JP5874699B2 - 蓄電システム - Google Patents

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Description

本発明は、複数のリレーを一緒に動作させることができる蓄電システムに関する。
特許文献1には、1つの駆動機構(ソレノイド)を用いて、複数の接点対を動作させるリレーが記載されている。各接点対は、可動接点および固定接点で構成されている。ソレノイドの通電および非通電を切り替えることにより、複数の接点対において、可動接点を固定接点に接触させたり、可動接点を固定接点から離したりすることができる。
また、特許文献1では、電池をモータと接続する電源回路が記載されている。この電源回路では、プラス側メインリレーおよびマイナス側メインリレーが用いられており、これらのメインリレーが上述した接点対となる。
特開2005−222871号公報
ソレノイドの通電および非通電を切り替えるためには、通常、スイッチ素子が用いられる。具体的には、スイッチ素子を通電状態(オン)にすれば、ソレノイドに電流を流すことができる。また、スイッチ素子を非通電状態(オフ)にすれば、ソレノイドの通電を遮断することができる。
ここで、スイッチ素子の故障によって、スイッチ素子が通電状態のままになってしまうと、ソレノイドに電流が流れ続け、複数の接点対においては、可動接点が固定接点に接触し続けてしまう。特許文献1に記載の電源回路では、プラス側メインリレーおよびマイナス側メインリレーが通電状態のままとなり、電池がモータに接続されたままとなる。
このような状態が発生すると、例えば、モータから電池に電力が供給され続け、電池が過充電状態となってしまうおそれがある。そこで、上述したスイッチ素子の故障を判別する必要がある。
本発明である蓄電システムは、蓄電装置を負荷と接続する正極ラインおよび負極ラインにそれぞれ設けられた第1リレーおよび第2リレーと、第1抵抗素子と直列に接続された状態で、第1リレーと並列に接続された第3リレーと、を有する。駆動回路は、第2リレーおよび第3リレーと、第1リレーとを異なるタイミングで動作させ、コントローラは、駆動回路の動作を制御する。
駆動回路は、第1電力ラインと、第2電力ラインと、コイルと、センサとを有する。第1電力ラインは、第1電流値よりも大きい第2電流値の電流を電源からコイルに供給するラインであり、第1スイッチ素子と、第1スイッチ素子と直列に接続された第2スイッチ素子とを含んでいる。第2電力ラインは、第1電流値の電流を電源からコイルに供給するラインであり、第2抵抗素子と、第2抵抗素子と直列に接続された第3スイッチ素子とを含んでいる。
第1電流値の電流をコイルに供給すると、第2リレーおよび第3リレーを非通電状態から通電状態に切り替えるための電磁力が発生する。また、第2電流値の電流をコイルに供給すると、第1リレー、第2リレーおよび第3リレーを非通電状態から通電状態に切り替えるための電磁力が発生する。コイルに供給される電流値を、第1電流値および第2電流値の間で切り替えることにより、1つのコイルを用いて、第2リレーおよび第3リレーを動作させるタイミングと、第1リレーを動作させるタイミングとを異ならせることができる。
センサは、各スイッチ素子の通電状態および非通電状態に応じて出力信号を変化させる。そして、コントローラは、センサの出力信号に基づいて、各スイッチ素子が通電状態で故障しているか否かを判別する。
ここで、スイッチ素子を非通電状態にする制御信号を出力した上で、センサの出力信号を監視すれば、スイッチ素子が通電状態であるか否かを判別できる。すなわち、スイッチ素子を非通電状態に制御しているにもかかわらず、センサの出力信号がスイッチ素子の通電状態を示せば、スイッチ素子が故障していることを判別できる。スイッチ素子が故障していることを判別できれば、この故障に対処することができる。
第1電力ラインにおいて、第1スイッチ素子は、電源および第2スイッチ素子の間に設けられている。そして、上述したセンサとしての第1電圧センサは、第1スイッチ素子および第2スイッチ素子の接続点と、グランドとの間の電圧値を検出する。また、上述したセンサとしての第2電圧センサは、第2スイッチ素子およびコイルの接続点と、グランドとの間の電圧値を検出する。
第1スイッチ素子が通電状態で故障しているか否かを判別するとき、コントローラは、第1スイッチ素子および第2スイッチ素子を非通電状態にする制御信号を出力する。ここで、第1スイッチ素子が正常であれば、第1電圧センサによって検出された電圧値は、略0[V]となる。しかし、第1スイッチ素子が通電状態で故障しているとき、第1電圧センサによって検出された電圧値は、電源の電圧値と等しくなる。したがって、第1電圧センサによって検出された電圧値を監視することにより、第1スイッチ素子が通電状態で故障しているか否かを判別できる。
第2スイッチ素子が通電状態で故障しているか否かを判別するとき、コントローラは、第1スイッチ素子を通電状態にする制御信号と、第2スイッチ素子を非通電状態にする制御信号とを出力する。ここで、第2スイッチ素子が正常であれば、第2電圧センサによって検出された電圧値は、略0[V]となる。しかし、第2スイッチ素子が通電状態で故障しているとき、第2電圧センサによって検出された電圧値は、電源の電圧値と等しくなる。したがって、第2電圧センサによって検出された電圧値を監視することにより、第2スイッチ素子が通電状態で故障しているか否かを判別できる。
第1電力ラインにおいて、第1スイッチ素子は、電源および第2スイッチ素子の間に設けられている。そして、上述したセンサとしての電圧センサは、第2スイッチ素子およびコイルの接続点と、グランドとの間の電圧値を検出する。
第1スイッチ素子が通電状態で故障しているか否かを判別するとき、コントローラは、第1スイッチ素子を非通電状態にする制御信号と、第2スイッチ素子を通電状態にする制御信号を出力する。ここで、第1スイッチ素子が正常であれば、電圧センサによって検出された電圧値は、略0[V]となる。しかし、第1スイッチ素子が通電状態で故障しているとき、電圧センサによって検出された電圧値は、電源の電圧値と等しくなる。したがって、電圧センサによって検出された電圧値を監視することにより、第1スイッチ素子が通電状態で故障しているか否かを判別できる。
第2スイッチ素子が通電状態で故障しているか否かを判別するとき、コントローラは、第1スイッチ素子を通電状態にする制御信号と、第2スイッチ素子を非通電状態にする制御信号を出力する。ここで、第2スイッチ素子が正常であれば、電圧センサによって検出された電圧値は、略0[V]となる。しかし、第2スイッチ素子が通電状態で故障しているとき、電圧センサによって検出された電圧値は、電源の電圧値と等しくなる。したがって、電圧センサによって検出された電圧値を監視することにより、第2スイッチ素子が通電状態で故障しているか否かを判別できる。
第1電力ラインにおいて、第1スイッチ素子は、第2スイッチ素子および電源の間に設けられている。そして、上述したセンサとしての電流センサは、第1電力ラインにおいて、第2スイッチ素子およびコイルの間に設けられ、第1電力ラインの通電状態を検出する。
