JP6181099B2 - 車体の後部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車体の後部構造に関し、更に詳細には、ダンパ支持部を設けられるリヤホイールハウスを有する車体の後部構造に関する。
自動車等の車両に用いられる車体の後部構造として、下部を左右対応する側のリヤサイドフレームに接合され、上部にダンパ支持部を有するリヤホイールハウスを有し、ダンパ支持部の剛性の向上を図るべく、上端をダンパ支持部の前部に接合され、下端を前側のクロスメンバの端部に接合された前側ブレース部材と、上端をダンパ支持部の後部に接合され、下端を後側のクロスメンバの端部に接合された後側ブレース部材とが設けられたものが知られている(例えば、特許文献1)。
特開2011−131796号公報
しかしながら、上述した車体後部構造では、左右のリヤサイドフレーム間に設けられるリヤフロアパネルのスペアタイヤハウス等のための凹部が拡大されると、リヤサイドフレームを介した前側ブレース部材および後側ブレース部材のクロスメンバとの接続が困難になり、リヤホイールハウス支持部を効果的に補強することが難しくなる。
また、上述した車体後部構造では、前側ブレース部材および後側ブレース部材のダンパ支持部に対する接続は、ダンパ支持部の中心部(中央部)から前方あるいは後方に偏倚した部分で行われる。しかも前側ブレース部材および後側ブレース部材の双方が前後に傾斜して上下方向に延在している。このため、ダンパ支持部の中心部に連結されたダンパの伸縮によってリヤホイールハウスに作用する荷重(ダンパ入力)によりダンパ支持部が上下方向に変位することを効果的に抑えることが難しい。また、その荷重によってリヤホイールハウスがリヤサイドフレームとの接合部をヒンジとして内側へ倒れることを効果的に抑えることも難しい。このようなことはリヤホイールハウスの薄肉化により顕著になる。
本発明が解決しようとする課題は、ダンパ支持部を効果的に補強することができ、ダンパ支持部が上下方向に変位すること及びリヤホイールハウスが内側へ倒れることを効果的に抑えることである。
本発明による車体の後部構造は、凹部(12)を有するリヤフロアパネル(10)と、前後方向に延在して前記リヤフロアパネル(10)の左右両側に接合された左右のリヤサイドフレーム(14)と、下部をリヤフロアパネル(10)とは反対側において前記リヤサイドフレーム(14)に接合され、上部にダンパ支持部(46)を有する左右のリヤホイールハウス(40)と、前記凹部(12)の前側を車幅方向に延在し、左右端を左右対応する側の前記リヤサイドフレーム(14)に接合された第1リヤフロアクロスメンバ(26)と、前記凹部(12)の下底面に沿って車幅方向に延在し、左右端を左右対応する側の前記リヤサイドフレーム(14)に接合された第2リヤフロアクロスメンバ(28)と、前記リヤホイールハウス(40)の車内側壁面(40A)に沿って前後に傾斜して上下方向に延在し、上端を前記ダンパ支持部(46)に接合され、下端を前記リヤサイドフレーム(14)に接合された第1補強構造体(70)と、前記ダンパ支持部(46)の略中心部と同じ前後方向位置を前記リヤホイールハウス(40)の車内側壁面(40A)に沿って略垂直方向に延在し、上端を前記ダンパ支持部(46)に接合され、下端を前記リヤサイドフレーム(14)に接合された第2補強構造体(90)とを有する。
この構成によれば、傾斜配置の第1補強構造体(70)と垂直配置の第2補強構造体(90)との組み合わせにより、リヤホイールハウス(40)40の補強が行われているから、リヤフロアパネル(10)に形成される凹部(12)が拡大されても、第1補強構造体(70)および第2補強構造体90に対応するリヤフロアクロスメンバ(26、28)との接続が困難になることがなく、リヤホイールハウス40の補強および剛性の向上が効果的に行われる。また、傾斜配置の第1補強構造体(70)と垂直配置の第2補強構造体(90)との組み合わせにより、ダンパ入力の高剛性部への分散も良好に行われる。
本発明による車体の後部構造は、好ましくは、更に、前記第1補強構造体(70)と前記第2補強構造体(90)とを上下方向の中間部で互いに連結する中間連結部(98)を有する。
この構成によれば、第2補強構造体(70)を伝わるダンパ入力の一部が中間連結部(68)を通って第1補強構造体(70)に伝達されるから、第1補強構造体(70)によるダンパ入力の高剛性部への分散が良好に行われる。
本発明による車体の後部構造は、好ましくは、前記第1補強構造体(70)は、上端を前記ダンパ支持部(46)に接合され、前記リヤホイールハウス(40)の車内側壁面(40A)に沿って前記リヤホイールハウス(40)の下部近傍まで延在する前側上部補強部材(72)と、上端を前記前側上部補強部材(72)の外側面にボルト締結によって接合され、下端を前記リヤサイドフレーム(14)の上壁にボルト締結によって接合された前側下部補強部材(78)とを含んでいる。
この構成によれば、前側上部補強部材(72)およびリヤサイドフレーム(14)に対する前側下部補強部材(78)の組み付けをボルト締結によって作業性よく行うことができる。
