以下、情報処理システム等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
(実施の形態)
図1は、本実施の形態における情報処理システム1000の概念図を示す図である。
図2は、本実施の形態における情報処理システム1000のブロック図である。
情報処理システム1000は、1以上の配達者情報端末1、サーバ装置2、1以上のユーザ端末3、1以上の受注サーバ装置4、および1以上の決済カード5を備える。
情報処理システム1000においては、配達者情報端末1とサーバ装置2、サーバ装置2とユーザ端末3、サーバ装置2と受注サーバ装置4、およびユーザ端末3と受注サーバ装置4とは、それぞれ、例えば無線や有線のネットワークや、無線や有線の通信回線(例えば、電話回線)等により情報の送受信が可能となるよう接続されている。なお、ここでは、一例として、配達者情報端末1とサーバ装置2とが無線の通信回線により接続されており、サーバ装置2とユーザ端末3とが有線のネットワークにより接続されており、サーバ装置2と受注サーバ装置4とが有線の通信回線により接続されており、ユーザ端末3と、受注サーバ装置4とが有線のネットワークにより接続されている場合について説明する。
なお、図1および図2においては、説明の便宜上、配達者情報端末1、ユーザ端末3、受注サーバ装置4、決済カード5が、それぞれ一つである場合について示しているが、それぞれは、複数であっても良い。
配達者情報端末1は、カード識別情報取得部101、決済識別情報取得部102、端末側入力受付部103、端末側送信部104、端末側受信部105、出力部106を備える。
サーバ装置2は、購入情報格納部201、サーバ側受信部202、カード情報格納部203、関連カード情報格納部204、配達管理情報格納部205、確認日付蓄積部206、引落日格納部207、判断部208、連絡先情報格納部209、サーバ側送信部210、取消指示受付部211、取消処理部212、決済用受信部213、決済処理部214、決済結果送信部215を備える。
ユーザ端末3は、ユーザ側受付部301、ユーザ側送信部302、ユーザ側受信部303、ユーザ側出力部304を備える。
受注サーバ装置4は、受注側受付部401、受注側決済送信部402、受注側決済結果受信部403、発送情報出力部404を備える。
配達者情報端末1は、1以上の商品の配達者が保持する情報端末である。商品の配達者とは、例えば、宅配業者や、郵便局の配達員等である。例えば、配達者情報端末1は、車載型の情報端末や、携帯型の情報端末である。配達者情報端末1は、例えば、荷札や配送伝票に印刷されているバーコードを読み取り復号化するバーコードリーダや、クレジットカード等の決済に利用されるカードに取り付けられている磁気テープ等の磁気を利用する記録媒体の情報を読み出すカードリーダや、荷札や配送伝票に印刷されているRFIDタグや、クレジットカード等に取り付けられているRFIDタグの情報を読み出すRFIDタグリーダ/ライタ等を備えていても良い。また、キーボードやタッチパネル等の入力デバイスを備えていても良い。配達者情報端末1は、通常、専用の情報端末等で実現される。ただし、携帯電話やスマートフォンや、ノート型コンピュータ等で実現されても良い。
カード識別情報取得部101は、商品の配達先のユーザが提示した決済カード5のカード識別情報を取得する。商品の配達先のユーザとは、商品の受取人と考えても良い。例えば、商品の配達先は、商品購入時に購入者から入力あるいは通知された配達先である。正規ユーザとは、例えば、決済カード5の利用契約を結んだユーザと考えても良いし、決済カードの名義人や、登録ユーザと考えても良い。配達先を示す情報は、通常、配達先の住所と配達先の個人名や法人名を含んでおり、商品の荷札や、送付ラベルや、送付伝票等に記載されている。決済カード5とは、商品購入時の決済(例えば、支払等)に利用されるカードである。決済カード5は、例えば、クレジットカードや、デビッドカード等である。ここでの商品は、有形物であってもよいし、プログラム等の無形物であっても良いし、サービス等も含むと考えて良い。決済カードには、この決済カード自身のカード識別情報が、取得可能な態様で付与されている。カード識別情報は、例えば、決済カード5の固有の番号である。取得可能な態様で付与とは、例えば、例えば、決済カード5の表面や裏面に、このカード自身のカード識別情報が記載(刻印または印刷)されていることであっても良い。また、取得可能な態様で付与とは、決済カード5に取り付けられた磁気テープ等の磁気記録媒体や、決済カード5に取り付けられたRFIDタグ等に、カード識別情報が読み取り可能に蓄積されていることであってもよい。
配達先のユーザが提示した決済カード5とは、商品の受け取りのために提示した決済カードであり、例えば、配達先のユーザが、配達する商品の購入時に利用した決済カード5として提示した決済カード、もしくは、配達する商品の購入時に利用した決済カード5に関連付けられた決済カード5である。一の決済カードに関連付けられた決済カード5とは、例えば、一の決済カードの正規ユーザの家族に対して発行された決済カード(いわゆる家族カード)等である。あるいは一の決済カードの正規ユーザが後述するサーバ装置2等に登録した、同じ正規ユーザが契約している他の決済カード5であっても良い。
カード識別情報取得部101は、例えば、決済カード5の磁気記録媒体や、RFIDタグ内に格納されているカード識別情報を、図示しない磁気カードリーダや、RFIDタグリーダ/ライタ等を用いて読み出す(即ち、取得する)。また、カード識別情報取得部101は、商品の配達者が、配達者情報端末1のキーボードやタッチパネル等の入力デバイス(図示せず)を介して入力された決済カード5に記載されているカード識別情報の入力を受け付けて、取得しても良い。
ここで述べる商品とは、決済カード5を用いて、例えば通信販売等で購入された商品である。好ましくは、決済カード5自身の提示が困難な状況で購入された商品である。ここで述べる商品は、例えば、商品の識別情報である商品識別情報と対応付けられている。商品識別情報は、例えば、商品名、商品コード、商品の製造番号等である。決済カード5を用いて購入とは、例えば、決済カード5に記載されているカード識別情報を入力、あるいは通知して商品を購入することである。また、決済カード5の磁気記録媒体やRFIDタグから読み出されたカード識別情報を利用して商品を購入することである。なお、カード番号以外に、カードの名義人の情報や、有効期限の情報や、セキュリティコードの情報や、暗証番号等が、購入の際に更に利用されても良い。
なお、ここでは詳細な説明は省略するが、カード識別情報は、通常、決済カードの正規のユーザと対応付けられている。例えば、カード識別情報と、ユーザの本名等の情報や、銀行口座番号や、暗証番号等とを対応付けて有する情報が、後述するサーバ装置2の決済処理部214がアクセス可能な記憶媒体(例えば、決済処理部214内の図示しない記憶媒体等)に蓄積されている。
決済識別情報取得部102は、商品の購入において行われた決済の識別情報である決済識別情報を取得する。決済識別情報は、具体的には、決済カードを用いて行われた決済の識別情報である。決済識別情報は、例えば、各決済に対応する決済コードでる。また、決済識別情報は、結果的に、商品の購入において行われた個々の決済が識別可能な情報であればよく、決済に対応する受注コード、決済に対応する売上コード、決済に対応する販売コード、決済に対応する商品の配送コード、伝票コード等であってもよい。また、商品と商品コードとが1対1で対応付けられている場合等においては、決済識別情報は、決済の対象となった商品の商品識別情報であっても良い。なお、ここでは、コードを文字や数字で構成される一文字以上の文字列と考える。
決済識別情報取得部102は、例えば、配達しようとする商品についての決済識別情報を取得する。決済識別情報の取得は、通常、決済識別情報取得部102商品を、配達先のユーザに渡す直前等に行われる。
決済識別情報取得部102が、どのように商品(例えば、配達しようとする商品)についての決済識別情報を取得するかは問わない。例えば、予め、商品に添付されている配達先を示すラベルや荷札や、商品の配送伝票等に、この商品について決済識別情報を記載しておくようにして、配達員が、キーボードやタッチパネル等の入力デバイスを介して入力したラベルや荷札に記載されている決済識別情報を受け付けても良い。また、商品に添付されているラベルや荷札や、商品の配送伝票等に、この商品についての決済識別情報が記録されているバーコードやRFIDタグを配置しておくようにして、このバーコードやRFIDタグの情報を、配達者情報端末1が有している図示しないバーコードリーダやRFIDタグリーダ/ライタで読み取ることで、配送する商品の決済識別情報を取得しても良い。
なお、商品の配達先のユーザによる決済カードの提示が必要であることを示す情報が、配達する商品に付与されている場合(例えば、送付用のラベル等に印刷されている場合や、ラベルのバーコード等に、提示が必要であることを示す情報が格納されている場合等)にのみ、商品の配送員は、カード識別情報取得部101および決済識別情報取得部102を用いて、ユーザが提示する決済カードのカード識別情報と、配達する商品に対応する決済識別情報とを取得するようにしてもよい。決済カードの提示が必要であることを示す情報は、例えば、商品に添付されている配達先を示すラベルや荷札や、商品の配送伝票等に予め記載されているようにする。決済カードの提示が必要であることを示す情報は、例えば、決済カードの提示が必要であることを示すテキストや、記号や、マーク等である。あるいは、商品に配置されたバーコードや、RFIDタグ等に決済カードの提示が必要であることを示すテキストやコードを記録しておくようにして、配達時に、バーコードリーダや、RFIDタグリーダ/ライタを利用して、バーコードやRFIDタグから読み出して配達員が確認するようにしても良い。あるいは、決済識別情報と、配達時における決済カードの提示の要否を示す情報とを有する情報とを対応付けた情報を、配達者情報端末1内の図示しない格納部や、配達者情報端末1が無線ネットワークや無線通信回線等で接続された格納部(例えば、図示しないサーバ内の記録媒体)等のアクセス可能な記録媒体に予め蓄積しておくようにして、決済識別情報取得部102が、配達する商品について決済識別情報を取得した際に、この決済識別情報に対応付けられた決済カードの提示の要否の情報を、図示しないアクセス可能な格納部から読み出して、後述する出力部106等を利用して、配達員に通知するようにしても良い。
端末側入力受付部103は、商品の配達先のユーザによる決済カードの提示がないことを示す情報である非提示情報の入力を受け付ける。非提示情報は、決済カードが提示されないことを示す情報であればどのような情報であっても良い。非提示情報は、例えば、提示なしを示す予め指定された値である。なお、端末側入力受付部103は、非提示情報の入力を受け付ける前に、まず、決済カードの提示があるか否かを示す情報を受け付け、提示がないことを示す情報を受け付けた場合に、非表示情報の入力を受け付けるようにしてもよい。ここでの受け付けとは、テンキーやキーボードやマウス、タッチパネルなどの入力デバイスから入力された情報の受け付けである。端末側入力受付部103は、テンキーやキーボードやタッチパネル等の入力手段のデバイスドライバーや、入力のためのメニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
端末側送信部104は、カード識別情報取得部101が取得したカード識別情報と、決済識別情報取得部102が取得した決済識別情報とを、サーバ装置2に送信する。また、端末側入力受付部103が、非提示情報の入力を受け付けた場合、端末側送信部104は、決済カードの提示がないことを示す非提示情報と、決済識別情報とをサーバ装置2に送信する。
端末側受信部105は、商品を配達先のユーザに配達することを許可するか否かを示す情報である可否情報を、サーバ装置2から受信する。ここでの商品を配達先のユーザに配達することとは、例えば、商品を最終的に配達先のユーザに渡すことと考えて良い。可否情報は、商品の配達を許可するか許可しないかを示すフラグ等の情報でも良いし、商品の配達を許可するか許可しないかを示すテキストまたは画像(静止画、動画を含む)の情報でもよい。
出力部106は、端末側受信部105が受信した可否情報を出力する。ここでの出力とは、ディスプレイへの表示、プリンタへの印字、音出力、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である。
出力部106は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。出力部106は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
サーバ装置2は、例えば、決済カードを用いた決済システムを提供する業者(例えば、いわゆるカード会社等)が利用するサーバ装置である。サーバ装置2は、例えば、コンピュータ等で実現される。
