JP5854685B2 - 眼科装置 - Google Patents

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Description

本件は眼科装置に関するものである。
従来の眼科装置は、被検眼眼底を観察撮影するための光学系を備えたヘッドユニット(図1の符号1参照)と、このヘッドユニットの下部に設けられ、ヘッドユニットを支持するベースユニット(図1の符号2参照)から構成される。
ヘッドユニットは、外装カバー(図1の符号5参照)内部の筐体内に光源と複数の光学部材を有し、これらは被検眼眼底の観察撮影時に光源から照射される照明光を被検眼に入射させるよう適正配置されている。
上記構成の眼科装置においては、光源から射出される照明光に含まれる熱線により、筐体内部の温度が光源の発光に伴って上昇する。なお、筐体内の温度上昇を抑制するため、滞留した熱を効率良く放熱する機構を有した眼科装置が知られている(特許文献1参照)。
また、照明光には紫外線も含まれている。
以上の理由により、ヘッドユニットの筐体には、例えばプラスチック材料に比べて、融点が高くかつ紫外線劣化の起こり難い金属材料を使用することが一般的である。
特開平4−364826
しかしながら、ヘッドユニットの筐体に金属材料を使用することで眼科装置が重くなるという問題があった。
本件の目的の一つは、眼科装置を軽量化することである。
なお、前記目的に限らず、後述する発明を実施するための形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本発明の他の目的の1つとして位置付けることができる。
本眼科装置は、被検眼の眼底を照明すべく紫外光および遠赤外光の少なくとも一方を含む照明光を射出する光源と、前記照明光に含まれる紫外光および遠赤外光の少なくとも一方を減衰させる減衰手段と、前記減衰手段により減衰された照明光を前記眼底に導く照明光学系と、前記眼底からの反射光を、前記眼底を撮影する撮影部に導く撮影光学系と、少なくとも前記光源と前記減衰手段とを有する、金属材料で構成された第1の筐体と、少なくとも前記照明光学系の一部または前記撮影光学系の一部を有する、前記金属材料より軽量な材料で構成された第2の筐体と、をそなえる。
本件によれば、眼科装置を軽量化することが可能となる。
本眼科装置全体の一例を示す図である。 本眼科装置のヘッドユニットの構成例を示す図である。 (a),(b)のそれぞれはキセノン管,赤外発光ダイオードの発光スペクトル分布図の一例を示す図である。 (a),(b)のそれぞれはUV−IRカットフィルター,ダイクロイックミラーの光学特性の一例を示す図である。 本眼科装置の筐体を説明するための図である。
以下、図1〜図5を参照して実施の形態を説明する。但し、開示の技術は以下の実施例に限定されるものではなく、本実施例の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
図1は本眼科装置全体の一例を示す図である。被検眼眼底を観察撮影するための光学系を備えたヘッドユニット1は、外像カバー5で覆われており、ベースユニット2上を前後左右に移動可能な可動ステージ3に固定されている。眼底の観察撮影時には、検者は可動ステージ3に設置された操作捍4を操作することにより、被検眼に対するヘッドユニット1の位置を調節することができる。
図2は本眼科装置のヘッドユニット1の構成例を示す図である。具体的には、図2は外装カバー5内部の構成例を示す図である。また、図3(a)、図3(b)はそれぞれキセノン管および赤外発光ダイオードの発光スペクトル分布図の一例を示す図である。さらに、図4(a)、図4(b)はそれぞれUV−IRカットフィルター8およびダイクロイックミラー11の光学特性の一例を示す図である。
図2に示すように、本眼科撮影装置のヘッドユニットは、撮影光源部O1、観察光源部O2、照明光学系O3、照明・撮影光学系O4および撮影光学系O5を備える。
