JP5907156B2 - 車両前部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両前部構造に関する。
車両前部においては、エプロンアッパメンバをフロントサイドメンバの前端部の側方側まで延長すると共に、フロントサイドメンバの前端とエプロンアッパメンバの前端とを連結板で連結した構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第5144702号公報
しかしながら、このような構造では、車両斜め前方側から衝突荷重が入力される斜め衝突時にエプロンアッパメンバの前部側が車両幅方向内側に折れ曲がると荷重伝達性が低下してしまうので、斜め衝突時に荷重を安定的に伝達させるという点において改善の余地がある。
本発明は、上記事実を考慮して、斜め衝突時に荷重を安定的に伝達させることができる車両前部構造を得ることが目的である。
請求項1に記載する本発明の車両前部構造は、車体前部の車両幅方向外側に車両前後方向に沿って配置されたフロントサイドメンバと、前記フロントサイドメンバの車両幅方向外側かつ車両上方側に車両前後方向に沿って配置され、車両平面視で前記フロントサイドメンバの側方に位置すると共に前端位置が前記フロントサイドメンバの前端位置よりも車両後方側の位置に設定されているエプロンアッパメンバと、前記エプロンアッパメンバの前端部に結合されると共に、その結合された部位から前記フロントサイドメンバの前端側でかつ車両幅方向外側まで延出されて前記フロントサイドメンバに直接又は部材を介して結合された第一連結部材と、前記第一連結部材の後部から前記エプロンアッパメンバの前部までの間の部位に直接又は部材を介して結合されると共に、その結合された部位から車両平面視で車両幅方向内側に延出されて前記フロントサイドメンバの車両幅方向外側の側面部又は前記フロントサイドメンバの上面部に結合された第二連結部材と、を有する。
上記構成によれば、車両平面視でエプロンアッパメンバがフロントサイドメンバの側方に位置すると共にエプロンアッパメンバの前端位置がフロントサイドメンバの前端位置よりも車両後方側の位置に設定されている。そして、第一連結部材は、エプロンアッパメンバの前端部に結合されると共に、その結合された部位からフロントサイドメンバの前端側でかつ車両幅方向外側まで延出されてフロントサイドメンバに直接又は部材を介して結合されている。このため、例えばフロントサイドメンバよりも車両幅方向外側の部分が衝突体に対して前面衝突した際、衝突荷重は、第一連結部材の前端部に入力される。
ここで、本発明では、第二連結部材が第一連結部材の後部からエプロンアッパメンバの前部までの間の部位に直接又は部材を介して結合されると共に、その結合された部位から第二連結部材は車両平面視で車両幅方向内側に延出されてフロントサイドメンバの車両幅方向外側の側面部又はフロントサイドメンバの上面部に結合されている。このため、例えばフロントサイドメンバよりも車両幅方向外側の部分が衝突体に対して斜め衝突して車体前部に車両幅方向内側へ向けた横力が作用した場合には、この横力に対して、第二連結部材が車両平面視で車両幅方向に突っ張って反力を発生させる。これにより、エプロンアッパメンバの前部側の車両幅方向内側への変位が抑えられる。よって、エプロンアッパメンバに衝突荷重が効果的に伝達されると共に、第二連結部材を介してフロントサイドメンバに衝突荷重が伝達される。
請求項2に記載する本発明の車両前部構造は、請求項1記載の構成において、第二連結部材は、前記第一連結部材と前記エプロンアッパメンバとの結合部に直接又は部材を介して結合されている。
上記構成によれば、第二連結部材が第一連結部材とエプロンアッパメンバとの結合部に直接又は部材を介して結合されているので、前記結合部が補強される。このため、例えばフロントサイドメンバよりも車両幅方向外側の部分が衝突体に対して斜め衝突した場合、衝突荷重がより安定的に分散されて伝達される。
請求項3に記載する本発明の車両前部構造は、請求項1又は請求項2に記載の構成において、前記第二連結部材は、車両幅方向内側へ向けて車両下方側に傾斜している。
上記構成によれば、第二連結部材が水平方向ではなく車両幅方向内側へ向けて車両下方側に傾斜しているので、例えばフロントサイドメンバよりも車両幅方向外側の部分が衝突体に対して斜め衝突した場合、衝突荷重がエプロンアッパメンバ側により効果的に伝達される。
請求項4に記載する本発明の車両前部構造は、請求項1又は請求項2に記載の構成において、前記第一連結部材の後部から前記エプロンアッパメンバの前部までの間の部位に結合されて垂下された垂下部材が設けられ、前記第二連結部材は、前記垂下部材の下端部に結合されると共に車両幅方向内側へ向けて水平に延びて前記フロントサイドメンバの車両幅方向外側の面に突き当てられている。
