JP2015023762A - 蓄電システム - Google Patents

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勇二 西
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千済 田邉
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Hiroyuki Kaiya
裕之 海谷
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Hiromasa Tanaka
宏昌 田中
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Abstract

【課題】 1つの駆動回路によって、複数のリレーを動作させるとき、駆動回路の故障によって複数のリレーが通電状態のままとなってしまう。
【解決手段】 蓄電システムは、第1リレー(SMR−B)および第2リレー(SMR−G)を駆動する駆動回路(30)と、駆動回路の動作を制御するコントローラ(40)と、を有する。駆動回路は、電源(32)からの電力供給を受けて、第1リレーおよび第2リレーを非通電状態から通電状態に切り替えるための電磁力を発生させるコイル(31)と、電源およびコイルの間の電流経路に設けられ、互いに直列に接続された複数のスイッチ素子(SW1,SW2)と、各スイッチ素子の通電状態および非通電状態に応じて出力信号を変化させるセンサ(33,34,35)と、を有する。コントローラは、各スイッチ素子を非通電状態にする制御信号を出力し、センサの出力信号に基づいて、各スイッチ素子が通電状態であるか否かを判別する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、複数のリレーを一緒に動作させることができる蓄電システムに関する。
特許文献1には、1つの駆動機構(ソレノイド)を用いて、複数の接点対を動作させるリレーが記載されている。各接点対は、可動接点および固定接点で構成されている。ソレノイドの通電および非通電を切り替えることにより、複数の接点対において、可動接点を固定接点に接触させたり、可動接点を固定接点から離したりすることができる。
また、特許文献1では、電池をインバータやモータと接続する電源回路が記載されている。この電源回路では、プラス側メインリレーおよびマイナス側メインリレーが用いられており、これらのメインリレーが上述した接点対となる。
特開2005−222871号公報
ソレノイドの通電および非通電を切り替えるためには、通常、スイッチ素子が用いられる。具体的には、スイッチ素子を通電状態(オン)にすれば、ソレノイドに電流を流すことができる。また、スイッチ素子を非通電状態(オフ)にすれば、ソレノイドの通電を遮断することができる。
ここで、スイッチ素子の故障によって、スイッチ素子が通電状態のままになってしまうと、ソレノイドに電流が流れ続け、複数の接点対においては、可動接点が固定接点に接触し続けてしまう。特許文献1に記載の電源回路では、プラス側メインリレーおよびマイナス側メインリレーが通電状態のままとなり、電池がインバータやモータに接続されたままとなる。言い換えれば、電池およびインバータの接続を遮断することができなくなってしまう。このような状態が発生すると、例えば、インバータから電池に電力が供給され続け、電池が過充電状態となってしまうおそれがある。
一方、スイッチ素子の故障によって、スイッチ素子が通電状態のままとなったときには、この故障を判別する必要もある。
本発明である蓄電システムは、第1リレーと、第2リレーと、第1リレーおよび第2リレーを駆動する駆動回路と、駆動回路の動作を制御するコントローラと、を有する。第1リレーは、蓄電装置の正極端子を負荷と接続する正極ラインに設けられており、第2リレーは、蓄電装置の負極端子を負荷と接続する負極ラインに設けられている。第1リレーおよび第2リレーは機械的に連動しており、駆動回路は、第1リレーおよび第2リレーを一緒に動作させる。
駆動回路は、コイルおよび複数のスイッチ素子を有する。コイルは、電源からの電力供給を受けて電磁力を発生させる。この電磁力は、第1リレーおよび第2リレーを非通電状態から通電状態に切り替えるために用いられる。複数のスイッチ素子は、電源およびコイルの間の電流経路に設けられており、互いに直列に接続されている。
本発明では、電源およびコイルの間の電流経路において、複数のスイッチ素子を設けている。このため、一部のスイッチ素子が故障して通電状態のままとなっても、残りのスイッチ素子(すなわち、故障していないスイッチ素子)を通電状態および非通電状態の間で切り替えることができ、コイルに電力を供給したり、コイルへの電力供給を遮断したりすることができる。
コイルに電力が供給され続けると、第1リレーおよび第2リレーが通電状態のままとなり、蓄電装置および負荷が接続されたままとなってしまう。本発明では、上述したように、故障していないスイッチ素子を用いて、コイルへの電力供給を遮断することができる。このため、第1リレーおよび第2リレーが通電状態のままとなることを防止できる。ここで、負荷が蓄電装置に電力を供給するときには、蓄電装置および負荷が接続されたままとなることを防止することにより、蓄電装置が過充電状態となることを防止できる。
