JP5652435B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置に関し、特に、感光体や中間転写体等の像担持体に対して滑剤を塗布する滑剤塗布部を備えた画像形成装置に関する。
一般に、電子写真プロセス技術を利用した画像形成装置(プリンター、複写機、ファクシミリ等)は、帯電した感光体に対して、画像データに基づくレーザー光を照射(露光)することにより静電潜像を形成する。そして、静電潜像が形成された感光体(像担持体)へ現像装置よりトナーを供給することにより静電潜像を可視化してトナー像を形成する。さらに、このトナー像を直接又は間接的に用紙に転写させた後、加熱、加圧して定着させることにより用紙に画像を形成する。
また、感光体ドラムの表面に転写後に残存するトナー(転写残トナー)は、クリーニング装置により回収される。クリーニング装置は、感光体ドラムの表面に摺接させた状態で配置される、弾性体からなるクリーニングブレードを有する。クリーニングブレードによって転写残トナーが掻き取られることにより、感光体ドラムの表面が清掃される。
このとき、クリーニングブレードを摺接させた状態で感光体ドラムを回転させるため、感光体ドラムとクリーニングブレードとの摺接部位に摩擦力が発生し、感光体ドラムとクリーニングブレードが摩耗して劣化するという問題がある。そこで、摺接部位における摩擦力を低減するために、感光体ドラムの表面に滑剤を塗布するようにした画像形成装置が提案されている(例えば特許文献1、2)。
感光体ドラムに滑剤を塗布する場合、一般に、滑剤塗布ブラシが感光体ドラムに摺接する状態で固定され、この滑剤塗布ブラシに対して固形滑剤が押圧された状態で配置される。そして、滑剤塗布ブラシが回転することによって固形滑剤が掻き取られ、掻き取られた滑剤が感光体ドラムに塗布される。
固形滑剤は、例えば、軸方向が鉛直となるように筒状の型を固定し、この型に液状の樹脂を流し込み、樹脂の重さによって型の中に樹脂を行き渡らせ、固化させることにより柱状に形成される(重力注型法)。
特開2011−180397号公報 特開2007−193183号公報
重力注型法による固形滑剤の作製においては、樹脂が固化するときに、溶存ガスが気泡として現れる。この気泡は、樹脂が底側から徐々に固化するに伴い、樹脂中を上昇して表面に達することにより離脱して除去されるが、その一部は樹脂中に残留する。そのため、固形滑剤の作製時に底側となっていた軸方向一端部(以下、底側端部)は中実に成形される一方、作製時に上側(注型側)となっていた軸方向他端部(以下、注型側端部)には、気泡が残留し、いわゆる鬆が発生しやすい。つまり、注型側端部の滑剤密度は、鬆が発生する分だけ底側端部よりも低くなる。
近年では、感光体ドラム及びクリーニング装置等がユニット化された感光体ドラムユニットの長寿命化が要求されており、この要求に対応するために固形滑剤の大サイズ化が進められている。そのため、固形滑剤の注型側端部には一層鬆が発生しやすい状況となっている。
上述したように固形滑剤に鬆が発生していると、感光体ドラムへの滑剤塗布量が部分的に不足することとなり、感光体ドラム又はクリーニングブレードの摩耗劣化が促進される。また、さらなる高精細・高画質を実現するためには、より均一な滑剤塗布性能が求められるが、かかる要求に対応することも困難となる。
本発明の目的は、感光体ドラム等の像担持体に対して均一に滑剤を塗布することができ、感光体ドラムユニットの耐久性、信頼性の向上を図ることができるとともに、画像の高品質化を図ることができる画像形成装置を提供することである。
本発明に係る画像形成装置は、電子写真方式によりトナー像が形成される像担持体と、
前記像担持体の表面に滑剤を塗布する滑剤塗布部と、を備えた画像形成装置であって、
前記滑剤塗布部が、同じ製法により成形され、前記像担持体の軸方向に沿う長手方向の一端部よりも他端部の方に気泡が偏って残留している柱状の2つの固形滑剤を有し、
前記2つの固形滑剤が、前記像担持体の軸方向と平行で、かつ前記一端部と前記他端部が逆向きとなるように配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、固形滑剤の中に気泡が残留していても、軸方向における固形滑剤の密度が全体として平均化されるので、感光体ドラム等の像担持体に対して均一に滑剤を塗布することができる。したがって、感光体ドラムユニットの耐久性、信頼性の向上を図ることができるとともに、画像の高品質化を図ることができる。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の全体構成を概略的に示す図である。 ドラムクリーニング装置の要部構成を示す図である。 二つの固形滑剤の配置態様を示す図である。 滑剤塗布部の変形例を示す図である。 滑剤塗布部の他の変形例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置1の全体構成を概略的に示す図である。
