JP4937098B2 - クランプの誤組付け防止構造 - Google Patents

クランプの誤組付け防止構造 Download PDF

Info

Publication number
JP4937098B2
JP4937098B2 JP2007320851A JP2007320851A JP4937098B2 JP 4937098 B2 JP4937098 B2 JP 4937098B2 JP 2007320851 A JP2007320851 A JP 2007320851A JP 2007320851 A JP2007320851 A JP 2007320851A JP 4937098 B2 JP4937098 B2 JP 4937098B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clamp
mounting hole
locking member
vehicle
clamp mounting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007320851A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009144772A (ja
Inventor
和裕 坂野
壮志 宇佐美
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiwa Kasei Industry Co Ltd
Original Assignee
Daiwa Kasei Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daiwa Kasei Industry Co Ltd filed Critical Daiwa Kasei Industry Co Ltd
Priority to JP2007320851A priority Critical patent/JP4937098B2/ja
Publication of JP2009144772A publication Critical patent/JP2009144772A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4937098B2 publication Critical patent/JP4937098B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Insertion Pins And Rivets (AREA)

Description

本発明は、車両部材に対するクランプの誤組付け防止構造に関するものである。
車両(例えば、自動車)には、電装品に電気を供給するためのワイヤハーネスが多数箇所に配索されている。そして、このワイヤハーネスが車体の外部に取り付けられる場合、ワイヤハーネスが露出することを防止するため、車両用のプロテクタにワイヤハーネスを入り込ませて取り付けられる。このプロテクタは、該プロテクタに予め組み付けられたクランプにより、車体に取り付けられる。この種のプロテクタとして、例えば特許文献1に開示される技術が存している。
従来のクランプとプロテクタについて、本発明の実施例の図面を援用しながら説明する。図1及び図2に示される実施例のプロテクタ100には、ワイヤハーネスWHを収容するための溝部1がほぼ平行に、4列になって設けられている。そして、手前側(図1の図面視における下側)の溝部1の外壁部2に、平面視において略方形状の取付けブラケット3が設けられている。この取付けブラケット3は、プロテクタ100の外壁部2から水平に突出される取付板部4と、その周縁部を覆うように立設された周壁部5とを備えている。取付板部4には、クランプ200を挿入するためのクランプ取付孔6が設けられている。また、車体7の底面部7aには、スタッドボルト8が突設されている。
図4に示されるように、このプロテクタ100は、予め取付けブラケット3にクランプ200を組み付けて、そのクランプ200を車体7の下側からスタッドボルト8に嵌合させることによって車体7に取り付けられる。このとき、スタッドボルト8とクランプ200とが係合することにより、プロテクタ100の落下防止が図られる(図5参照)。