また、本発明において、駆動回路はセンサを有しており、センサの出力信号は、スイッチ素子の通電状態および非通電状態に応じて変化する。ここで、コントローラは、各スイッチ素子を非通電状態にする制御信号を出力し、センサの出力信号に基づいて、各スイッチ素子が通電状態であるか否かを判別している。スイッチ素子を非通電状態にする制御信号を出力し、スイッチ素子が通電状態であることを確認すれば、スイッチ素子が通電状態で故障していることを判別できる。
スイッチ素子の故障を判別するときには、スイッチ素子を非通電状態にする制御信号を出力しているため、スイッチ素子が故障していなければ、コイルには電力が供給されない。これにより、第1リレーおよび第2リレーを動作させることなく、スイッチ素子が故障しているか否かを判別することができる。ここでは、スイッチ素子が故障していないことを判別できる。
第1リレーおよび第2リレーの動作回数が増えるほど、第1リレーおよび第2リレーが摩耗してしまう。本発明のように、第1リレーおよび第2リレーを動作させることなく、スイッチ素子の故障を判別すれば、第1リレーおよび第2リレーの摩耗(劣化)を抑制できる。
複数のスイッチ素子としては、第1スイッチ素子および第2スイッチ素子で構成することができる。ここで、第1スイッチ素子の両端は、電源および第2スイッチ素子にそれぞれ接続することができる。第2スイッチ素子の両端は、第1スイッチ素子およびコイルにそれぞれ接続することができる。ここで、電圧センサ(第1電圧センサや第2電圧センサ)を用いて、第1スイッチ素子および第2スイッチ素子が通電状態であるか否かを判別することができる。
第1電圧センサは、第1スイッチ素子および第2スイッチ素子の接続点とグランドとの間の電圧値を検出する。第2電圧センサは、第2スイッチ素子およびコイルの接続点とグランドとの間の電圧値を検出する。第1電圧センサおよび第2電圧センサによって検出された電圧値を電源の電圧値と比較すれば、第1スイッチ素子および第2スイッチ素子が通電状態であるか否かを判別できる。
具体的には、第1スイッチ素子を通電状態にする制御信号と、第2スイッチ素子を非通電状態にする制御信号とを出力したとき、第2スイッチ素子が通電状態で故障していれば、第2電圧センサによって検出された電圧値が電源の電圧値に到達する。このため、第2電圧センサによって検出された電圧値が電源の電圧値以上であるか否かを判別することにより、第2スイッチ素子が通電状態で故障しているか否かを判別できる。すなわち、第2電圧センサによって検出された電圧値が電源の電圧値以上であるときには、第2スイッチ素子が通電状態で故障していることを判別する。
また、第1スイッチ素子および第2スイッチ素子を非通電状態にする制御信号を出力したとき、第1スイッチ素子が通電状態で故障していれば、第1電圧センサによって検出された電圧値が電源の電圧値に到達する。このため、第1電圧センサによって検出された電圧値が電源の電圧値以上であるか否かを判別することにより、第1スイッチ素子が通電状態で故障しているか否かを判別できる。すなわち、第1電圧センサによって検出された電圧値が電源の電圧値以上であるときには、第1スイッチ素子が通電状態で故障していることを判別する。
上述したように、第1スイッチ素子および第2スイッチ素子の故障を判別するときには、第1スイッチ素子だけを通電状態および非通電状態の間で切り替えるだけでよい。ここで、第1スイッチ素子および第2スイッチ素子の両方を、通電状態および非通電状態の間で切り替えることにより、第1スイッチ素子および第2スイッチ素子の故障を判別することもできる。
例えば、第1スイッチ素子の故障を判別するときには、第1スイッチ素子を非通電状態にする制御信号と、第2スイッチ素子を通電状態にする制御信号とを出力した上で、第1スイッチ素子の通電状態を判別できる。また、第2スイッチ素子の故障を判別するときには、第1スイッチ素子を通電状態にする制御信号と、第2スイッチ素子を非通電状態にする制御信号とを出力した上で、第2スイッチ素子の通電状態を判別できる。ここで、電流センサを用いて、コイルに電流が流れているか否かを判別することにより、上述したスイッチ素子の通電状態を判別できる。具体的には、コイルに電流が流れているときには、スイッチ素子が通電状態であると判別することができる。
ただし、第1スイッチ素子だけを通電状態および非通電状態の間で切り替えて、第1スイッチ素子および第2スイッチ素子の故障を判別すれば、スイッチ素子の動作回数を減らすことができ、故障の判別に要する時間を短縮することができる。ここで、スイッチ素子として、可動接点および固定接点を備えたスイッチ素子を用いたときには、スイッチ素子の動作回数を減らすことにより、スイッチ素子の摩耗(劣化)を抑制できる。なお、スイッチ素子としては、半導体スイッチを用いることもできる。
