JP3548402B2 - トナー補給容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、静電式複写機、プリンター等の画像形成装置の現像装置に現像剤を補給するために用いられる現像剤(以下、トナーとする)補給容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、静電式複写機、プリンター等の画像形成装置には現像剤として粉末トナーが使用されている。装置本体のトナーが消費された場合には、トナー補給容器を用いて現像装置のホッパーへトナーを補給することが行なわれている。トナー補給容器は一般に合成樹脂等で作られた円筒状もしくは直方体状の容器本体と、容器本体からトナーを現像装置のホッパーに供給するための開口部と、容器本体内部から開口部に向けてトナーを搬送する撹拌搬送部材と、開口部を封止するシール部材によって構成されている。
【0003】
トナーは微細な粉末であるため、トナー補給作業時にトナーが飛散してオペーレーターや周囲を汚すといった問題があった。このため、トナー補給容器を画像形成装置本体の内部に据え置いて、小さな開口部から少量ずつトナーを排出する方式が提案、実用化されている。特公平7−113796号公報に開示されているトナー補給容器は全体が略円筒形であり、その一端部の円筒面には比較的小さなトナー排出用の開口が設けられている。容器内部には螺旋状のトナー撹拌搬送部材が設けられ、容器の端部壁面を貫通して容器外部より駆動を伝達する構成になっている。このトナー補給容器は画像形成装置本体内に装着したまま使用され、装置本体側からの駆動によりトナー撹拌搬送部材を回転させることで図中右方へトナーを搬送し、開口部から少量ずつトナーを落下、排出するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は従来の技術を更に発展させたものである。
【0005】
本発明は、以上のような問題に鑑みてなされたものであり、第一の目的は、画像形成装置本体内に据え置かれるタイプのトナー補給容器において、トナーの粗粒が発生しにくいトナー補給容器を提供することにある。第二の目的は、容器形状選択の自由度が比較的高く、効果的にトナーを搬送できるトナー補給容器を提供することにある。第三の目的は大容量化に対応できるトナー補給容器を提供することにある。第四の目的は再利用しやすいトナー補給容器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は以下に述べる構成をとる。
【0007】
本発明の発明は、画像形成装置の装着部にセットされてトナーを補給するトナー補給容器であって、トナーを収納する容器本体と、前記容器本体に設けられたトナー排出口と、を有するトナー補給容器において、前記容器本体の少なくとも一部に内側に向かって変形自在な伸縮部を設け、前記装着部に設けられた凸部によって変形した前記伸縮部の領域を前記トナー排出口に向けて繰り返し移動させることによりトナーを排出可能に構成したことを特徴とするトナー補給容器である。
【0008】
また、本発明は、前記容器本体の底面に前記伸縮部を設けたことを特徴とする第1の発明に記載のトナー補給容器である。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明を適用した実施の形態のトナー補給容器について図1〜図6に基づいて説明する。
【0014】
〔実施の形態1〕
{全体構成}
図9は本発明のトナー補給容器の装着部を有する画像形成装置の断面図である。
【0015】
原稿101は原稿台ガラス102の上に置かれ、光学部103の複数のミラーとレンズにより感光体ドラム104上に原稿の情報が結像するように配置される。給紙カセット105〜108に積載された用紙Pのうち、不図示の操作部から使用者が入力した情報もしくは原稿101の紙サイズから最適な給紙カセット105〜108を選択する。そして、給紙、分離装置105A〜108Aにより、搬送された1枚の紙を搬送部109を経由して、レジストローラ110まで搬送し、感光体ドラム104の回転と、光学部103のスキャンのタイミングと同期させて、用紙Pを転写・分離帯電器111,112に送り用紙Pの背面より感光体ドラム104上のトナー像と逆極性の電圧を加えて用紙Pにこのトナー像を転写して分離し、搬送部113によりこの用紙Pは定着部114へ送られ、定着部114で熱と圧により、用紙P上のトナーを定着させたあと、
