JP5924240B2 - ワイヤハーネス用のプロテクタ - Google Patents
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Description
プロテクタ本体の周壁に設ける前記入口を囲む周壁端面に沿って、コルゲートチューブ用の係止リブが突設されていると共に、該係止リブの一部が分断され、該分断部分の周壁端面からスリット挿入突起が突設されており、
前記スリット挿入突起は、開口内方に向けて突出する平板部と、該平板部の突出端に直交方向に突出する上板部を備えると共に、前記平板部の奥端および前記上板部の奥端に連続する位置決め板を備え、かつ、該スリット挿入突起の突出量は前記係止リブの突出量より大とし、
前記プロテクタ本体の前記入口を通すワイヤハーネスに外装した前記スリット付きコルゲートチューブは、先端が前記位置決め板に突き当てられると共に、前記スリットを挟む分割端は前記スリット挿入突起の両面に当接され、且つ該コルゲートチューブの谷部に前記係止リブが挿入される構造とされていることを特徴とするワイヤハーネス用のプロテクタを提供している。
前記プロテクタ本体の側壁に上端からU形状に切り込んだ開口と、前記蓋の側壁に設けた開口とを組み合わせて前記ワイヤハーネス挿通用の開口を設け、
前記プロテクタ本体の開口の底部中央から前記スリット挿入突起を突設していることが好ましい。
前記T形状とすると、コルゲートチューブのスリットを挟む両側分割端が、内方へと変形しても前記上板部と当接し、スリット挿入突起がスリットより外れるのを防止できる。
これにより、プロテクタの係止リブと係止するコルゲートチューブの挿入端部の複数の山部および谷部のスリットを挟む両側分割端を前記スリット挿入突起と接触させることができる。
図1に本発明のプロテクタの搭載箇所を示す。
本発明のプロテクタ1は、図1(A)に概略的に示すように、自動車のエンジンEの上面に搭載され、エンジンルームRを囲むパネルPに沿って配索した後に、該パネルPとエンジンEとの間の空間を渡り配索したワイヤハーネス2を挿通するものであり、該ワイヤハーネス2には前記空間の渡り配索領域に図1(B)(C)に示すスリット付きコルゲートチューブ3を外装している。
図5(A)に示すように、プロテクタ本体10の入口13に挿入するコルゲートチューブ3は、そのスリット6を下側に位置させて、該コルゲートチューブ3の端部を入口13から挿入する。挿入部分では、図5(B)(C)に示すように、スリット6を開き、スリット6を挟む分割端面7、8をスリット挿入突起25の平板部25aの両側面に当接させる。かつ、該コルゲートチューブ3の挿入端部の谷部5に係止リブ21を挿入係止し、山部4を係止空間22に挿入する。
プロテクタ本体10−1は樋形状とし、長さ方向の両端のワイヤハーネス挿通用の開口は、一方を入口15−A、他方を出口15−Bとしスリット挿入突起25ー1は、T字状とせずに、突出端に設ける上板を無くしている。
スリット挿入突起25−1では上板部を無くした形状としているが、コルゲートチューブ3のスリット6の分割端面をスリット挿入突起25−1の両側面に接触させることで、分割端面7、8の一方が他方の内面に入りこんで縮径するのを防止し、プロテクタからコルゲートチューブが抜けるのを防止できる。
該実施形態で設けるスリット挿入突起25−2は、平板部25aの内側端に幅広とした位置決め板部25cを設けている。
コルゲートチューブ3をプロテクタ内に挿入する工程で、コルゲートチューブ3の先端が位置決め板部25cに突き当たることにより、コルゲートチューブ3の挿入寸法が自動的に決められ、該位置で、コルゲートチューブ3の谷部5に係止リブ21が正確に挿入でき、作業性が良くなる。また、コルゲートチューブ3の長さ方向の移動が位置決め板部25cによっても阻止できる。プロテクタの全体形状を含め他の形状は前記第1参考実施形態のプロテクタと同一であり、同一の作用効果を有するため説明を省略する。
2 ワイヤハーネス
3 コルゲートチューブ
4 山部
5 谷部
6 スリット
7、8 分割端面
10 プロテクタ本体
11 蓋
13 入口
21 係止リブ
25 スリット挿入突起
Claims (4)
- スリット付きコルゲートチューブで外装しているワイヤハーネスがプロテクタに設けている入口から挿入され、該プロテクタ内部で前記スリット付きコルゲートチューブの先端から引き出されたワイヤハーネスが複数の枝線に分岐され、該プロテクタの複数の出口から前記枝線がそれぞれ引き出されているワイヤハーネス用のプロテクタであって、
プロテクタ本体の周壁に設ける前記入口を囲む周壁端面に沿って、コルゲートチューブ用の係止リブが突設されていると共に、該係止リブの一部が分断され、該分断部分の周壁端面からスリット挿入突起が突設されており、
前記スリット挿入突起は、開口内方に向けて突出する平板部と、該平板部の突出端に直交方向に突出する上板部を備えると共に、前記平板部の奥端および前記上板部の奥端に連続する位置決め板を備え、かつ、該スリット挿入突起の突出量は前記係止リブの突出量より大とし、
前記プロテクタ本体の前記入口を通すワイヤハーネスに外装した前記スリット付きコルゲートチューブは、先端が前記位置決め板に突き当てられると共に、前記スリットを挟む分割端は前記スリット挿入突起の両面に当接され、且つ該コルゲートチューブの谷部に前記係止リブが挿入される構造とされていることを特徴とするワイヤハーネス用のプロテクタ。 - 前記プロテクタ本体と、該プロテクタ本体の上面開口を閉鎖する蓋とを備え、
前記プロテクタ本体の周壁に上端からU形状に切り込まれた前記入口と、前記蓋の側壁に設けられた入口とを組み合わせて前記ワイヤハーネス挿通用の開口とされ、
前記プロテクタ本体の前記入口の底部中央から前記スリット挿入突起が突設されている請求項1に記載のワイヤハーネス用のプロテクタ。 - 前記スリット挿入突起は、前記入口を囲む周壁端面の厚さ方向の全長から突設されており、該周壁端面から厚さ方向で並列に突出する複数の前記係止リブの分割端面と対向している請求項1または請求項2に記載のワイヤハーネス用のプロテクタ。
- 自動車に搭載するエンジンの外面側に取り付けられるものである請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のワイヤハーネス用のプロテクタ。
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