電池システムの構成を示す図である。 システムメインリレーを駆動する回路の構成を示す図である。 電池システムの他の構成を示す図である。 スイッチ素子の故障を判別する処理を示すフローチャートである。 図4に示す処理において、スイッチ素子およびシステムメインリレーの挙動を示すタイミングチャートである。 スイッチ素子の故障を判別する処理を示すフローチャートである。 図6に示す処理において、スイッチ素子およびシステムメインリレーの挙動を示すタイミングチャートである。 システムメインリレーを駆動する回路の構成を示す図である。 スイッチ素子の故障を判別する処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施例について説明する。
本発明の実施例1における電池システムについて、図1を用いて説明する。図1は、本実施例における電池システムの構成を示す概略図である。
組電池(本発明の蓄電装置に相当する)10の正極端子には、正極ラインPLが接続されており、組電池10の負極端子には、負極ラインNLが接続されている。組電池10は、複数の単電池を有しており、単電池の数は、適宜設定することができる。ここで、組電池10を構成する複数の単電池は、電気的に直列に接続したり、電気的に並列に接続したりすることができる。
なお、組電池10の代わりに、1つの単電池を用いることもできる。単電池としては、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池といった二次電池を用いることができる。また、二次電池の代わりに、電気二重層キャパシタを用いることができる。
組電池10は、正極ラインPLおよび負極ラインNLを介して、負荷20と接続されている。負荷20は、組電池10からの電力を受けて動作する。また、負荷20が電力を生成するときには、この電力を用いて、組電池10を充電することができる。
正極ラインPLには、システムメインリレー(本発明の第1リレーに相当する)SMR−Bが設けられ、負極ラインNLには、システムメインリレー(本発明の第2リレーに相当する)SMR−Gが設けられている。システムメインリレーSMR−B,SMR−Gがオン(通電状態)であるとき、組電池10が負荷20と接続される。また、システムメインリレーSMR−B,SMR−Gがオフ(非通電状態)であるとき、組電池10および負荷20の接続が遮断される。
組電池10は、例えば、車両に搭載することができる。ここで、負荷20としては、モータ・ジェネレータを用いることができる。モータ・ジェネレータは、組電池10からの電力を受けて、車両を走行させるための運動エネルギを生成する。この運動エネルギは、車輪に伝達される。また、車両の制動時において、モータ・ジェネレータは電力を生成し、この電力は、組電池10に供給される。
次に、システムメインリレーSMR−B,SMR−Gを駆動する回路(駆動回路)について、図2を用いて説明する。
システムメインリレーSMR−Bは、可動接点MC1および固定接点FC1を有し、固定接点FC1は、正極ラインPLと接続されている。可動接点MC1が固定接点FC1と接触すれば、システムメインリレーSMR−Bがオンになり、可動接点MC1が固定接点FC1から離れれば、システムメインリレーSMR−Bがオフになる。
システムメインリレーSMR−Gは、可動接点MC2および固定接点FC2を有し、固定接点FC2は、負極ラインNLと接続されている。可動接点MC2が固定接点FC2と接触すれば、システムメインリレーSMR−Gがオンになり、可動接点MC2が固定接点FC2から離れれば、システムメインリレーSMR−Gがオフになる。
システムメインリレーSMR−B,SMR−Gを駆動するための駆動回路30は、コイル31およびスイッチ素子SW1,SW2を有する。コイル31に電流を流すと、電磁力を発生させることができ、この電磁力を用いて、可動接点MC1,MC2を移動させることができる。
システムメインリレーSMR−B,SMR−Gの構造は、公知の構造を適宜用いることができ、詳細な説明は省略する。本実施例では、可動接点MC1,MC2が機械的に接続されており、可動接点MC1は、可動接点MC2とともに移動する。すなわち、可動接点MC1,MC2は、機械的に連動する。このため、システムメインリレーSMR−B,SMR−Gでは、共通のコイル31が用いられる。すなわち、コイル31に電流を流すことにより、可動接点MC1,MC2を一緒に移動させて、固定接点FC1,FC2に接触させることができる。コイル31に電流を流さないときには、バネなどを用いた付勢機構によって、可動接点MC1,MC2を固定接点FC1,FC2から離すことができる。
コイル31の一端は接地され、コイル31の他端は、電力供給ラインSLを介して、電源32と電気的に接続されている。これにより、電源32からの電力がコイル31に供給される。電源32としては、組電池10を用いたり、組電池10とは異なる電源を用いたりすることができる。組電池10の起電圧が高すぎる場合には、組電池10の電圧値を降圧し、降圧後の電力をコイル31に供給することができる。
電力供給ラインSLには、スイッチ素子SW1,SW2が設けられている。スイッチ素子SW1,SW2は、電気的に直列に接続されている。スイッチ素子SW1,SW2は、コントローラ40からの制御信号を受けて、オン(通電状態)およびオフ(非通電状態)の間で切り替わる。
