JP2015185282A - コネクタの防水構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化を図りながら、防水性能の低下を抑制可能なコネクタの防水構造を提供する。
【解決手段】一対のハウジング2,3の一方は、嵌合方向に延在する第1筒体部26を有し、他方は、第1筒体部の筒体内に挿入される挿入部36と、挿入部の外周を包囲する第2筒体部37とを有しており、第1筒体部には、筒体内に挿入される挿入部の先端と対向して形成された内底面27にシール部材4が組み付けられ、挿入部の先端には、一対のハウジングの所期の嵌合位置でシール部材を内底面との間で挟持するシール部材突き当て面39を第2筒体部の先端面371よりも挿入方向の手前側に形成する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、一対のハウジングを嵌合して互いの端子同士を接続するコネクタの防水構造に関する。
従来から、自動車や自動二輪車等の車両に搭載される電気機器間を接続するためには、各種の防水構造を備えたコネクタが用いられている。このようなコネクタの防水構造の一例が特許文献1に開示されている。
特許文献1のコネクタでは、オス端子を保持するオスハウジングとメス端子を保持するメスハウジングとを嵌合して互いの端子を接続するようになっている。オスハウジングには筒状のフード部が設けられ、メスハウジングにはメス端子を収容してフード部に内嵌されるインナハウジングと、その外周を包囲するアウタハウジングが設けられている。オスハウジングのフード部は、インナハウジングとアウタハウジングの間に挿入されるようになっている。そして、環状のシール部材(パッキン)がインナハウジングの外周部に装着され、該パッキンがインナハウジングとアウタハウジングの間に挿入されたフード部の内周面と密着することで、端子同士の接続部分の防水が図られている。
しかしながら、この場合にはパッキンがインナハウジングの外周部に装着されるため、装着されたパッキンの肉厚分だけインナハウジングが拡径された状態となり、それに応じてアウタハウジングとの間隔(フード部の挿入空間となる間口)を拡張させなければならず、オスハウジング及びメスハウジングのサイズ(径寸法)が大きくなってしまう。
そこで、例えば特許文献2に開示されたコネクタのように、メスハウジングの端子収容室の内底面にパッキンを組み付け、メスハウジングの端子収容室に挿入されて内底面との間でパッキンを挟持する挿入部を設けた構成とすれば、内底面と挿入部(先端のパッキン突き当て面)との間で端子同士の接続部分への浸水を防止することができるから、コネクタの径方向のサイズアップを抑制することが可能となる。
特開2009−4110号公報 実開昭55−97988号公報
しかしながら、特許文献2に開示された構成では、メスハウジングへの挿入前の状態においてはオスハウジングの挿入部が完全に剥き出しとなっており、何ら保護されていない。このため、例えばオスハウジングの落下時などに挿入部の先端(パッキン突き当て面)が破損してパッキンを内底面との間で適正に挟持できなくなり、防水性能の低下を招くおそれがある。
本発明はこれを踏まえてなされたものであり、その解決しようとする課題は、小型化を図りながら、防水性能の低下を抑制可能なコネクタの防水構造を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明は、嵌合可能に形成されて所期の嵌合位置で互いに係止する係止機構を有する一対のハウジングと、前記一対のハウジングにそれぞれ形成された端子収容室と、前記端子収容室に保持された端子と、前記端子収容室を防水する弾性変形可能なシール部材とを備え、前記一対のハウジングを嵌合して互いの端子を接続するコネクタの防水構造であって、前記一対のハウジングの一方は、嵌合方向に延在する第1筒体部を有し、他方は、前記第1筒体部の筒体内に挿入される挿入部と、前記挿入部の外周を包囲する第2筒体部とを有しており、前記第1筒体部には、筒体内に挿入される前記挿入部の先端と対向して形成された内底面に前記シール部材が組み付けられ、前記挿入部の先端には、前記所期の嵌合位置で前記シール部材を前記内底面との間で挟持するシール部材突き当て面が前記第2筒体部の先端面よりも挿入方向の手前側に形成されることを特徴とする。