第1スイッチ素子が通電状態で故障しているか否かを判別するとき、コントローラは、第1スイッチ素子を非通電状態にする制御信号と、第2スイッチ素子を通電状態にする制御信号とを出力する。第1スイッチ素子が正常であれば、第1電力ラインに電流が流れない。しかし、第1スイッチ素子が通電状態で故障していれば、第1電力ラインに電流が流れる。したがって、電流センサの検出結果(第1電力ラインの通電状態)を監視することにより、第1スイッチ素子が通電状態で故障しているか否かを判別できる。
第2スイッチ素子が通電状態で故障しているか否かを判別するとき、コントローラは、第1スイッチ素子を通電状態にする制御信号と、第2スイッチ素子を非通電状態にする制御信号とを出力する。第2スイッチ素子が正常であれば、第1電力ラインに電流が流れない。しかし、第2スイッチ素子が通電状態で故障していれば、第1電力ラインに電流が流れる。したがって、電流センサの検出結果(第1電力ラインの通電状態)を監視することにより、第2スイッチ素子が通電状態で故障しているか否かを判別できる。
上述したセンサとしての第3電圧センサは、第2抵抗素子および第3スイッチ素子をコイルに接続する第2電力ラインの一部と、グランドとの間の電圧値を検出する。
第3スイッチ素子が通電状態で故障しているか否かを判別するとき、コントローラは、第3スイッチ素子を非通電状態にする制御信号を出力する。ここで、第3スイッチ素子が正常であれば、第3電圧センサによって検出された電圧値は、略0[V]になる。しかし、第3スイッチ素子が通電状態で故障しているとき、第3電圧センサによって検出された電圧値は、第3スイッチ素子が非通電状態であるときの電圧値(略0[V])よりも高く、電源の電圧値よりも低くなる。ここで、第3スイッチ素子が通電状態であるとき、第3電圧センサによって検出される電圧値は、第2抵抗素子の抵抗値による電圧降下量の分だけ、電源の電圧値よりも低下する。したがって、第3電圧センサによって検出される電圧値を監視することにより、第3スイッチ素子が通電状態で故障しているか否かを判別できる。
また、コントローラが、第3スイッチ素子を通電状態にする制御信号を出力し、第3電圧センサによって検出された電圧値が電源の電圧値と等しいとき、第2抵抗素子が抵抗低下状態で故障していることを判別できる。第2抵抗素子の抵抗値が低下している状態(抵抗低下状態)では、第2抵抗素子の抵抗値による電圧降下が発生せず、第3電圧センサによって検出された電圧値が電源の電圧値と等しくなる。この条件を確認することにより、第2抵抗素子の故障を判別することができる。第2抵抗素子が故障してしまうと、コイルに供給される電流値を、第1電流値および第2電流値の間で切り替えることができなくなってしまうため、第2抵抗値の故障を判別する必要がある。
上述したセンサとしての電流センサは、第2電力ラインに設けられ、第2電力ラインの通電状態を検出する。
第3スイッチ素子が通電状態で故障しているか否かを判別するとき、コントローラは、第3スイッチ素子を非通電状態にする制御信号を出力する。第3スイッチ素子が正常であれば、第2電力ラインに電流が流れない。しかし、第3スイッチ素子が通電状態で故障していれば、第2電力ラインに電流が流れる。したがって、電流センサの検出結果(第2電力ラインの通電状態)を監視することにより、第3スイッチ素子が通電状態で故障しているか否かを判別できる。
電池システムの構成を示す図である。 実施例1において、システムメインリレーを駆動する回路の構成を示す図である。 システムメインリレーを駆動する構造を示す概略図である。 システムメインリレーを駆動する構造を示す概略図である。 システムメインリレーを駆動する構造を示す概略図である。 実施例1において、駆動回路の故障を判別する処理を示すフローチャートである。 実施例1において、駆動回路の故障を判別する処理を示すフローチャートである。 実施例2において、システムメインリレーを駆動する回路の構成を示す図である。 実施例2において、駆動回路の故障を判別する処理を示すフローチャートである。 実施例3において、システムメインリレーを駆動する回路の構成を示す図である。 実施例3において、駆動回路の故障を判別する処理を示すフローチャートである。 実施例3において、駆動回路の故障を判別する処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施例について説明する。
本発明の実施例1における電池システム(本発明の蓄電システムに相当する)について、図1を用いて説明する。図1は、本実施例における電池システムの構成を示す概略図である。
組電池(本発明の蓄電装置に相当する)10の正極端子には、正極ラインPLが接続されており、組電池10の負極端子には、負極ラインNLが接続されている。組電池10は、複数の単電池を有しており、単電池の数は、適宜設定することができる。ここで、組電池10を構成する複数の単電池は、直列に接続したり、並列に接続したりすることができる。
なお、組電池10の代わりに、1つの単電池を用いることもできる。単電池としては、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池といった二次電池を用いることができる。また、二次電池の代わりに、電気二重層キャパシタを用いることができる。
組電池10は、正極ラインPLおよび負極ラインNLを介して、負荷20と接続されている。負荷20は、組電池10からの電力を受けて動作する。また、負荷20が電力を生成するときには、この電力を用いて、組電池10を充電することができる。正極ラインPLおよび負極ラインNLにはコンデンサCが接続されており、コンデンサCは、正極ラインPLおよび負極ラインNLの間における電圧値を平滑化するために用いられる。
正極ラインPLには、システムメインリレー(本発明の第1リレーに相当する)SMR−Bが設けられており、システムメインリレーSMR−Bには、システムメインリレー(本発明の第3リレーに相当する)SMR−Pおよび抵抗素子(本発明の第1抵抗素子に相当する)R11が並列に接続されている。システムメインリレーSMR−Pおよび抵抗素子R11は、直列に接続されている。
システムメインリレーSMR−Bは、可動接点MC1および固定接点FC1を有しており、固定接点FC1が正極ラインPLに接続されている。可動接点MC1が固定接点FC1に接触することにより、システムメインリレーSMR−Bがオンになり、可動接点MC1が固定接点FC1から離れることにより、システムメインリレーSMR−Bがオフになる。
システムメインリレーSMR−Pは、可動接点MC2および固定接点FC2を有しており、固定接点FC2の一端が正極ラインPLに接続され、固定接点FC2の他端が抵抗素子R11に接続されている。可動接点MC2が固定接点FC2に接触することにより、システムメインリレーSMR−Pがオンになり、可動接点MC2が固定接点FC2から離れることにより、システムメインリレーSMR−Pがオフになる。抵抗素子R11は、組電池10からコンデンサCに突入電流が流れることを防止するために用いられる。
