JP5717303B1 - 横型両頭平面研削盤 - Google Patents

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Abstract

【課題】ワークをVベルト及びワークガイドプレートを介して本体の砥石間に送る途中に於て、Vベルトからワークガイドプレートへのワーク乗り移り領域にてワークが倒れたり、引掛ることを防止する横型両頭平面研削盤を提供する。【解決手段】横型両頭平面研削盤は、ワークを鉛直姿勢で左右から挟圧しつつ送りを与える左右一対のVベルト11A,11Aとワークガイドプレートを備えたワーク供給装置を有し、かつ該Vベルトから該ワークガイドプレートへのワーク乗り移り領域Zには、ワーク倒れ防止部材を配設する。該ワーク倒れ防止部材は複数枚のプレート26A,26C,26Bを備え、中間のプレート26CはVベルト単体11A,11Aの間隙G11へ差込まれる。【選択図】図6

Description

本発明は、横型両頭平面研削盤に関する。
従来、横型両頭平面研削盤としてワークを、連続的に、砥石の対向平面間を、リニアーに通過させる、スルーフィールドタイプのものが公知である(特許文献1参照)。
例えば、図14の平面図と図15の要部拡大説明図に示すようなスルーフィールドタイプの横型両頭平面研削盤が知られている。
円形平板や円環平板等のプレート状ワーク32を鉛直姿勢にて左右から挟圧しつつ送りF0 を与える左右一対のエンドレス状Vベルト33,33と、このVベルト33,33の下流側にて、鉛直姿勢のままでワーク32を受取って砥石34,34間に誘導する左右一対の直線状ワークガイドプレート35,35が、設けられている。
各Vベルト33は、駆動ローラ36と従動ローラ37に懸架され、駆動ローラ36の矢印M36方向の回動によって、Vベルト33は矢印F33方向へ移動する。図14にて明らかなように、左右一対のVベルト33,33の平行走行部33A,33Aが相互に接近した状態で、ワーク32を挟圧しつつワーク32に送りを矢印F33方向に与えるのであるが、ローラ36の軸心点L36,L36を結んだ直線L1 を越すと、ローラ36,36の回転に伴ってVベルト33,33は相互に分離してゆく。
Vベルト33,33が相互に分離してゆく略三角形の領域に、ワークガイドプレート35,35が差込状に配置されているが、Vベルト33が走行していると共にVベルト33の寸法公差のばらつきと振動等の理由で、ワークガイドプレート35,35の上流端35Aと、Vベルト33との間に比較的大き目の間隙を形成する必要がある。従って、Vベルト33からワークガイドプレート35へのワーク乗り移り領域Zの面積が平面的に見てやや大きく形成され、この乗り移り領域Zに於て、(ワーク32の輪郭形状が小さい場合に)ワーク32が、図15に示したように、傾いたり、倒れて、ガイドプレート35の上流端35Aに引掛り、ガイドプレート35に乗り移りしない(これを「乗り移り異常」と呼ぶ場合がある)。
特開昭60−259364号公報
上述のような乗り移り異常が発生すると、設備(研削盤)を一旦停止せねばならず、設備稼働率が低下してしまうという問題があり、しかも、このような設備停止した場合に、(左右一対の)砥石と砥石の間に残されたワークは、その後の再稼働に伴って、研削が再開されるが、その加工精度が安定せず、ワーク加工不良率が高まる。
そこで、本発明は、小さな形状のワークであっても、(ワーク倒れや引掛りを防止して、)Vベルトからガイドプレートへの乗り移りを安定して、スムーズに行わしめ、従来の乗り移り異常に伴う設備停止を予防し、設備稼働率をアップし、さらに、ワーク加工精度の不良発生率を、低減することを目的とする。
そこで、本発明は、プレート状ワークを鉛直姿勢で左右から挟圧しつつ送りを与える左右一対のエンドレス状Vベルト、及び、該Vベルトの下流側にて鉛直姿勢の上記ワークを受取って砥石間に誘導する左右一対のワークガイドプレートを、備えたスルーフィールドタイプの横型両頭平面研削盤に於て、上記Vベルトから上記ワークガイドプレートへのワーク乗り移り領域に、ワーク倒れ防止部材を設け、かつ、該ワーク倒れ防止部材は、上記Vベルトがワークを挟圧する挟圧面から成る平面視直線状のワーク保持線と、上記ワークガイドプレートが上記ワークに摺接する摺接面から成る平面視直線状の誘導線とを、平面視一直線状に連結するワーク倒れ防止用ガイド面を、備えている。