これによれば、例えば一対のハウジングを嵌合させる前に、シール部材突き当て面が形成されたハウジングが床などに落下したような場合であっても、落下時の衝撃をシール部材突き当て面ではなく第2筒体部の先端面で受けることができる。このように第2筒体部でシール部材突き当て面を保護することができるから、シール部材突き当て面の破損等を防ぎ、シール部材突き当て面を適正にシール部材と密着させることが可能となる。
前記シール部材は、前記第1筒体部の筒体内に臨む開口を有する環状に形成することができる。これにより、シール部材突き当て面と内底面との間で挟持されたときに、シール部材を肉厚方向(挟持方向)のみならず径方向にも弾性変形させやすく、弾性変形により潰れて広がったシール部材をシール部材突き当て面の周縁部に回り込ませることができるから、シール部材突き当て面とシール部材とを確実に密着させることが可能となる。
本発明によれば、小型化を図りながら、防水性能の低下を抑制可能なコネクタの防水構造を実現することができる。
本発明の一実施形態のコネクタ(オスハウジング及びメスハウジング)の構成を示す平面図である。 図1の矢印A1部分におけるコネクタの縦断面を矢印方向から示す図である。 本発明の一実施形態のオスハウジング、オス端子、シール部材の構成を示す斜視図である。 本発明の一実施形態のメスハウジング、メス端子の構成を示す斜視図である。 オスハウジングがメスハウジングに挿入された状態(嵌合前の状態)を示す縦断面図である(図1の矢印A1部分に相当)。 オスハウジングとメスハウジングを嵌合させた後の状態を示す縦断面図である(図1の矢印A1部分に相当)。
以下、本発明のコネクタの防水構造について、添付図面を参照して説明する。図1及び図2には、本発明の一実施形態の防水構造を備えたコネクタ1の全体構成がそれぞれ示されている。また、図3にはコネクタ1の一方のハウジング2、図4には他方のハウジング3の全体構成がそれぞれ示されている。以下の説明においては、図1〜図4に示す矢印X方向を左右方向、矢印Y方向を前後方向、矢印Z方向を上下方向という。このうち前後方向については、矢印Y1方向を前側(前方)、矢印Y2方向を後側(後方)とする。
図1及び図2に示すように、コネクタ1は、嵌合可能な一対のハウジング2,3を嵌合により一体化させて構成される。本実施形態では、一方のハウジング2がオス側、他方のハウジング3がメス側として形成され、オス側のハウジング(以下、オスハウジングという)2をメス側のハウジング(以下、メスハウジングという)3に挿入してこれらのハウジング2,3を嵌合させる。これらのハウジング2,3は、樹脂等からなる前後方向に長手の成形体であって、所期の嵌合位置で互いに係止する係止機構をそれぞれ有している。この場合、オスハウジング2には係止突起21が設けられ、メスハウジング3には係止突起21を係止させる係止アーム31が設けられている。また、嵌合時に互いの姿勢を安定させるべく、オスハウジング2には嵌合方向(前後方向)に沿って突条部22が設けられ、メスハウジング3には突条部22と噛み合う溝部32が形成されている。
図2及び図3に示すように、オスハウジング2には、端子(一例としてオス端子)23を保持する端子収容室24が内部に形成されている。オス端子23は、電線20の端末に取り付けられており、本実施形態では2本の電線20に1つずつ取り付けられて端子収容室24の端子保持部25に左右に2つ並んで保持されている。端子保持部25には、筒状の各差込部251からオス端子23が差し込まれる。差し込まれたオス端子23は、先端側の端子部231が端子収容室24(端子保持部25)から突出されるとともに、基端側に装着された防水栓(ゴム等からなるリング部材)232により差込部251に密着された状態で端子保持部25に保持される。防水栓232は、例えば電線20を伝うような端子収容室24内への浸水の防止を図っている。