負極ラインNLには、システムメインリレー(本発明の第2リレーに相当する)SMR−Gが設けられている。システムメインリレーSMR−Gは、可動接点MC3および固定接点FC3を有しており、固定接点FC3が負極ラインNLに接続されている。可動接点MC3が固定接点FC3に接触することにより、システムメインリレーSMR−Gがオンになり、可動接点MC3が固定接点FC3から離れることにより、システムメインリレーSMR−Gがオフになる。
なお、本実施例では、システムメインリレーSMR−Bに対して、システムメインリレーSMR−Pおよび抵抗素子R11を並列に接続しているが、これに限るものではない。システムメインリレーSMR−Pおよび抵抗素子R11は、システムメインリレーSMR−B,SMR−Gの一方に対して、並列に接続されていればよい。
組電池10は、例えば、車両に搭載することができる。ここで、負荷20としては、モータ・ジェネレータを用いることができる。モータ・ジェネレータは、組電池10からの電力を受けて、車両を走行させるための運動エネルギを生成する。この運動エネルギは、車輪に伝達される。また、車両の制動時において、モータ・ジェネレータは電力を生成し、この電力は、組電池10に供給される。
次に、システムメインリレーSMR−B,SMR−P,SMR−Gを駆動する回路(駆動回路)について、図2を用いて説明する。
システムメインリレーSMR−B,SMR−P,SMR−Gを駆動するための駆動回路30は、コイル31およびスイッチ素子SW1,SW2,SW3を有する。コイル31の一端は接地され、コイル31の他端は、電源32と接続されている。これにより、電源32からの電力がコイル31に供給される。電源32としては、組電池10を用いたり、組電池10とは異なる電源を用いたりすることができる。組電池10を車両に搭載した場合、組電池10とは異なる電源として、公知の補機電池がある。
電源32の電力をコイル31に供給するラインは、第1電力ラインSL1,第2電力ラインSL2および共通電力ラインSL3を有する。第1電力ラインSL1の一端および第2電力ラインSL2の一端は、共通電力ラインSL3を介して、コイル31と接続されている。また、第1電力ラインSL1の他端および第2電力ラインSL2の他端は、共通電力ラインSL3を介して、電源32と接続されている。このため、第1電力ラインSL1を介して、電源32の電力をコイル31に供給したり、第2電力ラインSL2を介して、電源32の電力をコイル31に供給したりすることができる。
第1電力ラインSL1には、スイッチ素子SW1,SW2が設けられている。スイッチ素子SW1,SW2は、直列に接続されている。具体的には、スイッチ素子(本発明の第1スイッチ素子に相当する)SW1の一端が電源32と接続され、スイッチ素子SW1の他端がスイッチ素子(本発明の第2スイッチ素子に相当する)SW2の一端と接続されている。スイッチ素子SW2の他端は、コイル31と接続されている。スイッチ素子SW1,SW2は、コントローラ40からの制御信号を受けて、オン(通電状態)およびオフ(非通電状態)の間で切り替わる。
スイッチ素子SW1,SW2には、第2電力ラインSL2を介して、スイッチ素子(本発明の第3スイッチ素子に相当する)SW3および抵抗素子(本発明の第2抵抗素子に相当する)R21が並列に接続されており、スイッチ素子SW3および抵抗素子R21は、直列に接続されている。具体的には、抵抗素子R21の一端が、スイッチ素子SW1および電源32の接続点に接続され、抵抗素子R21の他端が、スイッチ素子SW3の一端に接続されている。スイッチ素子SW3の他端は、コイル31およびスイッチ素子SW2の間の接続点に接続されている。なお、図2に示す抵抗素子R21の位置にスイッチ素子SW3を設け、図2に示すスイッチ素子SW3の位置に抵抗素子R21を設けることもできる。
スイッチ素子SW1,SW2,SW3としては、いわゆる機械式スイッチを用いたり、半導体スイッチ(例えば、トランジスタ)を用いたりすることができる。機械式スイッチは、可動接点および固定接点を有する。可動接点が固定接点に接触することにより、スイッチ素子(機械式スイッチ)SW1,SW2,SW3がオンになり、可動接点が固定接点から離れることにより、スイッチ素子(機械式スイッチ)SW1,SW2,SW3がオフになる。半導体スイッチは、イオンの移動状態に応じて、オンおよびオフの間で切り替わる。
スイッチ素子SW1,SW2の接続点には、電圧センサ(本発明の第1電圧センサに相当する)33が接続されている。電圧センサ33は、スイッチ素子SW1,SW2の接続点とグランドとの間の電圧値V1を検出し、検出信号をコントローラ40に出力する。スイッチ素子SW2およびコイル31の接続点には、電圧センサ(本発明の第2電圧センサに相当する)34が接続されている。電圧センサ34は、スイッチ素子SW2およびコイル31の接続点と、グランドとの間の電圧値V2を検出し、検出信号をコントローラ40に出力する。
スイッチ素子SW3およびコイル31の接続点(第2電力ラインSL2上)には、電圧センサ(本発明の第3電圧センサに相当する)35が接続されている。電圧センサ35は、スイッチ素子SW3およびコイル31の接続点と、グランドとの間の電圧値V3を検出し、検出信号をコントローラ40に出力する。なお、上述したように、スイッチ素子SW3および抵抗素子R21の位置を入れ換えたとき、電圧センサ35は、抵抗素子R21およびコイル31の接続点と、グランドとの間の電圧値V2を検出する。すなわち、直列に接続されたスイッチ素子SW3および抵抗素子R21をコイル31に接続する第2電力ラインSL2の一部と、グランドとの間の電圧値V3を、電圧センサ35によって検出すればよい。
スイッチ素子SW1,SW2がオンであるとき、電力ラインSL1,SL3を介して、電源32からコイル31に電力が供給される。スイッチ素子SW1,SW2がオフであっても、スイッチ素子SW3がオンであるときには、電力ラインSL2,SL3を介して、電源32からコイル31に電力が供給される。ここで、第2電力ラインSL2には抵抗素子R21が設けられているため、第2電力ラインSL2を介してコイル31に流れる電流値(本発明の第1電流値に相当する)I2は、第1電力ラインSL1を介してコイル31に流れる電流値(本発明の第2電流値に相当する)I1よりも小さくなる。
このように、スイッチ素子SW1,SW2をオンにする場合と、スイッチ素子SW3をオンにする場合とを切り替えることにより、コイル31に流れる電流値を、電流値I1,I2の間で切り替えることができる。なお、スイッチ素子SW1,SW2,SW3がオフであるとき、スイッチ素子SW1,SW3がオフであるとき、スイッチ素子SW2,SW3がオフであるときには、電源32からコイル31に電流が流れない。
次に、システムメインリレーSMR−B,SMR−P,SMR−Gを駆動するための構造について、図3から図5を用いて説明する。
図3に示す状態では、すべてのシステムメインリレーSMR−B,SMR−P,SMR−Gがオフであり、図2に示すスイッチ素子SW1,SW2,SW3がオフである。ここで、図3に示す3つのコイル31G,31B,31Pは、互いに接続されており、図2に示すコイル31を構成している。すなわち、コイル31G,31B,31Pのうち、少なくとも1つのコイルに電流が流れているときには、他のコイルにも電流が流れている。
