JP5776667B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、コネクタに関する。
特許文献1に開示されたコネクタは、端子金具が後方から挿入可能なキャビティを有するブロック状のハウジング本体と、ハウジング本体に対して仮係止位置と本係止位置との間を移動可能に組み付けられるリテーナと、ハウジング本体の周りを取り囲む嵌合筒部とを備えている。ハウジング本体と嵌合筒部との間には前方から相手ハウジングのフード部が嵌合可能とされている。また、リテーナは、キャビティと対応する位置に抜け止め部を有している。仮係止位置では、抜け止め部がキャビティから退避してキャビティ内への端子金具の挿入動作が許容され、本係止位置では、抜け止め部がキャビティ内に進入してキャビティ内に正規挿入された端子金具に後方から係止可能に配置される。よって、本係止位置では、端子金具が抜け止め部によってハウジング本体に抜け止め保持されるようになっている。
特開2001−143807号公報
ところで、上記の場合、ハウジング本体の周囲が嵌合筒部で覆われているため、ハウジング本体に対するリテーナの組み付け及び移動操作を側方から行おうとすると、嵌合筒部にリテーナの通し孔を開けねばならず、通し孔を通して内部に水が浸入する可能性があり、防水性が損なわれるおそれがあった。
これに鑑み、図12に示すように、ハウジング本体を後側のハウジング部分1と前側のハウジング部分2とに分割し、両ハウジング部分1、2の間にリテーナ3の本体部分4を挟むように位置させれば、通し孔を開けずとも嵌合筒部内にリテーナ3を前方から組み付けることが可能となる。
また、リテーナ3の本体部分4から前方に操作部5を突成し、前側のハウジング部分2の前面側に操作部5の先端部を臨ませることにより、操作部5に前方から治具等をあてがってリテーナ3の移動操作を行うことも可能となる。
しかし、そのような構成とした場合に、例えば、図13に示すように、リテーナ3の本体部分4の後面に凸部6を設け、後側のハウジング部分1の前面に一対の凹部7を設けて、凹部7及び凸部6の凹凸嵌合によってリテーナ3が仮係止位置及び本係止位置に留め置かれるようにすると、凹部7の深さ方向及び凸部6の突出方向がハウジング部分1、2と本体部分4の組み付け方向と一致してしまうため、凹部7及び凸部6の係止代がハウジング部分1、2と本体部分4との間に発生する組み付け誤差の隙間によって減少することがある。その結果、所定の係止代を得ることができず、リテーナ3の保持信頼性に欠けるおそれがある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、リテーナの保持信頼性を向上させることを目的とする。
本発明のコネクタは、端子金具を挿入可能な第1ハウジングと、前記第1ハウジングの後方に配置される基部を有する第2ハウジングと、前記基部と前記第1ハウジングとの間に配置され、前記基部と前記第1ハウジングの相互の対向面に沿って仮係止位置と本係止位置との間を移動可能とされ、前記本係止位置に至るに伴い前記第1ハウジングに正規挿入された端子金具を抜け止め状態に係止可能なリテーナとを備えたコネクタであって、前記リテーナは、前方に向けて突出して、先端側が前記第1ハウジングの前面側に臨む操作部を有し、前記第1ハウジングの前面側から前記操作部に付与される操作力によって前記リテーナが移動可能とされており、前記第1ハウジングには、前記リテーナの移動方向に係止受け部が並んで形成され、前記操作部には、係止部が形成されており、前記係止部が前記係止受け部を弾性的に係止することにより、前記リテーナが前記仮係止位置及び前記本係止位置に留め置かれるものであり、且つ、前記係止部と前記係止受け部との係止方向が、前記リテーナと前記第1ハウジングとの組み付け方向である前後方向と交差する方向に設定されており、前記第1ハウジングには、前記仮係止位置において前記操作部が進入する仮係止孔と、前記本係止位置において前記操作部が進入する本係止孔とが、前記リテーナの移動方向に連通して形成され、前記操作部が前記本係止孔に正規に位置する場合には、嵌合相手となる相手ハウジングの突部が前記仮係止孔に進入して前記相手ハウジングとの嵌合動作が許容される一方、前記操作部が前記本係止孔に正規に位置しない場合には、前記突部が前記操作部の先端側と干渉して前記相手ハウジングとの嵌合動作が停止されるところに特徴を有する。