購入情報格納部201は、決済カードのカード識別情報と、商品購入時にこのカード識別情報が示す決済カードを用いて行われた決済の決済識別情報とを有する情報である1以上の購入情報が格納される。例えば、購入情報格納部201には、後述する決済処理部214等が決済処理を行った際に取得した、この決済に用いられた決済カードのカード識別情報と、この決済を識別する決済識別情報とを有する購入情報が格納される。購入情報は、決済済みの商品についての、決済に用いられた決済カードのカード識別情報と、決済識別情報とを有する情報である。購入情報は、商品の売り上げに対応する情報であることから、売上情報と考えても良い。購入情報は、更に、決済の対象となった商品の商品コード、商品名、購入日、購入店舗名等の情報を有していてもよい。
購入情報格納部201は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。かかることは、他の格納部についても同様である。
サーバ側受信部202は、配達者情報端末1から送信される決済識別情報と、カード識別情報とを受信する。また、サーバ側受信部202は、配達者情報端末1から送信される決済識別情報と、非提示情報とを受信する。サーバ側受信部202は、通常、無線または有線の通信手段で実現される。サーバ側受信部202は、通信デバイスを含むと考えても、含まないと考えても良い。
カード情報格納部203は、カード識別情報と、カード識別情報に対応した決済カードの提示に関する情報であるカード提示指定情報と、を有する1以上のカード情報が格納される。カード提示指定情報とは、一のカード情報に含まれるカード識別情報を用いて決済した商品の受け取りの際に、このカード識別情報が示す決済カードの提示が必要であるか否か等を示す情報である。カード提示指定情報は、例えば、カード情報によって対応付けられたカード識別情報が示す決済カードが、配達される商品等の購入の決済に用いられている場合において、この決済カードの提示が、商品の受け取りの際に必要であることを示す情報、または、決済カードの提示が不要であることを示す情報のいずれかである。
ここでは、決済に用いられたカード識別情報が示す決済カードの提示が必要であることを示すカード提示指定情報の値を、本人限定受取指定情報と呼び、決済カードの提示が不要であることを示すカード提示指定情報の値を、受取指定なし情報と呼ぶ。
なお、カード提示指定情報は、本人限定受取指定情報、決済に用いられたカード識別情報が示す決済カードまたはこの決済カードに関連する決済カードの提示が必要であることを示す情報、または、受取指定なし情報のうちのいずれかとしても良い。一の決済カードに関連付けられた決済カードとは、例えば、上述したような一の決済カードの正規ユーザの家族に対して発行された決済カード(いわゆる家族カード)等である。なお、一の決済カードと、この決済カードに関連付けられた決済カードとの対応関係は、ここでは、後述する関連カード情報格納部204に格納される関連カード情報で管理される。カード提示指定情報に対応するカード識別情報が示す決済カードまたはこの決済カードに関連する決済カードの提示が必要であることを示すカード提示指定情報の値を、以下、本人関連限定受取指定情報と呼ぶ。
カード提示指定情報は、例えば、上記のような本人限定受取指定情報、本人関連限定受取指定情報、受取指定なし情報のいずれかを示すフラグの情報である。あるいは、決済カードが提示される状況を判断するための条件を示す情報であってもよい。
カード情報は、更に、決済カードの契約を行ったユーザの識別情報や氏名や住所等の情報を有していてもよい。
カード情報格納部203には、例えば、決済カードの契約時等に、ユーザや、決済カードを提供する業者等により入力されたカード情報が蓄積される。カード情報のカード提示指定情報等は、ユーザの指示によって適宜変更できるようにしても良い。
なお、特定の決済カードについては、決済カードの契約時や申込み時等に、この決済カードのカード識別情報を有するカード情報のカード提示指定情報の値が、本人限定受取指定情報、または本人関連限定受取指定情報のいずれかに予め設定されるようにしても良い。このようにすることで、ユーザは、この特定の決済カードを契約するだけで、自動的に、この決済カードで購入した、配達される商品の受け取りの際に、購入に利用した決済カードの提示を必要とすることができる。
なお、全ての決済カードについて、商品の受け取りの際に決済カードの提示を必要とする場合等には、カード情報は不要であり、カード情報格納部203は省略しても良い。
関連カード情報格納部204には、一の決済カードのカード識別情報と、一の決済カードに関連付けられた決済カードのカード識別情報との対応関係を示す情報である1以上の関連カード情報が格納される。一の決済カードに関連付けられた決済カードとは、例えば、上述したような一の決済カードの正規ユーザの家族に対して発行された決済カード(いわゆる家族カード)や、一の決済カードの正規ユーザが契約している他の決済カードである。ここでは、一の決済カードに関連付けられた決済カードを関連カードと呼ぶ。例えば、関連カード情報は、一の決済カードのカード識別情報と、一の決済カードに関連付けられた関連カードのカード識別情報とを有する1以上の情報である。また、関連カード情報は、一の決済カードのカード識別情報と、この決済カードに関連付けられた関連カードのカード識別情報とのそれぞれだけに共通の識別情報を対応付けた(付与した)情報である。関連カード情報は、一の決済カードのカード識別情報と、一の決済カードに関連付けられた関連カードのカード識別情報とを、グループとして管理する情報と考えても良い。
配達管理情報格納部205は、決済識別情報と、判断部208が商品の配達を許可することを示す可否情報を取得した日付である確認日付と、を有する情報である1以上の配達管理情報が格納される。配達管理情報は、決済された商品の到着を管理する情報や、配達状況を管理する情報と考えても良い。一の決済識別情報について判断部208が可否情報を取得するまでは、この一の決済識別情報を有する配達管理情報の確認日付の値は、空欄、あるいは空欄を示す値、例えばnull等である。判断部208が可否情報を取得する処理等については後述する。例えば、決済処理部214が一の決済を行った場合等に、この決済の識別情報を有する配達管理情報が、決済処理部214等によって蓄積される。
配達管理情報格納部205に格納されている配達管理情報は、更に、配達管理情報に格納されている決済識別情報が示す決済により購入された商品の発送日の日付を有していてもよい。商品の発送日は、例えば、購入された商品が、商品が購入された店舗、あるいはこの店舗の配送センター等から発送される日や、購入された商品が、商品が購入された店舗から、配達者へ渡された日等である。但し、配達者が、購入された商品のユーザへの配達を最初に試みた日付を発送日と考えても良い。商品の発送日の日付は、例えば、受注サーバ装置4の受注側決済送信部402が送信する決済識別情報と、当該決済識別情報に対応する商品の発送日の日付とを、サーバ側受信部202や、後述する決済用受信部213が受信するようにし、受信したサーバ側受信部202や、決済用受信部213が、受信した決済識別情報に対応する配達管理情報の発送日の日付を、受信した発送日の日付で更新(例えば、上書き)すること等により蓄積される。あるいは、商品の発送を行った店舗等からの連絡に応じて、決済カードを扱う業者等が、キーボード等の入力デバイス(図示せず)を介して手入力された発送日の日付が、配達管理情報に蓄積されても良い。
なお、配達管理情報格納部205には、決済識別情報と、この決済識別情報が示す決済により購入された商品の配達状況を示す情報と、を有する情報である配達管理情報が格納されるようにしてもよい。商品の配達状況を示す情報とは、決済済の商品の状況を示す情報であり、例えば、商品が発送準備中(未発送)である状況、商品が発送済である状況、商品配達時に、配達先での決済カードが確認済である状況、商品の配達時に、配達先での決済カードの確認ができなかった状況、商品についての決済が、決済カードの正規ユーザにより取り消された状況等を示す情報である。
確認日付蓄積部206は、後述する判断部208が、商品の配達を許可することを示す可否情報を取得した確認日付を、配達管理情報格納部205に格納されている配達管理情報のうちの、サーバ側受信部202が受信した決済識別情報を有する配達管理情報に蓄積する。例えば、確認日付蓄積部206は、後述する判断部208が、サーバ側受信部202が受信した決済識別情報に対応する商品の配達を許可することを示す可否情報を取得した場合に、この確認を行った日付の情報を、確認日付として図示しない時計等から取得する。そして、取得した確認日付を、配達管理情報格納部205に格納されている配達管理情報のうちの、サーバ側受信部202が受信した決済識別情報を有する配達管理情報の確認日付の値として蓄積(例えば、上書き)する。
引落日格納部207には、決済カードの利用料金の引き落とし日の日付が格納される。引落日格納部207には、複数の引き落とし日の日付(例えば、毎月ごとの日付)が格納されていても良い。また、「毎月第三金曜日」というような引き落とし日を取得するルール等に応じて、一の引き落とし日を経過する毎に図示しない処理部等で生成された最も近い引き落とし日の日付等が、引落日格納部207に格納されても良い。決済カードごとに、異なる引き落とし日が設定されている場合、カード識別情報と、引き落とし日の日付とを対応付けて有する情報が引落日格納部207に格納されても良い。ここでの格納とは、一時記憶も含む概念である。
判断部208は、購入情報格納部201に格納されている1以上の購入情報の中に、サーバ側受信部202が受信した決済識別情報およびカード識別情報を有する購入情報が存在するか否かを判断して、この決済識別情報に対応する商品の配達を許可するか否かを示す可否情報を取得する。例えば、判断部208は、購入情報格納部201に格納されている1以上の購入情報の中にサーバ側受信部202が受信した決済識別情報とカード識別情報とを有する購入情報が存在すると判断した場合に、この決済識別情報に対応した商品の配達を許可する可否情報を取得する。また、サーバ側受信部202が受信した決済識別情報とカード識別情報とを有する購入情報が存在しないと判断した場合に、この決済識別情報に対応した商品の配達を許可しない可否情報を取得する。可否情報とは、上述したように商品の配達(具体的には、最終的に商品をユーザに渡すこと)を許可するか許可しないかを示す情報である。可否情報や、商品の配達を許可するか否かを、配達者に通知するための情報と考えても良い。商品の配達を許可する場合の可否情報と、許可しない場合の可否情報とは、判断部208の判断結果と対応付けて、予め図示しない記憶媒体等に蓄積しておくようにして、判断部208の判断結果に応じて適宜読み出すようにすればよい。可否情報は、結果的に、商品を配達して良いか否かがが分かる情報であればよく、商品の配達先のユーザが、正当なユーザ(即ち、決済カードの正規ユーザ)であるか不当なユーザであるか否か等を示す情報でも良い。
判断部208は、更に、購入情報格納部201に格納されている購入情報の中に、サーバ側受信部202が受信した決済識別情報と、関連カード情報によりサーバ側受信部202が受信したカード識別情報と対応付けられている一のカード識別情報と、を有する購入情報があるか否かを判断し、サーバ側受信部202が受信した決済識別情報と、関連カード情報によりサーバ側受信部202が受信したカード識別情報と対応付けられている一のカード識別情報と、を有する購入情報が存在すると判断した場合に、商品の配達を許可することを示す可否情報を取得するようにしてもよい。また、存在しないと判断した場合には、商品の配達を許可しないことを示す可否情報を取得するようにしてよい。なお、サーバ側受信部が202が受信したカード識別情報を用いた処理と、このカード識別情報に関連するカード識別情報を用いた処理との処理順番等は、問わない。
更に、判断部208は、サーバ側受信部202が非提示情報を受信したか否かを判断し、非提示情報を受信したと判断した場合には、サーバ側受信部202が受信した決済識別情報に対応する商品の配達を許可しないことを示す可否情報を取得する。この場合、上記のようなカード識別情報を用いた判断処理は行わなくてよい。
また、サーバ側受信部202がカード識別情報を受信した場合は、判断部208は、サーバ側受信部202が受信した決済識別情報を含むカード情報に含まれるカード提示指定情報に応じて、この決済識別情報に対応する商品の配達を許可する可否情報を取得するようにしても良い。
例えば、判断部208は、サーバ側受信部202が受信した決済識別情報を含むカード情報に含まれるカード提示指定情報が、カード情報に含まれるカード識別情報が示す決済カードの提示が必要であることを示す情報である場合(即ち、本人限定受取指定情報である場合)に、上記と同様に、購入情報格納部201に格納されている1以上の購入情報の中に、サーバ側受信部202が受信した決済識別情報およびカード識別情報を有する購入情報が存在するか否かを判断し、可否情報を取得する。具体的には、判断部208は、サーバ側受信部202が受信した決済識別情報と、サーバ側受信部202が受信したカード識別情報と、を有する購入情報が存在すると判断した場合に、商品の配達を許可する可否情報を取得する。存在しないと判断した場合には、判断部208は、商品の配達を許可しない可否情報を取得する。