固定鉄心51Gおよび可動鉄心52Gには、バネ53Gが接続されており、バネ53Gは、固定鉄心51Gから離れる方向に可動鉄心52Gを付勢している。可動鉄心52Gの先端には、可動接点MC3と接触する押圧部材54Gが設けられている。バネ55Gは、固定接点FC3と接触する方向に可動接点MC3を付勢する。
固定鉄心51B,51Pは、固定鉄心51Gと同様の機能を有し、可動鉄心52B,52Pは、可動鉄心52Gと同様の機能を有し、バネ53B,53Pは、バネ53Gと同様の機能を有する。押圧部材54B,54Pは、押圧部材54Gと同様の機能を有し、バネ55B,55Pは、バネ55Gと同様の機能を有する。
コイル31Gに電流が流れていないとき、バネ53Gの付勢力を受けた可動鉄心52Gは、固定鉄心51Gから離れる方向に移動し、押圧部材54Gは、固定接点FC3から離れる方向に可動接点MC3を移動させる。これにより、システムメインリレーSMR−Gがオフとなっている。同様に、コイル31B,31Pに電流が流れていないとき、システムメインリレーSMR−B,SMR−Pがオフとなっている。
第2電力ラインSL2を介して、電源32からコイル31に電流を流すと、コイル31G,31Pの通電によって発生した電磁力によって、可動鉄心52G,52Pは、図4に示すように、バネ53G,53Pの付勢力に抗して、固定鉄心51G,51Pに近づく方向に移動する。この可動鉄心52G,52Pの移動に伴って、可動接点MC3,MC2は、バネ55G,55Pの付勢力を受けて、固定接点FC3,FC2にそれぞれ接触する。これにより、システムメインリレーSMR−G,SMR−Pは、オフからオンに切り替わる。
ここで、コイル31Bにも電流が流れているが、コイル31Bの通電によって発生した電磁力によっても、可動鉄心52Bは、バネ53Bの付勢力に抗して移動しないようになっている。例えば、バネ53Bの付勢力を、バネ53G,53Pの付勢力よりも大きくすることにより、可動鉄心52Bをバネ53Bの付勢力に抗して移動させないようにすることができる。これにより、可動鉄心52Bだけは、図3に示す状態に維持され、システムメインリレーSMR−Bはオフのままとなる。
一方、スイッチ素子SW3をオフにして、スイッチ素子SW1,SW2をオンにすると、第1電力ラインSL1を介して、電源32からコイル31に電流が流れる。上述したように、電流値I1は電流値I2よりも大きくなるため、コイル31Bの通電によって発生した電磁力によって、可動鉄心52Bは、バネ53Bの付勢力に抗して、固定鉄心51Bに近づく方向に移動する。この可動鉄心52Bの移動に伴って、可動接点MC1は、バネ55Bの付勢力を受けて、固定接点FC1に接触する。これにより、図5に示すように、システムメインリレーSMR−Bがオンになる。
なお、コイル31Bの通電時には、コイル31G,31Pにも電流が流れている。ここで、図5に示す状態においてコイル31B,31G,31Pに流れる電流値I1は、図4に示す状態においてコイル31G,31Pに流れる電流値I2よりも大きいため、システムメインリレーSMR−G,SMR−Pは、図5に示す状態であってもオンになる。
本実施例によれば、1つのコイル31への通電によって、3つのシステムメインリレーSMR−B,SMR−G,SMR−Pを動作させることができる。ここで、コイル31に流れる電流値を切り替えることにより、システムメインリレーSMR−G,SMR−Pだけをオンにする状態(図4に示す状態)と、すべてのシステムメインリレーSMR−B,SMR−G,SMR−Pをオンにする状態(図5に示す状態)とを切り替えることができる。
これにより、図1に示す電池システムでは、まず、電流値I2の電流をコイル31に流して、システムメインリレーSMR−G,SMR−Pをオンにすることにより、抵抗素子R11を介して、組電池10の放電電流をコンデンサCに流すことができる。したがって、コンデンサCを充電するときに、組電池10からコンデンサCに突入電流が流れることを防止できる。コンデンサCの充電が終了した後では、電流値I1の電流をコイル31に流すことにより、システムメインリレーSMR−Bをオフからオンに切り替えることができる。
システムメインリレーSMR−Bがオフからオンに切り替わったとき、組電池10および負荷20の接続が終了し、図1に示す電池システムは起動状態(Ready-ON)となる。組電池10および負荷20の接続を遮断し、図1に示す電池システムを停止状態(Ready-OFF)とするときには、図2に示すスイッチ素子SW1,SW2,SW3をオフにして、コイル31への通電を遮断すればよい。
本実施例において、可動接点MC2,MC3を機械的に接続して、可動接点MC2,MC3を一体的に動作させることができる。この場合には、可動鉄心52G,52Pの一方だけを用いて、可動接点MC2,MC3を動作させることができる。例えば、可動鉄心52Gを用いるときには、固定鉄心51P、可動鉄心52Pやコイル31Pなどを省略することができ、部品点数を減らすことができる。また、コイル31Pで消費される電力が無くなるため、コイル31G,31B,31Pを用いた場合に比べて、コイル31で消費される電力を低減することができる。
駆動回路30が故障することを想定すると、コイル31に電流が流れ続けるおそれがある。コイル31に電流が流れ続ければ、システムメインリレーSMR−B,SMR−G,SMR−Pがオンのままとなり、組電池10が負荷20に接続されたままとなってしまう。組電池10が負荷20に接続されたままでは、例えば、負荷20からの電力が組電池10に供給され続け、組電池10が過充電状態となってしまうおそれがある。
本実施例では、第1電力ラインSL1において、2つのスイッチ素子SW1,SW2を設けている。スイッチ素子SW1,SW2の一方だけを設けたときには、このスイッチ素子の故障によって、コイル31に電流が流れ続けてしまうことがある。ここでいうスイッチ素子の故障(以下、オン故障という)とは、スイッチ素子をオフにする制御を行っているにもかかわらず、スイッチ素子がオンのままとなる状態をいう。
本実施例のように、2つのスイッチ素子SW1,SW2を設けることにより、一方のスイッチ素子がオン故障であっても、他方のスイッチ素子をオフにすることができる。これにより、第1電力ラインSL1を介して、コイル31に電流が流れ続けることを防止でき、組電池10および負荷20の接続を遮断することができる。本実施例では、2つのスイッチ素子SW1,SW2を設けているが、スイッチ素子の数は2つ以上であればよい。第1電力ラインSL1において、2つ以上のスイッチ素子を直列に接続しておけば、一部のスイッチ素子がオン故障になっても、残りのスイッチ素子をオフにすることができる。
一方、スイッチ素子SW3がオン故障であるときには、上述したように、システムメインリレーSMR−G,SMR−Pがオンのままとなってしまう。ここで、組電池10および負荷20を接続する電流経路には、抵抗素子R11が含まれるため、負荷20からの電力によって組電池10が充電されるときに、充電時の電流値を低下させることができる。これにより、組電池10が過充電状態に到達するまでの時間を延ばすことができる。
本実施例では、駆動回路30の故障を判別するようにしており、この故障を判別する処理について、図6および図7に示すフローチャートを用いて説明する。図6および図7に示す処理は、コントローラ40によって実行される。
