JP6004279B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、コネクタに関する。
特許文献1に開示のコネクタは、撓み可能なロックアームを有するハウジングと、ハウジングに対して待機位置(初期位置)と検知位置との間を移動可能に組み付けられる検知部材とを備えている。ハウジングは相手ハウジングと嵌合可能とされ、正規嵌合時に、相手ハウジングのロック突起にロックアームが弾性的に係止されることにより、両ハウジングが嵌合状態に保持されるようになっている。また、検知部材は、両ハウジングの嵌合過程ではロックアームのストッパの後面に当接することによって検知位置への移動が規制され、両ハウジングの正規嵌合時に相手ハウジングのロック突起でロックアームとの当接状態が解除されることによって検知位置への移動が許容される。そして、検知位置では、検知部材がロックアームのストッパの前面に当接することで、初期位置への移動が規制される。この場合、検知部材が初期位置から検知位置に移動可能となることをもって、両ハウジングが正規嵌合状態にあることを知ることができる。
特開2003−142209号公報
ところで、上記従来のコネクタの場合、検知位置における検知部材に対して後方への大きな引張力が作用すると、ロックアームのストッパのテーパ状の前面に、検知部材のテーパ状の後面が摺動して、ロックアームに対する検知部材の係止状態が解除される構成であった。このため、検知部材がハウジングに対して所定の位置(検知位置)に定まらず遊動したり脱落するおそれがあった。これに対し、検知部材の係止解除を防止する構造をハウジングに新設するとなると、構造の大型化及び複雑化を招いて好ましくないという事情があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、ハウジングの大型化及び複雑化を回避した上、検知部材の不用意な変位を防止することを目的とする。
本発明のコネクタは、相手ハウジングを嵌合状態に保持する撓み可能なロックアームを有するハウジングと、前記ハウジングに組み付けられて、初期位置から検知位置への移動を可能とされ、前記両ハウジングが正規嵌合されるまでは前記初期位置に留め置かれ、前記両ハウジングが正規嵌合されたときに前記検知位置への移動が許容され、さらに、前記初期位置から前記検知位置へ向かう過程で撓み変形させられ、前記検知位置では弾性復帰して前記ロックアームに対して前記初期位置への戻り移動を規制された状態に保持される検知部材と、前記ハウジングに取り付けられる取付部材とを備え、前記検知部材には、逃がし部が設けられ、前記取付部材には、この取付部材が前記ハウジングに正規に取り付けられた状態で、前記検知部材が前記初期位置から前記検知位置へ向かう過程では前記逃がし部と対応する位置に配置されて前記検知部材の撓みを許容し、前記検知部材が前記検知位置に至ったときには前記逃がし部から外れた位置に配置されて前記検知部材の撓みを規制する規制部が設けられている。
取付部材がハウジングに正規に取り付けられた状態で、検知部材が検知位置に至ると、規制部が逃がし部から外れた位置に配置されて、検知部材の撓みが規制されるため、検知位置に至った検知部材が偶発的に撓み変形させられることがなく、ハウジングに対する検知部材の不用意な変位が防止される。一方、取付部材がハウジングに正規に取り付けられた状態で、検知部材が初期位置から検知位置へ向かう過程では、規制部が逃がし部と対応する位置に配置されて検知部材の撓みが許容されるため、規制部の撓み動作の円滑性が担保される。しかも、規制部が取付部材に設けられているため、ハウジングの大型化及び複雑化を招くこともない。
本発明の実施例1のコネクタにおいて、ハウジングに対し、取付部材が半取付位置に置かれ、検知部材が初期位置に置かれた状態を示す断面図である。 取付部材が取付位置に置かれ、ハウジングが相手ハウジングと嵌合されて、検知部材が初期位置から検知位置へ向かう過程の状態を示す断面図である。 取付部材が取付位置に置かれ、ハウジングが相手ハウジングと嵌合されて、検知部材が検知位置に置かれた状態を示す断面図である。 検知部材が初期位置に置かれ、ハウジングが相手ハウジングと嵌合された状態を示す平面図である。 ハウジングが相手ハウジングと嵌合されて、検知部材が検知位置に置かれた状態を示す平面図である。 検知部材が初期位置に置かれたコネクタの正面図である。 取付部材が取付位置に置かれたコネクタの背面図である。 ハウジングの背面図である。 ハウジングの平面図である。 検知部材の平面図である。 検知部材の側面図である。 検知部材の正面図である。 検知部材の底面図である。 他の実施例のコネクタの図1相当図である。