図1に示す画像形成装置1は、電子写真プロセス技術を利用した中間転写方式のカラー画像形成装置である。すなわち、画像形成装置1は、感光体ドラム413上に形成されたY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の各色トナー像を中間転写ベルト421に転写(一次転写)し、中間転写ベルト421上で4色のトナー像を重ね合わせた後、用紙Sに転写(二次転写)することにより、画像を形成する。
また、画像形成装置1には、YMCKの4色に対応する感光体ドラム413を中間転写ベルト421の走行方向に直列配置し、中間転写ベルト421に一回の手順で各色トナー像を順次転写させるタンデム方式が採用されている。
図1に示すように、画像形成装置1は、画像読取部10、操作表示部20、画像処理部30、画像形成部40、用紙搬送部50、及び定着部60を備える。
画像読取部10は、ADF(Auto Document Feeder)と称される自動原稿給紙装置11及び原稿画像走査装置12(スキャナー)等を備えて構成される。
自動原稿給紙装置11は、原稿トレイに載置された原稿Dを搬送機構により搬送して原稿画像走査装置12へ送り出す。自動原稿給紙装置11は、原稿トレイに載置された多数枚の原稿Dの画像(両面を含む)を連続して一挙に読み取ることができる。
原稿画像走査装置12は、自動原稿給紙装置11からコンタクトガラス上に搬送された原稿又はコンタクトガラス上に載置された原稿を光学的に走査し、原稿からの反射光をCCD(Charge Coupled Device)センサー12aの受光面上に結像させ、原稿画像を読み取る。画像読取部10は、原稿画像走査装置12による読取結果に基づいて入力画像データを生成する。この入力画像データには、画像処理部30において所定の画像処理が施される。
操作表示部20は、例えばタッチパネル付の液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)で構成され、表示部21及び操作部22として機能する。表示部21は、制御部(図示略)から入力される表示制御信号に従って、各種操作画面、画像の状態表示、各機能の動作状況等の表示を行う。操作部22は、テンキー、スタートキー等の各種操作キーを備え、ユーザーによる各種入力操作を受け付けて、操作信号を制御部(図示略)に出力する。
画像処理部30は、入力画像データに対して、初期設定又はユーザー設定に応じたデジタル画像処理を行う回路等を備える。例えば、画像処理部30は、制御部(図示略)の制御下で、階調補正データ(階調補正テーブル)に基づいて階調補正を行う。また、画像処理部30は、入力画像データに対して、階調補正の他、色補正、シェーディング補正等の各種補正処理や、圧縮処理等を施す。これらの処理が施された画像データに基づいて、画像形成部40が制御される。
画像形成部40は、入力画像データに基づいて、Y成分、M成分、C成分、K成分の各有色トナーによる画像を形成するための画像形成ユニット41Y、41M、41C、41K、中間転写ユニット42、及び二次転写ユニット43等を備える。
Y成分、M成分、C成分、K成分用の画像形成ユニット41Y、41M、41C、41Kは、同様の構成を有する。図示及び説明の便宜上、共通する構成要素は同一の符号で示し、それぞれを区別する場合には符号にY、M、C、又はKを添えて示すこととする。図1では、Y成分用の画像形成ユニット41Yの構成要素についてのみ符号が付され、その他の画像形成ユニット41M、41C、41Kの構成要素については符号が省略されている。
画像形成ユニット41は、露光装置411、現像装置412、感光体ドラム413、帯電装置414、及びドラムクリーニング装置415等を備える。
感光体ドラム413は、例えばドラム径が80mmのアルミニウム製の導電性円筒体(アルミ素管)の周面に、アンダーコート層(UCL:Under Coat Layer)、電荷発生層(CGL:Charge Generation Layer)、電荷輸送層(CTL:Charge Transport Layer)を順次積層した負帯電型の有機感光体(OPC:Organic Photo-conductor)である。
電荷発生層は、電荷発生材料(例えばフタロシアニン顔料)を樹脂バインダー(例えばポリカーボネイト)に分散させた有機半導体からなり、露光装置411による露光により一対の正電荷と負電荷を発生する。電荷輸送層は、正孔輸送性材料(電子供与性含窒素化合物)を樹脂バインダー(例えばポリカーボネート樹脂)に分散させたものからなり、電荷発生層で発生した正電荷を電荷輸送層の表面まで輸送する。