図6に示す処理は、組電池10および負荷20を接続するときに行われ、図6に示す処理を開始するとき、システムメインリレーSMR−B,SMR−P,SMR−Gはオフである。
ステップS101において、コントローラ40は、スイッチ素子SW1,SW2,SW3をオフにするための制御信号を出力する。なお、図6に示す処理を開始するときには、組電池10および負荷20の接続が遮断されており、通常、スイッチ素子SW1,SW2,SW3がオフとなっている。このため、ステップS101の処理を省略することもできる。
ステップS102において、コントローラ40は、電圧センサ35によって検出された電圧値V3が、略0[V]よりも高く、かつ、電圧値Vabよりも低いか否かを判別する。略0[V]とは、スイッチ素子SW3がオフであるときに電圧センサ35によって検出される電圧値であり、電圧センサ35の検出誤差が含まれることを意味している。電圧値Vabは、電源32の電圧値であり、ステップS102の処理を行うまでに、電圧値Vabを検出しておけばよい。電圧値V3が、略0[V]よりも高く、かつ、電圧値Vabよりも低いとき、コントローラ40は、ステップS103において、スイッチ素子SW3がオン故障であると判別する。
スイッチ素子SW1,SW2がオフであり、スイッチ素子SW3がオンであるときには、第2電力ラインSL2を介して、電源32からコイル31に電流が流れる。ここで、第2電力ラインSL2には抵抗素子R21が設けられているため、電圧値V3は、抵抗素子R21の抵抗値による電圧降下量の分だけ、電圧値Vabよりも低くなる。すなわち、電圧値V3は、略0[V]よりも高く、かつ、電圧値Vabよりも低くなる。そこで、この条件を満たすときには、スイッチ素子SW3がオン故障であることを判別できる。
スイッチ素子SW3がオフであるとき、電圧値V3が略0[V]となる。このため、コントローラ40は、ステップS104において、スイッチ素子SW3が正常であることを判別する。スイッチ素子SW3が正常であることを確認した後、コントローラ40は、ステップS105において、スイッチ素子SW3をオンにするための制御信号を出力する。スイッチ素子SW3は、コントローラ40からの制御信号を受けてオフからオンに切り替わり、第2電力ラインSL2を介して、電源32からコイル31に電流が流れる。これにより、システムメインリレーSMR−P,SMR−Gがオフからオンに切り替わり、コンデンサCが充電される。
ステップS106において、コントローラ40は、スイッチ素子SW1,SW2をオンにするための制御信号を出力した後に、スイッチ素子SW3をオフにするための制御信号を出力する。ステップS106の処理は、コンデンサCの充電を終了した後に行われる。例えば、コンデンサCの充電が終了するまでの時間を予め求めておき、この時間が経過したことを確認した後に、ステップS106の処理を行うことができる。
スイッチ素子SW1,SW2は、コントローラ40からの制御信号を受けてオフからオンに切り替わるとともに、スイッチ素子SW3は、コントローラ40からの制御信号を受けてオンからオフに切り替わる。これにより、第1電力ラインSL1を介して、電源32からコイル31に電流が流れ、システムメインリレーSMR−P,SMR−Gだけでなく、システムメインリレーSMR−Bもオフからオンに切り替わる。ステップS106の処理を終了したとき、図1に示す電池システムが起動状態となる。
図7に示す処理は、組電池10および負荷20の接続を遮断するときに行われる。図7に示す処理を開始するとき、スイッチ素子SW1,SW2がオンであり、スイッチ素子SW3がオフである。また、システムメインリレーSMR−B,SMR−P,SMR−Gはオンである。
ステップS201において、コントローラ40は、スイッチ素子SW3をオンにするための制御信号を出力した後、スイッチ素子SW1,SW2をオフにするための制御信号を出力する。スイッチ素子SW3は、コントローラ40からの制御信号を受けてオフからオンに切り替わり、スイッチ素子SW1,SW2は、コントローラ40からの制御信号を受けてオンからオフに切り替わる。これにより、コイル31に流れる電流値が低下するため、システムメインリレーSMR−Bだけがオンからオフに切り替わる。
ステップS202において、コントローラ40は、電圧センサ35によって検出された電圧値V3が電圧値Vabと等しいか否かを判別する。電圧値Vabは、電圧センサによって検出されるが、電圧センサの検出誤差などによって、電圧値V3,Vabにバラツキが発生することがある。このバラツキを考慮して、電圧値V3,Vabが等しいか否かを判別することもできる。具体的には、下記式(1)に示す条件を満たすか否かを判別することができる。
上記式(1)に示す定数αは、電圧値V3,Vabのバラツキを考慮して適宜設定することができる。ただし、定数αは、抵抗素子R21の抵抗値による電圧降下量よりも小さい値である。上記式(1)に示す条件を満たすとき、電圧値V3,Vabが等しいと判別することができる。また、上記式(1)に示す条件を満たさないとき、電圧値V3,Vabが異なると判別することができる。
電圧値V3,Vabが等しいとき、コントローラ40は、ステップS203において、抵抗素子R21がショート状態(抵抗低下状態)で故障していることを判別する。ここで、抵抗素子R21の故障とは、ショート状態での故障をいう。抵抗素子R21が故障していなければ、抵抗素子R21の抵抗値による電圧降下量の分だけ、電圧値V3は、電圧値Vabよりも低くなる。電圧値V3,Vabが等しければ、抵抗素子R21の抵抗値による電圧降下が発生していないため、抵抗素子R21が故障していることを判別できる。
電圧値V3,Vabが異なるとき、コントローラ40は、ステップS204において、抵抗素子R21が正常であることを判別する。ここでいう正常とは、抵抗素子R21が故障していないことである。上述したように、抵抗素子R21が故障していないときには、電圧値V3が電圧値Vabよりも低くなり、電圧値V3,Vabが異なるため、抵抗素子R21が正常であることを判別できる。
本実施例において、抵抗素子R21が故障していると、コイル31に流れる電流値を電流値I1,I2の間で切り替えることができなくなってしまう。すなわち、抵抗素子R21の故障によって、コイル31には、電流値I1の電流だけが流れることになり、すべてのシステムメインリレーSMR−B,SMR−P,SMR−Gを同時に動作させてしまう。そこで、上述したように、システムメインリレーSMR−P,SMR−Gと、システムメインリレーSMR−Bを異なるタイミングで動作させるためにも、抵抗素子R21の故障を判別する必要がある。
ステップS205において、コントローラ40は、スイッチ素子SW1をオンにするための制御信号を出力するとともに、スイッチ素子SW3をオフにするための制御信号を出力する。スイッチ素子SW1は、コントローラ40からの制御信号を受けてオフからオンに切り替わり、スイッチ素子SW3は、コントローラ40からの制御信号を受けてオンからオフに切り替わる。
ステップS206において、コントローラ40は、電圧センサ34によって検出された電圧値V2が電圧値Vabと等しいか否かを判別する。ここで、電圧値V2,Vabのバラツキを考慮して、下記式(2)に示す条件を満たすときに、電圧値V2,Vabが等しいことを判別できる。