また、オスハウジング2は、嵌合方向(前後方向)に延在する第1筒体部(以下、オス側筒体部という)26を有している。オス側筒体部26は、端子保持部25の差込部251とは反対側の周縁から筒状に伸長して2つのオス端子23の端子部231を包囲するとともに、その筒体内に底面(以下、内底面という)27を有するように形成されている。この場合、内底面27は、端子収容室24の前端面に相当し、オス端子23の端子部231は、内底面27から突出されている。また、内底面27は、オス側筒体部26の筒体内に挿入される後述するメスハウジング3の挿入部36の先端と対向するように形成されている。
オス側筒体部26の内底面27には、シール部材4が組み付けられている。シール部材4は、ゴム等の弾性材で形成され、一対のハウジング2,3における端子23,33同士の接続部分への浸水を防止する弾性変形可能な部材であって、例えばパッキンやOリング等がこれに相当する。本実施形態では一例として、オス側筒体部26の筒体内に臨む開口41を有する環状にシール部材4が形成され、該開口41からオス端子23の端子部231をオス側筒体部26の筒体内に突出させるようになっている。
この場合、シール部材4は、前後方向の断面形状が四隅を湾曲させた略矩形環状をなし、その大きさをオス側筒体部26の前後方向の断面形状(内底面27の形状)よりも一回り大きくして形成されている。したがって、シール部材4は、外周部をオス側筒体部26の内周面261と密着させた状態で内底面27に組み付けられる。内底面27に組み付ける場合には、例えば所定の冶具等を用いてオス側筒体部26の筒体内にシール部材4を嵌入し、内底面27まで押し込む。また、シール部材4は、後述する挿入部36のシール部材突き当て面39の内周部よりも開口41を一回り大きくして形成されている。
シール部材4を環状とすることで、後述するシール部材突き当て面39と内底面27との間で挟持されたときに肉厚方向(挟持方向)のみならず径方向にも弾性変形させやすく、弾性変形により潰れて広がったシール部材4をシール部材突き当て面39の周縁部に回り込ませることが可能となる。また、シール部材4を環状とすれば、開口41に相当する分だけコスト低減及び軽量化も図れる。
また、シール部材4は、後側(内底面27への組付側)が平坦に形成されており、内底面27とも密着する。一方、シール部材4は、前側(後述するシール部材突き当て面39からの押圧側)に二股のリップ42が形成されており、シール部材突き当て面39との接触面積が拡張されている。
図2及び図4に示すように、メスハウジング3には、端子(一例としてメス端子)33を保持する端子収容室34が内部に形成されている。メス端子33は、先端側にオス端子23の端子部231が挿入される箱形の接続部331が設けられ、防水栓(ゴム等からなるリング部材)332が装着された基端側で電線30の端末に取り付けられている。本実施形態では2本の電線30に1つずつメス端子33が取り付けられ、2つのメス端子33が端子収容室34の端子保持部35にオス端子23と対応して左右に並んで保持されている。防水栓332は、例えば電線30を伝うような端子収容室34内への浸水の防止を図っている。なお、オス端子23とメス端子33の数は同数であれば特に限定されない。
また、メスハウジング3は、オスハウジング2のオス側筒体部26の筒体内に挿入される挿入部36と、挿入部36の外周を包囲する第2筒体部(以下、メス側筒体部という)37とを有している。
メス側筒体部37は、挿入部36との間にオス側筒体部26の肉厚よりも大きな空隙Sをあけて挿入部36の外周を包囲し、該空隙Sにオス側筒体部26を挿入できるように形成されている。メス側筒体部37には、オス側筒体部26の外周に設けられた係止突起21を前後方向(空隙Sへのオス側筒体部26の挿入方向)に係止させる係止アーム31が設けられている。
挿入部36は、端子収容室34の端子保持部35を前後方向へメス端子32の周囲を覆うように延在させ、メス端子32の接続部331を臨ませる開口38が先端に形成されている。オス側筒体部26の筒体内への挿入部36の挿入時には、開口38を介して接続部331にオス端子23の端子部231(図3参照)が挿入されて、オスハウジング2とメスハウジング3の所期の嵌合位置で端子23,33同士が接続される。
