JP5748917B2 - 電動式駆動装置および電動式駆動装置の製造方法 - Google Patents

電動式駆動装置および電動式駆動装置の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、車両のステアリングに対して補助トルクを出力する電動モータと、電動モータを駆動制御する制御装置とを備えた電動式駆動装置であって、例えば、電動式パワーステアリング装置に用いられる電動式駆動装置および電動式駆動装置の製造方法に関するものである。
車両のステアリングに対して補助トルクを出力する電動モータと、電動モータを駆動制御する制御装置とを備えており、制御装置が電動モータに取り付けられた従来の電動式駆動装置が知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
特許文献1に記載の電動式パワーステアリング装置においては、制御装置である制御ユニットが、電動モータの回転軸の軸線上に配置されて、電動モータに固定されている。この際、電動モ−タの給電部と制御ユニットの接合部は、ハウジング、またはケ−ス、あるいは両方に設けられた開口部を通して、ハウジング内、またはケ−ス内でネジを用いて接合されている。
また、特許文献2に記載の電動式パワーステアリング装置においても、特許文献1と同様に、制御装置が電動モータの回転軸の軸線上に配置されて、電動モータに固定されている。ただし、この引用文献2においては、制御装置と電動モータとの組み込み工程時に、電動モータから制御装置に向かって回転軸の軸線方向と平行に伸延させたモータ端子が、モータ端子の伸延線上に設けられた制御装置出力端子に圧入されることで、圧接状態となり、電動モ−タの給電部と制御装置との接合が行われる。
特開2009−248754号公報 特開2011−217466号公報
しかしながら、従来技術には、以下のような課題がある。
特許文献1に記載の電動式パワーステアリング装置に用いられる電動式駆動装置では、電動モータの給電部と制御装置の接合部とを電気的に接続するネジが必要になる。また、ネジを用いて接合するためには、ネジの配置スペース、およびネジ締結用ツールの挿入スペースも必要になる。その結果、部品点数および組立工数が増加して、コストが高くなるとともに、装置が大型化するという問題点があった。
また、特許文献1の電動式駆動装置においては、開口部から、ネジ締結用ツールを用いてネジを接合することで、給電部と接合部が接合される。このため、外部からの異物(塵埃、水滴等)が、この接合部位に侵入して、接合部位の絶縁性が確保できなくなるおそれがあった。また、接合部位に水滴が付着することで、錆が生じて、導電率が低下するおそれがあった。
そして、この接合部位の絶縁性、防水性を確保するためには、ネジ締結後、さらに、カバーを用いて、ネジ締結用ツールの挿入口を塞ぐ必要がある。これにより、部品点数および組立工数がさらに増加し、コストもさらに高くなるという問題点があった。
一方、特許文献2に記載の電動式パワーステアリング装置に用いられる電動式駆動装置では、制御装置出力端子の支持方法が片持ちとなっており、制御装置出力端子にモータ端子を圧入すると、圧入荷重により、制御装置出力端子の変形を生じる。このため、装置の組立性が悪く、かつ、装置の信頼性が低下するという問題点があった。
また、特許文献2の電動式駆動装置においては、部品の寸法ばらつき、組み立て誤差により、制御装置出力端子の変形量にばらつきを生じる。このため、装置の品質が安定せず、信頼性が低下するという問題点もあった。さらに、制御装置出力端子が宙に浮いた状態となるため、端子からの放熱が不十分となり、モータ性能が低下するという問題があった。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、電動モータと制御装置とを備えた電動式駆動装置および電動式駆動装置の製造方法において、電動モータと制御装置との接合に関し、部品点数および組立工数を削減し、かつ信頼性の高い電動式駆動装置および電動式駆動装置の製造方法を得ることを目的とするものである。
本発明に係る電動式駆動装置は、電動モータと、電動モータの回転軸の軸線上に配置され、電動モータを駆動制御する制御装置とを備えた電動式駆動装置であって、電動モータは、制御装置に向かって回転軸の軸線方向と平行に延出し、制御装置側の端部に形成されたスリットを有するモータ端子を含み、制御装置は、電動モータの電流切り替えを行う半導体スイッチング素子と、半導体スイッチング素子の発熱を放熱するヒートシンクと、モータ端子の延出線上に設けられ、半導体スイッチング素子およびモータ端子と電気的に接続されたモータ接続端子と、モータ接続端子を保持する絶縁性部材とを含み、モータ端子に形成されたスリットでモータ接続端子を挟み込むことにより、モータ端子がモータ接続端子に圧入された状態で固定され、絶縁性部材は、回転軸の軸線と略平行に伸び、内周側にモータ端子が配置されることでモータ接続端子に対するモータ端子の位置を矯正する樹脂壁を有し、ヒートシンクに固定されているものである。
また、本発明に係る電動式駆動装置の製造方法は、絶縁性部材をヒートシンクに固定するステップと、樹脂壁に沿ってモータ端子を挿入していくことで、モータ接続端子に対するモータ端子の位置を矯正するステップと、モータ端子に形成されたスリットでモータ接続端子を挟み込むことにより、モータ端子をモータ接続端子に圧入された状態で固定するステップとを備えるものである。
本発明によれば、電動モータの給電部と制御装置の接合部とを電気的に接続するネジを不要とし、モータ端子とモータ接続端子を圧入固定する際の荷重をヒートシンクで支え、さらに、モータ接続端子が絶縁性部材を介してヒートシンクに固定され、かつ、モータ端子にて加圧保持されることにより、電動モータと制御装置とを備えた電動式駆動装置において、電動モータと制御装置との接合に関し、部品点数および組立工数を削減し、かつ信頼性の高い電動式駆動装置および電動式駆動装置の製造方法を得ることができる。
本発明の実施の形態1に係る電動式駆動装置の断面図である。 本発明の実施の形態1に係る電動式駆動装置の回路図である。 本発明の実施の形態1における図1のモータ端子の要部正面図である。 本発明の実施の形態1における先の図1に示したパワーモジュールの斜視図である。 本発明の実施の形態1におけるモータ接続端子の斜視図である。 本発明の実施の形態1における絶縁性部材の説明図である。 本発明の実施の形態1における絶縁性部材にモータ接続端子を挿入し、ヒートシンクに固定する前の要部斜視図である。 本発明の実施の形態1における絶縁性部材をヒートシンクに固定する前後のヒートシンクの正面図である。 本発明の実施の形態1における絶縁性部材をヒートシンクに圧入固定する直前の状態を、電動モータ側から見た斜視図である。 本発明の実施の形態1における絶縁性部材がヒートシンクに圧入固定された状態で、ヒートシンクに設けられたくぼみを回転軸と垂直な断面でカットした断面図である。 本発明の実施の形態1における絶縁性部材をヒートシンクに圧入固定する直前の状態を、反電動モータ側から見た斜視図である。 本発明の実施の形態1におけるモータ端子がモータ接続端子に圧接固定された状態の要部斜視図、および、断面図である。 本発明の実施の形態2に係る電動式駆動装置の断面図である。 本発明の実施の形態2におけるモータ端子とモータ接続端子が圧接された状態を回転軸の軸線と平行な断面で切った断面図である。 本発明の実施の形態3における電動式駆動装置の絶縁性部材とモータ接続端子を表した要部斜視図である。 本発明の実施の形態4に係る電動式パワーステアリング装置の断面図である。 本発明の実施の形態4の別の形態に係る電動式パワーステアリング装置の断面図である。
以下、本発明の電動式駆動装置および電動式駆動装置の製造方法の好適な実施の形態につき図面を用いて説明する。なお、各図において、同一、または相当部材、部位については、同一符号を付して説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る電動式駆動装置100の断面図である。また、図2は、本発明の実施の形態1に係る電動式駆動装置100の回路図である。本発明の実施の形態1に係る電動式駆動装置100は、電動式パワーステアリング装置に用いられる電動式駆動装置であり、車両のステアリングに対して補助トルクを出力する電動モータ1と、電動モータ1を駆動制御する制御装置20とを備えている。
