JP2005183297A - コネクタ - Google Patents

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Abstract


【課題】 コネクタの低背化を図る。
【解決手段】 フレーム70には、スライダ収容空間75が形成されるとともにハウジング収容空間74が形成され、ハウジング収容空間74とスライダ収容空間75との間は、内壁78によって仕切られている。スライダ50は、ハウジング収容空間74に臨むカム溝51を有し、このカム溝51に雄ハウジング30のカムピン30を係合させた状態で嵌合方向とほぼ直交する方向へ移動することで雄ハウジング30を嵌合位置に引き寄せる。内壁78には、肉厚を減する除肉部79が形成され、この除肉部79に、各分割ハウジング11のフード部13の周壁19が進入することで、この周壁19がスライダ50のスライダ本体部53に近接して配される。
【選択図】 図10

Description

本発明は、スライダを用いて低嵌合力で嵌合操作できるようにしたコネクタに関する。
従来より、この種のコネクタとしては、以下の特許文献1に記載のものが知られている。このものは、2つの分割ハウジングと、それらを収容するフレームと、このフレームに装着されるスライダとを備えている。フレームは、嵌合方向に貫通する矩形枠状に形成されており、中仕切壁により仕切られた左右2室に各分割ハウジングが収容されている。また、フレームの上下両壁の外側にはカバーが対向配置され、このカバーとフレームの上下両壁との間にはスライダが収容されるスライダ収容空間が形成されている。
スライダは、相手ハウジングのカムピンと係合可能なカム溝を有しており、このカム溝にカムピンを係合させた状態からフレームに対して嵌合方向と直交する方向へ押し込まれることにより、そのカム作用に基づいて相手ハウジングをフレーム内へ引き寄せるものである。
特開平10−172651号公報(第13図)
従来の場合には、分割ハウジングの外壁の外側にフレームの上下両壁が配され、フレームの上下両壁の外側にスライダ挿入空間が形成され、さらにスライダ挿入空間の外側にカバーが配される態様となっているから、コネクタ全体として高さ寸法が増大する傾向にあった。この結果、コネクタ低背化の要請に応え難いという事情があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、コネクタの低背化を図ることを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、互いに嵌合可能な雌雄のコネクタハウジングと、このうちの一方のコネクタハウジングが組み付けられるフレームとを備え、前記フレームには、スライダの進入を許容するスライダ収容空間が形成されるとともに前記雌雄のコネクタハウジングの進入を許容するハウジング収容空間が形成され、且つ、前記ハウジング収容空間と前記スライダ収容空間との間には、内壁が設けられており、前記スライダは、前記ハウジング収容空間に臨むカム部を有し、このカム部に他方のコネクタハウジングに設けられたカムピンを係合させた状態で嵌合方向とほぼ直交する方向へ移動することで前記他方のコネクタハウジングを嵌合位置に引き寄せるようにするコネクタにおいて、前記内壁には、肉厚を減する除肉部が形成され、この除肉部に、前記一方のコネクタハウジングの外壁が進入することで、この一方のコネクタハウジングの外壁が前記スライダ収容空間に収容された前記スライダに近接もしくは当接して配される構成としたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記除肉部は、前記内壁を貫通して設けられ、前記一方のコネクタハウジングの外壁と前記内壁とは、前記スライダ収容空間を形成する面側においてほぼ面一となっているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記一方のコネクタハウジングは、筒状のフード部を備え、このフード部内に前記他方のコネクタハウジングが嵌合可能とされ、前記一方のコネクタハウジングの外壁は、前記フード部の周壁によって構成されており、前記フード部の周壁と前記内壁とは、前記ハウジング収容空間を形成する面側においてほぼ面一となっているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
ハウジング収容空間とスライダ収容空間との間を仕切る内壁には、肉厚を減ずる除肉部が形成され、この除肉部に一方のコネクタハウジングが進入することで、この一方のコネクタハウジングの外壁がスライダ収容空間に収容されたスライダに近接もしくは当接して配されるから、内壁の肉厚を減じた分、コネクタを低背化できる。
<請求項2の発明>
