JP5469697B2 - 車体前部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車体前部構造に関するものである。
従来の車体前部構造として、車体前後方向に沿って延在するフロントサイドフレームと、フロントサイドフレームよりも車幅方向の外側に配置されたメンバと、フロントサイドフレーム及びメンバを連結する連結部材と、を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、対向車等の衝突物がフロントサイドフレームよりも車幅方向の外側の位置で衝突するナローオフセット衝突の際に、メンバと共にフロントサイドフレームにも衝突荷重を伝達させ、フロントサイドフレームを変形させることで衝突エネルギを吸収することが車体の軽量化等に繋がるため希求されている。
しかし、特許文献1に記載の発明では、連結部材が、フロントサイドフレームの前端よりも後方に配置されているので、衝突初期の衝突荷重をフロントサイドフレームに伝達できず、フロントサイドフレームを十分に変形させることができない虞があった。
そこで、このような問題を解決するものとして、特許文献2には、フロントサイドフレームの前端の幅寸法を大きく確保し、かつフロントサイドフレームの前端とメンバの前端とを直接連結する発明が開示されている。これにより、衝突物がメンバのみに衝突した場合であっても、メンバを介してフロントサイドフレームに衝突荷重をスムーズに伝達することが可能となる結果、フロントサイドフレームを十分に変形させることが可能となっている。
特許第3599327号公報 特許第4680784号公報
ところが、特許文献2に記載の発明では、フロントサイドフレームとメンバとを直接固定するので、両者間のスペースが不可避的に狭小になってしまい、かかるスペースに車載部品を配置するのが困難であった。その結果、車載部品の配置箇所に制約が生じるので、レイアウトの自由度が低下するという問題があった。
本発明は、このような観点から創案されたものであり、ナローオフセット衝突した際の衝突荷重をフロントサイドフレームに確実に伝達できると共に、フロントサイドフレームとメンバとの間のスペースを好適に確保できる車体前部構造を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため本発明は、車体前後方向に沿って延在するフロントサイドフレームと、前記フロントサイドフレームよりも車幅方向の外側に配置されるロアメンバと、前記フロントサイドフレームと前記ロアメンバとの間に配置されるガセットと、を備えた車体前部構造であって、前記フロントサイドフレームは、当該フロントサイドフレームの車体前後方向の途中に設けられ、車両が衝突した際に、衝突荷重を受けて折れ曲がることで前記衝突荷重を吸収する折れ点を有し、前記ガセットの車幅方向内側は、前記フロントサイドフレームの車幅方向外側に接合されて前記フロントサイドフレームの前端から前記折れ点まで延在しており、前記ガセットの車幅方向外側には、当該ガセットの前端から後方へ向かうにつれて前記フロントサイドフレーム側に位置するように傾斜するテーパ部が形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、ガセットの車幅方向内側は、フロントサイドフレームの車幅方向外側に接合されてフロントサイドフレームの前端から折れ点まで延在していることにより、ナローオフセット衝突の際、ガセットに加わった衝突荷重をフロントサイドフレームに確実に伝達させることができる。特に、本発明によれば、ガセットの車幅方向内側は、フロントサイドフレームの折れ点まで延在しているので、かかる折れ点に衝突荷重を確実に伝達させることが可能となり、フロントサイドフレームが曲げ変形して衝突エネルギを吸収できる。
また、本発明によれば、ガセットがフロントサイドフレームとロアメンバとの間に配置されるので、フロントサイドフレームとロアメンバとの間に車載部品の配置スペースを好適に確保できる。特に、本発明によれば、ガセットの車幅方向外側には、ガセットの前端から後方へ向かうにつれてフロントサイドフレーム側に位置するように傾斜するテーパ部が形成されているので、かかるテーパ部の終端の位置(収束位置)を車体前後方向で適宜調整することによって、フロントサイドフレームとロアメンバとの間に車載部品の配置スペースを好適に確保できる。その結果、車載部品のレイアウトの自由度を高めることができる。
また、本発明は、前記ガセットは、中空部を有しており、前記中空部には、車体前後方向に沿って延在する第1バルクヘッドが配置されているように構成するのが好ましい。