撮影光源部O1は、キセノン管6,コンデンサレンズ7およびUV−IRカットフィルター8を備える。撮影用光源であり、図3(a)に示す発光スペクトル分布を有するキセノン管6と、キセノン管6から照射された光を集光するためのコンデンサレンズ7と、図4(a)に示す光学特性を有するUV−IRカットフィルター8とが光軸L1上に光の進行方向順に配置されている。なお、撮影用光源としては、キセノン管6以外にも、例えばハロゲンランプや白熱灯でも代替可能である。また、図3(a)に示すようにキセノン管6からの照明光には紫外光および遠赤外光が含まれる。ここで、熱線(遠赤外光)は、例えば波長域が約3000nmから1mmまでの電磁波であり、プラスチックに照射すると温度上昇による熱変形を発生させる要因となる。また紫外線(紫外光)は、例えば波長域が約1nmから380nmまでの電磁波であり、プラスチックに照射すると紫外線劣化を発生させる要因となる。また、キセノン管6からの照明光には紫外光および遠赤外光が含まれるが、これに限定されるものではなく紫外光および遠赤外光のいずれか一方のみを含むものであってもよい。すなわち、撮影用光源は、キセノン管6に限定されるものではない。ここで、キセノン管6は被検眼の眼底を照明すべく紫外光および遠赤外光の少なくとも一方を含む照明光を射出する光源の一例に相当する。また、コンデンサレンズ7は照明光を集光するレンズの一例に相当する。
UV−IRカットフィルター8は図4(a)に示すように紫外光および赤外光を減衰させる特性を備えている。なお、遠赤外光および紫外光は眼底撮影照明としては寄与しないため、これらを減衰させても眼底撮影に対して支障はない。
また、キセノン管6が紫外光および遠赤外光の一方のみを含む場合には、UV−IRカットフィルター8に代えてUVカットフィルターもしくはIRカットフィルターを用いればよい。すなわち、UV−IRカットフィルター8等は照明光に含まれる紫外光および遠赤外光の少なくとも一方を減衰させる減衰手段および照明光に含まれる紫外光および遠赤外光の少なくとも一方を減衰させる帯域フィルターの一例に相当する。また、UV−IRカットフィルター8の特性は図4(a)に示すものに限定されるものではない。
観察光源部O2は、赤外発光ダイオード9およびコンデンサレンズ10を備える。観察用光源であり、図3(b)に示す発光スペクトル分布を有する赤外発光ダイオード9と、赤外発光ダイオード9から照射された光を集光するためのコンデンサレンズ10とが光軸L2上に光の進行方向順に配置されている。ここで、近赤外光を発光する赤外発光ダイオード9は図3(b)に示す発光スペクトル分布を有することとしているがこれに限定されるものではなく、赤外発光ダイオード9は近赤外光を発光するものであれば発光スペクトル分布は図3(b)に示すものでなくともよい。
なお、観察用光源は、赤外発光ダイオード9の代わりにハロゲンランプを使用し、光学フィルターを用いてハロゲンランプの発光光束から可視光と赤外光(中赤外光および遠赤外光)を除去し、近赤外光を取り出すことでも代替可能である。すなわち、観察用光源は赤外発光ダイオード9に限定されるものではない。
照明光学系O3は、ダイクロイックミラー11,第1のリレーレンズ12および第2のリレーレンズ14を備える。図4(b)に示す光学特性を有するダイクロイックミラー11と、第1のリレーレンズ12と、ピントを合わせるためのスプリット指標ユニット13と、第2のリレーレンズ14とが光軸L3上に光の進行方向順に配置されている。スプリット指標ユニット13は、スプリット指標を光軸L3に沿って移動させることができる移動機構と、スプリット指標を光軸L3へ挿入あるいは光軸L3から脱離させることができる挿脱機構を有し、不図示の制御手段によって制御される。
また、ダイクロイックミラー11は、図4(b)に示すように可視光を反射し赤外光を透過する特性を有している。なお、ダイクロイックミラー11の特性は図4(b)に示す特性に限定されるものではない。
照明・撮影光学系O4は、穴開きミラー15および対物レンズ16を備える。ミラーの中央部に穴が開いている穴開きミラー15と、対物レンズ16が光軸L4上に被検眼に入射する光の進行方向順に配置されている。
撮影光学系O5は、フォーカスレンズ17,結像レンズ18および撮影手段19を備える。フォーカスレンズ17と、結像レンズ18と、撮影手段19が光軸L5上に光の進行方向順に配置されている。フォーカスレンズ17は、光軸L5に沿って移動させることができる移動機構を有し、撮影手段19に結像される眼底像の焦点調整が可能である。
さらに、図2に示すように、撮影光源部O1、観察光源部O2および照明光学系O3に含まれるダイクロイックミラー11は、金属材料で作られた第1の筐体C1内に前述のとおり配置されている。また、図2に示すようにダイクロイックミラー11を除く照明光学系O3の部材、照明・撮影光学系O4、撮影手段19を除く撮影光学系O5は、例えばプラスチック材料で作られた第2の筐体C2内に前述のとおり配置されている。