ここで、作業者がプロテクタ100の取付けブラケット3にクランプ200を組み付けるとき、取付けブラケット3の下側から組み付けるべきところを、誤ってその上側から組み付けてしまう場合がある。そして、誤って組み付けられたときであっても、クランプ200が取付けブラケット3のクランプ取付孔6に一定の節度感(例えば、クリック音がすること)をもって組み付けられたり、クランプ200がクランプ取付孔6に挿入された状態(途中嵌合された状態)で保持されたりした場合、作業者がその誤組付けに気がつかないことがある。
特開2005−83494号公報
本発明は上記した不具合に鑑み、クランプが車両部材に組み付けられるとき、誤組付けが確実に防止されるようにすることを課題としている。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記した課題を解決するための本発明の第一は、
車両部材にクランプを組み付けるときに、該クランプが誤って組み付けられることを防止する構造であって、
前記クランプは、車両部材のクランプ取付孔に弾性変形しながら挿入され、前記クランプ取付孔を通過した状態で弾性復元して前記クランプ取付孔に係止される係止部材が設けられたクランプ本体部と、
前記クランプ本体部と一体に設けられ、前記係止部材が前記クランプ取付孔を通過して係止された状態で、前記クランプ本体部をそれ以上挿入不能とする押え板部と、を備え、
前記車両部材には、前記クランプ取付孔が形成されている部分の一方の面から突出し、該一方の面の側から前記クランプ取付孔に前記クランプ本体部が挿入されたときに、前記係止部材が前記クランプ取付孔を通過する前に前記押え板部と当接する誤組付け防止部材が設けられていて、
前記クランプのクランプ本体部が、前記クランプ取付孔に一方の面の側から挿入され、前記押え板部が誤組付け防止部材に当接したとき、途中まで弾性変形された前記係止部材が弾性復元する力によって、前記クランプ本体部が挿入方向と逆の方向に押し戻され
前記クランプ取付孔の軸線から前記誤組付け防止部材の内周面までの長さは、前記クランプ本体部の軸線から係止部材の傾斜面部の頂部までの長さよりも大であることを特徴としている。
また、上記した課題を解決するための本発明の第二は、
車両部材にクランプを組み付けるときに、該クランプが誤って組み付けられることを防止する構造であって、
前記クランプは、車両部材のクランプ取付孔に弾性変形しながら挿入され、前記クランプ取付孔を通過した状態で弾性復元して前記クランプ取付孔に係止される係止部材が設けられたクランプ本体部と、
前記クランプ本体部と一体に設けられ、前記係止部材が前記クランプ取付孔を通過して係止された状態で、前記クランプ本体部をそれ以上挿入不能とする押え板部と、を備え、
前記車両部材には、前記クランプ取付孔が形成されている部分の一方の面から突出し、該一方の面の側から前記クランプ取付孔に前記クランプ本体部が挿入されたときに、前記係止部材が前記クランプ取付孔を通過する前に前記押え板部と当接する誤組付け防止部材が設けられていて、
前記クランプのクランプ本体部が、前記クランプ取付孔に一方の面の側から挿入され、前記押え板部が誤組付け防止部材に当接したとき、途中まで弾性変形された前記係止部材が弾性復元する力によって、前記クランプ本体部が挿入方向と逆の方向に押し戻され、
前記係止部材は、前記クランプ本体部の軸線方向に対して斜めに設けられた傾斜面部を有し、
前記係止部材が前記車両部材のクランプ取付孔に挿入されて弾性変形したときに、その傾斜面部が前記クランプ本体部を前記挿入方向と逆の方向に押し戻そうとする力と、その傾斜面部が前記クランプ取付孔の内周面を前記挿入方向と直交する方向に押圧しようとする力とが等しくなる位置を係止部材の弾性変形臨界部と定義し、
前記誤組付け防止部材における前記車両部材の一方の面からの突出長は、前記クランプ本体部と前記押え板部との接合面から、前記係止部材の弾性変形臨界部までの長さよりも大であることを特徴としている。
本発明に係る誤組付け防止構造により、クランプが車両部材に誤って組み付けられようとしたときであっても、クランプの係止部材の弾性復元力により、そのクランプ本体部が挿入方向と逆方向に押し戻されてしまう。これにより、作業者は、確実に誤組付けであることを認識できる。そして、そのためには、車両部材に誤組付け防止部材を追加して設けるだけで済み、車両部材の成形が困難になることはない。
具体的には、本発明の第二において、前記係止部材は、前記クランプ本体部の軸線方向に対して斜めに設けられた傾斜面部を有し、