かかる構成によれば、ガセットの強度・剛性を向上させて衝突荷重で断面変形するのを抑制できる。そのため、ナローオフセット衝突の際に、後退したガセットによってフロントサイドフレームに衝突荷重を確実に伝達させ、フロントサイドフレームを曲げ変形させることができる。
また、本発明は、前記ガセットは、前記テーパ部の終端から後方へ延出して前記折れ点まで至る延長部を有しており、前記フロントサイドフレーム内には、前記ガセットの前記テーパ部の終端と車幅方向で重なる位置に第2バルクヘッドが配置されているように構成するのが好ましい。
かかる構成によれば、第2バルクヘッドによって、フロントサイドフレームのうち、ガセットのテーパ部と延長部との境界部分(荷重伝達経路が変化する部分)を補強でき、両者間の荷重伝達をスムーズに行うことができる。
また、本発明は、前記ガセットの前記テーパ部の終端は、前記フロントサイドフレームの前記折れ点よりも前方に配置されており、前記フロントサイドフレーム内には、少なくとも前記ガセットの前記テーパ部の終端から後方へ延在するスチフナーが配置されているように構成するのが好ましい。
かかる構成によれば、スチフナーによって、フロントサイドフレームを補強でき、折れ点までの荷重伝達をスムーズに行うことができる。
また、本発明は、前記ロアメンバの前端は、前記ガセットの前記テーパ部に接合されているように構成するのが好ましい。
かかる構成によれば、ナローオフセット衝突の際、ガセットに加わった衝突荷重をロアメンバにも伝達させることが可能となり、ひいては、フロントサイドフレームとロアメンバとに分散して伝達できる。
また、本発明は、前記延長部には、車体前後方向に沿って延在する高剛性部が形成されているように構成するのが好ましい。
かかる構成によれば、延長部の強度・剛性が向上し、延長部の幅寸法を小さくした場合であっても、折れ点に衝突荷重を確実に伝達させることができる。また、延長部の幅寸法を小さくできるので、フロントサイドフレームとロアメンバとの間に車載部品の配置スペースを一層確保できる。
本発明によれば、ナローオフセット衝突した際の衝突荷重をフロントサイドフレームに確実に伝達できるとともに、フロントサイドフレームとメンバとの間のスペースを好適に確保できる車体前部構造を提供することができる。
本発明の実施形態に係る車体前部構造が適用された車体前部の斜視図である。 図1に示す車体前部の底面図である。 図1に示す車体前部の左側部分を右斜め前方から見下ろした斜視図である。 図3のI−I線断面図である。 図3のII−II線断面図である。 図1に示す車体前部の左側部分を右斜め前方から見た斜視図である。 図1に示す車体前部からロアメンバを取り外した状態の左側部分を左斜め後方から見下ろした斜視図である。 図7のIII-III線断面図である。 (a)は、本発明の実施形態に係る車体前部構造が適用された車両が、電柱に対してナローオフセット衝突する前の状態を示す底面図、(b)は、前記車両がナローオフセット衝突したときの状態を示す底面図である。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図中に矢印で示される、「前後」及び「上下」は、車体前後方向及び車体上下方向を示し、「左右」は、運転席から見た左右方向(車幅方向)をそれぞれ示している。また、本実施形態において、縦断面とは、垂直断面のことをいい、横断面とは、水平断面のことをいう。
図1は、本発明の実施形態に係る車体前部構造が適用された車体前部の斜視図である。図2は、図1に示す車体前部の底面図である。
図1に示すように、車両Vは、左右両側に配置された一対のフロントサイドフレーム1,1と、左右両側のフロントピラ40,40から前方へ延出してフロントサイドフレーム1の上方外寄りに配置された左右一対のアッパメンバ42,42と、を備える。
フロントサイドフレーム1とアッパメンバ42との間には、図示しないダンパを収容する左右一対のダンパハウジング44,44が配置され、ダンパハウジング44,44の後端間には、動力搭載室MRと車室CRとを区画する隔壁46が車幅方向に沿って延在している。
アッパメンバ42の前端には、フロントバルクヘッドサイド48及びロアメンバ3が上下に分岐するように固定されている。上方に配置されたフロントバルクヘッドサイド48は、前方へ向かうにつれて車幅方向内側に位置するように傾斜しており、前端がフロントバルクヘッド50に固定されている。下方に配置されたロアメンバ3は、前方へ向かうにつれて緩やかに下り傾斜した後、車幅方向の内側へ延出(湾曲)し、前端がガセット2を介してフロントサイドフレーム1に連結されている。