1)片面コピーの場合 排紙反転部115を通過し、排紙ローラ116により、排紙トレー117へと排出される。
2)両面コピーの場合 排紙反転部115のフラッパー118の制御により、用紙Pは再給紙搬送路119,120を搬送され、レジストローラ110まで搬送し、前記と同様に画像形成、搬送、定着部を通り、今度は排紙トレー117上に排出される。
3)多重コピーの場合 排紙反転部115を通り、一度排紙ローラ116により用紙Pの一部を機外へ排出し、用紙Pの終端がフラッパー118を通過し、排紙ローラ116にまだ挟持されているタイミングに前記フラッパー118を制御し前記排紙ローラ116を逆回転させ用紙Pを再度機内へ搬送し、再給紙搬送路119,120を搬送されレジストローラ110まで搬送し、前記と同様に画像形成、搬送、定着部を通り、今度は排紙トレー117上に排出される。
【0016】
上記構成の画像形成装置において、感光体ドラム104の回りには現像器201、クリーニング器202、一次帯電器203等の装置が配置されている。この画像形成部では一次帯電器203により図に示すように回転する感光体ドラム104が一様に帯電され、光学部103により、感光体ドラム104に潜像が形成される。そして現像器201は原稿101の情報を光学部103により、感光体ドラム104に静電潜像として結像した情報を顕在化するためにトナーを前記感光体ドラム104上に吸着させるのにトナーを供給しており、前記現像器201へトナーを補給するためのトナー補給容器1が本体内部から機外へと着脱可能に設けられている。トナー補給容器1は図10、図11に示すようにトナー補給装置カバー121を矢印a方向に不図示のヒンジを中心に回転移動させ開けることにより、装着部100が見える。この装着部100内へトナー補給容器1を矢印b方向へ挿入し、トナー補給装置のカバー121を閉める。このトナー補給容器1の装着部100内にはトナー補給容器1の一部を変形させる手段が設けられている。
【0017】
{トナー補給容器基本構成}
図1に本発明の実施の形態のトナー補給容器1の斜視図を示す。図1において、中空の容器本体10の一端側の側壁1bの下部にはトナー排出口1aを有する。また図1の符号2(斜線部)は、容器本体10の底面部1cに設けられた伸縮する部位である。
【0018】
容器本体10および伸縮部2はプラスチックを射出成形、ブロー成形、インジェクションブロー成形等の方法で製造するのが好ましいが、他の材料あるいは製造方法であっても良い。また、容器本体10あるいは伸縮部2は一体的に形成するのが好ましいが、2部品あるいはそれ以上の部分に分割し、それらを溶着、接着等の手段で一体化する方法を採用してもよい。
【0019】
{伸縮する部位の材質と厚さ}
伸縮部2の容器本体10と別部材にした場合、その部材の候補として、フィルムあるいはシート状の天然、シリコン等のゴム、各種エラストマー等が挙げられる。厚さは50μm〜300μm程度が望ましい。部材の厚さが薄すぎると、輸送中の破れによるトナー漏れが発生する可能性がある。また、逆に厚すぎると部材の反発強度が増大し、画像形成装置本体13内の駆動系に過大な負担をかける、あるいは効果的にトナーが搬送できなくなる可能性がある。
【0020】
{伸縮性を有する部材の容器本体への取り付け方法}
伸縮部2を容器本体10と別部材とした場合、伸縮性を有する部材を容器本体10に固着する必要がある。固着の方法として、i)容器本体10に直接固着する方法、また、ii) 容器本体10に挟み込む方法が考えられる。
i)容器本体10に直接固着する場合、伸縮性を有する部材を接着剤あるいは両面テープ等を用いて容器本体10の所定の位置に取り付けて両者を一体化する。
ii) 容器本体10に挟み込む場合、容器本体10の伸縮性を有する部材の取り付け部近傍を2部品あるいはそれ以上の部分に分割し、伸縮性を有する部材を挟み込むように容器本体10と伸縮性を有する部材を溶着、接着等の手段で一体化する。