上記構成によれば、第一連結部材の後部からエプロンアッパメンバの前部までの間の部位に結合された垂下部材が垂下されており、第二連結部材は、垂下部材の下端部に結合されると共に車両幅方向内側へ向けて水平に延びてフロントサイドメンバの車両幅方向外側の面に突き当てられている。このため、例えばフロントサイドメンバよりも車両幅方向外側の部分が衝突体に対して斜め衝突した場合、水平に配置された第二連結部材が垂下部材から荷重入力されることで、衝突荷重がフロントサイドメンバ側に効果的に伝達される。
請求項5に記載する本発明の車両前部構造は、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の構成において、前記フロントサイドメンバの前端側でかつ車両幅方向外側にガセットが配置されると共に、前記ガセットが前記フロントサイドメンバ及び前記第一連結部材と結合されている。
上記構成によれば、ガセットがフロントサイドメンバの前端側でかつ車両幅方向外側に配置されてフロントサイドメンバ及び第一連結部材と結合されているので、例えばフロントサイドメンバよりも車両幅方向外側の部分が衝突体に対して斜め衝突した場合、第一連結部材の前端側に作用した荷重の一部がより安定的にフロントサイドメンバに伝達される。
請求項6に記載する本発明の車両前部構造は、請求項5記載の構成において、前記フロントサイドメンバと前記第二連結部材との結合部は、前記フロントサイドメンバと前記ガセットとの結合部に対して、車両後方側に離間して設定されている。
上記構成によれば、フロントサイドメンバと第二連結部材との結合部は、フロントサイドメンバとガセットとの結合部に対して、車両後方側に離間して設定されているので、フロントサイドメンバとガセットとの結合部と、その隣接する後方部との間に剛性差が設定される。このため、例えばフロントサイドメンバよりも車両幅方向外側の部分が衝突体に対して前面衝突した微小ラップ衝突時には、前記剛性差の設定部位を起点として、フロントサイドメンバを曲げ変形させることができる。
以上説明したように、本発明に係る車両前部構造によれば、斜め衝突時に荷重を安定的に伝達させることができるという優れた効果を有する。
本発明の第1の実施形態に係る車両前部構造を示す平面図である。 本発明の第1の実施形態に係る車両前部構造を車両幅方向外側かつ車両斜め下方側から見た状態で示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る車両前部構造を車両幅方向内側かつ車両斜め上方側から見た状態で示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係る車両前部構造を車両幅方向外側かつ車両斜め後方側から見た状態で示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態の変形例の要部を示す斜視図である。
[第1の実施形態]
本発明の第1の実施形態に係る車両前部構造10について図1〜図3を用いて説明する。なお、これらの図において適宜示される矢印FRは車両前方側を示しており、矢印UPは車両上方側を示しており、矢印INは車両幅方向内側を示している。以下の説明で、特記なく前後、上下、左右の方向を用いる場合は、車両前後方向の前後、車両上下方向の上下、車両の進行方向を向いた場合の左右を示すものとする。
図1には、本実施形態に係る車両前部構造10が平面図で示されている。また、図2には、車両前部構造10が車両幅方向外側かつ車両斜め下方側から見た状態の斜視図で示され、図3には、車両前部構造10が車両幅方向内側かつ車両斜め上方側から見た状態の斜視図で示されている。なお、図1〜図3は、いずれも車体前部12の左側を図示している。
図1に示される車両前部構造10が適用された自動車(車両)において、図示しないキャビン(車室)よりも車両前方側の車体前部12には、エンジンコンパートメント16が形成されている。このエンジンコンパートメント16には、エンジンやモータ等を含んで構成されたパワーユニット14が収容されている。このエンジンコンパートメント16の下部における車幅方向両側部には、左右一対のフロントサイドメンバ20が設けられている。