本実施の形態1における電動モータ1は、三相ブラシレスモータであって、回転軸2、永久磁石3、回転子4、固定子5、モータフレーム6、カップリング7、およびベアリングホルダ14を備えている。
ここで、回転子4は、例えば10極に着磁された円筒状の永久磁石3が回転軸2に固定されて構成されている。また、固定子5は、回転子4の周囲に設けられている。また、モータフレーム6は、固定子5を固定するために、鉄、または、アルミ製で構成されている。
また、カップリング7は、回転軸2の端部に固定され、電動モータ1のトルクを負荷に伝達する。さらに、ベアリングホルダ14は、モータフレーム6に保持固定されている。また、回転軸2は、ベアリングホルダ14に保持固定されたベアリングによって保持されている。
固定子5は、永久磁石3の外周に相対した、例えば12個の突極8と、突極8に装着されたインシュレータ9を介して巻回され、かつ、U、VおよびWの3相に接続された電機子巻線10を有している。電機子巻線10は、例えばΔ結線されており、各巻線端部のそれぞれは、絶縁性の樹脂材からなるド−ナツ形状のホルダ11により支持される3本のターミナル(中間部材)12U、12V、12Wと、かしめ、溶接等の接合手段にて接続される。
なお、永久磁石3の極数を10極、固定子5の突極数を12個としたが、本発明に係る電動式駆動装置は、この組み合わせに限定されるものではなく、他の極数、突極数の組み合わせであってもよい。さらに、電機子巻線10は、Δ結線として説明したが、この場合に限らず、スター結線であってもよい。
円環状のホルダ11には、同心円状に凹状の溝部11aが、ターミナル12と同数形成されている。円弧形状の各ターミナル12は、溝部11aに支持されている。また、ターミナル12は、それぞれ、電動モータ1から制御装置20に向かって回転軸2の軸線と平行に延出する、ターミナル12と同数のモータ端子13と、かしめ、溶接等の接合手段にて接続される。このとき、モータ端子13は、溝部11aよりも径方向外側に配置され、他相のターミナル12間との絶縁距離を広げている。
また、モータ端子13とターミナル12の接合部位も、径方向外側に配置されるので、溶接等の接合手段にて両者を接続する際に必要なスペースを確保できる。さらに、モータ端子13が径方向外側に配置されることで、モータ端子13同士の絶縁距離も確保している。なお、ターミナル12は、モータ端子13に比べて耐熱クリープ特性が低い銅合金で作製されている。
なお、クリープとは、一定の温度、一定の応力を受ける材料が、ある時間を過ぎた後に生じる変形のことである。また、耐熱クリープ特性が高い材料とは、熱に対して、一定の応力を受けた材料の経時劣化度合い(変形度合い)が小さい材料のことである。
図3は、本発明の実施の形態1における図1のモータ端子13の要部正面図である。そこで、この図3および先の図1を用いて、モータ端子13について説明する。
図3に示すように、モータ端子13は、例えば柱状形状を有している。さらに、モータ端子13の制御装置20側の端部には、スリット13aが形成されており、このスリット13aにより、二つの腕部13bが形成されている。
それぞれの腕部13bの先端部であって、スリットが形成されている側(モータ端子13の内側、図3参照)には、先端に向かってスリット幅Wが漸次大きくなる、すなわち、腕部13bの幅が漸次小さくなるテーパ13c1が、スリット13aの両側に形成されている。なお、本実施の形態1では、腕部13bの先端部であって、スリット13aが形成されていない側(モータ端子13の外側、図3参照)にも、テーパ13c2が形成されている。
また、モータ端子13は、車載用コネクタ等に使用される銅合金であって、後述するモータ接続端子34に比べて、耐熱クリープ特性の高い、高導電、高強度の特殊銅合金の板材をプレス加工することで形成される。
モータ端子13は、ベアリングホルダ14に設けられた貫通孔14aを通過して配置されており、制御装置20側に向かい、回転軸2の軸線方向と平行に延出している。
次に、制御装置20について説明する。電動モータ1を駆動制御する制御装置20は、半導体スイッチング素子23をモールド樹脂で封止してなるパワーモジュール(半導体モジュール)21およびリレーモジュール(半導体モジュール)60と、絶縁プリント基板からなる制御基板25と、半導体スイッチング素子23に接続される受動素子(コイル41、コンデンサ42)と、複数の導電板31が、絶縁性樹脂によりインサート成型されているフレーム30と、アルミダイカスト製のヒートシンク35と、車両のバッテリ50と電気的に接続されるパワーコネクタ37、外部配線を介して車両側と信号が入出力される信号コネクタ38と、外部配線を介してトルクセンサ51からの信号が入出力されるトルクセンサコネクタ39と、各種コネクタ(パワーコネクタ37、信号コネクタ38、トルクセンサコネクタ39)を一体成形したカバー40と、カバー40を保持して、ヒートシンク35に固定されるアルミダイカスト製のハウジング36と、モータ接続端子34を保持し、ヒートシンク35に固定される絶縁性部材33と、回転子4の回転位置を検出する回転位置センサであるレゾルバ29のレゾルバ用固定子29bとを備えている。
レゾルバ用回転子29aは、回転軸2に保持されており、電動モータ1と制御装置20を組み立てることで、レゾルバ29が構成される。なお、ここでは、回転位置センサとしてレゾルバ29を用いる場合について示した。しかしながら、本発明に係る回転位置センサは、レゾルバに限定されるものではなく、回転位置センサとして、例えば、磁気抵抗素子、ホールIC等他の磁気検出素子を用いてもよい。
図4は、本発明の実施の形態1における先の図1に示したパワーモジュール21の斜視図である。そこで、次に、図1、図2、および図4を参照しながら、パワーモジュール21について説明する。
パワーモジュール21は、配線パターンが形成された、銅または銅合金製のリードフレーム22上に、FET23a、FET23b、およびシャント抵抗器24が半田で実装されており、これらを絶縁性樹脂にて内包して一体成型したトランスファーモールドタイプのモジュールである。
ここで、FET23aは、補助トルクの大きさおよび方向に応じて電動モータ1のモータ電流IMを切り替えるための3相ブリッジ回路を構成している。また、FET23bは、3相ブリッジ回路から電動モータ1に供給されるモータ電流IMを通電・遮断するスイッチ手段であるモータリレーを構成している。さらに、シャント抵抗器24は、電動モータ1のモータ電流IMを検出する
そして、パワーモジュール21は、図4に示すように、内蔵するFET23aに給電するモジュールパワー端子22a、22bと、パワーモジュール21から電動モータ1へ給電するモジュールモータ接続端子22cと、FET23a、23bを制御するモジュール信号端子22dとを備えている。パワーモジュール21のモジュール信号端子22dは、後述する制御基板25のスルーホール25bに、半田付けにより接続される。
また、パワーモジュール21のモジュールモータ接続端子22cは、後述するモータ接続端子34の接続部34aに溶接で接続される(先の図1、および後述する図11参照)。さらに、モジュールパワー端子22a、22bは、後述するフレーム30の導電板31と、それぞれ溶接にて接合される。
リレーモジュール60は、リードフレーム22上に、バッテリ50からの電源電流IBを通電・遮断するスイッチ手段であるFET23cが半田で実装されている。そして、リレーモジュール60は、パワーモジュール21と同様、FET23cを絶縁性樹脂にて内包して一体成型したトランスファーモールドタイプのモジュールである。
本実施の形態1に係る電動式駆動装置の電動モータ1は、3相ブラシレスモータであり、また、図1〜図2から分かるように、制御装置20は、パワーモジュール21を3個と、リレーモジュール60を1個の計4個の半導体モジュールを備えている。そして、これら4個の半導体モジュールは、制御装置20の周方向に対して、略90度ピッチで配置されている。
制御基板25は、多層(例えば4層または6層)のガラスエポキシ基板からなり、モジュール信号端子22dの挿入されるスルーホール25aが設けられている。モジュール信号端子22dは、スルーホール25aに半田付けされることで、制御基板25の配線パターンと電気的に接続される。