上記式(2)に示す定数βは、電圧値V2,Vabのバラツキを考慮して適宜設定することができる。上記式(2)に示す条件を満たさないとき、電圧値V2,Vabが異なることを判別できる。
電圧値V2,Vabが等しいとき、コントローラ40は、ステップS207において、スイッチ素子SW2がオン故障であることを判別する。ステップS206の処理が行われるときには、スイッチ素子SW1だけがオンに制御されている。ここで、スイッチ素子SW2がオンであるときには、電圧値V2,Vabが等しくなるため、電圧値V2,Vabが等しいことを確認することにより、スイッチ素子SW2がオン故障であることを判別できる。
一方、電圧値V2,Vabが異なるとき、コントローラ40は、ステップS208において、スイッチ素子SW2が正常であることを判別する。スイッチ素子SW2は、正常であればオフとなり、電圧値V2は略0[V]を示す。すなわち、電圧値V2,Vabが異なることになるため、ステップS208の処理において、スイッチ素子SW2が正常であることを判別できる。
ステップS209において、コントローラ40は、スイッチ素子SW1をオフにするための制御信号を出力する。ここで、スイッチ素子SW2,SW3については、オフのままである。ステップS210において、コントローラ40は、電圧センサ33によって検出された電圧値V1が電圧値Vabと等しいか否かを判別する。ここで、電圧値V1,Vabのバラツキを考慮して、下記式(3)に示す条件を満たすときに、電圧値V1,Vabが等しいことを判別できる。
上記式(3)に示す定数γは、電圧値V1,Vabのバラツキを考慮して適宜設定することができる。上記式(3)に示す条件を満たさないとき、電圧値V1,Vabが異なることを判別できる。
電圧値V1,Vabが等しいとき、コントローラ40は、ステップS211において、スイッチ素子SW1がオン故障であることを判別する。スイッチ素子SW1をオフに制御しているにもかかわらず、電圧値V1,Vabが等しいときには、スイッチ素子SW1がオン故障であることを判別できる。
一方、電圧値V1,Vabが異なるとき、コントローラ40は、ステップS212において、スイッチ素子SW1が正常であることを判別する。スイッチ素子SW1は、正常であればオフとなり、電圧値V1が略0[V]を示すため、電圧値V1,Vabが異なることになる。そこで、電圧値V1,Vabが異なることを確認することにより、スイッチ素子SW1が正常であることを判別できる。ステップS212の処理を終了したとき、図1に示す電池システムが停止状態となる。
図6および図7に示す処理において、スイッチ素子SW1,SW2,SW3や抵抗素子R21の故障を判別したときには、ユーザなどに対して警告を行うことができる。ユーザなどに対する警告は、公知の手段を適宜採用することができる。
例えば、警告の手段としては、音や表示を用いることができる。具体的には、音を発生させることにより、スイッチ素子SW1,SW2,SW3や抵抗素子R21が故障していることをユーザなどに認識させることができる。また、所定の情報をディスプレイに表示させることにより、スイッチ素子SW1,SW2,SW3や抵抗素子R21が故障していることをユーザなどに認識させることができる。ここで、具体的な故障の内容をユーザなどに認識させなくてもよく、何らかの故障が発生していることをユーザなどに認識させるだけでもよい。
一方、スイッチ素子SW1,SW2がオン故障であるときには、システムメインリレーSMR−B,SMR−G,SMR−Pがオンのままとなってしまう。また、スイッチ素子SW3がオン故障であるときには、システムメインリレーSMR−G,SMR−Pがオンのままとなってしまう。この場合には、上述した警告の他にも、例えば、組電池10の入力を制限して、組電池10が過充電状態となることを抑制する処理を行うことができる。この処理は、コントローラ40によって行うことができる。
本実施例によれば、電池システムを起動するときの処理(図6に示す処理)と、電池システムを停止させるときの処理(図7に示す処理)とにおいて、スイッチ素子SW1,SW2,SW3および抵抗素子R21の故障を判別することができる。
図6に示す処理を行うときにおいて、スイッチ素子SW1,SW2,SW3および抵抗素子R21が正常であれば、システムメインリレーSMR−B,SMR−P,SMR−Gがオフからオンに切り替わるだけである。すなわち、図6に示す処理によれば、システムメインリレーSMR−B,SMR−P,SMR−Gをオンおよびオフの間で複数回切り替えることなく、スイッチ素子SW3が正常であることを判別できる。
また、図7に示す処理を行うときにおいて、スイッチ素子SW1,SW2,SW3および抵抗素子R21が正常であれば、システムメインリレーSMR−B,SMR−P,SMR−Gがオンからオフに切り替わるだけである。すなわち、図7に示す処理によれば、システムメインリレーSMR−B,SMR−P,SMR−Gをオンおよびオフの間で複数回切り替えることなく、スイッチ素子SW1,SW2および抵抗素子R21が正常であることを判別できる。
このように、図6および図7に示す処理によれば、スイッチ素子SW1,SW2,SW3および抵抗素子R21が正常であることを判別するときに、システムメインリレーSMR−B,SMR−P,SMR−Gを不必要に動作させることを防止できる。すなわち、システムメインリレーSMR−B,SMR−P,SMR−Gをオンおよびオフの間で切り替える回数が必要以上に増えることを防止でき、システムメインリレーSMR−B,SMR−P,SMR−Gの摩耗が進行することを抑制できる。
システムメインリレーSMR−B,SMR−G,SMR−Pは、可動接点MC1〜MC3および固定接点FC1〜FC3をそれぞれ有しているため、システムメインリレーSMR−B,SMR−G,SMR−Pをオンおよびオフの間で切り替える回数が増えるほど、可動接点MC1〜MC3および固定接点FC1〜FC3が摩耗しやすくなってしまう。上述したように、システムメインリレーSMR−B,SMR−G,SMR−Pをオンおよびオフの間で切り替える回数が必要以上に増えることを防止することにより、可動接点MC1〜MC3および固定接点FC1〜FC3の摩耗が進行することを抑制できる。
本発明の実施例2について説明する。本実施例において、実施例1で説明した構成要素と同じ構成要素については、同一の符号を用い、詳細な説明は省略する。以下、実施例1と異なる点について、主に説明する。
図8は、本実施例における駆動回路30の構成を示す。実施例1では、電圧センサ33を設けているが、本実施例では、電圧センサ33を省略している。この点を除き、本実施例の駆動回路30は、実施例1の駆動回路30と同じである。本実施例によれば、実施例1と比べて、電圧センサ33を省略でき、部品点数を減らすことができる。
図9は、駆動回路30の故障を判別する処理を示すフローチャートである。図9に示す処理は、図7に示す処理に対応している。ここで、図7で説明した処理と同じ処理については、同一の符号を用い、詳細な説明は省略する。図9のステップS213において、コントローラ40は、スイッチ素子SW1をオフにするための制御信号を出力するとともに、スイッチ素子SW2をオンにするための制御信号を出力する。