i),ii) いずれの方法を採用した場合も、伸縮性を有する部材は容器本体10からはみ出さないよう固着するのが好ましい。つまり伸縮性を有する部材が容器本体10からはみ出してしまった場合、容器本体10を画像形成装置本体13内にセットする際にスムーズにセットできない、あるいは伸縮性を有する部材が引っ掛かって破れてしまう可能性があるためである。
【0021】
{トナー充填方法}
容器本体10内部にトナーT(不図示)を充填し、トナー排出口1aを封止部材(不図示)で封止してトナー補給容器1は完成する。トナーTはトナー排出口1aより充填しても良いし、容器本体10の任意の箇所にトナー充填口(不図示)を設けてそこより充填し、充填後にキャップ等によりこれを密閉してもよい。あるいは、トナー容器本体10と伸縮部2を2つまたはそれ以上に分割し、トナーT充填後に接合しトナー補給容器1を形成するようにしてもよい。また、封止部材は従来公知の種々の形態ものが利用可能である。封止部材の外周をトナー排出口1aの大きさよりも適当量大きくし、封止部材をトナー排出口1aに圧入嵌合して、これを密閉する方法が最も一般的な方法である。封止部材はプラスチックを射出成形し製造するのが好ましいが、他の材料あるいは製造方法であっても良い。前記のように、トナー排出口1aに封止部材を圧入嵌合してこれを密閉する方法の場合には、封止部材に適度な弾性が必要とされるため、材料として低密度ポリエチレンが最も好ましく、次いでポリプロピレン、ナイロン、高密度ポリエチレン等が利用できる。また、前記の材料を用いて、容器本体10と封止部材にそれぞれお互いに対応するねじ部を設けてねじ込んで密閉するようにしてもよい。
【0022】
以上のとおり、トナー補給容器1の組立およびトナー充填は極めて簡便であり、組立工数も少なくて済む。
【0023】
{画像形成装置への装着}
前記のように組み立てられたトナー補給容器1の画像形成装置本体13への装着方法は以下のとおりである。まず、オペレーターは不図示の封止部材を取り外してトナー排出口1aを開放し、トナー補給容器1を画像形成装置本体13のトナー補給容器1の装着部100の所定の位置に載置する。画像形成装置本体13内にトナー補給容器1を図2の姿勢で保持できる不図示のホルダーを設け、該ホルダーにトナー補給容器1を装着できる構成にすれば、トナーを飛散させることなく確実な装着が可能となる。なお、ホルダーにトナー補給容器1を装着した状態で、トナー排出口1aが現像装置201のホッパー201aにのぞんだ画像形成装置本体13の所定の位置に係合し、かつその周辺部が密閉されるよう構成するのが好ましい。
【0024】
また、トナー排出口1aの封止部材はオペーレーター自身が取り外すのではなく、画像形成装置本体13内の構成で脱着が考えられる。例えば、トナー補給容器1を画像形成装置本体13の装着部100内に載置したのち、レバー操作等によって封止部材の脱着が可能となれば、トナー補給容器1の交換に伴うオペレーターへの負担が軽減される。また、使用済のトナー補給容器1のトナー排出口1aは確実に封止された状態で画像形成装置本体13内から取り外されるので、オフィス環境を汚すことなくトナー補給容器交換が可能となる。
【0025】
{トナー排出方法}
図2に本発明の実施の形態のトナー補給容器1を画像形成装置本体13内にセットした状態の側断面図を示す。画像形成装置本体13内の装着部100に設けられたトナー送り出し部材の凸部3は画像形成装置本体13内の駆動源(不図示)と連動しており、図中矢印A,B,C各々の方向に自在に移動する。凸部3は伸縮部2と滑らかに摺動する部材であることが好ましい。また、凸部3の角度(図中記号d及びe)は共に90°以下で、その大きさがd>eであり、更に、dは容器本体10に充填されるトナーの安息角より大きく、eは同トナーの安息角よりも小さいことが望ましい。この凸部3は図2の断面で図2の紙面に直交して容器本体10の幅程度の長さを有する。
【0026】
トナーは、
▲1▼ 凸部3が伸縮部2の容器本体10の内面側に喰い込み、トナー排出口1aに向けて(図中矢印A方向)移動する
▲2▼ トナー排出口1a付近に達した凸部3は、伸縮部2に喰い込まないようその位置を下げ(図中矢印C下向き)、トナー排出口1aから退行(図中矢印B方向)する
▲3▼ 次に凸部は矢印B方向へ戻る。
▲4▼ 再び矢印C上向きに凸部3は容器本体10へ喰い込む。