前記係止部材が前記車両部材のクランプ取付孔に挿入されて弾性変形したときに、その傾斜面部が前記クランプ本体部を前記挿入方向と逆の方向に押し戻そうとする力と、その傾斜面部が前記クランプ取付孔の内周面を前記挿入方向と直交する方向に押圧しようとする力とが等しくなる位置を係止部材の弾性変形臨界部と定義し、
前記誤組付け防止部材における前記車両部材の一方の面からの突出長は、前記クランプ本体部と前記押え板部との接合面から、前記係止部材の弾性変形臨界部までの長さよりも大となっている。
そして、前記係止部材が前記車両部材のクランプ取付孔に挿入されて弾性変形を開始する位置を係止部材の弾性変形開始部と定義したとき、
前記誤組付け防止部材における前記車両部材の一方の面からの突出長は、前記クランプ本体部と前記押え板部との接合面から、前記係止部材の弾性変形開始部までの長さよりも小であることが望ましい。
これにより、作業者がクランプを誤組付けしようとしたときに、クランプのクランプ本体部が確実に押し戻されるとともに、クランプ本体部が押し戻された状態でクランプが不安定状態で保持されるため、作業者が誤組付けをより確実に認識できる。
一方、本発明の第一において、前記クランプ取付孔の軸線から前記誤組付け防止部材の内周面までの長さは、前記クランプ本体部の軸線から係止部材の傾斜面部の頂部までの長さよりも大となっている
これにより、クランプの係止部材の位置や数に関係なく、係止部材と誤組付け防止部材との干渉を回避できる。
前記車両部材は、車両に配索されるワイヤハーネスが落下することを防止するためのプロテクタであり、車体の底面部から突出したスタッドボルトが前記クランプ本体部に設けられたねじ部に係合されることによって前記プロテクタが車体に取り付けられるようにできる。
本発明の誤組付け防止構造を、車両に配索されるワイヤハーネスを保護するためのプロテクタに対して実施することができる。
本発明の実施例について説明する。図1は本発明の実施例のプロテクタ100の平面図、図2は車体7に取り付けた状態のプロテクタ100の正面図、図3の(a)は本発明の実施例のクランプ200の平面図、(b)は同じく正面図、(c)は同じく側面図である。
本発明に係る車両用のプロテクタ100とクランプ200との誤組付け防止構造について説明する。なお、プロテクタ100については、従来技術において説明をしたものとほぼ同一なので、異なる部分についてのみ説明する。
最初に、本実施例のクランプ200について説明する。図3の(a)〜(c)に示されるように、このクランプ200は、樹脂材を射出成形して形成され、長方形平板状の押え板部9と、押え板部9の上面(接合面9a)に立設されるクランプ本体部10とを備えている。クランプ本体部10の上部で軸線Cの部分には、漏斗状のボルト受け部11が形成されている。ボルト受け部11の底面部には開口孔12が形成されている。この開口孔12は、押え板部9をも貫通して設けられている。開口孔12の内径は、車体7に突設されたスタッドボルト8(図2参照)の外径よりも少し大きい。そして、ボルト受け部11の開口孔12の下側には、一対のボルト係合片13が延設されている。一対のボルト係合片13は、クランプ本体部10に対して弾性変形可能であり、対向配置されるそれらの先端部には、スタッドボルト8のねじ部に係合する多段の溝部13aが設けられている。そして、通常状態(弾性変形していない状態)における一対のボルト係合片13の溝部13a同士の間隔は、スタッドボルト8の外径よりも少し狭い。
図4及び図5に示されるように、クランプ200が組み付けられたプロテクタ100が、車体7のスタッドボルト8に下方から取り付けられるとき、スタッドボルト8がクランプ200のボルト受け部11が入りこむ。ボルト受け部11が漏斗状になっているため、確実にスタッドボルト8の先端部がボルト受け部11に案内される。そして、スタッドボルト8の先端部がボルト受け部11の開口孔12を通過すると、スタッドボルト8の先端部が一対のボルト係合片13を押し広げ、そのねじ部が各ボルト係合片13の溝部13aに係合される。これにより、スタッドボルト8の抜止めが図られる。