そして、制御基板25上には、マイクロコンピュータ26と、駆動回路27と、電流検出手段28とが、半田付けされて実装されている。ここで、マイクロコンピュータ26は、トルクセンサ51からの操舵トルク信号に基づいて補助トルクを演算するとともに、モータ電流IMおよびレゾルバ29で検出された電動モータ1の回転子の回転位置をフィードバックして補助トルクに相当する電流を演算する。
また、駆動回路27は、マイクロコンピュータ26からの指令により、FET23aを駆動する駆動信号を出力する。さらに、電流検出手段28は、シャント抵抗器24の一端と接続され、電動モータ1に流れるモータ電流IMを検出する。
なお、マイクロコンピュータ26は、図示していないが、AD変換器やPWMタイマ回路等の他に、周知の自己診断機能を含む。そして、マイクロコンピュータ26は、この自己診断機能により、システムが正常に作動しているか否かを常に自己診断しており、異常が発生すると、モータ電流IMを遮断するようになっている。
また、電動モータ1を駆動する駆動部61は、半導体スイッチング素子23(FET23a)、受動素子(コイル41、コンデンサ42)、駆動回路27、および周辺回路素子等からなる。ここで、半導体スイッチング素子23(FET23a)は、電動モータ1の電流切り替えを行う。また、受動素子(コイル41、コンデンサ42)は、スイッチング素子23に電気的に接続されている。さらに、駆動回路27は、FET23aを駆動する駆動信号を出力する。
また、受動素子に関して、コイル41は、半導体スイッチング素子23のスイッチング動作時に発生する電磁ノイズを除去するものであり、コンデンサ42は、電動モータ1に流れるモータ電流IMのリップル成分を吸収するものである。
駆動回路27は、回転方向指令および電流制御量がマイクロコンピュータ26から入力されると、PWM駆動信号を生成し、FET23aに印加する。これにより、電動モータ1には、バッテリ50からの電源電流IBが、パワーコネクタ37、コイル41およびFET23a、23bを通じて流れ、所要方向に所要量の補助トルクが出力される。なお、モータ電流IMには、FET23aのPWM駆動時のスイッチング動作により、リップル成分を含むが、コンデンサ42により平滑されて制御される。
フレーム30は、パワーモジュール21のモジュールパワー端子22a、22b、コイル41、コンデンサ42、各種コネクタ(パワーコネクタ37、信号コネクタ38、トルクセンサコネクタ39)と電気的に接続される複数の導電板31を絶縁性樹脂にてインサート成型することで形成されている。
導電板31は、回転軸2と垂直な平面上に構成されており、その一端がL字状に曲げ加工され、絶縁性樹脂から露出した接続部が形成されている。これらの接続部と、モジュールパワー端子22a、22b、各種コネクタ(パワーコネクタ37、信号コネクタ38、トルクセンサコネクタ39)、コイル41、コンデンサ42が、溶接等の接合手段にて接続される。
ここで、図5を参照しながら、モータ接続端子34について説明する。図5は、本発明の実施の形態1におけるモータ接続端子34の斜視図である。モータ接続端子34は、接続部34aと、接続部34bとで構成されている。ここで、接続部34aは、モジュールモータ接続端子22cと、溶接等の接合手段にて接続される接続部である。また、接続部34bは、モータ端子13と接続される接続部である。また、接続部34aと接続部34bとは、溶接等の手段により接合される。
さらに、接続部34bは、モータ端子13の2つの腕部13bが挿入される2つの挿入孔34c、および、モータ端子13の腕部13bと圧接する端子部34d(2つの挿入孔34c間の部分に相当)で構成されている。2つの挿入孔34c間の長さDは、モータ端子13のスリット幅W(図3参照)よりも大きい、すなわち、D>Wの関係を満たすようになっている。
なお、2つの腕部13bがそれぞれに対応する挿入孔34cに挿入されることで、スリット13a(それぞれの腕部13bのモータ端子13の内側)の部分が端子部34dを挟み込むこととなる。このことから、挿入孔34c間の長さDは、モータ端子13に対する、モータ接続端子34の挟み込み幅に相当する。
また、モータ接続端子34は、銅板を所定の形状(寸法)でプレス加工して形成されている。なお、本実施の形態1では、モータ接続端子34を接続部34aと34bの2つの部品で構成している場合を例示したが、これを1枚の銅板からプレス加工し、接続部34aをL字に曲げて構成してもよい。
次に、図6の(a)〜(c)、および、図7の(a)、(b)を参照しながら、絶縁性部材33について説明する。図6は、本発明の実施の形態1における絶縁性部材33の説明図である。より具体的には、図6(a)が、絶縁性部材33の上面図(電動モータ1側から回転軸と平行な方向に絶縁性部材33を見た際の正面図)、であり、図6(b)が、斜視図であり、図6(c)が、底面図(制御装置20側から回転軸と平行な方向に絶縁性部材33を見た際の正面図)である。
また、図7は、本発明の実施の形態1における絶縁性部材33にモータ接続端子34を挿入し、ヒートシンク35に固定する前の要部斜視図である。より具体的には、図7(a)が、絶縁性部材33にモータ接続端子34を挿入する前の状態を示した要部斜視図であり、図7(b)が、絶縁性部材33にモータ接続端子34を挿入した後の状態を示した要部斜視図である。
絶縁性部材33は、例えば、PBT、PPSなどの熱可塑性樹脂を成型して形成されており、モータ接続端子34と周囲の金属部品間を絶縁している。
また、絶縁性部材33の側面部には、モータ接続端子34を挿入するためのスリット33hが形成されている。スリット33hの入り口は、モータ接続端子34を挿入しやすくするため、挿入口から奥に向かって、断面が漸次狭くなるテーパ形状となっている。
また、絶縁性部材33の電動モータ1側には、モータ端子13が挿入される挿入孔33aが形成されている。また、モータ端子13の位置を矯正する絶縁性樹脂製のガイド部33bが、絶縁性部材33に一体成型されて形成されている。なお、ガイド部33bは、回転軸2の軸線方向と略平行に形成されている。
挿入孔33aの入口部は、軸方向に対して電動モータ1側(入口)から反電動モータ1側(出口)に向かって、ガイド部33bの軸方向断面が漸次狭くなるテーパ形状となっている。このため、モータ端子13が挿入孔33aを通過すると、モータ端子13の位置が矯正され、モータ接続端子34のある位置にモータ端子13が誘い込まれる。これにより、モータ端子13とモータ接続端子34を確実に圧接させることができる。
また、絶縁性部材33の反電動モータ1側(ヒートシンク35側)に、挿入孔33aを囲む絶縁性樹脂製の樹脂壁33cが、回転軸2の軸線方向と略平行に形成されている。樹脂壁33cは、モータ端子13がモータ接続端子34と圧接された状態において、モータ端子13の先端よりも反電動モータ1側(ヒートシンク35側)に長く形成されている。
モータ端子13は、挿入孔33aを通過するため、モータ端子13の先端は、絶縁性樹脂製の樹脂壁33cの内周側に配置される。これにより、モータ端子13の先端部を、周囲の金属部品から絶縁する構造としている。
また、樹脂壁33cの内側には、モータ接続端子34の接続部34bよりも細い樹脂製の支持部材33dを一体成形にて設けている。モータ接続端子34をモータ端子13に圧入すると、モータ接続端子34は、モータ端子13の挿入方向に荷重を受けるが、支持部材33dを設けることにより、荷重負荷方向への変位を抑制することができる。
また、絶縁性部材33には、先端にテーパを設けた圧入ピン33eが2本、一体成型して設けている。そして、2本の圧入ピン33eを、後述するヒートシンク35に設けた圧入孔35dに圧入することで、絶縁性部材33をヒートシンク35に圧入固定する。圧入ピン33eの根元には、圧入ピン33eの外径よりも大きい突起33fが、120°毎に3箇所設けられている。これにより、絶縁性部材33の保持力を向上させている。
なお、本実施の形態1では、圧入ピン33eの数を2本としているが、圧入ピン33eの数は、これに限定されるものではない。また、絶縁性部材33には、絶縁性部材33をヒートシンク35に固定する際に、ヒートシンク35の回転軸2と垂直な面に押し当てられる鍔部33gが形成されている。
さらに、絶縁性部材33の反電動モータ1側(ヒートシンク35側)には、モータ接続端子34の接続部34aを挿入する挿入孔33iが形成されている。さらに、挿入孔33iを囲む絶縁性樹脂製の樹脂壁33jが、回転軸2の軸線方向と略平行に形成されている。なお、本実施の形態1では、挿入孔33i、および樹脂壁33jは、絶縁性部材33に一体成型して構成しているが、これらを別部品として独立に構成しても問題はない。