フロントサイドメンバ20は、車体前部12の車両幅方向外側に車両前後方向に沿って配置され、フロントサイドメンバインナ22と、フロントサイドメンバアウタ24(図2参照)と、によって構成されている。図3に示されるフロントサイドメンバインナ22は、フロントサイドメンバ20の長手方向に対して直交する平面で切断したときの断面形状が車両幅方向外側に開放された略U字状(略コ字状)の本体部22Aを備えると共に上下にフランジ22B(図3では上フランジのみ図示)を備えている。これに対して、図2に示されるフロントサイドメンバアウタ24は、略平板状に形成された本体部24Aを備えると共に上下にフランジ24Bを備えており、フロントサイドメンバインナ22(図3参照)の開放側を塞いでいる。すなわち、図3に示されるフロントサイドメンバインナ22及びフロントサイドメンバアウタ24(図2参照)における双方の上下のフランジ22B、24B同士がスポット溶接等により互いに結合されることで、フロントサイドメンバ20は閉断面構造に形成されている。左右のフロントサイドメンバ20は、図示を省略するエンジンマウントを介して図1に示されるパワーユニット14を支持している。
また、フロントサイドメンバインナ22の前端部には、車両上方側及び車両下方側へ屈曲された前フランジ22Fが形成されている。前フランジ22Fには板状のブラケット26がボルト28A及びウェルドナット28Bによる締結具28によって締結結合されている。
フロントサイドメンバ20の車両前方側には、クラッシュボックス18が配置されている。クラッシュボックス18は、車両正面視で矩形閉断面形状に形成されており、フロントサイドメンバ20よりも車両前後方向に沿った軸圧縮荷重に対する剛性(耐力)が低く設定されている。クラッシュボックス18の後端部には、フランジ18Fが形成されている。このフランジ18Fは、締結具28によってブラケット26及びフロントサイドメンバインナ22の前フランジ22Fに共締めされている。クラッシュボックス18の前端部には、バンパリインフォースメント30がボルト締結等によって固定されている。
バンパリインフォースメント30は、車体前部12において車両幅方向を長手方向として配置されており、クラッシュボックス18よりも車幅方向外側へ延出されたバンパ延出部30Aを有している。なお、バンパリインフォースメント30の前端面には、発泡体等からなる図示しないアブソーバ(緩衝材)が取り付けられ、当該アブソーバとバンパリインフォースメント30とが図示しないバンパカバーによって覆われることで、フロントバンパが形成されている。
フロントサイドメンバ20の後部側の車両幅方向外側かつ車両上方側には、サスペンションタワー34が設けられている。サスペンションタワー34は、下端部がフロントサイドメンバ20に結合されている。サスペンションタワー34は、図示しないサスペンション装置の上部を支持するものであり、このサスペンション装置が備えるサスペンションアームは、フロントサイドメンバ20の下面に取り付けられた図示しないサスペンションメンバによって支持されている。
また、サスペンションタワー34の上端側かつ車両幅方向外側の端部は、エプロンアッパメンバ36に結合されている。エプロンアッパメンバ36は、フロントサイドメンバ20の車両幅方向外側かつ車両上方側に車両前後方向に沿って配置されている。エプロンアッパメンバ36の前端位置は、フロントサイドメンバ20の前端位置よりも車両後方側の位置に設定されている。エプロンアッパメンバ36は、複数の板材が互いに接合されることで車両前後方向に延びる閉断面構造とされている。エプロンアッパメンバ36の後端部は、カウルトップサイド38と結合されている。
サスペンションタワー34の車両前方側の端部は、エプロンフロント32の車両後方側の端部に結合されている。エプロンフロント32は、エプロンアッパメンバ36とフロントサイドメンバ20との間に配設されている。そして、エプロンアッパメンバ36の車両幅方向内側の端部にエプロンフロント32の車両幅方向外側の端部が結合されると共に、フロントサイドメンバ20の上側のフランジ22B、24Bにエプロンフロント32の車両幅方向内側の端部が結合されている。
図1〜図3に示されるように、エプロンアッパメンバ36の前端部36Aとフロントサイドメンバ20の前端部とは、第一連結部材としてのアウトリガ(「エプロンブレース」ともいう)40によって連結されている。すなわち、アウトリガ40は、エプロンアッパメンバ36の前端部36Aに結合されると共に、その結合された部位からフロントサイドメンバ20の前端側でかつ車両幅方向外側まで延出されてフロントサイドメンバ20にブラケット26(図3参照)を挟んだ状態で結合されている。アウトリガ40は、一例として金属製とされ、エプロンアッパメンバ36の前端部36Aから車両前方側へ向けて車両下方側かつ車両幅方向内側に延出されている。
