JP5757079B2 - 粉体収容器、粉体搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
ここで、「同じ位置」とは、各孔部全体が重なり合って配設される場合のほか、それらの一部同士が重なって配設される場合も含む。
図1は画像形成装置としてのプリンタを示す構成図であり、図2はその作像部を示す拡大図である。
図2に示すように、現像装置5は、感光体ドラム1に対向する現像剤担持体としての現像ローラ51、現像ローラ51の下方に設置された現像剤規制部材としてのドクターブレード52、現像剤収容部53,54内に配設された現像剤攪拌搬送部材としての2つの搬送スクリュー55,56、現像剤Gを収容するケース50等で構成されている。ここで、現像剤Gとしては、トナーから成る1成分現像剤を用いている。また、現像装置5には、現像剤G中のトナー濃度を検知する図示しないトナー濃度センサが設けてある。
その後、感光体ドラム1の表面は、不図示の露光部から発せられたレーザ光Lの照射位置に達して、この位置での露光走査によって静電潜像が形成される(露光工程)。
その後、感光体ドラム1の表面は、中間転写ベルト11及び1次転写バイアスローラ9との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1上のトナー像が中間転写ベルト11上に転写される(1次転写工程)。このとき、感光体ドラム1上には、僅かながら未転写トナーが残存する。
最後に、感光体ドラム1の表面は、不図示の除電部との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1上の残留電位が除去される。
こうして、感光体ドラム1上で行われる一連の作像プロセスが終了する。
そして、中間転写ベルト11は、図の矢印方向に走行して、各1次転写バイアスローラ9Y,9M,9C,9Bkの1次転写ニップを順次通過する。こうして、感光体ドラム1Y,1M,1C,1Bk上の各色のトナー像が、中間転写ベルト11上に重ねて1次転写される。
こうして、中間転写ベルト11上で行われる一連の転写プロセスが終了する。
詳しくは、給紙部26には、転写紙等の被転写材Pが複数枚重ねて収納されている。そして、給紙ローラ27が図1中の反時計方向に回転駆動されると、一番上の被転写材Pがレジストローラ対28のローラ間に向けて給送される。
その後、被転写材Pは、排紙ローラ対29のローラ間を経て、装置外へと排出される。排紙ローラ対29によって装置本体100外に排出された被転写Pは、出力画像として、スタック部30上に順次スタックされる。
こうして、画像形成装置における一連の画像形成プロセスが完了する。
図3に示すように、トナー補給装置60は、トナーを充填したトナー収容器(粉体収容器)としてのトナーカートリッジ61と、トナーカートリッジ61を保持する保持部材としての引出トレイ62と、トナーカートリッジ61を固定する固定部63と、トナーカートリッジ61から排出されたトナーを貯留するサブホッパ64等によって構成されている。また、サブホッパ64には、内部に貯留されたトナーを現像装置に向けて搬送するための図示しないトナー搬送パイプが接続されている。
図4に示すように、トナーカートリッジ61は、粉体としてのトナーを収容するトナー収容部(粉体収容部)66と、トナー収容部66内のトナーを供給先であるサブホッパへ排出するための排出部67によって構成されている。
図5(b)に示すように、開口保持部材68は、短筒状の挿入部68aと、フランジ状の連結部68bとが一体成型されて構成されている。図5(c)に示すように、挿入部68aは、トナー収容部66の開口部66aに挿入可能となっている。本実施形態では、トナー収容部66と開口保持部材68とを熱容着にて接着するようにしているが、接着剤等により接着してもよい。また、熱容着する際に、挿入部68aの挿入箇所を図5(c)の上下方向から抑えやすいように、挿入部68aの外形は略六角形状に形成されている。
図6(b)に示すように、排出部67の両側面にはそれぞれ凹部67fが設けられている。一方、各凹部67fに対応する引出トレイ62の部位には、凸部62aが設けてあり、各凸部62aは対応する凹部67f内に挿入可能となっている。また、トナー収容部66の排出部67側とは反対側の端部には、相手側の係止部に係止される被係止部としての孔部66bが形成されている。一方、孔部66bに対応する引出トレイ62の部位には、係止部としてのフック状の引っ掛け部62bが設けられている。