本発明の好ましい形態を以下に示す。
前記取付部材は、前記ハウジングに対して正規に取り付けられていない半取付位置では前記規制部が前記初期位置に置かれた前記検知部材の前記逃がし部から外れた位置に配置されて前記検知部材の撓みを規制する構成となっている。取付部材が半取付位置にあるときには、規制部によって検知部材の撓みが規制されるため、検知部材を初期位置から検知位置に移動させることができない。したがって、検知部材の検知位置への移動が規制されると、取付部材がハウジングに正規に取り付けられていないことがわかる。
前記取付部材が、前記ハウジング内に挿入された端子金具の抜け止めをなすリテーナからなる。取付部材が端子金具の抜け止め機能を兼備するため、コネクタ全体としての大型化及び複雑化を回避することができる。
また、前記取付部材が、前記端子金具に接続された電線の周囲をシールするゴム栓を保持するリアホルダからなる。取付部材がゴム栓の保持機能を兼備するため、コネクタ全体としての大型化及び複雑化を回避することができる。
<実施例1>
本発明の実施例1を図1〜図13によって説明する。実施例1のコネクタは、ハウジング10と、検知部材40と、取付部材としてのリテーナ80とを備えている。ハウジング10は、相手ハウジング90と嵌合可能とされている。なお、以下の説明において、前後方向については、嵌合開始時にハウジング10と相手ハウジング90とが互いに向き合う面側を前方とし、上下方向については、図1〜図3を基準とする。
相手ハウジング90は合成樹脂製であって、図2に示すように、ブロック状の端子収容部91と、端子収容部91の前端外周縁から前方に突出する筒状のフード部92とを備えている。フード部92の上面には、ロック突起93が突出して設けられている。端子収容部91には、図示しない相手端子金具が収容可能とされ、フード部92内には、相手端子金具のタブ状部分が突出して配置されるようになっている。
ハウジング10は合成樹脂製であって、図1及び図6に示すように、ブロック状のハウジング本体11と、ハウジング本体11の周囲を取り囲む筒状の嵌合筒部12と、嵌合筒部12とハウジング本体11とをつなぐ径方向に沿った連結部13とを備えている。連結部13の前方で且つ嵌合筒部12とハウジング本体11との間は、相手ハウジング90のフード部92が嵌合可能な嵌合空間14として前方に開放されている。図6に示すように、ハウジング本体11には、図示しない端子金具を挿入可能なキャビティ15が横並びで設けられ、キャビティ15の内壁には、正規挿入された端子金具を抜け止めする撓み可能なランス16が突出して設けられている。
なお、端子金具は、図示しない電線の端末部に圧着接続されているとともに、電線に嵌着された図示しないゴム栓に圧着接続されている。また、ハウジング本体11の外周面には、図示しないシールリングが装着されている。両ハウジング10、90の正規嵌合時には、シールリングがハウジング本体11とフード部92との間に弾性的に挟み込まれ、シールリングを介して、両ハウジング10、90間のシールがとられる。そして、図7及び図8に示すように、ハウジング本体11の後端部の上下方向に沿った両側面には、一対の係止突部17が設けられている。
図8及び図9に示すように、嵌合筒部12の上部には、一対の側壁18が起立して設けられているとともに、両側壁18の前端間に覆い壁19が架け渡して設けられ、且つ、両側壁18と覆い壁19との間に、空間部20が上方に開放して設けられている。嵌合筒部12の空間部20内には、ロックアーム21が配置されている。図9に示すように、ロックアーム21は、前後方向に延出する帯板状のアーム本体22と、アーム本体22の両側縁から張り出して側壁18の内面につながる翼片状の一対の支点部23とを有し、支点部23を中心としてアーム本体22がシーソ状に傾動する方向に撓み変形可能とされている。