次に、先の図1、および図8の(a)(b)を参照しながら、ヒートシンク35について説明する。図8は、本発明の実施の形態1における絶縁性部材33をヒートシンク35に固定する前後のヒートシンク35の正面図である。より具体的には、図8(a)が、絶縁性部材33を圧入固定する前のヒートシンク35を電動モータ1側から見た正面図であり、図8(b)が、絶縁性部材33を圧入固定した後のヒートシンク35を、電動モータ1側から見た正面図である。
ヒートシンク35は、フレーム30よりも電動モータ1側に配置されており、ヒートシンク35の反電動モータ1側には、パワーモジュール21が、伝熱性と絶縁性を両立する、例えば、アルミナ、窒化ケイ素、窒化アルミニウムなどのセラミック板(図示せず)を介して、密着して固定されている。セラミック板には、伝熱性のグリスまたは接着剤が、パワーモジュール21、ヒートシンク35との接触面のそれぞれに塗布されている。
また、ヒートシンク35の、パワーモジュール21が固定されている面には、フレーム30がねじで固定されている。フレーム30に配設された、コイル41およびコンデンサ42は、ヒートシンク35に形成された凹部35aに挿入されている。ヒートシンク35に形成された凹部35aと、コイル41およびコンデンサ42との隙間には、伝熱性のグリスまたは接着剤が充填されている。
ヒートシンク35の、電動モータ1側には、回転子4の回転位置を検出する回転位置センサに相当するレゾルバ29のレゾルバ用固定子29bがネジで固定されている。また、その周囲には、モータ接続端子34を保持した絶縁性部材33がモータ端子13の延出線上に圧入固定されている。絶縁性部材33の圧入箇所には、絶縁性部材33に設けられた樹脂壁33cを収納するくぼみ35bと、モータ接続端子34に設けられた接続部34aが貫通する貫通孔35cが、絶縁性部材33の1個に対して各1箇所設けられている。
また、絶縁性部材33に設けられた圧入ピン33eが圧入される圧入孔35dが、絶縁性部材33の1個に対して2箇所設けられている。圧入孔35dの入口部は、圧入ピン33eを挿入しやすくするため、入口から奥に向かって断面が漸次狭くなるテーパ形状となっている。
ヒートシンク35は、回転軸2の軸線上に配置されている。そして、電動モータ1を構成するモータフレーム6と、制御装置20を構成するヒートシンク35とを、ねじで締結することにより、電動モータ1と制御装置20が連結される。
なお、本実施の形態1では、ヒートシンク35に圧入固定される絶縁性部材33を3個としているが(図8参照)、絶縁性部材33の数は、これに限定されるものではない。絶縁性部材33の数は、電動モータ1の相数(本実施の形態1では3相)以上であれば問題はない。また、圧入孔の数も、2箇所に限定されるものではない。
ハウジング36は、回転軸2の軸線上に配置され、制御装置20を構成するヒートシンク35とねじで締結されている。ハウジング36は、ヒートシンク35とともに、パワーモジュール21、制御基板25、フレーム30を覆っている。また、ハウジング36には、各種コネクタ(パワーコネクタ37、信号コネクタ38、トルクセンサコネクタ39)を一体成形したカバー40が、接着剤で固定される。
なお、ハウジング36とヒートシンク35との間には、液体パッキンが塗布されている。ハウジング36は、制御基板25上に実装される任意のIC部品(例えば、マイクロコンピュータ26)と、熱伝導性樹脂、もしくは、グリス、接着剤を介して接触しており、IC部品から発生する熱を効果的に放熱している。
カバー40は、車両のバッテリ50と電気的に接続されるパワーコネクタ37、外部配線を介して車両側と信号が入出力される信号コネクタ38、および外部配線を介してトルクセンサ51からの信号が入出力されるトルクセンサコネクタ39を、樹脂で一体成型することで構成されている。また、各種コネクタと電気的に接続される導電銅製のターミナルを保持している。
カバー40には、電源ラインとGND間に発生する伝導ノイズを除去するコモンモードコイル43を収容する収容部40aが設けられている。そして、コモンモードコイル43は、例えば接着等の手段により、カバー40に保持固定される。
続いて、先の図7、図8、および新たな図9〜図11を参照しながら、絶縁性部材33とヒートシンク35の固定について説明する。図9は、本発明の実施の形態1における絶縁性部材33をヒートシンク35に圧入固定する直前の状態を、電動モータ1側から見た斜視図である。
図10は、本発明の実施の形態1における絶縁性部材33がヒートシンク35に圧入固定された状態で、ヒートシンク35に設けられたくぼみ35bを回転軸2と垂直な断面でカットした断面図である。さらに、図11は、本発明の実施の形態1における絶縁性部材33をヒートシンク35に圧入固定する直前の状態を、反電動モータ1側から見た斜視図である。
絶縁性部材33には、先端にテーパを設けた圧入ピン33eが2本、一体成型して設けられている。圧入ピンの根元には、圧入ピン33eの外径よりも大きい突起33fが、120°毎に3箇所設けられている。ヒートシンク35には、圧入ピン33eが圧入される圧入孔35dが2箇所設けられている。従って、絶縁性部材33をヒートシンク35に組み付けると、圧入ピン33eが圧入孔35dに圧入される。その結果、絶縁性部材33がヒートシンク35に圧入固定される。
ここで、圧入ピン33eを成型にて形成すると、樹脂の収縮・反りが発生するため、ピンの精度が悪くなる。しかしながら、120°ピッチで突起33fを設けることにより、圧入孔35dに圧入ピン33eを確実に接触させることができる。これにより、絶縁性部材33をヒートシンク35に確実に保持させることが可能となる。
絶縁性部材33をヒートシンク35に圧入すると、同時に、絶縁性部材33に設けた樹脂壁33cが、ヒートシンク35に設けたくぼみ35bに収納される。この状態を回転軸2と平行な断面で見ると、図10に示すように、内側に樹脂壁33c、外側にヒートシンク35が位置する2層構造となる。また、絶縁性部材33には、鍔部33gが形成されており、絶縁性部材33がヒートシンク35に圧入されると、鍔部33gは、ヒートシンク35に押し当てられ、かつ、ヒートシンク35のくぼみ35bを塞ぐ構成となる。
絶縁性部材33をヒートシンク35に圧入すると、モータ接続端子34の接続部34a、および、樹脂壁33jは、ヒートシンク35に設けられた貫通孔35cに挿入される。接続部34aの反電動モータ側先端は、貫通孔35cを通過して、ヒートシンク35に設置されているパワーモジュール21のモジュールモータ接続端子22cと対向して配置される。この後、モジュールモータ接続端子22cと接続部34aは、溶接等の手段により電気的に接続される。
樹脂壁33jは、接続部34aを、まわりの金属部品から絶縁し、かつ、貫通孔35cを塞いでいる。これにより、電動モータ1から制御装置20、あるいは、制御装置20から電動モータ1側に金属カスや樹脂片が移動することを防いでいる。
本実施の形態1では、絶縁性部材33に圧入ピン33eを設けて絶縁性部材33をヒートシンク35に圧入固定する構造としている。しかしながら、例えば、絶縁性部材33の樹脂壁33cに突起を設けて、これをヒートシンク35のくぼみ35bに圧入する構造としてもよい。また、圧入ピン33eを使用せず、接着剤を使用して接着固定してもよい。なお、モータ接続端子34を絶縁性部材33に挿入する順番は、絶縁性部材34をヒートシンク35に固定する前後どちらでも問題はない。
続いて、先の図1、および新たな図12(a)、(b)を参照しながら、モータ端子13とモータ接続端子34の接続について説明する。図12は、本発明の実施の形態1におけるモータ端子13がモータ接続端子34に圧接固定された状態の要部斜視図、および、断面図である。より具体的には、図12(a)が、モータ端子13が、ガイド部33bを通過して、モータ接続端子34と圧入された状態の斜視図であり、図12(b)が、図12(a)の状態を回転軸2と平行な断面でカットした断面図である。
電動モータ1に設けられたモータ端子13は、電動モータ1から制御装置20に向かって回転軸2の軸線方向と平行に延出している。そして、モータ端子13の制御装置20側端部には、腕部13bおよびスリット13aが形成されている。