また、判断部208は、サーバ側受信部202が受信した決済識別情報を含むカード情報に含まれるカード提示指定情報が、カード情報に含まれるカード識別情報または関連カード情報によりカード識別情報に対応付けられているカード識別情報のいずれか一つが示す決済カードの提示が必要であることを示す情報である場合(即ち、本人関連限定受取指定情報である場合)、購入情報格納部201に格納されている購入情報の中に、サーバ側受信部202が受信した決済識別情報と、サーバ側受信部202が受信したカード識別情報または関連カード情報によりこのサーバ側受信部202が受信したカード識別情報と対応付けられているカード識別情報のうちのいずれか一つと、を有する購入情報が存在するか否かを判断し、可否情報を取得してもよい。例えば、このような購入情報が存在すると判断した場合に、サーバ側受信部202が受信した決済識別情報に対応する商品の配達を許可する可否情報を取得し、存在しないと判断した場合、商品の配達を許可しない可否情報を取得する。
また、判断部208は、サーバ側受信部202が受信した決済識別情報を含むカード情報に含まれるカード提示指定情報が、カードの提示が不要であることを示す情報であるか否かを更に判断し、カード提示指定情報が、カードの提示が不要であることを示す情報(即ち、受取指定なし情報)であると判断した場合に、商品の配達を許可することを示す可否情報を取得する。
なお、サーバ側受信部202が非提示情報を受信した場合には、判断部208は、例えば、サーバ側受信部202が受信した決済識別情報を含むカード情報に含まれるカード提示指定情報が、カードの提示が不要であることを示す情報であるか否かを判断し、カードの提示が不要であることを示す情報であると判断した場合には、サーバ側受信部202が受信した決済識別情報に対応する商品の配達を許可することを示す可否情報を取得し、カードの提示が不要であることを示す情報以外の情報である場合には、サーバ側受信部202が受信した決済識別情報に対応する商品の配達を許可しないことを示す可否情報を取得するようにしてよい。
更に、判断部208は、配達管理情報格納部205に格納されている配達管理情報のうちの、サーバ側受信部202が受信した決済識別情報を有する配達管理情報の確認日付の値が、日付がないことを示す値であり、かつサーバ側受信部202が決済識別情報を受信した日付が、予め指定された条件を満たす期日を過ぎているか否かを判断し、確認日付の値が、日付がないことを示す値でありかつ期日を過ぎていると判断した場合に、商品の配達を許可しないことを示す可否情報を取得するようにしてもよい。日付がないことを示す値とは、例えば空欄であっても良いし、空欄であることを示す値(例えばnull等)であっても良い。
予め指定された条件を満たす期日とは、例えば、商品の発送日の日付から予め指定された期間を経過した日付である。例えば、サーバ側受信部202が受信した決済識別情報を有する配達管理情報に含まれる配送日の日付から、予め指定された期間を経過した日付である。予め指定された期間は、例えば、10日や14日等の日数等で指定される。ただし、単位は問わない。この期間を指定する情報は、例えば、図示しない記憶媒体等に予め格納されている。
また、予め指定された条件を満たす期日とは、決済カードの利用料金の引き落とし日に対応する日付である。引き落とし日は、例えば、引落日格納部207に格納されている引落日である。ここでの引き落とし日は、最も現在に近い、即ち直近の引き落とし日である。また、引き落とし日に対応する日付とは、例えば、引き落とし日、あるいは引き落とし日よりも予め指定された日数だけ前の日付である。また、引き落とし日に対応する日付は、引き落とし日に引き落とされる予定の決済を取消可能な日付(以下、取消可能日と称す)であっても良い。なお、引き落とし日に対応する日付として取消可能日を用いる場合、引落日格納部207に、取消可能日を格納しておくようにして、これを適宜読み出すようにしても良い。
なお、上記のような確認日付の値等を用いた判断を行う場合、判断部208は、上述したようなサーバ側受信部202が受信したカード識別情報や非提示情報を用いた可否情報を取得するための判断を行う前に、確認日付の値が、日付がないことを示す値でありかつ期日を過ぎているか否かの判断を行い、確認日付の値が、日付がないことを示す値でありかつ期日を過ぎていると判断されない場合に、上述したようなサーバ側受信部202が受信したカード識別情報や非提示情報を用いた可否情報を取得するための判断を行うようにすることが好ましい。
なお、配達管理情報格納部205に、決済識別情報と、この決済識別情報が示す決済により購入された商品の配達状況を示す情報と、を有する配達管理情報が格納されている場合、この配達状況を示す情報に応じて、判断部208は、決済識別情報に対応するカードの不正利用があるか否か等を判断してもよい。例えば、商品の配達状況を示す情報が、商品の配達時に、配達先での決済カードの確認ができなかった状況を示す値である場合に、判断部208は、この配達状況を示す情報に対応付けられた決済識別情報が示す決済において、カードの不正利用があったと判断しても良い。
連絡先情報格納部209には、カード識別情報と、このカード識別情報が示す決済カードの正規ユーザの連絡先情報とを有する1以上の連絡先管理情報が格納される。正規ユーザとは、例えば、決済カードを契約者である。連絡先情報は、例えば、電子メールアドレスや、ファクシミリ番号、電話番号(携帯電話番号も含む)やソーシャルネットワークのアカウント等である。
サーバ側送信部210は、判断部208が取得した可否情報を、配達者情報端末1に送信する。なお、ここでは、判断部208が取得した可否情報を、そのまま、配達者情報端末1に送信することも、判断部208が取得した可否情報に対応する情報をサーバ側送信部210が取得して送信することも、サーバ側送信部210が、実質的に、判断部208が取得した可否情報を送信することと考えて良い。例えば、サーバ側送信部210は、図示しない記憶媒体等に予め格納されている、判断部208が取得し得る可否情報と対応付けて予め用意されている送信用の可否情報を読み出して、この送信用の可否情報を配達者情報端末1に送信しても良い。また、例えば、サーバ側送信部210は、図示しない記憶媒体等に予め格納されている、判断部208が取得し得る可否情報と対応付けて予め用意されているテンプレートから、判断部208が取得した可否情報に対応するテンプレートを読み出して、このテンプレートに、判断部208が取得した可否情報や、サーバ側受信部202が受信した決済識別情報またはカード識別情報に対応する購入情報、カード情報、または配達管理情報等に含まれる情報等を適宜配置して生成した送信用の可否情報を配達者情報端末1に送信しても良い。
また、サーバ側送信部210は、判断部208が商品の配達を許可しない可否情報を取得した場合に、サーバ側受信部202が受信した決済識別情報に対応する連絡先情報が示す連絡先に、決済カードの不正利用があったことを示す情報を更に送信する。サーバ側受信部202が受信した決済識別情報に対応する連絡先情報は、例えば、連絡先情報格納部209に格納されている連絡先情報管理情報から、サーバ側受信部202が受信したカード識別情報と対応付けられた連絡先情報を検索等により取得する。また、サーバ側受信部202が、カード識別情報を受信していない場合、サーバ側受信部202が受信した決済識別情報に対応するカード識別情報を、購入情報格納部201に格納されている購入情報から検索等により取得し、さらに、このカード識別情報と対応付けられた連絡先情報を連絡先情報管理情報から検索等により取得すればよい。
決済カードの不正利用があったことを示す情報は、例えば、不正利用があったことを正規ユーザに通知する情報を少なくとも有する情報である。不正利用があったことを示す情報は、例えば、決済カードの不正利用があったことを示すテキストまたは画像の情報である。また、不正利用があったことを示す情報は、さらに、不正利用の内容の確認に利用可能な情報を含むものであることが好ましい。不正利用の内容確認に利用可能な情報は、例えば、不正利用があったと考えられる決済識別情報、この決済識別情報を有する購入情報に含まれる商品名等の様々な情報等である。例えば、サーバ側送信部210は、これらの情報を取得して、サーバ側送信部210内等の図示しない格納部に格納されているテンプレート情報等を読み出して、このテンプレート情報に、取得した情報を配置して、不正利用があったことを示す情報を取得する。
また、決済カードの不正利用があったことを示す情報は、決済カードの不正利用により行われた決済を取り消す(キャンセルする)ための情報を含んでいても良い。不正利用により行われた決済とは、判断部208が、配達が許可されない可否情報を取得した際に、サーバ側受信部202が受信した決済識別情報である。決済を取り消すための情報は、例えば、取消対象となる決済を示す決済識別情報と、決済を取り消すためのWEBサイト等へのリンク情報やURLとを有する情報である。また、決済識別情報と、決済の取り消しをカード会社や販売店に連絡するための電話番号やファクシミリ番号等であっても良い。決済識別情報の代わりに、取消対象の決済識別情報と、この決済識別情報が示す決済を取り消すことを示す情報とを有する取消用情報を有していても良い。
例えば、決済カードの不正利用があったことを示す情報は、不正利用により決済を取り消すためのボタン(リンクボタンも含む)と、このボタンと対応付けられた、決済を取り消すための指示を受け付けるためのサーバ装置2が提供するWEBページへのリンク情報と、決済の取消対象となる決済識別情報との組を、決済カードの不正利用により行われた決済を取り消すための情報として含む電子メールの情報である。
なお、上述した引き落とし日に対応する日付が、取消可能日である場合、サーバ側送信部210は、サーバ側受信部202が決済識別情報を受信した日付が取消可能日を過ぎているか否かに応じて、決済カードの不正利用があったことを示す情報を取得し、連絡先情報が示す連絡先に送信するようにしても良い。
例えば、決済識別情報を受信した日付が、取消可能日以前である場合、決済を取り消すことが可能であることを示す情報や決済を取り消すための情報を含む決済カードの不正利用があったことを示す情報を送信し、取消可能日を過ぎた日付である場合、決済の取消ができないことを示す情報や、その理由(具体的には、取消可能日を経過してしまっていること等)を示す情報を含む決済カードの不正利用があったことを示す情報を送信するようにしても良い。なお、送信される情報は、取消可能日等を含む情報であっても良い。
また、サーバ側送信部210は、決済識別情報を受信した日付が、引き落とし日を過ぎてしまっている場合には、決済の取消ができないことを示す情報や、その理由(具体的には、支払済であること等)を示す情報を含む決済カードの不正利用があったことを示す情報を取得し、連絡先情報が示す連絡先に送信するようにしても良い。
なお、サーバ側受信部202が決済識別情報を受信した日付が、取消可能日を過ぎているか否かの判断や、引き落とし日を過ぎているか否かの判断等は、例えば、判断部208が行うようにする。
なお、サーバ装置2や、サーバ装置2を利用するいわゆるカード会社等においては、商品が配達完了した後でなければ、商品についての料金の引き落とし等を行わないようにしても良い。例えば、商品の配達を許可する情報等をサーバ装置2が取得した時点で、判断部208が、この商品についての料金の引き落としを許可する情報を、商品識別情報と対応付けて、配達管理情報格納部205等に蓄積するようにして、サーバ装置2あるいはサーバ装置2を利用するカード会社等が、この引き落としを許可する情報と対応付けられた商品識別情報が示す商品についてだけ、料金の引き落としを行うようにしても良い。なお、配達を完了した場合に、配達者情報端末1から配達完了を示す情報をサーバ装置2に送信するようにし、サーバ装置2は、受信した配達完了を示す情報を、商品識別情報と対応付けて、配達管理情報格納部205等に蓄積するようにしても良い。
取消指示受付部211は、サーバ側送信部210が決済カードの不正利用があったことを示す情報を送信した送信先から送信される決済取消指示を受け付ける。決済カードの不正利用があったことを示す情報を送信した送信先とは、判断部208が、配達が許可されない可否情報を取得した際に、サーバ側受信部202が受信した決済識別情報に対応する連絡先情報が示す連絡先である。決済取消指示は、上述したような、不正利用に対応する決済識別情報が示す決済を取り消す指示である。決済取消指示は、例えば、取消対象となる決済の決済識別情報や、取消の実行を指示するコマンド等を有する情報である。例えば、不正利用が行われたことを示す情報に含まれる決済を取り消すためのボタン等を操作した結果、決済カードの不正利用があったことを示す情報を送信した送信先から送信される決済を取り消すための指示である。ここでの受け付けとは、ユーザ端末3等から送信される決済取消指示の受信等である。取消指示受付部211は、例えば通信手段やそのドライバーソフトウェア等で実現可能である。ただし、取消指示受付部211は、図示しない入力デバイス等を介して、決済取消指示を受け付けても良い。
取消処理部212は、取消指示受付部211が受け付けた決済取消指示に応じて、決済の取消を行う。例えば、サーバ側受信部202等が決済取消指示を受け付けると、取消処理部212は、は、受け付けた決済取消指示が指定する決済識別情報が示す決済の取消処理を行う。例えば、取消処理部212は、決済取消指示が指定する決済識別情報に対応する購入情報や配達管理情報等を削除したり、対応する購入情報や配達管理情報等に、取り消しが発生したことを示すフラグ情報等を付与する。また、決済により発生した利用料金等を管理する情報から、決済取消指示が指定する決済識別情報に対応する利用料金に関する情報を削除したり、決済取消指示が指定する決済識別情報に対応する利用料金に関する情報に取り消しが発生したことを示すフラグ情報を付与する。なお、決済の取消処理等は、通常のクレジットカード等の処理として公知の技術であるので、ここでは、詳細な説明は省略する。