また、フロントサイドフレーム1の前端には、バンパビームエクステンション52を介してバンパビーム54が連結されている。フロントサイドフレーム1の前端側には、フロントバルクヘッド50の車外側端部が固定されている。
なお、図2に示すように、フロントサイドフレーム1は、隔壁46の下部を通って車室CR側まで延在している。フロントサイドフレーム1の後端は、車体前後方向に沿って延在するフロアフレーム56の前端に連結されると共に、車幅方向に沿って延在するアウトリガ58の車内側端部に連結されている。アウトリガ58の車外側端部は、車両Vの車幅方向外側の端部に沿って車体前後方向に延在するサイドシル60の前端側に連結されている。
次に、図1乃至図8を適宜参照して、本発明の特徴部分であるフロントサイドフレーム1、ガセット2、及びロアメンバ3の構成について詳細に説明する。
なお、車両Vは、左右対称となっているため、以下の説明においては、車両Vの左側部分のみを説明し、右側部分の説明を省略する。
<フロントサイドフレーム>
図2に示すように、フロントサイドフレーム1は、車体前後方向に沿って延在する鋼製部材である。フロントサイドフレーム1の車体前後方向の途中には、第1折れ点P1〜第3折れ点P3が設けられ、かかる第1折れ点P1〜第3折れ点P3は、フロントサイドフレーム1を車幅方向外側又は内側へ局所的に凹ませることで形成されている。この第1折れ点P1〜第3折れ点P3を設けることで、車両Vの前部が対向車等に衝突した際に、フロントサイドフレーム1が衝突荷重を受けて折れ曲がることが可能となり、フロントサイドフレーム1の曲げ変形によって衝突エネルギ(衝突荷重)を吸収することができる。
図3は、図1に示す車体前部の左側部分を右斜め前方から見下ろした斜視図である。図4は、図3のI−I線断面図である。図5は、図3のII−II線断面図である。
図3及び図4に示すように、フロントサイドフレーム1は、縦断面視して略ロ字状を呈する中空フレーム材である。フロントサイドフレーム1は、図4に示すように、車内側に配置され縦断面視してハット状のインナ部材10と、車外側に配置され縦断面視して上下方向に沿って延びる略直線状のアウタ部材11と、を有する。
<インナ部材、アウタ部材>
インナ部材10は、アウタ部材11の上下方向の位置で接合され車体前後方向に沿って延在する一対の上フランジ部10a及び下フランジ部10bと、上フランジ部10a及び下フランジ部10bに連続してアウタ部材11の側面との間で閉断面12を形成する突条中空部10cと、を有する。この上フランジ部10a及び下フランジ部10bを設けることで、インナ部材10には、車体前後方向に沿って延在する上フランジ稜線部10d及び下フランジ稜線部10eが形成されている。閉断面12には、バルクヘッド13及びスチフナー14が配置されている。
<バルクヘッド>
第2バルクヘッドたるバルクヘッド13は、図5に示すように、横断面視してコ字状を呈する鋼製部材である。バルクヘッド13は、後記するガセット2のテーパ部22の終端22aと車幅方向で重なる位置に配置されている。このバルクヘッド13を設けることで、フロントサイドフレーム1のうち、ガセット2のテーパ部22と延長部21bとの境界部分(荷重伝達経路が変化する部分)に対応する部分を補強でき、テーパ部22と延長部21bとの間の荷重伝達をスムーズに行うことができる。換言すると、バルクヘッド13によって、衝突荷重の伝達経路を、テーパ部22に沿う方向からフロントサイドフレーム1に沿う方向へ円滑且つ容易に変換することができる。
バルクヘッド13は、図3に示すように、前後方向に互いに離間する前壁部13a及び後壁部13bと、前壁部13a及び後壁部13bの車外側端部を繋ぐ側壁部13cと、前壁部13aの上下端及び車内側端部から前方へ延出する複数のフランジ部13d,13dと、後壁部13bの上下端及び車内側端部から後方へ延出する複数のフランジ部13e,13eと、を有する。
前壁部13a及び後壁部13bは、主としてテーパ部22から伝達される衝突荷重を支持する役割を果たしている。側壁部13cは、主としてテーパ部22から伝達される衝突荷重を受ける役割を果たしている。フランジ部13d,13eは、溶接等の固定手段によってインナ部材10の突条中空部10cに接合されている。
<スチフナー>
スチフナー14は、図3に示すように、縦断面視してL字状を呈する鋼製部材である。スチフナー14は、前端側がバルクヘッド13の上方に配置され、テーパ部22の終端22aよりも前方の位置から第1折れ点P1まで延在している。このスチフナー14を設けることで、フロントサイドフレーム1を補強でき、第1折れ点P1までの荷重伝達をスムーズに行うことができる。つまり、バルクヘッド13によってフロントサイドフレーム1に沿う方向へ変換された衝突荷重を、フロントサイドフレーム1に沿って後方(第1折れ点P1)へ向けて確実に伝達させることができる。