本発明による車体の後部構造は、好ましくは、前記リヤサイドフレーム(14)は、上方開口のロア部材(22)および前記ロア部材(22)の上方開口を塞ぐように前記ロア部材(22)に接合されて前記上壁をなす帯板状のアッパ部材(24)を含み、前記アッパ部材(24)が前記ロア部材(22)より厚板である。
この構成によれば、リヤサイドフレーム(14)の全体が厚肉化されなくても、リヤサイドフレーム(14)の上壁(アッパ部材24)による前側下部補強部材(78)の支持剛性が向上する。
本発明による車体の後部構造は、好ましくは、前記アッパ部材(24)には前記前側下部補強部材(78)のボルト締結部の前後方向位置に整合する部位の底面に補強板(80)が接合され、更に前記ロア部材(22)内には前記補強板(80)の配置部において当該ロア部材(22)の延在方向に直交するように配置されて当該ロア部材(22)に接合された前側バルクヘッド(82)が設けられている。
この構成によれば、前側下部補強部材(78)とロア部材(22)との接合部の剛性が向上し、このことによりロア部材(22)による前側下部補強部材(78)の支持剛性が向上する。
本発明による車体の後部構造は、好ましくは、前記第1リヤフロアクロスメンバ(26)はハット形断面形状を有していて前記凹部(12)の前面に接合されて前記リヤフロアパネル(10)と協働して閉じ断面形状をなし、前記第1リヤフロアクロスメンバ(26)の左右の端部(26A)は前記凹部(12)の左右両側の湾曲した隅角部に沿って湾曲しており、前記第1リヤフロアクロスメンバ(26)内には、当該第1リヤフロアクロスメンバ(26)と左右対応する側の前記リヤサイドフレーム(14)とを、前記前側バルクヘッド(82)を含む左右方向の直線上に連結する補強パッチ(84)が設けられている。
この構成によれば、前側下部補強部材(78)の固定部近傍のロア部材(22)の剛性が向上し、このことにより、ロア部材(22)による前側下部補強部材(78)の支持剛性が向上する。
本発明による車体の後部構造は、好ましくは、前記ダンパ支持部(46)には前記リヤホイールハウス(40)の車外側壁面(40B)に重ね合わせて接合された外側補強部材(48)が設けられており、前記前側上部補強部材(72)の上端は前記リヤホイールハウス(40)を挟んで前記外側補強部材(48)と重なる部分(72C)を含んで前記リヤホイールハウス(40)に接合されている。
この構成によれば、ダンパ支持部(46)の支持剛性がより一層向上し、ダンパ荷重によってダンパ支持部(46)の位置が変動することが効果的に抑制される。
本発明による車体の後部構造は、好ましくは、前記リヤサイドフレーム(14)は、上方開口のロア部材(22)および前記ロア部材(22)の上方開口を塞ぐように前記ロア部材(22)に接合された帯板状のアッパ部材(24)を含み、前記第2補強構造体(90)は、上端を前記ダンパ支持部(46)に接合され、前記リヤホイールハウス(40)の車内側壁面(40A)に沿って前記リヤホイールハウス(40)の下部近傍まで延在する後側上部補強部材(92)と、上端を前記後側上部補強部材(92)に接合され、前記アッパ部材(24)を上下に貫通して前記ロア部材(22)内に進入した下端を当該ロア部材(22)の内側面に接合された後側下部補強部材(94)とを含んでいる。
この構成によれば、後側下部補強部材(94)の下部のリヤサイドフレーム(14)に対する接合部に大きい平面的スペースを必要とすることがない。また、後側下部補強部材(94)は、リヤホイールハウス(40)がダンパ荷重によって内側へ倒れることのヒンジとなるリヤホイールハウス(40)とリヤサイドフレーム(14)との接合部を上下に跨って延在しているから、リヤホイールハウス(40)がダンパ荷重によって内側へ倒れることの防止が効果的に行われる。
本発明による車体の後部構造は、好ましくは、前記ロア部材(22)内には当該ロア部材(22)の延在方向に直交するように配置されて前記後側下部補強部材(94)に接合された後側バルクヘッド(96)が設けられている。
この構成によれば、後側下部補強部材(94)とロア部材(22)との接合部の剛性が向上し、このことによりロア部材(22)による後側下部補強部材(94)の支持剛性が向上する。
本発明による車体の後部構造は、好ましくは、前記後側下部補強部材(94)は、前後両側に鍔部(94A)を有するハット形断面形状をしていて前記鍔部(94A)を前記リヤサイドフレーム(14)に接合されることにより前記リヤサイドフレーム(14)と協働して閉じ断面形状をなし、前記後側バルクヘッド(96)は、前後の前記鍔部(94A)に対応する前後2箇所に設けられている。
この構成によれば、ロア部材(22)による後側下部補強部材(94)の支持剛性が更に向上する。
本発明による車体の後部構造は、好ましくは、前記ダンパ支持部(46)には前記リヤホイールハウス(40)の車外側壁面(40A)に重ね合わせて接合された外側補強部材(48)が設けられており、前記後側上部補強部材(92)の上端は前記リヤホイールハウス(40)を挟んで前記外側補強部材(48)と重なる部分(92A)を含んで前記リヤホイールハウス(40)に接合されている。