決済用受信部213は、受注サーバ装置4から送信される、決済カードで商品購入時の決済を行うために必要な情報等を受信する。決済を行うために必要な情報とは、例えば、購入された商品の価格や商品コード、商品の購入に用いられたカード識別情報、購入日、販売店名等の情報である。
決済処理部214は、決済用受信部213が受信した情報を用いて、商品を購入するための決済処理を行う。決済処理部214は、例えば、図示しないアクセス可能な記憶媒体等に、決済に必要な情報、例えば、限度額の情報や、これまでの利用額の情報等を有しており、これらの情報を適宜用いて、決済処理を行う。決済カードを用いて、商品を購入するための決済を行う処理は、公知の技術であることから、ここでは詳細な説明は省略する。なお、決済処理部214が決済処理を行い、決済が承認された場合、決済用受信部213が受信した情報と、決済用識別情報とを対応付けた情報を、購入情報や、配達管理情報等として、購入情報格納部201や、配達管理情報格納部205等に蓄積する。なお、決済用識別情報は受注サーバ装置4から受信しても良いし、決済処理部214が、決済処理ごとに、予め指定されたルール等に従って取得しても良い。
決済結果送信部215は、決済処理部214が行った決済結果を示す情報を受注サーバ装置4に送信する。決済結果を示す情報とは、決済が成功(完了)したことを示す情報や、決済の処理が成功しなかったことを示す情報である。また、決済が成功した場合、決済結果送信部215は、この決済の決済識別情報を含む決済結果を示す情報を送信するようにしても良い。決済結果送信部215は、例えば、通信手段等により実現可能である。
ユーザ端末3は、決済カードを利用するユーザの情報処理端末である。ユーザ端末3は、例えば、コンピュータ、携帯電話、スマートフォン等である。
ユーザ側受付部301は、ユーザが入力する購入する商品を指定する情報と、商品の購入に利用する決済カードのカード識別情報とを受け付ける。商品を指定する情報は、例えば、商品コードや商品名等の商品の識別情報である。ユーザ側受付部301は、更に、商品の配達先を指定する住所等の情報等を受け付けてもよい。また、ユーザ側受付部301は、商品の購入に必要な他の情報等を受け付けてもよい。これらの情報を入力する際にもちいられる入力手段は、テンキーやキーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。
また、ユーザ側受付部301は、不正利用が行われた決済を取り消すための操作を受け付けても良い。ここでは特に、ユーザ側受付部301は、後述するユーザ側受信部303が受信した決済カードの不正利用があったことを示す情報が示す不正利用があった決済についての、決済を取り消すための操作を受け付けてもよい。例えば、ユーザ側受付部301は、不正利用が行われて決済についての決済取消指示を出力するための操作を受け付けても良い。例えば、後述するユーザ側受信部303が受信した決済カードの不正利用が行われたことを示す情報に、不正利用が行われた決済を取り消すためのボタン(図示せず)と、このボタンを押した際に実行される不正利用が行われた決済を取り消すための処理を実行するためのプログラム(例えば、スクリプト等)等が含まれる場合、ユーザ側受付部301は、この取り消しを行うためのボタンを押す操作を受け付けても良い。ユーザ側受付部301は、テンキーやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
ユーザ側送信部302は、ユーザ側受付部301が受け付けた商品を指定する情報と、カード識別情報とを含む情報を、受注サーバ装置4に送信する。また、上記のように、ユーザ側受付部301が、不正利用が行われた決済を取り消す操作を受け付けた場合、この決済を取り消す指示である決済取消指示を、サーバ装置2等に送信してもよい。決済取消指示は、取消対象となる決済の決済識別情報や、取消の実行を指示するコマンド等を有する情報である。ユーザ側送信部302は、例えば、決済取消指示を、サーバ装置2内の決済を取り消すための指示を受け付けるためのWEBページが格納されている場所や、決済を取り消す処理を実行するプログラムの場所に送信する。
ユーザ側受信部303は、決済カードが不正利用されたことを示す情報をサーバ装置2から受信する。ユーザ側受信部303は、例えば、電子メールで送信される決済カードが不正利用されたことを示す情報を受信する。
ユーザ側出力部304は、ユーザ側受信部303が受信した決済カードが不正利用されたことを示す情報を出力する。また、ユーザ側出力部304は、決済カードの不正利用されたことを示す情報に含まれる、決済カードの不正利用により行われた決済を取り消すための操作を受け付けるための情報をさらに出力しても良い。ここでの出力は、ディスプレイへの表示、プリンタによる紙等への印字、音出力、外部の装置への送信等を含む概念である。ユーザ側出力部304は、ディスプレイやプリンタ等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。ユーザ側出力部304は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
受注サーバ装置4は、商品の販売等を行う業者の利用するサーバ装置である。例えば、受注サーバ装置4は、いわゆるショッピングサイトを提供するサーバ装置である。受注サーバ装置4は、通常、コンピュータ等で実現される。
受注側受付部401は、ユーザが購入を希望する商品を指定する情報と、決済カードのカード識別情報とを、ユーザ端末3から受け付ける。また、受注側受付部401は、商品の配達先を指定する住所等の情報を更に受け付けても良い。また、これらの情報以外の、商品の購入に必要な情報等を受け付けても良い。これらの情報は、商品の受注を受けるための情報と考えても良い。ここでの受け付けは、例えば、ユーザ端末3から送信されるこれらの情報の受信である。受信である受注側受付部401は、通常、無線または有線の通信手段で実現される。受注側受付部401は、通信デバイスを含むと考えても、含まないと考えても良い。なお、受注側受付部401は、図示しない入力デバイス等を介して入力された、上述したようなユーザが購入を希望する商品を指定する情報および決済カードのカード識別情報等を含む情報を受け付けても良い。
受注側決済送信部402は、受注側受付部401が受け付けたカード識別情報と、受注側受付部401が受け付けた商品を指定する情報や、この商品の代金の情報等を、サーバ装置2に送信する。商品の代金の情報は、図示しない格納部等に蓄積されている商品を指定する情報と、商品の代金とを対応付けて有する情報から、受け付けた商品を指定する情報を用いて検索することで取得可能である。受注側決済送信部402が送信するこれらの情報は、商品の決済処理に用いられる情報と考えてもよい。受注側決済送信部402は、通常、無線または有線の通信手段で実現される。受注側決済送信部402は、通信デバイスを含むと考えても、含まないと考えても良い。
受注側決済結果受信部403は、サーバ装置2から送信される、決済の結果を示す情報を受信する。決済が成功した場合、成功した決済の決済識別情報を含む決済の結果を示す情報を受信する。
発送情報出力部404は、受注側決済結果受信部403が受信した決済結果が、決済が成功したことを示す情報である場合、決済の対象となった商品を発送するための情報を出力する。具体的には、決済が成功したこと示す情報に含まれる決済識別情報を取得し、この決済識別情報を有する商品を発送するための情報を出力する。商品を発送するための情報は、例えば、商品を発送するための指示である。あるいは、決済識別情報が記載された商品の配達に利用される荷札やラベルや送付状を出力(例えば印刷)する処理や、これらを出力するための情報を、記録媒体等に蓄積する処理である。あるいは、決済識別情報が格納されたバーコードや、RFIDタグが配置された荷札やラベルや送付状を出力する処理や出力するための情報を、図示しない記憶媒体等に蓄積する処理や、配達者等が利用するサーバ装置等(図示せず)に送信する処理等であっても良い。
ここでの出力とは、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタへの印字、音出力、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラム等への処理結果の引渡し等を含む概念である。発送情報出力部404は、ディスプレイやプリンタ等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。発送情報出力部404は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
次に、情報処理システム1000の配達者情報端末1の動作の一例について図3のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS101)決済識別情報取得部102は、配達する商品についての決済識別情報を取得したか否かを判断する。例えば、図示しないバーコードリーダやRFIDタグリーダ/ライタ等を用いて読み出した決済識別情報を取得したか否かを判断する。あるいは、図示しないキーボードやタッチパネル等の操作により入力された決済識別情報を取得したか否かを判断する。取得した場合、ステップS102に進み、取得していない場合、ステップS101に戻る。
(ステップS102)配達者情報端末1は、配達先のユーザからの、決済カードの提示があるか否かを判断する。例えば、カード識別情報の入力画面等を表示する操作を受け付けた場合に、決済カードの提示があると判断する。また、例えば、非提示情報の入力画面等を表示する操作を受け付けた場合に、決済カードの提示がないと判断する。提示があると判断した場合、ステップS103に進み、ないと判断した場合、ステップS107に進む。
(ステップS103)カード識別情報取得部101は、カード識別情報を取得したか否かを判断する。例えば、図示しない磁気カードリーダやRFIDタグリーダ/ライタ等を用いて決済カードから読み出したカード識別情報を取得したか否かを判断する。あるいは、図示しないキーボードやタッチパネル等の操作により入力された決済カードのカード識別情報を取得したか否かを判断する。取得した場合、ステップS104に進み、取得していない場合、ステップS103に戻る。
(ステップS104)端末側送信部104は、ステップS101で取得した決済識別情報と、ステップS103で取得したカード識別情報との組を、サーバ装置2に送信する。
(ステップS105)端末側受信部105は、サーバ装置2から送信される可否情報を受信したか否かを判断する。受信した場合、ステップS106に進み、受信していない場合、ステップS105に戻る。
(ステップS106)出力部106は、ステップS105で受信した可否情報を出力する。例えば、出力部106は、可否情報を図示しないモニタ等に表示する。そして、処理を終了する。
(ステップS107)端末側入力受付部103は、非提示情報の入力を受け付けたか否かを判断する。受け付けた場合、ステップS108に進み、受け付けていない場合、ステップS107に戻る。
(ステップS108)端末側送信部104は、ステップS101で取得した決済識別情報と、ステップS107で取得した非提示情報との組を、サーバ装置2に送信する。そして、ステップS105に進む。
なお、図3のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
次に、情報処理システム1000のサーバ装置2の動作について図4のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS201)決済用受信部213は、決済に必要な情報を受信したか否かを判断する。決済に必要な情報とは、受注サーバ装置4等が送信した、例えば、決済カードを用いた商品の購入において行われる決済に必要な情報や、決済後に、決済内容についての購入情報を蓄積するために利用される情報である。決済に必要な情報とは、例えば、決済に利用される決済カードのカード識別情報と、決済カードで購入される商品の代金とを含む情報である。決済に必要な情報は、更に、商品コードや、商品名や、商品の数量や、決済カードのセキュリティコード等の情報を含んでいても良い。受信した場合、ステップS202に進み、受信していない場合、ステップS207に進む。
(ステップS202)決済処理部214は、ステップS201で受信した決済に関する情報を用いて決済処理を行う。クレジットカード等の決済カードのカード識別情報を用いて行われる決済処理については公知の技術であるのでここでは説明は省略する。なお、決済処理においては、ステップS201で受信した決済に関する情報の全てを用いる必要はない。
(ステップS203)決済処理部214は、決済が成功したか否かを判断する。成功した場合、ステップS204に進み、失敗した場合、ステップS206に進む。
(ステップS204)決済処理部214は、決済識別情報を取得する。そして、決済された商品について、取得した決済識別情報と対応付けられた購入情報や、配達管理情報を、購入情報格納部201や、関連カード情報格納部204に蓄積する。なお、蓄積する配達管理情報は、ここでは、確認日付の値が、日付がないことを示す値である配達管理情報とする。