図9に示すように、アーム本体22には、その前端部にロック部24が設けられ、ロック部24の後方にロック孔25が開放して設けられている。また、図8及び図9に示すように、アーム本体22には、ロック孔25内にせり出すようにして一対のガイド板26が前後方向に延出して設けられ、両ガイド板26上に、一対の抜止部27が固定して設けられている。実施例1の場合、両ガイド板26は、両支点部23に面一状に連続して設けられている。
続いて、検知部材40について説明する。検知部材40は合成樹脂製であって、図10及び図11に示すように、幅方向に沿った操作ガイド部41と、操作ガイド部41の幅方向中央部から前方に突出する検知本体部42とを有し、全体として平面視略T字形をなしている。検知本体部42の下面には、前端部に、止め部43が突出して設けられ、止め部43の後方に、リブ状のガイド部44が前後方向に延出して設けられている。図11及び図12に示すように、ガイド部44の両側面には、前後方向に延出して前後両端に開口する一対のガイド溝45が設けられている。
また、図1及び図13に示すように、ガイド部44の下面には、逃がし部46が開口して設けられている。逃がし部46は、底面視略矩形に開口する有底の孔とされ、周囲の平坦面から一段落ちた形態になっている。また、図12及び図13に示すように、検知本体部42の両側縁には、ガイド溝45よりも上方に、一対の被抜止部47が突出して設けられている。図12に示すように、操作ガイド部41は、検知本体部42よりも一段高くして配置され、その両側部に垂下部49が下向きに突出して設けられ、両垂下部49には嵌合溝48が前方に開放して設けられている。
かかる検知部材40は、ロックアーム21に組み付けられ、その状態で、ハウジング10に対し、初期位置(図1及び図4を参照)と、初期位置よりも前方の検知位置(図3及び図5を参照)とに、移動可能とされている。検知部材40がロックアーム21に組み付けられると、ガイド部44の両ガイド溝45内と操作ガイド部41の両嵌合溝48内とに、アーム本体22の両ガイド板26が嵌合され(図7を参照)、検知部材40の組み付け姿勢が安定に維持される。さらに、検知部材40の移動時には、両ガイド板26が両ガイド溝45内及び両嵌合溝48内を摺動することにより、検知部材40の移動が円滑に案内される。また、図4に示すように、検知部材40が初期位置にあるときには、検知本体部42の両被抜止部47がアーム本体22の両抜止部27の前面に当接することで、検知部材40がロックアーム21に対して後方へ抜け出るのが規制される。
リテーナ80は合成樹脂製であって、図7に示すように、リテーナ本体81と、リテーナ本体81の幅方向両端から前方に突出する一対の係止片82とを備えている。係止片82は、板状であって、リテーナ本体81との連結位置を支点として撓み変形可能とされ、内側に、係止孔83が開口して設けられている。かかるリテーナ80は、ハウジング本体11の後端部に後方から取り付けられ、半取付位置(図1を参照)から取付位置(図2を参照)に至らしめられる。図1及び図2に示すように、リテーナ本体81の後端はハウジング本体11の後面よりも後方に突出して配置され、その突出量が半取付位置から取付位置に向かうにしたがい漸次減少するようになっている。そして、取付位置では、図7に示すように、係止片82の撓みを伴った後、ハウジング本体11の係止突部17が係止片82の係止孔83内に弾性的に嵌まり込み、これによってリテーナ80がハウジング本体11に抜け止め保持される。
図7に示すように、リテーナ本体81には、リテーナ80がハウジング本体11に取り付けられた状態で両キャビティ15と対応する位置に、下方に開放された断面略U字形の一対の切欠筒部84が横並びで設けられている。切欠筒部84には、取付位置にてハウジング本体11のキャビティ15内に進入することにより、キャビティ15内に嵌合されたゴム栓の後面に当接可能に配置されて、ゴム栓ひいては端子金具の後方への抜け止めをなす図示しない抜け止め構造が設けられている。
また、図7に示すように、リテーナ本体81には、両切欠筒部84間を仕切る隔壁85の前端上面に、規制部86が突出して設けられている。図1に示すように、規制部86は、角ブロック状の形態をなし、リテーナ80の前端で且つ上端に配置されている。規制部86の上面は、ガイド部44の下面と同様、前後方向及び幅方向に沿った平坦面になっている。
実施例1のコネクタの構造は上述の通りであり、続いて、その作用を説明する。