この構成によれば、ダンパ支持部(46)の支持剛性がより一層向上し、ダンパ荷重によってダンパ支持部(46)の位置が変動することが効果的に抑制される。
本発明による車体の後部構造は、好ましくは、前記左右のリヤホイールハウス(40)の上方を前後方向に延在する左右の上部リヤフレーム(58)と、下端を前記ダンパ支持部(46)の近傍の前記リヤホイールハウス(40)に接合され、上端を前記上部リヤフレーム(58)に接合された第3補強構造体(100)とを更に有する。
この構成によれば、ダンパ入力の高剛性部への分散が上部リヤフレーム(58)にも行われる。
本発明による車体の後部構造は、好ましくは、前記第3補強構造体(100)の前記リヤホイールハウス(40)に対する接合は、前記リヤホイールハウス(40)に形成されている角部(44A)を含んでその両側に延在して行われている。
この構成によれば、第3補強構造体(100)のリヤホイールハウス(40)に対する接合部の剛性が向上する。
本発明による車体の後部構造は、好ましくは、前記ダンパ支持部(46)には前記リヤホイールハウス(40)の車外側壁面(40B)に重ね合わせて接合された外側補強部材(48)が設けられており、前記リヤホイールハウス(40)の車外側壁面(40B)に沿って略垂直方向に直線状に延在し、上端を前記外側補強部材(92)に接合され、下端を前記リヤサイドフレーム(14)に接合された第4補強構造体(110)を更に有する。
この構成によれば、ダンパ支持部(46)の支持剛性がより一層向上し、ダンパ荷重によってダンパ支持部(46)の位置が変動することが効果的に抑制される。
本発明による車体の後部構造によれば、ダンパ支持部が効果的に補強され、ダンパ支持部が上下方向に変位すること及びリヤホイールハウスが内側へ倒れることが効果的に抑制される。
本発明による車体の後部構造の一つの実施形態を示す底面図 本実施形態の車体の後部構造を、前側のアッパ部材を取り外した状態で示す斜視図 本実施形態の車体の後部構造を、リヤホイールハウスを取り外した状態で示す斜視図 本実施形態の車体の後部構造の底面図 本実施形態の車体の後部構造の下部を側方から見た縦断面図 本実施形態の車体の後部構造を後方から見た縦断面図 本実施形態の車体の後部構造の上部を側方から見た縦断面図
以下に、本発明による車体の後部構造の実施形態を、図1〜図7を参照して説明する。
なお、以下の説明において、「接合」は、特にことわりがない限り、スポット溶接等の溶接による接合である。各部材は、一般鋼板製で、必要に応じて一部の部材が高張力鋼板製であってよく、その多くはプレス成形品である。「ハット形断面形状」は、溝形断面形状部を含み、溝形断面形状部の両側に外方に延出した鍔部(溶接代)を有する横断面形状である。
図1に示されているように、リヤフロアパネル10は、車体後部の床を構成するものであり、開放されたバスタブ状の凹部12をプレス形成されている。ハイブリッド車等では、凹部12にはスペアタイヤに代えてIPU(Intelligent Power Unit)と言われる駆動用バッテリユニット(不図示)が設置されることがある。
左右のリヤサイドフレーム14は車体後部の左右両側を前後方向に延在している。リヤサイドフレーム14は、ハット形断面形状をしていて、両鍔部を凹部12のリヤフロアパネル10に接合されることにより、リヤフロアパネル10と協働して閉じ断面形状を形成する。左右のリヤサイドフレーム14は、前端を左右対応する側のサイドシル18の後端に接合されており、サイドシル18との接合部より後方において互いに近付く側に湾曲し、湾曲部分14Aより後方に互いに平行に延在する平行部分14Bを有する。平行部分14Bにはリヤサイドフレーム14にはリヤサスペンションのダンパ(不図示)の下部を連結される下部取付座部20が形成されている。リヤサイドフレーム14の車幅方向(左右方向)の外側には後述する左右のリヤホイールハウス40が取り付けられる。
リヤサイドフレーム14は、図6に示されているように、上方開口のハット形断面形状のロア部材22およびロア部材22の上方開口を塞ぐようにロア部材22の鍔部22Aに接合されて上壁をなす帯板状のアッパ部材24を含み、ロア部材22とアッパ部材24とで閉じ断面形状をなす。アッパ部材24はロア部材22より厚板の鋼板あるいはロア部材22より高張力の鋼板によって構成されている。
リヤサイドフレーム14の湾曲部分14Aには、凹部12の前側を車幅方向に延在する第1リヤフロアクロスメンバ26の端部26Aが接合されている。第1リヤフロアクロスメンバ26は、下部取付座部20より前方にあり、ハット形断面形状を有していて凹部12の前面に接合されてリヤフロアパネル10と協働して閉じ断面形状をなし、左右のリヤサイドフレーム14を互いに連結している。第1リヤフロアクロスメンバ26の端部26A(図1、図2参照)は凹部12の左右両側の湾曲した隅角部に沿って湾曲しており、端部26Aも凹部12の前面に接合されている。ロア部材22内の底部には、第1リヤフロアクロスメンバ26の端部26Aの前後方向位置に整合する部位に補強板27(図4参照)が接合されている。