(ステップS205)決済結果送信部215は、決済が成功したことを示す決済結果の情報を受注サーバ装置4に送信する。例えば、決済結果送信部215が送信する決済結果の情報は、ステップS203で取得された決済識別情報を含む情報である。そして、ステップS201に戻る。
(ステップS206)決済結果送信部215は、決済が失敗したことを示す決済結果の情報を受注サーバ装置4に送信する。そして、ステップS201に戻る。
(ステップS207)サーバ側受信部202は、配達者情報端末1から送信される非提示情報と決済識別情報との組を受信したか否かを判断する。受信した場合、ステップS208に進み、受信していない場合、ステップS219に進む。
(ステップS208)判断部208は、ステップS207で受信した決済識別情報に対応する配達管理情報に含まれる確認日付の値が、日付があることを示す値であるか否かを判断する。具体的には、判断部208は、確認日付の値として、日付があるか否かを判断する。日付であることを示す値である場合、ステップS212に進み、日付であることを示す値でない場合、ステップS209に進む。
(ステップS209)確認日付蓄積部206は、配達管理情報の確認日付の値として、今日の日付を蓄積する。今日の日付は、例えば、図示しない時計等から取得する。
(ステップS210)判断部208は、今日の日付が、引落日格納部207に格納されている引落日に対応する日付を過ぎたか否かを判断する。例えば、判断部208は、この判断処理として、引落日と、本日の日付との差が、予め指定された日数(ただし、0または正の値)未満であるか否かを判断し、日数未満であれば、引落日に対応する日付を過ぎたと判断し、日数未満でなければ、引落日に対応した日付を過ぎていないと判断してもよい。日付を過ぎた場合、ステップS215に進み、日付を過ぎていない場合、ステップS211に進む。
(ステップS211)判断部208は、今日の日付が、ステップS207で受信した決済識別情報に対応する配達管理情報に含まれる発送日の日付から、予め指定された期間を経過したか(過ぎたか)否かを判断する。例えば、判断部208は、この判断処理として、今日の日付と、発送日の日付との差が予め指定された期間以内であれば、予め指定された期間を経過していないと判断し、差が予め指定された期間を超える場合、予め指定された期間を経過したと判断してもよい。期間を過ぎた場合、ステップS215に進み、期間を過ぎていない場合、ステップS213に進む。なお、発送日の日付がない場合は、期間を経過していないと判断する。
(ステップS212)判断部208は、ステップS207で受信した決済識別情報に対応するカード情報に含まれるカード提示指定情報が、受取指定なし情報であるか否かを判断する。受取指定なし情報である場合、ステップS213に進み、受取指定なし情報でない場合、ステップS215に進む。
(ステップS213)判断部208は、商品の配達が許可されたことを示す可否情報を取得する。
(ステップS214)サーバ側送信部210は、ステップS213で取得した可否情報を、ステップS207で受信した非提示情報と決済識別情報との組の送信元である配達者情報端末1に送信する。そして、ステップS201に戻る。なお、サーバ側送信部210は、ステップS213で取得した可否情報に対応する送信用の可否情報を図示しない記憶媒体等から読み出して送信しても良いし、ステップS213で取得した可否情報を、予め図示しない記憶媒体等に格納されているテンプレート等に配置して取得した可否情報を送信してもよい。かかることは、以下の可否情報の送信においても同様である。
(ステップS215)判断部208は、商品の配達が許可されないことを示す可否情報を取得する。
(ステップS216)サーバ側送信部210は、ステップS215で取得した可否情報を、非提示情報と決済識別情報との組の送信元である配達者情報端末1に送信する。
(ステップS217)サーバ側送信部210は、ステップS207で受信した決済識別情報に対応するカード識別情報を、購入情報格納部201に格納されている購入情報から取得し、このカード識別情報に対応する連絡先情報を、連絡先情報格納部209から取得する。
(ステップS218)サーバ側送信部210は、ステップS217で取得した連絡先情報が示す連絡先に、決済カードの不正利用があったことを示す情報を送信する。この情報は、決済カードの不正利用により行われた決済を取り消すための情報を有しているものとしても良い。そして、ステップS201に戻る。
(ステップS219)サーバ側受信部202は、配達者情報端末1から送信されるカード識別情報と決済識別情報との組を受信したか否かを判断する。受信した場合、ステップS220に進み、受信していない場合、ステップS221に進む。
(ステップS220)サーバ装置2は、商品の配達の可否を判断する処理を行う。この処理の詳細については、後述する。そして、ステップS201に戻る。
(ステップS221)取消指示受付部211は、決済処理部214等が行った決済を取り消す決済取消指示を受け付けたか否かを判断する。ここでの決済取消指示は、例えば、取消対象となる決済の決済識別情報を含む情報である。受け付けた場合、ステップS222に進み、受け付けていない場合、ステップS201に戻る。
(ステップS222)取消処理部212は、ステップS221で受け付けた決済取消指示が示す決済を取り消す処理を行う。例えば、決済取消指示が含む決済識別情報が示す決済を取り消す処理を行う。そして、ステップS201に戻る。
なお、図4のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
次に、情報処理システム1000のサーバ装置2の、カード識別情報と決済識別情報との組を受信した場合の、配達の可否を判断する動作の詳細について図5のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS301)判断部208は、図4のステップS219で受信した決済識別情報に対応する配達管理情報に含まれる確認日付の値が、日付があることを示す値であるか否かを判断する。日付であることを示す値である場合、ステップS302に進み、日付であることを示す値でない場合、ステップS305に進む。
(ステップS302)確認日付蓄積部206は、配達管理情報の確認日付の値として、今日の日付を蓄積する。今日の日付は、例えば、図示しない時計等から取得する。
(ステップS303)判断部208は、今日の日付が、引落日格納部207に格納されている引落日に対応する日付を過ぎたか否かを判断する。この処理は、ステップS210の処理と同様の処理である。日付を過ぎた場合、ステップS308に進み、日付を過ぎていない場合、ステップS304に進む。
(ステップS304)判断部208は、今日の日付が、ステップS219で受信した決済識別情報に対応する配達管理情報に含まれる発送日の日付から、予め指定された期間を経過したか(過ぎたか)否かを判断する。この処理は、ステップS211の処理と同様の処理である。期間を過ぎた場合、ステップS308に進み、期間を過ぎていない場合、ステップS305に進む。なお、発送日の日付がない場合は、期間を経過していないと判断する。
(ステップS305)判断部208は、ステップS219で受信した決済識別情報に対応するカード情報に含まれるカード提示指定情報が、受取指定なし情報であるか否かを判断する。受取指定なし情報である場合、ステップS306に進み、受取指定なし情報でない場合、ステップS312に進む。
(ステップS306)判断部208は、商品の配達が許可されたことを示す可否情報を取得する。
(ステップS307)サーバ側送信部210は、ステップS306で取得した可否情報を、ステップS219で受信したカード識別情報と決済識別情報との組の送信元である配達者情報端末1に送信する。そして、上位の処理にリターンする。
(ステップS308)判断部208は、商品の配達が許可されないことを示す可否情報を取得する。
(ステップS309)サーバ側送信部210は、ステップS308で取得した可否情報を、カード識別情報と決済識別情報との組の送信元である配達者情報端末1に送信する。
(ステップS310)サーバ側送信部210は、ステップS219で受信したカード識別情報に対応する連絡先情報を、連絡先情報格納部209から取得する。
(ステップS311)サーバ側送信部210は、ステップS310で取得した連絡先情報が示す連絡先に、決済カードの不正利用があったことを示す情報を送信する。この情報には、決済カードの不正利用により行われた決済を取り消すための情報を有しているものとしても良い。そして、上位の処理にリターンする。
(ステップS312)判断部208は、ステップS219で受信した決済識別情報に対応するカード情報に含まれるカード提示指定情報が、本人限定受取指定情報であるか否かを判断する。本人限定受取指定情報である場合、ステップS313に進み、本人限定受取指定情報でない場合、ステップS315に進む。本人限定受取情報でない場合とは、ここでは、カード提示指定情報が、本人関連限定受取情報であることを示すものとする。
(ステップS313)判断部208は、購入情報格納部201に格納されている購入情報において、ステップS219で受信したカード識別情報と、決済識別情報とを含む購入情報を検索する。
(ステップS314)判断部208は、ステップS313の検索の結果、ステップS219で受信したカード識別情報と、決済識別情報とを含む購入情報があったか(検出されたか)否かを判断する。購入情報があった場合、ステップS306に進み、購入情報がなかった場合、ステップS308に進む。
(ステップS315)判断部208は、関連カード情報格納部204に格納されている関連カード情報を用いて、ステップS219で受信したカード識別情報が示す決済カードに関連する1以上の決済カードのカード識別情報を取得する。具体的には、関連カード情報格納部204に格納されている関連カード情報によって、ステップS219で受信したカード識別情報と対応付けられている1以上のカード識別情報を取得する。
(ステップS316)判断部208は、購入情報格納部201に格納されている購入情報において、ステップS219で受信したカード識別情報またはステップS315で取得した1以上のカード識別情報のうちのいずれか一つと、ステップS219で受信した決済識別情報とを含む購入情報を検索する。判断部208は、例えば、ステップS219で受信した決済識別情報を含む購入情報を検索する。そして、検索により購入情報が検出できた場合、この購入情報に含まれるカード識別情報が、ステップS219で受信したカード識別情報またはステップS315で取得した1以上のカード識別情報のいずれかと一致するか否かを判断する。そして、いずれかと一致する場合、判断部208は、ステップS219で受信したカード識別情報またはステップS315で取得した1以上のカード識別情報のうちのいずれか一つと、ステップS219で受信した決済識別情報とを含む購入情報があると判断する。また、一致しない場合や、決済識別情報に対応する購入情報が検出できなかった場合には、ステップS219で受信したカード識別情報またはステップS315で取得した1以上のカード識別情報のうちのいずれか一つと、ステップS219で受信した決済識別情報とを含む購入情報がないと判断する。
(ステップS317)判断部208は、ステップS316の判断処理において、ステップS219で受信したカード識別情報またはステップS315で取得した1以上のカード識別情報のうちのいずれか一つと、ステップS219で受信した決済識別情報とを含む購入情報があった(検出できた)か否かを判断する。検出できた場合、ステップS306に進み、検出できなかった場合、ステップS308に戻る。
次に、本実施の形態の情報処理システム1000のユーザ端末3の動作について簡単に説明する。
ユーザ端末3のユーザ側受付部301が、受注サーバ装置4を利用して商品を購入するための情報として、商品を指定する情報、決済カードのカード識別情報、商品の配達先を指定する情報等を受け付けると、ユーザ側送信部302は、これらの情報を、受注サーバ装置4に送信する。
また、サーバ装置2が、連絡先情報が示す連絡先に送信した決済カードの不正利用が行われたことを示す情報を、この連絡先情報が示す連絡先であるユーザ端末3のユーザ側受信部303が受信する。そして、ユーザ側受信部303が受信した決済カードの不正利用が行われたことを示す情報を、ユーザ側出力部304が出力する。例えば、図示しないモニタ等に表示する。
また、例えば、決済カードの不正利用が行われたことを示す情報に、不正利用の対象となった決済を取り消すための情報(例えば、不正利用の対象となった決済の決済識別情報と、この決済を取り消す命令等を有する情報)が含まれていたとし、ユーザが、この情報を利用して不正利用の対象となった商品を取り消すための操作を行うと、ユーザ側受付部301がこの操作を受け付け、ユーザ側送信部302が、サーバ装置2に対して、不正利用の対象となった決済を取り消すための決済取消指示を送信する。
次に、本実施の形態の情報処理システム1000の受注サーバ装置4の動作について簡単に説明する。