図5は、後述する第1の筐体C1および第2の筐体C2の構成を模式的に示した図である。図5に示すように、第1の筐体C1と第2の筐体C2とには穴部Aが設けられている。この穴部Aを介して、ダイクロイックミラー11で反射された可視光やダイクロイックミラー11を透過した近赤外光が第2の筐体C2内に入射することができるようになっている。
なお、図5においては簡単のため第1の筐体C1内のコンデンサレンズ7,10および第2の筐体C2内の各部材を省略している。さらに、穴部Aを明瞭に図示するため、第1の筐体C1と第2の筐体C2との距離を離している。
また、キセノン管6から射出された光はコンデンサレンズ7にて集光された後にUV−IRカットフィルター8に入射するため、穴部Aを介して第2の筐体C2に紫外光および遠赤外光が入射し、紫外線劣化および熱変形を生じることは抑制されている。すなわち、キセノン管6から射出された光はコンデンサレンズ7にて集光され後にUV−IRカットフィルター8に入射するため、紫外光や遠赤外光を効率的に減衰させ、紫外光や遠赤外光の拡散を防止している。
ここで、第2の筐体を構成する材料はプラスチックに限定されるものではなく、第1の筐体を構成する金属よりも軽量な材料であればよい。さらに、第2の筐体を構成する材料は第1の筐体を構成する金属よりも成形容易な材料であることが望ましい。すなわち、第2の筐体は金属材料より軽量かつ成形容易な材料で構成されることが望ましい。
さらに、第1の筐体C1内には撮影光源部O1、観察光源部O2および照明光学系O3に含まれるダイクロイックミラー11が備えられることとしたが、これに限定されるものではない。紫外線および熱線を第2の筐体C2に入射させないように、金属材料で構成された第1の筐体C1内には少なくとも、紫外線および熱線の発生源と紫外線および熱線を減衰させる減衰部が備えられていればよい。例えば、第1の筐体C1内には少なくとも紫外線および熱線を射出するキセノン管6とUV−IRカットフィルター8とが備えられればよく、他の部材については第1の筐体C1内または第2の筐体C2内に適宜備えるようにすればよい。すなわち、第1の筐体C1は、少なくとも光源と減衰手段とを有する、金属材料で構成された第1の筐体の一例に相当する。
また、第2の筐体C2内には、ダイクロイックミラー11を除く照明光学系O3の部材、照明・撮影光学系O4、撮影手段19を除く撮影光学系O5が備えられることとしたが、これに限定されるものではない。例えば、観察光源部O2,照明光学系O3,部材、照明・撮影光学系O4および撮影手段19を除く撮影光学系O5の少なくとも一部が第2の筐体C2内に備えられればよい。すなわち、第2の筐体C2は、少なくとも照明光学系の一部または撮影光学系の一部を有する、金属材料より軽量な材料で構成された第2の筐体に相当する。
なお、例えば、第1の筐体C1内に、紫外線および熱線を射出するキセノン管6とUV−IRカットフィルター8とを備え、第2の筐体C2内に他の部材を備えることとすれば、プラスチック材料を多く用いることとなり、眼科装置をより軽量化することができる。
また、第2の筐体C2は第1の筐体C1の上部に設けられており、第1、第2の筐体は共に図1に示したヘッドユニット1の外装カバー5で覆われている。
なお、本件における「筐体」とは、一つ以上の構成部品がその内部に収納されている単一の部品もしくは複数の部品を組み合わせて当該単一の部品を形成したものであって、例えば筐体の開口部を覆うための蓋や固定のためのビスなどの付属部品は含まない。
また、本件における「金属材料」とは金属に金属以外の材料を含んでいる場合を含み、紫外線による劣化が起こり難く(好ましくは劣化が起こらず)、熱線による温度上昇により形状が変化し難い(好ましくは変化しない)程度の融点をもつ材料を指す。
さらに、本件における「プラスチック材料」とはプラスチックにプラスチック以外の材料を含んでいる場合を含み、金属材料よりも軽い材料を指す。また、「プラスチック材料」とはプラスチックにプラスチック以外の材料を含んでいる場合を含み、金属材料よりも成形容易な材料を指す。
次に、眼科装置の動作について述べる。