左右のリヤサイドフレーム14の互いに平行な平行部分14Bには、凹部12の左右両側面および下底面に沿って車幅方向に延在する第2リヤフロアクロスメンバ28の端部が接合されている。第2リヤフロアクロスメンバ28は、下部取付座部20より後方にあり、ハット形断面形状を有していて凹部12の下底面に接合されてリヤフロアパネル10と協働して閉じ断面形状をなしており、左右のリヤサイドフレーム14を互いに連結している。第2リヤフロアクロスメンバ28と左側のリヤサイドフレーム14との接合部には更に補強板29(図1参照)が接合されている。
リヤフロアパネル10の後端には、当該後端に沿って車幅方向に延在し、左右両側をリヤサイドフレーム14の後端に接合されたリヤパネル(リヤフロアエンドクロスメンバ)30が設けられている。リヤパネル30の車幅方向の中央部にはジャッキアップ部をなすボックス部材32が設けられている。
凹部12の車幅方向の中央部には、凹部12の下底面に沿って前後方向に延在して前端を第2リヤフロアクロスメンバ28に接合され、後端をボックス部材32に接合されたリヤセンタメンバ34が設けられている。リヤセンタメンバ34は、ハット形断面形状を有しており、凹部12の下底面に接合されてリヤフロアパネル10と協働して閉じ断面形状をなす。
リヤホイールハウス40は、図2および図4に示されているように、車内側を略半円形の側壁42によって閉じられ且つ上側を円弧状の上壁44によって閉じられ、車外側および下側が開放された略半円筒状にプレス成形されたものであり、下部をリヤフロアパネル10とは反対側において左右対応する側のリヤサイドフレーム14に接合されている。
リヤホイールハウス40の上部には平面視で略円形をしたダンパ支持部46が形成されている。ダンパ支持部46の中心部は第2リヤフロアクロスメンバ28のリヤサイドフレーム14に対する接合部の近傍と同じ前後方向位置にある。
リヤホイールハウス40の車外側壁面40Bには、ダンパ支持部46およびダンパ支持部46の周囲の肩部に対応する部分に外側補強部材48(図4および図6参照)が重ね合わせて接合されている。ダンパ支持部46の中心部(中央部)には、リヤホイールハウス40および外側補強部材48を上下に貫通したダンバ取付孔50が形成されている。ダンパ支持部46には、ダンバ取付孔50に挿入されたダンパの上部取付ロッド(不図示)がボルト締結等によって固定される。ダンパの下部はリヤサイドフレーム14の下部取付座部20に固定される。ダンバ取付孔50は下部取付座部20より後方にあるので、ダンパは上端が下端より後方に位置する後傾の配置になる。
リヤホイールハウス40の車内側壁面40Aには第1補強構造体70および第2補強構造体90が設けられている。
第1補強構造体70は、上端をダンパ支持部46の前部に接合され、リヤホイールハウス40の車内側壁面40Aに接合されてリヤホイールハウス40の下部近傍まで延在する前側上部補強部材72と、上端を前側上部補強部材72の下端近傍の外側面にボルト74およびナット(不図示)によって固定され、折曲された下端を左右対応する側のリヤサイドフレーム14のアッパ部材24の上面にボルト76およびナット77(図4参照)によって固定された前側下部補強部材(前側ガセット)78とを有し、全体がリヤホイールハウス40の車内側壁面40Aに沿って前後に傾斜して上下方向に延在している。前側上部補強部材72のリヤサイドフレーム14に対する接合位置は第1リヤフロアクロスメンバ26のリヤサイドフレーム14に対する接合部の近傍と同じ前後方向位置である。
前側下部補強部材78はボルト締結によって前側上部補強部材72およびリヤサイドフレーム14に固定されるので、ロア部材22に対するアッパ部材24の溶接およびリヤホイールハウス40に対する前側上部補強部材72の溶接およびリヤサイドフレーム14に対する溶接等の完了後に、前側上部補強部材72およびリヤサイドフレーム14に対する前側下部補強部材78の組み付けを作業性よく行うことができる。
前側上部補強部材72の上端はリヤホイールハウス40を挟んで外側補強部材48と重なる部分72Cを含んでリヤホイールハウス40の車内側壁面40Aに接合されている(図6参照)。前側上部補強部材72は互いに接合された上側部材72Aと下側部材72Bとにより構成されている。上側部材72Aおよび下側部材72Bはハット形断面形状を有していて車内側壁面40Aに接合されることによりリヤホイールハウス40と協働して閉じ断面形状なす。
アッパ部材24の底面には、図4に示されているように、前側下部補強部材78のボルト76およびナット77による前側下部補強部材78の固定部(ボルト締結部)の前後方向位置に整合する部位に補強板80が接合されている。ナット77は補強板80に溶接付けされている。これにより、前側下部補強部材78のアッパ部材24に対する取付強度が増大する。
また、アッパ部材24はロア部材22より厚板の鋼板あるいはロア部材22より高張力の鋼板によって構成されているから、リヤサイドフレーム14の全体を厚肉化することなく前側下部補強部材78のアッパ部材24に対する取付強度(支持剛性)が向上する。なお、前側下部補強部材78も高い曲げ剛性を得るべくハット形断面形状をしている。