ヒートシンク35には、モータ接続端子34を保持固定した絶縁性部材33が圧入固定されており、絶縁性部材33に形成されたガイド部33bは、電動モータ1に向かって延出している。そして、ヒートシンク35が、回転軸2の軸線方向で電動モータ1に向かい、電動モータ1とヒートシンク35を組み付けるタイミングで、モータ端子13は、ガイド部33bの挿入孔33aに挿入される。
挿入孔33aの反電動モータ1側には、モータ接続端子34が位置して固定されている。そして、モータ端子13の腕部13bは、モータ接続端子34の挿入孔34cに挿入される。さらに、モータ端子13に形成されたスリット13aがモータ接続端子34の接続部34dを挟み込むことで、モータ端子13は、モータ接続端子34に圧入される。その結果、両端子は、圧接状態で電気的に接続される。それゆえ、電動モータ1とヒートシンク35を組み付けるタイミングで、モータ端子13は、モータ接続端子34に圧入された状態で固定される。
この際、モータ接続端子34は、モータ端子13の挿入方向に加圧されるが、絶縁性部材33に設けた支持部材33dが、モータ接続端子34の端子部34dを支えるため、モータ接続端子34の変形が抑制される。また、絶縁性部材33も、同様に、モータ端子13の挿入方向に加圧されるが、絶縁性部材33は、鍔部33gを介してヒートシンク35に押し当てられているため、絶縁性部材33の変形も、抑制される。
また、絶縁性部材33は、モータ端子13に加圧された状態で、ヒートシンク35と鍔部33gを介して接触するため、絶縁性部材33とヒートシンク35間の熱抵抗が減少する。これにより、電動式駆動装置の稼動時、モータ接続端子34から発生する熱を、効率的にヒートシンク35に伝熱させることができる。
また、モータ端子13とモータ接続端子34との圧接部は、絶縁性部材33、ヒートシンク35、モータ接続端子34、および、モータ端子13によって、その周囲が取り囲まれた閉空間70内に収納される。
モータ接続端子34をモータ端子13に圧入すると、両部品の接触部が削られ、金属カスが発生する場合がある。このカスが電動式駆動装置の作動中に導電部をつなぐと、ショート故障を誘発する可能性がある。ただし、本実施の形態1の構成であれば、発生する金属カスを閉空間70の内部に閉じ込めておくことができる。このため、ショート故障を抑制することができる。
なお、閉空間70は、絶縁性部材34を構成する鍔部33gにより蓋をされ、かつ、樹脂壁33cとヒートシンク35のくぼみ35bが径方向に重なる2重構造となっている。これにより、閉空間70に閉じ込められた金属カスが、閉空間70の外に流出するまでの経路がより複雑となり、閉空間70の密閉度がより向上する。
また、モータ端子13は、樹脂壁33cの内側に挿入されるため、周囲の金属部品(ヒートシンク35)から絶縁されている。
なお、パワーモジュール(半導体モジュール)21のモジュールモータ接続端子22cと接続部34aとの接続は、電動モータ1とヒートシンク35を組み付ける前に、あらかじめ溶接等の手段により行うか、もしくは、電動モータ1とヒートシンク35を組み付けた後に行ってもよい。
以上の内容を整理すると、本発明の実施の形態1に係る電動式駆動装置100によれば、制御装置20が電動モータ1の回転軸2の軸線上に配置されている。そして、電動モータ1は、制御装置20側に向かって延出するモータ端子13を有している。そして、モータ端子13の制御装置20側端部(他方側端部)にスリット13aが形成されている。さらに、制御装置20は、モータ端子13の延出線上に設けられ、モータ端子13に電気的に接続されるモータ接続端子34を有している。
そして、スリット13aがモータ接続端子34を挟み込むことで、モータ端子13は、モータ接続端子34に圧入されて、両端子は、電気的に接続される。これにより、両端子間の接続にネジ等の部品を新たに必要としない。この結果、部品点数が削減され、ネジを締結する工程も不要となるので、組立工数が削減されるとともに、コストを低減することができる。
また、ネジ締結のために、ネジの配置スペースおよびネジ締結用の挿入スペースを別途確保していた場合と比べると、これらのスペースも不要となる。この結果、電動式駆動装置を小型化することができる。
また、端子間を接続するネジが不要となったことから、ネジ締結用ツールの挿入口を塞ぐカバーも不要となる。この結果、部品点数および組立工数が削減されるとともに、コストを低減することができる。
また、モータ端子13の腕部13bがモータ接続端子34の挿入孔34cに挿入されて、スリット13aがモータ接続端子34の挿入孔34c間を挟み込むことで、モータ端子13は、モータ接続端子34に圧入された状態で固定される。この結果、ピン形状の端子が挿入孔に挿入されて圧入されるものに比べて、圧入時の圧入荷重(圧入力)がスリット13aにより二つに分かれた腕部13bに分散されることから、腕部13b一つあたりにかかる圧入力が低減する。それゆえ、圧入された状態で固定される部位(圧入固定部)の経時劣化度合いが小さくなり、信頼性の向上した電動式駆動装置を得ることができる。
さらに、電動モータ1とヒートシンク35を組み付けるタイミングで、モータ端子13は、モータ接続端子34に圧入された状態で固定されることから、電動式駆動装置の組立性が向上する。
また、モータ端子13のスリット13aのうち、少なくとも先端部には、先端に向かってスリット幅が漸次大きくなるテーパ13c1が、スリット13aの両側に形成されている。そして、モータ端子13のスリット13aがモータ接続端子34を挟み込む際、スリット13aが形成される側(モータ端子の内側)に形成されたテーパ13c1部分がモータ接続端子34に形成された挿入孔34c間に誘導するガイドの役割をし、モータ接続端子34をスムーズに挟み込むことができる。この結果、電動式駆動装置の組立性が向上する。
その上、本実施の形態1においては、モータ端子13の制御装置20側の端部であって、スリット13aが形成されていない側(モータ端子13の外側)にもテーパ13c2が形成されている。このため、テーパ13c2がモータ接続端子34に形成された各挿入孔34c内に誘導するガイドの役割をし、モータ接続端子34は、挿入孔34c内にスムーズに挿入される。この結果、モータ端子13のスリット幅W、端子部34dの長さDの寸法ばらつきを吸収することができるので、電動式駆動装置の組立性が向上する。
また、モータ端子13は、モータ接続端子34に比べて、耐熱クリープ特性の高い銅合金で作製されている。このため、圧入固定部の経時劣化度合いが小さくなり、信頼性の向上した電動式駆動装置を得ることができる。
本実施の形態1においては、モータ端子13は、モータ接続端子34に比べて、耐熱クリープ特性の高い銅合金であって、さらに高導電、高強度の特殊銅合金で作製されている。このことから、圧入固定部の経時劣化度合いが小さいことに加えて、モータ端子13の発熱量も少なく、また強度も高くなる。この結果、さらに信頼性の向上した電動式駆動装置を提供することができる。
また、本発明の実施の形態1に係る制御装置20は、3個のパワーモジュール21と1個のリレーモジュールの計4個の半導体モジュールを備えている。そして、これら半導体モジュールは、制御装置20の周方向に対して、略90度ピッチで等間隔に配置され、3個のパワーモジュール21に対応して、3本のモータ端子13U、13V、13Wも略90度ピッチで等間隔に配置されている。
このように、3本のモータ端子13を90度ピッチで等間隔に配置することで、各モータ端子13間の絶縁距離を十分に確保することができることから、電動式駆動装置の信頼性が向上する。
さらに、絶縁性部材33には、モータ端子13が挿入されるガイド部33bが形成されている。このため、モータ端子13がモータ接続端子34を圧接する際に、ガイド部33bは、モータ端子13の位置をモータ接続端子34のある位置に矯正する。この結果、モータ端子13は、ガイド部33bのガイドに従ってモータ接続端子34を圧接することができ、電動式駆動装置の組立性が向上する。さらに、ガイド部33bは、絶縁性部材33に一体成型されている。従って、ガイド部33bの位置精度が向上し、電動式駆動装置の組立性がさらに向上するとともに、電動式駆動装置の信頼性が向上する。
さらに、実施の形態1において、ガイド部33bは、モータ端子13の周囲を覆うように形成されている。この結果、絶縁性を確保することができ、電動式駆動装置の信頼性がさらに向上する。