ステップS214において、コントローラ40は、電圧センサ34によって検出された電圧値V2が電圧値Vabと等しいか否かを判別する。電圧値V2,Vabが等しいとき、コントローラ40は、ステップS211において、スイッチ素子SW1がオン故障であることを判別する。一方、電圧値V2,Vabが異なるとき、コントローラ40は、ステップS212において、スイッチ素子SW1が正常であることを判別する。ステップS215において、コントローラ40は、スイッチ素子SW2をオフにするための制御信号を出力する。なお、スイッチ素子SW3のオン故障を判別するときには、図6に示す処理を行えばよい。
本発明の実施例3について説明する。本実施例において、実施例1で説明した構成要素と同じ構成要素については、同一の符号を用い、詳細な説明は省略する。以下、実施例1と異なる点について、主に説明する。
実施例1では、電圧センサ33〜35の検出結果に基づいて、スイッチ素子SW1,SW2,SW3および抵抗素子R21の故障を判別しているが、これに限るものではない。具体的には、電流センサを用いて、スイッチ素子SW1,SW2,SW3および抵抗素子R21の故障を判別することもできる。
図10は、本実施例における駆動回路30の構成を示す。第1電力ラインSL1において、スイッチ素子SW2およびコイル31の間には、電流センサ36が設けられている。電流センサ36は、スイッチ素子SW2からコイル31に流れる電流値Id1を検出し、検出信号をコントローラ40に出力する。第2電力ラインSL2において、スイッチ素子SW3およびコイル31の間には、電流センサ37が設けられている。電流センサ37は、スイッチ素子SW3からコイル31に流れる電流値Id2を検出し、検出信号をコントローラ40に出力する。
次に、本実施例において、駆動回路30の故障を判別する処理について、図11および図12を用いて説明する。図11に示す処理は、図6に示す処理に対応しており、図12に示す処理は、図7に示す処理に対応している。
図11において、図6で説明した処理と同じ処理については、同一の符号を用い、詳細な説明は省略する。図11において、ステップS101の処理を行った後は、ステップS107の処理が行われる。ステップS107において、コントローラ40は、電流センサ37によって検出された電流値Id2が略0[A]よりも大きいか否かを判別する。略0[A]とは、スイッチ素子SW3がオフであるときに電流センサ37によって検出される電流値Id2であり、電流センサ37の検出誤差を含むことを意味する。
電流値Id2が略0[A]よりも大きいとき、コントローラ40は、ステップS103において、スイッチ素子SW3がオン故障であることを判別する。スイッチ素子SW3がオンであれば、第2電力ラインSL2を介して、電源32からコイル31に電流が流れるため、電流値Id2は略0[A]よりも大きくなる。そこで、電流値Id2が略0[A]よりも大きいことを確認することにより、スイッチ素子SW3がオン故障であることを判別できる。
図12において、図7で説明した処理と同じ処理については、同一の符号を用い、詳細な説明は省略する。図12において、ステップS201の処理を行った後は、ステップS216の処理が行われる。ステップS216において、コントローラ40は、電流センサ37によって検出された電流値Id2が電流値Ith2と等しいか否かを判別する。電流値Ith2は、第1電力ラインSL1を流れる電流値I1と等しい。電流値Ith2としては、図11に示す処理を行うときに、電流センサ36によって検出された電流値Id1を用いることができる。
電流値Id2,Ith2が等しいとき、コントローラ40は、ステップS203において、抵抗素子R21が故障していることを判別する。抵抗素子R21が故障していると、第2電力ラインSL2を流れる電流値は、第1電力ラインSL1を流れる電流値と等しくなる。このため、電流値Id2が、電流値Ith2(Id1)と等しいことを確認することにより、抵抗素子R21が故障していることを判別できる。ここで、電流値Id2,Ith2のバラツキを考慮して、上記式(1)〜(3)と同様の条件を設定することにより、電流値Id2,Ith2が等しいか否かを判別することもできる。
電流値Id2,Ith2が異なるとき、コントローラ40は、ステップS204において、抵抗素子R21が正常であることを判別する。抵抗素子R21が故障していなければ、電流値Id2は、抵抗素子R21の抵抗値によって、第1電力ラインSL1を流れる電流値(すなわち、電流値Ith2)よりも小さくなる。このため、電流値Id2,Ith2が異なることを確認することにより、抵抗素子R21が正常であることを判別できる。
ステップS205の処理を行った後は、ステップS217の処理が行われる。ステップS217において、コントローラ40は、電流センサ36によって検出された電流値Id1が略0[A]よりも大きいか否かを判別する。略0[A]とは、電流センサ36の検出誤差を含むことを意味する。電流値Id1が略0[A]よりも大きいとき、コントローラ40は、ステップS207において、スイッチ素子SW2がオン故障であることを判別する。一方、電流値Id1が略0[A]であるとき、コントローラ40は、ステップS208において、スイッチ素子SW2が正常であることを判別する。
ステップS217の処理が行われるときには、スイッチ素子SW1だけをオンに制御している。ここで、スイッチ素子SW2がオンであれば、電流値Id1が略0[A]よりも大きくなるため、電流値Id1が略0[A]よりも大きいことを確認することにより、スイッチ素子SW2がオン故障であることを判別できる。
ステップS208の処理を行った後、ステップS218において、コントローラ40は、スイッチ素子SW1をオフにするための制御信号を出力するとともに、スイッチ素子SW2をオンにするための制御信号を出力する。ステップS219において、コントローラ40は、電流センサ36によって検出された電流値Id1が略0[A]よりも大きいか否かを判別する。
略0[A]とは、電流センサ36の検出誤差を含むことを意味する。電流値Id1が略0[A]よりも大きいとき、コントローラ40は、ステップS211において、スイッチ素子SW1がオン故障であることを判別する。一方、電流値Id1が略0[A]であるとき、コントローラ40は、ステップS212において、スイッチ素子SW1が正常であることを判別する。
ステップS219の処理が行われるときには、スイッチ素子SW2だけをオンに制御している。ここで、スイッチ素子SW1がオンであれば、電流値Id1が略0[A]よりも大きくなるため、電流値Id1が略0[A]よりも大きいことを確認することにより、スイッチ素子SW1がオン故障であることを判別できる。
ステップS220において、コントローラ40は、スイッチ素子SW2をオフにするための制御信号を出力する。スイッチ素子SW2は、コントローラ40からの制御信号を受けることによりオンからオフに切り替わる。ステップS220の処理を終了したとき、電池システムが停止状態となる。