スイッチ素子SW1,SW2としては、いわゆる機械式スイッチを用いたり、半導体スイッチ(例えば、トランジスタ)を用いたりすることができる。機械式スイッチは、可動接点および固定接点を有する。可動接点が固定接点に接触することにより、スイッチ素子(機械式スイッチ)SW1,SW2がオンになる。また、可動接点が固定接点から離れることにより、スイッチ素子(機械式スイッチ)SW1,SW2がオフになる。半導体スイッチは、イオンの移動状態に応じて、オンおよびオフの間で切り替わる。
スイッチ素子(本発明の第1スイッチ素子に相当する)SW1の一端は、電源32と接続され、スイッチ素子SW1の他端は、スイッチ素子(本発明の第2スイッチ素子に相当する)SW2の一端と接続されている。スイッチ素子SW2の他端は、コイル31と接続されている。
スイッチ素子SW1およびスイッチ素子SW2の接続点には、電圧センサ(本発明の第1電圧センサに相当する)33が接続されている。電圧センサ33は、スイッチ素子SW1,SW2の接続点とグランドとの間の電圧値V1を検出する。スイッチ素子SW2およびコイル31の接続点には、電圧センサ(本発明の第2電圧センサに相当する)34が接続されている。電圧センサ34は、スイッチ素子SW2およびコイル31の接続点と、グランドとの間の電圧値V2を検出する。電圧センサ33,34の出力信号は、コントローラ40に入力される。
本実施例では、システムメインリレーSMR−B,SMR−Gに対して、共通のコイル31を用いているため、コイル31の消費電力を低減することができる。具体的には、システムメインリレーSMR−B,SMR−Gのそれぞれに対してコイル31を設ける場合に比べて、コイル31の消費電力を低減することができる。1つのコイル31を用いたときには、2つのコイル31を用いたときに比べて、コイル31の全体のサイズを小型化しやすくなる。これに伴い、1つのコイル31を用いたときの消費電力は、2つのコイル31を用いたときの消費電力よりも低くなりやすい。
一方、コイル31に電力を供給する回路が故障することを想定すると、コイル31に電流が流れ続けるおそれがある。コイル31に電流が流れ続ければ、システムメインリレーSMR−B,SMR−Gがオンのままとなり、組電池10が負荷20に接続されたままとなってしまう。組電池10が負荷20に接続されたままでは、例えば、負荷20からの電力が組電池10に供給され続け、組電池10が過充電状態となってしまうおそれがある。
本実施例では、電力供給ラインSLにおいて、スイッチ素子SW1,SW2を直列に接続している。スイッチ素子SW1,SW2の一方だけを設けたときには、このスイッチ素子の故障によって、コイル31に電流が流れ続けてしまうことがある。ここでいうスイッチ素子の故障(以下、オン故障という)とは、スイッチ素子をオフにする制御を行っているにもかかわらず、スイッチ素子がオンのままとなる状態をいう。
本実施例のように、スイッチ素子SW1,SW2を設けることにより、一方のスイッチ素子がオン故障となっても、他方のスイッチ素子をオフにすることができる。これにより、コイル31に電流が流れ続けることを防止でき、組電池10および負荷20の接続を遮断することができる。本実施例では、2つのスイッチ素子SW1,SW2を設けているが、スイッチ素子の数は、2つ以上であればよい。2つ以上のスイッチ素子を直列に接続しておけば、一部のスイッチ素子がオン故障になっても、残りのスイッチ素子をオフにすることができる。
本発明は、図1に示す電池システムだけでなく、例えば、図3に示す電池システムにも適用することができる。図3に示す電池システムでは、システムメインリレーSMR−Gに対して、システムメインリレーSMR−Pおよび抵抗素子Rが電気的に並列に接続されている。ここで、システムメインリレーSMR−Pおよび抵抗素子Rは、電気的に直列に接続されている。システムメインリレーSMR−Pの構造は、システムメインリレーSMR−B,SMR−Gと同様の構造とすることができる。
抵抗素子Rは、組電池10を負荷20と接続するときに、突入電流が流れることを抑制するために用いられる。組電池10を負荷20と接続するときには、システムメインリレーSMR−Gをオフからオンに切り替える前に、システムメインリレーSMR−Pをオフからオンに切り替える。これにより、抵抗素子Rに電流を流すことができ、突入電流が流れることを抑制できる。抵抗素子Rに電流を流した後に、システムメインリレーSMR−Gをオフからオンに切り替えればよい。また、システムメインリレーSMR−Gをオンにするとき、システムメインリレーSMR−Pをオンからオフに切り替えればよい。
図3に示す電池システムでは、1つのコイル31を用いて、システムメインリレーSMR−B,SMR−Gを一緒に動作させたり、システムメインリレーSMR−B,SMR−Pを一緒に動作させたりすることができる。システムメインリレーSMR−B,SMR−Pを一緒に動作させるとき、システムメインリレーSMR−Pは、本発明の第2リレーに相当する。
ここで、一緒に動作させるシステムメインリレーは、組電池10が負荷20と接続されて充放電できる状態にさせるシステムメインリレーであればよい。すなわち、正極ラインPLおよび負極ラインNLのそれぞれに設けられたシステムメインリレー(少なくとも2つ)を一緒に動作させればよい。