この場合、挿入部36は、前後方向の断面形状が四隅を湾曲させた略矩形状をなし、その大きさをオス側筒体部26の前後方向の断面形状(内底面27の形状)よりも一回り小さくして形成されている。これにより、挿入部36は、オス側筒体部26の筒体内へスムーズに挿入されるようになっている。
挿入部36の先端には、シール部材突き当て面(以下、シール面という)39が開口38の周りに形成されている。シール面39は、所期の嵌合位置、具体的にはオス側筒体部26の係止突起21がメス側筒体部37の係止アーム31で係止される位置(図1及ぶ図2に示す位置)でシール部材4をオス側筒体部26の内底面27との間で挟持する。この場合、シール面39は、外周部がシール部材4の外周部よりも一回り小さく、内周部がシーズ部材4の内周部(開口41)よりも一回り小さく形成されている。そして、内底面27との間でシール部材4を挟持したシール面39は、後述するように弾性変形したシール部材4と密着する。
本実施形態では、シール面39は、メス側筒体部37の先端面371よりも挿入部36の挿入方向の手前側に形成されている。換言すれば、メス側筒体部37は、先端面371がシール面39の周囲を庇状に覆うようにシール面39よりも後方に突出して形成されている。
したがって、例えばオスハウジング2と嵌合させる前に、メスハウジング3が床などに落下したような場合であっても、シール面39がメス側筒体部37の先端面371よりも奥まって位置付けられているから、落下時の衝撃をシール面39ではなく先端面371で受けることができる。すなわち、メス側筒体部37でシール面39が保護され、シール面39の破損等を防ぐことができる。この結果、シール面39と内底面27との間でシール部材4を適正に挟持し、シール面39を確実にシール部材4と密着させることができるから、防水性能を低下させずに済む。
ここで、シール面39とシール部材4との密着態様について、オスハウジング2とメスハウジング3の嵌合過程に従って説明する。図5には、オスハウジング2がメスハウジング3に挿入された嵌合前(シール面39とシール部材4とを密着させる前)の状態、図6には、これらのハウジング2,3を所期の嵌合位置で嵌合させた後(シール面39とシール部材4とを密着させた後)の状態がそれぞれ示されている。
オスハウジング2とメスハウジング3を嵌合させる場合、図5に示すようにオスハウジング2をメスハウジング3に挿入する。具体的には、挿入部36とメス側筒体部37との間の空隙Sにオス側筒体部26を挿入するとともに、該オス側筒体部26の筒体内に挿入部36を挿入する。そして、図5に示す状態から挿入部36をオス側筒体26の筒体内にさらに挿入すると、シール面39がシール部材4に突き当たり、該シール部材4を内底面27へ向けて押圧する。
この場合、挿入部36は、図6に示すような所期の嵌合位置でシール面39が内底面27との間でシール部材4を挟持可能(換言すればシール面39でシール部材4を押圧可能)な長さで前後方向に形成されるのに対し、オス側筒体部26は、所期の嵌合位置で先端部262が空隙Sの内底面S1と接触しない長さで前後方向に形成されている。したがって、オス側筒体部26を空隙Sに挿入しても、所期の嵌合位置では先端部262が内底面S1に突き当たらないから、シール面39と内底面27との間でシール部材4が確実に挟持されてシール面39で押圧される。
押圧されたシール部材4は、外周部がシール面39の外周部よりも一回り大きく、内周部(開口41)がシール面39の内周部よりも一回り大きいため、外周部よりも内周部に押圧力を余計に受け、図6に示すように弾性変形により潰れて外周側に広がり、シール面39の周縁部391に回り込んでシール面39と密着した状態となる(同図の拡大図参照)。係止突起21が係止アーム31で係止されてオスハウジング2とメスハウジング3が所期の嵌合位置で嵌合された状態では、シール面39からシール部材4へのそれ以上の押圧はなされないが、シール部材4は弾性変形により潰れており、該弾性変形による変形力(復元力)が反力としてシール部材4からシール面39に作用される。このため、シール面39とシール部材4の密着状態がオスハウジング2とメスハウジング3の嵌合後も維持される。
