長部204によって伸長してから、本ラインの画像データに加算する。
画像処理部103は、次のステップS702にて、量子化処理部202内のバッファに格納された拡散誤差、つまり本ラインと同じ同一ライン上の画素から拡散される誤差データを、本ラインの画像データに加算してから、ステップS703へ進む。画像処理部103は、ステップS703にて、周辺画素から拡散される誤差データが加算された画像データを、図示しないレジスタに格納されたしきい値と比較することによって、2値の画像データを生成し、それからステップS704へ進む。画像処理部103は、ステップS704にて生成した2値の画像データを画像データライトDMAC207を介してRAM部115へ書き込んでから、ステップS705へ進む。画像処理部103は、ステップS705にて、図4に示す拡散係数にしたがって発生した量子化誤差を周辺の量子化未処理の画素に拡散して、本処理動作を終了する。このステップS705により拡散される誤差データの内、同一ライン上の画素に拡散される誤差データは、量子化処理部202内のバッファに格納する。一方、隣接ライン上の画素に拡散される誤差データは、前述したように一旦バッファに格納され、そして注目画素に対して拡散される誤差データを全て合算した後に、誤差データ圧縮部203により圧縮処理される。その圧縮処理された誤差データは、誤差データライトDMAC209を介してRAM部115に格納される。
次に、図8のフローチャートに基づいて、誤差データを圧縮処理する誤差データ圧縮部203の動作手順について説明する。
誤差データ圧縮部203は、テップS801において、量子化処理部202から受け取った誤差データの符号部と、数値部の上位6ビットのそれぞれと、が一致するか否かを判定する。符号部と、数値部の上位6ビットのそれぞれと、が一致する場合は、ステップS802へ進み、それらが一致しない場合はステップS803へ進む。符号部と比較する数値部の上位ビットの数は、レジスタ部205の図示しないレジスタに設定する。
誤差データの符号部と、数値部の上位6ビットのそれぞれと、が一致する場合、誤差データ圧縮部203は、ステップS802において、符号部と、数値部の下位4ビットと、を組み合わせた5ビットのデータに、識別子「0」を組み合わせ、つまり連接する。これにより、具体例をもって後述するように、誤差データを6ビットのデータに圧縮する。その後、ステップS804へ進む。一方、符号部と、数値部の上位6ビットのそれぞれと、が一致しない場合、誤差データ圧縮部203は、ステップS803において、符号部と、10ビットの数値部と、から成る11ビットの誤差データに、識別子「1」を組み合わせ、つまり連接する。これにより、具体例をもって後述するように、誤差データが12ビットのデータとなる。その後、ステップS804へ進む。
誤差データ圧縮部203は、ステップS804において、C、M、Y、K、LC、およびLMの全ての色要素毎に対応する画素について、誤差データの処理が終了したか否かを判定する。未処理の画素が残っている場合にはステップS801へ戻り、全ての色要素毎に対応する画素についての誤差データの処理が終了した場合には、ステップS805へ進む。誤差データ圧縮部203は、ステップS805において、処理した全ての色要素毎に対応する画素の誤差データを連接し、その一連の誤差データを誤差データライトDMAC209を介してRAM部115に格納してから、本処理動作を終了する。
このように、図8のフローチャートにしたがった処理を行うことにより、誤差データの圧縮が可能になる。
例えば、図9(a)に示すような誤差データ、つまり符号部が「0」である正の誤差データであって、数値部の上位6ビットが「000000」である誤差データは、図9(b)に示すような6ビットのデータに変換される。その6ビットのデータは、符号部「0」と、数値部の下位4ビットと、を組み合わせた5ビットのデータに、識別子「0」を付加したデータである。同様に、図10(a)に示すような誤差データ、つまり符号部が「1」である負の誤差データであって、数値部の上位6ビットが「111111」である誤差データは、図10(b)に示すような6ビットのデータに変換される。その6ビットのデータは、符号部「1」と、数値部の下位4ビットと、を組み合わせた5ビットのデータに、識別子「0」を付加したデータである。
一方、符号部と、数値部の上位6ビットのそれぞれと、が一致しない場合は、図9(c)および図10(c)に示すように、元の誤差データに識別子「1」を連接した12ビットのデータに変換される。