除肉部は、内壁を貫通して設けられ、一方のコネクタハウジングの外壁と内壁とは、スライダ収容空間を形成する面側においてほぼ面一となっているから、スライダ収容空間に挿入されるスライダの挿入安定性が向上する。
<請求項3の発明>
フード部の周壁と内壁とは、ハウジング収容空間を形成する面側においてほぼ面一となっているから、内壁にフード部としての機能を担わせることが可能となり、内壁側からフード部側へ向かう他方のコネクタハウジングの嵌合動作の円滑性が保障される。
本発明の実施形態を図1ないし図14によって説明する。本実施形態のコネクタは、雌側のコネクタハウジング(本発明の一方のコネクタハウジングに相当する。以下、雌ハウジング10と言う。)と、雄側のコネクタハウジング(本発明の他方のコネクタハウジングに相当する。以下、雄ハウジング30と言う。)と、嵌合操作用のスライダ50と、フレーム70とを備えている。雌ハウジング10は、さらに2つの分割ハウジング11により構成されている。フレーム70にスライダ50を装着させて仮係止位置に留め置くとともに、同フレーム70に各分割ハウジング11を装着させ、その状態で雄ハウジング30を各分割ハウジング11と対応する位置に配した後、スライダ50を本係止位置側へ押し込み、雄ハウジング30に設けられたカムピン31とスライダ50に設けられたカム溝51(本発明のカム部に相当する。)との間でカム作用を発揮させることにより、雄ハウジング30を各分割ハウジング11側へ引き寄せて正規嵌合状態としている(後に詳述する。)。なお、以下においては、雌雄の両ハウジング10,30の嵌合面側を前方として説明する。
各分割ハウジング11は、合成樹脂材により形成され、図1乃至図4に示すように、ブロック状のハウジング本体部12と、このハウジング本体部12の前後方向の中央部に接続される角筒状のフード部13とを備えている。ハウジング本体部12には、複数のキャビティ14が整列して形成され、後方から雌端子金具(図示せず)が挿入されて収容可能とされている。ハウジング本体部12のうち上下2段に分かれた各キャビティ14の間には、図10に示すように、ショート端子装着孔15が前面に開口して設けられ、内部にはショート端子80が収容されている。ショート端子80は、隣り合う両雌端子金具に接続可能とされ、両雌端子金具間に電位差が生じないようにしている。
ハウジング本体部12の外周のうちフード部13と対応する位置には、ゴム部材81が環着されている。フード部13とハウジング本体部12との間には雄ハウジング30のフード32が嵌入されるが、この雄ハウジング30との間のシールがゴム部材81によって取られるようになっている。また、ハウジング本体部12の外周のうちフード部13よりも前方には、図7及び図10に示すように、リテーナ82が装着されている。リテーナ82は、雌端子金具の挿抜を許容する仮係止位置と、雌端子金具を抜け止め保持する本係止位置との間を変位可能とされ、仮係止位置でキャビティ14から離れて配されるとともに本係止位置でキャビティ14内に進入して雌端子金具と係合する係止部83を備えて構成されている。このリテーナ82は、横方向にスライド可能なサイドタイプとなっている。
各分割ハウジング11は、フレーム70に対して横方向つまり嵌合方向と直交する方向に装着される。ハウジング本体部12のうちフード部13よりも後方には、フレーム70に設けられたロック受け部71と弾性的に係合可能なロック部16が設けられている。ロック部16は、図8に示すように、ハウジング本体部12の上壁及び下壁の対称2位置に設けられ、ハウジング本体部12の幅方向一側寄りの位置に基端部を接続させ、フレーム70への挿入方向に沿って延出されて片持ち状に撓み可能となっている。ロック部16の延出端にはロック突起17が設けられている。ロック突起17は、図1及び図4に示すように、2つの分割ハウジング11の夫々で異なる位置に設けられており、フレーム70への挿入方向に沿う同一軸上には位置しないよう設定されている。具体的には2つの分割ハウジング11のうちフレーム70に対して先に挿入される分割ハウジング11は、ロック部16の奥行き幅の前側に設けられ、あとから挿入される分割ハウジング11は、ロック部16の奥行き幅の後側に設けられている。フレーム70には各ロック突起17と対応する位置にロック受け部71が形成されているが、ロック突起17の形成位置を前後にずらすことにより、先に挿入される分割ハウジング11のロック突起17があとから挿入される分割ハウジング11用のロック受け部71に嵌り込まないようになっている。
フード部13は、図10に示すように、ハウジング本体部12に接続される立壁18と、この立壁18の立ち上がり端からハウジング本体部12の周りを距離を置いて被覆する周壁19とを備え、全体として断面Lの字形をなしている。フード部13の周壁79は、前後に短く延出され、ハウジング本体部12に環着されるゴム部材81の長さと対応している。フード部13の上下の周壁19には、図4に示すように、略Uの字形をなして前縁側に開口する切り欠き20が形成されている。この切り欠き20は、雄ハウジング30との嵌合時にカムピン31を逃すためにある。