また、左右一対の上記エンドレス状Vベルトの各々が、所定の間隙を介して上下に平行に配設された複数本から成り、さらに、左右一対の上記ワークガイドプレートの各々には、上流端部からスリット部が形成され、上記ワーク倒れ防止部材は、上記間隙及び上記スリット部に差込まれる中間プレートを有し、かつ、上記Vベルトの上面と下面に各々近接配置されると共に、上記中間プレートと同一形状の上プレート・下プレートを、有し、上記ワークガイド倒れ防止用ガイド面は、上記中間プレート・上プレート・下プレートの輪郭の一部を直線部に形成して該直線部の端面をもって構成したものである。
また、Vベルト掛け用凹周溝を形成するフランジが突設されたVベルト懸架用ローラの内で上記ワーク乗り移り領域の近傍のローラに於て、上記フランジに逃げ用スリット部が凹設され、上記中間プレート・上プレート・下プレートを部分的に上記逃げ用スリット部に差込んで、上記中間プレート・上プレート・下プレートの延伸部位の平面視の面積を増加させて上記延伸部位を補強したものである。
本発明によれば、ワーク倒れ防止部材によって、Vベルトからワークガイドプレートへのワークの乗り移りが安定してスムースに行われる。さらに、これに伴って、設備の稼働率が改善し、かつ、ワークの不良発生率も確実に低減できる。即ち、ワークの両面研削作業の能率アップと、ワークの研削加工精度の安定を図り得る。
本発明の実施の一形態を示す一部破断側面図である。 平面図である。 要部簡略平面図である。 一部破断要部簡略側面図である。 要部拡大説明図である。 要部斜視図である。 要部の説明用の斜視図である。 要部拡大簡略平面図である。 ワークガイドプレートの要部側面図である。 ワークガイドプレートの要部平面図である。 要部の構成説明用平面図である。 要部断面図である。 一部破断で示した要部の平面図である。 従来例を示す平面図である。 従来例の問題点を説明するための要部拡大説明平面図である。
以下、図示の実施の形態に基づき本発明を詳説する。
図1,図2は、横型両頭平面研削盤の一例を示す側面図と平面図である。
この図1と図2に於て、1は研削盤本体であり、水平状一軸心L2 廻りに回転自在として一対の円形の(回転)砥石2,2が設けられ、(図示省略の)駆動手段にて回転駆動される。
プレート状ワーク10は、円直姿勢にて、一対の上記回転砥石2,2の対向する2平面2A,2A間に、矢印F2 のようにリニアー(直線一方向)に通過しつつ、両面を同時に平面研削される。
3,4は帯板状の上レールと下レールであって、ワーク10の外径寸法よりも僅かに大きい上下間隔をもって、平行に設けられ、しかも、上下レール3,4は、砥石2,2の平面2A,2Aの間隙に差込まれて、(図1に示した)側面図に於て、軸心L2 又は、その近傍を、下流側に向かって僅かに下傾状として、砥石2,2間を貫通している。
ワーク10は次々と、矢印F2 方向に送られ(リニアーに通過して)、ワーク10の鉛直状両面が平面状に研削される。このように、本発明は、スルーフィールドタイプの横型両頭平面研削盤に関する。
研削盤本体1は、ベース部5と、その上に設けられた機枠部6とを、備え、また、機枠部6内に上記砥石2,2が設けられると共に、砥石2,2のドレッシング用のドレスアーム7が付設される。
そして、研削盤本体1にワーク10を順次送り込むためのワーク供給装置8が上流側(図1の左側)に設けられ、かつ、研削盤本体1にて研削されたワーク10を順次排出するワーク送出装置9が下流側(図1の右側)に設けられている。
ワーク供給装置8は、ワーク10を鉛直姿勢で左右から挟圧しつつ送りF0 を与える左右一対のエンドレス状Vベルト11,11を備え、さらに、このVベルト11,11の下流側にて鉛直姿勢のワーク10を受取って砥石2,2(の平面2A,2A)間に誘導する左右一対のワークガイドプレート12,12を備える。
ワークガイドプレート12,12の各々は、左右(位置)調整機構13にて左右方向位置を変更可能であり、このようにして、一対のワークガイドプレート12,12の間隔寸法を調整自在として、フレーム14に取付けられている。このフレーム14は機枠部6に固着されている。