スチフナー14は、インナ部材10の上フランジ部10aとアウタ部材11との間に挟み込まれて左右に挟持された状態で溶接等の固定手段によって接合される縦壁部14aと、縦壁部14aの下端から車内側へ延出して突条中空部10cにボルト等の固定手段によって結合される横壁部14bと、を有する。なお、スチフナー14は、少なくともテーパ部22の終端22aと車幅方向で重なる位置から第1折れ点P1まで延在していればよい。
<第1取付プレート、第2取付プレート>
図6は、図1に示す車体前部の左側部分を右斜め前方から見た斜視図である。
図6に示すように、フロントサイドフレーム1の前端には、溶接等の固定手段によって略L字状を呈する第1取付プレート15が接合されている。第1取付プレート15の前方には、バンパビームエクステンション52の後端が取り付けられる第2取付プレート16が設けられている。第1取付プレート15及び第2取付プレート16の適所には、ボルト挿通孔15a,16aが形成され、両者はボルトBによって互いに締結されている。
<ガセット>
ガセット2は、図3及び図4に示すように、フロントサイドフレーム1とロアメンバ3との間に配置され、車幅方向に沿った縦断面がハット形状を呈する鋼製部材である。ガセット2は、フロントサイドフレーム1のアウタ部材11に接合されてフロントサイドフレーム1の前端から第1折れ点P1まで延在している。ガセット2は、平面視して三角形状を呈すると共に左右両側に開口部20d,20eが形成された本体部材20と、本体部材20と別体で構成され本体部材20及びフロントサイドフレーム1の車外側に接合される補強部材21と、を有する。
<本体部材>
図7は、図1に示す車体前部からロアメンバを取り外した状態の左側部分を左斜め後方から見下ろした斜視図である。なお、図7中の「*」は、フロントサイドフレーム1とのスポット溶接の溶接点を示す。本実施形態では、フロントサイドフレーム1とガセット2とをスポット溶接によって接合しているが、例えば、レーザ溶接やMIG溶接等の連続溶接によって接合してもよい。
図6及び図7に示すように、本体部材20は、一枚の鋼板をプレス成形して形成され、車体前後方向に沿った縦断面がコ字状を呈する部材である。本体部材20は、上壁部20aと、上壁部20aに対し下方に離間する下壁部20bと、上壁部20a及び下壁部20bの前端同士を繋ぐ前壁部20cと、を有する。
<上壁部>
上壁部20aは、平面視して三角形状を呈する部分である。上壁部20aの車外側端部20sの前側には、フランジ片20fが上方へ延出形成されている。上壁部20aの車内側端部には、インナ部材10の上フランジ部10a及びアウタ部材11の側面上部に一体的に接合される上フランジ部20iが上方へ延出形成されている。上フランジ部20iは、上壁部20aの車内側端部の全長に亘って形成され、車体前後方向に沿って延在している。
この上フランジ部20iを設けることで、上壁部20aには、車体前後方向に沿って延在する上フランジ稜線部20kが形成されている。上壁部20aのうち、前壁部20cとの境界部分の略中央部には、平面視して三角形状の凹部20nが下方へ凹設されて形成されている。この凹部20nを設けることで、曲面状の前壁部20cを具備する本体部材20をプレス一体成型する際に、凹部20nによって上壁部20aのたるみを吸収して皺の発生を抑制できると共に、本体部材20の強度・剛性を向上させることができる。
<下壁部>
下壁部20bは、上壁部20aに対応する形状に形成され、平面視して三角形状を呈する部分である。下壁部20bの車外側端部20tの前側には、フランジ片20gが下方へ延出形成されている。下壁部20bの車内側端部には、インナ部材10の下フランジ部10b及びアウタ部材11の側面下部に一体的に接合される下フランジ部20jが下方へ延出形成されている。下フランジ部20jは、下壁部20bの車内側端部の全長に亘って形成され、車体前後方向に沿って延在している。
この下フランジ部20jを設けることで、下壁部20bには、車体前後方向に沿って延在する下フランジ稜線部20mが形成されている。図6に示すように、下壁部20bのうち、前壁部20cとの境界部分の略中央部には、平面視して三角形状の凹部20pが上方へ凹設されて形成されている。この凹部20pを設けることで、曲面状の前壁部20cを具備する本体部材20をプレス一体成型する際に、凹部20pによって下壁部20bのたるみを吸収して皺の発生を抑制できると共に、本体部材20の強度・剛性を向上させることができる。
