JP5644682B2 - コネクタ - Google Patents
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Description
また、固定部に設けられたロック片を電線収容孔の係止部に前方から係止させることで、固定部が電線収容孔から後方へ抜けることを規制することができる。これにより、コネクタハウジングから電線が引き抜かれることを規制することができる。
また、ロック片が電線の挿入過程において弾性変形し、弾性復帰することで電線収容孔の係止部に前方から係止するので、従来のように凸部と凹部とを無理嵌めする場合に比べて、係止部とロック片との係止代を小さくする必要がない。また、ロック片が潰れることで、係止代が小さくなることを防止することができる。これにより、ロック片が前方から係止部に係止する係止代を大きくすることができ、係止部とロック片との係止力を向上させることができる。
すなわち、電線に対する固定部の保持力を向上させ、かつ、コネクタハウジングに対する固定部の後方への係止力を向上させることができるので、コネクタハウジングから電線が引き抜かれることを確実に規制することができる。
本発明の実施の態様として、以下の構成が好ましい。
このような構成によると、電線の端末に端子金具を接続した後にかしめ部材をかしめ付け、複数の分割体を装着することで、固定部を装着することができるので、固定部を電線に先通しする必要がなく、作業効率を良くすることができる。
このような構成によると、一種類の分割体によって固定部を構成することができるので、形状の異なる複数の分割体によって固定部を構成する場合に比べて、分割体の製造コストを低減することができる。また、分割体の部品管理を容易にすることができる。
係止部が例えば電線収容孔の前後方向中央付近に設けられている場合には、メンテナンスなどでコネクタハウジングから電線を離脱させる際に、電線収容孔の中央付近まで治具などを差し込むなどして、ロック片を弾性変形させてロック片と係止部との係止状態を解除することになる。それに対して、このような構成によると、係止部が電線収容孔の開口縁部において前方に臨んだ形態となっているので、治具などを電線収容孔の奥部に差し込むことなく前方からロック片を弾性変形させて、ロック片と係止部との係止状態を容易に解除することができる。
本発明の実施形態について図1乃至図14を参照して説明する。
本実施形態におけるコネクタ10は、例えばインバータ装置等の機器のケースに設けられた図示しない取付孔に嵌合されるものであって、バッテリなどの電源供給装置からインバータ装置に電力を供給する複数の電線40の途中に接続されている。また、このコネクタ10は、電線40をコネクタハウジング11に貫通させることで、電線40の端末に接続された端子金具41が遊動可能とされており、ケース内に設けられた図示しない端子台に対して端子金具41が容易にアライニングできるようになっている。なお、以下の説明において、上下方向とは図3における上下方向を基準とし、前後方向とは、図3における右側を前方、左側を後方とし、左右方向とは図5における左右方向を基準とする。
シェル取付部19の左右方向両端部には、一対の固定片22が形成されている。この固定片22は、シェル取付部19の左右方向両端部から左右方向に張り出すように設けられている。固定片22には、上下方向に貫通するボルト挿通孔22Aが形成されており、このボルト挿通孔22Aに図示しないボルトを挿通させて、ケースに締め込むことで、コネクタハウジング11をケースに固定することができるようになっている。
以下に、電線40をターミナルロック50によってコネクタハウジング11に保持固定する構造について説明する。
かしめ片44は、図12に示すように、略矩形状の金属板の側縁を対向させるように電線40に回曲することで、円筒状に形成されている。また、かしめ片44は、図8に示すように、かしめ片44の前端部及び後端部における内周角部44Aが電線40の外被覆43に食い込むと共に、かしめ片44の前端部及び後端部における外周角部44Bが外被覆43から外側に僅かに突出するようにかしめ付けられている。これにより、かしめ片44は、外被覆に合成樹脂製の保持突起を食い込ませる場合に比べて、外被覆に強固に固定された状態となっている。また、かしめ片44の前端面45は、電線40の軸線方向と直交して、且つ、前方に臨んだ面とされ、かしめ片44の後端面46は、電線40の軸線方向と直交して、且つ、後方に臨んだ面とされている。
固定部51は、かしめ片44を全周に亘って包囲するように形成されており、固定部51の外径寸法は、図6に示すように、電線収容孔12の左右方向の寸法とほぼ同じ寸法に設定されている。
また、ターミナルロック50は、図9及び図12に示すように、一対の半割体(本発明の「分割体」の一例)53を互いに組み付けることで構成されており、各半割体53にロック片52が一つずつ形成されている。