また、絶縁性部材33は、先端をテーパ形状とした圧入ピン33e2本を、一体成型して設けており、絶縁性部材33は、ヒートシンク35に圧入固定される。これにより、絶縁性部材33を保持固定する際に、ネジ等の部品を新たに必要としないので、電動式駆動装置の部品点数が削減され、かつ、ネジを締結する工程も不要となるので、組立工数も削減される。この結果、電動式駆動装置のコストを低減することができる。
また、圧入ピン33eを2本設けているため、絶縁性部材33の固定位置ずれが抑制され、電動式駆動装置の組立性が向上する。さらに、圧入ピン33eの根元には、圧入ピン33eの外径よりも大きい突起33fが、120°毎に3箇所設けられている。
樹脂製の圧入ピン33eは、成型時の反り・収縮等により精度誤差を生じる可能性がある。しかしながら、突起33fを設けることで、ヒートシンク35に設けられた圧入孔35dの側面と確実に接触する。この結果、圧入ピン33eの寸法誤差を吸収し、かつ、絶縁性部材33を確実にヒートシンク35に保持固定することが可能となるため、電動式駆動装置の組立性・信頼性がさらに向上する。
また、絶縁性部材33には、樹脂壁33c、および鍔部33gが設けられている。そして、絶縁性部材33がヒートシンクに圧入されると、樹脂壁33cが、ヒートシンク35のくぼみ35bに挿入され、また、鍔部33gは、ヒートシンク35に押し当てられ、かつ、くぼみ35bの入口部を塞ぐ。
この状態で、モータ端子13をモータ接続端子34に圧接させると、くぼみ35bの一部分は、ヒートシンク35、絶縁性部材33、モータ接続端子34、および、モータ端子13によって囲まれる閉空間70となる。この結果、モータ接続端子34とモータ端子13の圧接部は、閉空間70に内包される。
モータ接続端子34をモータ端子13に圧入すると、両部品の接触部が削られ、金属カスが発生する場合がある。しかしながら、本構成であれば、発生する削りカスを、閉空間70の内部に閉じ込めておくことができる。このため、削りカスによるショート故障の発生が抑制され、その結果、電動式駆動装置の信頼性がさらに向上する。
また、本構成によれば、閉空間70は、樹脂壁33cとヒートシンク35が径方向に重なる2重構成となっている。このため、金属カスが閉空間外部に流出するまでの経路がより複雑になり、電動式駆動装置の信頼性がさらに向上する。さらに、絶縁性材料33でできている樹脂壁33cが、くぼみ35bの内側に配置される。このため、モータ端子13とヒートシンク35間の絶縁性を向上させることができるので、電動式駆動装置の信頼性がさらに向上する。
また、絶縁性部材33がヒートシンク35に固定されると、鍔部33gがヒートシンクに押し当てられ、その結果、ヒートシンク35が絶縁性部材33を支持する構成となる。これにより、モータ端子13がモータ接続端子34に挿入される際に、絶縁性部材33が受ける荷重を、ヒートシンク35で受けることができる。この結果、絶縁性部材33の変形、破損を防ぐことができ、電動式駆動装置の組立性、信頼性が向上する。
また、絶縁性部材33には、モータ接続端子34の端子部34dよりも幅の狭い支持部材33dが設けられている。支持部材33dは、モータ端子13がモータ接続端子34に挿入される際に、モータ接続端子34が受ける荷重を、モータ端子13の挿入を阻害することなく受けることができる。この結果、モータ接続端子34の変形・破損を防ぐことができ、電動式駆動装置の組立性、信頼性が向上する。
また、絶縁性部材33は、モータ端子13に加圧された状態で、鍔部33gを介してヒートシンク35に保持される。これにより、絶縁性部材33とヒートシンク35間の熱抵抗が減少し、電動式駆動装置の稼動時、モータ接続端子34から発生する熱を、効率的にヒートシンクに放熱させることが可能となるため、電動式駆動装置の信頼性が向上する。さらに、放熱性能が向上するため、電動式駆動装置を小型化することができる。
また、モータ接続端子34は、絶縁性部材33に設けられたスリット33hに外部から挿入されている。そのため、モータ接続端子34は、絶縁性部材33に対して完全拘束されずに自由度をもつ。これにより、モータ端子13が圧入された状態で、電動式駆動装置の振動、もしくは、温度変化による材料の線膨張が生じても、圧入部に生じる応力を緩和することができ、電動式駆動装置の信頼性が向上する。
また、モータ接続端子34は、モジュールモータ接続端子22cと、溶接等の接合手段にて接続される接続部34aと、モータ端子13と圧接する接続部34bとで構成されている。そして、これらの接合部34a、34bは、溶接等の手段により接合される。このように、モータ接続端子34は、2つの部品で構成されている。この結果、電動式駆動装置の仕様、構造に応じて、接続部34a、34bの設計要件(材質、板厚、形状、めっきの有無等)を任意に設定することができ、設計自由度が向上する。
また、絶縁性部材33は、モータ接続端子34を保持した状態で、モータ端子13の延出線上に配置されている。さらに、絶縁性部材33は、少なくとも電動モータ1の相数(本実施の形態では3相)と同数が、ヒートシンク35に固定されている。これにより、相の異なるモータ端子13、および、モータ接続端子34同士の絶縁距離を確保することができ、電動式駆動装置の信頼性が向上する。
また、モータ接続端子34は、モータ端子13の延出線上に配置される。このため、モータ端子13の圧入を、径方向内側であって、回転軸2付近で集中して受けることなく、径方向外側で、圧入荷重を分散して受けることができる。この結果、電動式駆動装置の信頼性が向上する。
また、駆動部61を構成するコイル41、コンデンサ42等の受動素子や半導体スイッチング素子23は、発熱部品である。また、コイル41、コンデンサ42は、ヒートシンク35に形成された凹部35aに挿入される。さらに、半導体スイッチング素子21をモールド樹脂で封止してなる半導体モジュール(パワーモジュール21、リレーモジュール60)は、伝熱性を有するセラミック板を介して密着して固定されている。
この結果、半導体モジュールからの発熱は、ヒートシンク35にて放熱されて、電動式駆動装置の放熱性能が向上する。よって、発熱部品にて発熱した際の温度上昇が抑制され、電動式駆動装置の信頼性が向上する。
発熱部品のうち、コイル41、コンデンサ42については、ヒートシンク35に形成された凹部35aに挿入されている。従って、コイル41、コンデンサ42からの発熱は、ヒートシンク35側の軸方向端面に加えて、外周面からもヒートシンク35に伝熱して放熱される。このことから、ヒートシンク35側の軸方向端面のみからヒートシンク35に伝熱して放熱される場合に比べて、電動式駆動装置の放熱性能が向上する。
また、実施の形態1では、セラミック板に伝熱性のグリスまたは接着剤を塗布することで、部品間の接着熱抵抗が低減する。さらに、コイル41、コンデンサ42とヒートシンク35の凹部35aとの隙間に、伝熱性のグリスまたは接着剤を充填することで、コイル41、コンデンサ42からヒートシンク35への放熱が促進される。この結果、電動式駆動装置の放熱性能がさらに向上する。
なお、ヒートシンク35と半導体モジュール(パワーモジュール21、リレーモジュール60)との間にある絶縁性部材は、セラミック板として説明した。しかしながら、絶縁性部材は、セラミック板に限定されるものではなく、例えば、アルミナ等の高熱伝導材をフィラーとして混入させた接着剤やシリコン等の素材による放熱絶縁シートであってもよい。
また、電動モータ1と制御装置20を組み付けることで電動式駆動装置100は形成されており、モータ端子13が電動式駆動装置100の内部にある。このことから、外部からモータ端子13部分への、異物の侵入を防ぐことができる。さらに、モータ端子13とモータ接続端子34の圧接部は、絶縁性部材33、ヒートシンク35、モータ接続端子34、および、モータ端子13により形成される閉空間70に位置して固定されている。このため、例えば、外部から電動モータ1内に異物(ゴミや水滴等)が侵入しても、圧接部にまで侵入することを防ぐことができる。この結果、圧入固定部の防水性、絶縁性を確保することができる。
また、ハウジング36とヒートシンク35の間、ハウジング36と電動モータ1の間には、それぞれ液体パッキングが塗布されている。このため、これらの間をシーリングすることができ、電動式駆動装置の防水性が向上する。
なお、実施の形態1においては、ハウジング36とヒートシンク35(電動モータ1)との間の防水構造を液体パッキングとして説明した。しかしながら、防水構造は、これに限定されるものではなく、例えば、Oリングやゴムパッキンであってもよい。
実施の形態2.