図7に示すように、固定部63は、サブホッパ64の上部に接続された本体部70と、本体部70の上部に取り付けられた固定アーム71と、固定アーム71と本体部70とに渡って取り付けられたバネ部材72と、固定アーム71よりも下方で本体部70に取り付けられたシャッタ開放部材73を有している。なお、固定アーム71、バネ部材72及びシャッタ開放部材73は、それぞれ、図の手前側と奥側に1つずつ設けられている。
以上のようにして、トナーカートリッジ61の固定部63への固定が完了する。
図8に示すように、引出トレイ62は、上記トナーカートリッジ61の両側面を支持する一対の側壁62cと、トナーカートリッジ61を載置する載置面62dとを有する。各側壁62cの図の手前側の端部には、上記本体側フレーム65に取り付ける際に主基準となる主基準軸62eが配設されている。なお、本実施形態では、この主基準軸62eは、後述のトナー搬送装置に駆動力を伝達する伝達ギヤ74の支軸として用いられている。また、各側壁62cの図の奥側の端部には、それぞれ本体側フレーム65に取り付ける際に従基準となる従基準軸62fが1つずつ配設されている。
図9に示すように、本体側フレーム65は、引出トレイ62の引出方向X1及び収容方向X2に伸びる一対のガイドレール65aを有する。また、各ガイドレール65aの上端縁は、引出トレイ62の両側壁62cに形成された溝62g内に挿入されている。これにより、引出トレイ62はガイドレール65aに沿って引出方向X1と収容方向X2とに移動可能に構成されている。
図15に示すように、脚部材82は、上記引出トレイ62の載置面62dに当接しており、この載置面62dに沿って送出方向Z1と戻り方向Z2に往復移動可能となっている。すなわち、載置面62dは、脚部材82をガイドするガイド面としての機能も有する。上記のように、送出部材81と脚部材82は捩りコイルバネによって互いに開くように付勢されているが、脚部材82は、載置面62dに当接することによって水平方向に配設された状態で支持されている。一方、送出部材81は、水平方向に支持されている脚部材82に対して送出方向Z1(排出部67側)へ回動して開くように付勢されているが、図示しないストッパー等の規制部が前記捩りコイルバネの付勢力に抗して送出部材81の開く方向への回動を規制している。これにより、送出部材81は載置面62dに対して起立した状態(図の実線で示す状態)となるように支持されている。このように、載置面62dと規制部とによって、送出部材81が載置面62dに対して所定の起立した状態となるように、送出部材81と脚部材82とが成す開き角度は所定の角度αに保持されている。
以下、図16と図17に基づき、送出部材81を起立した状態と倒れた状態とに切り換える切り換え動作について説明する。
なお、図18の(a)(b)(c)では、それぞれトナーカートリッジ61が引出トレイ62に装着され、さらに、その引出トレイ62が装置本体内に収容された状態となっている。従って、この状態で装置本体側の駆動装置からベルト部材83に駆動力が伝達可能となっており、送出部材81を往復移動させ得る状態となっている。
この場合、送出部材81は捩りコイルバネの付勢力を受けて起立した状態となっている。これにより、トナー収容部66の下面は、起立した送出部材81によって内側へ押し込まれた状態となっている。そして、送出部材81がトナー収容部66を内側へ押し込んだ状態で送出方向Z1に移動することにより、内部のトナーTは送出部材81によって押されて排出部67側へ移動させられる。そして、排出部67側へ移動させられたトナーTは、慣性力と重力によって排出部67から下方へ排出される。また、本実施形態では、排出部67に微小な振動を付与する図示しない振動付与手段が設けられており、この振動付与手段によって排出部67に微小な振動を付与することで、排出部67からのトナーTの排出が促進される。
図18(b)に示すように、トナー収容部66内にトナーTが大量に存在する箇所では、トナーTが詰まっていることでトナー収容部66が硬くなっていると共に、トナーTの重量で重くなっている。このため、図18(b)に示すように、送出部材81は倒れた状態となり、トナー収容部66に対する送出部材81の押し込み量が少なくなる。そして、送出部材81は、トナーTが大量に存在する箇所では倒れた状態のまま送出方向Z1に移動する。その後、送出部材81が排出部67付近のトナーTの比較的少ない位置に達すると、図18(c)に示すように、送出部材81は起立した状態となることで、送出部材81の押し込み量が多くなる。このように、排出部67付近で送出部材81が起立して押し込み量が多くなることにより、排出部67付近の動かし易いトナーTから順次排出される。