また、シール部材4は、組み付け時においてオス側筒体部26の内周面261及び内底面27と密着しているが、シール部材4の変形力(弾性復元力)はこれらの面261,27にも作用されるから、シール部材4と内周面261及び内底面27との密着状態もハウジング2,3の嵌合後において維持される。
これにより、例えばメス側筒体部37やオス側筒体部26を伝って空隙Sに雨水等が浸水したとしても、その雨水等はシール面39と内底面27との間に挟持されたシール部材4で堰き止められ、オス端子23とメス端子33の接続部分には浸入しないから、端子接続部分の防水を図ることができる。
また、シール部材4の変形力(弾性復元力)は、係止突起21と係止アーム31を係止させる方向(前後方向)に作用されるから、これらをより強固に係止させて嵌合状態におけるハウジング2,3同士のガタつきなどを抑制することができる。この結果、嵌合後におけるオスハウジング2とメスハウジング3の姿勢を安定させることができる。
このように、本実施形態によれば、端子23,33同士の接続部分の防水をシール面39と内底面27でシール部材4を挟持させることで行えるから、ハウジング2,3の径方向(上下方向及び左右方向)のサイズアップを抑制してコネクタ1の小型化を図ることができる。そして、メス側筒体部37でシール面39を保護し、シール面39の破損等を防ぐことができるから、コネクタ1の小型化を図りながら、防水性能の低下を抑制することができる。
以上、本発明を図1〜図6に示すような一実施形態に基づいて説明したが、上述した実施形態は本発明の例示に過ぎないものであり、本発明は上述した実施形態の構成のみに限定されるものではない。したがって、本発明の要旨の範囲で変形又は変更された形態で本発明を実施可能であることは、当業者にあっては明白なことであり、そのような変形又は変更された形態が本願の特許請求の範囲に属することは当然のことである。
例えば、上述した本実施形態では、シール部材4を環状に形成しているが、シール部材は平板状としてもよいし、平板の周縁部をシール面39側へ突出させて環状の突条部を形成したような形態などとしても構わない。この場合、シール部材には、オス端子23の端子部231をオス側筒体部26の筒体内に突出させる貫通孔を形成する。また、ハウジングのオス・メスと、該ハウジングが保持する端子のオス・メスとは本実施形態のように一致していなくともよい。
上述した本発明の防水構造は、例えば自動車や自動二輪車等、屋外で雨風に晒されるような環境下で使用されるコネクタに適用することができるが、これに限定されるものではない。
1 コネクタ
2 ハウジング(オスハウジング)
3 ハウジング(メスハウジング)
4 シール部材
23 端子(オス端子)
24 端子収容室
26 第1筒体部(オス側筒体部)
27 内底面
33 端子(メス端子)
34 端子収容室
36 挿入部
37 第2筒体部(メス側筒体部)
39 シール部材突き当て面(シール面)
231 突出部(端子部)
371 先端面

Claims (2)

  1. 嵌合可能に形成されて所期の嵌合位置で互いに係止する係止機構を有する一対のハウジングと、前記一対のハウジングにそれぞれ形成された端子収容室と、前記端子収容室に保持された端子と、前記端子収容室を防水する弾性変形可能なシール部材とを備え、前記一対のハウジングを嵌合して互いの端子を接続するコネクタの防水構造であって、
    前記一対のハウジングの一方は、嵌合方向に延在する第1筒体部を有し、他方は、前記第1筒体部の筒体内に挿入される挿入部と、前記挿入部の外周を包囲する第2筒体部とを有しており、
    前記第1筒体部には、筒体内に挿入される前記挿入部の先端と対向して形成された内底面に前記シール部材が組み付けられ、
    前記挿入部の先端には、前記所期の嵌合位置で前記シール部材を前記内底面との間で挟持するシール部材突き当て面が前記第2筒体部の先端面よりも挿入方向の手前側に形成されることを特徴とするコネクタの防水構造。
  2. 前記シール部材は、前記第1筒体部の筒体内に臨む開口を有する環状に形成されることを特徴とする請求項1に記載のコネクタの防水構造。
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