図3に示されるように、正面視におけるクランプ本体部10の左右方向(横方向)の両端部には、それぞれ一対の係止片14a,14bが設けられている。一対の係止片14a,14bはクランプ本体部10の両端部の上部から、軸線Cに対して斜めになるように延設されている。即ち、一対の係止片14a,14bはそれらの基端部15a,15bのみでクランプ本体部10と接続されていて、クランプ本体部10に対して独立して弾性変形可能である。また、係止片14a,14bの外壁部は傾斜面部16a,16bとなっていて、それらの頂部17a,17bはクランプ本体部10の正面壁部及び背面壁部よりも手前側及び奥側に突出している。一対の係止片14a,14bは、基端部15a,15bを支点として弾性変形可能である。図3の(c)において、一対の係止14a,14bが弾性変形するときに回動する方向を矢印18a,18bで示す。
係止片14a,14bの先端部には、段付き部19a,19bが設けられている。図6及び図7に示されるように、クランプ200がプロテクタ100の下方からそのクランプ取付孔6に挿入されたとき、一対の係止片14a,14bはクランプ取付孔6の内周面に押圧され、それらの基端部14a,14bを中心に内方(矢印18a,18bの内側方向)に向かって回動(弾性変形)する。一対の係止片14a,14bがクランプ取付孔6を通過すると、それらは外方(矢印18a,18bの外側方向)に回動(弾性復元)し、段付き部19a,19bがクランプ取付孔6の内周面を押圧する。この状態で、一対の係止片14a,14bの頂部17a,17bは、平面視においてクランプ取付孔6の外周縁よりも外方に配置しているため、クランプ200の抜止めが図られる(図8参照)。
図1及び図6に示されるように、本実施例のプロテクタ100の取付けブラケット3には、プロテクタ100の外壁部2と取付けブラケット3の周壁部5の内壁面から、クランプ取付孔6に向かって4本の誤組付け防止板21,22が設けられている。即ち、プロテクタ100の外壁部2から、外壁部2に直交する2本の誤組付け防止板21が所定間隔をおいて設けられているとともに、周壁部5の内壁面から、誤組付け防止板21とクランプ取付孔6を挟んで対向する2本の誤組付け防止板22が所定間隔をおいて設けられている。これらの誤組付け防止板21,22は、プロテクタ100の取付けブラケット3にクランプ200を組み付けるとき、クランプ200をプロテクタの下側からのみ組み付けられるようにし、かつプロテクタ100の上側から組み付けることができないようにするためのものである。なお、図6以降においては、クランプ200のボルト受け部11の図示を省略している。
クランプ200を、プロテクタ100の下側から組み付けたときの作用について説明する。図6に示されるように、クランプ200のクランプ本体部10が、プロテクタ100の下側から取付けブラケット3のクランプ取付孔6に挿入される。すると、図7に示されるように、一方の係止片14aの傾斜面部16aがクランプ取付孔6の下側の内周縁部に当接する。更にクランプ本体部10を押し込むと、係止片14aの傾斜面部16aがクランプ取付孔6の内周面に押圧され、基端部15aを中心に矢印18aの方向(内側方向)に弾性変形する。以後、傾斜面部16aにおけるこの位置を、弾性変形開始部P1と記載する。なお、他方の係止片14bの作用については、係止片14aの作用と同一であるため説明を省略する。
図8に示されるように、係止片14aの頂部17aがクランプ取付孔6を通過すると、係止片14aは矢印18aの反対方向(外側方向)に弾性復元する。そして、係止片14aの段付き部19aがクランプ取付孔6の内周面を押圧する。この状態で、係止片14aの頂部17aは、平面視においてクランプ取付孔6の内周縁部よりも外側に配置されているため、クランプ200の抜け止めが図られる。誤組付け防止板21,22の先端面21a,22aは、クランプ200がプロテクタ100の取付けブラケット3に組み付けられた状態で、係止片14aの頂部17aと干渉しないように、クランプ取付孔6よりも外方に設けられている。換言すれば、クランプ取付孔6の軸線(クランプ200の軸線Cと合致する)から誤組付け防止板21,22の先端面21a,22aまでの長さL1は、クランプ200の軸線Cから係止片14aの頂部17aまでの長さL2よりも長い(L1>L2)。
次に、クランプ200を、誤ってプロテクタ100の上側から組み付けたときの作用について説明する。図9及び図10に示されるように、クランプ200のクランプ本体部10を、プロテクタ100の上側からクランプ取付孔6に挿入すると、その上側の内周縁部と係止片14aの弾性変形開始部P1とが当接する。このままクランプ本体部10を押し込むと、係止片14aの傾斜面部16aがクランプ取付孔6の内周面に押圧され、基端部15aを中心に矢印18aの方向(内側方向)に弾性変形する。このとき、係止片14aが弾性復元しようとする力が、クランプ取付孔6の内周面を半径方向に押圧する。このときの反力が係止片14aの傾斜面部16aに作用するため、そのくさび効果によりクランプ本体部10は、挿入方向と逆方向に押し戻されようとする。