ロア部材22内にはロア部材22の延在方向に直交するように配置されて補強板27を介してロア部材22に接合された前側バルクヘッド82が設けられている。これにより、前側下部補強部材78の固定部近傍のロア部材22の剛性が向上し、ついてはロア部材22による前側下部補強部材78の支持剛性が向上する。なお、前側バルクヘッド82は補強板80と連結されていることが荷重伝達上好ましい。
第1リヤフロアクロスメンバ26内には、図2に示されているように、第1リヤフロアクロスメンバ26の端部26Aとアッパ部材24(図6参照)とを、前側バルクヘッド82を含む左右方向の直線上に連結する補強パッチ84が設けられている。これにより、第1リヤフロアクロスメンバ26の端部26Aの剛性が向上し、これに関連してロア部材22による前側下部補強部材78の支持剛性が向上する。
第2補強構造体90は、図2に示されているように、上端をダンパ支持部46に接合され、リヤホイールハウス40の車内側壁面40Aに沿ってリヤホイールハウス40の下部まで延在する後側上部補強部材92と、上端を後側上部補強部材92の下端に接合され、アッパ部材24に形成された開口25(図2参照)を上下に貫通してロア部材22内に進入した下端をロア部材22の内側面に接合された後側下部補強部材(後側ガセット)94とを有し、その全体がダンパ支持部46の中心部と同じ前後方向位置を垂直方向に延在している。これにより、後側下部補強部材94の下端は第2リヤフロアクロスメンバ28のリヤサイドフレーム14に対する接合部の近傍と同じ前後方向位置にある。
後側上部補強部材92の上端は、図6に示されているように、リヤホイールハウス40を挟んで外側補強部材48と重なる部分92Aを含んで車内側壁面40Aに接合されている。
後側下部補強部材94は、前後両側に鍔部94Aを有するハット形断面形状を有し、鍔部をリヤホイールハウス40あるいはリヤサイドフレーム14に接合されることにより、リヤホイールハウス40あるいはリヤサイドフレーム14と協働して閉じ断面形状をなす。そして後側下部補強部材94は、リヤホイールハウス40がダンパ荷重によって内側へ倒れることのヒンジとなるリヤホイールハウス40とリヤサイドフレーム14との接合部を上下に跨って延在していることになる。
ロア部材22内には、図4に示されているように、後側下部補強部材94の接合部においてロア部材22の延在方向に直交するように配置されて後側下部補強部材94およびロア部材22に接合された後側バルクヘッド96が設けられている。これにより、後側下部補強部材94とロア部材22との接合部の剛性が向上し、ついてはロア部材22による後側下部補強部材94の支持剛性が向上する。後側バルクヘッド96は後側下部補強部材94の前後の鍔部94Aに対応する前後2箇所に設けられている。これにより、ロア部材22による後側下部補強部材94の支持剛性が更に向上する。
図2に示されているように、前側上部補強部材72には後側上部補強部材92へ向けて略水平に延出した延出部73が一体成形されており、後側上部補強部材92には前側上部補強部材72へ向けて略水平に延出した延出部93が一体成形されている。延出部73と93とは互いに接合され、第1補強構造体70と第2補強構造体90とを上下方向の中間部で互いに連結する中間連結部98をなしている。
左右のリヤホイールハウス40の上方には、図2に示されているように、前端をリヤサイドドア開口52の後側のピラー54に接合され、後端をテールゲート開口(不図示)の側部を画定するピラー56に接続されて前後方向に略水平に延在する左右の上部リヤフレーム58が設けられている。
リヤホイールハウス40の上方には、下端をダンパ支持部46の近傍の車内側壁面40Aに接合され、上端を左右対応する側の上部リヤフレーム58に接合された第3補強構造体100が設けられている。第3補強構造体100は、ハット形断面形状有する一つの補強部材によって構成され、サイドパネル59に接合されることにより、サイドパネル59と協働して閉じ断面形状をなす。
第3補強構造体100は第1補強構造体70と同じ方向に傾斜している。第3補強構造体100のリヤホイールハウス40に対する接合は、図7に示されているように、上壁44に形成されている角部44Aを含んでその両側に延在して行われている。これにより、第3補強構造体100のリヤホイールハウス40に対する接合部の剛性が向上する。
リヤホイールハウス40の内側には、図4に示されているように、車外側壁面40Bに沿って垂直方向に直線状に延在し、上端を外側補強部材48に接合され、下端を左右対応する側のリヤサイドフレーム14に接合された第4補強構造体110が設けられている。第4補強構造体110は、ハット形断面形状を有する一つの補強部材によって構成され、車外側壁面40Bに接合されることにより、リヤホイールハウス40と協働して閉じ断面形状をなす。
上述のように、傾斜配置の第1補強構造体70と垂直配置の第2補強構造体90および第4補強構造体110との組み合わせにより、リヤホイールハウス40の補強が行われているから、リヤフロアパネル10に形成される凹部12が拡大されても、第1補強構造体70と第1リヤフロアクロスメンバ26との接続が困難になることがなく、また第2補強構造体90および第4補強構造体110と第2リヤフロアクロスメンバ28とのリヤサイドフレーム14を介した接続も困難になることがなく、リヤホイールハウス40の補強および剛性の向上が効果的に行われる。これにより、リヤフロアパネル10に形成される凹部12が拡大されても、ダンパ支持部46が上下方向に変位すること及びリヤホイールハウス40が内側へ倒れることが抑制される。