ことによって容器本体10から排出される。▲1▼〜▲4▼の動作を繰り返すことによってトナーがトナー排出口1aから連続的に排出される。この場合、凸部3の伸縮部2の容器本体10内面側への喰い込み量(図中h)、あるいは凸部3の移動速度を調整することでトナー排出量をコントロールすることができる。
【0027】
また、トナーの送り出し機構として、凸部3の往復運動ではなく、図3、図4に示したような機構を画像形成装置内に設けることも考えられる。つまり、図3に示したように多数の凸部3を設けたベルト4cをプーリ4a,4bに巻掛けてプーリ4a,4bを回転させることによって凸部3を常に矢印A方向に移動してトナーを送り出す方法、あるいは図4に示したように枠体5aに回転軸5bを回転自在に支持し、回転軸5bに夫々固定した複数個のコロ5をそれぞれの位相をずらせて回転軸5bを回転させることによってトナーを送り出す方法等が考えられる。何れの場合も、これらのベルト装置又はコロ送り装置の全長とほぼ一致する全長を容器本体10は有するのが適当である。これらベルト装置(図3)又はコロ送り装置(図4)はトナー補給容器1の長手方向(トナー排出口1aが向いている方向)にトナー補給容器本体10の底部側に凸部3,5が干渉するように配設される。
【0028】
{容器の再生}
使用済のトナー補給容器1を回収し、再生利用する場合を考える。トナー排出口1aの封止部材を取り外すことで基本的な分解作業は完了する。容器本体10、封止部材それぞれを清掃し、再び組み立てて所定量のトナーを充填すれば再利用可能となる。この際、いずれの部品も損耗する部分がないため、基本的に交換を要する部品がなく、部品の再利用率が高い。
【0029】
{排出実験}
以上、上記した構成の容器を用いてトナーの排出実験を行なった。容器本体10はABS製で、長さ×幅×高さは250×40×60(mm)とした(有効体積600cc)。伸縮部2に用いる伸縮性を有する部材として厚さ100μmのシリコンゴムフィルムを用い、両面テープを用いて容器本体10に貼着することで作成した。容器本体10にカラー(イエロー)トナー300gを充填し、凸部3の移動速度を20往復/分に設定してトナー排出を行なった。また、凸部3の容器本体10内面側への喰い込み量は20mmとした。
【0030】
その結果、安定したトナー排出性(単位時間当たりのトナー排出量)が得られ、排出終了後のトナー補給容器1内の残トナー量は10g程度であった。
【0031】
次に、凸部3のトナー補給容器本体10内面側への喰い込み量を20mmで固定し、凸部3の移動速度を20〜60往復/分で順次変動させて排出性の変化を確認した結果、移動速度の上昇と共に単位時間当たりのトナー排出量が増加した。このことから、凸部3の移動速度を制御することで、単位時間当たりトナー排出量をコントロールすることが可能であることがわかる。
【0032】
さらに、凸部3の移動速度を20往復/分で固定し、凸部3の容器本体10内面側への喰い込み量を20〜60mmで順次変動させて排出性の変化を確認した結果、喰い込み量の増加と共に単位時間当たりのトナー排出量が増加した。このことから、凸部3の容器本体10内面側への喰い込み量を制御することで、単位時間当たりのトナー排出量をコントロールすることが可能であることがわかる。
【0033】
さらに、トナーがトナー補給容器内で固まった場合を想定し、トナーを充填したトナー補給容器をタッピングした後、排出実験を行なった。タッピングは、トナーを充填した容器を、排出を行なう姿勢でタッピング台に固定し、タッピング台を高さ10mm、振動数2Hzで連続して1000回自由落下させて行なった。その結果、トナー排出性、トナー補給容器内残トナー量ともタッピングを行なわなかった場合と同様の結果が得られ、前記構成のトナー補給容器を用いて、固まったトナーを崩しながら効果的にトナーが排出できた。
【0034】
実験後、トナー補給容器から排出されたトナーを篩(目の開き75μm、SUS製)を用いて粗粒の発生量を確認したが、いずれの条件の場合も新品のトナーとの有意差が観察されなかった。
【0035】
〔実施の形態2〕
図5、図6に、本発明の実施の形態2のトナー補給容器1の斜視図および側面図を示す。本実施の形態では、実施の形態1で示したトナー補給容器本体の底面部1cに加え、側面部1dにも伸縮性を有する部材を追加した構成となっている。側面部1dにおける伸縮性を有する部材の高さは、トナー補給容器本体10のトナー排出口1aの反対側の容器本体10の奥側では容器本体10の天面1e付近まで伸びており、トナー排出口1aに近付くにしたがって高さが低くなっている。