各Vベルト11は、略鉛直状駆動軸15に固着された駆動ローラ16と、空転自在な略鉛直状従動軸17に固着された従動ローラ18に、エンドレス状に懸架され、平面視が長円形である。
研削盤本体1のベース部5の上流側面に固着された副ベース部19には、駆動モータ20が設けられ、減速機等を介して、上記駆動軸15を矢印M16方向に回転させる。
なお、21はワーク供給側シュートであって、下流側へ下傾状に、上記副ベース部19に傾斜角度調整可能に取着され、このシュート21の下流端は、一対のVベルト11,11の従動ローラ18,18の間に対応して配設されている。
次に、ワーク送出装置9は、研削直後の鉛直姿勢のワーク10を、図1,図2の右方向(即ち下流側)へ誘導する左右一対のワーク排出プレート22,22を有する。このワーク排出プレート22,22の各々は、左右(位置)調整機構23にて左右方向位置を変更可能であり、このようにして、一対の排出プレート22,22の間隔寸法を調整自在として、フレーム24に取付けられている。このフレーム24は機枠部6に固着されている。
また、下流側へ下傾状のワーク排出側シュート25が、平面視直線状に、ワーク排出プレート22,22の下流側に付設されている。
図3,図4は、各々、図2,図1の要部を拡大して示した図であり、図5は、さらに図3の要部を拡大して示した図である。
この図3,図4,図5、及び、図1,図2に示すように、Vベルト11,11とワークガイドプレート12,12を備えたワーク供給装置8に於て、Vベルト11からワークガイドプレート12へのワーク乗り移り領域Zには、ワーク倒れ防止部材26が設けられている。
図1〜図5、及び、要部斜視図を示した図6に示す実施の形態に於ては、左右一対のVベルト11,11の各々が、所定の間隙G11を介して上下に平行に配設された2本のベルト単体11A,11Aから成る。
Vベルト懸架用ローラ16,18の各々には、2個のVベルト掛け用凹周溝27,27が形成され、この凹周溝27は横断面台形の略V字状溝である。そして、各ローラ16,18には、3本のフランジ(突条)28,28,28が外鍔型に突設され、隣り合う一対のフランジ28,28間に上記凹周溝27が形成される(図6及び図12参照)。
ところが、4個のローラ16,18,16,18の内で、ローラ乗り移り領域Zの近傍のローラ16,16―――即ち、図例では駆動ローラ16,16に相当―――に於て、横断面が急峻台形山型のフランジ28の頂部から、軸心直交面状に逃げ用スリット部29が凹設されている。(図12,図5,図6参照)。
そして、左右一対のワークガイドプレート12,12の各々は、その上流端がローラ16及びそれに懸架されたベルト11の弯曲外周面に、接近状態となるように上流方向へ延伸され、かつ、図10と図11と図5等に示した如く、平面視が円弧状の凹部39に形成される。このように延伸させた延伸部12Aによって、ワーク乗り移り領域Zの、ワーク送り方向に沿った寸法(範囲)を、減少できる。また、各ワークガイドプレート12は、(図4に示すように)上流端と下流端が幅広の帯板状である。この各ワークガイドプレート12の(延伸部12Aの)上流端部12Bから、側面視一文字形のスリット部12Cが形成されている。
次に、ワーク倒れ防止部材26は、図7と図12と図13に示すように、中間プレート26Cと上プレート26Aと下プレート26Bとを平行に有し、(図12のように、)スペーサ47を介在させて、中間プレート26Cと上プレート26Aと下プレート26Bを一体化(ユニット化)して、さらに、図12,図13及び図1と図4と図6に示すように、このユニット化したものを、取付部材40によって、ローラ16,18を保持する固定保持枠30に、固着する。3枚のプレート26A,26B,26Cは、同一形状とするのが望ましい。
ワーク倒れ防止部材26の上記中間プレート26Cは、エンドレス状Vベルト11,11の間隙G11に、ワーク走行路の裏側から差込まれる。また、ワークガイドプレート12の上記スリット部12Cに、ワーク走行路の裏面から差込まれる。かつ、上プレート26Aは、Vベルト11の上面と、ワークガイドプレート12の延伸部12Aの上面に近接配置され、下プレート26Bは、Vベルト11の下面と、ワークガイドプレート12の延伸部12Aの下面に、近接配置される。