また、フード部13の立壁18の後面には、図3に示すように、フレーム70への挿入方向に沿ってガイド部21が延設されている。ガイド部21は、図10に示すように、フレーム70に設けられた被ガイド部72と係合可能とされ、フレーム70への挿入過程で被ガイド部72と摺動して各分割ハウジング11の挿入安定性を保障している。このガイド部21は、図3に示すように、2つの分割ハウジング11のそれぞれで異なる厚みをもって設けられている。具体的には2つの分割ハウジング11のうち先にフレーム70に挿入される分割ハウジング11のガイド部21は、あとからフレーム70に挿入される分割ハウジング11のガイド部21よりも厚みが細くなっている。これと対応するように、被ガイド部72は、フレーム70の奥側に設けられたもの(先に挿入される分割ハウジング11に対応)が細溝でフレーム70の挿入口側に設けられたもの(あとから挿入される分割ハウジング11に対応)が太溝として構成されている。これにより、あとからフレーム70に挿入される分割ハウジング11が誤って先に挿入されても、厚みの太いガイド部21はフレーム70の奥側に設けられた細溝に進入することがないので、各分割ハウジング11の組み付け順が逆にならないようになっている。
続いて、雄ハウジング30の構造を説明する。雄ハウジング30は、合成樹脂材により形成され、図14に示すように、横長ブロック状の1つのハウジング本体34と、このハウジング本体34の前面に配される左右2つのフード32とを備えている。左右2つのフード32は、2つの分割ハウジング11の夫々に対応して設けられ、ハウジング本体34の幅方向中央部にて一体に接合されている。各フード32の上下両壁の先端には、スライダ50に設けられたカム溝51と係合可能なカムピン31が突設されている。このカムピン31は、円柱状の本体部31Aと、これより大径の頭部31Bとにより構成されている。そして、カムピン31は、左右のフード32で異なる位置に設けられている。具体的には、図14の右側のフード32は、左右方向の中央部にカムピン31が設けられ、左側のフード32は、左右方向の中央部より少し右寄りの位置にカムピン31が設けられている。これにより、各分割ハウジング11に対する誤嵌合防止がとられている。
雄ハウジング30のフード32内には、雄端子金具のタブ40がハウジング本体34から突出して設けられている。タブ40は、相手側の雌端子金具と対応するようにして上下2段に分かれて配されており、その間に、絶縁性の解除片33が突出して設けられている。解除片33は、各分割ハウジング11への嵌合にともないショート端子装着孔15に進入し、ショート端子80と係合して短絡状態を解除可能となっている。また、フード32の4角には略垂直方向に突出する突条35が設けられている。フレーム70には、図2に示すように、突条35と対応する形態の案内溝73が設けられている。突条35が案内溝73に嵌合されることにより、雄ハウジング30が位置ずれを起こすことなく嵌合されるようになる。
続いて、スライダ50の構造を説明する。スライダ50は、同じく合成樹脂材により形成され、図5に示すように、押し込み部となる基部52の両端から一対のスライダ本体部53が突出することで、全体として門型に形成されている。基部52の両端からスライダ本体部53に連なる部分には、作業者の手指で摘み容易な形態の摘み部54が設けられている。スライダ本体部53の左右2位置には、雄ハウジング30のカムピン31と係合可能なカム溝51が設けられている。各カム溝51は、図4に示すように、45度以下で緩やかに傾斜する誘導部54と、誘導部54の下端に連なって水平に延びる終端部55と、誘導部54の上端に連なってスライダ本体部53の前縁に対しほぼ直角に交わるよう開口するカムピン導入口としての始端部56とにより構成される。
また、スライダ本体部53の後縁側の左右2位置には、スライダ50をフレーム70に留め置くための第1及び第2の係止部57,58が設けられている。第1の係止部57は、基部52寄りの位置に設けられ、第2の係止部58は、基部52から離れた位置に設けられている。各係止部57,58は、それぞれ同形、同大に形成され、スライダ本体部53の薄肉とされた部分にコの字形の切り込みを入れることにより、その切り込み間で片持ち状に撓み可能となっている。また、各係止部57,58は、フレーム70に対するスライダ50の挿入方向に沿った同一軸上に並んで設けられ、スライダ50の挿入方向に延出されている。各係止部57,58の延出端には係止突起59が設けられている。係止突起59は、フレーム70に設けられた第1及び第2の係止受け部87,88(後述する。)に弾性的に嵌合可能となっている。