両ハウジング10、90の嵌合に先立ち、ハウジング本体11に検知部材40が組み付けられる。検知部材40が初期位置に組み付けられると、検知部材40の両被抜止部47がロックアーム21の両抜止部27の前面に当接可能に配置されて検知部材40の後方への移動が規制されるとともに、検知部材40の止め部43がロックアーム21のロック孔25内に挿入されてロック部24の後面に当接可能に配置されて検知部材40の前方への移動が規制される。また、ハウジング本体11のキャビティ15内に図示しない端子金具が挿入され、次いで、リテーナ80がハウジング10に対して取付位置に組み付け保持される。
上記のように、リテーナ80が取付位置で、且つ検知部材40が初期位置にある状態では、リテーナ80の規制部86が検知部材40の逃がし部46の下方に対向して配置される。続いて、両ハウジング10、90が互いに嵌合させられる。両ハウジング10、90の嵌合過程では、ロックアーム21のロック部24にロック突起93が干渉することで、アーム本体22が撓み変形させられ、それに伴って検知部材40も傾動変位して、検知部材40の逃がし部46内にリテーナ80の規制部86の上端部が入り込む。したがって、両ハウジング10、90の嵌合過程で、ロックアーム21及び検知部材40にリテーナ80が干渉することはなく、両ハウジング10、90の嵌合が円滑に進められる。
図2に示すように、両ハウジング10、90が正規嵌合されると、ハウジング10の嵌合空間14にフード部92が正規深さで進入するとともに、ロックアーム21のロック孔25に相手ハウジング90のロック突起93が入り込み、ロック部24の後面にロック突起93が当接可能に配置される。これにより、両ハウジング10、90が嵌合状態に保持される。また、ロックアーム21のロック孔25内に進入したロック突起93に検知部材40の止め部43が押圧され、ロック孔25の上方に止め部43が抜け出る。これにより、検知部材40の検知位置への移動が可能となる。このとき、検知部材40が撓み変形させられた状態となり、検知部材40の逃がし部46内にリテーナ80の規制部86の上端部が少し入り込む。
次いで、検知部材40が前方へ押し込まれて検知位置に至らしめられる。図3に示すように、検知部材40が検知位置に到達すると、検知本体部42が復帰方向に弾性変位して、検知部材40の止め部43がロックアーム21のロック部24の前面に当接可能に配置される。これにより、検知部材40の初期位置側への戻り移動が規制される。また、検知部材40の操作ガイド部41における両垂下部49の嵌合溝48の奥面に、ロックアーム21の両支点部23が当接可能に配置されて検知部材40のそれ以上の前進が規制される(図5を参照)。
また、図3に示すように、検知部材40が検知位置に到達すると、検知部材40の逃がし部46と対向する位置からリテーナ80の規制部86が外れて、検知部材40のガイド部44の下面(平坦面)に、規制部86の上面(平坦面)が対面して当接可能に配置される。このため、検知部材40の後端部が下方へ変位するのが規制され、ひいては検知部材40の撓みが規制される。したがって、検知位置に置かれた検知部材40を初期位置に後退させようとしても、検知部材40が撓み変形しない限り、検知部材40の止め部43がロックアーム21のロック部24を乗り越えることができないことから、検知部材40が初期位置に戻ることはない。また、検知部材40と一体に連動するロックアーム21の撓みも規制されるため、両ハウジング10、90の嵌合状態が良好に維持される。
ところで、両ハウジング10、90が正規嵌合されずに半嵌合状態のまま留まっていると、ロックアーム21のロック孔25に相手ハウジング90のロック突起93が入り込まず、検知部材40の止め部43がロック孔25から抜け出ることはない。このため、検知部材40の検知位置への移動が規制され、それをもって両ハウジング10、90が正規の嵌合状態に至っていないことを知ることができる。
また、図1に示すように、仮に、両ハウジング10、90の嵌合前、検知部材40が初期位置に置かれ、且つ、リテーナ80が取付位置に至らず半取付位置に置かれていると、リテーナ80の規制部86が検知部材40の逃がし部46と対向する位置から外れてガイド部44の下面に当接可能に配置される。このため、検知部材40を検知位置に移動させようとしても、規制部86がガイド部44と当接して検知部材40の撓みが規制され、検知部材40を検知位置に至らすことができない。したがって、検知部材40の検知位置への移動が規制されることをもって、リテーナ80が取付位置に至っていないことを知ることができる。