図7と図8及び図6に於て、ワークガイド倒れ防止部材26が実際にワーク10に接触可能な倒れ防止用ガイド面P26は、中間プレート26C・上プレート26A・下プレート26Bの輪郭の一部に形成した直線部41の端面S41(図7中の実線にて示した部分を参照)をもって構成する。
各プレート26C,26A,26Bは、図8に示すように、円弧帯板状基部42と、この基部42の先端部からしだいに幅寸法が減少する延伸部位43とから成る。つまり、基部42の円弧状外周線の延長円弧線をストレートに切欠いた前記直線部41、及び、その直線部41の先端から弧状乃至傾斜直線状のワーク干渉逃げ線部44をもって、(前記の幅寸法が減少する)延伸部位43を形成する。基部42及び延伸部位43は(連続した)同一径の内周端縁45を有している。
Vベルト懸架用ローラ16,18の内のワーク乗り移り領域Zに近い方のローラ16のフランジ28には、逃げ用スリット部29が凹設されている点は、既述した通りであるが、この逃げ用スリット部29に、(図5,図6,図11に示した如く、)各プレート26C,26A,26Bの上記内周端縁45が(非接触状態で)差込まれる。
このように、中間プレート26C・上プレート26A・下プレート26Bの各内周端縁45を(部分的に)ローラ16のフランジ28の逃げ用スリット部29に差込むことによって、各延伸部位43の平面視の面積(幅寸法)が増加して、延伸部位43を補強できる。
Vベルト11は、図5等に示す如く、平行な直線部L11,L11と、一対の半円状円弧部R11,R11とから成る長円形状(競技用トラック形状)である。
ローラ16に懸架されたVベルト11のラジアル外方側、かつ、ワークガイドプレート12の(ワーク走行路の)裏側のクサビ形隅部Yから、各プレート26C・26A・26Bの延伸部位43は、十分に長く延伸可能であり、上記直線部L11にまで到達し、乃至、直線部L11と小寸法だけ重なっている。
ワーク倒れ防止部材26について、さらに詳しく説明する。Vベルト11がワーク10を挟圧して送りF0 を与える挟圧面S11から成る平面視直線状のワーク保持線K11と、ワークガイドプレート12がワーク10に摺接する摺接面S12から成る平面視直線状の誘導線K12とを、ワーク倒れ防止部材26のワーク倒れ防止用ガイド面P26が、平面視一直線状に連結している(図6,図11等参照)。
言い換えると、ワーク倒れ防止部材26は、直線状のワーク保持線K11と、直線状の誘導線K12とを、平面視一直線状に連結するワーク倒れ防止用ガイド面P26を、備えている。このワーク倒れ防止用ガイド面P26は、従って、平面視直線状であり、このガイド面P26は、上プレート26Aと中間プレート26Cと下プレート26Bの端面S41,S41,S41から、構成されている。既述の直線部41,41,41が平面視重なり合って一直線を成し、上流側の直線K11と下流側の直線K12とを、連結して、全体として一直線を形成し、ワーク10を、(倒れたり、引掛ったりせずに)スムースに送ることを実現している。
図5の平面図に於て、ローラ16,16の軸心点O16,O16を結んだ直線L16を、下流側から越えて、ワーク倒れ防止部材26の延伸部位43が存在している。つまり、Vベルト11の直線部L11の一部分と、延伸部位43の一部分とが、平面視、重なり合う。従って、Vベルト11がワーク10を挟圧する挟圧面S11(ワーク保持線K11)の下流端から、ワーク倒れ防止部材26のガイド面P26(端面S41)に円滑にワーク10が乗り移りつつガイドされる。
なお、図8と図11に示した如く、ワーク干渉逃げ線部44を、延伸部位43の先端に形成してあることによって、ワーク10が延伸部位43の先端に引掛ることを防止できる。
また、図9と図10に示すように、ワーク10の走行路を形成するワークガイドプレート12の表て面側(摺接面S12側)に於て、上流端部12Bから小寸法L46の勾配面46が形成されており、しかも、スリット部12Cの深さ寸法Hよりも勾配面46の長さ寸法L46が小さく設定され、このスリット部12C内に、ワーク倒れ防止部材26の各プレート26A,26C,26Bは深く差込まれる(図6と図11参照)。