したがって、誤差データによって表現される誤差値の絶対値が16よりも小さい場合、つまり誤差データの絶対値が数値部の下位4ビットによって表現可能な最大絶対値の15(基準値)以下の場合には、誤差データが圧縮される。すなわち、11ビットで表現される元の誤差データが6ビットのデータに圧縮される。このように、誤差データによって表現される誤差値が基準値以下のときに誤差データを圧縮した分、RAM部115へのアクセス回数の低減が可能となる。
次に、図11のフローチャートに基づいて、圧縮された拡散誤差データ(圧縮誤差データ)を伸長処理する誤差データ伸長部204の動作手順について説明する。
誤差データ伸長部204は、ステップS1101において、誤差データリードDMAC208を介してRAM部から読み出した誤差データ(圧縮処理された誤差データ)について、先頭の1ビットの識別子が「0」であるか否かを判定する。その識別子が「0」の場合にはステップS1102へ進み、その識別子が「1」の場合にはステップS1103へ進む。
誤差データ伸長部204は、ステップS1102において、識別子に続く数値部が4ビットである誤差データを、数値部が10ビットの誤差データに伸長してから、ステップS1104へ進む。このステップS1102の処理により、図9(b)および図10(b)に示すように圧縮処理された誤差データは、それぞれ図9(a)および図10(a)に示すような元の誤差データ、つまり数値部が10ビットの元の誤差データに復元される。
一方、識別子が「1」の場合、誤差データ伸長部204は、ステップS1103において、先頭の識別子の1ビットを削除して11ビットの誤差データを復元してから、ステップS1104へ進む。このステップS1103の処理により、図9(c)および図10(c)に示す形式のデータから識別子が取り除かれて、符号部と、10ビットの数値部と、からなる誤差データが復元される。
誤差データ伸長部204は、ステップS1104において、C、M、Y、K、LC、およびLMの全ての色要素毎に対応する画素について、伸長処理が終了したか否かを判定する。その伸長処理が未処理の画素が残っている場合にはステップS1101へ戻り、全ての色要素毎に対応する画素についての伸長処理が終了した場合にはステップS1105へ進む。誤差データ伸長部204は、ステップS1105において、伸長した全ての色要素毎に対応する画素の誤差データを量子化処理部202に転送してから、本処理動作を終了する。
本例では、図7、図8、および図11のフローチャートにしたがった処理をハードウエア記述言語によって記述して論理合成を行うことにより、誤差データの圧縮処理および伸長処理の実行が可能な論理回路を生成して、画像処理部を構成する。この場合、それぞれの色要素毎の画素に対する処理を同時に実行させるための同期回路を生成することが可能である。また、図6から図8、および図11のフローチャートを、状態機械を構成して記述し、それぞれの色要素毎の画素に対する処理を順次実行するための回路を生成することも可能である。
(第2の実施形態)
上述した第1の実施形態においては、誤差データの絶対値が所定値よりも小さい場合に、誤差データの圧縮処理を行う記録装置について説明した。本発明は、このような実施形態に限定されるものではなく、誤差データの値に応じて、複数の圧縮処理方法の中から1つの圧縮処理方法を選択して実行する記録装置を構成することもできる。
以下、本発明を選択可能な2つの圧縮処理方法を有する記録装置に適用した場合の例について説明する。なお、本実施形態における記録装置の構成および画像処理部の構成は、上述した実施形態の図1、図2、および図15と同一である。
図12は、本実施形態の記録装置における誤差データ圧縮部203の動作手順を示すフローチャートである。
誤差データ圧縮部203は、ステップS1201において、量子化処理部202から受け取った誤差データについて、その符号部と、数値部の上位7ビットのそれぞれと、が一致するか否かを判定する。符号部と、数値部の上位7ビットのそれぞれと、が一致する場合にはステップS1203へ進み、それらが一致しない場合にはステップS1202へ進む。
誤符号部と、数値部の上位7ビットのそれぞれと、が一致しないと判定された場合、誤差データ圧縮部203は、ステップS1202において、符号部と、数値部の上位4ビットのそれぞれと、が一致するか否かを判定する。符号部と、数値部の上位4ビットのそれぞれと、が一致する場合にはステップS1204へ進み、それらが一致しない場合にはステップS1205へ進む。ステップS1201およびステップS1202において符号部と比較する数値部の上位ビットの数は、それぞれレジスタ部205の図示しないレジスタに設定する。
ステップS1201において、符号部と、数値部の上位7ビットのそれぞれと、が一致すると判定された場合、誤差データ圧縮部203は、ステップS1203において、誤差データを6ビットのデータに圧縮する。すなわち、後述するように、符号部と、数値部の下位3ビットと、を組み合わせた4ビットのデータに、識別子「10」(2ビット)を連接する。それから、ステップS1206へ進む。