本実施の形態2では、先の実施の形態1とは異なる構造の絶縁性部材33を用いた電動式駆動装置200について、説明する。図13は、本発明の実施の形態2に係る電動式駆動装置200の断面図である。また、図14は、本発明の実施の形態2におけるモータ端子13とモータ接続端子34が圧接された状態を回転軸2の軸線と平行な断面で切った断面図である。
図13、図14に示すように、本実施の形態2に係る電動式駆動装置200は、絶縁性部材33に設けられた樹脂壁33cの反電動モータ側端部が、蓋33kにより塞がれている構成が、先の実施の形態1で示した絶縁性部材33とは異なる。また、この絶縁性部材33の変更に伴い、樹脂壁33cの反電動モータ側端部をヒートシンク35に押し当てている点が、先の実施の形態1とは異なる。他の構成は、実施の形態1の電動式駆動装置100と同様であるので、詳細説明は、省略する。
本実施の形態2においても、先の実施の形態1と同様、電動モータ1とヒートシンク35を組み付けるタイミングで、モータ端子13は、ガイド部33bの挿入孔33aに挿入される。さらに、モータ端子13の腕部13bは、モータ接続端子34の挿入孔34cに挿入される。そして、モータ端子13に形成されたスリット13aがモータ接続端子34の接続部34dを挟み込むことで、モータ端子13は、モータ接続端子34に圧入される。
この際、モータ接続端子34は、モータ端子13の挿入方向に加圧される。この際、モータ接続端子34の端子部34dは、支持部材33d、蓋33kを介してヒートシンク35に支持される。このため、モータ接続端子34の変形が抑制される。また、絶縁性部材33も、同様に、ヒートシンク35に支持されるため、変形が抑制される。
また、図14に示すように、絶縁性部材33の樹脂壁33cの反電動モータ側端部には、蓋33kが樹脂で一体成形されて形成されている。このため、モータ端子13とモータ接続端子34の圧接部は、絶縁性部材33、モータ接続端子34、および、モータ端子13によって、その周囲が取り囲まれた閉空間71内に収納される。
モータ端子13とモータ接続端子34の圧接時に、接触部が削られ、金属カスが発生する場合がある。しかしながら、本構成であれば、発生する金属カスを閉空間71の内部に閉じ込めておくことができる。このため、金属カスによるショート故障を抑制することができる。
また、モータ端子13は、樹脂壁33cの内側に挿入されるため、周囲の金属部品(ヒートシンク35)から絶縁されている。
以上の内容を整理すると、本発明の実施の形態2に係る電動式駆動装置200によれば、絶縁性部材33の樹脂壁33cには、反電動モータ側端部に蓋33kが樹脂で一体成形されて形成されている。この状態で、モータ端子13をモータ接続端子34に圧接させると、モータ端子13とモータ接続端子34の圧接部は、絶縁性部材33、モータ接続端子34、および、モータ端子13によって、その周囲が取り囲まれた閉空間71内に収納される。
モータ接続端子34をモータ端子13に圧入すると、両部品の接触部が削られ、金属カスが発生する場合がある。しかしながら、本構成であれば、発生する削りカスを、閉空間71の内部に閉じ込めておくことができる。このため、削りカスによるショート故障の発生が抑制され、その結果、電動式駆動装置の信頼性がさらに向上する。
さらに、絶縁性材料でできている樹脂壁33cと蓋33kの内側に、モータ端子13が配置されることから、モータ端子13とヒートシンク35間の絶縁性を向上させることができ、電動式駆動装置の信頼性がさらに向上する。
また、絶縁性部材33がヒートシンク35に固定されると、蓋33kがヒートシンクに押し当てられ、その結果、ヒートシンク35が絶縁性部材33を支持する構成となる。これにより、モータ端子13がモータ接続端子34に挿入される際に、絶縁性部材33が受ける荷重をヒートシンク35で受けることができる。この結果、絶縁性部材33の変形、破損を防ぐことができ、電動式駆動装置の組立性、信頼性が向上する。
また、絶縁性部材33には、モータ接続端子34の端子部34dよりも幅の狭い支持部材33dが設けられている。支持部材33dは、蓋33kを介して、ヒートシンク35に支持される。このため、モータ端子13がモータ接続端子34に挿入される際に、モータ接続端子34が受ける荷重を、モータ端子13の挿入を阻害することなく、かつ、端子部34dの真下をヒートシンク35で受けることができる。この結果、モータ接続端子34の変形・破損を防ぐことができ、電動式駆動装置の組立性、信頼性が向上する。
実施の形態3.
実施の形態3では、先の実施の形態1とは異なる構造の絶縁性部材33およびモータ接続端子34を用いた電動式駆動装置300ついて、説明する。図15は、本発明の実施の形態3における電動式駆動装置の絶縁性部材33とモータ接続端子34を表した要部斜視図である。本実施の形態3に係る電動式駆動装置300は、先の実施の形態1に係る電動式駆動装置100に対して、モータ接続端子34を、絶縁性部材33にインサートして一体に成型した点が異なる。
また、これに伴い、絶縁性部材33に設けていたスリット33hを省略した点が異なる。他の構成は、先の実施の形態1の電動式駆動装置100と同様であるので、詳細説明は、省略する。
本実施の形態3において、モータ接続端子34は、絶縁性樹脂製の絶縁性部材33にインサート成型されている。このため、絶縁性部材33を構成する際、絶縁性樹脂によりモータ接続端子34は、固定される。これにより、モータ端子13がモータ接続端子34に圧入された状態で固定される際、圧入時にモータ接続端子34に加わる荷重が、偏ることなく均等にかかるとともに、モータ接続端子34が受ける荷重を絶縁性部材33全体で受けることができる。この結果、モータ接続端子34の変形、破損を防ぐことができ、電動式駆動装置の信頼性が向上する。
また、モータ接続端子34が絶縁性部材33にインサート成型されると、モータ接続端子34の位置が固定される。従って、モータ接続端子34の位置ずれが小さくなり、モータ端子13は、モータ接続端子34を確実に挟み込むことができる。この結果、電動式駆動装置の組立性が向上する。
また、モータ接続端子34が絶縁性部材33にインサート成型されると、スリット33hを必要とせず、モータ接続端子34の周囲を樹脂で完全に埋めることができる。このため、閉空間70の密閉性が向上し、電動式駆動装置の信頼性がさらに向上する。
また、モータ接続端子34と絶縁性部材33の密着性がより向上するため、モータ接続端子34と絶縁性部材33間の熱抵抗が減少し、電動式駆動装置の信頼性がさらに向上する。
さらに、モータ接続端子34が絶縁性部材33にインサート成型されることで、組立工数が削減され、コストを低減することができる。
実施の形態4.