眼底観察時には、赤外発光ダイオード9から照射された近赤外光が、まずコンデンサレンズ10により集光される。集光された近赤外光はダイクロイックミラー11を透過し、リレーレンズ12、14を介して、穴開きミラー15により光軸L4方向へ反射される。反射された照明光は、対物レンズ16に対向した被検眼Eの眼底に照射される。眼底からの反射光は、対物レンズ16および穴開きミラー15の中央部の穴を通過し、フォーカスレンズ17、結像レンズ18を介して撮影手段19に結像される。結像された眼底像は、撮像素子によって光電変換された後、不図示の演算処理回路にてA/D変換され、同じく不図示の表示装置に表示される。
一方、眼底撮影時には、キセノン管6から照射されたストロボ光が、まずコンデンサレンズ7により集光され、次にUV−IRカットフィルター8により例えば380nmから780nmまでの波長域の光のみが透過される。すなわちUV−IRカットフィルター8により、可視光が選択される。UV−IRカットフィルター8を透過した光は、ダイクロイックミラー11により光軸L3方向へ反射され、リレーレンズ12、14を介して、穴開きミラー15により光軸L4方向へ再び反射される。反射された照明光は、対物レンズ16に対向した被検眼Eの眼底に照射される。すなわち、ダイクロイックミラー11,リレーレンズ12,14,穴開きミラー15および対物レンズ16は、減衰手段により減衰された照明光を眼底に導く照明光学系の一例に相当する。
そして、眼底からの反射光は、対物レンズ16および穴開きミラー15の中央部の穴を通過し、フォーカスレンズ17、結像レンズ18を介して撮影手段19に結像される。すなわち、対物レンズ16,穴開きミラー15,フォーカスレンズ17および結像レンズ18は眼底からの反射光を、眼底を撮影する撮影部に導く撮影光学系の一例に相当する。結像された眼底像は、撮像素子によって光電変換された後、前記の演算処理回路にて同様にA/D変換され、同じく不図示の記録媒体に記録される。すなわち、撮影手段19は眼底を撮影する撮像部の一例に相当する。
なお、眼底観察照明光として近赤外光を使用することにより、被検者の縮瞳が抑えられるため、散瞳薬を投与しなくても眼底撮影が可能となる。
上述のように本実施例によれば、照明光束のうち眼底撮影に不必要な波長域の光(例えば、紫外光,遠赤外光)を金属材料で構成された第1の筐体C1内にて選択的に減衰させ、眼底撮影に必要な光を第2の筐体C2に入射させる。
すなわち、撮影用光源であるキセノン管6から照射された照明光束は、第1の筐体C1内に配置された、図4(a)に示す光学特性を有するUV−IRカットフィルター8を通すことにより、熱線(遠赤外線)および紫外線が減衰され、第2の筐体C2内へ導かれるよう構成されている。
従って、紫外光および遠赤外光によりプラスチックが紫外線劣化や熱変形することを防止することができるため、金属材料よりも軽いプラスチック材料で構成された筐体を用いることができる。そして、プラスチック材料で作られた筐体C2を用いることができるため、ヘッドユニット1の軽量化、すなわち眼科装置の軽量化を図ることができる。
また、金属材料で作られた第1の筐体C1の上部にプラスチック材料で作られた第2の筐体C2が設けられているため、ヘッドユニット1の低重心化が図られ、検者がヘッドユニット1を移動操作する際の安定性向上に繋がる。
さらに、ヘッドユニット1の軽量化に伴い、ベースユニット2の強度も軽減することができるため、ベースユニット2の小型化等により眼科装置全体の小型軽量化が可能となる。
また、プラスチック材料は金属材料に比べて成形容易な材料であるため、筐体形状の設計自由度が向上する。
さらに、プラスチック材料は金属材料と比較して材料費が安価であるため、より低価格な装置の提供が可能となる。
なお、本実施例では熱線および紫外線を照明光束から除去する手段として、UV−IRカットフィルター8を使用しているが、照明光束の波長分離手段をこれに限定するものではない。この他にもUVカットフィルター、IRカットフィルター、コールドミラー(コールドフィルター)、ホットミラー(フィルター)、ダイクロイックミラー(フィルター)などの光学部材を単独あるいは組み合わせて使用することでも、同様の波長分離は可能である。
例えば、UV−IRカットフィルター8に代えてUVカットフィルターとIRカットフィルターとを光軸上に並べて用いることとしてもよい。また、UV−IRカットフィルター8に代えてUVカットフィルターを用いるとともに、ダイクロイックミラー11に代えてコールドミラーを用いることとしてもよい。さらに、UV−IRカットフィルター8を用いずに、キセノン管6からの光のうちホットミラーを透過する光を第2の筐体へ導くこととしてもよい。