まず、端子金具41が接続された電線40を用意し、図12に示すように、外被覆43の所定の位置に、かしめ片44の内周角部44Aが外被覆43に食い込むようにかしめ片44を治具等によってかしめ付ける。かしめ片44が固定されたところで、両半割体53を電線40の両側からかしめ片44を覆うように電線40に組み付け、保持突起55と係止片56とを係止させることで、図9及び図10に示すように、電線40にターミナルロック50を装着する。このとき、固定部51の収容溝54にかしめ片44が収容されて、固定部51における収容溝54の前側の内面がかしめ片44の前端面45に前方から係止し、収容溝54の後側の内面がかしめ片44の後端面46に後方から係止することで固定部51が前後方向に係止される。これにより、電線40に対して固定部51が前後方向に移動できないように固定され、ターミナルロック50が電線40に保持固定される。
ところが、端子金具41が上下反転した反転姿勢(バレル部41Bを接続片41Aよりも下側に張り出した姿勢)で、端子金具41を電線収容孔12に挿入しようとすると、図14に示すように、端子金具41のバレル部41Bの前端面が下側に配された前止まり部24に後方から突きあたり、端子金具41を反転姿勢で電線収容孔12に挿通することを規制できるようになっている。
それに対して、本実施形態によると、係止凹部23は電線収容孔12の前端開口縁部に形成され、且つ、前方に臨んだ形態となっているので、コネクタハウジング11から電線40を離脱させる際に、治具などを電線収容孔12の奥部に差し込むことなく前方からロック片52を弾性変形させて、ロック片52と係止凹部23との係止状態を容易に解除することができる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、電線収容孔12の内面に前止まり部24を設けた構成としたが、参考例として、例えば、端子金具41を締結する端子台側において端子金具41を前止まりさせることで、電線収容孔12の内面に前止まり部24を形成しない構成としてもよい。
(2)上記実施形態では、コネクタハウジング11をアルミダイキャスト製としたが、本発明はこのような態様に限定されるものではなく、例えば、コネクタハウジング11を合成樹脂などによって構成してもよい。
(3)上記実施形態では、ターミナルロック50を一対の半割体53よって構成したが、本発明はこのような態様に限定されるものではなく、例えば、3つや4つの分割体によって構成してもよい。
(5)上記実施形態では、固定部51に一対のロック片52を設けた構成としたが、本発明はこのような態様に限定されるものではなく、例えば、固定部51に1つや3つ以上のロック片を設ける構成としてもよい。
(6)上記実施形態では、かしめ部材を金属板状のかしめ片44として構成したが、本発明はこのような態様に限定されるものではなく、例えば、かしめ部材をリング状のかしめリングとしてもよい。
11:コネクタハウジング
12:電線収容孔
23:係止凹部(係止部)
24:前止まり部
40:電線
44:かしめ片(かしめ部材)
51:固定部
52:ロック片
53:半割体(分割体)
54:収容溝
57:ロック爪
Claims (4)
- コネクタハウジングの内部に電線が保持固定されたコネクタであって、
前記コネクタハウジングの内部を前後方向に貫通して設けられた電線収容孔と、
前記電線収容孔の内面に設けられた係止部と、
前記電線の外被覆に食い込むようにかしめ付けられる金属製のかしめ部材と、
前記電線収容孔の内面と前記かしめ部材との間に配され、前記かしめ部材に保持固定される固定部と、
前記固定部に前記電線側へ弾性変形可能に設けられ、前記電線を後方から前記電線収容孔に挿入する際に前記電線収容孔の内面に押圧されることで前記電線側に弾性変形し、前記電線が正規の挿入位置に至ると、弾性復帰して前方から前記係止部に係止するロック片とを備え、
前記固定部には、前記かしめ部材を収容することで前記かしめ部材と前後方向に係止可能な収容溝が形成されており、
前記係止部は、前記電線収容孔の軸線方向と交差する方向に凹んで形成されており、
前記ロック片の先端には、前記電線から離れる方向に突出して、前記係止部に前方から係止可能なロック爪が形成されており、
前記電線収容孔の内面には、前記固定部が後方から当接する前止まり部が形成されていることを特徴とするコネクタ。 - 前記固定部は、複数の分割体によって形成されていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
- 前記複数の分割体は、同一形状をなしていることを特徴とする請求項2記載のコネクタ。
- 前記係止部は、前記電線収容孔の前端開口縁部に形成され、且つ、前方に臨んでいることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載のコネクタ。
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