また、傾斜配置の第1補強構造体70と垂直配置の第2補強構造体90および第4補強構造体110により、ダンパ支持部46の支持剛性が向上し、ダンパ荷重によってダンパ支持部46の位置が変動することが効果的に抑制される。このことは、前側上部補強部材72の上端がリヤホイールハウス40を挟んで外側補強部材48と重なる部分を含んでリヤホイールハウス40に接合されていることにより、さらに、後側上部補強部材92の上端がリヤホイールハウス40を挟んで外側補強部材48と重なる部分を含んで前記リヤホイールハウス40に接合されていることにより、より顕著になる。
また、第2補強構造体90の下部、つまり後側下部補強部材94は、リヤサイドフレーム14の上壁(アッパ部材24)を貫通してリヤサイドフレーム14内でリヤサイドフレーム14に接合されているから、この接合部に大きい平面的スペースを必要とすることがない。
後側下部補強部材94は、リヤホイールハウス40がダンパ荷重によって内側へ倒れることのヒンジとなるリヤホイールハウス40とリヤサイドフレーム14との接合部を上下に跨って延在していることにより、リヤフロアパネル10の凹部12が拡大されてもリヤホイールハウス40を効果的に補強することができ、ダンパ支持部46が上下方向に変位すること及びリヤホイールハウス40が内側へ倒れることが効果的に抑制される。
第2補強構造体90および第4補強構造体110は、リヤホイールハウス40の車内側壁面40Aあるいは車外側壁面40Bに沿ってダンパ支持部46の中心部と同じ前後方向位置を垂直方向に延在しているから、ダンパ支持部46に対するダンパ入力を延在方向の単純な圧縮荷重および伸長荷重として受けることになる。このことにより、ダンパ支持部46に対するダンパ入力によってダンパ支持部46が上下方向に変位することが効果的に抑えられると共に、傾斜配置の第1補強構造体70との組み合わせにより、ダンパ入力によってリヤホイールハウス40がリヤサイドフレーム14との接合部をヒンジとして内側へ倒れることが効果的に抑えられ、リヤホイールハウス40の更なる薄肉化が可能になる。
ダンパ支持部46に対するダンパ入力は、第1補強構造体70からリヤサイドフレーム14、第1リヤフロアクロスメンバ26に伝達されると共に、第2補強構造体90および第4補強構造体110からリヤサイドフレーム14、第2リヤフロアクロスメンバ28に良好に伝達されるので、ダンパ入力の高剛性部への分散が効率よく行われ、リヤホイールハウス40の変形を抑える効果が効果的に得られ、リヤホイールハウス40の更なる薄肉化が可能になる。
第1補強構造体70を伝わるダンパ入力の一部は中間連結部68を通って第1補強構造体70に伝達されるから、第2補強構造体90によるダンパ入力の高剛性部への分散が、より良好に行われる。また、第1補強構造体70、第2補強構造体90および第4補強構造体110からリヤサイドフレーム14に伝わったダンパ入力の一部は、前方のサイドシル18にも伝達されるから、ダンパ入力の高剛性部への分散が、より一層良好に行われる。
また、ダンパ入力は第3補強構造体100を通って上部リヤフレーム58、上部リヤフレーム58の前後のピラー54、56にも伝達されるので、ダンパ入力の高剛性部への分散が、より一層良好に行われる。
このようなことから、リヤホイールハウス40の変形に起因したサスペンションのジオメトリの変動が抑えられ、操縦安定性が向上する。
以上、本発明を、その好適な実施形態について説明したが、当業者であれば容易に理解できるように、本発明はこのような実施形態により限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、第1補強構造体70は、2分割の前側上部補強部材72および前側下部補強部材78の3部品で構成されることが組付作業性の面で好適であるが、必ずしも3部品で構成される必要はなく、1部品によって構成されていてもよい。また、第2補強構造体90も、後側上部補強部材92および後側下部補強部材94の2部品で構成されることが組付作業性の面で好適であるが、必ずしも2部品で構成される必要はなく、1部品によって構成されていてもよい。
また、上記実施形態に示した構成要素は必ずしも全てが必須なものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて適宜取捨選択することが可能である。
10 リヤフロアパネル
12 凹部
14 リヤサイドフレーム
18 サイドシル
20 下部取付座部
22 ロア部材
24 アッパ部材
26 第1リヤフロアクロスメンバ
27 補強板
28 第2リヤフロアクロスメンバ
29 補強板
30 リヤパネル
32 ボックス部材
34 リヤセンタメンバ
40 リヤホイールハウス
40A 車内側壁面
40B 車外側壁面
42 側壁
44 上壁
44A 角部
46 ダンパ支持部
48 外側補強部材
52 ピラー
56 ピラー
58 上部リヤフレーム
59 サイドパネル