このように深く差込まれる構成により、平面視直線と直線との重なり部48が、図11に示す如く形成され、ワーク10は、ワーク倒れ防止部材26の直線部41から、ワークガイドプレート12の摺動面S12(誘導線K12)に、極めてスムースに乗り移る。
このように、Vベルト11の直線部L11の下流端部と、ワーク倒れ防止部材26の各プレート26A,26C,26Bのワーク走行路側の端縁とは、重なり部を形成しており、さらに、ワーク倒れ防止部材26の各プレート26A,26C,26Bのワーク走行路側の端縁と、ワークガイドプレート12の延伸部12Aとは、重なり部48を形成している。
本発明に係る横型両頭平面研削盤にて研削加工されるワーク10としては、ピストンリング、ベアリングレース、バルブシート、その他種々のものが考えられるが、円形や円環状に限らず、多角形状や長円形・楕円形等のものでも良い。また、Vベルト単体11A,11Aが3本以上であっても自由であるが、その場合、ワーク倒れ防止部材26のプレート26A,26C,26Bの数は、4枚以上とし、特に、ベルト単体11A,11Aの間隙G11に差込まれる中間プレート26Cの枚数は2枚,3枚・・・と増加すれば良い。
上述のように、プレート状ワーク10を鉛直姿勢にてVベルト11,11とワークガイドプレート12,12によって、砥石2,2間に誘導するスルーフィールドタイプの横型両頭平面研削盤に於て;上記Vベルト11から上記ワークガイドプレート12へのワーク乗り移り領域Zに、ワーク倒れ防止部材26を設けた構成であるので、Vベルト11からワークガイドプレート12へのワーク乗り移り領域Zにおけるワーク10の(図15に示したような)倒れ、及び、それに伴うガイドプレート12の上流端部への引掛りを、防止できて、従来の設備停止の発生を著しく低減でき、設備稼働時間を向上できる。さらに、設備停止に伴って生じていた加工精度不良も低減可能となる。
本発明は、以上述べたように、プレート状ワーク10を鉛直姿勢で左右から挟圧しつつ送りF0 を与える左右一対のエンドレス状Vベルト11,11、及び、該Vベルト11,11の下流側にて鉛直姿勢の上記ワーク10を受取って砥石2,2間に誘導する左右一対のワークガイドプレート12,12を、備えたスルーフィールドタイプの横型両頭平面研削盤に於て;上記Vベルト11から上記ワークガイドプレート12へのワーク乗り移り領域Zに、ワーク倒れ防止部材26を設け;かつ、該ワーク倒れ防止部材26は、上記Vベルト11がワーク10を挟圧する挟圧面S11から成る平面視直線状のワーク保持線K11と、上記ワークガイドプレート12が上記ワーク10に摺接する摺接面S12から成る平面視直線状の誘導線K12とを、平面視一直線状に連結するワーク倒れ防止用ガイド面P26を、備えている構成であるので、平面視で一直線状として、途切れずにワーク走行路の左右側面が形成でき、(ワーク10が特に小さい場合であっても、)ワーク10が引掛ったり、倒れたりすることなく、スムースに、かつ、正常な姿勢を保って、砥石2,2の平面間に順次送り込みできる。
従って、従来の設備停止の発生を著しく低減でき、設備稼働時間を向上できる。さらに、設備停止に伴って生じていた加工精度不良も低減可能となる。
また、左右一対の上記エンドレス状Vベルト11,11の各々が、所定の間隙G11を介して上下に平行に配設された複数本から成り;さらに、左右一対の上記ワークガイドプレート12,12の各々には、上流端部12Bからスリット部12Cが形成され;上記ワーク倒れ防止部材26は、上記間隙G11及び上記スリット部12Cに差込まれる中間プレート26Cを有し;かつ、上記Vベルト11の上面と下面に各々近接配置されると共に、上記中間プレート26Cと同一形状の上プレート26A・下プレート26Bを、有し;上記ワークガイド倒れ防止用ガイド面P26は、上記中間プレート26C・上プレート26A・下プレート26Bの輪郭の一部を直線部41に形成して該直線部41の端面S41をもって構成したので、ワーク10の寸法の大きいものから小さいものまでを、確実に、倒れることなく、引掛ることなく、スムースに砥石側へ送ることができる。さらに、極めてスムースにワーク10がVベルト11からワークガイド倒れ防止用ガイド面P26、さらに、ワークガイドプレート12へと、順次、乗り移り可能であり、かつ、ワーク10の引掛りや倒れも確実に防ぎ得る。