次に、スイッチ素子SW1,SW2のオン故障を判別する処理について、図4に示すフローチャートを用いて説明する。図4に示す処理は、コントローラ40によって実行される。図4に示す処理を開始するとき、スイッチ素子SW1,SW2はオフとなっている。また、例えば、組電池10が負荷20と接続されていないときに、図4に示す処理を行うことができる。
ステップS101において、コントローラ40は、スイッチ素子SW1をオフからオンに切り替える制御信号を出力する。スイッチ素子SW2に対しては、コントローラ40からのオフの制御信号が入力されている。
ステップS102において、コントローラ40は、電圧センサ34の出力信号に基づいて電圧値V2を検出し、電圧値V2が電圧値Vbよりも低いか否かを判別する。電圧値Vbは、電源32の電圧値である。コントローラ40は、電圧値V2との比較を行う前に、電圧値Vbを検出しておけばよい。この条件の下で、電圧値Vbを検出するタイミングを適宜設定することができる。例えば、図4に示す処理を開始するときに、コントローラ40は、電圧値Vbを予め検出しておくことができる。
電圧値V2が電圧値Vbよりも低いとき、コントローラ40は、ステップS103の処理を行う。電圧値V2が電圧値Vb以上であるとき、コントローラ40は、ステップS104の処理を行う。スイッチ素子SW2がオフであれば、電圧値V2が略0[V]となり、電圧値V2は電圧値Vbよりも低くなる。略0[V]とは、電圧センサ34の検出誤差が含まれることを意味する。電圧値V2が電圧値Vbよりも低いときには、コントローラ40からの制御信号通りに、スイッチ素子SW2が動作していることが分かる。このため、コントローラ40は、ステップS103において、スイッチ素子SW2が正常であると判別する。
一方、スイッチ素子SW2がオン故障であるときには、電源32からの電力がコイル31に供給されており、電圧値V2は、電圧値Vbと略等しくなる。略等しいとは、電圧センサ34の検出誤差や、電圧値Vbを検出したときの誤差が含まれることを意味する。上述したように、スイッチ素子SW2が正常であるときと、スイッチ素子SW2がオン故障であるときとで、電圧値V2が互いに異なる。
電圧値V2が電圧値Vb以上であるときには、スイッチ素子SW2に対してオフの制御信号を出力しているにもかかわらず、スイッチ素子SW2がオンとなっていることが分かる。このため、コントローラ40は、ステップS104において、スイッチ素子SW2がオン故障であると判別する。ステップS104の処理を行った後、コントローラ40は、図4に示す処理を終了する。
ステップS105において、コントローラ40は、スイッチ素子SW1をオンからオフに切り替える制御信号を出力する。ここで、スイッチ素子SW2に対しては、オフの制御信号が出力されたままとなる。ステップS106において、コントローラ40は、電圧センサ33の出力信号に基づいて電圧値V1を検出し、電圧値V1が電圧値Vbよりも低いか否かを判別する。上述したように、電圧値Vbは、電源32の電圧値である。
電圧値V1が電圧値Vbよりも低いとき、コントローラ40は、ステップS107の処理を行う。電圧値V1が電圧値Vb以上であるとき、コントローラ40は、ステップS108の処理を行う。ステップS105の処理では、スイッチ素子SW1,SW2をオフにする制御信号が出力されているため、スイッチ素子SW1が正常であれば、電圧値V1が略0[V]となり、電圧値V1は電圧値Vbよりも低くなる。略0[V]とは、電圧センサ33の検出誤差が含まれることを意味する。ステップS107において、コントローラ40は、スイッチ素子SW1が正常であると判別する。
スイッチ素子SW1がオン故障であるとき、電圧値V1は電圧値Vbと略等しくなる。略等しいとは、電圧センサ33の検出誤差や、電圧値Vbを検出したときの誤差が含まれることを意味する。電圧値V1は、電圧値Vb以上となるため、コントローラ40は、ステップS108において、スイッチ素子SW1がオン故障であると判別する。上述したように、スイッチ素子SW1が正常であるときと、スイッチ素子SW1がオン故障であるときとで、電圧値V1が互いに異なる。ステップS107,S108の処理を行った後、コントローラ40は、図4に示す処理を終了する。
図5は、図4に示す処理を行ったときのタイミングチャートである。図5では、スイッチ素子SW1,SW2が正常であるときにおいて、スイッチ素子SW1,SW2およびシステムメインリレーSMR−B,SMR−Gの挙動を示している。
図5に示すように、スイッチ素子SW1をオンにする制御を行っている間では、スイッチ素子SW2のオン故障を判別することができる。すなわち、スイッチ素子SW2をオフにする制御を行いながら、スイッチ素子SW2の通電状態を確認することにより、スイッチ素子SW2のオン故障を判別することができる。
また、スイッチ素子SW1をオンからオフに切り替える制御を行った後では、スイッチ素子SW1のオン故障を判別することができる。すなわち、スイッチ素子SW1をオフにする制御を行いながら、スイッチ素子SW1の通電状態を確認することにより、スイッチ素子SW1のオン故障を判別することができる。