本発明によれば、操作部に前方から操作力を付与することにより、リテーナを仮係止位置と本係止位置とに移動させることができる。また、第1ハウジングの係止受け部とリテーナの係止部との係止方向がリテーナと第1ハウジングとの組み付け方向である前後方向と交差する方向に設定されているため、仮に、第1ハウジングとリテーナとの間に前後方向の組み付け誤差が発生していても、係止受け部と係止部との係止代が減少することはなく、第1ハウジングに対するリテーナの保持信頼性が高められる。
さらに、係止部がリテーナの操作部に形成されているため、操作部に付与される操作力が係止受け部に対する係止部の係止状態を解除する力として効率良く利用され、解除操作性が良好となる。そして、相手ハウジングとの嵌合動作が停止される場合には、リテーナが本係止位置に至っていないと判断することができるため、リテーナが本係止位置に至らない状態で放置される事態が回避される。また、リテーナが仮係止位置にある場合には仮係止孔に操作部が進入し、リテーナが本係止位置にある場合には仮係止孔に突部が進入し、突部又は操作部によって仮係止孔が兼用されるため、第1ハウジングの構成を簡素化することができる。
本発明の実施例1のコネクタにおいて、リテーナが仮係止位置にある状態をあらわす正面図である。 リテーナが本係止位置にある状態をあらわす正面図である。 リテーナが本係止位置にある状態をあらわす断面図である。 リテーナが仮係止位置にある場合に、突部が操作部と干渉して、相手ハウジングの嵌合動作が停止された状態をあらわす断面図である。 リテーナが本係止位置にある場合に、突部が仮係止孔に進入して、相手ハウジングが正規嵌合された状態をあらわす断面図である。 第2ハウジングの斜視図である。 第2ハウジングにリテーナが組み付けられた状態をあらわす斜視図である。 第2ハウジングにリテーナ及び第1ハウジングが組み付けられた状態をあらわす斜視図である。 第1ハウジングの斜視図である。 リテーナの斜視図である。 リテーナの側面図である。 参考例の断面図である。 参考例の要部断面図である。
本発明の好ましい形態を以下に示す
前記操作部が前記本係止孔に正規に位置する場合には、前記相手ハウジングとの嵌合過程で、前記突部が前記仮係止孔の内面及び前記操作部の側面に摺動可能とされている。これにより、突部がリテーナの位置を検知する機能に加えて相手ハウジングの嵌合動作を案内する機能を有することになるため、両機能が別々に形成されるよりも相手ハウジングの構成が簡素化される。
前記突部が前記相手ハウジングの複数箇所に離間して配置されている。こうすると、相手ハウジングとの嵌合動作が複数の突部によって円滑に案内される。
前記操作部が前記リテーナの複数箇所に離間して配置されている。こうすると、リテーナに前方から第1ハウジングを組み付ける際にその組み付け動作が複数の操作部によって円滑に案内される。
<実施例1>
本発明の実施例1を図1〜図11によって説明する。本実施例のコネクタは、図5に示すように、互いに別体の、第1ハウジング10、第2ハウジング40及びリテーナ60を備え、相手ハウジング90に嵌合可能とされている。なお、以下の説明において前後方向については、コネクタと相手ハウジング90の相互の嵌合面側を前方とする。
第2ハウジング40は合成樹脂製であって、図3及び図6に示すように、幅方向に長い略角ブロック状の基部41と、基部41の外周面からいったん拡径したあと前方に突出する筒状の嵌合筒部42とを有している。嵌合筒部42の内部には前方からリテーナ60及び第1ハウジング10が順次挿入され、これによって基部41の前方にリテーナ60が配置され、リテーナ60の前方に第1ハウジング10が配置されるようになっている。また、嵌合筒部42の内部には、相手ハウジング90が嵌合可能とされている。そして、図1に示すように、嵌合筒部42の上下両壁の外面には、図示しないレバーが装着可能なレバー装着部43が形成されている。コネクタは、レバーの倍力機構によって相手ハウジング90に抵操作力で嵌合され、且つその嵌合状態を保持可能とされている。