図1に示されるように、アウトリガ40は、アウタパネル42とインナパネル44とが結合されることで構成されている。アウタパネル42は、アウトリガ40の前部40F及び前後方向中間部では概ね車両前方側ないしは車両幅方向外側へ突出して上下にフランジを備えた断面ハット形状とされると共に、アウトリガ40の後部40Rでは概ね車両上方側へ突出して車両幅方向両側にフランジを備えた断面ハット形状とされている。これに対して、インナパネル44は、アウタパネル42の後端部を除く部位の開放側を塞ぐと共にアウタパネル42のフランジに合わせられて結合されるフランジを備えている。すなわち、アウタパネル42及びインナパネル44における双方のフランジ同士がスポット溶接等により互いに結合されることで、アウトリガ40は閉断面構造に形成されている。
また、アウトリガ40の後部40Rの一部は車両後方側から切り欠かれている。そして、エプロンアッパメンバ36の前端部36Aの車両幅方向外側の部位は、アウトリガ40の後部40Rの下面側に配置されてアウトリガ40の後部40Rと溶接で結合され、エプロンアッパメンバ36の前端部36Aの車両幅方向内側の部位は、アウトリガ40の後部40Rの上面側に配置されてアウトリガ40の後部40Rと溶接で結合されている。
図2に示されるように、アウトリガ40の後端部の下面側にはエプロンフロント32の前端側かつ車両幅方向外側の端部が結合されている。また、アウトリガ40の後端部とエプロンフロント32と間にはエプロンアッパメンバ36の前端部36Aの一部が挿し込まれており、エプロンアッパメンバ36の前端部36Aがアウトリガ40及びエプロンフロント32に結合されている。
図3に示されるように、アウトリガ40におけるインナパネル44の前端部には、車両幅方向内側に突出した平板状の固定部44Aが形成されている。なお、この固定部44Aに代えて、アウトリガ40におけるアウタパネル42の前端部に車両幅方向内側に突出した平板状の固定部が形成されてもよい。固定部44Aは、ブラケット26とクラッシュボックス18のフランジ18Fとの間に挟まれている。そして、固定部44Aは、フロントサイドメンバインナ22の前フランジ22F、ブラケット26、及びクラッシュボックス18のフランジ18Fに対して締結具28によって共締めされることで締結結合されている。このように、アウトリガ40及びフロントサイドメンバ20の各前端同士が結合されることで、アウトリガ40に衝突荷重が入力された場合にフロントサイドメンバ20にも当該荷重の一部を安定的に伝達できる構造になっている。
図1に示されるように、アウトリガ40の前部40Fの断面内には、バルクヘッド48が配置されている。このバルクヘッド48は、車両平面視で車両前方側が開放されたハット形状に形成されており、車両前方側のフランジがアウトリガ40のアウタパネル42に固定されると共に、車両後方側の縦壁部がアウトリガ40のインナパネル44に固定されている。
一方、アウトリガ40の前部40Fの車両後方側には、フロントサイドメンバ20の前端側でかつ車両幅方向外側にガセット50が配置されている。このガセット50は、一例として金属製とされ、複数の板材が互いに結合されることにより中空の略三角柱状に形成された本体部50Hを備えており、車両幅方向外側へ突出している。
図2に示されるように、ガセット50は、略三角柱状の本体部50Hにおける車両幅方向内側の端部から張り出した上下のフランジ50F(図2では下フランジのみ図示)がフロントサイドメンバインナ22(図3参照)及びフロントサイドメンバアウタ24における上下のフランジ22B、24B(図3参照)に溶接で結合されている。また、図1に示されるように、ガセット50の前壁部50Aは、アウトリガ40の前部40Fの後方側に配置され、アウトリガ40のインナパネル44及びバルクヘッド48に結合されている。また、ガセット50は、車両幅方向外側の外壁部50Bが車両後方側へ向けて車両幅方向内側に傾斜した傾斜壁部とされてその後端部がフロントサイドメンバアウタ24(図2参照)まで延びている。
図2に示されるように、アウトリガ40とエプロンアッパメンバ36との結合部46の前端と、フロントサイドメンバ20とガセット50との結合部54の後端とは、概ね車両前後方向位置が揃えられている。また、アウトリガ40とエプロンアッパメンバ36との結合部46には、第二連結部材としての連結支持部材52の一端部が結合されると共に、連結支持部材52は、その結合された部位から車両平面視で車両幅方向内側に延出されてフロントサイドメンバ20に結合されている。なお、アウトリガ40とエプロンアッパメンバ36との結合部46は、広義には、アウトリガ40の後部からエプロンアッパメンバ36の前部までの間の部位に該当する。