また、ステップS1202において、符号部と、数値部の上位4ビットのそれぞれと、が一致すると判定された場合、誤差データ圧縮部203は、ステップS1204において、誤差データを8ビットのデータに圧縮する。すなわち、後述するように、符号部と、数値部の下位6ットと、を組み合わせた7ビットのデータに、識別子「0」(1ビット)を連接する。それから、ステップS1206へ進む。一方、ステップS1202において、符号部と、数値部の上位4ビットのそれぞれと、が一致しないと判定された場合、誤差データ圧縮部203の処理はステップS1205に進む。そして、そのステップS1205において、符号部と10ビットの数値部とから成る元々の誤差データに、識別子「11」(2ビット)を連接してから、ステップS1206へ進む。
誤差データ圧縮部203は、ステップS1206において、C、M、Y、K、LC、およびLMの全ての色要素毎に対応する画素について、誤差データの圧縮処理が終了したか否かを判定する。その圧縮処理が未処理の画素が残っている場合にはステップS1201へ戻り、全ての色要素毎に対応する画素についての圧縮処理が終了した場合にはステップS1207へ進む。誤差データ圧縮部203は、ステップS1207において、圧縮処理した全ての色要素毎に対応する画素の誤差データを連接して、その一連のデータを誤差データライトDMAC209を介してRAM部115に格納してから、本処理動作を終了する。
図12のフローチャートにしたがった圧縮処理を行うことにより、誤差データの圧縮が可能となる。例えば、図13(a)に示す誤差データ、つまり符号部が「0」である正の誤差データであって、数値部の上位7ビットが「0000000」である誤差データは、図13(b)に示すような6ビットのデータに変換される。その6ビットのデータは、符号部「0」と、数値部の下位3ビットと、を組み合わせた4ビットのデータに、識別子「10」(2ビット)を付加(付与)したデータである。同様に、図14(a)に示すような誤差データ、つまり符号部が「1」である負の誤差データであって、数値部の上位7ビットが「1111111」である誤差データは、図14(b)に示すような6ビットのデータに変換される。その6ビットのデータは、符号部「1」と、数値部の下位3ビットと、を組み合わせた4ビットのデータに、識別子「10」(2ビット)を付加したデータである。
また、図13(c)に示すような誤差データ、つまり符号部が「0」であって、数値部の上位4ビットが「0000」である誤差データは、図13(d)に示すような8ビットのデータに変換される。その8ビットのデータは、符号部と、数値部の下位6ビットと、を組み合わせた7ビットのデータに、識別子「0」(1ビット)を付加したデータである。同様に、図14(c)に示すような誤差データ、つまり符号部が「1」であって、数値部の上位4ビットが「1111」である誤差データは、図14(d)に示すような8ビットのデータに変換される。その8ビットのデータは、符号部と、数値部の下位6ビットと、を組み合わせた7ビットのデータに、識別子「0」(1ビット)を付加したデータである。
一方、符号部と、数値部の上位4ビットのそれぞれと、が一致しない場合には、図13(e)および図14(e)に示すように、元の11ビットの誤差データに、識別子「11」(2ビット)が連接されて、13ビットのデータに変換される。
したがって、誤差データの絶対値が8よりも小さい場合、つまり数値部の下位3ビットによって表現可能な最大絶対値の7(基準値)以下の場合には、11ビットで表現される元の誤差データが6ビットのデータに圧縮される。また、誤差データの絶対値が8以上で64よりも小さいときには、誤差データが8ビットのデータに圧縮される。すなわち、数値部の下位3ビットによって表現可能な最大絶対値の7を越えて、数値部の下位6ビットによって表現可能な最大絶対値の63(基準値)以下の場合には、誤差データが8ビットのデータに圧縮される。このように、誤差データの絶対値に応じて誤差データを圧縮することにより、RAM部115へのアクセス回数の低減が可能となる。
本例においては、図12のフローチャートにしたがった処理をハードウエア記述言語によって記述して論理合成を行うことにより、誤差データの圧縮処理および伸長処理の実行が可能な論理回路を生成して、画像処理部を構成する。この場合、それぞれの色要素毎に対応する画素に対しての処理を同時に行なわせるために、同期回路を生成することが可能である。また、図12のフローチャートを、状態機械を構成して記述し、それぞれの色要素毎の画素に対しての処理を順次行なわせるための回路を生成することも可能である。