基部41には、図3に示すように、複数の第2キャビティ44が貫通して形成されている。基部41の外周面の前端部は嵌合筒部42の内側に位置し、ここにシールリング45が嵌着されている。シールリング45はゴム製であって、図5に示すように、嵌合時に相手ハウジング90の後述するフード部91と基部41との間に弾性的に圧縮され、両コネクタ間のシールをとることが可能とされている。
また、図6に示すように、基部41の前端の外周縁には、薄肉筒状の周壁46が前方に突出して形成されている。リテーナ60は、組み付け時に周壁46の内側に収容されるようになっている。周壁46の前端の上下両側には、幅方向に一対ずつの突板状のロック片47が前方に突出して形成されている。各ロック片47の先端部にはロック孔48が開口して形成されている。各ロック片47が第1ハウジング10の後述するロック突起13を弾性的に係止することにより、第1ハウジング10がリテーナ60を間に挟んで第2ハウジング40に連結保持されるようになっている。
リテーナ60は合成樹脂製であって、図10に示すように、幅方向に長い矩形板状のリテーナ本体61と、リテーナ本体61の前面の幅方向両端側から前方に突出する一対の突板状の操作部62とを有している。リテーナ本体61は、組み付け時に第1ハウジング10と第2ハウジング40との間に挟まれるように配置される。そして、リテーナ60は、図4から図5にかけて示すように、仮係止位置と本係止位置との間を幅方向に移動可能とされ、移動過程では、リテーナ本体61が第2ハウジング40の基部41と第1ハウジング10の両対向面に沿って摺動可能とされている。なお、図7に示すように、リテーナ本体61は、常に周壁46の内側に位置しており、両対向面から外側にはみ出ることはない。
リテーナ本体61には、図3に示すように、組み付け時に各第2キャビティ44と連通する位置に、複数の貫通孔63が貫通して形成されている。各貫通孔63の幅方向一側(本係止位置への移動方向後方)の孔縁には、抜け止め部64が内側(後述する端子金具100を係止する側)に突出して形成されている。
両操作部62は、図10に示すように、リテーナ本体61の上部の幅方向両端側に配置されている。なお、リテーナ本体61の上部の幅方向中央部には大型の各貫通孔63が配置され、リテーナ本体61の下部には小型の各貫通孔63が配置されている。
そして、両操作部62は、高さ方向に沿った断面略矩形をなし、図1に示すように、組み付け時に第1ハウジング10の前面に露出する先端面65を有している。
図10に示すように、両操作部62のうち幅方向一側の操作部62には係止部66が形成されている。係止部66は、操作部62の上面の幅方向中央部における先端寄りの位置からリテーナ本体61に連結される基端位置にかけて前後方向に細長く延出する断面台形のリブ状の形態とされている。そして、係止部66は、図1及び図2に示すように、仮係止位置及び本係止位置において第1ハウジング10の後述する係止受け部18、19を弾性的に係止可能とされている。
第1ハウジング10は合成樹脂製であって、図9に示すように、全体として幅方向に長い略角ブロック状の形態とされている。第1ハウジング10は、組み付け時に各貫通孔63と連通する位置に、複数の第1キャビティ11が貫通して形成されている。このため、図4に示すように、第2ハウジング40にリテーナ60及び第1ハウジング10が組み付けられると、第1キャビティ11、貫通孔63及び第2キャビティ44が前後方向に同軸で連通するようになっている。そして、組み付け時には、電線110の端末部に接続された端子金具100が第2キャビティ44から貫通孔63を経て第1キャビティ11内に挿入されるようになっている。また、第1キャビティ11内に端子金具100が正規挿入されると、第2キャビティ44内には電線110に嵌着されたゴム栓120が液密に挿入され、これによってコネクタ内のシールがとられるようになっている。
上記の場合に、リテーナ60が仮係止位置にあると、図4に示すように、抜け止め部64が貫通孔63内における端子金具100の挿通路から退避して配置され、これによって端子金具100の第1キャビティ11内への挿入動作が許容される。一方、リテーナ60が本係止位置にあると、図5に示すように、抜け止め部64が端子金具100の挿通路に進入して配置される。このとき、端子金具100が第1キャビティ11に正規挿入されていると、抜け止め部64が端子金具100に後方から係止可能に配置され、これによって端子金具100が第1キャビティ11から抜け出るのが防止されるようになっている。