感光体ドラム413は、動力伝達機構(図示略)を介して駆動モーター(図示略)に接続される。制御部(制御部)が駆動モーターの駆動電流を制御することにより、感光体ドラム413は一定の周速度で回転する。
帯電装置414は、光導電性を有する感光体ドラム413の表面を一様に負極性に帯電させる。
露光装置411は、例えば半導体レーザーで構成され、感光体ドラム413に対して各色成分の画像に対応するレーザー光を照射する。感光体ドラム413の電荷発生層で正電荷が発生し、電荷輸送層の表面まで輸送されることにより、感光体ドラム413の表面電荷(負電荷)が中和される。感光体ドラム413の表面には、周囲との電位差により各色成分の静電潜像が形成されることとなる。
現像装置412は、例えば二成分現像方式の現像装置であり、感光体ドラム413の表面に各色成分のトナーを付着させることにより静電潜像を可視化してトナー像を形成する。
ドラムクリーニング装置415は、感光体ドラム413の表面に摺接されるドラムクリーニングブレード91等を有し、一次転写後に感光体ドラム413の表面に残存する転写残トナーを除去する。
ドラムクリーニング装置415は、クリーニング部90と、滑剤塗布部80を備える(図2参照)。クリーニング部90は、感光体ドラム413の表面に摺接されるドラムクリーニングブレード91等を有し、一次転写後に感光体ドラム413の表面に残存する転写残トナーを除去する。滑剤塗布部80は、感光体ドラム413の表面に摺接される滑剤塗布ブラシ81等を有し、感光体ドラム413の表面に滑剤を塗布する。ドラムクリーニング装置415の詳細については後述する。
中間転写ユニット42は、中間転写体となる中間転写ベルト421、バックアップローラー423Aを含む複数の支持ローラー423、及びベルトクリーニング装置426等を備える。
中間転写ベルト421は無端状ベルトで構成され、複数の支持ローラー423にループ状に張架される。複数の支持ローラー423のうちの少なくとも一つは駆動ローラーで構成され、その他は従動ローラーで構成される。駆動ローラーとなる支持ローラー423が回転することにより、中間転写ベルト421は矢印A方向に一定速度で走行する。一次転写ローラー422によって中間転写ベルト421が感光体ドラム413に圧接されることにより、中間転写ベルト421に各色トナー像が順次重ねて一次転写される。
二次転写ユニット43は、二次転写ローラー431Aを含む複数の支持ローラー431に、二次転写ベルト432がループ状に張架された構成を有する。
中間転写ベルト421及び二次転写ベルト432を介して、二次転写ローラー431Aがバックアップローラー423Aに圧接されることにより、転写ニップが形成される。この転写ニップを用紙Sが通過する際、中間転写ベルト421に担持されているトナー像が用紙Sに二次転写される。具体的には、トナーと逆極性の電圧(転写バイアス)を二次転写ローラー431Aに印加することにより、トナー像は用紙Sに静電的に転写される。トナー像が転写された用紙Sは二次転写ベルト432によって、定着部60に向けて搬送される。
ベルトクリーニング装置426は、中間転写ベルト421の表面に摺接されるベルトクリーニングブレード等を有し、二次転写後に中間転写ベルト421の表面に残存する転写残トナーを除去する。
定着部60は、搬送されてきた用紙Sを定着ニップで加熱、加圧することにより、用紙Sにトナー像を定着させる。定着部60には、エアを吹き付けることにより、定着面側部材(例えば定着ベルト)又は裏面側支持部材(例えば加圧ローラー)から用紙Sを分離させるエア分離ユニットを配置してもよい。
用紙搬送部50は、給紙部51、排紙部52、及び搬送経路部53等を備える。
給紙部51を構成する3つの給紙トレイユニット51a〜51cには、坪量やサイズ等に基づいて識別された用紙S(規格用紙、特殊用紙)が予め設定された種類ごとに収容される。
搬送経路部53は、レジストローラー対53a等の複数の搬送ローラー対を有する。給紙トレイユニット51a〜51cに収容されている用紙Sは、最上部から一枚ずつ送出され、搬送経路部53により画像形成部40に搬送される。このとき、レジストローラー対53aが配設されたレジストローラー部により、給紙された用紙Sの傾きが補正されるとともに搬送タイミングが調整される。
そして、画像形成部40において、中間転写ベルト421のトナー像が用紙Sの一方の面に一括して二次転写され、定着部60において定着工程が施される。画像形成された用紙Sは、排紙ローラー52aを備えた排紙部52により機外に排紙される。