図10に示されるように、クランプ本体部10を押し戻す力に抗してクランプ本体部10を押し込むと、係止片14aの傾斜面部16aは徐々にクランプ取付孔6の内周面と平行に配置されるようになるため、そのくさび効果によりクランプ本体部10を押し戻そうとする力は、徐々に小さくなって消滅する。ここで、係止片14aの傾斜面部16aにおいて、クランプ本体部10を押し戻そうとする力が消滅する位置を、弾性変形臨界部P2と記載する。弾性変形臨界部P2は、係止片14aの傾斜面部16aにおいて、弾性変形開始部P1と頂部17aとの間に存する。
本実施例のプロテクタ100の取付けブラケット3では、取付板部4の上面から誤組付け防止板21,22が立設されている。これらの誤組付け防止板21,22における取付板部4の上面からの高さをHとする。そして、誤組付け防止板21,22の高さHは、クランプ200において、押え板部9とクランプ本体部10との接合面9aから、弾性変形開始部P1までの高さH1よりも短く、接合面9aから弾性変形臨界部P2までの高さH2よりも長い(H1>H>H2)。
これにより、プロテクタ100の上側からクランプ取付孔6に挿入されたクランプ200のクランプ本体部10は、係止片14aの傾斜面部16aのうち、弾性変形開始部P1が取付板部4の上側の内周縁部を通過し、弾性変形臨界部P2が取付板部4の上側の内周縁部よりも上方に配置された状態で、押え板部9の接合面9aが誤組付け防止板21,22に当接する。この結果、クランプ本体部10をそれ以上押し込むことが不能となる。これにより、作業者は、クランプ本体部10を押し込んだときの節度感を感じない。しかも、この状態で、係止片14aが弾性復元してその傾斜面部16aのくさび効果によってクランプ本体部10を押し戻そうとする力が発生しているため、作業者がクランプ200を押し込む力を緩めると、クランプ本体部10は自動的に押し戻される。その状態を、図10において二点鎖線で示す。これにより、作業者は、誤組付けであることを認識できる。
上記した実施例のプロテクタ100では、取付けブラケット3の周壁部5は、取付板部4に対して直角に設けられている。しかし、図11に示される実施例のプロテクタ100の取付けブラケット23のように、周壁部24が斜めに設けられていてもよい。この実施例の取付けブラケット23の場合、誤組付け防止板25,26の壁面25a,26aは、周壁部24と平行になるように斜めに設けられる。
本発明の実施例のプロテクタ100の平面図である。 車体7に取り付けた状態のプロテクタ100の正面図である。 (a)は本発明の実施例のクランプ200の平面図、(b)は同じく正面図、(c)は同じく側面図である。 プロテクタ100にクランプ200を組み付けて、車体7に取り付ける状態の作用説明図である。 車体7に取り付けられた状態におけるプロテクタ100の要部の断面図である。 下側からプロテクタ100にクランプ200を組み付ける状態の作用説明図である。 クランプ200を組み付ける途中の状態を示す作用説明図である。 クランプ200を組み付けた状態の作用説明図である。 上側からプロテクタ100にクランプ200を組み付ける状態の作用説明図である。 クランプ200の押え板部9が誤組付け防止板21,22に当接した状態を示す作用説明図である。 (a)は別実施例のプロテクタ100の取付けブラケット23の斜視図、(b)は(a)のX−X線断面図である。
符号の説明
100 プロテクタ(車両部材)
200 クランプ
4 取付板部(クランプ取付孔が形成されている部分)
6 クランプ取付孔
9 押え板部
9a 接合面
10 クランプ本体部
14a,14b 係止片(係止部材)
16a,16b 傾斜面部
21,22 誤組付け防止板(誤組付け防止部材)
21a,21b 先端面(内周面)
C 軸線
H 高さ(突出長)
H1 高さ(接合面から弾性変形開始部までの長さ)
H2 高さ(接合面から弾性変形臨界部までの長さ)
L1 長さ(誤組付け防止部材の内周面までの長さ)
L2 長さ(係止部材の頂部までの長さ)
P1 弾性変形開始部
P2 弾性変形臨界部
WH ワイヤハーネス