また、Vベルト掛け用凹周溝27を形成するフランジ28,28が突設されたVベルト懸架用ローラ16,18の内で上記ワーク乗り移り領域Zの近傍のローラ16に於て、上記フランジ28に逃げ用スリット部29が凹設され、上記中間プレート26C・上プレート26A・下プレート26Bを部分的に上記逃げ用スリット部29に差込んで、上記中間プレート26C・上プレート26A・下プレート26Bの延伸部位43の平面視の面積を増加させて上記延伸部位43を補強したので、ワーク10が延伸部位43の上流端部に仮に衝突しても、延伸部位43は簡単には変形せず、Vベルト11との干渉等も予防でき、長期の使用期間に渡ってワーク10は安定した正常姿勢をもって砥石2,2間に送られる。特に、延伸部位43は、Vベルト11の直線部L11と重なり合うまで延長でき、Vベルト11からワーク倒れ防止部材26への乗り移りが確実かつスムースとなる。
2 (回転)砥石
10 ワーク
11 Vベルト
11A ベルト単体
12 ワークガイドプレート
12B 上流端部
12C スリット部
16,18 ローラ
26 ワーク倒れ防止部材
26A 上プレート
26B 下プレート
26C 中間プレート
27 凹周溝
28 フランジ(突条)
29 逃げ用スリット部
41 直線部
43 延伸部
0 送り
11 間隙
11 ワーク保持線(直線)
12 誘導線(直線)
26 ワーク倒れ防止用ガイド面
11 挟圧面
12 摺接面
41 端面
Z ワーク乗り移り領域

Claims (3)

  1. プレート状ワーク(10)を鉛直姿勢で左右から挟圧しつつ送り(F 0 )を与える左右一対のエンドレス状Vベルト(11)(11)、及び、該Vベルト(11)(11)の下流側にて鉛直姿勢の上記ワーク(10)を受取って砥石(2)(2)間に誘導する左右一対のワークガイドプレート(12)(12)を、備えたスルーフィールドタイプの横型両頭平面研削盤に於て、
    上記Vベルト(11)から上記ワークガイドプレート(12)へのワーク乗り移り領域(Z)に、ワーク倒れ防止部材(26)を設け
    かつ、該ワーク倒れ防止部材(26)は、上記Vベルト(11)がワーク(10)を挟圧する挟圧面(S 11 )から成る平面視直線状のワーク保持線(K 11 )と、上記ワークガイドプレート(12)が上記ワーク(10)に摺接する摺接面(S 12 )から成る平面視直線状の誘導線(K 12 )とを、平面視一直線状に連結するワーク倒れ防止用ガイド面(P 26 )を、備えていることを特徴とする横型両頭平面研削盤。
  2. 左右一対の上記エンドレス状Vベルト(11)(11)の各々が、所定の間隙(G 11 )を介して上下に平行に配設された複数本から成り、
    さらに、左右一対の上記ワークガイドプレート(12)(12)の各々には、上流端部(12B)からスリット部(12C)が形成され、
    上記ワーク倒れ防止部材(26)は、上記間隙(G 11 )及び上記スリット部(12C)に差込まれる中間プレート(26C)を有し、
    かつ、上記Vベルト(11)の上面と下面に各々近接配置されると共に、上記中間プレート(26C)と同一形状の上プレート(26A)・下プレート(26B)を、有し、
    上記ワークガイド倒れ防止用ガイド面(P 26 )は、上記中間プレート(26C)・上プレート(26A)・下プレート(26B)の輪郭の一部を直線部(41)に形成して該直線部(41)の端面(S 41 )をもって構成した請求項1記載の横型両頭平面研削盤。
  3. Vベルト掛け用凹周溝(27)を形成するフランジ(28)(28)が突設されたVベルト懸架用ローラ(16)(18)の内で上記ワーク乗り移り領域(Z)の近傍のローラ(16)に於て、上記フランジ(28)に逃げ用スリット部(29)が凹設され、上記中間プレート(26C)・上プレート(26A)・下プレート(26B)を部分的に上記逃げ用スリット部(29)に差込んで、上記中間プレート(26C)・上プレート(26A)・下プレート(26B)の延伸部位(43)の平面視の面積を増加させて上記延伸部位(43)を補強した請求項2記載の横型両頭平面研削盤。
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