【0036】
凸部3を図6中の矢印fのように移動し、側面部1dにも伸縮性を有する部材を追加した他は実施の形態1で述べたものと同様の構成の容器本体10を用いてトナー排出実験を行なった。
【0037】
その結果、安定したトナー排出性が得られ、排出終了後のトナー補給容器内の残トナー量も5g程度であり、実施の形態1と比較して減少した。また、排出初期の単位時間当りのトナー排出量が、実施の形態1と比較して1.3倍程度に増加した。これは容器本体10の奥側での凸部3の容器本体10の内面側への喰い込み量が増加したためであると考えられる。
【0038】
実施の形態1と同様、凸部3の移動速度を変動させて排出性の変化を確認した結果、移動速度の上昇と共に単位時間当たりのトナー排出量が増加した。このことから、凸部3の移動速度を制御することで、単位時間当たりのトナー排出量をコントロールすることが可能であることがわかる。
【0039】
さらに、実施の形態1と同様、トナーを充填したトナー補給容器1を1000回タッピングした後、排出実験を行なった。その結果、トナー排出性、トナー補給容器内残トナー量ともタッピングを行なわなかった場合と同様の結果が得られた。
【0040】
実験後、トナー補給容器1から排出されたトナーを篩(目の開き75μm、SUS製)を用いて粗粒の発生量を確認したが、いずれの条件の場合も新品のトナーとの有意差は観察されなかった。
【0041】
〔実施の形態3〕
図7、図8に、本発明の実施の形態3のトナー補給容器1の斜視図および側面図を示す。本実施の形態では、実施の形態2と比較して、側面部1dの伸縮性を有する部材の面積を拡大した構成となっている。側面部1dにおける伸縮性を有する部材の高さは、容器本体10の奥側からトナー排出口1a付近まで容器本体10の天面1e付近まで伸びている。
【0042】
凸部3を図8中の矢印g1のように容器本体10の奥側で上昇し、矢印g2のようにトナー排出口1a方向へ移動し、トナー排出口1aの手前で矢印g3のように下降させ、凸部3を下った状態で元の奥側へ戻すスケヤー運動を行うように移動し、側面部1dの伸縮性を有する部材の面積を拡大した他は実施の形態2で述べたものと同様の構成の容器本体10を用いてトナー排出実験を行なった。
【0043】
その結果、安定したトナー排出性が得られ、排出終了後の容器本体10内の残トナー量も2g程度であり、実施の形態1,2と比較して減少した。また、排出初期の単位時間当りのトナー排出量が、実施の形態1と比較して1.5倍程度に増加した。これは容器本体10の奥側からトナー排出口1a付近にかけて凸部3の容器本体10内面側への喰い込み量が増加したためであると考えられる。
【0044】
実施の形態1と同様、凸部3の移動速度を変動させて排出性の変化を確認した結果、移動速度の上昇と共に単位時間当たりのトナー排出量が増加した。このことから、凸部3の移動速度を制御することで、単位時間当たりのトナー排出量をコントロールすることが可能であることがわかる。
【0045】
さらに、実施の形態1と同様、トナーを充填したトナー補給容器1を1000回タッピングした後、排出実験を行なった。その結果、トナー排出性、トナー補給容器内残トナー量ともタッピングを行なわなかった場合と同様の結果が得られた。
【0046】
実験後、トナー補給容器1から排出されたトナーを篩(目の開き75μm、SUS製)を用いて粗粒の発生量を確認したが、いずれの条件の場合も新品のトナーとの有意差は観察されなかった。
【0047】
〔実施の形態4〕
本発明の実施の形態4では図7、図8に示したトナー補給容器1を用い、トナー送り出し部材として図2に示した凸部3形状の部材ではなく、容器本体10の幅より若干広い円柱を使用した。即ち、凸部3として断面が円形である。
【0048】
円柱形状のトナー送り出し部材を図8中の矢印gのように移動した他は実施の形態3で述べたものと同様の構成のトナー補給容器1を用いてトナー排出実験を行なった。
【0049】