(他の実施形態)
上述の実施形態においては、画像データを量子化処理によって2値化する場合について説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、誤差拡散方式によって、画像データを3以上の階調数に量子化する多値誤差拡散方式を採用した記録装置を構成できることはいうまでもない。この場合、多値誤差拡散方式による量子化と濃度パターン法とを組み合わせることによって、2値の画像データを生成することができる。
また、上述の実施形態においては、1種類の圧縮方法または2種類の圧縮方法を有する場合について説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、3以上の圧縮方法を有し、誤差データの絶対値に応じて圧縮方法を選択する記録装置が構成できることはいうまでもない。この場合には、符号部と数値部とを比較するステップを3段階以上備え、それぞれの比較ステップと圧縮方法とを対応付けることにより、3以上の圧縮方法の中から、誤差データの絶対値に応じた圧縮方法を選択して実施することが可能になる。
また、上述の実施形態においては、負の誤差データを2の補数によって表現する場合について説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、誤差データを、符号と絶対値との組み合わせによって表現する記録装置が構成できることはいうまでもない。この場合、誤差データの数値部における上位の所定数のビットが全て「0」であるか否かを判定することにより、誤差データの圧縮方法を選択することが可能となる。つまり、誤差データの誤差値を実質的に表現する下位のビットを残して、他の上位のビットを除くことによって、誤差データを圧縮することができる。
また、上述の実施形態においては、識別子が固定値である場合について説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、他の識別子を用いる記録装置、または任意の識別子を設定可能な記録装置が構成できることはいうまでもない。この場合には、識別子を内部バッファやレジスタに設定して、誤差データの特性に合わせた識別子を使用することが可能である。
本発明は、誤差データによって表現される誤差値が基準値以下のときに、その誤差データから、基準値を超えた誤差値の表現が可能なデータ部分の少なくとも一部を除くことによって、誤差データを圧縮誤差データに変換する変換処理ができればよい。その圧縮誤差データに、変換処理によって除かれたデータ部分を加えることによって、誤差データを復元することができる。また、その基準値を複数設定し、その複数の基準値の中から、誤差値以上であって、かつ誤差値に最も近い基準値を選択して用いることにより、誤差データを圧縮誤差データに変換することができる。
また、上述の実施形態においては、CPUおよび各回路ブロックが1つのパッケージに封止されたシステムLSIとして構成される場合について説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、一部の回路ブロックまたは全部の回路ブロックをそれぞれ個別のIC等によって構成することができる。
また、上述の実施形態においては、ハードウエア記述言語により記述した内容を論理合成して論理回路を生成、その論理回路によって量子化処理を行う場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。上述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムを記憶した記憶媒体を装置に供給し、その装置やコンピュータのCPUが、記憶媒体に格納されたプログラムのプログラムコードを読み出してもよい。そのCPUが読み出したプログラムを実行することによって、量子化処理を行う場合も本発明に含まれる。この場合には、記憶媒体から読み出されたプログラム自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。プログラムを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMを用いることができる。また、コンピュータが読み出したプログラムの指示に基づき、コンピュータ上にて稼動しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も本発明に含まれる。
(その他)