Claims (4)

  1. 車両部材にクランプを組み付けるときに、該クランプが誤って組み付けられることを防止する構造であって、
    前記クランプは、車両部材のクランプ取付孔に弾性変形しながら挿入され、前記クランプ取付孔を通過した状態で弾性復元して前記クランプ取付孔に係止される係止部材が設けられたクランプ本体部と、
    前記クランプ本体部と一体に設けられ、前記係止部材が前記クランプ取付孔を通過して係止された状態で、前記クランプ本体部をそれ以上挿入不能とする押え板部と、を備え、
    前記車両部材には、前記クランプ取付孔が形成されている部分の一方の面から突出し、該一方の面の側から前記クランプ取付孔に前記クランプ本体部が挿入されたときに、前記係止部材が前記クランプ取付孔を通過する前に前記押え板部と当接する誤組付け防止部材が設けられていて、
    前記クランプのクランプ本体部が、前記クランプ取付孔に一方の面の側から挿入され、前記押え板部が誤組付け防止部材に当接したとき、途中まで弾性変形された前記係止部材が弾性復元する力によって、前記クランプ本体部が挿入方向と逆の方向に押し戻され
    前記クランプ取付孔の軸線から前記誤組付け防止部材の内周面までの長さは、前記クランプ本体部の軸線から係止部材の傾斜面部の頂部までの長さよりも大であることを特徴とするクランプの誤組付け防止構造。
  2. 車両部材にクランプを組み付けるときに、該クランプが誤って組み付けられることを防止する構造であって、
    前記クランプは、車両部材のクランプ取付孔に弾性変形しながら挿入され、前記クランプ取付孔を通過した状態で弾性復元して前記クランプ取付孔に係止される係止部材が設けられたクランプ本体部と、
    前記クランプ本体部と一体に設けられ、前記係止部材が前記クランプ取付孔を通過して係止された状態で、前記クランプ本体部をそれ以上挿入不能とする押え板部と、を備え、
    前記車両部材には、前記クランプ取付孔が形成されている部分の一方の面から突出し、該一方の面の側から前記クランプ取付孔に前記クランプ本体部が挿入されたときに、前記係止部材が前記クランプ取付孔を通過する前に前記押え板部と当接する誤組付け防止部材が設けられていて、
    前記クランプのクランプ本体部が、前記クランプ取付孔に一方の面の側から挿入され、前記押え板部が誤組付け防止部材に当接したとき、途中まで弾性変形された前記係止部材が弾性復元する力によって、前記クランプ本体部が挿入方向と逆の方向に押し戻され、
    前記係止部材は、前記クランプ本体部の軸線方向に対して斜めに設けられた傾斜面部を有し、
    前記係止部材が前記車両部材のクランプ取付孔に挿入されて弾性変形したときに、その傾斜面部が前記クランプ本体部を前記挿入方向と逆の方向に押し戻そうとする力と、その傾斜面部が前記クランプ取付孔の内周面を前記挿入方向と直交する方向に押圧しようとする力とが等しくなる位置を係止部材の弾性変形臨界部と定義し、
    前記誤組付け防止部材における前記車両部材の一方の面からの突出長は、前記クランプ本体部と前記押え板部との接合面から、前記係止部材の弾性変形臨界部までの長さよりも大であることを特徴とすクランプの誤組付け防止構造。
  3. 前記係止部材が前記車両部材のクランプ取付孔に挿入されて弾性変形を開始する位置を係止部材の弾性変形開始部と定義したとき、
    前記誤組付け防止部材における前記車両部材の一方の面からの突出長は、前記クランプ本体部と前記押え板部との接合面から、前記係止部材の弾性変形開始部までの長さよりも小であることを特徴とする請求項2に記載のクランプの誤組付け防止構造。
  4. 前記車両部材は、車両に配索されるワイヤハーネスが落下することを防止するためのプロテクタであり、車体の底面部から突出したスタッドボルトが前記クランプ本体部に設けられたねじ部に係合されることによって前記プロテクタが車体に取り付けられることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のクランプの誤組付け防止構造。
JP2007320851A 2007-12-12 2007-12-12 クランプの誤組付け防止構造 Active JP4937098B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007320851A JP4937098B2 (ja) 2007-12-12 2007-12-12 クランプの誤組付け防止構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007320851A JP4937098B2 (ja) 2007-12-12 2007-12-12 クランプの誤組付け防止構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009144772A JP2009144772A (ja) 2009-07-02
JP4937098B2 true JP4937098B2 (ja) 2012-05-23