70 第1補強構造体
72 前側上部補強部材
78 前側下部補強部材
80 補強板
82 前側バルクヘッド
84 補強パッチ
90 第2補強構造体
92 後側上部補強部材
94 後側下部補強部材
96 後側バルクヘッド
98 中間連結部
100 第3補強構造体
110 第4補強構造体

Claims (16)

  1. 凹部を有するリヤフロアパネルと、
    前後方向に延在して前記リヤフロアパネルの左右両側に接合された左右のリヤサイドフレームと、
    下部を前記リヤフロアパネルとは反対側において前記リヤサイドフレームに接合され、上部にダンパ支持部を有する左右のリヤホイールハウスと、
    前記凹部の前側を車幅方向に延在し、前記リヤサイドフレームに接合された第1リヤフロアクロスメンバと、
    前記凹部の下底面に沿って車幅方向に延在し、前記リヤサイドフレームに接合された第2リヤフロアクロスメンバと、
    前記リヤホイールハウスの車内側壁面に沿って前後に傾斜して上下方向に延在し、上端を前記ダンパ支持部に接合され、下端を前記リヤサイドフレームに接合された第1補強構造体と、
    前記ダンパ支持部の中心部と同じ前後方向位置を前記リヤホイールハウスの車内側壁面に沿って略垂直方向に延在し、上端を前記ダンパ支持部に接合され、下端を前記リヤサイドフレームに接合された第2補強構造体とを有し、
    前記第1補強構造体は、上端を前記ダンパ支持部に接合され、前記リヤホイールハウスの車内側壁面に沿って前記リヤホイールハウスの下部近傍まで延在する前側上部補強部材と、上端を前記前側上部補強部材の外側面にボルト締結によって接合され、下端を前記リヤサイドフレームの上壁にボルト締結によって接合された前側下部補強部材とを含んでおり、
    前記リヤサイドフレームは、上方開口のロア部材および前記ロア部材の上方開口を塞ぐように前記ロア部材に接合されて前記上壁をなす帯板状のアッパ部材を含み、前記アッパ部材が前記ロア部材より厚板であり、
    前記アッパ部材には前記前側下部補強部材のボルト締結部の前後方向位置に整合する部位の底面に補強板が接合され、更に前記ロア部材内には前記補強板の配置部において当該ロア部材の延在方向に直交するように配置されて当該ロア部材に接合された前側バルクヘッドが設けられており
    前記第1リヤフロアクロスメンバはハット形断面形状を有していて前記凹部の前面に接合されて前記リヤフロアパネルと協働して閉じ断面形状をなし、
    前記第1リヤフロアクロスメンバの左右の端部は前記凹部の左右両側の湾曲した隅角部に沿って湾曲しており、前記第1リヤフロアクロスメンバ内には、当該第1リヤフロアクロスメンバと左右対応する側の前記リヤサイドフレームとを、前記前側バルクヘッドを含む左右方向の直線上に連結する補強パッチが設けられている車体の後部構造。
  2. 前記第2補強構造体は、上端を前記ダンパ支持部に接合され、前記リヤホイールハウスの車内側壁面に沿って前記リヤホイールハウスの下部近傍まで延在する後側上部補強部材と、上端を前記後側上部補強部材に接合され、前記アッパ部材を上下に貫通して前記ロア部材内に進入した下端を当該ロア部材の内側面に接合された後側下部補強部材とを含んでいる請求項1に記載の車体の後部構造。
  3. 前記ロア部材内には当該ロア部材の延在方向に直交するように配置されて前記後側下部補強部材に接合された後側バルクヘッドが設けられている請求項1または2に記載の車体の後部構造。
  4. 前記後側下部補強部材は、前後両側に鍔部を有するハット形断面形状をしていて前記鍔部を前記リヤサイドフレームに接合されることにより前記リヤサイドフレームと協働して閉じ断面形状をなし、
    前記後側バルクヘッドは、前後の前記鍔部に対応する前後2箇所に設けられている請求項3に記載の車体の後部構造。
  5. 前記ダンパ支持部には前記リヤホイールハウスの車外側壁面に重ね合わせて接合された外側補強部材が設けられており、
    前記前側上部補強部材の上端は前記リヤホイールハウスを挟んで前記外側補強部材と重なる部分を含んで前記リヤホイールハウスに接合されている請求項1から4の何れか一項に記載の車体の後部構造。
  6. 前記ダンパ支持部には前記リヤホイールハウスの車外側壁面に重ね合わせて接合された外側補強部材が設けられており、
    前記後側上部補強部材の上端は前記リヤホイールハウスを挟んで前記外側補強部材と重なる部分を含んで前記リヤホイールハウスに接合されている請求項2から4の何れか一項に記載の車体の後部構造。
  7. 前記ダンパ支持部には前記リヤホイールハウスの車外側壁面に重ね合わせて接合された外側補強部材が設けられており、
    前記リヤホイールハウスの車外側壁面に沿って略垂直方向に直線状に延在し、上端を前記外側補強部材に接合され、下端を前記リヤサイドフレームに接合された第4補強構造体を更に有する請求項1から4の何れか一項に記載の車体の後部構造。
  8. 凹部を有するリヤフロアパネルと、
    前後方向に延在して前記リヤフロアパネルの左右両側に接合された左右のリヤサイドフレームと、
    下部を前記リヤフロアパネルとは反対側において前記リヤサイドフレームに接合され、上部にダンパ支持部を有する左右のリヤホイールハウスと、