先の実施の形態1〜3では、電動式パワーステアリング装置に用いられる電動式駆動装置100、200、300について説明した。本実施の形態4では、先の実施の形態1〜3に係る電動式駆動装置100、200、300が装着された電動式パワーステアリング装置のうち、先の実施の形態1に係る電動式駆動装置100が装着された電動式パワーステアリング装置について、図16を用いて説明する。図16は、本発明の実施の形態4に係る電動式パワーステアリング装置の断面図である。
図16に示すように、本発明の実施の形態4に係る電動式パワーステアリング装置は、先の実施の形態1に係る電動式駆動装置100の電動モータ1側において、電動モータ1の回転数を減速させる減速装置15が装着されることで構成される。より具体的には、本実施の形態4における電動式駆動装置100は、電動モータ1のモータフレーム6を介して減速装置15にねじ(図示せず)で固定される。
減速装置15は、ギヤケース16、ウォームギヤ17、およびウォームホイール18を有している。ここで、ギヤケース16は、電動モータ1のモータフレーム6が取り付けられるギヤケースである。また、ウォームギヤ17は、ギヤケース16内に設けられ、回転軸2の回転を減速する減速ギヤである。さらに、ウォームホイール18は、ウォームギヤ17に歯合している。
ウォームギヤ17の回転軸2側の端部には、カップリング19が固定されている。そして、カップリング19とカップリング7とが連結することで、電動モータ1からウォームギヤ17にトルクが伝達されるようになっている。
以上の内容を整理すると、本発明の実施の形態4に係る電動式パワーステアリング装置によれば、電動式駆動装置100の電動モータ1にあるモータフレーム6において、電動モータ1の回転数を減速させる減速装置15が装着されている。このため、重量の大きい電動モータ1を、制御装置20と減速装置15とで挟む構造となる。この結果、電動モータ1の振動に対する耐久性能、すなわち耐振性が増し、信頼性の向上した電動式パワーステアリング装置を得ることができる。
また、電動式駆動装置100の電動モータ1にあるモータフレーム6において、電動モータ1の回転数を減速させる減速装置15が装着されている。このため、電動モータ1からの発熱は、フレーム6に放熱された後、さらに減速装置15にて放熱される。従って、電動式パワーステアリング装置の放熱性能が向上する。この結果、電動モータ1にて発熱した際の温度上昇が抑制され、信頼性の向上した電動式パワーステアリング装置を得ることができる。
なお、本実施の形態4では、先の実施の形態1に係る電動式駆動装置100の電動モータ1側にあるモータフレーム6において、減速装置15が装着されている場合について示した。これに対して、図17は、本発明の実施の形態4の別の形態に係る電動式パワーステアリング装置の断面図である。
図17に示すように、電動モータ1とは反対側である制御装置20側において、減速装置15が装着されるよう構成してもよい。具体的には、電動式駆動装置100は、制御装置20のヒートシンク35を介して、減速装置15にねじ(図示せず)で固定される。
本構成の電動式パワーステアリング装置によれば、電動式駆動装置100の制御装置20にあるヒートシンク35において、電動モータ1の回転数を減速させる減速装置15が装着されている。このため、制御装置20(駆動部61を構成する発熱部品(コイル41、コンデンサ42、パワーモジュール21))からの発熱は、ヒートシンク35に放熱された後、さらに減速装置15にて放熱される。
よって、制御装置20からの発熱は、減速装置15にて放熱されることから、電動式パワースタリング装置の放熱性能が向上する。さらに、制御装置20にて発熱した際の温度上昇が抑制され、信頼性の向上した電動式パワーステアリング装置を得ることができる。
なお、上述した実施の形態1〜4において、電動モータ1は、ブラシレスモータとして説明した。しかしながら、本発明の電動モータ1は、ブラシレスモータに限定されるものでない。例えば、電動モータ1は、インダクションモータまたはスイッチトリラクタンスモータ(SRモータ)であってもよい。
また、上述した実施の形態1〜4において、パワーモジュール21には、電動モータ1に供給されるモータ電流IMを通電・遮断するスイッチ手段であるモータリレーを構成するFET23b、および電動モータ1のモータ電流IMを検出するシャント抵抗器24が実装されている場合について説明した。しかしながら、FET23b、シャント抵抗器24のうち、いずれか一方、あるいは両方を省略した構成としてもよい。また、リレーモジュール60を省略した構成としてもよい。

Claims (14)

  1. 電動モータと、
    前記電動モータの回転軸の軸線上に配置され、前記電動モータを駆動制御する制御装置と
    を備えた電動式駆動装置であって、
    前記電動モータは、
    前記制御装置に向かって前記回転軸の軸線方向と平行に延出し、前記制御装置側の端部に形成されたスリットを有するモータ端子
    を含み、
    前記制御装置は、
    前記電動モータの電流切り替えを行う半導体スイッチング素子と、
    前記半導体スイッチング素子の発熱を放熱するヒートシンクと、
    前記モータ端子の延出線上に設けられ、前記半導体スイッチング素子および前記モータ端子と電気的に接続されたモータ接続端子と、
    前記モータ接続端子を保持する絶縁性部材と
    を含み、
    前記モータ端子に形成された前記スリットで前記モータ接続端子を挟み込むことにより、前記モータ端子が前記モータ接続端子に圧入された状態で固定され、
    前記絶縁性部材は、前記回転軸の軸線と略平行に伸び、内周側に前記モータ端子が配置されることで前記モータ接続端子に対する前記モータ端子の位置を矯正する樹脂壁を有し、前記ヒートシンクに固定されている
    電動式駆動装置。
  2. 請求項1に記載の電動式駆動装置において、
    前記絶縁性部材は、前記樹脂壁の反電動モータ側端部を塞ぐ蓋部をさらに有し、前記蓋部が前記ヒートシンクに押し当てられた状態で前記ヒートシンクに固定される
    電動式駆動装置。
  3. 請求項1に記載の電動式駆動装置において、
    前記絶縁性部材は、前記樹脂壁と前記ヒートシンクが径方向に重複する重複部を形成した状態で、前記ヒートシンクに固定される
    電動式駆動装置。
  4. 請求項3に記載の電動式駆動装置において、
    前記絶縁性部材は、前記ヒートシンクに押し当てられる鍔部をさらに有する
    電動式駆動装置。
  5. 請求項3または4に記載の電動式駆動装置において、
    前記ヒートシンクは、前記樹脂壁を収容するくぼみを有し、前記樹脂壁が前記くぼみに収容されることで、前記重複部を形成する
    電動式駆動装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の電動式駆動装置において、
    前記絶縁性部材は、前記モータ接続端子と前記モータ端子との圧接部を支える支持部材をさらに有する
    電動式駆動装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の電動式駆動装置において、
    前記絶縁性部材は、前記内周側に前記モータ端子を挿入させるためのガイド部をさらに有する
    電動式駆動装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1項に記載の電動式駆動装置において、
    前記絶縁性部材は、前記ヒートシンクに圧入された状態で固定される
    電動式駆動装置。
  9. 請求項1ないし7のいずれか1項に記載の電動式駆動装置において、
    前記絶縁性部材は、前記ヒートシンクに接着剤で固定される
    電動式駆動装置。
  10. 請求項1ないし9のいずれか1項に記載の電動式駆動装置において、
    前記絶縁性部材は、前記モータ接続端子を挿入するために形成されたスリットをさらに有する
    電動式駆動装置。
  11. 請求項1ないし9のいずれか1項に記載の電動式駆動装置において、
    前記モータ接続端子は、前記絶縁性部材にインサート成型されている
    電動式駆動装置。
  12. 請求項1ないし11のいずれか1項に記載の電動式駆動装置において、
    前記制御装置の反電動モータ側に、前記電動モータの回転数を減速させるために装着された減速装置をさらに備える
    電動式駆動装置。
  13. 請求項1ないし11のいずれか1項に記載の電動式駆動装置において、
    前記電動モータの反制御装置側に、前記電動モータの回転数を減速させるために装着された減速装置をさらに備える
    電動式駆動装置。
  14. 請求項1ないし13のいずれか1項に記載の電動式駆動装置の製造方法であって、
    前記絶縁性部材を前記ヒートシンクに固定するステップと、
    前記樹脂壁に沿って前記モータ端子を挿入していくことで、前記モータ接続端子に対する前記モータ端子の位置を矯正するステップと、
    前記モータ端子に形成された前記スリットで前記モータ接続端子を挟み込むことにより、前記モータ端子を前記モータ接続端子に圧入された状態で固定するステップと
    を備える電動式駆動装置の製造方法。
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