Family

ID=40915604

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007320851A Active JP4937098B2 (ja) 2007-12-12 2007-12-12 クランプの誤組付け防止構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4937098B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5767153B2 (ja) * 2012-04-04 2015-08-19 豊田鉄工株式会社 連結ピン組付補助具
JP7146836B2 (ja) * 2020-03-31 2022-10-04 矢崎総業株式会社 プロテクタ、及びプロテクタへのコネクタ固定構造
CN115355303B (zh) * 2022-10-21 2023-01-17 山东海利传动机械制造有限公司 一种汽车变速箱输入轴防错装置和防错方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3692704B2 (ja) * 1997-04-15 2005-09-07 日産自動車株式会社 バンパー埋込み型車両用灯具取付構造
JP3338697B2 (ja) * 2000-11-21 2002-10-28 日野自動車株式会社 ワイヤハーネス取付構造
JP4307191B2 (ja) * 2003-09-09 2009-08-05 大和化成工業株式会社 スタッドボルト用クランプ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009144772A (ja) 2009-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8393058B2 (en) Clip
US6749157B2 (en) Snap structure
KR20170136991A (ko) 개선된 체결 장치를 가지는 전기 연결기 조립체
JP4949936B2 (ja) コネクタ
JP2005267930A (ja) 回転嵌合式コネクタ
JP2007080737A (ja) コネクタ装置
JP5060849B2 (ja) コネクタ
JP6101664B2 (ja) コネクタ装置
JP4937098B2 (ja) クランプの誤組付け防止構造
JP4646123B2 (ja) プラグ型コネクタ
US20080299812A1 (en) Connector
JP3367463B2 (ja) ジョイントコネクタ
CN109494511B (zh) 连接器
JP6709754B2 (ja) コネクタハウジングの取付構造
JP2017007533A (ja) エアバッグモジュール
JP2015015139A (ja) 防水コネクタ
JP2007267470A (ja) 配線固定具
JP2010062053A (ja) コネクタ
CN109075486B (zh) 连接器
JP5189940B2 (ja) コネクタ
JP2015102152A (ja) クリップおよびピラーガーニッシュ取付構造
JP2006262667A (ja) ワイヤーハーネスプロテクタのロック構造
JP2009123530A (ja) コネクタ
JPH10199627A (ja) アースジョイントコネクタの取付構造
JP4739712B2 (ja) コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101126

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111014

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111021

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111207

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120202

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120221

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150302

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4937098

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250