その結果、安定したトナー排出性が得られた。但し、排出終了後のトナー補給容器内の残トナー量は、実施の形態3と比較して増加し、5g程度となった。これは、円柱形状のトナー送り出し部材を用いることによってトナー排出口1a付近でのトナーの押しきりが、凸部3形状の部材と比較して、減少するためであると考えられる。また、排出初期の単位時間当たりのトナー排出量は実施の形態1と比較して同程度であった。
【0050】
実施の形態1と同様、円柱形状のトナー送り出し部材の移動速度を変動させて排出性の変化を確認した結果、移動速度の上昇と共に単位時間当たりのトナー排出量が増加した。このことから、円柱形状のトナー送り出し部材の移動速度を制御することで、単位時間当たりのトナー排出量をコントロールすることが可能であることがわかる。
【0051】
さらに、実施の形態1と同様、トナーを充填したトナー補給容器を1000回タッピングした後、排出実験を行なった。その結果、トナー排出性、トナー補給容器内残トナー量ともタッピングを行なわなかった場合と同様の結果が得られた。
【0052】
実験後、トナー補給容器1から排出されたトナーを篩(目の開き75μm、SUS製)を用いて粗粒の発生量を確認したが、いずれの条件の場合も新品のトナーとの有意差は観察されなかった。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明により下記の効果がある。
【0054】
画像形成装置本体に据え置かれるタイプのトナー補給容器において、
(1)トナーの粗粒が発生しにくいトナー補給容器提供できる。
(2)容器本体の形状選択の自由度が比較的高く、効果的にトナーを搬送できるトナー補給容器を提供できる。
(3)大容量化に対応できるトナー補給容器を提供できる。
(4)再利用しやすいトナー補給容器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のトナー補給容器の斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態1のトナー補給容器のトナー排出原理を示す容器断面図である。
【図3】本発明の実施の形態のトナー送り出し部材の側面図である。
【図4】本発明の実施の形態のトナー送り出し部材の側面図である。
【図5】本発明の実施の形態2のトナー補給容器の斜視図である。
【図6】本発明の実施の形態2のトナー補給容器の側面図である。
【図7】本発明の実施の形態3のトナー補給容器の斜視図である。
【図8】本発明の実施の形態3のトナー補給容器の側面図である。
【図9】電子写真画像形成装置の縦断面図である。
【図10】図9の外観斜視図である。
【図11】図9の外観斜視図である。
【符号の説明】
T…トナー
1…トナー補給容器 1a…トナー排出口 1b…側壁 1c…底面部 1d側面部 1e…天面
2…伸縮部
3…凸部
4a,4b…プーリ 4c…ベルト
5…コロ(凸部) 5a…枠体 5b…回転軸
10…容器本体
13…画像形成装置本体
100…装着部
101…原稿
102…原稿台ガラス
103…光学部
104…感光体ドラム
105…給紙カセット 105A…給紙・分離装置
106…給紙カセット 106A…給紙・分離装置
107…給紙カセット 107A…給紙・分離装置
108…給紙カセット 108A…給紙・分離装置
109…搬送部
110…レジストローラ
111…転写帯電器
112…分離帯電器
113…搬送部
114…定着部
115…排紙反転部
116…排紙ローラ
117…排紙トレー
118…フラッパー
119…再給紙搬送路
120…再給紙搬送路
121…トナー補給装置カバー
200…現像装置
201…現像器 201a…ホッパー
202…クリーニング器
203…一次帯電器

Claims (2)

  1. 画像形成装置の装着部にセットされてトナーを補給するトナー補給容器であって、トナーを収納する容器本体と、前記容器本体に設けられたトナー排出口と、を有するトナー補給容器において、
    前記容器本体の少なくとも一部に内側に向かって変形自在な伸縮部を設け、前記装着部に設けられた凸部によって変形した前記伸縮部の領域を前記トナー排出口に向けて繰り返し移動させることによりトナーを排出可能に構成したことを特徴とするトナー補給容器。
  2. 前記容器本体の底面に前記伸縮部を設けたことを特徴とする請求項1に記載のトナー補給容器。
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