(その他)
金属材料で構成された第1の筐体C1内の温度を考慮してキセノン管6の発光を制御することとしてもよい。例えば、キセノン管6が発光する光量を所定時間毎に積分回路等で積算して求める。すなわち、積分回路は光源から射出される照明光を積分する。そして、図示しないCPU等の処理装置が、所定時間内において積算された光量からキセノン管6の発熱量を求める。すなわち、処理装置は、所定時間内における積分値に基づいて光源の発熱量を決定する熱量決定部の一例として機能する。
なお、発熱量を求める方法の一例として、処理装置は、積算した光量と熱量とが対応付けられたテーブル等を用いて発熱量を求める。処理回路は、発熱量に応じてキセノン管6の光量を制御する。例えば、処理装置は、予め定められた閾値と発熱量とを比較して閾値を超えている場合にはキセノン管6の発光量を低減させる。
また、処理装置は、キセノン管6の発光量を低減させる代わりにキセノン管6の発光を停止することとしてもよい。すなわち、処理装置は、熱量決定部にて決定された熱量が予め定められた閾値より大きいか否かを判断する判断部の一例として機能する。さらに処理装置は、判断部よって熱量が閾値よりも大きいと判断された場合、光源から射出される照明光の光量を減じる制御部の一例として機能する。
なお、積分回路は、キセノン管6の被検眼と逆側の光軸上に設けられたフォトダイオードからの電流をコンデンサに蓄積することで、キセノン管6の発光する光量を積分することができる。
このようにすれば、金属材料で構成された第1の筐体C1内の温度が上昇し過ぎることがなく、金属材料の近傍に存在する金属材料よりも融点の低いプラスチック材料等への影響を軽減することができる。
1 ヘッドユニット
2 ベースユニット
3 可動ステージ
4 操作捍
5 外装カバー
6 キセノン管
7 コンデンサレンズ
8 UV−IRカットフィルター
9 赤外発光ダイオード
10 コンデンサレンズ
11 ダイクロイックミラー
12 リレーレンズ
13 スプリットユニット
14 リレーレンズ
15 穴開きミラー
16 対物レンズ
17 フォーカスレンズ
18 結像レンズ
19 撮影手段
A 穴部
C1 第1の筐体
C2 第2の筐体
E 被検眼

Claims (6)

  1. 被検眼の眼底を照明すべく紫外光および遠赤外光の少なくとも一方を含む照明光を射出する光源と、
    前記照明光に含まれる紫外光および遠赤外光の少なくとも一方を減衰させる減衰手段と、
    前記減衰手段により減衰された照明光を前記眼底に導く照明光学系と、
    前記眼底からの反射光を、前記眼底を撮影する撮影部に導く撮影光学系と、
    少なくとも前記光源と前記減衰手段とを有する、金属材料で構成された第1の筐体と、
    少なくとも前記照明光学系の一部または前記撮影光学系の一部を有する、前記金属材料より軽量な材料で構成された第2の筐体と、をそなえたことを特徴とする眼科装置。
  2. 前記第2の筐体は、前記第1の筐体の上部に設けられたことを特徴とする請求項1記載の眼科装置。
  3. 前記減衰手段は、前記照明光に含まれる紫外光および遠赤外光の少なくとも一方を減衰させる帯域フィルターであることを特徴とする請求項1又は2に記載の眼科装置。
  4. 前記照明光を集光するレンズを更に備え、
    前記レンズで集光された照明光が前記帯域フィルターに入射することを特徴とする請求項3記載の眼科装置。
  5. 前記第2の筐体はプラスチック材料により構成されたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の眼科装置。
  6. 前記光源から射出される照明光を積分する積分回路と、
    所定時間内における積分値に基づいて前記光源の発熱量を決定する熱量決定部と、
    前記熱量決定部にて決定された熱量が予め定められた閾値より大きいか否かを判断する判断部と、
    前記判断部よって前記熱量が前記閾値よりも大きいと判断された場合、前記光源から射出される照明光の光量を減じる制御部と、をそなえたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の眼科装置。
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