また、図9に示すように、第1ハウジング10の上下両面には、幅方向に一対ずつのロック受け部12が凹み形成されている。各ロック受け部12は、前後方向に延びて第1ハウジング10の前後両面に開口する断面略角U字形の溝状形態とされている。そして、各ロック受け部12の底面には、幅方向に沿ったリブ状のロック突起13が形成されている。第2ハウジング40にリテーナ60及び第1ハウジング10が組み付けられると、各ロック片47がリテーナ60を跨いで各ロック受け部12に略位置決め状態で嵌合され(図1及び図8を参照)、各ロック片47のロック孔48が各ロック突起13に弾性的に嵌まり込むことにより、第1ハウジング10がリテーナ60を挟んだ状態で第2ハウジング40に連結されるようになっている。
また、図9に示すように、第1ハウジング10の上部の幅方向両端側には、一対の係止孔14が貫通して形成されている。両係止孔14は、第1ハウジング10の上部における大型の各第1キャビティ11を挟んだ幅方向両側で、且つ、第1ハウジング10の下部の幅方向両端側における小型の各第1キャビティ11の上方に位置し、組み付け時には両操作部62と対応する位置に配置される。
図1に示すように、係止孔14は、断面略正方形に開口する形態とされ、幅方向一側に位置する仮係止孔15と、仮係止孔15と連通して幅方向他側に位置する本係止孔16とで構成されている。リテーナ60の操作部62は、図1に示すように、仮係止位置では仮係止孔15に進入して配置され、図2に示すように、本係止位置では本係止孔16に進入して配置される。また、仮係止孔15と本係止孔16との連通領域には、仮係止位置における操作部62の幅方向他側縁部が進入して配置されるとともに、本係止位置における操作部62の幅方向一側縁部が進入して配置されるようになっている。さらに、図1に示すように、仮係止位置における操作部62の幅方向一側縁と仮係止孔15の側縁との間には隙間17が形成され、この隙間17に図示しない操作用の治具が進入可能とされている。
また、図1に示すように、両係止孔14のうち幅方向一側の係止孔14の孔縁には、幅方向に一対の係止受け部18、19が並んで形成されている。具体的には両係止受け部18、19は、仮係止孔15の上縁に凹み形成された仮係止受け部18と、本係止孔16の上縁に凹み形成された本係止受け部19とからなる。仮係止受け部18及び本係止受け部19はいずれも係止部66と対応する断面台形状、詳細には断面等脚台形状をなし、互いに同一形状とされている。また、係止孔14の上縁における仮係止受け部18と本係止受け部19との間に区画される領域も、仮係止受け部18及び本係止受け部19のそれぞれと同一形状となる断面台形状をなしている。
リテーナ60の係止部66は、図1に示すように、仮係止位置では仮係止受け部18に下方から弾性的に嵌まり込み、図2に示すように、本係止位置では本係止受け部19に弾性的に下方から嵌まり込むようになっている。このため、リテーナ60は、仮係止位置及び本係止位置において、係止部66と係止受け部18、19との凹凸嵌合によって第1ハウジング10にセミロック状態で保持されるようになっている。
相手ハウジング90は合成樹脂製であって、筒状のフード部91を有している。図4に示すように、フード部91内には、複数の相手端子金具200のタブ201が突出して配置されている。相手ハウジング90がコネクタに正規嵌合されると、フード部91が嵌合筒部42と第1ハウジング10との間に進入するようになっている。
また、図4に示すように、フード部91の内側には、幅方向に一対の突部92が形成されている。両突部92は、フード部91の奥壁から前方に突出する突板状の形態とされ、コネクタと正対した状態で両仮係止孔15と対向する位置に配置される。そして、突部92は、高さ方向に沿った断面略矩形状をなし、各タブ201の先端よりも前方に先端面93を有している。
図5に示すように、リテーナ60が本係止位置にあるときに、相手ハウジング90がコネクタに嵌合されると、両操作部62が両仮係止孔15から退避することにより、両突部92が両仮係止孔15に前方から進入するようになっている。また、図4に示すように、リテーナ60が仮係止位置にあるか、あるいは仮係止位置から本係止位置に至る途中にあるときに、相手ハウジング90がコネクタに嵌合されると、両操作部62が両仮係止孔15側に残留することにより、両突部92の先端面93が両操作部62の先端面65に突き当たるようになっている。