図3に示されるように、アウトリガ40とエプロンアッパメンバ36との結合部46とフロントサイドメンバ20とを連結する連結支持部材52は、車両幅方向内側へ向けて車両下方側に傾斜している。連結支持部材52の長手方向に対して直交する平面で切断したときの断面形状は車両上方側ないしは車両幅方向内側に開放されたハット形状に形成されている。図2に示されるように、連結支持部材52の前後一対のフランジ52Fにおける車両幅方向外側の端部は、エプロンフロント32を介してアウトリガ40とエプロンアッパメンバ36との結合部46に溶接(本実施形態ではスポット溶接)で結合されている。また、連結支持部材52の前後一対のフランジ52Fにおける車両幅方向の中間部は、エプロンフロント32の車両前方側の端部に溶接(本実施形態ではスポット溶接)で結合されている。さらに、連結支持部材52の前後一対のフランジ52Fにおける車両幅方向内側の端部は、フロントサイドメンバアウタ24に溶接(本実施形態ではスポット溶接)で結合されている。フロントサイドメンバ20と連結支持部材52との結合部56は、フロントサイドメンバ20とガセット50との結合部54に対して、車両後方側に離間して設定されている。
(作用・効果)
次に、上記実施形態の作用及び効果について説明する。
本実施形態では、図1に示されるフロントサイドメンバ20よりも車両幅方向外側の部分が衝突体であるバリアBに対して前面衝突(例えば、微小ラップ衝突や斜め衝突)した際、衝突荷重Fは、アウトリガ40の前部40Fに入力される。
ここで、本実施形態では、連結支持部材52がアウトリガ40の後部からエプロンアッパメンバ36の前部までの間の部位に結合されると共に、その結合された部位から連結支持部材52は車両平面視で車両幅方向内側に延出されてフロントサイドメンバ20に結合されている。このため、フロントサイドメンバ20よりも車両幅方向外側の部分がバリアBに対して斜め衝突して車体前部12に車両幅方向内側へ向けた横力aが作用した場合には、この横力aに対して、連結支持部材52が車両平面視で車両幅方向に突っ張って反力を発生させる。これにより、エプロンアッパメンバ36の前部側の車両幅方向内側への変位(内倒れ)が抑えられる。よって、エプロンアッパメンバ36に衝突荷重が効果的に伝達される(矢印f2、f3参照)と共に、連結支持部材52を介してフロントサイドメンバ20に衝突荷重が伝達される(矢印f4、f5参照)。
また、本実施形態では、図2に示されるように、連結支持部材52の一端側がアウトリガ40の後部からエプロンアッパメンバ36の前部までの間の部位のうちアウトリガ40とエプロンアッパメンバ36との結合部46に結合されているので、前記結合部46が補強される。このため、フロントサイドメンバ20よりも車両幅方向外側の部分がバリアB(図1参照)に対して斜め衝突した場合、衝突荷重がより安定的に分散されて伝達される。
また、本実施形態では、図3に示されるように、連結支持部材52が水平方向ではなく車両幅方向内側へ向けて車両下方側に傾斜している。このため、フロントサイドメンバ20よりも車両幅方向外側の部分がバリアB(図1参照)に対して斜め衝突した場合、衝突荷重Fがエプロンアッパメンバ36側により効果的に伝達される。
また、本実施形態では、ガセット50がフロントサイドメンバ20の前端側でかつ車両幅方向外側に配置されてフロントサイドメンバ20及びアウトリガ40と結合されている。このため、フロントサイドメンバ20よりも車両幅方向外側の部分がバリアB(図1参照)に対して斜め衝突した場合、アウトリガ40の前部40F側に作用した衝突荷重Fの一部がより安定的にフロントサイドメンバ20にも伝達される(矢印f1参照)。また、ガセット50とアウトリガ40と連結支持部材52とで形成される空間が、車両平面視で、略三角形もしくは、アウトリガ40側を長辺(底辺)とする台形(厳密には略台形状)となることで、衝突時の荷重をフロントサイドメンバ20側へ効率よく伝達することができる。
以上説明したように、本実施形態に係る車両前部構造10によれば、斜め衝突時に荷重を安定的に伝達させることができる。
また、本実施形態では、図2に示されるように、フロントサイドメンバ20と連結支持部材52との結合部56は、フロントサイドメンバ20とガセット50との結合部54に対して、車両後方側に離間して設定されているので、フロントサイドメンバ20とガセット50との結合部54と、その隣接する後方部との間に剛性差が設定される。このため、フロントサイドメンバ20よりも車両幅方向外側の部分がバリアB(図1参照)に対して前面衝突した微小ラップ衝突時には、前記剛性差の設定部位を起点として、フロントサイドメンバ20を曲げ変形させることができる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態に係る車両前部構造60について、図4を用いて説明する。図4には、本実施形態に係る車両前部構造60が車両幅方向外側かつ車両斜め後方側から見た状態の斜視図で示されている。この図に示されるように、本実施形態に係る車両前部構造60は、連結支持部材52(図1〜図3参照)に代えて、垂下部材62及び第二連結部材としての連結支持部材64を備える点で、第1の実施形態に係る車両前部構造10(図1〜図3参照)とは異なる。他の構成は、第1の実施形態とほぼ同様の構成となっている。よって、第1の実施形態と実質的に同様の構成部については、同一符号を付して説明を省略する。