なお、本実施例では、電流センサ36,37を用いることにより、スイッチ素子SW1〜SW3のオン故障や、抵抗素子R21の故障を判別しているが、これに限るものではない。具体的には、本実施例において、電流センサ36を用いる代わりに、実施例1(図2)で説明した電圧センサ33,34を用いたり、実施例2(図8)で説明した電圧センサ34を用いたりすることができる。これにより、実施例1,2で説明したように、スイッチ素子SW1,SW2のオン故障を判別することができる。
また、本実施例において、電流センサ37を用いる代わりに、実施例1(図2)や実施例2(図8)で説明した電圧センサ35を用いることができる。これにより、実施例1,2で説明したように、スイッチ素子SW3のオン故障や、抵抗素子R21の故障を判別することができる。
10:組電池、20:負荷、30:駆動回路、31:コイル、32:電源、
33,34,35:電圧センサ、40:コントローラ、C:コンデンサ、
PL:正極ライン、NL:負極ライン、SL1:第1電力ライン、
SL2:第2電力ライン、SW1,SW2,SW3:スイッチ素子、
SMR−B,SMR−G,SMR−P:システムメインリレー、
MC1,MC2,MC3:可動接点、FC1,FC2,FC3:固定接点、

Claims (6)

  1. 蓄電装置を負荷と接続する正極ラインおよび負極ラインにそれぞれ設けられた第1リレーおよび第2リレーと、
    第1抵抗素子と直列に接続された状態で、前記第1リレーと並列に接続された第3リレーと、
    前記第2リレーおよび前記第3リレーと、前記第1リレーとを異なるタイミングで動作させる駆動回路と、
    前記駆動回路の動作を制御するコントローラと、を有し、
    前記駆動回路は、
    第1電流値での通電によって、前記第2リレーおよび前記第3リレーを非通電状態から通電状態に切り替えるための電磁力を発生させ、前記第1電流値よりも大きい第2電流値での通電によって、前記第1リレー、前記第2リレーおよび前記第3リレーを非通電状態から通電状態に切り替えるための電磁力を発生させるコイルと、
    直列に接続された第1スイッチ素子および第2スイッチ素子を含み、前記第2電流値の電流を電源から前記コイルに供給する第1電力ラインと、
    直列に接続された第2抵抗素子および第3スイッチ素子を含み、前記第1電流値の電流を前記電源から前記コイルに供給する第2電力ラインと、
    前記各スイッチ素子の通電状態および非通電状態に応じて出力信号を変化させるセンサと、を有しており、
    前記コントローラは、前記各スイッチ素子を非通電状態にする制御信号を出力し、前記センサの出力信号に基づいて、前記各スイッチ素子が通電状態で故障しているか否かを判別することを特徴とする蓄電システム。
  2. 前記第1スイッチ素子は、前記第1電力ラインにおいて、前記電源および前記第2スイッチ素子の間に設けられており、
    前記センサは、前記第1スイッチ素子および前記第2スイッチ素子の接続点とグランドとの間の電圧値を検出する第1電圧センサと、前記第2スイッチ素子および前記コイルの接続点とグランドとの間の電圧値を検出する第2電圧センサと、を含み、
    前記コントローラは、
    前記第1スイッチ素子を通電状態にする制御信号と、前記第2スイッチ素子を非通電状態にする制御信号とを出力し、前記第2電圧センサによって検出された電圧値が、前記電源の電圧値と等しいとき、前記第2スイッチ素子が通電状態で故障していることを判別し、
    前記第1スイッチ素子および前記第2スイッチ素子を非通電状態にする制御信号を出力し、前記第1電圧センサによって検出された電圧値が前記電源の電圧値と等しいとき、前記第1スイッチ素子が通電状態で故障していることを判別する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の蓄電システム。
  3. 前記第1スイッチ素子は、前記第1電力ラインにおいて、前記電源および前記第2スイッチ素子の間に設けられており、
    前記センサは、前記第2スイッチ素子および前記コイルの接続点とグランドとの間の電圧値を検出する電圧センサを含んでおり、
    前記コントローラは、
    前記第1スイッチ素子を非通電状態にする制御信号と、前記第2スイッチ素子を通電状態にする制御信号とを出力し、前記電圧センサによって検出された電圧値が、前記電源の電圧値と等しいとき、前記第1スイッチ素子が通電状態で故障していることを判別し、
    前記第1スイッチ素子を通電状態にする制御信号と、前記第2スイッチ素子を非通電状態にする制御信号とを出力し、前記電圧センサによって検出された電圧値が、前記電源の電圧値と等しいとき、前記第2スイッチ素子が通電状態で故障していることを判別する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の蓄電システム。
  4. 前記第1スイッチ素子は、前記第1電力ラインにおいて、前記電源および前記第2スイッチ素子の間に設けられており、
    前記センサは、前記第1電力ラインにおいて、前記第2スイッチ素子および前記コイルの間に設けられ、前記第1電力ラインの通電状態を検出する電流センサを含み、
    前記コントローラは、
    前記第1スイッチ素子を非通電状態にする制御信号と、前記第2スイッチ素子を通電状態にする制御信号とを出力し、前記電流センサの検出結果が前記第1電力ラインの通電状態を示すとき、前記第1スイッチ素子が通電状態で故障していることを判別し、
    前記第1スイッチ素子を通電状態にする制御信号と、前記第2スイッチ素子を非通電状態にする制御信号とを出力し、前記電流センサの検出結果が前記第1電力ラインの通電状態を示すとき、前記第2スイッチ素子が通電状態で故障していることを判別する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の蓄電システム。
  5. 前記センサは、前記第2抵抗素子および前記第3スイッチ素子を前記コイルに接続する前記第2電力ラインの一部とグランドとの間の電圧値を検出する第3電圧センサを含み、
    前記コントローラは、
    前記第3スイッチ素子を非通電状態にする制御信号を出力し、前記第3電圧センサによって検出された電圧値が、前記第3スイッチ素子が非通電状態であるときの電圧値よりも高く、前記電源の電圧値よりも低いとき、前記第3スイッチ素子が通電状態で故障していることを判別し、
    前記第3スイッチ素子を通電状態にする制御信号を出力し、前記第3電圧センサによって検出された電圧値が前記電源の電圧値と等しいとき、前記第2抵抗素子が抵抗低下状態で故障していることを判別することを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の蓄電システム。
  6. 前記センサは、前記第2電力ラインに設けられ、前記第2電力ラインの通電状態を検出する電流センサを含み、
    前記コントローラは、前記第3スイッチ素子を非通電状態にする制御信号を出力し、前記電流センサの検出結果が前記第2電力ラインの通電状態を示すとき、前記第3スイッチ素子が通電状態で故障していることを判別することを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の蓄電システム。
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