次に、本実施例のコネクタの作用効果を説明する。
組み付けに際し、図6から図8にかけて示すように、第2ハウジング40の嵌合筒部42内に前方からリテーナ60及び第1ハウジング10が順次挿入される。これにより、第2ハウジング40の基部41と第1ハウジング10との間にリテーナ60が挟持して配置されるようになっている(図3を参照)。そして、第2ハウジング40にリテーナ60及び第1ハウジング10が正規に組み付けられると、各ロック片47が各ロック突起13を弾性的に係止して、その組み付け状態が保持される。
また、係止部66が仮係止孔15に嵌合されることでリテーナ60が仮係止位置に留め置かれ、これによって操作部62の先端面65が仮係止孔15の前端に臨むように露出して配置される。その状態で、第1ハウジング10の第1キャビティ11内に後方から電線110付きの端子金具100が挿入される。各第1キャビティ11内に端子金具100が正規挿入されたら、続いて、図1から図2にかけて示すように、リテーナ60が本係止位置に移動させられる。この場合、仮係止孔15の側縁と操作部62との間の隙間17に図示しない治具が進入して操作させられることにより、操作部62が幅方向他側に押圧されて、リテーナ60が本係止位置に至らしめられる。リテーナ60が本係止位置に到達すると、操作部62が本係止孔16に正規位置に進入するとともに、係止部66が本係止受け部19に弾性的に嵌まり込み、且つ、抜け止め部64が端子金具100を係止可能に配置されて、端子金具100の抜け止めがなされる。なお、本係止位置では、図3に示すように、操作部62が本係止孔16の側縁と前後方向に沿ってほぼ当接した状態となる。
続いて、コネクタが相手ハウジング90に嵌合される。嵌合過程では、相手ハウジング90の両突部92が仮係止孔15の内部(仮係止孔15の孔縁及び操作部62の幅方向一側縁)を摺動することにより、相手ハウジング90の嵌合案内がなされる。そして、正規嵌合時には、図5に示すように、両端子金具100、200が正規深さで接続されるようになっている。
一方、リテーナ60が本係止位置に至る途中で留め置かれていたり、あるいは、図4に示すように、リテーナ60の本係止位置への移動操作自体がなされていない場合には、相手ハウジング90の嵌合途中で両突部92の先端面93が両操作部62の先端面65に突き当たり、これによって相手ハウジング90の嵌合動作が停止される。このため、相手ハウジング90の嵌合動作が停止されることをもって、リテーナ60が本係止位置に至っていないことを知ることができる。その場合は、改めてリテーナ60を本係止位置に至らせ、再度、嵌合作業を行えばよい。
以上説明したように、本実施例によれば、係止部66の突出方向及び係止受け部18、19の深さ方向がいずれも高さ方向(第1ハウジング10、リテーナ60及び第2ハウジング40の組み付け方向となる前後方向とは交差する方向)に設定され、つまり、係止部66と係止受け部18、19との係止方向が前後方向と交差する方向に設定されているため、仮に、第1ハウジング10とリテーナ60との間に前後方向の組み付け誤差が生じていても、係止部66と係止受け部18、19との係止代が組み付け誤差の影響を受けることはない。その結果、第1ハウジング10に対するリテーナ60の保持信頼性が高められる。
また、係止部66がリテーナ60の操作部62に形成されているため、リテーナ60の移動時、操作部62に付与される操作力が係止受け部18、19に対する係止部66の係止状態を解除する力として直接的に利用され、解除操作性が良好となる。
また、操作部62が本係止孔16に正規に位置していない場合には、突部92が操作部62と干渉することにより、相手ハウジング90との嵌合動作が停止されるため、リテーナ60が本係止位置に至らない状態で放置される事態が回避される。また、リテーナ60が仮係止位置にある場合には仮係止孔15に操作部62が進入し、リテーナ60が本係止位置にある場合には仮係止孔15に突部92が進入し、突部92と操作部62とで仮係止孔15が兼用されるようになっているため、第1ハウジング10の構成を簡素化することができる。しかも、突部92がリテーナ60の位置を検知する機能に加えて相手ハウジング90の嵌合動作を案内する機能をも有するため、両機能が別々に形成されるよりも相手ハウジング90の構成が簡素化される。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)両操作部のいずれにも係止部が形成され、両係止孔のいずれの孔縁にも係止受け部が形成されるものであってもよい。