続いて、フレーム70の構造を説明する。フレーム70は、図2及び図3に示すように、前後両面と右側面が開口されたボックス状に形成されている。フレーム70の前面の開口部は、図2に示すように、雄ハウジング30のフード32の前面形状に対応する形態をなし、前方から挿入される雄ハウジング30の挿入口となっている。一方、フレーム70の右側面の開口部は、各分割ハウジング11の側面形状に対応する形態をなし、右側方から挿入される分割ハウジング11の挿入口となっている。フレーム70の後面の開口部からは雌端子金具に固着された電線群(図示せず)が引き出し可能となっている。
フレーム70には、図10に示すように、上記の各開口部を構成するハウジング収容空間74が形成され、このハウジング収容空間74に各分割ハウジング11と雄ハウジング30が進入することで、双方の嵌合動作が進行するようになっている。また、ハウジング収容空間74の外側には、スライダ50の進入を許容するスライダ収容空間75が形成されている。スライダ収容空間75は、フレーム70における分割ハウジング11の挿入口とは反対側の左側面に開口して形成され、この開口部が左側方から挿入されるスライダ50の挿入口となっている。スライダ収容空間75を形成するフレーム70の上下の外壁86には、図1及び図4に示すように、スライダ50の挿入口に開口する略Uの字形の逃し溝77が形成されている。スライダ50をフレーム70に押し込む際、スライダ50を摘む手指が逃し溝77によって逃されるようになっている。また、スライダ収容空間75とハウジング収容空間74との間は、図10に示すように、内壁78によって仕切られているが、この内壁78は、後述するように、除肉部79(後述する。)等が介在することで前後方向に非連続となっている。
スライダ収容空間75を形成するフレーム70の外壁86には、図3に示すように、スライダ50に設けられた第1及び第2の係止部57,58と係合可能な第1及び第2の係止受け部87,88が設けられている。第1の係止受け部87は、フレーム70においてスライダ50の挿入口寄りの位置に設けられ、第2の係止受け部88は、フレーム70においてスライダ50の挿入口から離れた位置に設けられている。各係止受け部87,88は、各係止部57,58の係止突起59を嵌め入れ可能なように外壁86に凹み形成されている。各係止受け部87,88を形成する際、フレーム70の後面から型抜きがなされるため、各係止受け部87,88は、フレーム70の後面に開口して形成されるようになる。
第2の係止部58は、図8に示すように、スライダ50の押し込み途中で、係止突起59がスライダ収容空間75の溝壁に乗り上げられることに起因してスライダ収容空間75側へ撓み変形するが、係止突起59が第1の係止受け部87に嵌り込むとともに弾性復元される。この仮係止位置で、スライダ50は、フレーム70に対して移動が規制された状態で留め置かれ、且つ、スライダ50のカム溝51が、フレーム70のカム案内溝76(後述する。)と整合する。
この仮係止位置からさらにスライダ50を押し込むと、第2の係止部58は、図9に示すように、第1の係止受け部87との係合を解除して再び撓み変形するが、第2の係止受け部88と対応する位置に至ることで弾性復元される。一方、第1の係止部57は、第2の係止部58が撓み変形する間、同じように撓み変形し、第2の係止部58が第2の係止受け部88と対応する位置に至るとともに、第1の係止受け部87と対応する位置に至って弾性復元される。この本係止位置で、スライダ50は、フレーム70に対して強固に保持され、且つ、雄ハウジング30が、スライダ50とのカム作用に基づいて各分割ハウジング11と正規嵌合される。
フレーム70には、図2に示すように、内壁78を貫通してハウジング収容空間74とスライダ収容空間75とを連通させるとともに前面に開口するカム案内溝76が設けられている。スライダ50は、フレーム70に装着されることにより、カム案内溝76を通してカム溝51をハウジング収容空間74側に臨ませ、カムピン31に係合可能となっている。
また、フレーム70には、図4に示すように、後面に開口するとともにハウジング収容空間74側に開口するロック受け部71が設けられている。このロック受け部71は、各分割ハウジング11のロック突起17と対応する位置に切り欠き形成されている。各分割ハウジング11がフレーム70に収容されると、各分割ハウジング11のロック部16が撓み変形しつつ内壁78の内側面に乗り上げられ、各分割ハウジング11が正規の配設位置に至るとともに、ロック部16が弾性復元されてロック突起17がロック受け部71に嵌り込み、各分割ハウジング11がフレーム70に抜け止め状態で保持されるようになっている。なお、図4に示すように、右側に位置するロック受け部71は、左側に位置するロック受け部71と比べて浅く切り欠かれており、既述したように、先に挿入される分割ハウジング11のロック突起17が誤って嵌合しないようになっている。