受注側受付部401が、商品を購入するための、商品を指定する情報、決済カードのカード識別情報、商品の配達先を指定する情報等を含む情報をユーザ端末3から受け付けると、受注側決済送信部402は、受け付けた情報等から、商品を購入するための決済等に用いられる情報(例えば、カード識別情報や、商品コード等の情報)を取得して、サーバ装置2に送信する。
受注側決済結果受信部403は、受注側決済送信部402が送信した決済等に用いられる情報に応じてサーバ装置2が行った決済の結果を示す情報を、サーバ装置2から受信する。そして、決済結果が、決済が成功したことを示す情報であった場合、発送情報出力部404は、この決済結果の情報に含まれる決済識別情報を含む、決済の対象となった商品を発送するための情報を出力する。例えば、受注側決済結果受信部403は、決済識別情報を示すバーコードが印刷された送付ラベルや送付状を印刷する。あるいは、このような送付ラベルや送付情報を印刷するためのデータを出力する。
以下、本実施の形態における情報処理システム1000の具体的な動作について説明する。なお、ここでは、決済カード5がクレジットカードである場合を例に挙げて説明する。この具体例の情報処理システム1000の概念図は、図1に示したものである。ここでは、一例として、受注サーバ装置4は、インターネットショッピングサイトを運営する業者が、このショッピングサイトを提供するために利用するWEBサーバ装置、ユーザ端末3は、インターネットショッピングサイトから商品を購入するユーザが利用する情報処理端末、決済カード5はクレジットカード、サーバ装置2は、クレジットカード5を発行したクレジットカード会社が利用するサーバ装置、配達者情報端末1は、インターネットショッピングサイトを運営する業者が発送したユーザ端末3のユーザが購入した商品を配達する宅配業者が利用する情報端末である場合を例に挙げて説明する。
図6(a)は、配達者情報端末1を表側から見た概略図であり、図6(b)は配達者情報端末1を裏側から見た概略図である。配達者情報端末1は、バーコードリーダ110と、磁気カードリーダ120とを有しているものとする。
図7は、サーバ装置2のカード情報格納部203に格納されているカード情報を管理するカード情報管理表である。カード情報管理表は、「カードID」、「カード提示フラグ」、「カード加入日」等の項目を有している。「カードID」は、決済カードのカード識別情報である。「カード提示フラグ」とは、カード提示指定情報である。ここでは、値「1」は「本人限定受取指定情報」、値「2」は「本人関連限定受取指定情報」、値「3」は、「受取指定なし情報」を示すものであるとする。「カード加入日」は、決済カードの利用契約が行われた日付を示す。ここでは、一例として、カード情報は、決済カードの契約時や、契約更新時に蓄積あるいは更新される情報であるとする。図7においては、各行が、カード情報の1レコードであるとする。
図8は、サーバ装置2の購入情報格納部201に格納されている購入情報を管理する購入情報管理表である。購入情報管理表は、「決済ID」と、「商品コード」と、「商品名」と、「購入日」と、「カードID」と、「購入店舗名」等の情報を有している。「決済ID」は決済識別情報である。「商品コード」および「商品名」は、購入された商品の商品コードおよび商品名である。「購入日」は、商品の購入日である。「カードID」は決済に用いられたカード識別情報であり、図7の「カードID」に対応する。「購入店舗名」は、商品が購入された購入店舗の名称である。図8においては、各行が、購入情報の1レコードであるとする。
図9は、配達管理情報格納部205に格納されている配達管理情報を管理する配達管理情報管理表である。配達管理情報管理表は、「決済ID」、「商品コード」、「商品ステータス」、「発送日」、「確認日付」という項目を有している。「決済ID」および「商品コード」は、図8の「決済ID」に対応する。「商品ステータス」は、決済済の商品の状況を示す情報であり、値「1」は商品が発送準備中(未発送)である状況を示し、値「2」は商品が発送済である状況を示し、値「3」は商品配達時に、配達先での決済カードが確認済である状況を示し、値「4」は商品の配達時に、配達先での決済カードの確認ができなかった状況を示し、値「5」は商品についての決済が、決済カードの正規ユーザにより取り消された状況を示す。「発送日」は、決済に対応する商品の発送日である。「確認日付」は、商品の配達先において決済カードの確認ができた確認日付である。本実施の形態においては、例えば、配達者によって配達者情報端末1等に入力され、配達者情報端末1等から決済識別情報と対応付けて送信された「商品ステータス」や「発送日」の情報が、配達管理情報管理表の「商品ステータス」や「発送日」の値として蓄積あるいは更新されるものとする。図9においては、各行が、配達管理情報の1レコードであるとする。
図10は、関連カード情報格納部204に格納される関連カード情報を管理する関連カード情報管理表である。関連カード情報管理表は、「カードID」と、「関連ID」という項目を有している。「カードID」は、図7等の「カードID」に対応する。「関連ID」は、関連する決済カードを識別するための情報であり、関連する複数の決済カードには共通する値が付与され、関連しない決済カードには、異なる値が付与される。なお、関連する決済カードがない決済カードのカード識別情報は、この関連カード情報管理表には格納されないものとする。図10においては、各行が、関連カードカード情報の1レコードであるとする。
図11は、連絡先情報格納部209に格納されている連絡先管理情報を管理する連絡先管理情報管理表である。連絡先管理情報管理表は、「カードID」と、「連絡先情報」という項目を有している。「カードID」は、図7等の「カードID」に対応する。「連絡先情報」は連絡先情報であり、ここでは、電子メールアドレスであるとする。図11においては、各行が、連絡先管理情報の1レコードであるとする。
まず、一のユーザが、ユーザ端末3を操作して、一の受注サーバ装置4がインターネット上で公開しているいわゆるショッピングサイトにアクセスし、このショッピングサイトに表示される一の商品を選択して、選択した商品を購入するために、ユーザが契約している決済カード5のカード識別情報、決済カードの名義人の情報、決済カード5の有効期限、氏名、自宅の住所等を入力したとすると、ユーザ側受付部301は、これらの入力された情報や選択された商品を示す情報(例えば、商品コード、商品名、商品が表示されているページの識別情報)等を受け付ける。そして、ユーザが購入を決定するボタン等をマウスやタッチパネルを操作して押したとすると、ユーザ側受付部301が受け付けた情報が、ネットワークを介して、上記の一の受注サーバ装置4に送信される。
受注サーバ装置4の受注側受付部401はユーザ端末3から送信されるこれらの情報を受信する。そして、受注側受付部401が受信した、ユーザ端末3から送信された情報のうちの、カード識別情報、商品コード、商品名等の、サーバ装置2において決済等に必要な情報や、購入店舗名等の購入情報等を蓄積するために必要な情報を、受注側決済送信部402がサーバ装置2に送信する。
サーバ装置2の決済用受信部213が、受注サーバ装置4から送信される決済等に用いられる情報を受信すると、決済処理部214は、受信した情報を適宜用いて、決済処理を行う。決済処理によって、決済が成功した場合(決済が許可された場合)、決済処理部214は、決済識別情報を、予め指定されたルール等に従って取得し、取得した決済識別情報を有する購入情報および配達管理情報を取得し、購入情報格納部201および配達管理情報格納部205に蓄積する。具体的には、図8に示した購入情報管理表と図9に示した配達管理情報管理表とに、それぞれ、決済処理部214が取得した決済識別情報を含む一のレコードが追記される。追記される配達管理情報の「商品ステータス」の値は、初期値である「1」に設定され、「発送日」や、「確認日付」の値は、空欄に設定される。決済結果送信部215は、決済が成功したことを示す決済結果であって、上記の決済識別情報を含む決済結果を、受注サーバ装置4に送信する。また、決済が成功しなかった場合、決済結果送信部215は、決済が成功しなかったことを示す決済結果を受注サーバ装置4に送信する。
受注サーバ装置4の受注側決済結果受信部403は、サーバ装置2から送信される決済結果を受信する。受注側決済結果受信部403が受信した決済結果が、決済が成功したことを示す情報である場合、発送情報出力部404は、決済結果に含まれる決済識別情報を取得し、この決済識別情報をバーコード(ここでは例として二次元バーコード)に変換する。そして、この決済識別情報を示すバーコードと、受注側受付部401がユーザ端末3から受信した住所や氏名等とを記載した商品の送付用のラベルを出力する。具体的には、送付用のラベルを印刷する。
そして、受注サーバ装置4を管理する業者は、決済識別情報を示すバーコードが印刷された送付用のラベルを、受注側受付部401がユーザ端末3から受信した商品コードが示す商品に添付して、配達者に、この商品の配達を依頼する。
図12は、商品に添付される送付用のラベルの一例を示す図である。
配達者は、受注サーバ装置4を管理する業者等から配達の依頼を受けた商品の配達を行う。なお、配達者が、配達する商品を受け取った際には、配達する商品の送付用ラベルのバーコードを、配達者情報端末1のバーコードリーダ(図示せず)で読み出す。これにより、配達者情報端末1の決済識別情報取得部102は、送付用ラベルのバーコードから決済識別情報(例えば、「12345…」)を取得し、端末側送信部104は、サーバ装置2に、取得した決済識別情報とともに、この決済識別情報に対応する商品の発送が終了したことを示す情報を送信する。サーバ装置2のサーバ側受信部202は、商品の発送が終了したことを示す情報を受信すると、「決済ID」の値が、受信した決済識別情報(例えば、「12345…」)と一致する配達管理情報のレコードを、図9に示した配達管理情報管理表において検索し、検出したレコードの「発送日」の「値」を、商品の発送が終了したことを示す情報を受信した日付(例えば本日の日付)の値に更新する。また、「商品ステータス」の値を、商品が発送済みであることを示す値である「2」に変更する(例えば、上書きする)。
ここで、配達者が、一の商品をこの商品に添付されている送付用ラベルに記載されている配達先に運び、配達者情報端末1のバーコードリーダ110を用いて、送付用ラベルの決済識別情報が格納されているバーコードから決済識別情報を読み出す操作を行うと、決済識別情報取得部102は、バーコードリーダ110がバーコードから読み出した決済識別情報を取得する。決済識別情報取得部102が取得した決済識別情報は、ここでは、「12345678」であるとする。
次に、配達者が、配達先のユーザを呼び出して決済カード5の提示を求めたとする。ここでは、配達先のユーザが決済カード5を提示したとする。配達者は、配達者情報端末1を操作して、カード識別情報の提示があることを示すボタン(図示せず)等を押したうえで、配達者は提示された決済カード5を、配達者情報端末1の磁気カードリーダ120に通すと、磁気カードリーダ120は、決済カードの磁気テープに記録されている決済カード識別情報を読み出し、カード識別情報取得部101は、磁気テープから磁気テープリーダが読み出したカード識別情報を取得する。カード識別情報取得部101が取得したカード識別情報は、ここでは、「4980…1001」であったとする。
そして、配達者が配達者情報端末1の図示しない送信ボタン等を押すと、端末側送信部104は、サーバ装置2に、決済識別情報「12345678」とカード識別情報「4980…1001」との組を送信する。
サーバ装置2のサーバ側受信部202が配達者情報端末1から送信される決済識別情報と、カード識別情報との組を受信すると、判断部208は、まず、受信した決済識別情報「12345678」を含む配達管理情報のレコードを、図9に示した配達管理情報管理表から検索する。ここでは、図9に示した配達管理情報管理表の上から一行目のレコードが検索により検出されたとする。そして、検出したレコードの「確認日付」の値が、日付を示す値であるか否かを判断する。具体的には、「確認日付」の値が空欄であるか否かを判断する。確認日付蓄積部206は、「確認日付」の値が日付を示す値でない場合(即ち、空欄である場合)、今日の日付を図示しない時計等から取得し、取得した日付を、「確認日付」として蓄積する。ここでは、上記の一行目のレコードの「確認日付」の値は、空欄であるため、確認日付蓄積部206は、今日の日付を、「確認日付」の値として蓄積する。今日の日付は、「2011/08/22」であったとする。
次に、判断部208は、上記の判断において、「確認日付」の値が、日付を示す値でなかったと判断されたため、引落日格納部207に格納されている取消可能日を取得し、今日の日付が、引き落とし日に対応する日付を過ぎたか否かを判断する。なお、引落日格納部207には、ここでは一例として、引き落とし日に対応する日付の一つである取消可能日と、引き落とし日とが格納されているものとする。ここでは、判断部208が取得した直近の取消可能日が、引落日の2日前の「2011/08/23」であったとする。判断部208は、今日の日付「2011/08/22」が、この取消可能日「2011/08/23」より後の日付であるか否かを判断する。ここでは、今日の日付は、日付「2011/08/23」より後の日付でないと判断される。なお、仮に、今日の日付が、取消可能日を過ぎたと判断された場合、判断部208は、後述するような、配達が許可されないことを示す可否情報を取得する処理を行う。