図4に示されるように、アウトリガ40とエプロンアッパメンバ36との結合部46の下面には垂下部材62が結合されて垂下されている。垂下部材62は、金属製とされており、車両上下方向を長手方向として配置される本体部62Aを備えている。本体部62Aは、車両上方側から見て車両幅方向内側が開放された断面略U字状(断面略コ字状)に形成されており、本体部62Aの下端部は、フロントサイドメンバ20と同等の高さ位置に設定されている。また、垂下部材62は、本体部62Aの上端部から開断面外側に張り出したフランジ62Bを備えている。垂下部材62のフランジ62Bは、エプロンフロント32の下面を介してアウトリガ40とエプロンアッパメンバ36との結合部46に溶接(本実施形態ではスポット溶接)で結合されている。
垂下部材62の本体部62Aの下端部には、その開断面内側に長尺箱状の連結支持部材64の一端側が挿入されて接触している。なお、連結支持部材64は、角柱状や角筒状の部材であってもよいし、円柱状の部材であってもよい。連結支持部材64は、金属製とされており、連結支持部材64の一端側の稜線部は、垂下部材62の本体部62Aの下端部の内側面に溶接(本実施形態ではアーク溶接)で結合されている。連結支持部材64は、車両幅方向内側へ向けて水平に延びてフロントサイドメンバ20におけるフロントサイドメンバアウタ24の車両幅方向外側の面に突き当てられている。連結支持部材64の車両幅方向内側の端末部は、フロントサイドメンバアウタ24の車両幅方向外側の面に溶接(本実施形態ではアーク溶接)で結合されている。
また、フロントサイドメンバ20と連結支持部材64との結合部66は、フロントサイドメンバ20とガセット50との結合部54に対して、車両後方側に離間して設定されている。
本実施形態によっても、斜め衝突時に荷重を安定的に伝達させることができる。また、本実施形態では、フロントサイドメンバ20よりも車両幅方向外側の部分がバリアB(図1参照)に対して斜め衝突した場合、水平に配置された連結支持部材64が垂下部材62から荷重入力されることで、衝突荷重がフロントサイドメンバ20側に効果的に伝達される。
[第2の実施形態の変形例]
次に、第2の実施形態の変形例について、図5を用いつつ図4を援用しながら説明する。図5には、第2の実施形態の変形例の要部、具体的には第2の実施形態における垂下部材62(図4参照)及び連結支持部材64(図4参照)に代えて設けられる構成部が斜視図で示されている。第2の実施形態の変形例における他の構成は、第2の実施形態と同様の構成となっている。
図5に示される垂下部材70は、第2の実施形態における垂下部材62(図4参照)に代えて配置される部材であり、第二連結部材としての連結支持部材72は、第2の実施形態における連結支持部材64(図4参照)に代えて配置される部材である。
図5に示される垂下部材70は、図4に示されるアウトリガ40とエプロンアッパメンバ36との結合部46の下面に結合されて垂下されている。図5に示される垂下部材70は、車両上下方向を長手方向として配置される角筒状の本体部70Aを備えている。なお、垂下部材70の本体部70Aは、角柱状に形成されたものでもよいし、円柱状に形成されたものでもよい。垂下部材70の本体部70Aは、金属製とされており、本体部70Aの外面は、車両幅方向及び車両前後方向に向けられている。本体部70Aの下端部は、フロントサイドメンバ20(図4参照)と同等の高さ位置に設定されている。
また、垂下部材70は、本体部70Aの上端が突き当てられて結合された平板状の当て板部70Bを備えている。本実施形態では、当て板部70Bは板金で構成され、当て板部70Bの下面に本体部70Aの上端全周が溶接(本実施形態ではアーク溶接)されている。当て板部70Bの前部及び後部には、ボルト挿通孔70Cが貫通形成されている。これらのボルト挿通孔70Cを車両下方側から貫通したボルト74Aの軸部は、図4に示されるエプロンフロント32と、アウトリガ40及びエプロンアッパメンバ36の少なくとも一方と、を貫通して、図5に示されるウェルドナット74Bに螺合されている。