図5に示すように、スイッチ素子SW1,SW2が正常であるとき、システムメインリレーSMR−B,SMR−Gはオフのままである。すなわち、スイッチ素子SW1,SW2が正常であるときにおいて、スイッチ素子SW1,SW2のオン故障を判別するときには、システムメインリレーSMR−B,SMR−Gがオフからオンに切り替わることはない。
スイッチ素子SW1,SW2が正常であっても、スイッチ素子SW1,SW2のオン故障を判別するために、システムメインリレーSMR−B,SMR−Gをオフおよびオンの間で切り替えてしまうと、システムメインリレーSMR−B,SMR−Gの劣化を進行させてしまう。すなわち、可動接点MC1,MC2を動作させる回数が増えてしまうため、可動接点MC1,MC2の摩耗や固定接点FC1,FC2の摩耗を進行させてしまうおそれがある。
本実施例では、上述したように、スイッチ素子SW1,SW2のオン故障を判別するときに、システムメインリレーSMR−B,SMR−Gをオフのままとすることができるため、システムメインリレーSMR−B,SMR−Gの劣化を抑制することができる。
本実施例では、図4に示す順序で、スイッチ素子SW1,SW2のオン故障を判別しているが、これに限るものではない。具体的には、ステップS105〜S107の処理を行った後に、ステップS101〜ステップS104の処理を行うことができる。すなわち、スイッチ素子SW1のオン故障を判別した後に、スイッチ素子SW2のオン故障を判別することができる。
ステップS104,S108の処理において、スイッチ素子SW1,SW2のオン故障を特定したときには、ユーザなどに対して警告を行うことができる。ユーザなどに対する警告は、公知の手法を適宜採用することができる。
例えば、警告の手段としては、音や表示を用いることができる。具体的には、音を発生させることにより、スイッチ素子SW1,SW2が故障していることをユーザなどに認識させることができる。また、所定の情報をディスプレイに表示させることにより、スイッチ素子SW1,SW2が故障していることをユーザなどに認識させることができる。ここで、具体的な故障の内容をユーザなどに認識させなくてもよく、何らかの故障が発生していることをユーザなどに認識させるだけでもよい。
一方、スイッチ素子SW1,SW2の両方がオン故障であると判別したときには、システムメインリレーSMR−B,SMR−Gがオンのままとなってしまう。この場合には、上述した警告の他にも、例えば、組電池10の入力を制限して、組電池10が過充電状態となることを抑制する処理を行うことができる。この処理は、コントローラ40によって行うことができる。
次に、スイッチ素子SW1,SW2のオン故障を判別する他の処理について、図6に示すフローチャートを用いて説明する。図6に示す処理は、コントローラ40によって実行される。図6に示す処理を開始するとき、スイッチ素子SW1,SW2はオフとなっている。
ステップS201において、コントローラ40は、スイッチ素子SW2をオフからオンに切り替える制御信号を出力する。スイッチ素子SW1に対しては、オフの制御信号が出力されたままである。ステップS202において、コントローラ40は、電圧センサ33の出力信号に基づいて電圧値V1を検出し、電圧値V1が電圧値(電源32の電圧値)Vbよりも低いか否かを判別する。
ステップS201の処理では、スイッチ素子SW1をオフに制御しているため、この制御に従ってスイッチ素子SW1が動作していれば、電圧値V1は略0[V]となる。すなわち、電圧値V1は電圧値Vbよりも低くなるため、コントローラ40は、ステップS203において、スイッチ素子SW1が正常であると判別する。
一方、スイッチ素子SW1がオン故障であるときには、電圧値V1は電圧値Vbと略等しくなる。すなわち、電圧値V1が電圧値Vb以上となるため、コントローラ40は、ステップS204において、スイッチ素子SW1がオン故障であると判別する。
ステップS205において、コントローラ40は、スイッチ素子SW1をオフからオンに切り替える制御信号を出力するとともに、スイッチ素子SW2をオンからオフに切り替える制御信号を出力する。ステップS206において、コントローラ40は、電圧センサ34の出力信号に基づいて電圧値V2を検出し、電圧値V2が電圧値(電源32の電圧値)Vbよりも低いか否かを判別する。
ステップS205の処理に従って、スイッチ素子SW1,SW2が動作すれば、電圧値V2は略0[V]となる。すなわち、電圧値V2は電圧値Vbよりも低くなるため、コントローラ40は、ステップS207において、スイッチ素子SW2が正常であると判別する。
一方、スイッチ素子SW2をオフにする制御を行っているにもかかわらず、スイッチ素子SW2がオン故障であるときには、スイッチ素子SW1がオンになっているため、コイル31に電力が供給される。これにより、電圧値V2は電圧値Vbと略等しくなる。電圧値V2は電圧値Vb以上となるため、コントローラ40は、ステップS208において、スイッチ素子SW2がオン故障であると判別する。ステップS204,S207,S208の処理を行った後、コントローラ40は、図6に示す処理を終了する。