本発明は、各画素の諧調を表現する画像データを量子化処理するための方式として、注目画素の誤差データをその注目画素の周辺の周辺画素に分散させる誤差拡散方式を用いる画像処理装置、および画像処理方法としても適用可能である。その画像処理装置は、前述した実施形態のように記録装置100に一体的に組み込まれる他、ホスト装置300において構成することができる。
また本発明は、画像データによって表現可能な各画素の諧調数を減らすように、誤差拡散方式によって画像データを量子化処理することができればよい。したがって、量子化処理前の画像データの階調数は3以上であればよく、また量子化処理後の画像データの階調数は、量子化処理前の画像データの階調数よりも小さくて2以上であればよい。
また本発明は、量子化処理した画像データに基づいて画像を記録するための記録方式について、限定するものではない。したがって、その記録方式は、前述したインクジェット記録方式以外の記録方式であってもよく、また、その記録方式を実現する記録装置の構成も限定されない。
本発明の第1の実施形態における記録装置のブロック構成図である。 図1における画像処理部のブロック構成図である。 (a)、(b)、(c)は、図1の記録装置において扱う拡散誤差データの形式の説明図である。 図1の記録装置における量子化処理のための拡散係数の説明図である。 (a)、(b)、(c)は、図1の記録装置における隣接ラインへの拡散誤差の合算方法を説明するための図である。 図1の記録装置における量子化処理を含む画像処理を説明するためのフローチャートである。 図6の量子化処理を説明するためのフローチャートである。 図6の量子化処理における誤差データの圧縮処理を説明するためのフローチャートである。 (a)、(b)、(c)は、符号部が正であって、図8の誤差データの圧縮処理によって変換される誤差データの説明図である。 (a)、(b)、(c)は、符号部が負であって、図8の誤差データの圧縮処理によって変換される誤差データの説明図である。 図1の記録装置における誤差データの復元処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の実施形態における誤差データの圧縮処理を説明するためのフローチャートである。 (a)、(b)、(c)、(d)、(e)は、符号部が正であって、図12の誤差データの圧縮処理によって変換される誤差データの説明図である。 (a)、(b)、(c)、(d)、(e)は、符号部が負であって、図12の誤差データの圧縮処理によって変換される誤差データの説明図である。 本発明を適用可能な記録装置の概略斜視図である。 誤差拡散方式の量子化処理において拡散される誤差データの説明図である。
符号の説明
100 記録装置
101 画像形成コントロール装置
102 CPU
103 画像処理部
111 画像形成コントローラASIC
115 RAM部
117 ROM部
118 プリンタエンジン
201 色変換処理部
202 量子化処理部
203 誤差データ圧縮部
204 誤差データ伸長部
205 レジスタ部
300 ホスト装置

Claims (14)

  1. 各画素の諧調を表現する画像データを量子化処理するための方式として、注目画素の誤差データを当該注目画素の周辺の周辺画素に分散させる誤差拡散方式を用いる画像処理装置において、
    複数ビットで表される誤差データの誤差値が基準値以下であるか否か判定する第1の判定手段と、
    前記第1の判定手段により誤差値が基準値以下であると判定された場合に、当該誤差データから、前記基準値を超えた誤差値の表現が可能な予め決められたビット数の上位ビット部分を除くことによって、当該誤差データを圧縮誤差データに変換する変換手段と、
    処理対象の誤差データが前記変換手段により変換された圧縮誤差データであるか否か判定する第2の判定手段と、
    前記第2の判定手段により処理対象の誤差データが圧縮誤差データであると判定された場合、前記圧縮誤差データに、前記変換手段によって除かれた上位ビットを加えることによって、前記誤差データの誤差値を復元し、圧縮誤差データでないと判定された場合、誤差データに含まれる誤差値をそのまま用いる処理手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記圧縮誤差データに、それが変換されていることを示す識別子を付与するための手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記圧縮誤差データに、その変換に用いられた前記基準値に対応する識別子を付与するための手段を備えることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記圧縮誤差データに変換されない前記誤差データに、それが変換されていないことを示す識別子を付与するための手段を備えることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の画像処理装置。