また、図4に示すように、下壁部20bの車外側には、縦断面視して上方へ凹んだ凹み部20qが形成されている。詳しくは、下壁部20bは、車内側から車外側へ向かうにつれて上方へ位置するように傾斜した後、車外側へ直線状に延出しており、下壁部20bのうち車外側の部分が車内側の部分よりも上方に位置している。フランジ片20gは、凹み部20qの車外側に形成されている。これにより、フランジ片20gと、フランジ片20gの下方且つ後記する前壁部20cとロアメンバ3の湾曲部34とによって形成される角部Rの前方に配置されるフォグランプ62(図2,図4の二点鎖線参照)と、の間にクリアランスCを確保することが可能となる。
そのため、車両Vが軽衝突した際に、フォグランプ62が上下に揺れながら後退した場合であっても、フランジ片20gとフォグランプ62との衝突を回避して、フォグランプ62の破損を抑制できる。また、凹み部20qの空間を利用して溶接装置を配置し、フランジ片20gと、後記するロアメンバ3のフランジ片32との挟み込み溶接接合を行うことができる。なお、フォグランプ62は、図示しないバンパフェイスに設けられる。
図7に示すように、上壁部20a及び下壁部20bの車外側端部20s,20tは、前方から後方へ向かうにつれてフロントサイドフレーム1側に位置するように傾斜してテーパ状に形成されている。
<前壁部>
図6に示すように、前壁部20cの車外側端部には、フランジ片20hが前方へ延出形成されている。前壁部20cの車内側には、ボルト挿通孔20r,20rが上下方向に離間して設けられている。本実施形態では、第1取付プレート15と第2取付プレート16との間に、前壁部20cの車内側端部が挟み込まれて前後に挟持され、第1取付プレート15、前壁部20c、及び第2取付プレート16によって積層された三枚の部材が、ボルトBで一体的に結合(締結)されている。これにより、ナローオフセット衝突の際に、前壁部20cが第1取付プレート15から剥がれにくくなるので、衝突荷重を確実に支持することができる。
また、図2に示すように、前壁部20cの外寄りの外周面は、平面視して曲面状(円弧状)に形成されている。一方、ロアメンバ3の前端には、車幅方向の内側(ガセット2側)へ湾曲する湾曲部34が形成されており、かかる湾曲部34の外周面は、平面視して曲面状に形成されている。つまり、ガセット2の前壁部20cとロアメンバ3の湾曲部34とによって形成される角部Rの外周面は、滑らかに連続する曲面を成している。これにより、ナローオフセット衝突の際に、ガセット2とロアメンバ3とのフランジ接合部分やロアメンバ3の前端に局所的に高い応力が加わるのを回避できるので、フロントサイドフレーム1とロアメンバ3とに衝突荷重を効率良く分散して伝達することが可能となり、ひいては、ロアメンバ3に入力された衝突荷重をアッパメンバ42へ伝達することが可能となる。
<補強部材>
補強部材21は、図4及び図7に示すように、一枚の鋼板をプレス成形して形成された部材であって、本体部材20の開口部20dを閉塞する縦断面視してコ字状の傾斜部21a(図4参照)と、傾斜部21aの後端から後方へ延出する縦断面視して略L字状の延長部21b(図7参照)と、を有する。
<傾斜部>
傾斜部21aは、図4に示すように、上壁部20a及び下壁部20bの間に配置される部分である。傾斜部21aの上下端には、上壁部20a及び下壁部20bに接合される一対の上フランジ部21c及び下フランジ部21dが車外側へ延出形成されている。また、傾斜部21aの前端には、図7に示すように、前壁部20cに接合される前フランジ部21eが車外側へ延出形成されている。傾斜部21aは、平面視して前方から後方へ向かうにつれてフロントサイドフレーム1側に位置するように傾斜し、上壁部20a及び下壁部20bの車外側端部20s,20tのテーパ形状に対応した角度で形成されている。
本実施形態では、傾斜部21aと、上壁部20a及び下壁部20bの車外側端部20s,20tとが、特許請求の範囲でいう「テーパ部」を構成しており、図面中の符号22はテーパ部を示している。テーパ部22の終端22aは、図5に示すように、フロントサイドフレーム1の第1折れ点P1よりも前方に配置されている。このテーパ部22をガセット2の車幅方向外側に設けることで、テーパ部22の終端22aの位置(収束位置)を車体前後方向で適宜調整して、フロントサイドフレーム1とロアメンバ3との間に図示しない車載部品(例えば、ウォッシャータンクやレゾネータ等)の配置スペースSを好適に確保できる。
<延長部>