図7は、図6に示す処理を行ったときのタイミングチャートである。図7では、スイッチ素子SW1,SW2が正常であるときにおいて、スイッチ素子SW1,SW2およびシステムメインリレーSMR−B,SMR−Gの挙動を示している。
図7に示すように、スイッチ素子SW2をオンにする制御を行っている間では、スイッチ素子SW1のオン故障を判別することができる。すなわち、スイッチ素子SW1をオフにする制御を行いながら、スイッチ素子SW1の通電状態を確認することにより、スイッチ素子SW1のオン故障を判別することができる。
また、スイッチ素子SW1をオンにする制御を行っている間では、スイッチ素子SW2のオン故障を判別することができる。すなわち、スイッチ素子SW2をオフにする制御を行いながら、スイッチ素子SW2の通電状態を確認することにより、スイッチ素子SW2のオン故障を判別することができる。
図6に示す処理を行うときにも、スイッチ素子SW1,SW2が正常であれば、システムメインリレーSMR−B,SMR−Gはオフのままである。このため、図4に示す処理と同様に、システムメインリレーSMR−B,SMR−Gの動作回数を低減でき、システムメインリレーSMR−B,SMR−Gの劣化を抑制することができる。
図6に示す処理では、電圧センサ33,34の出力信号に基づいて、スイッチ素子SW1,SW2のオン故障を判別しているが、これに限るものではない。具体的には、図8に示すように、電圧センサ33,34を省略し、スイッチ素子SW2およびコイル31の間の電流経路に電流センサ35を配置することができる。電流センサ35の出力信号は、コントローラ40に入力され、コントローラ40は、電流値Iを検出することができる。
電流センサ35は、コイル31に電流が流れているか否かを判別するために用いられる。このため、電流センサ35を設ける位置は、図8に示す位置に限るものではない。具体的には、コイル31を接地する側の電力供給ラインSLに、電流センサ35を設けることができる。
図8に示す構成において、スイッチ素子SW1,SW2の一方をオンにし、他方をオフにする制御を行うとき、スイッチ素子SW1,SW2が正常であれば、コイル31に電流が流れない。このとき、電流センサ35によって検出される電流値Iは、略0[A]となる。略0[A]とは、電流センサ35の検出誤差が含まれることを意味する。
スイッチ素子SW1,SW2の一方をオンにし、他方をオフにする制御を行うとき、他方のスイッチ素子がオン故障であるとき、コイル31に電流が流れる。このとき、電流値Iは、電源32からコイル31に供給される電流値と等しくなる。
図8に示す構成において、スイッチ素子SW1,SW2のオン故障を判別するときには、図9に示す処理を行うことができる。図9に示す処理は、図6に示す処理に対応しており、図6に示す処理と同じ処理については、同一の符号を用いている。
図9に示す処理では、図6に示すステップS202,S206の処理に代えて、ステップS209,210の処理を行っている。ステップS209,210において、コントローラ40は、電流センサ35の出力信号に基づいて、コイル31に電流が流れているか否かを判別する。電流センサ35によって検出される電流値Iを閾値と比較することにより、コイル31に電流が流れているか否かを判別できる。
具体的には、電流値Iが閾値よりも小さいときには、コイル31に電流が流れていないと判別できる。また、電流値Iが閾値以上であるときには、コイル31に電流が流れていると判別できる。ここで、閾値は、0[A]に設定することもできるし、電流センサ35の検出誤差を考慮して、0[A]以外の値に設定することもできる。
ステップS209の処理において、コイル31に電流が流れていないと判別したとき、コントローラ40は、ステップS203において、スイッチ素子SW1が正常であると判別する。ステップS209の処理において、コイル31に電流が流れていないと判別したとき、コントローラ40は、ステップS204において、スイッチ素子SW1がオン故障であると判別する。このように、スイッチ素子SW1が正常であるときと、スイッチ素子SW1がオン故障であるときとで、電流センサ35の出力信号が変化する。
ステップS210の処理において、コイル31に電流が流れていないと判別したとき、コントローラ40は、ステップS207において、スイッチ素子SW2が正常であると判別する。ステップS210の処理において、コイル31に電流が流れていないと判別したとき、コントローラ40は、ステップS208において、スイッチ素子SW2がオン故障であると判別する。このように、スイッチ素子SW2が正常であるときと、スイッチ素子SW2がオン故障であるときとで、電流センサ35の出力信号が変化する。
図6および図9に示す処理では、ステップS201〜S203の処理を行った後に、ステップS205以降の処理を行っているが、これに限るものではない。具体的には、ステップS205〜S207の処理を行った後に、ステップS201〜S204の処理を行うこともできる。
図5および図7の比較から分かるように、図6に示す処理では、スイッチ素子SW1,SW2をオンおよびオフの間で切り替えなければならないが、図4に示す処理では、スイッチ素子SW1をオンおよびオフの間で切り替えるだけでよい。このため、図4に示す処理によれば、図6に示す処理に比べて、スイッチ素子SW1,SW2を動作させる回数を減らすことができる。