トナー収容部66内のトナーが無くなった場合は、上記引出トレイ62を引き出し、トナー収容部66を排出部67と一体的に(トナーカートリッジ61として)引出トレイ62から取り出す。ここでのトナーカートリッジ61の取り外し方法は、図6及び図7において上記説明した通りである。
図20に示すように、トナー収容部66と排出部67との間に遮蔽部材16を挿入した状態では、遮蔽部材16は、排出部67に設けられた弾性部材69とトナー収容部66に設けた開口保持部材68との間に介在している。遮蔽部材16を挿入する前、弾性部材69は対向する開口保持部材68の端面に当接しているが(図示省略)、遮蔽部材16を挿入すると、それに伴い弾性部材69は弾性変形(圧縮)して遮蔽部材16が弾性部材69と開口保持部材68の端面との間に介在する。
図22(a)に示すように、新品のトナー収容部66の開口保持部材68には、シート状のシール部材17が設けられており、このシール部材17によってトナー収容部66の開口部66aが封止されている。シール部材17は、開口保持部材68の開口周縁部に接着剤によって剥離可能に貼り付けられている。また、シール部材17の図の上部には、遮蔽部材16と同様に、後でシール部材17を除去する際に指等を引っ掛けるための孔部17aが設けてある。
図23に示すように、トナー収容部66を排出部67に取り付けた状態では、遮蔽部材16とシール部材17とが、弾性部材69を介して排出部67とトナー収容部66とで挟まれた状態となっている。
16 遮蔽部材
16a 孔部
17 シール部材
17a 孔部
66 トナー収容部(粉体収容部)
66a 開口部
67 排出部
67a 導入口
69 弾性部材
81 送出部材
T トナー(粉体)
Claims (8)
- 粉体を収容すると共に少なくとも一部が変形可能な粉体収容部と、当該粉体収容部の長手方向の一端部に設けられた開口部から供給される粉体を導入口から内部へ導入して供給先へと排出するための排出部とを備えた粉体収容器において、
前記排出部の前記導入口の周縁部に弾性部材を設けると共に、前記粉体収容部に前記開口部を封止するシール部材を設け、当該シール部材を前記弾性部材を介して前記排出部と前記粉体収容部とで挟まれた状態から前記粉体収容部の長手方向と交差する方向に除去可能に構成し、
前記粉体収容部と前記排出部とを分離可能に構成すると共に、前記粉体収容部を前記排出部へ着脱する際、前記粉体収容部を前記排出部に対して下方から取り付け及び下方へ離脱するように構成したことを特徴とする粉体収容器。 - 前記シール部材が前記排出部と前記粉体収容部との間に挟まれている状態で、当該シール部材の露出する部分に引っ掛け用の孔部を形成した請求項1に記載の粉体収容器。
- 前記シール部材を前記排出部と前記粉体収容部との間から除去する方向を、前記排出部から前記粉体収容部を離脱させる方向と同方向となるように構成した請求項1又は2に記載の粉体収容器。
- 前記シール部材が前記排出部と前記粉体収容部との間に介在しない状態で、前記排出部と前記粉体収容部との間に挿入して前記排出部の前記導入口を遮蔽する遮蔽部材を備える請求項1から3のいずれか1項に記載の粉体収容器。
- 前記遮蔽部材を前記排出部と前記粉体収容部との間に挿入した状態で、当該遮蔽部材の露出する部分に引っ掛け用の孔部を形成した請求項4に記載の粉体収容器。
- 前記遮蔽部材を前記排出部と前記粉体収容部との間に挿入した後、前記シール部材が前記排出部と前記粉体収容部との間に挟まれた状態で、前記シール部材と前記遮蔽部材のそれぞれの露出する部分に形成された引っ掛け用の孔部を互いに同じ位置に配設するように構成した請求項5に記載の粉体収容器。
- 粉体を収容すると共に少なくとも一部が変形可能な粉体収容部と、当該粉体収容部の開口部から供給される粉体を導入口から内部へ導入して供給先へと排出するための排出部と、前記粉体収容部の変形可能な部分を内側へ押し込んだ状態で前記排出部側へ移動して粉体を排出部へ送り出す送出部材とを備えた粉体搬送装置において、
請求項1から6のいずれか1項に記載の粉体収容器を備えたことを特徴とする粉体搬送装置。 - 請求項7項に記載の粉体搬送装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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