一方、垂下部材70の本体部70Aの下端部には、その車両幅方向内側の面に連結支持部材72における角筒状の本体部72Aの一端が突き当てられて結合されている。本実施形態では、連結支持部材72の本体部72Aは、金属製とされており、垂下部材70の本体部70Aの下端側面に連結支持部材72の本体部72Aの一端全周が溶接(本実施形態ではアーク溶接)されている。なお、連結支持部材72の本体部72Aは、角柱状に形成されたものでもよい。連結支持部材72の本体部72Aは、車両幅方向内側へ向けて水平に延びている。
また、連結支持部材72は、本体部72Aの他端が突き当てられて結合された平板状の当て板部72Bを備えている。本実施形態では、当て板部72Bは板金で構成され、当て板部72Bの車両幅方向外側の面に本体部72Aの他端全周が溶接(本実施形態ではアーク溶接)されている。連結支持部材72は、当て板部72Bが図4に示されるフロントサイドメンバ20におけるフロントサイドメンバアウタ24の車両幅方向外側の面に突き当てられている。図5に示されるように、当て板部72Bの前部及び後部には、ボルト挿通孔72Cが貫通形成されている。これらのボルト挿通孔72Cを車両幅方向外側から貫通したボルト76Aの軸部は、図4に示されるフロントサイドメンバアウタ24を貫通して図5に示されるウェルドナット76Bに螺合されている。これにより、連結支持部材72がフロントサイドメンバ20(図4参照)に結合されている。
また、フロントサイドメンバ20(図4参照)と連結支持部材72との結合部は、図4に示されるフロントサイドメンバ20とガセット50との結合部54に対して、車両後方側に離間して設定されている。
上記構成によっても、前述した第2の実施形態と同様の作用及び効果が得られる。
[実施形態の補足説明]
なお、上記実施形態の変形例として、図3に示されるブラケット26を設けずに第一連結部材としてのアウトリガ40の固定部44Aがフロントサイドメンバインナ22の前フランジ22Fに直接接して締結固定されてもよい。また、上記実施形態の変形例として、第一連結部材としてのアウトリガ(40)の前部(40F)とフロントサイドメンバ(20)の前端部との間にガセット(50)が配置され、アウトリガ(40)の前部(40F)がガセット(50)に固定されると共にガセット(50)がフロントサイドメンバ(20)の前端部に固定されてもよい。すなわち、第一連結部材の前部がガセットを介してフロントサイドメンバに結合されてもよい。なお、この場合に、ガセットの前端部は、例えば、フロントエンドパネル等に結合されてもよい。
また、第二連結部材としての連結支持部材(52、64、72)は、第一連結部材としてのアウトリガ(40)とエプロンアッパメンバ(36)との結合部(46)に対して、エプロンフロント(32)を間に挟まずに結合されてもよい。また、他の変形例として、第二連結部材としての連結支持部材(52、64、72)は、第一連結部材としてのアウトリガ(40)の後部のうち結合部(46)を除く部位(一例として、結合部(46)に隣接する部位)に対して直接又は部材(垂下部材62、70)を介して結合されてもよいし、エプロンアッパメンバ(36)の前部のうち結合部(46)を除く部位(一例として、結合部(46)に隣接する部位)に対して直接又は部材(垂下部材62、70)を介して結合されてもよい。また、連結支持部材(52、64、72)は、アウトリガ(40)の後部とエプロンアッパメンバ(36)の前部とを連結するように、直接又は部材(垂下部材62、70)を介して、アウトリガ(40)の後部及びエプロンアッパメンバ(36)の前部に結合されてもよい。
また、上記実施形態の変形例として、垂下部材(62、70)は、アウトリガ(40)の後部のうち結合部(46)を除く部位に対して結合されて垂下されてもよいし、エプロンアッパメンバ(36)の前部のうち結合部(46)を除く部位に対して結合されて垂下されてもよい。また、垂下部材(62、70)は、アウトリガ(40)の後部とエプロンアッパメンバ(36)の前部とを連結するように、アウトリガ(40)の後部及びエプロンアッパメンバ(36)の前部に結合されてもよい。
また、上記実施形態の変形例として、第二連結部材の車両幅方向内側の端部が、フロントサイドメンバ(20)の上面部に対して、溶接又はボルト締結等で結合されてもよい。また、第二連結部材の車両幅方向外側の端部が、エプロンアッパメンバ(36)の車両幅方向内側の縦壁部に対して、突き当てられた状態で溶接又はボルト締結等で結合されてもよい。
また、上記実施形態では、ガセット50が配置されており、このような構成が好ましいが、ガセット(50)が配置されない構成も採り得る。