延長部21bは、図5及び図7に示すように、傾斜部21a(テーパ部22)の後端から後方へ延出して第1折れ点P1まで至る部分である。延長部21bは、ナローオフセット衝突の際に、本体部材20や傾斜部21aから第1折れ点P1へ衝突荷重を伝達する役割を果たしている。延長部21bは、図7に示すように、上壁部20a及び下壁部20bの幅寸法よりも小さく形成されている。延長部21bの適所は、溶接等の固定手段によってアウタ部材11の車外側側面に接合されている。延長部21bの上端には、上フランジ部21fが車外側へ延出形成され、かかる上フランジ部21fは、傾斜部21aの上フランジ部21cに連続して形成されている。
図8は、図7のIII-III線断面図である。
図7及び図8に示すように、延長部21bの略中央部には、車体前後方向に沿って延在するビード21gが形成され、かかるビード21gは、フロントサイドフレーム1から離間する方向に突出している。このビード21gを設けることで、延長部21bとフロントサイドフレーム1のアウタ部材11との間には、閉断面21hが形成されている。なお、図8に示すように、アウタ部材11の後端側は、縦断面視して略Z字状(クランク状)を呈している。
本実施形態では、高剛性部たる上フランジ部21f及びビード21gを設けることで、延長部21bの強度・剛性を向上させることができる。また、延長部21bは、フロントサイドフレーム1のアウタ部材11と閉断面21hを形成しているので、強度・剛性がより一層向上する構造体を得ることができる。これにより、第1折れ点P1への荷重伝達効率が向上して、延長部21bの幅寸法を小さくした場合であっても、第1折れ点P1に衝突荷重を確実に伝達させることができる。また、延長部21bの幅寸法を小さくできるので、フロントサイドフレーム1とロアメンバ3との間に配置スペースSを一層好適に確保できる。
図4に示すように、本実施形態では、補強部材21の傾斜部21aによって本体部材20の開口部20dが閉塞され、かつフロントサイドフレーム1のアウタ部材11によって本体部材20の開口部20eが閉塞されることで、ガセット2には、中空部たる閉断面23が形成されている。この閉断面23を設けることで、ガセット2の強度・剛性が向上する構造体を得ることができる。閉断面23には、車体前後方向に沿って延在するバルクヘッド24が配置されている。
<バルクヘッド>
第1バルクヘッドたるバルクヘッド24は、ガセット2を補強するための鋼製部材である。バルクヘッド24は、ガセット2の強度・剛性を向上させて衝突荷重で断面変形するのを抑制してフロントサイドフレーム1に衝突荷重を確実に伝達させ、かかるフロントサイドフレーム1を曲げ変形させる役割を果たしている。また、バルクヘッド24は、図5に示すように、前壁部20cと傾斜部21aとの間に配置され、前壁部20cから傾斜部21aへの荷重伝達を促進させる役割を果たしている。
バルクヘッド24は、図3乃至図5に示すように、側面視して矩形状を呈する基部24aと、基部24aの外周(四辺)から車内側へ延出された4つのフランジ部24b,24bと、を有する。フランジ部24bは、溶接等の固定手段によって上壁部20a、下壁部20b、前壁部20c、及び傾斜部21aにそれぞれ接合されている。
<ロアメンバ>
ロアメンバ3は、図6に示すように、フロントサイドフレーム1及びガセット2よりも車幅方向の外側に配置され、縦断面視して略ロ字状を呈する鋼製部材である。ロアメンバ3の前端(湾曲部34)には、3つのフランジ片31〜33が外方(上方、下方、前方)へ延出形成され、かかるフランジ片31〜33は、ガセット2のフランジ片20f〜20hに溶接等の固定手段によって接合されている。すなわち、ロアメンバ3は、フランジ片20f〜20hを介して、ガセット2のテーパ部22に接合されている。
これにより、ナローオフセット衝突の際に、ガセット2に加わった衝突荷重をロアメンバ3に好適に伝達させることが可能となり、ひいては、フロントサイドフレーム1とロアメンバ3とに分散して衝突荷重を伝達できるので、衝突エネルギの吸収性を向上させることができる。一方、本実施形態では、ガセット2及びロアメンバ3は、フランジ片20f〜20h,31〜33を介して3点接合されていることによって、対向車等が車両Vのバンパビーム54に衝突するフルフラット衝突の際に、フロントサイドフレーム1の前端側の圧潰を損なわない程度の脆弱性を備えた構造体を得ることができる。
更に、本実施形態では、ガセット2の車外側に傾斜部21aが設けられるので、ガセット2の車外側が車内側よりも潰れがたくなる。換言すると、ガセット2の車内側が車外側よりも潰れやすくなるので、フルフラット衝突の際に、フロントサイドフレーム1の前端側の圧潰を邪魔せず、フロントサイドフレーム1の圧潰を損なわない程度の脆弱性を備えた構造体を得ることができる。
本実施形態に係る車体前部構造が適用された車両Vは、基本的に以上のように構成されるものであり、次にその作用効果について説明する。