  5. 前記圧縮誤差データを含む前記誤差データから、前記識別子を除くための手段を備えることを特徴とする請求項からのいずれかに記載の画像処理装置。
  6. 前記誤差データによって表現される誤差値は、複数の画素から分散される誤差データのそれぞれによって表現される誤差値を合算した値であることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の画像処理装置。
  7. 前記量子化処理は、前記画素が複数並ぶ画素列毎に行い、
    前記誤差データは、注目画素を含む画素列から、当該画素列に隣接する少なくとも1つの画素列に分散される誤差データである
    ことを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の画像処理装置。
  8. 前記圧縮誤差データを含む前記誤差データは、前記誤差値の正負を示す符号部を含むことを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の画像処理装置。
  9. 前記圧縮誤差データを含む前記誤差データを記憶可能な記憶手段と、
    前記圧縮誤差データを含む前記誤差データを前記記憶手段に書き込み可能な書き込み手段と、
    前記記憶手段から、前記圧縮誤差データを含む前記誤差データを読み出し可能な読み出し手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の画像処理装置。
  10. 注目画素の画像データの階調値に、前記処理手段によって復元された誤差データを含む前記誤差データの誤差値を加算することにより、当該注目画素の画像データを補正する補正手段を備えることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の画像処理装置。
  11. 各画素の諧調を表現する画像データを量子化処理するための方式として、注目画素の誤差データを当該注目画素の周辺の周辺画素に分散させる誤差拡散方式を用い、当該誤差拡散方式により量子化処理した前記画像データに基づいて、画像を記録する記録装置において、
    複数ビットで表される誤差データの誤差値が基準値以下であるか否か判定する第1の判定手段と、
    前記第1の判定手段により誤差値が基準値以下であると判定された場合に、当該誤差データから、前記基準値を超えた誤差値の表現が可能な予め決められたビット数の上位ビット部分を除くことによって、当該誤差データを圧縮誤差データに変換する変換手段と、
    処理対象の誤差データが前記変換手段により変換された圧縮誤差データであるか否か判定する第2の判定手段と、
    前記第2の判定手段により処理対象の誤差データが圧縮誤差データであると判定された場合、前記圧縮誤差データに、前記変換手段によって除かれた上位ビットを加えることによって、前記誤差データの誤差値を復元し、圧縮誤差データでないと判定された場合、誤差データに含まれる誤差値をそのまま用いる処理手段と、
    を備えることを特徴とする記録装置。
  12. 各画素の諧調を表現する画像データを量子化処理するための方式として、注目画素の誤差データを当該注目画素の周辺の周辺画素に分散させる誤差拡散方式を用いる画像処理方法において、
    複数ビットで表される誤差データの誤差値が基準値以下であるか否か判定する工程と、
    誤差値が基準値以下であると判定された場合に、当該誤差データから、前記基準値を超えた誤差値の表現が可能な予め決められたビット数の上位ビット部分を除くことによって、当該誤差データを圧縮誤差データに変換する工程と、
    処理対象の誤差データが圧縮誤差データであるか否か判定する工程と、
    圧縮誤差データであると判定された場合、前記圧縮誤差データに、前記除かれた上位ビットを加えることによって、前記誤差データを復元する工程と、
    圧縮誤差データでないと判定された場合、誤差データに含まれる誤差値をそのまま用いる工程と、
    を含むことを特徴とする画像処理方法。
  13. 請求項12に記載の画像処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムコードを有することを特徴とするプログラム。
  14. 請求項13に記載のプログラムが格納された、コンピュータにより読み取り可能な記憶媒体。
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