以上説明したように、実施例1によれば、リテーナ80がハウジング10に正規に取り付けられた状態で、検知部材40が検知位置に至ると、規制部86が逃がし部46から外れた位置に配置されて、検知部材40の撓みが規制されるため、検知位置に至った検知部材40が不用意に撓み変形させられることがなく、ハウジング10に対する検知部材40の不用意な変位が防止される。一方、リテーナ80がハウジング10に正規に取り付けられた状態で、検知部材40が初期位置から検知位置へ向かう過程では、規制部86が逃がし部46と対応する位置に配置されて検知部材40の撓みが許容されるため、規制部86の撓み動作の円滑性が担保される。この場合に、規制部86がリテーナ80に設けられているため、ハウジング10の大型化及び複雑化を招くこともない。しかも、リテーナ80であれば、端子金具を抜け止めする機能も兼備するため、コネクタ全体としての大型化及び複雑化を回避することができる。
また、リテーナ80が半取付位置にあると、規制部86が初期位置に置かれた検知部材40の逃がし部46から外れた位置に配置されて検知部材40の撓みが規制されるため、リテーナ80が取付位置に至っていないことがわかる。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)取付部材は、ハウジングに取り付けられて規制部を有するものであれば、リテーナである必要はなく、例えば、図14に示すように、端子金具100に接続された電線200の外周面に密着するシール孔310を有するゴム栓300を保持可能なリアホルダ400からなるものであってもよい。なお、図14は、リアホルダ400が半取付位置に置かれた場合を示すものであり、リアホルダ400がハウジング10に対して取付位置に置かれた場合には、ゴム栓300の後面にリアホルダ400が当接してゴム栓300が抜け止めされた状態になる。また、取付部材は、ハウジングから引き出された電線を覆うように取り付けられる電線カバーからなるものであってもよい。
(2)本発明は、シールリングやゴム栓を有しない非防水タイプのコネクタにも適用可能である。
10…ハウジング
21…ロックアーム
40…検知部材
46…逃がし部
80…リテーナ(取付部材)
86…規制部

Claims (4)

  1. 相手ハウジングを嵌合状態に保持する撓み可能なロックアームを有するハウジングと、
    前記ハウジングに組み付けられて、初期位置から検知位置への移動を可能とされ、前記両ハウジングが正規嵌合されるまでは前記初期位置に留め置かれ、前記両ハウジングが正規嵌合されたときに前記検知位置への移動が許容され、さらに、前記初期位置から前記検知位置へ向かう過程で撓み変形させられ、前記検知位置では弾性復帰して前記ロックアームに対して前記初期位置への戻り移動を規制された状態に保持される検知部材と、
    前記ハウジングに取り付けられる取付部材とを備え、
    前記検知部材には、逃がし部が設けられ、
    前記取付部材には、この取付部材が前記ハウジングに正規に取り付けられた状態で、前記検知部材が前記初期位置から前記検知位置へ向かう過程では前記逃がし部と対応する位置に配置されて前記検知部材の撓みを許容し、前記検知部材が前記検知位置に至ったときには前記逃がし部から外れた位置に配置されて前記検知部材の撓みを規制する規制部が設けられていることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記取付部材は、前記ハウジングに対して正規に取り付けられていない半取付位置では前記規制部が前記初期位置に置かれた前記検知部材の前記逃がし部から外れた位置に配置されて前記検知部材の撓みを規制する構成となっていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 前記取付部材が、前記ハウジング内に挿入された端子金具の抜け止めをなすリテーナからなることを特徴とする請求項1又は2記載のコネクタ。
  4. 前記取付部材が、前記端子金具に接続された電線の周囲をシールするゴム栓を保持するリアホルダからなることを特徴とする請求項1又は2記載のコネクタ。
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