また、上記実施形態の変形例として、フロントサイドメンバ(20)と第二連結部材としての連結支持部材(52、64、72)の結合部(56、66)は、フロントサイドメンバ(20)とガセット(50)との結合部(54)に対して、車両後方側に離間しないで設定されてもよい。また、第一連結部材としてのアウトリガ(40)と、ガセット(50)と、第二連結部材としての連結支持部材(52)とで、三角形の閉空間(高強度構成部)を形成してもよい。そのような三角形の閉空間(高強度構成部)を形成した構造では、フロントサイドメンバ(20)よりも車両幅方向外側のアウトリガ(40)に衝突荷重が入力された場合(クラッシュボックス(18)に荷重入力がなされない微小ラップ衝突等の際)に、アウトリガ(40)から連結支持部材(52)を介してフロントサイドメンバ(20)へ荷重を効果的に伝達することができる。
さらに、請求項1に記載の「車両平面視で車両幅方向内側に延出」の概念には、上記実施形態のように、車両平面視で車両幅方向に平行な方向に沿って車両幅方向内側に延出されたものの他、車両平面視で車両幅方向に対して若干斜めとなる方向に沿って車両幅方向内側に延出されたものであってかつ車両平面視で車両幅方向に平行な方向に沿って車両幅方向内側に延出されたものと実質的に同様の作用及び効果が得られるようなものも含まれる。
なお、上記実施形態及び上述の複数の変形例は、適宜組み合わされて実施可能である。
以上、本発明の一例について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
10 車両前部構造
12 車体前部
20 フロントサイドメンバ
36 エプロンアッパメンバ
40 アウトリガ(第一連結部材)
46 アウトリガとエプロンアッパメンバとの結合部(第一連結部材とエプロンアッパメンバとの結合部)
50 ガセット
52 連結支持部材(第二連結部材)
54 フロントサイドメンバとガセットとの結合部
56 フロントサイドメンバと連結支持部材との結合部(フロントサイドメンバと第二連結部材との結合部)
60 車両前部構造
62 垂下部材
64 連結支持部材(第二連結部材)
66 フロントサイドメンバと連結支持部材との結合部(フロントサイドメンバと第二連結部材との結合部)
70 垂下部材
72 連結支持部材(第二連結部材)

Claims (6)

  1. 車体前部の車両幅方向外側に車両前後方向に沿って配置されたフロントサイドメンバと、
    前記フロントサイドメンバの車両幅方向外側かつ車両上方側に車両前後方向に沿って配置され、車両平面視で前記フロントサイドメンバの側方に位置すると共に前端位置が前記フロントサイドメンバの前端位置よりも車両後方側の位置に設定されているエプロンアッパメンバと、
    前記エプロンアッパメンバの前端部に結合されると共に、その結合された部位から前記フロントサイドメンバの前端側でかつ車両幅方向外側まで延出されて前記フロントサイドメンバに直接又は部材を介して結合された第一連結部材と、
    前記第一連結部材の後部から前記エプロンアッパメンバの前部までの間の部位に直接又は部材を介して結合されると共に、その結合された部位から車両平面視で車両幅方向内側に延出されて前記フロントサイドメンバの車両幅方向外側の側面部又は前記フロントサイドメンバの上面部に結合された第二連結部材と、
    を有する車両前部構造。
  2. 前記第二連結部材は、前記第一連結部材と前記エプロンアッパメンバとの結合部に直接又は部材を介して結合されている、請求項1記載の車両前部構造。
  3. 前記第二連結部材は、車両幅方向内側へ向けて車両下方側に傾斜している、請求項1又は請求項2に記載の車両前部構造。
  4. 前記第一連結部材の後部から前記エプロンアッパメンバの前部までの間の部位に結合されて垂下された垂下部材が設けられ、
    前記第二連結部材は、前記垂下部材の下端部に結合されると共に車両幅方向内側へ向けて水平に延びて前記フロントサイドメンバの車両幅方向外側の面に突き当てられている、請求項1又は請求項2に記載の車両前部構造。
  5. 前記フロントサイドメンバの前端側でかつ車両幅方向外側にガセットが配置されると共に、前記ガセットが前記フロントサイドメンバ及び前記第一連結部材と結合されている、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の車両前部構造。
  6. 前記フロントサイドメンバと前記第二連結部材との結合部は、前記フロントサイドメンバと前記ガセットとの結合部に対して、車両後方側に離間して設定されている、請求項5記載の車両前部構造。
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