スイッチ素子SW1,SW2の動作回数を減らせば、スイッチ素子SW1,SW2の故障判別に要する時間を短縮することができる。また、スイッチ素子SW1,SW2が機械式スイッチであるときには、スイッチ素子SW1,SW2の動作回数を減らすことにより、スイッチ素子SW1,SW2の劣化を抑制することができる。上述したように、機械式スイッチでは、可動接点が固定接点に接触するため、機械式スイッチの動作回数が増えれば、可動接点および固定接点の摩耗が進行してしまう。
本実施例では、2つのスイッチ素子SW1,SW2について、オン故障を判別しているが、これに限るものではない。すなわち、3つ以上のスイッチ素子を用いた場合であっても、本発明を適用することができる。任意のスイッチ素子に対して、このスイッチ素子をオフにする制御信号を出力し、このスイッチ素子がオンであるか否かを判別すればよい。スイッチ素子がオンであるか否かの判別は、本実施例と同様に、電圧センサや電流センサによる検出結果を用いることができる。
10:組電池、20:負荷、31:コイル、32:電源、33,34:電圧センサ、
40:コントローラ、PL:正極ライン、NL:負極ライン、SL:電力供給ライン、
SMR−B,SMR−G,SMR−P:システムメインリレー、
MC1,MC2:可動接点、FC1,FC2:固定接点、SW1,SW2:スイッチ素子

Claims (8)

  1. 蓄電装置の正極端子を負荷と接続する正極ラインに設けられた第1リレーと、
    前記蓄電装置の負極端子を前記負荷と接続する負極ラインに設けられ、前記第1リレーと機械的に連動する第2リレーと、
    前記第1リレーおよび前記第2リレーを駆動する駆動回路と、
    前記駆動回路の動作を制御するコントローラと、を有し、
    前記駆動回路は、
    電源からの電力供給を受けて、前記第1リレーおよび前記第2リレーを非通電状態から通電状態に切り替えるための電磁力を発生させるコイルと、
    前記電源および前記コイルの間の電流経路に設けられ、互いに直列に接続された複数のスイッチ素子と、
    前記各スイッチ素子の通電状態および非通電状態に応じて出力信号を変化させるセンサと、を有しており、
    前記コントローラは、前記各スイッチ素子を非通電状態にする制御信号を出力し、前記センサの出力信号に基づいて、前記各スイッチ素子が通電状態であるか否かを判別することを特徴とする蓄電システム。
  2. 前記複数のスイッチ素子は、第1スイッチ素子および第2スイッチ素子であり、
    前記第1スイッチ素子の両端が前記電源および前記第2スイッチ素子とそれぞれ接続され、前記第2スイッチ素子の両端が前記第1スイッチ素子および前記コイルとそれぞれ接続されており、
    前記センサは、前記第1スイッチ素子および前記第2スイッチ素子の接続点とグランドとの間の電圧値を検出する第1電圧センサと、前記第2スイッチ素子および前記コイルの接続点とグランドとの間の電圧値を検出する第2電圧センサと、を有し、
    前記コントローラは、前記第1電圧センサおよび前記第2電圧センサによって検出された電圧値を前記電源の電圧値と比較することにより、前記第1スイッチ素子および第2スイッチ素子が通電状態であるか否かを判別することを特徴とする請求項1に記載の蓄電システム。
  3. 前記コントローラは、前記第1スイッチ素子を通電状態にする制御信号と、前記第2スイッチ素子を非通電状態にする制御信号とを出力し、前記第2電圧センサによって検出された電圧値が前記電源の電圧値以上であるとき、前記第2スイッチ素子が通電状態で故障していることを判別することを特徴とする請求項2に記載の蓄電システム。
  4. 前記コントローラは、前記第1スイッチ素子および前記第2スイッチ素子を非通電状態にする制御信号を出力し、前記第1電圧センサによって検出された電圧値が前記電源の電圧値以上であるとき、前記第1スイッチ素子が通電状態で故障していることを判別することを特徴とする請求項2又は3に記載の蓄電システム。
  5. 前記コントローラは、前記複数のスイッチ素子のうちの一方を非通電状態にする制御信号と、他方の前記スイッチ素子を通電状態にする制御信号とを出力し、前記センサの出力信号に基づいて、前記一方のスイッチ素子が通電状態であるか否かを判別することを特徴とする請求項1に記載の蓄電システム。
  6. 前記センサは、前記コイルに流れる電流を検出する電流センサであり、
    前記コントローラは、前記電流センサの出力信号に基づいて、前記コイルに電流が流れていると判別したとき、前記一方のスイッチ素子が通電状態であると判別することを特徴とする請求項5に記載の蓄電システム。
  7. 前記スイッチ素子は、可動接点および固定接点を備えたスイッチ素子又は、半導体スイッチ素子であることを特徴とする請求項1から6のいずれか1つに記載の蓄電システム。
  8. 前記負荷は、前記蓄電装置に電力を供給することを特徴とする請求項1から7のいずれか1つに記載の蓄電システム。
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