    前記凹部の前側を車幅方向に延在し、前記リヤサイドフレームに接合された第1リヤフロアクロスメンバと、
    前記凹部の下底面に沿って車幅方向に延在し、前記リヤサイドフレームに接合された第2リヤフロアクロスメンバと、
    前記リヤホイールハウスの車内側壁面に沿って前後に傾斜して上下方向に延在し、上端を前記ダンパ支持部に接合され、下端を前記リヤサイドフレームに接合された第1補強構造体と、
    前記ダンパ支持部の中心部と同じ前後方向位置を前記リヤホイールハウスの車内側壁面に沿って略垂直方向に延在し、上端を前記ダンパ支持部に接合され、下端を前記リヤサイドフレームに接合された第2補強構造体とを有し、
    前記リヤサイドフレームは、上方開口のロア部材および前記ロア部材の上方開口を塞ぐように前記ロア部材に接合された帯板状のアッパ部材を含み、
    前記第2補強構造体は、上端を前記ダンパ支持部に接合され、前記リヤホイールハウスの車内側壁面に沿って前記リヤホイールハウスの下部近傍まで延在する後側上部補強部材と、上端を前記後側上部補強部材に接合され、前記アッパ部材を上下に貫通して前記ロア部材内に進入した下端を当該ロア部材の内側面に接合された後側下部補強部材とを含んでおり、
    前記ロア部材内には当該ロア部材の延在方向に直交するように配置されて前記後側下部補強部材に接合された後側バルクヘッドが設けられている車体の後部構造。
  9. 前記後側下部補強部材は、前後両側に鍔部を有するハット形断面形状をしていて前記鍔部を前記リヤサイドフレームに接合されることにより前記リヤサイドフレームと協働して閉じ断面形状をなし、
    前記後側バルクヘッドは、前後の前記鍔部に対応する前後2箇所に設けられていている請求項8に記載の車体の後部構造。
  10. 前記第1補強構造体は、上端を前記ダンパ支持部に接合され、前記リヤホイールハウスの車内側壁面に沿って前記リヤホイールハウスの下部近傍まで延在する前側上部補強部材と、上端を前記前側上部補強部材の外側面にボルト締結によって接合され、下端を前記リヤサイドフレームの上壁にボルト締結によって接合された前側下部補強部材とを含んでいる請求項8または9に記載の車体の後部構造。
  11. 前記ダンパ支持部には前記リヤホイールハウスの車外側壁面に重ね合わせて接合された外側補強部材が設けられており、
    前記前側上部補強部材の上端は前記リヤホイールハウスを挟んで前記外側補強部材と重なる部分を含んで前記リヤホイールハウスに接合されている請求項10に記載の車体の後部構造。
  12. 前記ダンパ支持部には前記リヤホイールハウスの車外側壁面に重ね合わせて接合された外側補強部材が設けられており、
    前記後側上部補強部材の上端は前記リヤホイールハウスを挟んで前記外側補強部材と重なる部分を含んで前記リヤホイールハウスに接合されている請求項8から10の何れか一項に記載の車体の後部構造。
  13. 凹部を有するリヤフロアパネルと、
    前後方向に延在して前記リヤフロアパネルの左右両側に接合された左右のリヤサイドフレームと、
    下部を前記リヤフロアパネルとは反対側において前記リヤサイドフレームに接合され、上部にダンパ支持部を有する左右のリヤホイールハウスと、
    前記凹部の前側を車幅方向に延在し、前記リヤサイドフレームに接合された第1リヤフロアクロスメンバと、
    前記凹部の下底面に沿って車幅方向に延在し、前記リヤサイドフレームに接合された第2リヤフロアクロスメンバと、
    前記リヤホイールハウスの車内側壁面に沿って前後に傾斜して上下方向に延在し、上端を前記ダンパ支持部に接合され、下端を前記リヤサイドフレームに接合された第1補強構造体と、
    前記ダンパ支持部の中心部と同じ前後方向位置を前記リヤホイールハウスの車内側壁面に沿って略垂直方向に延在し、上端を前記ダンパ支持部に接合され、下端を前記リヤサイドフレームに接合された第2補強構造体とを有し、前記ダンパ支持部には前記リヤホイールハウスの車外側壁面に重ね合わせて接合された外側補強部材が設けられており、
    前記リヤホイールハウスの車外側壁面に沿って略垂直方向に直線状に延在し、上端を前記外側補強部材に接合され、下端を前記リヤサイドフレームに接合された第4補強構造体を更に有する車体の後部構造。
  14. 前記左右のリヤホイールハウスの上方を前後方向に延在する左右の上部リヤフレームと、
    下端を前記ダンパ支持部近傍の前記リヤホイールハウスに接合され、上端を前記上部リヤフレームに接合された第3補強構造体とを更に有する請求項1から13の何れか一項に記載の車体の後部構造。
  15. 前記第3補強構造体の前記リヤホイールハウスに対する接合は、前記リヤホイールハウスに形成されている角部を含んでその両側に延在して行われている請求項14に記載の車体の後部構造。
  16. 前記第1補強構造体と前記第2補強構造体とを上下方向の中間部で互いに連結する中間連結部を有する請求項1から15の何れか一項に記載の車体の後部構造。
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