図9(a)は、本発明の実施形態に係る車体前部構造が適用された車両が、電柱に対してナローオフセット衝突する前の状態を示す底面図、(b)は、前記車両がナローオフセット衝突したときの状態を示す底面図である。
図9(a)、(b)に示すように、本実施形態に係る車両Vが、例えば、衝突物である電柱TPとナローオフセット衝突した場合、電柱TPは、フロントサイドフレーム1の外側を通り、ガセット2の前壁部20cに衝突し、ガセット2が電柱TPによって後方に押圧される。そして、ガセット2に接合されたフロントサイドフレーム1及びロアメンバ3に衝突荷重が伝達される。
この結果、フロントサイドフレーム1は、衝突荷重によって最初に第1折れ点P1を基点として折れ曲がった後、第2折れ点P2及び第3折れ点P3を基点として順次折れ曲がることとなり、フロントサイドフレーム1の三箇所の曲げ変形によって衝突エネルギを吸収できる。
一方、ロアメンバ3は、衝突荷重によって圧潰することとなり、ロアメンバ3の変形によっても衝突エネルギを吸収できる。また、ロアメンバ3に伝達された衝突荷重は、アッパメンバ42に伝達され、ロアメンバ3の変形だけで衝突エネルギを吸収できない場合には、アッパメンバ42も圧潰することとなり、アッパメンバ42の変形によっても衝突エネルギを吸収できる。
この場合、本実施形態では、ガセット2の車幅方向内側は、フロントサイドフレーム1の車幅方向外側に接合されてフロントサイドフレーム1の前端から第1折れ点P1まで延在しているので、ガセット2に加わった衝突荷重をフロントサイドフレーム1に確実に伝達させることができる。
特に、本実施形態では、ガセット2の車幅方向内側が、フロントサイドフレーム1の第1折れ点P1まで延在しているので、かかる第1折れ点P1に衝突荷重を確実に伝達させることが可能となり、フロントサイドフレーム1が曲げ変形して衝突エネルギを吸収できる。
また、本実施形態では、ガセット2の内部(閉断面23)にバルクヘッド24が配置されているので、ガセット2の強度・剛性を向上させて衝突荷重で断面変形するのを抑制できる。そのため、ナローオフセット衝突の際に、後退したガセット2によってフロントサイドフレーム1に衝突荷重を確実に伝達させ、フロントサイドフレーム1を曲げ変形させることができる。
また、本実施形態では、フロントサイドフレーム1の内部(閉断面12)にバルクヘッド13が配置され、かかるバルクヘッド13は、ガセット2のテーパ部22の終端22aと車幅方向で重なる位置に設けられているので、フロントサイドフレーム1のうち、テーパ部22と延長部21bとの境界部分に対応する部分を補強でき、テーパ部22と延長部21bとの間の荷重伝達をスムーズに行うことができる。
また、本実施形態では、フロントサイドフレーム1の内部(閉断面12)にスチフナー14が配置され、かかるスチフナー14は、テーパ部22の終端22aよりも前方の位置から第1折れ点P1まで延在しているので、フロントサイドフレーム1を補強でき、第1折れ点P1までの荷重伝達をスムーズに行うことができる。
また、本実施形態では、ロアメンバ3の前端は、ガセット2のテーパ部22に接合されるので、ナローオフセット衝突の際に、ガセット2に加わった衝突荷重をフロントサイドフレーム1とロアメンバ3とに分散して伝達できる。
また、本実施形態では、ガセット2がフロントサイドフレーム1とロアメンバ3との間に配置されるので、フロントサイドフレーム1とロアメンバ3との間に車載部品の配置スペースSを好適に確保できる。
特に、本実施形態では、ガセット2の車幅方向外側には、テーパ部22が形成されているので、かかるテーパ部22の終端22aの位置(収束位置)を車体前後方向で適宜調整することによって、フロントサイドフレーム1とロアメンバ3との間に車載部品の配置スペースSを好適に確保できる。その結果、車載部品のレイアウトの自由度を高めることができる。
ちなみに、図5に示す状態からテーパ部22の前端の位置を変更せずに、テーパ部22の終端22aの位置のみを前方へ移動させた場合、フロントサイドフレーム1とテーパ部22との成す角度が増加する結果、ガセット2に作用する衝突荷重の車幅方向の分力が増加するので、例えば、ガセット2の中央よりも車幅方向の外側にバルクヘッド24を移動させるように構成するのが好ましい。かかる構成によれば、ガセット2の車幅方向外側の部分を潰れ難くして、フロントサイドフレーム1とロアメンバ3とに衝突荷重を確実に伝達させることができる。
また、本実施形態では、車体前後方向に沿って延在する上フランジ部21f及びビード21gを延長部21bに形成することにより、かかる延長部21bの強度・剛性が向上し、延長部21bの幅寸法を小さくした場合であっても、第1折れ点P1に衝突荷重を確実に伝達させることができる。