次に、判断部208は、上記の判断において、今日の日付が、取消可能日を過ぎていないと判断されたため、今日の日付「2011/08/22」が、上記で検索した決済識別情報「12345678」を含む配達管理情報のレコードの「発送日」の日付「2011/08/13」から、予め指定された期間を経過した日付であるか否かを判断する。例えば、予め指定された期間が14日であったとすると、今日の日付「2011/08/22」から「発送日」の日付「2011/08/13」を減算した値が、14日以下であるか否かを判断し、14日以下であれば、指定した日付を経過していないと判断する。ここでは、日付の差が9日であり、14日以下であるので、発送日から指定した日付を経過していないと判断する。なお、仮に、今日の日付が、発送日から指定した期間を経過したと判断された場合、判断部208は、後述するような、配達が許可されないことを示す可否情報を取得する処理を行う。
判断部208は、上記の判断において、今日の日付が、発送日から指定した日付を経過していないと判断されたため、図7に示したカード情報管理表において、サーバ側受信部202が受信したカード識別情報「4980…1001」を含むカード情報のレコードを検索する。なお、上記の、確認日付の値が、日付があることを示す値であるか否かの判断において、日付があることを示す値であると判断された場合も、引き落とし日や、確認日付についての判断を行わずに、この処理を実行する。ここでは、一行目のレコードが検出されたとする。そして、検出したレコードの「カード提示フラグ」の値が、「1」であるため、判断部208は、カード提示指定情報が本人限定受取指定情報である場合の判断処理、即ち、決済に用いられたカード識別情報が示す決済カードの提示が必要であることを示す情報である場合の判断処理を行う。
具体的には、判断部208は、サーバ側受信部202が受信した決済識別情報「12345678」と、サーバ側受信部202が受信したカード識別情報「4980…1001」とを有する購入情報を、図8に示した購入情報管理表において検索し、購入情報が検出できた場合、判断部208は、配達が許可されることを示す可否情報を取得する。そして、図10に示した配達管理情報管理表の、決済識別情報が「12345678」である配達管理情報の「商品ステータス」の値を、配達先での決済カードが確認済である状況を示す値である「3」に変更する。また、このような購入情報が検出できなかった場合、配達が許可されないことを示す可否情報を取得する。そして、図10に示した配達管理情報管理表の、決済識別情報が「12345678」である配達管理情報の「商品ステータス」の値を、配達先での決済カードが確認されなかった状況を示す値である「4」に変更する。ここでは、図8に示した購入情報管理表の一行目の購入情報が、決済識別情報「12345678」と、カード識別情報「4980…1001」とを有する購入情報として検出されるため、判断部208は、決済カードを提示したユーザへの商品の配達を許可する可否情報を取得する。取得する可否情報は、例えば、「商品の配達が許可されました。」等の文字列である。
そして、サーバ側送信部210は、判断部208が取得した可否情報を配達者情報端末1に送信する。
配達者情報端末1の端末側受信部105が、サーバ装置2から送信される可否情報を受信すると、出力部106は、配達者情報端末1のモニタ130に可否情報を表示する。
図13は、出力部106による配達が許可された場合の可否情報の表示例である。
ここで、仮に、サーバ側受信部202が受信したカード識別情報「4980…1001」を含むカード情報のレコードの「カード提示フラグ」の値が、「3」である場合、判断部208は、カード提示指定情報が受取指定なし情報である場合の処理、即ち、決済カードの提示が不要である場合の処理を行う。即ち、判断部208は、商品の配達を許可する可否情報を取得する。その後の処理は上記と同様である。
また、仮に、サーバ側受信部202が受信したカード識別情報「4980…1001」を含むカード情報のレコードの「カード提示フラグ」の値が、「1」および「3」のいずれでもない場合、即ち、「2」である場合、判断部208は、カード提示指定情報が本人関連限定受取指定情報である場合の処理、即ち、決済に用いられたカード識別情報が示す決済カードまたはこの決済カードに関連する決済カードの提示が必要であることを示す情報である場合の処理を以下のように行う。
まず、判断部208は、図10に示した関連カード情報管理表において、サーバ側受信部202が受信したカード識別情報「4980…1001」に対応する「関連ID」である「G001」を取得する。さらに、図10に示した関連カード情報管理表において、「関連ID」が「G001」であるレコードの「カードID」の値を取得し、図示しない記憶媒体等に一時記憶する。ここでは、「4980…1001」、「4980…1101」、「4980…1201」という3つのカード識別情報が取得されたとする。
次に、判断部208は、図8に示した購入情報管理表から、サーバ側受信部202が受信した決済識別情報「12345678」を有する購入情報を検索し、検出した購入情報の「カードID」の値「4980…1001」が、上記で取得した3つのカード識別情報のうちのいずれか一つと一致するか否かを判断する。ここでは、一致するものがあると判断される。一致すると判断された場合、商品の配達を許可する可否情報を取得する。また、一致するものがないと判断された場合、商品の配達を許可する可否情報を取得する。その後の処理は、上記の処理と同様である。
なお、判断部208が、配達が許可されないことを示す可否情報を取得した場合、サーバ側送信部210は、配達が許可されないことを示す可否情報を、配達者情報端末1に送信する。サーバ側送信部210は、送信に用いられる配達が許可されないことを示す可否情報を、例えば、予め図示しない記憶媒体等に蓄積されているものを読み出して取得してもよいし、図示しない記憶媒体等に蓄積されている可否情報のテンプレートに、サーバ側受信部202が受信したカード識別情報や、決済識別情報等の情報を、配置することで取得してもよい。
配達者情報端末1の端末側受信部105が、配達が許可されないことを示す可否情報を受信すると、出力部106は、受信した可否情報をモニタ130に表示する。
図14は、出力部106が出力した配達が許可されないことを示す可否情報の表示例である。
ここで、例えば、配達が許可されないことを示す可否情報は、不正利用された決済カードのカードID「4980…1001」と、このカード識別情報の送信先となるサーバ装置2のアドレスの情報とに対応づけられたボタン131を有しているとする。ここでは、例えば、アドレスの情報は、例えば、URLやメールアドレスであるとする。配達者が、図示しないキーボードやタッチパネル等の入力デバイス等を操作してこのボタン131を押すと、端末側入力受付部103は、この操作を受け付け、端末側送信部104は、このボタン131と対応づけられたアドレスの情報であるURL等を取得して、このURLが示すサーバ装置2に、カードID「4980…1001」が示す決済カードが不正利用されたことを示す情報を送信する。これにより、カードID「4980…1001」が示す決済カードが不正利用されたことをサーバ装置2の管理者等に通知することができる。
また、判断部208が、配達が許可されないことを示す可否情報を取得した場合、サーバ側送信部210は、図11に示した連絡先管理情報管理表において、サーバ側受信部202が受信したカード識別情報「4980…1001」を含む連絡先管理情報のレコードを検索し、検出したレコードに含まれる「連絡先情報」の値である「syamamoto@pwrf…」を取得する。また、サーバ側送信部210は、図8に示した購入情報管理表から、サーバ側受信部202が受信した決済識別情報「12345678」を含む購入情報に含まれる「決済ID」、「商品コード」、「商品名」、「購入日」、「カードID」、「購入店舗名」等の項目の値と項目名等を取得する。そして、サーバ側送信部210は、予め図示しない記憶媒体等に格納されている、決済カードの不正利用を正規ユーザに通知するための情報を生成するためのテンプレート等を読み出して、上記で取得した項目の値等を、このテンプレートに配置して、決済カードの不正利用を正規ユーザに通知するための情報を生成する。
なお、ここでは特に、サーバ側送信部210は、決済カードの不正利用を正規ユーザに通知するための情報として、サーバ装置2内の、決済ID「12345678」が示す決済を取り消す指示を受け付けるためのWEBページ(あるいはWEBページを生成するプログラム等)が格納されている場所を指定する情報と、この場所を指定する情報に対応づけられたリンクボタンとを有する情報を、不正利用により行われた決済を取り消すための情報として有する情報を取得する。ここでは、例えば、宛先として指定する情報はURLであるとする。
なお、決済カードの不正利用を正規ユーザに通知するための情報を取得する際において、サーバ側送信部210は、サーバ側受信部202が決済識別情報を受信した日付(この具体例においては今日の日付「2011/08/22」)が、引落日格納部207に格納されている取消可能日を過ぎているか否かに応じて、決済カードの不正利用があったことを示す情報を取得して、連絡先情報が示す連絡先に送信するようにしても良い。例えば、判断部208が、サーバ側受信部202が決済識別情報を受信した日付が、取消可能日「2011/08/23」以前であるか否かを判断し、以前であれば、商品の決済の取消が可能であることを示す情報を有する不正利用を通知するためのテンプレート等を読み出して、上記で取得した項目の値等をこのテンプレートに配置して、決済カードの不正利用を正規ユーザに通知するための情報を生成する。また、サーバ側受信部202が決済識別情報を受信した日付が、取消可能日「2011/08/23」以前であるか否かを判断し、以前でなければ、商品の決済の取消が不可能であることを示す情報を有する不正利用を通知するためのテンプレート等を読み出して、上記で取得した項目の値等をこのテンプレートに配置して、決済カードの不正利用を正規ユーザに通知するための情報を生成する。
更に、サーバ側受信部202が決済識別情報を受信した日付が、取消可能日「2011/08/23」以前でない場合においては、引落日格納部207に格納されている引き落とし日が、決済識別情報を受信した日付以降であるか否かを判断し、日付以降でなければ、取消可能日を過ぎているため、商品の決済の取消が、不可能であることを示す情報を有する不正利用を通知するためのテンプレート等を読み出して、決済カードの不正利用を正規ユーザに通知するための情報を生成するようにしてもよい。また、日付以降であれば、決済の代金が引き落とし済であるため、商品の決済の取消が、不可能であることを示す情報を有する不正利用を通知するためのテンプレート等を読み出して、決済カードの不正利用を正規ユーザに通知するための情報を生成するようにしてもよい。
なお、決済が取消可能であることを示す情報を有するテンプレートにだけ、上記のような決済を取り消すための情報が設けられているようにしても良い。
そして、サーバ側送信部210は、この情報を、上記で取得した「連絡先情報」の値である「syamamoto@pwrf…」を宛先として、電子メールで送信する。
連絡先情報「syamamoto@pwrf…」が示す宛先のユーザ端末3のユーザ側受信部303が、サーバ装置2から送信される決済カードの不正利用を通知するための情報を受信すると、ユーザ側出力部304は、受信した情報を図示しないモニタ等に表示する。
図15は、ユーザ側出力部304による決済カードの不正利用を通知するための情報(電子メールの情報)の表示例を示す図である。なお、図において、リンクボタン141は、上述した決済ID「12345678」が示す決済を取り消す指示を受け付けるためのWEBページのURLであるとする。
そして、ユーザがタッチパネルやキーボード等を操作してこのリンクボタン141を押すと、ユーザ側受付部301がこの操作を受け付け、ユーザ側送信部302は、このリンクボタン141と対応づけられたURLを取得して、このサーバ装置2に送信する。
サーバ装置2のサーバ側受信部202等が、このURLが指定するWEBページを要求する情報を受信すると、サーバ装置2のサーバ側送信部210等が、このURLに対応するWEBページを生成して、ユーザ端末3に送信する。ここでサーバ側送信部210が生成するWEBページは、決済ID「12345678」が示す決済を取り消す処理を実行させるために必要なコード(例えば、取り消し対象となる決済ID「12345678」等を含むコード)と、このコードを用いて取り消し処理を実行するプログラム等を指定する情報と、を含むURLが対応付けられたボタン151を有しているものとする。このWEBページは例えば図示しない記憶媒体等に蓄積されているテンプレート等を用いて動的に生成されるものとする。
ユーザ側受信部303が、サーバ装置2から送信される決済を取り消すためのWEBページの情報を受信すると、ユーザ側出力部304は、受信したWEBページの情報を表示する。
図16は、決済ID「12345678」が示す決済を取り消す処理の指示を受け付けるためのWEBページの表示例を示す図である。
そして、ユーザが、図16に示すWEBページのボタン151を押すと、このボタンと対応付けられたURLに応じて、決済ID「12345678」が示す決済を取り消す処理を実行させるコードが、このコードを実行するサーバ装置2のプログラムに対して送信される。