また、フレーム70の内壁78には、図10に示すように、ハウジング収容空間74側に突出する被ガイド部72が設けられている。被ガイド部72は、フレーム70の上下の内壁78に左右方向に延出して設けられ、各分割ハウジング11のガイド部21と対応する位置にガイド溝72Aを設けて構成されている。各分割ハウジング11は、ガイド部21をガイド溝72Aに係合させた状態で被ガイド部72に沿って正規の配設位置へ誘導されるようになっている。
さて、フレーム70の内壁78には、図10に示すように、ハウジング収容空間74からスライダ収容空間75にかけて貫通する除肉部79が設けられている。具体的には除肉部79は、上記した被ガイド部72に隣接する位置で、且つ各分割ハウジング11のフード部13と対応する位置に設けられており、フード部13の周壁79を嵌合可能な態様で左右方向に延出して形成されている。フード部13の周壁79は、図10に示すように、除肉部79に進入することでスライダ収容空間75側へ露出され、この露出部分にスライダ本体部53の外面を沿わせて構成される。そして、フード部13の周壁79は、除肉部79に進入することにより、フレーム70の内壁78と面一状に連続するようになっている。つまり、フード部13の周壁79の外面は、内壁78の外面側(スライダ収容空間75を形成する面側)とほぼ面一となり、且つ、フード部13の周壁79の内面は、内壁78の内面側(ハウジング収容空間74を形成する面側)とほぼ面一となる。
本実施形態は上記のような構造であって、続いてその作用を説明する。まず、各分割ハウジング11にそれぞれ雌端子金具を挿入して収容させるとともに、雄ハウジング30に雄端子金具を挿入して収容させる。そして、図4乃至図6に示すように、各分割ハウジング11を側方からフレーム70のハウジング収容空間74に挿入する。このとき、各分割ハウジング11のフード部13をフレーム70の除肉部79に合わせた状態として、各分割ハウジング11を被ガイド部72に沿ってスライドさせる。先に挿入される分割ハウジング11は、ロック部16をフレーム70の奥側に位置するロック受け部71に係合させてその奥側に配設され、あとから挿入される分割ハウジング11は、ロック部16をフレーム70の挿入口側に位置するロック受け部71に係合させてその挿入口側に配設される。これにより、フード部13の周壁19の外面は、スライダ収容空間側に露出された状態となる。
各分割ハウジング11の組み付けと前後して、スライダ50を、各分割ハウジング11の挿入側とは反対側の側方からフレーム70のスライダ収容空間75に差し込む。スライダ50は、図7及び図8に示すように、その第2の係止部58をフレーム70の第1の係止受け部87に係合させることで、仮係止位置に留め置かれる。このとき、スライダ50の各カム溝51の始端部56は、フレーム70のカム案内溝76と整合する位置にある。
続いて、雄ハウジング30を前方からフレーム70に緩く差し込む。雄ハウジング30は、突条35を案内溝73に合わせて所定量差し込まれると、カムピン31がカム案内溝76に臨みつつスライダ50のカム溝51の始端部56に係合される。この状態で、スライダ50の摘み部54を摘んで横方向(図12の矢印方向)にスライダ50を押し込む。すると、図12に示すように、このスライダ50の押し込みにより、カムピン31がカム溝51に沿って移動し、そのカム作用に基づいて雄ハウジング30がフレーム70のハウジング収容空間74内に進入する。このとき、スライダ50のスライダ本体部53は、フード部13の周壁19の外面に沿うようにして配される。
さらにスライダ50を押し込むと、図13に示すように、カムピン31がカム溝51の誘導部54を移動して嵌合が進行するとともに、雄ハウジング30のフード32の先端が各分割ハウジング11のハウジング本体部12とフード部13との間に挿入されてシールがとられる。カムピン31がカム溝51の誘導部54を通過して終端部55に至ると、嵌合が停止されて雄ハウジング30が各分割ハウジング11と正規に嵌合される。この正規嵌合状態では、雌雄の両端子金具が互いに導通接続される。また、スライダ50のスライダ本体部53と各分割ハウジング11のフード部13の周壁79とが、ごく僅かな隙間を空けて互いに近接して配されるようになる。
このように本実施形態によれば、フレーム70の内壁78を貫通する除肉部79が形成され、この除肉部79に各分割ハウジング11のフード部13が進入することで、このフード部13の周壁79がスライダ50のスライダ本体部53と近接するようになっているから、内壁78の肉厚分、従来よりもコネクタを低背化できる。