更に、延長部21bの幅寸法を小さくできるので、フロントサイドフレーム1とロアメンバ3との間に配置スペースSを一層確保できる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
本実施形態では、フロントサイドフレーム1を車幅方向外側又は内側へ局所的に凹ませることで、第1折れ点P1〜第3折れ点P3を形成したが、本発明はこれに限定されるものではなく、他の方法で強度・剛性に強弱をつけて折れ点を形成してもよい。
本実施形態のガセット2の本体部材20は、平面視して三角形状に形成されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、車幅方向内側がフロントサイドフレーム1に接合され、かつ車幅方向外側にテーパ部22を有することを条件として、例えば、平面視して五角形状等の他の形状に形成されてもよい。
本実施形態のガセット2は、鋼製部材で形成されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、アルミ板等の他の金属製の板材をプレス成形して形成されてもよい。
本実施形態では、延長部21bの強度・剛性を高めるため、ビード21g及び上フランジ部21fを形成したが、本発明はこれに限定されるものではなく、延長部21bの下端に下フランジ部を更に形成してもよい。また、これら3つの要素の中から1つの要素のみを適宜選択して構成されてもよいし、これら3つの要素の中から2つの要素を適宜選択して組み合わせて構成されてもよい。
1 フロントサイドフレーム
P1〜P3 折れ点
11 アウタ部材
13 バルクヘッド(第2バルクヘッド)
14 スチフナー
2 ガセット
20 本体部材
20a 上壁部
20b 下壁部
20s,20t(22) 車外側端部(テーパ部)
20f〜20h フランジ部
21 補強部材
21a(22) 傾斜部(テーパ部)
21b 延長部
21f 上フランジ部(高剛性部)
21g ビード(高剛性部)
22a 終端
23 閉断面(中空部)
24 バルクヘッド(第1バルクヘッド)
3 ロアメンバ
31〜33 フランジ部
V 車両
S 配置スペース

Claims (6)

  1. 車体前後方向に沿って延在するフロントサイドフレームと、
    前記フロントサイドフレームよりも車幅方向の外側に配置されるロアメンバと、
    前記フロントサイドフレームと前記ロアメンバとの間に配置されるガセットと、
    を備えた車体前部構造であって、
    前記フロントサイドフレームは、当該フロントサイドフレームの車体前後方向の途中に設けられ、車両が衝突した際に、衝突荷重を受けて折れ曲がることで前記衝突荷重を吸収する折れ点を有しており、
    前記ガセットの車幅方向内側は、前記フロントサイドフレームの車幅方向外側に接合されて前記フロントサイドフレームの前端から前記折れ点まで延在しており、
    前記ガセットの車幅方向外側には、当該ガセットの前端から後方へ向かうにつれて前記フロントサイドフレーム側に位置するように傾斜するテーパ部が形成されていることを特徴とする車体前部構造。
  2. 前記ガセットは、中空部を有しており、
    前記中空部には、車体前後方向に沿って延在する第1バルクヘッドが配置されていることを特徴とする請求項1に記載の車体前部構造。
  3. 前記ガセットは、前記テーパ部の終端から後方へ延出して前記折れ点まで至る延長部を有しており、
    前記フロントサイドフレーム内には、前記ガセットの前記テーパ部の終端と車幅方向で重なる位置に第2バルクヘッドが配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車体前部構造。
  4. 前記ガセットの前記テーパ部の終端は、前記フロントサイドフレームの前記折れ点よりも前方に配置されており、
    前記フロントサイドフレーム内には、少なくとも前記ガセットの前記テーパ部の終端から後方へ延在するスチフナーが配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の車体前部構造。
  5. 前記ロアメンバの前端は、前記ガセットの前記テーパ部に接合されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の車体前部構造。
  6. 前記延長部には、車体前後方向に沿って延在する高剛性部が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の車体前部構造。
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