サーバ装置2の取消指示受付部211が、この決済を取り消す処理を実行させるコードを受信すると、取消処理部212は、決済ID「12345678」が示す決済を取り消す処理を実行する。具体的には、取消処理部212は、決済を取り消すためのプログラムを実行する。そして、取消後に、決済ID「12345678」に対応する配達管理情報の「商品ステータス」の値を、正規のカード会員の希望により、決済を取り消された(購入を取り消された)ことを示す値である「5」に変更する。これにより、決済カードを不正利用されたユーザが、不正利用で行われた決済を容易に取り消すことが可能となる。
ここで、例えば、商品の配達先のユーザが、決済カードの提示を拒否した場合について説明する。例えば、決済カードの提示が拒否されたとすると、配達者情報端末1の決済識別情報取得部102が決済識別情報を取得した後、配達者は、配達者情報端末1を操作して、カード識別情報の提示がないことを示すボタン(図示せず)等を押す。これにより、出力部106は、カード識別情報の提示がないことを示す非提示情報をサーバ装置2に送信するためのメニュー画面をモニタ130に表示する。
図17は、非提示情報を送信するためのメニュー画面の表示例を示す図である。
そして、配達者が、メニュー画面の非提示情報を送信するボタン132を、キーボードやタッチパネル等を操作して押したとすると、端末側送信部104は、決済識別情報取得部102が取得した決済識別情報と、非提示情報との組を、サーバ装置2に送信する。
サーバ装置2のサーバ側受信部202が、決済識別情報と否定時情報との組を受信すると、判断部208は、決済識別情報とカード識別情報との組を受信した場合と同様に、受信した決済識別情報に対応する配達管理情報の確認日付の値や、発送日の日付や、引落日格納部207に格納されている引き落とし日等の情報を用いた判断処理を行う。そして、この判断処理において、商品の配達を許可しない可否情報を取得した場合、上記と同様に、サーバ側送信部210は、判断部208が取得した可否情報を配達者情報端末1に送信する。また、サーバ側送信部210は、上記と同様に、決済カードが不正利用されたことを示す情報を、連絡先情報管理情報から取得した連絡先情報が示す連絡先に送信する。ただし、連絡先情報を取得する際には、ここでは、カード識別情報がないことから、まず、購入情報から、サーバ側受信部202が受信した決済識別情報に対応するカード識別情報を取得し、このカード識別情報に対応する連絡先情報を、連絡先情報管理情報から取得する。
また、上記の判断で、可否情報が取得できなかった場合には、判断部208は、購入情報から、サーバ側受信部202が受信した決済識別情報に対応するカード識別情報を取得し、カード情報管理表から、このカード識別情報に対応するカード提示指定情報である「カード提示フラグ」の値を取得し、この値が受け取り指定なし情報に対応する値である「3」であるか否かを判断し、値が「3」であれば、配達を許可する可否情報を取得し、「3」以外であれば、配達を許可しない可否情報を取得する。そして、その後は、上記において説明したような配達を許可する可否情報を取得した場合、あるいは、配達を許可しない可否情報を取得した場合と同様の処理をそれぞれ行う。
なお、判断部208は、予め指定されたタイミングやトリガー等に応じて、図9に示した配達管理情報管理表に含まれる各配達管理情報が有する商品の配達状況を示す情報である「商品ステータス」の値に応じて、決済識別情報に対応するカードの不正利用があるか否かを判断するようにしてもよい。例えば、判断部208は、予め指定されたいタイミングになった場合に、図9に示した配達管理情報管理表の各レコード(各配達管理情報)について、「商品ステータス」の値が、本人確認ができなかったことを示す値「4」であるか否かを判断し、「4」であれば、配達管理情報が有する決済において決済カードの不正利用があったと判断する。そして、サーバ側送信部210が、そのレコードの「決済識別情報」を含む購入情報からカード識別情報を取得し、このカード識別情報に対応する連絡先情報を連絡先情報管理情報から取得して、取得した連絡先情報が示す連絡先に、決済カードの不正利用があったことを示す情報を送信するようにしてもよい。また、同様に、判断部208は、「商品ステータス」の値が、商品が発送済みであることを示す値「2」であるか否かを判断し、「2」であれば、現在の日付が、同じ配達管理情報が有する「発送日」の日付に対して、予め指定された期間を経過したか否かを判断し、経過している場合に、この配達管理情報に対応する決済において決済カードの不正利用があったと判断してもよい。そして、サーバ側送信部210が、上記と同様に、決済カードの不正利用があったことを示す情報を送信するようにしてもよい。
また、判断部208は、予め指定されたタイミングやトリガー等に応じて、図9に示した配達管理情報管理表に含まれる各配達管理情報が有する「発送日」や「配達日付」の値を利用して、上記と同様に、各配達管理情報が有する決済識別情報に対応するカードの不正利用があるか否かを判断するようにしてもよい。
また、決済結果送信部215は、決済が成功したことを示す決済結果を送信する際に、決済に用いられたカード識別情報を含むカード情報のカード提示指定情報である「カード提示フラグ」の値が「3」以外であるか否かを判断し、「3」以外であれば、商品の受け取り時に決済カードの提示が必要であることを示す情報を更に有する決済結果を送信し、発送情報出力部404は、決済結果に、商品の受け取り時に決済カードの提示が必要であることを示す情報が含まれる場合、商品の受け取り時に決済カードの提示が必要である旨を示す情報を、発送ラベル等の発送情報に追加するようにしてもよい。例えば、発送ラベルに、決済カードの提示が必要であることを示す文字列を記載してもよい。これにより、この決済カードの提示が必要であることを示す情報を見ることで、配達者は、商品を配達する際に、決済カードの提示が必要なユーザであるか否かを判断することができる。なお、このことは、商品の受け取り時に決済カードの提示が必要であることを示す情報がない場合に、発送情報に、商品の受け取り時に決済カードの提示が不要である旨を記載すること等と実質的に同じことと考えてよい。
以上、本実施の形態によれば、商品を配達する際に、商品を受け取るユーザが提示した決済カードの情報を用いて、配達する商品がユーザにより提示された決済カードで購入されたものか否かを判断して、商品の配達の可否を配達者に示すことができるため、決済カードの不正利用で購入された商品が配達されないようにして、決済カードの不正利用を防止することができる。
なお、上記実施の形態において、各処理(各機能)は、単一の装置(システム)によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
また、上記実施の形態において、端末側送信部104、端末側受信部105、サーバ側受信部202、サーバ側送信部210、決済用受信部213、決済結果送信部215、ユーザ側送信部302、ユーザ側受信部303、受注側受信部401、受注側決済送信部402、受注側決済結果受信部403等は、通常、無線または有線の通信手段で実現される。なお、これらは、通信デバイスを含むと考えても、含まないと考えても良い。
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段(サーバ側受信部と決済用受信部など)は、物理的に一の媒体で実現されても良いことは言うまでもない。
また、上記各実施の形態において、カード識別情報取得部101、決済識別情報取得部102、確認日付蓄積部206、判断部208、取消処理部212、決済処理部214、等の各構成要素は専用のハードウェアにより構成されてもよく、あるいは、ソフトウェアにより実現可能な構成要素については、プログラムを実行することによって実現されてもよい。例えば、ハードディスクや半導体メモリ等の記録媒体に記録されたソフトウェア・プログラムをCPU等のプログラム実行部が読み出して実行することによって、各構成要素が実現され得る。その実行時に、プログラム実行部は、格納部(例えば、ハードディスクやメモリ等の記録媒体)にアクセスしながらプログラムを実行してもよい。
なお、上記各実施の形態における情報処理システムの配達者情報端末を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータを、商品購入時の決済に利用されるカードである決済カードであって、商品の配達先のユーザが提示した決済カードのカード識別情報を取得するカード識別情報取得部と、商品の購入において行われた決済の識別情報である決済識別情報を取得する決済識別情報取得部と、カード識別情報取得部が取得したカード識別情報と、決済識別情報取得部が取得した決済識別情報とを、サーバ装置に送信する端末側送信部と、商品を配達先のユーザに配達することを許可するか否かを示す情報である可否情報を、サーバ装置から受信する端末側受信部と、端末側受信部が受信した可否情報を出力する出力部として機能させるためのプログラムである。
また、上記各実施の形態における情報処理システムのサーバ装置を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、決済カードのカード識別情報と、商品購入時にカード識別情報が示す決済カードを用いて行われた決済の決済識別情報とを有する情報である1以上の購入情報が格納される購入情報格納部にアクセス可能なコンピュータを、配達者が保持する情報端末である配達者情報端末から送信される決済識別情報と、カード識別情報とを受信するサーバ側受信部と、購入情報格納部に格納されている1以上の購入情報の中に、サーバ側受信部が受信した決済識別情報およびカード識別情報を有する購入情報が存在するか否かを判断して、決済識別情報に対応する商品の配達を許可するか否かを示す可否情報を取得する判断部と、判断部が取得した可否情報を、配達者情報端末に送信するサーバ側送信部として機能させるためのプログラムである。
なお、上記プログラムにおいて、上記プログラムが実現する機能には、ハードウェアでしか実現できない機能は含まれない。例えば、情報を取得する取得部や、情報を出力する出力部などにおけるモデムやインターフェースカードなどのハードウェアでしか実現できない機能は、上記プログラムが実現する機能には含まれない。
また、このプログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
図18は、上記プログラムを実行して、上記実施の形態による情報処理システムを実現するコンピュータの外観の一例を示す模式図である。上記実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムによって実現されうる。
図18において、コンピュータシステム900は、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)ドライブ905、FD(Floppy(登録商標) Disk)ドライブ906を含むコンピュータ901と、キーボード902と、マウス903と、モニタ904とを備える。
図19は、コンピュータシステム900の内部構成を示す図である。図19において、コンピュータ901は、CD−ROMドライブ905、FDドライブ906に加えて、MPU(Micro Processing Unit)911と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM912と、MPU911に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶すると共に、一時記憶空間を提供するRAM(Random Access Memory)913と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するハードディスク914と、MPU911、ROM912等を相互に接続するバス915とを備える。なお、コンピュータ901は、LANへの接続を提供する図示しないネットワークカードを含んでいてもよい。
コンピュータシステム900に、上記実施の形態による情報処理システム等の機能を実行させるプログラムは、CD−ROM921、またはFD922に記憶されて、CD−ROMドライブ905、またはFDドライブ906に挿入され、ハードディスク914に転送されてもよい。これに代えて、そのプログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ901に送信され、ハードディスク914に記憶されてもよい。プログラムは実行の際にRAM913にロードされる。なお、プログラムは、CD−ROM921やFD922、またはネットワークから直接、ロードされてもよい。
プログラムは、コンピュータ901に、上記実施の形態による情報処理システムの機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティプログラム等を必ずしも含んでいなくてもよい。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいてもよい。コンピュータシステム900がどのように動作するのかについては周知であり、詳細な説明は省略する。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。