(2)係止部が操作部の下面に形成され、係止受け部が係止孔の下縁に形成されており、係止部が係止受け部に上方から嵌まり込むものであってもよい。
(3)係止部が操作部の上下両面に形成され、係止受け部が係止孔の上下両縁に形成されており、係止部が係止受け部に上下両方向から嵌まり込むものであってもよい。
(4)リテーナが仮係止位置と本係止位置との間を高さ方向に移動可能とされ、係止部と係止受け部とが幅方向に係止する構成であってもよい。
(5)上記実施例とは逆に、係止部が凹形状をなし、係止受け部が凸形状をなす構成であってもよい。
(6)係止受け部が係止部と同様の凸形状をなし、その凸形状部分を区画する谷間部分に係止部が係止する構成であってもよい。
(7)操作部は、リテーナに単数又は3つ以上設けられるものであってもよい。また、突部は、相手ハウジングに単数又は3つ以上設けられるものであってもよい。
10…第1ハウジング
14…係止孔
15…仮係止孔
16…本係止孔
18…係止受け部(仮係止受け部)
19…係止受け部(本係止受け部)
40…第2ハウジング
41…基部
42…嵌合筒部
60…リテーナ
62…操作部
66…係止部
90…相手ハウジング
92…突部
100…端子金具
110…電線
120…ゴム栓

Claims (4)

  1. 端子金具を挿入可能な第1ハウジングと、
    前記第1ハウジングの後方に配置される基部を有する第2ハウジングと、
    前記基部と前記第1ハウジングとの間に配置され、前記基部と前記第1ハウジングの相互の対向面に沿って仮係止位置と本係止位置との間を移動可能とされ、前記本係止位置に至るに伴い前記第1ハウジングに正規挿入された端子金具を抜け止め状態に係止可能なリテーナとを備えたコネクタであって、
    前記リテーナは、前方に向けて突出して、先端側が前記第1ハウジングの前面側に臨む操作部を有し、前記第1ハウジングの前面側から前記操作部に付与される操作力によって前記リテーナが移動可能とされており、
    前記第1ハウジングには、前記リテーナの移動方向に係止受け部が並んで形成され、前記操作部には、係止部が形成されており、前記係止部が前記係止受け部を弾性的に係止することにより、前記リテーナが前記仮係止位置及び前記本係止位置に留め置かれるものであり、且つ、
    前記係止部と前記係止受け部との係止方向が、前記リテーナと前記第1ハウジングとの組み付け方向である前後方向と交差する方向に設定されており、
    前記第1ハウジングには、前記仮係止位置において前記操作部が進入する仮係止孔と、前記本係止位置において前記操作部が進入する本係止孔とが、前記リテーナの移動方向に連通して形成され、
    前記操作部が前記本係止孔に正規に位置する場合には、嵌合相手となる相手ハウジングの突部が前記仮係止孔に進入して前記相手ハウジングとの嵌合動作が許容される一方、前記操作部が前記本係止孔に正規に位置しない場合には、前記突部が前記操作部の先端側と干渉して前記相手ハウジングとの嵌合動作が停止されることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記操作部が前記本係止孔に正規に位置する場合には、前記相手ハウジングとの嵌合過程で、前記突部が前記仮係止孔の内面及び前記操作部の側面に摺動可能とされていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 前記突部が前記相手ハウジングの複数箇所に離間して配置されていることを特徴とする請求項1又は2記載のコネクタ。
  4. 前記操作部が前記リテーナの複数箇所に離間して配置されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項記載のコネクタ。
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