このように、画像形成装置1は、光導電性を有する感光体ドラム413と、感光体ドラム413の表面を一様に帯電させる帯電装置414と、光照射により感光体ドラム413の表面に静電潜像を形成する露光装置411と、感光体ドラム413の表面にトナーを付着させることにより静電潜像を可視化してトナー像を形成する現像装置412と、一次転写後に感光体ドラム413の表面に残存する転写残トナーを除去するドラムクリーニング装置415とを備えている。
図2は、実施の形態に係るドラムクリーニング装置415の要部構成を示す図である。図2には、ドラムクリーニング装置415を手前側からみた場合について示している。
図2に示すように、ドラムクリーニング装置415は、クリーニング部90と、滑剤塗布部80を備える。クリーニング部90及び滑剤塗布部80の各構成部材は、ドラムクリーニング装置415の枠体となる収容ケースCに適当な方法により取り付けられる。
クリーニング部90は、ドラムクリーニングブレード91、トナー回収スクリュー92等を備える。
ドラムクリーニングブレード91は、ウレタンゴム等を平板状に成形した弾性部材であり、感光体ドラム413の軸方向(主走査方向)の幅とほぼ同等の幅を有する。ドラムクリーニングブレード91は、所定の自由長(例えば9mm)を有し、感光体ドラム413に対してカウンター方向(感光体ドラム413が回転するときエッジ部分が突っ張ることとなる方向)から所定の当接角(例えば15°)、法線加荷重(例えば20N)で摺接するように配置される。
画像形成時には、感光体ドラム413が回転することに伴い、ドラムクリーニングブレード91によって感光体ドラム413の表面に残存する転写残トナーが掻き取られる。掻き取られた転写残トナーは、トナー回収スクリュー92によって、廃トナー回収容器(図示略)に送出される。
滑剤塗布部80は、滑剤塗布ブラシ81、固形滑剤82、83、滑剤押圧部84、85、及び均しブレード86等を備える。
滑剤塗布ブラシ81は、例えばポリエステル等の繊維が植設された基布を芯金に巻き付けたローラー状のブラシであり、感光体ドラム413の軸方向の幅とほぼ同等の幅を有する。ここでは、外径が14mmの滑剤塗布ブラシ81を用いるものとする。
滑剤塗布ブラシ81は、感光体ドラム413の表面がブラシ先端に所定量だけ食い込んだ状態(例えば食い込み量:0.5〜1.5mm)となるように固定され、感光体ドラム413の回転とは反対向きに回転する。
固形滑剤82、83は、滑剤を固形化したもの(例えば鉛筆硬度:F〜HB相当)で、滑剤押圧部84のホルダー(図示略)に固定される。滑剤としては、例えばステアリン酸亜鉛(ZnSt)が適用される。
滑剤押圧部84、85は、例えば圧縮スプリング等の付勢部材を有し、付勢部材の一端側に固定された固形滑剤82、83を滑剤塗布ブラシ81に向けて所定の押圧力で押圧する。
均しブレード86は、ドラムクリーニングブレード91と同様の構成を有する。均しブレード86は、感光体ドラム413に対してトレーリング方向(感光体ドラム413が回転するときにエッジ部分が引きずられることとなる方向)から所定の当接角(例えば50°)及び侵入量で摺接するように配置される。
画像形成時には、滑剤塗布ブラシ81が回転することにより固形滑剤82、83の表面から滑剤が掻き取られ、この掻き取られた滑剤が感光体ドラム413との接触部位において感光体ドラム413の表面に塗布される。そして、塗布された滑剤は、均しブレード86により均一な厚さとなるように均される。
図3は、固形滑剤82、83の配置態様を示す図である。図3に示すように、本実施の形態では、一つの滑剤塗布ブラシ81に対して、二つの固形滑剤82、83が配置される。固形滑剤82、83は、底側端部821、831よりも注型側端部822、832の方に気泡が偏って残留している柱状の固形滑剤であり、それぞれ感光体ドラム413の軸方向と平行に配置される。
例えば、固形滑剤82、83を重力注型法により作製した場合に、固形滑剤82、83の底側端部821、831は中実に成形される一方、注型側端部822、832には気泡が残留し、いわゆる鬆が発生する。なお、固形滑剤82、83が同じ製法で作製されていれば、気泡の残留状況は同様になっていると考えてよい。
本実施の形態では、一方の固形滑剤82の底側端部821と他方の固形滑剤83の注型側端部832とが対向するとともに、一方の固形滑剤82の注型側端部822と他方の固形滑剤83の底側端部831とが対向するように、固形滑剤82、83が配置される。すなわち、2つの固形滑剤82、83は、底側端部821、831と注型側端部822、832とが逆向きとなるように配置される。
一つの固形滑剤82又は固形滑剤83だけを見れば、注型側端部822、832の滑剤密度は、鬆が発生する分だけ底側端部821、831よりも低くなるが、二つの固形滑剤82、83を逆向きに配置することで、軸方向における滑剤密度は全体として平均化される。したがって、感光体ドラム413の軸方向に対して滑剤が均一に塗布されることとなる。