また、除肉部79に各分割ハウジング11のフード部13が進入することで、このフード部13の周壁79の外面と内壁78の外面(スライダ収容空間75を形成する面)とがほぼ面一となるから、各分割ハウジング11の進入にともないスライダ収容空間75を袋状に形成することが可能となり、スライダ50の挿入安定性が向上する。
さらに、除肉部79に各分割ハウジング11のフード部13が進入することで、このフード部13の周壁79の内面と内壁78の内面(ハウジング収容空間74を形成する面)とがほぼ面一となるから、内壁78にフード部13としての機能を担わせることが可能となる。つまり、フード部13と内壁78とであたかもハウジング本体部12の前側全体を被覆する大きなフード領域が形成されるようになるから、内壁78側からフード部13側へ向かう雄ハウジング30の嵌合動作の円滑性が保障される。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、除肉部が内壁の肉厚を貫通して設けられていたが、本発明においては、除肉部が内壁の肉厚の一部を切除するようにして内壁の内面に凹み形成されていてもよい。
(2)上記実施形態では、除肉部により除肉されても内壁が残存していたが、本発明においては、除肉部が内壁の全てを除去する態様であってもよい。
(3)上記実施形態では、スライダ本体部とフード部とが互いに近接して配されていたが、本発明においては、スライダ本体部とフード部とが互いに当接して配されてもいてもよい。
(4)上記実施形態では、除肉部にフード部が進入するようになっていたが、本発明においては、除肉部にハウジング本体部の外壁の一部が進入するようになっていてもよい。
(5)上記実施形態では、フレームに対して側方から雌ハウジングを挿入するものであったが、本発明においては、フレームに対して前方または後方から雌ハウジングを挿入するものであってもよい。
本発明の実施形態に係るフレームと各分割ハウジングの平面図 同じく正面図 同じく背面図 スライダと各分割ハウジングを収容したフレームの平面図 同じく正面図 同じく背面図 スライダを仮係止位置に留め置いた状態の正面図 同じく背面図 スライダを本係止位置に留め置いた状態の背面図 図8のX−X拡大断面図 雄ハウジングをフレームに組み付ける前の状態の平面図 雄ハウジングを嵌合させる途中の状態の平面図 雄ハウジングが正規嵌合された状態の平面図 雄ハウジングの正面図
符号の説明
10…雌ハウジング
11…分割ハウジング
12…ハウジング本体部
13…フード部
16…ロック部
19…周壁
50…スライダ
51…カム溝
53…スライダ本体部
70…フレーム
74…ハウジング収容空間
75…スライダ収容空間
78…内壁
79…除肉部

Claims (3)

  1. 互いに嵌合可能な雌雄のコネクタハウジングと、このうちの一方のコネクタハウジングが組み付けられるフレームとを備え、
    前記フレームには、スライダの進入を許容するスライダ収容空間が形成されるとともに前記雌雄のコネクタハウジングの進入を許容するハウジング収容空間が形成され、且つ、前記ハウジング収容空間と前記スライダ収容空間との間には、内壁が設けられており、
    前記スライダは、前記ハウジング収容空間に臨むカム部を有し、このカム部に他方のコネクタハウジングに設けられたカムピンを係合させた状態で嵌合方向とほぼ直交する方向へ移動することで前記他方のコネクタハウジングを嵌合位置に引き寄せるようにするコネクタにおいて、
    前記内壁には、肉厚を減する除肉部が形成され、この除肉部に、前記一方のコネクタハウジングの外壁が進入することで、この一方のコネクタハウジングの外壁が前記スライダ収容空間に収容された前記スライダに近接もしくは当接して配されることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記除肉部は、前記内壁を貫通して設けられ、前記一方のコネクタハウジングの外壁と前記内壁とは、前記スライダ収容空間を形成する面側においてほぼ面一となっていることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記一方のコネクタハウジングは、筒状のフード部を備え、このフード部内に前記他方のコネクタハウジングが嵌合可能とされ、前記一方のコネクタハウジングの外壁は、前記フード部の周壁によって構成されており、
    前記フード部の周壁と前記内壁とは、前記ハウジング収容空間を形成する面側においてほぼ面一となっていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコネクタ。
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