また、固形滑剤82、83は、軸方向に垂直な断面積が底側端部821、831から注型側端部822、832に向けて減少するように形成されることが好ましい。
固形滑剤82、83を重力注型法により作製する場合、軸方向に垂直な断面で見ると、外側から内側に向けて固化が進行するため、中心部に気泡が残留しやすい。注型側端部822、832の断面積を底側端部821、831よりも小さくすることで、液状の樹脂が固化するときに表面から気泡が離脱しやすくなるため、固形滑剤82、83中に残留する気泡を低減することができる。つまり、固形滑剤82、83のそれぞれにおける滑剤密度が均一化されるので、感光体ドラム413に対して滑剤を均一に塗布するのに有効である。
このように、画像形成装置1は、電子写真方式によりトナー像が形成される感光体ドラム413(像担持体)と、感光体ドラム413の表面に滑剤を塗布する滑剤塗布部80と、を備える。また、滑剤塗布部80は、同じ製法により成形され、底側端部821、831(一端部)よりも注型側端部822、832(他端部)の方に気泡が偏って残留している柱状の2つの固形滑剤82、83を有する。そして、2つの固形滑剤82、83が、感光体ドラム413の軸方向と平行で、かつ底側端部821、831と注型側端部822、832が逆向きとなるように配置されている。
画像形成装置1によれば、固形滑剤82、83の中に気泡が残留していても、軸方向における固形滑剤82、83の密度が全体として平均化されるので、感光体ドラム413に対して均一に滑剤を塗布することができる。
そのため、気泡を完全に除去する必要はないため、従来と同様に、重力注型法により低コストで作製された固形滑剤82、83を適用することができる。また、固形滑剤82、83の厚さを厚くすることにより、作製時に気泡が生じやすくなっても問題は生じない。
したがって、画像形成ユニット41(感光体ドラムユニット)の耐久性、信頼性の向上を図ることができるとともに、画像の高品質化を図ることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、固形滑剤82、83は、重力注型法により作製されたものに限定されず、その他の製法により作製されたものであってもよい。つまり、本発明は、同じ製法で作製され、軸方向の一端部よりも他端部に気泡が偏って残留している固形滑剤を使用する場合に適用できる。
また、図4に示すように、固形滑剤82、83のそれぞれに対して、滑剤塗布ブラシ81A、81Bを配置するようにしてもよい。さらには、図5に示すように、滑剤塗布ブラシ81を省略して、固形滑剤82、83を直接感光体ドラム413に接触させるようにしてもよい。
また、本発明は、像担持体である中間転写ベルト421に滑剤を塗布する滑剤塗布部を備えた画像形成装置に適用することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 画像形成装置
10 画像読取部
20 操作表示部
30 画像処理部
40 画像形成部
50 用紙搬送部
60 定着部
80 滑剤塗布部
81、81A、81B 滑剤塗布ブラシ
82、83 固形滑剤
84、85 滑剤押圧部
86 均しブレード
90 クリーニング部
91 ドラムクリーニングブレード
92 回収スクリュー
413 感光体ドラム(像担持体)
421 中間転写ベルト(像担持体)
415 ドラムクリーニング装置
821 底側端部
822 注型側端部
831 底側端部
832 注型側端部

Claims (3)

  1. 電子写真方式によりトナー像が形成される像担持体と、
    前記像担持体の表面に滑剤を塗布する滑剤塗布部と、を備えた画像形成装置であって、
    前記滑剤塗布部が、同じ製法により成形され、前記像担持体の軸方向に沿う長手方向の一端部よりも他端部の方に気泡が偏って残留している柱状の2つの固形滑剤を有し、
    前記2つの固形滑剤が、前記像担持体の軸方向と平行で、かつ前記一端部と前記他端部が逆向きとなるように配置されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記2つの固形滑剤が、重力注型法で成形され、注型側端部と底側端部が逆向きとなるように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記2つの固形滑剤の軸方向に垂直な断面積が、前記底側端部から前記注型側端部に向けて減少することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
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